JPH085133B2 - プリントラミネート方法 - Google Patents
プリントラミネート方法Info
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- JPH085133B2 JPH085133B2 JP20344989A JP20344989A JPH085133B2 JP H085133 B2 JPH085133 B2 JP H085133B2 JP 20344989 A JP20344989 A JP 20344989A JP 20344989 A JP20344989 A JP 20344989A JP H085133 B2 JPH085133 B2 JP H085133B2
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Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリントラミネート方法に関するものであ
る。
る。
熱融着ポリマ層が積層されたフィルムを熱圧着するプ
リントラミネート体としては、紙、金属箔、布などとの
ラミネート(特公昭60−36939号公報)、印刷紙とのラ
ミネート(特公昭63−12792号公報、特開昭60−135236
号公報、特開昭60−184826号公報)などが知られてい
る。
リントラミネート体としては、紙、金属箔、布などとの
ラミネート(特公昭60−36939号公報)、印刷紙とのラ
ミネート(特公昭63−12792号公報、特開昭60−135236
号公報、特開昭60−184826号公報)などが知られてい
る。
しかし、上記従来のプリントラミネート体は接着力は
満足するものの、今一つ艶が出ず、光沢感の悪いもので
あった。
満足するものの、今一つ艶が出ず、光沢感の悪いもので
あった。
本発明はかかる問題点を改善し、接着強度、光沢感が
共に優れたプリントラミネート体を提供することを目的
とする。
共に優れたプリントラミネート体を提供することを目的
とする。
本発明のプリントラミネート方法は、基材フィルム層
と熱融着ポリマ層からなるプリントラミネート用フィル
ム及び印刷体を、該プリントラミネート用フィルムの熱
融着ポリマ層面と該印刷体の印刷面を向い合わせて、融
着装置により加圧融着するプリントラミネート方法にお
いて、該印刷体を温度40〜110℃、線圧20〜120Kg/cmで
予熱加圧した後、プリントラミネート用フィルムと80〜
140℃で加圧融着することを特徴とするものである。
と熱融着ポリマ層からなるプリントラミネート用フィル
ム及び印刷体を、該プリントラミネート用フィルムの熱
融着ポリマ層面と該印刷体の印刷面を向い合わせて、融
着装置により加圧融着するプリントラミネート方法にお
いて、該印刷体を温度40〜110℃、線圧20〜120Kg/cmで
予熱加圧した後、プリントラミネート用フィルムと80〜
140℃で加圧融着することを特徴とするものである。
本発明における熱融着ポリマとは、熱融着性を有する
ものであればよく、特に限定するものではないが、ポリ
エチレン、エチレン共重合体(例えば、エチレンアクリ
ル酸共重合体、エチレンメタクリル酸共重合体、エチレ
ンメタクリル酸メチル無水マレイン酸三次元重合体など
のエチレンアクリル酸系共重合体、エチレン酢酸ビニル
共重合体、エチレンプロピレン共重合体、エチレンブテ
ン共重合体)、プロピレンブテン共重合体、メタクリル
酸メチル共重合体などを例示することができ、さらにこ
れらの混合物を使用してもよい。また、石油樹脂、テル
ペン樹脂、ロジン等を添加してもよく、好ましい添加量
は5〜35重量%である。さらには、特に主になる融点ピ
ークが50〜110℃になるような上記共重合体、または混
合物が好ましい。
ものであればよく、特に限定するものではないが、ポリ
エチレン、エチレン共重合体(例えば、エチレンアクリ
ル酸共重合体、エチレンメタクリル酸共重合体、エチレ
