JPH0892535A - 表面保護フィルム - Google Patents
表面保護フィルムInfo
- Publication number
- JPH0892535A JPH0892535A JP22675994A JP22675994A JPH0892535A JP H0892535 A JPH0892535 A JP H0892535A JP 22675994 A JP22675994 A JP 22675994A JP 22675994 A JP22675994 A JP 22675994A JP H0892535 A JPH0892535 A JP H0892535A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- phase
- weight
- resin
- molecular weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 合成樹脂板や金属板等の被保護物に貼り付け
て、その表面を保護する為に用いる初期粘着性、再剥離
性、耐熱性等に優れた表面保護フイルムを提供すること
を目的とする。 【構成】 熱可塑性樹脂からなる基材フィルムの一面
に、(A)ホモポリプロピレン等からなる海相、(B)
エチレン−プロピレン共重合体等からなる島相、(C)
エチレン−プロピレン共重合体等からなり、且つ上記
(A)相と相互に貫入する構造を有する貫入相をもつモ
ルフォロジーを示し、上記(A)、(B)及び(C)の
全量に対し(A)を5〜70重量%含有するポリオレフ
ィン系樹脂からなる粘着層が設けられている表面保護フ
イルム。
て、その表面を保護する為に用いる初期粘着性、再剥離
性、耐熱性等に優れた表面保護フイルムを提供すること
を目的とする。 【構成】 熱可塑性樹脂からなる基材フィルムの一面
に、(A)ホモポリプロピレン等からなる海相、(B)
エチレン−プロピレン共重合体等からなる島相、(C)
エチレン−プロピレン共重合体等からなり、且つ上記
(A)相と相互に貫入する構造を有する貫入相をもつモ
ルフォロジーを示し、上記(A)、(B)及び(C)の
全量に対し(A)を5〜70重量%含有するポリオレフ
ィン系樹脂からなる粘着層が設けられている表面保護フ
イルム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面保護フィルムに関
し、詳細には、合成樹脂板や金属板等の表面に貼付して
その表面を保護するために用いる初期粘着力、再剥離
性、耐熱性等に優れた表面保護フィルムに関する。
し、詳細には、合成樹脂板や金属板等の表面に貼付して
その表面を保護するために用いる初期粘着力、再剥離
性、耐熱性等に優れた表面保護フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表面保護フィルムとし
て、基材フィルムの一面に、エチレン−α−オレフィン
共重合エラストマー、低結晶性ポリオレフィン及びこれ
らの混合物のうち一種、或いはこれとエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体とからなる粘着層を設ける技術等はよく知
られている。
て、基材フィルムの一面に、エチレン−α−オレフィン
共重合エラストマー、低結晶性ポリオレフィン及びこれ
らの混合物のうち一種、或いはこれとエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体とからなる粘着層を設ける技術等はよく知
られている。
【0003】ところが、上記の表面保護フィルムは貼付
初期の粘着性は良好であるが、貼付後の経時粘着性は著
しく昂進する。そのため使用済後の表面保護フィルムを
被保護物から容易に剥離できず、剥離作業に手間を要
し、又、急いで剥離すると被保護物の表面に表面保護フ
ィルムの粘着層の一部が剥離して残る所謂糊残りした
り、表面保護フィルムが伸びて破断する等の問題点があ
った。
初期の粘着性は良好であるが、貼付後の経時粘着性は著
しく昂進する。そのため使用済後の表面保護フィルムを
被保護物から容易に剥離できず、剥離作業に手間を要
し、又、急いで剥離すると被保護物の表面に表面保護フ
ィルムの粘着層の一部が剥離して残る所謂糊残りした
り、表面保護フィルムが伸びて破断する等の問題点があ
った。
【0004】特に、表面保護フィルムが貼付された被保
護物が、例えば熱成型加工や塗装後の乾燥工程等におい
て100〜180℃の高温度に曝されたり、40〜60
℃程度の中程度の温度に長期間保存された場合に経時粘
着性は著しく昂進する。
護物が、例えば熱成型加工や塗装後の乾燥工程等におい
て100〜180℃の高温度に曝されたり、40〜60
℃程度の中程度の温度に長期間保存された場合に経時粘
着性は著しく昂進する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の欠
点を克服するものであり、特定のモルフォロジーを形成
する特定のポリオレフィン系樹脂を粘着層に用いること
によって、合成樹脂板や金属板等の被保護物表面に対す
る初期粘着性に優れ、且つ加熱処理、特に高温加熱を伴
うような用途に供する場合、接着昂進がなく、被保護物
からの剥離不良がなく、被保護物の表面への糊残りのな
い優れた表面保護フィルムを提供することを目的とす
る。
点を克服するものであり、特定のモルフォロジーを形成
する特定のポリオレフィン系樹脂を粘着層に用いること
によって、合成樹脂板や金属板等の被保護物表面に対す
る初期粘着性に優れ、且つ加熱処理、特に高温加熱を伴
うような用途に供する場合、接着昂進がなく、被保護物
からの剥離不良がなく、被保護物の表面への糊残りのな
い優れた表面保護フィルムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
からなる基材フィルムの一面に、以下の(A)、
(B)、及び(C)の3相を含有し、且つ(A)の含有
量が(A)、(B)及び(C)の全量に対し、5〜70
重量%であるポリオレフィン系樹脂からなる粘着層が設
けられていることを特徴とする救急絆創膏用軟質フィル
ム: (A)ホモポリプロピレン(Aa)及びエチレン成分を
7重量%未満含有するランダムポリプロピレン(Ab)
からなる群から選択される少なくとも一種を含有する海
相であって、該(Aa)及び該(Ab)の重量平均分子
量がいずれも50,000〜900,000である海
相; (B)エチレン−プロピレン共重合体及びエチレン−α
−オレフィン共重合体からなる群から選択される少なく
とも一種(Ba)を含有する島相であって、該(Ba)
の重量平均分子量が70,000〜750,000であ
る、島相; (C)エチレン−プロピレン共重合体及びエチレン−α
−オレフィン共重合体からなる群から選択される少なく
とも一種(Ca)を含有し、該(A)相と相互に貫入す
る構造を有する貫入相であって、該(Ca)の重量平均
分子量が70,000〜750,000である、貫入
相。 をその要旨とするものである。
からなる基材フィルムの一面に、以下の(A)、
(B)、及び(C)の3相を含有し、且つ(A)の含有
量が(A)、(B)及び(C)の全量に対し、5〜70
重量%であるポリオレフィン系樹脂からなる粘着層が設
