JPH0866041A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置Info
- Publication number
- JPH0866041A JPH0866041A JP6201723A JP20172394A JPH0866041A JP H0866041 A JPH0866041 A JP H0866041A JP 6201723 A JP6201723 A JP 6201723A JP 20172394 A JP20172394 A JP 20172394A JP H0866041 A JPH0866041 A JP H0866041A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- transformer
- power converters
- power converter
- converters
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Rectifiers (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高周波スイッチング素子を用いて、小形軽量か
つ大容量化に適した電力変換装置を提供することにあ
る。 【構成】電力変換器5a,5bを同一の変圧器2次巻線
に接続し、同一のゲートパルスをあたえる。 【効果】所要多重数が増加しても、上記技術により変圧
器2次巻線数を低減できるため、装置重量を低減でき
る。同時に、直流側出力を共通にできるので、大出力の
インバータに電力を供給する用途にも適用可能である。
つ大容量化に適した電力変換装置を提供することにあ
る。 【構成】電力変換器5a,5bを同一の変圧器2次巻線
に接続し、同一のゲートパルスをあたえる。 【効果】所要多重数が増加しても、上記技術により変圧
器2次巻線数を低減できるため、装置重量を低減でき
る。同時に、直流側出力を共通にできるので、大出力の
インバータに電力を供給する用途にも適用可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流を直流に変換する
電力変換装置に係り、特に電力変換装置の多重化に関す
る。
電力変換装置に係り、特に電力変換装置の多重化に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大容量の電力変換器が必要であり、単一
の電力変換器では出力容量が不足する場合、これらを複
数組み合わせたいわゆる多重電力変換装置が用いられ
る。
の電力変換器では出力容量が不足する場合、これらを複
数組み合わせたいわゆる多重電力変換装置が用いられ
る。
【0003】この例として、昭和62年電気学会全国大
会予稿集第1099頁から第1100頁に記載の電気車用コンバ
ータ技術があげられる。本文献には、変圧器の各2次巻
線に1台ずつ交流を直流に変換する電力変換器であるコ
ンバータを直流側で並列接続することが記載されてい
る。
会予稿集第1099頁から第1100頁に記載の電気車用コンバ
ータ技術があげられる。本文献には、変圧器の各2次巻
線に1台ずつ交流を直流に変換する電力変換器であるコ
ンバータを直流側で並列接続することが記載されてい
る。
【0004】一方エレベータ用コンバータではあるが、
電力変換器の多重化の例として、特開平5−260793 号公
報記載の技術があげられる。本文献には、同一の3相交
流電源に2台の電力変換器を並列接続し、直流側も共通
コンデンサに並列接続し、これら電力変換器間で相差運
転を行うことが記載されている。
電力変換器の多重化の例として、特開平5−260793 号公
報記載の技術があげられる。本文献には、同一の3相交
流電源に2台の電力変換器を並列接続し、直流側も共通
コンデンサに並列接続し、これら電力変換器間で相差運
転を行うことが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の従来技術で
は、多重化した電力変換装置の夫々に変圧器の2次巻線
を割り当てているため、変圧器の重量や容積が大きくな
り、例えば電気車にこれを搭載しようとする場合困難な
ものとなる。この傾向は、特にIGBTなどの高速スイ
ッチング素子ではあるが、GTOに比べ容量が小さい素
子を用いる場合、電力変換器の所要多重数が増加するの
で顕著である。
は、多重化した電力変換装置の夫々に変圧器の2次巻線
を割り当てているため、変圧器の重量や容積が大きくな
り、例えば電気車にこれを搭載しようとする場合困難な
ものとなる。この傾向は、特にIGBTなどの高速スイ
ッチング素子ではあるが、GTOに比べ容量が小さい素
子を用いる場合、電力変換器の所要多重数が増加するの
で顕著である。
【0006】また、後者の従来技術では、交流電源に直
接電力変換器を接続しているので、変圧器の小型軽量化
について全く配慮されていない。
接電力変換器を接続しているので、変圧器の小型軽量化
について全く配慮されていない。
【0007】本発明の第1の目的は、変圧器を小形軽量
とすることにより装置全体の小型軽量化を図った多重化
した電力変換装置を提供することにある。
とすることにより装置全体の小型軽量化を図った多重化
した電力変換装置を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、電気車用に適した
大容量かつ小形軽量な多重化した電力変換装置を提供す
ることにある。
大容量かつ小形軽量な多重化した電力変換装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的は、1次
巻線に交流を受電し2次巻線を有する変圧器と、この2
次巻線に並列接続され交流を直流に変換する複数のパル
ス幅変調される電力変換器と、これら電力変換器の直流
側に並列接続されたコンデンサとを有し、前記複数の電
力変換器は同一パルス幅変調制御手段の出力により制御
されるよう構成することによって達成される。
巻線に交流を受電し2次巻線を有する変圧器と、この2
次巻線に並列接続され交流を直流に変換する複数のパル
ス幅変調される電力変換器と、これら電力変換器の直流
側に並列接続されたコンデンサとを有し、前記複数の電
力変換器は同一パルス幅変調制御手段の出力により制御
されるよう構成することによって達成される。
【0010】前記第2の目的は、複数の2次巻線を有す
る変圧器と、交流を直流に変換する複数の電力変換器
と、複数のコンデンサを備えた電力変換装置において、
前記コンデンサの夫々に複数の前記電力変換器の直流側
を並列接続し、異なる前記コンデンサに接続された前記
電力変換器を同一の前記2次巻線に夫々並列接続し、こ
れら同一に2次巻線に接続された電力変換器に対して同
期したゲートパルスを与えるよう構成した電力変換装置
によって達成される。
る変圧器と、交流を直流に変換する複数の電力変換器
と、複数のコンデンサを備えた電力変換装置において、
前記コンデンサの夫々に複数の前記電力変換器の直流側
を並列接続し、異なる前記コンデンサに接続された前記
電力変換器を同一の前記2次巻線に夫々並列接続し、こ
