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JPH08502295A - 悪液質の治療およびil−6活性の阻害 - Google Patents

悪液質の治療およびil−6活性の阻害

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JPH08502295A
JPH08502295A JP6510102A JP51010294A JPH08502295A JP H08502295 A JPH08502295 A JP H08502295A JP 6510102 A JP6510102 A JP 6510102A JP 51010294 A JP51010294 A JP 51010294A JP H08502295 A JPH08502295 A JP H08502295A
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suramin
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sulfate
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JP6510102A
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ギデオン ストラスマン
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、患者の悪液質の治療方法及びIL−6の生物活性の阻害方法に関する。これは、有効な量のサルフェート含有化合物、例えば、スラミン、スラミン誘導体、ペントサン・ポリサルフェート又はデキストラン硫酸を、患者に投与することによって、達成される。本発明は,また、IL−6関連疾患に対抗するのにも有効である。

Description

【発明の詳細な説明】 悪液質の治療およびIL−6活性の阻害発明の分野 本発明は、患者、特にヒトにおける悪液質の治療方法、およびIL−6活性の 阻害方法に関する。発明の背景 悪液質は、哺乳動物を苦しめる潜在的に致死的な症候群であり、感染、炎症お よび癌の治療をしばしば悪化させる。それは、体脂肪(脂肪)および筋肉(タン パク質)の消耗により生じる、大幅な体重減少を特徴とする。トレーシー(Tr acey)ら、J.Exp.Med.、Vo1.167、1211−1227( 1988年、3月)。ローソン(Lawson)ら、Ann.Rev.Nutr 、2:277−301(1982)。食欲不振、貧血、および衰弱もまた、悪 液質において起こり得る。トレーシー(Tracey)ら、上記。悪液質は、就 中、グルコースレベルの低下(低血糖)およびトリグリセリドレベルの上昇(高 トリグリセリド血症)により、さらに特徴付けられる。 悪液質は、年齢、癌、および寄生虫による感染、並びに細菌、真菌、ウィルス および原生動物のような微生物による感染などの、多様な原因から生じ得る。急 性およ び慢性の感染または病気は、しばしば悪液質を引き起こす。事実、ほとんどの慢 性的で、致命的で、非腫瘍性の疾患は、悪液質に帰結する(例えば、慢性の散在 性感染、または心臓、肺、肝臓、腎臓、もしくは小腸の長期間の機能不全)。ロ ーソン(Lawson)ら、Ann.Rev.Nutr.、2:277−301 (1982)。さらに、この症候群は、適切なカロリー摂取によって緩和されな い。事実、悪液質では、十分な食物を摂食している間でも、体重減少は持続し得 る。シルヴァ(Silva)ら、 J.General Microbiolo gy 、Vo1.134、1629−1633(1988)。 研究者は、微生物感染、およびトリパノソーマ症およびリーシュマニア症のよ うな寄生虫感染により引き起こされる悪液質を研究してきた。シェリー(She rry)ら、 J. Cell Biology、Vo1.107、1269− 1277(1988年、10月)。