JPH09113995A - 表示装置 - Google Patents
表示装置Info
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- JPH09113995A JPH09113995A JP7299095A JP29909595A JPH09113995A JP H09113995 A JPH09113995 A JP H09113995A JP 7299095 A JP7299095 A JP 7299095A JP 29909595 A JP29909595 A JP 29909595A JP H09113995 A JPH09113995 A JP H09113995A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 実像で観察する方式の表示装置で、明るい表
示像を得ること、観察者の姿勢等に応じて良好に観察す
ること、画質の劣化を防止することである。 【解決手段】 観察者Oに対向して設けられ、基板11
上にホログラム層12を形成した透過型のホログラムス
クリーン1と、これに表示像を斜め方向から所定の投影
角度θで投影する投影手段3とを備え、投影角度θを投
影手段3からホログラムスクリーン1に入射する投影光
Lのホログラム層12での強回折角度が観察者O方向に
指向する角度として、観察者Oの目に投影手段3の光源
の放射光がホログラムスクリーン1で効率よく回折、入
射するようにする。またホログラムスクリーン1と投影
手段3とを共通の基台2に設け、これを仰角および方位
角可変に支持する構造とする。また像質を左右するホロ
グラム層12を、観察者O等が直接触れることのない基
板11の裏面側に位置せしめる。
示像を得ること、観察者の姿勢等に応じて良好に観察す
ること、画質の劣化を防止することである。 【解決手段】 観察者Oに対向して設けられ、基板11
上にホログラム層12を形成した透過型のホログラムス
クリーン1と、これに表示像を斜め方向から所定の投影
角度θで投影する投影手段3とを備え、投影角度θを投
影手段3からホログラムスクリーン1に入射する投影光
Lのホログラム層12での強回折角度が観察者O方向に
指向する角度として、観察者Oの目に投影手段3の光源
の放射光がホログラムスクリーン1で効率よく回折、入
射するようにする。またホログラムスクリーン1と投影
手段3とを共通の基台2に設け、これを仰角および方位
角可変に支持する構造とする。また像質を左右するホロ
グラム層12を、観察者O等が直接触れることのない基
板11の裏面側に位置せしめる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示像を背景と重畳
して見ることのできる表示装置に関する。
して見ることのできる表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から表示装置としてはCRTや液晶
表示板等が広く用いられている。これらの表示装置では
表示画面しか表示されないため、例えば伝票などの入力
作業をする場合、度々の視線移動で作業者に負担をかけ
ていた。そこで表示像を背景と重畳して見ることのでき
る表示装置が望まれていた。そのような表示装置として
はヘッドアップディスプレイ装置があるが、これは表示
像を出力する表示部と、観察者に対向して設けられた半
透過、半反射のコンバイナとを備えており、表示像をコ
ンバイナで反射させて、表示像の虚像が観察者の目に映
じるようにしたものである。表示像と背景の両方を視線
を大きく移動させることなく見られるという特徴を活か
して飛行機や自動車のメータ表示等で実用化されてい
る。しかしながら上記ヘッドアップディスプレイ装置で
は、表示部の映像の出力面とコンバイナの間の光路長の
分だけ虚像の位置がコンバイナから後退し、机上の作業
には向いていない。そこで特開平4−293032号公
報、特開平4−298710号公報記載の表示装置のよ
うに表示部で出力された表示像をホログラムスクリーン
上に投影せしめて、表示像を実像で観察できるようにし
たものがある。
表示板等が広く用いられている。これらの表示装置では
表示画面しか表示されないため、例えば伝票などの入力
作業をする場合、度々の視線移動で作業者に負担をかけ
ていた。そこで表示像を背景と重畳して見ることのでき
る表示装置が望まれていた。そのような表示装置として
はヘッドアップディスプレイ装置があるが、これは表示
像を出力する表示部と、観察者に対向して設けられた半
透過、半反射のコンバイナとを備えており、表示像をコ
ンバイナで反射させて、表示像の虚像が観察者の目に映
じるようにしたものである。表示像と背景の両方を視線
を大きく移動させることなく見られるという特徴を活か
して飛行機や自動車のメータ表示等で実用化されてい
る。しかしながら上記ヘッドアップディスプレイ装置で
は、表示部の映像の出力面とコンバイナの間の光路長の
分だけ虚像の位置がコンバイナから後退し、机上の作業
には向いていない。そこで特開平4−293032号公
報、特開平4−298710号公報記載の表示装置のよ
うに表示部で出力された表示像をホログラムスクリーン
上に投影せしめて、表示像を実像で観察できるようにし
たものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで表示像を背景
に重畳させて観察する場合、背景と同等以上に明るい表
示像を得る必要がある。しかしながら上記表示装置で
は、明るい表示像を得るためには投影装置の光源が大型
となる。またホログラムスクリーンがケーシングや机に
固定され、観察者の姿勢や位置が限定されるため観察者
の座高等によっては良好に表示像を見ることができず、
