【発明の詳細な説明】
手首の支持牽引装置
［発明の分野］
本発明は牽引装置に関し、特に整形外科手術の際に、手首などの、患者の肢の
一部を支持および牽引するために適用される装置に関する。
［背景技術］
整形外科手術においては、肢の数箇所に、関節のいずれかの側で牽引力を付加
する必要がある場合がある。手首の手術の場合には、通常、上腕を水平に、前腕
を垂直にかつ指を最上位にした状態で、患者を仰向けに寝かせる。手首は往復台
（carriage）に寄り掛かり、かつ１以上の指が指トラップ（digit trap）内で支
えられているので、患者の腕の一部は制止される。上向きの力を指トラップにか
けることにより、手首は牽引力下におかれる。
この従来の手法には、いくつかの不都合がある。第一に、患者の手首は垂直に
保たれなければならず、手術のためにより都合のよい向きに置き直すことができ
ない。第二に、整形外科手術においては、腕が垂直に向いているので、モニター
スクリーンを見るための外科医の視界が妨げられることがある。第三に従来の手
法はぎこちなく、外科医を疲れさせる。
［発明の要旨］
本発明は、近位部分と、遠位部分と、この近位部分をこの遠位部分に接続する
関節と、これら近位および遠位部分が周りを回動する、仮想関節枢軸とを有する
肢に用いるための、支持牽引装置であって：
この肢の近位部分を固着する載せ台（rest）と；
長さを有し、かつ、載せ台に関して、仮想関節枢軸と一致しない部材枢軸の周
りを回動するように、載せ台に回動自在に接続された伸張性部材と；
関節から離れた位置で伸張性部材を肢の遠位部分に取り付けるための接続手段
と；
選択可能な牽引力を関節に付加するように伸張性部材の長さを増大または縮小
するための伸張手段と；
載せ台に関する伸張性部材の回動自在な動きに関わらず、選択可能な牽引力を
実質的に一定に維持するための力供与手段
を備えた支持牽引装置を提供する。
好ましくは、伸張性部材は回動自在かつ固定可能に載せ台に接続され、伸張性
部材は仮想関節枢軸から離れた部材数軸の周りを回動できる。
好ましくは、この装置はさらに伸張性部材に取り付けられたプラットフォーム
を有し、伸張性部材が、肢の遠位部分がプラットフォーム上に載りかつプラット
フォームの回転によって回転するように、載せ台に回転可能かつ固定可能に接続
される。
［図面の簡単な説明］
本発明の好ましい実施態様は、次に述べる添付の図を参照して説明される：
図１は、本発明による手首の支持牽引装置の第一の好ましい実施態様の平面図
である；
図２は、図１の装置の側面図である；
図３は、使用時における本発明の第一の好ましい実施態様の上面図である。
図４は、使用時における本発明の第一の好ましい実施態様を示す側面図である
。
図５は、本発明の第一の好ましい実施態様で用いられる自在継手の展開斜視図
である。
図６は、本発明の第二の好ましい実施態様の側面図である。
図７は、本発明の第二の好ましい実施態様の平面図である。
図８は、本発明の特に好ましい実施態様の斜視図である。
図９は、本発明の特に好ましい実施態様で用いられるカフ（cuff）の斜視図で
ある。
図１０は、本発明の特に好ましい実施態様の展開斜視図であり、発明品を組立
てる好ましい方法を図示している。
図１１は、本発明の別の特に好ましい実施態様の展開斜視図である。
［好ましい実施態様の詳細な説明］
図１〜４の全体を参照すれば、概して、手首の支持牽引装置１０の第一の好ま
しい実施態様は、大要において、載せ台１２および伸張性部材１４を必須的に有
する。患者の前腕１６は前腕ストラップ２０によって載せ台１２に固着される。
指トラップ２２は患者の指の１本を伸張性部材１４のＬ字型の箇所２６に固着す
る。伸張性部材１４は、実質的に一定の空気圧または水圧がパイプ３２を通って
供給されるジャッキであってもよい。これは、手首２８にかかる実質的に一定の
牽引力を維持し、こうして外科医が手首の整形外科手術または関節鏡検査（arth
roscopic）手術を行うことを可能にする。
また本発明の第一の好ましい実施態様のさらに詳細な説明に関して図１〜４を
参照すれば、装置１０は、指トラップ２２が患者の指を前腕１６から引き離すよ
うに伸張性部材１４の長さを増大することにより、手首２８に牽引力を付加する
。
ジャッキ３０は伸張性部材１４に必要な力を供給する。好ましくは、ジャッキ
３０は水圧または空気圧によって作動するが、電気的、機械的またはその他の手
段によって作動してもよい。第一の好ましい実施態様において、ジャッキ３０に
よって供給された力は、伸張性部材１４の長さとは無関係に、実質的に一定のま
まであり、外科医は圧力調節器３３を経てパイプ３２を通ってジャッキ３０に供
給される水圧または空気圧を調整することにより、力の量を制御できる。
柄（stalk）３４は伸張性部材１４の一部を形成するためにジャッキ３０に取
り付けられ、載せ台１２内に固着された自在継手３６（図５中に図示）のところ
で回動自在に装着される。図５を参照すれば、第一の好ましい実施態様において
、自在継手３６は、両端の一方で載せ台１２に取り付けられ他端でカップ４０に
取り付けられた、箇所３９を有する。球３８は柄３４に取り付けられ、外殻４２
によってカップ４０中に保持される。代わって、外殻４２は、穴４６を通過し箇
所３９中のねじ山のついた穴４８中でねじ留めされた、スクリュークランプ（sc
rewclamp）４４によって球３８を締めつける。スクリュークランプ４４がゆるい
と、この配置により柄３４は、そしてゆえに伸張性部材１４は、球３８の中心と
実質
的に一致する部材数軸の周りを回動することができる。スクリュークランプ４４
が締められると、柄３４の回動動作は止められる。
伸張性部材１４の回動動作により、手首２８の中心と実質的に一致する仮想関
節枢軸の周りを手２９が回動的に動作する。伸張性部材１４および手２９の回動
動作は連結しているが、これらは同じ枢軸の周りでは起こらない；すなわち、部
材枢軸は仮想関節枢軸から離れている。したがって、これらの回動動作の間、伸
張性部材１４は手首２８にかかる実質的に一定の牽引力を維持するために長さを
変化させなければならない。この長さの変化は、実質的に一定の水圧下または空
気圧下でジャッキ３０中に、およびジャッキ３０から柄３４を動かすことにより
調節される。スクリュークランプ４４がゆるいときに回動動作ができることに加
え、ジャッキ３０は球３８の中心を実質的に通過する長手方向の軸の周りを回転
することもできる。ジャッキ３０の本体にはプラットフォーム１８が取り付けら
れ、ジャッキ３０の回転によってプラットフォーム１８が揺れる。図３に示され
るように、プラットフォーム１８の回転によって手２９の回転が、そしてゆえに
手首２８の回内または回外が起こるように、手２９はプラットフォーム１８上に
載る。この様に、プラットフォーム１８を回転することにより、外科医は手首２
８を手術に都合の良い向きに置くことができる。こうして得られた回内および回
外の程度が不十分ならば、前腕ストラップ２０をゆるめ、前腕１６の位置を直し
、そして最後に前腕ストラップ２０を再び締めることができる。
手首にかけられた牽引力が肩に付加されるのを防ぐために、装置１０を用いる
