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JPH0845027A - 磁気抵抗効果素子及びその製造方法 - Google Patents

磁気抵抗効果素子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0845027A
JPH0845027A JP6178807A JP17880794A JPH0845027A JP H0845027 A JPH0845027 A JP H0845027A JP 6178807 A JP6178807 A JP 6178807A JP 17880794 A JP17880794 A JP 17880794A JP H0845027 A JPH0845027 A JP H0845027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
magnetic
magnetoresistive effect
ferromagnetic
mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6178807A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Uehara
裕二 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6178807A priority Critical patent/JPH0845027A/ja
Publication of JPH0845027A publication Critical patent/JPH0845027A/ja
Priority to US08/923,776 priority patent/US5959809A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
    • G11B5/3906Details related to the use of magnetic thin film layers or to their effects
    • G11B5/3929Disposition of magnetic thin films not used for directly coupling magnetic flux from the track to the MR film or for shielding
    • G11B5/3932Magnetic biasing films
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/33Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
    • G11B5/39Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
    • G11B5/3967Composite structural arrangements of transducers, e.g. inductive write and magnetoresistive read

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】磁気ディスク装置において磁気記憶媒体の情報
信号を読み取る磁気抵抗効果素子に関し、高密度化され
る記録媒体への適用が容易で、バルクハウゼンジャンプ
の発生を抑制でき、しかも、磁区制御が容易なる。 【構成】強磁性磁気抵抗効果を有しない軟磁性体層12
と、軟磁性体層12上に形成された非磁性分離層13
と、非磁性分離層13上でセンス領域にのみ形成された
強磁性磁気抵抗効果層14と、強磁性磁気抵抗効果層1
4の両側の非磁性分離層13上に形成されて強磁性磁気
抵抗効果層14の磁区を制御するための磁区制御用磁性
体層と、前記強磁性磁気抵抗効果層14の両側の磁区制
御用磁性体層の各々の上に形成された端子18を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気抵抗効果素子及び
その製造方法に関し、より詳しくは、磁気ディスク装
置、磁気カード装置、磁気テープ装置等において磁気記
憶媒体の情報信号を読み取る磁気抵抗効果素子及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果を利用した磁気ヘッドを実
