JPH09126280A - ベルト用抗張体およびベルト - Google Patents
ベルト用抗張体およびベルトInfo
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- JPH09126280A JPH09126280A JP7281915A JP28191595A JPH09126280A JP H09126280 A JPH09126280 A JP H09126280A JP 7281915 A JP7281915 A JP 7281915A JP 28191595 A JP28191595 A JP 28191595A JP H09126280 A JPH09126280 A JP H09126280A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ベルト用抗張体の耐水性を高める。
【解決手段】ガラス繊維束を下撚りした後に、この下撚
り糸8の複数本を引き揃えて、水素化ニトリルゴムラテ
ックスを用いたRFL液によって処理を施し、しかる後
に上撚りを施すことによって、下撚り糸8,8間の密着
性が高く且つ耐熱性が高いベルト用抗張体7を得る。
り糸8の複数本を引き揃えて、水素化ニトリルゴムラテ
ックスを用いたRFL液によって処理を施し、しかる後
に上撚りを施すことによって、下撚り糸8,8間の密着
性が高く且つ耐熱性が高いベルト用抗張体7を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯付ベルト、Vベ
ルト、平ベルト、変速ベルト等の各種ベルトに使用され
るベルト用抗張体、並びに該ベルト抗張体を用いた上記
歯付ベルト等のベルトに関する。
ルト、平ベルト、変速ベルト等の各種ベルトに使用され
るベルト用抗張体、並びに該ベルト抗張体を用いた上記
歯付ベルト等のベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】歯付ベルト等の伝動ベルトは、強靭性あ
るいは寸法安定性を向上させるため、ガラスコードを抗
張体に用いて強化することが広く行われている。たとえ
ば、自動車のOHC(オーバーヘッドカム)駆動に使用
される伝動ベルトの場合には、通常はECG150−3
/13(繊維径が9μmで、200本構成のガラス繊維
束を3本集めて下撚りして子なわとし、この子なわを1
3本集めて上撚りしたコード)が抗張体として採用され
ており、従って、これには上撚りと下撚りとがかかって
いる。
るいは寸法安定性を向上させるため、ガラスコードを抗
張体に用いて強化することが広く行われている。たとえ
ば、自動車のOHC(オーバーヘッドカム)駆動に使用
される伝動ベルトの場合には、通常はECG150−3
/13(繊維径が9μmで、200本構成のガラス繊維
束を3本集めて下撚りして子なわとし、この子なわを1
3本集めて上撚りしたコード)が抗張体として採用され
ており、従って、これには上撚りと下撚りとがかかって
いる。
【0003】このようなガラスコードは、ベルト本体ゴ
ムとの接着を良くするために、レゾルシン・ホルマリン
・ゴムラテックス(以下RFLと略す)で処理されたも
のが一般に使用されている(例えば、特公平3−422
90号公報、特開平4−59640号公報、特開平4−
50144号公報参照)。このRFL処理は上記ガラス
繊維束に対して行われている。すなわち、上記ガラス繊
維束をRFL液に浸漬し、引き上げてその加熱乾燥を行
なった後、上述の下撚りと上撚りとが行われるものであ
る。
ムとの接着を良くするために、レゾルシン・ホルマリン
・ゴムラテックス(以下RFLと略す)で処理されたも
のが一般に使用されている(例えば、特公平3−422
90号公報、特開平4−59640号公報、特開平4−
50144号公報参照)。このRFL処理は上記ガラス
繊維束に対して行われている。すなわち、上記ガラス繊
維束をRFL液に浸漬し、引き上げてその加熱乾燥を行
なった後、上述の下撚りと上撚りとが行われるものであ
る。
【0004】また、近時、自動車のエンジン付近の温度
上昇に伴い、自動車用ベルトのゴムとして従来のクロロ
プレンゴムよりもさらに耐熱性に優れる水素化ニトリル
ゴムも使用されるようになってきているが、この水素化
ニトリルゴムは、抗張体との接着性が他のゴムに比して
小さい。このため、上述の上撚り糸に、さらにゴム糊を
塗布する、という提案もある(特開平2−4715号公
報、特開平3−170534号公報参照)。