ンメタクリル酸メチル無水マレイン酸三次元重合体など
のエチレンアクリル酸系共重合体、エチレン酢酸ビニル
共重合体、エチレンプロピレン共重合体、エチレンブテ
ン共重合体)、プロピレンブテン共重合体、メタクリル
酸メチル共重合体などを例示することができ、さらにこ
れらの混合物を使用してもよい。また、石油樹脂、テル
ペン樹脂、ロジン等を添加してもよく、好ましい添加量
は5〜35重量%である。さらには、特に主になる融点ピ
ークが50〜110℃になるような上記共重合体、または混
合物が好ましい。
熱融着ポリマ層の厚みは1〜30μm、好ましくは4〜
18μmである。
18μmである。
基材フィルム層とは、ポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリアミドなどのフィルムをいい、なかでもポリオ
レフィンが好ましくて、ポリオレフィンフィルムとして
はポリプロピレン、プロピレンと他のα−オレフィンと
の共重合体などからなるフィルムを例示できる。特にポ
リプロピレンを主体(プロピレン成分85重量%以上)と
した二軸延伸フィルムが好ましい。また該基材フィルム
層は2層以上の積層体であってもよく、表層の基材層は
内層の基材層より剛性または融点が低いものがよい。
ル、ポリアミドなどのフィルムをいい、なかでもポリオ
レフィンが好ましくて、ポリオレフィンフィルムとして
はポリプロピレン、プロピレンと他のα−オレフィンと
の共重合体などからなるフィルムを例示できる。特にポ
リプロピレンを主体(プロピレン成分85重量%以上)と
した二軸延伸フィルムが好ましい。また該基材フィルム
層は2層以上の積層体であってもよく、表層の基材層は
内層の基材層より剛性または融点が低いものがよい。
基材フィルム層の厚みは、特に限定しないが、5〜10
0μm、好ましくは10〜25μmである。
0μm、好ましくは10〜25μmである。
熱融着ポリマ層、基材フィルム層には、熱安定剤、酸
化防止剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、滑剤(有
機、無機)、紫外線防止剤、造核剤等を、接着強度、光
沢感を低下させない範囲内(例えば0.01〜5重量%)
で、添加してもよい。
化防止剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、滑剤(有
機、無機)、紫外線防止剤、造核剤等を、接着強度、光
沢感を低下させない範囲内(例えば0.01〜5重量%)
で、添加してもよい。
基材フィルム層に熱融着ポリマ層を積層する方法は、
特に限定するものではないが、コーティングする方法、
押出ラミネート法、積層後延伸する方法(共押出法、一
軸延伸後積層し延伸する方法)などを例示することがで
き、なかでも積層後延伸する方法が好ましく、次にその
一例を示す。
特に限定するものではないが、コーティングする方法、
押出ラミネート法、積層後延伸する方法(共押出法、一
軸延伸後積層し延伸する方法)などを例示することがで
き、なかでも積層後延伸する方法が好ましく、次にその
一例を示す。
基材フィルム層を構成すべき樹脂としてポリオレフィ
ンを1つの押出機へ、熱融着ポリマを別の押出機へ供給
し、1つの口金へ導き同時に押出して冷却ロールに巻き
付け積層シートとし、該シートを加熱し、縦方向に3〜
7倍に延伸し(一軸延伸後積層し延伸する方法では、こ
の時点で熱融着層ポリマを押出ラミネートする)、再び
加熱して横方向に5〜15倍に延伸し、熱処理、必要に応
じて熱弛緩して積層フィルムとする。熱融着ポリマ層、
ポリオレフィンフィルム層のいずれの面にもコロナ放電
処理するのが好ましい。
ンを1つの押出機へ、熱融着ポリマを別の押出機へ供給
し、1つの口金へ導き同時に押出して冷却ロールに巻き
付け積層シートとし、該シートを加熱し、縦方向に3〜
7倍に延伸し(一軸延伸後積層し延伸する方法では、こ
の時点で熱融着層ポリマを押出ラミネートする)、再び
加熱して横方向に5〜15倍に延伸し、熱処理、必要に応
