[go: up one dir, main page]

JPH084688B2 - フイルタエレメント用濾材の端面接着方法 - Google Patents

フイルタエレメント用濾材の端面接着方法

Info

Publication number
JPH084688B2
JPH084688B2 JP61198505A JP19850586A JPH084688B2 JP H084688 B2 JPH084688 B2 JP H084688B2 JP 61198505 A JP61198505 A JP 61198505A JP 19850586 A JP19850586 A JP 19850586A JP H084688 B2 JPH084688 B2 JP H084688B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter element
filter medium
filter
groove
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61198505A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6354907A (ja
Inventor
敦資 坂井田
由浩 内藤
Original Assignee
日本電装株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電装株式会社 filed Critical 日本電装株式会社
Priority to JP61198505A priority Critical patent/JPH084688B2/ja
Publication of JPS6354907A publication Critical patent/JPS6354907A/ja
Publication of JPH084688B2 publication Critical patent/JPH084688B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用エンジン用のオイルフィルタやエ
アフィルタなどに用いられるフィルタエレメントの製造
工程において、フィルタエレメントの端面に固定部材を
接着固定する方法に関するものである。
〔技術的背景〕
使い捨てタイプのフィルタエレメントは、一般に帯状
の濾材を波型に成形したものをさらに円筒状に丸めて成
形し、その両端面に固定板(単板)を装着して、形状を
固定している。この単板接着方法は、鉄板製の固定板の
内面に接着剤をノズルから供給し、これをヘラなどで均
一に全面に塗布して、キャップを用意し、これを丸めた
濾材の両端面に張り付けて、フィルタエレメントを構成
する。そして、このエレメントを熱風循環炉内に入れ
て、接着剤を加熱硬化させることにより、フィルタエレ
メントの両端面の封止を行っていた。しかし、この方法
においては、接着剤の加熱硬化のための時間が長くかか
り、生産量を確保するためには、炉の容量を大きくする
必要があるという問題があった。
この問題点を解決するために、本願発明者らは、本願
出願前の出願である特願昭61−24178号、特願昭61−241
80号により、高速でかつ安定してフィルタエレメントの
端面を封止し得る装置を提案している。
これらの提案では、縦に複数本のスリットを生じるよ
うに丸められて円筒状に形成されたフィルタエレメント
用濾材のスリット内に、スリットの形状に合うような複
数本の成形矢を挿入し、その後、フィルタエレメント用
濾材の外周を円環状の固定部材により固定する。そして
その後、フィルタエレメント用濾材の両端面に接着剤
(熱を加えることにより溶融するホットメルト)を一平
面に形成した接着シート(固定板)を配する。そして、
この固定板の外方からヒータなどの熱源を当接せしめ、
熱を与えることにより固定板の接着材を溶融させる。そ
して、この溶融した接着剤をその後凝固せしめることに
より、フィルタエレメントの端面に固定板を固定してい
るのである。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、このような先に提案したフィルタエレメン
トの断面接着方法のさらに改良を加えたものである。す
なわち、本願発明者らの検討によれば、フィルタエレメ
ント用濾材の縦スリット内に成形矢を挿入し、その後、
その両端面に固定部材を配し、そして、この固定部材に
ヒータなどを当接せしめて熱を加える際に、第9図に示
すように固定板に形成した接着剤が溶融し、この溶融し
た接着剤が成形矢を伝わってヒータに付着してしまうと
いう問題があった。
本発明では、このような固定部材に熱源を与える際、
ホット固定材の接着剤が溶融流出して、ヒータ部材に付
着するといった問題を解決することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、この問題点を解決するために、本発明では次
のような断面接着方法をとった。すなわち、フィルタエ
レメント用濾材の折曲溝(スリット)に成形矢を挿入す
る前に、この折曲溝の両端部に対向するフィルタエレメ
ント用濾材の角部に、面取り部を形成したのである。
〔発明の作用及び効果〕
このように本発明では、折曲溝の両端部に対向するフ
ィルタエレメント用濾材の角部に、面取り部を形成して
いるので、技術的背景の欄で説明した接着方法におい
て、ヒータ部材側に溶融漏出していた溶融接着剤が、こ
の面取り加工を施すことにより、面取り部に流れ込むこ
ととなり、その結果として成形矢を伝わってヒータ部材
側に漏出するということが防止されるのである。すなわ
ち本発明によれば、フィルタエレメント用濾材の両端部
に配した固定部材に熱を与える際、その固定部材に形成
した接着剤層が溶融漏出して、ヒータ部材に付着すると
いった問題を防止することができるのである。
〔実施例〕
第1図は帯状の濾材を波形状に折り曲げ、その端部を
接合することによって成形されたフィルタエレメント用
濾材の斜視図である。まず、この第1図に基づき、この
フィルタエレメント用濾材の形状について説明する。濾
材101には、上述したごとく帯状濾材を屈曲することに
よって形成した複数の波形形状部107がそなえられてい
る。この濾材101は、第1図に特に良好に見られるよう
に、その複数の波形形状107の屈曲部分を相互に開口さ
せて、この対向間に空所104,105を設けるように、かつ
この空所104,105を持った対向部103を複数個設けるよ
う、全体としてリング状に構成してある。このような構
成のリング状濾材101の複数個の対向部103において、そ
の1個おきの複数個の対向部103に形成されている空所1
05は、リング状濾材101の内側空間110に連通している。
すなわち、対向部103aにおける空所105の全ては互いに
連通するとともに、リング状濾材101の内側空間110に連
通しているものである。
また、リング状濾材101の他方の複数個の対向部103b
における空所104は、この濾材101の内側空間110と連通
しないように隔離されている。すなわち、この空所104
は、リング状の濾材101の両端面において開口し、かつ
外周部から内周部に向けて陥入する形状となっている。
なお、本発明においては、この空所104を折曲溝104と呼
ぶことにする。この折曲溝104の両端部に対向する濾材1
01の角部は、面取り加工が施されており、面取り部120
が形成されている。第2図は、第1図中Aで示す部分の
拡大図である。
この面取り部120の大きさは、第6図にも示すように
フィルタエレメントの端面130からこの面取り部120の軸
方向端面までの垂直距離hが1〜1.5mmとなるように設
定されており、また、この濾材101の縦方向の壁131から
面取り部120の周方向端部までの垂直幅wが1〜1.5mmに
なるような傾斜面となっている。
このような面取り部120は、次に説明するような方法
において形成される。
すなわち、この折曲溝104の位置に対応するように配
された成形歯145を有する成形治具141,142を用いる。第
