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JPH0840344A - 電動モータ付自転車 - Google Patents

電動モータ付自転車

Info

Publication number
JPH0840344A
JPH0840344A JP19761794A JP19761794A JPH0840344A JP H0840344 A JPH0840344 A JP H0840344A JP 19761794 A JP19761794 A JP 19761794A JP 19761794 A JP19761794 A JP 19761794A JP H0840344 A JPH0840344 A JP H0840344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric motor
rear wheel
gear
drive system
bicycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19761794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Akashiba
雅彦 赤芝
Yasushi Sasaki
康 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP19761794A priority Critical patent/JPH0840344A/ja
Publication of JPH0840344A publication Critical patent/JPH0840344A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Retarders (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ駆動系が故障しても後輪にペダル踏力
が伝わるようにする。 【構成】 後輪4の軸線上に動力伝達軸13を配設し、
この動力伝達軸13の途中に遊星歯車機構21を介装
し、遊星歯車機構21の内歯歯車22と一体化したスプ
ロケット14にチェーン17を介してペダルによるクラ
ンクの回転を伝えると共に、動力伝達軸13に固定した
太陽歯車23に減速機構21を介して電動モータ10の
回転を伝えるようにし、さらに、内歯歯車22と太陽歯
車23との間に配置した遊星歯車24を支持するキャリ
ヤ25に後輪4を連結する。走行中、モータ側の回転が
停止されても、遊星歯車24が動力伝達軸13の周りを
自転しながら公転し、これにより、キャリヤ25の回転
が維持されて、後輪の回転が継続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペダルの踏力を電動モ
ータの駆動力で補助する電動モータ付自転車に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の自転車においては、ペダル駆動
系の出力とモータ駆動系の出力とを合力装置により合力
して後輪に伝達するようにしており、その合力装置とし
ては、従来より種々の形式のものが用いられている。例
えば特開平5−58379号公報には、大傘歯車を有す
る合力軸を備え、この合力軸に増速機および前記大傘歯
車を介してペダル駆動系の出力を伝えると共に、減速機
および前記大傘歯車を介してモータ駆動系の出力を伝え
るようにしたものが記載され、また、特開平4−244
496号公報には、人力で回転するチェーンの緊張側に
圧接される補助スプロケットを備え、この補助スプロケ
ットに歯車機構を介してモータ駆動系の出力を伝えるよ
うにしたものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報類に記載された合力装置によれば、万一、電動モータ
や減速機等のモータ駆動系が故障した場合に合力装置が
ロックしてしまい、ペダルの踏力の後輪への伝達が規制
されるという問題があった。なお、このロック対策とし
て、電動モータにクラッチを取付けることも考えられる
が、この場合は、高価なクラッチの使用により自転車全
体のコストが上昇することになる。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、モータ駆動系が
故障しても、後輪にペダル駆動系の出力を有効に伝達す
ることができる電動モータ付自転車を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ペダル駆動系の出力とモータ駆動系の出
力とを合力装置により合力して後輪に伝達する電動モー
タ付自転車において、前記合力装置を遊星歯車機構から
構成すると共に、該遊星歯車機構を後輪に一体化するよ
うにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記のように構成した電動モータ付自転車にお
いては、電動モータ、減速機等のモータ駆動系が故障し
ても、遊星歯車機構が作動してペダル駆動系の出力が後
