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JPH0911257A - 模様を有する樹脂成形物およびその製造方法 - Google Patents

模様を有する樹脂成形物およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0911257A
JPH0911257A JP16073895A JP16073895A JPH0911257A JP H0911257 A JPH0911257 A JP H0911257A JP 16073895 A JP16073895 A JP 16073895A JP 16073895 A JP16073895 A JP 16073895A JP H0911257 A JPH0911257 A JP H0911257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
composition
mold
molded product
resin molded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16073895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Fundou
正昭 分銅
Seiji Kato
誠司 加藤
Itsuki Otani
厳 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP16073895A priority Critical patent/JPH0911257A/ja
Publication of JPH0911257A publication Critical patent/JPH0911257A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 下型10に硬化性樹脂を含む組成物1をチャ
ージした後、型締め操作を行う。組成物1が加圧されて
キャビティに展延されると、型開きを行う。このとき、
組成物1は殆ど硬化していない。次いで、該組成物1上
の所望の位置に模様となるべき模様材料2…を配置した
後、再度、型締め操作を行い、模様材料2…を組成物1
内に埋め込む。この状態で組成物1をプレス成形するこ
とにより、該組成物1を硬化させる。次に、型開きを行
い、樹脂成形物3を取り出す。 【効果】 模様材料の大きさや機械的強度等による制限
を受けることなく、例えば象眼模様等の所望の模様を有
する樹脂成形物を大量かつ安価に製造することができ
る。また、組成物および模様材料を適宜選択することに
より、意匠性に優れた樹脂成形物、例えば御影石調や大
理石調の地模様を備え、かつ、象眼模様を有する人造石
等の樹脂成形物を簡単かつ容易に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば象眼模様等の所
望の模様を有する樹脂成形物、およびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば天然石等の物品に、象眼
によって模様を形成する場合には、以下のような方法が
実施されている。即ち、先ず、上記の物品に模様となる
べき模様材料を埋め込むための凹陥部(溝)を切削等に
より形成する。次に、上記の凹陥部に接着剤等を塗布し
た模様材料を嵌め込む。
【0003】ところが、上記の方法では、所望の模様を
有する物品を大量かつ安価に製造することができない。
そこで、象眼模様が施された天然石の代替品として、従
来より、例えば象眼模様等の模様を有する人造大理石
(樹脂成形物)が提案されている。このような人造大理
石の製造方法として、例えば、特開平6-210648号公報に
は、模様となるべき板状体を金型(下型)上に配置した
後、該板状体の上に熱硬化性樹脂を含むコンパウンドを
配して型締めし、加熱・加圧する方法が開示されてい
る。つまり、金型上に上記板状体およびコンパウンドを
この順に配した後、型締めしてプレス成形することによ
り、1回の加圧によって模様を有する人造大理石を得る
方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法で
は、金型上に配された板状体の上にコンパウンドを配し
て加圧し、該コンパウンドをキャビティに充填する。従
って、表面全体に模様を有する人造大理石を製造する場
合、即ち、比較的大きい板状体を用いて、大きな模様を
形成する場合には、コンパウンドのキャビティ内での展
延動作に伴って板状体がキャビティ内を移動することは
なく、所望の模様を有する人造大理石が得られる。
【0005】しかしながら、例えば表面の一部分にだけ
模様を有する人造大理石を製造する場合、即ち、比較的
小さい板状体を用いて、飛び飛びの模様や細かな模様を
形成する場合には、コンパウンドのキャビティ内での展
延動作に伴って板状体がキャビティ内を移動する。つま
り、金型上における所望の位置に板状体を配置しても、
加圧によって板状体が移動してしまい、模様が偏在した
(即ち、所望した模様が形成されていない)人造大理石
しか得ることができないという問題点を有している。