微生物感染により引き起こされる悪液質の研 究は、この症候群が、微生物の直接的な作用、または微生物によって産生される 毒素のいずれかにより起こり得ることを示した。 事実、微生物により産生される毒素は、悪液質の研究のためのモデルを創出す るのに使用されてきた。これに関連して、ノカルジア アステロイデス(Noc ard ia asteroides)から単離されたトレハローズジミコレート(TD M)のマウスへの腹腔内注射により、悪液質が誘発された。シルヴァ(Silv a)ら、J.General Microbiology、Vo1.134、1 629−1633(1988)。研究者は、コードファクター(CF)としても 知られている、マイコバクテリア由来の毒性糖脂質であるTDMが、悪液質を引 き起こす、メカニズムを研究してきた。シルヴァ(Silva)ら、Infec tion and Immunity 、Vo1.56、No.12、3067− 3071、(1988年12月)。その研究室は、CFの投与が、体重を顕著に 減少させることを観察した:動物は、ひどく消耗した状態になり、高トリグリセ リド血症、低血糖、および血漿中に高レベルの腫瘍壊死因子を示した。デキサメ タゾンは、CFの悪液質誘発作用を部分的に阻害することが見い出された。 最近の研究は、悪液質に関連する生理学に焦点を当ててきた。例えば、観察さ れる循環トリグリセリドの上昇は、リポプロテインリパーゼ(LPL)の全身性 の抑制に起因するものであった。トレーシー(Tracey)ら、 J.Exp .Med. 、Vo1.167、1211−1227(1988年、3月)。しか しながら、結腸 の移植可能な腺癌(MAC16)は、高トリグリセリド血症を随伴することなし に、悪液質症候群を生じさせることが報告された。マホニー(Mahony)ら 、Br.J.Cancer57、385−389(1988)。 「カシェクチン(“cachectin”)」としても知らている[ボイトラ ー(Beutler)ら、Advances in Immunology、 Vol.42、213−231(1988)]腫瘍壊死因子(以後“TNF”と 記す)が、悪液質において、中心的な役割を担い得ることも示唆されてきた。ト レーシー(Tracey)ら、J.Exp.Med.、Vol.167、121 1−1227(1988年、3月)。ミチエ(Michie)ら、Surger 、Vol.104、No.2、280−286(1988年、8月)は、TN Fが、敗血症および内毒素血症に関連する多くの代謝性反応を開始する、一次刺 激を示し得ることを報告している。 しかしながら、TNFの役割は明らかでない。癌患者における悪液質は、TN Fの存在に関連しているけれども、この因子は、癌を有する悪液質患者の血清中 に、一様に検出可能ではなかった。シェリー(Sherry)ら、 The F ASEB J. 、Vol.3、1956 −1962(1989年、6月)。悪液質誘発性腺癌(MAC16)および悪液 質非誘発性腺癌(MAC13)の両方を使用するある研究で、研究者は、TNF により生じる体重減少は、癌の悪液質に関連づけられる複雑な代謝的変化とは異 なる、食欲抑制作用から生じるものであると結論した。マホニー(Mahony )ら、Br.J.Cancer57、385−389(1988)。同様に、 その研究室は、リンパ球脈絡髄膜炎ウィルス(LCMV)を持続的に感染させた マウスを用いた、ウィルスに関連する悪液質のある研究で、観察された20%を 越える悪液質様の体重減少は、TNFの測定可能な上昇と明らかに関連がないと 結論した。ラゼイ(Lathey)ら、Am.J.Pathol.、132(3 ):586−92(1988年、9月)。 悪液質の、痩せ細った体の甚だしい体重減少および衰弱性の消耗は、悪性腫瘍 または慢性感染を患っている患者の治療を、しばしば面倒にさせる。事実、悪液 質は、癌死亡率に寄与している。幾つかのデータは、癌患者の30%までもが、 腫瘍の負荷(burden)よりも、悪液質によって死亡することを示している。トレ ーシー(Tracey)ら、上記。