JPH0912126A - ロール用スリーブの保護材 - Google Patents
ロール用スリーブの保護材Info
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- JPH0912126A JPH0912126A JP16375995A JP16375995A JPH0912126A JP H0912126 A JPH0912126 A JP H0912126A JP 16375995 A JP16375995 A JP 16375995A JP 16375995 A JP16375995 A JP 16375995A JP H0912126 A JPH0912126 A JP H0912126A
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 10
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Landscapes
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、構造がシンプルで加工・組立、交換
が容易、且つ材料が安価で耐摩耗性や衝撃吸収力に優れ
たロール用スリーブの保護材を提供することを目的とし
ている。 【構成】ロールを覆う円筒状スリーブの両端から軸方向
に刻設され、該スリーブ固定用コッタ金具を挿入するU
字形受溝の内面保護材であって、該内面保護部材は、前
記スリーブU字形溝の両側壁被覆板及びスリーブ内径当
接舌片を有し、該両側壁被覆板を拡幅方向に付勢する付
勢部を備えたU字形部材であることを特徴とするロール
用スリーブの保護材である。
が容易、且つ材料が安価で耐摩耗性や衝撃吸収力に優れ
たロール用スリーブの保護材を提供することを目的とし
ている。 【構成】ロールを覆う円筒状スリーブの両端から軸方向
に刻設され、該スリーブ固定用コッタ金具を挿入するU
字形受溝の内面保護材であって、該内面保護部材は、前
記スリーブU字形溝の両側壁被覆板及びスリーブ内径当
接舌片を有し、該両側壁被覆板を拡幅方向に付勢する付
勢部を備えたU字形部材であることを特徴とするロール
用スリーブの保護材である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール用スリーブの保
護材に関し、特に、鋼材を熱処理する焼鈍炉用ハースロ
ールとそれを覆うカーボンあるいはセラミック製スリー
ブとを固定する接続部において、該ロール側コッタ金具
を挿入する該スリーブ側受溝の破損を防止し、該スリー
ブの長寿命化を図る技術に係わる。
護材に関し、特に、鋼材を熱処理する焼鈍炉用ハースロ
ールとそれを覆うカーボンあるいはセラミック製スリー
ブとを固定する接続部において、該ロール側コッタ金具
を挿入する該スリーブ側受溝の破損を防止し、該スリー
ブの長寿命化を図る技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】鋼材を熱処理する際に利用する焼鈍炉の
炉床には、鋼材を搬送するためハースロールが設けられ
ている。そして、このハースロールは、表面を高熱、摩
耗等から守るため、耐熱合金製であったり、表面を該合
金で溶射コーティングしたり、カーボンあるいはセラミ
ックスリーブを被せて、長寿命化を図っている。
炉床には、鋼材を搬送するためハースロールが設けられ
ている。そして、このハースロールは、表面を高熱、摩
耗等から守るため、耐熱合金製であったり、表面を該合
金で溶射コーティングしたり、カーボンあるいはセラミ
ックスリーブを被せて、長寿命化を図っている。
【0003】このうち、カーボンあるいはセラミック製
スリーブ(以下、単にカーボンスリーブという)を使用
するものは、該スリーブをハースロール本体と同期して
回転させる都合上、図4に示すように、ハースロール3
の端部円周に棒状のコッタ金具4を複数個(通常、1〜
4個)取付け、カーボンスリーブ1側に切った該コッタ
金具4のU字形受溝7にぴったり挿入するよう形成され
ている。
スリーブ(以下、単にカーボンスリーブという)を使用
するものは、該スリーブをハースロール本体と同期して
回転させる都合上、図4に示すように、ハースロール3
の端部円周に棒状のコッタ金具4を複数個(通常、1〜
4個)取付け、カーボンスリーブ1側に切った該コッタ
金具4のU字形受溝7にぴったり挿入するよう形成され
ている。
【0004】しかしながら、該ハースロール3は600
〜1000℃の高温で使用され、しかもハースロール3
の材質とカーボン等では熱膨張が10倍は異なっている