じて熱弛緩して積層フィルムとする。熱融着ポリマ層、
ポリオレフィンフィルム層のいずれの面にもコロナ放電
処理するのが好ましい。
印刷体とは、アート紙、コート紙、上質紙、和紙、合
成紙、フィルムなどに印刷したものをいい、それは単
体、積層体のいずれでもよい。また印刷は特に限定せ
ず、グラビア印刷、オフセット刷、凸版印刷、凹版印
刷、フレキソ印刷等、いずれでもよい。
成紙、フィルムなどに印刷したものをいい、それは単
体、積層体のいずれでもよい。また印刷は特に限定せ
ず、グラビア印刷、オフセット刷、凸版印刷、凹版印
刷、フレキソ印刷等、いずれでもよい。
本発明の印刷体を40〜110℃、線圧20〜120Kg/cmで予
熱加圧する方法は、印刷体を加熱されたロール(金属、
ゴム、セラミック等)でニップ予熱加圧する方法、赤外
線などのヒーターまたは加熱炉などで加熱後ニップロー
ルで加圧する方法などがある。該ニップロールは加温さ
れているのが好ましい。また、これらの予熱工程はプリ
ントラミネート用フィルムと印刷体を加圧融着する直前
が好ましく、予熱は片面、両面のいずれでもよいが、印
刷体のカール面を防止するためには、両面予熱が好まし
い。
熱加圧する方法は、印刷体を加熱されたロール(金属、
ゴム、セラミック等)でニップ予熱加圧する方法、赤外
線などのヒーターまたは加熱炉などで加熱後ニップロー
ルで加圧する方法などがある。該ニップロールは加温さ
れているのが好ましい。また、これらの予熱工程はプリ
ントラミネート用フィルムと印刷体を加圧融着する直前
が好ましく、予熱は片面、両面のいずれでもよいが、印
刷体のカール面を防止するためには、両面予熱が好まし
い。
予熱する温度は印刷体の波打ち、カール、印刷インキ
の耐熱性等から40〜110℃、好ましくは50〜110℃であ
る。
の耐熱性等から40〜110℃、好ましくは50〜110℃であ
る。
線圧は、印刷体の表面凹凸を少なくするには線圧20Kg
/cm以上、加圧による印刷体の変形(圧延、伸び)を抑
えるには線圧120Kg/cm以下がよく、好ましくは線圧40〜
100Kg/cmである。
/cm以上、加圧による印刷体の変形(圧延、伸び)を抑
えるには線圧120Kg/cm以下がよく、好ましくは線圧40〜
100Kg/cmである。
本発明に使用する融着装置とは、基材フィルム層の片
面に積層された熱融着ポリマ層と印刷体の印刷面を加圧
融着する装置であり、二本のロールを用いて加圧融着、
金属エンドレスベルトとロールを用いて加圧融着などの
装置がある。金属エンドレスベルトに代えて艶出しフィ
ルムを用いてもよい。ロールは金属(例えばハードクロ
ムメッキ、ステンレス)、セラミック、ゴムなどがよ
い。二本のロールを用いて加圧融着する場合は、両方と
も金属ロール、片方のみ金属ロールまたはセラミック
(基材フィルム層側)、他はゴムロールなどがある。
面に積層された熱融着ポリマ層と印刷体の印刷面を加圧
融着する装置であり、二本のロールを用いて加圧融着、
金属エンドレスベルトとロールを用いて加圧融着などの
装置がある。金属エンドレスベルトに代えて艶出しフィ
ルムを用いてもよい。ロールは金属(例えばハードクロ
ムメッキ、ステンレス)、セラミック、ゴムなどがよ
い。二本のロールを用いて加圧融着する場合は、両方と
も金属ロール、片方のみ金属ロールまたはセラミック
(基材フィルム層側)、他はゴムロールなどがある。
プリントラミネート用フィルムと印刷体を加圧融着す
る際には、片面または両面から80〜140℃、好ましくは9
0〜130℃に加熱し圧着するのが光沢感の優れたものが得
られる。
る際には、片面または両面から80〜140℃、好ましくは9
0〜130℃に加熱し圧着するのが光沢感の優れたものが得
られる。
該加圧融着温度は熱融着ポリマ層の融点より10℃以
上、好ましくは20℃以上高いのがよく、基材フィルム層
の融点より30℃以上低いのが好ましい。加圧は通常、線
圧20〜120Kg/cmがよい。
上、好ましくは20℃以上高いのがよく、基材フィルム層
