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JPH089853B2 - 吸音筒及びこれを用いた吸音装置 - Google Patents

吸音筒及びこれを用いた吸音装置

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Publication number
JPH089853B2
JPH089853B2 JP2261725A JP26172590A JPH089853B2 JP H089853 B2 JPH089853 B2 JP H089853B2 JP 2261725 A JP2261725 A JP 2261725A JP 26172590 A JP26172590 A JP 26172590A JP H089853 B2 JPH089853 B2 JP H089853B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound absorbing
sound
cylinder
elevated road
absorbing cylinder
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP2261725A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04174109A (ja
Inventor
勝 上中
幹夫 加藤
泰三 立石
正輔 古賀
鍵一 加藤
義博 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2261725A priority Critical patent/JPH089853B2/ja
Publication of JPH04174109A publication Critical patent/JPH04174109A/ja
Publication of JPH089853B2 publication Critical patent/JPH089853B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐久性と吸音特性に優れた吸音筒及びこれを
用いた吸音装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、高架道路の裏面やトンネルの内面はコンクリー
トや鋼鉄製の支持構造が剥き出しのままとなっているの
が普通であり、特別な吸音措置が取られていないことが
多い。このため、高架道路の下の道路を走行する車両か
らの騒音が高架道路の裏面で反射し、周囲の騒音レベル
を数dB(A)ほど上昇させている。
またこのような欠点を解消するために、グラスウール
を孔空き板に収めた吸音パネルが高架道路の裏面に試験
的に取付けられた例があるが、水濡れや風等による劣化
が大きく安定した性能を発揮できないうえ、平板状のた
めに化粧性に乏しく、また平板状のために吸音率も高く
できないという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解消して、風
雨による劣化が少なく安定した吸音性能を発揮でき、ま
た化粧性に優れ、さらに吸音率が高いうえに施工が容易
な吸音筒及びこれを用いた高架道路の裏面やトンネルの
内面の吸音装置を提供するために完成されたものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた第1の発明は、
金属繊維マットの両面を多孔板またはメッシュで挟んで
圧縮成形した吸音板を直径が50〜500mmの円筒形に成形
するとともに、その上部内表面に密着させて、取付部材
と補強部材を兼ねる支持用中柱を軸方向に貫通させて固
定したことを特徴とする吸音筒を要旨とするものであ
る。
また第2の発明は、高架道路の裏面やトンネルの内面
に、第1の発明の吸音筒をその直径の0.5〜2倍の間隔
で取り付けたことを特徴とする吸音装置を要旨とするも
のである。
以下に本発明を図示の実施例によって詳細に説明す
る。
(実施例) 第1図は本発明の吸音筒(1)の実施例を示すもの
で、(2)は金属繊維マットの両面を多孔板またはメッ
シュにより挟み、圧縮成形することにより製造された金
属製の吸音板である。ここで金属繊維マットとしては直
径が25〜100μ程度のアルミニウム又はステンレススチ
ールのような耐食性に優れた金属繊維を圧着したものが
用いられる。またその外側をサンドイッチ状に挟む部材
としては、アルミニウム又はステンレススチールのパン
チングメタルやエキスパンドメタルのような多孔板また
はメッシュが用いられる。なお、多孔板またはメッシュ
の開口率は30〜90%、好ましくは60〜85%とすることが
強度や吸音性の点で望ましい。実施例では目開き2mm、
線径0.5mm、厚さ0.5mm、開口率80%のエキスパンドメタ
ルが用いられている。金属繊維マットはこのような多孔
板またはメッシュで挟まれたうえで圧縮成形され、厚さ
が1〜5mmの吸音板(2)となっている。
本発明においては、このような吸音板(2)を直径が
50〜500mmの円筒形に成形し吸音筒(1)とする。この
直径は取付けの施工性及び吸音特性から決定されるもの
であり、直径が50mm未満では高架道路の裏面やトンネル
の内面を覆うためには極めて多数本を取付けねばならな
いうえに吸音率も低くなり、逆に500mmを越えると高所
での取付作業が困難となる。吸音筒(1)の最も好まし
い直径は100〜250mm程度であり、またその長さは500〜4
000mm、より好ましくは1000〜2000mm程度とする。
(3)はこのような吸音筒(1)の上部内表面を密着
させて固定された支持用中柱である。この支持用中柱
(3)は吸音筒(1)を高架道路の裏面やトンネル内面
に取り付けるための取付部材としての機能を持つほか
に、吸音筒(1)本体に人の体重を十分に支えるに足る
曲げ強度を与える補強部材としての機能を併せ持つもの
である。このために、支持用中柱(3)は平板よりも立
