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JPH09106705A - 光源装置及びこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

光源装置及びこれを用いた投写型表示装置

Info

Publication number
JPH09106705A
JPH09106705A JP7263124A JP26312495A JPH09106705A JP H09106705 A JPH09106705 A JP H09106705A JP 7263124 A JP7263124 A JP 7263124A JP 26312495 A JP26312495 A JP 26312495A JP H09106705 A JPH09106705 A JP H09106705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
source device
mirror
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7263124A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Okamori
伸二 岡森
Shinsuke Shikama
信介 鹿間
Hiroshi Kida
博 木田
Akira Ookamito
晃 大上戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP7263124A priority Critical patent/JPH09106705A/ja
Priority to US08/690,670 priority patent/US5765934A/en
Publication of JPH09106705A publication Critical patent/JPH09106705A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投写型表示装置本体と離れた場所に配置可能
であり、明るさ、色の均一性の高い投写型表示装置を実
現する光源装置を提供する。 【解決手段】 光源1は、ランプ11、反射ミラー1
2、光屈折手段19、レンズ(14a,14b、14
c)、光ガイド16を備えており、光屈折手段19の出
射光束を光ガイド16に入射し、光ガイド16から出射
した発散光束をレンズにより収束させ、ライトバルブ6
を照明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライトバルブを用
いて映像の投写を行う投写型表示装置用の光源装置及び
これを用いた投写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー画像を大画面に表示する装置にビ
デオプロジェクタ等の投写型表示装置があるが、装置の
容量、重量が大きいCRTプロジェクタに代わり、小形
・軽量化に有利な液晶プロジェクタが注目を集めてい
る。複数の画面を組み合わせて大画面を構成するマルチ
投写型表示装置においても、各ユニットの容量を小さく
することができる液晶プロジェクタ方式であれば全体と
してコンパクトな装置を提供することができる。特開昭
63−123019号公報、特開平6−138386号
公報の発明は液晶パネルを用いたマルチ投写装置であ
り、いずれも複数の投写ユニットの組み合わせによる画
面の大型化、高解像度化への開示がなされている。
【0003】ところで、ライトバルブを用いた投写型表
示装置の光学特性は、ライトバルブを照明する照明光学
系、特に光源の特性に大きく依存する。例えば、液晶プ
ロジェクタの光源にはハロゲンランプ、メタルハライド
ランプ、キセノンランプ等が用いられるが、点光源でな
い光源を放物面鏡や楕円面鏡、球面鏡といったほぼ理想
的な形状を持つ反射鏡で集光するため、実際には投写画
面には様々な照明光学系に起因する表示むらが生じるこ
とになる。また、ランプの製造上の理由から生じるばら
つきによって効率、色温度、寿命特性等の個体差は無視
できるほど小さくならない。実際には明るさのむら、色
のむらとなってスクリーン上の投写画像の品質を劣化さ
せる。
【0004】このような問題を解消する方策として、光
ファイバを用いた液晶プロジェクタが特開平4−204
883号公報に開示されている。図6は従来の光源装置
の構成図である。図において、11はメタルハライドラ
ンプ、110はランプの発光体、12はリフレクタ、1
4aはレンズ、165、166はコネクタ、16は光フ
ァイバ束、14bはレンズ、14cはコンデンサレン
ズ、60、61は偏光板、6は液晶パネル、8は投写レ
ンズである。
【0005】次に動作について説明する。メタルハライ
ドランプ11及びリフレクタ12で構成された照明系か
ら出射する光はレンズ14aにより集光され、コネクタ
165、166が取り付けられた光ファイバ束16に入
射される。光ファイバ束16は多数の要素光ファイバで
構成され、入射端面ともう一方の出射端面とでは要素光
ファイバの配列が無相関に組み換えられている。そのた
