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JPH0871965A - 移載装置 - Google Patents

移載装置

Info

Publication number
JPH0871965A
JPH0871965A JP23211094A JP23211094A JPH0871965A JP H0871965 A JPH0871965 A JP H0871965A JP 23211094 A JP23211094 A JP 23211094A JP 23211094 A JP23211094 A JP 23211094A JP H0871965 A JPH0871965 A JP H0871965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
link
base plate
crank mechanism
transfer robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23211094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kikuchi
一夫 菊地
Tadashi Hattori
服部  正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP23211094A priority Critical patent/JPH0871965A/ja
Publication of JPH0871965A publication Critical patent/JPH0871965A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manipulator (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 汎用性に優れた高スループットの移載装置を
提供する。 【構成】 第1の平行クランク機構に連動させて第2の
平行クランク機構をクランク運動させることにより、移
載用リンク13、23にて担持した被移載物を移載する
一対の移載ロボット1、2から構成されている。移載ロ
ボット1、2は、回転可能なベースプレート3を共通の
第1リンクとして第1リンクアーム12、22の基端部
がベースプレート3の回転中心Pを境に線対称に配置さ
れている。また、各移載用リンク13、23の移動経路
Rは上下にずれた状態でベースプレート3の回転中心P
を通る同一線上に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造におけるマ
ルチチャンバシステム等に用いて好適な移載装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図10はこの種の移載装置の一構成例を
説明する図である。図において、51はサーボモータで
あり、このサーボモータ51の駆動軸は減速機52を介
して駆動力伝達部53に連結されている。駆動力伝達部
53には一対のリンクアーム54の一端がそれぞれ接続
されており、さらにリンクアーム54の他端にはワーク
ホルダ55が取り付けられている。
【0003】上記構成からなる移載装置では、サーボモ
ータ51の駆動力が駆動力伝達部53を介して一対のリ
ンクアーム54に伝達され、これによりリンクアーム5
4が伸縮動作して、ワークホルダ55により担持した被
移載物(不図示)を所定の場所に移載できるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記移載
装置においては、サーボモータ51の駆動力を伝達する
駆動力伝達部53に歯車機構を必要とし、さらにリンク
アーム54とワークホルダ55との連結部分56におい
ても、リンクアーム54を伸縮動作させた際にワークホ
ルダ55の向きを一方向に保持するための同期機構とし
て歯車機構を必要としていた。このため、クリーンルー
ムや真空中など、クリーン環境下での使用に際しては、
上述した歯車機構がダストの発生源となり、清浄度を低
下させるという不都合があった。さらに、歯車機構の場
合は、バックラッシュや摩耗等の影響でワークホルダ5
5に振動が生じたり、リンクアーム54の伸縮動作にガ
タつきが生じるなどの不都合もあった。
【0005】そこで本出願人は、上記不都合を解消すべ
く、特願平6−17941号明細書にて新たな移載装置
を提案している。この移載装置は、2つの平行クランク
機構を組み合わせたもので、一方の平行クランク機構に
連動させて他方の平行クランク機構をクランク運動さ
せ、他方の平行クランク機構に設けた移載アームにて被
移載物を担持しつつ移載するものである。この移載装置
の場合には、駆動力伝達用の構成部品としてプーリやベ
ルトなどが使用されており、発塵源となる歯車機構が使
用されていないため、装置全体の動作がスムーズである
とともに、クリーンルームなどのクリーン環境下での使
用に適している。
【0006】ところで、半導体製造におけるマルチチャ
ンバシステムなどでは、複数のプロセスチャンバ(処理
室)とロードロック室(真空予備室)との間でいかに迅