体的な断面形状を持つものが好ましく、実施例では断面
形状がほぼ正方形の型材が用いられている。また支持用
中柱(3)と吸音板(2)との接触部は、吸音筒(1)
の円筒面に対応するR形状としておくことが好ましい。
そしてこの支持用中柱(3)の両端部付近の内側には例
えばナット等を溶接して、高架道路の裏面やトンネルの
内面への取付を可能としている。なお、(4)は吸音筒
(1)の端面をカバーする平板である。
このように構成された本発明の吸音筒(1)は、全体
が耐久性に優れた材質からできているので、従来のグラ
スウールを利用した防音パネルとは異なり風雨に曝され
ても吸音性能の低下がほとんどなく、また円筒形に成形
されているのでどの方向からの音波に対しても優れた吸
収特性を示す。更に本発明ではその上部の内表面に密着
させて取付部材と補強部材を兼ねる支持用中柱(3)を
軸方向に貫通させてあるので、高架道路やトンネルの内
面への取付けが容易なうえ、作業時に作業員がその上を
歩くことができる利点がある。
第2図〜第4図は、上記の吸音筒(1)を用いた高架
道路の裏面の吸音装置の実施例を示すものである。
これらの図面に示されるように、高架道路(9)の下
の橋桁(5)の下面に短い柱(6)を介して道路の幅方
向に延びる水平梁(7)を走行方向に一定間隔で吊り下
げ、これらの水平梁(7)の下面にボルト(8)によっ
て吸音筒(1)を一定間隔で取り付けてある。本発明に
おいては吸音筒(1)を密に取り付けるのではなく、第
3図に示されるように道路の幅方向には吸音筒(1)の
直径の0.5〜2倍の間隔で取り付けるものとする。この
ように本発明では間隔を明けて吸音筒(1)を取付けた
ため、下方の道路を走行する車両から発生する音波の一
部は吸音筒(1)に直接吸収されるが、残りの音波は相
互の間隙から吸音筒(1)の上側(吸音筒(1)と高架
道路(9)との間の空間)に入り込み、高架道路(9)
の下面で反射したうえで吸音筒(1)により吸収され
る。この結果、本発明によれば吸音筒(1)を密に配置
した場合よりも却って吸音率が向上するとともに、高架
道路(9)を下面から見上げた場合の外観が良く、さら
に吸音筒(1)の使用量を削減することができる。この
ためには実施例のように柱(6)によって吸音筒(1)
と高架道路(9)の下面との間に空間を形成することが
必要であり、実施例ではこの空間の高さは約2mとされて
いる。なお、吸音筒(1)の取付け間隔がその直径の0.
5倍未満であると吸音率が低下し、逆に2倍を越えると
高架道路(9)の裏面からの音波の直接反射が増加して
やはり吸音率が低下するので好ましくない。
(発明の効果) 以上に説明したように、第1の発明の吸音筒は風雨に
曝されても吸音性能の低下がほとんどなく、またその上
部内表面に密着させて取付部材と補強部材を兼ねる支持
用中柱設けたことにより高架道路やトンネル内面への取
付けが容易なうえ、点検作業時等に作業員がその上を歩
くこともできる。
また上記の吸音筒を利用した第2の発明の吸音装置
は、第5図に示すとおり従来の平板状の吸音パネルより
も優れた吸音率が得られ、高架道路の下の道路やトンネ
ル内を走行する車両からの騒音が高架道路の裏面やトン
ネル内で反射することによる周囲の騒音レベルの上昇を
防止することができる。そのうえ本発明の吸音装置は施
工性や点検作業性がよく、更に外観が良好で例えば塗装
によって化粧性を一段と高めることも可能である。
よって本発明は従来の問題点を一掃した吸音筒及びこ
れを用いた吸音装置として、産業の発展に寄与するとこ
ろは極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の吸音筒の実施例を示す一部切欠斜視
図、第2図は本発明の高架道路の裏面の吸音装置の全体
を示す正面図、第3図はその要部の拡大正面図、第4図
は同じく要部の拡大側面図、第5図は本発明の吸音筒と
従来の平板状の吸音パネルの残響室法吸音率のグラフで
ある。 (1):吸音筒、(2):吸音板、(3):支持用中
柱、(9):高架道路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 正輔 愛知県尾張旭市緑町緑ケ丘100番地の14 本地原住宅9棟207 (72)発明者 加藤 鍵一 愛知県名古屋市北区幢旛町2丁目22番地 (72)発明者 太田 義博 愛知県名古屋市緑区鳴海町字七双子49番地 2 (56)参考文献 特開 昭55−65653(JP,A) 実開 昭63−65714(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属繊維マットの両面を多孔板またはメッ
    シュで挟んで圧縮成形した吸音板(2)を直径が50〜50
    0mmの円筒形に成形するとともに、その上部内表面に密
    着させて、取付部材と補強部材を兼ねる支持用中柱
    (3)を軸方向に貫通させて固定したことを特徴とする
    吸音筒。
  2. 【請求項2】高架道路(9)の裏面やトンネルの内面
    に、請求項1記載の吸音筒(1)をその直径の0.5〜2
    倍の間隔で取り付けたことを特徴とする吸音装置。
JP2261725A 1990-07-13 1990-09-28 吸音筒及びこれを用いた吸音装置 Expired - Fee Related JPH089853B2 (ja)

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JPH04174109A JPH04174109A (ja) 1992-06-22
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JPS5565653A (en) * 1978-11-11 1980-05-17 Kiyomi Ikejima Noiseeabsorbing wall
JPH052646Y2 (ja) * 1986-10-14 1993-01-22

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