め、入射端面に入射された光は、いかなる輝度分布を持
つ光であっても、出射端面からは均一な輝度分布を持つ
光が出射される。この出射された均一な輝度分布を持つ
光をレンズ14bにより広げてコンデンサレンズ14c
及び二枚の偏光板60、61を持つ液晶パネル6に照射
し、投写レンズ8を用いてスクリーン上に照度むらのな
い画像を投写することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、放物面鏡や
楕円面鏡を用いる場合、図6のようにランプの発光体1
10の長手方向(放電ランプの場合、放電アークの方
向)に光軸方向を合わせてセットするのが一般的である
が、焦点をランプの発光体110に位置させるとこれら
反射鏡のランプ挿入部分の穴の部分で光が反射しないこ
とや、メタルハライドランプ11自身によって光が遮ら
れることにより、照明光分布の中央付近の光量が相対的
に少なくなる「中ぬけ」と呼ばれる現象が起きる。この
場合、照明光の光軸に近い角度成分の光が相対的に少な
いということになる。
【0007】しかるに、光ファイバのような屈折率差に
よる光の全反射を利用した光ガイドにおいては角度分布
を保存しながら光を伝達させるため、入射光の角度分布
に偏りが存在し光軸に近い角度成分が相対的に少ない場
合、図7に示すように投写画面上にはやはり「中ぬけ」
が現れる。図7は光ガイドの動作を示す構成図である。
図において、16は光ガイド、81は入射平行光、82
は出射光、83は照明光束である。光軸に対してaだけ
傾いた平行光81を光ガイド16に入射させると、内部
で全反射を繰り返したのち、入射角度と同じ角度aで光
は出射する。その結果、照明光束83は中心部分が相対
的に暗くなった円形光束になってしまう。この現象は細
径光ファイバを用いた場合も同様であり、光の全反射を
利用した光ガイドにおいては避けられない問題である。
特開平4−204883号公報に開示されている技術は
照度むら、色むらを解消できるとしているが、要素光フ
ァイバを両端部において無相関に配列した場合でも、各
要素ファイバは入射光の角度分布特性を保存するため、
入射光の角度分布に偏りが存在する状態では、結果とし
て「中ぬけ」は回避することができないという問題があ
った。
【0008】また、複数の画面を組み合わせてマルチ画
面を構成する液晶プロジェクタの場合は、上記「中ぬ
け」現象による各単位画面での明るさの不均一だけでな
く、各ユニットごとに設置された光源の特性差による色
の不均一が顕著に現れ、画像の品質を著しく劣化させる
ことになる。特開平6−138386号公報に開示され
ている技術はこのような複数光源の特性差による複数画
像の品質のばらつきを考慮しておらず、さらに光源ラン
プのどれかが寿命などの理由により点灯しなくなった場
合、マルチ画面の一部が欠落するという不具合があっ
た。
【0009】本発明は、上述のような課題を解決するた
めになされたもので、第1の目的は、ランプやリフレク
タ等から構成される照明系に起因する明るさ、色の不均
一を解消し、角度分布特性の均一性に優れた照明光束を
出射する光源装置を得るものである。また、第2の目的
は、複数光源の明るさ、色などの光学特性のばらつきを
平均化し、角度分布特性の均一性に優れた複数の照明光
束を出射する光源装置を得るものである。さらに、第3
の目的は投写型表示装置本体とは離れた位置に配置で
き、温度管理やランプ交換作業を容易にする光源装置を
得るものである。
【0010】また、第4の目的は、投写画面上における
明るさの不均一、色の不均一を著しく低減した高品位の
投写型表示装置を得るものである。さらに、第5の目的
は、複数光源の明るさ、色などの光学特性のばらつきを
平均化し、投写画面上における明るさ、色の不均一やば
らつきを著しく低減した高品位のマルチ投写型表示装置
を得るものである。さらに、第6の目的は、万一光源の
故障等により不点灯の状態になっても、画面の一部が欠
落することを防ぎ、残りの光源によって装置を継続して
使用することができるマルチ画面投写型表示装置用の光
源装置を得るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光源装置に
おいては、光源手段と、この光源手段から出射された光
を集光する反射ミラー手段と、この反射ミラー手段によ
って集光された光束の方位角を補正する光屈折手段と、
この光屈折手段を透過した光を収束させる少なくとも1
つの第1のレンズ手段と、光ガイド手段と、この光ガイ
ド手段から出射した光をライトバルブに照射するための
少なくとも1つの第2のレンズ手段とで構成するもので
ある。
【0012】また、1個または複数の光源手段と、各光
源手段から出射された光を集光する光源手段と同数の反
射ミラー手段と、各反射ミラー手段によって集められた
光を収束させる光源手段と同数の第1のレンズ手段と、
光源手段と同数の入射端を有し、1個または複数の出射
端を有する光ガイド手段と、光ガイド手段の各出射端か
ら出射した光を略平行化するための出射端と同数の第2
のレンズ手段と、反射ミラー手段と第1のレンズ手段の
間に配置され、入射光の方位角を補正する光源手段と同