けられていることを特徴とする救急絆創膏用軟質フィル
ム: (A)ホモポリプロピレン(Aa)及びエチレン成分を
7重量%未満含有するランダムポリプロピレン(Ab)
からなる群から選択される少なくとも一種を含有する海
相であって、該(Aa)及び該(Ab)の重量平均分子
量がいずれも50,000〜900,000である海
相; (B)エチレン−プロピレン共重合体及びエチレン−α
−オレフィン共重合体からなる群から選択される少なく
とも一種(Ba)を含有する島相であって、該(Ba)
の重量平均分子量が70,000〜750,000であ
る、島相; (C)エチレン−プロピレン共重合体及びエチレン−α
−オレフィン共重合体からなる群から選択される少なく
とも一種(Ca)を含有し、該(A)相と相互に貫入す
る構造を有する貫入相であって、該(Ca)の重量平均
分子量が70,000〜750,000である、貫入
相。 をその要旨とするものである。
【0007】本発明において使用される基材フィルム
は、熱可塑性樹脂からなるものであればよく、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂からなるフィルムが好適に使用される。又、基材フィ
ルムは、1層のみであってもよいし、2層以上のもので
あってもよい。又、上記基材フィルムは、光安定剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤、シラン系の滑剤、
沈降性硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、マイ
カ、酸化チタン等の充填剤及び着色剤等が添加されても
よい。又、上記基材フィルムの厚さは、用途により適宜
設計されるが、一般的には30〜200μm程度のもの
が使用される。
は、熱可塑性樹脂からなるものであればよく、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂からなるフィルムが好適に使用される。又、基材フィ
ルムは、1層のみであってもよいし、2層以上のもので
あってもよい。又、上記基材フィルムは、光安定剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤、シラン系の滑剤、
沈降性硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、マイ
カ、酸化チタン等の充填剤及び着色剤等が添加されても
よい。又、上記基材フィルムの厚さは、用途により適宜
設計されるが、一般的には30〜200μm程度のもの
が使用される。
【0008】本発明において使用される粘着層は、以下
の(A)、(B)、及び(C)の3相を含有し、且つ
(A)の含有量が(A)、(B)及び(C)の全量に対
し、5〜70重量%であるポリオレフィン系樹脂からな
るものである。 (A)ホモポリプロピレン(Aa)及びエチレン成分を
7重量%未満含有するランダムポリプロピレン(Ab)
からなる群から選択される少なくとも一種を含有する海
相であって、該(Aa)及び該(Ab)の重量平均分子
量がいずれも50,000〜900,000である海
相; (B)エチレン−プロピレン共重合体及びエチレン−α
−オレフィン共重合体からなる群から選択される少なく
とも一種(Ba)を含有する島相であって、該(Ba)
の重量平均分子量が70,000〜750,000であ
る、島相; (C)エチレン−プロピレン共重合体及びエチレン−α
−オレフィン共重合体からなる群から選択される少なく
とも一種(Ca)を含有し、該(A)相と相互に貫入す
る構造を有する貫入相であって、該(Ca)の重量平均
分子量が70,000〜750,000である、貫入
相。
の(A)、(B)、及び(C)の3相を含有し、且つ
(A)の含有量が(A)、(B)及び(C)の全量に対
し、5〜70重量%であるポリオレフィン系樹脂からな
るものである。 (A)ホモポリプロピレン(Aa)及びエチレン成分を
7重量%未満含有するランダムポリプロピレン(Ab)
からなる群から選択される少なくとも一種を含有する海
相であって、該(Aa)及び該(Ab)の重量平均分子
量がいずれも50,000〜900,000である海
相; (B)エチレン−プロピレン共重合体及びエチレン−α
−オレフィン共重合体からなる群から選択される少なく
とも一種(Ba)を含有する島相であって、該(Ba)
の重量平均分子量が70,000〜750,000であ
る、島相; (C)エチレン−プロピレン共重合体及びエチレン−α
−オレフィン共重合体からなる群から選択される少なく
とも一種(Ca)を含有し、該(A)相と相互に貫入す
る構造を有する貫入相であって、該(Ca)の重量平均
分子量が70,000〜750,000である、貫入
相。
【0009】本発明の表面保護フィルムの粘着層を形成
するポリオレフィン系樹脂の内、海相(A)に含まれ
る、ホモポリプロピレン(Aa)と、エチレン成分を7
重量%未満含有するランダムポリプロピレン(Ab)と
は、その重量平均分子量が各々50,000〜900,
000の範囲であり、好ましくは50,000〜80
0,000である。50,000未満では得られる粘着
層の強度が十分ではなく、900,000を超える場合
には伸縮性に劣り、被保護物の熱成型加工時に被保護物
の変位に追随できない。本発明でいうホモポリプロピレ
ンとは、共重合成分の全くない、アイソタクティックな
ポリプロピレンである。上記ランダムポリプロピレン
(Ab)中に存在するエチレン成分の量が7重量%以上
だと得られる粘着層の熱安定性及び耐熱性が十分でな
い。
するポリオレフィン系樹脂の内、海相(A)に含まれ
る、ホモポリプロピレン(Aa)と、エチレン成分を7
重量%未満含有するランダムポリプロピレン(Ab)と
は、その重量平均分子量が各々50,000〜900,
000の範囲であり、好ましくは50,000〜80
0,000である。50,000未満では得られる粘着
層の強度が十分ではなく、900,000を超える場合
には伸縮性に劣り、被保護物の熱成型加工時に被保護物
の変位に追随できない。本発明でいうホモポリプロピレ
ンとは、共重合成分の全くない、アイソタクティックな
ポリプロピレンである。上記ランダムポリプロピレン
(Ab)中に存在するエチレン成分の量が7重量%以上
だと得られる粘着層の熱安定性及び耐熱性が十分でな
い。
【0010】本発明の表面保護フィルムの粘着層を形成
するポリオレフィン系樹脂の内、エチレン−プロピレン
共重合体およびエチレン−α−オレフィン共重合体から
なる群から選択される少なくとも一種である(Ba)及
び(Ca)は、その重量平均分子量がそれぞれ独立して
70,000〜750,000の範囲であり、好ましく
は、70,000〜700,000である。70,00
0未満では伸縮性に劣り、750,000を超える場合
には得られる粘着層の柔軟性が不十分であり、被保護物
の熱成型加工時に被保護物の変位に追随できないし、
又、初期粘着性に悪影響を与える。ここでα−オレフィ
ンとしては、例えば1−ブテン、1−ヘキセン、1−オ
クテン等が挙げられる。
するポリオレフィン系樹脂の内、エチレン−プロピレン
共重合体およびエチレン−α−オレフィン共重合体から
なる群から選択される少なくとも一種である(Ba)及