1冊の医学書は以下のように記述している: 「悪性腫瘍が死をもたらす最も普遍的な道筋は、悪液質:進行性の衰弱、体重 減少、および消耗の進展である。通常、既存の悪性疾患の総体と悪液質の重篤度 との間には、密接な相関関係がある。・・・この衰弱した状態にあって、癌患者 は、肺炎のような末期的な感染に特に罹患しやすく、これはしばしば死を早める 。」ファンアイス(van Eys)、Ann.Rev.Nutr.、5:43 5−61(1985)[ロビンス(Robbins)のTextbook of Pathologyの第2版に基づく]。 悪液質の重篤度は、腫瘍のサイズまたは寄生虫の負荷(load)とは無関係であ り得、また甚だしい消耗は、体重の0.01から5%しか腫瘍負荷(burden)を 有しない患者で観察されていた。状況を逆転しなければ、悪液質に関連する生理 的な変化は、免疫不全、臓器不全、および多発性代謝異常を導く。トレーシー( Tracey)ら、J.Exp.Med.、167、1211−1227(19 88年、3月)。Theologides、Cancer、May Suppl ement、43、2004−2012(1979)。 悪液質による生理的変化は、術後合併症の頻度の増加に加えて、化学療法およ び放射線治療に対する患者の耐 性を低下させる。化学療法剤および放射線傷害により引き起こされる悪心、嘔吐 、および食欲不振は、非常に重篤であり得る。さらに、化学療法は、栄養失調の 主たる要因である。治療はしばしば、癌それ自身と同じくらい衰弱させるもので あることが、よく認識されている。栄養失調に陥った患者は、ほとんどの腫瘍学 的治療に対し、治療上の安全な境界領域がひどく狭い。ファンアイス(van Eys)、上記。 さらに、検査された、ほとんどの型の腫瘍で体重を減少させた患者では、メジ アン生存(median survival)は、有意に短いことが見い出され た。ローソン(Lawson)ら、Ann.Rev.Nutr.、2:277− 301(1982)。 悪液質症候群が、ある患者に死をもたらし、恐らく、他の患者にもそのように 寄与する、その正確なメカニズムは、完全には理解されていない。ローソン(L awson)ら、Ann.Rev.Nutr.、2:277−301(1982 )。従って、当分野は、癌または感染症のような病因学から、悪液質を治療する 有効な方法の探求を続けてきた。発明の概要 本発明は、悪液質の治療方法であって、スラミンまた はその誘導体のような、サルフェートを含む化合物の、該治療に有効な量を、患 者に投与する工程を包含する方法を提供する。 本発明は、感染、癌、年齢またはその他により引き起こされる全ての形態の悪 液質を治療することを意図する。 本発明はまた、インターロイキン6(“IL−6”)活性を阻害する方法であ って、スラミンまたはその誘導体のような、サルフェートを含む化合物の、該阻 害に有効な量を、患者に投与する工程を包含する方法も提供する。 本発明のさらなる目的および利点は、以下に記載の中で部分的に説明される。 上述の一般的な記載および以下の詳細な説明は、例示および説明のみであり、ク レームされている本発明を制限するものではないと理解すべきである。図面の簡単な説明 図1は、スラミンを使用することによる、C−26悪液質の、時間依存性阻害 を示す。 図2は、インビボでの、腫瘍(C−26)増殖に対する、スラミンの効果の欠 如を示す。 図3は、スラミンを使用することによる、C−26悪液質の、用量依存性阻害 を示す。 図4は、スラミンを使用することによる、ターペンチンにより引き起こされる 消耗の防止を示す。 図5は、スラミンを使用することによる、IL−6の生物学的活性の阻害を示 す。 図6は、スラミンを使用することによる、IL−6のヒト骨髄腫細胞に対する 結合の、用量依存性の防止を示す。発明の詳細な説明 本発明は、感染、癌、年齢またはその他の結果として生ずる、悪液質の治療方 法を提供する。 クレームされた方法もまた、悪液質症候群に関連するあらゆる症状を治療する ために、使用されることができる。