ので、使用中にコッタ金具4と該受溝7の間にガタが生
じ、それに衝撃や摩耗が加わると、該受溝7は亀裂を生
じたり、最終的には破損してしまう。この破損が起きる
と、スリーブ1を交換する必要があるが、少なくとも2
〜3時間は焼鈍炉の操業を停止せねばならず、熱的にも
生産的にも大きな損害を受けることになる。そこで、該
コッタ金具4の受溝7の破損防止が従来から研究され、
種々の対策が提案されている。例えば、特開平1−31
2026号公報は、受溝部表面を六方晶BNでコーティ
ングする方法を、特開平3−249122号公報は、コ
ッタ金具数を1本にしたスリーブロールを、特開平3−
229830号公報は、駆動ピンが挿入される細長いピ
ン当接孔を有するスリーブを、特開平1−316413
号公報は、スリーブを分割してつなぎ合わせると共に、
該スリーブの内側に凹部を設けて、ハースロール軸の凸
部とのひっかかりによって駆動する技術を開示してい
る。
〜1000℃の高温で使用され、しかもハースロール3
の材質とカーボン等では熱膨張が10倍は異なっている
ので、使用中にコッタ金具4と該受溝7の間にガタが生
じ、それに衝撃や摩耗が加わると、該受溝7は亀裂を生
じたり、最終的には破損してしまう。この破損が起きる
と、スリーブ1を交換する必要があるが、少なくとも2
〜3時間は焼鈍炉の操業を停止せねばならず、熱的にも
生産的にも大きな損害を受けることになる。そこで、該
コッタ金具4の受溝7の破損防止が従来から研究され、
種々の対策が提案されている。例えば、特開平1−31
2026号公報は、受溝部表面を六方晶BNでコーティ
ングする方法を、特開平3−249122号公報は、コ
ッタ金具数を1本にしたスリーブロールを、特開平3−
229830号公報は、駆動ピンが挿入される細長いピ
ン当接孔を有するスリーブを、特開平1−316413
号公報は、スリーブを分割してつなぎ合わせると共に、
該スリーブの内側に凹部を設けて、ハースロール軸の凸
部とのひっかかりによって駆動する技術を開示してい
る。
【0005】しかしながら、前述の従来技術には、それ
ぞれ次のような問題点がある。すなわち、特開平1−3
12026号公報や特開平1−316413号公報記載
の技術は、高価なBNを使用したり、あるいは構造が複
雑で高コストになり、現実に採用し難い。特開平3−2
29830号公報や上記特開平1−316413号公報
記載のものは、加工・組立が難しいく、上記同様に高コ
ストになる。また、特開平3−249122号公報は、
1本のコッタ金具で係止するので、簡単で良いが、その
技術的論拠が不明で実用上の不安があり、これも採用し
難い。
ぞれ次のような問題点がある。すなわち、特開平1−3
12026号公報や特開平1−316413号公報記載
の技術は、高価なBNを使用したり、あるいは構造が複
雑で高コストになり、現実に採用し難い。特開平3−2
29830号公報や上記特開平1−316413号公報
記載のものは、加工・組立が難しいく、上記同様に高コ
ストになる。また、特開平3−249122号公報は、
1本のコッタ金具で係止するので、簡単で良いが、その
技術的論拠が不明で実用上の不安があり、これも採用し
難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
を鑑み、構造がシンプルで加工・組立、交換が容易、且
つ材料が安価で耐摩耗性や衝撃吸収力に優れたロール用
スリーブの保護材を提供することを目的としている。
を鑑み、構造がシンプルで加工・組立、交換が容易、且
つ材料が安価で耐摩耗性や衝撃吸収力に優れたロール用
スリーブの保護材を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記目的を達
成するため鋭意研究し、カーボンスリーブ本体に作用す
る力のFEM解析(有限要素法)を行った。その結果、
該カーボンスリーブ本体には、その曲げ強度(メーカー
保証値200kgf/cm2 )の1/3〜1/4以下の
応力しか発生していない、つまり、強度的には問題ない
が、使用後のカーボンスリーブのU字形受溝(以下、単
に受溝という)は、図3(b)に示すように、大きく摩
耗していることが多かった。この事実は、カーボンスリ
ーブの該受溝での亀裂発生が、コッタ金具とカーボンと
の摩耗によりガタが増大し、使用中にその部分にかかる
衝撃力が静荷重の場合の数倍にも達するのが原因と示唆
するものである。そこで、発明者は、カーボンスリーブ
の割損防止・長寿命化には、「受溝の摩耗を防止しガタ
付きを少なくする」ことと判断し、本発明を創案するに
至った。
