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JPH086472A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH086472A
JPH086472A JP6133372A JP13337294A JPH086472A JP H086472 A JPH086472 A JP H086472A JP 6133372 A JP6133372 A JP 6133372A JP 13337294 A JP13337294 A JP 13337294A JP H086472 A JPH086472 A JP H086472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
control circuit
circuit board
material conveying
toner
Prior art date
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Granted
Application number
JP6133372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3036358B2 (ja
Inventor
Tomoe Ariga
友衛 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15103194&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH086472(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP6133372A priority Critical patent/JP3036358B2/ja
Publication of JPH086472A publication Critical patent/JPH086472A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3036358B2 publication Critical patent/JP3036358B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置の全体構成に関し、装置内部の
空間スペース削減を追及した構造配置をして小型で安価
なプリンタやファクシミリの出現を可能にする。 【構成】 本発明の画像形成装置は、感光体と現像手段
を有するカートリッジが装着可能であり、シート材を給
送及び排出するシート材搬送経路と、電源回路部と運転
制御回路部を実装配置した第1制御回路基板51と、コ
ントローラを実装配置した第2制御回路基板52と、機
構部の駆動を行う駆動伝達部とを有し、シート材搬送経
路をカートリッジの下部で装置全体の略々中央部に配置
し、シート材搬送経路の直下に第1制御回路基板51を
水平に配置し、第2制御回路基板52を第1制御回路基
板51に対して垂直でシート材搬送経路域から外れたシ
ート材搬送方向と直交する一方側に配置し、駆動伝達部
をその他方側に配置して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンターやファクシミ
リ等のシート材に画像形成を行なう画像形成装置の構成
に関するものであり、より詳しくはその機構構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置あるいはカートリッ
ジ等の代表的な例は特公昭63−67185号公報及び
特公平3−10942号公報,または特公平6−196
01号公報に示された如きの構造が一般的に知られてお
り、特公昭63−67185の主要図に於ては、装置本
体から回転駆動される感光体が現像手段を駆動する構成
になっており、感光体の駆動部分に駆動力が一極集中し
て装置本体の駆動部及びカートリッジ側の被駆動部は、
高剛性に構成する必要性から大型化したり高価なものに
なり、また、現像部には所望量のトナーを貯蔵するトナ
ーホッパーを有しており、現像部が大型化するばかりで
なく、トナー量の変化に応じて現像部の支持状態が変化
し、感光体と現像部との関係が不安定になる事があっ
た。
【0003】一方の特公平3−10942に於ては、現
像手段が消費するトナー貯蔵部あるいはクリーニング手
段で感光体から除去される廃トナー収容部を備えたカー
トリッジで構成されていて、感光体寿命到達時に感光体
とトナー貯蔵部あるいは廃トナー収容部を一体的に交換
する構成で有り、カートリッジが大型化して小型の画像
形成装置の構成が困難であり、また、感光体などの主要
構成部の稼動寿命に相応した所定の量のトナーを一体構
成のケーシング内に封入したカートリッジとして装着し
ており、交換メンテナンスの作業性の充実は図られては
いるものの高価な画像形成装置であった。
【0004】更に、特公平6−19601に於ては、各
機構部の運転制御回路や画像形成に関わるコントロール
を司るコントローラ関係を実装配置した電気回路ユニッ
トを装置の最下端部に配置し、この電気回路ユニットの
直上には像形成の機能ユニット,紙搬送に関わる機能機
構,転写器及び定着器,各機能を駆動する駆動機構等が
配置され、更に、これらを取り囲む様にして電気回路ユ
ニット上部の左右に電源回路部や高圧電源部が配置され
ており、装置が大型化するばかりでなく、例えばRAM
等を含むメモリー増設回路や外部機器との接続インター
フェース機能を有するインターフェース増設回路等の取
り扱い性に難があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上前述した様に従来
の技術では、装置が大型化するばかりでなく、高価な画
像形成装置であった。
【0006】ところで、昨今のコンピュータを取り巻く
環境は、小型なノートタイプのコンピュータの台頭から
益々ダウンサイジングに拍車がかかるとともに、パーソ
ナルユースの市場が拡大して、個人の卓上でも余裕を持
って配置出来るようにコンピュータの小型化に相応した
プリンタやファクシミリ等の外部端末機の小型化と、安
価な商品の出現要求が高まってきた。
【0007】そこで、本発明は上記の様な課題を解決す
るもので、その目的とするところは、細部には小型で安
価に構成可能な種々の工夫を施すとともに、画像形成装
置の全体構成に関して、装置内部の空間スペース削減を
局限まで追及した構造部の配置をして小型で安価な画像
形成装置を出現し、特にパーソナルユース市場での要求
に応えるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、感光体と感光体にトナー像を現像する現像手段を有
するカートリッジが装着可能な画像形成装置であり、ト
ナー像を転写して定着するシート材を給送及び排出する
シート材搬送経路と、少なくも電源回路部と機構部の運
転制御回路部を実装配置した第1制御回路基板と、画像
形成に関わるコントロールを司るコントローラが実装配
置された第2制御回路基板と、機構部の駆動を行う駆動
伝達部とを有し、シート材搬送経路をカートリッジの下
部で装置全体の略々中央部に配置し、シート材搬送経路
の直下に第1制御回路基板を略水平に配置し、第2制御
回路基板を第1制御回路基板に対して略垂直でシート材
搬送経路域から外れたシート材搬送方向と直交する一方
側に配置し、駆動伝達部をシート材搬送経路域から外れ
たシート材搬送方向と直交する他方側に配置して構成し
た事を特徴とする。
【0009】また、感光体と、感光体にトナー像を現像
する現像手段と、トナー像を転写して定着するシート材
を給送及び排出するシート材搬送経路と、少なくも電源
回路部と機構部の運転制御回路部を実装配置した第1制
御回路基板と、画像形成に関わるコントロールを司るコ
