JPH0844237A - クリーニングロール - Google Patents
クリーニングロールInfo
- Publication number
- JPH0844237A JPH0844237A JP17543494A JP17543494A JPH0844237A JP H0844237 A JPH0844237 A JP H0844237A JP 17543494 A JP17543494 A JP 17543494A JP 17543494 A JP17543494 A JP 17543494A JP H0844237 A JPH0844237 A JP H0844237A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- needle punch
- narrow
- width
- cleaning roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ライフが長く小まわりのきく電子写真複写機
の定着ロールのクリーニングロールを提供する。 【構成】 細長い筒体の表面に耐熱性繊維100%から
なる細幅のニードルパンチ不織布をらせん状に巻き付け
たクリーニングロール。
の定着ロールのクリーニングロールを提供する。 【構成】 細長い筒体の表面に耐熱性繊維100%から
なる細幅のニードルパンチ不織布をらせん状に巻き付け
たクリーニングロール。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置等の定着
ロールなどの清掃用として用いられるクリーニングロー
ルに関する。
ロールなどの清掃用として用いられるクリーニングロー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機などの定着ロール
の表面に残留したトナーを除去するために、30〜70
重量%の耐熱性繊維と70〜30重量%の熱融着性繊維
とからなるクリーニングウエブをウエブロールから引き
出して定着ロールの表面に接触させトナーを除去するも
のが提案されている(特開平6−3999)。
の表面に残留したトナーを除去するために、30〜70
重量%の耐熱性繊維と70〜30重量%の熱融着性繊維
とからなるクリーニングウエブをウエブロールから引き
出して定着ロールの表面に接触させトナーを除去するも
のが提案されている(特開平6−3999)。
【0003】この技術は、一方のウエブロールからクリ
ーニングウエブを引き出して他方のロールに巻き取る方
式であるために高速の電子写真装置等には適してはおる
ものの、装置は大型のものとならざるを得ず、小型の電
子写真複写機には向いていないものであった。
ーニングウエブを引き出して他方のロールに巻き取る方
式であるために高速の電子写真装置等には適してはおる
ものの、装置は大型のものとならざるを得ず、小型の電
子写真複写機には向いていないものであった。
【0004】また、クリーニングウエブは、耐熱性繊維
が熱融着性繊維によって接着されているために、その表
面状態が硬くなりやすく、トナーを充分に吸着しにくい
きらいがあった。
が熱融着性繊維によって接着されているために、その表
面状態が硬くなりやすく、トナーを充分に吸着しにくい
きらいがあった。
【0005】前記クリーニングウエブによる技術のかわ
りに金属シヤフトに不織布を巻き付けたもの、又は金属
シヤフトに発泡スポンジを巻き付けその上に不織布を巻
き付けたものが提案されている。
りに金属シヤフトに不織布を巻き付けたもの、又は金属
シヤフトに発泡スポンジを巻き付けその上に不織布を巻
き付けたものが提案されている。
【0006】このタイプのものは、所定期間使用した後
に、シヤフトごとすべてを交換してしまうものであり、
各複写機メーカーに対応してその都度シヤフトから設計
して行くものでコスト的及び資源的にムダの多いもので
あった。
に、シヤフトごとすべてを交換してしまうものであり、
各複写機メーカーに対応してその都度シヤフトから設計
して行くものでコスト的及び資源的にムダの多いもので
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、小型の電子
写真装置等にも好適でしかも残留トナーを充分に吸着
し、コスト的にも資源的にもムダを省いたクリーニング
ロールを提供することを課題とする。
写真装置等にも好適でしかも残留トナーを充分に吸着
し、コスト的にも資源的にもムダを省いたクリーニング
ロールを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次の手段をとる。すなわち、本発明
は、細長い筒体の表面に耐熱性繊維100%からなる細
幅のニードルパンチ不織布がらせん状に巻き付けられて
いることを特徴とするクリーニングロールである。
解決するために、次の手段をとる。すなわち、本発明
は、細長い筒体の表面に耐熱性繊維100%からなる細
幅のニードルパンチ不織布がらせん状に巻き付けられて
いることを特徴とするクリーニングロールである。
【0009】以下に本発明を詳細に図面をまじえながら
説明する。図1は本発明のクリーニングロールの一例を
示すものであり、図1において細長い筒体1の表面には
細幅のニードルパンチ不織布2がらせん状に巻き付けら
れている。筒体1は、図示しない金属シヤフトなどに嵌
合されるものであるが、紙、金属、プラスチックなどで
形成される。筒体1が紙で形成される場合には、ニード
ルパンチ不織布層に含浸されたシリコンが紙に移行して
筒体1を損ねるのを防止するために紙製の筒体1の表面
に例えばポリエチレンテレフタレートのフイルムを巻
き、その上に細幅のニードルパンチ不織布2をらせん状