成するため鋭意研究し、カーボンスリーブ本体に作用す
る力のFEM解析(有限要素法)を行った。その結果、
該カーボンスリーブ本体には、その曲げ強度(メーカー
保証値200kgf/cm2 )の1/3〜1/4以下の
応力しか発生していない、つまり、強度的には問題ない
が、使用後のカーボンスリーブのU字形受溝(以下、単
に受溝という)は、図3(b)に示すように、大きく摩
耗していることが多かった。この事実は、カーボンスリ
ーブの該受溝での亀裂発生が、コッタ金具とカーボンと
の摩耗によりガタが増大し、使用中にその部分にかかる
衝撃力が静荷重の場合の数倍にも達するのが原因と示唆
するものである。そこで、発明者は、カーボンスリーブ
の割損防止・長寿命化には、「受溝の摩耗を防止しガタ
付きを少なくする」ことと判断し、本発明を創案するに
至った。
【0008】すなわち、本発明は、ロールを覆う円筒状
スリーブの両端から軸方向に刻設され、該スリーブ固定
用コッタ金具を挿入するU字形受溝の内面保護材であっ
て、該内面保護部材は、前記スリーブU字形溝の両側壁
被覆板及びスリーブ内径当接舌片を有し、該両側壁被覆
板を拡幅方向に付勢する付勢部を備えたU字形部材であ
ることを特徴とするロール用スリーブの保護材である。
スリーブの両端から軸方向に刻設され、該スリーブ固定
用コッタ金具を挿入するU字形受溝の内面保護材であっ
て、該内面保護部材は、前記スリーブU字形溝の両側壁
被覆板及びスリーブ内径当接舌片を有し、該両側壁被覆
板を拡幅方向に付勢する付勢部を備えたU字形部材であ
ることを特徴とするロール用スリーブの保護材である。
【0009】また、本発明は、スリーブ材質がカーボン
であることを特徴とするロール用スリーブの保護材であ
り、さらに、その材料を弾力性のある耐熱鋼としたこと
を特徴とするロール用スリーブの保護材でもある。
であることを特徴とするロール用スリーブの保護材であ
り、さらに、その材料を弾力性のある耐熱鋼としたこと
を特徴とするロール用スリーブの保護材でもある。
【0010】
【作用】本発明では、ロールを覆う円筒状スリーブの両
端から軸方向に刻設され、該スリーブ固定用コッタ金具
を挿入するU字形受溝の内面保護材であって、該内面保
護部材は、前記スリーブU字形溝の両側壁被覆板及びス
リーブ内径当接舌片を有し、該両側壁被覆板を拡幅方向
に付勢する付勢部を備えたU字形部材であるようにした
ので、従来はロール側のコッタ金具とスリーブ側の受溝
が直接触れて摺動していたのを、本保護材で動かないよ
うにでき、スリーブ材の摩耗を最小限に抑えるようにな
る。その結果、スリーブの割損が減少して、寿命が延長
できるようになり、操業の中断時間が大幅に減った。
端から軸方向に刻設され、該スリーブ固定用コッタ金具
を挿入するU字形受溝の内面保護材であって、該内面保
護部材は、前記スリーブU字形溝の両側壁被覆板及びス
リーブ内径当接舌片を有し、該両側壁被覆板を拡幅方向
に付勢する付勢部を備えたU字形部材であるようにした
ので、従来はロール側のコッタ金具とスリーブ側の受溝
が直接触れて摺動していたのを、本保護材で動かないよ
うにでき、スリーブ材の摩耗を最小限に抑えるようにな
る。その結果、スリーブの割損が減少して、寿命が延長
できるようになり、操業の中断時間が大幅に減った。
【0011】また、本発明では、スリーブ材質がカーボ
ンであり、また材料を、弾力性のある耐熱鋼としたこと
を特徴とするロール用スリーブの保護材としたので、上
記効果は確実に達成できるようになった。以下、実施例
において、図1〜3に基づき、本発明の内容を説明す
る。
ンであり、また材料を、弾力性のある耐熱鋼としたこと
を特徴とするロール用スリーブの保護材としたので、上
記効果は確実に達成できるようになった。以下、実施例
において、図1〜3に基づき、本発明の内容を説明す
る。
【0012】
【実施例】図1(a)〜(c)は、カーボン製スリーブ
1の前記受溝7に、本発明に係る保護材2を取り付けた
組立図である。該保護材2の材質は、ここでは耐熱鋼で
あり、その形状は、帯状材をほぼU形に成形してある。
そして、該保護材2のU字形奥部は、正確にはΩ字形で
あり、その形状であることにより、両側壁被覆板8が壁
側に常に付勢する力が働くようになっている(以下、そ
の奥部を付勢部6という)。図1(c)は、該付勢部6
を拡大して示したものであるが、スリーブ1側の受溝7
先端部の半径Rとロール3に付帯したコッタ金具4の頭
部外径rとの関係が、熱膨張を考慮して使用最大温度で
のR’とr’がほぼ等しくなるように、該付勢部6は設
計される。本実施例では、常温でのRを25mmとすれ
