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JP3804780B2 - ロボットアーム及びロボット - Google Patents

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JP3804780B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屈曲することによって伸縮するロボットアーム、及び、そのロボットアームを備えたロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、屈曲することによって伸縮するロボットアームを備えたロボットとしては、半導体ウェハや精密部品等のワーク(被処理物)をその製造工程に従って移送したり、所定の作業台上にローディングしたりする搬送用ロボットが知られている。
【0003】
そして、そのロボットアームとしては、例えば特許第2808826号公報や特開平10−156770号公報等に記載されるように、平行な複数のリンクで構成したロボットアームの関節部に、これらハンド側の複数のリンクを互いに平行姿勢に保ちつつ同期回転させる歯車を設けて、ハンドを前後に直線的に移動させるようにしたものがある。
【0004】
特許第2808826号公報に記載されたものでは、伸縮する一対の屈曲式の移し換えアームをそれぞれ2組の平行リンクと関節部の同期歯車機構とで構成するとともに、両移し換えアームの基端部を旋回台に支持させており、この旋回台に一対の移し換えアームを伸縮駆動するための2組のモータ、カップリングおよび伝動軸などが設けられている。また、旋回台の外周には歯車が形成されており、これに噛合する歯車を介し、旋回台に隣接する旋回用駆動モータによって旋回駆動されるようになっている。
【0005】
また、特開平10−156770号公報に記載されたものでは、駆動側平行リンク機構に同期歯車を有する関節を介して従動側平行リンクを装着して、それぞれ出没動作する一対のロボットアームを構成しており、両アームの駆動側平行リンク機構と駆動用モータとの間に、両アームの駆動回転角がアーム突出時には大きく、アーム没入時には小さくなるよう、すなわち、トランスファチャンバに接近する後退時の移動量を抑えるように、モータ回転角に対し回転伝達量が変化する伝達リンク機構が設けられている。
【0006】
さらに、特公平7−73833号公報に記載されるいわゆるフロッグ-レッグ型のように、左右の屈曲アームの先端側アーム部分に同期歯車機構を設けるとともに両アームに跨がるキャリアハンドを装着し、両屈曲アームの基端側アーム部分を同期させながら伸縮駆動するものも知られている。このものでは、基端側のアーム部分に対し、前記先端側アーム部分とキャリアハンドが逆向きに2組装着され、キャリアハンドの一方が前に進むと他方がこれと同方向に移動しながら後退するというように、逆向きの一対のキャリアハンドによって逆位相の動作がなされるようになっている。
【0007】
しかしながら、平行リンクおよび同期歯車機構を備えた従来のロボットアームにあっては、特許第2808826号公報に記載されたもののように、2つの移し換えアームを伸縮および旋回させるために、3つもの駆動モータが必要となり、搬送ロボットが大型化するばかりか、コスト高になるという問題があった。
【0008】
特開平10−156770号公報に記載のものでは、駆動モータが2つで済むものの、支持台が無限旋回できないという問題があった。また、駆動モータを旋回台に収納する構成であることから、支持台を無限旋回させるためにはモータの電気配線接続のためにブラシリングのような機構が必要となり、構成が複雑にならざるを得なかった。
【0009】
一方、特公平7−73833号公報に記載のものでは、没入する搬送台は中央の回転軸線に接近し得るが、中央の回転軸線を越えることができないため、搬送ロボットが旋回する場合の最外周の半径を小さくすることができないという問題があった。
【0010】
そこで、本出願人は、特願2001−222488号において、図9に示すロボット900及びロボットアーム910のように、2軸駆動と無限旋回が可能で、かつ構成の簡素なロボット及びロボットアームを提案している。
【0011】
図9において、ロボットアーム910は、互いに回動可能で同軸配置された駆動軸921、922及び連結軸923と、駆動軸921、922に固定された第一アーム931及び第二アーム932と、第一アーム931に回動可能に連結されたリンク941と、第二アーム932に回動可能に連結されたリンク942と、リンク941、942に固定されたハンド951、952とを備えている。
【0012】
また、ロボットアーム910は、リンク941、942と略平行であり、連結軸923に一体結合されたリンク961と、第一アーム931と略平行であり、リンク941及びリンク961に回動可能に連結されたリンク962と、第二アーム932と略平行であり、リンク942及びリンク961に回動可能に連結されたリンク963と、第一アーム931に回動可能に連結されたリンク964と、第二アーム932及びリンク964に回動可能に連結されたリンク965と、リンク942と略平行になるようにリンク965と一体に形成され、第二アーム932及びリンク963に回動可能に連結されたリンク966とを有し、第一アーム931に対する第二アーム932の角度が変化するときに、リンク941に対するリンク942の角度が略一定になるように、リンク941及びリンク942を連結する連結部960を備えている。
【0013】