び(Ca)は、その重量平均分子量がそれぞれ独立して
70,000〜750,000の範囲であり、好ましく
は、70,000〜700,000である。70,00
0未満では伸縮性に劣り、750,000を超える場合
には得られる粘着層の柔軟性が不十分であり、被保護物
の熱成型加工時に被保護物の変位に追随できないし、
又、初期粘着性に悪影響を与える。ここでα−オレフィ
ンとしては、例えば1−ブテン、1−ヘキセン、1−オ
クテン等が挙げられる。
【0011】本発明の表面保護フィルムの粘着層を形成
するポリオレフィン系樹脂は、前記海相(A)を形成す
るポリオレフィン系樹脂が、全ポリオレフィン系樹脂量
の5重量%〜70重量%の範囲内で添加され、好ましく
は、5重量%〜60重量%で添加される。5重量%未満
では得られる粘着層の耐熱性が十分ではなく、70重量
%を超える場合には粘着層の柔軟性および応力緩和が不
十分である。そのため、表面保護フィルムを被保護物表
面に貼付しても表面保護フィルムは被保護物の表面から
浮いてしまう。
するポリオレフィン系樹脂は、前記海相(A)を形成す
るポリオレフィン系樹脂が、全ポリオレフィン系樹脂量
の5重量%〜70重量%の範囲内で添加され、好ましく
は、5重量%〜60重量%で添加される。5重量%未満
では得られる粘着層の耐熱性が十分ではなく、70重量
%を超える場合には粘着層の柔軟性および応力緩和が不
十分である。そのため、表面保護フィルムを被保護物表
面に貼付しても表面保護フィルムは被保護物の表面から
浮いてしまう。
【0012】本発明に於けるモルフォロジーは、四酸化
オスミウムを用いて樹脂を染色した後、透過電子顕微鏡
によって観察し得る。本発明の表面保護フィルムを形成
するポリオレフィン系樹脂は、以下のようなモルフォロ
ジーを有する。すなわち前記(Aa)及び(Ab)から
なる群から選択される少なくとも一種を含有する海相マ
トリックス(A)中に、前記(Ba)を含有する島相
(B)と、前記(Ca)を含有し、該(A)相と相互に
貫入する構造を有する貫入相(C)とが存在する。
オスミウムを用いて樹脂を染色した後、透過電子顕微鏡
によって観察し得る。本発明の表面保護フィルムを形成
するポリオレフィン系樹脂は、以下のようなモルフォロ
ジーを有する。すなわち前記(Aa)及び(Ab)から
なる群から選択される少なくとも一種を含有する海相マ
トリックス(A)中に、前記(Ba)を含有する島相
(B)と、前記(Ca)を含有し、該(A)相と相互に
貫入する構造を有する貫入相(C)とが存在する。
【0013】上記モルフォロジーでは、島相(B)各ド
メインの平均径が0.01〜3μmの大きさであること
が好ましく、更に好ましくは、0・015〜2.5μm
である。平均径が0.01μm未満では、得られる粘着
層の熱安定性及び耐熱性が十分でなく、3μmを超える
場合には得られる粘着層は伸長性に欠け、被保護物の熱
成型加工時に被保護物の変位に追随できない。
メインの平均径が0.01〜3μmの大きさであること
が好ましく、更に好ましくは、0・015〜2.5μm
である。平均径が0.01μm未満では、得られる粘着
層の熱安定性及び耐熱性が十分でなく、3μmを超える
場合には得られる粘着層は伸長性に欠け、被保護物の熱
成型加工時に被保護物の変位に追随できない。
【0014】上記モルフォロジーでは、貫入相(C)
は、その形状が針状または短冊状で、その幅が0.5μ
m以下であることが望ましく、疑似IPN(Interpenet
rate Network)構造を形成することが好ましい。IPN
構造とは、一般に、特定の相が常に連続相であり、この
連続相がマトリックスとなる相の中に網目状に存在する
構造のことをいうが、本発明でいう疑似IPN構造は、
その特定の相が常に連続であるとは限らず、部分的に切
断された構造をも包含することを示している。
は、その形状が針状または短冊状で、その幅が0.5μ
m以下であることが望ましく、疑似IPN(Interpenet
rate Network)構造を形成することが好ましい。IPN
構造とは、一般に、特定の相が常に連続相であり、この
連続相がマトリックスとなる相の中に網目状に存在する
構造のことをいうが、本発明でいう疑似IPN構造は、
その特定の相が常に連続であるとは限らず、部分的に切
断された構造をも包含することを示している。
【0015】本発明の表面保護フィルムの粘着層を形成
するポリオレフィン樹脂は、例えば以下のような多段重
合法により製造される。まず、第一段階として、チタン
化合物触媒及びアルミニウム化合物触媒の存在下におい
てプロピレンモノマー及び必要に応じてプロピレン以外
のα−オレフィンモノマーを用いて重合を行い、第一の
プロピレン系ポリオレフィンを得る。このポリオレフィ
ンはプロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重
合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体等であり得
る。第二段階として、前記のチタン化合物触媒及びアル
ミニウム化合物触媒を含有したままで、チタン含有プロ
ピレン系ポリオレフィンと上記化合物存在下で、オレフ
ィンモノマー(例えば、エチレン、プロピレン、または
α−オレフィン)とを共重合させて、第二のポリオレフ
ィンを得る。
するポリオレフィン樹脂は、例えば以下のような多段重
合法により製造される。まず、第一段階として、チタン
化合物触媒及びアルミニウム化合物触媒の存在下におい
てプロピレンモノマー及び必要に応じてプロピレン以外
のα−オレフィンモノマーを用いて重合を行い、第一の
プロピレン系ポリオレフィンを得る。このポリオレフィ
ンはプロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重
合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体等であり得
る。第二段階として、前記のチタン化合物触媒及びアル
ミニウム化合物触媒を含有したままで、チタン含有プロ
ピレン系ポリオレフィンと上記化合物存在下で、オレフ
ィンモノマー(例えば、エチレン、プロピレン、または
α−オレフィン)とを共重合させて、第二のポリオレフ
ィンを得る。
【0016】この2段階反応により得られる第二のポリ
オレフィンは、プロピレン−エチレン共重合体、プロピ
レン−α−オレフィン共重合体、又はエチレン−α−オ
レフィン共重合体であり得る。以下同様に目的に応じて
多段階の共重合反応を行い得る。
オレフィンは、プロピレン−エチレン共重合体、プロピ
レン−α−オレフィン共重合体、又はエチレン−α−オ
レフィン共重合体であり得る。以下同様に目的に応じて
多段階の共重合反応を行い得る。
【0017】この製造方法の特徴は、重合を一段階で終
了するのではなく、二段階以上の多段重合を行うことに
ある。このことにより、複数の種類のモノマーを続けて
重合することが可能となり、通常のポリマーブレンドと
は全く異なる、分子レベルでのブレンドタイプの共重合
体が生成される。通常、ポリマーブレンドの場合、柔軟
性と伸縮性を向上させるには、ブレンドするゴム成分の
分子量を上げるのが一つの方法である。本発明に於ける
ポリオレフィン系樹脂の場合、このゴム成分にあたるの