上昇に伴い、自動車用ベルトのゴムとして従来のクロロ
プレンゴムよりもさらに耐熱性に優れる水素化ニトリル
ゴムも使用されるようになってきているが、この水素化
ニトリルゴムは、抗張体との接着性が他のゴムに比して
小さい。このため、上述の上撚り糸に、さらにゴム糊を
塗布する、という提案もある(特開平2−4715号公
報、特開平3−170534号公報参照)。
【0005】ところが、これらのガラスコードに用いら
れているRFLは耐熱性に乏しい。そこで、ラテックス
成分として耐熱性に優れ、吸水性の低い水素化ニトリル
ゴム(H−NBR)ラテックスを用いたRFLで処理す
ることも提案されている(特開昭63−270877号
公報)。
れているRFLは耐熱性に乏しい。そこで、ラテックス
成分として耐熱性に優れ、吸水性の低い水素化ニトリル
ゴム(H−NBR)ラテックスを用いたRFLで処理す
ることも提案されている(特開昭63−270877号
公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような水
素化ニトリルゴムラテックス系RFLで処理してから下
撚りしさらに上撚りを加えてなるガラスコードは、撚り
が戻り易く(解け易く)、引き揃えの悪いコードとな
る。従って、これを抗張体に用いたベルトは、耐熱性の
面では期待する性能が得られるものの、雨天時のような
高温多湿下で使用すると、当該抗張体が早期に劣化して
ベルトの強力が著しく低下し、また、ベルトの耐屈曲疲
労性も低下し、ベルトの切断を招き易くなる、という問
題がある。すなわち、本発明の課題は、ガラス繊維製ベ
ルト用抗張体の耐熱性及び耐水性、ひいてはベルトの耐
熱性及び耐水性を改善することにある。
素化ニトリルゴムラテックス系RFLで処理してから下
撚りしさらに上撚りを加えてなるガラスコードは、撚り
が戻り易く(解け易く)、引き揃えの悪いコードとな
る。従って、これを抗張体に用いたベルトは、耐熱性の
面では期待する性能が得られるものの、雨天時のような
高温多湿下で使用すると、当該抗張体が早期に劣化して
ベルトの強力が著しく低下し、また、ベルトの耐屈曲疲
労性も低下し、ベルトの切断を招き易くなる、という問
題がある。すなわち、本発明の課題は、ガラス繊維製ベ
ルト用抗張体の耐熱性及び耐水性、ひいてはベルトの耐
熱性及び耐水性を改善することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、早くから上
記課題の原因究明に着手し、上記下撚り糸(3/0繊維
束)間の密着性が低く、しかも、抗張体内部への水の侵
入によって該密着性が大きく低下することを見出だし
た。
記課題の原因究明に着手し、上記下撚り糸(3/0繊維
束)間の密着性が低く、しかも、抗張体内部への水の侵
入によって該密着性が大きく低下することを見出だし
た。
【0008】すなわち、上記ガラス繊維束のガラス繊維
同士は上述のH−NBR系RFLによって接着され、ま
た、下撚りを構成するガラス繊維束同士も互いの表面の
RFLを介して隙間なく密着している。しかし、下撚り
糸の表面自体には粘着性がほとんどなく、このため、こ
の下撚り糸をさらに数本引き揃えて上撚りしても撚りが
戻り易く、コードの形態が安定しない。しかも、各下撚
り糸の表面には撚りによる微小凹凸があることから、下
撚り糸同士が完全には密着しておらず、抗張体内部に水
分が侵入すると、この水分によって下撚り糸間の密着性
が大きく低下し、自由度の大きくなった下撚り糸同士が
ずれ動いて互いに損傷を及ぼし合う、ということであ
る。以下、上記課題を解決する手段を具体的に説明す
る。
同士は上述のH−NBR系RFLによって接着され、ま
た、下撚りを構成するガラス繊維束同士も互いの表面の
RFLを介して隙間なく密着している。しかし、下撚り
糸の表面自体には粘着性がほとんどなく、このため、こ
の下撚り糸をさらに数本引き揃えて上撚りしても撚りが
戻り易く、コードの形態が安定しない。しかも、各下撚
り糸の表面には撚りによる微小凹凸があることから、下
撚り糸同士が完全には密着しておらず、抗張体内部に水
分が侵入すると、この水分によって下撚り糸間の密着性
が大きく低下し、自由度の大きくなった下撚り糸同士が
ずれ動いて互いに損傷を及ぼし合う、ということであ
る。以下、上記課題を解決する手段を具体的に説明す
る。
【0009】まず、請求項1に係る発明は、複数本のガ
ラス繊維からなるベルト用抗張体であって、複数本のガ
ラス繊維が、引き揃えられてレゾルシン・ホルマリンの