ントローラが実装配置された第2制御回路基板と、機構
部の駆動を行う駆動伝達部とを有し、シート材搬送経路
を感光体及び現像手段の下部で装置全体の略々中央部に
配置し、シート材搬送経路の直下に第1制御回路基板を
略水平に配置し、第2制御回路基板を第1制御回路基板
に対して略垂直でシート材搬送経路域から外れたシート
材搬送方向と直交する一方側に配置し、駆動伝達部をシ
ート材搬送経路域から外れたシート材搬送方向と直交す
る他方側に配置して構成した事を特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図13を用いて本発明を詳細に
説明する。
【0011】図1〜図10は本発明の(カートリッジ及
び)画像形成装置の適切な一実施例を示し、図11,図
12及び図13は他の実施例を示し、図1は本発明の画
像形成装置の全容を示す左側面要部断面図であり、図2
は正面要部断面を示す正面要部断面図である。
【0012】図3は本発明のカートリッジの左側面要部
断面を示す左側面要部断面図である。 図4及び図5は
本発明の画像形成装置の右側面要部断面を示し、図4は
第1の右側面要部断面図,図5は第2の右側面要部断面
図であり、各々の図は異なった位置で断面図示してい
る。
【0013】図6は本発明の画像形成装置の回転駆動伝
達部の展開断面の一部を示す展開断面図である。
【0014】図7は本発明の画像形成装置のカートリッ
ジの右側面要部断面図であり、被回転駆動関係を示して
いる。
【0015】図8は本発明の画像形成装置のカートリッ
ジの上面要部断面を示す上面要部断面図である。
【0016】図9は本発明の画像形成装置のカートリッ
ジの回転駆動関係を示すカートリッジ上面要部断面図で
ある。
【0017】図10〜図13は本発明のカートリッジの
回転駆動関係を説明する図であり、図10は第1回転駆
動系説明図,図11は第2回転駆動系説明図,図12は
第3回転駆動系説明図,図13は第4回転駆動系説明図
である。
【0018】まず、図1に基づいて他の図も引用しなが
ら本実施例の画像形成部から説明をする。
【0019】本実施例の画像形成手段の主要部は、図1
の左側要部断面図に示す如く略中央部に配置した感光ド
ラム1,帯電ローラ2,クリーナ部90,現像部10,
トナー搬送部30,30aによって構成されている。
【0020】図1と図3を参照して画像形成プロセス順
に説明すると、本実施例における帯電ローラ2は、例え
ばゴム等の半導電性の弾性体で形成され、図中矢印方向
に回転する感光ドラム1に従動しながらDC(−)2k
v以下程度のバイアスを印加すると、感光ドラム1を
(−)600V〜(−)700Vの帯電電位に帯電させ
る事が出来る構成である。
【0021】尚、帯電ローラ2はスプリング3等によっ
て構成された押圧機構によって感光ドラム1に向かって
押圧支持され、略々1kgの総圧力で感光ドラム1に圧
接している。
【0022】次に、後で詳述する露光器40から照射さ
れて光路49から入射する光ビームによって、感光ドラ
ム1は像露光されて潜像を形成し、この像露光部の電位
は(−)10V〜(−)150Vになる。
【0023】次に、現像部10では、例えば発泡ゴム等
の半導電性の弾性体で形成され、図中矢印方向に回転す
る供給ローラ13は、上記の帯電電位と同極性に帯電可
能なトナーを貯蔵する貯蔵部11内のトナーをその表面
にコーティングして回転し、図中矢印方向に回転する例
えばゴム材等の半導電性の弾性体で形成された現像ロー
ラ12と摺擦してトナーを(−)極性に摩擦帯電させる
とともに、現像ローラ12の表面にトナーをコーティン
グさせる。
【0024】この現像ローラ12の表面にコーティング
されたトナーは、例えばステンレス鋼板等の弾性体で形
成されて現像ローラ12の外周に略々1Kgの総圧力で
ほぼ軸方向全域にわたって当接していてコーティングさ
れたトナーを所定の厚さのコーティング層に規制するた
めの規制ブレード14と摺擦する事によって、略々10
μm程度の薄層化されたトナー層に規制されるととも
に、より一層均一な(−)極性に摩擦帯電する。
【0025】尚、現像ローラ12にはDC(−)200
V〜(−)400V程度のバイアスが印加されていて、
薄層化したトナー層は、感光ドラム1へと搬送されて現
像ローラ12と感光ドラム1が圧接して構成するニップ
部及びこの近傍で感光ドラム1の像露光部に反転現像さ
れる。
【0026】ところで、貯蔵部11内のトナーは、図3
に詳細図示される如く、カートリッジ上ケース17と、
カートリッジ下ケース18と、規制ブレード14と、こ
の規制ブレード14の押え部材16と、現像ローラ12
及び供給ローラ13によって包囲形成された空間を例え
ば発泡ゴム材等で形成されて弾性を有するシール15に
よって仕切られた狭隘な所定の空間内に貯蔵された状態
にある。
【0027】次に、感光ドラム1の像露光部に反転現像
されたトナー像は、後で詳述する転写部80で転写され
るが、転写残りのトナーは例えばマイラーシート材等の
薄板材で形成されたすくいシート91を摺り抜けて感光
ドラム1に圧接しているクリーニングブレード92によ
って掻き落され、上述のすくいシート91とクリーニン
グブレード92によって形成される所定の空間93内に
貯蔵される。
【0028】尚、クリーニングされた感光ドラム1は再
び次の画像形成プロセスへ移行が可能であり、クリーニ
ング後、感光ドラム1に残留した電位を光照射等により
除電すれば、感光ドラム1の表面電位をより一層初期状
態に近づけることができる。
【0029】ここでトナーの扱いに関して説明する。従
来の画像形成装置では感光体などの主要構成部の稼動寿
命に相応した所定量のトナーを一体構成のケーシング内
に封入したカートリッジとして装着しており、装置全体
を大型化するばかりでなく、交換メンテナンスの作業性
の充実は図られてはいるものの高価な画像形成装置であ
ったが、本実施例では従来の概念とは全く異なる構成に
してある。
【0030】まず、貯蔵部11内のトナーは上述の画像
形成プロセスに支障のない必要最小限の貯蔵量にとどめ
て、貯蔵部11の空間スペースを縮小している。そし
て、上記の現像にともなって減少するトナーは、貯蔵部
11の空間内を後で詳述するトナーを移送するトナー搬
送部30aから落下補給される構成にしてある。
【0031】一方、クリーニングブレード92によって
掻き落されたトナーは、すくいシート91とクリーニン
グブレード92によって形成された所定の空間93内に
貯蔵されて、貯蔵量の増加にともなってトナー搬送部3
0へと移行する。
【0032】そして、上記トナー搬送部30,30aに
は後で詳細図示説明するがエンドレスのコイルスプリン
グ31,31a(図中説明の都合上分けてあるがエンド
レスで一体のものである)を含むトナー搬送手段によっ
てトナーを搬送する機構を備えてあり、図中感光ドラム
1を略中間にして略々水平左右位置に配置されているト
ナー搬送部30,30aは、後で詳述する構造によって
双方が連結されていてトナー搬送部30とトナー搬送部
30aのトナーは循環搬送される構造に構成してある。
【0033】次に、トナーの循環機能に関して説明す
る。上述の現像にともなって消費される貯蔵部11内の
トナー量(現像トナー量)に対して、クリーニングブレ
ード92によって掻き落されてトナー搬送部30へ移行
した転写残りのトナー量(再生トナー量)の関係は、本
実施例では10%〜30%の割合になっていて、上述し
たトナーが循環搬送される構造に構成してあっても現像
の繰り返しによってトナーは消費されて、貯蔵部11内
のトナーは減少していく事になる。
【0034】そこで、本実施例では、この減少したトナ
ーを補う為に、後で詳述するが上記のトナーを循環させ
る搬送経路中に自重落下するトナー補給手段を配置して
いて、減少した分のトナーを補給して上述の再生トナー
とともに循環搬送し、トナー搬送部30aから貯蔵部1
1に落下補給される構成にしてある。
【0035】次に、現像ローラ12とカートリッジ下ケ