の融点より30℃以上低いのが好ましい。加圧は通常、線
圧20〜120Kg/cmがよい。
以下、図面に基づいて本発明の方法を説明するが、本
発明の方法は以下の方法に限定されるものではない。
発明の方法は以下の方法に限定されるものではない。
第1図は、本発明の方法に使用し得る金属エンドレス
ベルト方式の融着装置の一例の概略側面図である。金属
ベルト3は加熱ロール4とロール6により保持され、両
ロールの回転により金属ベルト3は左回りに回動し、加
熱ロール4は80〜140℃の温度に設定されている。40〜1
00℃の温度に設定された予熱ロール11、12で予熱された
印刷体2は、プリントラミネート用フィルム1の熱融着
ポリマ層面と印刷体2の印刷面が向い合うように、金属
エンドレスベルト3と加圧ロール5の間に供給され、80
〜140℃の温度で加圧融着され、加圧融着された積層体
は基材フィルム層面が金属エンドレスベルト3に接触し
たまま移動する。金属ベルト3はロール6に至る前に水
シャワー7により冷却され、該積層体は位置Aにおい
て、20〜80℃の温度で金属エンドレスベルト3(融着装
置の圧着面)より離脱する。
ベルト方式の融着装置の一例の概略側面図である。金属
ベルト3は加熱ロール4とロール6により保持され、両
ロールの回転により金属ベルト3は左回りに回動し、加
熱ロール4は80〜140℃の温度に設定されている。40〜1
00℃の温度に設定された予熱ロール11、12で予熱された
印刷体2は、プリントラミネート用フィルム1の熱融着
ポリマ層面と印刷体2の印刷面が向い合うように、金属
エンドレスベルト3と加圧ロール5の間に供給され、80
〜140℃の温度で加圧融着され、加圧融着された積層体
は基材フィルム層面が金属エンドレスベルト3に接触し
たまま移動する。金属ベルト3はロール6に至る前に水
シャワー7により冷却され、該積層体は位置Aにおい
て、20〜80℃の温度で金属エンドレスベルト3(融着装
置の圧着面)より離脱する。
第2図は、本発明に使用し得る加熱加圧ロール方式の
融着装置方式の一例の概略側面図である。印刷体2は40
〜110℃の温度に設定された予熱ロール11、12間で予熱
され、プリントラミネート用フィルム1の熱融着ポリマ
層面と印刷体2の印刷面が向い合うように、金属ロール
4(80〜140℃の温度に設定されている)と加圧ロール
5の間に供給され、80〜140℃の温度で加圧融着され
る。
融着装置方式の一例の概略側面図である。印刷体2は40
〜110℃の温度に設定された予熱ロール11、12間で予熱
され、プリントラミネート用フィルム1の熱融着ポリマ
層面と印刷体2の印刷面が向い合うように、金属ロール
4(80〜140℃の温度に設定されている)と加圧ロール
5の間に供給され、80〜140℃の温度で加圧融着され
る。
なお、本発明において使用した物性値の測定方法及び
評価方法は次のとおりである。
評価方法は次のとおりである。
(1)融点 示差走査熱量計(DSC)を用い、20℃/分の昇温速度
で280℃まで昇温し5分保持した後、同速で冷却し、再
度昇温した時の、いわゆるセカンドランの融解曲線のピ
ーク点を融点とする。ピーク点を2点以上有する時は、
基線と曲線から描かれる融解面積の最も大きい所のピー
クを融点とする。
で280℃まで昇温し5分保持した後、同速で冷却し、再
度昇温した時の、いわゆるセカンドランの融解曲線のピ
ーク点を融点とする。ピーク点を2点以上有する時は、
基線と曲線から描かれる融解面積の最も大きい所のピー
クを融点とする。
(2)光沢度 JIS−Z8741により、入射角20度、受光角20度で、印刷
紙にプリントラミネートした白地部分を測定した。測定
値の高いほど光沢のよいことを示す。
紙にプリントラミネートした白地部分を測定した。測定
値の高いほど光沢のよいことを示す。
(3)光沢感 熱融着したプリントラミネートの光沢感を次のとおり
判定した。
判定した。
O:平滑で優れた光沢感のあるプリントラミネート体 ×:微細なツブツブを有し、光沢感の劣ったプリントラ