れら同一に2次巻線に接続された電力変換器に対して同
期したゲートパルスを与えるよう構成した電力変換装置
によって達成される。
【0011】
【作用】同一の変圧器2次巻線に直流を交流に変換する
コンバータを複数並列接続すると、電力変換器を動作さ
せる際に横流が発生しうるが、これら複数のコンバータ
を同一のパルス幅変調手段からの制御信号で制御するこ
とにより、後述するように横流を極力低減することがで
き、このため2次巻線を減らすことができる。
コンバータを複数並列接続すると、電力変換器を動作さ
せる際に横流が発生しうるが、これら複数のコンバータ
を同一のパルス幅変調手段からの制御信号で制御するこ
とにより、後述するように横流を極力低減することがで
き、このため2次巻線を減らすことができる。
【0012】また、複数の変圧器2次巻線の夫々に複数
の電力変換器の交流側を接続し、異なる2次巻線に接続
された電力変換器の直流側を共通のコンデンサに並列接
続し、同一の2次巻線に接続された電力変換器に同期し
たゲートパルスを与えることによって、2次巻線を減少
させることができる他、コンデンサへの高調波電流が減
少し、あるコンデンサに接続された負荷がなくなった場
合でも交流側から見ると、残った電力変換器間で必ず相
差運転を行っているので、交流(架線)への高調波電流
の流出が減少する。
の電力変換器の交流側を接続し、異なる2次巻線に接続
された電力変換器の直流側を共通のコンデンサに並列接
続し、同一の2次巻線に接続された電力変換器に同期し
たゲートパルスを与えることによって、2次巻線を減少
させることができる他、コンデンサへの高調波電流が減
少し、あるコンデンサに接続された負荷がなくなった場
合でも交流側から見ると、残った電力変換器間で必ず相
差運転を行っているので、交流(架線)への高調波電流
の流出が減少する。
【0013】
【実施例】電気車用の直流を交流に変換するコンバータ
に用いる自己消弧形スイッチング素子として、容量は大
きいがスイッチング速度の遅いGTO(ゲートターンオ
フサイリスタ)などが主に使用されてきた。これに対し
近年、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジス
タ),MCT(モス制御サイリスタ)などのGTOより
も高速のスイッチング素子が開発されており、これらを
電力変換装置に適用することによる、高調波の低減,変
換器損失の低減,装置の小形軽量化等が期待されてい
る。
に用いる自己消弧形スイッチング素子として、容量は大
きいがスイッチング速度の遅いGTO(ゲートターンオ
フサイリスタ)などが主に使用されてきた。これに対し
近年、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジス
タ),MCT(モス制御サイリスタ)などのGTOより
も高速のスイッチング素子が開発されており、これらを
電力変換装置に適用することによる、高調波の低減,変
換器損失の低減,装置の小形軽量化等が期待されてい
る。
【0014】しかしながら、これら高速スイッチング素
子は、GTOなどに比べまだ素子容量が小さいため、多
重化した電力変換装置にIGBTなどの高速スイッチン
グ素子を適用すると、電力変換器の所要多重数が増加
し、変圧器2次巻線数もこれと同数必要となり、かつ各
2次巻線間を疎結合とするため、変圧器の重量が大きく
なってしまう。
子は、GTOなどに比べまだ素子容量が小さいため、多
重化した電力変換装置にIGBTなどの高速スイッチン
グ素子を適用すると、電力変換器の所要多重数が増加
し、変圧器2次巻線数もこれと同数必要となり、かつ各
2次巻線間を疎結合とするため、変圧器の重量が大きく
なってしまう。
【0015】このように各2次巻線間を疎結合(相互イ
ンダクタンスMが小さい)とする理由は、他相の高調波
電流の影響により、自相の高調波が増大するのを防止す
るためである。この交流側回路が疎結合になっていれば
高調波を低減することができる。しかし、疎結合にする
ためにはコンバータごとに2次巻線を設けたり、変圧器
に特殊な細工をするなどする必要があり、何れも変圧器
の重量や容積を増す原因となる。
ンダクタンスMが小さい)とする理由は、他相の高調波
電流の影響により、自相の高調波が増大するのを防止す
るためである。この交流側回路が疎結合になっていれば
高調波を低減することができる。しかし、疎結合にする
ためにはコンバータごとに2次巻線を設けたり、変圧器
に特殊な細工をするなどする必要があり、何れも変圧器
の重量や容積を増す原因となる。
【0016】図1は本発明の一実施例であり、電力変換
器の多重数が2台である場合を示している。パンタグラ
フ1から給電された単相交流は、変圧器2によって電圧
が下げられこの2次巻線には2台の電力変換器5a,5
bが並列に接続されている。さらに電力変換器5a,5
bの直流出力側は、共通のコンデンサ6に並列に接続さ
れており、ここで図示しないインバータやチョッパ等の
電動機駆動用電力変換器に一定電圧を給電する。3は車
輪である。
器の多重数が2台である場合を示している。パンタグラ
フ1から給電された単相交流は、変圧器2によって電圧
が下げられこの2次巻線には2台の電力変換器5a,5
bが並列に接続されている。さらに電力変換器5a,5
bの直流出力側は、共通のコンデンサ6に並列に接続さ
れており、ここで図示しないインバータやチョッパ等の
電動機駆動用電力変換器に一定電圧を給電する。3は車
輪である。
【0017】制御回路7においては、直流電圧指令値E
d* から、直流電圧検出器81により検出した直流電圧
Edを減算器71aにより差し引いて偏差を取り、電圧
調整器72により、出力電流実効指令値Is* を得る。
これに、正弦波発生器74からの正弦波信号を乗算器7
3により乗算することで出力電流指令値is* を得る。
これから、交流電流検出器82により検出した出力電流
isを、減算器71bにより差し引くことで偏差をと
る。これによる電流調整器75の出力と、交流電圧検出
器81により検出した1次電圧epから逓倍器79によ
り変圧比を乗じて得られる2次電圧esを減算器71c
により差し引くことにより、出力電圧指令値ec* を得
る。三角波発生器76a,76bにより出力する三角波
信号と、出力電圧指令値ec* を比較器77a,77b
で比較し、必要に応じて反転器78a,78bにて反転す
ることにより、スイッチング素子を駆動するゲートパル
ス信号を得る。電力変換器5a,5bは、同一のゲート
パルスに基づき、スイッチング素子がオン,オフ制御さ
れる。この結果出力される出力電圧と、変圧器2の2次
電圧esとの差電圧により、出力電流isが流れ、所定
の出力電流isになるように制御することにより、コン
デンサの直流電圧Edを所定の値に保つことができる。
d* から、直流電圧検出器81により検出した直流電圧
Edを減算器71aにより差し引いて偏差を取り、電圧
調整器72により、出力電流実効指令値Is* を得る。
これに、正弦波発生器74からの正弦波信号を乗算器7
3により乗算することで出力電流指令値is* を得る。
これから、交流電流検出器82により検出した出力電流
isを、減算器71bにより差し引くことで偏差をと