また、ロボット900は、ロボットアーム910と、駆動軸921を駆動する図示していない第一駆動モータと、駆動軸922を駆動する図示していない第二駆動モータとを備えている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のロボット900及びロボットアーム910においては、連結部960が第一アーム931に略平行なリンク962を有するので、第一アーム931の太さが第一アーム931とリンク962との間隔に応じて制限されていた。換言すると、ロボット900及びロボットアーム910においては、第一アーム931の剛性が第一アーム931とリンク962との間隔に応じて制限されていた。
【0015】
同様に、ロボット900及びロボットアーム910においては、連結部960が第二アーム932に略平行なリンク963を有するので、第二アーム932の剛性が第二アーム932とリンク963との間隔に応じて制限されていた。
【0016】
したがって、ロボット900及びロボットアーム910においては、第一アーム931とリンク962との間隔や、第二アーム932とリンク963との間隔が充分に確保できない場合に、第一アーム931や第二アーム932の剛性を充分に確保できず、第一アーム931や第二アーム932の垂れが生じてしまうという問題があった。
【0017】
そこで、本発明は、従来と比較してアームの垂れを小さくすることができるロボットアーム及びロボットを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のロボットアームは、第一位置で互いに回動可能に連結される第一アーム及び第二アームと、前記第一位置とは異なる第二位置で前記第一アームに回動可能に連結される第一部材と、前記第一位置とは異なる第三位置で前記第二アームに回動可能に連結される第二部材と、前記第一アーム及び前記第二アームとは非連結で互いに平行な複数の連結部材を有し、該複数の連結部材により、前記第一アームに対する前記第二アームの角度が変化するときに前記第一部材に対する前記第二部材の角度一定にするように、前記第一部材及び前記第二部材を連結する連結部と、を備えている。
【0019】
この構成により、本発明のロボットアームは、連結部が第一アーム及び第二アームに行なリンクを有さなくても良いので、従来のように連結部が第一アーム及び第二アームに行なリンクを有する場合と比較して、第一アーム及び第二アームを太くすることができる。したがって、本発明のロボットアームは、従来と比較して、第一アーム及び第二アームの剛性を大きくすることができるので、第一アーム及び第二アームの垂れを小さくすることができ、例えば搬送物を保持するときに搬送物を保持する部分の位置精度を向上することができる。
【0020】
また、本発明のロボットアームは、前記連結部は、前記第一部材及び前記第二部材を回動可能に連結する第一リンクと、前記第一リンクと行で長さが一であり、前記第一部材及び前記第二部材を回動可能に連結する第二リンクとを有する構成を有している。
【0021】
この構成により、本発明のロボットアームは、従来と比較して、リンクや軸受などの部品の数を少なくすることができるので、リンクや軸受などの部品に起因する塵の発生を減少させることができる。したがって、本発明のロボットアームは、例えばウェハを保持するときに、従来と比較してウェハに付着する塵を少なくすることができる。また、本発明のロボットアームは、従来と比較して、リンクや軸受などの部品の数を少なくすることができるので、小型化することができるとともに、低コストで製造することができる。
【0022】
また、本発明のロボットアームは、前記第一リンクは、前記第一位置、前記第二位置及び前記第三位置が同一の直線上に並ぶとき、前記第一位置、前記第二位置及び前記第三位置を通過する直線に対して傾く構成を有している。
【0023】
この構成により、本発明のロボットアームは、第一リンク及び第二リンクが第一位置、第二位置及び第三位置を通過する直線に対して平行になることがないので、第二位置及び第三位置を通過する直線に対する第一部材、第二部材及び連結部の位置関係を維持することができ、第一リンク及び第二リンクが第一位置、第二位置及び第三位置を通過する直線に対して平行になる場合と比較して、安定して伸縮することができる。
【0024】
また、本発明のロボットアームは、前記連結部は、前記第一部材に固定される第一プーリと、前記第二部材に固定される第二プーリと、前記第一プーリ及び前記第二プーリの間隔を定に維持しながら前記第一プーリ及び前記第二プーリを回動可能に連結するプーリ連結部材と、前記第一プーリ及び前記第二プーリに掛けられるベルトとを有する構成を有している。
【0025】
この構成により、本発明のロボットアームは、従来と比較して、リンクや軸受などの部品の数を少なくすることができるので、リンクや軸受などの部品に起因する塵の発生を減少させることができる。したがって、本発明のロボットアームは、例えばウェハを保持するときに、従来と比較してウェハに付着する塵を少なくすることができる。また、本発明のロボットアームは、従来と比較して、リンクや軸受などの部品の数を少なくすることができるので、小型化することができるとともに、低コストで製造することができる。
【0026】
また、本発明のロボットアームは、前記第一プーリの中心と前記第二プーリの中心とを通過する直線は、前記第一位置、前記第二位置及び前記第三位置が同一の直線上に並ぶとき、前記第一位置、前記第二位置及び前記第三位置を通過する直線に対して傾く構成を有している。
【0027】
この構成により、本発明のロボットアームは、第一プーリの中心と第二プーリの中心とを通過する直線が第一位置、第二位置及び第三位置を通過する直線に対して平行になることがないので、第二位置及び第三位置を通過する直線に対する第一部材、第二部材及び連結部の位置関係を維持することができ、第一プーリの中心と第二プーリの中心とを通過する直線が第一位置、第二位置及び第三位置を通過する直線に対して平行になる場合と比較して、安定して伸縮することができる。