用化するためには、強磁性磁気抵抗効果層(以下MR層
という)が記録媒体からの信号磁界に対して線形応答す
る必要がある。線形化のためにMR層にかける磁気的な
バイアスは線形化バイアスとよばれ、その手段としてい
くつかの方法が知られている。MR層の近傍に軟磁性体
層を配することによって線形化バイアスをかける手法は
そのひとつであり、この方法はバイアス効率が良いこ
と、バイアス点のセンス電流による変化が少ないことな
どの長所をもつ優れた方法である。
【0003】従来のMR素子は例えば特開昭63−11
7310号公報に記載され、その構造は図9のようにな
っている。図9において、基板1の上には、軟磁性体層
2、非磁性分離層3及びMR層4が順に形成され、それ
らの平面形状は短冊状になっている。そのMR膜4の上
には、MR層4の磁区制御のための反強磁性体膜5a,
5bがセンス領域Aを挟んで2箇所に形成され、2つの
反強磁性体膜5a,5bの上にはそれぞれ端子6a,6
bが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのような構造の磁気
ヘッドにおいて、MR層4は素子のセンス領域A以外の
部分にも延在しているので、MR層4のセンス領域Aに
近い部分が記録媒体からの磁界を検知してしまい、これ
によりコア幅の画定がぼけ、磁気記録媒体の高密度化に
支障をきたす。なお、コア幅は2つの端子6a,6bの
間隔である。
【0005】また、各層を形成する際に、軟磁性体層2
は反強磁性体層5a,5bと同時に同方向に磁化される
が、軟磁性体の磁界の向きは不安定であり、周囲の磁界
によってその向きが変動し易くなっている。これによ
り、MR素子の出力変動の原因になるバルクハウゼンジ
ャンプが発生し易くなる。バルクハウゼンジャンプは、
外部磁界(H)に対するMR層の抵抗(ρ)の変化の曲
線の一部にヒステリシスループとして現れる。
【0006】これに対して、MR膜の幅をトラック幅と
ほぼ同じにし、その両側に磁気抵抗効果の小さい軟磁性
体膜を配置する構造の磁気ヘッドが特開平4─2988
09号、特開平3─30109号において提案されてい
る。これによれば、MR膜のコア幅がぼけることはない
し、さらに、軟磁性体膜を有しないことからバルクハウ
ゼンジャンプが生じにくくなる。
【0007】しかし、それらの構造では線形化バイアス
機構を有しないことから、その磁気ヘッドをそのまま採
用することは難しい。従って、それらの磁気ヘッドで
は、MR層と平行に配置される軟磁性体膜の磁界の不安
定さから生じるバルクハウゼンジャンプを低減する機構
を有していない。また、MR層の両側には反強磁性体膜
が存在しないので、MR層の磁区制御をどのようにする
かについて具体的な構造が開示されていない。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、高密度化される記録媒体への適用が容易
で、バルクハウゼンジャンプの発生を抑制でき、しか
も、磁区制御が容易な磁気抵抗効果型の磁気ヘッドを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1
(f) 又は図5(e) に例示するように、線形化バイアス印
加用の強磁性磁気抵抗効果を有しない軟磁性体層12
と、前記軟磁性体層12上に形成された非磁性分離層1
3と、前記非磁性分離層13上でセンス領域にのみ形成
された強磁性磁気抵抗効果層14と、前記強磁性磁気抵
抗効果層14の両側の前記非磁性分離層13上に形成さ
れて強磁性磁気抵抗効果層14の磁区を制御するための
磁区制御用磁性体層と、前記前記強磁性磁気抵抗効果層
14の両側の前記磁区制御用磁性体層の各々の上に形成
された端子18(24)とを有することを特徴とする磁
気抵抗効果素子によって解決する。
【0010】前記磁気抵抗効果素子において、前記強磁
性磁気抵抗効果層14の両側の前記磁区制御用磁性体層
は、図1(f) に例示するように、硬磁性体層17からな
ることを特徴とする。前記硬磁性体層17の膜厚と飽和
磁束密度の積は、前記強磁性磁気抵抗効果層14の膜厚
と飽和磁束密度の積より大きいことを特徴とする。前記
磁気抵抗効果素子において、前記強磁性磁気抵抗効果層
14の両側の前記磁区制御用磁性体層は、図5(e) に例
示するように、前記強磁性磁気抵抗効果層14よりも磁
気抵抗効果の小さい第二の軟磁性体層22と反強磁性体