初期縮合物と水素化ニトリルゴムラテックスとの混合物
を主成分とする接着処理液に浸漬され引き上げられて加
熱処理されることによって、そのガラス繊維間に含浸し
た上記混合物を主成分とする接着剤によって互いに接着
された状態で、一方向に撚られてなることを特徴とする
ベルト用抗張体。
ラス繊維からなるベルト用抗張体であって、複数本のガ
ラス繊維が、引き揃えられてレゾルシン・ホルマリンの
初期縮合物と水素化ニトリルゴムラテックスとの混合物
を主成分とする接着処理液に浸漬され引き上げられて加
熱処理されることによって、そのガラス繊維間に含浸し
た上記混合物を主成分とする接着剤によって互いに接着
された状態で、一方向に撚られてなることを特徴とする
ベルト用抗張体。
【0010】請求項2に係る発明は、同じく複数本のガ
ラス繊維からなるベルト用抗張体であって、下撚りされ
たガラス繊維束の複数本が、引き揃えられてレゾルシン
・ホルマリンの初期縮合物と水素化ニトリルゴムラテッ
クスとの混合物を主成分とする接着処理液に浸漬され引
き上げられて加熱処理されることによって、そのガラス
繊維束間に含浸した上記混合物を主成分とする接着剤に
よって互いに接着された状態で、下撚りと逆方向に上撚
りされてなることを特徴とする。
ラス繊維からなるベルト用抗張体であって、下撚りされ
たガラス繊維束の複数本が、引き揃えられてレゾルシン
・ホルマリンの初期縮合物と水素化ニトリルゴムラテッ
クスとの混合物を主成分とする接着処理液に浸漬され引
き上げられて加熱処理されることによって、そのガラス
繊維束間に含浸した上記混合物を主成分とする接着剤に
よって互いに接着された状態で、下撚りと逆方向に上撚
りされてなることを特徴とする。
【0011】請求項3に係る発明は、上記請求項1又は
請求項2に記載されているベルト用抗張体の表面がゴム
を主成分とする被膜によって覆われていることを特徴と
するベルト用抗張体である。
請求項2に記載されているベルト用抗張体の表面がゴム
を主成分とする被膜によって覆われていることを特徴と
するベルト用抗張体である。
【0012】請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至
請求項3のいずれか一に記載されているベルト用抗張体
を備えていることを特徴とするベルトである。
請求項3のいずれか一に記載されているベルト用抗張体
を備えていることを特徴とするベルトである。
【0013】上記各発明で使用するガラス繊維は特に限
定されるものではなく、一般にいう無アルカリガラス繊
維を用いることができる。
定されるものではなく、一般にいう無アルカリガラス繊
維を用いることができる。
【0014】また、請求項1、2の各発明のRFLは、
レゾルシンとホルマリンとの初期縮合物を水素化ニトリ
ルゴムラテックスと混合したものであるが、必要に応じ
て柔軟剤等の添加剤を加えることができる。
レゾルシンとホルマリンとの初期縮合物を水素化ニトリ
ルゴムラテックスと混合したものであるが、必要に応じ
て柔軟剤等の添加剤を加えることができる。
【0015】また、請求項3に係る発明において、その
皮膜を形成するゴム材としては、特に限定されるもので
はないが、ベルト本体ゴムとの接着性を考慮すると、塩
化ゴム、ポリ塩化ビニル、クロロプレンゴム、クロロス
ルホン化ポリエチレン等のハロゲン含有物が好ましい。
また、上記皮膜の形成にあたって、ゴム等を溶解させる
溶剤としては、特に限定されるものではないが、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、エーテル
類、トリクロロエチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素
等が好適に用いられる。
皮膜を形成するゴム材としては、特に限定されるもので
はないが、ベルト本体ゴムとの接着性を考慮すると、塩
化ゴム、ポリ塩化ビニル、クロロプレンゴム、クロロス
ルホン化ポリエチレン等のハロゲン含有物が好ましい。
また、上記皮膜の形成にあたって、ゴム等を溶解させる
溶剤としては、特に限定されるものではないが、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、エーテル
類、トリクロロエチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素
等が好適に用いられる。
【0016】(作用)請求項1に係る発明では、ベルト
