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JPH0895354A - イレーサ制御装置 - Google Patents

イレーサ制御装置

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Publication number
JPH0895354A
JPH0895354A JP6231360A JP23136094A JPH0895354A JP H0895354 A JPH0895354 A JP H0895354A JP 6231360 A JP6231360 A JP 6231360A JP 23136094 A JP23136094 A JP 23136094A JP H0895354 A JPH0895354 A JP H0895354A
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JP
Japan
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eraser
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erase
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JP6231360A
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English (en)
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Hideo Kikuchi
地 英 夫 菊
Masao Moriya
屋 正 夫 守
Masahiko Kon
雅 彦 近
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP23136094A priority Critical patent/JP3408335B2/ja
Publication of JPH0895354A publication Critical patent/JPH0895354A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数組のイレ−スデ−タを、順次に、タイミ
ングの遅れなく、イレ−サドライバに設定する。 【構成】 複数組のイレ−スデ−タを格納するためのメ
モリ手段(23);ラッチ手段を有しイレ−サをラッチデ−
タに従って付勢するイレ−サドライバ(3);メモリ手段
(23)のイレ−スデ−タをシリアル変換してドライバ(3)
に出力する手段(28);出力シリアルデ−タをドライバ
(3)にラッチするタイミングを指定する複数組のタイミ
ングデ−タを格納するためのメモリ手段(29);タイミン
グカウント手段(33);および、カウント値が、メモリ手
段(29)のタイミングデ−タと合致すると、合致したタイ
ミングに対応する組のイレ−スデ−タのシリアル出力を
ドライバ(3)にラッチする信号(LATCHCLK)を、ドライバ
(3)に出力する手段(31,32,34,35);を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の発光素子を配列
したイレ−サの、発光素子単位の通電付勢を制御するイ
レーサ制御装置に関する。このイレ−サは、例えば、画
像記録において感光体の、画像形成を要しない領域の露
光除電に用いられる。
【0002】
【従来の技術】例えば上述の露光除電の用途において
は、回転する感光体にイレ−サが対向し、イレ−サ直下
に感光体の画像形成領域が到来するまでは、イレ−サの
全発光素子が点灯されこれにより感光体幅全体が除電さ
れる。画像形成領域になると、該領域の幅外に対向する
発光素子のみが点灯される。画像形成領域が通過すると
イレ−サの全発光素子が点灯される。このような除電
は、画像形成領域外に顕像剤が付着するのを防止し、記
録紙の端縁部の顕像剤汚れを防止する。複写機の場合、
原稿対応で余白(マ−ジン)を調整する場合があると共
に、例えば1枚の記録シ−トのサイズ対応の画像形成領
域内においても、画像編集により一部領域の画像を消去
したコピ−を得る場合には、画像形成領域内が部分的に
露光除電される。これらの場合、記録サイズが定まって
も、イレ−サによる露光幅および位置ならびに露光タイ
ミングは様々となり、イレ−サの点灯タイミングおよび
露光領域の制御が必要である。
【0003】従来のイレ−サ制御装置は、ROMにイレ
−サの点灯パタ−ン(発光素子の点灯/非点灯分布)対
応のイレースデ−タを複数組持ち、プログラムに従っ
て、CPUが所要のタイミングで、読出し回路を起動し
て所要の点灯パタ−ンをもたらすイレ−スデ−タを、8
Bit毎に読出してシリアル変換してイレ−サドライバ
に出力する。CPU又はカウンタでこの読出しのパルス
をカウントし、1ライン分(イレ−サの全発光素子数
分)のデ−タのシリアル出力を完了すると、イレ−サド
ライバにラッチ信号を出力する。イレ−サドライバは、
このラッチ信号に応答して、シフトレジスタにシリアル
に受入れた1ライン分のイレ−スデ−タを、1ライン分
の出力ラッチにラッチする。これにおいては、イレ−ス
デ−タの8ビット単位の読出しおよびイレ−サドライバ
へのシリアル転送をマイクロコンピュ−タMPUの制御
下又は監視下で行なうので、MPUの負担が重く、例え
ばこのMPUがコピ−プロセス制御を行なうものである
と、上述のイレ−ス制御に比較的に時間を費すので、イ
レ−ス制御を実行しうるタイミングと頻度が限定され
る。これにより、イレ−ス領域を精細に設定することが
難かしい。高速複写機の場合は高速リアルタイム処理が
必要とされ、例えば線速(作像スピード;感光体ドラム
の回転周速度)が490mm/secであると、1msec処理が遅
れると、0.49mmの誤差が出る。これはイレ−ス領域に0.