尚、板状体の移動を抑制するには、例えば板状体を金型
に貼着する等の面倒な作業が必要となる。
【0006】また、上記従来の製造方法は、板状体の上
にコンパウンドを配した後、該コンパウンドをキャビテ
ィに充填する。このため、例えば板状体の機械的強度が
小さい場合には、コンパウンドの展延時にかかる圧力に
より、板状体が損傷(例えば、引き千切られる等)し、
所望の模様を形成することができない。
【0007】つまり、上記従来の製造方法は、比較的大
きく、かつ、所定の機械的強度を備えた板状体を用い
て、表面全体に模様を有する人造大理石を製造する場合
にしか適用することができない方法である。即ち、上記
従来の製造方法は、例えば、比較的小さい板状体を用い
て、表面の一部分にだけ模様を有する人造大理石を製造
する場合、或いは、機械的強度が比較的小さい板状体を
用いて模様を有する人造大理石を製造する場合には、適
用することが困難であるという問題点を有している。
【0008】従って、比較的小さい板状体、或いは、機
械的強度が比較的小さい板状体を用いて、例えば象眼模
様等の所望の模様を有する人造大理石(樹脂成形物)を
製造する方法が求められている。尚、上記従来の製造方
法は、所望する模様を得るには板状体を裏返しにして金
型上に配置しなければならない。従って、板状体の位置
決めや配置作業が煩雑である。
【0009】即ち、本発明は、上記従来の問題点に鑑み
なされたものであり、その目的は、模様となるべき模様
材料の大きさや機械的強度等による制限を受けることな
く、例えば象眼模様等の所望の模様を有する樹脂成形物
を製造することができる製造方法を提供することにあ
る。また、本発明は、例えば象眼模様等の所望の模様を
有する樹脂成形物を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明者等は、上記目
的を達成すべく、模様となるべき模様材料の大きさや機
械的強度等による制限を受けることなく、所望の模様を
有する樹脂成形物を製造することができる方法について
鋭意検討した。その結果、硬化性樹脂を含む組成物を金
型等の型に入れ、加圧して展延した後、一旦、型開きを
行い、その後、硬化性樹脂の硬化前に、該組成物上に模
様となるべき模様材料を配置して再度加圧することによ
り、所望の模様を有する樹脂成形物を製造することがで
きることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、請求項1記載の発明の模様を有する
樹脂成形物の製造方法は、上記の課題を解決するため
に、硬化性樹脂を含む組成物を型に入れ、加圧して展延
した後、型開きを行い、硬化性樹脂の硬化前に、該組成
物上に模様となるべき模様材料を配置して再度加圧する
ことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明の模様を有する樹脂成
形物の製造方法は、上記の課題を解決するために、請求
項1記載の模様を有する樹脂成形物の製造方法におい
て、上記組成物よりも上記模様材料の方が硬いことを特
徴としている。
【0013】また、請求項3記載の発明の模様を有する
樹脂成形物は、上記の課題を解決するために、硬化性樹
脂を含む成形物上に模様となるべき模様材料を有する樹
脂成形物であって、上記模様材料がガラスおよび/また
は木材であることを特徴としている。
【0014】以下に本発明を詳しく説明する。本発明に
かかる模様を有する樹脂成形物(以下、単に樹脂成形物
と記す)の製造方法において用いられる組成物は、硬化
性樹脂を含んでいればよく、特に限定されるものではな
い。組成物は、硬化性樹脂の他に、充填剤、硬化剤、硬
化促進剤、紫外線吸収剤、低収縮化剤、カップリング
剤、増粘剤、内部離型剤、重合禁止剤、および、顔料や
染料等の着色剤等の添加剤を必要に応じて含んでなる。
また、組成物は、一般にプレス成形に用いられるシート
モールディングコンパウンド(SMC)やバルクモール
ディングコンパウンド(BMC)等の繊維強化樹脂(F
RP)であってもよい。尚、組成物における硬化性樹脂
と添加剤との混合方法や混合順序等、即ち、組成物の製
造方法は、特に限定されるものではない。
【0015】硬化性樹脂は、加圧成形することができる
樹脂であればよく、特に限定されるものではない。上記
の硬化性樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン樹
脂、フェノール樹脂等が挙げられる。これら硬化性樹脂
は、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上を適
宜混合して用いてもよい。上記例示の硬化性樹脂のう
ち、アクリル系樹脂および不飽和ポリエステル樹脂が特
に好適であるが、該硬化性樹脂は、例えば、樹脂成形物
の用途等に応じて、適宜選択すればよい。
【0016】充填剤としては、例えば、水酸化アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、シリカ、ガラスの破砕物、ガラ
ス粉、ガラスフリット、セラミック、天然石の砕石、砂
等が挙げられるが、特に限定されるものではない。ま
た、樹脂成形物の機械的強度を向上させるガラス繊維や