従って、本発明の方法は、体脂肪および筋肉 を消耗することによる、体重減少、高トリグリセリド血症、低血糖、および食欲 不振を緩和するか、または完全に排除するために使用され得る。さらに、クレー ムされた発明は、生命維持に必要な器官での、組織の損失を防止するために使用 され得る。本方法は、癌または慢性感染による悪液質を治療するのに、特に有用 である。 本発明の方法は、例えば、単細胞もしくは多細胞の寄生虫、または細菌、真菌 、原生動物もしくはウィルスなどの微生物、あるいはこれらの生物の組合わせに より生 じる、慢性もしくはそれ以外の感染の結果として起こる、悪液質を治療するため に使用され得る。例えば、本発明は、以下による悪液質の治療を意図する: − グラム陰性またはグラム陽性の細菌、例えば、グラム陽性球菌による感染( 肺炎球菌、ブドウ球菌および連鎖球菌の感染) − グラム陰性球菌による感染(髄膜炎菌の感染) − 腸のグラム陰性桿菌による感染(大腸菌群の細菌の感染、腸チフス、サルモ ネラ感染、赤痢菌属の感染、コレラ) − ヘモフィルス群の細菌による感染(百日ぜき、インフルエンザ菌の感染) − 結核感染 − 真菌感染(カンジダ属) − スピロヘータおよびリケッチアの感染、ウィルス感染(インフルエンザ、肝 炎、センダイ、ヘルペス)、および − 原生動物による感染(マラリア、リーシュマニア症) 本発明の方法は、癌から生じる悪液質の治療にも有用である。TNF−産生癌 または非TNF−産生癌のいずれかから生ずる悪液質の治療は、本発明の範囲内 にある。従って、例えば、癌腫または白血病により生ずる全ての 形態の悪液質が、本発明により治療可能である。クレームされた発明に従う治療 は、消耗および他の生理的変化などの、悪液質の症状を緩和または全面的に排除 する。この治療は、患者を、化学療法または放射線療法に対して、より耐性にさ せ、患者の全体的な予後および生活の質を改善する。 さらに本発明は、悪液質、多クローン性B細胞異常または自己免疫疾患、心臓 粘液腫、慢性関節リウマチ、キャッスルマン氏病、エイズ、アルコール肝硬変、 増殖性疾患、メサンギウム増殖性糸球体腎炎、乾癬、悪性腫瘍、プラスマ細胞腫 、骨髄腫、リンパ腫、白血病、および腎細胞癌において、主要な原因であると現 在考えられているインターロイキン6(“IL−6”)の生物学的活性を、阻害 する。[ヒラノ(Hirano)ら、J.of Immunology Tod ay 、11:443−449(1990)およびヒラノ(Hirano)ら、 ro.Nat’l.Acad.Sci. 、U.S.A.84:228(1987 )を参照]。IL−6の生物学的活性の測定は、当分野で公知であり、B−9ア ッセイを含む種々の方法により遂行されることができる。 サルフェート含有化合物の使用により、悪液質は治療され、IL−6の生物学 的活性は阻害される。本発明で 使用されるサルフェート含有化合物は、IL−6の生物学的活性を阻害し、およ び/または上述のように悪液質の治療に有効な、全てのサルフェート含有化合物 であり得る。 IL−6の生物学的活性の阻害に有効で、悪液質の治療にも有効であるサルフ ェート含有化合物の1つの例は、スラミンである。 本発明で使用されるスラミンは、スラミンナトリウムまたは8−8’−[カル ボニルビス[イミノ−3,1−フェニレンカルボニル−イミノ(4−メチル−3 ,1−フェニレン)カルボニルイミノ]]ビス−1,3,5−ナフタ−レントリ スルホン酸6ナトリウム塩として公知である。市販されているスラミンが好まし く、バイエル205(Bayer 205)、309F)アントリポール(An trypol)、ゲルマニン(Germanin)、モラニル(Moranyl )、ナガノール(Naganol)、ナガニン(Naganin)、およびナフ リドソディウム(Naphuride Sodium)という商品名で知られて いる。 スラミンの誘導体も、本発明で使用され得る。そのような誘導体の例としては 、本明細書に参考として援用されている、バグディギィアン(Baghdigu ian) ら、 Cancer Letters、60(1991)pp.213−219 に記載されている誘導体を含むが、それに限定されない。