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JPH09117101A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

Info

Publication number
JPH09117101A
JPH09117101A JP26547595A JP26547595A JPH09117101A JP H09117101 A JPH09117101 A JP H09117101A JP 26547595 A JP26547595 A JP 26547595A JP 26547595 A JP26547595 A JP 26547595A JP H09117101 A JPH09117101 A JP H09117101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling air
inlet
outlet
stator frame
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26547595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Nakahama
敬文 中濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26547595A priority Critical patent/JPH09117101A/ja
Publication of JPH09117101A publication Critical patent/JPH09117101A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 風胴を大形化することなく高流量が得られ、
冷却性能の向上を図り得る回転電機を提供する。 【解決手段】 固定子枠23の上部に配設された風胴2
2内部を仕切面46により二分する。風胴22内のう
ち、排気導風路48の軸方向右端面のうち上半部を排出
口45とし、下半部を右端板49により塞ぐ。この右端
板49は、上半部49aを排気導風路48内に向かって
傾斜するように折曲げると共に、その上端から前記仕切
面46に向かって軸方向に延びる延設部49bを一体に
形成する。これにより、排気導風路48は上部通路50
と下部通路51とに区画される。そして、右端板49の
上半部49aが傾斜していることにより上部通路50の
排出口45側の断面積が排気口45に向かって漸次大き
くなるので、冷却風が排出口45から排出される際の排
気損失が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定子枠の上部に
風胴を配置して、この風胴を介して冷却風を内部に取り
入れると共に冷却風を外部に排出する回転電機に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の回転電機、例
えば防滴形回転電機である防滴形電動機の一例を図9に
示す。防滴形電動機は、電動機本体1と、この電動機本
体1の上部に配置された風胴2とから構成されている。
電動機本体1は、固定子枠3とこの固定子枠3の両端部
に装着された軸受ブラケット4,4とからなる外殻の内
部に固定子5及び回転子6等を収容して構成されてお
り、回転子6の回転軸7が、前記軸受ブラケット4,4
の中央部内側に嵌合された軸受8,8に回転可能に支承
されている。固定子枠3の上面には、図示左側端部に位
置して流入口9が、右側端部に位置して流出口10が形
成されている。そして、回転軸7の右側端部には前記流
出口10と対向位置して冷却ファン11が固定され、こ
の冷却ファン11が回転軸7と一体に回転すると、流入
口9から電動機本体1内部に冷却風が取り入れられると
共に、その冷却風が流出口10から外部に排出されるよ
うになっている。
【0003】風胴2は、軸方向両端面、この場合左端面
の上部に吸入口12が、右端面の上半部に排出口13が
形成されている。風胴2内部は、軸方向に垂直な仕切面
14で仕切られており、これによって風胴2内のうち吸
入口12側部分が吸気導風路15、排出口13側部分が
排気導風路16となっている。
【0004】排気導風路16は、右端面のうち上記した
排出口13を除く下半部が右端板17により塞がれてお
り、この右端板17には上端から軸方向内側に向かって
延びる仕切部18が一体に形成されている。この仕切部
18により排気導風路16は上部通路16aと下部通路