ース18によって回転自在に支持された感光ドラム1が
圧接して構成するニップ部の安定した構造について、図
3と図8及び図9を参照して説明する。
【0036】前述の例えば発泡ゴム等の半導電性の弾性
体で形成さた供給ローラ13と例えばゴム材等の半導電
性の弾性体で形成された現像ローラ12は、各々その芯
金として金属性の剛体部を有していて、その弾性体の両
端に延在した支持部12a及び13aを各々備え、この
支持部12a及び13aは、図9に示す如く、支持部材
5によって回転自在に支持されている。尚、図9中供給
ローラ13と現像ローラ12は右側を支持した状態を図
示しているが反対側も同様な支持構造であり、図8中支
持部材5Aによって回転自在に支持されている。
【0037】尚、この供給ローラ13と現像ローラ12
の支持ピッチに関しては、供給ローラ13と現像ローラ
12の外周同士が接するピッチより狭い固定されたピッ
チで支持され、双方のローラの外周はその長手方向全域
にわたって均等に接する様にして、図3に詳細図示する
位置関係に構成してある。
【0038】そして、供給ローラ13と現像ローラ12
は、各々図示矢印方向に回転駆動されて摺擦する構成で
あり、上記支持ピッチ間を極端に狭くすると回転駆動ト
ルクが大きくなったり、また、この双方のローラニップ
間で摺擦されるトナーの劣化が激しくなるので、この支
持に関わる構成部材のばらつき吸収を鑑みて本実施例で
は、供給ローラ13と現像ローラ12の外周同士が接す
るピッチより0.25mm狭い固定したピッチで支持し
ている。
【0039】供給ローラ13と現像ローラ12の両端を
各々回転可能に支持した支持部材5と支持部材5Aは、
連結部材6を介して例えばネジ等の固定手段によって強
固に連結されて一体構成になっていて、図3に示す如
く、支持部材5はカートリッジ下ケース18の一部に挿
通する支持ピン5aによって回動可能に支持されてお
り、図3では片側のみ支持した状態を示しているが反対
側も同様な支持構造であり、図8に図示する支持部材5
Aはカートリッジ下ケース18の一部に挿通して図3に
示す支持ピン5aと同様な断面位置に配設した同様な支
持ピン5Aaによって回動自在に支持されている。
【0040】そして、供給ローラ13と現像ローラ12
の両端を各々回転可能に支持して連結部材6によって連
結された状態で前述の規制ブレード14ととともに支持
ピン5a及び支持ピン5Aaを支軸にして、前述した画
像形成プロセスに支障のない必要最小限の貯蔵量にとど
めて構成したトナーの貯蔵部11の空間内で感光ドラム
1に対して一体的に回動可能である。
【0041】尚、上記の位置に支持ピン5a及び支持ピ
ン5Aaを配置したときに上記一体構成の基で容易に回
動可能ならしめる為に、カートリッジ下ケース18と支
持部材5及び支持部材5Aの関係は回動方向にフリーに
なるように間隙を構成してあり、この間隙は図示省略し
た弾性を有するシール部材によって遮蔽されてトナーの
洩れを防止している。
【0042】一方、上記状態で現像ローラ12と感光ド
ラム1が圧接して安定したニップ部を構成する為に、支
持ピン5a及び支持ピン5Aaを支軸にして回動し、現
像ローラ12を感光ドラム1方向に付勢するスプリング
8及び8Aがカートリッジ下ケース18と支持部材5及
び支持部材5Aの間に具備されている。
【0043】ところで、前述の支持ピン5a及び支持ピ
ン5Aaによる支持部材5及び支持部材5Aの支持構造
に関して、本実施例では左右の支持位置に通り違いが生
じても回動不具合を防止する手段として、一方の支持部
ではカートリッジ下ケース18及び支持部材5の支持ピ
ン5aが挿通する挿通部は、支持ピン5aを所望の関係
で支持して回動可能に形成し、他方の支持部のカートリ
ッジ下ケース18及び支持部材5Aの支持ピン5Aaが
挿通する挿通部は、詳細図示省略するが支持ピン5Aa
が感光ドラム1に対して接離移動可能な様に所望のクリ
アランスを設けて形成して、上記構成の回動不具合の発
生を防止している。
【0044】尚、この所望のクリアランスを本実施例で
は支持ピン5aの支持部に設けたが、この逆に支持ピン
5Aaに設けても、また、支持ピン5a及び支持ピン5
Aaの双方に設けても上記構成の回動不具合の発生は防
止される。
【0045】ここで、図2及び図7と図8を参照してト
ナー補給手段及びトナーを循環搬送するトナー搬送手段
について説明する。
【0046】図3で示した如くトナーを循環搬送するエ
ンドレスのコイルスプリング31,31aをカートリッ
ジ上ケース17とカートリッジ下ケース18とによって
封入した状態に対して、トナータンク20は着脱操作自
在(着脱機構は図示説明詳細割愛)に構成され、その内
部には所定量のトナーを封入していて、トナー封入状態
で装着してトナー補給し、このトナーが消費されると新
たなトナータンク20と交換する構成にしてある。
【0047】尚、トナーを循環搬送するエンドレスのコ
イルスプリング31,31aは、図中説明の都合上符号
を分けてあるがエンドレスで一体のもので構成されてい
る。
【0048】トナータンク20の主要部は、図中下方に
底部を有する筒状に形成されたタンクケース21と、こ
の上方に固着されてトナーを密封するカバー22と、タ
ンクケース21とカバー22によってトナーとともに密
封されて回転可能なトナーを攪拌する複数の羽根部23
bを有するアジテータ23とから構成されていて、トナ
ーを循環搬送するエンドレスのコイルスプリング31,
31aをカートリッジ上ケース17とカートリッジ下ケ
ース18とによって封入した状態に対して着脱操作自在
(着脱機構は図示説明詳細割愛)である。
【0049】一方、上記トナーを循環搬送するエンドレ
スのコイルスプリング31,31aを図8の矢印方向に
駆動する為に、カートリッジ上ケース17とカートリッ
ジ下ケース18によって循環移動可能に封入されたエン
ドレスのコイルスプリング31,31aの配置経路の一
部にコイルスプリング31,31aの駆動手段25が配
置されており、その一部に突端がクサビ状に形成されて
いて回転可能な凸部25aがカートリッジ上ケース17
から突出していて、上記トナータンク20を所定の位置
に装着すると、このクサビ状に形成された回転可能な凸
部25aと一方のアジテータ23の一端に形成した凹部
23cが係合して回転駆動される。
【0050】尚、上記トナーを循環搬送するエンドレス
のコイルスプリング31,31aの駆動手段25として
は、コイルスプリング31,31aに係合可能な回転体
なら駆動可能であるが、本実施例ではコイルスプリング
31,31aの張架された状態のリード角に近似する捻
れ角を有するヘリカルギヤを採用してコイルスプリング
31,31aとの係合関係を安定させている。
【0051】そして、アジテータ23の回転によって攪
拌されるトナーは、タンクケース21の底部に形成され
た開口21aと、この開口21aに対向して設けたカー
トリッジ上ケース17の開口17aを通じてトナーを循
環搬送するエンドレスのコイルスプリング31,31a
が配置されたトナー循環搬送経路中に自重落下する構成
であり、トナータンク20の着脱に連動して上記開口2
1a及び開口17aは開閉される。(図示省略)コイル
スプリング31,31aが配置されたトナー循環搬送経
路中に自重落下したトナーは、駆動手段25の駆動によ
って図8中矢印方向に循環搬送されてトナー搬送部30
aに移行すると供給ローラ13の上部から自重落下し
て、図3で前述したトナーの貯蔵部11内に貯蔵される
が、前述した如くトナーの貯蔵部11は極めて狭隘に構
成してあるので、画像形態によって異なるトナーの消費
量と供給量の関係からトナーの貯蔵部11内が満杯にな
る事も有り、この状態ではトナーは自重落下せずにコイ
ルスプリング31,31aによって循環搬送され、前述
したトナータンク20からのトナーの自重落下も中断さ
れる構成にしてある。
【0052】以上が本実施例の画像形成手段の主要部で
