JPH09127573A - モータ制御シャッタ装置 - Google Patents
モータ制御シャッタ装置Info
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- JPH09127573A JPH09127573A JP28059995A JP28059995A JPH09127573A JP H09127573 A JPH09127573 A JP H09127573A JP 28059995 A JP28059995 A JP 28059995A JP 28059995 A JP28059995 A JP 28059995A JP H09127573 A JPH09127573 A JP H09127573A
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- Japan
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- motor
- lens
- locking
- operating
- control circuit
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005405 multipole Effects 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 単一のモータでレンズの合焦位置決めと露出
とを行い、合焦の位置決めを細かい精度で制御できるモ
ータ制御シャッタ装置を提供する。 【解決手段】 撮影レンズを合焦位置へ移動するレンズ
移動部材3と、レンズ移動部材3を合焦位置に係止する
レンズ係止部材15と、レンズ係止部材15をその係止
から解除する方向に付勢する付勢部材15aと、正逆回
転可能なモータMとモータMにより作動されてレンズ係
止部材15及びセクタ開閉レバー20とを作動するロー
タ作動レバー11とを備え、レンズ移動部材3の作動中
に制御回路から出力される信号により、モータMが一方
向に回動し、ロータ作動レバー11によりレンズ係止部
材15をラチェット車5に係止させレンズ移動部材3を
合焦位置で停止させ、その後モータMを他方向に回動さ
せセクタ開閉レバー20を駆動し露出を行う。
とを行い、合焦の位置決めを細かい精度で制御できるモ
ータ制御シャッタ装置を提供する。 【解決手段】 撮影レンズを合焦位置へ移動するレンズ
移動部材3と、レンズ移動部材3を合焦位置に係止する
レンズ係止部材15と、レンズ係止部材15をその係止
から解除する方向に付勢する付勢部材15aと、正逆回
転可能なモータMとモータMにより作動されてレンズ係
止部材15及びセクタ開閉レバー20とを作動するロー
タ作動レバー11とを備え、レンズ移動部材3の作動中
に制御回路から出力される信号により、モータMが一方
向に回動し、ロータ作動レバー11によりレンズ係止部
材15をラチェット車5に係止させレンズ移動部材3を
合焦位置で停止させ、その後モータMを他方向に回動さ
せセクタ開閉レバー20を駆動し露出を行う。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、撮影レンズの合焦動作及
びセクタの開閉動作を単一のモータにより制御するモー
タ制御シャッタ装置に関する。
びセクタの開閉動作を単一のモータにより制御するモー
タ制御シャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズの合焦動作及び露出動作のた
めのセクタの開閉動作を単一のアクチュエータにより制
御するシャッタは特開平6−148716号公報等によ
って公知である。
めのセクタの開閉動作を単一のアクチュエータにより制
御するシャッタは特開平6−148716号公報等によ
って公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例では、撮影レンズを単一のアクチュエータ作動角度
差により複数の位置に係止するものであるため、露出を
細かく制御するために段カムの段の数を増加する場合に
アクチュエータの作動角度制御精度が高くないため露出
精度が低下する。また露出動作に際して、その設定位置
に係止しておくことが困難であり、また、係止機構及び
その解除機構を必要とし、構造が複雑になる。
来例では、撮影レンズを単一のアクチュエータ作動角度
差により複数の位置に係止するものであるため、露出を
細かく制御するために段カムの段の数を増加する場合に
アクチュエータの作動角度制御精度が高くないため露出
精度が低下する。また露出動作に際して、その設定位置
に係止しておくことが困難であり、また、係止機構及び
