JPH0841662A - エッチングプロセス表示方法 - Google Patents
エッチングプロセス表示方法Info
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- JPH0841662A JPH0841662A JP6201350A JP20135094A JPH0841662A JP H0841662 A JPH0841662 A JP H0841662A JP 6201350 A JP6201350 A JP 6201350A JP 20135094 A JP20135094 A JP 20135094A JP H0841662 A JPH0841662 A JP H0841662A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業者がエッチングの進行状況を把握し易い
エッチングプロセス表示方法を提供し、エッチングプロ
セスにおける作業者の作業ミスを防止する。 【構成】 第1ステップS1では、出力表示手段10に
表示される増減自在な尺度表示11で所定の初期値Tを
表示する。第2ステップS2では、被エッチング膜の膜
厚及びエッチングレートと尺度表示11の初期値Tとか
ら、被エッチング膜のエッチングレートに対応する尺度
表示11の減少速度sを算出する。第3ステップS3で
は、被エッチング膜のエッチングを開始すると同時に、
尺度表示11の値tを初期値Tから減少速度sで減少さ
せていく。これによって、エッチングの経過時間毎の被
エッチング膜の膜厚が、尺度表示11の値tとして示さ
れる。
エッチングプロセス表示方法を提供し、エッチングプロ
セスにおける作業者の作業ミスを防止する。 【構成】 第1ステップS1では、出力表示手段10に
表示される増減自在な尺度表示11で所定の初期値Tを
表示する。第2ステップS2では、被エッチング膜の膜
厚及びエッチングレートと尺度表示11の初期値Tとか
ら、被エッチング膜のエッチングレートに対応する尺度
表示11の減少速度sを算出する。第3ステップS3で
は、被エッチング膜のエッチングを開始すると同時に、
尺度表示11の値tを初期値Tから減少速度sで減少さ
せていく。これによって、エッチングの経過時間毎の被
エッチング膜の膜厚が、尺度表示11の値tとして示さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エッチングプロセス表
示方法に関し、特には半導体装置の製造工程で行われる
ドライエッチングの進行状況を表示するエッチングプロ
セス表示方法に関する。
示方法に関し、特には半導体装置の製造工程で行われる
ドライエッチングの進行状況を表示するエッチングプロ
セス表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程で行われるドライ
エッチングでは、プロセスの制御性を得るためにリアル
タイムのエッチング状況を把握する必要がある。例え
ば、プラズマプロセス装置を用いたドライエッチングで
は、プラズマの発光強度からエッチングの進行状況を判
断する方法が広く行われている。この方法では、プロセ
ス中に存在する様々なプラズマの中から特定の反応生成
物またはエッチングガスのプラズマを検出し、その検出
強度をモニターする。そして、検出強度の変化からエッ
チングの進行状況を間接的に観測している。
エッチングでは、プロセスの制御性を得るためにリアル
タイムのエッチング状況を把握する必要がある。例え
ば、プラズマプロセス装置を用いたドライエッチングで
は、プラズマの発光強度からエッチングの進行状況を判
断する方法が広く行われている。この方法では、プロセ
ス中に存在する様々なプラズマの中から特定の反応生成
物またはエッチングガスのプラズマを検出し、その検出
強度をモニターする。そして、検出強度の変化からエッ
チングの進行状況を間接的に観測している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、プラズ
マの発光強度からドライエッチングの進行状況を把握す
るためには、エッチングの進行状況とこれに対応する発
光強度の変化の過程とを事前に理解している必要があ
る。しかし、上記発光強度の変化は、被エッチング膜の
膜質,被エッチング膜が成膜されているウエハの構造及
びエッチングに用いるガス種等によってそれぞれ異なる
過程を示す。さらに、上記のプラズマの発光強度を表示
