JPH0836343A - 静電潜像現像装置 - Google Patents
静電潜像現像装置Info
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- JPH0836343A JPH0836343A JP6172233A JP17223394A JPH0836343A JP H0836343 A JPH0836343 A JP H0836343A JP 6172233 A JP6172233 A JP 6172233A JP 17223394 A JP17223394 A JP 17223394A JP H0836343 A JPH0836343 A JP H0836343A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 現像剤規制手段が摺擦する像担持体の偏磨耗
を防止し、像担持体の寿命を増大することができる静電
潜像現像装置を提供する。 【構成】 現像剤保持域において表面に現像剤を保持し
該保持した現像剤を現像域に搬送して像担持体に形成さ
れた静電潜像に施すための現像剤適用手段と、該現像剤
適用手段を像担持体に押圧するための弾性偏倚手段とを
具備する静電潜像現像装置であって、該弾性偏倚手段
は、その配設位置及び弾性偏倚力が、該現像剤適用手段
の一端部に作用する駆動力によって生ずる押圧力を考慮
して該現像剤適用手段の該像担持体への押圧力が軸方向
に略均等になるように設定されている。また、上記現像
剤適用手段は、その軸線を像担持体の軸線と交差して配
設されている。
を防止し、像担持体の寿命を増大することができる静電
潜像現像装置を提供する。 【構成】 現像剤保持域において表面に現像剤を保持し
該保持した現像剤を現像域に搬送して像担持体に形成さ
れた静電潜像に施すための現像剤適用手段と、該現像剤
適用手段を像担持体に押圧するための弾性偏倚手段とを
具備する静電潜像現像装置であって、該弾性偏倚手段
は、その配設位置及び弾性偏倚力が、該現像剤適用手段
の一端部に作用する駆動力によって生ずる押圧力を考慮
して該現像剤適用手段の該像担持体への押圧力が軸方向
に略均等になるように設定されている。また、上記現像
剤適用手段は、その軸線を像担持体の軸線と交差して配
設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機、レーザプ
リンタの如き画像生成機において静電潜像をトナー画像
に現像するために使用される静電潜像現像装置、更に詳
しくは、表面に現像剤を保持して現像域に搬送する現像
剤適用手段を具備する形態の静電潜像現像装置に関す
る。
リンタの如き画像生成機において静電潜像をトナー画像
に現像するために使用される静電潜像現像装置、更に詳
しくは、表面に現像剤を保持して現像域に搬送する現像
剤適用手段を具備する形態の静電潜像現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像生成機において静電潜像をトナー像
に現像するために、周知の如く、所定方向に回転駆動せ
しめられるローラ或いは無端ベルトから構成された現像
剤適用手段を具備する形態の静電潜像現像装置が広く実
用に供されている。現像剤適用手段は、軸方向一端部に
駆動手段と伝動連結される歯車等の被駆動手段を装着し
所定方向に回転駆動されることによって、現像剤保持
域、現像剤量規制域及び現像域を順次に移動せしめられ
る。現像剤保持域においては、適宜の様式によって供給
される現像剤が現像剤適用手段の表面に保持される。現
像剤量規制域においては、現像剤適用手段の表面に保持
されている現像剤に規制手段が作用して、現像剤適用手
段の表面に保持されている現像剤を所要量に規制する。
現像域においては、周表面に静電写真感光体を備えた回
転ドラムの如き静電潜像担持体の表面に現像剤が施さ
れ、像担持体の表面に形成されている静電潜像がトナー
像に現像される。このような現像装置においては、図6
に示すように現像剤適用手段Bの表面が像担持体Cの表
面に圧接され両表面が摺擦しつつ現像作用が行われるよ
うになっており、このため、現像剤適用手段Bを装着し
た現像ハウジングDを像担持体Cに対して押圧するため
のばね手段Eを具備している。このばね手段Eは、現像
剤適用手段Bの両端部に対応する位置に配設されてい
る。
に現像するために、周知の如く、所定方向に回転駆動せ
しめられるローラ或いは無端ベルトから構成された現像
剤適用手段を具備する形態の静電潜像現像装置が広く実
用に供されている。現像剤適用手段は、軸方向一端部に
駆動手段と伝動連結される歯車等の被駆動手段を装着し
所定方向に回転駆動されることによって、現像剤保持
域、現像剤量規制域及び現像域を順次に移動せしめられ
る。現像剤保持域においては、適宜の様式によって供給
される現像剤が現像剤適用手段の表面に保持される。現
像剤量規制域においては、現像剤適用手段の表面に保持
されている現像剤に規制手段が作用して、現像剤適用手
段の表面に保持されている現像剤を所要量に規制する。
現像域においては、周表面に静電写真感光体を備えた回
転ドラムの如き静電潜像担持体の表面に現像剤が施さ
れ、像担持体の表面に形成されている静電潜像がトナー
像に現像される。このような現像装置においては、図6
に示すように現像剤適用手段Bの表面が像担持体Cの表
面に圧接され両表面が摺擦しつつ現像作用が行われるよ
うになっており、このため、現像剤適用手段Bを装着し
た現像ハウジングDを像担持体Cに対して押圧するため
のばね手段Eを具備している。このばね手段Eは、現像
剤適用手段Bの両端部に対応する位置に配設されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記現像装
置においては、現像剤適用手段Bと像担持体Cが摺擦し
ているので像担持体Cは磨耗せしめられるが、図6に示
すように現像剤適用手段Bの軸方向両端部に対応する位
置に配設されたばね手段E、Eによって押圧力F1、F
2が作用している場合には、その磨耗量が中央部に対し
て両端部が大きく偏磨耗する傾向があり、像担持体の寿
命が短くなる原因の一つとなっている。また、現像剤適
用手段Bを装着した現像ハウジングDを像担持体Cに対
して押圧するためのばね手段Eによる押圧力そのものが