49mmの誤差を生ずることを意味する。
【0004】これを改善するため最近は、1ライン分の
イレ−スデ−タを格納しうるFIFOメモリ(RAM)
を備えるイレ−サコントロ−ラが用いられている。MP
Uは所要のタイミングで所要パタ−ンの1ライン分のイ
レ−スデ−タをイレ−サコントロ−ラ(のFIFOメモ
リ)に転送し、イレ−サコントロ−ラがイレ−スデ−タ
を、8Bit毎にメモリから読出してシリアル変換して
イレ−サドライバに出力し、かつこの読出しのパルスを
カウントし、1ライン分のシリアル出力を完了すると、
イレ−サドライバにラッチ信号を出力し、割込み信号を
発生してMPUに与える。MPUはこの割込み信号で、
1ライン分のイレ−スデ−タによるイレ−スがイレ−サ
に設定されたことを認知する。MPUはこの割込み信号
が発生すると設定した条件のイレ−スの進行(感光体の
回転)を監視し、所定のタイミング(例えば1つのイレ
−ス領域の終端/又は他のイレ−ス領域の始端)で、所
要のイレ−スデ−タイレ−スコントロ−ラに転送する。
記録シ−ト1枚分の画像形成領域の前から後までの範囲
で、MPUはこのイレ−スデ−タ転送を数回繰返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】MPUは、1回のイレ
−ス設定のために、1ライン分のイレ−スデ−タの転送
のみを行なえばよく、8ビット毎のデ−タ読出しとシリ
アル転送を制御又は監視する必要がないので、イレ−ス
制御に要する時間が少く、イレ−ス制御を実行しうるタ
イミングと頻度の自由度が向上する。しかし、1枚のコ
ピーの中でイレース動作を複数回行う場合には、MPU
に負荷がかかり、特に、細かいイレ−ス領域設定は、1
ライン分のイレ−スデ−タの転送を短時間内で繰返すこ
となるので、実行が難かしいとか、あるいは誤差を生じ
易いという問題がある。
【0006】本発明は、複数組のイレ−スデ−タを、順
次に、タイミングの遅れなく、イレ−サドライバに設定
しうるイレ−サ制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のイレーサ制御装
置(2+3)は、複数組のイレ−スデ−タを格納するための
イレ−スデ−タメモリ手段(23);多数の発光素子を配列
したイレ−サの各発光素子宛てのイレ−スデ−タをラッ
チするためのラッチ手段を備え、イレ−サをラッチ手段
のイレ−スデ−タに従って発光素子単位で通電付勢する
イレ−サドライバ(3);イレ−スデ−タメモリ手段(23)
のイレ−スデ−タをシリアル変換してイレ−サドライバ
(3)に出力するイレ−スデ−タ出力手段(28);イレ−ス
デ−タ出力手段(28)が出力するシリアルデ−タをイレ−
サドライバ(3)にラッチするタイミングを指定する複数
組のタイミングデ−タを格納するためのタイミングデ−
タメモリ手段(29);タイミングパルスをカウントするカ
ウント手段(33);および、該カウント手段のカウント値
が、タイミングデ−タメモリ手段(29)の各組のタイミン
グデ−タと合致すると、合致したタイミングに対応する
組のイレ−スデ−タのシリアル出力をイレ−サドライバ
(3)にラッチするためのラッチ信号(LATCHCLK)を、イレ
−サドライバ(3)に出力する出力制御手段(31,32,34,3
5);を備える(請求項1)。
【0008】なお、カッコ内には、理解を容易にするた
めに、図面に示し後述する実施例の対応要素を、参考ま
でに付記した。
【0009】本発明の一実施例では、イレーサ制御装置
(1+2+3)は、前記カウント値が、タイミングデ−タメモ
リ手段(29)の各組のタイミングデ−タと合致したとき、
第1割り込み信号(INT1)を発生する第1割り込み手段(3
4,342)と、該第1割り込み信号(INT1)をリセットする第
1リセット手段(1,21,212,213,343,344)を更に備える
(請求項2)。
【0010】本発明の一実施例では、イレーサ制御装置
(2+3)は、前記ラッチ信号(LATCHCLK)の出力回数を計数
する計数手段(35)と、該計数値が前記タイミングデ−タ
の組数に合致したとき、第2割り込み信号(INT2)を発生
する第2割り込み手段(36,362)を更に備える(請求項
3)。
【0011】本発明の一実施例では、イレーサ制御装置
(1+2+3)は、第2割り込み信号(INT2)をリセットする第
2リセット手段(1,21,212,213,365,366)を更に備える
(請求項4)。
【0012】本発明の一実施例では、イレーサ制御装置
(2+3/1+2+3)は、ラッチしたイレ−スデ−タによるイレ
−サの通電付勢を指示する出力イネ−ブル信号(OE)をイ
レ−サドライバ(3)に出力する手段(346〜348)を更に備
える(請求項5)。
【0013】本発明の一実施例では、イレーサ制御装置
(1+2+3)は、前記出力イネ−ブル信号(OE)をリセットす
る第3リセット手段(1,21,212,213,349,364)を更に備え
る(請求項6)。
【0014】本発明の一実施例では、イレ−サドライバ
(3)はラッチ手段のイレ−スデ−タと全点灯制御信号の
論理和に応答して発光素子を通電付勢するための論理和
手段を含み、イレーサ制御装置(2+3/1+2+3)は更に、全
点灯を指示する全点灯制御信号をイレ−サドライバ(3)
に出力する指令手段(21)を備える(請求項7)。
【0015】
【作用】例えば、4組(4ライン分)の点灯パタ−ン対
応のイレースデ−タをイレ−スデ−タメモリ手段(23)に
格納し、各組のイレ−スデ−タをイレ−サドライバ(3)
に出力するタイミングを指定する4組のタイミングデ−
タをタイミングデ−タメモリ手段(29)に格納すると、イ
レ−スデ−タ出力手段(28)が、メモリ手段(23)のイレ−
スデ−タをシリアル変換してイレ−サドライバ(3)に出