炭素繊維等を充填剤として用いてもよい。つまり、上記
組成物においては、一般に用いられているあらゆる充填
剤を添加することができる。上記の水酸化アルミニウム
やガラス粉を充填剤として用いると、樹脂成形物に難燃
性や透明性を付与することができる。尚、上記各種充填
剤の形状や粒子径等の形態、および添加量等は、特に限
定されるものではない。
【0017】上記の着色剤は、硬化性樹脂に対して一般
に用いられている着色剤を用いることができ、特に限定
されるものではない。また、着色剤の色は、所望する樹
脂成形物に応じた色であればよい。
【0018】上記組成物は、例えばシリカ、ガラス、セ
ラミック、天然石の砕石、砂等を含まない場合には、い
わゆる単色系である。これに対し、上記組成物がこれら
充填剤を含む場合には、該組成物、つまり、樹脂成形物
(成形物)は、いわゆる御影石調や大理石調の地模様を
備えることとなる。即ち、組成物にシリカやガラス、セ
ラミック、天然石の砕石、砂等を添加することにより、
御影石調や大理石調の地模様を備えた人造石(樹脂成形
物)を得ることができる。
【0019】本発明にかかる樹脂成形物の製造方法にお
いて用いられる模様となるべき模様材料(以下、単に模
様材料と記す)は、上記の組成物上に例えば象眼模様等
の所望の模様を形成可能であり、しかも、組成物を硬化
させる際に溶融や変質、収縮等を生じないものであれ
ば、特に限定されるものではない。上記の模様材料とし
ては、例えば、前記組成物と同一の組成を有し、かつ、
該組成物とは色相や色調が異なる樹脂組成物、即ち、前
記組成物に着色剤を添加してなる樹脂組成物;この樹脂
組成物を酸化マグネシウム(MgO)やイソシアネート
等の増粘剤で増粘してなる樹脂組成物;上記各樹脂組成
物を硬化(成形)してなる樹脂硬化物;御影石や大理石
等の天然石、各種鉱物;ステンレスや銅等の金属;木
材;貝殻;セラミック;ガラス;スラグ等が挙げられ
る。尚、上記の木材や貝殻、ガラス等は、任意の色に着
色されていてもよい。また、ガラスは、模様(柄)を有
していてもよい。
【0020】模様材料の形状は、例えば棒状、球状、板
状等とすればよいが、特に限定されるものではなく、所
望する模様に応じて、適宜選択すればよい。また、模様
材料の大きさや使用量等も、特に限定されるものではな
く、所望する模様に応じて、適宜選択すればよい。つま
り、形状や大きさ等による制限を受けることがないの
で、該模様材料により、あらゆる模様を形成することが
できる。尚、上記の着色剤は、硬化性樹脂に対して一般
に用いられている着色剤を用いることができ、特に限定
されるものではない。また、着色剤の色は、組成物とは
色相や色調が異なり、所望の模様を形成するのに適した
色であればよい。さらに、模様材料が例えば樹脂組成物
や樹脂硬化物からなる場合における該模様材料の製造方
法は、特に限定されるものではない。
【0021】模様材料の硬さ、即ち、上記組成物の硬さ
と模様材料の硬さとの関係は、特に限定されるものでは
ない。例えば、明確な(いわゆるハッキリした)輪郭を
有する模様、つまり、いわゆるシャープな模様を形成す
る場合には、組成物よりも模様材料の方が硬いことが好
ましい。また、例えば、不明確な(いわゆるぼんやりし
た)輪郭を有する模様、つまり、いわゆる滲んだ模様を
形成する場合には、組成物よりも模様材料の方が軟らか
いか、若しくは組成物の硬さと模様材料の硬さとが等し
いことが好ましい。
【0022】模様材料の厚み、即ち、上記組成物に埋め
込まれるべき深さは、特に限定されるものではないが、
組成物から脱離せず、しかも、得られる模様に外観上、
いわゆる深み等が感じられるように、 0.5mm以上が好ま
しい。また、模様材料は、組成物からの脱離を完全に防
止するために、樹脂成形物(成形物)の表面側に位置す
る部分よりも内部に位置する部分の方が大きいこと(い
わゆるアンダーカット状態)がより好ましい。これによ
り、接着剤等を用いなくても、組成物に模様材料を固定
することができる。尚、模様材料が例えば樹脂組成物や
樹脂硬化物からなる場合には、該模様材料と組成物とが
互いに接着するので、いわゆるアンダーカット状態とし
なくても、模様材料が組成物から脱離することはない。
【0023】次に、樹脂成形物の製造方法の一例につい
て、図1を参照しながら、以下に説明する。先ず、図1
(a)に示すように、雌型である下側の金型(以下、下
型と称する)10に所定量の組成物1をチャージした
後、雄型である上側の金型(以下、上型と称する)11
を下降させて型締め操作を行う。これにより、組成物1
は加圧されてキャビティに展延される。上記の型締め操
作は、キャビティのほぼ全体にわたって組成物1が展延
されるまで行えばよく、必ずしも上型10および下型1
1を完全に型締めする必要はない。尚、両金型10・1
1は、例えばプレス機等に取り付けられており、所定の
温度に加熱されている。また、展延された組成物1の厚
さ、即ち、製造する樹脂成形物の厚さは、特に限定され
るものではない。
【0024】次に、組成物1が展延されると、同図
(b)に示すように、上型11を上昇させて型開きを行
う。このとき、組成物1、即ち、硬化性樹脂は、殆ど硬
化していない。次いで、同図(c)に示すように、展延