際に、図３に示すように、前腕１６が上腕５４と約４０度の角度を成しかつ上腕
５４が上腕ストラップ５６によって載せ台１２に固着されるように、肘５２は曲
げられるべきである。４０度の角度は、二頭筋を通る上腕骨が牽引力に確実に耐
えるために十分大きく、そして腕を標準的な腕台（arm table）上に置きかつ外
科医が腕のどちらか側に座るためには十分小さい。
曲げた腕か、同じ腕の掌側の面か、または他方の腕のうちのいずれかの便宜を
はかるために、載せ台１２は患者の肩の近位の端で次第に外側に広がっている。
上腕ストラップ５６は、上腕５４を図３に示した位置で固着するために用いられ
るが、別の上腕ストラップ５６Ａを、同じ腕の掌側の面または他方の腕に用いる
こともできる。載せ台１２はまた、肘領域に圧力がかからないようにするための
凹部６６を有していもよい。載せ台１２はオートクレーブで消毒可能な真空成形
されたプラスチックから製造されてもよい。
手首２８を支持するために、装置１０を図３に示した従来の腕台５０上に置く
こともできる。載せ台１２は腕台５０上の位置の広い範囲に置くことができる。
この様に、手首２８は手術に都合の良い位置および向きに置くことができ、その
一方でなお、実質的に一定の牽引力がかかる。装置１０は好ましくは、無菌の場
所が設けられた後に手首２８および前腕１６の下に導入される、独立した装置で
ある。腕台５０の使用により、外科医が自分の腕を載せたり器具を配置できる作
業面が与えられる。必要であれば、装置１０は全体が取り外され、標準的な腕台
およびちらかっていない（uncluttered）無菌の場所が残される。
装置１０は関節鏡検査手術および手首切開手術（open wrist surgery）の両方
に用いるのに適しており、関節鏡検査の処置から切開処置に発展しても、都合よ
く用いられる。この場合、切開処置が牽引力を要しなくても、装置１０は単純に
かつ容易に取り外され、処置は下にある標準的な腕台上で続けられる。
図６および７は、図１〜４に示した実施態様の特徴と利点を実質的に全て包含
する、本発明の第二の好ましい実施態様を示す。この第二の好ましい実施態様に
おいて、手首支持牽引装置７２は載せ台７４に回動自在に取り付けられた伸張性
部材７６を有する。
伸張性部材７６は、球３８と、プラットフォーム８０と、ピストン８２とを有
する。ピストン８２の一端はプラットフォーム８０中の穴８６中に滑り込み、穴
８６の中から滑り出て、そしてピストン８２は、チャンバ８８を作るように、滑
動自在の、穴８６の壁に対して実質的に気密なシールを形成する。ピストン８２
に力を加えるように、空気圧または水圧を、入口９０を通してチャンバ８８中に
連結してもよい。代わりにピストン８２は、プラットフォーム８０内にまたはプ
ラットフォーム８０上に装着された、従来の気圧ジャッキの一部であってもよい
。
プラットフォーム８０から離れたピストン８２の端には、スプレッダバー（sp
reader bar）８４が取り付けられる。指サック６８は、ボールチェーン８６によ
ってスプレッダバー８４に調節可能に取り付けられ、指２４は指サック６８中に
保
持される。こうして、入口９０を通ってチャンバ８８に導入された空気圧または
水圧によって、ピストン８２はプラットフォーム８０から離れるように滑ろうと
する。これによって、順に、牽引力が、スプレッダバー８４、ボールチェーン８
６および指２４を通って手首２８に付加される。前腕１６は前腕ストラップ２０
によって載せ台７４に固着される。ノッチ７８は、牽引力が手首２８に付加され
る際に、前腕ストラップ２０が載せ台７４上で滑るのを防ぐ。
球３８およびカップ４０は、載せ台７４中の空隙９３内に装着され、プラット
フォーム８０が球３８の中心を実質的に通過する軸の周りを回動するようにでき
る、固定可能な自在継手を形成する。取り外し可能レバー９２はカップ４０上で
固定可能に動作するように適用され、これにより、取り外し可能レバー９２の第
一の位置においてカップ４０は、プラットフォーム８０が載せ台７４に関して回
動できるように、球３８から離れるように動作し、取り外し可能レバーの第二の
位置においてカップ４０は、プラットフォーム８０の回動を止めるように、球３
８上に締めつけられる。カップ４０は、末端キャップ９４によって、空隙９３内
に保持されてもよい。
装置７２の実質的に全ての構成部材は、好ましくは放射線透過性（radio-luce
nt）プラスチックから作られる。これにより、装置から腕を取り外す必要なしに
、手首のエックス線を取ることができる。載せ台７４は、好ましくは、装置７２
がスタンド上に装着されるようにする溝穴９６を有する。加えて、載せ台７４は
、例えばより適当な牽引力が手首にかかるように、凹部９５を有する形をしてい
てもよい。
装置７２はいくつかの形態において用いることができる。例えば、第一の形態
においては、この装置を標準的な腕台上に水平におくことができる。この形態に
おいて、手首を延ばして横方向にずらすことができるが、手首は屈曲されないか
もしれない。第二の形態においては、手首を延ばしたり、横方向にずらしたり、
屈曲したりすることが全てできるように、この装置を装着装置の縁部上に水平に
装着してもよい。第三の形態においては、この装置を従来の位置で垂直スタンド
上に装着してもよい。
図８〜９は本発明による牽引装置９８の特に好ましい実施態様を図示している
。
牽引装置９８は、他の実施態様と実質的に同様に作動するが、この実施態様にお
いては、患者の前腕は載せ台１２に取り付けられたポスト１０２上に保持された
カフ１００内に固着される。他の実施態様のように、指トラップ２２は患者の指
を伸張性部材１４に固着し、そして伸張性部材１４は、患者の手首にかかる実質
的に一定の牽引力を維持するように実質的に一定の空気圧または水圧と連結され
たジャッキであってもよい。
柄３４は伸張性部材１４の一部を形成するようにジャッキ３０に取り付けられ
、そして載せ台１２内に固着された自在継手３６で回動自在に装着される。図１
０に示されるように、自在継手３６は棒１２０によって載せ台１２のへこみ内に
保持された球３８を有する。棒１２０は穴１２２に偏心的に装着され、レバー１
０４の回転よって棒１２０が球３８に押しつけられるようにレバー１０４に取り
付けられ、これによって外科医はこの牽引装置を好適な向きに固定することがで
きる。
他の実施態様のように、伸張性部材１４の回動動作により、患者の手首の中心
と実質的に一致した仮想関節枢軸の周りを、患者の手が回動的に動作する。伸張
性部材１４および手の回動動作は連結しているが、これらは同じ枢軸の周りでは
起こらない；すなわち、部材枢軸は仮想関節枢軸からは離れている。したがって
、これらの回動動作の際に、伸張性部材１４は、手首２８にかかる実質的に一定
の牽引力を維持するために、長さを変化させなければならない。この長さの変化
は、実質的に一定の水圧下または空気圧下でジャッキ３０の伸張または収縮によ
って調節される。
ジャッキ３０はまた、自在継手３６の中心を実質的に通過する長手方向の軸の
周りを回転することもできる。ジャッキ３０の本体にはプラットフォーム１８が
取り付けられ、ジャッキの３０の回転によってプラットフォーム３０が揺れる。
