JPH0843856A - 導電膜のコンタクト構造 - Google Patents
導電膜のコンタクト構造Info
- Publication number
- JPH0843856A JPH0843856A JP17676894A JP17676894A JPH0843856A JP H0843856 A JPH0843856 A JP H0843856A JP 17676894 A JP17676894 A JP 17676894A JP 17676894 A JP17676894 A JP 17676894A JP H0843856 A JPH0843856 A JP H0843856A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- hole
- conductive film
- film
- insulating film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 abstract description 45
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 abstract description 34
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 abstract description 32
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 abstract description 31
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 156
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 26
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 21
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 21
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 15
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 13
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 12
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 6
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 6
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 5
- 229910021417 amorphous silicon Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 3
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 3
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 1
- 101100214491 Solanum lycopersicum TFT3 gene Proteins 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 239000003870 refractory metal Substances 0.000 description 1
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電流によるコンタクト孔内の導電材と下層導電
膜との接触面の異常発熱を抑制してコンタクト孔内の導
電材や下層導電膜の溶損を防ぎ、コンタクト部の信頼性
を高くすることができる導電膜のコンタクト構造を提供
する。 【構成】層間絶縁膜33の上に形成されるデータライン
(上層導電膜)33をTFT23のドレイン電極(下層
導電膜)29と接続するためのコンタクト孔34を円形
孔とすることにより、コンタクト孔34内に堆積した孔
内導電材32aとドレイン電極29との接触面の形状を
電流の局部的な集中が生じにくい形状にした。
膜との接触面の異常発熱を抑制してコンタクト孔内の導
電材や下層導電膜の溶損を防ぎ、コンタクト部の信頼性
を高くすることができる導電膜のコンタクト構造を提供
する。 【構成】層間絶縁膜33の上に形成されるデータライン
(上層導電膜)33をTFT23のドレイン電極(下層
導電膜)29と接続するためのコンタクト孔34を円形
孔とすることにより、コンタクト孔34内に堆積した孔
内導電材32aとドレイン電極29との接触面の形状を
電流の局部的な集中が生じにくい形状にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下層導電膜と、この下
層導電膜を覆う絶縁膜の上に形成される上層導電膜との
コンタクト構造に関するものである。
層導電膜を覆う絶縁膜の上に形成される上層導電膜との
コンタクト構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶表示素子に用いるアクティ
ブマトリックスパネルにおいては、基板上にマトリック
ス状に配設した各能動素子を層間絶縁膜で覆い、この層
間絶縁膜の上に、前記能動素子にデータ信号を供給する
データラインを形成して、このデータライン(上層導電
膜)を、前記層間絶縁膜に設けたコンタクト孔において
前記能動素子の電極(下層導電膜)に接続している。
ブマトリックスパネルにおいては、基板上にマトリック
ス状に配設した各能動素子を層間絶縁膜で覆い、この層
間絶縁膜の上に、前記能動素子にデータ信号を供給する
データラインを形成して、このデータライン(上層導電
膜)を、前記層間絶縁膜に設けたコンタクト孔において
前記能動素子の電極(下層導電膜)に接続している。
【0003】図7は、TFT(薄膜トランジスタ)を能
動素子とするアクティブマトリックスパネルの一部分の
平面図である。このアクティブマトリックスパネルは、
ガラス等からなる透明な絶縁性基板1の上に、複数の透
明な画素電極2と、これら各画素電極2にそれぞれ対応
するTFT(能動素子)3とを行方向(図において横方
向)および列方向(図において縦方向)に並べてマトリ
ックス状に配設するとともに、各行のTFT3にゲート
信号を供給するゲートライン11と、各列のTFT3に
画像ゲータに対応したデータ信号を供給するデータライ
ン12とを配線したものである。
動素子とするアクティブマトリックスパネルの一部分の
平面図である。このアクティブマトリックスパネルは、
ガラス等からなる透明な絶縁性基板1の上に、複数の透
明な画素電極2と、これら各画素電極2にそれぞれ対応
するTFT(能動素子)3とを行方向(図において横方
向)および列方向(図において縦方向)に並べてマトリ
ックス状に配設するとともに、各行のTFT3にゲート
信号を供給するゲートライン11と、各列のTFT3に
画像ゲータに対応したデータ信号を供給するデータライ
ン12とを配線したものである。
【0004】上記TFT3は、基板1上に形成されたゲ
ート電極4と、このゲート電極4を覆うゲート絶縁膜5
と、このゲート絶縁膜5の上に形成されたa−Si (ア
モルファスシリコン)からなるi型半導体膜6と、この
i型半導体膜6の上にn型不純物をドープしたa−Si
からなるn型半導体膜(図示せず)を介して形成された
ソース電極8およびドレイン電極9とで構成されてい
る。
ート電極4と、このゲート電極4を覆うゲート絶縁膜5
と、このゲート絶縁膜5の上に形成されたa−Si (ア
モルファスシリコン)からなるi型半導体膜6と、この
i型半導体膜6の上にn型不純物をドープしたa−Si
からなるn型半導体膜(図示せず)を介して形成された
ソース電極8およびドレイン電極9とで構成されてい
る。
【0005】なお、10は、i型半導体膜6のチャンネ
ル領域の上に設けられたSi N(窒化シリコン)等から