数の光屈折手段とで構成するものである。
【0013】また、反射ミラー手段は回転楕円鏡であ
り、光源手段は回転楕円鏡の第1焦点位置近傍に配置す
るものである。
【0014】また、光源手段は高圧放電ランプであり、
この高圧放電ランプの発光部が回転楕円鏡の第1焦点か
ら第2焦点側へ2〜3mm離れた回転軸上に配置するも
のである。
【0015】また、反射ミラー手段は放物面の焦点距離
をfとして直交座標系を(X,Y)とするとき、
【0016】
【数2】
【0017】なる条件式を満足する曲線をY軸回りに回
転させて得られる回転直交放物面より構成するものであ
る。
【0018】また、光屈折手段は錐体形状を有し、楕円
面鏡の第2焦点位置近傍に配置するものである。
【0019】また、光屈折手段は錐体形状を有し、回転
直交放物面鏡の集光点位置近傍に配置するものである。
【0020】また、光ガイド手段はゲル状の透明媒質、
液体状の透明媒質、透明ガラス媒質、透明高分子媒質の
いずれかをこれらの媒質より屈折率の低いクラッド材中
に充填した光ファイバ、多数の要素光ファイバを束ね入
射端と出射端の要素光ファイバを無相関に配置したバン
ドル光ファイバ、単一の成形プラスチックもしくは成形
ゴムよりなる光ファイバ、光反射性の中空光ガイドのい
ずれか、もしくはこれらの組合わせで構成するものであ
る。
【0021】また、前記光ガイド手段は、その出射端面
位置が第2のレンズ手段の前側焦点位置と一致しないよ
うに配置するものである。
【0022】また、本発明に係る光源装置を用いた投写
型表示装置においては、画像を形成するライトバルブ手
段と、このライトバルブ手段の照明光を発生させる光源
手段と、ライトバルブ手段からの出射光を透過させライ
トバルブ手段に形成された画像を拡大投写する投写レン
ズ手段とから構成するものである。
【0023】また、画像を形成する複数のライトバルブ
手段と、このライトバルブ手段の照明光を発生させる1
個または複数の光源手段と、ライトバルブ手段からの出
射光を透過させライトバルブ手段に形成された画像を拡
大投写する複数の投写レンズ手段とから構成するもので
ある。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態である光源装
置においては、光屈折手段が反射ミラー手段によって集
光された不均一な角度分布を有する光束の方位角を変化
させ、相対的に強度が弱い光軸近辺の角度成分を低減さ
せる。
【0025】また、光屈折手段と1個または複数の入出
射端を有する光ガイド手段により、複数光源の出射光束
を合成し、光学特性のばらつきを相殺した後、再び1個
または任意の複数の照明光束に分離することができる。
【0026】また、反射ミラー手段として回転楕円鏡を
用いて光源手段の出射光束を高効率に集光できる。
【0027】また、光源手段として高圧放電ランプを用
いて、高圧放電ランプの発光部を回転楕円鏡の第1焦点
から第2焦点側へ2〜3mm離れた位置に配置させ、光
源手段の出射光束を高効率に集光できる。
【0028】また、反射ミラー手段として回転直交放物
面鏡を用いることで線状の発光部を有する光源手段の出
射光束を小さな集光スポットに収束できる。
【0029】また、光ガイド手段として各種構成の光フ
ァイバ、もしくは中空光ガイドを用いて光を伝達、ある
いは任意個数の光源手段の出射光束を合成、分離するこ
とができる。
【0030】また、光屈折手段を錘体形状とし回転楕円
鏡からなる反射ミラーの第2焦点位置近傍に配置するこ
とにより、反射ミラーによって集光された不均一な角度
分布を有する光のうち、相対的に強度が弱い低角度成分
を低減させることができる。
【0031】また、光屈折手段を錘体形状とし回転直交
放物面鏡からなる反射ミラーの集光点位置近傍に配置す
ることにより、反射ミラー手段によって集光された不均
一な角度分布を有する光のうち、相対的に強度が弱い低
角度成分を低減させることができる。
【0032】また、光ガイド手段の出射端面を第2のレ
ンズ手段の前側焦点位置とは一致させずに配置すること
により、第2のレンズ手段からの出射光束を発散光束に
することができる。
【0033】また、本発明の実施の形態である光源装置
を用いた投写型表示装置においては、光ガイド手段によ
り光源装置を投写型表示装置本体から離れた任意の位置
に配置できる。また、光屈折手段が反射ミラー手段によ
って集光された不均一な角度分布を有する光束の方位角
を変化させ、相対的に強度が弱い光軸近辺の角度成分を
低減させる。
【0034】さらに、光ガイド手段により光源装置を投
写型表示装置本体から離れた任意の位置に配置できる。
また、光屈折手段が反射ミラー手段によって集光された
不均一な角度分布を有する光束の方位角を変化させ、相
対的に強度が弱い光軸近辺の角度成分を低減させる。
【0035】以下、本発明をその実施の形態を示す図面
に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1である光源
装置の構成図である。図において、11はランプであり
メタルハライドランプ、キセノンランプ、ハロゲンラン
プ等の白色ランプである。また、12は凹面状の反射ミ
ラーであり、公知の回転楕円鏡もしくは後述する回転直