プラットフォーム１８の回転によって手の回転が、そしてゆえに手首の回内また
は回外が起こるように、患者の手はプラットフォーム１８上に載る。この様に、
プラットフォーム１８を回転することにより、外科医は手首２８を手術に都合の
良い向きに置くことができる。
載せ台１２は基部１０８から突出した２本のピラー（pillars）１０６上に装
着
され、これにより、都合良く配置された、小型の移送可能な装置が提供される。
図９はカフ１００をより詳細に図示している。カフ１００は好ましくは使い捨
てであり、そして好ましくは、柔軟な繊維層が積層かまたは他の方法で付着した
、可撓性の、弾性の、実質的に滑り止めの基部を有する長い材料からなる。好ま
しくは、この基部はネオプレンであり、繊維層は一方向伸縮性のべロア織物であ
る。カフ１００は、カフをポスト１０２に取り付けるための手段を備えた長い材
料を有する。図９に示されるように、カフ１００および取り付け手段は好ましく
は、織物長さ方向に２つの輪を形成し、そしてこれらの輪のくびれ（necks）を
縫いつけるかまたは他の方法で閉じることにより作られる、２つのチューブ１１
を有する。これらの輪は、ポスト１０２を覆って滑り、これによって、ポスト１
０２の間のカフを取り外し可能に保持する。しかし、カフをポスト１０２に取り
外し可能に取り付けるために、他の取り付け手段を設けてもよい。
カフ１００はカフを前腕の周りに固着するための手段を含む。好ましくは、こ
の手段は、織物の細片の一端に取り付けられたホック留めの留め具（ベルクロ（
Velcro）の商標名で市販されているものなど）の細片を有する。
さらに、カフ１００は好ましくは、前腕を支持するために心地好いクッション
と輪郭を備えた表面を設けるために、載せ台１２中の凹部１１６にかけられる舌
状部（tongue）１１４を有する。
牽引装置９８の実質的に全ての構成部材は、この装置から腕を取り外す必要な
しに手首のエックス線を取ることができるように、好ましくは放射線透過性プラ
スチックから作られる。
図１０は本発明の特に好ましい実施態様の展開斜視図である。図１０を参照す
れば、本発明品を組み立てるための好ましい方法は、次の工程を含む：
圧力調節器３３を、静脈注射用スタンド等の、都合の良い垂直ポスト１３０に
締めつける。このポスト１３０は、外科医の視界にゲージ１３２が入るように、
手術台に近づけることができる。
チューブ１３４を、１５０kPa以上、７００kPa以下の圧力を有する医療用空気
の供給源に接続する。調節器のダイヤルを回して空気が利用可能であること、お
よびゲージが作動していることを確かめ、次いでゲージの読みが零になるように
調節器を調節する。
この装置を、その構成部品に分解し、活性化されたジアルデヒド溶液中に浸漬
することによりこれら部品の使用に備える。空気管路３２も同様に準備される。
浸漬の後、十分に濯ぎ、過剰の水分を拭き取る。
使い捨てカフを内包する無菌キットを開封し、カフの突出した舌状部がメイン
ブロック（main block）１２の凹面を覆うクッシヨンとして置かれるように、カ
フを滑らせてポスト１０２上に全体にわたって載せる。カフの特定の表面が患者
の皮膚と接触することが予期されることを見て確かめる。
患者の皮膚の準備を整えた後で、適当な指にそってできるだけ奥まで指トラッ
プを滑らせる。トラップが適切に固着され外れないことを確かめるために、指ト
ラップを引張る。
シリンダ球（cylinder ball）３８を、載せ台１２の対応する溝１３６中に、
進むところまで垂直に滑り上げる。
外科医が座る位置と反対のブロックの側から固定心棒１２０を、球３８が固着
されるように、ブロック１２に滑り通す。心棒の挿入を可能にするために、その
平面１５０は球に面していなければならない。
載せ台１２およびシリンダ１３８を、ハンドプレート１８が最上位になるよう
にシリンダを回転しながら、手術台の上に平に置く。固定レバー１０４を心棒１
２０のへこみ中に挿入し、心棒が球を固定するまで回転する。最小限の労力しか
必要としない。過剰の力を用いてはならない。
次に、手首の仮想枢軸が固定球３８の約２cm近位側になるように、患者の前腕
を配置する。処置に最も都合の良い手首または手の面が外科医の方を向くように
、腕の向きを合わせる。カフを用いて患者の腕を正しい場所に固着する。一般的
な規準として、麻酔をかけた腕がカフを快適に感じる以上にカフを締めつけては
ならない。最小限の張力しか必要としない。留められていない（free）ベルクロ
のつまみを取り付けたら、他の側のつまみを、輪を切るように取り外し（unloop
）、カフに横方向の安定性を与えるためにこれらのタブを付着させる。このとき
もまた、過剰に締めつけてはならない。
空気管路３２をハンドプレート１８の下にあるルーアー管継手（Luer fitting
）
に接続し、助手に空気管路３２の他端を圧力調節器３３に接続してもらう。助手
は、空気管路３２を圧力調節器３３に接続する前に、ゲージが零を示しているこ
とを確認しなければならない。
ゲージ１３２の読みが１０kPaになり空気がシリンダ１３８中にシュッと音を
たてて入り込むのが聞こえるまで、助手に制御ノブ１４０を回してもらう。この
ときから、処置に絶対的に必須であるより長い時間、圧力が４０kPaより上に決
して保たれないように、どのくらいの圧力が付加されているかを監視するのは助
手の責任となる。
ピストン１４２をシリンダ１３８と一直線に並べ、通常の１０kPaの圧力に対
抗して、ピストンが行程の３分の２だけ入るまでシリンダ中に押し込む。指トラ
ップのボールチェーンを、それらがピンと張るように、かつ負荷が均等に配分さ
れるように、スプレッダバー１４４にそって配置する。トラップが指上に固着さ
れていることを再度確認する。
次に、有用であれば、ストラップ１４６をハンドプレート１８の下にある差し
口（spigots）に取り付けることにより、手をハンドプレート１８に固着しても
よい。
圧力を３５kPaまで増加させ、追加の牽引力が絶対的に必要な場合のみ増加さ
せる。３５kPaの圧力は、家用煉瓦の半分の重さによって加えられる力にほぼ等
しい。
手首の屈曲が必要な場合には、ポスト１０６を基部１０８に押し込み、ブロッ
ク１２を図示されるように滑らせてスタンド上に載せることにより、屈曲スタン
ドを組み立ててもよい。
装置が滑ったり転んだりしないように安定性を与える必要があれば、基部１０
８はそのポストなしで用いられてもよい：
手首をずらすには、固定レバー１０４をゆるめ、シリンダ１３８の位置を直し
、そして次に再び固定すればよい。回内または回外を実質的に変化させることが
必要になったら、腕の位置をかえられるように、圧力を零にし、カフをゆるめる
ことは有用であろう。
必要であれば、装置を通してエックス線またはアイ・アイ（I.I.）像を取って
も
よいが、この場合の装置は十分に放射線透過性である。
ボールチェーンは、圧力を零にせずにスプレッダバーから取り外してはならな
い。この装置は非常に弱い皮膚の患者に用いてはならない。皮膚がある程度弱い
場合には、指トラップをいくつ用いてどの指に負荷をかけるべきか注意深く検討
し、分散する（distraction）力を注意深く監視する。