その解除機構を必要とし、構造が複雑になる。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、撮影レンズの合焦動作中にセ
クタを動作させる方向と異なる方向へモータを作動させ
ることにより、撮影レンズ移動部材を係止部材により離
脱不能に係合した後にモータを逆方向に作動させて露出
作動をさせることにより簡単な構造で露出精度の良いモ
ータ制御シャッタ装置を提供することを目的とする。
るためになされたもので、撮影レンズの合焦動作中にセ
クタを動作させる方向と異なる方向へモータを作動させ
ることにより、撮影レンズ移動部材を係止部材により離
脱不能に係合した後にモータを逆方向に作動させて露出
作動をさせることにより簡単な構造で露出精度の良いモ
ータ制御シャッタ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のモータ制御シャッタ装置は、カメラのレリーズ操作
に伴って撮影レンズを合焦位置へ移動するレンズ移動部
材と、レンズ移動部材を合焦位置に係止する係止部材
と、係止部材をその係止から解除する方向に付勢する付
勢部材と、静止位置に対して双方向にそれぞれ正逆回転
自在なモータと、モータを撮影レンズ合焦位置に停止す
る信号に応答して一方向に作動させ、かつシャッタ開閉
部材を作動するため他方向に作動させる制御回路と、モ
ータにより作動されて係止部材及びシャッタ開閉部材を
作動する作動部材とを備え、レンズ移動部材の作動中に
制御回路から出力される信号によりモータは一方向に往
復回動して作動部材により付勢部材に抗して係止部材を
離脱不能にレンズ移動部材に係止させ、その後他方向に
往復回動して作動部材によりシャッタ開閉部材を作動し
てシャッタを開閉する構成としたものである。
明のモータ制御シャッタ装置は、カメラのレリーズ操作
に伴って撮影レンズを合焦位置へ移動するレンズ移動部
材と、レンズ移動部材を合焦位置に係止する係止部材
と、係止部材をその係止から解除する方向に付勢する付
勢部材と、静止位置に対して双方向にそれぞれ正逆回転
自在なモータと、モータを撮影レンズ合焦位置に停止す
る信号に応答して一方向に作動させ、かつシャッタ開閉
部材を作動するため他方向に作動させる制御回路と、モ
ータにより作動されて係止部材及びシャッタ開閉部材を
作動する作動部材とを備え、レンズ移動部材の作動中に
制御回路から出力される信号によりモータは一方向に往
復回動して作動部材により付勢部材に抗して係止部材を
離脱不能にレンズ移動部材に係止させ、その後他方向に
往復回動して作動部材によりシャッタ開閉部材を作動し
てシャッタを開閉する構成としたものである。
【0006】また、カメラのレリーズ操作に伴って撮影
レンズを合焦位置へ移動するレンズ移動部材と、レンズ
移動部材を合焦位置に係止する係止部材と、レンズ移動
部材の移動量を検知する検知手段と、静止位置に対して
双方向にそれぞれ正逆回転自在なモータと、前記撮影レ
ンズを合焦位置に停止する信号に対応する前記検知部材
の出力信号に応答してモータを一方向に作動して係止部
材を作動させかつシャッタ開閉部材を作動するためモー
タを他方向に作動させる制御回路と、モータにより作動
されて係止部材及びシャッタ開閉部材を作動する作動部
材とを備え、検知手段はモータが他方向に作動すること
によりシャッタ開閉部材を作動するとき、シャッタ開閉
部材の移動量も検知して制御回路によりモータを逆転さ
せる構成としたものである。
レンズを合焦位置へ移動するレンズ移動部材と、レンズ
移動部材を合焦位置に係止する係止部材と、レンズ移動
部材の移動量を検知する検知手段と、静止位置に対して
双方向にそれぞれ正逆回転自在なモータと、前記撮影レ
ンズを合焦位置に停止する信号に対応する前記検知部材
の出力信号に応答してモータを一方向に作動して係止部
材を作動させかつシャッタ開閉部材を作動するためモー
タを他方向に作動させる制御回路と、モータにより作動
されて係止部材及びシャッタ開閉部材を作動する作動部
材とを備え、検知手段はモータが他方向に作動すること
によりシャッタ開閉部材を作動するとき、シャッタ開閉
部材の移動量も検知して制御回路によりモータを逆転さ
せる構成としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明をする。図1において、ステータ
9とロータ10とコイルLとはスイングモータMを構成
しており、ステータ9には極部9a、9bが設けられコ
イルLへの通電により、N極、S極が各々に発生する。
これによりロータ10は正逆両方向に回転することがで
きる。このスイングモータMの回転により駆動されてシ
ャッタ開口2を開閉するセクタ23、24は、シャッタ
開口2に対して対称的に配置されており、セクタ24は
図示されない地板に突設した軸25の回りに回動可能に
支持されている。
て図面を参照して説明をする。図1において、ステータ