交放物面鏡(OPR)である。19は錘体状プリズム等
の光屈折素子であり、反射ミラー12の集光位置近傍に
配置されている。14a〜cは光束を略平行化、もしく
は収束させるレンズである。16は光ファイバ束であ
り、レンズ14bからの収束光束径が最も小さくなる位
置に入射端面が配置されている。光源1は凹面状反射鏡
12、ランプ11、光屈折素子19、光ガイド16、レ
ンズ14から構成されている。レンズ14c以降の構成
は従来例を示す図6と同様の構成である。
【0036】次に動作について説明する。ランプ11を
出射した光束は反射ミラー12で反射されて収束光束と
なり、集光点近傍に配置された光屈折素子19に入射す
る。光屈折素子19を出射した発散光束はレンズ14a
で平行化され、レンズ14bで再び収束光束となり光ガ
イド16の入射端面に入射する。光ガイド16の出射端
面から出射された発散光束はレンズ14cにより再び平
行照明光束に変換され、後方に配置されているライトバ
ルブ6を効率よく照明することができる。
【0037】上述した光屈折素子19としては、透明ガ
ラス媒質、透明高分子媒質のいずれかを円錘体状に形成
し、図1の19に示すように錘体形状の底面、すなわち
平面部を入射側に向け円錐体の回転軸を光軸に一致させ
るよう配置して用いるのが好適である。反射ミラー12
を用いてランプ光束を集光する照明光学系では、反射ミ
ラー12の後部に設けられたランプ保持用の円形孔によ
る無反射部と、ランプ11自身によって光束が遮られる
ことによって光軸に近い角度成分に光強度の低い領域
(図中の斜線部分)が生じ、ライトバルブ6の照明むら
が発生する。本実施の形態のように円錘体の頂角と材質
の屈折率を選定することにより、光屈折素子19と空気
の界面での屈折効果を利用して光束の拡がり角を変化さ
せることができる。本発明の光源装置では光軸とのなす
角度が半角約10度にわたる光強度の低い領域を除去
し、光屈折素子19以降で均一性の高い光束が得られる
ことが確認された。
【0038】また、光ガイド16としては公知の細径光
ファイバを多数束ねたバンドル光ファイバを用いるのが
好適である。光ガイド16への入射光束の角度分布が前
述の光屈折素子19によって均一化されているため、バ
ンドル光ファイバの入射端と被照射面で要素ファイバの
配列を無相関に並び替えることにより、さらに被照射面
での光の強度分布を均一にすることができる。図示しな
いスクリーン上の投写画像において照度むら、および色
むらが許容範囲内に収まるならば、この再配列のランダ
ム化の程度は完全でなくてもよく、この場合要素ファイ
バにかかる応力が少ないため、全反射損失等の内部損失
が抑えられて高効率の光伝送を行うことができる。さら
に、要素ファイバの径も様々な大きさのものを用いるこ
とができる。
【0039】なお、光強度分布の均一化が可能であるな
らば、複数の媒質の組み合わせによって光ガイド16が
形成されていても良い。ランダム配列を施したバンドル
光ファイバと、ゲル状の透明媒質、液体状の透明媒質、
透明ガラス媒質、透明高分子媒質のいずれかをこれらの
媒質より屈折率が低い円筒状のクラッド材中に充填した
構造の光ガイド、もしくは単一の成形プラスチックある
いは成形ゴムよりなる光ガイド、光反射性の中空構造の
光ガイドを接続し、全体として透過率の向上を図ったハ
イブリッド構造を用いることも可能である。
【0040】この光ガイド16の最大受光角は、光ガイ
ド16を形成する媒質の屈折率によって規定される。こ
の最大受光角よりレンズ14bを出射した光束の収束角
が大きい場合は、レンズ14b以降に負レンズ(図示せ
ず)を加えることで効率よく光ガイド16に光束を入射
させることができる。また、光ガイド16の入射端面な
らびに出射端面に無反射コーティングを施すことにより
入射効率の向上を図ることも可能である。
【0041】光ガイド16を出射する光束の最大発散角
も最大受光角と同様の理由によって規定される。レンズ
14cは光ガイド16からの出射光束を十分取り込むこ
とが可能なN.A.(開口数)と、平行化した光束の径
より決まる焦点距離で概略の仕様が決定される。光ガイ
ド16に上述のバンドル光ファイバを用い、この出射端
面位置がレンズ14cの前側焦点位置と一致するように
配置するとライトバルブ6を最も効率よく照明できるこ
とは公知である。しかしこの場合、出射端面の配列構造
がスクリーン(図示せず)上に現れ、著しく画像品質を
劣化させることが実験より明らかになった。
【0042】レンズ14cの前側焦点位置に光ガイド1
6の出射端面を配置した場合にライトバルブ6の対角長
よりも照明光束の径が小さくなるような直径のレンズ1
4cを用い、バンドル光ファイバ16の出射端面をレン
ズ14cの前側焦点位置よりもレンズ14cに近づける
かもしくは遠ざけて配置することで、上述の配列構造を
除去できることが実験により明らかになった。実験では
楕円鏡と組み合わせたアーク長3mmのメタルハライド
ランプと、直径が20mmの円錐形状プリズムと、要素
ファイバ径50μm、バンドル径6mm、長さ500m
mのバンドル光ファイバ束と、焦点距離38.5mm、
直径50mm、フロントフォーカル長24.3mmのコ