3図に示すように受皿形状をなす一対の成形治具141,14
2には、濾材101に対向する側の面に成形歯145が形成さ
れている。この成形歯145は、その断面形状がおよそ三
角山となるような形状をなしており、前述の折曲溝104
の位置に対向する位置にて配されている。そして、この
成形治具141,142には、リード線143,144を介して電流が
供給され、この供給電流によりそれぞれの成形治具に配
された成形歯145は、およそ195℃〜205℃の範囲にまで
昇温せしめられる。この昇温せしめられた成形歯を第4
図に示すような装置にて、濾材101に押し付け、これに
よって濾材101の角部を押し潰すのである。
第4図はこの形成治具141,142を、濾材101に向けて押
し付ける際に用いる装置を示している。すなわち、濾材
101は第8図でも説明したような、外周固定部材511によ
り、その外周形状を保持され、ベース150上に固定され
る。このベース150は、シリンダ151に連結されており、
第4図中一点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで図
中左右方向に移動可能ならしめている。
この第4図に実線で示す位置に搬送された濾材101の
上下面に対向する位置には、上述した成形治具141,142
が配されている。濾材101の下面に対向するようにして
配されている成形治具142は、リフター153上に設置され
ており、このリフター153には、油圧あるいは空気圧に
より駆動されるシリンダ154が連結せしめられている。
このシリンダ154を駆動せしめることによりリフターを
図中上下方向に駆動せしめ、リフター153を上方に移動
させることにより、成形治具142を濾材101側に押し付け
ている。
また、濾材101の上方側に配される成形治具141には、
その上方に所定の重量を有するウエイト155が連結され
ている。そして、このウエイト155の重量により、形成
治具141は濾材101の上面に押し付けられるのである。こ
のような方法にて、濾材101の折曲溝104に対向する角部
に、面取り部120が形成されるのである。
このようにして、面取り部120が形成された濾材101の
上下端面には、第7図で説明したように、一側面に接着
剤層507が形成されている固定板504を、接着剤が濾材10
1側に向くようにして配する。なお、この固定材504に
は、上述の折曲溝104に対向する位置に、溝504aが放射
状に形成されている。
そして、この上下端部に固定板504が配されたフィル
タ濾材501を、上述した第8図で説明したように、各折
曲溝及び溝部に合う形状を有する成形矢509を挿入す
る。なお、第8図においてはこの成形矢は折曲溝の1つ
おきに挿入されているが、全ての折曲溝に挿入するよう
にしてもよい。
そして、この成形矢が挿入された後、リング形状をな
す外周固定部材511によって、この濾材101の外周を覆う
ようにして、外径形状を保持させる。
その後、このように成形矢及び外周固定部材により固
定された濾材501の上下端面から第7図に示すようなヒ
ータ部材520を固定部材504に当接せしめることにより、
固定部材504に形成した接着剤507を溶融させる。この
時、この溶融した接着剤507は、第5図からも分かるよ
うに、面取り部120に沿って、図中下方に向けて流れる
ので、第9図で説明した如く、成形矢503伝わって、ヒ
ータ520側に漏出するといった問題は防止されているの
である。
その後、先に提案した特願昭61−24180号、あるいは
特願昭61−24178号に示されるような装置にて、この溶
融接着剤を凝固せしめ、フィルタエレメント用濾材101
の上下端面に板状の固定部材を固定せしめるのである。
なお、ヒータ部材520には、このヒータ部材520を固定
部材504と当接せしめた際、ヒータ部材520と成形矢503
とが干渉し合わないように抜き空間520aが形成されてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の実施例に関するもので、第1
図はフィルタエレメント用濾材の斜視図、第2図は第1
図のA部詳細図、第3図はフィルタエレメント用濾材に
面取り部を形成する際の状態を示す斜視図、第4図は第
3図に示した成形治具を組み込んだ面取り形成用装置の
全体を示す断面図、第5図はフィルタ断面に配した固定
部材にヒータを当接せしめている部分断面図、第6図は
面取り部の部分斜視図、第7図は従来のフィルタエレメ
ントを示す斜視図、第8図は本願発明者らが先に提案し
たフィルタエレメントの固定状態を示す斜視図、第9図
は第8図に示したフィルタエレメントにヒータ部材を当
接せしめて、接着剤を溶融している状態を示す部分断面
図である。 101……フィルタエレメント用濾材,104……折曲溝部,12
0……面取り部,504……固定部材,507……接着剤,509…
…成形矢,511……外周固定部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状濾材を波状に屈曲せしめ、その両端部
    を接合してなるものであって、一端から他端に向けて軸
    方向に伸び、かつ外周から中心部に向けて陥入する折曲
    溝を複数本有するフィルタエレメント用濾材の端面接着
    方法において、 前記折曲溝の両端部に対向するフィルタエレメント用濾
    材の角部に面取り部を形成し、 熱を加えることによって、溶融する接着材層が一側面に
    形成され、前記折曲溝に対応する溝部を有する板状の固
    定部材を、前記溝部と前記折曲溝とが位置合わせされた
    状態で、接着材層を前記フィルタエレメント用濾材に向
    けて、前記フィルタエレメント用濾材の両端面に配し、 位置合わせされた前記折曲溝と前記溝部とにその溝形状
    に合う外径形状を有する成形矢を挿入し、 この成形矢が挿入されたフィルタエレメント用濾材の外
    周囲を外周固定部材にて固定し、 その後、前記固定部材の他端面に、熱源からの熱を加え
    ることにより、前記接着剤を溶融して、前記固定部材を
    前記フィルタエレメント用濾材の端面に接着固定するフ
    ィルタエレメント用濾材の端面接着方法。
JP61198505A 1986-08-25 1986-08-25 フイルタエレメント用濾材の端面接着方法 Expired - Lifetime JPH084688B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61198505A JPH084688B2 (ja) 1986-08-25 1986-08-25 フイルタエレメント用濾材の端面接着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61198505A JPH084688B2 (ja) 1986-08-25 1986-08-25 フイルタエレメント用濾材の端面接着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6354907A JPS6354907A (ja) 1988-03-09
JPH084688B2 true JPH084688B2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=16392251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61198505A Expired - Lifetime JPH084688B2 (ja) 1986-08-25 1986-08-25 フイルタエレメント用濾材の端面接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH084688B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003320210A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Mitsuboshi Belting Ltd 多孔質体フィルター