力し、カウント手段(33)がタイミングパルスをカウント
して、出力制御手段(31,32,34,35)が、該カウント値
が、タイミングデ−タメモリ手段(29)の各組のタイミン
グデ−タと合致すると、合致したタイミングに対応する
組のイレ−スデ−タのシリアル出力をイレ−サドライバ
(3)にラッチするためのラッチ信号(LATCHCLK)を、イレ
−サドライバ(3)に出力する。
【0016】これにより、第1組のイレースデ−タでイ
レ−サを点灯付勢すべき第1のタイミングで、第1組の
イレ−スデ−タがイレ−サドライバ(3)にラッチされて
このデ−タに従った点灯分布でイレ−サが発光する。同
様に、第2〜4組のイレースデ−タでイレ−サを点灯付
勢すべき第2〜4のタイミングで、第2〜4組のイレ−
スデ−タがイレ−サドライバ(3)にラッチされてこのデ
−タに従った点灯分布でイレ−サが発光する。すなわち
イレ−サの点灯分布が切換わる。
【0017】したがって例えば複写機の露光除電用にイ
レ−サを用いる場合には、コピ−プロセス又は画像編集
を制御するMPUは、1コピ−サイクルと次のコピ−サ
イクルの間(転写紙と転写紙の間)で、1枚のコピー動
作に必要なイレースデ−タおよびイレース切換タイミン
グデ−タを、該1枚のコピ−のための作像を開始する直
前に、イレ−スデ−タメモリ手段(23)およびタイミング
デ−タメモリ手段(29)に格納すれば、その後は、本発明
のイレ−サ制御装置(2:イレ−サコントロ−ラ)が、1
枚のコピ−に関するイレ−ス処理全てを行なうことにな
り、MPUの、イレ−ス処理負荷が大幅に軽減し、か
つ、イレ−ス領域処理が高速リアルタイム処理で実現す
る。また、作像中に、MPUの制御又は監視に従ってイ
レースデ−タをイレ−サ制御装置(2:イレ−サコントロ
−ラ)に転送する必要がないので、イレ−スデ−タの切
換えタイミングを精細に設定することができ、イレース
精度(分解能)が向上する。
【0018】本発明の一実施例(請求項2)では、イレ
ーサ制御装置(1+2+3)は、前記カウント値が、タイミン
グデ−タメモリ手段(29)の各組のタイミングデ−タと合
致したとき、第1割り込み信号(INT1)を発生する第1割
り込み手段(34,342)を備えるので、例えば上述のMPU
(1)にこの第1割り込み信号(INT1)を与えると、作像が
スタートしてから、イレースデ−タを変更する必要が発
生した場合、MPU(1)は、この第1割り込み信号(INT
1)に応答して、変更すべきイレースデ−タとそれをイレ
−サドライバ(3)からイレ−サに出力するタイミングデ
−タをイレ−サ制御装置(2:イレ−サコントロ−ラ)に
再設定することができる。例えば、原稿がA3,複写倍
率200%,センタリング(中央位置合せ),転写紙A
3、の拡大複写の場合、光学系はA4横までスキャンす
ると、リターンするか又は、フルスキャンしても画像と
してはA4横しか作像できない。この場合、画像領域始
端のタイミング(第1タイミング)で発生した第1割り
込み信号(INT1)に応答して、画像領域終端をA3縦長対
応のものからA4横長のものに変更するように、メモリ
手段(23),(29)のデ−タを再設定(第2タイミングデ−
タを変更)し第1割り込み信号(INT1)はリセットするこ
とにより、A4横長サイズのイレ−ス処理が実現する。
このように幅広いイレ−ス制御を実現しうる。
【0019】本発明の一実施例(請求項3)では、イレ
ーサ制御装置(2+3)は、前記ラッチ信号(LATCHCLK)の出
力回数を計数する計数手段(35)と、該計数値が前記タイ
ミングデ−タの組数に合致したとき、第2割り込み信号
(INT2)を発生する第2割り込み手段(36,362)を更に備え
るので、例えば1コピ−処理に要する組数のデ−タをメ
モリ手段(23),(29)に格納すると、1コピ−処理用のイレ
−ス設定を終了したときに、第2割り込み信号(INT2)が
発生する。例えば上述のMPU(1)にこの第2割り込み
信号(INT2)を与えると、作像がスタートしてから、この
作像の最後のイレ−ス設定(最終組のイレ−スデ−タを
イレ−サドライバに設定)したときに、第2割り込み信
号(INT2)が発生し、MPU(1)はこの信号(INT2)より、
1個の作像分のイレ−ス処理が終了したことを認識しう
る。すなわち早期に認識できる。MPU(1)は、画像形
成に関する他の高速リアルタイム処理あるいは次の作像
のためのイレ−スデ−タのイレ−サ制御装置(2:イレ−
サコントロ−ラ)への設定をタイミング良く実行するこ
とが可能となる。
【0020】本発明の一実施例(請求項7)では、イレ
−サドライバ(3)はラッチ手段のイレ−スデ−タと全点
灯制御信号の論理和に応答して発光素子を通電付勢する
ための論理和手段を含み、イレーサ制御装置(2+3/1+2+
3)は更に、全点灯を指示する全点灯制御信号をイレ−サ
ドライバ(3)に出力する指令手段(21)を備えるので、イ
レ−スデ−タをイレ−サドライバ(3)に出力しラッチす
ることなく、全点灯制御信号をイレ−サドライバ(3)に
出力することにより、イレ−サを全点灯にすることがで
きる。
【0021】したがって例えば複写機の露光除電用にイ
レ−サを用いる場合には、コピ−プロセス又は画像編集
を制御するMPU(1)は、1コピ−サイクルと次のコピ
−サイクルの間(転写紙と転写紙の間)で、1画像形成
領域を形成するためのイレースデ−タおよびイレース切
換タイミングデ−タを、該1枚のコピ−のための作像を
開始する直前に、イレ−スデ−タメモリ手段(23)および
タイミングデ−タメモリ手段(29)に格納し、そして全点
灯制御信号の出力をイレ−サ制御装置(2:イレ−サコン
トロ−ラ)に指示すると、該画像形成領域までは感光体
全幅のイレ−スが行なわれ、画像領域に入るとメモリ手