大きい場合は、現像剤適用手段における中央部に対する
両端部の磨耗量が割合が大きいことが判った。更に、上
記現像剤適用手段Bは、その回転軸の一端部に被駆動歯
車Gを装着し、該被駆動歯車Gが駆動手段に連結された
伝動歯車Hと噛み合って回転駆動されるので、駆動力に
よって生ずる押圧力F3が作用するため、現像剤適用手
段Bの像担持体Cへの押圧力が被駆動歯車Gが装着され
ている一端側と他端側ではアンバランスとなる。現像剤
適用手段Bの像担持体Cへの押圧力にアンバランスが生
じると、像担持体に生じる偏磨耗は更に増大する。
置においては、現像剤適用手段Bと像担持体Cが摺擦し
ているので像担持体Cは磨耗せしめられるが、図6に示
すように現像剤適用手段Bの軸方向両端部に対応する位
置に配設されたばね手段E、Eによって押圧力F1、F
2が作用している場合には、その磨耗量が中央部に対し
て両端部が大きく偏磨耗する傾向があり、像担持体の寿
命が短くなる原因の一つとなっている。また、現像剤適
用手段Bを装着した現像ハウジングDを像担持体Cに対
して押圧するためのばね手段Eによる押圧力そのものが
大きい場合は、現像剤適用手段における中央部に対する
両端部の磨耗量が割合が大きいことが判った。更に、上
記現像剤適用手段Bは、その回転軸の一端部に被駆動歯
車Gを装着し、該被駆動歯車Gが駆動手段に連結された
伝動歯車Hと噛み合って回転駆動されるので、駆動力に
よって生ずる押圧力F3が作用するため、現像剤適用手
段Bの像担持体Cへの押圧力が被駆動歯車Gが装着され
ている一端側と他端側ではアンバランスとなる。現像剤
適用手段Bの像担持体Cへの押圧力にアンバランスが生
じると、像担持体に生じる偏磨耗は更に増大する。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、現像剤規制手段が摺擦
する像担持体の偏磨耗を防止し、像担持体の寿命を増大
することができる静電潜像現像装置を提供することであ
る。
あり、その主たる技術的課題は、現像剤規制手段が摺擦
する像担持体の偏磨耗を防止し、像担持体の寿命を増大
することができる静電潜像現像装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
解決するために、本発明の第1の局面によれば、機体ハ
ウジングに装着され該機体ハウジングに配設された像担
持体に対して移動可能に構成された現像ハウジングと、
該現像ハウジング内に配設され現像剤保持域において表
面に現像剤を保持し該保持した現像剤を現像域に搬送し
て該像担持体に形成された静電潜像に施すための現像剤
適用手段と、該現像剤適用手段の一端部に装着され駆動
手段に伝動連結された被駆動手段と、該現像剤適用手段
を該像担持体に押圧するために該現像ハウジングと機体
ハウジングとの間に配設された弾性偏倚手段とを具備す
る静電潜像現像装置において、該弾性偏倚手段は、その
配設位置及び弾性偏倚力を、該現像剤適用手段の一端部
に作用する駆動力によって生ずる押圧力を考慮して該現
像剤適用手段の該像担持体への押圧力が軸方向に略均等
になるように設定した、ことを特徴とする静電潜像現像
装置が提供される。
解決するために、本発明の第1の局面によれば、機体ハ
ウジングに装着され該機体ハウジングに配設された像担
持体に対して移動可能に構成された現像ハウジングと、
該現像ハウジング内に配設され現像剤保持域において表
面に現像剤を保持し該保持した現像剤を現像域に搬送し
て該像担持体に形成された静電潜像に施すための現像剤
適用手段と、該現像剤適用手段の一端部に装着され駆動
手段に伝動連結された被駆動手段と、該現像剤適用手段
を該像担持体に押圧するために該現像ハウジングと機体
ハウジングとの間に配設された弾性偏倚手段とを具備す
る静電潜像現像装置において、該弾性偏倚手段は、その
配設位置及び弾性偏倚力を、該現像剤適用手段の一端部
に作用する駆動力によって生ずる押圧力を考慮して該現
像剤適用手段の該像担持体への押圧力が軸方向に略均等
になるように設定した、ことを特徴とする静電潜像現像
装置が提供される。
【0006】また、本発明の第2の局面によれば、機体
ハウジングに装着され該機体ハウジングに配設された像
担持体に対して移動可能に構成された現像ハウジング
と、該現像ハウジング内に配設され現像剤保持域におい
て表面に現像剤を保持し該保持した現像剤を現像域に搬
送して該像担持体に形成された静電潜像に施すための現
像剤適用手段と、該現像剤適用手段の一端部に装着され
駆動手段に伝動連結された被駆動手段と、該現像剤適用
手段を該像担持体に押圧するために該現像ハウジングと
機体ハウジングとの間に配設された弾性偏倚手段とを具
備する静電潜像現像装置において、該現像剤適用手段
は、その軸線を該像担持体の軸線と交差して配設した、
ことを特徴とする静電潜像現像装置が提供される。
ハウジングに装着され該機体ハウジングに配設された像
担持体に対して移動可能に構成された現像ハウジング
と、該現像ハウジング内に配設され現像剤保持域におい
て表面に現像剤を保持し該保持した現像剤を現像域に搬
送して該像担持体に形成された静電潜像に施すための現
像剤適用手段と、該現像剤適用手段の一端部に装着され
駆動手段に伝動連結された被駆動手段と、該現像剤適用
手段を該像担持体に押圧するために該現像ハウジングと
機体ハウジングとの間に配設された弾性偏倚手段とを具
備する静電潜像現像装置において、該現像剤適用手段
は、その軸線を該像担持体の軸線と交差して配設した、
ことを特徴とする静電潜像現像装置が提供される。
【0007】
【作用】本発明の静電潜像現像装置においては、現像剤
適用手段を像担持体に向けて押圧する弾性偏倚手段は、
その配設位置及び弾性偏倚力が、該現像剤適用手段の一
端部に作用する駆動力によって生ずる押圧力を考慮して
該現像剤適用手段の該像担持体への押圧力が軸方向に略
均等になるように設定されているので、像担持体には軸
方向全体に略均等な押圧力が作用する。従って、現像剤
適用手段が摺擦する像担持体の偏磨耗が防止される。
適用手段を像担持体に向けて押圧する弾性偏倚手段は、
その配設位置及び弾性偏倚力が、該現像剤適用手段の一
端部に作用する駆動力によって生ずる押圧力を考慮して
該現像剤適用手段の該像担持体への押圧力が軸方向に略
均等になるように設定されているので、像担持体には軸