9とロータ10とコイルLとはスイングモータMを構成
しており、ステータ9には極部9a、9bが設けられコ
イルLへの通電により、N極、S極が各々に発生する。
これによりロータ10は正逆両方向に回転することがで
きる。このスイングモータMの回転により駆動されてシ
ャッタ開口2を開閉するセクタ23、24は、シャッタ
開口2に対して対称的に配置されており、セクタ24は
図示されない地板に突設した軸25の回りに回動可能に
支持されている。
【0008】セクタ23は地板に突設した軸22の回り
に回動可能に支持され先端部に穴23aが設けてあり、
このセクタ23の上面にセクタ開閉レバー20が軸22
の回りに回動可能に支持されている。セクタ開閉レバー
20はバネ20dにより時計回り方向に付勢されてい
る。セクタ開閉レバー20の腕部20bは地板に設けら
れた係合ピン21と係合して、セクタ開閉レバー20の
バネ20dによる動きを規制している。セクタ開閉レバ
ー20のセクタ開閉レバーピン20aはセクタ23と軸
着しており、かつセクタ24の溝部24aと係合してセ
クタ23、24を駆動するようになっている。
に回動可能に支持され先端部に穴23aが設けてあり、
このセクタ23の上面にセクタ開閉レバー20が軸22
の回りに回動可能に支持されている。セクタ開閉レバー
20はバネ20dにより時計回り方向に付勢されてい
る。セクタ開閉レバー20の腕部20bは地板に設けら
れた係合ピン21と係合して、セクタ開閉レバー20の
バネ20dによる動きを規制している。セクタ開閉レバ
ー20のセクタ開閉レバーピン20aはセクタ23と軸
着しており、かつセクタ24の溝部24aと係合してセ
クタ23、24を駆動するようになっている。
【0009】また図1に示すロータ10にはロータ作動
レバー11が圧入固定されており、このロータ作動レバ
ー11はロータ10と一体的に回動する。ロータ作動レ
バー11に備えられたロータ作動レバーピン11aは、
地板に突設した軸13の回りに回動可能に支持された中
間部材12に係合する。ロータ作動レバー11と中間部
材12との間に隙間を確保するようにバネ12aの付勢
力に抗して係合ピン14が地板に設けられている。レン
ズ係止部材15は、軸17により回動自在に支持され、
バネ15aにより時計回り方向に付勢されている。シャ
ッタ開口2の回りに回動自在なレンズ移動部材3により
回動する中間車4及びラチェット車5が地板に支持され
ており、ラチェット車5の歯部5aは、セクタ23の穴
23aに対向している。
レバー11が圧入固定されており、このロータ作動レバ
ー11はロータ10と一体的に回動する。ロータ作動レ
バー11に備えられたロータ作動レバーピン11aは、
地板に突設した軸13の回りに回動可能に支持された中
間部材12に係合する。ロータ作動レバー11と中間部
材12との間に隙間を確保するようにバネ12aの付勢
力に抗して係合ピン14が地板に設けられている。レン
ズ係止部材15は、軸17により回動自在に支持され、
バネ15aにより時計回り方向に付勢されている。シャ
ッタ開口2の回りに回動自在なレンズ移動部材3により
回動する中間車4及びラチェット車5が地板に支持され
ており、ラチェット車5の歯部5aは、セクタ23の穴
23aに対向している。
【0010】レンズ移動部材3は、図示しない撮影レン
ズを合焦点位置へ移動するもので、レンズ開口2と同心
のリング状部材である。レンズ移動部材3は、中間車4
及びラチェット車5を介して、歯部5aをレンズ係止部
材15の爪部15bで係止して位置を調整される。レン
ズ係止部材15とラチェット車5との詳細部分は図3に
示す。ラチェット車5の外周部分には複数の傾斜した突
起5aが設けられ、レンズ係止部材15の鉤状の爪部1
5bと係合する。突起5aは、ラチェット車5の回動中
に爪部15bにより一旦係止されると、ラチェット車5
が逆回転しない限り爪部15bが離脱しないように構成
されている。
ズを合焦点位置へ移動するもので、レンズ開口2と同心
のリング状部材である。レンズ移動部材3は、中間車4
及びラチェット車5を介して、歯部5aをレンズ係止部
材15の爪部15bで係止して位置を調整される。レン
ズ係止部材15とラチェット車5との詳細部分は図3に
示す。ラチェット車5の外周部分には複数の傾斜した突
起5aが設けられ、レンズ係止部材15の鉤状の爪部1
5bと係合する。突起5aは、ラチェット車5の回動中
に爪部15bにより一旦係止されると、ラチェット車5
が逆回転しない限り爪部15bが離脱しないように構成
されている。
【0011】つまり、ラチェット車5の突起5aと爪部
15bとの係合面5bが爪部15bの先端15cの移動
軌跡Bを越えるようにラチェット車5の中心から角度が
α度傾いて構成されているため、爪部15bが突起5a
に噛合してラチェット車5を固定させているときにもバ