速にワークの移載を行うかが、半導体製造装置全体のス
ループットを向上させるうえで重要なポイントとなって
いる。そのため、特に、この種の半導体製造装置に用い
られる移載装置に関しては、様々なシステム形態に対応
して無駄のない最適な移載方式を選択できる汎用性に優
れた高スループットの移載装置の提案が強く望まれてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、第1リンクと第2リンク
との間に一対の第1リンクアームを架け渡してなる第1
の平行クランク機構と、第2リンクと移載用リンクとの
間に一対の第2リンクアームを架け渡してなる第2の平
行クランク機構とを備え、第1の平行クランク機構に連
動させて第2の平行クランク機構をクランク運動させる
ことにより、移載用リンクにて担持した被移載物を移載
する一対の移載ロボットから構成された移載装置であ
る。これら一対の移載ロボットは、回転可能なベースプ
レートを共通の第1リンクとして第1リンクアームの各
々の基端部がベースプレートの回転中心を境に線対称に
配置されており、また各々の移載用リンクの移動経路は
上下にずれた状態でベースプレートの回転中心を通る同
一線上に設定されている。
【0008】
【作用】本発明の移載装置においては、一対の移載ロボ
ットをそれぞれ独立した駆動源をもってクランク運動さ
せることにより、ベースプレートの回転中心を通る同一
線上で各々の移載用アームが互いに衝突しないように上
下にずれた状態で双方向に移動する。このため、各々の
移載ロボットの移載用リンクでもって同時に二つの被移
載物を移載できるとともに、それぞれの移載用リンクの
両端にホルダ部を設けた場合には同時に四つの被移載物
を移載でき、しかも双方向性を有することから方向転換
時のベースプレートの回転角度もより小さい角度で済
む。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明に係わる移載装置
の一実施例を説明する斜視図である。図1に示す移載装
置は、主として、それぞれ独立した駆動源(後述)を有
する一対の移載ロボット1、2によって構成されてい
る。これら一対の移載ロボット1、2は、例えば図示せ
ぬ駆動モータにより回転駆動されるベースプレート3を
共通の第1リンクとして構成されている。以下、一方の
移載ロボット1を「第1移載ロボット」と称し、もう一
方の移載ロボット2を「第2移載ロボット」と称して説
明する。
【0010】図2は第1移載ロボット1の構成を説明す
る図である。先ず、図2(a)においては、第1リンク
となるベースプレート3と第2リンクとなる個片プレー
ト11との間に一対の第1リンクアーム12が架け渡し
て設けられており、これらのベースプレート3、個片プ
レート11および一対の第1リンクアーム12によって
第1の平行クランク機構が構成されている。
【0011】一方、第2リンクとなる個片プレート11
と移載用リンク13との間には一対の第2リンクアーム
14が架け渡して設けられており、これらの個片プレー
ト11、移載用リンク13および一対の第2リンクアー
ム14によって第2の平行クランク機構が構成されてい
る。移載用リンク13の両端にはそれぞれホルダ部15
が設けられており、移載時には、このホルダ部15によ
って図示せぬ被移載物が担持される。
【0012】また、上述のように構成された第1の平行
クランク機構と第2の平行クランク機構との連結部分に
は、第1の平行クランク機構のクランク運動を第2の平
行クランク機構に伝達する伝達機構が設けられている。
すなわち、図2(b)に示すように、上記一対の第1リ
ンクアーム12のいずれか一方、例えば図中左側の第1
リンクアーム12の先端部には第1プーリ16が固定さ
れており、この第1プーリ16は、第2リンクである個
片プレート11に例えばベアリング(真空用)17を介
して回転自在に支持されている。また、上記一対の第2
リンクアーム14のいずれか一方、例えば図中左側の第
2リンクアーム14の基端部には上記第1プーリ16と
同径の第2プーリ18が固定されており、この第2プー
リ18も上記第1プーリ16と同様に、第2リンクであ
る個片プレート11にベアリング(真空用)17を介し
て回転自在に支持されている。さらに、第1プーリ16
と第2プーリ18との間には、互いに交差する状態(ク
ロスベルト方式)で一対のベルト部材(例えばステンレ
スベルト)19が張架されており、第1プーリ16が一
方向に回転すると、それと反対方向に第2プーリ18が
回転するようになっている。
【0013】これに対して、他方(図中右側)の第1リ
ンクアーム12の先端部と第2リンクアーム14の基端
部とは、それぞれベアリング17を介して個片プレート
11に回転自在に支持されている。また、一方(例えば
図中左側)の第1リンクアーム12の基端部には、第1
の平行クランク機構をクランク運動させるための駆動源
として、例えば図例のようにベースプレート3を介して
駆動モータMが連結されている。
【0014】次いで、上記第1移載ロボット1の動作に
ついて説明する。先ず、初期状態の下では、第1の平行
クランク機構の第1リンクアーム12と第2の平行クラ
ンク機構の第2リンクアーム14とが互いに平行に重な
り合った状態にある。この状態から駆動モータMを作動