するソフトウェアのプログラムは、各装置によって異な
る場合が多い。これらの状況は、ドライエッチング装置
とこの装置を操作する作業者とのマン−マシン・インタ
ーフェイスを悪化させている。そして、例えば作業者が
エッチングの終点を見逃す、というような作業ミスを誘
発する要因になっている。
マの発光強度からドライエッチングの進行状況を把握す
るためには、エッチングの進行状況とこれに対応する発
光強度の変化の過程とを事前に理解している必要があ
る。しかし、上記発光強度の変化は、被エッチング膜の
膜質,被エッチング膜が成膜されているウエハの構造及
びエッチングに用いるガス種等によってそれぞれ異なる
過程を示す。さらに、上記のプラズマの発光強度を表示
するソフトウェアのプログラムは、各装置によって異な
る場合が多い。これらの状況は、ドライエッチング装置
とこの装置を操作する作業者とのマン−マシン・インタ
ーフェイスを悪化させている。そして、例えば作業者が
エッチングの終点を見逃す、というような作業ミスを誘
発する要因になっている。
【0004】そこで、本発明は作業者がエッチングの進
行状況を把握し易いエッチングプロセス表示方法を提供
し、エッチングプロセスにおける作業者の作業ミスを防
止することを目的とする。
行状況を把握し易いエッチングプロセス表示方法を提供
し、エッチングプロセスにおける作業者の作業ミスを防
止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のエッチングプロセス表示方法は、以下の手順
で行われる。先ず、出力表示手段に表示される増減自在
な尺度表示で所定の初期値を表示する。次に、被エッチ
ング膜の膜厚及びエッチングレートと上記尺度表示の初
期値とから、上記被エッチング膜のエッチングレートに
対応する上記尺度表示の減少速度を算出する。その後、
上記被エッチング膜のエッチングを開始すると同時に、
上記尺度表示の値を上記初期値から上記減少速度で減少
させていく。
の本発明のエッチングプロセス表示方法は、以下の手順
で行われる。先ず、出力表示手段に表示される増減自在
な尺度表示で所定の初期値を表示する。次に、被エッチ
ング膜の膜厚及びエッチングレートと上記尺度表示の初
期値とから、上記被エッチング膜のエッチングレートに
対応する上記尺度表示の減少速度を算出する。その後、
上記被エッチング膜のエッチングを開始すると同時に、
上記尺度表示の値を上記初期値から上記減少速度で減少
させていく。
【0006】
【作用】上記エッチングプロセス表示方法では、被エッ
チング膜のエッチングを開始すると同時に、尺度表示の
値を初期値から減少させていく。その減少速度は、被エ
ッチング膜の膜厚及びエッチングレートと上記尺度表示
の初期値とから、上記被エッチング膜のエッチングレー
トに対応させて算出される。このことから、尺度表示の
値には、エッチングの進行に対応したエッチング膜の膜
厚が示される。
チング膜のエッチングを開始すると同時に、尺度表示の
値を初期値から減少させていく。その減少速度は、被エ
ッチング膜の膜厚及びエッチングレートと上記尺度表示
の初期値とから、上記被エッチング膜のエッチングレー
トに対応させて算出される。このことから、尺度表示の
値には、エッチングの進行に対応したエッチング膜の膜
厚が示される。
【0007】
【実施例】以下、本発明のエッチングプロセス表示方法
の実施例を図1のフローチャート及び対応図に基づいて
説明する。尚ここでは、例えば、シリコン基板上に成膜
された酸化シリコン膜にコンタクトホールを形成する場
合に、上記酸化シリコンを被エッチング膜としてドライ
エッチングする際のエッチングプロセス表示方法を説明
する。
の実施例を図1のフローチャート及び対応図に基づいて
説明する。尚ここでは、例えば、シリコン基板上に成膜
された酸化シリコン膜にコンタクトホールを形成する場
合に、上記酸化シリコンを被エッチング膜としてドライ
エッチングする際のエッチングプロセス表示方法を説明
する。
【0008】先ず、第1ステップS1では、例えばコン
ピュータディスプレイのような出力表示手段に、増減自
在な尺度表示が表示されるようにする。そして、この尺
度表示で所定の初期値を表示する。第1ステップS1の
対応図(1)に示すように、出力表示手段10に表示さ
れるこの尺度表示11は、出力表示手段10の画面上に
おける縦方向に配列されたドットを使用して表示され