ネ15aの坑力に逆らってレンズ係止部材15はラチェ
ット車5に係止されるようになっている。また、突起5
aは、セクタ23の穴23aに対向しているから、ラチ
ェット車5が回動すると、穴23aを間歇的に開閉し、
下方のセンサ6に脈流信号を発生させ制御回路7に送ら
れる。なお、突起5aの1つが爪部15bに係止されて
いるとき他の突起5aは穴23を塞がないように構成さ
れている。さらに図1に示すロータ作動レバー11に備
えられたロータ作動レバーピン11bはセクタ開閉レバ
ー20と当接することができ、ロータ作動レバー11が
時計回り方向に回動することにより、セクタ開閉レバー
20を反時計回り方向に回動させセクタ開閉レバー20
がセクタ23、24を動作させることができる。
15bとの係合面5bが爪部15bの先端15cの移動
軌跡Bを越えるようにラチェット車5の中心から角度が
α度傾いて構成されているため、爪部15bが突起5a
に噛合してラチェット車5を固定させているときにもバ
ネ15aの坑力に逆らってレンズ係止部材15はラチェ
ット車5に係止されるようになっている。また、突起5
aは、セクタ23の穴23aに対向しているから、ラチ
ェット車5が回動すると、穴23aを間歇的に開閉し、
下方のセンサ6に脈流信号を発生させ制御回路7に送ら
れる。なお、突起5aの1つが爪部15bに係止されて
いるとき他の突起5aは穴23を塞がないように構成さ
れている。さらに図1に示すロータ作動レバー11に備
えられたロータ作動レバーピン11bはセクタ開閉レバ
ー20と当接することができ、ロータ作動レバー11が
時計回り方向に回動することにより、セクタ開閉レバー
20を反時計回り方向に回動させセクタ開閉レバー20
がセクタ23、24を動作させることができる。
【0012】このようなモータ制御シャッタ装置の作用
について次に説明する。図1は、シャッタ作動前の状態
であり、まず図2に示すカメラのレリーズボタン6が押
圧操作されると、制御回路7によりレンズ駆動部16を
作動し、レンズ移動部材3がシャッタ開口2の回りに反
時計方向に回動する。そして、中間車4を介してラチェ
ット車5が反時計方向に回動し、外周部の突起5aがセ
クタ23の穴23aを順次開閉して、センサ18に脈流
信号を発生させ、その信号は制御回路7に順次入力され
る。
について次に説明する。図1は、シャッタ作動前の状態
であり、まず図2に示すカメラのレリーズボタン6が押
圧操作されると、制御回路7によりレンズ駆動部16を
作動し、レンズ移動部材3がシャッタ開口2の回りに反
時計方向に回動する。そして、中間車4を介してラチェ
ット車5が反時計方向に回動し、外周部の突起5aがセ
クタ23の穴23aを順次開閉して、センサ18に脈流
信号を発生させ、その信号は制御回路7に順次入力され
る。
【0013】一方、AF部19からは撮影レンズを合焦
位置に設定すべき信号が制御回路7に入力されており、
センサ18からの信号がレンズ移動部材3の作動に対応
して制御回路7に入力され、両者の入力信号が合焦位置
と一致すると、制御回路7からは、モータ駆動部8を介
して図1に示すコイルLに通電する。コイルLヘの通電
により、まずステータ9の極部9aにS極、極部9bに
N極が発生し、ロータ10が反時計回り方向に回動す
る。この回動によりロータ10に圧入固定されたロータ
作動レバー11も反時計回り方向に回動するので、ロー
タ作動レバー11のロータ作動レバーピン11aと係合
している中間部材12が時計回り方向に回動される。同
時にレンズ係止部材15は、バネ15aに抗して軸16
の回りに反時計方向に回動され、爪部15bがラチェッ
ト車5の突起5aの1つに係合する。すなわちレンズ係
止部材15は、ラチェット車5をレンズ移動部材3の合
焦位置に係止することになる。
位置に設定すべき信号が制御回路7に入力されており、
センサ18からの信号がレンズ移動部材3の作動に対応
して制御回路7に入力され、両者の入力信号が合焦位置
と一致すると、制御回路7からは、モータ駆動部8を介
して図1に示すコイルLに通電する。コイルLヘの通電
により、まずステータ9の極部9aにS極、極部9bに
N極が発生し、ロータ10が反時計回り方向に回動す
る。この回動によりロータ10に圧入固定されたロータ
作動レバー11も反時計回り方向に回動するので、ロー
タ作動レバー11のロータ作動レバーピン11aと係合
している中間部材12が時計回り方向に回動される。同
時にレンズ係止部材15は、バネ15aに抗して軸16
の回りに反時計方向に回動され、爪部15bがラチェッ
ト車5の突起5aの1つに係合する。すなわちレンズ係
止部材15は、ラチェット車5をレンズ移動部材3の合
焦位置に係止することになる。
【0014】次にコイルLに逆方向通電が行われ、ロー
タ10、ロータ作動レバー11は時計回り方向に回動し