図１１は、力供与手段が、ピストン１４２をシリンダ１３８から押し離すこと
によって伸張性部材を伸張するように作用する、ばね１６０である、本発明の別
の特に好ましい実施態様を図示している。
ばね１６０によって加えられる力は、圧縮の程度によって決定される。このた
め、ピストン１４２には、外科医が腕にかかる牽引力を調節できるように、校正
目盛を刻んでもよい。外科医は、所望の力が得られるまでピストン１４２をシリ
ンダ１３８中に押し込むことにより、これを行うことができる。外科医は次に、
所望の程度のばね１６０の圧縮が維持されるように、スプレッダバー１４４中の
ボールチェーン２１の位置を調節してもよい。
別の特に好ましい実施態様においては、カフ１００および指サック２２によっ
て手首が保持されるので、手首がその仮想軸の周りを回転すると、伸張部材はほ
んのわずかしか直線上に伸張しない。したがって、ばね１６０によって生じた牽
引力は、この様な回転にも関わらず、外科医が設定したように、実質的に一定に
維持される。
図１１の別の特に好ましい実施態様はまた、ピストン１４２中にグルーブ（gr
oove）１６２を有し、かつシリンダ１３８中の穴１６６にねじこまれるねじ１６
４を有する。このねじおよびグルーブの配置により、外科医は手動で牽引力を手
首に付加することができ、ねじ１６４がグルーブ１６２を圧するようにねじ１６
４を締めることにより、外科医は手首を牽引状態に維持したまま装置を固定でき
る。この様に装置を用いた場台、ばね１６０は必須ではなく、外科医が必要な力
を与える。
この様に、手首の支持牽引装置について述べたが、この装置上で、手首は容易
にかつ単純に、手術に都合の良い位置および向きに置かれ、一方でなお、手首に
は実質的に一定の牽引力がかけられる。広く記載された本発明の意図または範囲
から離れることなく、特定の実施態様として示された本発明に多くの変更および
／または修正を加えてもよいことは、当業者に理解される通りである。したがっ
て、本発明の実施態様は、全体において、制限的ではなく、例証的なものとして
考慮されるべきである。Detailed Description of the Invention
Wrist support traction device
[Field of the Invention]
The present invention relates to a traction device, and in particular during orthopedic surgery, of the patient's limb, such as the wrist.
A device applied for supporting and towing a part.
[Background Art]
In orthopedic surgery, traction is applied to several parts of the limb on either side of the joint
You may need to In the case of wrist surgery, the upper arm is usually horizontal and the forearm is horizontal.
Lie the patient on his back, with his hands upright and his fingers upright. Wrist is a carriage
(Carriage) and one or more fingers are supported in the digit trap.
Because of this, part of the patient's arm is arrested. Is the upward force on the finger trap?
By kicking, the wrist is put under traction.
This conventional approach has several disadvantages. First, the patient's wrist is vertical
Must be kept and can be repositioned in a more convenient orientation for surgery
Absent. Second, in orthopedic surgery, the arm is vertically oriented, so the monitor
The surgeon's view of the screen may be obstructed. Third conventional hand
The method is awkward and tires the surgeon.
[Summary of Invention]
The present invention includes a proximal portion, a distal portion, and connecting the proximal portion to the distal portion.
Has a joint and a virtual joint pivot about which the proximal and distal portions pivot
A support traction device for use on a limb:
A rest to secure the proximal part of this limb;
The circumference of the member axis that has a length and that does not match the virtual joint axis with respect to the platform.
An extensible member rotatably connected to the mounting table so as to rotate the lever;
Connecting means for attaching the extensible member to the distal portion of the limb remote from the joint
When;
Increase or decrease the length of the extensible member to add selectable traction to the joint
Extension means for doing;
Regardless of the free movement of the stretchable member with respect to the platform, selectable traction force
A means of providing power to keep it substantially constant
There is provided a support and traction device having a.