された組成物1上に、つまり、所望する模様に対応する
位置に、模様材料2…を配置する。模様材料2…の配置
方法は、特に限定されるものではない。例えば、模様材
料2が固体である場合には、組成物1上に載置すればよ
い。また、模様材料2が例えばペースト状等である場合
には、該模様材料2を適当な袋等に入れた後、組成物1
上に絞り出せばよい。さらに、互いに異なる種類の模様
材料、つまり、二種類以上の模様材料を用いてもよい。
【0025】尚、プレス成形に供される組成物は、通
常、各種添加剤を含んでいる。また、硬化性樹脂は、成
形加工性等の面から、或る程度硬化されている。このた
め、組成物1は、所定の硬さを備えている。従って、組
成物1上に配置された模様材料2…が、自重によって組
成物1内に沈み込むことはない。
【0026】その後、同図(d)に示すように、上型1
1を再度下降させて型締め操作を行う。これにより、模
様材料2…は加圧されて組成物1内に埋め込まれる。こ
の状態で組成物1を加熱加圧成形、即ち、プレス成形す
ることにより、該組成物1を硬化させる。尚、模様材料
2…を組成物1内に埋め込む型締め操作は、硬化性樹脂
が完全に硬化するまでに行えばよい。
【0027】次に、同図(e)に示すように、上型11
を上昇させて型開きを行い、硬化した組成物1、即ち、
樹脂成形物3を取り出す。以上の工程により、樹脂成形
物3が得られる。樹脂成形物3の表面、つまり、模様を
有する面は、必要に応じて研磨してもよい。
【0028】尚、上記の説明においては、両金型10・
11が所定の温度に予め加熱されている場合を例示した
が、両金型10・11は、組成物1をプレス成形する段
階(つまり、同図(d)に示す段階)で所定の温度とな
っていればよい。また、上記の説明においては、下型1
0が雌型であり、上型11が雄型である場合を例示した
が、金型は、下型を雄型とし、上型を雌型とすることも
できる。但し、下型が雌型である場合が好ましい。さら
に、上記の説明においては、両金型10・11を用いる
場合を例示したが、組成物1を成形する際に用いる型
は、FRP等からなっていてもよい。つまり、いわゆる
コールドプレス法により、組成物1を成形してもよい。
この場合には、型開きせずに、模様材料2…が埋め込ま
れた組成物1を型ごと硬化炉等に搬入して加熱成形すれ
ばよい。FRP等からなる型を用いる場合には、プレス
機を用いて加圧してもよく、また、人力(例えば、型に
体重をかけて加圧する等)によって加圧してもよい。
【0029】本発明にかかる樹脂成形物の製造方法は、
以上のように、硬化性樹脂を含む組成物を型に入れ、加
圧して展延した後、型開きを行い、硬化性樹脂の硬化前
に、該組成物上に模様となるべき模様材料を配置して再
度加圧する方法である。
【0030】このように、組成物を加圧して展延した
後、該組成物上に模様材料を配置し、再度加圧するの
で、該模様材料は、組成物に埋め込まれるだけであり、
キャビティ内を移動することはなく、また、損傷(例え
ば、引き千切られる等)を受けることもない。それゆ
え、組成物上における任意の位置に模様材料を配置する
ことにより、所望の模様を有する樹脂成形物を簡単かつ
容易に製造することができる。即ち、模様材料が比較的
小さい場合、或いは、機械的強度が比較的小さい場合に
おいても、所望の模様を有する樹脂成形物を製造するこ
とができる。また、模様に対応する形状に模様材料を予
め成形しておく必要が無く、所望する模様の通りに模様
材料を配置するだけでよいので、模様材料の位置決めや
配置作業が容易であり、かつ、樹脂成形物を安価に製造
することができる。さらに、組成物と模様材料との境目
に隙間が形成されないので、樹脂成形物の外観が美麗で
ある。
【0031】これにより、模様となるべき模様材料の大
きさや機械的強度等による制限を受けることなく、例え
ば象眼模様等の所望の模様を有する樹脂成形物を大量か
つ安価に製造することができる。また、組成物に含まれ
る添加剤、および、模様材料を適宜選択することによ
り、意匠性に優れた樹脂成形物、例えば御影石調や大理
石調の地模様を備え、かつ、象眼模様を有する人造石等
の樹脂成形物を簡単かつ容易に得ることができる。
【0032】また、本発明にかかる樹脂成形物の製造方
法は、以上のように、上記組成物よりも上記模様材料の
方が硬い方法である。これにより、明確な(いわゆるハ
ッキリした)輪郭を有する模様、つまり、いわゆるシャ
ープな模様を有する樹脂成形物を製造することができ
る。
【0033】さらに、本発明にかかる樹脂成形物は、以
上のように、硬化性樹脂を含む成形物上に模様材料を有
する樹脂成形物であって、上記模様材料がガラスおよび
/または木材である構成である。これにより、成形物に
ガラスおよび/または木材で象眼を施したような、美麗
な模様を有する意匠性に優れた樹脂成形物を得ることが
できる。
【0034】上記樹脂成形物の用途としては、例えば、
タイルや壁用パネル等の建築用装飾材;浴槽、浴室パネ
ル、キッチンカウンター、洗面化粧台、テーブル天板等
の住設機器;各種装飾品、表札等が挙げられるが、特に
限定されるものではない。
【0035】
【作用】上記の方法によれば、樹脂成形物は、硬化性樹
脂を含む組成物を型に入れ、加圧して展延した後、型開