層23からなることを特徴とする。前記第二の軟磁性体
層22の膜厚と飽和磁束密度の積が、前記強磁性磁気抵
抗効果層14の膜厚と飽和磁束密度の積よリ大きいこと
を特徴とする。
【0011】前記磁気抵抗効果素子において、前記強磁
性磁気抵抗効果層14の長さは前記端子間隔18(2
4)に等しいことを特長とする。前記磁気抵抗効果素子
において、前記軟磁性体層12の長さは20μm以下で
あることを特徴とする。前記磁気抵抗効果素子におい
て、前記強磁性磁気抵抗効果層14の磁化と前記軟磁性
体層12の磁化は反平行にカップリングしていることを
特徴とする。
【0012】前記磁気抵抗効果素子において、前記軟磁
性体層12とその下の基板30の間には絶縁膜31が形
成されていることを特徴とする。または、図1又は図5
に例示するように、基板11上に軟磁性体層12、非磁
性分離層13及び強磁性磁気抵抗効果層14を形成する
工程と、前記強磁性磁気抵抗効果層14上に第一のマス
ク15を形成し、該第一のマスク15に覆われていない
前記軟磁性体層12、前記非磁性分離層13及び前記強
磁性磁気抵抗効果層14を除去する工程と、前記第一の
マスク15を除去した後に、前記強磁性磁気抵抗効果層
14のうちのセンス領域と前記軟磁性体層12の周囲の
基板11とを第二のマスク16(22)によって覆う工
程と、前記第二のマスク16(22)に覆われない前記
強磁性磁気抵抗効果層14を除去して前記センス領域の
両側から前記非磁性分離層13を露出する工程と、前記
第二のマスク16(22)と前記非磁性分離層13の上
に、磁区制御用磁性体層及び導電層18(24)を形成
する工程と、前記第二のマスク16(22)を剥離する
ことにより、前記強磁性磁気抵抗効果層14の両側に選
択的に前記磁区制御用磁性体層及び導電層18(24)
を残す工程とを有することを特徴とする磁気抵抗効果素
子の形成方法によって解決する。
【0013】前記磁気抵抗効果素子の形成方法におい
て、前記磁区制御用磁性体層を形成する工程は、前記強
磁性磁気抵抗効果層よりも磁気抵抗効果の小さい第二の
軟磁性体22と反強磁性体23とを順に積層する工程、
又は硬磁性体17を形成する工程のいずれかであること
を特徴とする。または、図6に例示するように、前記基
板は磁気シールド用基板30であって前記軟磁性体層1
2の形成前に絶縁層31を形成する工程を有することを
特徴とする前記磁気抵抗効果素子の形成方法によって解
決する。
【0014】前記第一のマスクは断面が逆テーパー状の
マスク32であって、該逆テーパ状のマスク32を用い
て前記軟磁性体層12、前記非磁性分離層13及び前記
強磁性磁気抵抗効果層14をパターニングした後に、該
逆テーパ状のマスク32の周囲に存在する前記絶縁層3
1と該逆テーパ状のマスク32の上に第二の絶縁膜33
を積層し、次に、該逆テーパ状のマスク32その上の該
第二の絶縁層33を同時に除去する工程とを有すること
を前記磁気抵抗効果素子の形成方法によって解決する。
【0015】
【作 用】本発明によれば、MR層のセンス領域以外の
部分を削除し、その両側に磁区制御用磁性体層を形成す
るものである。したがって、MR層は、センス領域以外
の部分に入った磁気記録媒体からの磁界の影響を受けな
いので、磁気記録媒体の高密度化が促進される。しか
も、MR層が磁区制御される。
【0016】ところで、MR層及び線形化バイアス用の
軟磁性体層の磁化の回転によって、それぞれの層の中に
は磁荷が発生し、この磁荷による磁界が磁区制御用磁界
の向きに対して反対(マイナス)であればバルクハウゼ
ンジャンプが発生しやすい。これに対して、本発明で
は、MR層の両側の磁区制御用磁性体層を構成する軟磁
性体層又は硬磁性体層の膜厚と飽和磁束密度の積を、M
R層のそれより大ききくしているので、磁化が安定して
バルクハウゼンジャンプが発生し難くなる。
【0017】しかも、MR層の磁化と線形化バイアス用
の軟磁性体層の磁化とを反平行にカップリングしている
ので、その軟磁性体層の磁化が安定し、これによりさら
にバルクハウゼンジャンプが生じ難くなる。線形化バイ
アス用の軟磁性体層の長さを20μm以下に形成する
と、磁区制御用磁性体層からの外部磁界によってその軟
磁性体層は磁化され、これによりMR層の磁化と軟磁性
体層の磁化とが反平行にカップリングする。
【0018】また、本発明では、そのようなMR素子と
その下の磁気シールド基板の間に絶縁膜を形成している
ので、MR素子の不要部分を除去したときにその下の磁
