JPH0863374A - トレース機能内蔵型lsi - Google Patents
トレース機能内蔵型lsiInfo
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- JPH0863374A JPH0863374A JP6196722A JP19672294A JPH0863374A JP H0863374 A JPH0863374 A JP H0863374A JP 6196722 A JP6196722 A JP 6196722A JP 19672294 A JP19672294 A JP 19672294A JP H0863374 A JPH0863374 A JP H0863374A
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- circuit
- data
- trace
- lsi
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バスにメモリ等のハードウエアを接続するこ
となく、LSI動作の履歴情報を保持できる機能を実現
するトレース機能内蔵型LSIを提供する。 【構成】 所定のデータ処理機能を有し、かつ、エラー
発生時にエラー発生信号を発する内部回路3と、この内
部回路に対するデータの入出力を行うための入出力端子
2,4とを有するLSIにおいて、内部回路3に接続さ
れ、動作中この内部回路3に対する入出力データ又はこ
の内部回路3内の所定位置の内部データの常に最新の所
定個数のデータを記憶保持するトレースメモリ回路7
と、エラー発生信号を受領してトレースメモリ回路7に
おける新規データの記憶保持動作を停止させるメモリ制
御回路8と、新規データの記憶保持動作を停止した後の
トレースメモリ回路7に記憶保持されているデータをイ
ンタフェース端子10を介して外部へ送出するインタフ
ェース回路9とを備えたトレース機能内蔵型LSI。
となく、LSI動作の履歴情報を保持できる機能を実現
するトレース機能内蔵型LSIを提供する。 【構成】 所定のデータ処理機能を有し、かつ、エラー
発生時にエラー発生信号を発する内部回路3と、この内
部回路に対するデータの入出力を行うための入出力端子
2,4とを有するLSIにおいて、内部回路3に接続さ
れ、動作中この内部回路3に対する入出力データ又はこ
の内部回路3内の所定位置の内部データの常に最新の所
定個数のデータを記憶保持するトレースメモリ回路7
と、エラー発生信号を受領してトレースメモリ回路7に
おける新規データの記憶保持動作を停止させるメモリ制
御回路8と、新規データの記憶保持動作を停止した後の
トレースメモリ回路7に記憶保持されているデータをイ
ンタフェース端子10を介して外部へ送出するインタフ
ェース回路9とを備えたトレース機能内蔵型LSI。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動作中のLSIに対す
る入出力情報又はLSI内部信号をトレースするトレー
ス機能内蔵型LSIに係り、特に、LSIの所定のデー
タ処理機能とは別にLSI内部にトレース機能部分を設
けたトレース機能内蔵型LSIに関する。
る入出力情報又はLSI内部信号をトレースするトレー
ス機能内蔵型LSIに係り、特に、LSIの所定のデー
タ処理機能とは別にLSI内部にトレース機能部分を設
けたトレース機能内蔵型LSIに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、LSIの設計上のバグを製造
あるいは試作したLSIデバイス自体からデバッグする
方法として、エラーを生じる数サイクル前からのバス情
報(すなわちLSI入出力端子の情報)の履歴を解析す
る方法が用いられている。
あるいは試作したLSIデバイス自体からデバッグする
方法として、エラーを生じる数サイクル前からのバス情
報(すなわちLSI入出力端子の情報)の履歴を解析す
る方法が用いられている。
【0003】このようなLSI入出力端子の情報を得る
方法として、ロジックアナライザを用いてLSI端子の
電圧を直接測定する方法と当該LSIを用いるシステム
にバストレース機能を組み込む方法とがある。
方法として、ロジックアナライザを用いてLSI端子の
電圧を直接測定する方法と当該LSIを用いるシステム
にバストレース機能を組み込む方法とがある。
【0004】まず、図7は、ロジックアナライザを用い
た従来のLSI入出力端子情報を取得する装置の構成例
を示す図である。図7において、試験者は、基板31に
実装されたLSI32の入出力端子33に、ロジックア
ナライザ35が接続されたプローブ34を当接させる。
この状態で、当該LSIを含むシステムを動作させる
と、ロジックアナライザ35は、入出力端子33の信号
を取り込み、サイクル毎に信号の同期を取り、信号の電
圧レベルを´1´、´0´の2値に変換し、その情報を
ディスプレイ36上に表示する。LSIに異常が発生し
た場合、エラー発生から数クロック前までの前記情報を
用いて異常発生原因の解析を行う。
た従来のLSI入出力端子情報を取得する装置の構成例
を示す図である。図7において、試験者は、基板31に
実装されたLSI32の入出力端子33に、ロジックア
ナライザ35が接続されたプローブ34を当接させる。
この状態で、当該LSIを含むシステムを動作させる
と、ロジックアナライザ35は、入出力端子33の信号
を取り込み、サイクル毎に信号の同期を取り、信号の電
圧レベルを´1´、´0´の2値に変換し、その情報を
ディスプレイ36上に表示する。LSIに異常が発生し
た場合、エラー発生から数クロック前までの前記情報を
用いて異常発生原因の解析を行う。
【0005】次に、図8は、システムにバストレース機
能を組み込んだ従来のLSI入出力端子情報を取得する
装置の構成例を示す図である。図8(a)において、シ
ステムバス41には、デバッグが行われるLSI42、
当該LSI42以外のシステム上の情報処理装置43
(含む、入出力装置、記憶装置)、トレースRAM制御
回路44及びトレースRAM45が接続されている。こ
こで、システムバス41、トレースRAM制御回路44
及びトレースRAM45によってバストレース機能が構
成されている。
能を組み込んだ従来のLSI入出力端子情報を取得する
装置の構成例を示す図である。図8(a)において、シ
ステムバス41には、デバッグが行われるLSI42、
当該LSI42以外のシステム上の情報処理装置43
(含む、入出力装置、記憶装置)、トレースRAM制御
回路44及びトレースRAM45が接続されている。こ
こで、システムバス41、トレースRAM制御回路44
及びトレースRAM45によってバストレース機能が構
成されている。
【0006】さらに、トレースRAM45は、図8
(b)に示すようにバス幅×N段アドレスで構成され、
書込アドレスを循環させて、常に最新のN個のアドレス
が保持されるようになっている。
(b)に示すようにバス幅×N段アドレスで構成され、
書込アドレスを循環させて、常に最新のN個のアドレス
が保持されるようになっている。
【0007】このようなバストレース機能が組み込まれ
たシステムを動作させると、LSI42からのバス情報
(すなわちLSI入出力端子の情報)がトレースRAM
制御回路44の制御によってトレースRAM45に書き
込まれる。そして、システム動作中にトレースRAM制
御回路44によって監視されているバス上のデータにエ
ラーコード等の異常値が検出されると、トレースRAM
制御回路44はそのときのトレースRAM45のアドレ
スを保持し、トレースRAM45への書き込みを禁止す
る。
たシステムを動作させると、LSI42からのバス情報
(すなわちLSI入出力端子の情報)がトレースRAM
制御回路44の制御によってトレースRAM45に書き
込まれる。そして、システム動作中にトレースRAM制
御回路44によって監視されているバス上のデータにエ
ラーコード等の異常値が検出されると、トレースRAM
制御回路44はそのときのトレースRAM45のアドレ
スを保持し、トレースRAM45への書き込みを禁止す
る。
【0008】こののち、試験者は、トレースRAM45
の情報を読み出し、読み出されたエラー発生からNクロ
ック前までのバス情報を用いて異常発生原因の解析を行