【0028】
また、本発明のロボットアームは、前記第一部材に固定される第一固定リンク、前記第一固定リンクに行な第一平行リンク、及び、前記第一固定リンク及び前記第一平行リンクに回動可能に連結され、互いに行な一対の第一連結リンクを有する第一連鎖と、前記第一アームに対する前記第一固定リンクの角度に応じて前記第一固定リンクに対する前記第一連結リンクの角度を変更するように、前記第一アーム及び前記第一連鎖を連結する第一角度変更部と、前記第一平行リンクに固定されて搬送物を保持する第一保持部と、前記第二部材に固定される第二固定リンク、前記第二固定リンクに行な第二平行リンク、及び、前記第二固定リンク及び前記第二平行リンクに回動可能に連結され、互いに行な一対の第二連結リンクを有する第二連鎖と、前記第二アームに対する前記第二固定リンクの角度に応じて前記第二固定リンクに対する前記第二連結リンクの角度を変更するように、前記第二アーム及び前記第二連鎖を連結する第二角度変更部と、前記第二平行リンクに固定されて搬送物を保持する第二保持部とを備える構成を有している。
【0029】
この構成により、本発明のロボットアームは、第一連結リンク及び第二連結リンクの長さを変更することによって、第一アーム及び第二アームが回動するときの第一保持部及び第二保持部の移動軌跡を変更することができる。例えば、本発明のロボットアームは、第一アーム及び第二アームの回動によって伸縮するときに、第一保持部及び第二保持部の移動軌跡を通過する直線上に第一位置が存在するように、第一保持部及び第二保持部の移動軌跡を変更することができる。
【0030】
また、本発明のロボットは、ロボットアームと、前記第一位置を中心に前記第一アームを回動させる第一駆動手段と、前記第一位置を中心に前記第二アームを回動させる第二駆動手段とを備える構成を有している。
【0031】
この構成により、本発明のロボットは、従来と比較してアームの垂れを小さくすることができる。また、本発明のロボットは、第一駆動手段及び第二駆動手段で第一アームに対して第二アームを回動させることによってロボットアームを伸縮させることができるとともに、第一駆動手段及び第二駆動手段で第一アーム及び第二アームを同一方向に回動させることによってロボットアームを旋回させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0033】
(第1の実施の形態)
【0034】
まず、第1の実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの構成について説明する。
【0035】
図1及び図2において、本実施の形態に係るロボットアーム110は、第一位置111で互いに回動可能で同軸配置された駆動軸121及び駆動軸122と、駆動軸121に固定された第一アーム131と、駆動軸122に固定された第二アーム132と、第一位置111とは異なる第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結される第一部材140と、第一部材140と略同一の形状及び大きさであり、第一位置111とは異なる第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結される第二部材150とを備えている。
【0036】
ここで、第一位置111から第二位置112までの距離と、第一位置111から第三位置113までの距離とは略同一である。
【0037】
また、第一部材140は、第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結されるリンク141及びリンク142と、第二位置112とは異なる位置でリンク141に固定されるリンク143とを有している。なお、リンク141、リンク142及びリンク143は、一体に形成されている。
【0038】
また、第二部材150は、第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結されるリンク151及びリンク152と、第三位置113とは異なる位置でリンク151に固定されるリンク153とを有している。なお、リンク151、リンク152及びリンク153は、一体に形成されている。リンク143とリンク153とは略平行となるように配置されている。
【0039】
また、ロボットアーム110は、第一アーム131に対する第二アーム132の角度が変化するときに、第一位置111に対する位置が変化するとともに、第一部材140に対する第二部材150の角度が略一定になるように、第一部材140及び第二部材150を連結する連結部160を備えている。
【0040】
ここで、連結部160は、第一部材140のリンク143及び第二部材150のリンク153を回動可能に連結する第一リンク161(連結部材)と、第一リンク161と平行で長さが同一であり、第一部材140のリンク143及び第二部材150のリンク153を回動可能に連結する第二リンク162(連結部材)とを有している。
【0041】
また、第一リンク161及び第二リンク162は、図1に示すように第一位置111、第二位置112及び第三位置113が同一の直線上に並ぶとき、第一位置111、第二位置112及び第三位置113を通過する直線、即ち、第一アーム131及び第二アーム132を通過する直線に対して傾くようになっている。
【0042】
即ち、第一位置111から第二位置112までの距離と、第一位置111から第三位置113までの距離との和は、第一部材140のリンク141の長さと、第一リンク161の長さと、第二部材150のリンク151の長さとの和より短くなっている。さらに、リンク141の長さと、第一リンク161又は第二リンク162の長さと、リンク151の長さとの比は、1:2:1となっている。これらの長さの比は適宜設定可能である。
