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JPH0846660A - デジタル信号変調回路 - Google Patents

デジタル信号変調回路

Info

Publication number
JPH0846660A
JPH0846660A JP6178209A JP17820994A JPH0846660A JP H0846660 A JPH0846660 A JP H0846660A JP 6178209 A JP6178209 A JP 6178209A JP 17820994 A JP17820994 A JP 17820994A JP H0846660 A JPH0846660 A JP H0846660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
converter
amplitude
serial
modulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6178209A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Momoshiro
俊久 百代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6178209A priority Critical patent/JPH0846660A/ja
Publication of JPH0846660A publication Critical patent/JPH0846660A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 OFDM方式の信号を伝送する際に、デジタ
ルの変調信号のデータ幅を小さくして、D/A変換器の
ダイナミックレンジを有効に使用する。 【構成】 I信号入力端子1から入力されるI信号は、
S/P変換器3、離散的逆フーリエ変換器5、及びP/
S変換器6にて変調信号に変換され、振幅制御回路9に
送られる。上記変調信号の振幅値が閾値を超えた場合、
上記振幅制御回路8にてこの振幅値を所定の上限値とす
る。Q信号入力端子2から入力されるQ信号は、S/P
変換器4、離散的逆フーリエ変換器5、P/S変換器7
及び振幅制御回路9にて上記I信号と同様の処理がなさ
れる。上記振幅制御回路8あるいは9にて得られる変調
信号は、D/A変換器10または11にてアナログの変
調信号に変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送帯域を多数の搬送
波で分割して情報を伝送する伝送装置のデジタル信号変
調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりデジタル伝送の分野において、
一本の搬送波を立てて、その位相や振幅を入力デジタル
信号に対応して高速に変化させる位相偏移変調(PS
K:phase shift keying)や直交振幅変調(QAM:qu
adrature amplitude modulation)がよく用いられてい
る。また、近年においては、伝送誤りを起こすマルチパ
ス、フェージングの影響を抑え高品位な情報を伝送する
手段として、多数の搬送波を用いる直交周波数分割多重
(OFDM:orthogonal frequency division multiple
x)方式が注目されてきている。
【0003】このOFDM方式は、伝送帯域内に互いに
直交する数10本から数100本の搬送波を立て伝送帯
域を分割し、それぞれの搬送波をPSKやQAM方式に
よって変調する変調方式である。伝送帯域を分割するた
めに搬送波1波あたりの帯域は狭くなり変調速度は遅く
なるが搬送波の数が多数あるので総合して伝送速度は従
来の変調方式と変わらない特徴をもっている。
【0004】また、OFDM方式では、情報が多数の搬
送波を用いて並列に伝送されるので、シンボル時間長を
長くとることができるため、特に、いわゆるマルチパス
が存在する伝送路において、シンボル時間長に対するマ
ルチパスによる相対的な遅延時間を小さくできることか
ら、マルチパスに対して強い伝送方式であることが期待
されている。
【0005】また、OFDM方式は個々の搬送波を帯域
内で自由に配置できる特徴を持つために、伝送帯域内で
搬送波を立てない帯域を設けることができる。従って、
現行放送と隣接あるいは同一の帯域にてOFDM方式で
伝送する場合、妨害を受けたりまたは妨害を及ぼしたり
する帯域、例えば現行のNTSC(National Televisio
n System Committee)による伝送方式の高電力を持つ映
像搬送波、音声搬送波、色副搬送波の帯域には搬送波を
配置しないような、周波数帯域の有効利用を行うことが
できる。
【0006】また、OFDM方式は、多数の搬送波を一
括して変調することを、離散的逆フーリエ変換を用いて
実現している。図5は、従来のOFDM方式のデジタル
信号変調回路の概略を示すブロック回路図である。図5
において、I信号入力端子31から入力されるI信号
は、シリアル/パラレル(S/P)変換器33、離散的