気シールドが露出することを防止でき、その除去した部
分にMR素子の端子を形成しても、MR素子の端子と磁
気シールドの間での短絡がみられず、磁気シールド間の
距離が小さくなった場合に非常に有利である。
【0019】その絶縁膜がMR素子を形成する際に薄く
なる場合には、次のような工程を経る。即ち、軟磁性体
層、MR層等をパターニングする際のマスクの断面形状
をテーパ状にし、さらに、そのパターニング後であって
マスクを除去する前にそのマスクの上と絶縁膜の上に第
二の絶縁膜を形成すると、下地となる絶縁膜の膜厚は自
己整合的に厚くなり、MR素子の端子と磁気シールドと
の間の短絡が確実に防止される。そして、そのマスクを
除去することにより、MR素子上の第二の絶縁膜は除去
される。
【0020】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。 (第1実施例)図1(a) 〜(f) は、本発明の第1実施例
の磁気抵抗効果層を有する磁気ヘッドの製造工程を示す
断面図である。
【0021】まず、図1(a) に示すように、基板11の
上に、NiFeCrよりなる軟磁性体層12、Taよりなる非磁
性分離層13、NiFeよりなるMR層14をスパッタリン
グ法によって順に且つ連続的に形成する。軟磁性体層1
2の膜厚は200Å、非磁性分離層13の膜厚は100
Å、MR層の膜厚14の膜厚は200Åである。軟磁性
体層12は、MR層14に磁気的バイアスを印加して線
形化するために配置される。
【0022】次に、MR層14に第一のレジスト15を
塗布し、これを露光、現像してMR素子形成領域を覆う
パターンを形成した後に、第一のレジスト15をマスク
にしてイオンミリング法によりMR層14から軟磁性体
層12までをエッチングし、これによりそれらの層を短
冊状にする(図1(b))。その短冊状に形成された軟磁性
体層12など平面の大きさは、センス電流を流そうとす
る方向の長さを20μm又はそれ以下とし、これに直交
する幅を完成時で2μmとする。なお、イオンミリング
法の他にスパッタエッチング法を用いてもよい。
【0023】そして、第一のレジスト15を除去した後
に、図1(c) に示すように、MR層14のセンス領域と
軟磁性体層12の周囲の基板11を第二のレジスト16
によって覆った後に、第二のレジスト16をマスクに使
用してMR層14の一部をイオンミリング法によりエッ
チングして除去する。これにより、図1(d) に示すよう
に、MR層14はセンス領域にだけ残り、その両側から
非磁性分離層13が露出する。これにより、MR層14
は記録媒体のトラック幅とほぼ同じになる。
【0024】次に、図1(e) に示すように、第二のレジ
スト16を残した状態で、第二のレジスト16及び非磁
性分離層13の上にCoCrTaよりなる硬磁性体層17をス
パッタリングにより300Åの厚さに形成する。続いて
硬磁性体層の上に金(Au)よりなる導電体層18を蒸着
によって2000Åの厚さに形成する。少なくとも硬磁
性体層17を形成する場合に、MR素子の長手方向に磁
界を各層にかける。これにより、硬磁性体層17は飽和
磁化され、また、その軟磁性体層17の外部磁界によっ
てMR層14の磁区が制御される。
【0025】上記した硬磁性体層17の飽和磁束密度は
0.8Tであるから飽和磁束密度と膜厚の積は2.4T
・Åとなる。また、上記したMR層14の飽和磁束密度
は0.95Tあるから飽和磁束密度と膜厚の積は1.9
T・Åとなり、硬磁性体層17のそれよりも小さくな
る。導電体層18を形成した後に、図1(f) に示すよう
に、第二のレジスト16を除去し、MR層14の上と基
板11の上から硬磁性体層17及び導電体層18を除去
する。MR層14の両側に残った導電体層18はMR層
14に定電流を供給するための端子となる。このような
工程を経てMR素子が基板上に形成される。
【0026】上述したMR素子の磁化は、図2のように
なる。MR層14はその両側の硬磁性体層17によって
磁区制御され、MR層14と硬磁性体層17内の磁化は
同じ方向となり、その方向はセンス電流を流す方向と同
じである。これに対して、軟磁性体層12はMR層14
と反平行にカップリングし、その内部の磁化はMR層1
4と反対の向きとなっている。これは上記した軟磁性体
層12の膜厚や材料の関係から、その長さが20μmよ
り小さいときには外部磁界によって磁区が制御され易く
なるからである。この実施例での外部磁界は硬磁性体層