なるブロッキング絶縁膜であり、このブロッキング絶縁
膜10は、前記n型半導体膜をソース,ドレイン電極
8,9の形状にパターニングするエッチング時にi型半
導体膜6を保護するために設けられたものである。
ル領域の上に設けられたSi N(窒化シリコン)等から
なるブロッキング絶縁膜であり、このブロッキング絶縁
膜10は、前記n型半導体膜をソース,ドレイン電極
8,9の形状にパターニングするエッチング時にi型半
導体膜6を保護するために設けられたものである。
【0006】一方、上記ゲートライン11は、基板1上
に形成されており、TFT3のゲート電極4は、このゲ
ートライン11に一体に形成されている。また、上記T
FT3のゲート絶縁膜5は、Si N等からなる透明絶縁
膜であり、このゲート絶縁膜5は基板1のほぼ全面に形
成されており、画素電極2は、各TFT3にそれぞれ対
応させて前記ゲート絶縁膜5の上に形成されている。こ
の画素電極2は、その一端縁を対応するTFT3のソー
ス電極8上に重ねて形成することによって、前記ソース
電極8に接続されている。
に形成されており、TFT3のゲート電極4は、このゲ
ートライン11に一体に形成されている。また、上記T
FT3のゲート絶縁膜5は、Si N等からなる透明絶縁
膜であり、このゲート絶縁膜5は基板1のほぼ全面に形
成されており、画素電極2は、各TFT3にそれぞれ対
応させて前記ゲート絶縁膜5の上に形成されている。こ
の画素電極2は、その一端縁を対応するTFT3のソー
ス電極8上に重ねて形成することによって、前記ソース
電極8に接続されている。
【0007】さらに、上記画素電極2およびTFT3を
形成した面の上には、各データライン12の配線領域に
それぞれ対応させて、Si N等からなる層間絶縁膜13
が形成されており、上記TFT3は、この層間絶縁膜1
3によって覆われている。
形成した面の上には、各データライン12の配線領域に
それぞれ対応させて、Si N等からなる層間絶縁膜13
が形成されており、上記TFT3は、この層間絶縁膜1
3によって覆われている。
【0008】そして、データライン12は、上記層間絶
縁膜13の上に形成されており、このデータライン12
は、層間絶縁膜13に設けたコンタクト孔14において
TFT3のドレイン電極9に接続されている。
縁膜13の上に形成されており、このデータライン12
は、層間絶縁膜13に設けたコンタクト孔14において
TFT3のドレイン電極9に接続されている。
【0009】上記コンタクト孔14は一般に、正方形ま
たは長方形の角形孔とされており、このコンタクト孔1
4は、ドレイン電極9とデータライン12とのコンタク
ト領域(ドレイン電極9とデータライン12とが重なり
合っている領域)に対応させて層間絶縁膜13に穿設さ
れている。
たは長方形の角形孔とされており、このコンタクト孔1
4は、ドレイン電極9とデータライン12とのコンタク
ト領域(ドレイン電極9とデータライン12とが重なり
合っている領域)に対応させて層間絶縁膜13に穿設さ
れている。
【0010】上記データライン12は、上記層間絶縁膜
13を形成した後にデータライン用金属膜をスパッタリ
ング法等により成膜してこの金属膜をパターニングする
ことによって形成されており、このデータライン12
は、前記金属膜の成膜時にコンタクト孔14内に堆積し
たデータライン用金属により、コンタクト孔14におい
て上記ドレイン電極9と接続されている。
13を形成した後にデータライン用金属膜をスパッタリ
ング法等により成膜してこの金属膜をパターニングする
ことによって形成されており、このデータライン12
は、前記金属膜の成膜時にコンタクト孔14内に堆積し
たデータライン用金属により、コンタクト孔14におい
て上記ドレイン電極9と接続されている。
【0011】なお、上記コンタクト構造は、TFT3の
ドレイン電極9とデータライン12との接続に限らず、
例えば、ITO膜(透明導電膜)と金属膜との接続や、
金属膜同士の接続など、下層導電膜とこの下層導電膜を
覆う絶縁膜の上に形成される上層導電膜との接続に広く
適用されている。
ドレイン電極9とデータライン12との接続に限らず、
例えば、ITO膜(透明導電膜)と金属膜との接続や、
金属膜同士の接続など、下層導電膜とこの下層導電膜を
覆う絶縁膜の上に形成される上層導電膜との接続に広く
適用されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコンタクト構造は、一方の導電膜から他方の導電膜
に流れる電流によってコンタクト孔内の導電材(図7で
はデータライン用金属)と下層導電膜との接触面が異常
発熱を起し、その熱により前記接触面が溶損して、コン
タクト部に接続不良が発生するという問題をもってい
た。
来のコンタクト構造は、一方の導電膜から他方の導電膜
に流れる電流によってコンタクト孔内の導電材(図7で
はデータライン用金属)と下層導電膜との接触面が異常
発熱を起し、その熱により前記接触面が溶損して、コン
タクト部に接続不良が発生するという問題をもってい
た。
【0013】本発明は、電流によるコンタクト孔内の導
電材と下層導電膜との接触面の異常発熱を抑制してコン
タクト孔内の導電材や下層導電膜の溶損を防ぎ、コンタ
クト部の信頼性を高くすることができる導電膜のコンタ
クト構造を提供することを目的としたものである。
電材と下層導電膜との接触面の異常発熱を抑制してコン
タクト孔内の導電材や下層導電膜の溶損を防ぎ、コンタ
クト部の信頼性を高くすることができる導電膜のコンタ
クト構造を提供することを目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のコンタ
クト構造において生じていた、電流によるコンタクト孔
内の導電材と下層導電膜との接触面の異常発熱の原因が
コンタクト孔の形状にあることを発見し、それに基づい
てなされたものである。
クト構造において生じていた、電流によるコンタクト孔
内の導電材と下層導電膜との接触面の異常発熱の原因が
コンタクト孔の形状にあることを発見し、それに基づい
てなされたものである。
【0015】すなわち、下層導電膜と上層導電膜とをそ
の間の絶縁膜に設けたコンタクト孔において接続するコ
ンタクト構造は、一方の導電膜から他方の導電膜に流れ
る電流が比較的小さい場合に採用されており、例えば上
述したアクティブマトリックスパネルにおけるTFT3
のドレイン電極9とデータライン12とのコンタクト部
を流れる電流は画像データに対応する電流であるため、
従来は、電流による発熱は問題にならない程度であると
考えられていた。
の間の絶縁膜に設けたコンタクト孔において接続するコ
ンタクト構造は、一方の導電膜から他方の導電膜に流れ
る電流が比較的小さい場合に採用されており、例えば上
述したアクティブマトリックスパネルにおけるTFT3
のドレイン電極9とデータライン12とのコンタクト部
を流れる電流は画像データに対応する電流であるため、
従来は、電流による発熱は問題にならない程度であると
考えられていた。
【0016】しかし、従来のコンタクト構造において生
じていた電流によるコンタクト孔内の導電材(以下、孔
内導電材という)と下層導電膜との接触面の異常発熱の
原因を知るために、この接触面の発熱状態を調べたとこ
ろ、従来のコンタクト構造では、前記接触面が、角形コ
ンタクト孔の四隅の角部に対応する部分おいて局部的に
発熱することが確認された。この局部的な発熱は、前記
接触面を流れる電流が、この接触面の周縁の角部に集中
するためであると考えられる。
じていた電流によるコンタクト孔内の導電材(以下、孔
内導電材という)と下層導電膜との接触面の異常発熱の
原因を知るために、この接触面の発熱状態を調べたとこ
ろ、従来のコンタクト構造では、前記接触面が、角形コ
ンタクト孔の四隅の角部に対応する部分おいて局部的に
発熱することが確認された。この局部的な発熱は、前記
接触面を流れる電流が、この接触面の周縁の角部に集中
するためであると考えられる。
【0017】このため、従来のコンタクト構造では、一
方の導電膜から他方の導電膜に流れる電流が比較的小さ
い場合でも、前記接触面の周縁の角部に異常発熱が生
じ、その熱により前記接触面が溶損して、コンタクト部
に接続不良が発生していた。