う。このようなシステムでは、トレース内容を解析に有
効な情報に限定することによって素早い解析を行うこと
ができる。
の情報を読み出し、読み出されたエラー発生からNクロ
ック前までのバス情報を用いて異常発生原因の解析を行
う。このようなシステムでは、トレース内容を解析に有
効な情報に限定することによって素早い解析を行うこと
ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、設計上のバ
グをデバックするLSIが、メモリ、マイクロプロセッ
サ等の汎用LSIであって大量生産する製品であるなら
ば、上記した方法等を用い、手間と時間をかけてデバッ
クしても生産性はそれ程低下しない。
グをデバックするLSIが、メモリ、マイクロプロセッ
サ等の汎用LSIであって大量生産する製品であるなら
ば、上記した方法等を用い、手間と時間をかけてデバッ
クしても生産性はそれ程低下しない。
【0010】しかしながら、例えばASICと呼ばれる
特定用途向けLSI等,少量多品種生産をしなければな
らない製品の場合、効率よく設計上のバグをデバックす
ること、あるいは、バグを回避させてLSIを動作させ
る方法を検討することが生産性の向上に大きく貢献す
る。
特定用途向けLSI等,少量多品種生産をしなければな
らない製品の場合、効率よく設計上のバグをデバックす
ること、あるいは、バグを回避させてLSIを動作させ
る方法を検討することが生産性の向上に大きく貢献す
る。
【0011】このような生産性向上の観点からすると、
ロジックアナライザを用いる方法は、LSIの入出力端
子33にプローブ34を接続するだけでも非常に手間が
かかり、効率が悪いという問題点がある。また、表面実
装LSIでは、入出力端子33間の間隔が狭く、プロー
ブ34が隣の端子に接触する危険が高いという問題点も
ある。さらに、最新のパッケージ技術であるBGA(Ba
ll Grid Array )では内側の端子へプローブ接続が不可
能であり、必要な情報を得ることもできない。
ロジックアナライザを用いる方法は、LSIの入出力端
子33にプローブ34を接続するだけでも非常に手間が
かかり、効率が悪いという問題点がある。また、表面実
装LSIでは、入出力端子33間の間隔が狭く、プロー
ブ34が隣の端子に接触する危険が高いという問題点も
ある。さらに、最新のパッケージ技術であるBGA(Ba
ll Grid Array )では内側の端子へプローブ接続が不可
能であり、必要な情報を得ることもできない。
【0012】一方、上述したシステムにバストレース機
能を付加する場合、ユーザから発注されたシステム本体
にバストレース機能を組み込んでASIC等のLSIを
デバックし、その後、バストレース機能を残したまま製
品として出荷することが多い。このような場合、万一、
システム使用中にエラーが発生したときには、ユーザ先
でさらにデバック作業をすること、あるいは、バグを回
避させてLSIを動作させる方法を検討することができ
る。
能を付加する場合、ユーザから発注されたシステム本体
にバストレース機能を組み込んでASIC等のLSIを
デバックし、その後、バストレース機能を残したまま製
品として出荷することが多い。このような場合、万一、
システム使用中にエラーが発生したときには、ユーザ先
でさらにデバック作業をすること、あるいは、バグを回
避させてLSIを動作させる方法を検討することができ
る。
【0013】しかしながら、このような方法では予め設
定した端子からの情報しか得ることができない。これに
対応するためには、多くの端子を解析できるように設定
しておけばよいが、そのためにはトレースRAM45を
それぞれの端子に対応して設けなければならないので、
システム全体のハードウエア量が大きくなる。ハードウ
エア量の増加にしたがって、システムバス41の負荷は
大きくなり、システムの動作周期が遅くなるという問題
点がある。バストレース機能はあくまで、LSIのデバ
ックのためのものなので、このような理由により製品で
あるシステムの動作が遅くなることは、好ましくない。
定した端子からの情報しか得ることができない。これに
対応するためには、多くの端子を解析できるように設定
しておけばよいが、そのためにはトレースRAM45を
それぞれの端子に対応して設けなければならないので、
システム全体のハードウエア量が大きくなる。ハードウ
エア量の増加にしたがって、システムバス41の負荷は
大きくなり、システムの動作周期が遅くなるという問題
点がある。バストレース機能はあくまで、LSIのデバ
ックのためのものなので、このような理由により製品で
あるシステムの動作が遅くなることは、好ましくない。
【0014】さらに、上記した2つの方法では、基板3
1あるいはシステムバス41に接続された入出力端子か
らの情報履歴しか調べることができない。実際には、入
出力端子から出力されないLSI内部での信号を調べる
必要が生じることがあり、このような要請には上記の方
法では対応できない。従って、内部信号を出力する専用
端子を特に設けることがあるが、このような端子の付設
は、当該LSIの面積を増加させ、製造コストを増加さ
せることになる。
1あるいはシステムバス41に接続された入出力端子か
らの情報履歴しか調べることができない。実際には、入
出力端子から出力されないLSI内部での信号を調べる
必要が生じることがあり、このような要請には上記の方
法では対応できない。従って、内部信号を出力する専用
端子を特に設けることがあるが、このような端子の付設
は、当該LSIの面積を増加させ、製造コストを増加さ
せることになる。
【0015】本発明は、このような状況を鑑みてなされ
たもので、LSIが接続されるシステムにおいて、当該
システムのシステムバスにハードウエアを接続すること
なく、接続されたLSIの履歴情報を保持する機能を実
現でき、ひいては高速にシステムを動作させることので
きるトレース機能内蔵型LSIを提供することを目的と
する。
たもので、LSIが接続されるシステムにおいて、当該
システムのシステムバスにハードウエアを接続すること
なく、接続されたLSIの履歴情報を保持する機能を実
現でき、ひいては高速にシステムを動作させることので
きるトレース機能内蔵型LSIを提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、所定のデータ処理機能
を有し、かつ、動作中この所定のデータ処理機能を検診
してエラー発生時にエラー発生信号を発する内部回路
と、この内部回路に対するデータの入出力を行うための
入出力端子とを有するLSIにおいて、内部回路に接続
され、動作中この内部回路に対する入出力データ又はこ
の内部回路内の所定位置の内部データにおける常に最新
の所定個数のデータを記憶保持するトレースメモリ回路
と、エラー発生信号を受領して前記トレースメモリ回路
における新規データの記憶保持動作を停止させるメモリ
制御回路と、新規データの記憶保持動作を停止した後の
トレースメモリ回路に記憶保持されているデータをイン
タフェース端子を介して外部へ送出するインタフェース
回路とを設けたトレース機能内蔵型LSIである。
に、請求項1に対応する発明は、所定のデータ処理機能
を有し、かつ、動作中この所定のデータ処理機能を検診
してエラー発生時にエラー発生信号を発する内部回路
と、この内部回路に対するデータの入出力を行うための
入出力端子とを有するLSIにおいて、内部回路に接続
され、動作中この内部回路に対する入出力データ又はこ
の内部回路内の所定位置の内部データにおける常に最新
の所定個数のデータを記憶保持するトレースメモリ回路
と、エラー発生信号を受領して前記トレースメモリ回路
における新規データの記憶保持動作を停止させるメモリ
制御回路と、新規データの記憶保持動作を停止した後の
トレースメモリ回路に記憶保持されているデータをイン
タフェース端子を介して外部へ送出するインタフェース
回路とを設けたトレース機能内蔵型LSIである。
【0017】また、請求項2に対応する発明は、所定の
データ処理機能を有し、かつ、動作中この所定のデータ
処理機能を検診してエラー発生時にエラー発生信号を発
する内部回路と、この内部回路に対するデータの入出力
を行うための入出力端子とを有するLSIにおいて、内
部回路に接続され、動作中この内部回路に対する入出力