り、感光ドラム1,帯電ローラ2,クリーナ部90,現
像部10,トナー搬送部30,30aを上述の如くの関
係に配置し、主として主要部を受け持つカートリッジ下
ケース18及びそのカバー的な役割も受け持つカートリ
ッジ上ケース17によって、これらをユニット構成にし
たカートリッジとして本体に対して着脱可能な構成であ
り、上記構造部のメンテナンス時には一体的に取り外し
て修理または交換を行う構成である。
【0053】そして、このカートリッジと本体の関係に
ついては、図示省略した位置決め手段によって所定の位
置決めがされ、図示省略した固定手段によって固定され
ている。
【0054】次に、図1に基づいて感光ドラム1の像露
光部に反転現像されたトナー像を転写する転写部80に
関して説明する。
【0055】本実施例の転写部80の主要部は、押圧機
構82によって感光ドラム1に向かってその下方から数
100gの総圧力で押圧され、感光ドラム1の像露光部
の潜像に反転現像されたトナー像とは逆極性のDC1K
V前後のバイアスを印加する手段を備えていて、例えば
ゴム等の導電性または半導電性の弾性体で形成された回
転自在な転写ローラ81と、後で詳述するシート材搬送
部70の主要構成部材とともにこの転写ローラ81を支
持するシート材搬送ベース71から構成され、このシー
ト材搬送ベース71は装置の内部構成の基準となるメイ
ンシャーシ100に形成した位置決め部に対する被位置
決め部の係合(図示省略)によって所定の位置に位置決
めされ、例えばネジ等の固定手段によってメインシャー
シ100に固定されている。
【0056】そして感光ドラム1と転写ローラ81の押
圧作用によって形成されたニップ部に搬送されたトナー
像は、後で詳述するシート材搬送部70から給送された
シート材とこのニップ部で合流して転写される。
【0057】次に、感光ドラム1のトナー像が転写され
たシート材を給送し、これを定着せしめる定着部60に
関して説明する。
【0058】本実施例の定着部60の主要部は、シート
材搬送方向下流側に配置されてアルミパイプ材の中空部
に発熱手段としてハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して
回転自在な定着ローラ63と、シート材に転写されたト
ナー像をシート材に押圧する押圧手段として、スプリン
グ66等の押圧機構によって定着ローラ63に向かって
数Kgの総圧力で押圧されていて、例えばシリコンゴム
等の半導電性の弾性体を少なくも表面に形成して定着ロ
ーラ63と同一周速度で回転可能な加圧ローラ67が装
備され、そして、搬送されるシート材を装置外部に排出
する排紙ローラ対61と、上記構成部材を支持して定着
部60をユニット構成に受け持つ定着ベース64とから
構成され、この定着ベース64は、装置の内部構成の基
準となるメインシャーシ100に形成した位置決め部に
対する被位置決め部の係合(図示省略)によって所定の
位置に位置決めされ、例えばネジ等の固定手段によって
メインシャーシ100に固定されている。
【0059】そして定着ローラ63と加圧ローラ67の
押圧作用によって形成されたニップ部に転写部80から
シート材に転写されて搬送されたトナー像は、このニッ
プ部で所定の温度でシート材に定着される。
【0060】次に、転写部80に向けて紙等のシート材
を給送する給紙部70について説明する。
【0061】多数枚の紙等のシート材Pを収納して装置
後部に配置された給紙トレー72には、その下端部にシ
ート材Pをゴム等の高摩擦抵抗材で形成されて給紙部7
0の回転自在な給紙ローラ73に向けて選択的に押圧す
る周知の押圧機構74が具備されている。
【0062】そして、装置本体側の給紙部70は、給紙
ローラ73にシート材Pを介して対向配置され、多数枚
のシート材Pから最上位の1枚のシート材のみが給紙ロ
ーラ73の回転によって給送される様にシート材の分離
や2枚目以後のシート材が給送されない様に給送防止作
用をするシート材給送制御機構75と、給紙部70から
転写部80に向けて紙等のシート材を給送するシート材
搬送路内に配置されていてシート材の有無を検知するフ
ォトセンサー等を含むシート材検知手段77と、上記シ
ート材搬送部70の主要構成機構とともに前述した転写
ローラ81を支持するシート材搬送ベース71から構成
され、更に、図示省略しているが感光ドラム1に対する
転写ローラ81の押圧を解除する機構も具備し、給紙部
70と転写部80はシート材搬送ベース71によってユ
ニット構成に受け持たれており、前述した如くこのシー
ト材搬送ベース71は装置の内部構成の基準となるメイ
ンシャーシ100に形成した位置決め部に対する被位置
決め部の係合(図示省略)によって所定の位置に位置決
めされ、例えばネジ等の固定手段によってメインシャー
シ100に固定されている。
【0063】上記構成で給紙ローラ73を回転駆動する
と、1枚のシート材がシート材搬送経路をたどり、前述
の転写部80へと給送される。
【0064】ここで、このシート材の給送制御について
説明する。所望の司令で給紙ローラ73を回転駆動して
1枚のシート材をシート材搬送経路内に給送し、シート
材検知手段77の検知信号に応じて給紙ローラ73は、
シート材を挟持した状態で停止して上述した転写にそな
えた待機(スタンバイ)をする。
【0065】尚、この給紙ローラ73の停止タイミング
は、シート材検知手段77の検知信号によって停止して
も良いが、この検知信号からタイマー等の遅延手段で所
定時間経過後に停止して待機しても良い。
【0066】即ち、前述した現像ローラ12と感光ドラ
ム1が圧接して構成するニップ部で感光ドラム1の像露
光部に反転現像されたトナー像が、感光ドラム1の回転
によって感光ドラム1と転写ローラ81が圧接して構成
するニップ部を形成した転写部80に到達する時間と、
上記待機状態からシート材を給送してシート材が転写部
80に到達する時間が所望の関係に制御出来れば良く、
本実施例では後者を採用している。
【0067】ところで、本実施例では給紙部70のシー
ト材搬送経路内にシート材の有無を検知するフォトセン
サー等を含むシート材検知手段77を配置していて、も
う一方では定着部60の定着ローラ63と加圧ローラ6
7の押圧作用によって形成されたニップ部よりシート材
搬送方向下流側に類似する第2シート材検知手段65を
具備していて、シート材搬送状態を検知し、シート材検
知手段77とこの第2シート材検知手段65からの検知
信号を所定の関係に処理して装置内のジャム状態を監視
している。
【0068】以上の如く本実施例の画像形成装置では、
シート材Pが給紙部70から転写部80を経て排紙ロー
ラ対61を含む定着部60から排紙されるシート材搬送
経路を、カートリッジの下部で装置全体の略々中央部に
配置した構成である。
【0069】次に、感光ドラム1に潜像露光する露光器
40について説明する。露光器40の主要部は、1万数
千rpmで回転するモータ41と、このモータ41の回
転を制御する図示省略した制御回路基板と、モータ41
の出力軸に装着されて回転し、図示省略した半導体レー
ザ等の発光素子から発射された光ビームを偏向走査する
偏向走査手段43と、この光ビームを感光ドラム1に向
けて照射する光路49を形成する反射ミラー44等と、
上記主要構成部材を収納してユニット化して構成する露
光器ケース42から構成され、この露光器ケース42は
装置の内部構成の基準となるメインシャーシ100に形
成した位置決め部に対する被位置決め部の係合(図示省
略)によって所定の位置に位置決めされ、例えばネジ等
の固定手段によってメインシャーシ100に固定されて
いる。
【0070】尚、上記偏向走査手段43に関しては、先
に本出願人によって出願された特願平5−121995
に詳細説明されている様に、小型で安価な光走査を可能
とするものであり、本実施例では偏向走査手段43から
感光ドラム1に至る光路長を略々160mmに設定した
が、140mm程度の短光路長の対応も可能である。