方の導電膜から他方の導電膜に流れる電流が比較的小さ
い場合でも、前記接触面の周縁の角部に異常発熱が生
じ、その熱により前記接触面が溶損して、コンタクト部
に接続不良が発生していた。
【0018】なお、例えば、下層導電膜が高融点の金属
膜やITO膜等であり、上層導電膜および孔内導電材が
低融点の金属からなっている場合は、孔内導電材が溶損
し、下層導電膜が低融点金属膜であり、上層導電膜およ
び孔内導電材が高融点金属やITO等からなっている場
合は、下層導電膜が溶損する。
膜やITO膜等であり、上層導電膜および孔内導電材が
低融点の金属からなっている場合は、孔内導電材が溶損
し、下層導電膜が低融点金属膜であり、上層導電膜およ
び孔内導電材が高融点金属やITO等からなっている場
合は、下層導電膜が溶損する。
【0019】本発明は、上層導電膜のコンタクト孔内に
堆積した部分と下層導電膜との接触面の電流による異常
発熱の原因が、上述したようにコンタクト孔の形状にあ
ることに着目してなされたものであり、本発明の第1の
コンタクト構造は、下層導電膜を覆う絶縁膜に、前記両
導電膜のコンタクト領域に対応させて、円形孔あるいは
丸みを帯びた四辺形孔からなるコンタクト孔を設け、こ
のコンタクト孔において前記上層導電膜を前記下層導電
膜に接続したことを特徴とするものである。
堆積した部分と下層導電膜との接触面の電流による異常
発熱の原因が、上述したようにコンタクト孔の形状にあ
ることに着目してなされたものであり、本発明の第1の
コンタクト構造は、下層導電膜を覆う絶縁膜に、前記両
導電膜のコンタクト領域に対応させて、円形孔あるいは
丸みを帯びた四辺形孔からなるコンタクト孔を設け、こ
のコンタクト孔において前記上層導電膜を前記下層導電
膜に接続したことを特徴とするものである。
【0020】また、本発明の第2のコンタクト構造は、
前記絶縁膜に、前記コンタクト領域に対応させて複数の
コンタクト孔を設け、これらコンタクト孔において前記
上層導電膜を前記下層導電膜に接続したことを特徴とす
る。この第2のコンタクト構造においては、前記コンタ
クト孔は角形孔であってもよいが、円形孔あるいは丸み
を帯びた四辺形孔がより望ましい。
前記絶縁膜に、前記コンタクト領域に対応させて複数の
コンタクト孔を設け、これらコンタクト孔において前記
上層導電膜を前記下層導電膜に接続したことを特徴とす
る。この第2のコンタクト構造においては、前記コンタ
クト孔は角形孔であってもよいが、円形孔あるいは丸み
を帯びた四辺形孔がより望ましい。
【0021】
【作用】上記第1のコンタクト構造によれば、絶縁膜に
設けるコンタクト孔を、円形孔あるいは丸みを帯びた四
辺形孔としているため、コンタクト孔内に堆積した孔内
導電材と下層導電膜との接触面の形状が、電流の局部的
な集中が生じにくい形状になり、したがって、電流によ
る前記接触面の異常発熱が抑制される。
設けるコンタクト孔を、円形孔あるいは丸みを帯びた四
辺形孔としているため、コンタクト孔内に堆積した孔内
導電材と下層導電膜との接触面の形状が、電流の局部的
な集中が生じにくい形状になり、したがって、電流によ
る前記接触面の異常発熱が抑制される。
【0022】また、上記第2のコンタクト構造によれ
ば、絶縁膜に両導電膜のコンタクト領域に対応させて設
けるコンタクト孔の数を複数としているため、両導電膜
の一方から他方に流れる電流が、複数のコンタクト孔内
にそれぞれ堆積した複数の孔内導電材に分流して流れ、
したがって、これら孔内導電材と下層導電膜とのそれぞ
れの接触面を流れる電流が少なくなくから、前記接触面
の電流による異常発熱が抑制される。
ば、絶縁膜に両導電膜のコンタクト領域に対応させて設
けるコンタクト孔の数を複数としているため、両導電膜
の一方から他方に流れる電流が、複数のコンタクト孔内
にそれぞれ堆積した複数の孔内導電材に分流して流れ、
したがって、これら孔内導電材と下層導電膜とのそれぞ
れの接触面を流れる電流が少なくなくから、前記接触面
の電流による異常発熱が抑制される。
【0023】この第2のコンタクト構造においては、前
記各コンタクト孔は角形孔であってもよいが、このコン
タクト孔を、円形孔あるいは丸みを帯びた四辺形孔にす
れば、各孔内導電材と下層導電膜との接触面の形状が電
流の局部的な集中が生じにくい形状になるため、電流に
よる前記接触面の異常発熱がさらに効果的に抑制され
る。
記各コンタクト孔は角形孔であってもよいが、このコン
タクト孔を、円形孔あるいは丸みを帯びた四辺形孔にす
れば、各孔内導電材と下層導電膜との接触面の形状が電
流の局部的な集中が生じにくい形状になるため、電流に
よる前記接触面の異常発熱がさらに効果的に抑制され
る。
【0024】
[第1のコンタクト構造の実施例]以下、本発明の第1
のコンタクト構造を、TFTを能動素子とする液晶表示
素子用アクティブマトリックスパネルにおけるデータラ
イン(上層導電膜)とTFTのドレイン電極(下層導電
膜)との接続に適用した実施例を説明する。
のコンタクト構造を、TFTを能動素子とする液晶表示
素子用アクティブマトリックスパネルにおけるデータラ
イン(上層導電膜)とTFTのドレイン電極(下層導電
膜)との接続に適用した実施例を説明する。
【0025】図1および図2は第1のコンタクト構造の
一実施例を示しており、図1はアクティブマトリックス
パネルの1つのTFT部分の平面図、図2は図1のII−
II線に沿う断面図である。
一実施例を示しており、図1はアクティブマトリックス
パネルの1つのTFT部分の平面図、図2は図1のII−
II線に沿う断面図である。
【0026】このアクティブマトリックスパネルは、ガ
ラス等からなる透明な絶縁性基板21の上に、ITO膜
等の透明導電膜からなる複数の透明な画素電極22と、
これら各画素電極22にそれぞれ対応するTFT23と
を行方向(図において横方向)および列方向(図におい
て縦方向)に並べてマトリックス状に配設するととも
に、各行のTFT23にゲート信号を供給するゲートラ
イン31と、各列のTFT23にデータ信号を供給する
データライン32とを配線したものである。
ラス等からなる透明な絶縁性基板21の上に、ITO膜
等の透明導電膜からなる複数の透明な画素電極22と、
これら各画素電極22にそれぞれ対応するTFT23と
を行方向(図において横方向)および列方向(図におい
て縦方向)に並べてマトリックス状に配設するととも
に、各行のTFT23にゲート信号を供給するゲートラ
イン31と、各列のTFT23にデータ信号を供給する
データライン32とを配線したものである。
【0027】上記TFT23は、基板21上に形成され
たゲート電極24と、このゲート電極24を覆うゲート
絶縁膜25と、このゲート絶縁膜25の上に対向させて
形成されたa−Si からなるi型半導体膜26と、この
i型半導体膜26の上にn型不純物をドープしたa−S
i からなるn型半導体膜27を介して形成されたソース
電極28およびドレイン電極29とで構成されている。
たゲート電極24と、このゲート電極24を覆うゲート
絶縁膜25と、このゲート絶縁膜25の上に対向させて
形成されたa−Si からなるi型半導体膜26と、この
i型半導体膜26の上にn型不純物をドープしたa−S
i からなるn型半導体膜27を介して形成されたソース
電極28およびドレイン電極29とで構成されている。
【0028】なお、前記ソース電極28およびドレイン
電極29は、n型半導体膜27とのオーミックコンタク
ト性がよいCr 等の金属で形成されている。また、前記
i型半導体膜26のチャンネル領域の上には、前記n型
半導体膜27をパターニングするエッチング時にi型半
導体膜26を保護するために設けられたSi N等からな
るブロッキング絶縁膜30が形成されている。
電極29は、n型半導体膜27とのオーミックコンタク
ト性がよいCr 等の金属で形成されている。また、前記
i型半導体膜26のチャンネル領域の上には、前記n型
半導体膜27をパターニングするエッチング時にi型半
導体膜26を保護するために設けられたSi N等からな
るブロッキング絶縁膜30が形成されている。
【0029】一方、上記ゲートライン31は、基板21
上に形成されており、TFT23のゲート電極24は、
このゲートライン31に一体に形成されている。なお、