る。そして、この尺度表示11で所定の初期値Tを表示
する。この初期値Tは、例えば100ドット分を使用し
て表示される。
ピュータディスプレイのような出力表示手段に、増減自
在な尺度表示が表示されるようにする。そして、この尺
度表示で所定の初期値を表示する。第1ステップS1の
対応図(1)に示すように、出力表示手段10に表示さ
れるこの尺度表示11は、出力表示手段10の画面上に
おける縦方向に配列されたドットを使用して表示され
る。そして、この尺度表示11で所定の初期値Tを表示
する。この初期値Tは、例えば100ドット分を使用し
て表示される。
【0009】さらに、出力表示手段10には、上記ウエ
ハの断面模式図1aを表示する。この断面模式図1a
は、上記初期値Tで表示された尺度表示11を被エッチ
ング膜のエッチング部分に組み込んで表示される。上記
断面模式図1aには、上記シリコン基板を表す下地膜表
示12上に上記酸化シリコンを表す被エッチング膜表示
13が表示され、この上層に穴パターンが形成されたマ
スク表示14が表示されている。このため、上記被エッ
チング膜表示13の表示部分のうち、マスク表示14が
上方に表示されていない部分に尺度表示11が組み込ま
れる。
ハの断面模式図1aを表示する。この断面模式図1a
は、上記初期値Tで表示された尺度表示11を被エッチ
ング膜のエッチング部分に組み込んで表示される。上記
断面模式図1aには、上記シリコン基板を表す下地膜表
示12上に上記酸化シリコンを表す被エッチング膜表示
13が表示され、この上層に穴パターンが形成されたマ
スク表示14が表示されている。このため、上記被エッ
チング膜表示13の表示部分のうち、マスク表示14が
上方に表示されていない部分に尺度表示11が組み込ま
れる。
【0010】次に、第2ステップS2では、上記被エッ
チング膜の初期の膜厚x及びエッチングレートyと、尺
度表示11の初期値Tとから、エッチングレートyに対
応する尺度表示11の減少速度sを算出する。例えば、
被エッチング膜の初期の膜厚x=1000nm,被エッ
チング膜のエッチングレートy=500nm/mim,
尺度表示11の初期値T=1000ドットであり、画面
の表示サイクルが1回/5secである場合、上記減少
速度s=(T×y)/(12×x)≒4.2ドット/5
secになる。尚ここでは、エッチングゲートyが時間
の関数で示されている場合を説明した。しかし、エッチ
ングレートyは、エッチングによって形成するコンタク
トホールのアスペクト比や深さの関数で示されたもので
も良い。
チング膜の初期の膜厚x及びエッチングレートyと、尺
度表示11の初期値Tとから、エッチングレートyに対
応する尺度表示11の減少速度sを算出する。例えば、
被エッチング膜の初期の膜厚x=1000nm,被エッ
チング膜のエッチングレートy=500nm/mim,
尺度表示11の初期値T=1000ドットであり、画面
の表示サイクルが1回/5secである場合、上記減少
速度s=(T×y)/(12×x)≒4.2ドット/5
secになる。尚ここでは、エッチングゲートyが時間
の関数で示されている場合を説明した。しかし、エッチ
ングレートyは、エッチングによって形成するコンタク
トホールのアスペクト比や深さの関数で示されたもので
も良い。
【0011】そして、第3ステップS3では、被エッチ
ング膜のドライエッチングを開始すると同時に、出力表
示手段10の尺度表示11の値を減少させていく。ここ
では、第3ステップS3の対応図(2)に示すように、
出力表示手段10では、出力表示手段10の表示サイク
ルが変わる毎に尺度表示11を初期値T=1000ドッ
トから4.2ドットずつ減少させた値tで表示してい
く。
ング膜のドライエッチングを開始すると同時に、出力表
示手段10の尺度表示11の値を減少させていく。ここ
では、第3ステップS3の対応図(2)に示すように、
出力表示手段10では、出力表示手段10の表示サイク
ルが変わる毎に尺度表示11を初期値T=1000ドッ
トから4.2ドットずつ減少させた値tで表示してい
く。
【0012】上記エッチングプロセス表示方法では、被
エッチング膜のエッチングを開始すると同時に、尺度表
示11の値を初期値Tから減少させていく。その減少速
度sは、被エッチング膜の膜厚x及びエッチングレート
yと上記尺度表示11の初期値Tとから、上記被エッチ
ング膜のエッチングレートyに対応させて算出される。
このことから、尺度表示11の値tには、エッチングの