させると、これに連結された第1リンクアーム12がそ
の基端部を支点に図中A1方向に揺動し、これに共働し
て第1の平行クランク機構がクランク運動する。そうす
ると、第1リンクアーム12が揺動した分だけ第1プー
リ16が個片プレート11に対してR1方向に回転し、
これに連動して第2プーリ18が個片プレート11に対
してR2方向に回転する。
【0015】これにより、第2リンクアーム14はその
基端部を支点に第2プーリ18の回転とともに図中A2
方向に揺動し、これに共働して第2の平行クランク機構
がクランク運動する。その結果、第1の平行クランク機
構と第2の平行クランク機構とがそれぞれクランク運動
した分だけ移載用リンク13が図中X1方向に移動し、
そのホルダ部13で担持した図示せぬ被移載物を所定の
場所に移載する。また、被移載物(不図示)を移載した
のち、先程と同じ回転量だけ駆動モータMを逆転させる
と、第1の平行クランク機構と第2の平行クランク機構
とがそれぞれ先程と反対方向にクランク運動して、元の
初期状態に戻る。これに対して、移載アーム13をX2
方向に移動させる場合は、上記同様の手順をもって駆動
モータMの回転方向だけを反転させる。
【0016】なお、第2移載ロボット2は、図1に示す
ように、個片プレート21、第1リンクアーム22、移
載用リンク23及び第2リンクアームを主要部品として
構成されており、これらの主要部品は、第1移載ロボッ
ト1を構成する個片プレート11、第1リンクアーム1
2、移載用リンク13及び第2リンクアーム14と同様
の部品であるため、本実施例では第2移載ロボット2の
構成及び動作についての説明を省略する。
【0017】続いて、上記構成からなる第1移載ロボッ
ト1と第2移載ロボット2の配置形態について説明す
る。先ず、共通の第1リンクであるベースプレート3上
においては、図3に示すように、第1移載ロボット1側
の第1リンクアーム12及び第2移載ロボット2側の第
1リンクアーム22の各々の基端部12a、22aが、
ベースプレート3の回転中心Pを境に線対称に配置され
ている。
【0018】また、第1移載ロボット1側の移載用リン
ク13と第2移載ロボット2側の移載用リンク23と
は、互いの位置的な干渉を回避するため、例えば図4に
示すように第1移載ロボット1側の移載用リンク13の
上方に所定の隙間を介して第2移載ロボット2側の移載
用リンク23が配置されている。ちなみに、移載用リン
ク13、23間の隙間は、それぞれが被移載物を担持し
た状態でも位置的な干渉が起こらないように設定されて
いる。さらに、双方の移載用リンク13、23の移動経
路Rは、図1にも示すように、いずれもベースプレート
3の回転中心Pを通る同一線上に設定されており、しか
も上述のごとく移載用リンク13、23同士が上下に位
置をずらして配置されているため、それぞれの移載用リ
ンク13、23の移動経路Rも上下にずれた状態で設定
されている。
【0019】したがって、実際に第1移載ロボット1と
第2移載ロボット2とをそれぞれ独立した駆動源(駆動
モータM)をもってクランク運動させた場合は、各々の
駆動モータMの回転方向にしたがって、各移載用アーム
13、23がベースプレート3の回転中心Pを通る同一
線上で互いに衝突しないように上下にずれた状態で双方
向に移動することになる。
【0020】続いて、本実施例の移載装置の動作形態に
ついて図5〜図9を参照しながら説明する。なお、図5
〜図9においては、第1移載ロボット1と第2移載ロボ
ット2の動作状況を分かりやすくするため、各々の移載
用リンクを横方向にずらして描いているが、実際にはい
ずれの移載用リンクも同一線上に設定された移動経路に
沿って移動することになる。
【0021】先ず一例として、一つのプロセスチャンバ
を有する半導体製造装置に用いた場合の動作手順につい
て図5及び図6を用いて説明する。図示した半導体製造
装置において、31はカセット室、32はロードロック
室(前室)、33はトランスファーチャンバ、34はプ
ロセスチャンバであり、ベースプレート3を共通の第1
リンクとした第1移載ロボット1及び第2移載ロボット
2はトランスファチャンバ33内に設置されている。処
理前のワーク(被移載物)35は、例えば所定個数を1
ロットとして図示せぬワークカセットに収納され、この
状態でカセット室31からロードロック室32に供給さ
れる。
【0022】移載開始時には、図5(a)に示すよう
に、移載ロボット1、2がロードロック室32側を向い
た状態から第1移載ロボット1がクランク運動してロー
ドロック室32内に進出し、そこから処理前のワーク3
5を取り出す。次に、図5(b)に示すように、ベース
プレート3の回転により移載ロボット1、2がプロセス
チャンバ34側を向き、その状態から第1移載ロボット
1がクランク運動してプロセスチャンバー34内に進出
し、そこに処理前のワーク35を供給する。
【0023】次いで、図5(c)に示すように、ベース
プレート3の回転により移載ロボット1、2がロードロ
ック室32側を向き、その状態から第1移載ロボット1
がクランク運動してロードロック室32内に進出し、そ
こから処理前のワーク35を取り出す。続いて、図6
(a)に示すように、ベースプレート3の回転により移
載ロボット1、2がプロセスチャンバ34側を向き、そ