方向全体に略均等な押圧力が作用する。従って、現像剤
適用手段が摺擦する像担持体の偏磨耗が防止される。
【0008】また、本発明の静電潜像現像装置において
は、現像剤適用手段の軸線と像担持体の軸線とが交差し
て配設されているので、現像剤適用手段によって像担持
体に作用する押圧力が、現像剤適用手段の中央部と両端
部とで略均等とるため、現像剤適用手段が摺擦する像担
持体の偏磨耗が防止される。
は、現像剤適用手段の軸線と像担持体の軸線とが交差し
て配設されているので、現像剤適用手段によって像担持
体に作用する押圧力が、現像剤適用手段の中央部と両端
部とで略均等とるため、現像剤適用手段が摺擦する像担
持体の偏磨耗が防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に従って構成された静電潜像現
像装置の好適実施例を図示している添付図面を参照し
て、更に詳述する。
像装置の好適実施例を図示している添付図面を参照し
て、更に詳述する。
【0010】図1には本発明に従って構成された静電潜
像現像装置が搭載された画像生成機が示されている。図
示の画像生成機は、周表面に感光層を備えた像担持体と
しての回転ドラム1を具備している。該回転ドラム1は
回転軸2によって回転自在に機体ハウジング内に装着さ
れている。矢印3で示す方向に回転せしめられる回転ド
ラム1の周囲には、その回転方向にみて順次に、回転ド
ラム1の感光層を特定極性に帯電せしめる帯電用コロナ
放電器4、該帯電用コロナ放電器によって特定極性に帯
電せしめられた回転ドラム1の感光層に静電潜像を形成
する露光手段としてのレーザ光学部5、該光学部5から
照射されるレーザ光によって形成された静電潜像をトナ
ー像に現像する静電潜像現像装置6、転写用コロナ放電
器7、剥離用コロナ放電器8、クリーニング装置9、及
び除電ランプ10が配設されている。
像現像装置が搭載された画像生成機が示されている。図
示の画像生成機は、周表面に感光層を備えた像担持体と
しての回転ドラム1を具備している。該回転ドラム1は
回転軸2によって回転自在に機体ハウジング内に装着さ
れている。矢印3で示す方向に回転せしめられる回転ド
ラム1の周囲には、その回転方向にみて順次に、回転ド
ラム1の感光層を特定極性に帯電せしめる帯電用コロナ
放電器4、該帯電用コロナ放電器によって特定極性に帯
電せしめられた回転ドラム1の感光層に静電潜像を形成
する露光手段としてのレーザ光学部5、該光学部5から
照射されるレーザ光によって形成された静電潜像をトナ
ー像に現像する静電潜像現像装置6、転写用コロナ放電
器7、剥離用コロナ放電器8、クリーニング装置9、及
び除電ランプ10が配設されている。
【0011】現像装置6は合成樹脂によって形成するこ
とができる現像ハウシング12を具備している。この現
像ハウジング12は、その上端部が機体ハウジングに上
記回転ドラム1と平行に配設された支持軸14によって
揺動可能に支持されている。現像ハウジング12内に
は、現像剤適用手段16、供給手段18及び規制手段2
0が配設されている。更に、図示していないが、現像ハ
ウシング12の上方にはトナーを収容したトナーカート
リッジが装着されている。
とができる現像ハウシング12を具備している。この現
像ハウジング12は、その上端部が機体ハウジングに上
記回転ドラム1と平行に配設された支持軸14によって
揺動可能に支持されている。現像ハウジング12内に
は、現像剤適用手段16、供給手段18及び規制手段2
0が配設されている。更に、図示していないが、現像ハ
ウシング12の上方にはトナーを収容したトナーカート
リッジが装着されている。
【0012】図2も参照して説明すると、現像剤適用手
段16は、上記現像ハウジング12の両側壁121、1
22間に回転自在に装着された回転軸24と、この回転
軸24に固着されたローラ26とを含んでいる。回転軸
24はステンレス鋼の如き適宜の金属材料から形成する
ことができる。ローラ26は比較的柔軟で且つ導電性を
有する材料、例えばウレタンゴムの如き導電性中実ゴム
によって構成されている。ローラ26の硬度はアスカー
C硬度で60乃至80程度であり、ローラ26の体積抵
抗は106 乃至109 Ω・cm程度であるのが好適であ
る。現像剤適用手段16のローラ26は、現像ハウジン
グ12に形成されている開口を通して露呈せしめられて
回転ドラム1に対向し、その周表面は後述する弾性偏倚
手段22によって回転ドラム1の周表面に圧接せしめら
れ、かかる圧接領域においてローラ26の周表面が若干
弾性的に圧縮せしめられている。現像剤適用手段16の
回転軸24の一端部には被駆動歯車28を装着されてお
り、該被駆動歯車28が駆動手段に連結された伝動歯車
30と噛み合っている。従って、回転軸24は駆動手段
に連結された伝動歯車30及び被駆動歯車28を介して
図1に矢印32で示す方向に連続的に回転駆動せしめら
れる。回転軸24の上記回転によってローラ26も矢印
32で示す方向に連続的に回転駆動され、該ローラ26
の周表面は現像剤保持域34、現像剤規制域36及び現
像域38を順次に搬送される。
段16は、上記現像ハウジング12の両側壁121、1
22間に回転自在に装着された回転軸24と、この回転
軸24に固着されたローラ26とを含んでいる。回転軸
24はステンレス鋼の如き適宜の金属材料から形成する
ことができる。ローラ26は比較的柔軟で且つ導電性を
有する材料、例えばウレタンゴムの如き導電性中実ゴム
によって構成されている。ローラ26の硬度はアスカー
C硬度で60乃至80程度であり、ローラ26の体積抵
抗は106 乃至109 Ω・cm程度であるのが好適であ
る。現像剤適用手段16のローラ26は、現像ハウジン
グ12に形成されている開口を通して露呈せしめられて
回転ドラム1に対向し、その周表面は後述する弾性偏倚
手段22によって回転ドラム1の周表面に圧接せしめら
れ、かかる圧接領域においてローラ26の周表面が若干
弾性的に圧縮せしめられている。現像剤適用手段16の
回転軸24の一端部には被駆動歯車28を装着されてお
り、該被駆動歯車28が駆動手段に連結された伝動歯車
30と噛み合っている。従って、回転軸24は駆動手段
に連結された伝動歯車30及び被駆動歯車28を介して
図1に矢印32で示す方向に連続的に回転駆動せしめら