進行に対応したエッチング膜の膜厚が示される。
エッチング膜のエッチングを開始すると同時に、尺度表
示11の値を初期値Tから減少させていく。その減少速
度sは、被エッチング膜の膜厚x及びエッチングレート
yと上記尺度表示11の初期値Tとから、上記被エッチ
ング膜のエッチングレートyに対応させて算出される。
このことから、尺度表示11の値tには、エッチングの
進行に対応したエッチング膜の膜厚が示される。
【0013】このため、上記尺度表示(11)の値
(t)が0ドットになった時点が、被エッチング膜13
のエッチングの終点の目安になる。したがって、例えば
プラズマ発光によるエッチングの終点検出のように、終
点検出が判断し難い場合にも、上記のような尺度表示1
1を断面模式図1aに組み込むことによって、終点検出
が判断し易くなる。
(t)が0ドットになった時点が、被エッチング膜13
のエッチングの終点の目安になる。したがって、例えば
プラズマ発光によるエッチングの終点検出のように、終
点検出が判断し難い場合にも、上記のような尺度表示1
1を断面模式図1aに組み込むことによって、終点検出
が判断し易くなる。
【0014】上記エッチングプロセス表示方法は、例え
ば図2に示すようなドライエッチング装置のシステム中
に組み込まれた出力表示手段10で行うようにする。上
記システムは、以下のような構成になっている。ドライ
エッチング装置21には、プラズマ検出手段22が設け
られ、このプラズマ検出手段22には演算手段23が接
続されている。また、演算手段23には入力手段24,
ドライエッチング装置21の操作部,記憶手段25及び
上記出力表示手段10が接続されている。
ば図2に示すようなドライエッチング装置のシステム中
に組み込まれた出力表示手段10で行うようにする。上
記システムは、以下のような構成になっている。ドライ
エッチング装置21には、プラズマ検出手段22が設け
られ、このプラズマ検出手段22には演算手段23が接
続されている。また、演算手段23には入力手段24,
ドライエッチング装置21の操作部,記憶手段25及び
上記出力表示手段10が接続されている。
【0015】上記出力表示手段10は、上記演算手段2
3からの出力が表示される第1〜第3の表示部10a〜
10cを有している。第1の表示部10aには、上記図
1で示したエッチングプロセスが表示される。第2の表
示部10bには、プラズマ発光強度の経時変化が表示さ
れる。第3の表示部10cには、エッチングパラメータ
が表示される。
3からの出力が表示される第1〜第3の表示部10a〜
10cを有している。第1の表示部10aには、上記図
1で示したエッチングプロセスが表示される。第2の表
示部10bには、プラズマ発光強度の経時変化が表示さ
れる。第3の表示部10cには、エッチングパラメータ
が表示される。
【0016】上記演算手段23は、入力手段24から当
該演算手段23に入力されたエッチングに関する情報に
基づいて、記憶手段25に記憶されている被エッチング
膜のエッチングレートと上記図1で示した断面模式図を
構成するためのデータとを引き出す。そして、引き出し
た情報と入力された情報とに基づいて、上記尺度表示の
減少速度を算出すると共に、上記第1の表示部10aに
上記図1で示したようにエッチングプロセスを表示させ
る。また、プラズマ検出手段22から入力されたプラズ
マ発光の検出強度の信号に基づいて、第2の表示部10
bにプラズマ発光強度の経時変化を表示させる。さら
に、入力手段24から演算手段23に入力された情報に
基づいて、第3の表示部10cにエッチングパラメータ
を表示させる。
該演算手段23に入力されたエッチングに関する情報に
基づいて、記憶手段25に記憶されている被エッチング
膜のエッチングレートと上記図1で示した断面模式図を
構成するためのデータとを引き出す。そして、引き出し
た情報と入力された情報とに基づいて、上記尺度表示の
減少速度を算出すると共に、上記第1の表示部10aに
上記図1で示したようにエッチングプロセスを表示させ
る。また、プラズマ検出手段22から入力されたプラズ
マ発光の検出強度の信号に基づいて、第2の表示部10
bにプラズマ発光強度の経時変化を表示させる。さら
に、入力手段24から演算手段23に入力された情報に
基づいて、第3の表示部10cにエッチングパラメータ
を表示させる。
【0017】上記演算手段23では、上記のような出力
表示手段10への表示の他に、入力手段24からの入力