に巻き付けるのが好ましい。
説明する。図1は本発明のクリーニングロールの一例を
示すものであり、図1において細長い筒体1の表面には
細幅のニードルパンチ不織布2がらせん状に巻き付けら
れている。筒体1は、図示しない金属シヤフトなどに嵌
合されるものであるが、紙、金属、プラスチックなどで
形成される。筒体1が紙で形成される場合には、ニード
ルパンチ不織布層に含浸されたシリコンが紙に移行して
筒体1を損ねるのを防止するために紙製の筒体1の表面
に例えばポリエチレンテレフタレートのフイルムを巻
き、その上に細幅のニードルパンチ不織布2をらせん状
に巻き付けるのが好ましい。
【0010】ここで、本発明においては、前記筒体1の
表面に細幅のニードルパンチ不織布2がらせん状に巻き
付けられている。これは、定着ロール上の残留トナーを
吸着するためであるが、このためにニードルパンチ不織
布2は必須である。
表面に細幅のニードルパンチ不織布2がらせん状に巻き
付けられている。これは、定着ロール上の残留トナーを
吸着するためであるが、このためにニードルパンチ不織
布2は必須である。
【0011】ニードルパンチ不織布2の幅dは20〜5
0mmの細幅が好ましい。20mm未満であるとトナー
の吸着が好ましくなく、他方50mmをこえると、細幅
のニードルパンチ不織布の間の溝3が少なくなり、吸着
したトナーを保持する効果が少なくなり好ましくない。
0mmの細幅が好ましい。20mm未満であるとトナー
の吸着が好ましくなく、他方50mmをこえると、細幅
のニードルパンチ不織布の間の溝3が少なくなり、吸着
したトナーを保持する効果が少なくなり好ましくない。
【0012】溝3の幅は2mm以下が好ましく、さらに
0.5〜2mmが好ましい。これはニードルパンチ不織
布2で吸着した残留トナーを、さらにこの溝の中で保持
してライフを長くするためであり、2mm以下が限度で
ある。
0.5〜2mmが好ましい。これはニードルパンチ不織
布2で吸着した残留トナーを、さらにこの溝の中で保持
してライフを長くするためであり、2mm以下が限度で
ある。
【0013】前記ニードルパンチ不織布2の素材は、1
00%耐熱性繊維からなるものである。定着ロールは高
温であり、この高温に耐えるものでなければ繊維が融着
してしまい用をなさないためである。この耐熱性繊維と
しては、全芳香族ポリアミド繊維、ポリフエニルサルフ
アイド繊維、ベンツイミダゾール繊維、ポリイミド繊維
などが挙げられる。
00%耐熱性繊維からなるものである。定着ロールは高
温であり、この高温に耐えるものでなければ繊維が融着
してしまい用をなさないためである。この耐熱性繊維と
しては、全芳香族ポリアミド繊維、ポリフエニルサルフ
アイド繊維、ベンツイミダゾール繊維、ポリイミド繊維
などが挙げられる。
【0014】前記ニードルパンチ不織布の目付は、60
〜1000g/m2 、厚みは0.5〜5mmが好まし
い。目付が60g/m2 未満、厚みが0.5mm未満に
なると、トナーを吸着しにくくなり、吸着してもライフ
が短くなる問題が生じ、他方、目付が1000g/m2
をこえる場合、厚みが5mmをこえる場合には、かえっ
てその弾力性のためにトナーを吸着しにくくなり、ま
た、コスト的にもメリットがなく好ましくない。
〜1000g/m2 、厚みは0.5〜5mmが好まし
い。目付が60g/m2 未満、厚みが0.5mm未満に
なると、トナーを吸着しにくくなり、吸着してもライフ
が短くなる問題が生じ、他方、目付が1000g/m2
をこえる場合、厚みが5mmをこえる場合には、かえっ
てその弾力性のためにトナーを吸着しにくくなり、ま
た、コスト的にもメリットがなく好ましくない。
【0015】細幅のニードルパンチ不織布2を筒体1の
上にらせん状に巻き付けるのは、ローラーの表面に不織
布を均一な厚さに巻き付けるためである。
上にらせん状に巻き付けるのは、ローラーの表面に不織
布を均一な厚さに巻き付けるためである。
【0016】ニードルパンチ不織布を構成する繊維の長
さは31〜75mmが好ましく、また、太さは1〜20
dが好ましい。
さは31〜75mmが好ましく、また、太さは1〜20
dが好ましい。
【0017】ニードルパンチ不織布2は、例えば前記繊
維を用いてウエブを形成し、好ましくは30本/cm2
〜1000本/cm2 のペネ数でニードルパンチして得
られるものである。
維を用いてウエブを形成し、好ましくは30本/cm2
〜1000本/cm2 のペネ数でニードルパンチして得
られるものである。
【0018】
実施例1 全芳香族ポリアミド繊維であるデュポン社のノーメック
ス(登録商標)繊維(2d×51mm)を用いて厚み2
mm、目付550g/m2 のニードルパンチ不織布(ペ
ネ数390本/cm2 )を細幅30mmにカットして外
径15mmの筒体の上にらせん角30°で巻き付けてク
リーニングロールを作成した。この定着ロールTを図2
に示す定着ロール4の表面に装着してクリーニングロー
ルTのライフを観察した。なお、定着ロール4は低中速
機である電子写真複写機の定着ロールであり、ライフの
観察は定着ロール4の表面に残留トナーの減少が見られ
なくなる状態を見出すことによって行い、それまでの複
写枚数で評価した。なお、5は定着ロール、6は複写後
の紙である。なお、従来の固定式のクリーニングパット
を前記の定着ロール上に接触させてそのライフも測定し
た。
ス(登録商標)繊維(2d×51mm)を用いて厚み2
mm、目付550g/m2 のニードルパンチ不織布(ペ
ネ数390本/cm2 )を細幅30mmにカットして外
径15mmの筒体の上にらせん角30°で巻き付けてク
リーニングロールを作成した。この定着ロールTを図2
に示す定着ロール4の表面に装着してクリーニングロー