17からの磁界であって、MR層14内の磁化方向と反
対向きとなっている。
【0027】上記したMR層14とバイアス用の軟磁性
体層12の動作状態での磁化の回転状態を示すと、図3
のようになる。MR層14およぴ軟磁性体層12の磁化
の回転よって、それぞれの層の中には磁荷が発生する。
この磁荷による磁界Hがマイナス方向であるとバルクハ
ウゼンジャンプが発生しやすい。しかし、上記した構造
のMR素子によれば、本発明のようにセンス領域以外に
形成する硬磁性体層17の膜厚と飽和磁束密度の積をM
R層14のそれより大きくしている。これにより、磁界
Hのマイナス成分が小さくなり、それらの膜厚と飽和磁
束密度の積の差の大きさによってはプラスにすることも
できる。
【0028】以上のような反平行カップリングおよび膜
厚・飽和磁束密度の積の関係から、MR層14及び軟磁
性体層12における磁壁の位置が安定し、バルクハウゼ
ンジャンプが発生しにくくなる。本実施例のMR素子の
出力変動を調べたところ、その出力変動は±2%となっ
た。これに対して、図9に示す従来のMR素子によれば
出力変動は±5%となった。これにより、本実施例のM
R素子の出力が従来よりも安定していることがわかる。
なお、出力変動とは、記録動作と再生動作を繰り返した
場合のその再生出力電圧の変動をいう。また、MR素子
のρ─H特性を測定したところ、バルクハウゼンジャン
プのないきれいな波形が得られた。
【0029】ところで、上記したMR層14はセンス領
域とそのごく近傍にのみ形成されているため、MR層1
4の抵抗率の変化は、センス領域以外の部分に入った媒
体磁界の影響を受けない。そこで、磁気ヘッドのオフト
ラック量と磁気ヘッドの出力の関係について本実施例の
MR素子と図9のMR素子とを比較したところ、本実施
例の方がオフトラック特性が良いことがわかった。即
ち、オフトラックしたときの出力の低下が大きく、これ
によりMR層14のコア幅の画定のボケが小さくなって
いることがわかる。
【0030】従って、オントラック状態で、MR層14
は磁気媒体のトラックの周辺から受ける情報が極めて少
なくなるので、磁気媒体の高密度化が図れる。なお、軟
磁性体層12のうちMR層14に対応する領域は、MR
層14にセンス電流を流すことによりセンス電流の周囲
に発生する磁界によって磁化される。これによりMR層
14に線形化バイアスがかかる(以下の実施例でも同様
である)。
【0031】(第2実施例)MR素子において、MR層
及び軟磁性体層の磁区を制御する場合には上記した強磁
性体層を使用する以外に反磁性体層を用いてもよく、そ
の実施例を次に説明する。図5(a) 〜(e) は、本発明の
第2実施例の磁気抵抗効果層を有する磁気ヘッドの製造
工程を示す断面図である。
【0032】まず、図1(a) に示すように、基板11の
上に平面形状が短冊状のNiFeCrよりなる第1の軟磁性体
層12と、Taよりなる非磁性分離層13と、NiFeよりな
るMR層14を形成する。それらの層の膜厚や、成長方
法、パターニング方法は第1実施例と同じである。ま
た、第1の軟磁性体層12のうちセンス電流と平行な方
向の長さは、20μm又はそれよりも小さくなってい
る。
【0033】次に、図5(b) に示すように、MR層14
のセンス領域と第1の軟磁性体層12の周囲の基板11
とをレジスト21によって覆った後に、レジスト21を
マスクにしてMR層14の一部をイオンミリング法によ
りエッチングして除去する。これにより、図5(c) に示
すように、MR層14はセンス領域にだけ残り、その両
側から非磁性分離層13が露出する。これにより、MR
層14は記録媒体のトラック幅とほぼ同じになる。
【0034】次に、図5(d) に示すようにレジスト21
を残した状態で、レジスト21及び非磁性分離層13の
上に、磁気抵抗効果の小さいNiFeCrよりなる第2の軟磁
性体層22を300Åの厚さに形成し、続いて、FeMnよ
りなる反強磁性体層23を200Åの厚さに順に形成す
る。第2の軟磁性体層22と反強磁性体層23はスパッ
タリングにより形成する。さらに、反磁性体層23の上
にAuよりなる導電層24を蒸着によって2000Åの厚
さに形成する。なお、反強磁性体の材料としては上記の
他にNiO 、NiMn等がある。
【0035】少なくとも第2の軟磁性体層22及び反強
磁性体層23を形成する場合に、MR素子の長手方向に
平行な磁界を各層にかける。これにより、第2の軟磁性
体層22はMR素子の長手方向に飽和磁化され、また、