ミネート体 (4)接着力 熱融着した積層フィルムと印刷紙とを180度方向に剥
離し、1cm単位当りで測定したものである。
ミネート体 (4)接着力 熱融着した積層フィルムと印刷紙とを180度方向に剥
離し、1cm単位当りで測定したものである。
(5)カール 印刷紙(130g/m2アート紙)に熱融着したプリントラ
ミネート体の端部カール(フィルム側への持上がり)を
判定した。
ミネート体の端部カール(フィルム側への持上がり)を
判定した。
○:カールなく良好 △:端部カールややあり ×:端部カール(持上がり)大 (6)平面性 熱融着したプリントラミネート体の波打ち、凸凹具合
を判定した。
を判定した。
○:波打ちデコボコもなく平面性良好 △:波打ちデコボコややあり ×:波打ちデコボコ大きく平面性不良 〔実施例〕 実施例1 ポリプロピレン(メルトインデックス:2.0)を他の押
出機へ供給し、260℃にてシート状に押出し、ドラムに
巻き付け冷却したあと、120℃に加熱して長手方向に4.5
倍に延伸し冷却し、エチレン酢酸ビニル共重合体(融点
85℃)を別の押出機から押出ラミネートし、次いで170
℃に加熱したテンターに導き11倍に横方向に延伸し、16
5℃にて熱処理し、さらに熱融着ポリマ層(エチレン酢
酸ビニル共重合体)面にコロナ放電処理し、熱融着ポリ
マ層厚み6μm、ポリプロピレン層厚み20μmのプリン
トラミネート用フィルムを得た。次いで、第1図の融着
装置を用いて、印刷体を60℃、線圧50Kg/cmで予熱加圧
し、該印刷体に前記プリントラミネート用フィルムを加
圧融着温度100℃の条件でラミネートし、プリントラミ
ネート体を得た。得られたプリントラミネート体につい
て、接着力、光沢度、光沢感、カール及び平面性を評価
した。結果を第1表に示す。
出機へ供給し、260℃にてシート状に押出し、ドラムに
巻き付け冷却したあと、120℃に加熱して長手方向に4.5
倍に延伸し冷却し、エチレン酢酸ビニル共重合体(融点
85℃)を別の押出機から押出ラミネートし、次いで170
℃に加熱したテンターに導き11倍に横方向に延伸し、16
5℃にて熱処理し、さらに熱融着ポリマ層(エチレン酢
酸ビニル共重合体)面にコロナ放電処理し、熱融着ポリ
マ層厚み6μm、ポリプロピレン層厚み20μmのプリン
トラミネート用フィルムを得た。次いで、第1図の融着
装置を用いて、印刷体を60℃、線圧50Kg/cmで予熱加圧
し、該印刷体に前記プリントラミネート用フィルムを加
圧融着温度100℃の条件でラミネートし、プリントラミ
ネート体を得た。得られたプリントラミネート体につい
て、接着力、光沢度、光沢感、カール及び平面性を評価
した。結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1において、印刷体の予熱加圧を行わなかった
点以外は、実施例1と同様に実施した。結果を第1表に
示す。
点以外は、実施例1と同様に実施した。結果を第1表に
示す。
比較例2 実施例1において、印刷体の予熱加圧の線圧を15Kg/c
mに変更した以外は、実施例1と同様に実施した。結果
を第1表に示す。
mに変更した以外は、実施例1と同様に実施した。結果
を第1表に示す。
実施例2 ポリプロピレン(メルトインデックス:2.0)を260℃
にてシート状に押出し120℃で長手方向に4.5倍に延伸し
て得られた一軸延伸ポリプロピレンフィルムに、熱融着
ポリマとしてエチレンメタクリル酸メチル無水マレイン
酸三元重合体(融点:100℃)を押出ラミネートし、170
℃のテンターにて横手方向に11倍に延伸し、165℃にて
熱処理し、更に熱融着ポリマ層面にコロナ放電処理し、
熱融着ポリマ層厚み6μm、ポリプロピレン層厚み20μ
mのプリントラミネート用フィルムを得た。次いで、第
2図の融着装置を用いて、印刷体を90℃、線圧75Kg/cm
で予熱加圧し、該印刷体に前記プリントラミネート用フ
ィルムを加圧融着温度120℃の条件でラミネートし、プ