用抗張体が、ガラス繊維の複数本を引き揃え、これにR
FL処理を施した後、一方向の撚りを加えてなるもので
あるから、下撚り糸間の剥離という問題がそもそもな
く、これを伝動ベルト用抗張体として用いた場合、これ
までガラスコードの弱点であるとされた耐水屈曲疲労性
が改善される。すなわち、上記RFLのラテックスが水
素化ニトリルゴムであっても、耐水性が得られるもので
ある。かえって、上記RFLのラテックスが水素化ニト
リルゴムであるから、抗張体の耐熱性が高くなるととも
に、該水素化ニトリルゴムラテックスの吸水性が低いと
いう性質によって、集束しているガラス繊維同士の水分
による解けが防止され、ベルトの上記耐水屈曲疲労性の
向上に有利になる。
用抗張体が、ガラス繊維の複数本を引き揃え、これにR
FL処理を施した後、一方向の撚りを加えてなるもので
あるから、下撚り糸間の剥離という問題がそもそもな
く、これを伝動ベルト用抗張体として用いた場合、これ
までガラスコードの弱点であるとされた耐水屈曲疲労性
が改善される。すなわち、上記RFLのラテックスが水
素化ニトリルゴムであっても、耐水性が得られるもので
ある。かえって、上記RFLのラテックスが水素化ニト
リルゴムであるから、抗張体の耐熱性が高くなるととも
に、該水素化ニトリルゴムラテックスの吸水性が低いと
いう性質によって、集束しているガラス繊維同士の水分
による解けが防止され、ベルトの上記耐水屈曲疲労性の
向上に有利になる。
【0017】また、請求項2に係る発明では、各々下撚
りした複数本の下撚り糸を引き揃えてRFL処理を行な
った後に、下撚りとは逆方向の上撚りを加えたものであ
るから、RFLのラテックスが水素化ニトリルゴムであ
っても下撚り糸同士が該RFLを介して隙間なく密着
し、下撚り糸間への水の侵入が防がれて耐水性が高くな
る。しかも、当該抗張体は、剛性が低くなり、これを伝
動ベルト用抗張体として用いた場合、耐屈曲疲労性が高
くなる。そうして、上記RFLのラテックスが水素化ニ
トリルゴムであるから、請求項1に係る発明と同様に、
耐熱性、耐水屈曲疲労性の向上に有利になる。
りした複数本の下撚り糸を引き揃えてRFL処理を行な
った後に、下撚りとは逆方向の上撚りを加えたものであ
るから、RFLのラテックスが水素化ニトリルゴムであ
っても下撚り糸同士が該RFLを介して隙間なく密着
し、下撚り糸間への水の侵入が防がれて耐水性が高くな
る。しかも、当該抗張体は、剛性が低くなり、これを伝
動ベルト用抗張体として用いた場合、耐屈曲疲労性が高
くなる。そうして、上記RFLのラテックスが水素化ニ
トリルゴムであるから、請求項1に係る発明と同様に、
耐熱性、耐水屈曲疲労性の向上に有利になる。
【0018】請求項3に係る発明では、ベルト用抗張体
の表面にゴム皮膜が形成されているため、該抗張体とベ
ルト本体ゴムとの接着性が高まってベルト走行安定性が
向上し、耐水屈曲疲労性が飛躍的に改善される。
の表面にゴム皮膜が形成されているため、該抗張体とベ
ルト本体ゴムとの接着性が高まってベルト走行安定性が
向上し、耐水屈曲疲労性が飛躍的に改善される。
【0019】請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至
請求項3のいずれか一に記載されているベルト用抗張体
を用いたベルトであるから、上記各請求項に係る発明の
作用効果を得ることができる。
請求項3のいずれか一に記載されているベルト用抗張体
を用いたベルトであるから、上記各請求項に係る発明の
作用効果を得ることができる。
【0020】
<実施例1>図1にベルト1が示されている。このベル
ト1は歯付ベルト(伝動ベルト)であって、ベルト周方
向に設けられた抗張体2と、該抗張体2の片側(背面
側)に設けられた背ゴム3と、該背ゴム3とは反対側に
ベルト周方向に間隔をおいて所定ピッチで設けられた歯
ゴム4とを備え、歯ゴム4側が歯布5によって覆われて
いる。
ト1は歯付ベルト(伝動ベルト)であって、ベルト周方
向に設けられた抗張体2と、該抗張体2の片側(背面
側)に設けられた背ゴム3と、該背ゴム3とは反対側に
ベルト周方向に間隔をおいて所定ピッチで設けられた歯
ゴム4とを備え、歯ゴム4側が歯布5によって覆われて
いる。
【0021】図2には上記抗張体2が示されている。こ
の抗張体2は、各々200本の無アルカリガラス繊維
(直径9μmのEガラス)6を集束してなる33本の繊
維束を引き揃えて、ラテックスとしてH−NBR(水素
化ニトリルゴム)を用いた下記の配合のRFL液に浸漬
し、引き上げて250℃で1分間の熱処理を行なった