使い勝手に問題がある。また表示面となるホログラムス
クリーンが従来の表示装置のように観察者に近い位置に
あるからホログラム層が傷つきやすく、観察者の目に映
じる表示像の像質が劣化するという不具合があった。
に重畳させて観察する場合、背景と同等以上に明るい表
示像を得る必要がある。しかしながら上記表示装置で
は、明るい表示像を得るためには投影装置の光源が大型
となる。またホログラムスクリーンがケーシングや机に
固定され、観察者の姿勢や位置が限定されるため観察者
の座高等によっては良好に表示像を見ることができず、
使い勝手に問題がある。また表示面となるホログラムス
クリーンが従来の表示装置のように観察者に近い位置に
あるからホログラム層が傷つきやすく、観察者の目に映
じる表示像の像質が劣化するという不具合があった。
【0004】そこで本発明は上記課題に鑑みてなされた
もので、光源の大型化を避けて小さな光源で効率よく明
るい表示像を得ることができ、表示像を観察者の姿勢や
位置によらず良好に視認することができ、表示像の劣化
の少ない表示装置を提供することを目的とする。
もので、光源の大型化を避けて小さな光源で効率よく明
るい表示像を得ることができ、表示像を観察者の姿勢や
位置によらず良好に視認することができ、表示像の劣化
の少ない表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は表示装置におい
て、図1に示す観察者Oに対向して設けた透過型のホロ
グラムスクリーン1と、ホログラムスクリーン1に表示
像を斜め投影する投影手段3を具備せしめ、さらに斜め
投影における投影角度θを、投影光Lのホログラム層1
2での強回折角度が観察者O方向に指向する角度とし
た。これにより観察者Oの目にはホログラム層12で回
折した投影光が効率よく入射して表示像が明るく感じら
れ、可及的に投影手段3の光源を小さくして、省電力お
よび装置の小型化を可能とした(請求項1)。
て、図1に示す観察者Oに対向して設けた透過型のホロ
グラムスクリーン1と、ホログラムスクリーン1に表示
像を斜め投影する投影手段3を具備せしめ、さらに斜め
投影における投影角度θを、投影光Lのホログラム層1
2での強回折角度が観察者O方向に指向する角度とし
た。これにより観察者Oの目にはホログラム層12で回
折した投影光が効率よく入射して表示像が明るく感じら
れ、可及的に投影手段3の光源を小さくして、省電力お
よび装置の小型化を可能とした(請求項1)。
【0006】本発明は表示装置のホログラムスクリーン
1と投影手段3とを仰角および方位角可変の共通の基台
2に支持する構造とし、これにより投影角度θを投影光
のホログラム層12での強回折角度が観察者O方向に指
向する角度に保持したまま観察者Oの座高等に応じて視
域を変更することができ、装置の実用効果を向上させた
(請求項2)。
1と投影手段3とを仰角および方位角可変の共通の基台
2に支持する構造とし、これにより投影角度θを投影光
のホログラム層12での強回折角度が観察者O方向に指
向する角度に保持したまま観察者Oの座高等に応じて視
域を変更することができ、装置の実用効果を向上させた
(請求項2)。
【0007】本発明は、ホログラムスクリーン1をその
基板11側が観察者Oに対向するように位置せしめ、観
察者O等がホログラムスクリーン1に触れることがあっ
てもホログラム層12に形成した回折パターンには傷が
つかず、使用するうちに像質が劣化しないようにした
(請求項3)。またホログラムスクリーン1のホログラ
ム層12の表面にアクリル等の保護膜を形成して上記回
折パターンを保護するようにした(請求項4)。
基板11側が観察者Oに対向するように位置せしめ、観
察者O等がホログラムスクリーン1に触れることがあっ
てもホログラム層12に形成した回折パターンには傷が
つかず、使用するうちに像質が劣化しないようにした
(請求項3)。またホログラムスクリーン1のホログラ
ム層12の表面にアクリル等の保護膜を形成して上記回
折パターンを保護するようにした(請求項4)。
【0008】本発明は、ホログラムスクリーン1を上記
基台2に脱着可能に設置し、観察可能な領域の異なるホ
ログラムスクリーン1を適宜交換して用途に応じた表示
ができるようにした(請求項5)。
基台2に脱着可能に設置し、観察可能な領域の異なるホ
ログラムスクリーン1を適宜交換して用途に応じた表示
ができるようにした(請求項5)。
【0009】本発明の表示装置は、投影手段3を天板2
1に開口部22を形成した基台たるケーシング2内に格
納し、投影手段3の投影方向を開口部22に向け、ホロ
グラムスクリーン1をケーシング2に投影手段3に対向
して設け、投影角度θを投影光のホログラム層12での
強回折角度が観察者方向に指向する角度に保持したま
ま、容易に持ち運びができるようにした(請求項6)。
1に開口部22を形成した基台たるケーシング2内に格
納し、投影手段3の投影方向を開口部22に向け、ホロ
グラムスクリーン1をケーシング2に投影手段3に対向
して設け、投影角度θを投影光のホログラム層12での
強回折角度が観察者方向に指向する角度に保持したま
ま、容易に持ち運びができるようにした(請求項6)。
【0010】本発明の表示装置は、ホログラムスクリー
ン1上での表示輝度の不均一を補正する輝度補正フィル
タをホログラムスクリーン1と投影手段3とで形成され
る光学系の光路の途中もしくはホログラムスクリーン1
に近接する位置に設け、斜め方向からホログラムスクリ
ーン1に投影することにより生ずる表示像の輝度むらを
低減するようにした(請求項7)。またホログラムスク
リーン1の回折効率をホログラムスクリーン1上で輝度
が低い位置で高く、輝度が高い位置で低くした表示装置