る。これによる電流調整器75の出力と、交流電圧検出
器81により検出した1次電圧epから逓倍器79によ
り変圧比を乗じて得られる2次電圧esを減算器71c
により差し引くことにより、出力電圧指令値ec* を得
る。三角波発生器76a,76bにより出力する三角波
信号と、出力電圧指令値ec* を比較器77a,77b
で比較し、必要に応じて反転器78a,78bにて反転す
ることにより、スイッチング素子を駆動するゲートパル
ス信号を得る。電力変換器5a,5bは、同一のゲート
パルスに基づき、スイッチング素子がオン,オフ制御さ
れる。この結果出力される出力電圧と、変圧器2の2次
電圧esとの差電圧により、出力電流isが流れ、所定
の出力電流isになるように制御することにより、コン
デンサの直流電圧Edを所定の値に保つことができる。
【0018】本実施例においては、同一の2次巻線に複
数の電力変換器を並列に接続する構成としたので、変圧
器の小型軽量化を図ることができる。さらに、この時問
題になる横流についても、電力変換器5a,5bに対し
て同一のゲートパルスを与える構成としたので、横流の
発生は電力変換器5a,5bを構成するスイッチング素
子のスイッチング動作のバラツキによるもののみとな
る。さらに、スイッチング素子をGTOよりもスイッチ
ングのバラツキの小さなIGBTやMCTとすることに
より、電力変換器の多重数は増加するが、変圧器2次巻
線数を増す必要がなくなり変圧器重量及び容積を低減で
きる。これにより全体として小形軽量な多重電力変換装
置を実現することができる。
数の電力変換器を並列に接続する構成としたので、変圧
器の小型軽量化を図ることができる。さらに、この時問
題になる横流についても、電力変換器5a,5bに対し
て同一のゲートパルスを与える構成としたので、横流の
発生は電力変換器5a,5bを構成するスイッチング素
子のスイッチング動作のバラツキによるもののみとな
る。さらに、スイッチング素子をGTOよりもスイッチ
ングのバラツキの小さなIGBTやMCTとすることに
より、電力変換器の多重数は増加するが、変圧器2次巻
線数を増す必要がなくなり変圧器重量及び容積を低減で
きる。これにより全体として小形軽量な多重電力変換装
置を実現することができる。
【0019】尚、本実施例においては、変換器の多重数
が2台である場合を示したが、多重電力変換装置の所要
容量が増加し、多重数を増す必要がある場合にも、必要
な数の電力変換器を、交流リアクトル(横流による短絡
電流の低減のため、配線によるインダクタンスでも防止
可能である場合もある)を介し同様に変圧器2次巻線に
接続することで多重電力変換装置を実現できる。
が2台である場合を示したが、多重電力変換装置の所要
容量が増加し、多重数を増す必要がある場合にも、必要
な数の電力変換器を、交流リアクトル(横流による短絡
電流の低減のため、配線によるインダクタンスでも防止
可能である場合もある)を介し同様に変圧器2次巻線に
接続することで多重電力変換装置を実現できる。
【0020】図2(a)は、図1の実施例における電力
変換器5の主回路構成を示したものである。スイッチン
グ素子51a〜51dに逆並列ダイオード52a〜52
dがそれぞれ逆並列に接続されており、2レベルの電圧
型電力変換器の2相分に相当している。
変換器5の主回路構成を示したものである。スイッチン
グ素子51a〜51dに逆並列ダイオード52a〜52
dがそれぞれ逆並列に接続されており、2レベルの電圧
型電力変換器の2相分に相当している。
【0021】また、図1では多重電力変換器が図2
(a)のような2レベルの電力変換器で構成される場合
を図示したが、図2(b)のように3レベルの電力変換
器で構成されていても同様の効果が得られる。図2
(b)において、51a〜51hはスイッチング素子、
52a〜52hは逆並列ダイオード、53a〜53dは
クランプダイオードである。また、4レベル,5レベル
などの多レベル電力変換器で構成しても、同様の効果が
得られることは、言までもない。
(a)のような2レベルの電力変換器で構成される場合
を図示したが、図2(b)のように3レベルの電力変換
器で構成されていても同様の効果が得られる。図2
(b)において、51a〜51hはスイッチング素子、
52a〜52hは逆並列ダイオード、53a〜53dは
クランプダイオードである。また、4レベル,5レベル
などの多レベル電力変換器で構成しても、同様の効果が
得られることは、言までもない。
【0022】図3に本発明の他の実施例を示した。基本
的に図1に示した実施例と同様の構成であるが、変圧器
2の2次巻線に2台の電力変換器5a,5bが、配線イ
ンダクタンス41a〜42dを介し接続されている。
的に図1に示した実施例と同様の構成であるが、変圧器
2の2次巻線に2台の電力変換器5a,5bが、配線イ
ンダクタンス41a〜42dを介し接続されている。
【0023】ここで、2台の電力変換器5aおよび5b
は、同一のゲートパルスにより駆動される。理想的には
両者のスイッチング素子は全く同じタイミングでオン,
オフするので、両者の出力電圧ec1,ec2は等しい
はずである。しかしながら実際には、それぞれのスイッ
チング素子は特性にばらつきがあり、同一のゲートパル
スを与えても、スイッチング素子のオン,オフには、タ
イミング差時間ΔTが生じる。このため、2台の電力変
換器5aおよび5bの出力電圧ec1,ec2に差が生
じ、電力変換器5aおよび5b間に横流が流れる。タイ
ミング差時間ΔTが十分小さい場合には、横流電流は小
さいため、図1の実施例のように、特に対策を施さなく
ても電力変換装置の動作に支障は生じない。しかしなが
ら、タイミング差時間ΔTが大きく、横流を無視できな
い場合には、電力変換器5aおよび5b間に何らかのイ
ンピーダンスを設けてこれを抑制する必要がある。本実
施例では、電力変換器5aおよび5b間の配線インピー
ダンスを利用して、横流を抑制する。配線インダクタン
ス41a〜41dをそれぞれLw,相互インダクタンス
は無視できると仮定し、スイッチング素子のオン(ある
いはオフ)のタイミングの差をΔTとすると、横流ΔI
は下記のような近似式で表せる。
は、同一のゲートパルスにより駆動される。理想的には
両者のスイッチング素子は全く同じタイミングでオン,
オフするので、両者の出力電圧ec1,ec2は等しい
はずである。しかしながら実際には、それぞれのスイッ
チング素子は特性にばらつきがあり、同一のゲートパル
スを与えても、スイッチング素子のオン,オフには、タ
イミング差時間ΔTが生じる。このため、2台の電力変
換器5aおよび5bの出力電圧ec1,ec2に差が生
じ、電力変換器5aおよび5b間に横流が流れる。タイ
ミング差時間ΔTが十分小さい場合には、横流電流は小
さいため、図1の実施例のように、特に対策を施さなく
ても電力変換装置の動作に支障は生じない。しかしなが
ら、タイミング差時間ΔTが大きく、横流を無視できな
い場合には、電力変換器5aおよび5b間に何らかのイ
ンピーダンスを設けてこれを抑制する必要がある。本実
施例では、電力変換器5aおよび5b間の配線インピー
ダンスを利用して、横流を抑制する。配線インダクタン
ス41a〜41dをそれぞれLw,相互インダクタンス