れる。回転軸24の上記回転によってローラ26も矢印
32で示す方向に連続的に回転駆動され、該ローラ26
の周表面は現像剤保持域34、現像剤規制域36及び現
像域38を順次に搬送される。
【0013】上記弾性偏倚手段22は、図2に示す実施
例においては、上記現像剤適用手段16における被駆動
歯車28が装着されている一端部と反対側の他端部に対
応した位置において、現像ハウシング12と機体ハウジ
ング40との間に配設された圧縮コイルばね221によ
って構成されている。この圧縮コイルばね221の弾性
偏倚力によって現像ハウシング12には支持軸14を中
心として図1において矢印42で示す方向への旋回力が
作用せしめられる。従って、該現像ハウシング12に装
着されている現像剤適用手段16の周表面が回転ドラム
1の周表面に圧接される。なお、弾性偏倚手段を構成す
る圧縮コイルばね221の弾性偏倚力F1は、図2の実
施例においては0.5kgに設定されている。
例においては、上記現像剤適用手段16における被駆動
歯車28が装着されている一端部と反対側の他端部に対
応した位置において、現像ハウシング12と機体ハウジ
ング40との間に配設された圧縮コイルばね221によ
って構成されている。この圧縮コイルばね221の弾性
偏倚力によって現像ハウシング12には支持軸14を中
心として図1において矢印42で示す方向への旋回力が
作用せしめられる。従って、該現像ハウシング12に装
着されている現像剤適用手段16の周表面が回転ドラム
1の周表面に圧接される。なお、弾性偏倚手段を構成す
る圧縮コイルばね221の弾性偏倚力F1は、図2の実
施例においては0.5kgに設定されている。
【0014】図3は上記弾性偏倚手段22の他の実施例
を示している。図3に示す弾性偏倚手段22は、上記現
像剤適用手段16における被駆動歯車28が装着されて
いる一端部に対応した位置及び該一端部と反対側の他端
部に対応した位置において、現像ハウシング12と機体
ハウジング40との間に配設された圧縮コイルばね22
2及び223によって構成されている。従って、現像ハ
ウシング12には圧縮コイルばね222及び223の弾
性偏倚力により支持軸14を中心として矢印42(図1
参照)で示す方向への旋回力が作用し、該該現像ハウシ
ング12に装着されている現像剤適用手段16の周表面
が回転ドラム1の周表面に圧接せしめられる。なお、図
3の実施例においては、弾性偏倚手段を構成する圧縮コ
イルばね223の弾性偏倚力F1は1.0kgに設定さ
れ、圧縮コイルばね222の弾性偏倚力F2は0.5k
gに設定されている。
を示している。図3に示す弾性偏倚手段22は、上記現
像剤適用手段16における被駆動歯車28が装着されて
いる一端部に対応した位置及び該一端部と反対側の他端
部に対応した位置において、現像ハウシング12と機体
ハウジング40との間に配設された圧縮コイルばね22
2及び223によって構成されている。従って、現像ハ
ウシング12には圧縮コイルばね222及び223の弾
性偏倚力により支持軸14を中心として矢印42(図1
参照)で示す方向への旋回力が作用し、該該現像ハウシ
ング12に装着されている現像剤適用手段16の周表面
が回転ドラム1の周表面に圧接せしめられる。なお、図
3の実施例においては、弾性偏倚手段を構成する圧縮コ
イルばね223の弾性偏倚力F1は1.0kgに設定さ
れ、圧縮コイルばね222の弾性偏倚力F2は0.5k
gに設定されている。
【0015】図1を参照して説明を続けると、上記供給
手段18は、上記現像ハウジング12の両側壁間に回転
自在に装着された回転軸42と、この回転軸42に固着
された補助ローラ44とを含んでいる。補助ローラ44
は発泡シリコン或いは発泡ウレタンの如き発泡体から構
成されているのが好適である。補助ローラ44は現像剤
適用手段16のローラ26に圧接せしめられる。補助ロ
ーラ44を形成している発泡体の硬度はローラ26の硬
度よりも相当小さく(例えばアスカーC硬度で35程
度)、補助ローラ44をローラ26に圧接せしめること
によって圧接領域において補助ローラ44が0.15乃
至0.25mm程度弾性的に圧縮せしめられるのが望ま
しい。この補助ローラ44は図示しない駆動手段によっ
て図1に矢印39で示す方向に連続的に回転駆動せしめ
られる。
手段18は、上記現像ハウジング12の両側壁間に回転
自在に装着された回転軸42と、この回転軸42に固着
された補助ローラ44とを含んでいる。補助ローラ44
は発泡シリコン或いは発泡ウレタンの如き発泡体から構
成されているのが好適である。補助ローラ44は現像剤
適用手段16のローラ26に圧接せしめられる。補助ロ
ーラ44を形成している発泡体の硬度はローラ26の硬
度よりも相当小さく(例えばアスカーC硬度で35程
度)、補助ローラ44をローラ26に圧接せしめること
によって圧接領域において補助ローラ44が0.15乃
至0.25mm程度弾性的に圧縮せしめられるのが望ま
しい。この補助ローラ44は図示しない駆動手段によっ
て図1に矢印39で示す方向に連続的に回転駆動せしめ
られる。
【0016】次に、上記規制手段20について説明す
る。規制手段20は、上記現像剤適用手段16のローラ
26の周表面に圧接せしめられるブレード46と、該ブ
レード46の片面をローラ26の周表面に圧接する方向
に移動可能に支持するブレード支持手段48と、該ブレ
ード46の表面をローラ26の周表面に圧接する方向に
押圧する弾性付勢手段50とを具備している。
る。規制手段20は、上記現像剤適用手段16のローラ
26の周表面に圧接せしめられるブレード46と、該ブ
レード46の片面をローラ26の周表面に圧接する方向
に移動可能に支持するブレード支持手段48と、該ブレ
ード46の表面をローラ26の周表面に圧接する方向に
押圧する弾性付勢手段50とを具備している。
【0017】上記ブレード46は、図示の実施例におい
ては剛性部材からなっており、少なくともその片面(即
ちローラ26の周表面に圧接される面)はローラ26の
周表面に沿って幅方向(図1において紙面に垂直な方
向)に延在する平面である板状部材から構成されてい
る。ブレード46の上記片面における少なくともローラ
26の周表面に圧接される領域の表面粗さは充分に小さ
く、JIS B 0601に規定されている中心線平均
粗さRaが6.00以下、特に0.20以下、殊に0.