後、撚り回数2.0回/inchで撚りを施してなるガラス
コードによって形成されている。
の抗張体2は、各々200本の無アルカリガラス繊維
(直径9μmのEガラス)6を集束してなる33本の繊
維束を引き揃えて、ラテックスとしてH−NBR(水素
化ニトリルゴム)を用いた下記の配合のRFL液に浸漬
し、引き上げて250℃で1分間の熱処理を行なった
後、撚り回数2.0回/inchで撚りを施してなるガラス
コードによって形成されている。
【0022】−H−NBR系RFLの配合(重量比)− レゾルシン 7.2 37%ホルマリン 7.6 10%NaOH水溶液 7.0 H−NBRラテックス 401.7 (Zetpol 2020:日本ゼオン社製) 脱イオン水 465 上記背ゴム3及び歯ゴム4は水素化ニトリルゴムを主原
料とするゴム組成物によって形成されている。また、上
記歯布5は、ベルト幅方向に延びる糸に6,6-ナイロン糸
を使用し、ベルト長手方向に延びる糸に工業用6,6-ナイ
ロンのウーリー加工糸を使用したものである。
料とするゴム組成物によって形成されている。また、上
記歯布5は、ベルト幅方向に延びる糸に6,6-ナイロン糸
を使用し、ベルト長手方向に延びる糸に工業用6,6-ナイ
ロンのウーリー加工糸を使用したものである。
【0023】なお、上記歯付ベルト1は上記各材料を用
い通常の圧入法によって成形され、歯ピッチは8mmのS
TS歯型であり、歯数113、ベルト幅19mmである。
い通常の圧入法によって成形され、歯ピッチは8mmのS
TS歯型であり、歯数113、ベルト幅19mmである。
【0024】<実施例2>図3に示すように、本例の抗
張体7は、各々RFL処理が施された11本の子なわ
(下撚り糸)8を引き揃えて下撚りとは逆方向に上撚り
してなるものである。
張体7は、各々RFL処理が施された11本の子なわ
(下撚り糸)8を引き揃えて下撚りとは逆方向に上撚り
してなるものである。
【0025】すなわち、上記子なわ8は、各々200本
の無アルカリガラス繊維(実施例1と同様のもの)6を
集束してなる繊維束3本を引き揃えて、撚り回数2.0
回/inchで下撚りしてなるものである。上撚りに際して
は、この子なわ8を11本引き揃えて、実施例1と同様
のRFL液に浸漬し、引き上げて250℃で1分間の熱
処理を行なった後、下撚りと逆方向に撚り回数2.0回
/inchで上撚りを行なうことによってガラスコードを得
た。そして、このガラスコードを抗張体7として実施例
1と同様の歯付ベルト1を作成した。
の無アルカリガラス繊維(実施例1と同様のもの)6を
集束してなる繊維束3本を引き揃えて、撚り回数2.0
回/inchで下撚りしてなるものである。上撚りに際して
は、この子なわ8を11本引き揃えて、実施例1と同様
のRFL液に浸漬し、引き上げて250℃で1分間の熱
処理を行なった後、下撚りと逆方向に撚り回数2.0回
/inchで上撚りを行なうことによってガラスコードを得
た。そして、このガラスコードを抗張体7として実施例
1と同様の歯付ベルト1を作成した。
【0026】<実施例3>実施例1の撚糸後のガラスコ
ードを、クロロスルフォン化ポリエチレンを主成分とす
るゴム糊の20重量%溶液に浸漬し、引き上げて150
℃の雰囲気下で1分間の乾燥を行なうことによって、図
4に示すように、ガラスコードの表面にゴム皮膜9を形
成した。そして、これをベルト用抗張体10として実施
例1と同様の歯付ベルト1を作成した。
ードを、クロロスルフォン化ポリエチレンを主成分とす
るゴム糊の20重量%溶液に浸漬し、引き上げて150
℃の雰囲気下で1分間の乾燥を行なうことによって、図
4に示すように、ガラスコードの表面にゴム皮膜9を形
成した。そして、これをベルト用抗張体10として実施
例1と同様の歯付ベルト1を作成した。
【0027】<実施例4>実施例2の上撚糸後のガラス
コードに実施例3と同じゴム糊処理を施すことによっ
て、その表面にゴム皮膜を形成し、これをベルト用抗張
体として実施例1と同様の歯付ベルトを作成した。
コードに実施例3と同じゴム糊処理を施すことによっ
て、その表面にゴム皮膜を形成し、これをベルト用抗張
体として実施例1と同様の歯付ベルトを作成した。
【0028】<比較例1>直径9μmの無アルカリガラ
ス繊維(Eガラス)200本をそれぞれ集束した繊維束
3本を引き揃えて実施例1と同様のRFL液に浸漬し、
250℃で1分の熱処理を行なった後、撚り回数2.0
回/inchで下撚りをして子なわとした。この子なわを1