軟磁性体層によってMR層の磁区が制御される。反強磁
性体層23は、第2の軟磁性体層22の磁化を保持する
ために形成される。
【0036】第2の軟磁性体層22の飽和磁束密度は
0.7Tであるから飽和磁束密度と膜厚の積は2.1T
・Åとなる。また、上記したMR層14の飽和磁束密度
は0.95Tであるから、その飽和磁束密度と膜厚の積
は1.9T・Åとなり、第2の軟磁性体層22のそれよ
りも小さくなる。続いて、図5(e) に示すようにレジス
ト21を除去することにより、センス領域と第1の軟磁
性体層12の周囲から第2の軟磁性体層22、反強磁性
体層23及び導電層24を除去する。MR層14の両側
に残った導電体層24はMR層14に定電流を供給する
ための端子となる。以上により、MR素子が形成され
る。
【0037】上記したMR素子のMR層14は、第2の
軟磁性体層22によって磁区が制御され、センス電流と
同じ方向に磁化されている。また、第2の軟磁性体層2
2は磁気抵抗効果が小さいので、それ自体が記録媒体の
情報を検知することはない。したがって、センス領域と
そのごく近傍にのみ形成されたMR層14によって記録
媒体からの磁界が検知されることになるので、第1実施
例と同様に、本実施例によってもコア幅の画定がぼける
ことはない。
【0038】従って、オントラック状態で、MR層14
は磁気媒体のトラックの周辺から受ける情報が極めて少
なくなるので、磁気媒体の高密度化が図れる。ところ
で、第1の軟磁性体層12のセンス電流方向の長さは2
0μm又はそれ以下であるので、第2の軟磁性体層22
からの外部磁界によって磁化され易くなっている。そし
て、第1の軟磁性体層12の磁化方向は、図2に示すよ
うにMR層14の磁化の向きと反対になっており、第1
の軟磁性体層12の磁化とMR層14の磁化が反平行に
カップリングしている。
【0039】しかも、第2の軟磁性体層22の膜厚とそ
の飽和磁束密度の積は、MR層14の膜厚とその飽和磁
束密度の積より大きくなっているので、第1実施例と同
様に磁界のマイナス成分を小さくすることができる(図
3)。このような反平行カップリングおよび膜厚・飽和
磁束密度の積の関係から、MR層14及び第1の軟磁性
体層12における磁壁の位置が安定し、バルクハウゼン
ジャンプが発生しにくくなる。また、MR素子のρ─H
特性を測定した結果、バルクハウゼンジャンプのないき
れいな波形が得られた。
【0040】なお、本実施例によれば、MR層14の磁
区制御のために第2の軟磁性体層と反強磁性体層の2つ
の層を形成しているので、膜成長時間を短縮したい場合
には第1実施例を採用すればよい。 (第3実施例)第1及び第2実施例において、MR素子
の両側にシールドを配した場合に、MR素子の端子とシ
ールドの短絡を防止する構造とその製造工程を図6(a)
〜(e)に基づいて説明する。
【0041】まず、図6(a) に示すように、磁気シール
ド基板30の上にAl2O3 からなるギャップ絶縁膜31を
スパタリングにより1300Åの厚さに形成する。その
後に、第1及び第2実施例に示した材料、条件で軟磁性
体層12、非磁性分離層13、MR層14を順に形成す
る。軟磁性体層12、非磁性分離層13、MR層14の
形成条件、膜厚等は第1実施例に従う。
【0042】次に、図6(b) に示すように、MR層14
の上にレジスト32を塗布し、これを露光、現像してM
R素子形成領域に逆テーパ状のレジスト32に残す。レ
ジスト32としては、例えばイメージリバーサルレジス
トを使用する。レジスト32は深くなるほど露光パター
ンのエッジ部分がぼけることを利用して逆テーパが形成
される。
【0043】この後に、図6(c) に示すように、レジス
トをマスクにしてイオンミリングにより軟磁性体層1
2、非磁性分離層13、MR層14及びギャップ絶縁膜
31上部をテーパ状にエッチングする。それらの層の平
面形状は短冊状にし、その大きさは第1実施例と同じに
する。続いてレジスト32を残した状態で、レジスト3
2及びギャップ絶縁膜31の上にAl2O3 膜33をスパッ
タリングによって400Åの厚さに形成する。その後、
レジスト32を除去して、MR素子形成領域周囲のギャ
ップ絶縁膜31の上にだけAl2O3 膜33を残す。これに
より、ギャップ絶縁膜31が自己整合的に厚くなる。
【0044】その後の工程は、第1実施例又は第2実施
例と同じである。第1実施例の工程を経て形成されたM
R素子は図7のようになり、また第2実施例に示した工