始める。このとき、レンズ係止部材15は爪部15bが
突起5aと係合したまま固定されているため、レンズ移
動部材3は合焦位置の状態を保持する。ロータ10が時
計回り方向の回転を続けると、ロータ作動レバー11に
備えてあるロータ作動レバーピン11bが時計回り方向
に回動することにより、今まで静止していたセクタ開閉
レバー20に当接し始め、セクタ開閉レバー20を反時
計回り方向に回動させる。それに伴いセクタ開閉レバー
20に備えてあるセクタ開閉レバーピン20aを介して
2枚のセクタ23、24が互いに反対方向に回動して露
出口が形成し始める。
タ10、ロータ作動レバー11は時計回り方向に回動し
始める。このとき、レンズ係止部材15は爪部15bが
突起5aと係合したまま固定されているため、レンズ移
動部材3は合焦位置の状態を保持する。ロータ10が時
計回り方向の回転を続けると、ロータ作動レバー11に
備えてあるロータ作動レバーピン11bが時計回り方向
に回動することにより、今まで静止していたセクタ開閉
レバー20に当接し始め、セクタ開閉レバー20を反時
計回り方向に回動させる。それに伴いセクタ開閉レバー
20に備えてあるセクタ開閉レバーピン20aを介して
2枚のセクタ23、24が互いに反対方向に回動して露
出口が形成し始める。
【0015】セクタ23が回動すると、先端部の穴23
aがセンサ18から待避するため、センサ18から脈流
信号が制御回路7に入力され、この信号が露出制御のた
めの起動信号及び露出演算のための基準信号となる。セ
クタ23、24は図2に示す測光部26からの被写体の
輝度情報、フィルム感度のISO情報27等により、制
御回路7において決定された露出位置まで回動し、その
後、コイルLに逆方向通電が行われて逆転(反時計回り
方向の回転)して露出を終了し、図1の状態に戻る。
aがセンサ18から待避するため、センサ18から脈流
信号が制御回路7に入力され、この信号が露出制御のた
めの起動信号及び露出演算のための基準信号となる。セ
クタ23、24は図2に示す測光部26からの被写体の
輝度情報、フィルム感度のISO情報27等により、制
御回路7において決定された露出位置まで回動し、その
後、コイルLに逆方向通電が行われて逆転(反時計回り
方向の回転)して露出を終了し、図1の状態に戻る。
【0016】その後、カメラのフィルム巻き上げが行わ
れ、同時に制御回路7がレンズ駆動部16に信号を送
り、レンズ駆動部16を介して、レンズ移動部材3を時
計方向に回転させる。レンズ係止部材15は、レンズ移
動部材3の回転に伴いラチェット車5が時計回り方向に
回動するので、バネ15aの付勢力により爪部15bが
突起5aから脱出して図1の状態に戻る。本発明のモー
タ制御シャッタ装置におけるモータは2極のいわゆるス
イングモータを用いたが、多極ロータから成るステップ
モータを用いてもよい。なお、センサ18は、セクタ及
びラチェット車を間に介在させたフォトカプラとした
り、或いはセクタまたはラチェット車で反射した光を受
光するフォトカプラとして構成することができる。
れ、同時に制御回路7がレンズ駆動部16に信号を送
り、レンズ駆動部16を介して、レンズ移動部材3を時
計方向に回転させる。レンズ係止部材15は、レンズ移
動部材3の回転に伴いラチェット車5が時計回り方向に
回動するので、バネ15aの付勢力により爪部15bが
突起5aから脱出して図1の状態に戻る。本発明のモー
タ制御シャッタ装置におけるモータは2極のいわゆるス
イングモータを用いたが、多極ロータから成るステップ
モータを用いてもよい。なお、センサ18は、セクタ及
びラチェット車を間に介在させたフォトカプラとした
り、或いはセクタまたはラチェット車で反射した光を受
光するフォトカプラとして構成することができる。
【0017】
【発明の効果】撮影レンズの合焦位置設定及びセクタの
駆動源は同一のモータであるが、撮影レンズの合焦位置
設定及びセクタを単独で作動させることができ、撮影レ
ンズの移動中にモータが一方向に回動してレンズ係止部
材をラチェット車に係合させ、その後は離脱しないよう
に維持されるので、簡単な構成で精度良く複数の合焦位
置に撮影レンズを停止制御することができる。またセン
サを使用することによりレンズ移動部材の駆動量をより
正確に捉えることができ精度を一層上げることができ
る。また1つのセンサを撮影レンズの位置検出とセクタ
の作動検出とに兼用できるため、廉価な装置を構成する
ことができる。
駆動源は同一のモータであるが、撮影レンズの合焦位置
設定及びセクタを単独で作動させることができ、撮影レ
ンズの移動中にモータが一方向に回動してレンズ係止部
材をラチェット車に係合させ、その後は離脱しないよう
に維持されるので、簡単な構成で精度良く複数の合焦位
置に撮影レンズを停止制御することができる。またセン
サを使用することによりレンズ移動部材の駆動量をより