【0043】
また、ロボットアーム110は、第一部材140のリンク142に固定されたハンド116と、第二部材150のリンク152に固定されたハンド117とを備えている。
【0044】
ここで、ハンドとは、把持のみならず、載置台のようなものをも含み、ハンドの作業内容に応じて公知の各種タイプのものを任意に使用できる。また、ハンド116とハンド117とは同一形状でも異なる形状でも良い。
【0045】
また、本実施の形態に係るロボット100は、ロボットアーム110と、駆動軸121を駆動することによって、第一位置111を中心に第一アーム131を回動させる第一駆動手段としての図示していない第一駆動モータと、駆動軸122を駆動することによって、第一位置111を中心に第二アーム132を回動させる第二駆動手段としての図示していない第二駆動モータとを備えている。
【0046】
次に、本実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの動作について説明する。
【0047】
ロボット100は、第一駆動モータ及び第二駆動モータで第一アーム131に対して第二アーム132を回動させることによってロボットアーム110を伸縮させることができる。なお、ロボット100は、ロボットアーム110を伸縮させるときに、例えばハンド116及びハンド117の向きが一定になるように、第一駆動モータ及び第二駆動モータで第一アーム131に対して第二アーム132を回動させることができる。
【0048】
また、ロボット100は、第一駆動モータ及び第二駆動モータで第一アーム131及び第二アーム132を同一方向に同速で回動させることによってロボットアーム110を旋回させることができる。
【0049】
また、ロボットアーム110は、連結部160が第一アーム131及び第二アーム132に略平行なリンクを有さなくても良いので、従来のように連結部160が第一アーム131及び第二アーム132に略平行なリンクを有する場合と比較して、第一アーム131及び第二アーム132を太くすることができる。
【0050】
したがって、ロボット100及びロボットアーム110は、従来と比較して、第一アーム131及び第二アーム132の剛性を大きくすることができるので、第一アーム131及び第二アーム132の垂れを小さくすることができ、例えばウェハを保持するときにウェハを保持するハンド116及びハンド117の位置精度を向上することができる。
【0051】
また、ロボットアーム110は、従来と比較して、リンクや軸受などの部品の数を少なくすることができるので、リンクや軸受などの部品に起因する塵の発生を減少させることができる。したがって、ロボットアーム110は、例えばウェハを保持するときに、従来と比較してウェハに付着する塵を少なくすることができる。また、ロボットアーム110は、従来と比較して、リンクや軸受などの部品の数を少なくすることができるので、小型化することができるとともに、低コストで製造することができる。
【0052】
また、ロボットアーム110は、第一リンク161及び第二リンク162が第一位置111、第二位置112及び第三位置113を通過する直線に対して平行になることがないので、第二位置112及び第三位置113を通過する直線に対する第一部材140、第二部材150及び連結部160の位置関係を維持することができ、第一リンク161及び第二リンク162が第一位置111、第二位置112及び第三位置113を通過する直線に対して平行になる場合と比較して、安定して伸縮することができる。
【0053】
なお、ロボットアーム110は、図2に示すようにリンク143、リンク153、第一リンク161及び第二リンク162で構成する四節回転連鎖が、図3に示す場合と比較して、ハンド116に外力を受けたときに潰れ難い構成であったが、本発明によれば、図3に示す構成であっても良い。
【0054】
(第2の実施の形態)
【0055】
第2の実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの構成について説明する。
【0056】
なお、本実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの構成のうち、第1の実施の形態に係るロボットアーム110(図1参照)及びロボット100(図1参照)の構成とほぼ同様な構成については、同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
【0057】
また、本実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの動作は、第1の実施の形態に係るロボットアーム110及びロボット100の動作とほぼ同様であるので、説明を省略する。
【0058】
図4において、本実施の形態に係るロボット200は、第1の実施の形態に係るロボット100においてロボットアーム110に代えて、本実施の形態に係るロボットアーム210を備えたものである。
【0059】
ロボットアーム210は、第1の実施の形態に係るロボットアーム110において第一部材140(図1参照)及び第二部材150(図1参照)に代えて、第一位置111とは異なる第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結される第一部材220と、第一部材220と略同一の形状及び大きさであり、第一位置111とは異なる第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結される第二部材230とを備えたものである。
【0060】