逆フーリエ変換器35、パラレル/シリアル(P/S)
変換器36、デジタル/アナログ(D/A)変換器3
8、ローパスフィルタ(LPF)40を介して、乗算回
路42に送られる。また、Q信号入力端子32から入力
されるQ信号は、S/P変換器34、離散的逆フーリエ
変換器35、P/S変換器37、D/A変換器39、ロ
ーパスフィルタ41を介して、乗算回路43に送られ
る。また、局部発振器45は、乗算回路43及び90度
移相器46に発振信号を出力し、90度移相器46はこ
の発振信号を90度移相させて乗算回路42に出力す
る。また、乗算回路42及び43で得られたデータは共
に加算回路44に出力される。加算回路44から出力さ
れる信号は、演算増幅器47、バンドパスフィルタ(B
PF)48、ラジオ波(RF)アップコンバータ49を
介して、送信アンテナ50に送られ、伝送される。
【0007】図5で、I信号は、I信号入力端子31か
ら入力され、S/P変換器33にてパラレル信号に変換
されて離散的逆フーリエ変換器35に送られ処理され
て、パラレルの変調信号となり、さらにP/S変換器3
6に送られてシリアルの変調信号に変換される。ここま
でが、デジタル信号処理である。上記シリアルの変調信
号はD/A変換器38に送られ、アナログベースバンド
帯域の変調信号に変換され、ローパスフィルタ40を介
して乗算回路42に送られる。また、Q信号は、Q信号
入力端子32から入力され、I信号と同様の処理を、S
/P変換器34、離散的逆フーリエ変換器35、P/S
変換器37、D/A変換器39、及びローパスフィルタ
41にて行われ、乗算回路43に送られる。乗算回路4
2及び43は、I信号に対応するアナログベースバンド
帯域の変調信号またはQ信号に対応するアナログベース
バンド帯域の変調信号と90度移相器46からの出力及
び局部発振器45からの出力と乗算し、得られた信号を
加算回路44に送る。加算回路46で中間周波数帯の変
調信号となり、この変調信号は、演算増幅器47に送ら
れて増幅変調信号となり、バンドパスフィルタ48にて
I信号あるいはQ信号の帯域以外の帯域は除去され、さ
らにRFアップコンバータ49にて伝送周波数帯域の信
号に変換されて、送信アンテナ50に送られ、送信され
る。
【0008】図6は、離散的逆フーリエ変換器に入力す
る4相位相偏移変調(QPSK)信号点配置を、また、
図7及び図8は、このQPSK信号によって変調される
448本の搬送波を用いて得られた変調信号の1シンボ
ル分の一般的な時間信号波形を2波形示す。図7と図8
との間における波形の違いは、1シンボル中に送られる
データ系列の違いによるものである。
【0009】図7及び図8に示されるように、OFDM
時間信号波形の振幅値は、一般的な単一搬送波を用いた
位相変調方式と異なり、伝送シンボル時間内で、一定振
幅値をとらず、幅広い振幅分布を持つ。これは、OFD
M方式で得られる変調信号が、ランダムに位相変調され
た多数の搬送波の加算であるために生じるものである。
すなわちOFDM時間信号は多数の搬送波が同じ位相情
報を持つデータで変調された場合には、ある時間ポイン
トで非常に大きな振幅値を持つ時間信号になり、逆に多
数の搬送波が互いを打ち消すような位相情報で変調され
たときは、どの時間ポイントでも同程度の振幅値を持つ
時間信号になる。従って、OFDM時間信号のダイナミ
ックレンジは、あるシンボル間に離散的逆フーリエ変換
器に入力されるデータに依存して変化する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のOF
DM方式変調器による変調信号のダイナミックレンジ
は、シンボルごとに大幅に変化するため、ダイナミック
レンジの大きい信号をデジタル/アナログ変換をする際
に量子化誤差を少なくするには、ビット幅の広いデジタ
ル/アナログ変換器が必要となる。しかし、入力される
信号がランダマイザによって予めランダム化されていれ
ば、各搬送波に対する位相情報もランダム化されること
になるため、振幅値があまり大きくないOFDM時間信
号が発生しやすく、振幅値が非常に大きくなるようなO
FDM時間信号は発生しにくくなる。すなわち、ビット
幅の広いデジタル/アナログ変換器のダイナミックレン
ジを全て使用する振幅値の大きい信号の発生頻度は非常
に小さいものとなる。
【0011】図9及び図10は、OFDM信号のデータ
幅とデジタル/アナログ変換器のダイナミックレンジと
の関係を表す図である。ここで、例えば図9及び図10
に示すように、8ビット幅のデジタル/アナログ変換器
のダイナミックレンジを±200に対応させるとき、図
9に示した発生頻度の低い振幅値の大きな信号に対して
はデジタル/アナログ変換器のダイナミックレンジを有
効に使用しているが、図10に示した発生頻度の高い振
幅値の小さな信号に対してはビット幅の広いデジタル/
アナログ変換器のダイナミックレンジを有効に使用して
おらず、小さい振幅値の部分に対して量子化誤差が大き
くなる欠点がある。
【0012】またさらに、演算増幅器において非線形性
の特性による影響を避けるためバックオフマージンをと
る必要があるが、増幅させる信号のダイナミックレンジ