有効なサルフェート含 有化合物のその他の例は、ペントザン・ポリサルフェート(Pentosan polysulfate)およびデキストラン硫酸またはサルフェート含有化合 物の組合せを含むが、それに限定されない。悪液質の所望される緩和もしくは全 面的な排除またはIL−6活性の阻害を提供する、例えば、スラミンまたはその 誘導体、デキストラン硫酸またはペントザン・ポリサルフェートなどの、あらゆ る形態のサルフェート含有化合物が、本発明の範囲内に意図される。 本発明の方法によれば、スラミンまたはその誘導体、デキストラン硫酸または ペントザン・ポリサルフェートなどのサルフェート含有化合物は、市販されてい る形態で患者に投与され得、または最初に、有効量のサルフェート含有化合物お よび1種以上の薬理学的に許容される非毒性の担体、希釈剤またはアジュバント を含む薬学的組成物に製剤化され得る。そのような組成物は、例えば、液剤、懸 濁剤、および乳濁剤製剤を含む液体製剤の形態である。そのような組成物は固体 製剤として与えられ、または適切な担体の添加により、液剤に再構成される。 薬学的担体は、滅菌された液体、例えば水などであり得る。薬学的組成物が、 経静脈的に投与されるとき、水は好ましい担体である。食塩液およびデキストロ ース並びにグリセロール水溶液も、液体担体として、特に注入可能な液剤のため に使用され得る。他の適切な薬学的賦形剤が使用され得る。それらの組成物は、 液剤、懸濁剤、錠剤、丸剤、カプセル剤、粉剤、徐放製剤などの形態を取ること ができる。適切な薬学的担体は、イー.ダブリュー.マーチン(E.W.Mar tin)著の“Remington’s Pharmaceutical Sc iences”に記載されている。 本発明のサルフェート含有化合物は、当業者に公知の方法により適切な形態、 例えば、経口的、経静脈的、皮下、皮内または筋肉内に投与され得る。経静脈的 が、好ましい投与方法である。 スラミンまたはその誘導体のような、本発明のサルフェート含有化合物は、本 発明の方法に従って、悪液質の発症または悪液質を起こす因子に曝される前、並 びに後に、投与されることが特に好ましい。 当業者は、サルフェート含有化合物の、本発明の目的を達成するために有効な 用量を決定することができる。 選択される用量は、悪液質(例えば、体重減少)に関連 づけられる、当業者によく知られている症状を緩和するかまたは完全に排除する 用量、あるいはIL−6活性を阻害する用量である。治療のための適切な用量の 決定は、当業者によって慣例的になされ、過度の実験作業なしに当業者により慣 例的に遂行される一連の作業範囲内にある。スラミンまたはその誘導体のような 、あらゆる形態で与えられる、サルフェート含有化合物の量は、特に限定されず 、患者の年齢および性別、疾病の程度などにより適切に決定されることができる が、例えば、スラミンまたはその誘導体のようなサルフェート含有化合物は、例 えば、週に約0.01gから約10gの用量(ここで、週とは5〜7日と理解さ れる)で投与され得る。この用量は、週に1回の割合で与えられるか、またはそ の用量が、分割されて毎日与えられ得る、あるいはその用量は、週に関してずら して、例えば、週2回、週3回、与えられ得る。 本明細書中で、用語「患者」は、ヒト並びに、例えばウマ、ウシ、イヌ、ネコ 、モルモット、マウス、およびラットなどの飼育動物および実験動物のような、 他の哺乳動物を包含する哺乳動物を意味する、その最も広い意味で使用される。 本発明は、以下の実施例により、さらに説明され、そ れら実施例は、本発明を単に例示することのみ意図しており、制限するものでは ない。 実施例1: 有効量のスラミン(suramin)を用いた、悪液質に対する効果は以下の実施例 に示される。 チャールズ・リバース・ラボラトリーズより得た11匹の雄のマウス(CD)2F1 は計量され、そして結腸腺癌由来の(参考文献によってここに編入されたストラ スマンら(Strassmann et al)J.Clin.Invest.,89,pp168-84(1992年5月) に記載された手法による) 0.5X106個のC-26.IVX 細胞を接種された。