ここで、第一部材220は、第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結されるリンク142と、連結部160の第一リンク161に回動可能に連結されるとともに、第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結されるリンク221と、連結部160の第二リンク162に回動可能に連結されるとともに、第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結されるリンク222とを有している。なお、リンク142、リンク221及びリンク222は、一体に形成されている。
【0061】
また、第二部材230は、第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結されるリンク152と、連結部160の第一リンク161に回動可能に連結されるとともに、第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結されるリンク231と、連結部160の第二リンク162に回動可能に連結されるとともに、第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結されるリンク232とを有している。なお、リンク152、リンク231及びリンク232は、一体に形成されている。
【0062】
(第3の実施の形態)
【0063】
まず、第3の実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの構成について説明する。
【0064】
なお、本実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの構成のうち、第1の実施の形態に係るロボットアーム110(図1参照)及びロボット100(図1参照)の構成とほぼ同様な構成については、同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
【0065】
図5及び図6において、本実施の形態に係るロボット300は、第1の実施の形態に係るロボット100においてロボットアーム110に代えて、本実施の形態に係るロボットアーム310を備えたものである。
【0066】
ロボットアーム310は、第1の実施の形態に係るロボットアーム110においてハンド116(図1参照)、ハンド117(図1参照)、第一部材140(図1参照)及び第二部材150(図1参照)に代えて、第一保持部としてのハンド316と、第二保持部としてのハンド317と、第一位置111とは異なる第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結される第一部材320と、第一部材320と略同一の形状及び大きさであり、第一位置111とは異なる第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結される第二部材330とを備えたものである。
【0067】
ここで、ハンドとは、把持のみならず、載置台のようなものをも含み、ハンドの作業内容に応じて公知の各種タイプのものを任意に使用できる。また、ハンド316とハンド317とは同一形状でも異なる形状でも良い。
【0068】
また、第一部材320は、第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結されるリンク141と、第二位置112とは異なる位置でリンク141に固定されるリンク143とを有している。
【0069】
また、第二部材330は、第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結されるリンク151と、第三位置113とは異なる位置でリンク151に固定される、第一部材320のリンク143と平行なリンク153と、を有している。
【0070】
また、ロボットアーム310は、第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結され、第一部材320のリンク141に固定される第一固定リンク341と、第一固定リンク341に略平行であり、ハンド316が固定される第一平行リンク342と、第一固定リンク341及び第一平行リンク342に回動可能に連結され、互いに略平行な一対の第一連結リンク343、344とを有する第一連鎖340を備えている。
【0071】
また、ロボットアーム310は、第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結され、第二部材330のリンク151に固定される第二固定リンク351と、第二固定リンク351に略平行であり、ハンド317が固定される第二平行リンク352と、第二固定リンク351及び第二平行リンク352に回動可能に連結され、互いに略平行な一対の第二連結リンク353、354とを有する第二連鎖350を備えている。
【0072】
また、ロボットアーム310は、第一アーム131に対する第一固定リンク341の角度に応じて第一固定リンク341に対する第一連結リンク343、344の角度を変更するように、第一アーム131及び第一連鎖340を連結する第一角度変更部360と、第二アーム132に対する第二固定リンク351の角度に応じて第二固定リンク351に対する第二連結リンク353、354の角度を変更するように、第二アーム132及び第二連鎖350を連結する第二角度変更部370とを備えている。
【0073】