【0071】次に、以上前述した各機構部の制御を司る
制御部50について図1と図2及び図8に基づいて説明
する。制御部50の主要部は、装置の最下端部に配置さ
れて少なくも電源回路部と各機構部の運転制御回路部を
配置した第1制御回路基板51と、この第1制御回路基
板51に対して略垂直で装置左端に配置されて例えばコ
ネクタ53等の接合手段によって接合され、外部からの
信号を受ける為のコネクタ手段が接続された第2制御回
路基板52とによってコンパクトに集中配備されてい
る。
【0072】尚、上記第2制御回路基板には主として画
像形成に関わるコントロールを司るコントローラ関係が
配置され、そして、例えばRAM等を含むメモリー増設
回路54や外部機器との接続インターフェース機能を有
するインターフェース増設回路等が装置左端側から着脱
可能に構成されている。
【0073】ところで、上記第1制御回路基板51は金
属板金製のメインシャーシ100と装置最下端部に配し
て装置剛性を高めるとともにシールド機能を受け持つ金
属板金製の下シールド板55との間に配置されていて、
外部からの電磁波ノイズ侵入または外部への電磁波ノイ
ズ流出が防止されている。
【0074】尚、メインシャーシ100には第1制御回
路基板51に実装配置される例えば電源トランス等の実
装高さが大きい部品に対応した上方への絞り出し部10
0aが形成されていて、メインシャーシ100の平面精
度の向上と剛性向上を図り、前述した定着部60,給紙
部70,転写部80等を安定した関係に保持するととも
に、第1制御回路基板51の実装スペースを有効に産出
して装置全体の小型化構成に寄与している。
【0075】また、第1制御回路基板51からは各機構
部への接続を要し、この接続を簡略化するために駆動モ
ータ103のリード線の端部に設けた配線コネクタ10
3b等が集中的に接続されたり、弾性を有するリード端
子57が圧接して導通し、各要所への電気的接続を行っ
ている。
【0076】一方、上記第2制御回路基板52は金属板
金製のメインシャーシ100と対向配置されたうえに、
その周囲を取り囲むシールドケースによって保護されて
いて第1制御回路基板51と同様に外部からの電磁波ノ
イズ侵入または外部への電磁波ノイズ流出が防止されて
いる。
【0077】ここからは、上述した各構造部の駆動伝達
関係について図2及び図4,図5及び図6,図7,図
8,図9,図10,図11,図12を参照して説明す
る。
【0078】本実施例の駆動伝達部の主要部は、上記第
1制御回路基板51を略中央にして第2制御回路基板5
2とは反対側でメインシャーシ100の右側面部に集中
配置してあり、輪列第1受け101及び輪列第2受け1
02を対向して設け、この2つの輪列受けに出力軸に駆
動ギヤ103aを具備した駆動モータ103及び後で詳
述する数種の駆動ギヤ列を回転自在に支持してユニット
構成にし、内部構成の基準となるメインシャーシ100
に形成した位置決め部に対する被位置決め部の係合(図
示省略)によって所定の位置に位置決めされ、ネジ10
4等の固定手段によって固定されている。
【0079】本実施例ではこの輪列第1受け101及び
輪列第2受け102を板金構成にして有り、後で詳述す
るがその特質を生かして安価に構成する手段を有してい
る事が特徴である。
【0080】尚、本実施例では上記第1制御回路基板5
1を前述したシート材搬送経路の直下にその平面積をシ
ート材搬送経路と略々同一にして配置し、第2制御回路
基板52及び駆動伝達部の主要部はこのシート材搬送経
路域から外れたシート材搬送方向と直交する一方と他方
に各々配置し、空間スペースの削減を局限まで追及した
装置の小型化,とりわけ高さ方向の縮小に寄与してい
る。
【0081】更に、前述したトナータンク20の配置に
関して、上記第2制御回路基板52及び駆動伝達部の主
要部と同様に図2に示す如くシート材搬送経路域から外
れたシート材搬送方向と直交する一方側に配置するとと
もに、装置の外装ケースから突出して装着可能に構成さ
れ、空間スペースの削減を追及した装置の小型化に寄与
しているばかりでなく、トナータンク20の装着に際し
て外装ケース等を解放して行う必要がなく極めて装着性
が良く構成されている。
【0082】図4及び図5を参照して本実施例の駆動系
統の全容を説明する。図4及び図5は本発明の画像形成
装置に用いる駆動系の適切な一実施例を示し、各々の図
は異なった位置で断面図示していて図4及び図5ともに
各ギヤの回転中心位置に図中+印しを付記してある。
(図7も同様)まず、図5を参照して本実施例の駆動系
統について、上記駆動モータ103の出力軸に具備した
駆動ギヤ103aによって駆動される共通したA#ギヤ
から先の個別の駆動系統別に説明する。
【0083】<第1駆動系統>前述の感光ドラム1を回
転駆動する第1駆動系統は、A#ギア→J#ギア→K#
ギア→L#ギアの順に駆動され、L#ギアは感光ドラム
1の一端に例えば接着などの固着手段によって固着され
たギヤであり、感光ドラム1と一体構成にされていて前
述したカートリッジの着脱によって、この第1駆動系統
に接続または離脱する。
【0084】尚、本実施例のカートリッジ着脱は、カー
トリッジを図中上下方向に移動して行われる。
【0085】<第2駆動系統>前述の現像部10の主要
構成部材である現像ローラ12を回転駆動する第2駆動
系統は、A#ギア→B#ギア→C#ギア→D#ギア→E
#ギアの順に駆動され、E#ギアは後で詳述するが前述
の現像ローラ12と略同一軸芯位置でカートリッジ下ケ
ース18に回転自在に支持されていて、後で詳述する駆
動機構によって現像ローラ12の一端側に延在した支持
部12aの突端に例えば圧入などの固着手段によって固
着されたF#ギヤに駆動伝達する構成であり、前述した
カートリッジの着脱によって、E#ギアがこの第2駆動
系統に接続または離脱する。
【0086】<第3駆動系統>前述の現像部10の主要
構成部材である供給ローラ13を回転駆動する第3駆動
系統は、上記F#ギヤ→Gギア→H#ギアの順に駆動さ
れ、H#ギアは前述の供給ローラ13の一端側に延在し
た支持部13aの突端に例えば圧入などの固着手段によ
って固着されたギヤである。
【0087】<第4駆動系統>前述のトナーを循環搬送
するエンドレスのコイルスプリング31,31aを駆動
する駆動手段25及びトナータンク20のアジテータ2
3を回転駆動する第4駆動系統は、図4及び図7に示
し、上記E#ギヤ→Mギア→N#ギアの順に駆動され、
N#ギアは前述の駆動手段25の一端側に例えば圧入な
どの固着手段によって固着されたヘリカルギヤであり、
これを駆動するM#ギアは前述のカートリッジ下ケース
18に回転自在に支持されたヘリカルギヤである。
【0088】<第5駆動系統>前述の給紙ローラ73を
回転駆動する第5駆動系統は、図5に示し、A#ギア→
B#ギア→C#ギア→P#ギア→Q#ギア→R#ギアの
順に駆動され、R#ギアは前述の給紙ローラ73の一端
側に配置したクラッチに装備したギヤであり、常時この
第5駆動系統に接続している。
【0089】<第6駆動系統>前述の定着ローラ63を
回転駆動する第6駆動系統は、A#ギア→S#ギア→T
#ギア→U#ギアの順に駆動され、U#ギアは前述の定
着ローラ63の一端側に装備したギヤである。
【0090】<第7駆動系統>前述の排紙ローラ対61
を回転駆動する第7駆動系統は、上記U#ギア→V#ギ
ア→W#ギアの順に駆動され、W#ギアは前述の排紙ロ
ーラ対61の一端側に装備したギヤである。
【0091】次ぎに、上記駆動系統の要部について詳細
説明をする。
【0092】<第1駆動系統>A#ギア→J#ギア→K
#ギア→L#ギアの順に駆動さる感光ドラム1を回転駆
動する第1駆動系統は、図6に詳細図示する構造であ
り、図6はこの第1駆動系統を展開断面図示している。
【0093】輪列第1受け101に装着した駆動モータ
103の出力軸に具備された駆動ギヤ103aは、輪列
第1受け101及び輪列第2受け102の各々に対向し