正確に捉えることができ精度を一層上げることができ
る。また1つのセンサを撮影レンズの位置検出とセクタ
の作動検出とに兼用できるため、廉価な装置を構成する
ことができる。
【図1】本発明によるモータ制御シャッタ装置のシャッ
タ作動前の初期状態を示す平面図。
タ作動前の初期状態を示す平面図。
【図2】本発明によるモータ制御シャッタ装置の回路ブ
ロック図。
ロック図。
【図3】要部の部分拡大図。
2 シャッタ開口 3 レンズ移動部材 5 ラチェット車 11 ロータ作動レバー 15 レンズ係止部材 18 センサ 20 セクタ開閉レバー M モータ
Claims (2)
- 【請求項1】 カメラのレリーズ操作に伴って撮影レン
ズを合焦位置へ移動するレンズ移動部材と、前記レンズ
移動部材を合焦位置に係止する係止部材と、前記係止部
材をその係止から解除する方向に付勢する付勢部材と、
静止位置に対して双方向にそれぞれ正逆回転自在なモー
タと、前記モータを前記撮影レンズを合焦位置に停止す
る信号に応答して一方向に作動させかつシャッタ開閉部
材を作動するため他方向に作動させる制御回路と、前記
モータにより作動されて前記係止部材及び前記シャッタ
開閉部材を作動する作動部材とを備え、前記レンズ移動
部材の作動中に前記制御回路から出力される信号により
前記モータは一方向に往復回動して前記作動部材により
前記付勢部材に抗して前記係止部材を離脱不能に前記レ
ンズ移動部材に係止させ、その後他方向に往復回動して
前記作動部材により前記シャッタ開閉部材を作動してシ
ャッタを開閉することを特徴とするモータ制御シャッタ
装置。 - 【請求項2】 カメラのレリーズ操作に伴って撮影レン
ズを合焦位置へ移動するレンズ移動部材と、前記レンズ
移動部材を合焦位置に係止する係止部材と、前記レンズ
移動部材の移動量を検知する検知手段と、静止位置に対
して双方向にそれぞれ正逆回転自在なモータと、前記撮
影レンズを合焦位置に停止する信号に対応する前記検知
手段の出力信号に応答して前記モータを一方向に作動し
て前記係止部材を作動させかつシャッタ開閉部材を作動
するため前記モータを他方向に作動させる制御回路と、
前記モータにより作動されて前記係止部材及びシャッタ
開閉部材を作動する作動部材とを備え、前記検知手段は
前記モータが他方向に作動することにより前記シャッタ
開閉部材を作動するとき、前記シャッタ開閉部材の移動
量をも検知して前記制御回路により前記モータを逆転さ
せることを特徴とするモータ制御シャッタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28059995A JPH09127573A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | モータ制御シャッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28059995A JPH09127573A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | モータ制御シャッタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09127573A true JPH09127573A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17627284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28059995A Pending JPH09127573A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | モータ制御シャッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09127573A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2025001975A1 (zh) * | 2023-06-30 | 2025-01-02 | 华为技术有限公司 | 摄像头模组、芯片及电子设备和摄像头模组的控制方法 |
-
1995
- 1995-10-27 JP JP28059995A patent/JPH09127573A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2025001975A1 (zh) * | 2023-06-30 | 2025-01-02 | 华为技术有限公司 | 摄像头模组、芯片及电子设备和摄像头模组的控制方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040422 |