段(23),(29)のデ−タに基づいたイレ−スが行なわれ、
メモリ手段(23),(29)に格納するデ−タの組数より多い
段数のイレ−ス制御が実現する。また、例えば後続シ−
トの給紙ミス又はペ−パジャムなど、何らかの理由です
でに開始した作像を中止し先行シ−トを排出する場合、
MPU(1)が、故障を検知すると全点灯制御信号の出力
をイレ−サ制御装置(2:イレ−サコントロ−ラ)に指示
することにより、その時点から作像領域は全幅に渡って
イレ−スされ、これにより顕像用トナ−の感光体への付
与と先行シ−トへの転写が停止し、トナ−の無駄な消費
が低減しかつ先行シ−トのトナ−汚れが低減する。
【0022】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0023】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の概要を示す。マ
イクロコンピュ−タ(MPU)1は、複写機のコピ−プ
ロセス制御の一部を負担し、主に感光体ドラム周りのコ
ピ−プロセス機器(帯電,画像露光,イレ−ス,現像,
転写・分離,除電等を行なう機器)の動作シ−ケンスを
制御するものであるが、図1には、イレ−サコントロ−
ラ2との接続関係を主に示す。イレ−サコントロ−ラ2
は、デ−タバス(AD0〜AD7),アドレスバス(A
0〜A15)および制御信号ラインを介してMPU1に
接続されている。
【0024】MPU1は、1コピ−サイクルの作像に先
立って、連続コピ−のときには1コピ−サイクルと次の
コピ−サイクルの間(転写紙と転写紙の間)で、1画像
形成領域を形成するためのイレースデ−タ(最大で4
組)およびイレースタイミングデ−タ(イレ−スデ−タ
の組数分)を、イレ−サコントロ−ラ2に与える。
【0025】イレ−サコントロ−ラ2は、1コピ−サイ
クルの画像形成領域がイレ−サ4直下に到来する前から
通過するまでの間、イレースタイミングデ−タにて定ま
るタイミングで、該タイミング宛ての1ライン分(イレ
−サ4の全発光素子宛て分)のイレ−スデ−タ(シリア
ル120ビット)をイレ−サドライバ3にラッチし、イ
レ−サドライバ3が、ラッチしたデ−タ対応でイレ−サ
4の発光素子(本実施例では120個の発光ダイオ−
ド)を点灯付勢する。
【0026】ここで、図7を参照して、まずイレ−サド
ライバ3の構成を説明する。イレ−サコントロ−ラ2が
シリアルに送出するイレ−スデ−タSDATAはシフトレジ
スタ32に入力される。なお、図7には、16段のシフ
トレジスタのみを示すが、これと同様な7個のシフトレ
ジスタが直列接続されており、計8個、16×8=12
8ビットのシリアルデ−タを直列に取り込むことができ
るが、最後の128−120=8段(8ビット)はダミ
−段であり、これらのダミ−段には発光素子は割り当て
られていない。例えば1組(1ライン:120ビット)
のイレ−スデ−タSDATAをシフトレジスタ32にシリア
ル入力し、出力ラッチ33を、ラッチ信号LATCHLKでラ
ッチ付勢すると、シフトレジスタ32のシリアルデ−タ
が出力ラッチ33にセットされる。出力ラッチ33も、
シフトレジスタ32のシフト段数と同じく128個のラ
ッチ素子(フリップフロップ)を有するが、120個の
ラッチ素子の出力(パラレル出力)のそれぞれがイレ−
サ4の各LED(発光ダイオ−ド)の点灯/消灯指示に
用いられる。
【0027】出力ゲ−ト34は、ラッチ33のパラレル
出力と全点灯信号1との論理和を出力する120個のO
R回路,出力イネ−ブル信号OE;図中にはオ−バライ
ンを示すが、この明細書中ではこれをアンダ−ラインで
示す。他の信号に関しても以下同様。)とOR回路出力
との論理積を出力する120個のAND素子、および、
AND素子の出力が高レベルH(又は「1」)のときL
EDを点灯する120個のスイッチング回路(図7中
の、LEDに接続されたインバ−タ)を含む。
【0028】イレ−サコントロ−ラ2からシフトレジス
タ32に、同期信号SCLKに同期してイレ−スデ−タSDAT
Aをシリアルに与えると、これらがシフトレジスタ32
にシリアルに転送される。イレ−サコントロ−ラ2から
シフトレジスタ32および出力ラッチ33にラッチ信号
LATCHLKを与えると、そのときシフトレジスタ32にあ
るシリアルデ−タが、出力ラッチ33にパラレルにラッ
チされて出力ゲ−ト34(のOR回路)に出力される。
出力イネ−ブル信号OEを出力ゲ−ト34(のAND素
子)に与えると、出力ラッチ33のパラレル出力がスイ
ッチング回路(LEDに接続されたインバ−タ)に与え
られ、出力ラッチ33のパラレル出力の1つ(1ビッ
ト)に着目すると、それが高レベルHであると該1ビッ
ト出力に接続された1個のLEDが点灯し、低レベルL
(又は「0」)であると該LEDは消灯する。
【0029】イレ−サコントロ−ラ2からシフトレジス
タ32および出力ラッチ33にリセット信号RSを与え
ると、シフトレジスタ32および出力ラッチ33のデ−
タはクリアされる。
【0030】出力ラッチ33にイレ−スデ−タをラッチ
している状態ならびに出力ラッチ33をクリアしている
状態のいずれにおいても、全点灯信号1を高レベルHと
し、かつ、出力イネ−ブル信号OEを高レベルHにする
と、出力ゲ−ト34の全AND素子の出力が高レベルH
となり、イレ−サ4の全LEDがすべて点灯(全点灯)
する。
【0031】図2に、イレ−サコントロ−ラ2の構成の
概要を示す。このイレ−サコントロ−ラ2は、1個の集
積回路となっているものであり、構成の詳細は図3〜6
に示し後述する。
【0032】まず図2を参照して概要を説明すると、イ
レ−サコントロ−ラ2には、1ライン分のイレ−スデ−
タ(120ビット)を格納するための8×15ビットの