このゲートライン31およびゲート電極24は、Al
(アルミニウム)に微量の高融点金属(Ti ,Ta 等)
を含有させたAl 系合金等で形成されている。
上に形成されており、TFT23のゲート電極24は、
このゲートライン31に一体に形成されている。なお、
このゲートライン31およびゲート電極24は、Al
(アルミニウム)に微量の高融点金属(Ti ,Ta 等)
を含有させたAl 系合金等で形成されている。
【0030】また、上記TFT23のゲート絶縁膜(S
i N等からなる透明絶縁膜)25は、基板21のほぼ全
面にわたって形成されており、上記画素電極22は前記
ゲート絶縁膜25の上に形成されている。なお、図示し
ないが、ゲート絶縁膜25には、上記ゲートライン21
の端子部を露出させるための開口が設けられている。
i N等からなる透明絶縁膜)25は、基板21のほぼ全
面にわたって形成されており、上記画素電極22は前記
ゲート絶縁膜25の上に形成されている。なお、図示し
ないが、ゲート絶縁膜25には、上記ゲートライン21
の端子部を露出させるための開口が設けられている。
【0031】上記画素電極22は、上記ゲート絶縁膜2
5の上に、各TFT23にそれぞれ対応させて形成され
ており、この画素電極22は、その一端縁を対応するT
FT23のソース電極28上に重ねて形成することによ
って、このTFT23のソース電極28に接続されてい
る。
5の上に、各TFT23にそれぞれ対応させて形成され
ており、この画素電極22は、その一端縁を対応するT
FT23のソース電極28上に重ねて形成することによ
って、このTFT23のソース電極28に接続されてい
る。
【0032】さらに、上記画素電極22およびTFT2
3を形成した面の上には、各データライン32の配線領
域にそれぞれ対応させて、Si N等からなる層間絶縁膜
33が形成されており、上記TFT23は、この層間絶
縁膜33によって覆われている。
3を形成した面の上には、各データライン32の配線領
域にそれぞれ対応させて、Si N等からなる層間絶縁膜
33が形成されており、上記TFT23は、この層間絶
縁膜33によって覆われている。
【0033】そして、データライン32は、上記層間絶
縁膜33の上に形成されており、このデータライン32
は、層間絶縁膜33に設けたコンタクト孔34において
TFT23のドレイン電極29に接続されている。
縁膜33の上に形成されており、このデータライン32
は、層間絶縁膜33に設けたコンタクト孔34において
TFT23のドレイン電極29に接続されている。
【0034】上記コンタクト孔34は、真円形の円形孔
であり、このコンタクト孔34は、ドレイン電極29と
データライン32とのコンタクト領域(ドレイン電極2
9とデータライン32とが重なり合っている領域)に対
応させて層間絶縁膜33に穿設されている。
であり、このコンタクト孔34は、ドレイン電極29と
データライン32とのコンタクト領域(ドレイン電極2
9とデータライン32とが重なり合っている領域)に対
応させて層間絶縁膜33に穿設されている。
【0035】また、上記データライン32は、上記層間
絶縁膜33を形成した後に、Al または上記Al 系合金
等からなるデータライン用金属膜をスパッタリング法等
により成膜して、この金属膜をパターニングすることに
よって形成されており、このデータライン32は、前記
金属膜の成膜時にコンタクト孔34内に堆積した孔内導
電材(データライン用金属)32aにより、コンタクト
孔34において上記ドレイン電極29と接続されてい
る。
絶縁膜33を形成した後に、Al または上記Al 系合金
等からなるデータライン用金属膜をスパッタリング法等
により成膜して、この金属膜をパターニングすることに
よって形成されており、このデータライン32は、前記
金属膜の成膜時にコンタクト孔34内に堆積した孔内導
電材(データライン用金属)32aにより、コンタクト
孔34において上記ドレイン電極29と接続されてい
る。
【0036】この実施例のコンタクト構造においては、
上記層間絶縁膜33に設けるコンタクト孔34を円形孔
としているため、このコンタクト孔34内に堆積した孔
内導電材32aとドレイン電極29との接触面の電流に
よる異常発熱が抑制される。
上記層間絶縁膜33に設けるコンタクト孔34を円形孔
としているため、このコンタクト孔34内に堆積した孔
内導電材32aとドレイン電極29との接触面の電流に
よる異常発熱が抑制される。
【0037】すなわち、上記[課題を解決するための手
段]の項で説明したように、従来のコンタクト構造で
は、角形のコンタクト孔内に堆積した孔内導電材と下層
導電膜との接触面の四隅の角部に電流が集中し、そのた
めに、孔内導電材を流れる電流が比較的小さくても、前
記接触面の角部が局部的に発熱するが、上記実施例で
は、コンタクト孔34を円形孔としているために、この
コンタクト孔34内に堆積した孔内導電材32aと下層
導電膜であるドレイン電極29との接触面の形状が電流
の局部的な集中が生じにくい形状になり、したがって、
電流による前記接触面の局部的な異常発熱が抑制され
る。
段]の項で説明したように、従来のコンタクト構造で
は、角形のコンタクト孔内に堆積した孔内導電材と下層
導電膜との接触面の四隅の角部に電流が集中し、そのた
めに、孔内導電材を流れる電流が比較的小さくても、前
記接触面の角部が局部的に発熱するが、上記実施例で
は、コンタクト孔34を円形孔としているために、この
コンタクト孔34内に堆積した孔内導電材32aと下層
導電膜であるドレイン電極29との接触面の形状が電流
の局部的な集中が生じにくい形状になり、したがって、
電流による前記接触面の局部的な異常発熱が抑制され
る。
【0038】そして、この実施例のコンタクト構造によ
れば、孔内導電材32aとドレイン電極29との接触面
の局部的な異常発熱を抑制できるため、孔内導電材32
aやドレイン電極29が前記接触面において溶損してコ
ンタクト部に接続不良を発生させることはなく、したが
って、コンタクト部の信頼性を高くすることができる。
れば、孔内導電材32aとドレイン電極29との接触面
の局部的な異常発熱を抑制できるため、孔内導電材32
aやドレイン電極29が前記接触面において溶損してコ
ンタクト部に接続不良を発生させることはなく、したが
って、コンタクト部の信頼性を高くすることができる。
【0039】なお、上記実施例では、コンタクト孔34
を真円形孔にしているが、このコンタクト孔34は、真
円形孔に限らず、楕円形孔または長円形孔であってもよ
く、コンタクト孔34が、真円形孔、楕円形孔、長円形
孔等の円形孔であれば、このコンタクト孔34内に堆積
した孔内導電材32aとドレイン電極29との接触面の
形状が、電流の局部的な集中が生じにくい形状になり、
電流による前記接触面の局部的な異常発熱が抑制され
る。
を真円形孔にしているが、このコンタクト孔34は、真
円形孔に限らず、楕円形孔または長円形孔であってもよ
く、コンタクト孔34が、真円形孔、楕円形孔、長円形
孔等の円形孔であれば、このコンタクト孔34内に堆積
した孔内導電材32aとドレイン電極29との接触面の
形状が、電流の局部的な集中が生じにくい形状になり、
電流による前記接触面の局部的な異常発熱が抑制され
る。
【0040】ただし、電流の局部的な集中が最も生じに
くい接触面形状は真円形であり、したがって、前記接触
面の局部的な異常発熱を抑制する効果が最も大きいコン
タクト孔34の形状は真円形であるが、コンタクト孔3
4が楕円形孔または長円形孔であっても、その孔形状
が、楕円の長軸方向における両端、または長円の両端の
曲率半径がある程度大きい形状であれば、前記接触面の
局部的な異常発熱を抑制する効果は、真円形のコンタク
ト孔とほとんど変わらない。
くい接触面形状は真円形であり、したがって、前記接触
面の局部的な異常発熱を抑制する効果が最も大きいコン
タクト孔34の形状は真円形であるが、コンタクト孔3
4が楕円形孔または長円形孔であっても、その孔形状
が、楕円の長軸方向における両端、または長円の両端の
曲率半径がある程度大きい形状であれば、前記接触面の
局部的な異常発熱を抑制する効果は、真円形のコンタク
ト孔とほとんど変わらない。
【0041】さらに、上記コンタクト孔34は、円形孔