データ又はこの内部回路内の所定位置の内部データにお
ける常に最新の所定個数のデータを記憶保持するトレー
スメモリ回路と、エラー発生信号又は割込端子を介して
外部から入力された強制停止信号を受領して前記トレー
スメモリ回路における新規データの記憶保持動作を停止
させるメモリ制御回路と、新規データの記憶保持動作を
停止した後のトレースメモリ回路に記憶保持されている
データをインタフェース端子を介して外部へ送出するイ
ンタフェース回路とを設けたトレース機能内蔵型LSI
である。
データ処理機能を有し、かつ、動作中この所定のデータ
処理機能を検診してエラー発生時にエラー発生信号を発
する内部回路と、この内部回路に対するデータの入出力
を行うための入出力端子とを有するLSIにおいて、内
部回路に接続され、動作中この内部回路に対する入出力
データ又はこの内部回路内の所定位置の内部データにお
ける常に最新の所定個数のデータを記憶保持するトレー
スメモリ回路と、エラー発生信号又は割込端子を介して
外部から入力された強制停止信号を受領して前記トレー
スメモリ回路における新規データの記憶保持動作を停止
させるメモリ制御回路と、新規データの記憶保持動作を
停止した後のトレースメモリ回路に記憶保持されている
データをインタフェース端子を介して外部へ送出するイ
ンタフェース回路とを設けたトレース機能内蔵型LSI
である。
【0018】さらに、請求項3に対応する発明は、所定
のデータ処理機能を有し、かつ、動作中この所定のデー
タ処理機能を検診してエラー発生時にエラー発生信号を
発する内部回路と、この内部回路に対するデータの入出
力を行うための入出力端子とを有するLSIにおいて、
内部回路に接続され、動作中この内部回路に対する入出
力データ又はこの内部回路内の所定位置の内部データに
おける常に最新の所定個数のデータを記憶保持するトレ
ースメモリ回路と、内部回路の動作状態が予め外部から
指定された条件を満たすと条件合致信号を出力する動作
条件検出回路と、エラー発生信号又は条件合致信号を受
領してトレースメモリ回路における新規データの記憶保
持動作を停止させるメモリ制御回路と、新規データの記
憶保持動作を停止した後のトレースメモリ回路に記憶保
持されているデータをインタフェース端子を介して外部
へ送出するインタフェース回路とを設けたトレース機能
内蔵型LSIである。
のデータ処理機能を有し、かつ、動作中この所定のデー
タ処理機能を検診してエラー発生時にエラー発生信号を
発する内部回路と、この内部回路に対するデータの入出
力を行うための入出力端子とを有するLSIにおいて、
内部回路に接続され、動作中この内部回路に対する入出
力データ又はこの内部回路内の所定位置の内部データに
おける常に最新の所定個数のデータを記憶保持するトレ
ースメモリ回路と、内部回路の動作状態が予め外部から
指定された条件を満たすと条件合致信号を出力する動作
条件検出回路と、エラー発生信号又は条件合致信号を受
領してトレースメモリ回路における新規データの記憶保
持動作を停止させるメモリ制御回路と、新規データの記
憶保持動作を停止した後のトレースメモリ回路に記憶保
持されているデータをインタフェース端子を介して外部
へ送出するインタフェース回路とを設けたトレース機能
内蔵型LSIである。
【0019】さらに、請求項4に対応する発明は、請求
項1乃至3何れか一項に対応する発明において、内部回
路とトレースメモリ回路との間に介挿され、内部回路に
対する入出力データ又はこの内部回路内の所定位置の内
部データのうちの外部から指定された種類のデータを選
択してトレースメモリ回路へ送出するデータ選択回路を
付加したトレース機能内蔵型LSIである。
項1乃至3何れか一項に対応する発明において、内部回
路とトレースメモリ回路との間に介挿され、内部回路に
対する入出力データ又はこの内部回路内の所定位置の内
部データのうちの外部から指定された種類のデータを選
択してトレースメモリ回路へ送出するデータ選択回路を
付加したトレース機能内蔵型LSIである。
【0020】
【作用】従って、まず、請求項1に対応する発明のトレ
ース機能内蔵型LSIにおいては、LSI本来の目的機
能部分である内部回路への入出力データ、又は、内部回
路内の内部信号がトレースメモリ回路に入力され、常に
最新の所定個数のデータが記憶保持されている。
ース機能内蔵型LSIにおいては、LSI本来の目的機
能部分である内部回路への入出力データ、又は、内部回
路内の内部信号がトレースメモリ回路に入力され、常に
最新の所定個数のデータが記憶保持されている。
【0021】ここで、内部回路からのエラー発生信号が
受信されると、メモリ制御回路によってトレースメモリ
回路における新規データの記録保持動作が停止される。
こののち、外部からの指示に応じ、インターフェース回
路によってトレースメモリ回路内のデータがインターフ
ェース端子を介して外部へ読み出され、データの解析等
が行われる。
受信されると、メモリ制御回路によってトレースメモリ
回路における新規データの記録保持動作が停止される。
こののち、外部からの指示に応じ、インターフェース回
路によってトレースメモリ回路内のデータがインターフ
ェース端子を介して外部へ読み出され、データの解析等
が行われる。
【0022】また、請求項2に対応する発明のトレース
機能内蔵型LSIにおいては、請求項1に対応する発明
と同様に作用する他、割込端子を介して強制停止信号が
メモリ制御回路に受信された場合にも、メモリ制御回路
によってトレースメモリ回路における新規データの記録
保持動作が停止される。
機能内蔵型LSIにおいては、請求項1に対応する発明
と同様に作用する他、割込端子を介して強制停止信号が
メモリ制御回路に受信された場合にも、メモリ制御回路
によってトレースメモリ回路における新規データの記録
保持動作が停止される。
【0023】こののち、前述した場合と同様に外部から
の指示に応じ、インターフェース回路によってトレース
メモリ回路内のデータがインターフェース端子を介して
外部へ読み出され、データの解析等が行われる。
の指示に応じ、インターフェース回路によってトレース
メモリ回路内のデータがインターフェース端子を介して
外部へ読み出され、データの解析等が行われる。
【0024】さらに、請求項3に対応する発明のトレー
ス機能内蔵型LSIにおいては、請求項1に対応する発
明と同様に作用する他、内部回路が予め外部から指定さ
れた条件に達したとき、動作条件検出回路によって条件
合致信号がメモリ制御回路に出力される。
ス機能内蔵型LSIにおいては、請求項1に対応する発
明と同様に作用する他、内部回路が予め外部から指定さ
れた条件に達したとき、動作条件検出回路によって条件
合致信号がメモリ制御回路に出力される。
【0025】この場合にも、メモリ制御回路によってト
レースメモリ回路における新規データの記録保持動作が
停止される。さらにまた、請求項4に対応する発明のト
レース機能内蔵型LSIにおいては、請求項1乃至3何
れか一項に対応する発明と同様に作用する他、内部回路
への入出力データ及び内部回路内の内部信号の中からデ
ータ選択手段によって選択されたデータがトレースメモ
リー内に書き込まれる。なお、データ選択手段により選
択されるデータは、外部から指定される。
レースメモリ回路における新規データの記録保持動作が
停止される。さらにまた、請求項4に対応する発明のト
レース機能内蔵型LSIにおいては、請求項1乃至3何
れか一項に対応する発明と同様に作用する他、内部回路
への入出力データ及び内部回路内の内部信号の中からデ
ータ選択手段によって選択されたデータがトレースメモ
リー内に書き込まれる。なお、データ選択手段により選
択されるデータは、外部から指定される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を用い
て説明する。図1は本発明に係るトレース機能内蔵型L
SIの第1の実施例を示すブロック図である。
て説明する。図1は本発明に係るトレース機能内蔵型L
SIの第1の実施例を示すブロック図である。
【0027】図1に示すLSI1において、内部論理回
路3は、図示しないシステムバスに接続された入力端子
2から入力した信号に基づいて必要な演算等を行い、演
算結果を出力端子4に接続された図示しないシステムバ