容量のFIFO SRAM の4個の集合でなるSRA
M23がある。SRAM23の中の各SRAMへの1ラ
イン分のイレ−スデ−タの書込みは、コマンド制御回路
21,入力制御回路22,ライト制御回路24および入
力セレクタ26で行なわれるが、MPU1が、イレ−ス
デ−タはRAM(図1)から読出して入力セレクタ26
に与えかつ書込み制御デ−タをコマンド制御回路21お
よび入力制御回路22に与える。換言すると、コマンド
制御回路21,入力制御回路22,ライト制御回路24
および入力セレクタ26が、MPU1の指令に応答し
て、MPU1が与えるイレ−スデ−タを、SRAM23
内の、MPU1が指定する1単位のSRAMに書込む。
【0033】イレ−サコントロ−ラ2には更に、タイミ
ングデ−タおよびデ−タ数(組数)格納用のRAM29
があり、これに、比較レジスタ1〜4およびライトサイ
クルレジスタが割り当てられている。比較レジスタ1〜
4は、SRAM23内の4個のSRAMのそれぞれに対
応付けられているものであり、それぞれにイレ−スデ−
タの出力タイミングを指定するデ−タすなわちタイミン
グデ−タが格納される。ライトサイクルレジスタは、S
RAM23に書込んだデ−タ数(ライン数=組数)=比
較レジスタ1〜4に書込んだタイミングデ−タ数(組
数)を格納するためのものである。RAM29内の各レ
ジスタへのデ−タの書込みは、コマンド制御回路21,
入力制御回路22および入力選択回路30で行なわれる
が、これらのデ−タはすべて、作像処理のためMPU1
がその内部で作成し保持しているものであり、タイミン
グデ−タは入力選択回路30に、組数デ−タはデ−タラ
インD0〜D7を介してライトサイクルレジスタに与え
る。換言すると、コマンド制御回路21,入力制御回路
22,ライト制御回路24および入力セレクタ26が、
MPU1の指令に応答して、MPU1が与えるタイミン
グデ−タを、RAM29内の、MPU1が指定する比較
レジスタに書込み、組数(ライトサイクル)デ−タは、
コマンド制御回路21および入力制御回路22が、MP
U1の指令に応答して、MPU1が与えるライトサイク
ルデ−タを、RAM29内のライトサイクルレジスタに
書込む。
【0034】所要組分のイレ−スデ−タおよびタイミン
グデ−タ、ならびにライトサイクルデ−タを、SRAM
23およびRAM29に書込んだ後、MPU1がイレ−
サコントロ−ラ2にシリアルOUT設定コマンド6を与
えると、リ−ド制御回路25はこのシリアルOUT設定
コマンド6に応答して、MPU1が与える同期クロック
パルス(タイミングパルス)φに同期して、SRAM2
3(の第1番〜第4番のSRAM)からのパラレル8ビ
ット単位のデ−タ読出しを開始し、第1番のSRAMの
読出しデ−タを出力セレクタ27を介してP/S(パラ
レル/シリアル)変換回路28に出力する。P/S変換
回路28は、8ビット単位でパラレルデ−タをシリアル
に出力する。このシリアルデ−タSDATAは、イレ−サド
ライバ3のシフトレジスタ32に与えられる。
【0035】リ−ド制御回路25は、ライトサイクルカ
ウンタ35が1カウントアップすると出力セレクタ27
による出力を、第2番のSRAMに変える。以下同様
に、ライトサイクルカウンタ35が1カウントアップす
る毎に、出力セレクタ27による出力を、第3番,第4
番のSRAMに変える。
【0036】分周回路32が、シリアルOUT設定コマ
ンド6が到来してからタイミングパルスφをカウンタ3
3に与え、カウンタ33は、このパルスをカウントアッ
プする。
【0037】一方、ライトサイクルカウンタ35は出力
選択回路31に、「比較レジスタ1のデ−タの出力」を
指示する信号を与えており、カウンタ33のカウントデ
−タが比較レジスタ1のデ−タと合致すると、比較回路
34がこれを表わす信号(第1割込み信号INT1,ラ
ッチ信号LATCHCLK,出力イネ−ブル信号OE)をイレ−
サドライバ3に出力すると共に、ライトサイクルカウン
タ35に与える。これによりライトサイクルカウンタ3
5が1カウントアップする。
【0038】第1割込み信号INT1は、イレ−サドラ
イバ3への1回のイレ−スデ−タ設定を完了したことを
意味する。ラッチ信号LATCHCLKは、イレ−サドライバ3
に対し、シフトレジスタ32のシリアルデ−タの出力ラ
ッチ33へのラッチを指示するラッチ指令信号であり、
出力イネ−ブル信号OEは、イレ−サドライバ3に対
し、出力ラッチ33のラッチデ−タに基づいたイレ−サ
3の点灯付勢を指示するイレ−サオン指令信号である。
【0039】ライトサイクルカウンタ35が1カウント
アップしたことにより、出力選択回路31に、「比較レ
ジスタ2のデ−タの出力」を指示する信号が与えられ、
出力セレクタ27には、リ−ド制御回路25を介して、
第2番のSRAMの読出しデ−タの出力を指示する信号
が与えられる。
【0040】その後カウンタ33のカウントデ−タが比
較レジスタ2のデ−タと合致すると、比較回路34がこ
れを表わす信号(第1割込み信号INT1,ラッチ信号
LATCHCLK,出力イネ−ブル信号OE)をイレ−サドライ
バ3に出力すると共に、ライトサイクルカウンタ35に
与える。ライトサイクルカウンタ35は、これに応答し
て1カウントアップし、出力選択回路31に、「比較レ
ジスタ3のデ−タの出力」を指示する信号を与える。出
力セレクタ27には、リ−ド制御回路25を介して、第
3番のSRAMの読出しデ−タの出力を指示する信号が
与えられる。
【0041】その後カウンタ33のカウントデ−タが比
較レジスタ3のデ−タと合致すると、比較回路34がこ
れを表わす信号(第1割込み信号INT1,ラッチ信号
LATCHCLK,出力イネ−ブル信号OE)をイレ−サドライ
バ3に出力すると共に、ライトサイクルカウンタ35に
与える。ライトサイクルカウンタ35は、これに応答し