ンデンサレンズ14cを順に配置して照明光学系を構成
し、コンデンサレンズ頂点から135mmの位置に配置
した縦19.8mm、横26.4mmの矩形画面領域を
有する模擬ライトバルブを照明し、投写レンズを用いて
約23倍に拡大投写することにより投写画面上の配列構
造と光ファイバ出射端面〜コンデンサレンズ間距離の関
係を調べた。
【0043】上記の構成の場合、光ファイバ出射端面〜
コンデンサレンズ間距離が約29mmの時、投写画面上
で直径約470mmの出射端面像が結像し、その配列構
造が確認された。この位置から光ファイバ出射端面を1
0〜20mm程度コンデンサレンズに近づけるか、もし
くは遠ざけるかすると、コンデンサレンズからの照明光
束は矩形画面領域を十分にカバーすることができ、投写
画面上の配列構造も視認不可能となった。光ファイバの
配列構造が明確に結像した状態での投写画面上における
照明光束径が、矩形画面領域の対角長の約70%以上の
場合に上記方法で効率よく照明できることも明らかにな
った。
【0044】さて、反射鏡12としては回転楕円鏡を用
い、この第1焦点近傍にランプ発光点を配置することで
第2焦点近傍に高効率にランプ出射光が集光できること
が公知である。この場合、発光点を第1焦点から少しず
らして配置するのが望ましく、より効率よく集光するこ
とができる。本光源装置では反射鏡12に開口径66m
m、第1焦点から第2焦点までの距離が60mmの楕円
鏡を、ランプ11に放電アーク長が3mmのメタルハラ
イドランプを用いたが、アーク中心を第1焦点位置より
2〜3mm第2焦点側にずらして配置した場合が最適で
あった。
【0045】反射鏡12の変形例としては、直交放物面
鏡(Orthogonal Paraboric Re
flector;OPR)を用いてもよい。通常の放物
面鏡は、焦点距離をfとした場合にその(x,y)断面
が(1)式で与えられる曲線をx軸回りに回転して得ら
れる曲面を反射面として用いる。 y2 =4fx (1) 一方、図4に示すOPRは、(2)及び(3)式で与え
られる曲線をY軸回りに回転した曲面を反射面として用
いる。
【0046】
【数3】
【0047】ここに、(X,Y)は(1)式の(x,
y)座標の(f,0)点を原点とするように平行移動し
た直交座標系である。図4は直交放物面鏡(OPR)の
構成図であり、図において、11aは線状光源、12は
OPRからなる反射ミラー、FはOPR12の焦点位置
である。OPR12ではY軸(回転軸)上に線状光源1
1a(例えばメタルハライドランプの放電アーク等)を
配置して、線状光源11aの延在方向と直角方向に出射
する光線を焦点位置Fの一点に効率よく集光する作用が
ある。本発明においても、放電ランプの線状アークはO
PR12の回転軸上に配置することが望ましい。
【0048】以上の実施の形態1においては、光屈折素
子19の出射光束径が、光ガイド16の有効径より大き
い場合について説明したが、光屈折素子19からの出射
光束に対して光ガイド16の受光角ならびに有効径が必
要十分であればレンズ14aおよび14bを省略し、光
屈折素子19の出射光を光ガイド16に直接入射させて
もよい。
【0049】実施の形態2.以上の実施の形態1におい
ては、1つのライトバルブを照明する場合について説明
したが、複数(n個)のライトバルブを照明させる場合
には、ライトバルブの数に対応した1:nの分岐光ガイ
ドを用いることも可能である。図2は本発明の実施の形
態2である光源装置の構成図であり、詳しくは、4つの
ライトバルブを照明させる場合の光源装置の構成を示し
ている。図において、16aは1:4の分岐光ガイド、
16abは分岐光ガイド16aの分岐部、14d、14
e、14f、14gはレンズ手段、61、62、63、
64はライトバルブである。図1と同一符号である構成
要素の動作は図1と同様であるので説明を省略する。
【0050】次に動作について説明する。光屈折手段1
9を出射した光束は分岐光ガイド16aに入射し分岐部
16abにおいて4つに分離される。分岐部16abに
おける光ガイドの分離は後段のライトバルブが同じもの
であれば4等分するのが望ましいが、用途によっては等
分に分離する必要はない。分岐光ガイドに細径光ファイ
バを束ねた光ファイバ束を用いる場合、前述のランダム
化は分岐部、出射端近傍で行うことが好適であるが、こ
のほかの部位で行っても構わない。さらに、ランダム化
の程度も用途に応じて変えることが望ましい。このよう
に分離、ランダム化を経た光束は、分岐光ガイド16a
の4つの出射端にそれぞれ対応するように配置されたレ
ンズ手段14d、14e、14f、14gに入射する。
レンズ手段14d、14e、14f、14gを出射した
照明光束はライトバルブ61、62、63、64を照明
する。各レンズ手段14d、14e、14f、14g以
降の光学系は従来例を示す図6と同様である。
【0051】このような分岐光ガイド16aを形成する
媒質には前述のランダム配列を施したバンドル光ファイ
バだけでなく、ゲル状の透明媒質、液体状の透明媒質、
透明ガラス媒質、透明高分子媒質を用いることができ
る。このいずれかの媒質を、より屈折率が低い円筒状の
クラッド材中に充填した構造の光ガイドを用いて分岐光