スへ出力し、トレース機能を内蔵していないLSIと同
等の機能を果たしている。この論理回路3内にはエラー
検出回路13が組み込まれている。
路3は、図示しないシステムバスに接続された入力端子
2から入力した信号に基づいて必要な演算等を行い、演
算結果を出力端子4に接続された図示しないシステムバ
スへ出力し、トレース機能を内蔵していないLSIと同
等の機能を果たしている。この論理回路3内にはエラー
検出回路13が組み込まれている。
【0028】また、LSI1内には、内部論理回路3以
外に、入力端子2及び出力端子4よりの入出力情報が書
き込まれるトレースRAM7と、内部論理回路3又は強
制割り込み用端子5を介した外部コントローラ6からの
信号に基づいてトレースRAM7を制御するトレースR
AM制御回路8と、シリアルバス用端子10を介して外
部コントローラ6に制御され、トレースRAM7及びト
レースRAM制御回路8の情報を読み出すシリアルバス
インターフェース回路9とが設けられている。
外に、入力端子2及び出力端子4よりの入出力情報が書
き込まれるトレースRAM7と、内部論理回路3又は強
制割り込み用端子5を介した外部コントローラ6からの
信号に基づいてトレースRAM7を制御するトレースR
AM制御回路8と、シリアルバス用端子10を介して外
部コントローラ6に制御され、トレースRAM7及びト
レースRAM制御回路8の情報を読み出すシリアルバス
インターフェース回路9とが設けられている。
【0029】また、トレースRAM制御回路8は、書き
込み許可発生回路11とアドレスカウンタ12とにより
構成されている。ここで、書き込み許可発生回路11
は、内部論理回路3内に組み込まれたエラー検出回路1
3から出力されたエラー発生信号又は外部コントローラ
6より強制割り込み用端子5を介して入力された強制停
止信号に基づいて、アドレスカウンタ12のカウントア
ップ及びトレースRAM7の書き込みを禁止する。ま
た、内部論理回路3のエラー発生信号又は外部コントロ
ーラ6からの強制停止信号の解除に基づいてアドレスカ
ウンタ12及びトレースRAM7の動作を再開させる。
込み許可発生回路11とアドレスカウンタ12とにより
構成されている。ここで、書き込み許可発生回路11
は、内部論理回路3内に組み込まれたエラー検出回路1
3から出力されたエラー発生信号又は外部コントローラ
6より強制割り込み用端子5を介して入力された強制停
止信号に基づいて、アドレスカウンタ12のカウントア
ップ及びトレースRAM7の書き込みを禁止する。ま
た、内部論理回路3のエラー発生信号又は外部コントロ
ーラ6からの強制停止信号の解除に基づいてアドレスカ
ウンタ12及びトレースRAM7の動作を再開させる。
【0030】アドレスカウンタ12は、0〜N−1まで
カウントアップし、N−1の次は再び0にし、トレース
RAM7内の書き込みアドレスを制御する。また、トレ
ースRAM7は、記憶幅ビット×N段の構成になってい
る。
カウントアップし、N−1の次は再び0にし、トレース
RAM7内の書き込みアドレスを制御する。また、トレ
ースRAM7は、記憶幅ビット×N段の構成になってい
る。
【0031】次に、以上のように構成された本実施例の
トレース機能内蔵型LSIの動作について説明する。ま
ず、LSI1を動作させるとトレースRAM制御回路8
は書き込み許可信号(WE)をトレースRAM7に与え
る。ここでアドレスカウンタ12が毎サイクルごとにト
レースRAM7の書き込みアドレスをカウントアップす
る。その結果、入力端子2,出力端子4からの入出力情
報がトレースRAM7に書き込まれる。
トレース機能内蔵型LSIの動作について説明する。ま
ず、LSI1を動作させるとトレースRAM制御回路8
は書き込み許可信号(WE)をトレースRAM7に与え
る。ここでアドレスカウンタ12が毎サイクルごとにト
レースRAM7の書き込みアドレスをカウントアップす
る。その結果、入力端子2,出力端子4からの入出力情
報がトレースRAM7に書き込まれる。
【0032】アドレスは0〜N−1までを循環し、これ
によって常に最新のNサイクル分の情報がトレースRA
M7に記憶される。次に、動作中の内部論理回路3でエ
ラーが発生すると、内部論理回路3内のエラー検出回路
13によって当該エラーが検出され、エラー発生信号が
トレースRAM制御回路8に引き渡される。トレースR
AM制御回路8は、エラー検出回路13からのエラー発
生信号又は強制割り込み用端子5を介した外部コントロ
ーラ6からの強制停止信号を受けると、アドレスカウン
タ12のカウントアップを止めて、アドレスを保持する
と共に、トレースRAM7の書き込み許可を停止する。
この時点で、トレースRAM7にはエラー発生又は強制
停止直前のNサイクルの情報が記憶されている。
によって常に最新のNサイクル分の情報がトレースRA
M7に記憶される。次に、動作中の内部論理回路3でエ
ラーが発生すると、内部論理回路3内のエラー検出回路
13によって当該エラーが検出され、エラー発生信号が
トレースRAM制御回路8に引き渡される。トレースR
AM制御回路8は、エラー検出回路13からのエラー発
生信号又は強制割り込み用端子5を介した外部コントロ
ーラ6からの強制停止信号を受けると、アドレスカウン
タ12のカウントアップを止めて、アドレスを保持する
と共に、トレースRAM7の書き込み許可を停止する。
この時点で、トレースRAM7にはエラー発生又は強制
停止直前のNサイクルの情報が記憶されている。
【0033】さらに、外部コントローラ6は、シリアル
バスインターフェース回路9を制御して、アドレスカウ
ンタ12内の最新のアドレス値とトレースRAM7内の
N段分の情報を読み出し、最新のNサイクル分の情報を
得ることができる。
バスインターフェース回路9を制御して、アドレスカウ
ンタ12内の最新のアドレス値とトレースRAM7内の
N段分の情報を読み出し、最新のNサイクル分の情報を
得ることができる。
【0034】上述したように、本実施例によるトレース
機能内蔵型LSIは、LSI1内にトレースRAM7と
トレースRAM制御回路8とシリアルバスインターフェ
ース回路9と強制割り込み用端子5とシリアルバス用端
子10とを設け、システムバスに接続される入力端子2
と出力端子4からの入出力情報を記録し、記録された情
報をシステムバスを介することなくシリアルバス用端子
10を通じてシリアルバスから読み出せるようにしたの
で、ロジックアナライザを用いた解析が不要になり、L
SI端子にプローブを接続するセットアップ作業等を省
略できるので、LSI設計上のバグのデバックあるいは
バグの回避方法の検討等のための解析を効率良く行うこ
とができる。
機能内蔵型LSIは、LSI1内にトレースRAM7と
トレースRAM制御回路8とシリアルバスインターフェ
ース回路9と強制割り込み用端子5とシリアルバス用端
子10とを設け、システムバスに接続される入力端子2
と出力端子4からの入出力情報を記録し、記録された情
報をシステムバスを介することなくシリアルバス用端子
10を通じてシリアルバスから読み出せるようにしたの
で、ロジックアナライザを用いた解析が不要になり、L
SI端子にプローブを接続するセットアップ作業等を省
略できるので、LSI設計上のバグのデバックあるいは
バグの回避方法の検討等のための解析を効率良く行うこ
とができる。
【0035】また、システムにバストレース機能を組み
込む場合は、システムバスにトレースRAMやトレース
RAM制御回路を接続するので、これらのハードウエア
によりバスのトラフィック量が増大し、システムそのも
のの動作速度が遅くなる。しかし、本実施例のLSIを
用いたシステムは、システムバスにこれらの機器を接続
する必要がないので、システムにバストレース機能を組
み込む場合と比べるとシステム全体のハードウエア量を
減らすことができると共に、システムの動作を高速にす
ることができる。
込む場合は、システムバスにトレースRAMやトレース
RAM制御回路を接続するので、これらのハードウエア
によりバスのトラフィック量が増大し、システムそのも
のの動作速度が遅くなる。しかし、本実施例のLSIを
用いたシステムは、システムバスにこれらの機器を接続
する必要がないので、システムにバストレース機能を組
み込む場合と比べるとシステム全体のハードウエア量を