は上記の2段階以降の反応で生成する成分(エチレン−
α−オレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合
体)であり、この成分は分子量が高いため、溶融粘度が
高い。このゴム成分は上記の多段重合法を用いることに
より、微分散させることができる。
了するのではなく、二段階以上の多段重合を行うことに
ある。このことにより、複数の種類のモノマーを続けて
重合することが可能となり、通常のポリマーブレンドと
は全く異なる、分子レベルでのブレンドタイプの共重合
体が生成される。通常、ポリマーブレンドの場合、柔軟
性と伸縮性を向上させるには、ブレンドするゴム成分の
分子量を上げるのが一つの方法である。本発明に於ける
ポリオレフィン系樹脂の場合、このゴム成分にあたるの
は上記の2段階以降の反応で生成する成分(エチレン−
α−オレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合
体)であり、この成分は分子量が高いため、溶融粘度が
高い。このゴム成分は上記の多段重合法を用いることに
より、微分散させることができる。
【0018】しかし、通常の押出機などを用いたブレン
ド法では、このように分子量の高いゴム成分を用いる
と、溶融粘度が高いため、本発明に於けるポリオレフィ
ン系樹脂のような微分散モルフォロジーを有する樹脂は
作成し得ない。更に、従来の反応により得られるポリプ
ロピレン系のブロック共重合体のような樹脂では、共重
合されるエチレン、α−オレフィン等のブロック成分
は、主成分であるプロピレン系オレフィンに対してその
製造プロセス上、約50重量%程度含有させるのが限界
であり、通常その含有量は30重量%までである。この
ためポリプロピレン系樹脂において、可塑化PVCのよ
うな柔軟性を実現するのは非常に困難であった。しかし
上記のような方法を用いれば、前記の共重合成分を約8
0〜95重量%まで含有させることが可能となり、可塑
化PVCと同様な物性を有するポリプロピレン系樹脂が
得られる。
ド法では、このように分子量の高いゴム成分を用いる
と、溶融粘度が高いため、本発明に於けるポリオレフィ
ン系樹脂のような微分散モルフォロジーを有する樹脂は
作成し得ない。更に、従来の反応により得られるポリプ
ロピレン系のブロック共重合体のような樹脂では、共重
合されるエチレン、α−オレフィン等のブロック成分
は、主成分であるプロピレン系オレフィンに対してその
製造プロセス上、約50重量%程度含有させるのが限界
であり、通常その含有量は30重量%までである。この
ためポリプロピレン系樹脂において、可塑化PVCのよ
うな柔軟性を実現するのは非常に困難であった。しかし
上記のような方法を用いれば、前記の共重合成分を約8
0〜95重量%まで含有させることが可能となり、可塑
化PVCと同様な物性を有するポリプロピレン系樹脂が
得られる。
【0019】このような製造方法としては例えば、特開
平4−224809号公報に記載の方法がある。この方
法ではチタン化合物としては、例えば三塩化チタンと塩
化マグネシウムとを共粉砕し、これをオルトチタン酸n
−ブチル、2−エチル−1−ヘキサノール、p−トルイ
ル酸エチル、四塩化ケイ素、フタル酸ジイソブチル等で
処理して得られる、平均粒子径15μmの球状固体チタ
ン触媒が用いられている。この方法では更に重合槽に電
子供与体としてケイ素化合物、特にジフェニルジメトキ
シシランを添加し、更にヨウ化エチルも添加している。
更に、特開平3−97747号公報にはチタン化合物と
して、塩化マグネシウムとアルコールの付加物を四塩化
チタン及び電子供与体で処理したものを用いることが記
載されている。これらの方法の他にも、例えば、特開平
4−96912号公報、同4−96907号公報、同3
−174410号公報、同2−170803号公報、同
2−170802号公報、同3−205439号公報、
同4−153203号公報、及び特開昭61−4255
3号公報等に、このような製造方法の記載がある。本発
明の表面保護フィルムの粘着層を形成するポリオレフィ
ン系樹脂を製造する際には、上記のような、公知の任意
の方法が使用し得る。このような製造方法により得られ
る実際の樹脂としては徳山曹達社の「PER」及びハイ
モント社の「キャタロイ」等が挙げられる。
平4−224809号公報に記載の方法がある。この方
法ではチタン化合物としては、例えば三塩化チタンと塩
化マグネシウムとを共粉砕し、これをオルトチタン酸n
−ブチル、2−エチル−1−ヘキサノール、p−トルイ
ル酸エチル、四塩化ケイ素、フタル酸ジイソブチル等で
処理して得られる、平均粒子径15μmの球状固体チタ
ン触媒が用いられている。この方法では更に重合槽に電
子供与体としてケイ素化合物、特にジフェニルジメトキ
シシランを添加し、更にヨウ化エチルも添加している。
更に、特開平3−97747号公報にはチタン化合物と
して、塩化マグネシウムとアルコールの付加物を四塩化
チタン及び電子供与体で処理したものを用いることが記
載されている。これらの方法の他にも、例えば、特開平
4−96912号公報、同4−96907号公報、同3
−174410号公報、同2−170803号公報、同
2−170802号公報、同3−205439号公報、
同4−153203号公報、及び特開昭61−4255
3号公報等に、このような製造方法の記載がある。本発
明の表面保護フィルムの粘着層を形成するポリオレフィ
ン系樹脂を製造する際には、上記のような、公知の任意
の方法が使用し得る。このような製造方法により得られ
る実際の樹脂としては徳山曹達社の「PER」及びハイ
モント社の「キャタロイ」等が挙げられる。
【0020】本発明の表面保護フィルムの粘着層には、
粘着付与樹脂、軟化剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等
を、基材フィルムには、光安定剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤等の安定剤、シラン系の滑剤、沈降性硫酸バリウ
ム、タルク、炭酸カルシウム、マイカ、酸化チタン等の
充填剤及び着色剤等を必要に応じて添加してもよい。
粘着付与樹脂、軟化剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等
を、基材フィルムには、光安定剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤等の安定剤、シラン系の滑剤、沈降性硫酸バリウ
ム、タルク、炭酸カルシウム、マイカ、酸化チタン等の
充填剤及び着色剤等を必要に応じて添加してもよい。
【0021】本発明の表面保護フィルムは、基材フィル
ムをT−ダイ法やインフレーション法等の成形法によっ
て所定の厚さに成形しておき、上記基材フィルム上に上
記のような方法で得られたポリオレフィン系樹脂を転写
法や直接塗工法にて粘着層を設けてもよく、又、基材フ
ィルムと上記のような方法で得られたポリオレフィン系
樹脂からなる粘着層とを個別にT−ダイ法やインフレー
ション法等の成形法によって所定の厚さに成形してお
き、その後、基材フィルムと粘着層とを熱ラミネーショ
ンによって一体とする方法、基材フィルム上に上記のよ