ガイド16aを形成することができる。また、これら複
数の光ガイドを接続して分岐光ガイド16aを形成する
ことはもちろん可能であるが、この場合、接続面には光
損失を低減させるために光学接着剤を用いることが望ま
しい。また、目的に応じて分岐後の光ガイドの径や長さ
を任意に変化させることも可能である。また、光ガイド
として単一の成形プラスチックあるいは成形ゴムよりな
る光ガイド、光反射性の中空構造の光ガイドを接続し、
全体として透過率の向上を図ったハイブリッド構造を用
いることも可能である。
【0052】実施の形態3.図3は本発明の実施の形態
3である光源装置の構成図である。図において、11、
31はランプでありメタルハライドランプ、キセノンラ
ンプ、ハロゲンランプ等の白色ランプである。また、1
2、22は凹面状の反射ミラーであり、公知の回転楕円
鏡もしくは回転直交放物面鏡(OPR)である。19、
29は錘体状プリズム等の光屈折素子であり、反射ミラ
ー12、22の集光位置近傍に配置されている。14
a、14b、14c、及び24a、24b、24cは光
束を略平行化、もしくは収束させるレンズである。16
は光ガイドであり、161、162はその入射端面、1
63、164はその出射端面である。入射端面161な
らびに162は、レンズ14b、24bからの収束光束
径が最も小さくなる位置に配置されている。凹面状反射
鏡12、22、ランプ11、31、光屈折素子19、2
9、光ガイド16、レンズ14a、14b、14c、及
び24a、24b、24cから光源1は構成されてい
る。光源1によりライトバルブ61、62が照明される
が、レンズ14c、24c以降の構成は従来例を示す図
6と同様の構成である。
【0053】次に動作について説明する。ランプ11、
31を出射した光束は反射ミラー12、22で反射され
て収束光束となり、集光点近傍に配置された光屈折素子
19、29に入射する。光屈折素子19、29を出射し
た発散光束は各々レンズ14a、24aで平行化され、
レンズ14b、24bで再び収束光束となり光ガイド1
6の入射端面161、162に入射する。光ガイド16
の出射端面163、164から出射された発散光束はレ
ンズ14c、24cにより再び平行照明光束に変換さ
れ、後方に配置されているライトバルブ61、62を効
率よく照明することができる。
【0054】本実施の形態3では光ガイド16に、ラン
プの個数に応じた複数の入射面と、それらを束ねた中央
部分と、ライトバルブの個数に応じた複数の出射端面を
有する多分岐光ガイドを用いている。光ガイド16の材
料としては、公知の細径光ファイバを多数束ねたバンド
ル光ファイバを用いるのが好適である。1つの出射端部
を形成する要素ファイバが、各入射側から等分に集めら
れ構成されるように中央部分(結合部16ab)におい
て入射側等分割、合成、出射側等分割を十分な距離を用
いて順に行い、さらに出射端部において実施の形態1で
説明した配列のランダム化を行えば、光屈折素子19、
29の効果に加えて複数光源の特性差に起因する色むら
も解消することが可能である。
【0055】なお、複数の媒質の組み合わせによって光
ガイド16が形成されていても良い。結合部における入
射側の等分割、合成、出射側等分割はバンドル光ファイ
バを用いて行うのが好適であるが、断面が円形の要素光
ファイバを細密充填しても隙間が生じることによる損失
は避けられない。そこで、結合部のみをバンドル光ファ
イバを用いた多分岐構造にし、各ブランチは透過率の高
い、ゲル状の透明媒質、液体状の透明媒質、透明ガラス
媒質、透明高分子媒質のいずれかをこれらの媒質より屈
折率が低い円筒状のクラッド材に充填した構造の光ガイ
ド、または単一の成形プラスチックあるいは成形ゴムよ
りなる光ガイド、または光反射性の中空構造の光ガイド
を接続し、全体として透過率の向上を図ったハイブリッ
ド構造を用いることも可能である。
【0056】光ガイド16から出射した光束の振る舞い
は実施の形態1における説明と同様であり、詳述を省略
する。実施の形態1〜3に述べた構成によれば、光源装
置1を投写型表示装置本体100とは離れた場所に設置
することができる。図5は本発明の実施の形態3である
投写型表示装置の構成図である。図において、1は光源
装置、16は光ガイド、80a、80b、80c、80
dは投写ユニットであり、光ガイド16から投写レンズ
に至る光学系が内蔵されている。10はスクリーンであ
る。また点線部に囲まれた部分100が投写型表示装置
本体である。
【0057】図5に示すように、光源装置1を投写型表
示装置本体100を光ガイド16を介して独立させるこ
とで、光源装置1に内蔵された図示しないランプの温度
管理が容易になるだけでなく、複数ランプを用いて光ガ
イド16で合成、再分岐する場合において、万一、どれ
かのランプが不点灯となって交換が必要になった場合で
も、画面全体の明るさは減少するものの、装置としては
継続して使用しながらランプの故障に対応することがで
きる。
【0058】なお、本実施の形態では光源の個数とライ
トバルブの個数が等しい場合について説明したが、これ
が異なっても上記多分岐光ガイド16の入射端、および