輪に伝達される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
【0008】図5は、本実施例で対象とする自転車の全
体構造を示したものである。同図において、1はフレー
ム、2は、フレーム1の前部にハンドル3により操作可
能に支持された前輪、4は、フレーム1の後部に後述の
動力伝達機構5を介して支持された後輪、6はフレーム
1の中央部に支持されたサドル、7は、前記サドル6の
下方に配置された、ペダル8を有するクランク、9は、
前記動力伝達機構5の一端側にクランク7の回転を伝達
するチェーン伝達機構、10は、フレーム1に支持され
前記動力伝達機構5の他端側へ伝える駆動力を発生する
電動モータである。
【0009】動力伝達機構5は、図1〜3に良く示され
るように、フレーム1から延ばした左右一対のブラケッ
ト11の間に橋架され、かつ各ブラケット11に対して
軸受12を介して回動自在に支持された動力伝達軸13
を備えている。動力伝達軸13は後輪4の軸線上に配置
され、その途中には後に詳述する遊星歯車機構21が介
装されている。動力伝達軸13の、乗車右側に位置する
部分には、後述する遊星歯車機構21の内歯歯車22と
一体のスプロケット14が軸受15を介して回動自在に
取付けられており、これには上記クランク7に固定した
スプロケット16から延ばしたチェーン17が掛けられ
ている。これらスプロケット14,16およびチェーン
17は上記チェーン伝達機構9を構成し、遊星歯車機構
21の内歯歯車22には、このチェーン伝達機構9を介
してクランク7の回転が伝達されるようになる。
【0010】一方、動力伝達軸13の、乗車左側に位置
する部分にはホイールギヤ18が嵌着され、このホイー
ルギヤ18には、前記電動モータ10の出力軸10aの
先端に固定したウオームギヤ19が噛み合されている。
これらホイールギヤ18およびウオームギヤ19は減速
機構20を構成し、動力伝達軸13には、この減速機構
20を介して電動モータ12の回転が伝達されるように
なる。
【0011】遊星歯車機構21は、図2および3に良く
示されるように、内歯歯車22の内側において前記動力
伝達軸13に固定された太陽歯車23と、内歯歯車22
と太陽歯車23とに噛み合わされた複数(こゝでは3
個)の遊星歯車24と、各遊星歯車24を回動自在に支
持するキャリヤ25とを備えている。キャリヤ25は筒
状をなし、その周面には前記各遊星歯車24を収容する
ための複数の長孔26が設けられている。また、キャリ
ヤ25には、その一端から前記長孔26を軸方向に横断
するようにピン27が打ち込まれており、このピン27
に各遊星歯車24が回動自在に取付けられている。しか
して、キャリヤ25は、その一端が内歯歯車22からわ
ずか突出するように配置されており、その突出端には後
輪4のスポーク4aが取付けられている。
【0012】かゝる遊星歯車機構21においては、内歯
歯車22と太陽歯車23とが同一方向に同じ回転数で回
転すると、遊星歯車24は自転することなく動力伝達軸
13の周りを公転し、この結果、キャリヤ25も動力伝
達軸13を中心に回転してその回転が後輪4に伝達され
る。一方、内歯歯車22と太陽歯車23とが異なる回転
数で回転すると、遊星歯車24は自転しながら動力伝達
軸13の周りを公転し、前記同様にキャリヤ25も動力
伝達軸13を中心に回転してその回転が後輪4に伝達さ
れる。
【0013】こゝで、動力伝達軸13を支持する左・右
ブラケット11のそれぞれには、スプロケット14一体
の内歯歯車22と動力伝達軸13との回転数St ,Sm
(図4)を検出する回転センサ28、29が取付けられ
ている。各回転センサ28,29の信号はコントローラ
30に送出されるようになっており、コントローラ30
は、前記各回転センサ28,29からの信号に基いて、
左右の力配分すなわちペダル駆動系とモータ駆動系との
力配分が所定の比率となるように電動モータ10の回転
数を制御する機能を有している。
【0014】以下、上記のように構成した電動モータ付
自転車の作用を説明する。
【0015】本実施例においては、通常は左右の力配分
が1:1となるように、コントローラ30が電動モータ
10の回転数を制御している。したがって、ペダル8を
踏込んでクランク7を回転させると、内歯歯車22と動
力伝達軸13すなわち太陽歯車23とは同じ回転数で回
転し、これにより遊星歯車24が動力伝達軸13の周り
を公転して、キャリヤ25が回転し、これと一体に後輪
4が回転する。なお、この時、後輪4に対する力配分は
2となる。しかして、電動モータ10または減速機構2
0が何らかの原因により作動停止すると、動力伝達軸1
3の回転が停止して太陽歯車23が固定状態となり、こ
の結果、遊星歯車24は自転しながら動力伝達軸13の
周りを公転し、キャリヤ25の回転が継続されて、後輪
4も回転を継続する。したがって、モータ駆動系の回転
が停止しても自転車が急制動することはなくなる。
【0016】本実施例においては特に、遊星歯車機構2
1のキャリヤ25が後輪4の駆動軸として用いられてい
るので、合力装置としての遊星歯車機構21と後輪4と
を接続する特別の動力伝達機構が不要になり、部品点数
の削減によるコスト低減が可能になる。また、この遊星