減らすことができると共に、システムの動作を高速にす
ることができる。
【0036】このようなシステムの動作の高速化につい
ては、例えば次に示す(1)式、すなわちパルスの立ち
上がりにおける伝搬遅延の一般式で評価することができ
る。 Tpd=Tup+Kup・(ΣCin+ΣCi ) …(1) ただし、Tpd :信号伝搬遅延時間(ns) Tup :出力ドライバ固有遅延時間(ns) Kup :出力ドライバ固有負荷係数(ns/ps) Cin :入力ドライバの入力負荷(pF) ΣCi :配線容量(pF) ここでCinはバスに接続される各部品の容量を表し、Σ
Ci は全体の配線長(配線容量)を表しており、RAM
がコンデンサから構成されていることから、システムバ
スに接続するRAMの数を減らすとTpdすなわち信号伝
搬遅延時間を短縮できることがわかる。つまり、システ
ムバスに接続されるRAMの個数を減らすとΣCinをへ
らすことになり、総配線長も短くなるので、(ΣCin+
ΣCi )が小さくなる。従って、トレースRAMをLS
I内に内蔵させることにより、システムバスの伝搬遅延
時間が短縮され、システムの動作周期が速くなる。
ては、例えば次に示す(1)式、すなわちパルスの立ち
上がりにおける伝搬遅延の一般式で評価することができ
る。 Tpd=Tup+Kup・(ΣCin+ΣCi ) …(1) ただし、Tpd :信号伝搬遅延時間(ns) Tup :出力ドライバ固有遅延時間(ns) Kup :出力ドライバ固有負荷係数(ns/ps) Cin :入力ドライバの入力負荷(pF) ΣCi :配線容量(pF) ここでCinはバスに接続される各部品の容量を表し、Σ
Ci は全体の配線長(配線容量)を表しており、RAM
がコンデンサから構成されていることから、システムバ
スに接続するRAMの数を減らすとTpdすなわち信号伝
搬遅延時間を短縮できることがわかる。つまり、システ
ムバスに接続されるRAMの個数を減らすとΣCinをへ
らすことになり、総配線長も短くなるので、(ΣCin+
ΣCi )が小さくなる。従って、トレースRAMをLS
I内に内蔵させることにより、システムバスの伝搬遅延
時間が短縮され、システムの動作周期が速くなる。
【0037】次に、図2は、本発明に係るトレース機能
内蔵型LSIの第2の実施例を示すブロック図である。
図1と同一部分には同一符号を付して説明し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
内蔵型LSIの第2の実施例を示すブロック図である。
図1と同一部分には同一符号を付して説明し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
【0038】図2において、トレースRAM7bは入力
端子2及び出力端子4でなく、内部論理回路3に接続さ
れ、内部論理回路3の予め指定された位置における内部
信号が書き込まれる。
端子2及び出力端子4でなく、内部論理回路3に接続さ
れ、内部論理回路3の予め指定された位置における内部
信号が書き込まれる。
【0039】また、その他の構成は第1の実施例の構成
と同じなので、ここではその説明を省略する。以上のよ
うに構成された本実施例のトレース機能内蔵型LSIの
動作は、トレースRAMに書き込まれる情報が入出力情
報でなく出力端子4からは出力されない内部論理回路3
の内部情報であるという点を除いて第1の実施例の動作
と同じなので、ここではその説明を省略する。
と同じなので、ここではその説明を省略する。以上のよ
うに構成された本実施例のトレース機能内蔵型LSIの
動作は、トレースRAMに書き込まれる情報が入出力情
報でなく出力端子4からは出力されない内部論理回路3
の内部情報であるという点を除いて第1の実施例の動作
と同じなので、ここではその説明を省略する。
【0040】このように、本実施例によるトレース機能
内蔵型LSIは、第1の実施例と同様にシステムの動作
速度を遅延させることなく内部情報をトレースできる
他、新たな出力端子を設けることなく内部論理回路3の
内部情報をトレースすることができる。このことは、L
SIの入出力端子数の減少、チップ面積の縮小につなが
るのでLSIの製造コストを下げることができる。
内蔵型LSIは、第1の実施例と同様にシステムの動作
速度を遅延させることなく内部情報をトレースできる
他、新たな出力端子を設けることなく内部論理回路3の
内部情報をトレースすることができる。このことは、L
SIの入出力端子数の減少、チップ面積の縮小につなが
るのでLSIの製造コストを下げることができる。
【0041】さらに、図3は、本発明に係るトレース機
能内蔵型LSIの第3の実施例を示すブロック図であ
る。図1と同一部分には同一符号を付して説明し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。
能内蔵型LSIの第3の実施例を示すブロック図であ
る。図1と同一部分には同一符号を付して説明し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。
【0042】図3において、入力端子2及び出力端子4
と内部論理回路3の複数位置から信号がセレクタ14に
入力されており、セレクタ14はモード切り換えレジス
タ15の情報に基づいてトレースRAM7cに書き込ま
れる情報を選択する。
と内部論理回路3の複数位置から信号がセレクタ14に
入力されており、セレクタ14はモード切り換えレジス
タ15の情報に基づいてトレースRAM7cに書き込ま
れる情報を選択する。
【0043】モード切り換えレジスタ15には、外部コ
ントローラ6よりシリアルバスインターフェース回路9
bを介してセレクタ14で選択する情報の対象が書き込
まれている。モード切り換えレジスタ15の内容は書換
可能である。
ントローラ6よりシリアルバスインターフェース回路9
bを介してセレクタ14で選択する情報の対象が書き込
まれている。モード切り換えレジスタ15の内容は書換
可能である。
【0044】トレースRAM7cには、セレクタ14で
選択された入力端子2及び出力端子4あるいは内部論理
回路3の情報が書き込まれる。なお、データ選択回路
は、例えばセレクタ14及びモード切り換えレジスタ1
5から構成されている。
選択された入力端子2及び出力端子4あるいは内部論理
回路3の情報が書き込まれる。なお、データ選択回路
は、例えばセレクタ14及びモード切り換えレジスタ1
5から構成されている。
【0045】また、その他の構成は第1の実施例の構成
と同じなので、ここではその説明を省略する。次に、以
上のように構成された本実施例のトレース機能内蔵型L
SIの動作について説明する。
と同じなので、ここではその説明を省略する。次に、以
上のように構成された本実施例のトレース機能内蔵型L
SIの動作について説明する。
【0046】まず、シリアルバスインターフェース回路
9bを介してモード切り換えレジスタ15に値を設定す
る。この設定された値によってトレースされる情報の対
象が指定される。トレース内容は、用途に応じて様々で
あるが、本実施例では入力信号、出力信号あるいは制御
レジスタ等の内部論理回路3の内部信号としている。ま
た、トレースしたい内部信号数が多い場合には複数グル
ープに分けることができる。これらの情報の内、上記し
たようにモード切り換えレジスタ15に指定されたもの
が、セレクタ14によって選択されてトレースRAM7
cに入力される。
9bを介してモード切り換えレジスタ15に値を設定す
る。この設定された値によってトレースされる情報の対
象が指定される。トレース内容は、用途に応じて様々で
あるが、本実施例では入力信号、出力信号あるいは制御
レジスタ等の内部論理回路3の内部信号としている。ま
た、トレースしたい内部信号数が多い場合には複数グル
ープに分けることができる。これらの情報の内、上記し
たようにモード切り換えレジスタ15に指定されたもの
が、セレクタ14によって選択されてトレースRAM7
cに入力される。
【0047】トレース情報対象の指定後、LSI1を動
作させると、トレースRAM制御回路8は書き込み許可
信号(WE)をトレースRAM7cを与える。ここでア
ドレスカウンタ12が毎サイクルごとにトレースRAM
7cの書き込みアドレスをカウントアップし、その結