に限らず、図3に示すような丸みを帯びた四辺形(正方
形または長方形の全ての角部を円弧状にした形状)孔と
してもよく、その場合でも、このコンタクト孔34内に
堆積した孔内導電材32aとドレイン電極29との接触
面の形状が、電流の局部的な集中が生じにくい形状にな
り、電流による前記接触面の局部的な異常発熱が抑制さ
れる。
に限らず、図3に示すような丸みを帯びた四辺形(正方
形または長方形の全ての角部を円弧状にした形状)孔と
してもよく、その場合でも、このコンタクト孔34内に
堆積した孔内導電材32aとドレイン電極29との接触
面の形状が、電流の局部的な集中が生じにくい形状にな
り、電流による前記接触面の局部的な異常発熱が抑制さ
れる。
【0042】なお、コンタクト孔34を丸みを帯びた四
辺形孔とする場合も、その孔形状が、円弧状角部の曲率
半径がある程度大きい形状であれば、前記接触面の局部
的な異常発熱を抑制する効果は、上記実施例の真円形コ
ンタクト孔とほとんど変わらない。
辺形孔とする場合も、その孔形状が、円弧状角部の曲率
半径がある程度大きい形状であれば、前記接触面の局部
的な異常発熱を抑制する効果は、上記実施例の真円形コ
ンタクト孔とほとんど変わらない。
【0043】[第2のコンタクト構造の実施例]次に、
本発明の第2のコンタクト構造を、TFTを能動素子と
する液晶表示素子用アクティブマトリックスパネルにお
けるデータライン(上層導電膜)とTFTのドレイン電
極(下層導電膜)との接続に適用した実施例を説明す
る。
本発明の第2のコンタクト構造を、TFTを能動素子と
する液晶表示素子用アクティブマトリックスパネルにお
けるデータライン(上層導電膜)とTFTのドレイン電
極(下層導電膜)との接続に適用した実施例を説明す
る。
【0044】図4および図5は第2のコンタクト構造の
一実施例を示しており、図4はアクティブマトリックス
パネルの1つのTFT部分の平面図、図5は図4の V−
V 線に沿う断面図である。
一実施例を示しており、図4はアクティブマトリックス
パネルの1つのTFT部分の平面図、図5は図4の V−
V 線に沿う断面図である。
【0045】なお、このアクティブマトリックスパネル
は、TFTのドレイン電極とデータラインとのコンタク
ト構造が上述した第1のコンタクト構造と異なるだけ
で、その他の構成は図1および図2に示したものと同じ
であるから、重複する説明は図に同符号を付して省略す
る。
は、TFTのドレイン電極とデータラインとのコンタク
ト構造が上述した第1のコンタクト構造と異なるだけ
で、その他の構成は図1および図2に示したものと同じ
であるから、重複する説明は図に同符号を付して省略す
る。
【0046】この実施例のコンタクト構造は、層間絶縁
膜33に、TFT23のドレイン電極29とデータライ
ン32とのコンタクト領域(ドレイン電極29とデータ
ライン32とが重なり合っている領域)に対応させて、
複数のコンタクト孔35を設け、これらコンタクト孔3
5においてデータライン32をTFT23のドレイン電
極29に接続したものである。
膜33に、TFT23のドレイン電極29とデータライ
ン32とのコンタクト領域(ドレイン電極29とデータ
ライン32とが重なり合っている領域)に対応させて、
複数のコンタクト孔35を設け、これらコンタクト孔3
5においてデータライン32をTFT23のドレイン電
極29に接続したものである。
【0047】上記コンタクト孔35は、正方形または長
方形の角形孔であり、この実施例では、このコンタクト
孔35を3つずつ2列に設けている。なお、このコンタ
クト孔35は、その縦横の幅が図1および図2に示した
第1のコンタクト構造における真円形コンタクト孔34
の直径のほぼ1/3程度の小孔である。
方形の角形孔であり、この実施例では、このコンタクト
孔35を3つずつ2列に設けている。なお、このコンタ
クト孔35は、その縦横の幅が図1および図2に示した
第1のコンタクト構造における真円形コンタクト孔34
の直径のほぼ1/3程度の小孔である。
【0048】そして、データライン32は、上記層間絶
縁膜33を形成した後に、Al または上記Al 系合金等
からなるデータライン用金属膜をスパッタリング法等に
より成膜して、この金属膜をパターニングすることによ
って形成されており、このデータライン32は、前記金
属膜の成膜時に上記各コンタクト孔35内にそれぞれ堆
積した孔内導電材(データライン用金属)32bによ
り、各コンタクト孔35においてTFT23のドレイン
電極29と接続されている。
縁膜33を形成した後に、Al または上記Al 系合金等
からなるデータライン用金属膜をスパッタリング法等に
より成膜して、この金属膜をパターニングすることによ
って形成されており、このデータライン32は、前記金
属膜の成膜時に上記各コンタクト孔35内にそれぞれ堆
積した孔内導電材(データライン用金属)32bによ
り、各コンタクト孔35においてTFT23のドレイン
電極29と接続されている。
【0049】この実施例のコンタクト構造においては、
上記層間絶縁膜33に上記ドレイン電極29とデータラ
イン32とのコンタクト領域に対応させて設けるコンタ
クト孔35の数を複数としているため、データライン3
2とドレイン電極29の一方から他方に流れる電流が、
複数のコンタクト孔35内にそれぞれ堆積した複数の孔
内導電材32bに分流して流れ、したがって、これら孔
内導電材32bとドレイン電極29とのそれぞれの接触
面を流れる電流が少なくなくから、各コンタクト孔32
が角形孔であっても、各孔内導電材32bとドレイン電
極29との接触面の電流による異常発熱が抑制される。
上記層間絶縁膜33に上記ドレイン電極29とデータラ
イン32とのコンタクト領域に対応させて設けるコンタ
クト孔35の数を複数としているため、データライン3
2とドレイン電極29の一方から他方に流れる電流が、
複数のコンタクト孔35内にそれぞれ堆積した複数の孔
内導電材32bに分流して流れ、したがって、これら孔
内導電材32bとドレイン電極29とのそれぞれの接触
面を流れる電流が少なくなくから、各コンタクト孔32
が角形孔であっても、各孔内導電材32bとドレイン電
極29との接触面の電流による異常発熱が抑制される。
【0050】そして、この実施例のコンタクト構造によ
れば、電流による孔内導電材32bとドレイン電極29
との接触面の異常発熱を抑制できるため、孔内導電材3
2bやドレイン電極29が前記接触面において溶損して
コンタクト部に接続不良を発生させることはなく、した
がって、コンタクト部の信頼性を高くすることができ
る。
れば、電流による孔内導電材32bとドレイン電極29
との接触面の異常発熱を抑制できるため、孔内導電材3
2bやドレイン電極29が前記接触面において溶損して
コンタクト部に接続不良を発生させることはなく、した
がって、コンタクト部の信頼性を高くすることができ
る。
【0051】なお、この実施例では、上記コンタクト領
域に、コンタクト孔35を3つずつ2列に設けている
が、このコンタクト孔35の数は、少なくとも2つ以上
であれば、その数および配列は任意でよい。
域に、コンタクト孔35を3つずつ2列に設けている
が、このコンタクト孔35の数は、少なくとも2つ以上
であれば、その数および配列は任意でよい。
【0052】また、上記実施例では、コンタクト孔35
を角形孔としているが、このコンタクト孔35は、円形
孔あるいは丸みを帯びた四辺形孔としてもよく、このよ
うに前記コンタクト孔35を円形孔あるいは丸みを帯び
た四辺形孔にすれば、各孔内導電材32bとドレイン電
極29との接触面の形状が、電流の局部的な集中が生じ
にくい形状になるため、電流による前記接触面の異常発
熱がさらに効果的に抑制される。
を角形孔としているが、このコンタクト孔35は、円形
孔あるいは丸みを帯びた四辺形孔としてもよく、このよ
うに前記コンタクト孔35を円形孔あるいは丸みを帯び
た四辺形孔にすれば、各孔内導電材32bとドレイン電
極29との接触面の形状が、電流の局部的な集中が生じ
にくい形状になるため、電流による前記接触面の異常発
熱がさらに効果的に抑制される。
【0053】図6は、本発明の第2のコンタクト構造を
TFTを能動素子とする液晶表示素子用アクティブマト
リックスパネルにおけるデータライン(上層導電膜)と