リントラミネート体を得た。得られたプリントラミネー
ト体について、接着力、光沢度、光沢感、カール及び平
面性を評価した。結果を第1表に示す。
にてシート状に押出し120℃で長手方向に4.5倍に延伸し
て得られた一軸延伸ポリプロピレンフィルムに、熱融着
ポリマとしてエチレンメタクリル酸メチル無水マレイン
酸三元重合体(融点:100℃)を押出ラミネートし、170
℃のテンターにて横手方向に11倍に延伸し、165℃にて
熱処理し、更に熱融着ポリマ層面にコロナ放電処理し、
熱融着ポリマ層厚み6μm、ポリプロピレン層厚み20μ
mのプリントラミネート用フィルムを得た。次いで、第
2図の融着装置を用いて、印刷体を90℃、線圧75Kg/cm
で予熱加圧し、該印刷体に前記プリントラミネート用フ
ィルムを加圧融着温度120℃の条件でラミネートし、プ
リントラミネート体を得た。得られたプリントラミネー
ト体について、接着力、光沢度、光沢感、カール及び平
面性を評価した。結果を第1表に示す。
比較例3 実施例2において、印刷体の予熱加圧の温度を125℃
に変更し、加圧融着温度を110℃に変更した以外は、実
施例2と同様に実施した。結果を第1表に示す。
に変更し、加圧融着温度を110℃に変更した以外は、実
施例2と同様に実施した。結果を第1表に示す。
実施例3 二軸延伸ポリエステルフィルム(厚み:15μm)にエ
チレン酢酸ビニル共重合体(融点:95℃)を220℃で15μ
mの厚みに押出ラミネートしてプリントラミネート用フ
ィルムを得た。次いで、第1図の融着装置を用いて、印
刷体を100℃、線圧65Kg/cmで予熱加圧し、該印刷体に前
記プリントラミネート用フィルムを加圧融着温度135℃
の条件でラミネートし、プリントラミネート体を得た。
得られたプリントラミネート体について、接着力、光沢
度、光沢感、カール及び平面性を評価した。結果を第1
表に示す。
チレン酢酸ビニル共重合体(融点:95℃)を220℃で15μ
mの厚みに押出ラミネートしてプリントラミネート用フ
ィルムを得た。次いで、第1図の融着装置を用いて、印
刷体を100℃、線圧65Kg/cmで予熱加圧し、該印刷体に前
記プリントラミネート用フィルムを加圧融着温度135℃
の条件でラミネートし、プリントラミネート体を得た。
得られたプリントラミネート体について、接着力、光沢
度、光沢感、カール及び平面性を評価した。結果を第1
表に示す。
実施例1、実施例2、実施例3とも接着力、光沢感、
カール、平面性ともにすぐれたものであった。
カール、平面性ともにすぐれたものであった。
比較例1、比較例2は印刷体を予熱加圧してないため
あるいは不足のため、接着力は十分であるが、光沢感に
欠け、また印刷体の微細なデコボコが消えずに残った。
あるいは不足のため、接着力は十分であるが、光沢感に
欠け、また印刷体の微細なデコボコが消えずに残った。
比較例3は印刷体の予熱加圧が過ぎるため、カールが
大きく、印刷体は熱で変色し光沢感悪く、波打った平面
性の悪いものになった。
大きく、印刷体は熱で変色し光沢感悪く、波打った平面
性の悪いものになった。
本発明は次のごとく優れた効果を奏する。
(1)印刷体を40〜110℃に予熱したので、融着ポリマ
が印刷体に接して冷えることなく、従って、印刷面のく
い込み、流れが良くなり、微細な“ブツブツ”のない光
沢の優れたプリントラミネート体が得られる。
が印刷体に接して冷えることなく、従って、印刷面のく
い込み、流れが良くなり、微細な“ブツブツ”のない光
沢の優れたプリントラミネート体が得られる。
(2)印刷体を線圧20〜120Kg/cmに加圧したので、印刷
体の微細なデコボコが残ることもなく、平面性に優れ
た、光沢感のあるプリントラミネート体が得られる。
体の微細なデコボコが残ることもなく、平面性に優れ
た、光沢感のあるプリントラミネート体が得られる。
(3)上圧融着温度を80〜140℃としたので、均一完全
融着し、カールのない接着力も十分強いプリントラミネ
ート体が得られる。