ここで、第一角度変更部360は、第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結され、第一部材320のリンク141に固定されるリンク361と、第二位置112で第一アーム131に固定されるリンク362と、第二位置112で第一連結リンク344に固定されるリンク363と、リンク361と略同一の長さであり、リンク362に回動可能に連結されるリンク364と、リンク362と略同一の長さであり、リンク361及びリンク364に回動可能に連結されるリンク365と、リンク361と略同一の長さであり、リンク363及びリンク365に回動可能に連結されるリンク366とを有している。
【0074】
また、第二角度変更部370は、第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結され、第二部材330のリンク151に固定されるリンク371と、第三位置113で第二アーム132に固定されるリンク372と、第三位置113で第二連結リンク354に固定されるリンク373と、リンク371と略同一の長さであり、リンク372に回動可能に連結されるリンク374と、リンク372と略同一の長さであり、リンク371及びリンク374に回動可能に連結されるリンク375と、リンク371と略同一の長さであり、リンク373及びリンク375に回動可能に連結されるリンク376とを有している。
【0075】
なお、第一部材320のリンク141及びリンク143と、第一連鎖340の第一固定リンク341と、第一角度変更部360のリンク361とは、一体に形成されている。また、第二部材330のリンク151及びリンク153と、第二連鎖350の第二固定リンク351と、第二角度変更部370のリンク371とは、一体に形成されている。
【0076】
次に、本実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの動作について説明する。
【0077】
なお、本実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの動作のうち、第1の実施の形態に係るロボットアーム110及びロボット100の動作とほぼ同様な動作については、説明を省略する。
【0078】
ロボットアーム310は、第一連鎖340の第一連結リンク343、344及び第二連鎖350の第二連結リンク353、354の長さを変更することによって、第一アーム131及び第二アーム132が回動するときのハンド316の移動軌跡316a及びハンド317の移動軌跡317aを変更することができる。このとき、ハンド316及びハンド317の位置方向は一方向に必ず向いている。
【0079】
例えば、図5及び図6に示すように、ロボットアーム310は、第一アーム131及び第二アーム132の回動によって伸縮するときに、ハンド316の移動軌跡316a及びハンド317の移動軌跡317aを通過する直線上に第一位置111が存在するように、ハンド316の移動軌跡316a及びハンド317の移動軌跡317aを変更することができる。
【0080】
なお、第一角度変更部360及び第二角度変更部370は、本実施の形態において、図5及び図6に示すような6本のリンクによって構成されていたが、本発明によれば、図5及び図6に示すような6本のリンク以外の機構によって構成されていても良い。
【0081】
例えば、第一角度変更部360は、歯車や8の字ベルトなど、6本のリンク361、362、363、364、365、366以外の機構によって、第一アーム131に対する第一固定リンク341の角度に応じて第一固定リンク341に対する第一連結リンク343、344の角度を変更するように、第一アーム131及び第一連鎖340を連結していても良い。
【0082】
また、本実施の形態において、ロボットアーム310は、第一連鎖340の第一平行リンク342及び第二連鎖350の第二平行リンク352を、ハンド316及びハンド317とは別に備えていたが、本発明によれば、第一連鎖340の第一平行リンク342及び第二連鎖350の第二平行リンク352は、ハンド316及びハンド317の一部であっても良い。
【0083】
(第4の実施の形態)
【0084】
まず、第4の実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの構成について説明する。
【0085】
なお、本実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの構成のうち、第3の実施の形態に係るロボットアーム310(図5参照)及びロボット300(図5参照)の構成とほぼ同様な構成については、同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
【0086】
図7及び図8において、本実施の形態に係るロボット400は、第3の実施の形態に係るロボット300においてロボットアーム310に代えて、本実施の形態に係るロボットアーム410を備えたものである。
【0087】
ロボットアーム410は、第3の実施の形態に係るロボットアーム310において第一部材320(図5参照)、第二部材330(図5参照)及び連結部160(図5参照)に代えて、第一位置111とは異なる第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結される第一部材420と、第一部材420と略同一の形状及び大きさであり、第一位置111とは異なる第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結される第二部材430と、第一アーム131に対する第二アーム132の角度が変化するときに、第一位置111に対する位置が変化するとともに、第一部材420に対する第二部材430の角度が略一定になるように、第一部材420及び第二部材430を連結する連結部440を備えたものである。
【0088】