ば、カーボンスリーブ1及び保護材2の熱膨張係数が、
それぞれ0.4×10-6/℃及び17×10-6/℃であ
るから、使用最大温度1000℃に合わせて、R’=2
5.01mmとなり、r’を25.01mmにすると、
r(保護材2の付勢部製作時)は24.59mmとなっ
た。また、この付勢部6は、該保護材2自体がスリーブ
端部に移動して軸方向へ抜出すことの防止機能も有して
いる。
1の前記受溝7に、本発明に係る保護材2を取り付けた
組立図である。該保護材2の材質は、ここでは耐熱鋼で
あり、その形状は、帯状材をほぼU形に成形してある。
そして、該保護材2のU字形奥部は、正確にはΩ字形で
あり、その形状であることにより、両側壁被覆板8が壁
側に常に付勢する力が働くようになっている(以下、そ
の奥部を付勢部6という)。図1(c)は、該付勢部6
を拡大して示したものであるが、スリーブ1側の受溝7
先端部の半径Rとロール3に付帯したコッタ金具4の頭
部外径rとの関係が、熱膨張を考慮して使用最大温度で
のR’とr’がほぼ等しくなるように、該付勢部6は設
計される。本実施例では、常温でのRを25mmとすれ
ば、カーボンスリーブ1及び保護材2の熱膨張係数が、
それぞれ0.4×10-6/℃及び17×10-6/℃であ
るから、使用最大温度1000℃に合わせて、R’=2
5.01mmとなり、r’を25.01mmにすると、
r(保護材2の付勢部製作時)は24.59mmとなっ
た。また、この付勢部6は、該保護材2自体がスリーブ
端部に移動して軸方向へ抜出すことの防止機能も有して
いる。
【0013】次に、図2(a)〜(c)に、該保護材2
の詳細を示す。該保護材2の開放端側は、スリーブの受
溝壁との密着性を良くするため、常にスリーブ壁側に常
に開くよう(付勢するよう)θ>0にすることが必要で
あり、その力は前記付勢部6と材質の弾性でまかなって
いる。なお、該θの設定は、該保護材2の厚みtとの関
係でカーボンスリーブに過大な負荷がかからないように
することが望ましく、本実施例では3°とした。また、
本発明に係る保護材2は、使用中にスリーブの半径方向
へ抜ける恐れもあるので、それを防ぐため、該保護材2
には、図2(c)に示すスリーブ内径当接部舌片5(図
では、斜線部)が設けられている。
の詳細を示す。該保護材2の開放端側は、スリーブの受
溝壁との密着性を良くするため、常にスリーブ壁側に常
に開くよう(付勢するよう)θ>0にすることが必要で
あり、その力は前記付勢部6と材質の弾性でまかなって
いる。なお、該θの設定は、該保護材2の厚みtとの関
係でカーボンスリーブに過大な負荷がかからないように
することが望ましく、本実施例では3°とした。また、
本発明に係る保護材2は、使用中にスリーブの半径方向
へ抜ける恐れもあるので、それを防ぐため、該保護材2
には、図2(c)に示すスリーブ内径当接部舌片5(図
では、斜線部)が設けられている。
【0014】最後になるが、実際に熱延鋼板用焼鈍炉
(炉内温度、950℃)で外径180mmのハースロー
ルで使用した。その際、カーボンスリーブの前記受溝7
(幅15mm)は円周方向に等間隔で4本あったが、い
ずれの受溝7も該保護材2をぴったりと装着できた。そ
の結果、従来の保護材2を使用しなかった場合に比べ、
カーボンスリーブの寿命が3〜4倍になった。
(炉内温度、950℃)で外径180mmのハースロー
ルで使用した。その際、カーボンスリーブの前記受溝7
(幅15mm)は円周方向に等間隔で4本あったが、い
ずれの受溝7も該保護材2をぴったりと装着できた。そ
の結果、従来の保護材2を使用しなかった場合に比べ、
カーボンスリーブの寿命が3〜4倍になった。
【0015】なお、本実施例は、ロールを焼鈍炉ハース
ロール、スリーブをカーボン製、保護材を耐熱鋼とした
が、本発明はそれらに限るものではない。
ロール、スリーブをカーボン製、保護材を耐熱鋼とした
が、本発明はそれらに限るものではない。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、構造
がシンプルで加工・組立、交換が容易、且つ材料が安価
で耐摩耗性や衝撃吸収力に優れたロール用スリーブの保
護材を完成させた。その結果、ロール用スリーブとロー
ルとの固定部に、それぞれの材料の熱膨張差によりやむ
を得ず発生するガタを防止できるようになり、スリーブ
の該固定部に発生する亀裂の発生を遅らせて該スリーブ
の寿命を大幅に延長できた。
がシンプルで加工・組立、交換が容易、且つ材料が安価
で耐摩耗性や衝撃吸収力に優れたロール用スリーブの保
護材を完成させた。その結果、ロール用スリーブとロー