融着し、カールのない接着力も十分強いプリントラミネ
ート体が得られる。
第1図及び第2図は、本発明の方法に使用し得る融着装
置を例示したものである。 1……プリントラミネート用フィルム、2……印刷体、
3……金属エンドレスベルト、4……加熱ロール、5…
…加圧ロール、6……ロール、7……水シャワー、8…
…プリントラミネート体、9……ロール、10……ロー
ル、11……予熱加圧、12……予熱加圧ロール、A……離
脱位置
置を例示したものである。 1……プリントラミネート用フィルム、2……印刷体、
3……金属エンドレスベルト、4……加熱ロール、5…
…加圧ロール、6……ロール、7……水シャワー、8…
…プリントラミネート体、9……ロール、10……ロー
ル、11……予熱加圧、12……予熱加圧ロール、A……離
脱位置
Claims (1)
- 【請求項1】基材フィルム層と熱融着ポリマ層からなる
プリントラミネート用フィルム及び印刷体を、該プリン
トラミネート用フィルムの熱融着ポリマ層面と該印刷体
の印刷面を向い合わせて、融着装置により加圧融着する
プリントラミネート方法において、該印刷体を温度40〜
110℃、線圧20〜120Kg/cmで予熱加圧した後、プリント
ラミネート用フィルムと80〜140℃で加圧融着すること
を特徴とするプリントラミネート方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20344989A JPH085133B2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | プリントラミネート方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20344989A JPH085133B2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | プリントラミネート方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365325A JPH0365325A (ja) | 1991-03-20 |
JPH085133B2 true JPH085133B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=16474306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20344989A Expired - Lifetime JPH085133B2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | プリントラミネート方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085133B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007116886A1 (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-18 | J-Film Corporation | プリントラミネート体の製造方法、プリントラミネート機及びプリントラミネート体 |
KR101243463B1 (ko) * | 2011-01-06 | 2013-03-13 | 율촌화학 주식회사 | 다층 폴리올레핀계 연신 필름의 제조방법 및 이로부터 제조된 다층 폴리올레핀계 연신 필름 |
-
1989
- 1989-08-04 JP JP20344989A patent/JPH085133B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0365325A (ja) | 1991-03-20 |
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