が大きいとバックオフマージンも大きくとる必要があ
り、振幅値が小さいシンボルの信号に対して、増幅率が
不利になる欠点がある。特にOFDM方式では、搬送波
同士を直交させることにより、離散的逆フーリエ変換に
て変復調を行っているため、非線形性の伝送路を通す
と、歪みが生じて直交性が崩れ、伝送誤りが生じるた
め、バックオフマージンについては、十分に考慮する必
要がある。また、OFDM方式の変調信号の受信機側に
おいては、このようなダイナミックレンジの広い時間信
号に対応したビット幅の広いアナログ/デジタル変換器
が必要となり、伝送後の受信機側の処理においてもデー
タの幅が広いため、回路規模が大きくなるという欠点が
あった。
【0013】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、OFDM方式の信号を送信するにあたり、
デジタル/アナログ変換器のダイナミックレンジを有効
に使用しかつ変調信号のビット幅を少なくすることで、
受信器側の復調器回路の規模を小さくするような変調信
号を供給するデジタル信号変調回路を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデジタル信
号変調回路は、シリアル伝送信号をパラレル信号に変換
するシリアル/パラレル変換器と、上記シリアル/パラ
レル変換器で得られるパラレル信号を離散的逆フーリエ
変換する離散的逆フーリエ変換器と、上記離散的逆フー
リエ変換器で離散的逆フーリエ変換される信号をシリア
ル信号に変換するパラレル/シリアル変換器と、上記パ
ラレル/シリアル変換器で得られる信号の振幅を制御す
る振幅制御回路と、上記振幅制御回路で得られる信号を
アナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換器とを
有している。
【0015】また、上記振幅制御回路は、上記パラレル
/シリアル変換器より送られる信号の振幅値が閾値を超
えたとき、この振幅値を所定の上限値に設定するのが好
ましい。
【0016】
【作用】本発明によるデジタル信号変調回路によれば、
入力されたシリアル信号をシリアル/パラレル変換器に
てパラレル信号に変換し、このパラレル信号を離散的逆
フーリエ変換器にて変調信号とし、この変調信号をパラ
レル/シリアル変換器にてシリアル信号に変換した後、
このシリアルの変調信号の振幅値が閾値を超えた場合、
この振幅値を振幅制御回路にて所定の上限値とし、この
振幅値の上限を制限された変調信号を、上記上限値の対
応するデータ幅にてデジタル/アナログ変換して、得ら
れる変調信号のデータ幅を小さくする。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るデジタル信号変調回路に
ついて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、
本発明に係るデジタル信号変調回路の概略構成を示すブ
ロック回路図である。
【0018】図1において、I信号入力端子1から入力
されるI信号は、シリアル/パラレル(S/P)変換器
3、離散的逆フーリエ変換器(IDFT)5、パラレル
/シリアル(P/S)変換器6、振幅制御回路8、デジ
タル/アナログ(D/A)変換器10、ローパスフィル
タ(LPF)12を介して、乗算回路14に送られる。
また、Q信号入力端子2から入力されるQ信号は、S/
P変換器4、離散的逆フーリエ変換器5、P/S変換器
7、振幅制御回路9、D/A変換器11、ローパスフィ
ルタ13を介して、乗算回路15に送られる。また、局
部発振器17は、乗算回路15及び90度移相器18に
発振信号を出力し、90度移相器18は上記発振信号を
90度移相させて乗算回路14に出力する。また、乗算
回路14及び15で得られた信号は共に加算回路16に
出力される。加算回路16から出力される信号は、演算
増幅器19、バンドパスフィルタ(BPF)20、ラジ
オ波(RF)アップコンバータ21を介して、送信アン
テナ22に送られ、伝送される。
【0019】I信号入力端子1及びQ信号入力端子2に
は、I信号またはQ信号のシリアルデータ、例えば各搬
送波を16QAMで変調する場合、各データは2ビット
の並列データ列であるので、合わせて4ビットの情報が
入力される。また、例えば各搬送波を32QAMで変調
する場合I信号とQ信号と合わせて5ビットの情報が、
また64QAMで変調する場合I信号とQ信号とそれぞ
れ3ビットずつ合わせて6ビットの情報が入力されるこ
とになる。本実施例では、このデータ幅を12ビットと
する。入力されたデータ、すなわちI信号とQ信号はS
/P変換器3または4に供給される。
【0020】S/P変換器3及び4は、入力されるI信
号またはQ信号のシリアルデータを離散的逆フーリエ変
換器5で離散的逆フーリエ変換を行うために、離散的逆
フーリエ変換するポイント数に相当するパラレルデータ
に変換し、離散的逆フーリエ変換器5に送る。これは、
各パラレルデータ、すなわち伝送するべきデータを周波
数領域において、離散的逆フーリエ変換の係数に対応さ
せる操作である。
【0021】離散的逆フーリエ変換器5は、S/P変換
器3または4からのパラレルデータを離散的逆フーリエ