Preferably, the extensible member is rotatably and fixedly connected to the platform so that the extensible member is extensible.
The member can pivot about a member number axis away from the virtual joint pivot axis.
Preferably, the device further comprises a platform attached to the extensible member.
An extensible member that allows the distal portion of the limb to rest on the platform and the platform.
Rotatably and fixably connected to the platform to rotate with the rotation of the foam
Is done.
[Brief description of drawings]
Preferred embodiments of the invention are described with reference to the accompanying figures, which follow:
FIG. 1 is a plan view of a first preferred embodiment of a wrist support and traction device according to the present invention.
Is;
2 is a side view of the device of FIG. 1;
FIG. 3 is a top view of the first preferred embodiment of the present invention in use.
FIG. 4 is a side view showing the first preferred embodiment of the present invention in use.
.
FIG. 5 is an exploded perspective view of a universal joint used in the first preferred embodiment of the present invention.
Is.
FIG. 6 is a side view of the second preferred embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a plan view of the second preferred embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a perspective view of a particularly preferred embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a perspective view of a cuff used in a particularly preferred embodiment of the present invention.
is there.
FIG. 10 is an exploded perspective view of a particularly preferred embodiment of the present invention, in which the invention product is assembled.
FIG.
FIG. 11 is an exploded perspective view of another particularly preferred embodiment of the present invention.
Detailed Description of the Preferred Embodiments
Referring generally to FIGS. 1-4, generally, a first preferred embodiment of a wrist support and traction device 10 is shown.
The preferred embodiment essentially includes the platform 12 and the extensible member 14 in its entirety.
To do. The patient's forearm 16 is secured to the platform 12 by a forearm strap 20.
The finger trap 22 secures one of the patient's fingers to the L-shaped location 26 of the extensible member 14.
It The extensible member 14 has a substantially constant air or water pressure through the pipe 32.
It may be a jack supplied. This is a substantially constant wrist 28
Maintains traction, thus allowing the surgeon to perform wrist orthopedic surgery or arthroscopy
It is possible to perform surgery.
1 to 4 for a more detailed description of the first preferred embodiment of the present invention.
By reference, the device 10 allows the finger trap 22 to pull the patient's finger away from the forearm 16.
Adding traction to wrist 28 by increasing the length of extensible member 14
.
The jack 30 supplies the necessary force to the extensible member 14. Preferably a jack
30 is operated hydraulically or pneumatically, but is electrically, mechanically or otherwise
It may be operated by a step. In the first preferred embodiment, the jack 30
Thus, the applied force remains substantially constant regardless of the length of the extensible member 14.
The surgeon supplies the jack 30 through the pipe 32 via the pressure regulator 33.
By adjusting the water or air pressure supplied, the amount of force can be controlled.
A stalk 34 attaches to the jack 30 to form part of the extensible member 14.
At the universal joint 36 (shown in FIG. 5) that is attached and fixed in the mounting table 12.
It is mounted rotatably with. Referring to FIG. 5, in a first preferred embodiment
, The universal joint 36 is attached to the mounting table 12 at one end and is attached to the cup 40 at the other end.
Attached, having a point 39. The sphere 38 is attached to the handle 34 and the outer shell 42
Held in cup 40 by. Instead, the outer shell 42 passes through the hole 46 and
Screw clamp (sc) screwed in a threaded hole 48 in station 39
The ball 38 is clamped by the rewclamp) 44. Loose screw clamp 44
This arrangement causes the handle 34, and thus the extensible member 14, to be centered on the sphere 38.
Substance
It is possible to rotate around the number axis of the members that substantially coincide with each other. Screw clamp 44
When is tightened, the rotation of the handle 34 is stopped.
Due to the pivotal movement of the extensible member 14, a virtual function that substantially coincides with the center of the wrist 28.
A hand 29 pivotally moves around the nodal axis. Rotation of extensible member 14 and hand 29
The motions are interlocking, but they do not occur around the same pivot;
The timber axis is distant from the virtual joint axis. Therefore, during these pivoting movements, extension
The tensioning member 14 has a length to maintain a substantially constant traction on the wrist 28.
I have to change. This change in length is essentially constant under water pressure or
By moving handle 34 into and out of jack 30 under atmospheric pressure
Adjusted. In addition to being able to rotate when the screw clamp 44 is loose,
Well, the jack 30 rotates about a longitudinal axis that passes substantially through the center of the sphere 38.
You can also. If the platform 18 is attached to the body of the jack 30,
The rotation of the jack 30 causes the platform 18 to rock. Shown in Figure 3
So that rotation of the platform 18 causes rotation of the hand 29, and
The hand 29 rests on the platform 18 so that pronation or supination of the wrist 28 occurs.
Be listed. Thus, by rotating the platform 18, the surgeon can
8 can be placed in a convenient orientation for surgery. Pronation and times thus obtained
If the outside degree is insufficient, loosen the forearm strap 20 and reposition the forearm 16.
, And finally the forearm strap 20 can be refastened.
Using the device 10 to prevent traction exerted on the wrist from being applied to the shoulder
At this time, as shown in FIG. 3, the forearm 16 forms an angle of about 40 degrees with the upper arm 54 and
The elbow 52 is bent so that 54 is secured to the platform 12 by the upper arm strap 56.
Should be defeated. The 40 degree angle ensures that the humerus that passes through the biceps will withstand traction.
Large enough to rest and place the arm on a standard arm table and out
Small enough for a dentist to sit on either side of his arm.
Use either the bent arm, the volar surface of the same arm, or the other arm for convenience
To measure, the pedestal 12 tapers outwardly at the proximal end of the patient's shoulder.
Upper arm strap 56 is used to secure upper arm 54 in the position shown in FIG.
However, another upper arm strap 56A is used on the palm side of the same arm or on the other arm
You can also. The pedestal 12 also serves to prevent pressure on the elbow area.
It may have a recess 66. The table 12 is vacuum-molded so that it can be sterilized by autoclave
It may be manufactured from molded plastic.
To support the wrist 28, the device 10 is placed on a conventional armrest 50 shown in FIG.
You can also. The platform 12 can be placed in a wide range of positions on the arm platform 50.
In this way, the wrist 28 can be placed in a position and orientation convenient for the surgery,
On the other hand, however, a substantially constant traction force is applied. Device 10 is preferably a sterile field.
With a separate device that is introduced under the wrist 28 and forearm 16 after the location is
is there. The use of arm rest 50 allows the surgeon to rest his arm or position instruments.
Business aspect is given. If necessary, the device 10 can be removed entirely and replaced with a standard arm rest.