TFTのドレイン電極(下層導電膜)との接続に適用し
た他の実施例を示すアクティブマトリックスパネルの1
つのTFT部分の平面図である。
TFTを能動素子とする液晶表示素子用アクティブマト
リックスパネルにおけるデータライン(上層導電膜)と
TFTのドレイン電極(下層導電膜)との接続に適用し
た他の実施例を示すアクティブマトリックスパネルの1
つのTFT部分の平面図である。
【0054】この実施例は、層間絶縁膜33にTFT2
3のドレイン電極29とデータライン32とのコンタク
ト領域(ドレイン電極29とデータライン32とが重な
り合っている領域)に対応させて設ける複数のコンタク
ト孔35を、真円形の円形孔としたものであり、この実
施例では、前記コンタクト孔35を3つずつ2列に設け
ている。このコンタクト孔35は、その直径の幅が図1
および図2に示した第1のコンタクト構造における真円
形コンタクト孔35の直径のほぼ1/3程度の小径孔で
ある。
3のドレイン電極29とデータライン32とのコンタク
ト領域(ドレイン電極29とデータライン32とが重な
り合っている領域)に対応させて設ける複数のコンタク
ト孔35を、真円形の円形孔としたものであり、この実
施例では、前記コンタクト孔35を3つずつ2列に設け
ている。このコンタクト孔35は、その直径の幅が図1
および図2に示した第1のコンタクト構造における真円
形コンタクト孔35の直径のほぼ1/3程度の小径孔で
ある。
【0055】なお、この実施例は、コンタクト孔35を
真円形孔とした点を除けば、その他の構成は図4および
図5に示した実施例と同じであるから、重複する説明は
図に同符号を付して省略する。
真円形孔とした点を除けば、その他の構成は図4および
図5に示した実施例と同じであるから、重複する説明は
図に同符号を付して省略する。
【0056】この実施例のコンタクト構造によれば、層
間絶縁膜33にドレイン電極29とデータライン32と
のコンタクト領域に対応させて設けるコンタクト孔35
の数を複数としているため、データライン32とドレイ
ン電極29の一方から他方に流れる電流を複数のコンタ
クト孔35内にそれぞれ堆積した複数の孔内導電材32
bに分流させて、これら孔内導電材32bを流れる電流
を少なくすることができるし、しかも前記コンタクト孔
35を真円形孔としているために、このコンタクト孔3
5内に堆積した孔内導電材32bとドレイン電極29と
の接触面の形状が電流の局部的な集中が生じにくい形状
になるから、コンタクト孔が角形孔である場合よりも、
電流による前記接触面の局部的な異常発熱がより効果的
に抑制される。
間絶縁膜33にドレイン電極29とデータライン32と
のコンタクト領域に対応させて設けるコンタクト孔35
の数を複数としているため、データライン32とドレイ
ン電極29の一方から他方に流れる電流を複数のコンタ
クト孔35内にそれぞれ堆積した複数の孔内導電材32
bに分流させて、これら孔内導電材32bを流れる電流
を少なくすることができるし、しかも前記コンタクト孔
35を真円形孔としているために、このコンタクト孔3
5内に堆積した孔内導電材32bとドレイン電極29と
の接触面の形状が電流の局部的な集中が生じにくい形状
になるから、コンタクト孔が角形孔である場合よりも、
電流による前記接触面の局部的な異常発熱がより効果的
に抑制される。
【0057】そして、この実施例のコンタクト構造にお
いても、孔内導電材32bとドレイン電極29との接触
面の局部的な異常発熱を抑制できるため、孔内導電材3
2bやドレイン電極29が前記接触面において溶損して
コンタクト部に接続不良を発生させることはないから、
コンタクト部の信頼性を高くすることができる。
いても、孔内導電材32bとドレイン電極29との接触
面の局部的な異常発熱を抑制できるため、孔内導電材3
2bやドレイン電極29が前記接触面において溶損して
コンタクト部に接続不良を発生させることはないから、
コンタクト部の信頼性を高くすることができる。
【0058】なお、この実施例では、コンタクト孔35
を真円形孔にしているが、このコンタクト孔35は、真
円形孔に限らず、楕円形孔または長円形孔であってもよ
く、コンタクト孔35が、真円形孔、楕円形孔、長円形
孔等の円形孔であれば、このコンタクト孔35内に堆積
した孔内導電材32bとドレイン電極29との接触面の
形状が電流の局部的な集中が生じにくい形状になり、電
流による前記接触面の局部的な異常発熱が抑制される。
を真円形孔にしているが、このコンタクト孔35は、真
円形孔に限らず、楕円形孔または長円形孔であってもよ
く、コンタクト孔35が、真円形孔、楕円形孔、長円形
孔等の円形孔であれば、このコンタクト孔35内に堆積
した孔内導電材32bとドレイン電極29との接触面の
形状が電流の局部的な集中が生じにくい形状になり、電
流による前記接触面の局部的な異常発熱が抑制される。
【0059】ただし、電流の局部的な集中が最も生じに
くい接触面形状は真円形であり、したがって、前記接触
面の局部的な異常発熱を抑制する効果が最も大きいコン
タクト孔35の形状は真円形であるが、コンタクト孔3
5が楕円形孔または長円形孔であっても、その孔形状
が、楕円の長軸方向における両端、または長円の両端の
曲率半径がある程度大きい形状であれば、前記接触面の
局部的な異常発熱を抑制する効果は、真円形のコンタク
ト孔とほとんど変わらない。
くい接触面形状は真円形であり、したがって、前記接触
面の局部的な異常発熱を抑制する効果が最も大きいコン
タクト孔35の形状は真円形であるが、コンタクト孔3
5が楕円形孔または長円形孔であっても、その孔形状
が、楕円の長軸方向における両端、または長円の両端の
曲率半径がある程度大きい形状であれば、前記接触面の
局部的な異常発熱を抑制する効果は、真円形のコンタク
ト孔とほとんど変わらない。
【0060】さらに、上記コンタクト孔35は、円形孔
に限らず、丸みを帯びた四辺形孔(図3に示したコンタ
クト孔34と相似な形状の孔)としてもよく、その場合
でも、このコンタクト孔35内に堆積した孔内導電材3
2bとドレイン電極29との接触面の形状が電流の局部
的な集中が生じにくい形状になり、電流による孔内導電
材32bの局部的な異常発熱が抑制される。
に限らず、丸みを帯びた四辺形孔(図3に示したコンタ
クト孔34と相似な形状の孔)としてもよく、その場合
でも、このコンタクト孔35内に堆積した孔内導電材3
2bとドレイン電極29との接触面の形状が電流の局部
的な集中が生じにくい形状になり、電流による孔内導電
材32bの局部的な異常発熱が抑制される。
【0061】なお、コンタクト孔35を丸みを帯びた四
辺形孔とする場合も、その孔形状が、円弧状角部の曲率
半径がある程度大きい形状であれば、孔内導電材32b
の局部的な異常発熱を抑制する効果は、上記実施例の真
円形コンタクト孔とほとんど変わらない。
辺形孔とする場合も、その孔形状が、円弧状角部の曲率
半径がある程度大きい形状であれば、孔内導電材32b
の局部的な異常発熱を抑制する効果は、上記実施例の真
円形コンタクト孔とほとんど変わらない。
【0062】また、この実施例では、上記コンタクト領
域に、コンタクト孔35を3つずつ2列に設けている
が、このコンタクト孔35の数は、少なくとも2つ以上
であれば、その数および配列は任意でよい。
域に、コンタクト孔35を3つずつ2列に設けている
が、このコンタクト孔35の数は、少なくとも2つ以上
であれば、その数および配列は任意でよい。
【0063】なお、上述した各実施例は、いずれも、T
FTを能動素子とする液晶表示素子用アクティブマトリ
ックスパネルにおけるデータライン32とTFT23の
ドレイン電極29との接続に適用されるものであるが、
本発明の第1のコンタクト構造および第2のコンタクト
構造は、前記データラインとドレイン電極との接続に限
らず、下層導電膜とこの下層導電膜を覆う絶縁膜の上に
形成される上層導電膜との接続に広く適用することがで
きる。
FTを能動素子とする液晶表示素子用アクティブマトリ
ックスパネルにおけるデータライン32とTFT23の
ドレイン電極29との接続に適用されるものであるが、
本発明の第1のコンタクト構造および第2のコンタクト
構造は、前記データラインとドレイン電極との接続に限