の状態から第2移載ロボット2がクランク運動してプロ
セスチャンバ34内に進出し、そこから処理済のワーク
35aを取り出す。
【0024】さらに、その状態から図6(b)に示すよ
うに、第1移載ロボット1がクランク運動してプロセス
チャンバ34内に進出し、そこに処理前のワーク35を
供給する。その後、ベースプレート3の回転により移載
ロボット1、2がロードロック室32側を向き、その状
態から第2移載ロボット2がクランク運動してロードロ
ック室32内に進出し、そこに処理済のワーク35aを
供給する。
【0025】以降、1ロット分のワーク35の個数に応
じて図5(c)〜図6(c)に示した一連の動作が繰り
返される。その後、ロードロック室32に処理前のワー
ク35が無くなって処理済のワーク35aをロードロッ
ク室32に戻したあとは、プロセスチャンバ34内のワ
ーク35の処理が終了するまで移載ロボット1、2がプ
ロセスチャンバ34側を向いたまま待機することにな
る。そして、プロセスチャンバ34内での処理が終了し
た時点で第2移載ロボット2がプロセスチャンバ34か
ら処理済のワーク35aを取り出し、これをロードロッ
ク室32に戻して1ロット分のワーク35の処理が完了
する。
【0026】次に、二つのプロセスチャンバを有する半
導体製造装置に用いた場合の動作手順について図7〜図
9を用いて説明する。図示した半導体製造装置におい
て、31はカセット室、32はロードロック室(前
室)、33はトランスファーチャンバ、34a,34b
はプロセスチャンバである。なお、本実施例において
は、二つのプロセスチャンバ34a,34bがワークに
対していずれも同じ処理を施すものとする。また、一方
のプロセスチャンバ34aを「第1プロセスチャンバ」
と称し、もう一方のプロセスチャンバ34bを「第2プ
ロセスチャンバ」と称して説明する。
【0027】移載開始時には、図7(a)に示すよう
に、移載ロボット1、2がロードロック室32側を向い
た状態から双方の移載ロボット1、2がクランク運動し
てロードロック室32内に進出し、そこから処理前のワ
ーク35をそれぞれ1個ずつ取り出す。次に、図7
(b)に示すように、ベースプレート3の回転により移
載ロボット1、2が第1プロセスチャンバ34a側を向
き、その状態から第1移載ロボット1がクランク運動し
て第1プロセスチャンバー34a内に進出し、そこに処
理前のワーク35を供給する。
【0028】次いで、図7(c)に示すように、ベース
プレート3の回転により移載ロボット1、2が第2プロ
セスチャンバ34b側を向き、その状態から第2移載ロ
ボット2がクランク運動して第2プロセスチャンバー3
4b内に進出し、そこに処理前のワーク35を供給す
る。続いて、図8(a)に示すように、ベースプレート
3の回転により移載ロボット1、2がロードロック室3
2側を向き、その状態から第1移載ロボット1がクラン
ク運動してロードロック室32内に進出し、そこから処
理前のワーク35を取り出し、さらに図8(b)に示す
ように、ベースプレート3が反転(180度回転)して
再び第1移載ロボット1がロードロック室32内に進出
し、そこから処理前のワーク35を取り出す。これによ
り、第1移載ロボット1の移載用リンク13(図1、図
2)の両端(ホルダ部15)にぞれぞれ一個ずつワーク
35が担持されることになる。
【0029】次に、図8(c)に示すように、ベースプ
レート3の回転により移載ロボット1、2が第1プロセ
スチャンバ34a側を向き、その状態から第2移載ロボ
ット2がクランク運動して第1プロセスチャンバ34a
内に進出し、そこから処理済のワーク35aを取り出
す。また、それに続いて、図9(a)に示すように、第
1移載ロボット1がクランク運動して第1プロセスチャ
ンバ34a内に進出し、そこに処理前のワーク35を供
給する。
【0030】次いで、図9(b)に示すように、ベース
プレート3の回転により移載ロボット1、2が第2プロ
セスチャンバ34b側を向き、その状態から第2移載ロ
ボット2がクランク運動して第2プロセスチャンバ34
b内に進出し、そこから処理済のワーク35aを取り出
す。これにより、第2移載ロボット2の移載用リンク2
3(図1)の両端(ホルダ部25)にぞれぞれ一個ずつ
ワーク35が担持されることになる。さらに、その状態
から図9(c)に示すように、第1移載ロボット1がク
ランク運動して第2プロセスチャンバ34b内に進出
し、そこに処理前のワーク35を供給する。
【0031】その後、ベースプレート3が回転すること
なく第1移載ロボット1と第2移載ロボット2とが順に
ロードロック室32内に進出し、処理前のワーク35の
取り出しと処理済のワーク35aの供給を行ったのち、
ベースプレート3が反転(180度回転)した状態から
再び第1移載ロボット1と第2移載ロボット2とが順に
ロードロック室32内に進出し、上記同様に処理前のワ
ーク35の取り出しと処理済のワーク35aの供給を行
う。これにより、図8(b)と同様に第1移載ロボット
1の移載用リンク13(図1、図2)の両端(ホルダ部
15)にぞれぞれ一個ずつワーク35が担持されること
になり、以降はロードロック室32に処理済のワーク3
5aが全て戻されるまで図8(c)〜図9(c)に示し