And an uncluttered sterile place is left.
The device 10 is for both arthroscopy surgery and open wrist surgery.
It is suitable for use as a surgical instrument and is convenient even when the procedure from arthroscopy is changed to incision.
Used well. In this case, the device 10 can simply be used even if the incision procedure does not require traction.
And easily removed and the procedure continues on the underlying standard armrest.
6 and 7 include substantially all of the features and advantages of the embodiments shown in FIGS.
2 shows a second preferred embodiment of the present invention. In this second preferred embodiment
In addition, the wrist support and traction device 72 is rotatably attached to the mounting base 74.
It has a member 76.
The extensible member 76 includes a sphere 38, a platform 80, and a piston 82.
To do. One end of piston 82 slides into hole 86 in platform 80
Sliding out of 86 and piston 82 slides to create chamber 88.
It forms a movable, substantially airtight seal against the wall of the hole 86. Piston 82
Air pressure or water pressure through the inlet 90 and into the chamber 88 to force the
You may connect. Instead, the piston 82 is mounted in the platform 80 or
It may be part of a conventional pneumatic jack mounted on the rat foam 80.
.
At the end of the piston 82 away from the platform 80, a spreader bar (sp
A reader bar) 84 is attached. The finger sack 68 is attached to the ball chain 86.
Adjustable to a spreader bar 84 so that the fingers 24
Protection
Be held. Thus, the air pressure introduced into chamber 88 through inlet 90 or
The water pressure causes the piston 82 to slip away from the platform 80.
To do. Thereby, the traction force is applied in order to the spreader bar 84 and the ball chain 8
Attached to wrist 28 through 6 and finger 24. Forearm 16 is a forearm strap 20
It is fixed to the mounting table 74 by. Notch 78 provides traction to wrist 28
The forearm strap 20 is prevented from slipping on the mounting table 74 during the movement.
The ball 38 and the cup 40 are mounted in the space 93 in the mounting table 74, and
The foam 80 can be pivoted about an axis that substantially passes through the center of the sphere 38.
Form a fixable universal joint. The removable lever 92 is on the cup 40
It is adapted to operate in a lockable manner, whereby the removable lever 92 first
In one position, the cup 40 is rotated relative to the platform 74 by the platform 80.
Movably away from the sphere 38 so that it can be moved
In the position, the cup 40 moves the ball 3 to stop the rotation of the platform 80.
Tightened on 8. The cup 40 is placed in the space 93 by the end cap 94.
May be held at.
Substantially all components of device 72 are preferably radio-luce
nt) Made from plastic. This allows you to remove your arm from the device
, You can take an x-ray on your wrist. The platform 74 is preferably the device 72.
Has slots 96 that allow it to be mounted on a stand. In addition, the platform 74
, Having a recess 95 so that a more appropriate traction force is exerted on the wrist, for example.
May be.
The device 72 can be used in several forms. For example, the first form
In, the device can be placed horizontally on a standard armrest. In this form
The wrist can be extended and displaced laterally, but is the wrist bent?
It may happen. In the second form, you can stretch your wrist, shift it laterally,
Place the device horizontally on the edge of the mounting device to allow all bending and bending.
You may wear it. In the third form, the device is placed in a vertical position in its conventional position.
May be mounted on top.
8-9 illustrate a particularly preferred embodiment of the traction device 98 according to the present invention.
.
The traction device 98 operates in substantially the same manner as the other embodiments, but in this embodiment
The patient's forearm was held on the post 102 attached to the platform 12.
It is fixed inside the cuff 100. As in other embodiments, the finger trap 22 may be
To the extensible member 14, and the extensible member 14 attaches substantially to the wrist of the patient.
Coupled with a substantially constant air or water pressure to maintain a constant traction
It may be a jack.
The handle 34 is attached to the jack 30 to form part of the extensible member 14.
, And is mounted rotatably by a universal joint 36 fixed in the mounting table 12. FIG.
As shown in FIG. 0, the universal joint 36 is inserted into the recess of the mounting table 12 by the rod 120.
It has a sphere 38 held therein. The rod 120 is eccentrically mounted in the hole 122, and the lever 1
It is attached to the lever 104 so that the rod 120 is pressed against the ball 38 by the rotation of 04.
Attached so that the surgeon can lock the traction device in a suitable orientation.
Wear.
As in the other embodiments, the pivoting movement of the extensible member 14 causes the center of the wrist of the patient to be centered.
The hand of the patient pivotally moves about a virtual joint pivot that substantially coincides with Stretch
The oscillating member 14 and the pivoting motion of the hand are interlocked, but they do not move about the same pivot.
Does not occur; that is, the member axis is remote from the virtual joint axis. Therefore
During these pivoting movements, the extensible member 14 remains substantially constant on the wrist 28.
The length must be changed to maintain the traction of the. This length change
Is caused by the extension or contraction of the jack 30 under a substantially constant water pressure or air pressure.
Is adjusted.
The jack 30 also has a longitudinal axis that extends substantially through the center of the universal joint 36.
You can also rotate around. The platform 18 is attached to the body of the jack 30.
Once attached, the rotation of the jack 30 causes the platform 30 to rock.
The rotation of the platform 18 causes the rotation of the hand, and hence the pronation of the wrist and
The patient's hand rests on the platform 18 so that supination occurs. Like this
Rotating the platform 18 allows the surgeon to place the wrist 28 on the surgical surface.
Can be placed in a good orientation.
The platform 12 is mounted on two pillars 106 protruding from the base 108.
Wear
This provides a conveniently arranged, compact, transportable device.
FIG. 9 illustrates the cuff 100 in more detail. The cuff 100 is preferably used up
And preferably a flexible fiber layer is laminated or otherwise attached
, A long material with a flexible, elastic, substantially non-slip base. Preferred
Preferably, the base is neoprene and the fiber layer is a unidirectionally stretchable velor fabric.
It Cuff 100 is a long piece of material with a means for attaching the cuff to post 102.
Have a fee. As shown in FIG. 9, the cuff 100 and attachment means are preferably
Forms two rings along the length of the fabric, and the necks of these rings
Two tubes 11 made by stitching or otherwise closing
Having. These rings slide over post 102, thereby allowing post 1
Removably hold the cuff between 02. But take the cuff on the post 102
Other attachment means may be provided for releasable attachment.
Cuff 100 includes means for securing the cuff around the forearm. Preferably this
The means of fastening is a hook-and-loop fastener (Velcro (
Velcro), such as those marketed under the trademark name).