は無視できると仮定し、スイッチング素子のオン(ある
いはオフ)のタイミングの差をΔTとすると、横流ΔI
は下記のような近似式で表せる。
【0024】
【数1】 ΔI=Ed・ΔT/2Lw 実際には横流ΔIがある許容値以下にできるような配線
インダクタンスLwとするように、配線長,配線形状を
設定すればよい。横流の許容最大値をΔImaxとする
と、配線インダクタンスLwのとりうる範囲は下記のよ
うに表せる。
インダクタンスLwとするように、配線長,配線形状を
設定すればよい。横流の許容最大値をΔImaxとする
と、配線インダクタンスLwのとりうる範囲は下記のよ
うに表せる。
【0025】
【数2】 Lw≧Ed・ΔT/2ΔImax 図1の実施例と同様に、変圧器2次巻線数を減らすこと
ができるので、変圧器重量を低減でき、全体として小形
軽量な多重電力変換装置を実現することができる。尚、
制御回路7は図1に示した実施例と同様である。
ができるので、変圧器重量を低減でき、全体として小形
軽量な多重電力変換装置を実現することができる。尚、
制御回路7は図1に示した実施例と同様である。
【0026】図4は本発明の他の実施例である。基本的
に図3に示した実施例と同様の構成であるが、変圧器2
の2次巻線に2台の電力変換器5a,5bが、交流リア
クトル4a〜4dを介し接続されているところが異なっ
ている。
に図3に示した実施例と同様の構成であるが、変圧器2
の2次巻線に2台の電力変換器5a,5bが、交流リア
クトル4a〜4dを介し接続されているところが異なっ
ている。
【0027】図3の実施例と同様、2台の電力変換器5
aおよび5bは、同一のゲートパルスにより駆動され
る。電力変換器5aおよび5bのスイッチング素子のオ
ン,オフの、タイミング差時間ΔTが図3の実施例の場
合より大きく、配線インダクタンスだけでは横流を抑制
できない場合には、本実施例のように電力変換器5aお
よび5b間に交流リアクトル4a〜4dを設けてこれを
抑制する。
aおよび5bは、同一のゲートパルスにより駆動され
る。電力変換器5aおよび5bのスイッチング素子のオ
ン,オフの、タイミング差時間ΔTが図3の実施例の場
合より大きく、配線インダクタンスだけでは横流を抑制
できない場合には、本実施例のように電力変換器5aお
よび5b間に交流リアクトル4a〜4dを設けてこれを
抑制する。
【0028】交流リアクトル4a〜4dのインダクタン
スをそれぞれL、相互インダクタンスは無視できると仮
定すると、横流ΔIは下記のような近似式で表せる。
スをそれぞれL、相互インダクタンスは無視できると仮
定すると、横流ΔIは下記のような近似式で表せる。
【0029】
【数3】 ΔI=Ed・ΔT/2L 実際には横流ΔIがある許容値以下になるように交流リ
アクトル4a〜4dのインダクタンスLを設定する。横
流の許容最大値をΔImax とすると、インダクタンスL
のとりうる範囲は下記のように表せる。
アクトル4a〜4dのインダクタンスLを設定する。横
流の許容最大値をΔImax とすると、インダクタンスL
のとりうる範囲は下記のように表せる。
【0030】
【数4】 L≧Ed・ΔT/2ΔImax 図1に示した実施例と同様に、変圧器2次巻線数を減ら
すことができるので、変圧器重量を低減できる。また、
新たに交流リアクトル4a〜4dが必要となるが、高速
スイッチング素子の場合、オン(あるいはオフ)のタイ
ミングの差ΔTはごく小さいため、交流リアクトル4a
〜4dのインダクタンスLも比較的小さなものでよく、
重量的にもそれほど大きな増加とはならない。これによ
り全体として小形軽量な多重電力変換装置を実現するこ
とができる。
すことができるので、変圧器重量を低減できる。また、
新たに交流リアクトル4a〜4dが必要となるが、高速
スイッチング素子の場合、オン(あるいはオフ)のタイ
ミングの差ΔTはごく小さいため、交流リアクトル4a
〜4dのインダクタンスLも比較的小さなものでよく、
重量的にもそれほど大きな増加とはならない。これによ
り全体として小形軽量な多重電力変換装置を実現するこ
とができる。
【0031】図5は、本発明の他の実施例であり、電力
変換器多重数が4台の場合を示している。ここで変圧器
2は2次巻線を2組有しており、それぞれ電力変換器5
aと5bが、5cと5dが変圧器に対して並列に接続さ
れている。また、電力変換器5aと5b,5cと5dの
直流出力側は、それぞれコンデンサ6a,6bに並列接
続されている。電力変換器5aと5bは制御回路7aの
出力であるゲートパルスAにより、電力変換器5cと5
dは制御回路7bの出力であるゲートパルスBにより、
それぞれ駆動される。制御回路7aと7bの三角波信号
に位相差を持たせる相差運転を行うことで、電力変換器
5aと5b,5cと5dの入力電流に含まれる高調波成
分が相殺し、図1に示した実施例に比べ交流入力電流の
高調波を低減することができる。
変換器多重数が4台の場合を示している。ここで変圧器
2は2次巻線を2組有しており、それぞれ電力変換器5
aと5bが、5cと5dが変圧器に対して並列に接続さ
れている。また、電力変換器5aと5b,5cと5dの
直流出力側は、それぞれコンデンサ6a,6bに並列接
続されている。電力変換器5aと5bは制御回路7aの
出力であるゲートパルスAにより、電力変換器5cと5
dは制御回路7bの出力であるゲートパルスBにより、
それぞれ駆動される。制御回路7aと7bの三角波信号
に位相差を持たせる相差運転を行うことで、電力変換器
5aと5b,5cと5dの入力電流に含まれる高調波成
分が相殺し、図1に示した実施例に比べ交流入力電流の
高調波を低減することができる。
【0032】図5においては、電力変換器5aと5b,
5cと5dのスイッチング素子のオン,オフの、タイミ
ング差時間ΔTが十分小さい場合を図示したが、タイミ
ング差時間ΔTが大きく、電力変換器間の横流電流が無
視できない場合には、図3及び図4の実施例と同様に、
配線インダクタンスを利用したり、交流リアクトルを設
けることにより、横流電流を抑制することができる。
5cと5dのスイッチング素子のオン,オフの、タイミ
ング差時間ΔTが十分小さい場合を図示したが、タイミ
ング差時間ΔTが大きく、電力変換器間の横流電流が無
視できない場合には、図3及び図4の実施例と同様に、
配線インダクタンスを利用したり、交流リアクトルを設
けることにより、横流電流を抑制することができる。
【0033】また、図5の実施例では、電力変換器5a
と5b,5cと5dは2群にわかれ、コンデンサ6a,
6bにそれぞれ別個に接続されているが、これを同一の
コンデンサに接続することも可能であり、この場合、よ
り大容量のインバータに電力を供給することができる。
さらに図5の実施例では、変圧器2次巻線数2,電力変
換器数4の場合を示したが、それぞれこれらより大きな
数であっても、同様の構成で多重電力変換装置を実現で
きる。
と5b,5cと5dは2群にわかれ、コンデンサ6a,
6bにそれぞれ別個に接続されているが、これを同一の
コンデンサに接続することも可能であり、この場合、よ
り大容量のインバータに電力を供給することができる。
さらに図5の実施例では、変圧器2次巻線数2,電力変