とすることで表示像の輝度むらを低減できるようにした
(請求項8)。
ン1上での表示輝度の不均一を補正する輝度補正フィル
タをホログラムスクリーン1と投影手段3とで形成され
る光学系の光路の途中もしくはホログラムスクリーン1
に近接する位置に設け、斜め方向からホログラムスクリ
ーン1に投影することにより生ずる表示像の輝度むらを
低減するようにした(請求項7)。またホログラムスク
リーン1の回折効率をホログラムスクリーン1上で輝度
が低い位置で高く、輝度が高い位置で低くした表示装置
とすることで表示像の輝度むらを低減できるようにした
(請求項8)。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の表示装置を図1に示す。
表示装置の基台となるケーシング2は薄型の箱状で、ス
タンド6に支持されており、その天板21には、開口部
22が形成してある。ケーシング2の上方にはホログラ
ムスクリーン1が配設してある。ホログラムスクリーン
1は透明な基板11にホログラム層12を形成したもの
を長方形の平板状に成形したもので、基板11が観察者
O側に位置せしめてあり、その下端がケーシング2の天
板21の前縁に沿って設けたホログラムスクリーン受け
部71の溝に嵌装してある。ホログラムスクリーン受け
部71とホログラムスクリーン1とは、これらを挿通す
る取付けネジ72により結合している。ホログラムスク
リーン受け部71は天板21の前部に設けたヒンジ8に
連結してあり、表示装置の使用時にはホログラムスクリ
ーン1が所定の傾斜角でロックし、不使用時には天板2
1上に倒れるようになっており、収納が容易でかつ開口
部22から塵埃が進入するのを防止している。
表示装置の基台となるケーシング2は薄型の箱状で、ス
タンド6に支持されており、その天板21には、開口部
22が形成してある。ケーシング2の上方にはホログラ
ムスクリーン1が配設してある。ホログラムスクリーン
1は透明な基板11にホログラム層12を形成したもの
を長方形の平板状に成形したもので、基板11が観察者
O側に位置せしめてあり、その下端がケーシング2の天
板21の前縁に沿って設けたホログラムスクリーン受け
部71の溝に嵌装してある。ホログラムスクリーン受け
部71とホログラムスクリーン1とは、これらを挿通す
る取付けネジ72により結合している。ホログラムスク
リーン受け部71は天板21の前部に設けたヒンジ8に
連結してあり、表示装置の使用時にはホログラムスクリ
ーン1が所定の傾斜角でロックし、不使用時には天板2
1上に倒れるようになっており、収納が容易でかつ開口
部22から塵埃が進入するのを防止している。
【0012】ケーシング2内の奥側には投影手段たる投
影光学ユニット3が格納してある。投影光学ユニット3
の筐体31は薄型の矩形をしており、奥側で上面が膨ん
でいる。この脹らみ部の手前側の傾斜面に形成した開口
部にはホログラムスクリーン1と対向して投影レンズ3
2が嵌めてある。投影レンズ32の後方のホログラムス
クリーン1が結像する位置に、これと対向して液晶表示
素子33が設けてあり、液晶表示素子33に出力される
表示像を投影レンズ32を介してホログラムスクリーン
1上に拡大投影するようになっている。これらで投影光
学系を形成している。液晶表示素子33からホログラム
スクリーン1に到る主光軸Lとホログラムスクリーン1
の表示面の法線のなす角度(以下、投影角度という)θ
はホログラムスクリーン1の特性にもとずく後述する角
度に設定してある。
影光学ユニット3が格納してある。投影光学ユニット3
の筐体31は薄型の矩形をしており、奥側で上面が膨ん
でいる。この脹らみ部の手前側の傾斜面に形成した開口
部にはホログラムスクリーン1と対向して投影レンズ3
2が嵌めてある。投影レンズ32の後方のホログラムス
クリーン1が結像する位置に、これと対向して液晶表示
素子33が設けてあり、液晶表示素子33に出力される
表示像を投影レンズ32を介してホログラムスクリーン
1上に拡大投影するようになっている。これらで投影光
学系を形成している。液晶表示素子33からホログラム
スクリーン1に到る主光軸Lとホログラムスクリーン1
の表示面の法線のなす角度(以下、投影角度という)θ
はホログラムスクリーン1の特性にもとずく後述する角
度に設定してある。
【0013】筐体31の前部にはハロゲンランプ36と
その周囲を囲むように配した凹面状のリフレクタ37が
設けてあり、ハロゲンランプ36から放射した光をリフ
レクタ37で集光し、平行光等の集光状態にして効率よ
く筐体31の奥側に放射するようになっている。その光
軸上には赤外線および紫外線を除去する光学フィルタ3
5と、ミラー34とが設けてあり、ハロゲンランプ36
から放射された光が光学フィルタ35を介してミラー3
4に到り、そこで向きを手前側に斜め上方に変えて液晶
表示素子33を照明するようになっており、照明光学系
を形成している。
その周囲を囲むように配した凹面状のリフレクタ37が
設けてあり、ハロゲンランプ36から放射した光をリフ
レクタ37で集光し、平行光等の集光状態にして効率よ
く筐体31の奥側に放射するようになっている。その光
軸上には赤外線および紫外線を除去する光学フィルタ3
5と、ミラー34とが設けてあり、ハロゲンランプ36
から放射された光が光学フィルタ35を介してミラー3
4に到り、そこで向きを手前側に斜め上方に変えて液晶
表示素子33を照明するようになっており、照明光学系
を形成している。
【0014】筐体31の上面には冷却用ファン5が設け
てあり、ハロゲンランプ36等の放熱をするようになっ
ている。ケーシング2の手前側には回路基板4が設けて
あり、図略の映像入力端子に接続されたビデオやコンピ