16bとに区画され、仕切部18が前記仕切面14から
離れて設けられていることにより、上下部通路16a,
16bは連通される。
【0005】このように構成された電動機においては、
回転軸7の回転に伴って冷却ファン11が回転される
と、吸入口12から冷却風が吸入され、その冷却風は吸
気通風路15を通って固定子枠3の流入口9まで案内さ
れる。流入口9から電動機本体1内部に流入した冷却風
は、各空間を通って電動機本体1内の各部で発生した熱
を奪った後、流出口10から流出する。そして、流出口
10から流出した冷却風は排気導風路16を通って排出
口13まで案内され、該排出口13から外部に排出され
る。
【0006】電動機の冷却は、主に電動機本体1内部を
流通する冷却風を通じての放熱により行われるため、こ
の冷却風量を増加させることが冷却性能の向上につなが
る。防滴形電動機は、雨等の水滴が電動機本体1内に侵
入することを防止するため、固定子枠3上に風胴2が設
けられ、外部から電動機本体1内に流入する冷却風は吸
気導風路15を介して取込まれ、また電動機本体1内か
ら流出する冷却風は排気導風路16を介して外部に排出
される。従って、電動機本体1内を流通する冷却風量を
増大させるためには、風胴2内の冷却風の流通量を増大
させる必要がある。
【0007】上記風胴2内の通風系においては、主に次
のような通風損失が生じる。すなわち、外部の冷却風が
吸入口12を通過して吸気導風路15に流入する際には
入口損失が生じる。また、流出口10から排気導風路1
6内に流入した空気は、まず、下部通路16bを固定子
枠3に沿って左側に向かって流れる。やがて、この冷却
風は仕切面14に衝突して或いは自然に流れの向きを変
えて上部通路16aに入るが、この冷却風の流れの向き
が変わる際に流れの内側や外側において渦が発生する等
の通風損失が生じる。そして、上部通路16a内に入っ
た冷却風は、排出口13に向かい、該排出口13から外
側に排出されるが、この際に排気損失が発生する。
【0008】このような通風損失を低減するためには、
各流路の断面積を大きくして流速を下げればよいが、こ
の場合、風胴2を大形化することは電動機全体の大形化
を引き起こすことになる。
【0009】そこで、本発明の目的は、風胴を大形化す
ることなく高流量が得られ、冷却性能の向上を図り得る
回転電機を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回転電機は、冷
却風を内部に取入れる流入口とその冷却風を外部に排出
する流出口とを上面部に軸方向に距離を隔てて設けた固
定子枠と、この固定子枠の上部に配置され、軸方向両端
面に吸入口および排出口を有すると共に内部を吸入口か
ら吸入した冷却風を前記固定子枠の流入口に案内する吸
気導風路と前記固定子枠の流出口から排出された冷却風
を排出口に案内する排気導風路とに仕切った風胴とを具
備し、前記風胴の排気導風路に、該排気導風路を前記流
出口に連なる下部通路と前記排出口に連なる上部通路と
に区画すると共に、それら上下部両通路を前記排出口と
は反対側の端部において連通させる仕切部を設け、この
仕切部の上面の少なくとも前記排出口側を傾斜または湾
曲させて前記上部通路の排出口側の断面積が該排出口に
向かって漸次大きくなるように構成したところに特徴を
有する(請求項1)。
【0011】このとき、排気導風路の上部通路の排出口
側に、当該上部通路を複数段に仕切る仕切板を仕切部に
沿うように設けると良い(請求項2)。そして、排気導
風路の仕切部の上面のうち、上部通路と下部通路との連
通部側を凸状の湾曲面に形成すると良く(請求項3)、
または、連通路における上部通路の上部隅角部を凹状の
湾曲面に形成すると良い(請求項4)。或いは、上部通
路と下部通路との連通部側を凸状の湾曲面に形成し且つ
連通路における上部通路の上部隅角部を凹状の湾曲面に
形成すると良い(請求項5)。
【0012】また、本発明の回転電機は、冷却風を内部
に取入れる流入口とその冷却風を外部に排出する流出口
とを上面部に軸方向に距離を隔てて設けた固定子枠と、
この固定子枠の上部に配置され、軸方向両端面に吸入口
および排出口を有すると共に内部を吸入口から吸入した
冷却風を前記固定子枠の流入口に案内する吸気導風路と
前記固定子枠の流出口から排出された冷却風を排出口に
案内する排気導風路とに仕切った風胴とを具備し、前記
風胴の吸入口を筒状に形成し、その断面積を風胴外側に
向かって漸次大きくなるように構成したところに特徴を
有する(請求項6)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を防滴形電動機に適