きを行い、硬化性樹脂の硬化前に、該組成物上に模様と
なるべき模様材料を配置して再度加圧することにより製
造される。
【0036】これにより、模様となるべき模様材料の大
きさや機械的強度等による制限を受けることなく、例え
ば象眼模様等の所望の模様を有する樹脂成形物を大量か
つ安価に製造することができる。また、組成物および模
様材料を適宜選択することにより、意匠性に優れた樹脂
成形物、例えば御影石調や大理石調の地模様を備え、か
つ、象眼模様を有する人造石等の樹脂成形物を簡単かつ
容易に得ることができる。
【0037】また、上記の方法によれば、組成物よりも
硬い模様材料を用いることにより、明確な(いわゆるハ
ッキリした)輪郭を有する模様、つまり、いわゆるシャ
ープな模様を有する樹脂成形物を製造することができ
る。
【0038】さらに、上記の構成によれば、成形物にガ
ラスおよび/または木材で象眼を施したような、美麗な
模様を有する意匠性に優れた樹脂成形物を得ることがで
きる。
【0039】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。尚、実施例および比較例に記載
の「部」は、「重量部」を示す。
【0040】〔実施例1〕先ず、組成物の原料となるア
クリルシラップを合成した。即ち、温度計、ガス吹き込
み管、還流冷却器および攪拌機を取り付けた反応容器で
あるセパラブルフラスコに、メチルメタクリレート 190
部と、メタクリル酸10部とを仕込んだ。次に、反応液を
攪拌しながら、窒素ガス雰囲気下で、該反応液を80℃ま
で昇温させた。その後、反応液を攪拌しながら、該反応
液に、重合開始剤である 2,2'-アゾビスイソブチロニト
リル0.01部と、連鎖移動剤であるn-ドデシルメルカプタ
ン 0.6部とを投入して重合反応を開始させた。そして、
25℃における該反応液の粘度が 300ポイズ程度になった
時点でフラスコを冷却し、重合反応を終了させた。これ
により、固形分が40重量%のアクリルシラップを得た。
【0041】そして、このアクリルシラップを用いて組
成物を調製した。即ち、硬化性樹脂としての該アクリル
シラップ90部、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート10部、およびスチレン5部に、充填剤である微粉末
状の水酸化アルミニウム(昭和電工株式会社製;商品名
ハイジライトH−320) 100部、天然白御影石2分
石 550部、ガラス粉(日東紡績株式会社製;商品名 コ
ナックFMB−5W−001) 150部、および、強化ガ
ラス繊維(日本電気硝子株式会社製;商品名チョップド
ストランドECSO6B−144/P)35部を添加し、
さらに、硬化剤(日本油脂株式会社製;商品名 パーヘ
キサTMH)1部、および、カップリング剤(信越化学
工業株式会社製;商品名 KBM−503)2部を添加
した。そして、この混合物をニーダで混練することによ
り、BMC、つまり、組成物を得た。
【0042】次に、模様材料を調製した。即ち、上記組
成物の原料である該アクリルシラップ90部、トリメチロ
ールプロパントリメタクリレート10部、およびスチレン
5部に、上記の水酸化アルミニウム 100部、ガラス粉 1
50部、強化ガラス繊維35部、硬化剤1部、および、カッ
プリング剤2部を添加し、さらに、天然茶御影石2分石
550部、および増粘剤である酸化マグネシウム(協和化
学工業株式会社製;商品名 キョーワマグ20)2部を
添加した。そして、この混合物をニーダで混練すること
により、混練物を得た。つまり、前記組成物の原料とし
て用いた天然御影石を上記の如く変更し、さらに増粘剤
を添加した以外は、該組成物と同様にして混練物を得
た。次いで、この混練物を所定の大きさの棒状に予備成
形した後、増粘することにより、模様材料を得た。
【0043】以上のようにして調製した組成物および模
様材料を用いて樹脂成形物を製造した。先ず、プレス機
に取り付けられた下型を 110℃に、上型を 115℃にそれ
ぞれ加熱した。次に、上記の下型に所定量の組成物をチ
ャージした後、上型を下降させ、プレス圧力50 kgf/cm2
〜85 kgf/cm2で型締め操作を行った。その後、直ちに上
型を上昇させて型開きを行った。すると、組成物は加圧
され、キャビティのほぼ全体にわたって展延されてい
た。また、このとき、組成物は、殆ど硬化していなかっ
た。
【0044】次いで、展延された組成物上に、縞模様と
格子縞模様とが形成されるように模様材料を適宜配置し
た後、上型を再度下降させ、プレス圧力85 kgf/cm2で型
締め操作を行った。そして、この状態で10分間プレス成
形することにより該組成物を硬化させた。その後、上型
を上昇させて型開きを行い、硬化した組成物である樹脂
成形物を取り出した。そして、得られた樹脂成形物の表
面、つまり、模様を有する面を湿式研磨機を用いて研磨
した。尚、模様材料は組成物内に埋め込まれていた。
【0045】得られた樹脂成形物は、その表面が、二種
類の天然石を組み合わせることにより縞模様と格子縞模
様とが形成されているような外観を有していた。つま
り、上記の製造方法により、一方の天然石に、他方の天
然石で象眼を施したような、美麗な縞模様と格子縞模様
とを有する意匠性に優れた樹脂成形物としての人造石が