て1カウントアップし、出力選択回路31に、「比較レ
ジスタ4のデ−タの出力」を指示する信号を与える。出
力セレクタ27には、リ−ド制御回路25を介して、第
4番のSRAMの読出しデ−タの出力を指示する信号が
与えられる。
【0042】その後カウンタ33のカウントデ−タが比
較レジスタ4のデ−タと合致すると、比較回路34がこ
れを表わす信号(第1割込み信号INT1,ラッチ信号
LATCHCLK,出力イネ−ブル信号OE)をイレ−サドライ
バ3に出力すると共に、ライトサイクルカウンタ35に
与える。ライトサイクルカウンタ35は、これに応答し
て1カウントアップし、カウントデ−タが4を表わすも
のとなる。
【0043】RAM29のライトサイクルレジスタに
は、組数4を表わすデ−タが格納されているので、比較
回路36が合致を表わす信号(第2割込み信号INT
2,書込みイネ−ブル信号WE)を発生する。
【0044】第2割込み信号INT2は、1画像領域分
(作像1回)のイレ−スデ−タ出力設定を完了したこと
を意味する。書込みイネ−ブル信号WEは、次の作像に
関するイレ−スデ−タ,タイミングデ−タおよびライト
サイクル数をSRAM23およびRAM29に新たに書
込み可であることを意味する。
【0045】なお、以上は、4ライン分のイレ−スデ−
タを、それぞれSRAM23の第1番〜第4番のSRA
Mに書込み、RAM29の比較レジスタ1〜4には、各
ライン(各組)のイレ−スデ−タの出力タイミングを書
込み、かつライトサイクルレジスタに4(組数)を書込
んでいる場合のデ−タ読出し動作である。イレ−スデ−
タの書込数(組数)が少い場合、例えば2ライン分のイ
レ−スデ−タを、それぞれSRAM23の第1番および
第2番のSRAMに書込み、RAM29の比較レジスタ
1および2に各ラインのイレ−スデ−タの出力タイミン
グを書込み、かつライトサイクルレジスタに2を書込ん
でいる場合には、ライトサイクルカウンタ35のカウン
トデ−タが2になったときに、比較回路36が合致を表
わす信号(INT2,WE)を発生する。
【0046】第1および第2割込み信号INT1,IN
T2はMPU1に与えられる。第1割込み信号INT1
を受けるとMPU1は、イレ−サコントロ−ラ2に、割
込み信号のリセットを指示する割込み解除コマンドデ−
タを与え、この時点に、すでにイレ−サコントロ−ラ2
に設定しているイレ−スデ−タ,タイミングデ−タ又は
ライトサイクル数の変更が必要であると、書替え指令お
よび情報を与えて、デ−タを書替える。第2割込み信号
INT2が発生すると、MPU1は、イレ−サコントロ
−ラ2に、割込み解除コマンドデ−タを与え、その後次
の作像のための、イレ−スデ−タ,タイミングデ−タお
よびライトサイクル数を設定する。先に設定したこれら
のデ−タと同じデ−タで良いときには、これらのデ−タ
がSRAM23およびRAM29に存在するので、デ−
タ書込みを行なうことなく、リセット信号RESET
)をイレ−サコントロ−ラ2に与え、そしてシリアル
OUT設定コマンド6を与えるのみでよい。
【0047】以上に説明した動作をイレ−サコントロ−
ラ2に行なわせるために、MPU1がイレ−サコントロ
−ラ2に与えるコマンドの内容(意味)を図8に、コマ
ンドデ−タおよびそれによって設定されるイレ−サコン
トロ−ラ2の出力を図9に示し、以上に説明した動作に
関連するMPU1およびイレ−スコントロ−ラ2の情報
処理の概要を図10〜図12に示す。
【0048】上述のイレ−サコントロ−ラ2(図2)の
構成をより詳細に図3〜図6に示す。なお、図3〜図6
を、この順につなぎ合せることにより、図2に示すイレ
−サコントロ−ラ2の、比較的に詳細な構成図が表われ
る。以下、図3〜図6の回路要素を、より具体的に説明
する。
【0049】分周回路32(図5):MPU1が与える
クロック入力Φとコマンド制御回路21の出力4とデ−
タバスのD0,D1ラインのデ−タにより、イレ−サド
ライバ3に転送するシリアルデータSDATAに同期したシ
フトクロック(SCLK)と、FIFO SRAM23
から出力されるパラレルデータ(8ビット)を、P/S
変換回路のパラレルイン/シリアルアウトのシフトレジ
スタでシリアル信号に変換するためのクロックを発生す
る分周回路321と、リ−ド制御回路25からの、SR
AM23内での読出しSRAMの切換えを表わすタイミ
ング信号R2に同期したパルス(カウンタ33がカウン
トするイレ−スデ−タ切換え同期パルス)を発生するフ
リップフロップ322と、がある。出力アンドゲ−ト3
23には、8ビットデ−タのシリアル出力区間を表わす
信号R1がリ−ド制御回路25から与えられ、この信号
R1により、P/S変換回路28のシリアルデ−タ出力
に同期したシフトクロックSCLKのみが、イレ−サド
ライバ3に与えられる。
【0050】P/S変換回路28(図5):FIFO
SRAM23から出力されるパラレルデータ(8ビット
単位)をロ−ドして分周回路321が与えるクロック
(SCLK)に同期して、シリアルに、イレ−スドライ
バ3に出力する。
【0051】FIFO SRAM23(図4):イレー
サ3の直線配列120個のLEDのそれぞれに1ビット
(点灯/消灯)を与えるための、15×8=120ビッ
トのイレ−スデ−タを格納するFIFOメモリ(First I
n First-Out Memory)231〜234を、4個備えてい
る。どのメモリに1ライン分(120ビット)のイレ−
スデ−タを格納する(書込む)かは、コマンド制御回路
21が指定し、イレ−スデ−タは、デ−タバスD0〜D
7を介してメモリに与えられ、メモリ内書込みアドレス
はライト制御回路24が制御する。ライト制御回路21
には、カウンタ(Write Pointer)を備えており、ライト