ルTのライフを観察した。なお、定着ロール4は低中速
機である電子写真複写機の定着ロールであり、ライフの
観察は定着ロール4の表面に残留トナーの減少が見られ
なくなる状態を見出すことによって行い、それまでの複
写枚数で評価した。なお、5は定着ロール、6は複写後
の紙である。なお、従来の固定式のクリーニングパット
を前記の定着ロール上に接触させてそのライフも測定し
た。
【0019】その結果、本発明の複写枚数は20,00
0〜80,000枚であるのに対し、従来のクリーニン
グパットでは3,000〜10,000枚であった。な
お、本発明のクリーニングロールは、シヤフトから外し
て取り替えるものなので、従来のシヤフトに直接巻き付
けたものに比べてコスト的に多大の効果を奏するもので
あった。
0〜80,000枚であるのに対し、従来のクリーニン
グパットでは3,000〜10,000枚であった。な
お、本発明のクリーニングロールは、シヤフトから外し
て取り替えるものなので、従来のシヤフトに直接巻き付
けたものに比べてコスト的に多大の効果を奏するもので
あった。
【0020】
【発明の効果】本発明のクリーニングロールは、小型の
電子写真複写機にも装着可能という小まわりがきき、さ
らに従来のシヤフト付きクリーニングロールと異なり、
複写機の多種多様のシヤフトサイズに合わせて筒体を選
びニードルパンチ不織布を巻き付けたものなので、従来
のシヤフト付きクリーニングロールの如くシヤフトの付
いたまま廃棄することも不要なのでコスト低減が図れ、
さらに廃棄処分もスムーズに行なわれ、さらに従来の固
定式クリーニングパットに比べてライフが格段に長いと
いう優れた効果を奏する。
電子写真複写機にも装着可能という小まわりがきき、さ
らに従来のシヤフト付きクリーニングロールと異なり、
複写機の多種多様のシヤフトサイズに合わせて筒体を選
びニードルパンチ不織布を巻き付けたものなので、従来
のシヤフト付きクリーニングロールの如くシヤフトの付
いたまま廃棄することも不要なのでコスト低減が図れ、
さらに廃棄処分もスムーズに行なわれ、さらに従来の固
定式クリーニングパットに比べてライフが格段に長いと
いう優れた効果を奏する。
【図1】本発明のクリーニングロールの斜視図である。
【図2】本発明のクリーニングロールを定着ロールに装
着した装置の側面図である。
着した装置の側面図である。
T クリーニングロール 1 筒体 2 ニードルパンチ不織布 3 溝 4、5 定着ロール 6 紙 d 細幅距離
Claims (5)
- 【請求項1】 細長い筒体の表面に耐熱性繊維100%
からなる細幅ニードルパンチ不織布がらせん状に巻き付
けられてなることを特徴とするクリーニングロール。 - 【請求項2】 貼付されたニードルパンチ不織布間の溝
幅が0.5〜2mmである請求項1記載のクリーニング
ロール。 - 【請求項3】 ニードルパンチ不織布の目付が60〜1
000g/m2 であり、厚みが0.5〜5mmである請
求項1又は2に記載のクリーニングロール。 - 【請求項4】 筒体が紙で形成された請求項1〜3いず
れか1項に記載のクリーニングロール。 - 【請求項5】 フイルム層を介して筒体の表面に細幅の
ニードルパンチ不織布をらせん状に巻き付けられてなる
請求項4に記載のクリーニングロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17543494A JPH0844237A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | クリーニングロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17543494A JPH0844237A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | クリーニングロール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0844237A true JPH0844237A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=15996035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17543494A Pending JPH0844237A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | クリーニングロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0844237A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100390680C (zh) * | 2003-12-09 | 2008-05-28 | 夏普株式会社 | 定影装置的清洁装置及成像装置 |
JP2012003057A (ja) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP17543494A patent/JPH0844237A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100390680C (zh) * | 2003-12-09 | 2008-05-28 | 夏普株式会社 | 定影装置的清洁装置及成像装置 |
JP2012003057A (ja) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
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