得られた。
【0046】〔実施例2〕先ず、組成物を調製した。即
ち、硬化性樹脂としての不飽和ポリエステル樹脂(株式
会社日本触媒製;商品名 エポラックNH−111)85
部に、充填剤である微粉末状の水酸化アルミニウム(昭
和電工株式会社製;商品名 ハイジライトH−320)
250部、天然白御影石2分石 550部、および、強化ガラ
ス繊維(日本電気硝子株式会社製;商品名 チョップド
ストランドECSO6B−144/P)35部を添加し、
さらに、硬化剤(化薬アクゾ株式会社製;商品名 カヤ
カルボンBIC−75)1部、低収縮化剤(株式会社日
本触媒製;商品名 AT−600)15部、および、カッ
プリング剤(信越化学工業株式会社製;商品名 KBM
−503)2部を添加した。そして、この混合物をニー
ダで混練することにより、BMC、つまり、組成物を得
た。
【0047】次に、模様材料を調製した。即ち、上記組
成物の原料である不飽和ポリエステル樹脂85部に、上記
の水酸化アルミニウム 250部、強化ガラス繊維35部、硬
化剤1部、低収縮化剤15部、および、カップリング剤2
部を添加し、さらに、天然茶御影石2分石 550部、およ
び増粘剤である酸化マグネシウム(協和化学工業株式会
社製;商品名 キョーワマグ20)2部を添加した。そ
して、この混合物をニーダで混練することにより、混練
物を得た。つまり、前記組成物の原料として用いた天然
御影石を上記の如く変更し、さらに増粘剤を添加した以
外は、該組成物と同様にして混練物を得た。次いで、こ
の混練物を所定の大きさの棒状に予備成形した後、増粘
することにより、模様材料を得た。
【0048】以上のようにして調製した組成物、およ
び、模様材料を用いて、実施例1と同様のプレス成形お
よび研磨を行うことにより、樹脂成形物を製造した。
【0049】得られた樹脂成形物は、その表面が、二種
類の天然石を組み合わせることにより縞模様と格子縞模
様とが形成されているような外観を有していた。つま
り、上記の製造方法により、一方の天然石に、他方の天
然石で象眼を施したような、美麗な縞模様と格子縞模様
とを有する意匠性に優れた樹脂成形物としての人造石が
得られた。
【0050】〔実施例3〕実施例2と同様の操作を行う
ことにより、組成物を調製した。また、実施例2におけ
る天然茶御影石2分石 550部の代わりに、天然黒御影石
2分石 550部を用いた以外は、実施例2と同様の操作を
行うことにより、混練物を得た。次いで、この混練物を
適当な図形や文字の形状となるように予備成形した後、
増粘することにより、模様材料を得た。
【0051】以上のようにして調製した組成物および模
様材料を用いて、実施例1と同様のプレス成形および研
磨を行うことにより、樹脂成形物を製造した。
【0052】得られた樹脂成形物は、その表面に、二種
類の天然石を組み合わせることにより図形や文字の模様
が形成されているような外観を有していた。即ち、図2
に示すように、樹脂成形物3は、その表面3aに、模様
材料2により図形や文字(同図では「M」)の模様が形
成されていた。尚、図3に示すように、樹脂成形物3の
裏面3bは天然石調の外観を有していた。
【0053】つまり、上記の製造方法により、一方の天
然石に、他方の天然石で象眼を施したような、美麗な図
形や文字の模様を有する意匠性に優れた樹脂成形物とし
ての人造石が得られた。
【0054】〔実施例4〕実施例2と同様の操作を行う
ことにより、組成物を調製した。また、実施例2におけ
る模様材料の代わりに、ステンレスからなる所定の大き
さの棒、鎖および網を模様材料として用いた。
【0055】以上のようにして調製した組成物、およ
び、模様材料を用いて、実施例1と同様のプレス成形お
よび研磨を行うことにより、樹脂成形物を製造した。
【0056】得られた樹脂成形物は、天然石調の表面
に、ステンレスにより鎖や網等の模様が形成されている
ような外観を有していた。つまり、上記の製造方法によ
り、天然石にステンレスで象眼を施したような、美麗な
模様を有する意匠性に優れた樹脂成形物としての人造石
が得られた。尚、この人造石の曲げ強度は 4.7kgf/mm2
であった。また、上記の組成物のみをプレス成形して得
られた樹脂成形物、即ち、ステンレスが埋め込まれてい
ない樹脂成形物の曲げ強度は 3.7kgf/mm2 であった。
【0057】〔実施例5〕実施例2と同様の操作を行う
ことにより、組成物を調製した。また、実施例2におけ
る模様材料の代わりに、木材であるチークからなる所定
の大きさの棒、着色されたガラス玉(ビー玉)、所定の
大きさのガラス棒、および、上記の組成物を成形し、所
定の大きさの棒に加工した加工物を模様材料として用い
た。
【0058】以上のようにして調製した組成物、およ
び、模様材料を用いて、実施例1と同様のプレス成形お
よび研磨を行うことにより、樹脂成形物を製造した。
【0059】得られた樹脂成形物は、天然石調の表面
に、チークからなる棒、ガラス玉、ガラス棒および加工
物により、複雑な模様が形成されているような外観を有
していた。つまり、上記の製造方法により、天然石に木
材やガラス等の複数の模様材料で象眼を施したような、
美麗な模様を有する意匠性に優れた樹脂成形物としての
人造石が得られた。