て外周部を鏡面状態にして形成したプロジェクション部
101a及び102aによって回転自在に支持されたA
#ギヤを駆動し、更に輪列第1受け101に外周部を鏡
面状態にして形成したプロジェクション部101bに回
転自在に支持されたJ#ギヤを経由してK#ギヤを駆動
してL#ギヤに至る。
【0094】尚、J#ギヤはプロジェクション部101
bの突端に装着したブッシュ105によって、プロジェ
クション部101bからの離脱が防止されている。
【0095】また、K#ギヤの支持構造についてはA#
ギヤと同様に輪列第1受け101及び輪列第2受け10
2の各々に対向して外周部を鏡面状態にして形成したプ
ロジェクション部101c及び102cによって回転自
在に支持されていて、支軸や軸受部材等を不要にした極
めて単純で安価な構成にされている。
【0096】一方、対向して設けた上記輪列第1受け1
01及び輪列第2受け102のプロジェクション部10
1aと102a,プロジェクション部101cと102
c,プロジェクション部101bの相対位置関係は各々
のギヤが安定して回転可能ならしめる為に相応の相対位
置関係を確保する必要が有り、本実施例では上記目的を
達成する為に、輪列第1受け101から複数のプロジェ
クション部101dを,輪列第2受け102から複数の
プロジェクション部102dを各々対向して設け、プロ
ジェクション部101dの突端には係合凹部101e
を,プロジェクション部102dの突端には係合凹部1
01eに係合して位置合わせを行う係合凸部102eを
形成し、双方が係合することによって輪列第1受け10
1と輪列第2受け102は所定の位置関係と相対間隔が
保たれてネジ106によって結合されてユニット構成さ
れている。
【0097】尚、上記係合凹部101eまたは係合凸部
102eについては、図示省略するが上記の構成とは逆
に係合凹部をプロジェクション部102dに,係合凸部
をプロジェクション部101dに,または、複数のプロ
ジェクション部101dと102dの中で上記の内容を
組み合わせて構成してもよく、輪列第1受け101及び
輪列第2受け102のプロジェクション部101aと1
02a,プロジェクション部101cと102c,プロ
ジェクション部101bの相対位置関係は、板金構造の
輪列第1受け101及び輪列第2受け102を順送型等
によるプレス加工によって、容易に所定の相対位置関係
に構成可能である。
【0098】上記の構造は前述の第1駆動系統を例にし
て説明したが、本実施例では図示説明を省略するが上述
した他の駆動系統にも適用されている。
【0099】尚、本実施例の上記駆動モータ103は、
安価なPM型ステッピングモータを用いていて、入力パ
ルスや電流等の制御によって滑らかな連続回転駆動を可
能にしている。
【0100】<第2駆動系統>及び<第3駆動系統> 前述の現像部10の主要構成部材である現像ローラ12
を回転駆動する第2駆動系統及び供給ローラ13を回転
駆動する第3駆動系統の主要部は、図10,図11,図
12及び図13に詳細図示する構造であり、図10は適
切な一実施例を示し、図11,図12及び図13は他の
実施例を示していて図11,図12及び図13ともに図
10と異なるところは図中断面A−A及び断面B−Bに
示す部分であり、他の部分に関しては全く同一に構成さ
れているので同一の符号を用いて説明する。
【0101】A#ギア→B#ギア→C#ギア→D#ギア
→E#ギアの順に駆動される第2駆動系統のD#ギア
は、前述の第1駆動系統を例にして説明した各ギアと同
様に輪列第1受け101及び輪列第2受け102の各々
に対向して外周部を鏡面状態にして形成したプロジェク
ション部101f及び102fによって回転自在に支持
されていて、一方のカートリッジの着脱によってD#ギ
アに接続または離脱するE#ギアは、図3及び図8で前
述した連結部材6を介して例えばネジ等の固定手段によ
って強固に連結されて一体構成になっていて支持ピン5
a及び支持ピン5Aaによって回動自在に支持されてい
る支持部材5と支持部材5Aによって回転可能に支持さ
れた現像ローラ12の一端側に延在した支持部12aの
突端に例えば圧入などの固着手段によって固着されたF
#ギヤに対向して、現像ローラ12と略同一軸芯位置の
カートリッジ下ケース18に圧入などの固着手段によっ
て具備した支軸19によって回転自在に支持されてい
る。
【0102】尚、同様に支持部材5と支持部材5Aによ
って回転可能に支持された供給ローラ13の一端側に延
在した支持部13aの突端に例えば圧入などの固着手段
によって固着されたH#ギヤは、支持部材5に突設され
た軸部5bによって回転自在に支持されたG#ギヤを介
してF#ギヤからH#ギアに駆動伝達する構成であり、
現像ローラ12及び供給ローラ13は、支持部材5と支
持部材5Aによって回転可能に支持されて前述の規制ブ
レード14ととともに支持ピン5a及び支持ピン5Aa
によって一体的に回動自在に支持されていて、図3,図
8,図9で前述した如く、現像ローラ12を感光ドラム
1方向に付勢させるスプリング8及び8Aによって、現
像ローラ12は感光ドラム1に圧接して安定したニップ
部を構成する構成であり、現像ローラ12の位置は、例
えば感光ドラム1及び現像ローラ12の外径や回転軸芯
振れ等のばらつきによって左右される。
【0103】そこで、本実施例では上記E#ギヤからF
#ギヤに安定して回転駆動力を伝達する為に、図10の
実施例に於て、一方のE#ギヤのB−B断面部に回転軸
芯と直交する線対称に平行な凸部E#aを形成し、他方
のF#ギヤのA−A断面部に回転軸芯と直交する線対称
に平行な凸部F#aを形成し、この双方の凸部E#aと
凸部F#aに係合してスライド自在な直交する凹部26
a及び26bを有する駒部材26を介在させてE#ギヤ
からF#ギヤに図中矢印方向に回転駆動力を伝達する所
謂ユニバーサルカップリング110を構成し、上記E#
ギヤとF#ギヤの回転軸芯違いを吸収するとともに、例
えばギアの噛み合い駆動の場合にはその圧力角によって
生じる軸力発生等で現像ローラ12と感光ドラム1が圧
接して構成するニップ部が不安定になるものであるが、
本実施例では上記の現象を軽減している。
【0104】尚、本実施例ではこのユニバーサルカップ
リング110の組立を容易にする配慮として、E#ギヤ
のB−B断面部に輪郭部E#bを形成し、凸部E#aに
凹部26aを係合させた駒部材26の脱落を防止してい
て、F#ギヤの凸部F#aへの係合を容易にしている。
【0105】ところで、図10の如く構成されたユニバ
ーサルカップリング110は、上記の如くの得点を有す
るが、その駆動伝達効率向上及び軸力軽減は、E#ギヤ
の凸部E#aと駒部材26の凹部26a及び駒部材26
の凹部26bとF#ギヤの凸部F#aとの摺動摩擦損失
の軽減と有効な駆動力伝達方向によって達成される。
【0106】そこで、図11に示す他の実施例では、一
方のE#ギヤのB−B断面部に回転軸芯点対称に互いに
平行な面E#cを有する凹部を形成し、他方のF#ギヤ
のA−A断面部に回転軸芯点対称に互いに平行な面F#
cを有する凹部を形成し、この双方の面E#cを有する
凹部と面F#cを有する凹部に係合して直交方向にスラ
イド自在な凸部27a及び27bを有する駒部材27を
介在させてE#ギヤからF#ギヤに図中矢印方向に回転
駆動力を伝達する所謂ユニバーサルカップリング110
を構成して図10で前述した同様の作用を果たしてお
り、とりわけ、図11に示す構造では、面E#cから凸
部27aへの回転駆動伝達及び凸部27bから面F#c
への回転駆動伝達に関して、回転駆動伝達の作用点に於
ける作用方向が各々の回転方向と一致されていて伝達効
率が良い。
【0107】また、図11の構造に於てE#ギヤ及びF
#ギヤは摺動性に富むポリアセタール等の樹脂で形成
し、駒部材27は例えば亜鉛,アルミニューム,黄銅等
のダイキャスト成形によって形成してプラスチックとの
摺動相性を向上させている。