換器数4の場合を示したが、それぞれこれらより大きな
数であっても、同様の構成で多重電力変換装置を実現で
きる。
【0034】ところで、電気車に用いられるフィルタコ
ンデンサ6a,6bは、近年、小型安価である電解コン
デンサが用いられつつある。しかし、電解コンデンサは
直流に乗るリップルが大きいと寿命が縮まるという問題
がある。また、このコンデンサに接続される電動機駆動
用インバータの運転として、故障の際のユニットカット
や定速運転時の運転ユニット数低減がある。上記図5に
示した実施例は、直流側が並列接続されている電力変換
器のゲートパルスが同一(相差運転をしない)であるた
め、コンデンサに流れる高調波電流が大きくコンデンサ
の寿命を縮めるという問題がある。さらに、コンデンサ
6a若しくはコンデンサ6bの一方に接続されたインバ
ータを停止し、これに伴って停止したインバータに電力
を供給するコンバータの組を停止すると、相差運転をし
ていた一方のゲートパルスがなくなるので変圧器2,車
輪3,パンタグラフ1を介して交流側にコンバータのス
イッチングによる高調波が流出してしまうという問題が
ある。この点を解決する実施例を図6を用いて説明す
る。
ンデンサ6a,6bは、近年、小型安価である電解コン
デンサが用いられつつある。しかし、電解コンデンサは
直流に乗るリップルが大きいと寿命が縮まるという問題
がある。また、このコンデンサに接続される電動機駆動
用インバータの運転として、故障の際のユニットカット
や定速運転時の運転ユニット数低減がある。上記図5に
示した実施例は、直流側が並列接続されている電力変換
器のゲートパルスが同一(相差運転をしない)であるた
め、コンデンサに流れる高調波電流が大きくコンデンサ
の寿命を縮めるという問題がある。さらに、コンデンサ
6a若しくはコンデンサ6bの一方に接続されたインバ
ータを停止し、これに伴って停止したインバータに電力
を供給するコンバータの組を停止すると、相差運転をし
ていた一方のゲートパルスがなくなるので変圧器2,車
輪3,パンタグラフ1を介して交流側にコンバータのス
イッチングによる高調波が流出してしまうという問題が
ある。この点を解決する実施例を図6を用いて説明す
る。
【0035】図6は電力変換器多重数が4台の場合を示
している。ここで変圧器2は2次巻線を2組有してお
り、それぞれ電力変換器5aと5b,5cと5dが接続
される構成は、図5の実施例と同様であるが、電力変換
器5aと5cの直流出力側がコンデンサ6aに、電力変
換器5bと5dの直流出力側がコンデンサ6bにそれぞ
れ接続されている。電力変換器5aは制御回路7a,電
力変換器5bは制御回路7bにより制御され、これら制
御回路の出力であるゲートパルスAは図示しない三角波
同期装置により同期が取られている。一方、電力変換器
5cと5dも同様に、夫々制御回路7c,7dにより制
御され、これら制御回路7c,7dの出力であるゲート
パルスBは図示しない三角波同期装置により同期が取ら
れている。さらに、制御回路7a,7bの三角波信号と
制御回路7c,7dの三角波信号に位相差を持たせる相
差運転を行うことで、夫々のコンデンサへ流れる高調波
電流を減少させることができる。このため、コンデンサ
の寿命を伸ばす効果がある。また、同一の2次巻線に接
続された電力変換器5aと5b、電力変換器5cと5d
の入力電流に含まれる高調波成分が相殺し、交流入力電
流の高調波を低減することができる。さらに、コンデン
サ6a若しくはコンデンサ6bに接続された一方のイン
バータを停止させ、夫々のコンバータの交流側のスイッ
チであるラインブレーカ(図示せず)のインバータ停止
側(例えば、コンデンサ6bに接続されたインバータを
停止させた場合、電力変換器5b,5cを停止させる必
要があり、この際これら電力変換器の交流側ラインブレ
ーカを切る)を切ったとしても、残りの運転されている
電力変換器(上記括弧書きの例の場合電力変換器5a,
5c)は異なるゲートパルスにより相差運転されている
ので、直流側はもちろん交流側の高調波も相殺され、高
調波電流を減少させることができる。
している。ここで変圧器2は2次巻線を2組有してお
り、それぞれ電力変換器5aと5b,5cと5dが接続
される構成は、図5の実施例と同様であるが、電力変換
器5aと5cの直流出力側がコンデンサ6aに、電力変
換器5bと5dの直流出力側がコンデンサ6bにそれぞ
れ接続されている。電力変換器5aは制御回路7a,電
力変換器5bは制御回路7bにより制御され、これら制
御回路の出力であるゲートパルスAは図示しない三角波
同期装置により同期が取られている。一方、電力変換器
5cと5dも同様に、夫々制御回路7c,7dにより制
御され、これら制御回路7c,7dの出力であるゲート
パルスBは図示しない三角波同期装置により同期が取ら
れている。さらに、制御回路7a,7bの三角波信号と
制御回路7c,7dの三角波信号に位相差を持たせる相
差運転を行うことで、夫々のコンデンサへ流れる高調波
電流を減少させることができる。このため、コンデンサ
の寿命を伸ばす効果がある。また、同一の2次巻線に接
続された電力変換器5aと5b、電力変換器5cと5d
の入力電流に含まれる高調波成分が相殺し、交流入力電
流の高調波を低減することができる。さらに、コンデン
サ6a若しくはコンデンサ6bに接続された一方のイン
バータを停止させ、夫々のコンバータの交流側のスイッ
チであるラインブレーカ(図示せず)のインバータ停止
側(例えば、コンデンサ6bに接続されたインバータを
停止させた場合、電力変換器5b,5cを停止させる必
要があり、この際これら電力変換器の交流側ラインブレ
ーカを切る)を切ったとしても、残りの運転されている
電力変換器(上記括弧書きの例の場合電力変換器5a,
5c)は異なるゲートパルスにより相差運転されている
ので、直流側はもちろん交流側の高調波も相殺され、高
調波電流を減少させることができる。
【0036】本実施例においては、横流電流抑制のた
め、変圧器2と電力変換器5a〜5d間にインピーダン
スを記載しているが、横流の大きさによっては、配線イ
ンピーダンス41a〜41hで足りる。ここで、コンデ
ンサ6a,6bの直流電圧をそれぞれEd1,Ed2,
三角波信号の周波数fc,横流の許容最大値をΔImax
とすると、配線インダクタンスをLwのとりうる範囲は
下記のように表せる。
め、変圧器2と電力変換器5a〜5d間にインピーダン
スを記載しているが、横流の大きさによっては、配線イ
ンピーダンス41a〜41hで足りる。ここで、コンデ
ンサ6a,6bの直流電圧をそれぞれEd1,Ed2,
三角波信号の周波数fc,横流の許容最大値をΔImax
とすると、配線インダクタンスをLwのとりうる範囲は
下記のように表せる。
【0037】
【数5】 Lw≧(Ed1+Ed2)/8fcΔImax 三角波信号の周波数fcが十分高い場合には、上記のよ
うに配線インダクタンスを利用して横流電流を抑制する
ことができるが、配線インダクタンスのみでは不十分な
場合、図4の実施例同様に交流リアクトルを設けること
により横流電流を抑制することができる。
うに配線インダクタンスを利用して横流電流を抑制する
ことができるが、配線インダクタンスのみでは不十分な