ュータ等から出力されるNTSC、RGB等の映像信号
を入力として液晶表示素子33を駆動するドライバ回
路、ハロゲンランプ36、冷却ファン5の電源回路等が
形成されている。
てあり、ハロゲンランプ36等の放熱をするようになっ
ている。ケーシング2の手前側には回路基板4が設けて
あり、図略の映像入力端子に接続されたビデオやコンピ
ュータ等から出力されるNTSC、RGB等の映像信号
を入力として液晶表示素子33を駆動するドライバ回
路、ハロゲンランプ36、冷却ファン5の電源回路等が
形成されている。
【0015】ケーシング2の下面には下向きに凸状の球
殻部23,24が内外二重に形成してあり、外側の球殻
部24は中央に開口部が形成されている。内側の球殻部
23をスタンド6が上向きに凹の球殻状の受け皿部61
で支持しており、ケーシング2が受け皿部61に沿って
動くとその仰角および方位角が変わるようになってい
る。ケーシング2の外側の球殻部24の開口部の径はス
タンド6の受け皿部61の径よりも小さくしてあり、ケ
ーシング2とスタンド6とが不用意に外れないようにな
っている。
殻部23,24が内外二重に形成してあり、外側の球殻
部24は中央に開口部が形成されている。内側の球殻部
23をスタンド6が上向きに凹の球殻状の受け皿部61
で支持しており、ケーシング2が受け皿部61に沿って
動くとその仰角および方位角が変わるようになってい
る。ケーシング2の外側の球殻部24の開口部の径はス
タンド6の受け皿部61の径よりも小さくしてあり、ケ
ーシング2とスタンド6とが不用意に外れないようにな
っている。
【0016】ホログラムスクリーン1と投影角度につい
て説明する。ホログラムスクリーン1は図2に示すよう
に、フォトポリマまたはDCG(重クロム酸ゼラチン)
等により形成されている乾板91に対してスリガラス等
よりなる拡散板92を透過してくる物体光L1を投射す
るとともに、物体光L1と同じ側から参照光L2を投射
する。これにより乾板91は、拡散板92の情報を含む
ホログラム回折格子が記録された透過型のホログラム光
学素子となる。これがホログラムスクリーン1となる。
ホログラムスクリーン1に一定の入射角度で入射した光
が強く回折される方向は物体光L1および参照光L2を
投射する角度等に依存し、一意的に決定する。またホロ
グラムスクリーン1に入射した光の拡散角度φは拡散板
91の拡散特性に依存し、一意的に決定する。ホログラ
ムスクリーン1は表示装置の使用時には所定の傾斜角で
ロックし、投影角度θがホログラムスクリーン1に入射
した投影光が強回折角度で観察者O方向(通常図1に示
すごとくホログラムスクリーン1に対して略直角方向)
に指向する角度に固定される。
て説明する。ホログラムスクリーン1は図2に示すよう
に、フォトポリマまたはDCG(重クロム酸ゼラチン)
等により形成されている乾板91に対してスリガラス等
よりなる拡散板92を透過してくる物体光L1を投射す
るとともに、物体光L1と同じ側から参照光L2を投射
する。これにより乾板91は、拡散板92の情報を含む
ホログラム回折格子が記録された透過型のホログラム光
学素子となる。これがホログラムスクリーン1となる。
ホログラムスクリーン1に一定の入射角度で入射した光
が強く回折される方向は物体光L1および参照光L2を
投射する角度等に依存し、一意的に決定する。またホロ
グラムスクリーン1に入射した光の拡散角度φは拡散板
91の拡散特性に依存し、一意的に決定する。ホログラ
ムスクリーン1は表示装置の使用時には所定の傾斜角で
ロックし、投影角度θがホログラムスクリーン1に入射
した投影光が強回折角度で観察者O方向(通常図1に示
すごとくホログラムスクリーン1に対して略直角方向)
に指向する角度に固定される。
【0017】上記表示装置の作動を説明する。観察者は
まずホログラムスクリーン1が見やすいように(通常は
観察者とホログラムスクリーン1とがまっすぐに対向す
るように)自分の座高や表示装置の設置場所等に応じて
表示装置の仰角と方位角を調整しておく。ビデオ等から
の映像信号が入力すると回路基板4のドライバ回路が液
晶表示素子33を駆動して、液晶表示素子33に表示像
が出力される。
まずホログラムスクリーン1が見やすいように(通常は
観察者とホログラムスクリーン1とがまっすぐに対向す
るように)自分の座高や表示装置の設置場所等に応じて
表示装置の仰角と方位角を調整しておく。ビデオ等から
の映像信号が入力すると回路基板4のドライバ回路が液
晶表示素子33を駆動して、液晶表示素子33に表示像
が出力される。
【0018】一方、ハロゲンランプ36の放射光が光学
フィルタ35で赤外線や紫外線を除去され、可視光のみ
がミラー34で斜め上方に反射して液晶表示素子33に
入射する。しかして液晶表示素子33に出力された表示
像が投影レンズ32によりホログラムスクリーン1上に
実像を結び、実像を結んだ光はホログラム層12で回折
し一定の拡散角度φで円錐をなして放射する。ホログラ
ムスクリーン1の表示域の全ての点からの円錐が重なる
位置のとる範囲が表示像をみることのできる範囲(図中
のハッチング部分で以下、視域という)Dとなる。投影
角度θを投影光学ユニット3からホログラムスクリーン
1に入射する投影光のホログラム層12での強回折角度
が観察者方向に指向する角度としたから、ハロゲンラン
プ36の放射光は効率よく視域Dに到る。しかして投影
光学ユニット3の光源を大型にせずとも、視域Dにおい
て観察者Oは明るい表示像を見ることができる。
フィルタ35で赤外線や紫外線を除去され、可視光のみ
がミラー34で斜め上方に反射して液晶表示素子33に
入射する。しかして液晶表示素子33に出力された表示
像が投影レンズ32によりホログラムスクリーン1上に