果、入力端子2,出力端子4からの入出力情報がトレー
スRAM7cに書き込まれる。
作させると、トレースRAM制御回路8は書き込み許可
信号(WE)をトレースRAM7cを与える。ここでア
ドレスカウンタ12が毎サイクルごとにトレースRAM
7cの書き込みアドレスをカウントアップし、その結
果、入力端子2,出力端子4からの入出力情報がトレー
スRAM7cに書き込まれる。
【0048】アドレスは0〜N−1までを循環し、これ
によって常に最新のNサイクル分の情報がトレースRA
M7cに記憶される。次に、動作中の内部論理回路3で
エラーが発生すると、内部論理回路3内のエラー検出回
路13によって当該エラーが検出され、エラー発生信号
がトレースRAM制御回路8に引き渡される。トレース
RAM制御回路8は、エラー検出回路13からのエラー
発生信号又は強制割り込み用端子5を介した外部コント
ローラ6からの強制停止信号を受けると、アドレスカウ
ンタ12のカウントアップを止めて、アドレスを保持す
ると共に、トレースRAM7cの書き込み許可を停止す
る。この時点で、トレースRAM7cにはエラー発生又
は強制停止直前のNサイクルの情報が記憶されている。
によって常に最新のNサイクル分の情報がトレースRA
M7cに記憶される。次に、動作中の内部論理回路3で
エラーが発生すると、内部論理回路3内のエラー検出回
路13によって当該エラーが検出され、エラー発生信号
がトレースRAM制御回路8に引き渡される。トレース
RAM制御回路8は、エラー検出回路13からのエラー
発生信号又は強制割り込み用端子5を介した外部コント
ローラ6からの強制停止信号を受けると、アドレスカウ
ンタ12のカウントアップを止めて、アドレスを保持す
ると共に、トレースRAM7cの書き込み許可を停止す
る。この時点で、トレースRAM7cにはエラー発生又
は強制停止直前のNサイクルの情報が記憶されている。
【0049】さらに、外部コントローラ6は、シリアル
バスインターフェース回路9bを制御して、アドレスカ
ウンタ12内の最新のアドレス値とトレースRAM7c
内のN段分の情報を読み出し、最新のNサイクル分の情
報を得ることができる。
バスインターフェース回路9bを制御して、アドレスカ
ウンタ12内の最新のアドレス値とトレースRAM7c
内のN段分の情報を読み出し、最新のNサイクル分の情
報を得ることができる。
【0050】このように、本実施例によるトレース機能
内蔵型LSIは、第1又は第2の実施例と同様の効果が
得られる他、入力情報、出力情報、内部情報をそれぞれ
さらに細かくグループ分けしてトレースビット幅を小さ
くすることができるので、必要なRAMの容量を小さく
することができる。また、モード切り換えレジスタ15
で必要な情報を切り換え、選択できるので、より多くの
情報のトレースができる。従って、第1又は第2の実施
例の場合よりもトレースRAM7cの容量を小さくする
ことができ、より多くの情報をトレースすることができ
る。
内蔵型LSIは、第1又は第2の実施例と同様の効果が
得られる他、入力情報、出力情報、内部情報をそれぞれ
さらに細かくグループ分けしてトレースビット幅を小さ
くすることができるので、必要なRAMの容量を小さく
することができる。また、モード切り換えレジスタ15
で必要な情報を切り換え、選択できるので、より多くの
情報のトレースができる。従って、第1又は第2の実施
例の場合よりもトレースRAM7cの容量を小さくする
ことができ、より多くの情報をトレースすることができ
る。
【0051】さらに、図4は、本発明に係るトレース機
能内蔵型LSIの第4の実施例を示すブロック図であ
る。図3と同一部分には同一符号を付して説明し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。
能内蔵型LSIの第4の実施例を示すブロック図であ
る。図3と同一部分には同一符号を付して説明し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。
【0052】図4において、内部論理回路3内にはエラ
ー検出回路13の他に、動作条件検出回路16が設けら
れている。この動作条件検出回路16は、外部コントロ
ーラ6よりシリアルバスインターフェース回路9cを介
して書き込まれた動作条件を満たした場合、条件合致信
号をトレースRAM制御回路8へ送出する。
ー検出回路13の他に、動作条件検出回路16が設けら
れている。この動作条件検出回路16は、外部コントロ
ーラ6よりシリアルバスインターフェース回路9cを介
して書き込まれた動作条件を満たした場合、条件合致信
号をトレースRAM制御回路8へ送出する。
【0053】また、その他の構成は第3の実施例の構成
と同じなので、ここではその説明を省略する。次に、以
上のように構成された本実施例のトレース機能内蔵型L
SIの動作について説明する。
と同じなので、ここではその説明を省略する。次に、以
上のように構成された本実施例のトレース機能内蔵型L
SIの動作について説明する。
【0054】まず、シリアルバスインターフェース回路
9cを介して動作条件検出回路16に必要な値を入力
し、LSIの停止条件を設定する。動作条件検出回路1
6が、LSI1の動作中、内部に設定された条件を満た
した場合に条件合致信号をトレースRAM制御回路8へ
送信する他は、第3の実施例と同様である。
9cを介して動作条件検出回路16に必要な値を入力
し、LSIの停止条件を設定する。動作条件検出回路1
6が、LSI1の動作中、内部に設定された条件を満た
した場合に条件合致信号をトレースRAM制御回路8へ
送信する他は、第3の実施例と同様である。
【0055】また、例えば演算中、内部論理回路3内の
第Mレジスタが値Kになるまでの履歴を得ることを考え
る。まず、シリアルバスインターフェース回路9cを介
して動作条件検出回路16に内部論理回路3内第Mレジ
スタが値Kになったとき、条件合致信号をトレースRA
M制御回路8へ送出するように設定する。
第Mレジスタが値Kになるまでの履歴を得ることを考え
る。まず、シリアルバスインターフェース回路9cを介
して動作条件検出回路16に内部論理回路3内第Mレジ
スタが値Kになったとき、条件合致信号をトレースRA
M制御回路8へ送出するように設定する。
【0056】次に、シリアルバスインターフェース回路
9cを介してモード切り換えレジスタ15を書換え、第
Mレジスタをトレースするように設定する。上記設定
後、LSIを動作させる。動作中、第MレジスタがKに
なるまでエラーを発生せず、かつ、外部からの強制停止
信号も入力されない場合、第MレジスタがKになったと
き、条件合致信号がトレースRAM制御回路8へ送出さ
れ、トレースRAM7cが停止される。
9cを介してモード切り換えレジスタ15を書換え、第
Mレジスタをトレースするように設定する。上記設定
後、LSIを動作させる。動作中、第MレジスタがKに
なるまでエラーを発生せず、かつ、外部からの強制停止
信号も入力されない場合、第MレジスタがKになったと
き、条件合致信号がトレースRAM制御回路8へ送出さ
れ、トレースRAM7cが停止される。
【0057】もし、例えば第MレジスタがKになるまで
の入力値も必要ならば、モード切り換えレジスタ15の
値を切り換えて同様な操作を行えばよい。このように、
本実施例によるトレース機能内蔵型LSIは、動作条件
検出回路16に設定された条件でトレースRAM7cに
対する新規データの書き込みを停止できるようにしたの
で、第3の実施例と同様の効果が得られる他、内部論理
回路3内の任意の条件で回路(LSI)を停止して、そ
れまでの履歴を解析することができる。
の入力値も必要ならば、モード切り換えレジスタ15の
値を切り換えて同様な操作を行えばよい。このように、
本実施例によるトレース機能内蔵型LSIは、動作条件
検出回路16に設定された条件でトレースRAM7cに
対する新規データの書き込みを停止できるようにしたの
で、第3の実施例と同様の効果が得られる他、内部論理
回路3内の任意の条件で回路(LSI)を停止して、そ
れまでの履歴を解析することができる。
【0058】また、図5は、本発明に係るトレース機能
内蔵型LSIの第5の実施例を示すブロック図である。
図4と同一部分には同一符号を付して説明し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