1本集めて上記下撚りと逆方向に撚り回数2.0回/in
chで上撚りをすることによってガラスコードを作成し
た。そして、これをベルト用抗張体として実施例1と同
様の歯付ベルトを作成した。
ス繊維(Eガラス)200本をそれぞれ集束した繊維束
3本を引き揃えて実施例1と同様のRFL液に浸漬し、
250℃で1分の熱処理を行なった後、撚り回数2.0
回/inchで下撚りをして子なわとした。この子なわを1
1本集めて上記下撚りと逆方向に撚り回数2.0回/in
chで上撚りをすることによってガラスコードを作成し
た。そして、これをベルト用抗張体として実施例1と同
様の歯付ベルトを作成した。
【0029】<比較例2>比較例1の上撚り後のガラス
コードの表面に実施例3と同様にしてゴム皮膜を形成
し、これをベルト用抗張体として、実施例1と同様の歯
付ベルト1を作成した。
コードの表面に実施例3と同様にしてゴム皮膜を形成
し、これをベルト用抗張体として、実施例1と同様の歯
付ベルト1を作成した。
【0030】<比較例3>実施例3において、H−NB
R系RFLに代えてそのラテックス成分をVp−SBR
(ビニルピリジン−スチレン−ブタジエンラテックス)
としたVp−SBR系RFLを用いる他は実施例3と同
じ条件及び方法によってガラスコードを作成し、これを
ベルト用抗張体として実施例1と同様の歯付ベルトを作
成した。
R系RFLに代えてそのラテックス成分をVp−SBR
(ビニルピリジン−スチレン−ブタジエンラテックス)
としたVp−SBR系RFLを用いる他は実施例3と同
じ条件及び方法によってガラスコードを作成し、これを
ベルト用抗張体として実施例1と同様の歯付ベルトを作
成した。
【0031】<比較例4>比較例2において、H−NB
R系RFLに代えて比較例3と同様にVp−SBR系R
FLを用いる他は比較例2と同じ条件及び方法によって
ガラスコードを作成し、これをベルト用抗張体として実
施例1と同様の歯付ベルトを作成した。
R系RFLに代えて比較例3と同様にVp−SBR系R
FLを用いる他は比較例2と同じ条件及び方法によって
ガラスコードを作成し、これをベルト用抗張体として実
施例1と同様の歯付ベルトを作成した。
【0032】(注水屈曲疲労試験)上記実施例及び比較
例の各ベルトについて屈曲疲労試験を行なった。すなわ
ち、歯付ベルトAを図5に示すベルト屈曲試験機を構成
する4つの大プーリ31と、相隣る大プーリ31間に配
置された4つの小プーリ32(直径30mm)とに巻き
かけ、ウエイト33にて上記歯付ベルトAに40kgf
のテンションをかけた状態で、水34を一時間に1リッ
トルの割合で歯付ベルトAの歯底に滴下させながら55
00rpmで切断まで走行させ、切断に至るまでのベル
トの屈曲回数を調べた。
例の各ベルトについて屈曲疲労試験を行なった。すなわ
ち、歯付ベルトAを図5に示すベルト屈曲試験機を構成
する4つの大プーリ31と、相隣る大プーリ31間に配
置された4つの小プーリ32(直径30mm)とに巻き
かけ、ウエイト33にて上記歯付ベルトAに40kgf
のテンションをかけた状態で、水34を一時間に1リッ
トルの割合で歯付ベルトAの歯底に滴下させながら55
00rpmで切断まで走行させ、切断に至るまでのベル
トの屈曲回数を調べた。
【0033】(熱老化後屈曲試験)供試ベルトを150
℃のオーブン中で168時間保持し、その後、これを図
5と同じレイアウトの走行試験機にかけ、1×108 回
屈曲走行後のベルト強力維持率を調べた。当該走行試験
では水は滴下させなかった。試験結果は注水屈曲疲労試
験の結果と併せて表1に示されている。
℃のオーブン中で168時間保持し、その後、これを図
5と同じレイアウトの走行試験機にかけ、1×108 回
屈曲走行後のベルト強力維持率を調べた。当該走行試験
では水は滴下させなかった。試験結果は注水屈曲疲労試
験の結果と併せて表1に示されている。
【0034】
【表1】
【0035】この表1の試験結果から明らかなように、
本実施例1〜4のように本発明による抗張体をベルトに
用いることによって、比較例1、2よりもベルトの耐水
屈曲性が飛躍的に向上することがわかり、しかも、比較
例3、4との対比から分かるように、耐熱性が保持され
る。
本実施例1〜4のように本発明による抗張体をベルトに
用いることによって、比較例1、2よりもベルトの耐水
屈曲性が飛躍的に向上することがわかり、しかも、比較
例3、4との対比から分かるように、耐熱性が保持され
る。
【0036】実施例1と実施例2とは、RFL処理前の