に従ってエッチング装置21へエッチングの開始を指示
する。
表示手段10への表示の他に、入力手段24からの入力
に従ってエッチング装置21へエッチングの開始を指示
する。
【0018】そして、上記記憶手段25には、例えば、
各被エッチング材料のエッチングレートが記憶されてい
る。このエッチングレートは、被エッチング材料,エッ
チング条件,エッチングによる加工形状及びエッチング
マスクの膜質毎に記憶されている。また、この記憶手段
25には、第1の表示部10aに上記図1で説明した断
面模式図1aを表示するために、ウエハを構成する各層
をテンプレート化したデータが記憶されている。
各被エッチング材料のエッチングレートが記憶されてい
る。このエッチングレートは、被エッチング材料,エッ
チング条件,エッチングによる加工形状及びエッチング
マスクの膜質毎に記憶されている。また、この記憶手段
25には、第1の表示部10aに上記図1で説明した断
面模式図1aを表示するために、ウエハを構成する各層
をテンプレート化したデータが記憶されている。
【0019】上記システムは、以下のように作動させ
る。先ず、入力手段24から、被エッチング膜に関する
情報とエッチングに関する情報とを入力する。被エッチ
ング膜に関する情報とは、被エッチング膜の膜質及び膜
厚である。エッチングに関する情報とは、エッチングに
よって形成する加工形状,エッチングマスクの膜質及び
エッチング条件等である。上記の情報を入力手段24か
ら入力すると、演算手段23では記憶手段25からデー
タを引き出して出力表示手段10の第1の表示部10a
に断面模式図1aを表示する。これと共に引き出したエ
ッチングレートのデータと、断面模式図1aに組み込ま
れている上記尺度表示の初期値とから、尺度表示の値の
減少速度を算出する。また、第3の表示部10cに、エ
ッチングパタメータを表示する
る。先ず、入力手段24から、被エッチング膜に関する
情報とエッチングに関する情報とを入力する。被エッチ
ング膜に関する情報とは、被エッチング膜の膜質及び膜
厚である。エッチングに関する情報とは、エッチングに
よって形成する加工形状,エッチングマスクの膜質及び
エッチング条件等である。上記の情報を入力手段24か
ら入力すると、演算手段23では記憶手段25からデー
タを引き出して出力表示手段10の第1の表示部10a
に断面模式図1aを表示する。これと共に引き出したエ
ッチングレートのデータと、断面模式図1aに組み込ま
れている上記尺度表示の初期値とから、尺度表示の値の
減少速度を算出する。また、第3の表示部10cに、エ
ッチングパタメータを表示する
【0020】上記の処理が終了した後、入力手段24か
らエッチングの開始を入力する。これによって、演算手
段23では、エッチング装置21の操作部にエッチング
の開始を指示する。これと同時に、第1の表示部10a
の断面模式図1aを上記図1で示したように変化させ
る。また、第2の表示部10bには、プラズマの発光強
度の経時変化を表示する。
らエッチングの開始を入力する。これによって、演算手
段23では、エッチング装置21の操作部にエッチング
の開始を指示する。これと同時に、第1の表示部10a
の断面模式図1aを上記図1で示したように変化させ
る。また、第2の表示部10bには、プラズマの発光強
度の経時変化を表示する。
【0021】上記のようにエッチング装置のシステム中
に、エッチングプロセスを表示する出力表示手段を組み
込んだ場合、視覚的にエッチングの進行状況を認識し易
い上記断面模式図1aの変化と、エッチングの終点を検
出するプラズマ発光強度の変化とを一つの画面上で観察
することが可能になる。このため、断面模式図の変化を
目安にして、エッチングの終点を判断することができ
る。
に、エッチングプロセスを表示する出力表示手段を組み
込んだ場合、視覚的にエッチングの進行状況を認識し易
い上記断面模式図1aの変化と、エッチングの終点を検
出するプラズマ発光強度の変化とを一つの画面上で観察
することが可能になる。このため、断面模式図の変化を
目安にして、エッチングの終点を判断することができ
る。
【0022】上記実施例では、被エッチング膜が一層の
場合を説明した。しかし、本発明は、被エッチング膜が
多層である場合にも適用可能である。図3には、その他
の実施例として、例えばタングステンシリサイドとポリ
シリコンとを積層してなる被エッチング層をエッチング