接種日 を0日目(d0)とした。7日目と13日目に、これらのマウスの5匹は、それぞれ 腹腔内に0.5mlのPBS(リン酸緩衝生理食塩水)を受け、他の6匹は腹腔内に0.5m lのPBSに希釈された、体重1kgにつき200 mgのスラミンを受けた。19日目にすべ てのマウスが犠牲になり、最終的な全体重、宿主重量、腫瘍重量、精巣上体の脂 肪、及び乾燥重量が測定された。表1にその結果を示す。結果からわかるように 、スラミンを受けたマウスの平均パーセント体重減少は12.0+/-6.0%であり、一 方PBSのみのマウスの平均パーセント体重減少は30.5+/-4.8%であった。従ってス ラミンは対照動物と比べて明らかに重量減少を防止した。 実施例2 次の実験において、上記と同じ供給源から得られた8匹のマウスは、0.5mlのP BSを腹腔内に注入され、上記と同じ供給源から得られた8匹の他のマウスは、体 重1kgにつき100mgのスラミンを腹腔内に注入された。注入は、7日目と12日目に 与えられた。二つのグループの重量は、1週間に数回測定された。表1にみられ るように、スラミンはC-26で介在された重量減少をかなりの時間依存性挙動をも って阻害した。同じ実験において、腫瘍体積もまた測定され、その結果を図2に 示す。図2にみられるようにスラミンは、19日目を除いてインビボで腫瘍(C-26 )の成長に何の重要な効果も与えていない。これは本発明の処置は、宿主に直接 に影響を与えることを示す。 実施例3 マウスは実施例1に示したようにして得られ、C-26細胞を注入され、それから それぞれ5匹のマウスの4つのグループにわけられた。対照マウス以外のマウス は図3に示すように腹腔内にスラミンを、量を増加させながら注入された。17日 目にそれぞれのグループの全重量が、0.5mlのPBSを腹腔内に注入されていた5匹 のマウスの対照グループと比較された。図3にみられるように、スラミンの濃度 が増加すると、重量減少のパーセントが低下 するという結果になる。従って、スラミンは、用量依存性挙動をもって消耗を阻 害した。 実施例4 図4は、ターペンチンに誘起された消耗の防止、急性型の炎症の防止における スラミン処置の結果を表す。(ゲルシェンバルトら(Gershenwald et al),“ インターロイキン1受容体遮断は宿主の炎症性応答を弱化させる”(“Interleu kin 1 receptor blockade attenuates thehost inflammatory response”Proc. Natl. Acad. Sci. ,87 4966-70,(1990年7月)のターペンチンで誘起された消 耗方法の記載を参照せよ)。本実験において、0日目より3日前(-3日目)に 、チャールズ・リバース・ラボラトリーズから得られた5匹の雄の(CD)2F1マ ウスは、それぞれ腹腔内に0.5mlのPBSを受けた。同じ供給源から得られた5匹の 他のマウスは、0.5mlのPBSに希釈された、体重1kgにつき100mgのスラミンを腹 腔内に受けた。0日目にすべての10匹のマウスが筋肉内に0.1mlのターペンチン を受けた。図4にみられるように、PBSのみを受けたマウスは、3日目に急速な 、または急性の体重減少を引き起こすターペンチンへの急性の反応を被った。ス ラミンで処置されたマウスはそのような体重減少を示さなかった。 実施例5 スラミンの増加量が、図5に示されるように、IL-6の様々な用量とでプレイン キュベートされた。ストラスマンら,J.Immunol.,147:1279-1285(1991)の標 準増殖アッセイは、96ウェルプレートを使って行われた。使用された培地は、10 %のウシ胎児血清を加えたRPMIであった。B-9細胞が加えられ、3日間培養された 。B-9細胞の増殖の程度は、ストラスマンら,J.Clin.Invest.,89,pp.1681-84(1 992年5月)に記載されているように、放射性のチミジンの取り込みによって測 定された。