出射端の数を対応させることで同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。つまり光ガイド16側の入射端は
1個または複数個、出射側も1個もしくは複数個のいず
れの組み合わせでもよい。
【0059】以上、実施の形態1〜3に述べた構成だけ
でなく、ダイクロイックミラー等の光学素子を使って光
を色分解し、複数のライトバルブを用いる投写型表示装
置に適用することも可能である。また、ライトバルブは
透過型、反射型の両タイプがあるが、このいずれの照明
にも適用可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0061】光源手段や反射ミラー等が原因の照明光束
の照度むら、色むら、角度分布特性の不均一を著しく低
減させることができるため、ライトバルブを高効率で、
かつ高品位に照明することができる。また、ライトバル
ブの配置に制限されることなく光源手段を任意の位置に
配置することができる。
【0062】また、光源手段が1つの場合でも、明る
さ、色のばらつきを平均化した複数の照明光束を同時に
得ることができるため、複数のライトバルブを高効率
で、かつ高品位に照明することができる。さらに、複数
の光源手段の明るさ、色、角度分布特性にばらつきが存
在しても、これを均一化した1つまたは複数の照明光束
を同時に得ることができるため、1個または複数のライ
トバルブを高効率で、かつ高品位に照明することができ
る。さらに、複数の光源手段の1個が万一、不点灯とな
っても残りの光源手段を点灯させることで継続してライ
トバルブを照明することができる。
【0063】また、回転楕円鏡は離心率によって集光効
率を規定できるため、比較的小形のものを使用すること
が可能であり、光源手段からの出射光束を高効率で集光
することができる。
【0064】また、光源手段が高圧放電ランプ等のよう
な線状光源であっても、回転楕円鏡を用いて高効率で集
光することができる。
【0065】また、回転直交放物面鏡は線状の発光部を
有するランプの出射光束を小さな集光スポットに収束で
きるため、光ガイド手段のコア径を小さくすることが可
能となり、高効率で軽量、安価な光源装置を提供するこ
とができる。
【0066】また、光屈折手段は回転楕円鏡によって集
光された不均一な角度分布を有する光のうち、相対的に
強度が弱い低角度成分を低減させることができるため、
明るさ、色のむらが少ない均一な角度分布特性を有する
照明光束を得ることができる。
【0067】また、光屈折手段は回転直交放物面鏡によ
って集光された不均一な角度分布を有する光のうち、相
対的に強度が弱い低角度成分を低減させることができる
ため、明るさ、色のむらが少ない均一な角度分布特性を
有する照明光束を得ることができる。
【0068】また、光ガイド手段には様々な材質の部材
を組み合わせて使用することができるため、用途に応じ
た高効率の光ガイド手段を構成することができる。
【0069】また、第2のレンズ手段からの出射光束を
緩やかな発散光束にすることができるため、光ガイド手
段の出射端面の構造的模様に起因する照明むらを低減さ
せ、高品位な照明光束を得ることができる。
【0070】また、光源手段や反射ミラー等が原因の照
明光束の照度むら、色むら、角度分布特性の不均一を著
しく低減させることができるため、高品位な投写画像を
得ることができる投写型表示装置を提供できる。さら
に、光源装置を投写型表示装置本体から分離して配置さ
せることが可能であるため、装置本体の構成の自由度が
増し、装置をコンパクトに構成することが可能になるだ
けでなく、光源装置を光ガイド以降の光学系を収納した
容器とは別の任意の箇所に配置できるため光源手段の温
度管理ならびに光源手段の交換を容易に行うことができ
る。
【0071】また、光源手段や反射ミラー等が原因の照
明光束の照度むら、色むら、角度分布特性の不均一を著
しく低減させることができるため、高品位な複数の投写
画像を得ることができるマルチ画面投写型表示装置を提
供できる。さらに、光源装置を投写型表示装置本体から
分離して配置させることが可能であるため、装置本体の
構成の自由度が増し、装置をコンパクトに構成すること
が可能になるだけでなく、光源装置を光ガイド以降の光
学系を収納した容器とは別の任意の箇所に配置できるた
め光源手段の温度管理ならびに光源手段の交換を容易に
行うことができる。さらに、複数の光源手段の1個が万
一、不点灯となっても残りの光源手段を点灯させること
で継続して使用できるマルチ画面投写型表示装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1である光源装置の構成
図である。
【図2】 本発明の実施の形態2である光源装置の構成
図である。
【図3】 本発明の実施の形態3である光源装置の構成
図である。
【図4】 直交放物面鏡(OPR)の構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態3である投写型表示装置
の構成図である。
【図6】 従来の光源装置の構成図である。
【図7】 光ガイドの動作を示す構成図である。
【符号の説明】
1 光源、11 ランプ、12 反射ミラー、19 光