して配線を形成する場合のエッチングプロセス表示方法
を示した。
場合を説明した。しかし、本発明は、被エッチング膜が
多層である場合にも適用可能である。図3には、その他
の実施例として、例えばタングステンシリサイドとポリ
シリコンとを積層してなる被エッチング層をエッチング
して配線を形成する場合のエッチングプロセス表示方法
を示した。
【0023】この場合、図3(1)に示すように、出力
表示手段10には、被エッチング膜に合わせて上下2層
の尺度表示31a,31bを組み込んだ断面模式図3a
を表示する。それぞれの尺度表示31a,31bは、そ
れぞれの初期値Ta,Tbで表示される。
表示手段10には、被エッチング膜に合わせて上下2層
の尺度表示31a,31bを組み込んだ断面模式図3a
を表示する。それぞれの尺度表示31a,31bは、そ
れぞれの初期値Ta,Tbで表示される。
【0024】また、断面模式図3aは、シリコンからな
る第1下地層表示32上に酸化シリコンからなる第2下
地層表示33が表示され、この上層に下層被エッチング
膜表示34,さらに上層被エッチング膜表示35が表示
されている。上層被エッチング膜表示35の上層には、
島パターン状のマスク表示36が表示されている。この
ため、上記上層被エッチング膜表示35の表示部分のう
ち、上方にマスク表示36が表示されていない部分に尺
度表示31b,31aが配置される。これらの尺度表示
31a,31bは、それぞれの尺度表示31a,31b
を区別できるように、例えば表示色を変えて表示する。
る第1下地層表示32上に酸化シリコンからなる第2下
地層表示33が表示され、この上層に下層被エッチング
膜表示34,さらに上層被エッチング膜表示35が表示
されている。上層被エッチング膜表示35の上層には、
島パターン状のマスク表示36が表示されている。この
ため、上記上層被エッチング膜表示35の表示部分のう
ち、上方にマスク表示36が表示されていない部分に尺
度表示31b,31aが配置される。これらの尺度表示
31a,31bは、それぞれの尺度表示31a,31b
を区別できるように、例えば表示色を変えて表示する。
【0025】次いで、上記実施例と同様にして、尺度表
示31a,31bの減少速度をそれぞれ算出する。
示31a,31bの減少速度をそれぞれ算出する。
【0026】その後、図3(2)に示すように、エッチ
ングを開始すると同時に、尺度表示31aの上方から表
示ドット数を減少させていく。そして、エッチングの経
過に伴って尺度表示31aの値が0になったところで、
尺度表示31bの上方から表示ドット数を減少させてい
く。
ングを開始すると同時に、尺度表示31aの上方から表
示ドット数を減少させていく。そして、エッチングの経
過に伴って尺度表示31aの値が0になったところで、
尺度表示31bの上方から表示ドット数を減少させてい
く。
【0027】上記のエッチングプロセス表示方法では、
尺度表示31aの値が0になった時点が、上層被エッチ
ング膜のエッチングが終了した目安になり、尺度表示3
1bの値が0になった時点が、下層被エッチング膜のエ
ッチングが終了した目安になる。
尺度表示31aの値が0になった時点が、上層被エッチ
ング膜のエッチングが終了した目安になり、尺度表示3
1bの値が0になった時点が、下層被エッチング膜のエ
ッチングが終了した目安になる。
【0028】上記のように、被エッチング膜が多層であ
る場合には、エッチングの終点を検出するためのプラズ
マの発光強度の変化が複雑になり、終点を検出し難くな
る。しかし、上記の断面模式図の情報を合わせて観察す
ることによって、エッチングの終了が視覚的に予測され
てエッチングの終点が検出し易くなる。
る場合には、エッチングの終点を検出するためのプラズ
マの発光強度の変化が複雑になり、終点を検出し難くな
る。しかし、上記の断面模式図の情報を合わせて観察す
ることによって、エッチングの終了が視覚的に予測され
てエッチングの終点が検出し易くなる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエッチン
グプロセス表示方法によれば、被エッチング膜のエッチ
ングを開始すると同時に、出力表示手段に表示させた尺
度表示の値を被エッチング膜のエッチングレートに対応
する所定速度で減少させることによって、エッチングの
経過時間毎の被エッチング膜の膜厚を上記尺度表示の値
として示することが可能になった。このため、上記尺度