【0108】尚、図11の実施例では図10の実施例と
同様に、このユニバーサルカップリング110の組立を
容易にする配慮として、E#ギヤのB−B断面部に輪郭
部E#bを形成し、面E#cを有する凹部に凸部27a
を係合させた駒部材27の脱落を防止していて、F#ギ
ヤの面F#cを有する凹部が駒部材27の凸部27bへ
の係合を容易にしている。(この係合に際して駒部材2
7の凸部27bは、面F#cを有する連続した凹部の一
方の外側からE#ギヤを回動させながら侵入して所定の
位置に定まる事が出来る。) 次ぎに、改善された他の実施例を図12に基づいて説明
する。図12に示す他の実施例では、一方のE#ギヤの
B−B断面部に回転軸芯点対称に互いに平行な面E#d
を有する凹部を形成し、他方のF#ギヤのA−A断面部
に回転軸芯点対称に互いに平行な面F#dを有する凹部
を形成し、この双方の面E#dを有する凹部と面F#d
を有する凹部に回転自在に支持されたローラ29を介し
て係合して直交方向にスライド自在な駒部材28を介在
させてE#ギヤからF#ギヤに図中矢印方向に回転駆動
力を伝達する所謂ユニバーサルカップリング110を構
成して図10で前述した同様の作用を果たしており、と
りわけ、図12に示す構造では、面E#dからローラ2
9への回転駆動伝達及びローラ29から面F#dへの回
転駆動伝達に関して、回転駆動伝達の作用点に於ける作
用方向が各々の回転方向と一致されていて伝達効率が良
く、また、駒部材28の移動時に生じる摺動摩擦損失は
転がり摩擦故に極めて小さく構成されている。
【0109】また、図12の構造に於てローラ29は摺
動性に富むポリアセタール等の樹脂で形成し、駒部材2
7は例えば亜鉛,アルミニューム,黄銅等のダイキャス
ト成形によって形成してプラスチックとの摺動相性を向
上させている。
【0110】尚、図12の実施例では図10の実施例と
同様にこのユニバーサルカップリング110の組立を容
易にする配慮として、E#ギヤのB−B断面部に形成し
た面E#dを有する凹部を不連続にしてローラ29を介
して係合させた駒部材28の脱落を防止していて、F#
ギヤの面F#dを有する凹部が駒部材28が回転自在に
支持したローラ29への係合を容易にしている。(この
係合に際してローラ29を回転自在に支持した駒部材2
8は、面F#dを有する連続した凹部の一方の外側から
E#ギヤを回動させながら侵入して所定の位置に定まる
事が出来る) 次ぎに、更に改善された他の実施例を図13に基づいて
説明する。図13に示す他の実施例は図12に示す構造
のユニバーサルカップリング110を更に改善した構造
であり、その改善したユニバーサルカップリング110
の部分についてのみ説明する。
【0111】図13に示す更に改善された他の実施例で
は、一方のE#ギヤのB−B断面部に回転軸芯点対称に
互いに平行な面E#dを有する凹部を形成し、他方のF
#ギヤのA−A断面部に回転軸芯点対称に互いに平行な
面F#dを有する凹部を形成し、更に、このE#ギヤと
F#ギヤの中間にF#ギヤのA−A断面部に構成された
回転軸芯点対称に互いに平行な面F#dと同様な凹部と
E#ギヤのB−B断面部に構成された回転軸芯点対称に
互いに平行な面E#dと同様な凹部を有する浮動部材1
20を配置し、このE#ギヤの面E#dを有する凹部と
浮動部材120の面F#dと同様な凹部,及び浮動部材
120の面Edと同様な凹部とF#ギヤの面F#dを有
する凹部に、回転自在に支持されたローラ29を介して
係合して直交方向にスライド自在な駒部材28を2個介
在させてE#ギヤからF#ギヤに図中矢印方向に回転駆
動力を伝達する所謂ユニバーサルカップリング110を
構成して図10で前述した同様の作用を果たしており、
図13に示す構造では、面E#dからローラ29への回
転駆動伝達及びローラ29から面F#dへの回転駆動伝
達に関して、回転駆動伝達の作用点に於ける作用方向が
各々の回転方向と一致されていて伝達効率が良く、ま
た、駒部材28の移動時に生じる摺動摩擦損失は転がり
摩擦故に極めて小さく構成されているとともに、E#ギ
ヤとF#ギヤの回転軸芯が大きく相違していても浮動部
材120が何ものにも拘束されること無く柔軟に浮動し
て回転し、現像ローラ12と感光ドラム1が圧接して構
成するニップ部を更に安定させる構造である。
【0112】尚、浮動部材120を有するユニバーサル
カップリング110の構造は、図12に示す構造の改善
にのみ適用されるものでなく、図10及び図11に示す
構造の改善にも適用可能である。
【0113】一方、前述した<第1駆動系統>及び<第
2駆動系統>の如く本実施例ではカートリッジの駆動に
関して、感光ドラム1と現像部10の駆動作用が分散し
ていて、カートリッジ側の被駆動部,または本体側の駆
動部は、高剛性に構成しなくても良い構造に成ってい
て、カートリッジ側の被駆動部,または本体側の駆動部
に一極集中した負荷状態が無いので、振動やビビリが抑
制されて回転ジッタの少ない駆動が可能な構成である。
【0114】以上前述した本実施例の画像形成装置また
はカートリッジについて、ここで注目すべき点を以下の
内容で整理する。
【0115】<装置の大きさについて>本実施例は、従
来からの商品概念を転換して新たな商品概念に基づいて
発想し、小型で安価な画像形成装置の出現を目的とした
ものであって、装置小型化の極限を追及している。
【0116】前述の本実施例の構成は、特公昭63−6
7185及び特公平3−10942の従来例の様に現像
手段が消費するトナーの貯蔵部やクリーニング手段で感
光体から除去される廃トナー収容部を備えて大型化した
カートリッジとは異なり、前述のトナーの貯蔵部11内
のトナーは画像形成プロセスに支障のない必要最小限の
貯蔵量にとどめて、貯蔵部11の空間スペースを縮小し
ていて、現像にともなって減少するトナーは、別途に着
脱自在に設けた交換式のトナータンク20からトナーを
循環搬送して補給する構成にしてあるので、装置の心臓
部になるカートリッジの小型化を図るとともに、前述し
たトナータンク20の配置に関して、図2で前述した如
くシート材搬送経路域から外れたシート材搬送方向と直
交する一方側に配置するとともに、装置の外装ケースか
ら突出して装着可能に構成されており、空間スペースの
削減を追及した装置の小型化に寄与しているばかりでな
く、トナータンク20の装着に際して外装ケース等を解
放して行う必要がなく極めて装着性が良い。
【0117】一方、装置本体では図1及び図2で前述し
た如く、シート材Pが給紙部70から転写部80を経て
排紙ローラ対61を含む定着部60から排紙されるシー
ト材搬送経路を、上記カートリッジの下部で装置全体の
略々中央部に配置し、このシート材搬送経路の直下に少
なくも電源回路部と各機構部の運転制御回路部を配置し
た第1制御回路基板51をシート材搬送経路と略々同一
な平面積で水平に配置し、主として画像形成に関わるコ
ントロールを司るコントローラ関係が実装配置された第
2制御回路基板52をこの第1制御回路基板51に対し
て略垂直で上記シート材搬送経路域から外れたシート材
搬送方向と直交する一方側に配置し、各機構部の駆動を
行う駆動伝達部の主要部を上記シート材搬送経路域から
外れたシート材搬送方向と直交する他方側に配置して、
空間スペースの削減をを局限まで追及した装置の小型
化,とりわけ高さ方向の縮小に寄与する配慮をして構成
されているばかりでなく、上記定着部60,第1制御回
路基板51,第2制御回路基板52,駆動伝達部の主要
部からは各々相応の発熱があるが、上記の配置関係で構
成すると、発熱部が対称位置に配置されていて装置内部
の温度が略々均一になって安定した画像形成が可能であ
り、また、装置全体の重量バランスが略均等になるとと
もに、高さ方向が縮小されて載置安定性と運搬時の取り
扱い性に優れ、昨今の小型なノートタイプのコンピュー
タの台頭で益々ダウンサイジングに拍車がかかるととも
に、パーソナルユースの市場が拡大したコンピュータを