程を経て形成されたMR素子は図8のようになる。図
7、図8において、図1又は図5と同じ符号は同じ要素
を示している。このようにして形成されたMR素子は、
第1実施例又は第2実施例で説明したような良好な再生
特性を示すのみならず、MR素子の両側に磁気シールド
を配した場合にもMR端子(18,24)と磁気シール
ド基板30の間での短絡がほとんどみられなかった。
【0045】本実施例は.特にシールド間、すなわちギ
ャップ長が小さくなった場合に非常に有効な形成方法で
ある。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、MR
層のセンス領域以外の部分を削除し、その両側に磁区制
御用磁性体層を形成しているので、MR層は、センス領
域以外の部分に入った磁気記録媒体からの磁界の影響を
受けず、磁気記録媒体の高密度化を促進できるととも
に、磁区制御が可能になる。
【0047】また、本発明では、MR層の両側の磁区制
御用磁性体層を構成する軟磁性体層又は硬磁性体層の膜
厚と飽和磁束密度の積は、MR層のぞれより大ききくな
っているので、磁化が安定してバルクハウゼンジャンプ
を抑制できる。しかも、MR層の磁化と線形化バイアス
用の軟磁性体層の磁化とを反平行にカップリングしてい
るので、その軟磁性体層の磁化が安定し、これによりバ
ルクハウゼンジャンプを抑制できる。
【0048】線形化バイアス用の軟磁性体層の長さを2
0μm以下に形成すると、磁区制御用磁性体層端部から
の外部磁界によってその軟磁性体層は磁化され、これに
よりMR層の磁化と軟磁性体層の磁化とが反平行にカッ
プリングできる。また、本発明では、そのようなMR素
子とその下の基板の間に絶縁膜を形成しているので、M
R素子の不要部分を除去したときにその下の磁気シール
ドが露出することを防止でき、その除去した部分にMR
素子の端子を形成しても、MR素子の端子と磁気シール
ドの間での短絡が発生せず、磁気シールド間の距離が小
さくなった場合にも最適できる。
【0049】その絶縁膜がMR素子を形成する際に薄く
なる場合には、軟磁性体層、MR層等をパターニングす
る際のマスクの断面形状をテーパ状にするとともに、パ
ターニング後であってマスクを除去する前にそのマスク
の上と絶縁膜の上に第二の絶縁膜を形成し、さらにその
マスクを除去しているので、MR素子の端子と磁気シー
ルドとの間の短絡を確実に防止でき、しかも下地となる
絶縁膜の膜厚を自己整合的に厚くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) 〜(f) は、本発明の第1実施例のMR
素子の製造工程を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施例に係るMR素子の磁化
の状態を示す側面図である。
【図3】図3は、本発明の実施例に係るMR素子におけ
るMR層及ぴ線形化バイアス用の軟磁性体層の磁化の回
転よって発生する磁荷を示す図である。
【図4】図4は、本発明の第1実施例と従来のMR素子
におけるオフトラック量と磁気ヘッド出力との関係を示
す特性図である。
【図5】図5(a) 〜(e) は、本発明の第2実施例のMR
素子の製造工程を示す断面図である。
【図6】図6(a) 〜(e) は、本発明の第3実施例のMR
素子の製造工程を示す断面図である。
【図7】図7は、本発明の第3実施例の製造工程を経て
形成されたMR素子の第1例を示す断面図である。
【図8】図8は、本発明の第3実施例の製造工程を経て
形成されたMR素子の第2例を示す断面図である。
【図9】図9は、従来のMR素子の一例を示す断面図で
ある。
【図10】図10は、従来のMR素子における抵抗率変
化と外部磁界の関係を示す特性曲線である。
【符号の説明】
11 基板 12 軟磁性体層 13 非磁性分離層 14 MR層 15、16、21 レジスト 17 硬磁性体層 18、24 導電層 22 軟磁性体層 23 反強磁性体層 30 磁気シールド基板 31 ギャップ絶縁膜 32 レジスト 33 Al2O3

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線形化バイアス印加用の軟磁性体層と、 前記軟磁性体層上に形成された非磁性分離層と、 前記非磁性分離層上でセンス領域にのみ形成された強磁
    性磁気抵抗効果層と、 前記強磁性磁気抵抗効果層の両側の前記非磁性分離層上
    に形成されて強磁性磁気抵抗効果層の磁区を制御するた