ここで、第一部材420は、第二位置112で第一アーム131に回動可能に連結され、第一連鎖340の第一固定リンク341が固定されるリンク421を有している。また、第二部材430は、第三位置113で第二アーム132に回動可能に連結され、第二連鎖350の第二固定リンク351が固定されるリンク431を有している。
【0089】
また、連結部440は、第一部材420のリンク421に固定される第一プーリ441と、第二部材430のリンク431に固定される第二プーリ442と、第一プーリ441及び第二プーリ442の間隔を略一定に維持しながら第一プーリ441及び第二プーリ442を回動可能に連結するプーリ連結部材としてのリンク443(連結部材)と、第一プーリ441及び第二プーリ442に掛けられるベルト444(連結部材)とを有している。
【0090】
また、第一プーリ441の中心と第二プーリ442の中心とを通過する直線は、図7に示すように第一位置111、第二位置112及び第三位置113が同一の直線上に並ぶとき、第一位置111、第二位置112及び第三位置113を通過する直線、即ち、第一アーム131及び第二アーム132を通過する直線に対して傾くようになっている。
【0091】
即ち、第一位置111から第二位置112までの距離と、第一位置111から第三位置113までの距離との和は、第一部材420のリンク421の長さと、第一プーリ441の半径と、リンク443の長さと、第二プーリ442の半径と、第二部材430のリンク431の長さとの和より短くなっている。さらに、リンク421の長さと、リンク443の長さと、リンク431の長さとの比は、1:2:1となっている。これらの長さの比は適宜設定可能である。
【0092】
また、ロボットアーム410は、第3の実施の形態に係るロボットアーム310において第一角度変更部360(図5参照)及び第二角度変更部370(図5参照)に代えて、第一アーム131に対する第一固定リンク341の角度に応じて第一固定リンク341に対する第一連結リンク343、344の角度を変更するように、第一アーム131及び第一連鎖340を連結する第一角度変更部450と、第二アーム132に対する第二固定リンク351の角度に応じて第二固定リンク351に対する第二連結リンク353、354の角度を変更するように、第二アーム132及び第二連鎖350を連結する第二角度変更部460とを備えたものである。
【0093】
ここで、第一角度変更部450は、第二位置112で第一アーム131に固定される歯車451と、歯車451と噛合し、第一連結リンク343に固定されて第一固定リンク341に回動可能に連結される歯車452とを備えている。また、第二角度変更部460は、第三位置113で第二アーム132に固定される歯車461と、歯車461と噛合し、第二連結リンク353に固定されて第二固定リンク351に回動可能に連結される歯車462とを備えている。
【0094】
なお、第一連鎖340の第一固定リンク341と、第一部材420のリンク421と、連結部440の第一プーリ441とは、一体に形成されている。また、第二連鎖350の第二固定リンク351と、第二部材430のリンク431と、連結部440の第二プーリ442とは、一体に形成されている。
【0095】
次に、本実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの動作について説明する。
【0096】
なお、本実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの動作のうち、第3の実施の形態に係るロボットアーム310及びロボット300の動作とほぼ同様な動作については、説明を省略する。
【0097】
ロボットアーム410は、従来と比較して、リンクや軸受などの部品の数を少なくすることができるので、リンクや軸受などの部品に起因する塵の発生を減少させることができる。したがって、ロボットアーム410は、例えばウェハを保持するときに、従来と比較してウェハに付着する塵を少なくすることができる。また、ロボットアーム410は、従来と比較して、リンクや軸受などの部品の数を少なくすることができるので、小型化することができるとともに、低コストで製造することができる。
【0098】
また、ロボットアーム410は、第一プーリ441の中心と第二プーリ442の中心とを通過する直線が第一位置111、第二位置112及び第三位置113を通過する直線に対して平行になることがないので、第二位置112及び第三位置113を通過する直線に対する第一部材420、第二部材430及び連結部440の位置関係を維持することができ、第一プーリ441の中心と第二プーリ442の中心とを通過する直線が第一位置111、第二位置112及び第三位置113を通過する直線に対して平行になる場合と比較して、安定して伸縮することができる。
【0099】
なお、第一角度変更部450及び第二角度変更部460は、本実施の形態において、図7及び図8に示すような2つの歯車によって構成されていたが、本発明によれば、図7及び図8に示すような2つの歯車以外の機構によって構成されていても良い。
【0100】
例えば、第一角度変更部450は、リンクや8の字ベルトなど、2つの歯車451、452以外の機構によって、第一アーム131に対する第一固定リンク341の角度に応じて第一固定リンク341に対する第一連結リンク343、344の角度を変更するように、第一アーム131及び第一連鎖340を連結していても良い。
【0101】
また、ハンド316及びハンド317は、本実施の形態において、第一部材420及び第二部材430に連結された第一連鎖340及び第二連鎖350に連結されていたが、本発明によれば、第一部材420及び第二部材430に直接連結されていても良い。