図5に表されるように、C-26腫瘍モデル中において、悪液質の重要な 媒介物質になると示されたIL-6のインビトロでの生物活性をスラミンは抑制する 。(参考文献によって編入されたストラスマンら,J.Clin. Invest.,89,pp.1681 -84(1992年5月)を参照) 実施例6 この実験は、スラミンがIL-6レセプターへの結合を妨げることによってIL-6の 生物活性を抑制するかどうかを分析した。18本の試験管中に(ATCCから得られた )U266インジケーター細胞、RPMI培地、0.1mgBSA及び25μMのヘペス(Hepes)か らなる結合緩衝液、及び100,000cpm(0.8ng)の125I-IL-6を加えた。試験管はそ れぞれ3本の管の6つのグループに分けられ、以下のようにスラミンを受けた :グループ1は、300μMのスラミンを受けた;グループ2は100μMのスラミンを 受けた;グループ3は30μMのスラミンを受けた;グループ4は10μMのスラミン を受けた;そしてグループ5はスラミンを受けずに、培地(最大限の結合のため の対照)のみを受けた。さらにグループ6はこのアッセイにおいて結合のバック グラウンドを決定するのに使うために、スラミンなしで標識していない過剰のIL -6を受けた。4℃で90分間インキュベート及びオイル上で細胞の遠心分離の後、 (標準電磁波受容体アッセイ)ストラスマン,J.Immunol.,147:1279-1289 (19 91),細胞に結合する放射能の量が測定された。図6に見られるように、スラミ ンは、IL-6のU266細胞への結合を、用量依存性挙動をもって防止する。また、ス ラミンの増加量の添加は図6に表す結果において反映されるように、インビトロ で放射性IL-6のU266ヒト骨髄腫インジケーター細胞への結合を防止した。ならび にこれらの結果は、スラミンはIL-6の細胞表面受容体への結合を防ぎ、従ってIL -6の生物活性を抑制するということを示す。 実施例7 インビボでIL-6の結合を防ぐ能力は以下のように分析された。8匹のマウスは 、静脈内にスラミンを1匹につき5.0mg受け、他の8匹のマウスは静脈内にPBSを 1匹につ き0.2ml、0.5時間受けた。その後、16匹すべてのマウスが125I-IL-6の300,000cp m(2.4ng)の注入を受けた。それぞれのグループの4匹のマウスが125I-IL-6を 受けた後、30分で犠牲になり、それぞれのグループの残りの4匹のマウスが125I -IL-6を受けた後60分で犠牲になった。肝臓、腎臓、及び脾臓が除去され、放射 能(cpm)を測定された。表2にみられるように、スラミンを注入されたマウス は肝臓中での測定で、約50%少ない放射能を持ち、スラミンは放射性IL-6の肝臓 への結合を防ぐだろうということを示している。さらに、スラミンは、腎臓中の 放射性IL-6の存在の増加から示されるように、身体からのIL-6のクリアランスを 促進するであろう。これらの結果は、スラミンがIL-6の肝臓への結合を防ぎ、従 ってインビボでIL-6の病理(たとえば悪液質)を抑制するであろうことを示す。 結果は、ポイント当たり、2匹のマウスの平均 cpm±0.5の範囲で表す。肝臓 の放射能は、cpm/gmとして表す。 PBS(0.2ml)又はスラミン(5mg/マウス)を、300,000cpm(2.4ng)の125I - IL - 6の注射前0.5時間に注射した。 実施例8 異なるサルフェート含有化合物、ペントサン・ポリサルフェート(Pentosan p olysulfate)を使用した以外は、実施例5に記載の方法を行った。表3に示した ように、ペントサン・ポリサルフェートは、IL−6に応答したB−9細胞の増 殖を阻害した。 結果は、3H−チミジンのcpmで表す。 実施例9 スラミンの代わりにペントサン・ポリサルフェートを使用した以外は、実施例 6に記載の方法を行った。表4に示したように、ペントサン・ポリサルフェート の量が増加するに従って、放射性のIL−6のU266ヒトミエローマ細胞への 結合を阻害した。 