うな方法で得られたポリオレフィン系樹脂を押出ラミネ
ーション法によって粘着層を設ける方法、又は、上記基
材フィルムと粘着層とを同時にT−ダイ法やインフレー
ション法等の多(二)層押出成形法によって所定の厚さ
に成形する方法により得られる。目的、用途によっては
基材フィルム及び粘着層は二層以上で構成されてもよ
い。
ムをT−ダイ法やインフレーション法等の成形法によっ
て所定の厚さに成形しておき、上記基材フィルム上に上
記のような方法で得られたポリオレフィン系樹脂を転写
法や直接塗工法にて粘着層を設けてもよく、又、基材フ
ィルムと上記のような方法で得られたポリオレフィン系
樹脂からなる粘着層とを個別にT−ダイ法やインフレー
ション法等の成形法によって所定の厚さに成形してお
き、その後、基材フィルムと粘着層とを熱ラミネーショ
ンによって一体とする方法、基材フィルム上に上記のよ
うな方法で得られたポリオレフィン系樹脂を押出ラミネ
ーション法によって粘着層を設ける方法、又は、上記基
材フィルムと粘着層とを同時にT−ダイ法やインフレー
ション法等の多(二)層押出成形法によって所定の厚さ
に成形する方法により得られる。目的、用途によっては
基材フィルム及び粘着層は二層以上で構成されてもよ
い。
【0022】上記基材フィルムと粘着層の厚さは、用途
により適宜決定されるが、基材フィルムの厚さは、通常
10〜80μm程度であり、粘着層の厚さは、通常5〜
30μm程度である。
により適宜決定されるが、基材フィルムの厚さは、通常
10〜80μm程度であり、粘着層の厚さは、通常5〜
30μm程度である。
【0023】
【作用】本発明に於いて使用されるポリオレフィン系樹
脂からなる表面保護フィルムの粘着層が上記のような優
れた特徴を有する理由は、以下のように推定される。即
ち、上記ポリオレフィン系樹脂は、ランダムポリプロピ
レン(Aa)と、ホモポリプロピレン及びポリエチレン
からなる群から選択される少なくとも一種(Ab)とを
含有する(A)相に対して、エチレン−プロピレン共重
合体及びエチレン−α−オレフィン共重合体からなる群
から選択される少なくとも一種である(Ba)及び(C
a)とが、重合中にアロイされることによって得られた
ものである。そのため、(A)相中で(Ba)及び(C
a)が、通常のブレンドに比べて遙に微細に分散してお
り、特に(Ca)を含有する(C)相とマトリックス
(海相)を形成する(A)相とが疑似的なIPN構造を
示すようになる。樹脂がこのような特徴あるモルフォロ
ジーを示すため、この樹脂から形成された粘着層は適度
の粘着性を有し、初期粘着性を発揮し、光や熱に安定な
構造であるので熱安定性や耐熱性に優れ、且つ熱成形加
工等に際して、被保護物の変位に追従できる可塑化PV
Cと同様の柔軟性および伸縮性を有するものと考えられ
る。
脂からなる表面保護フィルムの粘着層が上記のような優
れた特徴を有する理由は、以下のように推定される。即
ち、上記ポリオレフィン系樹脂は、ランダムポリプロピ
レン(Aa)と、ホモポリプロピレン及びポリエチレン
からなる群から選択される少なくとも一種(Ab)とを
含有する(A)相に対して、エチレン−プロピレン共重
合体及びエチレン−α−オレフィン共重合体からなる群
から選択される少なくとも一種である(Ba)及び(C
a)とが、重合中にアロイされることによって得られた
ものである。そのため、(A)相中で(Ba)及び(C
a)が、通常のブレンドに比べて遙に微細に分散してお
り、特に(Ca)を含有する(C)相とマトリックス
(海相)を形成する(A)相とが疑似的なIPN構造を
示すようになる。樹脂がこのような特徴あるモルフォロ
ジーを示すため、この樹脂から形成された粘着層は適度
の粘着性を有し、初期粘着性を発揮し、光や熱に安定な
構造であるので熱安定性や耐熱性に優れ、且つ熱成形加
工等に際して、被保護物の変位に追従できる可塑化PV
Cと同様の柔軟性および伸縮性を有するものと考えられ
る。
【0024】
【実施例】以下実施例に基づき本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されない。
るが、本発明はこれに限定されない。
【0025】以下の実施例において、ポリオレフィン系
樹脂の各相の含有量および分子量、モルフォロジー、樹
脂鏡面板(アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂
板)、金属鏡面板(ステンレス鋼板)、偏光板等の被保
護体に対する初期粘着力、加熱後粘着力(180℃×5
分、180℃×10分、100℃×2時間、50℃×2
週間、但し、偏光板は180℃及び100℃の加熱試験
は行っていない。)、汚染性は以下に示した方法で測
定、評価した。
樹脂の各相の含有量および分子量、モルフォロジー、樹
脂鏡面板(アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂
板)、金属鏡面板(ステンレス鋼板)、偏光板等の被保
護体に対する初期粘着力、加熱後粘着力(180℃×5
分、180℃×10分、100℃×2時間、50℃×2
週間、但し、偏光板は180℃及び100℃の加熱試験
は行っていない。)、汚染性は以下に示した方法で測
定、評価した。
【0026】1.各相の含有量および分子量 温度上昇溶離分別(TREF=Temperature Rising Elu
tion Fractionation)機能と高温GPC(Gel Permeati
on Chromatograph)機能とを備えた、クロス分別クロマ
トグラフ装置(CFC−T150A型:三菱油化社製)
を用いて測定した。測定するポリオレフィン樹脂を、1
40℃あるいはポリオレフィン樹脂が完全に溶解する温
度のo−ジクロロベンゼンに溶解した。この溶液を一定
の冷却速度で冷却し、予め用意した不活性担体表面に、
結晶性の高い順、及び分子量の大きい順に、薄いポリマ
ー層として析出させた。次にこの析出したポリマー層
を、連続的又は階段状に昇温し、順次溶出した成分の濃
度を検出し、その成分の組成分布(結晶性分布)を測定
した(TREF)。同時にその成分の分子量及び分子量
分布を測定した(高温GPC)。
tion Fractionation)機能と高温GPC(Gel Permeati
on Chromatograph)機能とを備えた、クロス分別クロマ
トグラフ装置(CFC−T150A型:三菱油化社製)
を用いて測定した。測定するポリオレフィン樹脂を、1
40℃あるいはポリオレフィン樹脂が完全に溶解する温
度のo−ジクロロベンゼンに溶解した。この溶液を一定
の冷却速度で冷却し、予め用意した不活性担体表面に、
結晶性の高い順、及び分子量の大きい順に、薄いポリマ
ー層として析出させた。次にこの析出したポリマー層
を、連続的又は階段状に昇温し、順次溶出した成分の濃
度を検出し、その成分の組成分布(結晶性分布)を測定
した(TREF)。同時にその成分の分子量及び分子量
分布を測定した(高温GPC)。
【0027】2.モルフォロジー評価:四酸化オスミウ
ムを用いて樹脂を染色した後、透過電子顕微鏡(JEM
−1200EXII:日本電子社製)により、2万倍の倍
率で写真を撮影した。樹脂中の各相は、その結晶性の違
いによる染色度合の違いから区別した。すなわち海相