【0102】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、従来と比較してアームの垂れを小さくすることができるロボットアーム及びロボットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの収縮状態での概略構成図である。
【図2】図1に示すロボットアーム及びロボットの伸長状態での概略構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの図1及び図2に示す構成とは異なる構成での伸長状態での概略構成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの収縮状態での概略構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの収縮状態での概略構成図である。
【図6】図5に示すロボットアーム及びロボットの伸長状態での概略構成図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るロボットアーム及びロボットの収縮状態での概略構成図である。
【図8】図7に示すロボットアーム及びロボットの伸長状態での概略構成図である。
【図9】従来のロボットアーム及びロボットの伸長状態での概略構成図である。
【符号の説明】
100 ロボット
110 ロボットアーム
111 第一位置
112 第二位置
113 第三位置
131 第一アーム
132 第二アーム
140 第一部材
150 第二部材
160 連結部
161 第一リンク
162 第二リンク
200 ロボット
210 ロボットアーム
220 第一部材
230 第二部材
300 ロボット
310 ロボットアーム
316 ハンド(第一保持部)
317 ハンド(第二保持部)
320 第一部材
330 第二部材
340 第一連鎖
341 第一固定リンク
342 第一平行リンク
343、344 第一連結リンク
350 第二連鎖
351 第二固定リンク
352 第二平行リンク
353、354 第二連結リンク
360 第一角度変更部
370 第二角度変更部
400 ロボット
410 ロボットアーム
420 第一部材
430 第二部材
440 連結部
441 第一プーリ
442 第二プーリ
443 リンク(プーリ連結部材)
444 ベルト
450 第一角度変更部
460 第二角度変更部

Claims (7)

  1. 第一位置で互いに回動可能に連結される第一アーム及び第二アームと、
    前記第一位置とは異なる第二位置で前記第一アームに回動可能に連結される第一部材と、
    前記第一位置とは異なる第三位置で前記第二アームに回動可能に連結される第二部材と、
    前記第一アーム及び前記第二アームとは非連結で互いに平行な複数の連結部材を有し、該複数の連結部材により、前記第一アームに対する前記第二アームの角度が変化するときに前記第一部材に対する前記第二部材の角度一定にするように、前記第一部材及び前記第二部材を連結する連結部とを備えることを特徴とするロボットアーム。
  2. 前記連結部は、前記第一部材及び前記第二部材を回動可能に連結する第一リンクと、前記第一リンクと行で長さが一であり、前記第一部材及び前記第二部材を回動可能に連結する第二リンクとを有することを特徴とする請求項1に記載のロボットアーム。
  3. 前記第一リンクは、前記第一位置、前記第二位置及び前記第三位置が同一の直線上に並ぶとき、前記第一位置、前記第二位置及び前記第三位置を通過する直線に対して傾くことを特徴とする請求項2に記載のロボットアーム。
  4. 前記連結部は、前記第一部材に固定される第一プーリと、前記第二部材に固定される第二プーリと、前記第一プーリ及び前記第二プーリの間隔を定に維持しながら前記第一プーリ及び前記第二プーリを回動可能に連結するプーリ連結部材と、前記第一プーリ及び前記第二プーリに掛けられるベルトとを有することを特徴とする請求項1に記載のロボットアーム。
  5. 前記第一プーリの中心と前記第二プーリの中心とを通過する直線は、前記第一位置、前記第二位置及び前記第三位置が同一の直線上に並ぶとき、前記第一位置、前記第二位置及び前記第三位置を通過する直線に対して傾くことを特徴とする請求項4に記載のロボットアーム。
  6. 前記第一部材に固定される第一固定リンク、前記第一固定リンクに行な第一平行リンク、及び、前記第一固定リンク及び前記第一平行リンクに回動可能に連結され、互いに行な一対の第一連結リンクを有する第一連鎖と、
    前記第一アームに対する前記第一固定リンクの角度に応じて前記第一固定リンクに対する前記第一連結リンクの角度を変更するように、前記第一アーム及び前記第一連鎖を連結する第一角度変更部と、
    前記第一平行リンクに固定されて搬送物を保持する第一保持部と、
    前記第二部材に固定される第二固定リンク、前記第二固定リンクに行な第二平行リンク、及び、前記第二固定リンク及び前記第二平行リンクに回動可能に連結され、互いに行な一対の第二連結リンクを有する第二連鎖と、
    前記第二アームに対する前記第二固定リンクの角度に応じて前記第二固定リンクに対する前記第二連結リンクの角度を変更するように、前記第二アーム及び前記第二連鎖を連結する第二角度変更部と、
    前記第二平行リンクに固定されて搬送物を保持する第二保持部とを備えることを特徴とする請求項1から請求項5までの何れかに記載のロボットアーム。
  7. 請求項1から請求項6までの何れかに記載のロボットアームと、
    前記第一位置を中心に前記第一アームを回動させる第一駆動手段と、
    前記第一位置を中心に前記第二アームを回動させる第二駆動手段とを備えることを特徴とするロボット。
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