下撚りの有無のみが相違する関係にあり、また、実施例
3と実施例4との関係も同様である。これらの各々を比
較すると、下撚りを施したものの方が切断までの屈曲回
数が多く、また、熱老化走行後のベルト強力維持率も高
い。従って、ガラス繊維を下撚りしてからRFL処理を
施す方がベルトの耐屈曲性向上にさらに有利であること
がわかる。
下撚りの有無のみが相違する関係にあり、また、実施例
3と実施例4との関係も同様である。これらの各々を比
較すると、下撚りを施したものの方が切断までの屈曲回
数が多く、また、熱老化走行後のベルト強力維持率も高
い。従って、ガラス繊維を下撚りしてからRFL処理を
施す方がベルトの耐屈曲性向上にさらに有利であること
がわかる。
【0037】実施例1と実施例3とは、抗張体表面のゴ
ム皮膜の有無のみが相違する関係にあり、また、実施例
2と実施例4との関係も同様である。これらの各々を比
較すると、ゴム皮膜を有するものの方が切断までの屈曲
回数が多い。これは、ゴム皮膜によって抗張体とベルト
本体ゴム(背ゴム及び歯ゴム)との接着力が安定したも
のになり、ベルトの耐水走行性が向上したものと認めら
れる。
ム皮膜の有無のみが相違する関係にあり、また、実施例
2と実施例4との関係も同様である。これらの各々を比
較すると、ゴム皮膜を有するものの方が切断までの屈曲
回数が多い。これは、ゴム皮膜によって抗張体とベルト
本体ゴム(背ゴム及び歯ゴム)との接着力が安定したも
のになり、ベルトの耐水走行性が向上したものと認めら
れる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ガラス繊
維の複数本を引き揃え、これを水素化ニトリルゴムラテ
ックスを用いたRFL液で処理し、これに一方向の撚り
を加えたものであるため、耐熱性が良好で水の存在下に
おいても繊維の密着性が損なわれることなく、結果とし
てこれをベルト用抗張体として用いると従来のものに比
べ、飛躍的に耐水屈曲走行性能が向上する。
維の複数本を引き揃え、これを水素化ニトリルゴムラテ
ックスを用いたRFL液で処理し、これに一方向の撚り
を加えたものであるため、耐熱性が良好で水の存在下に
おいても繊維の密着性が損なわれることなく、結果とし
てこれをベルト用抗張体として用いると従来のものに比
べ、飛躍的に耐水屈曲走行性能が向上する。
【0039】請求項2に係る発明によれば、下撚りされ
たガラス繊維束の複数本を引き揃えて水素化ニトリルゴ
ムラテックスを用いたRFL液で処理し、下撚りとは逆
方向に上撚りしたものであるから、抗張体の剛性を和ら
げることができ、耐屈曲疲労性が向上する。
たガラス繊維束の複数本を引き揃えて水素化ニトリルゴ
ムラテックスを用いたRFL液で処理し、下撚りとは逆
方向に上撚りしたものであるから、抗張体の剛性を和ら
げることができ、耐屈曲疲労性が向上する。
【0040】請求項3に係る発明によれば、抗張体の表
面にゴム皮膜を設けたから、該抗張体とベルト本体ゴム
との接着性が向上し、ベルトの走行安定性が向上する。
面にゴム皮膜を設けたから、該抗張体とベルト本体ゴム
との接着性が向上し、ベルトの走行安定性が向上する。
【0041】請求項4に係る発明によれば、上記請求項
1乃至請求項3の各発明の効果を発揮するベルトが得ら
れる。
1乃至請求項3の各発明の効果を発揮するベルトが得ら
れる。
【図1】歯付ベルトの縱断面図。
【図2】実施例1のベルト用抗張体を示す一部断面にし
た斜視図。
た斜視図。
【図3】実施例2のベルト用抗張体を示す一部断面にし
た斜視図。
た斜視図。
【図4】実施例3のベルト用抗張体を示す一部断面した
斜視図。
斜視図。
【図5】ベルト屈曲疲労試験機の概略構成図。
1 歯付ベルト 2,7 抗張体 3 背ゴム 4 歯ゴム 5 歯布 6 ガラス繊維 8 子なわ(下撚り糸) 9 ゴム糊層 31 大プーリ 32 小プーリ 33 ウエイト 34 水 A 供試ベルト
Claims (4)
- 【請求項1】 複数本のガラス繊維からなるベルト用抗
張体であって、 複数本のガラス繊維が、引き揃えられてレゾルシン・ホ
ルマリンの初期縮合物と水素化ニトリルゴムラテックス
との混合物を主成分とする接着処理液に浸漬され引き上
げられて加熱処理されることによって、そのガラス繊維
間に含浸した上記混合物を主成分とする接着剤によって
互いに接着された状態で、一方向に撚られてなることを
特徴とするベルト用抗張体。 - 【請求項2】 複数本のガラス繊維からなるベルト用抗
張体であって、 下撚りされたガラス繊維束の複数本が、引き揃えられて