内蔵型LSIの第5の実施例を示すブロック図である。
図4と同一部分には同一符号を付して説明し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
【0059】図5において、内部論理回路3内のエラー
検出回路13b内に、動作条件検出回路16bが設けら
れている。したがって、エラー検出回路13bは、内部
回路でエラーが発生した場合、又は、外部コントローラ
6よりシリアルバスインターフェース回路9cを介して
動作条件検出回路16bに書き込まれた動作条件が満た
された場合、エラー発生信号、又は、条件合致信号の代
わりに強制停止信号をトレースRAM制御回路8へ送出
する。
検出回路13b内に、動作条件検出回路16bが設けら
れている。したがって、エラー検出回路13bは、内部
回路でエラーが発生した場合、又は、外部コントローラ
6よりシリアルバスインターフェース回路9cを介して
動作条件検出回路16bに書き込まれた動作条件が満た
された場合、エラー発生信号、又は、条件合致信号の代
わりに強制停止信号をトレースRAM制御回路8へ送出
する。
【0060】また、その他の構成は第4の実施例の構成
と同じなので、ここではその説明を省略する。以上のよ
うに構成された本実施例のトレース機能内蔵型LSIの
動作は、エラー発生信号、又は、条件合致信号の代わり
に強制停止信号がトレースRAM制御回路8へ送出され
る他は、第4の実施例と同様である。
と同じなので、ここではその説明を省略する。以上のよ
うに構成された本実施例のトレース機能内蔵型LSIの
動作は、エラー発生信号、又は、条件合致信号の代わり
に強制停止信号がトレースRAM制御回路8へ送出され
る他は、第4の実施例と同様である。
【0061】このように、本実施例によるトレース機能
内蔵型LSIは、動作条件検出回路16bをエラー検出
回路13b内に設けたので、第4の実施例と同様の効果
が得られる他、第4の実施例におけるエラー検出回路1
3と動作条件検出回路16の共通部分を省略できるので
回路を簡便にすることができる。
内蔵型LSIは、動作条件検出回路16bをエラー検出
回路13b内に設けたので、第4の実施例と同様の効果
が得られる他、第4の実施例におけるエラー検出回路1
3と動作条件検出回路16の共通部分を省略できるので
回路を簡便にすることができる。
【0062】また、図6は、本発明に係るトレース機能
内蔵型LSIの第6の実施例を示すブロック図である。
図1と同一部分には同一符号を付して説明し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
内蔵型LSIの第6の実施例を示すブロック図である。
図1と同一部分には同一符号を付して説明し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
【0063】図6において、トレース機能内蔵型LSI
は、図1内の強制割り込み用端子を備えていない。本実
施例では、外部からの強制停止信号はシリアルバス用端
子10及びシリアルバスインターフェース回路9dを介
してトレースRAM制御回路8に入力される。
は、図1内の強制割り込み用端子を備えていない。本実
施例では、外部からの強制停止信号はシリアルバス用端
子10及びシリアルバスインターフェース回路9dを介
してトレースRAM制御回路8に入力される。
【0064】また、その他の構成は第1の実施例の構成
と同じなので、ここではその説明を省略する。以上のよ
うに構成された本実施例のトレース機能内蔵型LSIの
動作は、外部からの強制停止信号がシリアルバスインタ
ーフェース回路9dを介してトレースRAM制御回路8
に入力されるという点を除いて第1の実施例の動作と同
じなので、ここではその説明を省略する。
と同じなので、ここではその説明を省略する。以上のよ
うに構成された本実施例のトレース機能内蔵型LSIの
動作は、外部からの強制停止信号がシリアルバスインタ
ーフェース回路9dを介してトレースRAM制御回路8
に入力されるという点を除いて第1の実施例の動作と同
じなので、ここではその説明を省略する。
【0065】上述したように、本実施例によるトレース
機能内蔵型LSIは、第1の実施例から強制割り込み用
端子を省略し、外部からの強制停止信号をシリアルバス
インターフェース回路9dを介してトレースRAM制御
回路8に入力するようにしたので、第1の実施例と同様
な効果の他、LSIの入出力端子を減らすことができ、
このことはチップ面積の縮小につながるのでLSIの製
造コストを下げることができる。
機能内蔵型LSIは、第1の実施例から強制割り込み用
端子を省略し、外部からの強制停止信号をシリアルバス
インターフェース回路9dを介してトレースRAM制御
回路8に入力するようにしたので、第1の実施例と同様
な効果の他、LSIの入出力端子を減らすことができ、
このことはチップ面積の縮小につながるのでLSIの製
造コストを下げることができる。
【0066】また、本実施例は当然のことながら、第
2,第3,第4,第5の実施例にも適用できる。なお、
実施例では外部コントローラとの接続のためにシリアル
バスを用いているが、本発明は、これに限られるもので
はなく、どのようなバスを用いてもよい。
2,第3,第4,第5の実施例にも適用できる。なお、
実施例では外部コントローラとの接続のためにシリアル
バスを用いているが、本発明は、これに限られるもので
はなく、どのようなバスを用いてもよい。
【0067】さらに、本実施例では、外部コントローラ
によりトレースRAMとアドレスカウンタ内の情報読み
出し制御を行っているが、本発明は、これに限定される
ものでなく、システムバスを介さないのならばどのよう
な方式で情報の読み出しを行ってもよく、例えば読み出
し制御部分をLSI内に設けても構わない。このように
本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能
である。
によりトレースRAMとアドレスカウンタ内の情報読み
出し制御を行っているが、本発明は、これに限定される
ものでなく、システムバスを介さないのならばどのよう
な方式で情報の読み出しを行ってもよく、例えば読み出
し制御部分をLSI内に設けても構わない。このように
本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能
である。
【0068】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、L
SIが接続されるシステムにおいて、当該システムのシ
ステムバスにハードウエアを接続することなく、接続さ
れたLSIの履歴情報を保持する機能を実現でき、ひい
ては高速にシステムを動作させることのできるトレース
機能内蔵型LSIを提供することができる。
SIが接続されるシステムにおいて、当該システムのシ
ステムバスにハードウエアを接続することなく、接続さ
れたLSIの履歴情報を保持する機能を実現でき、ひい
ては高速にシステムを動作させることのできるトレース
機能内蔵型LSIを提供することができる。
【図1】本発明に係るトレース機能内蔵型LSIの第1
の実施例を示すブロック図。
の実施例を示すブロック図。
【図2】本発明に係るトレース機能内蔵型LSIの第2
の実施例を示すブロック図。
の実施例を示すブロック図。
【図3】本発明に係るトレース機能内蔵型LSIの第3
の実施例を示すブロック図。
の実施例を示すブロック図。
【図4】本発明に係るトレース機能内蔵型LSIの第4
の実施例を示すブロック図。
の実施例を示すブロック図。
【図5】本発明に係るトレース機能内蔵型LSIの第5
の実施例を示すブロック図。
の実施例を示すブロック図。
【図6】本発明に係るトレース機能内蔵型LSIの第6
の実施例を示すブロック図。
の実施例を示すブロック図。
【図7】ロジックアナライザを用いた従来のLSI入出
力端子情報を取得する装置の構成を示す図。
力端子情報を取得する装置の構成を示す図。
【図8】システムにバストレース機能を組み込んだ従来
のLSI入出力端子情報を取得する装置の構成を示す
図。
のLSI入出力端子情報を取得する装置の構成を示す
図。
1…LSI、2…入力端子、3…内部論理回路、4…出