毎に、カウンタにより桁が選択される。
【0052】SRAM23からのイレ−スデ−タの読出
しはリード制御回路25が制御する。リード制御回路2
5は、シリアルOUT設定コマンド6によりリード動作
を開始し、書き込んだ順番にデ−タを読出す。リ−ド制
御回路25は、出力セレクタ27を制御して、P/S変
換回路28に出力するデ−タを、メモリ231〜234
単位で選択する。この選択は、ライトサイクルカウンタ
35のカウント値に従って行なう。すなわち、ライトサ
イクルカウンタ35のカウント値が出力選択回路31の
第1番の選択回路301を指定しているときに出力セレ
クタ27の第1番のセレクタ回路271をオンに、ライ
トサイクルカウンタ35のカウント値が出力選択回路3
1の第2番〜第4番の選択回路302〜304を指定し
ているときに出力セレクタ27の第2番〜4番のセレク
タ回路272〜274をオンにする。
【0053】コマンド制御回路21(図3):アドレス
信号A0〜A3をラッチしデコードして、各回路に出力
する。すなわちMPU1が与えるコマンドデ−タ(図
8,図9)を解読して、イレ−スコントロ−ラ2の各部
にコマンド対応の指示を与える。
【0054】RAM29の比較レジスタ1〜4(図
5):それぞれ、1ライン分のイレ−スデ−タをイレ−
スドライバ3に出力(ラッチ)するタイミングを表わす
デ−タ(タイミングデ−タ)を収納する。デ−タ書込み
時には、コマンド制御回路21によりどのレジスタに書
込むかが指定され、タイミングデ−タは、デ−タバスD
0〜D7から与えられる。どのレジスタからデ−タを読
出す(出力する)かは、出力選択回路31の選択回路3
11〜314と、これらのオンを制御するライトサイク
ルカウンタ35のカウント値により定まる。すなわち、
カウンタ33のカウント値と出力選択回路31の選択出
力デ−タの値が合致する毎に、出力選択回路31が比較
レジスタjの選択出力から比較レジスタj+1の選択出
力に切換わり、比較回路34に与えられるタイミングデ
−タが第j番のものから第j+1番のものに切換わる。
【0055】カウンタ33(図6):コマンド制御回路
21により、MPU1が与えるシリアルOUT設定コマ
ンド6をデコ−ドした信号6が与えられると、タイミン
グパルス(クロック入力)Φをカウントアップする。
【0056】比較回路34(図6):カウンタ33のカ
ウントデ−タ(現タイミング)と比較回路の出力データ
(指定タイミング)を比較し、一致すると一致信号を出
力する。この一致信号に応答して、フリップフロップ3
42がセットされて第1割込み信号INT1を発生し、
一致信号がそのままラッチ信号LATCHCLKとしてイレ−サ
ドライバ3に与えられ、一致信号に応答してフリップフ
ロップ347がセットされて、その出力をインバ−タ3
48で反転した信号が出力イネ−ブル信号OEとしてイ
レ−サドライバ3に与えられる。またこの一致信号をラ
イトサイクルカウンタ35がカウントアップする。
【0057】RAM29のライトサイクルレジスタ29
5(図5):1枚コピー時の感光体ドラム上の画像形成
領域を区画し、また必要に応じて画像形成領域内に画像
消去領域を形成するために必要な、イレ−スパタ−ン変
更回数(イレ−スデ−タの組数)が収納される。このレ
ジスタ295はコマンド制御回路21により選択され、
回数デ−タはデ−タバスD0〜D7で与えられる。
【0058】ライトサイクルカウンタ35(図6):比
較回路34が出力する一致信号をカウントし、カウント
デ−タをリ−ド制御回路25および出力選択回路31に
与える。
【0059】比較回路36(図6):ライトサイクルレ
ジスタ295(図5)の回数(組数)デ−タとライトサ
イクルカウンタのカウントデ−タとの比較を行い、一致
すると、一致信号を発生する。この一致信号は1枚のコ
ピー紙のイレース設定動作終了を意味し、この一致信号
によりフリップフロップ362がセットされて第2割込
み信号INT2を発生する。
【0060】−端子説明−RESET :”L”でコマンド制御回路21をリセッ
ト、FIFO SRAM23のライト制御回路24の内
部メモリアドレス(アドレスPointer)およびリード制
御回路25のリードPointerを初期設定する。このRESET
に応答してアンドゲ−ト213(図3)が発生するリセ
ット信号RSにより、SRAM23,RAM29以外
の、イレ−サコントロ−ラ2内各種要素がリセットさ
れ、イレ−サコントロ−ラ2の出力信号がリセットされ
る。
【0061】Φ(クロック入力;タイミングパルス):
内部回路を制御するクロック, CS(チップセレクト入力):”L”レベルで、A0〜
A3,WR,RD,D0〜D7が有効, WR(ライト入力):デ−タの書き込み、コマンド設定
を行う。
【0062】A0〜A3(Address):コマンドを設定
する信号、FIFO SRAM23の選択,RAM29
の選択を行う(図9参照)。
【0063】D0〜D7(データバス):データバス, SCLK(シフトクロック出力):シリアル・イレ−ス
デ−タSDATAをシリアルシフトするクロック, SDATA(シリアルデ−タ出力):FIFO SRA
M29に書き込まれたデータをシリアル変換したシリア
ルデ−タ出力端。シリアルデ−タは、SCLKに同期し
て、出力される。
【0064】INT1(割り込み出力1):1組のイレ
−スデ−タによるイレースタイミングとなったことを表
わす。
【0065】INT2(割り込み出力2):1枚のコピ
ー紙の最後のイレースデ−タによるイレ−スタイミング
になったことを表わす。
【0066】LATCHCLK(ラッチクロック出
力):シリアルデ−タのパラレルラッチを指示するクロ
ック。
【0067】OE(出力イネーブル):”L”レベルで
パラレルラッチデ−タの、イレ−サ3への出力を指示。
【0068】