用した場合の第1実施例について、図1を参照して説明
する。防滴形電動機は、電動機本体21と、その上部に
配置された風胴22とから構成されており、図1には、
電動機本体21の下半部が省略されて示されている。
【0014】まず、電動機本体21の外殻は、鋼板製の
固定子枠23と、この固定子枠23の両端部に装着され
た軸受ブラケット24,24とから構成されている。軸
受ブラケット24,24の中央部内側には軸受25が装
着され、この軸受25に回転軸26が回転可能に支持さ
れている。固定子枠23の上面部には軸方向に距離を隔
てて、この場合、図示左側端部に流入口27が、図示右
側端部に流出口28が設けられている。
【0015】固定子枠23の内周面には前記流入口27
及び流出口28の間に位置して内方に突出し軸方向に延
びるリブ29が設けられており、このリブ29の内側端
部に内接するように固定子30が前記流入口27側へ寄
せて配設されている。この固定子30は、鉄心ブロック
31と、放射方向に延び且つ円周方向に間欠的に配列さ
れた板状の多数の第1のスペーサ32とを交互に軸方向
に配列し、これらを固定子押え板33によって一体化し
て構成されている。この結果、固定子30は、第1のス
ペーサ32によって各鉄心ブロック31間に第1の通風
ダクト34が形成された構造になる。尚、35は固定子
30に巻装された固定子コイルである。
【0016】また、固定子30の内側には回転子36が
配設されている。回転子36は、鉄心ブロック37と、
放射方向に延び且つ円周方向に間欠的に配列された多数
の第2のスペーサ38とを交互に軸方向に配列し、これ
らを図示しないクランプによって一体化してなり、この
配列により各鉄心ブロック37間に第2の通風ダクト3
9が形成される。
【0017】この場合において、回転子36の鉄心ブロ
ック37は回転軸26の回りに放射方向に突出するよう
に配置された多数のリブ部材40を介して回転軸26に
支持されており、そのリブ部材40によって第2の通風
ダクト39に連通される吸気ダクト41が形成される。
リブ部材40間には、吸気ダクト41に流入口27側端
面(図示左側端面)から流れ込んだ空気が第2の通風ダ
クト39に向かうように仕切部材42が配置されてい
る。
【0018】また、回転軸26の右側端部には、前記流
出口28と対向位置するように冷却ファン43が固定さ
れ回転軸26と一体に回転するようになっている。そし
て、この冷却ファン43の回転により前記流入口27か
ら冷却風が電動機本体21内に取り入れられると共にそ
の冷却風が前記流出口28から流出するようになってい
る。
【0019】一方、風胴22は固定子枠23の上部に配
設されており、軸方向両端面、この場合、固定子枠23
の流入口27に対応して左端面の上部に吸入口44が、
流出口28に対応して右端面の上部に排出口45が形成
されている。また、風胴22内部は、軸方向に対して垂
直で且つ前記した固定子30の流入口27側端面とほぼ
一致する位置に設けられた仕切面46によって仕切られ
ている。これによって、風胴22内のうち吸入口44側
部分が吸気導風路47、排出口45側部分は排気導風路
48となっている。尚、吸入口44には、吸気導風路4
7内に向かって軸方向に延びる筒部44aが設けられて
いる。
【0020】排気導風路48は、軸方向右端面のうち上
記した排出口45を除く下半部が右端板49により塞が
れている。この右端板49は、上半部49aが排気導風
路48内に向かって傾斜するように折曲げられていると
共に、その上端から前記仕切面46に向かって軸方向に
延びる延設部49bが一体に形成されている。これによ
って、排気導風路48は上部通路50と下部通路51と
に区画され、この延設部49bが仕切面46との間に距
離(以下、この部分を連通部52という)を存して設け
られていることによって、前記上部通路50と下部通路
51とは連通される。従って、右端板49のうち上半部
49aと延設部49bとが本発明でいう仕切部に相当す
る。
【0021】次に、本実施例の作用について述べる。電
動機を起動させると回転子36が回転する。これに伴っ
て冷却ファン43が回転すると、そのファン作用により
冷却風が吸入口44から吸気導風路47内へ吸入され、
この冷却風は固定子枠23に向かって流れる。続いて、
流入口27から電動機本体21内部に取り入れられた冷
却風は、吸気ダクト41を介して回転子36の各第2の
通風ダクト39を通過し、更に回転子36の外周の空隙
に至り、ここから固定子30の各第1の通風ダクト34
を通り、リブ29相互間の空間に流入する。リブ29相