In addition, the cuff 100 preferably has a comfortable cushion to support the forearm.
Tongue hung in recess 116 in platform 12 to provide a contoured surface.
It has a tongue 114.
Substantially all components of the traction device 98 require removal of the arm from this device.
In order to be able to take X-rays of the wrist, it is preferable that
Made from stick.
FIG. 10 is an exploded perspective view of a particularly preferred embodiment of the present invention. See FIG.
Thus, the preferred method for assembling the present invention comprises the following steps:
Attach the pressure regulator 33 to a convenient vertical post 130, such as an intravenous stand.
Tighten. This post 130 allows the gauge 132 to be in sight of the surgeon.
Can be brought close to the operating table.
Medical air having a pressure of 150 kPa or more and 700 kPa or less in the tube 134
Connect to the source of. Turn the adjuster dial to make air available,
And the gauge is working, then make sure the gauge reading is zero.
Adjust the adjuster.
The device is disassembled into its components and immersed in an activated dialdehyde solution.
To prepare for the use of these parts. Air line 32 is similarly prepared.
After immersion, rinse thoroughly and wipe off excess water.
Open the aseptic kit containing the disposable cuff and the tongue protruding from the cuff is the main
As a cushion to cover the concave surface of the main block 12,
Slide the flap and place it all over the post 102. The specific surface of the cuff is patient
Make sure you are expected to come into contact with your skin.
After preparing the patient's skin, slide the finger along the appropriate finger as far as possible.
Slide the slide. Make sure that the trap is properly attached and does not come off.
Pull the wrap.
Insert the cylinder ball 38 into the corresponding groove 136 of the mounting table 12,
Slide vertically up to where you are going.
The ball 38 secures the fixed mandrel 120 from the side of the block opposite the position where the surgeon sits.
Slide through block 12 as described. Its to allow the insertion of the mandrel
The plane 150 must face the sphere.
Place the stand 12 and the cylinder 138 so that the hand plate 18 is at the top.
Place the cylinder flat on the operating table while rotating the cylinder. Fixing lever 104 to mandrel 1
Insert into 20 indentation and rotate until mandrel locks sphere. Minimal effort
do not need. Do not use excessive force.
Next, place the forearm of the patient so that the virtual pivot axis of the wrist is approximately 2 cm proximal to the fixed ball 38.
To place. Make sure the wrist or face that is most convenient for the procedure is facing the surgeon
, Align the arms. The cuff is used to secure the patient's arm in place. general
As a standard, do not tighten the cuff more than your anesthetized arm feels comfortable with.
I won't. Requires minimal tension. Free velcro
After attaching the knob, remove the knob on the other side in a ring-shaped manner (unloop
), Attach these tabs to give the cuff lateral stability. At this time
Also, do not overtighten.
Connect the air line 32 to the Luer fitting below the hand plate 18.
)
, And ask the assistant to connect the other end of the air conduit 32 to the pressure regulator 33. assistant
Indicates that the gauge shows zero before connecting the air line 32 to the pressure regulator 33.
And have to make sure.
The reading of the gauge 132 becomes 10 kPa and the air makes a squeaking noise in the cylinder 138.
Ask an assistant to turn the control knob 140 until you hear it come in vertically. this
From time to time, the pressure is above 40 kPa for a longer time, which is absolutely essential for the procedure.
It is helpful to monitor how much pressure is being applied so that the
It is your responsibility.
Align the piston 142 with the cylinder 138 to withstand a normal pressure of 10 kPa.
Against it, the piston is pushed into the cylinder until it enters only two-thirds of the stroke. Finger tiger
The ball chains on the top, ensuring that they are taut and that the load is evenly distributed.
The spreader bar 144 as shown in FIG. Trap stuck on finger
Confirm again that
Then, if useful, attach the strap 146 underneath the hand plate 18.
By attaching to the mouth (spigots), even if the hand is stuck to the hand plate 18,
Good.
Increase pressure to 35 kPa and increase only if additional traction is absolutely necessary
Let The pressure of 35 kPa is almost equal to the force exerted by half the weight of a house brick.
New
If wrist flexion is required, push post 106 into base 108 and
Slide the bracket 12 as shown to place it on the stand,
You may assemble the code.
If it is necessary to provide stability to prevent the device from slipping or rolling over, the base 10
8 may be used without that post:
To move the wrist, loosen the fixing lever 104 and fix the position of the cylinder 138.
, And then fix it again. Substantially changing pronation or supination
If necessary, zero pressure and loosen the cuff so you can change your arm position.
That would be useful.
If necessary, take an X-ray or eye-eye (I.I.) image through the device
Also
Good, but in this case the device is sufficiently radiolucent.
The ball chain must not be removed from the spreader bar without zeroing the pressure.
Yes. This device should not be used on patients with very weak skin. The skin is weak to some extent
If so, carefully consider how many finger traps to use and which fingers to load
And carefully monitor the distraction force.
FIG. 11 shows that the force applying means pushes the piston 142 away from the cylinder 138.
Another of the invention, which is a spring 160, which acts to extend the extensible member by
2 illustrates a particularly preferred embodiment of
The force exerted by spring 160 is determined by the degree of compression. others
Therefore, the piston 142 is calibrated to allow the surgeon to adjust the traction on the arm.
You may engrave the scale. The surgeon slides the piston 142 until the desired force is obtained.
This can be done by pushing it into the binder 138. The surgeon then
In the spreader bar 144, so that the desired degree of compression of the spring 160 is maintained.
The position of the ball chain 21 may be adjusted.
In another particularly preferred embodiment, the cuff 100 and finger sack 22 allow
The wrist is held in place so that when the wrist rotates about its imaginary axis, the tensioning member
Only a few stretches straight. Therefore, the force generated by the spring 160 is
The attractive force remains substantially constant as set by the surgeon despite this rotation.
Will be maintained.
Another particularly preferred embodiment of FIG. 11 also includes a groove (gr) in piston 142.
screw 16 having an oove) 162 and screwed into a hole 166 in the cylinder 138.
Have 4. This screw and groove arrangement allows the surgeon to manually apply traction.
The screw 16 can be attached to the neck so that the screw 164 presses the groove 162.
By tightening 4, the surgeon can lock the device while keeping the wrist pulled.
It In this way, the platform using the device and the spring 160 are not essential, but the force required by the surgeon
give.
Thus, the wrist support and traction device has been described, on which the wrist is easy to move.