(A)は結晶性が高く、低染色部分となり、透過電子顕
微鏡写真では白色となる。島相(B)及び貫入相(C)
は結晶性が低く高染色部分となり、透過電子顕微鏡写真
では黒色となる。この写真に任意に直線を引き、各成分
相の大きさを最低5ヶ所測定し、平均した値を各成分相
の大きさとした。
ムを用いて樹脂を染色した後、透過電子顕微鏡(JEM
−1200EXII:日本電子社製)により、2万倍の倍
率で写真を撮影した。樹脂中の各相は、その結晶性の違
いによる染色度合の違いから区別した。すなわち海相
(A)は結晶性が高く、低染色部分となり、透過電子顕
微鏡写真では白色となる。島相(B)及び貫入相(C)
は結晶性が低く高染色部分となり、透過電子顕微鏡写真
では黒色となる。この写真に任意に直線を引き、各成分
相の大きさを最低5ヶ所測定し、平均した値を各成分相
の大きさとした。
【0028】3.初期粘着力:表面保護フィルムを、樹
脂板(アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板)、ス
テンレス鋼板(鏡面仕上げ)、偏光板の各々に、2kg
/cm2 の圧力でロール貼付を行う。貼付後23℃で1
時間放置後、剥離幅25mmで300mm/分の剥離速
度で180°剥離を行い、その時の剥離強度を測定し
た。
脂板(アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板)、ス
テンレス鋼板(鏡面仕上げ)、偏光板の各々に、2kg
/cm2 の圧力でロール貼付を行う。貼付後23℃で1
時間放置後、剥離幅25mmで300mm/分の剥離速
度で180°剥離を行い、その時の剥離強度を測定し
た。
【0029】4−1.耐熱性評価1:表面保護フィルム
を、樹脂板(アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂
板)に2kg/cm2 の圧力でロール貼付を行う。貼付
後23℃で1時間放置後、180℃に調温したオーブン
に5分及び10分間入れ加熱する。次いでこれを取り出
し、23℃で1時間放置後、剥離幅25mmで300m
m/分の剥離速度で180°剥離を行い、その時の剥離
強度を測定した。
を、樹脂板(アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂
板)に2kg/cm2 の圧力でロール貼付を行う。貼付
後23℃で1時間放置後、180℃に調温したオーブン
に5分及び10分間入れ加熱する。次いでこれを取り出
し、23℃で1時間放置後、剥離幅25mmで300m
m/分の剥離速度で180°剥離を行い、その時の剥離
強度を測定した。
【0030】4−2.耐熱性評価2:表面保護フィルム
を、樹脂板(アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂
板)に2kg/cm2 の圧力でロール貼付を行う。貼付
後23℃で1時間放置後、100℃に調温したオーブン
に2時間入れ加熱する。次いでこれを取り出し、23℃
で1時間放置後、剥離幅25mmで300mm/分の剥
離速度で180°剥離を行い、その時の剥離強度を測定
した。
を、樹脂板(アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂
板)に2kg/cm2 の圧力でロール貼付を行う。貼付
後23℃で1時間放置後、100℃に調温したオーブン
に2時間入れ加熱する。次いでこれを取り出し、23℃
で1時間放置後、剥離幅25mmで300mm/分の剥
離速度で180°剥離を行い、その時の剥離強度を測定
した。
【0031】5.加熱経時評価:表面保護フィルムを、
100×150mm2 の樹脂板(アクリル樹脂板、ポリ
カーボネート樹脂板)、ステンレス鋼板(鏡面仕上
げ)、偏光板の各々に、2kg/cm2 の圧力でロール
貼付を行う。貼付後、50℃に調温したオーブンに2週
間入れ加熱を続ける。次いでこれを取り出し、23℃で
1時間放置後、剥離幅25mmで300mm/分の剥離
速度で180°剥離を行い、その時の剥離強度を測定し
た。
100×150mm2 の樹脂板(アクリル樹脂板、ポリ
カーボネート樹脂板)、ステンレス鋼板(鏡面仕上
げ)、偏光板の各々に、2kg/cm2 の圧力でロール
貼付を行う。貼付後、50℃に調温したオーブンに2週
間入れ加熱を続ける。次いでこれを取り出し、23℃で
1時間放置後、剥離幅25mmで300mm/分の剥離
速度で180°剥離を行い、その時の剥離強度を測定し
た。
【0032】6.汚染性評価:表面保護フィルムを、1
00×150mm2 の樹脂板(アクリル樹脂板、ポリカ
ーボネート樹脂板)、ステンレス鋼板(鏡面仕上げ)、
偏光板の各々に、2kg/cm2 の圧力でロール貼付を
行う。貼付後、常温で2週間放置したもの及び50℃に
調温したオーブンに2週間入れ加熱したものを試料と
し、表面保護フィルムを剥離し、上記各被保護物の表面
の曇りの状態、糊残り等の汚染の状態をUVライト下で
肉眼で観察評価した。
00×150mm2 の樹脂板(アクリル樹脂板、ポリカ
ーボネート樹脂板)、ステンレス鋼板(鏡面仕上げ)、
偏光板の各々に、2kg/cm2 の圧力でロール貼付を
行う。貼付後、常温で2週間放置したもの及び50℃に
調温したオーブンに2週間入れ加熱したものを試料と
し、表面保護フィルムを剥離し、上記各被保護物の表面
の曇りの状態、糊残り等の汚染の状態をUVライト下で
肉眼で観察評価した。
【0033】(実施例1)基材フィルムとしてポリプロ
ピレン(住友化学社製、MI=2.0、SG=0.90
0)40μm、粘着層としてポリオレフィン系樹脂(徳
山曹達社製、商品名「PER」、樹脂モルフォロジーは
表1に記載)20μmとなるように、インフレーション
成形法にて、金型温度200℃で共押出し、表面保護フ
ィルムを作製した。得られた表面保護フィルム及び粘着
層に使用したポリオレフィン系樹脂の評価を行った。そ
の結果を表2〜5に示す。
ピレン(住友化学社製、MI=2.0、SG=0.90
0)40μm、粘着層としてポリオレフィン系樹脂(徳
山曹達社製、商品名「PER」、樹脂モルフォロジーは
表1に記載)20μmとなるように、インフレーション
成形法にて、金型温度200℃で共押出し、表面保護フ
ィルムを作製した。得られた表面保護フィルム及び粘着
層に使用したポリオレフィン系樹脂の評価を行った。そ
の結果を表2〜5に示す。
【0034】(実施例2)粘着層のポリオレフィン系樹
脂(徳山曹達社製、商品名「PER」)に替えてポリオ
レフィン系樹脂(ハイモント社製、商品名「キャタロ
イ」、樹脂モルフォロジーは表1に記載)を使用したこ
と以外は、実施例1と同様にして、表面保護フィルムを
作製した。得られた表面保護フィルムについて、実施例
1と同様の評価を行った。その結果を表2〜5に示す。
脂(徳山曹達社製、商品名「PER」)に替えてポリオ
レフィン系樹脂(ハイモント社製、商品名「キャタロ
イ」、樹脂モルフォロジーは表1に記載)を使用したこ
と以外は、実施例1と同様にして、表面保護フィルムを
作製した。得られた表面保護フィルムについて、実施例
1と同様の評価を行った。その結果を表2〜5に示す。
【0035】(実施例3)基材フィルムとしてポリプロ
ピレン樹脂(住友化学社製、MI=2.0、SG=0.