互間の空間から固定子30と冷却ファン43との間の空
間へ流入した冷却風は、冷却ファン43のファン作用に
より流出口28から排気導風路48へ排出される。この
ような冷却風の流通によって、固定子30や固定子コイ
ル35が冷却される。
【0022】一方、排気導風路48へ排出された冷却風
は、まず、下部通路51を仕切面46に向かって流れ
る。このとき、仕切面46が固定子30の流入口27側
端面と略一致するように設けられているので、下部通路
51を流れる冷却風は、内面にリブ29が配設されてい
る部分の固定子枠23の上面を流れることになり、該固
定子枠23との間で熱交換が行われる。やがて、下部通
路51を流れる冷却風は仕切面46に衝突して或いは自
然に流れを変え、連通部52を通過して上部通路50に
向かう。上部通路50に入った冷却風は排出口45に向
かって流れ、排出口45から外部に排出される。このと
き、右端板49のうち上半部49aが内方に向かって折
曲げられているので、この上半部49aに対応する上部
通路50の断面積が排出口45に向かって漸次大きくな
る。そのため、排出口45を通過する前の冷却風の平均
流速を徐々に小さくすることができ、排出口45におけ
る圧力損失である排気損失が低減する。
【0023】このように本実施例によれば、風胴22に
おける各流路で発生する圧力損失のうち、排出口45で
生じる排気損失を低減できることになり、それだけ排気
導風路48内の通風量が増加し、その結果、電動機本体
21内の通風量が増加して冷却性能が向上する。従っ
て、風胴22の大形化を行うことなく冷却性能の向上を
図ることができる。
【0024】図2は本発明の第2実施例を示したもので
あり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、排気導風路48の右端板61のうち、上半部
61aから延設部61bにかかる部分が上部通路50側
に湾曲していることである。従って、本実施例では上記
した第1実施例の作用効果に加えて次のような作用効果
が得られる。すなわち、上部通路50を流れる冷却風
が、延設部61b部分から上半部61a部分に向けて滑
らかに移行することができるので、右端板61の上半部
61a近傍における渦の発生が抑えられて通風損失が低
減し、冷却性能の向上を図ることができる。
【0025】図3は本発明の第3実施例を示したもので
あり、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。
すなわち、排気導風路48の上部通路50の排出口45
側に当該上部通路50を上下複数段、この場合3段に仕
切る2枚の仕切板62が設けられていることである。こ
れら仕切板62は上部通路50の断面積を等分するよう
に上半部49a及び延設部49bの形状に即した形状と
なっており、排出口45から右端板49の延設部49b
の約3分の1長さ付近まで延びるように設けられてい
る。
【0026】上部通路50のうち、排出口45付近の断
面積を徐々に大きくすることは排気損失を低減させる
が、一方、この部分を流れる冷却風の流速が低下するた
めに該冷却風が内壁面から剥離して渦が発生する等、流
れが乱されることによる通風損失が増加する。
【0027】しかしながら、本実施例においては、上部
通路50のうち排出口45に向けて断面積が徐々に大き
くなっている部分を通る冷却風が、内壁面や仕切板62
に沿って流れるため、渦の発生が減少する。その結果、
第1実施例に比べて通風損失を低減することができるの
で、さらに有効である。
【0028】尚、本実施例では仕切板62は上部通路の
断面積を等分するように設けたが、不等分するように設
けても良く、要は仕切板62が冷却風の整流作用を呈す
るようになっていれば良い。
【0029】図4は本発明の第4実施例を示しており、
上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわ
ち、右端板49の延設部63のうち、連通部52側及び
上部通路50側が凸状の湾曲面63aに形成されている
ことである。この場合、冷却風が下部通路51から連通
部52を経て上部通路50を流れる際に、特に、内側
(排出口45側)を流れる冷却風が延設部63の湾曲面
63aに沿って滑らかに流れの向きを変えることができ
るので、第1実施例の場合に比べて連通部52の排出口
45側における渦の発生が減少する。従って、通風損失
が低減されるので、通風量を増大することができ、冷却
性能が向上する。
【0030】図5は本発明の第5実施例を示しており、
上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわ
ち、連通部52における上部通路50の上部隅角部64
が凹状の湾曲面64aに形成されていることである。こ
の場合、冷却風が下部通路51から連通部52を経て上
部通路50を流れる際に、特に、外側(吸気導風路47
側)を流れる冷却風が上部隅角部64の湾曲面64aに
沿って滑らかに流れの向きを変えることができるので、
第1実施例の場合に比べて連通部52の外側における渦
の発生が減少する。従って、通風損失が低減されるの
で、通風量を増大することができ、冷却性能が向上す
る。
【0031】図6は本発明の第6実施例を示している。
本実施例は上記した第4実施例と第5実施例とを組合わ
せたもので、すなわち、右端板49の延設部63のう
ち、連通部52側及び上部通路50側が凸状の湾曲面6
3aに形成されていることに加えて、連通部52におけ
る上部通路50の上部隅角部64が凹状の湾曲面64a
に形成されていることである。この場合、冷却風が下部
通路51から連通部52を経て上部通路50を流れる際
に、内側(排出口45側)、外側(吸気導風路47側)
のいずれを流れる冷却風も湾曲面63a,64aに沿っ
て滑らかに流れの向きを変えることができるので、第1
実施例の場合に比べてより一層、渦の発生が減少する。
従って、通風損失が低減されるので、通風量を増大する
ことができ、冷却性能が向上する。
【0032】図7は本発明の第7実施例を示しており、
上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわ
ち、吸気導風路47の吸入口44に設けられた筒部65
の断面積が、吸気導風路47外側に向かって漸次大きく
なるように構成されていることである。この場合、筒部
65のうち外側部分がテーパ面65aとされている。吸
入口44の角の形状は入口損失に大きな影響を及ぼし、
入口の角が鋭い場合、流れは入口で収縮した後再び筒部
65内で広がるため、入口損失が大きくなる。しかしな
がら、本実施例においては、テーパ面65aによって吸
入口44の角が鈍角となるため、冷却風がテーパ面65
aに沿って吸気導風路47内に流入することになり、入
口損失を低減することができる。この場合、図8に示す
第8実施例のように、筒部65の外側部分を、テーパ面
65aに代えて湾曲面(ベルマウス状)65bにする
と、冷却風がより一層、滑らかに吸入口44から流入す
るので、入口損失を低減することができる。
【0033】尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例
に限定されるものではなく、次のような拡張または変更
が可能である。風胴22内の構成は上記実施例で示した
構成に限られず、吸気導風路47及び排気導風路48の
各部において実施した圧力損失を低減するための構成を
全て組み合わせても良く、この場合は、圧力損失を更に
低減することができる。また、本発明は防滴形回転電機
に限られず、固定子の上部に風胴を配置した回転電機一
般に広く適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回転電機によれば、以下の効果を奏する。固定子枠の
上部に配置された風胴内を冷却風が流通する際に発生す
る圧力損失を低減することにより、冷却風の流通量が増
加する。その結果、固定子枠内に取り入れられる冷却風
量が増加するので、風胴を大形化することなく冷却性能
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体構成の縦断面図
【図2】第2実施例を示す図1相当図
【図3】第3実施例を示す図1相当図
【図4】第4実施例を示す図1相当図
【図5】第5実施例を示す図1相当図
【図6】第6実施例を示す図1相当図
【図7】第7実施例を示す図1相当図
【図8】第8実施例を示す図1相当図
【図9】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
22は風胴、23は固定子枠、27は流入口、28は流
出口、44は吸入口、44a,65は筒部、45は排出
口、47は吸気導風路、48は排気導風路、49a,6
1aは上半部(仕切部)、49b,61b,63は延設
部(仕切部)、50は上部通路、51は下部通路、52
は連通部、63aは湾曲面、64は上部隅角部、64a
は湾曲面を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却風を内部に取入れる流入口とその冷
    却風を外部に排出する流出口とを上面部に軸方向に距離