表示の値がエッチングの進行状況を判断する目安にな
り、例えば終点検出手段によるエッチングの終点が判断
し易くなる。したがって、エッチングプロセスにおける
作業者の作業ミスを防止することが可能になる。
グプロセス表示方法によれば、被エッチング膜のエッチ
ングを開始すると同時に、出力表示手段に表示させた尺
度表示の値を被エッチング膜のエッチングレートに対応
する所定速度で減少させることによって、エッチングの
経過時間毎の被エッチング膜の膜厚を上記尺度表示の値
として示することが可能になった。このため、上記尺度
表示の値がエッチングの進行状況を判断する目安にな
り、例えば終点検出手段によるエッチングの終点が判断
し易くなる。したがって、エッチングプロセスにおける
作業者の作業ミスを防止することが可能になる。
【図1】実施例を示すフローチャート及び対応図であ
る。
る。
【図2】エッチング装置のシステムを示す構成図であ
る。
る。
【図3】その他の実施例を説明する図である。
10 出力表示手段 11,31a,31b 尺度表示 T,Ta,Tb 初期値
Claims (1)
- 【請求項1】 被エッチング膜をエッチングする際にエ
ッチングの進行状況を表示するエッチングプロセス表示
方法であって、 出力表示手段に表示される増減自在な尺度表示で所定の
初期値を表示する第1ステップと、 前記被エッチング膜の膜厚及びエッチングレートと前記
尺度表示の初期値とから、前記被エッチング膜のエッチ
ングレートに対応する前記尺度表示の減少速度を算出す
る第2ステップと、 前記被エッチング膜のエッチングを開始すると同時に、
前記尺度表示の値を前記初期値から前記減少速度で減少
させていく第3ステップとからなることを特徴とするエ
ッチングプロセス表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6201350A JPH0841662A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | エッチングプロセス表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6201350A JPH0841662A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | エッチングプロセス表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0841662A true JPH0841662A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16439583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6201350A Pending JPH0841662A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | エッチングプロセス表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0841662A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021229898A1 (ja) * | 2020-05-11 | 2021-11-18 | 信越半導体株式会社 | 半導体基板のドライエッチング方法及びシリコン酸化膜のドライエッチング方法 |
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JP2000130323A (ja) * | 1998-10-29 | 2000-05-12 | Zexel Corp | ハイブリッドコンプレッサ |
JP2000229515A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-08-22 | Calsonic Kansei Corp | 車両用空気調和装置 |
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-
1994
- 1994-08-02 JP JP6201350A patent/JPH0841662A/ja active Pending
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