900)に替えて低密度ポリエチレン樹脂(住友化学社
製、MI=2.0、SG=0.924)を使用したこと
以外は、実施例1と同様にして、表面保護フィルムを作
製した。得られた表面保護フィルムについて、実施例1
と同様の評価を行った。その結果を表2〜5に示す。
ピレン樹脂(住友化学社製、MI=2.0、SG=0.
900)に替えて低密度ポリエチレン樹脂(住友化学社
製、MI=2.0、SG=0.924)を使用したこと
以外は、実施例1と同様にして、表面保護フィルムを作
製した。得られた表面保護フィルムについて、実施例1
と同様の評価を行った。その結果を表2〜5に示す。
【0036】(実施例4)成形法として、インフレーシ
ョン法に替えて、T−ダイ法としたこと以外は、実施例
1と同様にして、表面保護フィルムを作製した。得られ
た表面保護フィルムについて、実施例1と同様の評価を
行った。その結果を表2〜5に示す。
ョン法に替えて、T−ダイ法としたこと以外は、実施例
1と同様にして、表面保護フィルムを作製した。得られ
た表面保護フィルムについて、実施例1と同様の評価を
行った。その結果を表2〜5に示す。
【0037】(比較例1)粘着層に、表1に示されたモ
ルフォロジーを有するポリプロピレン樹脂〔海相
(A):3.9×105 、69.2重量%、島相
(B):1.5×105 、1.230μm、貫入相
(C)を欠くグレードである。〕を使用したこと以外
は、実施例1と同様にして、表面保護フィルムを作製し
た。得られた表面保護フィルムについて、実施例1と同
様の評価を行った。その結果を表2〜5に示す。
ルフォロジーを有するポリプロピレン樹脂〔海相
(A):3.9×105 、69.2重量%、島相
(B):1.5×105 、1.230μm、貫入相
(C)を欠くグレードである。〕を使用したこと以外
は、実施例1と同様にして、表面保護フィルムを作製し
た。得られた表面保護フィルムについて、実施例1と同
様の評価を行った。その結果を表2〜5に示す。
【0038】(比較例2)成形法として、インフレーシ
ョン法に替えて、T−ダイ法としたこと以外は、比較例
1と同様にして、表面保護フィルムを作製した。得られ
た表面保護フィルムについて、実施例1と同様の評価を
行った。その結果を表2〜5に示す。
ョン法に替えて、T−ダイ法としたこと以外は、比較例
1と同様にして、表面保護フィルムを作製した。得られ
た表面保護フィルムについて、実施例1と同様の評価を
行った。その結果を表2〜5に示す。
【0039】(比較例3)粘着層のポリオレフィン系樹
脂(徳山曹達社製、商品名「PER」)に替えてエチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂(三菱油化社製、MI=2.
0、SG=0.940、酢酸ビニル含有量15%)を使
用したこと以外は、実施例2と同様にして、表面保護フ
ィルムを作製した。得られた表面保護フィルムについ
て、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表2〜
5に示す。
脂(徳山曹達社製、商品名「PER」)に替えてエチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂(三菱油化社製、MI=2.
0、SG=0.940、酢酸ビニル含有量15%)を使
用したこと以外は、実施例2と同様にして、表面保護フ
ィルムを作製した。得られた表面保護フィルムについ
て、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表2〜
5に示す。
【0040】(比較例4)粘着層のポリオレフィン系樹
脂(徳山曹達社製、商品名「PER」)に替えてエチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂(東ソー社製、MI=2.
0、SG=0.940、酢酸ビニル含有量6%)100
重量部と粘着付与樹脂(テルペン樹脂、軟化点115
℃)2重量部からなる組成物を使用したこと以外は、実
施例2と同様にして、表面保護フィルムを作製した。得
られた表面保護フィルムについて、実施例1と同様の評
価を行った。その結果を表2〜5に示す。
脂(徳山曹達社製、商品名「PER」)に替えてエチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂(東ソー社製、MI=2.