屈折手段、14a,14b,14c レンズ、15 照
明光束、6 ライトバルブ。
フロントページの続き (72)発明者 大上戸 晃 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段と、この光源手段から出射され
    た光を集光する反射ミラー手段と、この反射ミラー手段
    によって集められた光を収束させる少なくとも1個の第
    1のレンズ手段と、この第1のレンズ手段によって収束
    された光を入射させ伝達する光ガイド手段と、この光ガ
    イド手段から出射した光を略平行化するための少なくと
    も1個の第2のレンズ手段を有し、前記反射ミラー手段
    と第1のレンズ手段の間に、光屈折手段を挿入すること
    を特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 1個または複数の光源手段と、各光源手
    段から出射された光を集光する光源手段と同数の反射ミ
    ラー手段と、各反射ミラー手段によって集められた光を
    収束させる光源手段と同数の第1のレンズ手段と、光源
    手段と同数の複数の入射端と、ひとつに束ねられた中央
    部と、複数の出射端を有する光ガイド手段と、この光ガ
    イド手段の各出射端から出射した光を略平行化するため
    の出射端と同数の第2のレンズ手段を含む構成よりな
    り、前記反射ミラー手段と第1のレンズ手段の間に、光
    源手段と同数の光屈折手段を挿入することを特徴とする
    光源装置。
  3. 【請求項3】 前記反射ミラー手段は回転楕円鏡であ
    り、光源は回転楕円鏡の第1焦点位置近傍に配置するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光源装置。
  4. 【請求項4】 前記光源手段は高圧放電ランプであり、
    この高圧放電ランプの発光部は回転楕円鏡の第1焦点位
    置から第2焦点側へ2〜3mm離れた回転軸上に配置す
    ることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 【請求項5】 前記反射ミラー手段は、放物面の焦点距
    離をfとして直交座標系を(X,Y)とするとき、 【数1】 なる条件式を満足する曲線をY軸回りに回転させて得ら
    れる回転直交放物面であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の光源装置。
  6. 【請求項6】 前記光屈折手段は錐体形状を有し、前記
    反射ミラー手段は回転楕円鏡であり、前記光屈折手段は
    回転楕円鏡の第2焦点位置近傍に配置することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の光源装置。
  7. 【請求項7】 前記光屈折手段は錐体形状を有し、前記
    反射ミラー手段は回転直交放物面鏡であり、前記光屈折
    手段は回転直交放物面鏡の集光点位置近傍に配置するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光源装置。
  8. 【請求項8】 前記光ガイド手段は、ゲル状の透明媒
    質、液体状の透明媒質、透明ガラス媒質、透明高分子媒
    質のいずれかをこれらの媒質より屈折率の低いクラッド
    材中に充填した光ファイバ、多数の要素光ファイバを束
    ね入射端と出射端の要素光ファイバを無相関に配置した
    バンドル光ファイバ、単一の成形プラスチックもしくは
    成形ゴムよりなる光ファイバ、光反射性の中空光ガイド
    のいずれかもしくはこれらの組み合わせで構成すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の光源装置。
  9. 【請求項9】 前記光ガイド手段は、その出射端面位置
    が第2のレンズ手段の前側焦点位置と一致しないように
    配置することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    光源装置。
  10. 【請求項10】 画像を形成するライトバルブ手段と、
    このライトバルブ手段の照明光を発生させる光源手段
    と、ライトバルブ手段からの出射光を透過させライトバ
    ルブ手段に形成された画像を拡大投写する投写レンズ手
    段を含む構成よりなり、前記光源手段は請求項1記載の
    光源装置であることを特徴とする投写型表示装置。
  11. 【請求項11】 画像を形成する複数のライトバルブ手
    段と、このライトバルブ手段の照明光を発生させる1個
    または複数の光源手段と、ライトバルブ手段からの出射
    光を透過させライトバルブ手段に形成された画像を拡大
    投写する複数の投写レンズ手段を含む構成よりなり、前
    記光源手段は請求項2記載の光源装置であることを特徴
    とする投写型表示装置。
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