変換することによって、周波数領域データを時間領域デ
ータに変換する。これは、互いに直交する各搬送波の振
幅及び位相を、入力されるI信号またはQ信号で変調す
ることであり、この過程がOFDM方式の変調過程であ
る。得られた変調信号、すなわちOFDM信号のうち、
I信号に対応するOFDM信号はP/S変換器6に、Q
信号に対応するOFDM信号はP/S変換器7に送られ
る。
【0022】P/S変換器6は、離散的逆フーリエ変換
器5で得られた変調信号、すなわちI信号に対応する1
シンボル分の時間領域信号のパラレルの変調信号を、時
間系列に沿ったシリアルの変調信号に変換し、振幅制御
回路8に送る。また、Q信号に対応する1シンボル分の
時間領域信号のパラレルの変調信号は、P/S変換器7
で同様の処理がなされ、得られたシリアルの変調信号
は、振幅制御回路9に送られる。
【0023】振幅制御回路8及び9は、例えば入力デー
タ幅が12ビットで出力データ幅が8ビットの回路であ
る。この出力データ幅は、D/A変換器10または11
の入力データ幅に対応している。振幅制御回路8及び9
の動作を図2を用いて説明する。図2は、振幅制御回路
8及び9の動作プログラムの一例を示す図である。縦軸
にデータ出力値を、横軸がデータ入力値を指している。
この例では、±127を振幅制限値としている。
【0024】振幅制御回路8及び9では、P/S変換器
6または7から入力される時間系列ごとの12ビット幅
のシリアルの変調信号の振幅値が、上記振幅制限値以下
である場合、入力される変調信号がそのままD/A変換
器10または11に送られる。また、入力される変調信
号の振幅値が、上記振幅制限値より大きい場合、上記振
幅値を上記振幅制限値に制限、すなわち上記入力された
変調信号は8ビットの変調信号としてD/A変換器10
または11に送られる。
【0025】続いて、D/A変換器10及び11は、振
幅値を制御されたシリアルの変調信号をアナログの変調
信号に変換する。また、D/A変換器10で処理された
変調信号はローパスフィルタ12に、D/A変換器11
で処理された変調信号はローパスフィルタ13に送られ
る。ローパスフィルタ12及び13は、D/A変換器1
0または11からのアナログベース帯域の変調信号か
ら、不用な帯域の信号を除去する。また、ローパスフィ
ルタ12で処理された変調信号は乗算回路14に、ロー
パスフィルタ13で処理された変調信号は乗算回路15
に送られる。
【0026】乗算回路14及び15は、不用な帯域が除
去されたアナログの変調信号を、90度移相器18から
の出力及び局部発振器17からの出力と乗算し、得られ
た信号を加算回路16に送る。加算回路16は、乗算回
路14及び15から送られる信号を加算して、中間周波
数帯の変調信号として、演算増幅器19に送る。演算増
幅器19は、中間周波数帯の変調信号を増幅し、バンド
パスフィルタ20に増幅変調信号を送る。バンドパスフ
ィルタは、増幅変調信号から入力信号であるI信号ある
いはQ信号の帯域以外の帯域の信号を除去し、得られた
変調信号をラジオ波アップコンバータ21に送る。ラジ
オ波アップコンバータ21は、変調信号を伝送周波数帯
域の信号に変換し、送信アンテナ22に送る。送信アン
テナ22は、出力された伝送周波数帯域の信号を送信す
る。
【0027】図3及び図4は、振幅制御回路によって、
振幅制御された変調信号を示す図である。図3は入力さ
れる変調信号を、図4は出力される変調信号を表す。図
4において、出力信号の振幅値は、最大±127に抑え
られているので、8ビット幅のD/A変換器のダイナミ
ックレンジを、例えば±127の振幅値に対応させれ
ば、上記ダイナミックレンジを±200に対応させて入
力信号をそのまま処理するよりも、D/A変換器のダイ
ナミックレンジを有効に使用でき、小さい振幅値の信号
に対しても量子化誤差を低減することができる。
【0028】本実施例では、1シンボル分の変調信号の
データ幅を12ビットとし、振幅制御回路にて出力され
るデータ幅を8ビットとしたが、これに限定されること
はなく、任意のデータ幅を用いても同様の効果を得るこ
とは言うまでもない。また、振幅制御回路を、上記振幅
制限値を±127とする動作プログラムを用いて動作さ
せるようにしたが、こちらもこれに限定されることはな
く、任意の振幅制限値を用いて、振幅制御回路を動作さ
せても同様の効果を得る。
【0029】以上のように構成することで、入力された
信号をシリアル/パラレル変換器して、離散的逆フーリ
エ変換したのち、パラレル/シリアル変換器して得られ
る変調信号の振幅値が閾値を超えた場合、この振幅値を
振幅制御回路にて所定の上限値にすることにより、処理
する変調信号のデータ幅を小さくすることができ、デジ
タル/アナログ変換器のダイナミックレンジを有効に使
用できる。
【0030】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明に係る
デジタル信号変調回路によれば、入力信号を離散的逆フ
ーリエ変換して得られた変調信号の振幅値が閾値を超え
た場合、この振幅値を所定の上限値にする振幅制御回路
を、離散的逆フーリエ変換器の出力部に設けることで、