実施例10 この実施例において、スラミンの代わりにデキストラン硫酸及びデキストラン を使用した以外は、実施例5に記載の方法を行った。表5に示したように、デキ ストラン硫酸は、IL−6に応答したB−9細胞の増殖を阻害した。また、表5 に示したように、デキストランは、IL−6に応答したB−9細胞の増殖を阻害 しなかった。これらあわせての結果は、デキストラン硫酸中のサルフェートが、 IL−6に応答したB−9細胞の増殖を阻害する活性成分であることを示唆して いる。 結果は、 3H−チミジン取り込みのcpmで表す。 本発明の他の態様は、明細書の考察及びここに記載の本発明の実施から、当業 者に明らかであろう。明細書及び実施例は、単に例示として考えられるべきであ って、本発明の本来の範囲及び精神は、以下の請求の範囲によって明確にされる 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/70 ADU ADV 31/725 AED 9454−4C (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),CA,JP,KR

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.悪液質の治療方法であって、そのような治療が必要な患者に、前記治療に有 効な量のペントサン・ポリサルフェート又はデキストラン硫酸を投与する段階を 含む治療方法。 2.該悪液質が、1種又は複数の微生物による感染の結果である請求項1に記載 の方法。 3.該悪液質が、バクテリアによる感染の結果である請求項2に記載の方法。 4.該悪液質が、グラム−陰性バクテリアによる感染の結果である請求項3に記 載の方法。 5.該悪液質が、グラム−陽性バクテリアによる感染の結果である請求項3に記 載の方法。 6.該悪液質が、ウイルスによる感染の結果である請求項2に記載の方法。 7.該悪液質が、原生動物による感染の結果である請求項2に記載の方法。 8.該悪液質が、真菌による感染の結果である請求項2に記載の方法。 9.該悪液質が、寄生虫による感染の結果である請求項1に記載の方法。 10.該悪液質が、1種又は複数の形態の癌の結果である 請求項1に記載の方法。 11.該量が、1週間当たり、約0.01〜約10gの投与量である請求項1に記 載の方法。 12.該量を、分割した投薬で投与する請求項11に記載の方法。 13.IL−6の生物活性の阻害方法であって、該IL−6の生物活性を阻害する のに有効な量のサルフェート含有化合物を、患者に投与する段階を含む方法。 14.該サルフェート含有化合物が、スラミン、スラミンの誘導体、ペントサン・ ポリサルフェート及びデキストラン硫酸からなる群から選ばれる請求項13に記 載の方法。 15.該量が、1週間当たり、約0.01〜約10gである請求項13に記載の方 法。 16.該量を、分割した投薬で投与する請求項15に記載の方法。 17.体の脂肪及び筋肉の消耗による体重減少を緩和又は除去する方法であって、 該体重減少を緩和又は除去するのに有効な量のサルフェート含有化合物を、患者 に投与する段階を含む方法。 18.該サルフェート含有化合物が、スラミン、スラミン誘導体、ペントサン・ポ リサルフェート及びデキストラ ン硫酸からなる群から選ばれる請求項17に記載の方法。 19.IL−6関連疾患を治療する方法であって、該IL−6関連疾患を治療する のに有効な量のサルフェート含有化合物を、患者に投与する段階を含む方法。 20.該IL−6関連疾患が、悪液質、ポリクローナルB細胞異常、自己免疫疾患 、心臓性粘液腫、慢性関節リウマチ、キャッスルマン氏病、AIDS)アルコー ル性肝硬変、増殖性疾患、メザンギウム増殖性糸球体腎炎、乾癖、悪性腫瘍、プ ラスマ細胞腫、骨髄腫、リンパ腫、白血病及び腎細胞癌である請求項19の方法 。
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