取り巻く環境下で、個人の卓上でも余裕を持って配置出
来るようになった。
【0118】また、上記第2制御回路基板に対して例え
ばRAM等を含むメモリー増設回路54や外部機器との
接続インターフェース機能を有するインターフェース増
設回路等がが装置左端側の横方向から着脱可能に構成さ
れていて、その取り扱い性は極めて良好である。
【0119】尚、上述のカートリッジ及びトナータンク
20の構成と、第1制御回路基板51,第2制御回路基
板52及び駆動伝達部の主要部の配置関係は、双方独立
していても良いが、組み合わせて構成すると上記の効用
は更に向上する。
【0120】また、本実施例では、感光ドラム1,帯電
ローラ2,クリーナ部90,現像部10,トナー搬送部
30,30aの画像形成手段の主要部を、カートリッジ
下ケース18とカートリッジ上ケース17に収納してユ
ニット構成にしたカートリッジとして本体に対して着脱
可能に構成してあるが、現像にともなって減少するトナ
ーを着脱自在に設けた交換式のトナータンク20からト
ナーを循環搬送して補給する構成にしてある本実施例で
は、上記の様に本体に対して着脱可能なカートリッジ構
成でなく、本体と一体化した構成であってもなんら支障
が無い。
【0121】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、感光体
と感光体にトナー像を現像する現像手段を有するカート
リッジが装着可能な画像形成装置であり、トナー像を転
写して定着するシート材を給送及び排出するシート材搬
送経路と、少なくも電源回路部と機構部の運転制御回路
部を実装配置した第1制御回路基板と、画像形成に関わ
るコントロールを司るコントローラが実装配置された第
2制御回路基板と、機構部の駆動を行う駆動伝達部とを
有し、シート材搬送経路をカートリッジの下部で装置全
体の略々中央部に配置し、シート材搬送経路の直下に第
1制御回路基板を略水平に配置し、第2制御回路基板を
第1制御回路基板に対して略垂直でシート材搬送経路域
から外れたシート材搬送方向と直交する一方側に配置
し、駆動伝達部をシート材搬送経路域から外れたシート
材搬送方向と直交する他方側に配置して構成した事によ
り、画像形成装置の全体構成に関して、装置内部の空間
スペース削減を局限まで追及した構造部の配置をして装
置の高さ方向を縮小した小型化を可能にしたばかりでな
く、上記第1制御回路基板,第2制御回路基板及び駆動
伝達部部からは各々相応の発熱があるが、上記の配置関
係で構成すると、その発熱部が対称位置に配置されてい
て装置内部の温度が略々均一になって安定した画像形成
が可能であり、また、装置全体の重量バランスが略均等
になるとともに、高さ方向が縮小されて載置安定性と運
搬時の取り扱い性に優れ、昨今の小型なノートタイプの
コンピュータの台頭から益々ダウンサイジングに拍車が
かかって拡大したパーソナルユース市場に好適な個人の
卓上でも余裕を持って配置出来る小型で安価なプリンタ
やファクシミリの出現を可能にしたものであり、また、
上記第2制御回路基板は機能増設を行う増設回路部が装
着可能に構成され、増設回路部は装置の横方向から装着
可能に構成された事により、その取り扱い性は極めて良
好であり、本発明の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の一実施例を示す左側
面要部断面図。
【図2】 本発明の画像形成装置の一実施例を示す正面
要部断面図。
【図3】 本発明のカートリッジの一実施例を示す第左
側面要部断面図。
【図4】 本発明の画像形成装置の一実施例を示す第1
の右側面要部断面図。
【図5】 本発明の画像形成装置の一実施例を示す第2
の右側面要部断面図。
【図6】 本発明の画像形成装置の一実施例を示す展開
断面図。
【図7】 本発明の画像形成装置のカートリッジの一実
施例を示す右側面要部断面図。
【図8】 本発明の画像形成装置のカートリッジ及び画
像形成装置の一実施例を示す上面要部断面図。
【図9】 本発明の画像形成装置のカートリッジの一実
施例を示すカートリッジ上面要部断面図。
【図10】 本発明のカートリッジの一実施例を示す第
1回転駆動系説明図。
【図11】 本発明のカートリッジの他の実施例を示す
第2回転駆動系説明図。
【図12】 本発明のカートリッジの他の実施例を示す
第3回転駆動系説明図。
【図13】 本発明のカートリッジの他の実施例を示す
第4回転駆動系説明図。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電ローラ 5,5A 支持部材 5a,5Aa 支持ピン 8,8A スプリング 10 現像部 12 現像ローラ 13 供給ローラ 17 カートリッジ上ケース 18 カートリッジ下ケース 20 トナータンク 30,30a トナー搬送部 31,31a コイルスプリング 40 露光器 50 制御部 51 第1制御回路基板 52 第2制御回路基板 60 定着部 64 定着ベース 70 給紙部 71 シート材搬送ベース 72 給紙トレー 73 給紙ローラ 80 転写部 81 転写ローラ 90 クリーナ部 92 クリーニングブレード 100 メインシャーシ 101 輪列第1受け 102 輪列第2受け 103 駆動モータ 110 ユニバーサルカップリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と前記感光体にトナー像を現像す
    る現像手段を有するカートリッジが装着可能な画像形成
    装置であり、前記トナー像を転写して定着するシート材
    を給送及び排出するシート材搬送経路と、少なくも電源
    回路部と機構部の運転制御回路部を実装配置した第1制
    御回路基板と、画像形成に関わるコントロールを司るコ
    ントローラが実装配置された第2制御回路基板と、機構
    部の駆動を行う駆動伝達部とを有し、前記シート材搬送
    経路を前記カートリッジの下部で装置全体の略々中央部
    に配置し、前記シート材搬送経路の直下に前記第1制御
    回路基板を略水平に配置し、前記第2制御回路基板を前
    記第1制御回路基板に対して略垂直で前記シート材搬送
    経路域から外れたシート材搬送方向と直交する一方側に
    配置し、前記駆動伝達部を前記シート材搬送経路域から
    外れたシート材搬送方向と直交する他方側に配置して構
    成した事を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体と、前記感光体にトナー像を現像
    する現像手段と、前記トナー像を転写して定着するシー
    ト材を給送及び排出するシート材搬送経路と、少なくも
    電源回路部と機構部の運転制御回路部を実装配置した第
    1制御回路基板と、画像形成に関わるコントロールを司
    るコントローラが実装配置された第2制御回路基板と、
    機構部の駆動を行う駆動伝達部とを有し、前記シート材
    搬送経路を前記感光体及び前記現像手段の下部で装置全
    体の略々中央部に配置し、前記シート材搬送経路の直下
    に前記第1制御回路基板を略水平に配置し、前記第2制
    御回路基板を前記第1制御回路基板に対して略垂直で前
    記シート材搬送経路域から外れたシート材搬送方向と直
    交する一方側に配置し、前記駆動伝達部を前記シート材
    搬送経路域から外れたシート材搬送方向と直交する他方
    側に配置して構成した事を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2制御回路基板は機能増設を行う
    増設回路部が装着可能に構成され、前記増設回路部は装
    置の横方向から装着可能に構成された事を特徴とする請
    求項1及び請求項2記載の画像形成装置。
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