らず、下層導電膜とこの下層導電膜を覆う絶縁膜の上に
形成される上層導電膜との接続に広く適用することがで
きる。
【0064】すなわち、例えば、上述した液晶表示素子
用アクティブマトリックスパネルには、その基板21上
に、ゲート絶縁膜25をはさんで画素電極22の一部と
対向するキャパシタ電極を設け(金属膜またはITO膜
等の透明導電膜で形成)、このキャパシタ電極と画素電
極22およびその間のゲート絶縁膜25とによって、非
選択期間における画素の補償容量(ストリージキャパシ
タ)を構成しているものがある。
用アクティブマトリックスパネルには、その基板21上
に、ゲート絶縁膜25をはさんで画素電極22の一部と
対向するキャパシタ電極を設け(金属膜またはITO膜
等の透明導電膜で形成)、このキャパシタ電極と画素電
極22およびその間のゲート絶縁膜25とによって、非
選択期間における画素の補償容量(ストリージキャパシ
タ)を構成しているものがある。
【0065】そして、この種のアクティブマトリックス
パネルにおいては、キャパシタ電極を基準電位に接続す
るための端子を層間絶縁膜33の上に形成して、この端
子(上層導電膜)を、層間絶縁膜33およびゲート絶縁
膜25に設けたコンタクト孔において前記キャパシタ電
極の配線部(下層導電膜)の端部に接続しているが、上
記本発明のコンタクト構造は、この端子をキャパシタ電
極の配線部との接続にも適用できる。
パネルにおいては、キャパシタ電極を基準電位に接続す
るための端子を層間絶縁膜33の上に形成して、この端
子(上層導電膜)を、層間絶縁膜33およびゲート絶縁
膜25に設けたコンタクト孔において前記キャパシタ電
極の配線部(下層導電膜)の端部に接続しているが、上
記本発明のコンタクト構造は、この端子をキャパシタ電
極の配線部との接続にも適用できる。
【0066】また、液晶表示素子用アクティブマトリッ
クスパネルには、その上に形成する配向膜のラビング処
理時等に発生する静電気によるTFTの絶縁破壊対策と
して、各ゲートライン31と各データライン32とを同
電位になるように短絡するためのショートラインが設け
られることがある。
クスパネルには、その上に形成する配向膜のラビング処
理時等に発生する静電気によるTFTの絶縁破壊対策と
して、各ゲートライン31と各データライン32とを同
電位になるように短絡するためのショートラインが設け
られることがある。
【0067】このショートラインによるゲートライン3
1とデータライン32との短絡方式としては、例えば、
基板21の余剰部(液晶表示素子の組立て後に分離除去
される部分)の上に、各ゲートライン31の端部と一体
につながった無端枠状のショートラインを形成して、各
データライン32の端部を、その下の絶縁膜(層間絶縁
膜33およびゲート絶縁膜25)に設けたコンタクト孔
において前記ショートラインに接続する方式があるが、
本発明のコンタクト構造は、この場合の各データライン
32とショートラインとの接続にも適用できる。
1とデータライン32との短絡方式としては、例えば、
基板21の余剰部(液晶表示素子の組立て後に分離除去
される部分)の上に、各ゲートライン31の端部と一体
につながった無端枠状のショートラインを形成して、各
データライン32の端部を、その下の絶縁膜(層間絶縁
膜33およびゲート絶縁膜25)に設けたコンタクト孔
において前記ショートラインに接続する方式があるが、
本発明のコンタクト構造は、この場合の各データライン
32とショートラインとの接続にも適用できる。
【0068】また、上記ショートラインによるゲートラ
イン31とデータライン32との他の短絡方式として
は、基板21上のゲートライン配線領域の両側に下部シ
ョートラインをゲートライン31と平行に設け、層間絶
縁膜33上のデータライン配線領域の両側に上部ショー
トラインをデータライン32と平行に設けて、各データ
ライン32の端部を、その下の絶縁膜(層間絶縁膜33
およびゲート絶縁膜25)に設けたコンタクト孔におい
て前記下部ショートラインに接続するとともに、前記上
部ショートラインを、前記絶縁膜に設けたコンタクト孔
において各ゲートライン31の端部および前記下部ショ
ートラインの端部に接続する方式があるが、本発明のコ
ンタクト構造は、この場合の各ラインの接続にも適用で
きる。
イン31とデータライン32との他の短絡方式として
は、基板21上のゲートライン配線領域の両側に下部シ
ョートラインをゲートライン31と平行に設け、層間絶
縁膜33上のデータライン配線領域の両側に上部ショー
トラインをデータライン32と平行に設けて、各データ
ライン32の端部を、その下の絶縁膜(層間絶縁膜33
およびゲート絶縁膜25)に設けたコンタクト孔におい
て前記下部ショートラインに接続するとともに、前記上
部ショートラインを、前記絶縁膜に設けたコンタクト孔
において各ゲートライン31の端部および前記下部ショ
ートラインの端部に接続する方式があるが、本発明のコ
ンタクト構造は、この場合の各ラインの接続にも適用で
きる。
【0069】
【発明の効果】本発明の第1のコンタクト構造によれ
ば、絶縁膜に設けるコンタクト孔を円形孔あるいは丸み
を帯びた四辺形孔としているため、コンタクト孔内に堆
積した孔内導電材と下層導電膜との接触面の形状が電流
の局部的な集中が生じにくい形状になり、したがって、
電流による前記接触面の局部的な異常発熱を抑制してコ
ンタクト孔内の導電材や下層導電膜の溶損を防ぎ、コン
タクト部の信頼性を高くすることができる。
ば、絶縁膜に設けるコンタクト孔を円形孔あるいは丸み
を帯びた四辺形孔としているため、コンタクト孔内に堆
積した孔内導電材と下層導電膜との接触面の形状が電流
の局部的な集中が生じにくい形状になり、したがって、
電流による前記接触面の局部的な異常発熱を抑制してコ
ンタクト孔内の導電材や下層導電膜の溶損を防ぎ、コン
タクト部の信頼性を高くすることができる。
【0070】また、本発明の第2のコンタクト構造によ
れば、絶縁膜に両導電膜のコンタクト領域に対応させて
設けるコンタクト孔の数を複数としているため、両導電
膜の一方から他方に流れる電流を複数のコンタクト孔内
にそれぞれ堆積した複数の孔内導電材に分流させて、こ
れら孔内導電材と下層導電膜とのそれぞれの接触面を流
れる電流を少なくすることができるから、前記接触面の
電流による異常発熱を抑制してコンタクト孔内の導電材
や下層導電膜の溶損を防ぎ、コンタクト部の信頼性を高
くすることができる。
れば、絶縁膜に両導電膜のコンタクト領域に対応させて
設けるコンタクト孔の数を複数としているため、両導電
膜の一方から他方に流れる電流を複数のコンタクト孔内
にそれぞれ堆積した複数の孔内導電材に分流させて、こ
れら孔内導電材と下層導電膜とのそれぞれの接触面を流
れる電流を少なくすることができるから、前記接触面の
電流による異常発熱を抑制してコンタクト孔内の導電材
や下層導電膜の溶損を防ぎ、コンタクト部の信頼性を高
くすることができる。
【0071】この第2のコンタクト構造においては、前
記各コンタクト孔は角形孔であってもよいが、このコン
タクト孔を、円形孔あるいは丸みを帯びた四辺形孔にす
れば、孔内導電材と下層導電膜との接触面の形状が電流
の局部的な集中が生じにくい形状になるため、電流によ
る前記接触面の異常発熱をさらに効果的に抑制すること
ができる。
記各コンタクト孔は角形孔であってもよいが、このコン
タクト孔を、円形孔あるいは丸みを帯びた四辺形孔にす
れば、孔内導電材と下層導電膜との接触面の形状が電流
の局部的な集中が生じにくい形状になるため、電流によ
る前記接触面の異常発熱をさらに効果的に抑制すること
ができる。
【図1】本発明の第1のコンタクト構造を液晶表示素子
用アクティブマトリックスパネルにおけるデータライン
とTFTのドレイン電極との接続に適用した一実施例を
示すアクティブマトリックスパネルの1つのTFT部分
の平面図。
用アクティブマトリックスパネルにおけるデータライン
とTFTのドレイン電極との接続に適用した一実施例を
示すアクティブマトリックスパネルの1つのTFT部分
の平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】本発明の第1のコンタクト構造の他の実施例を
示すデータラインとドレイン電極との接続部の平面図。