【発明の効果】以上の通り、本発明のイレ−サ制御装置
(2+3/1+2+3)によれば、例えば複写機の露光除電用にイ
レ−サを用いる場合には、コピ−プロセス又は画像編集
を制御するMPUは、1コピ−サイクルと次のコピ−サ
イクルの間(転写紙と転写紙の間)で、1枚のコピー動
作に必要なイレースデ−タおよびイレース切換タイミン
グデ−タを、該1枚のコピ−のための作像を開始する直
前に、イレ−スデ−タメモリ手段(23)およびタイミング
デ−タメモリ手段(29)に格納すれば、その後は、本発明
のイレ−サ制御装置(2:イレ−サコントロ−ラ)が、1
枚のコピ−に関するイレ−ス処理全てを行なうことにな
り、MPUの、イレ−ス処理負荷が大幅に軽減し、か
つ、イレ−ス領域処理が高速リアルタイム処理で実現す
る。また、作像中に、MPUの制御又は監視に従ってイ
レースデ−タをイレ−サ制御装置(2:イレ−サコントロ
−ラ)に転送する必要がないので、イレ−スデ−タの切
換えタイミングを精細に設定することができ、イレース
精度(分解能)が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の全体概要を示すブロック
図である。
【図2】 図1に示すイレ−サコントロ−ラ2の構成を
やや詳細に示すブロック図である。
【図3】 図2に示すイレ−サコントロ−ラ2の一部を
詳細に示すブロック図である。
【図4】 図2に示すイレ−サコントロ−ラ2の一部を
詳細に示すブロック図である。
【図5】 図2に示すイレ−サコントロ−ラ2の一部を
詳細に示すブロック図である。
【図6】 図2に示すイレ−サコントロ−ラ2の一部を
詳細に示すブロック図である。
【図7】 図1に示すイレ−サドライバ3の一部の構成
を示すブロック図である。
【図8】 図1に示すMPU1が発生するコマンドの種
類を示す図表である。
【図9】 図1に示すMPU1が発生するコマンドのデ
−タ構成と、それによって設定されるイレ−サコントロ
−ラ2の出力信号を示す図表である。
【図10】 図1に示すMPU1とイレ−サコントロ−
ラ2の情報処理の概要の一部を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図11】 図1に示すMPU1とイレ−サコントロ−
ラ2の情報処理の概要の一部を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図12】 図1に示すMPU1とイレ−サコントロ−
ラ2の情報処理の概要の一部を示すフロ−チャ−トであ
る。
【符号の説明】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数組のイレ−スデ−タを格納するための
    イレ−スデ−タメモリ手段;多数の発光素子を配列した
    イレ−サの各発光素子宛てのイレ−スデ−タをラッチす
    るためのラッチ手段を備え、イレ−サをラッチ手段のイ
    レ−スデ−タに従って発光素子単位で通電付勢するイレ
    −サドライバ;イレ−スデ−タメモリ手段のイレ−スデ
    −タをシリアル変換してイレ−サドライバに出力するイ
    レ−スデ−タ出力手段;イレ−スデ−タ出力手段が出力
    するシリアルデ−タをイレ−サドライバにラッチするタ
    イミングを指定する複数組のタイミングデ−タを格納す
    るためのタイミングデ−タメモリ手段;タイミングパル
    スをカウントするカウント手段;および、 該カウント手段のカウント値が、タイミングデ−タメモ
    リ手段の各組のタイミングデ−タと合致すると、合致し
    たタイミングに対応する組のイレ−スデ−タのシリアル
    出力をイレ−サドライバにラッチするためのラッチ信号
    を、イレ−サドライバに出力する出力制御手段;を備え
    るイレーサ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記カウント値が、タイミングデ−タメ
    モリ手段の各組のタイミングデ−タと合致したとき、第
    1割り込み信号を発生する第1割り込み手段と、該第1
    割り込み信号をリセットする第1リセット手段を更に備
    える、請求項1記載のイレーサ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ラッチ信号の出力回数を計数する計
    数手段と、該計数値が前記タイミングデ−タの組数に合
    致したとき、第2割り込み信号を発生する第2割り込み
    手段を更に備える、請求項1記載のイレーサ制御装置。
  4. 【請求項4】 第2割り込み信号をリセットする第2リ
    セット手段を更に備える、請求項3記載のイレーサ制御
    装置。
  5. 【請求項5】 ラッチしたイレ−スデ−タによるイレ−
    サの通電付勢を指示する出力イネ−ブル信号をイレ−サ
    ドライバに出力する手段を更に備える請求項1,請求項
    2,請求項3又は請求項4記載のイレーサ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記出力イネ−ブル信号をリセットする
    第3リセット手段を更に備える、請求項5記載のイレー
    サ制御装置。
  7. 【請求項7】 イレ−サドライバはラッチ手段のイレ−
    スデ−タと全点灯制御信号の論理和に応答して発光素子
    を通電付勢するための論理和手段を含み、装置は更に、
    全点灯を指示する全点灯制御信号をイレ−サドライバに
    出力する指令手段を備える、請求項5又は請求項6記載
    のイレーサ制御装置。
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