実像を結び、実像を結んだ光はホログラム層12で回折
し一定の拡散角度φで円錐をなして放射する。ホログラ
ムスクリーン1の表示域の全ての点からの円錐が重なる
位置のとる範囲が表示像をみることのできる範囲(図中
のハッチング部分で以下、視域という)Dとなる。投影
角度θを投影光学ユニット3からホログラムスクリーン
1に入射する投影光のホログラム層12での強回折角度
が観察者方向に指向する角度としたから、ハロゲンラン
プ36の放射光は効率よく視域Dに到る。しかして投影
光学ユニット3の光源を大型にせずとも、視域Dにおい
て観察者Oは明るい表示像を見ることができる。
【0019】図3は上記表示装置の光学系と等価な光路
図を示すもので、ホログラムスクリーン1を14インチ
(したがって短辺の長さは222mm)、投影角度を40
度、ホログラムスクリーン1の傾斜角を10度、ハロゲ
ンランプ36とホログラムスクリーン1の間の水平方向
の光学距離(以下、プロジェクタ投射距離という)を2
50mmとし、観察者のアイポイントOをホログラムスク
リーン1の手前500mm(これは14インチ程度の表示
装置を見るときの一般的な距離であり、以下、想定視距
離という)のところとしてある。ハロゲンランプ36か
ら放射された光のうち、ホログラムスクリーン1で回折
する光は観察者のアイポイントOの方に進み、観察者の
アイポイントOの周囲に視域Dを形成する。一方、ホロ
グラムスクリーン1からさらに直進する0次回折光は観
察者のアイポイントOの上方(図においてハロゲンラン
プ36から延びる2本の矢印で挟まれた範囲)に向けて
放射される。0次回折光が放射される位置に観察者のア
イポイントがあると、ハロゲンランプ36が目に映じて
眩しく感じるが、上記表示装置では図のごとく視域Dと
0次回折光が放射される範囲とが重なる領域は極く僅か
であり、観察者のアイポイントOは0次回折光が放射さ
れる範囲から離れている。したがって通常、ハロゲンラ
ンプ36が目に映じることはなく快適に表示像をみるこ
とができる。
図を示すもので、ホログラムスクリーン1を14インチ
(したがって短辺の長さは222mm)、投影角度を40
度、ホログラムスクリーン1の傾斜角を10度、ハロゲ
ンランプ36とホログラムスクリーン1の間の水平方向
の光学距離(以下、プロジェクタ投射距離という)を2
50mmとし、観察者のアイポイントOをホログラムスク
リーン1の手前500mm(これは14インチ程度の表示
装置を見るときの一般的な距離であり、以下、想定視距
離という)のところとしてある。ハロゲンランプ36か
ら放射された光のうち、ホログラムスクリーン1で回折
する光は観察者のアイポイントOの方に進み、観察者の
アイポイントOの周囲に視域Dを形成する。一方、ホロ
グラムスクリーン1からさらに直進する0次回折光は観
察者のアイポイントOの上方(図においてハロゲンラン
プ36から延びる2本の矢印で挟まれた範囲)に向けて
放射される。0次回折光が放射される位置に観察者のア
イポイントがあると、ハロゲンランプ36が目に映じて
眩しく感じるが、上記表示装置では図のごとく視域Dと
0次回折光が放射される範囲とが重なる領域は極く僅か
であり、観察者のアイポイントOは0次回折光が放射さ
れる範囲から離れている。したがって通常、ハロゲンラ
ンプ36が目に映じることはなく快適に表示像をみるこ
とができる。
【0020】観察者のアイポイントOは通常の表示装置
のようにホログラムスクリーン1と500mm程度の近い
距離で対しているから、ホログラムスクリーン1の表面
に触れることもあるが、観察者側に位置しているホログ
ラムスクリーン1の基板11は観察者Oが触れても観察
される表示像の像質に特に影響はなく、裏面側に形成さ
れたホログラム層12には触れることがないのでホログ
ラム層12の微細な回折パターンを傷つけず、像質が劣
化することはない。しかも基板11側の汚れはクロスで
拭くことができ、手入れが容易である。
のようにホログラムスクリーン1と500mm程度の近い
距離で対しているから、ホログラムスクリーン1の表面
に触れることもあるが、観察者側に位置しているホログ
ラムスクリーン1の基板11は観察者Oが触れても観察
される表示像の像質に特に影響はなく、裏面側に形成さ
れたホログラム層12には触れることがないのでホログ
ラム層12の微細な回折パターンを傷つけず、像質が劣
化することはない。しかも基板11側の汚れはクロスで
拭くことができ、手入れが容易である。
【0021】万一ホログラム層12に傷がつけば、取付
けネジ72を外してホログラムスクリーン1を外し、そ
して新しいホログラムスクリーンを装着すればよく、メ
インテナンスが容易にできる。また視域の異なるホログ
ラムスクリーンを複数用意しておき、例えば視域の広い
ものを複数人観察用、視域の狭いものを単数人観察用と
して適宜交換して使い分けることもできる。
けネジ72を外してホログラムスクリーン1を外し、そ
して新しいホログラムスクリーンを装着すればよく、メ
インテナンスが容易にできる。また視域の異なるホログ
ラムスクリーンを複数用意しておき、例えば視域の広い
ものを複数人観察用、視域の狭いものを単数人観察用と
して適宜交換して使い分けることもできる。
【0022】また別の実施の形態としては投影光学ユニ
ットを異なる位置に複数並設し、ホログラムスクリーン
上に異なる複数の表示像を投影する。ホログラムスクリ
ーンは参照光および物体光の入射角度の複数の組合せで
多重露光して作製する。そして各投影光学ユニットの投
影角度を各投影光学ユニットからホログラムスクリーン
に入射する投影光のホログラム層での強回折角度がそれ
ぞれの投影光学ユニットごとに異なる方向に指向する角
度とし、上記異なる方向にそれぞれの視域を形成する。