歯車機構21を含む動力伝達機構5を始め、電動モータ
10が後輪4内およびその付近に集中するので、これら
をユニット化することが可能になり、通常の二輪自転車
を容易に電動モータ付自転車に改造することができる。
【0017】なお、上記実施例において、遊星歯車機構
21を構成する内歯歯車22にペダル駆動系を、太陽歯
車23にモータ駆動系をそれぞれ連結したが、両者の関
係は逆、すなわち内歯歯車22にモータ駆動系を、太陽
歯車23にペダル駆動系をそれぞれ連結するようにして
も良い。また、回転センサ28,29で検出した回転数
をコントローラ30に入力して左右の力配分を制御する
ようにしたが、本発明は、回転センサに代えてトルクセ
ンサを設け、このトルクセンサからの信号に基いて左右
の力配分を制御するようにしても良いものである。
【0018】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝる電動モータ付自転車によれば、電動モータ、減速
機等のモータ駆動系が故障しても、ペダル駆動系の出力
を遊星歯車機構を介して後輪に伝達することができ、急
制動を未然に防止できる効果がある。また、遊星歯車機
構を後輪と一体化しているので、部品の共用による構造
の簡略化が可能になるばかりか、既存の自転車を容易に
電動付自転車に改造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる電動モータ付自転車の要部構造
を示す模式図である。
【図2】遊星歯車機構を含む動力伝達機構を拡大して示
す断面図である。
【図3】遊星歯車機構の構造を示す断面図である。
【図4】本電動モータ付自転車の動力伝達機構および制
御系を示すブロック図である。
【図5】本発明で対象とした電動モータ付自転車の全体
構造を模式的に示す側面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 4 後輪 7 クランク 8 ペダル 9 チェーン伝達機構 10 電動モータ 13 動力伝達軸 20 減速機構 21 遊星歯車機構 22 内歯歯車 23 太陽歯車 24 遊星歯車 25 キャリヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダル駆動系の出力とモータ駆動系の出
    力とを合力装置により合力して後輪に伝達する電動モー
    タ付自転車において、前記合力装置を遊星歯車機構から
    構成すると共に、該遊星歯車機構を後輪と一体化したこ
    とを特徴とする電動モータ付自転車。
  2. 【請求項2】 遊星歯車機構を構成する内歯歯車と太陽
    歯車との何れか一方にペダル駆動系を、何れか他方にモ
    ータ駆動系を連結し、かつ前記両歯車に噛み合う遊星歯
    車を支持するキャリヤに後輪を連結したことを特徴とす
    る請求項1に記載の電動モータ付自転車。
JP19761794A 1994-07-29 1994-07-29 電動モータ付自転車 Pending JPH0840344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19761794A JPH0840344A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 電動モータ付自転車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19761794A JPH0840344A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 電動モータ付自転車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0840344A true JPH0840344A (ja) 1996-02-13

Family

ID=16377462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19761794A Pending JPH0840344A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 電動モータ付自転車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0840344A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012086804A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Tokyo R & D Co Ltd 電動アシスト自転車
JP2012214147A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Honda Motor Co Ltd 電動車両
WO2015005376A1 (ja) * 2013-07-10 2015-01-15 Ntn株式会社 駆動力伝達機構

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