02以下であることが好ましい。ブレード46の上記片
面の表面粗さが過大になると、現像剤適用手段16のロ
ーラ26の周表面に形成される現像剤の薄層表面が充分
に平坦化されず、不均一なものになってしまう傾向があ
る。従って、ブレード46として比較的安価に形成する
ことができるにもかかわらず表面粗さが充分に小さく、
しかも、硬度が高く耐磨耗性のある好適な剛性材料とし
ては、市販されている板ガラスを挙げることができる。
板ガラスの厚さは3mm程度でよい。トナーの帯電特性
の制御のためにブレード46に所要電圧を印加すること
が望まれる場合には、板ガラスの片面に導電性被膜を施
すことができる。片面に導電性被膜が施された板ガラス
としては、商品名「ネサガラス」として市販されている
板ガラスが好都合に使用され得る。板ガラスに代えてス
テンレス鋼の如き適宜の金属板から剛性部材によってブ
レード46を構成することもできる。ブレード46を構
成する金属板の片面の表面粗さを充分に小さくするため
に、必要に応じて金属板の片面に適宜の表面処理を施す
ことができる。所望ならば、板ガラスと金属板との積層
体からブレード46を構成し、現像剤適用手段16のロ
ーラ26に圧接せしめられる片面を板ガラスの露呈面に
よって規定することもできる。なお、ブレード46は、
剛性部材に限られることはなく、合成ゴム等の弾性材料
によって構成してもよい。
ては剛性部材からなっており、少なくともその片面(即
ちローラ26の周表面に圧接される面)はローラ26の
周表面に沿って幅方向(図1において紙面に垂直な方
向)に延在する平面である板状部材から構成されてい
る。ブレード46の上記片面における少なくともローラ
26の周表面に圧接される領域の表面粗さは充分に小さ
く、JIS B 0601に規定されている中心線平均
粗さRaが6.00以下、特に0.20以下、殊に0.
02以下であることが好ましい。ブレード46の上記片
面の表面粗さが過大になると、現像剤適用手段16のロ
ーラ26の周表面に形成される現像剤の薄層表面が充分
に平坦化されず、不均一なものになってしまう傾向があ
る。従って、ブレード46として比較的安価に形成する
ことができるにもかかわらず表面粗さが充分に小さく、
しかも、硬度が高く耐磨耗性のある好適な剛性材料とし
ては、市販されている板ガラスを挙げることができる。
板ガラスの厚さは3mm程度でよい。トナーの帯電特性
の制御のためにブレード46に所要電圧を印加すること
が望まれる場合には、板ガラスの片面に導電性被膜を施
すことができる。片面に導電性被膜が施された板ガラス
としては、商品名「ネサガラス」として市販されている
板ガラスが好都合に使用され得る。板ガラスに代えてス
テンレス鋼の如き適宜の金属板から剛性部材によってブ
レード46を構成することもできる。ブレード46を構
成する金属板の片面の表面粗さを充分に小さくするため
に、必要に応じて金属板の片面に適宜の表面処理を施す
ことができる。所望ならば、板ガラスと金属板との積層
体からブレード46を構成し、現像剤適用手段16のロ
ーラ26に圧接せしめられる片面を板ガラスの露呈面に
よって規定することもできる。なお、ブレード46は、
剛性部材に限られることはなく、合成ゴム等の弾性材料
によって構成してもよい。
【0018】上記ブレード支持手段48は、ブレード4
6の下部両端を支持する一対の下側支持部材52(図1
には一方のみ示されている)と、ブレード46の上縁部
を支持する上側支持部材54とを具備している。一対の
下側支持部材52は、各々底面521を備えた切欠部が
設けられている。この一対の下側支持部材52は、所定
の間隔を置いて幅方向に配設され、上記現像ハウジング
12に一体的に形成された取付部123にビス等の固定
手段によって固着される。取付部123に固着された一
対の下側支持部材52に設けられた切欠部の底面521
上にブレード46の両端部下端面を載置支持する。上側
支持部材54は、上記下側支持部材52、52の上方に
所定の間隔をおいて配設され、上記現像ハウジング12
の取付部123に複数個のビス58によって固着されて
いる。この上側支持部材54は、上記ブレード46の幅
方向寸法と略同一長さ有し、ブレード46の板厚より若
干広い嵌合溝540を備えており、該嵌合溝540にブ
レード46の上縁部を嵌合せしめる。該嵌合溝540の
底面には図1に示すように凹部541が長手方向に複数
個形成されており、該凹部541に圧縮コイルばね60
が各々配設され、該圧縮コイルばね60が嵌合溝540
に嵌合されたブレード46の上端面に作用して下方に押
圧付勢する。
6の下部両端を支持する一対の下側支持部材52(図1
には一方のみ示されている)と、ブレード46の上縁部
を支持する上側支持部材54とを具備している。一対の
下側支持部材52は、各々底面521を備えた切欠部が
設けられている。この一対の下側支持部材52は、所定
の間隔を置いて幅方向に配設され、上記現像ハウジング
12に一体的に形成された取付部123にビス等の固定
手段によって固着される。取付部123に固着された一
対の下側支持部材52に設けられた切欠部の底面521
上にブレード46の両端部下端面を載置支持する。上側
支持部材54は、上記下側支持部材52、52の上方に
所定の間隔をおいて配設され、上記現像ハウジング12
の取付部123に複数個のビス58によって固着されて
いる。この上側支持部材54は、上記ブレード46の幅
方向寸法と略同一長さ有し、ブレード46の板厚より若
干広い嵌合溝540を備えており、該嵌合溝540にブ
レード46の上縁部を嵌合せしめる。該嵌合溝540の
底面には図1に示すように凹部541が長手方向に複数
個形成されており、該凹部541に圧縮コイルばね60
が各々配設され、該圧縮コイルばね60が嵌合溝540
に嵌合されたブレード46の上端面に作用して下方に押
圧付勢する。
【0019】上記弾性付勢手段50は、上記ブレード4
6の他面側において一対の下側支持部材52と上側支持
部材54との間に配設された複数個(例えば3個)の圧
縮コイルばね62を具備している。この各圧縮コイルば
ね62は、上記現像ハウジング12の取付部123に上
記ブレード46の他面に対向して幅方向に所定の間隔を
置いて形成された貫通孔124(例えば3個)内に各々
配設される。上記取付部123の裏面には上記貫通孔1
24の一側を閉塞する閉塞板64がビス66によって取
り付けられる。この閉塞板64が取り付けられることに
より、圧縮コイルばね62はブレード46の他面に作用
してブレード46の片面が現像剤適用手段16を構成す
るローラ26の周表面に圧接せしめられる。
6の他面側において一対の下側支持部材52と上側支持