上記変調信号のデータ幅を小さくでき、デジタル/アナ
ログ変換器のダイナミックレンジを有効に使用すること
ができ、振幅値の小さい信号に対しても量子化誤差を低
減することが期待される。
【0031】さらに、上記ダイナミックレンジを小さく
することで、上記変調信号を復調する際、広いデータ幅
に対応したアナログ/デジタル変換器を用いる必要がな
く、上記変調信号を受信する復調器回路の規模を小さく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル信号変調回路の概略構成
を示すブロック回路図である。
【図2】本実施例の振幅制御回路の動作プログラムの一
例を説明する図である。
【図3】本実施例のデジタル信号変調回路に入力される
信号の一例を示す図である。
【図4】本実施例のデジタル信号変調回路にて振幅制御
された変調信号を示す図である。
【図5】従来のOFDM変調方式のデジタル信号変調回
路の概略構成を示す図である。
【図6】QPSK信号点配置を表す図である。
【図7】従来のデジタル信号変調回路で処理されたOF
DM時間信号の一例を表す図である。
【図8】従来のデジタル信号変調回路で処理されたOF
DM時間信号の他の一例を表す図である。
【図9】発生頻度の低いOFDM信号のデータ幅とデジ
タル/アナログ変換器のダイナミックレンジとの関係を
示す図である。
【図10】発生頻度の高いOFDM信号のデータ幅とデ
ジタル/アナログ変換器のダイナミックレンジとの関係
を示す図である。
【符号の説明】
1 I信号入力端子 2 Q信号入力端子 3及び4 シリアル/パラレル変換器 5 離散的逆フーリエ変換器 6及び7 パラレル/シリアル変換器 8及び9 振幅制御回路 10及び11 デジタル/アナログ変換器 12及び13 ローパスフィルタ 14及び15 乗算回路 16 加算回路 17 局部発振器 18 90度移相器 19 演算増幅器 20 バンドパスフィルタ 21 ラジオ波アップコンバータ 22 送信アンテナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送帯域を多数の搬送波で分割して情報
    を伝送する伝送装置のデジタル信号変調回路において、 シリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル/パラ
    レル変換器と、 上記シリアル/パラレル変換器で得られるパラレル信号
    を離散的逆フーリエ変換する離散的逆フーリエ変換器
    と、 上記離散的逆フーリエ変換器で離散的逆フーリエ変換さ
    れる信号をシリアル信号に変換するパラレル/シリアル
    変換器と、 上記パラレル/シリアル変換器で得られる信号の振幅を
    制御する振幅制御回路と、 上記振幅制御回路で得られる信号をアナログ信号に変換
    するデジタル/アナログ変換器とを有して成ることを特
    徴とするデジタル信号変調回路。
  2. 【請求項2】 上記振幅制御回路は、上記パラレル/シ
    リアル変換器より送られる信号の振幅値が閾値を超えた
    とき、この振幅値を所定の上限値に設定することを特徴
    とする請求項1記載のデジタル信号変調回路。
JP6178209A 1994-07-29 1994-07-29 デジタル信号変調回路 Withdrawn JPH0846660A (ja)

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JP6178209A JPH0846660A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 デジタル信号変調回路

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JP6178209A Withdrawn JPH0846660A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 デジタル信号変調回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7688245B2 (en) 2008-07-11 2010-03-30 Infineon Technologies Ag Method for quantizing of signal values and quantizer
US8730896B2 (en) 2009-06-08 2014-05-20 Sharp Kabushiki Kaisha Transmit power control method and transmission apparatus

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US7688245B2 (en) 2008-07-11 2010-03-30 Infineon Technologies Ag Method for quantizing of signal values and quantizer
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