かかる表示装置では1つのホログラムスクリーンに投影
される複数の表示像を、見る角度を変えることによりそ
れぞれ分離して見ることができる。この場合、表示像の
分離を良くするにはホログラムスクリーンの拡散角度が
小さくなるように拡散板の拡散特性は弱くしておくのが
よい。
ットを異なる位置に複数並設し、ホログラムスクリーン
上に異なる複数の表示像を投影する。ホログラムスクリ
ーンは参照光および物体光の入射角度の複数の組合せで
多重露光して作製する。そして各投影光学ユニットの投
影角度を各投影光学ユニットからホログラムスクリーン
に入射する投影光のホログラム層での強回折角度がそれ
ぞれの投影光学ユニットごとに異なる方向に指向する角
度とし、上記異なる方向にそれぞれの視域を形成する。
かかる表示装置では1つのホログラムスクリーンに投影
される複数の表示像を、見る角度を変えることによりそ
れぞれ分離して見ることができる。この場合、表示像の
分離を良くするにはホログラムスクリーンの拡散角度が
小さくなるように拡散板の拡散特性は弱くしておくのが
よい。
【0023】なお、ホログラムスクリーンと投影光学ユ
ニットとをケーシングに一体に格納したが、必ずしもこ
れに限定されるものではなく基台たる机等に組み込むよ
うにしてもよい。あるいはホログラムスクリーンと投影
光学ユニットとを別体としてもよい。
ニットとをケーシングに一体に格納したが、必ずしもこ
れに限定されるものではなく基台たる机等に組み込むよ
うにしてもよい。あるいはホログラムスクリーンと投影
光学ユニットとを別体としてもよい。
【0024】またケーシングをスタンドがその球殻状の
受け皿部で支持して仰角と方位角とを一緒に変えられる
機構にしたが、仰角と方位角とをそれぞれ独立に調整す
る機構にしてもよい。例えばヒンジ機構と回転テーブル
機構を組み合わせることができる。
受け皿部で支持して仰角と方位角とを一緒に変えられる
機構にしたが、仰角と方位角とをそれぞれ独立に調整す
る機構にしてもよい。例えばヒンジ機構と回転テーブル
機構を組み合わせることができる。
【0025】またホログラムスクリーンを基板側が観察
者側に位置するようにしたが、ホログラム層の表面に保
護膜たるアクリル等のハードコートを形成してホログラ
ム層が傷つくのを防止してもよい。この場合、必ずしも
基板側を観察者側に位置せしめる必要はない。
者側に位置するようにしたが、ホログラム層の表面に保
護膜たるアクリル等のハードコートを形成してホログラ
ム層が傷つくのを防止してもよい。この場合、必ずしも
基板側を観察者側に位置せしめる必要はない。
【0026】また表示像を斜めに投影することによりホ
ログラムスクリーンに投影される表示像は表示輝度が光
軸の中心部で高く周辺部で低い分布を示すが上記投影光
学系、照明光学系の光路の途中に、もしくはホログラム
スクリーンに近接して上記周辺部が上記中心部より透過
率が高い輝度補正フィルタを挿入して輝度分布を均一化
することができる。あるいはホログラムスクリーンのホ
ログラム層の回折効率を上記中心部で周辺部より低くし
たホログラムスクリーンを使用しても同様の効果が得ら
れる。そのようなホログラムスクリーンは、作製すると
きに拡散板の輝度分布を光軸中心部に相当する位置で上
記周辺部に相当する位置より低くなるようにすればよ
い。例えば透過率を下げるフィルタを拡散板の光軸中心
部に相当する位置の出射側に配置する。また表示像を斜
めに投影することによりホログラムスクリーンに投影さ
れる表示像は投影倍率が上側で大きく下側で小さくなる
台形歪が生じるが液晶表示素子に出力される表示像を上
記台形歪を相殺するように予め歪ませておけば、ホログ
ラムスクリーンには台形歪のない表示像を投影させるこ
とができる。
ログラムスクリーンに投影される表示像は表示輝度が光
軸の中心部で高く周辺部で低い分布を示すが上記投影光
学系、照明光学系の光路の途中に、もしくはホログラム
スクリーンに近接して上記周辺部が上記中心部より透過
率が高い輝度補正フィルタを挿入して輝度分布を均一化
することができる。あるいはホログラムスクリーンのホ
ログラム層の回折効率を上記中心部で周辺部より低くし
たホログラムスクリーンを使用しても同様の効果が得ら
れる。そのようなホログラムスクリーンは、作製すると
きに拡散板の輝度分布を光軸中心部に相当する位置で上
記周辺部に相当する位置より低くなるようにすればよ
い。例えば透過率を下げるフィルタを拡散板の光軸中心
部に相当する位置の出射側に配置する。また表示像を斜
めに投影することによりホログラムスクリーンに投影さ
れる表示像は投影倍率が上側で大きく下側で小さくなる
台形歪が生じるが液晶表示素子に出力される表示像を上
記台形歪を相殺するように予め歪ませておけば、ホログ
ラムスクリーンには台形歪のない表示像を投影させるこ
とができる。
【0027】また投影角度は40度としたが必ずしもこ
れに限定されるものではなく、ホログラムスクリーンを
作製するときの参照光および物体光を投射する角度等に
応じて、投影光学ユニットからホログラムスクリーンに
入射する投影光のホログラム層での強回折角度が観察者
方向に指向する角度としてあればよい。したがってホロ
グラムスクリーンを作製するときに参照光および物体光
を投射する角度等を適宜選択することにより投影角度は
大きくも小さくもできる。表示装置の奥行き寸法を小さ
くしたければ投影角度はもっと大きくしてもよいし、0
次回折光が視域を侵さない限度において小さくしてもよ
い。またホログラムスクリーンの傾斜角を10度とした
が、これは表示装置における一般的な数字であって表示
装置の用途、大きさに応じて適宜、別の傾斜角とするこ
とができる。また想定視距離やプロジェクタ投射距離に
ついても表示装置の用途、大きさに応じて装置の設計段