場合、図4の実施例同様に交流リアクトルを設けること
により横流電流を抑制することができる。
【0038】本実施例によれば、変圧器を小型軽量とす
ることが可能となるばかりでなく、コンデンサの寿命を
伸ばすことができ、電気車の運転の位置形態として、一
方の負荷であるインバータを停止させた場合にも交流ス
テージの高調波電流を減少させることができる他、一方
の2次巻線若しくはこの2次巻線に接続されたコンバー
タの双方が故障した場合にも、夫々の直流側コンデンサ
に接続された負荷であるインバータの双方に半減するも
のの直流電力を供給することができ、電気車を継続して
運転することができるという効果がある。
ることが可能となるばかりでなく、コンデンサの寿命を
伸ばすことができ、電気車の運転の位置形態として、一
方の負荷であるインバータを停止させた場合にも交流ス
テージの高調波電流を減少させることができる他、一方
の2次巻線若しくはこの2次巻線に接続されたコンバー
タの双方が故障した場合にも、夫々の直流側コンデンサ
に接続された負荷であるインバータの双方に半減するも
のの直流電力を供給することができ、電気車を継続して
運転することができるという効果がある。
【0039】図7は本発明の別の実施例である。変圧器
21の2次巻線にタップが2端子追加され、全部で4端
子設けてある。電力変換器5aはその内2端子に、電力
変換器5bは別の2端子に接続される。ここで電力変換
器5aに接続される端子間の電圧es1と、電力変換器
5bに接続される端子間の電圧es2は等しくなるよう
設定する。電力変換器5a,5bの直流出力側は、共通
のコンデンサ6に接続される。電力変換器5a,5b
は、それぞれ制御回路7a,7bにより制御される。電
力変換器5a,5bの接続される変圧器21の端子間に
は、必ずインピーダンスが存在するため、横流電流を抑
制することができる。図7の実施例は、電力変換器の動
作や、高調波低減効果の点では図4の実施例と同様であ
るが、図4のように新たに交流リアクトルを設ける必要
がなく、変圧器21にタップを設けるだけで実現可能な
ため、装置をより小形軽量なものとすることができる。
21の2次巻線にタップが2端子追加され、全部で4端
子設けてある。電力変換器5aはその内2端子に、電力
変換器5bは別の2端子に接続される。ここで電力変換
器5aに接続される端子間の電圧es1と、電力変換器
5bに接続される端子間の電圧es2は等しくなるよう
設定する。電力変換器5a,5bの直流出力側は、共通
のコンデンサ6に接続される。電力変換器5a,5b
は、それぞれ制御回路7a,7bにより制御される。電
力変換器5a,5bの接続される変圧器21の端子間に
は、必ずインピーダンスが存在するため、横流電流を抑
制することができる。図7の実施例は、電力変換器の動
作や、高調波低減効果の点では図4の実施例と同様であ
るが、図4のように新たに交流リアクトルを設ける必要
がなく、変圧器21にタップを設けるだけで実現可能な
ため、装置をより小形軽量なものとすることができる。
【0040】図7においては、電力変換器数が2である
場合を示したが、これ以上の電力変換器数が必要な場合
も、変圧器のタップを増すことにより、同様の多重電力
変換装置を実現できる。
場合を示したが、これ以上の電力変換器数が必要な場合
も、変圧器のタップを増すことにより、同様の多重電力
変換装置を実現できる。
【0041】図8は本発明の別の実施例である。図7の
実施例と同様の構成であるが、変圧器22のタップは1
端子しか追加しておらず、電力変換器5a,5bの接続
される端子のうち、1端子は共通である。このため、電
力変換器5aに接続される端子間の電圧es1と、電力
変換器5bに接続される端子間の電圧es2は異なる。
電力変換器5a,5bの直流出力側は、共通のコンデン
サ6に接続される。
実施例と同様の構成であるが、変圧器22のタップは1
端子しか追加しておらず、電力変換器5a,5bの接続
される端子のうち、1端子は共通である。このため、電
力変換器5aに接続される端子間の電圧es1と、電力
変換器5bに接続される端子間の電圧es2は異なる。
電力変換器5a,5bの直流出力側は、共通のコンデン
サ6に接続される。
【0042】次に、図9のベクトル図を用いて、図8の
実施例の動作について説明する。ここで、Es1,L1
は電力変換器5aに接続される変圧器22の端子間の電
圧およびインダクタンス、同様にEs2は電力変換器5
bに接続される端子間の電圧およびインダクタンスであ
り、ここでは仮にEs1の方が大きいとする。また、I
s1,Is2、およびEc1,Ec2はそれぞれ電力変
換器5a,5bの入力電流および出力電圧、Ecmax は
電力変換器5a,5bの最大出力電圧を示す。図9
(a)は入力電流Is1とIs2が等しい場合のベクト
ル図を示す。ここで、電力変換器5a,5bの最大出力
電圧Ecmax は等しく、直流電圧Ed,スイッチング素
子の最小パルス幅により定まる最大変調率をKmax とす
ると、下記のように表せる。
実施例の動作について説明する。ここで、Es1,L1
は電力変換器5aに接続される変圧器22の端子間の電
圧およびインダクタンス、同様にEs2は電力変換器5
bに接続される端子間の電圧およびインダクタンスであ
り、ここでは仮にEs1の方が大きいとする。また、I
s1,Is2、およびEc1,Ec2はそれぞれ電力変
換器5a,5bの入力電流および出力電圧、Ecmax は
電力変換器5a,5bの最大出力電圧を示す。図9
(a)は入力電流Is1とIs2が等しい場合のベクト
ル図を示す。ここで、電力変換器5a,5bの最大出力
電圧Ecmax は等しく、直流電圧Ed,スイッチング素
子の最小パルス幅により定まる最大変調率をKmax とす
ると、下記のように表せる。
【0043】
【数6】 Ecmax =Kmax Ed/1.414 図9(a)においては、電力変換器5aは最大出力電圧
を出力しているが、電力変換器5bは最大出力電圧に達
しておらず、電力変換器の能力を十分出していない。
を出力しているが、電力変換器5bは最大出力電圧に達
しておらず、電力変換器の能力を十分出していない。
【0044】そこで図9(b)のように、電力変換器5
bの入力電流Is2を、Is1よりも大きくなるように
制御すると、両方の電力変換器を最大出力電圧において
動作させることができる。また、この場合、電力変換器
5aよりも電力変換器5bのスイッチング素子の電流容
量を増したり、スイッチング素子並列数を増すなどし
て、電力変換器5bの電流容量を大きくするようにする
と、全体として電力変換器主回路の能力を十分に活用す
ることができる。
bの入力電流Is2を、Is1よりも大きくなるように
制御すると、両方の電力変換器を最大出力電圧において
動作させることができる。また、この場合、電力変換器
5aよりも電力変換器5bのスイッチング素子の電流容
量を増したり、スイッチング素子並列数を増すなどし
て、電力変換器5bの電流容量を大きくするようにする
と、全体として電力変換器主回路の能力を十分に活用す
ることができる。
【0045】図10は図3に示した実施例を実際に実現
する場合の機器配置を示している。図10(a)におい
ては、電力変換器5aと5b間の配線長を長くし、両者