    めの磁区制御用磁性体層と、 前記前記強磁性磁気抵抗効果層の両側の前記磁区制御用
    磁性体層の各々の上に形成された端子とを有することを
    特徴とする磁気抵抗効果素子。
  2. 【請求項2】前記強磁性磁気抵抗効果層の両側の前記磁
    区制御用磁性体層は硬磁性体層からなることを特徴とす
    る請求項1記載の磁気抵抗効果素子。
  3. 【請求項3】前記硬磁性体層の膜厚と飽和磁束密度の積
    は、前記強磁性磁気抵抗効果層の膜厚と飽和磁束密度の
    積より大きいことを特徴とする請求項2記載の磁気抵抗
    効果素子。
  4. 【請求項4】前記強磁性磁気抵抗効果層の両側の前記磁
    区制御用磁性体層は、前記強磁性磁気抵抗効果層よりも
    磁気抵抗効果の小さい第二の軟磁性体層と反強磁性体層
    からなることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果
    素子。
  5. 【請求項5】前記第二の軟磁性体層の膜厚と飽和磁束密
    度の積が、前記強磁性磁気抵抗効果層の膜厚と飽和磁束
    密度の積よリ大きいことを特徴とする請求項4記載の磁
    気抵抗効果素子。
  6. 【請求項6】前記強磁性磁気抵抗効果層の長さは、前記
    端子間隔と等しいことを特長とする請求項1記載の磁気
    抵抗効果素子。
  7. 【請求項7】前記軟磁性体層の長さは20μm以下であ
    ることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果素子。
  8. 【請求項8】前記強磁性磁気抵抗効果層の磁化と前記軟
    磁性体層の磁化は反平行にカップリングしていることを
    特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効果素子。
  9. 【請求項9】前記軟磁性体層とその下の基板の間には絶
    縁膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    磁気抵抗効果素子。
  10. 【請求項10】基板上に軟磁性体層、非磁性分離層及び
    強磁性磁気抵抗効果層を形成する工程と、 前記強磁性磁気抵抗効果層の上に第一のマスクを形成
    し、該第一のマスクに覆われていない前記軟磁性体層、
    前記非磁性分離層及び前記強磁性磁気抵抗効果層を除去
    する工程と、 前記第一のマスクを除去した後に、前記強磁性磁気抵抗
    効果層のうちのセンス領域と前記軟磁性体層の周囲の基
    板とを第二のマスクによって覆う工程と、 前記第二のマスクに覆われない前記強磁性磁気抵抗効果
    層を除去して前記センス領域の両側から前記非磁性分離
    層を露出する工程と、 前記第二のマスクと前記非磁性分離層の上に、磁区制御
    用磁性体層及び導電層を形成する工程と、 前記第二のマスクを剥離することにより、前記強磁性磁
    気抵抗効果層の両側に選択的に前記磁区制御用磁性体層
    及び導電層を残す工程とを有することを特徴とする磁気
    抵抗効果素子の形成方法。
  11. 【請求項11】前記磁区制御用磁性体層を形成する工程
    は、前記強磁性磁気抵抗効果層よりも磁気抵抗効果の小
    さい第二の軟磁性体と反強磁性体とを順に形成する工
    程、又は硬磁性体を形成する工程のいずれかであること
    を特徴とする請求項10記載の磁気抵抗効果素子の形成
    方法。
  12. 【請求項12】前記基板は磁気シールド用基板であっ
    て、前記軟磁性体層の形成前に絶縁層を形成する工程を
    有することを特徴とする請求項10記載の磁気抵抗効果
    素子の形成方法。
  13. 【請求項13】前記第一のマスクは断面が逆テーパー状
    のマスクであって、該逆テーパ状のマスクを用いて前記
    軟磁性体層、前記非磁性分離層及び前記強磁性磁気抵抗
    効果層をパターニングした後に、該逆テーパ状のマスク
    の周囲に存在する前記絶縁層と該逆テーパ状のマスクの
    上に第二の絶縁膜を積層し、次に、該逆テーパ状のマス
    クその上の該第二の絶縁層を同時に除去する工程を有す
    ることを特徴とする請求項12記載の磁気抵抗効果素子
    の形成方法。
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