【0060】〔実施例6〕実施例2と同様の操作を行う
ことにより、組成物を調製した。また、実施例2におけ
る天然茶御影石2分石 550部の代わりに、天然黒御影石
2分石 550部を用いると共に、増粘剤2部を添加しない
以外は、実施例2と同様の操作を行うことにより、混練
物を得た。次いで、この混練物を適当な図形や文字の形
状となるように予備成形することにより、模様材料を得
た。尚、上記組成物の硬さと模様材料の硬さとはほぼ等
しかった。
【0061】以上のようにして調製した組成物および模
様材料を用いて、実施例1と同様のプレス成形を行うこ
とにより、樹脂成形物を製造した。
【0062】得られた樹脂成形物は、その表面に、二種
類の天然石を組み合わせることにより図形や文字の模様
がぼんやりした輪郭で形成されているような外観を有し
ていた。つまり、上記の製造方法により、従来の象眼に
よって形成することのできない、滲んだ模様を有する意
匠性に優れた樹脂成形物が得られた。
【0063】〔実施例7〕実施例2と同様の操作を行う
ことにより、組成物を調製した。また、実施例2におけ
る模様材料の代わりに、ステンレスからなり、所望する
樹脂成形物の厚みと等しい高さを有する立方体および円
柱を模様材料として用いた。
【0064】以上のようにして調製した組成物、およ
び、模様材料を用いて、実施例1と同様のプレス成形お
よび研磨を行うことにより、樹脂成形物を製造した。
【0065】得られた樹脂成形物は、天然石調の表面お
よび裏面に、ステンレスにより正方形や円形の模様が形
成されているような外観を有していた。つまり、上記の
製造方法により、天然石の表面および裏面にステンレス
で象眼を施したような、美麗な模様を有する意匠性に優
れた樹脂成形物としての人造石が得られた。
【0066】〔実施例8〕先ず、組成物の原料となる共
重合ポリマービーズを合成した。即ち、温度計、ガス吹
き込み管、還流冷却器および攪拌機を取り付けた反応容
器であるセパラブルフラスコに、部分ケン化型のポリビ
ニルアルコール(日本合成化学工業株式会社製;商品名
ゴーセノールGH−20)を濃度が 0.5重量%となる
ように溶解させた完全脱塩水2000gを仕込んだ。一方、
別の容器に、スチレン85部と、2-ヒドロキシプロピルメ
タクリレート15部と、重合開始剤であるベンゾイルパー
オキサイド1部と、連鎖移動剤であるn-ドデシルメルカ
プタン 0.1部とからなる混合物を調製した。
【0067】次に、上記の水溶液を攪拌しながら、窒素
ガス雰囲気下で、該水溶液を80℃まで加熱した後、水溶
液に上記の混合物1000gを加えた。すると、凡そ4時間
後に反応液の発熱が始まったので、フラスコを冷却し、
反応液の温度を85℃未満に維持した。次いで、上記の発
熱が終了した後、反応液を90℃まで昇温し、約1時間攪
拌した。その後、フラスコを室温まで冷却し、反応を終
了させた。
【0068】反応終了後、目の大きさが60μmのナイロ
ン製ガーゼを用いて上記の反応液を吸引濾過することに
より、粒状の重合体を得た。そして、得られた重合体を
完全脱塩水で洗浄した後、真空乾燥機内で60℃で乾燥さ
せた。これにより、共重合ポリマービーズを得た。
【0069】そして、この共重合ポリマービーズを用い
て組成物を調製した。即ち、硬化性樹脂としての該共重
合ポリマービーズ50部、無水マレイン酸5部、トリメチ
ロールプロパントリメタクリレート15部、およびスチレ
ン40部に、充填剤である微粉末状の水酸化アルミニウム
(昭和電工株式会社製;商品名 ハイジライトH−32
0) 300部と、強化ガラス繊維(日本電気硝子株式会社
製;商品名 チョップドストランドECSO6B−14
4/P)30部とを添加し、さらに、硬化剤(化薬アクゾ
株式会社製;商品名 カヤカルボンBIC−75)1
部、カップリング剤(信越化学工業株式会社製;商品名
KBM−503)2部、および、内部離型剤であるス
テアリン酸亜鉛2部を添加した。また、この混合物に、
重合禁止剤を 100ppm となるように添加した。
【0070】そして、この混合物をニーダで混練するこ
とにより、コンパウンドを得た。さらに、このコンパウ
ンドを40℃で24時間熟成させた後、該コンパウンドに、
天然白御影石2分石 550部を添加した。そして、この混
合物をニーダで混練することにより、BMC、つまり、
組成物を得た。
【0071】また、ステンレスからなり、所望する樹脂
成形物の厚みと等しい高さを有する立方体および円柱を
模様材料として用いた。
【0072】以上のようにして調製した組成物、およ
び、模様材料を用いて、実施例1と同様のプレス成形お
よび研磨を行うことにより、樹脂成形物を製造した。
【0073】得られた樹脂成形物は、天然石調の表面お
よび裏面に、ステンレスにより正方形や円形の模様が形
成されているような外観を有していた。つまり、上記の
製造方法により、天然石の表面および裏面にステンレス
で象眼を施したような、美麗な模様を有する意匠性に優
れた樹脂成形物としての人造石が得られた。
【0074】〔比較例1〕実施例3と同様の操作を行う
ことにより、組成物および模様材料を調製した。そし
て、これら組成物および模様材料を用いて、比較用の樹
脂成形物を製造した。先ず、プレス機に取り付けられた