レゾルシン・ホルマリンの初期縮合物と水素化ニトリル
ゴムラテックスとの混合物を主成分とする接着処理液に
浸漬され引き上げられて加熱処理されることによって、
そのガラス繊維束間に含浸した上記混合物を主成分とす
る接着剤によって互いに接着された状態で、下撚りと逆
方向に上撚りされてなることを特徴とするベルト用抗張
体。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載されている
ベルト用抗張体の表面がゴムを主成分とする被膜によっ
て覆われていることを特徴とするベルト用抗張体。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
載されているベルト用抗張体を備えていることを特徴と
するベルト。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7281915A JPH09126280A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ベルト用抗張体およびベルト |
AT96117027T ATE204060T1 (de) | 1995-10-30 | 1996-10-23 | Lastaufnahmeelement eines riemens, herstellungsverfahren dafür und dieses aufweisendes riemen |
EP96117027A EP0777066B1 (en) | 1995-10-30 | 1996-10-23 | Tension member for belt, method of producing the same and belt including the same |
DE69614343T DE69614343T2 (de) | 1995-10-30 | 1996-10-23 | Lastaufnahmeelement eines Riemens, Herstellungsverfahren dafür und dieses aufweisendes Riemen |
US08/736,359 US6068916A (en) | 1995-10-30 | 1996-10-23 | Tension member for belt, method of producing the same and belt including the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7281915A JPH09126280A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ベルト用抗張体およびベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126280A true JPH09126280A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17645735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7281915A Pending JPH09126280A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ベルト用抗張体およびベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09126280A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007309523A (ja) * | 2002-04-25 | 2007-11-29 | Mitsuboshi Belting Ltd | 歯付ベルト |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP7281915A patent/JPH09126280A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007309523A (ja) * | 2002-04-25 | 2007-11-29 | Mitsuboshi Belting Ltd | 歯付ベルト |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990202 |