部材54との間に配設された複数個(例えば3個)の圧
縮コイルばね62を具備している。この各圧縮コイルば
ね62は、上記現像ハウジング12の取付部123に上
記ブレード46の他面に対向して幅方向に所定の間隔を
置いて形成された貫通孔124(例えば3個)内に各々
配設される。上記取付部123の裏面には上記貫通孔1
24の一側を閉塞する閉塞板64がビス66によって取
り付けられる。この閉塞板64が取り付けられることに
より、圧縮コイルばね62はブレード46の他面に作用
してブレード46の片面が現像剤適用手段16を構成す
るローラ26の周表面に圧接せしめられる。
【0020】現像剤適用手段16のローラ26の周表面
に対するブレード46の圧接力は、ローラ26の周表面
上に形成すべき現像剤層の厚さに応じて適宜に設定する
ことができる。圧接力が大きくなるとローラ26の周表
面上に形成される現像剤層の厚さが小さくなる。他方、
圧接力が過剰に大きくなると、ローラ26の円滑な回転
が阻害される傾向が発生する。図示の実施例における現
像様式においては、通常、ローラ26の周表面に形成さ
れる現像剤層の厚さは15乃至40μm、特に20μm
程度であるのが好ましい。このような厚さの現像剤層を
適切に形成するためには、ローラ26の周表面に対して
ブレード46を線圧(幅方向単位長さ当りの圧力)で1
0乃至80g/cm、特に20乃至70g/cm、殊に
40乃至60g/cmで圧接せしめればよい。
に対するブレード46の圧接力は、ローラ26の周表面
上に形成すべき現像剤層の厚さに応じて適宜に設定する
ことができる。圧接力が大きくなるとローラ26の周表
面上に形成される現像剤層の厚さが小さくなる。他方、
圧接力が過剰に大きくなると、ローラ26の円滑な回転
が阻害される傾向が発生する。図示の実施例における現
像様式においては、通常、ローラ26の周表面に形成さ
れる現像剤層の厚さは15乃至40μm、特に20μm
程度であるのが好ましい。このような厚さの現像剤層を
適切に形成するためには、ローラ26の周表面に対して
ブレード46を線圧(幅方向単位長さ当りの圧力)で1
0乃至80g/cm、特に20乃至70g/cm、殊に
40乃至60g/cmで圧接せしめればよい。
【0021】図示の実施例による静電潜像現像装置は以
上のように構成され、以下その作用について説明する。
静電潜像現像装置の作動開始により、上記現像剤適用手
段16のローラ26及び供給手段18の補助ローラ44
が図示しない駆動手段によって各々が矢印で示す方向に
回転駆動される。現像剤適用手段16のローラ26が矢
印32で示す方向に連続的に回転駆動され、現像剤保持
域34においては供給手段18がローラ26に作用し、
それまでローラ26の周表面に保持されていた現像剤を
ローラ26から剥離せしめると共に新たにローラ26の
周表面に現像剤が供給される。現像剤規制域36におい
ては、規制手段20のブレード46がローラ26の周表
面に保持されている現像剤に作用して、ローラ26の周
表面に保持される現像剤を所要量に規制して薄層に形成
せしめる。また、ブレード46の作用を受けることによ
って現像剤を構成しているトナーが所定極性、例えば正
極性に摩擦帯電せしめられる。なお、上記ブレード46
の現像剤規制作用において、ブレード46は幅方向に配
設された複数個の圧縮コイルばね62によって押圧付勢
されているので、全幅方向に渡って均一な圧接力を作用
することができる。次に、現像域38においては、回転
ドラム1の周表面に配設されている静電感光体上の静電
潜像に現像剤が施されて、静電潜像がトナー像に現像さ
れる。例えば、静電潜像は+700V程度に帯電せしめ
られた非画像領域と+120V程度に帯電せしめられた
画像領域とを有し、画像領域にトナーが付着せしめられ
る(所謂反転現像)。回転ドラム1は図1に矢印3で示
す方向に連続的に回転駆動せしめられ、従って現像域3
8において回転ドラム1の周表面と現像剤適用手段16
のローラ26の周表面とは同一方向に移動せしめられ
る。ローラ26の周表面の移動速度V2は回転ドラム1
の周表面の移動速度V1よりも幾分大きく設定されてお
り、1.5V1≦V2≦2.2V1であるのが好適であ
る。この場合には、ローラ26によって現像域38に充
分な現像剤が搬送されると共に、回転ドラム1の周表面
に対するローラ26の周表面の摺擦作用によって静電潜
像の非画像部に一旦付着したトナーが適切に剥離され、
かくして適切な現像濃度を有し且つかぶりのない良好な
トナー像を得ることができる。現像剤としては、体積平
均粒子径(Vol.50%:体積平均粒子径以下のトナ
ーと体積平均粒子径以上のトナーとの体積が同一)が
8.0乃至12.0μm程度であり体積抵抗が108 Ω
・cm以上であるトナーのみから成る現像剤が好適に使
用される。上記現像動作時において、現像剤適用手段1
6を構成するローラ26と回転ドラム1との圧接部に
は、図2に示す実施例においては現像剤適用手段16の
他端部に対応する位置に配設された弾性偏倚手段を構成
する圧縮コイルばね221の弾性偏倚力F1と、現像剤
適用手段16の一端部に装着された被駆動歯車28に作
用する駆動力によって生ずるモーメントによる押圧力F
3が作用する。この押圧力F1とF3とが均衡していれ
ば現像剤適用手段16を構成するローラ26の回転ドラ
ム1への圧接力は軸方向に略均等となり、回転ドラム1
の偏磨耗を防止することができる。
上のように構成され、以下その作用について説明する。
静電潜像現像装置の作動開始により、上記現像剤適用手
段16のローラ26及び供給手段18の補助ローラ44
が図示しない駆動手段によって各々が矢印で示す方向に
回転駆動される。現像剤適用手段16のローラ26が矢
印32で示す方向に連続的に回転駆動され、現像剤保持
域34においては供給手段18がローラ26に作用し、
それまでローラ26の周表面に保持されていた現像剤を
ローラ26から剥離せしめると共に新たにローラ26の
周表面に現像剤が供給される。現像剤規制域36におい
ては、規制手段20のブレード46がローラ26の周表
面に保持されている現像剤に作用して、ローラ26の周
表面に保持される現像剤を所要量に規制して薄層に形成
せしめる。また、ブレード46の作用を受けることによ
って現像剤を構成しているトナーが所定極性、例えば正
極性に摩擦帯電せしめられる。なお、上記ブレード46
の現像剤規制作用において、ブレード46は幅方向に配
設された複数個の圧縮コイルばね62によって押圧付勢
されているので、全幅方向に渡って均一な圧接力を作用
することができる。次に、現像域38においては、回転
ドラム1の周表面に配設されている静電感光体上の静電
潜像に現像剤が施されて、静電潜像がトナー像に現像さ