の間の配線インピーダンスを稼ぐために、変圧器2の端
子から直接電力変換器5aと5bに配線を行っている。
また、電圧型の電力変換器においては、コンデンサ6と
電力変換器5a,5b間の配線インピーダンスを極力小
さく設定することが望ましいため、この間の配線長は極
力短くしている。図10(b)ではコンデンサとの配線
長をさらに短くするため、コンデンサを6aと6bに分
割し、これらをそれぞれ電力変換器5a,5bに極力近
く配置している。このようにして電力変換器間の横流電
流を抑制したうえで、小形軽量な多重電力変換器を実現
できる。
する場合の機器配置を示している。図10(a)におい
ては、電力変換器5aと5b間の配線長を長くし、両者
の間の配線インピーダンスを稼ぐために、変圧器2の端
子から直接電力変換器5aと5bに配線を行っている。
また、電圧型の電力変換器においては、コンデンサ6と
電力変換器5a,5b間の配線インピーダンスを極力小
さく設定することが望ましいため、この間の配線長は極
力短くしている。図10(b)ではコンデンサとの配線
長をさらに短くするため、コンデンサを6aと6bに分
割し、これらをそれぞれ電力変換器5a,5bに極力近
く配置している。このようにして電力変換器間の横流電
流を抑制したうえで、小形軽量な多重電力変換器を実現
できる。
【0046】
【発明の効果】所要多重数が増加しても、変圧器2次巻
線数を低減できるため、装置重量容積を低減できる。同
時に、直流側出力を共通にできるので、大出力のインバ
ータに電力を供給する用途にも適用可能である。
線数を低減できるため、装置重量容積を低減できる。同
時に、直流側出力を共通にできるので、大出力のインバ
ータに電力を供給する用途にも適用可能である。
【図1】本発明の代表的な実施例を示す図である。
【図2】図1の実施例における電力変換器の構成を示す
主回路図である。
主回路図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す図である。
【図5】本発明の別の実施例を示す図である。
【図6】本発明の別の実施例を示す図である。
【図7】本発明の別の実施例を示す図である。
【図8】本発明の別の実施例を示す図である。
【図9】図8の実施例の動作を示すベクトル図である。
【図10】本発明の実施例を実際に実現する場合の機器
配置を示す図である。
配置を示す図である。
1…パンタグラフ、2…変圧器、3…車輪、4a〜4d
…交流リアクトル、5a〜5d…電力変換器、6,6
a,6b…コンデンサ、7,7a,7b…制御回路、2
1,22…タップ付き変圧器、41a〜41h…配線イ
ンダクタンス、51a〜51h…パワー半導体素子、5
2a〜52h…逆並列ダイオード、53a〜53h…中性
点クランプダイオード、71a,71b,71c…減算
器、72…電圧調整器、73…乗算器、74…正弦波発
生器、75…電流調整器、76…三角波発生器、77…
比較器、78…反転器、79…逓倍器、81…交流電圧
検出器、82,82a〜82d…交流電流検出器、8
3,83a,83b…直流電圧検出器、701,701
a,701b…加算器。
…交流リアクトル、5a〜5d…電力変換器、6,6
a,6b…コンデンサ、7,7a,7b…制御回路、2
1,22…タップ付き変圧器、41a〜41h…配線イ
ンダクタンス、51a〜51h…パワー半導体素子、5
2a〜52h…逆並列ダイオード、53a〜53h…中性
点クランプダイオード、71a,71b,71c…減算
器、72…電圧調整器、73…乗算器、74…正弦波発
生器、75…電流調整器、76…三角波発生器、77…
比較器、78…反転器、79…逓倍器、81…交流電圧
検出器、82,82a〜82d…交流電流検出器、8
3,83a,83b…直流電圧検出器、701,701
a,701b…加算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 清 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (16)
- 【請求項1】1次巻線に交流を受電し2次巻線を有する
変圧器と、この2次巻線に並列接続され交流を直流に変
換する複数のパルス幅変調される電力変換器と、これら
電力変換器の直流側に並列接続されたコンデンサとを有
し、前記複数の電力変換器は同一パルス幅変調制御手段
の出力により制御されるよう構成した電力変換装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記複数の電力変換器
と前記変圧器間の配線インピーダンスを所定の範囲に設
定する電力変換装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記複数の電力変換器
と前記変圧器間に交流リアクトルを接続してなる電力変
換装置。 - 【請求項4】請求項1において、前記2次巻線は巻線同
士が相互に重複して複数の端子を有するものであり、こ
れらの端子に夫々前記電力変換器が接続されているもの
である電力変換装置。 - 【請求項5】複数の2次巻線を有する変圧器と、交流を
直流に変換する複数の電力変換器と、複数のコンデンサ
を備えた電力変換装置において、前記コンデンサの夫々
に複数の前記電力変換器の直流側を並列接続し、同一の
前記コンデンサに接続された前記電力変換器を同一の前
記2次巻線に夫々並列接続し、これら同一に2次巻線に
接続された電力変換器に対して同期したゲートパルスを
与えるよう構成した電力変換装置。 - 【請求項6】請求項5において、前記複数の電力変換器
と前記変圧器間の配線インピーダンスを所定の範囲に設
定する電力変換装置。 - 【請求項7】請求項5において、前記複数の電力変換器
と前記変圧器間に交流リアクトルを接続してなる電力変
換装置。 - 【請求項8】請求項5において、前記複数の電力変換器
と前記変圧器間に交流リアクトルを接続してなる電力変
換装置。 - 【請求項9】複数の2次巻線を有する変圧器と、交流を
直流に変換する複数の電力変換器と、複数のコンデンサ
を備えた電力変換装置において、前記コンデンサの夫々
に複数の前記電力変換器の直流側を並列接続し、異なる
前記コンデンサに接続された前記電力変換器を同一の前
記2次巻線に夫々並列接続した電力変換装置。 - 【請求項10】請求項9において、前記複数の電力変換
器と前記変圧器間の配線インピーダンスを所定の範囲に
設定する電力変換装置。 - 【請求項11】請求項9において、前記複数の電力変換
器と前記変圧器間に交流リアクトルを接続してなる電力
変換装置。 - 【請求項12】請求項9において、前記複数の電力変換
器と前記変圧器間に交流リアクトルを接続してなる電力
変換装置。 - 【請求項13】複数の2次巻線を有する変圧器と、交流
を直流に変換する複数の電力変換器と、複数のコンデン
サを備えた電力変換装置において、前記コンデンサの夫
々に複数の前記電力変換器の直流側を並列接続し、異な
る前記コンデンサに接続された前記電力変換器を同一の
前記2次巻線に夫々並列接続し、これら同一に2次巻線
に接続された電力変換器に対して同期したゲートパルス
を与えるよう構成した電力変換装置。 - 【請求項14】請求項13において、前記複数の電力変