力端子、5…強制割り込み用端子、7,7b,7c…ト
レースRAM、8…トレースRAM制御回路、9,9
b,9c,9d…シリアルバスインターフェース回路、
11…書き込み許可発生回路、12…アドレスカウン
タ、13,13b…エラー検出回路、14…セレクタ、
15…モード切り換えレジスタ、16,16b…動作条
件検出回路。
力端子、5…強制割り込み用端子、7,7b,7c…ト
レースRAM、8…トレースRAM制御回路、9,9
b,9c,9d…シリアルバスインターフェース回路、
11…書き込み許可発生回路、12…アドレスカウン
タ、13,13b…エラー検出回路、14…セレクタ、
15…モード切り換えレジスタ、16,16b…動作条
件検出回路。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定のデータ処理機能を有し、かつ、動
作中この所定のデータ処理機能を検診してエラー発生時
にエラー発生信号を発する内部回路と、この内部回路に
対するデータの入出力を行うための入出力端子とを有す
るLSIにおいて、 前記内部回路に接続され、動作中この内部回路に対する
入出力データ又はこの内部回路内の所定位置の内部デー
タにおける常に最新の所定個数のデータを記憶保持する
トレースメモリ回路と、 前記エラー発生信号を受領して前記トレースメモリ回路
における新規データの記憶保持動作を停止させるメモリ
制御回路と、 前記新規データの記憶保持動作を停止した後のトレース
メモリ回路に記憶保持されているデータをインタフェー
ス端子を介して外部へ送出するインタフェース回路とを
備えたトレース機能内蔵型LSI。 - 【請求項2】 所定のデータ処理機能を有し、かつ、動
作中この所定のデータ処理機能を検診してエラー発生時
にエラー発生信号を発する内部回路と、この内部回路に
対するデータの入出力を行うための入出力端子とを有す
るLSIにおいて、 前記内部回路に接続され、動作中この内部回路に対する
入出力データ又はこの内部回路内の所定位置の内部デー
タにおける常に最新の所定個数のデータを記憶保持する
トレースメモリ回路と、 前記エラー発生信号又は割込端子を介して外部から入力
された強制停止信号を受領して前記トレースメモリ回路
における新規データの記憶保持動作を停止させるメモリ
制御回路と、 前記新規データの記憶保持動作を停止した後のトレース
メモリ回路に記憶保持されているデータをインタフェー
ス端子を介して外部へ送出するインタフェース回路とを
備えたトレース機能内蔵型LSI。 - 【請求項3】 所定のデータ処理機能を有し、かつ、動
作中この所定のデータ処理機能を検診してエラー発生時
にエラー発生信号を発する内部回路と、この内部回路に
対するデータの入出力を行うための入出力端子とを有す
るLSIにおいて、 前記内部回路に接続され、動作中この内部回路に対する
入出力データ又はこの内部回路内の所定位置の内部デー
タにおける常に最新の所定個数のデータを記憶保持する
トレースメモリ回路と、 前記内部回路の動作状態が予め外部から指定された条件
を満たすと条件合致信号を出力する動作条件検出回路
と、 前記エラー発生信号又は前記条件合致信号を受領して前
記トレースメモリ回路における新規データの記憶保持動
作を停止させるメモリ制御回路と、 前記新規データの記憶保持動作を停止した後のトレース
メモリ回路に記憶保持されているデータをインタフェー
ス端子を介して外部へ送出するインタフェース回路とを
備えたトレース機能内蔵型LSI。 - 【請求項4】 前記内部回路とトレースメモリ回路との
間に介挿され、前記内部回路に対する入出力データ又は
この内部回路内の所定位置の内部データのうちの外部か
ら指定された種類のデータを選択して前記トレースメモ
リ回路へ送出するデータ選択回路を備えたことを特徴と
する請求項1乃至3のいずれか1項記載のトレース機能
内蔵型LSI。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6196722A JPH0863374A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | トレース機能内蔵型lsi |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6196722A JPH0863374A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | トレース機能内蔵型lsi |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0863374A true JPH0863374A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16362514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6196722A Pending JPH0863374A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | トレース機能内蔵型lsi |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0863374A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001013135A1 (fr) * | 1998-01-30 | 2001-02-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Appareil de controle de signaux internes de circuit integre |
KR100343765B1 (ko) * | 1998-10-20 | 2002-07-20 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 신호처리장치 |
US6484243B1 (en) | 1998-09-18 | 2002-11-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Shared memory tracing apparatus |
JP2003006003A (ja) * | 2001-06-18 | 2003-01-10 | Mitsubishi Electric Corp | Dmaコントローラおよび半導体集積回路 |
US6687863B1 (en) | 1999-07-29 | 2004-02-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Integrated circuit internal signal monitoring apparatus |
JP2009129368A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Ricoh Co Ltd | 半導体集積回路の検証装置、方法及びプログラム |
JP2010205064A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Fujitsu Ltd | 障害解析のためのトレース装置およびトレース方法 |
JP2012074057A (ja) * | 2003-07-11 | 2012-04-12 | Yogitech Spa | 信頼性のあるマイクロコントローラ並びにその設計方法及びそのためのコンピュータプログラム |
JP2016136292A (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | 株式会社リコー | 半導体デバイス、ログ取得方法及び電子機器 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP6196722A patent/JPH0863374A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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