れる。例えば、静電潜像は+700V程度に帯電せしめ
られた非画像領域と+120V程度に帯電せしめられた
画像領域とを有し、画像領域にトナーが付着せしめられ
る(所謂反転現像)。回転ドラム1は図1に矢印3で示
す方向に連続的に回転駆動せしめられ、従って現像域3
8において回転ドラム1の周表面と現像剤適用手段16
のローラ26の周表面とは同一方向に移動せしめられ
る。ローラ26の周表面の移動速度V2は回転ドラム1
の周表面の移動速度V1よりも幾分大きく設定されてお
り、1.5V1≦V2≦2.2V1であるのが好適であ
る。この場合には、ローラ26によって現像域38に充
分な現像剤が搬送されると共に、回転ドラム1の周表面
に対するローラ26の周表面の摺擦作用によって静電潜
像の非画像部に一旦付着したトナーが適切に剥離され、
かくして適切な現像濃度を有し且つかぶりのない良好な
トナー像を得ることができる。現像剤としては、体積平
均粒子径(Vol.50%:体積平均粒子径以下のトナ
ーと体積平均粒子径以上のトナーとの体積が同一)が
8.0乃至12.0μm程度であり体積抵抗が108 Ω
・cm以上であるトナーのみから成る現像剤が好適に使
用される。上記現像動作時において、現像剤適用手段1
6を構成するローラ26と回転ドラム1との圧接部に
は、図2に示す実施例においては現像剤適用手段16の
他端部に対応する位置に配設された弾性偏倚手段を構成
する圧縮コイルばね221の弾性偏倚力F1と、現像剤
適用手段16の一端部に装着された被駆動歯車28に作
用する駆動力によって生ずるモーメントによる押圧力F
3が作用する。この押圧力F1とF3とが均衡していれ
ば現像剤適用手段16を構成するローラ26の回転ドラ
ム1への圧接力は軸方向に略均等となり、回転ドラム1
の偏磨耗を防止することができる。
【0022】次に、図4及び図5に示された本発明の他
の実施例について説明する。図4に示す実施例は、回転
ドラム1の軸線と現像剤適用手段16を構成するローラ
26の軸線が同一平面に存在せず、両軸線が所定の角度
θをもって交差するように配設し、その交点が軸方向中
央Pに位置するように構成したものである。両軸線の交
差角θは、現像剤適用手段16を構成するローラ26の
長さや、その材質によっても異なるが1.5度乃至2.
0度でよい。このように構成することにより、現像剤適
用手段16を構成するローラ26の回転ドラム1への押
圧力が軸方向に略均等となり、回転ドラム1の偏磨耗の
発生を防止することができる。
の実施例について説明する。図4に示す実施例は、回転
ドラム1の軸線と現像剤適用手段16を構成するローラ
26の軸線が同一平面に存在せず、両軸線が所定の角度
θをもって交差するように配設し、その交点が軸方向中
央Pに位置するように構成したものである。両軸線の交
差角θは、現像剤適用手段16を構成するローラ26の
長さや、その材質によっても異なるが1.5度乃至2.
0度でよい。このように構成することにより、現像剤適
用手段16を構成するローラ26の回転ドラム1への押
圧力が軸方向に略均等となり、回転ドラム1の偏磨耗の
発生を防止することができる。
【0023】図5に示す実施例は、上記図4に示す実施
例における回転ドラム1の軸線と現像剤適用手段16を
構成するローラ26の軸線との交点を軸方向中央Pよ
り、被駆動歯車28を装着した一端部と反対の他端部側
に設定したものである。このように構成することによ
り、現像剤適用手段16の一端部に作用する駆動力によ
って生ずる押圧力にも対応して現像剤適用手段16を構
成するローラ26の回転ドラム1への圧接力が軸方向に
略均一にすることができ、回転ドラム1の偏磨耗の発生
を防止することができる。なお、図4及び図5に示され
たる回転ドラム1の軸線と現像剤適用手段16を構成す
るローラ26の軸線とを交差して構成する技術と、上記
図2及び図3に示された弾性偏倚手段のの配設位置及び
弾性偏倚力に関する技術とを組み合わせることによっ
て、現像剤適用手段16の回転ドラム1への押圧力を軸
方向全体に更に均等化することができる。
例における回転ドラム1の軸線と現像剤適用手段16を
構成するローラ26の軸線との交点を軸方向中央Pよ
り、被駆動歯車28を装着した一端部と反対の他端部側
に設定したものである。このように構成することによ
り、現像剤適用手段16の一端部に作用する駆動力によ
って生ずる押圧力にも対応して現像剤適用手段16を構
成するローラ26の回転ドラム1への圧接力が軸方向に
略均一にすることができ、回転ドラム1の偏磨耗の発生
を防止することができる。なお、図4及び図5に示され
たる回転ドラム1の軸線と現像剤適用手段16を構成す
るローラ26の軸線とを交差して構成する技術と、上記
図2及び図3に示された弾性偏倚手段のの配設位置及び
弾性偏倚力に関する技術とを組み合わせることによっ
て、現像剤適用手段16の回転ドラム1への押圧力を軸
方向全体に更に均等化することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、現像剤適用手段を像担
持体に向けて押圧する弾性偏倚手段は、その配設位置及
び弾性偏倚力が、該現像剤適用手段の一端部に作用する
駆動力によって生ずる押圧力を考慮して該現像剤適用手
段の該像担持体への押圧力が軸方向に略均等になるよう
に設定されているので、像担持体には軸方向全体に略均
等な押圧力を作用せしめることができる。従って、現像
剤適用手段が摺擦する像担持体の偏磨耗の発生を防止す
ることができ、像担持体の寿命を増大することができ
る。
持体に向けて押圧する弾性偏倚手段は、その配設位置及
び弾性偏倚力が、該現像剤適用手段の一端部に作用する
駆動力によって生ずる押圧力を考慮して該現像剤適用手
段の該像担持体への押圧力が軸方向に略均等になるよう
に設定されているので、像担持体には軸方向全体に略均
等な押圧力を作用せしめることができる。従って、現像
剤適用手段が摺擦する像担持体の偏磨耗の発生を防止す
ることができ、像担持体の寿命を増大することができ
る。
【0025】また、本発明によれば、現像剤適用手段の
軸線と像担持体の軸線とが交差して配設されているの
で、現像剤適用手段によって像担持体に作用する押圧力
が、現像剤適用手段の中央部と両端部とで略均等とるた
め、現像剤適用手段が摺擦する像担持体が偏磨耗するこ
とはなく、その寿命を増大することができる。
軸線と像担持体の軸線とが交差して配設されているの
で、現像剤適用手段によって像担持体に作用する押圧力
が、現像剤適用手段の中央部と両端部とで略均等とるた
め、現像剤適用手段が摺擦する像担持体が偏磨耗するこ
とはなく、その寿命を増大することができる。
【図1】本発明に従って構成された静電潜像現像装置が