0、SG=0.940、酢酸ビニル含有量6%)100
重量部と粘着付与樹脂(テルペン樹脂、軟化点115
℃)2重量部からなる組成物を使用したこと以外は、実
施例2と同様にして、表面保護フィルムを作製した。得
られた表面保護フィルムについて、実施例1と同様の評
価を行った。その結果を表2〜5に示す。
【0041】(比較例5)基材フィルムとして低密度ポ
リエチレン樹脂(住友化学社製、MI=2.0、SG=
0.924)25μm、粘着層として、低密度ポリエチ
レン樹脂(住友化学社製、MI=2.0、SG=0.9
24)35μmを金型温度180℃でT−ダイ法によっ
て共押出し、表面保護フィルムを作製した。得られた表
面保護フィルムについて、実施例1と同様の評価を行っ
た。その結果を表2〜5に示す。
リエチレン樹脂(住友化学社製、MI=2.0、SG=
0.924)25μm、粘着層として、低密度ポリエチ
レン樹脂(住友化学社製、MI=2.0、SG=0.9
24)35μmを金型温度180℃でT−ダイ法によっ
て共押出し、表面保護フィルムを作製した。得られた表
面保護フィルムについて、実施例1と同様の評価を行っ
た。その結果を表2〜5に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】表2〜5からも明らかな如く、本発明の実
施例1〜4の各表面保護フィルムは、いづれも、樹脂板
(アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板)、ステン
レス鋼板(鏡面仕上げ)、偏光板に対して十分な初期粘
着力を有し、上記各被保護物の表面に表面保護フィルム
を貼付した状態で加熱処理を行っても、粘着力が大きく
上昇することがなく、用済み後に被保護物の表面から容
易に表面保護フィルムを引き剥がすことができる。又、
引き剥がした後も、被保護物の表面に曇りや糊残り等の
汚染をすることがない。
施例1〜4の各表面保護フィルムは、いづれも、樹脂板
(アクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板)、ステン
レス鋼板(鏡面仕上げ)、偏光板に対して十分な初期粘
着力を有し、上記各被保護物の表面に表面保護フィルム
を貼付した状態で加熱処理を行っても、粘着力が大きく
上昇することがなく、用済み後に被保護物の表面から容
易に表面保護フィルムを引き剥がすことができる。又、
引き剥がした後も、被保護物の表面に曇りや糊残り等の
汚染をすることがない。
【0048】
【効果】本発明の表面保護フィルムは、その粘着層に使
用されるポリオレフィン系樹脂が示す特徴あるモルフォ
ロジーに起因し、この樹脂から形成された粘着層は適度
の粘着性を有し、初期粘着性を発揮し、光や熱に安定な
構造であるので熱安定性や耐熱性に優れ、且つ熱成形加
工等に際して、被保護物の変位に追従できる可塑化PV
Cと同様の柔軟性および伸縮性を有するため、各種被保
護物、特に樹脂板に対し、好適な表面保護フィルムとな
る。
用されるポリオレフィン系樹脂が示す特徴あるモルフォ
ロジーに起因し、この樹脂から形成された粘着層は適度
の粘着性を有し、初期粘着性を発揮し、光や熱に安定な
構造であるので熱安定性や耐熱性に優れ、且つ熱成形加
工等に際して、被保護物の変位に追従できる可塑化PV
Cと同様の柔軟性および伸縮性を有するため、各種被保
護物、特に樹脂板に対し、好適な表面保護フィルムとな
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる基材フィルムの一
面に、以下の(A)、(B)、及び(C)の3相を含有
し、且つ(A)の含有量が(A)、(B)及び(C)の
全量に対し、5〜70重量%であるポリオレフィン系樹
脂からなる粘着層が設けられていることを特徴とする表
面保護フィルム: (A)ホモポリプロピレン(Aa)及びエチレン成分を
7重量%未満含有するランダムポリプロピレン(Ab)
からなる群から選択される少なくとも一種を含有する海
相であって、該(Aa)及び該(Ab)の重量平均分子
量がいずれも50,000〜900,000である海
相; (B)エチレン−プロピレン共重合体及びエチレン−α
−オレフィン共重合体からなる群から選択される少なく
とも一種(Ba)を含有する島相であって、該(Ba)
の重量平均分子量が70,000〜750,000であ
る、島相; (C)エチレン−プロピレン共重合体及びエチレン−α
−オレフィン共重合体からなる群から選択される少なく
とも一種(Ca)を含有し、該(A)相と相互に貫入す
る構造を有する貫入相であって、該(Ca)の重量平均
分子量が70,000〜750,000である、貫入
相。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22675994A JPH0892535A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 表面保護フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22675994A JPH0892535A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 表面保護フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0892535A true JPH0892535A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16850176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22675994A Pending JPH0892535A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 表面保護フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0892535A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008149235A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 脱気用複合中空糸膜 |
KR101352682B1 (ko) * | 2011-12-27 | 2014-01-17 | 삼성토탈 주식회사 | 투명도가 우수한 폴리프로필렌 수지 조성물 |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP22675994A patent/JPH0892535A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008149235A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 脱気用複合中空糸膜 |
KR101352682B1 (ko) * | 2011-12-27 | 2014-01-17 | 삼성토탈 주식회사 | 투명도가 우수한 폴리프로필렌 수지 조성물 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100491456B1 (ko) | 폴리올레핀 수지 조성물 및 이것을 이용한 수축 필름 | |
JP5281584B2 (ja) | プロピレン系重合体組成物 | |
KR101180610B1 (ko) | 프로필렌계 중합체, 프로필렌계 중합체 조성물, 펠릿 및 점착제 | |
KR101076558B1 (ko) | 열가소성 수지 조성물 및 그것으로 이루어지는 다층 적층체, 해당 열가소성 수지 조성물을 점착시켜 이루어지는물품, 및 물품의 표면 보호 방법 | |
JPH07276584A (ja) | 積層フィルム | |
HU202897B (en) | Process for producing copolymere from propylene, an alpha-olefine and ocassionally ethylene, and wrapping sintered foil and laminated foil | |
JPH1121519A (ja) | 表面保護フィルム | |
EP0629492B1 (en) | Film for first-aid sticking plaster | |
JP4269779B2 (ja) | 離型剤および粘着性積層テープ | |
CN1611538B (zh) | 聚合物组合物及其膜 | |
JPH0892535A (ja) | 表面保護フィルム | |
JP3401087B2 (ja) | 表面保護粘着シート | |
JP4442196B2 (ja) | 離型剤、粘着性積層体および粘着性積層テープ | |
JP6588293B2 (ja) | シーラント樹脂組成物およびこれを含む積層体 | |
KR102587753B1 (ko) | 폴리프로필렌 수지 조성물 및 이로부터 제조된 성형품 | |
JP4923392B2 (ja) | プロピレン共重合体組成物およびそのフィルム | |
JP4923393B2 (ja) | プロピレン共重合体組成物およびそのフィルム | |
JPH0748458A (ja) | ポリオレフィン系軟質フィルムおよびそのフィルムを基材とする絆創膏 | |
JPS63117087A (ja) | 表面保護フイルム | |
JPH07148240A (ja) | 救急絆創膏用フィルム | |
JPH07330923A (ja) | 軟質オレフィンフィルム | |
JPH09239925A (ja) | 積層フィルム | |
JP2024130690A (ja) | ヘテロファジックプロピレン重合材料、プロピレン系樹脂組成物、および、フィルム | |
JP2013185101A (ja) | プロピレン系樹脂組成物から得られる粘着剤および表面保護フィルム | |
JPH08322924A (ja) | 絆創膏用フィルム |