下型を 130℃に、上型を 135℃にそれぞれ加熱した。次
に、模様材料を下型上の所望の位置に配置した後、該模
様材料の上に所定量の組成物をチャージした。その後、
上型を下降させ、プレス圧力85 kgf/cm2で型締め操作を
行った。そして、この状態で10分間プレス成形すること
により該組成物を硬化させた。その後、上型を上昇させ
て型開きを行い、硬化した組成物である比較用の樹脂成
形物を取り出した。そして、得られた比較用の樹脂成形
物の表面、つまり、模様を有する面を湿式研磨機を用い
て研磨した。
【0075】得られた比較用の樹脂成形物は、模様材料
が加圧によって移動すると共に潰れており、このため、
模様が偏在し、かつ、不鮮明となっていた。つまり、比
較用の樹脂成形物には、所望した模様が形成されていな
かった。
【0076】上記の実施例1〜8および比較例1の結果
から明らかなように、本発明にかかる製造方法によっ
て、例えば象眼模様等の所望の模様を有する意匠性に優
れた樹脂成形物が簡単かつ容易に得られることが判る。
【0077】
【発明の効果】上記の方法によれば、樹脂成形物は、硬
化性樹脂を含む組成物を型に入れ、加圧して展延した
後、型開きを行い、硬化性樹脂の硬化前に、該組成物上
に模様となるべき模様材料を配置して再度加圧すること
により製造される。
【0078】これにより、模様となるべき模様材料の大
きさや機械的強度等による制限を受けることなく、例え
ば象眼模様等の所望の模様を有する樹脂成形物を大量か
つ安価に製造することができるという効果を奏する。ま
た、組成物および模様材料を適宜選択することにより、
意匠性に優れた樹脂成形物、例えば御影石調や大理石調
の地模様を備え、かつ、象眼模様を有する人造石等の樹
脂成形物を簡単かつ容易に得ることができるという効果
を奏する。
【0079】また、上記の方法によれば、組成物よりも
硬い模様材料を用いることにより、明確な(いわゆるハ
ッキリした)輪郭を有する模様、つまり、いわゆるシャ
ープな模様を有する樹脂成形物を製造することができる
という効果を奏する。
【0080】さらに、上記の構成によれば、成形物にガ
ラスおよび/または木材で象眼を施したような、美麗な
模様を有する意匠性に優れた樹脂成形物を得ることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における樹脂成形物の製造方
法の工程を説明する説明図であり、(a)は、金型に組
成物をチャージした状態を示し、(b)は、組成物を展
延した後、型開きした状態を示し、(c)は、展延され
た組成物上に模様材料を配置した状態を示し、(d)
は、型締めした状態を示し、(e)は、型開きした状態
を示す。
【図2】上記製造方法により得られた樹脂成形物の一例
を示す概略の斜視図である。
【図3】上記樹脂成形物を示す概略の斜視図である。
【符号の説明】
1 組成物 2 模様材料 3 樹脂成形物 10 下側の金型(型) 11 上側の金型(型)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬化性樹脂を含む組成物を型に入れ、加圧
    して展延した後、型開きを行い、硬化性樹脂の硬化前
    に、該組成物上に模様となるべき模様材料を配置して再
    度加圧することを特徴とする模様を有する樹脂成形物の
    製造方法。
  2. 【請求項2】上記組成物よりも上記模様材料の方が硬い
    ことを特徴とする請求項1記載の模様を有する樹脂成形
    物の製造方法。
  3. 【請求項3】硬化性樹脂を含む成形物上に模様となるべ
    き模様材料を有する樹脂成形物であって、 上記模様材料がガラスおよび/または木材であることを
    特徴とする模様を有する樹脂成形物。
JP16073895A 1995-06-27 1995-06-27 模様を有する樹脂成形物およびその製造方法 Pending JPH0911257A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361668A (ja) * 2001-06-13 2002-12-18 Yamaha Livingtec Corp 成形品の加飾方法
JP2008007344A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Matsushita Electric Works Ltd 人工大理石の補修方法
KR20110128798A (ko) 2009-02-12 2011-11-30 크린업 코포레이션 수지 성형체의 제조방법, 수지 성형체
JP5158731B1 (ja) * 2012-04-13 2013-03-06 株式会社名機製作所 圧縮成形方法
EP2868248A1 (en) * 2013-11-01 2015-05-06 Przedsiebiorstwo Produkcyjno-Handlowo-Uslugowe "CENTRUM" Sp. z o.o. Molded products conglomerate and method of their production

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