階で決定すればよい。
れに限定されるものではなく、ホログラムスクリーンを
作製するときの参照光および物体光を投射する角度等に
応じて、投影光学ユニットからホログラムスクリーンに
入射する投影光のホログラム層での強回折角度が観察者
方向に指向する角度としてあればよい。したがってホロ
グラムスクリーンを作製するときに参照光および物体光
を投射する角度等を適宜選択することにより投影角度は
大きくも小さくもできる。表示装置の奥行き寸法を小さ
くしたければ投影角度はもっと大きくしてもよいし、0
次回折光が視域を侵さない限度において小さくしてもよ
い。またホログラムスクリーンの傾斜角を10度とした
が、これは表示装置における一般的な数字であって表示
装置の用途、大きさに応じて適宜、別の傾斜角とするこ
とができる。また想定視距離やプロジェクタ投射距離に
ついても表示装置の用途、大きさに応じて装置の設計段
階で決定すればよい。
【0028】また投影レンズは通常のガラス等の材質で
なる凹レンズ、凸レンズを組み合わせて構成したもので
もよいし、ホログラムに集光機能を持たせたホログラム
レンズでもよい。ホログラムレンズの場合、装置を小型
化することができ、しかも回折パターンの中に不要な紫
外線や赤外線を除去するフィルタの機能も併せて記録す
ることができる。
なる凹レンズ、凸レンズを組み合わせて構成したもので
もよいし、ホログラムに集光機能を持たせたホログラム
レンズでもよい。ホログラムレンズの場合、装置を小型
化することができ、しかも回折パターンの中に不要な紫
外線や赤外線を除去するフィルタの機能も併せて記録す
ることができる。
【0029】また光源としてハロゲンランプを使用した
がキセノンランプ、メタルハライドランプ等とすること
もできる。
がキセノンランプ、メタルハライドランプ等とすること
もできる。
【図1】本発明の表示装置の全体縦断面図である。
【図2】本発明の表示装置の要部を説明する図である。
【図3】本発明の表示装置の作動を説明する光路図であ
る。
る。
1 ホログラムスクリーン 11 基板 12 ホログラム層 2 ケーシング(基台) 21 天板 22 開口部 3 投影光学ユニット(投影手段) L 主光軸(投影光) O アイポイント(観察者) θ 投影角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋川 淳 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 観察者に対向して設けられ、基板上にホ
ログラム層を形成した透過型のホログラムスクリーン
と、該ホログラムスクリーン上に表示像を斜め方向から
所定の投影角度で投影する投影手段とを具備せしめ、上
記ホログラムスクリーン上に投影された表示像を観察者
が観察するようになした表示装置において、上記投影角
度を、上記投影手段から上記ホログラムスクリーンに入
射する投影光の上記ホログラム層での強回折角度が観察
者方向に指向する角度としたことを特徴とする表示装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の表示装置において、上記
ホログラムスクリーンと上記投影手段とを共通の基台に
設け、該基台を仰角および方位角可変とした表示装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の表示装置におい
て、上記ホログラムスクリーンを上記基板側を上記観察
者に対向せしめて設置した表示装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3記載の表示装置におい
て、上記ホログラムスクリーンの上記ホログラム層の表
面に透明な保護膜を形成したことを特徴とする表示装
置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4記載の表示装置におい
て、上記ホログラムスクリーンと上記投影手段とを共通
の基台に設け、上記ホログラムスクリーンを上記基台に
脱着可能に設置した表示装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5記載の表示装置におい
て、上記基台を天板に開口部を設けたケーシングで構成
し、該ケーシング内に、上記投影手段を表示像の投影方
向を上記開口部に向けて格納し、上記ホログラムスクリ
ーンを上記表示像の結像位置に配して上記ケーシングに
設置した表示装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6記載の表示装置におい
て、上記ホログラムスクリーンと上記投影手段とで形成
される光学系の光路の途中もしくは上記ホログラムスク
リーンに近接して、表示像の輝度分布を補正する輝度補
正フィルタを設けたことを特徴とする表示装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし6記載の表示装置におい
て、上記ホログラムスクリーンの回折効率を投影像の輝
度分布と逆の傾向に分布せしめたことを特徴とする表示