And simply placed in a position and orientation convenient for the surgery, while still on the wrist
Has a substantially constant traction force. Broadly stated intent or scope of the invention
Without departing from the many modifications and variations of the invention presented as specific embodiments and
It will be appreciated by those skilled in the art that modifications may be made. Accordingly
Thus, the embodiments of the present invention as a whole are illustrative rather than restrictive.
Should be considered.
【手続補正書】特許法第１８４条の８
【提出日】１９９４年６月２日
【補正内容】
請求の範囲
１． 近位部分と、遠位部分と、この近位部分をこの遠位部分に接続する関節と
、これら近位および遠位部分が周りを回動する、仮想関節枢軸とを有する肢に用
いるための、支持牽引装置であって：
この肢の近位部分を固着する載せ台と；
長さを有し、かつ、載せ台に関して、仮想関節枢軸と一致しない部材枢軸の周
りを回動するように、載せ台に回動自在に接続された伸張性部材と；
関節から離れた位置で伸張性部材を肢の遠位部分に取り付けるための接続手段
と；
選択可能な牽引力が関節に付加するように伸張性部材の長さを増大または縮小
するための伸張手段と；
選択可能な牽引力を供与するための力供与手段
を備えた支持牽引装置。
２． 伸張性部材が玉継手によって載せ台に回動自在に接続された、請求の範囲
第１項記載の支持牽引装置。
３． 伸張性部材が載せ台に固定可能に接続された、請求の範囲第１項または第
２項のいずれか一項に記載の支持牽引装置。
４． 力供与手段が、圧力調節弁を通って供給される圧縮気体の供給源を備えた
、請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか一項に記載の支持牽引装置。
５． 力供与手段がばねを備えた、請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか一
項に記載の支持牽引装置。
６． 支持牽引装置の少なくとも一部が放射線透過性物質から製造された、請求
の範囲第１項ないし第５項のいずれか一項に記載の支持牽引装置。
７． 伸張性部材がピストンおよびシリンダを備えた、請求の範囲第１項ないし
第６項のいずれか一項に記載の支持牽引装置。
８． 接続手段が少なくとも１つのストラップを備えた、請求の範囲第１項ない
し第７項記載の支持牽引装置。
９． 載せ台が、肢の近位部分を間に固定する複数のポストを備えた、請求の範
囲第１項ないし第８項のいずれか一項に記載の支持牽引装置。
１０． 載せ台がさらに、複数のポストに取り外し可能に固着するように配置さ
れたカフを備え、かつ接続手段が、肢の近位部分を載せ台に固着するように配置
された少なくとも１つの箇所を備えた、請求の範囲第９項記載の支持牽引装置。
１１． 装置がさらに、伸張性部材に取り付けられたまたはその一部を形成する
プラットフォームを備え、伸張性部材が、肢の遠位部分がプラットフォーム上に
載りかつプラットフォームの回転によって回転するように、載せ台に回転可能か
つ固定可能に接続された、請求の範囲第１項ないし第１０項のいずれか一項に記
載の支持牽引装置。
１２． 載せ台に関する伸張性部材の回動自在な動きに関わらず、力供与手段が
選択可能な牽引力を実質的に一定に維持する、請求の範囲第１項ないし第１０項
のいずれか一項に記載の支持牽引装置。[Procedure Amendment] Patent Act Article 184-8
[Submission date] June 2, 1994
[Correction content]
The scope of the claims
1. A proximal portion, a distal portion, and a joint connecting the proximal portion to the distal portion
, For limbs with virtual joint pivots, around which these proximal and distal parts pivot
A supporting traction device for:
A pedestal that secures the proximal part of this limb;
The circumference of the member axis that has a length and that does not match the virtual joint axis with respect to the platform.
An extensible member rotatably connected to the mounting table so as to rotate the lever;
Connecting means for attaching the extensible member to the distal portion of the limb remote from the joint
When;
Increase or decrease the length of the extensible member to add selectable traction to the joint
Extension means for doing;
Power delivery means to deliver selectable traction
Support traction device equipped with.
2. The extensible member is rotatably connected to the platform by a ball joint.
The support / traction device according to item 1.
3. The extensible member is fixedly connected to the mounting base, as claimed in claim 1 or 2.
The support / traction device according to any one of 2 above.
4. The force-providing means comprises a source of compressed gas supplied through a pressure regulating valve
The support / traction device according to any one of claims 1 to 3.
5. The force-providing means comprises a spring, as claimed in any one of claims 1 to 3.
The support traction device according to the paragraph.
6. Claim: At least a portion of the support traction device is manufactured from a radiolucent material.
6. The support / traction device according to any one of claims 1 to 5.
7. Claims 1 to 3 in which the extensible member comprises a piston and a cylinder.
The support / traction device according to any one of paragraphs 6.
8. Claim 1 not including the connecting means comprising at least one strap.
The support and traction device according to item 7.
9. The cradle comprises a plurality of posts that secure the proximal portion of the limb therebetween.
9. The support / traction device according to any one of items 1 to 8.
10. The platform is further arranged to removably secure to multiple posts.
Cuffs and connecting means arranged to secure the proximal portion of the limb to the platform
10. A support and traction device according to claim 9 provided with at least one location.
11. The device further attaches to or forms a part of the extensible member
The platform includes an extensible member that allows the distal portion of the limb to rest on the platform.
Is it rotatable on the platform so that it rests on and rotates with the rotation of the platform?
Two fixedly connectable, as described in any one of claims 1 to 10.
On-board support traction device.
12. Regardless of the rotatable movement of the stretchable member with respect to the platform, the force application means
11. Claims 1 to 10, which maintain the selectable traction force substantially constant.
The support / traction device according to claim 1.
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フロントページの続き
(81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，
ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ
Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ
，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，
ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，
ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ
Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＧ
，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，
ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＶＮ
(72)発明者 ボリガー，デビッド ピーター
オーストラリア国 2041 ニュー サウス
ウェールズ バーチグローブ ゴー ス
トリート ４─────────────────────────────────────────────────── ───
Continued front page
(81) Designated countries EP (AT, BE, CH, DE,
DK, ES, FR, GB, GR, IE, IT, LU, M
C, NL, PT, SE), OA (BF, BJ, CF, CG
, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE, SN,
TD, TG), AT, AU, BB, BG, BR, BY,
CA, CH, CZ, DE, DK, ES, FI, GB, H
U, JP, KP, KR, KZ, LK, LU, LV, MG
, MN, MW, NL, NO, NZ, PL, PT, RO,
RU, SD, SE, SK, UA, US, VN
(72) Inventor Bolliger, David Peter
Australia 2041 New South
Wales Birch Grove Goth
Treat 4