ルとの固定部に、それぞれの材料の熱膨張差によりやむ
を得ず発生するガタを防止できるようになり、スリーブ
の該固定部に発生する亀裂の発生を遅らせて該スリーブ
の寿命を大幅に延長できた。
【図1】本発明に係る保護材をスリーブに取りつけた状
態を示す図であり、(a)は平面図、(b)スリーブ端
部の縦断面図、(c)は保護材付勢部の説明図である。
態を示す図であり、(a)は平面図、(b)スリーブ端
部の縦断面図、(c)は保護材付勢部の説明図である。
【図2】本発明に係る保護材の詳細であり、(a)は平
面図、(b)は側面図、(c)はA−A矢視図である。
面図、(b)は側面図、(c)はA−A矢視図である。
【図3】カーボンスーブに刻設した受溝を示す図であ
り、(a)は使用前、(b)は使用後の状態を表す。
り、(a)は使用前、(b)は使用後の状態を表す。
【図4】ロールにスリーブをかぶせた状況を示す図であ
り、(a)は側面図、(b)は(a)のB−B矢視、
(c)はスリーブをロールから抜出した状況を示す図で
ある。
り、(a)は側面図、(b)は(a)のB−B矢視、
(c)はスリーブをロールから抜出した状況を示す図で
ある。
1 スリーブ 2 保護材 3 ロール 4 コッタ金具 5 当接舌片 6 U字形の付勢部 7 受溝 8 両側壁被覆板
Claims (3)
- 【請求項1】 ロールを覆う円筒状スリーブの両端から
軸方向に刻設され、該スリーブ固定用コッタ金具を挿入
するU字形受溝の内面保護材であって、 該内面保護部材は、前記スリーブU字形溝の両側壁被覆
板及びスリーブ内径当接舌片を有し、該両側壁被覆板を
拡幅方向に付勢する付勢部を備えたU字形部材であるこ
とを特徴とするロール用スリーブの保護材。 - 【請求項2】 スリーブ材質がカーボンであることを特
徴とする請求項1記載のロール用スリーブの保護材。 - 【請求項3】 材料を、弾力性のある耐熱鋼としたこと
を特徴とする請求項1記載のロール用スリーブの保護
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16375995A JPH0912126A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | ロール用スリーブの保護材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16375995A JPH0912126A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | ロール用スリーブの保護材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0912126A true JPH0912126A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15780168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16375995A Withdrawn JPH0912126A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | ロール用スリーブの保護材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0912126A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10044409B2 (en) | 2015-07-14 | 2018-08-07 | At&T Intellectual Property I, L.P. | Transmission medium and methods for use therewith |
US10340603B2 (en) | 2016-11-23 | 2019-07-02 | At&T Intellectual Property I, L.P. | Antenna system having shielded structural configurations for assembly |
US10340601B2 (en) | 2016-11-23 | 2019-07-02 | At&T Intellectual Property I, L.P. | Multi-antenna system and methods for use therewith |
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