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6354907A (ja) 1988-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3578271B2 (ja) 流体導管との接着結合を形成するための管状のジョイント部材
US4576223A (en) Heat exchanger and process for its manufacture
JP2009503416A (ja) 摩擦プレート及びその様々な製造方法
WO2012090748A1 (ja) 温水ヒータの製造方法、これにより製造された温水ヒータ
US6804874B2 (en) Method of manufacturing yoke of rotary electric machine
JP4180153B2 (ja) 摩擦板の製造方法
JP4317784B2 (ja) 等速ジョイント用ブーツの製造方法並びにその方法に用いられる製造装置
JPH084688B2 (ja) フイルタエレメント用濾材の端面接着方法
KR900001737B1 (ko) 클러치 디스크 에셈브리에 있어서의 후릭션 페이싱의 고정방법
US4758112A (en) Rotary shaft assembly
JP3962103B2 (ja) スラスト軸受
JPH01127018A (ja) フィルタエレメント用濾材の端面接着方法
JP3743542B2 (ja) 微細中空管路付き成形品の製造方法
JPH067766Y2 (ja) フィルタエレメント
JP2540942B2 (ja) 混成集積回路のパッケ―ジ方法
JPH11300846A (ja) 芯金レスクロ−ラの製法
CN213897587U (zh) 真空隔热波纹夹芯板密封结构
JP3637791B2 (ja) 中空樹脂容器の製造方法
JPH0448083B2 (ja)
JPH0149613B2 (ja)
JPS6224834A (ja) 金属軸と金属スリ−ブとの結合方法
KR100261350B1 (ko) 플라스틱제 흡기매니폴드의 열판가열식 접합방법
JPS58194531A (ja) 紙缶における端板固着方法
JPS63157761A (ja) 金属ベロ−ズの製造方法
JPH0343737U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term