搭載された画像生成機の概略構成断面図。
搭載された画像生成機の概略構成断面図。
【図2】図1に示す静電潜像現像装置を構成する規制手
段と像担持体を構成する回転ドラムとの関係を示す概略
平面図。
段と像担持体を構成する回転ドラムとの関係を示す概略
平面図。
【図3】図1に示す静電潜像現像装置を構成する規制手
段と像担持体を構成する回転ドラムとの関係を示す他の
実施体の概略平面図。
段と像担持体を構成する回転ドラムとの関係を示す他の
実施体の概略平面図。
【図4】図1に示す静電潜像現像装置を構成する規制手
段と像担持体を構成する回転ドラムとの関係を示す更に
他の実施例の概略正面図。
段と像担持体を構成する回転ドラムとの関係を示す更に
他の実施例の概略正面図。
【図5】図1に示す静電潜像現像装置を構成する規制手
段と像担持体を構成する回転ドラムとの関係を示す他の
実施例の概略正面図。
段と像担持体を構成する回転ドラムとの関係を示す他の
実施例の概略正面図。
【図6】従来の静電潜像現像装置を構成する規制手段と
像担持体を構成する回転ドラムとの関係を示す概略平面
図。
像担持体を構成する回転ドラムとの関係を示す概略平面
図。
1:回転ドラム 4:帯電用コロナ放電器 5:レーザ光学部 6:静電潜像現像装置 7:転写用コロナ放電器 8:剥離用コロナ放電器 9:クリーニング装置 10:除電ランプ 16:現像剤適用手段 18:供給手段 20:規制手段 22:弾性偏倚手段 26:現像剤適用手段のローラ 28:被駆動歯車 30:伝動歯車 34:現像剤保持域 36:現像剤規制域 38:現像域 44:供給手段の補助ローラ 46:ブレード 48:ブレード支持手段 50:弾性付勢手段 52:下側支持部材 54:上側支持部材 60:圧縮コイルばね 62:圧縮コイルばね 221:圧縮コイルばね 222:圧縮コイルばね 223:圧縮コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 正幸 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 北島 健一郎 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 近藤 和久 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 重黒木 誠 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 機体ハウジングに装着され該機体ハウジ
ングに配設された像担持体に対して移動可能に構成され
た現像ハウジングと、該現像ハウジング内に配設され現
像剤保持域において表面に現像剤を保持し該保持した現
像剤を現像域に搬送して該像担持体に形成された静電潜
像に施すための現像剤適用手段と、該現像剤適用手段の
一端部に装着され駆動手段に伝動連結された被駆動手段
と、該現像剤適用手段を該像担持体に押圧するために該
現像ハウジングと機体ハウジングとの間に配設された弾
性偏倚手段とを具備する静電潜像現像装置において、 該弾性偏倚手段は、その配設位置及び弾性偏倚力を、該
現像剤適用手段の一端部に作用する駆動力によって生ず
る押圧力を考慮して該現像剤適用手段の該像担持体への
押圧力が軸方向に略均等になるように設定した、 ことを特徴とする静電潜像現像装置。 - 【請求項2】 該弾性偏倚手段は、該被駆動手段を一端
部に装着した該現像剤適用手段の他端部に対応する位置
に配設されている、請求項1に記載の静電潜像現像装
置。 - 【請求項3】 該弾性偏倚手段は、該現像剤適用手段の
両端部に対応する位置に各々配設され、該被駆動手段を
一端部に装着した該現像剤適用手段の他端部に対応する
位置に配設される弾性偏倚手段の弾性偏倚力を、該一端
部に対応する位置に配設される弾性偏倚手段の弾性偏倚
力と該一端部に作用する駆動力によって生ずる押圧力に
対応して設定した、請求項1に記載の静電潜像現像装
置。 - 【請求項4】 機体ハウジングに装着され該機体ハウジ
ングに配設された像担持体に対して移動可能に構成され
た現像ハウジングと、該現像ハウジング内に配設され現
像剤保持域において表面に現像剤を保持し該保持した現
像剤を現像域に搬送して該像担持体に形成された静電潜
像に施すための現像剤適用手段と、該現像剤適用手段の
一端部に装着され駆動手段に伝動連結された被駆動手段
と、該現像剤適用手段を該像担持体に押圧するために該
現像ハウジングと機体ハウジングとの間に配設された弾
性偏倚手段とを具備する静電潜像現像装置において、 該現像剤適用手段は、その軸線を該像担持体の軸線と交
差して配設した、 ことを特徴とする静電潜像現像装置。 - 【請求項5】 該現像剤適用手段の軸線と該像担持体の
軸性との交点を、該現像剤適用手段の軸方向中央より該
被駆動手段を一端部に装着した該現像剤適用手段の他端
部側に位置せしめた、請求項4に記載の静電潜像現像装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6172233A JPH0836343A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 静電潜像現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6172233A JPH0836343A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 静電潜像現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0836343A true JPH0836343A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15938082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6172233A Pending JPH0836343A (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 静電潜像現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0836343A (ja) |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP6172233A patent/JPH0836343A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020730 |