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7299095A JPH09113995A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7299095A JPH09113995A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09113995A true JPH09113995A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17868098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7299095A Withdrawn JPH09113995A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09113995A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998059501A1 (en) * | 1997-06-24 | 1998-12-30 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Projection televisions with three-dimensional holographic screens |
WO1999004576A1 (en) * | 1997-07-15 | 1999-01-28 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Holographic screen projection televisions with optical correction |
US6078351A (en) * | 1996-12-31 | 2000-06-20 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Projection televisions with three dimensional holographic screens |
US6151163A (en) * | 1997-09-10 | 2000-11-21 | Thomson Licensing S.A. | Holographic projection screen having a rear-facing fresnel lens |
US6483533B1 (en) | 1998-01-29 | 2002-11-19 | Thomson Licensing S.A. | Projection televisions with three dimensional holographic screens |
WO2010122854A1 (ja) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | コニカミノルタオプト株式会社 | 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ |
WO2014119407A1 (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-07 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP7299095A patent/JPH09113995A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6078351A (en) * | 1996-12-31 | 2000-06-20 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Projection televisions with three dimensional holographic screens |
WO1998059501A1 (en) * | 1997-06-24 | 1998-12-30 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Projection televisions with three-dimensional holographic screens |
WO1999004576A1 (en) * | 1997-07-15 | 1999-01-28 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Holographic screen projection televisions with optical correction |
US6151163A (en) * | 1997-09-10 | 2000-11-21 | Thomson Licensing S.A. | Holographic projection screen having a rear-facing fresnel lens |
US6483533B1 (en) | 1998-01-29 | 2002-11-19 | Thomson Licensing S.A. | Projection televisions with three dimensional holographic screens |
CN100336403C (zh) * | 1998-09-10 | 2007-09-05 | 汤姆森消费电子有限公司 | 具有一个面向后部的菲涅耳透镜的全息投影屏幕 |
WO2010122854A1 (ja) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | コニカミノルタオプト株式会社 | 映像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよびヘッドアップディスプレイ |
WO2014119407A1 (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-07 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |