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JPH0911684A - 筆記具のキャップ - Google Patents

筆記具のキャップ

Info

Publication number
JPH0911684A
JPH0911684A JP7186345A JP18634595A JPH0911684A JP H0911684 A JPH0911684 A JP H0911684A JP 7186345 A JP7186345 A JP 7186345A JP 18634595 A JP18634595 A JP 18634595A JP H0911684 A JPH0911684 A JP H0911684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
cap
writing instrument
diameter portion
pen tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7186345A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3582158B2 (ja
Inventor
Shinkichi Katayama
信吉 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP18634595A priority Critical patent/JP3582158B2/ja
Publication of JPH0911684A publication Critical patent/JPH0911684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3582158B2 publication Critical patent/JP3582158B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外側面に、第1の溝と第2の溝とを周状の空
気溜り凹部を介して連結するように形成した筆記具のキ
ャップ。 【効果】 子供などが誤って飲み込んでしまった場合に
も、呼吸用の空気流通路として、全体の溝が有効に確保
され窒息防止の確実性に優れたものたり得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外側面に窒息防止のた
めの複数の溝を形成してなる筆記具のキャップに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、筆記具のキャップを子供などが誤
って飲み込んでしまった場合にも窒息しないように空気
流通路を確保してなるものが知られている。一例とし
て、ドイツ特許公開第3921730号公報には、筆記
具のキャップの外側面全長に渡って複数の溝が形成され
ているものが示されている。しかし、キャップの外側面
全長に渡って溝を形成したものは、キャップ内孔にペン
先の乾燥を防止するための気密保持部を設けた場合、射
出成形時、合成樹脂の流れや収縮に片寄りが生じ、気密
保持部が設計寸法や設計時の形状から大きく外れてしま
うことがあり、気密保持部が筆記具本体の当接部分に対
して密着せずペン先の乾燥が抑制できない場合があった
り、気密保持部における筆記具本体との嵌合が必要以上
に強固となってしまい、キャップ取外し時にペン先へ急
激な圧力変化の力がかかりペン先よりインキが吸いださ
れインキ洩れするなどといった問題があった。
【0003】これに対し、実開平6−29886号公報
には、小径部と大径部外面にそれぞれ第1の溝、第2の
溝を形成し、キャップ内孔の気密保持部に相当する外面
には前記溝の形成されていない部分を設けてなるものが
示されている。
【0004】また、実開平4−89388号には、キャ
ップの外側面の一端より中腹部にまで窒息防止用の溝を
形成し、この中腹部より他端にまでは外側面に突出させ
たリブを形成することによって、この溝とリブとによっ
て、キャップの全長に渡って連続した空気流通路を確保
してなるものが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、小径部と大径
部外面にそれぞれ第1の溝、第2の溝を形成し、キャッ
プ内孔の気密保持部に相当する外面には前記溝の形成さ
れていない部分を有するものは、筆記具のキャップを子
供などが誤って飲み込んでしまった場合にこの溝の形成
されていない部位が気管などの内壁と密着した場合、本
来の目的である窒息防止を果たせないという問題があっ
た。
【0006】また、キャップの外側面の一端より中腹部
にまで窒息防止用の溝を形成し、この中腹部より他端に
までは外側面に突出させたリブを形成することによっ
て、この溝とリブとによって、キャップの全長に渡って
連続した空気流通路を確保してなるものは、キャップを
咽喉などに詰まらせた場合、キャップのリブ周辺部分に
食物などの異物が詰まった場合には空気流通路を塞いで
しまうことになり、窒息防止の確実性に問題があるもの
であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、外側面
に窒息防止のための複数の溝を形成してなる筆記具のキ
ャップにおいて、前記外側面がキャップ内孔に筆記具本
体の有するペン先の収容室を形成する小径部と前記ペン
先の挿入口を形成する大径部とよりなるものとし、前記
小径部の外側面には第1の溝を前記大径部の外側面には
第2の溝を形成すると共に、この第1の溝と第2の溝と
の間に周状の空気溜り凹部を形成してなる筆記具のキャ
ップを要旨とする。
【0008】
【作用】本発明の筆記具のキャップを万一咽喉などに詰
まらせた場合、形成される空気流通路は、キャップの長
手方向のみでなく、周状の空気溜り凹部を介して第1の
溝と第2の溝とが連結されているので、第1の溝あるい
は第2の溝の一部が食物などの異物にて塞がれてしまっ
ても周状の空気溜り凹部にて他の溝に空気がながれるこ
とができるので、全体の溝が有効に確保され窒息防止の
確実性に優れたものたり得る。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき一例について説明する。
図1〜図3は、本発明の実施例を示すものである。図1
は、キャップAの縦断面図である。キャップAの内孔1
は、図面上破線にて示した筆記具本体Bの有するペン先
B1が収容されるペン先収容室2と、ペン先挿入口3を
有する。キャップAの外側面4は、小径部5と大径部6
が形成されており、内孔1の小径部5に相当する位置に
ペン先収容室2が位置している。筆記具のキャップのペ
ン先収容室は、ペン先のインキ乾燥を抑制しなくてはな
らないので、その容量を少なくした方が好ましく、特
に、筆記具としてアルコールなどの有機溶剤を使用した
所謂油性インキ筆記具を用いた場合、キャップと筆記具
本体とを装着した状態でのペン先収容室内空間は極力少
なくすることが好ましい。また、このペン先収容室2の
内壁には、筆記具本体を装着した状態でペン先収容室2
内の空間を気密に保つよう筆記具本体Bと当接する周状
の気密保持凸部7と、筆記具本体Bに対して圧入状態と
なるの周上の固定凸面部8が形成されている。更に、内
孔1の大径部6に相当する部位には、筆記具本体の後部
(図示せず)と圧入嵌合するための嵌合面9が形成され
ている。
【0010】外側面4の小径部5には第1の溝10、大
径部6には第2の溝11が長手方向にそれぞれ複数形成
されている。また、大径部6は、小径部5の第1の溝1
0上にまで延在するスカート部12を有しており、これ
によって第1の溝10と第2の溝11との間に周状の空
気溜り凹部13が形成されている。本図の例において、
小径部5の空気溜り凹部13内領域の部分には一部第1
の溝が形成されていない領域が存在するようなしてある
が、これは前述のキャップ内孔1に形成されている気密
保持凸部7に相当する部分の周方向での肉厚を変化させ
ないことにより、該部分の寸法や形状が設計から大きく
外れてしまうことを極力抑制するためである。
【0011】第1実施例の側面図である図2にも示した
ように、大径部6に形成された第2の溝11は、そのス
カート部12の先端部分において、切欠14と連通す
る。この切欠14を介して第2の溝11と空気溜り凹部
13及び第1の溝10とが連通していることにより、ス
カート部12の先端部分に異物が当接した場合にも空気
流通路を確保することができるものである。また、図2
のI方向矢視図である図3にも示すように、第1の溝1
0と第2の溝とで径方向に位置をずらしたので、一つの
異物によって第1の溝及び第2の溝が同時に空気流通不
可となる状態を極力抑制することができるものである。
尚、金型の製造容易性を考慮して第1の溝と第2の溝と
を同一直線上に、更に、溝形状も同一となるように形成
しても良い。
【0012】以上の他にも本発明の要旨を逸脱しない限
りで種々なせるものである。一例を挙げると、内孔1に
形成した凸部状部分は、ペン先収容部内空間の気密を保
持するための凸部以外は、外側面に溝が形成されている
部分に相当する部位に形成することもでき、筆記具本体
との嵌合突起を大径部6に相当する部位に形成すること
もできるが、筆記具本体との嵌合強度や嵌合位置などの
状態を考慮すると外側面に溝が形成されていない部位に
形成したり、成形時のひけ現象を極力抑制するために周
状の凸部とせずに同一周上に複数配置される突起状部と
して、溝が形成されている位置に相当する位置に形成す
るなどするとより好ましい。また、上述の例では溝はそ
れぞれ直線上でありキャップAの長手方向と平行方向に
形成されたものを示したが、曲線上に形成したり、直線
上であってもキャップAの長手方向に対して斜めに形成
するようなこともできるし、雌螺子状に形成することな
どもできる。特に、溝を曲線上や斜めに形成した場合、
キャップを筆記具本体に対して着脱するに際し、径方向
の手掛かりができるので好ましいといえる。
【0013】
【発明の効果】本発明の筆記具のキャップは、子供など
が誤って飲み込んでしまった場合にも、呼吸用の空気流
通路として、全体の溝が有効に確保され窒息防止の確実
性に優れたものたり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す縦断面図。
【図2】実施例を示す外観図。
【図3】図2のI方向矢視図。
【符号の説明】
A キャップ B 筆記具本体 B1 ペン先 1 内孔 2 ペン先収容室 3 ペン先挿入口 4 外側面 5 小径部 6 大径部 7 気密保持凸部 8 固定凸面部 9 嵌合面 10 第1の溝 11 第2の溝 12 スカート部 13 空気溜り凹部 14 切欠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側面に窒息防止のための複数の溝を形
    成してなる筆記具のキャップにおいて、前記外側面がキ
    ャップ内孔に筆記具本体の有するペン先の収容室を形成
    する小径部と前記ペン先の挿入口を形成する大径部とよ
    りなるものとし、前記小径部の外側面には第1の溝を前
    記大径部の外側面には第2の溝を形成すると共に、この
    第1の溝と第2の溝との間に周状の空気溜り凹部を形成
    してなる筆記具のキャップ。
JP18634595A 1995-06-29 1995-06-29 筆記具のキャップ Expired - Lifetime JP3582158B2 (ja)

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JP18634595A JP3582158B2 (ja) 1995-06-29 1995-06-29 筆記具のキャップ

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JPH0911684A true JPH0911684A (ja) 1997-01-14
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001334794A (ja) * 2000-05-25 2001-12-04 Mitsubishi Pencil Co Ltd 筆記具等用キャップ
JP2001341490A (ja) * 2000-06-06 2001-12-11 Mitsubishi Pencil Co Ltd 筆記具等用キャップ
JP2014024286A (ja) * 2012-07-28 2014-02-06 Pilot Corporation ボールペン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2001341490A (ja) * 2000-06-06 2001-12-11 Mitsubishi Pencil Co Ltd 筆記具等用キャップ
JP2014024286A (ja) * 2012-07-28 2014-02-06 Pilot Corporation ボールペン

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