    を隔てて設けた固定子枠と、 この固定子枠の上部に配置され、軸方向両端面に吸入口
    および排出口を有すると共に、内部を吸入口から吸入し
    た冷却風を前記固定子枠の流入口に案内する吸気導風路
    と前記固定子枠の流出口から排出された冷却風を排出口
    に案内する排気導風路とに仕切った風胴とを具備し、 前記風胴の排気導風路に、該排気導風路を前記流出口に
    連なる下部通路と前記排出口に連なる上部通路とに区画
    すると共に、それら上下部両通路を前記排出口とは反対
    側の端部において連通させる仕切部を設け、この仕切部
    の上面の少なくとも前記排出口側を傾斜または湾曲させ
    て前記上部通路の排出口側の断面積が該排出口に向かっ
    て漸次大きくなるように構成したことを特徴とする回転
    電機。
  2. 【請求項2】 排気導風路の上部通路の排出口側には、
    当該上部通路を複数段に仕切る仕切板が仕切部に沿うよ
    うに設けられていることを特徴とする請求項1記載の回
    転電機。
  3. 【請求項3】 冷却風を内部に取入れる流入口とその冷
    却風を外部に排出する流出口とを上面部に軸方向に距離
    を隔てて設けた固定子枠と、 この固定子枠の上部に配置され、軸方向両端面に吸入口
    および排出口を有すると共に、内部を吸入口から吸入し
    た冷却風を前記固定子枠の流入口に案内する吸気導風路
    と前記固定子枠の流出口から排出された冷却風を排出口
    に案内する排気導風路とに仕切った風胴とを具備し、 前記風胴の排気導風路に、該排気導風路を前記流出口に
    連なる下部通路と前記排出口に連なる上部通路とに区画
    すると共に、それら上下部両通路の連通路を前記排出口
    とは反対側の端部に形成する仕切部を設け、この仕切部
    の上面のうち、前記連通路側を凸状の湾曲面に形成した
    ことを特徴とする回転電機。
  4. 【請求項4】 冷却風を内部に取入れる流入口とその冷
    却風を外部に排出する流出口とを上面部に軸方向に距離
    を隔てて設けた固定子枠と、 この固定子枠の上部に配置され、軸方向両端面に吸入口
    および排出口を有すると共に、内部を吸入口から吸入し
    た冷却風を前記固定子枠の流入口に案内する吸気導風路
    と前記固定子枠の流出口から排出された冷却風を排出口
    に案内する排気導風路とに仕切った風胴とを具備し、 前記風胴の排気導風路を、該排気導風路を前記流出口に
    連なる下部通路と前記排出口に連なる上部通路とに区画
    してそれら上下部両通路の連通路を前記排出口とは反対
    側の端部に形成し、その連通路における上側通路の上部
    隅角部を凹状の湾曲面に形成したことを特徴とする回転
    電機。
  5. 【請求項5】 冷却風を内部に取入れる流入口とその冷
    却風を外部に排出する流出口とを上面部に軸方向に距離
    を隔てて設けた固定子枠と、 この固定子枠の上部に配置され、軸方向両端面に吸入口
    および排出口を有すると共に、内部を吸入口から吸入し
    た冷却風を前記固定子枠の流入口に案内する吸気導風路
    と前記固定子枠の流出口から排出された冷却風を排出口
    に案内する排気導風路とに仕切った風胴とを具備し、 前記風胴の排気導風路に、該排気導風路を前記流出口に
    連なる下部通路と前記排出口に連なる上部通路とに区画
    すると共に、それら上下部両通路の連通路を前記排出口
    とは反対側の端部に形成する仕切部を設け、この仕切部
    の上面のうち、前記連通路側を凸状の湾曲面に形成する
    と共に、前記連通路における上部通路の上部隅角部を凹
    状の湾曲面に形成したことを特徴とする回転電機。
  6. 【請求項6】 冷却風を内部に取入れる流入口とその冷
    却風を外部に排出する流出口とを上面部に軸方向に距離
    を隔てて設けた固定子枠と、 この固定子枠の上部に配置され、軸方向両端面に吸入口
    および排出口を有すると共に、内部を吸入口から吸入し
    た冷却風を前記固定子枠の流入口に案内する吸気導風路
    と前記固定子枠の流出口から排出された冷却風を排出口
    に案内する排気導風路とに仕切った風胴とを具備し、 前記風胴の吸入口を筒状に形成し、その断面積を風胴外
    側に向かって漸次大きくなるように構成したことを特徴
    とする回転電機。
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