換器と前記変圧器間の配線インピーダンスを所定の範囲
に設定する電力変換装置。 - 【請求項15】請求項13において、前記複数の電力変
換器と前記変圧器間に交流リアクトルを接続してなる電
力変換装置。 - 【請求項16】請求項13において、前記複数の電力変
換器と前記変圧器間に交流リアクトルを接続してなる電
力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6201723A JPH0866041A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6201723A JPH0866041A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電力変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866041A true JPH0866041A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16445870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6201723A Pending JPH0866041A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866041A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005341772A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 並列多重電力変換装置 |
JP2013192409A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Kyushu Railway Co | 電気車用電源システム及び電力供給制御方法 |
JP2017121141A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 株式会社東芝 | 電気車制御装置 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP6201723A patent/JPH0866041A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005341772A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 並列多重電力変換装置 |
JP4498826B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2010-07-07 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 並列多重電力変換装置 |
JP2013192409A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Kyushu Railway Co | 電気車用電源システム及び電力供給制御方法 |
JP2017121141A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 株式会社東芝 | 電気車制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5298848A (en) | Large capacity variable speed PWM spatial vector type sub-harmonic system for driving AC electric motor | |
JP3723983B2 (ja) | 直列多重3相pwmサイクロコンバータ | |
US6005788A (en) | Hybrid topology for multilevel power conversion | |
EP1911143B1 (en) | Multilevel ac/dc converter for traction applications | |
US9712070B2 (en) | Power conversion device | |
EP1717941B1 (en) | Electric power converter | |
US6977449B2 (en) | Frequency converter and drive for electric motor | |
US6741482B2 (en) | Power conversion device | |
JPH07135797A (ja) | インバータ装置 | |
KR100970566B1 (ko) | 전력회생이 가능한 h-브리지 방식의 멀티레벨 컨버터 | |
JP3838093B2 (ja) | 系統連系電力変換装置 | |
JP3937236B2 (ja) | 直列多重3相pwmサイクロコンバータ装置および直列多重3相pwmサイクロコンバータ装置の運転方法および直列多重3相pwm電力変換装置 | |
JP3171551B2 (ja) | 高電圧出力電力変換装置 | |
JPH0866041A (ja) | 電力変換装置 | |
JP4069460B2 (ja) | 直列多重3相pwmサイクロコンバータ | |
US11601046B2 (en) | Three-phase double t-type four-level rectifier | |
MATAKAS et al. | The connection of converters instead of semiconductor power devices—A high performance solution for the MVA range of power comverters | |
JPH04334977A (ja) | 電力変換装置 | |
Wu et al. | Current status of multi-megawatt AC drives | |
Raju | Regenerative and ride-through capability for AC drives through thyristor-based extensions of the diode front-end | |
US20240120738A1 (en) | Dc power supply device and railway substation incorporating it | |
Zhang et al. | Current source converter with switched-inductor DC link circuit for reduced converter losses | |
Kazerani | AC/AC Converters | |
CN113411005A (zh) | 车辆、特别是轨道车辆 | |
KR20050007860A (ko) | 능동형 고역률 다이오드 정류기시스템 |