た一連の動作が繰り返されることになる。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の移載装置
によれば、一対の移載ロボットをそれぞれ独立した駆動
源をもってクランク運動させることにより、ベースプレ
ートの回転中心を通る同一線上で各々の移載用アームを
双方向に移動させることができるため、各々の移載ロボ
ットの移載用リンクにより同時に二つの被移載物を移載
することが可能となり、さらにそれぞれの移載用リンク
の両端にホルダ部を設けた場合には同時に四つの被移載
物を移載することが可能となる。また、いずれの移載ロ
ボットも双方向性を有することから、方向転換時のベー
スプレートの回転角度が従来よりも小さい角度で済むよ
うになる。したがって、特にマルチチャンバシステムを
採用した半導体製造装置に対しては、複数のチャンバ間
でより迅速に、しかも効率良くワークの移載を行うこと
が可能になるため、半導体製造装置全体のスループット
が向上することは勿論のこと、様々なシステム形態に対
応して最適な移載方式を選択できる汎用性に優れた移載
装置を提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる移載装置の一実施例を説明する
斜視図である。
【図2】移載ロボットの構成を説明する図である。
【図3】移載ロボットの配置形態を説明する要部平面図
である。
【図4】移載ロボットの配置形態を説明する要部側面図
ある。
【図5】移載装置の動作形態を説明する図(その1)で
ある。
【図6】移載装置の動作形態を説明する図(その2)で
ある。
【図7】移載装置の他の動作形態を説明する図(その
1)である。
【図8】移載装置の他の動作形態を説明する図(その
2)である。
【図9】移載装置の他の動作形態を説明する図(その
3)である。
【図10】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1 第1移載ロボット 2 第2移載ロボット 3 ベースプレート(第1リンク) 11、21 個片プレート(第2リンク) 12、22 第1リンクアーム 13、23 移載用リンク 14、24 第2リンクアーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1リンクと第2リンクとの間に一対の
    第1リンクアームを架け渡してなる第1の平行クランク
    機構と、前記第2リンクと移載用リンクとの間に一対の
    第2リンクアームを架け渡してなる第2の平行クランク
    機構とを備え、前記第1の平行クランク機構に連動させ
    て前記第2の平行クランク機構をクランク運動させるこ
    とにより、前記移載用リンクにて担持した被移載物を移
    載する一対の移載ロボットから構成された移載装置であ
    って、 前記一対の移載ロボットは、回転可能なベースプレート
    を共通の第1リンクとして前記第1リンクアームの各々
    の基端部が前記ベースプレートの回転中心を境に線対称
    に配置されるとともに、それぞれの移載用リンクの移動
    経路が上下にずれた状態で前記ベースプレートの回転中
    心を通る同一線上に設定されたことを特徴とする移載装
    置。
  2. 【請求項2】 前記移載用リンクの両端に前記被移載物
    を担持するためのホルダ部が設けられたことを特徴とす
    る請求項1記載の移載装置。
JP23211094A 1994-08-31 1994-08-31 移載装置 Pending JPH0871965A (ja)

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JP23211094A JPH0871965A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 移載装置

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JP23211094A JPH0871965A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 移載装置

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Publication Number Publication Date
JPH0871965A true JPH0871965A (ja) 1996-03-19

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ID=16934168

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23211094A Pending JPH0871965A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 移載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0871965A (ja)

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