示すデータラインとドレイン電極との接続部の平面図。
【図4】本発明の第2のコンタクト構造を液晶表示素子
用アクティブマトリックスパネルにおけるデータライン
とTFTのドレイン電極との接続に適用した一実施例を
示すアクティブマトリックスパネルの1つのTFT部分
の平面図。
用アクティブマトリックスパネルにおけるデータライン
とTFTのドレイン電極との接続に適用した一実施例を
示すアクティブマトリックスパネルの1つのTFT部分
の平面図。
【図5】図4の V−V 線に沿う断面図。
【図6】本発明の第2のコンタクト構造を液晶表示素子
用アクティブマトリックスパネルにおけるデータライン
とTFTのドレイン電極との接続に適用した他の実施例
を示すアクティブマトリックスパネルの1つのTFT部
分の平面図。
用アクティブマトリックスパネルにおけるデータライン
とTFTのドレイン電極との接続に適用した他の実施例
を示すアクティブマトリックスパネルの1つのTFT部
分の平面図。
【図7】従来のデータラインとドレイン電極のコンタク
ト構造を示す液晶表示素子用アクティブマトリックスパ
ネの一部分の平面図。
ト構造を示す液晶表示素子用アクティブマトリックスパ
ネの一部分の平面図。
21…基板22…画素電極 23…TFT 24…ゲート電極 25…ゲート絶縁膜 26…i型半導体膜 27…n型半導体膜 28…ソース電極 29…ドレイン電極 31…ゲートライン 32…データライン 32a,32b…コンタクト孔内の導電材 33…層間絶縁膜 34,35…コンタクト孔
Claims (4)
- 【請求項1】下層導電膜と、この下層導電膜を覆う絶縁
膜の上に形成される上層導電膜とのコンタクト構造であ
って、 前記絶縁膜に、前記両導電膜のコンタクト領域に対応さ
せて、円形孔あるいは丸みを帯びた四辺形孔からなるコ
ンタクト孔を設け、このコンタクト孔において前記上層
導電膜を前記下層導電膜に接続したことを特徴とする導
電膜のコンタクト構造。 - 【請求項2】下層導電膜と、この下層導電膜を覆う絶縁
膜の上に形成される上層導電膜とのコンタクト構造であ
って、 前記絶縁膜に、前記両導電膜のコンタクト領域に対応さ
せて、複数のコンタクト孔を設け、これらコンタクト孔
において前記上層導電膜を前記下層導電膜に接続したこ
とを特徴とする導電膜のコンタクト構造。 - 【請求項3】コンタクト孔は角形孔であることを特徴と
する請求項2に記載の導電膜のコンタクト構造。 - 【請求項4】コンタクト孔は、円形孔あるいは丸みを帯
びた四辺形孔であることを特徴とする請求項2に記載の
導電膜のコンタクト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17676894A JPH0843856A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 導電膜のコンタクト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17676894A JPH0843856A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 導電膜のコンタクト構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0843856A true JPH0843856A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16019490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17676894A Abandoned JPH0843856A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 導電膜のコンタクト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0843856A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002214638A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-07-31 | Samsung Electronics Co Ltd | 制御信号部及びその製造方法とこれを含む液晶表示装置及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP17676894A patent/JPH0843856A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002214638A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-07-31 | Samsung Electronics Co Ltd | 制御信号部及びその製造方法とこれを含む液晶表示装置及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7542103B2 (en) | Electro-optical device | |
US5504348A (en) | Thin-film transistor array and liquid crystal display device using the thin-film transistor array | |
US6566686B2 (en) | Thin-film transistor display devices | |
US5751381A (en) | Active matrix LCD device with image signal lines having a multilayered structure | |
JP2000019556A (ja) | 液晶表示装置 | |
US20030112382A1 (en) | Liquid crystal display device | |
KR970011968A (ko) | 액정셀의 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조 방법 | |
KR100271077B1 (ko) | 표시장치,전자기기및표시장치의제조방법 | |
JPS61249078A (ja) | マトリクス型表示装置 | |
JP2790002B2 (ja) | 薄膜トランジスタパネル | |
JP4130728B2 (ja) | 外部接続端子及びそれを備えた液晶表示装置及びその製造方法 | |
JP3231410B2 (ja) | 薄膜トランジスタアレイ及びその製造方法 | |
JPH0843856A (ja) | 導電膜のコンタクト構造 | |
JPH08179366A (ja) | 薄膜トランジスタアレイ | |
JPH06289417A (ja) | 薄膜トランジスタパネル | |
JPH08179362A (ja) | 薄膜トランジスタアレイ基板 | |
JP3162526B2 (ja) | アクティブマトリクス型液晶表示素子の製造方法 | |
JPH04338728A (ja) | アクティブマトリクス基板 | |
JP4138357B2 (ja) | 薄膜トランジスタアレイ基板及びそれを用いた液晶表示装置 | |
JPH11258627A (ja) | 薄膜デバイス | |
JP2780539B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2669512B2 (ja) | アクティブマトリクス基板 | |
JP3213067B2 (ja) | 薄膜トランジスタアレイ及びその製造方法 | |
KR100218512B1 (ko) | 박막 트랜지스터 액정 표시 장치 | |
KR100577779B1 (ko) | 액정 표시 소자의 티에프티 어레이 기판 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040203 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040405 |