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JPH0836053A - 移動体識別装置の応答器 - Google Patents

移動体識別装置の応答器

Info

Publication number
JPH0836053A
JPH0836053A JP6191056A JP19105694A JPH0836053A JP H0836053 A JPH0836053 A JP H0836053A JP 6191056 A JP6191056 A JP 6191056A JP 19105694 A JP19105694 A JP 19105694A JP H0836053 A JPH0836053 A JP H0836053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier wave
interrogator
oscillator
signal
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6191056A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Katou
大誠 加藤
Yukiomi Tanaka
幸臣 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP6191056A priority Critical patent/JPH0836053A/ja
Publication of JPH0836053A publication Critical patent/JPH0836053A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】搬送波受動/動型の両システムで共用できる応
答器の構成の簡単化 【構成】質問信号S1の包絡線検波の復調信号S4がH
レベル固定なら無変調搬送波S2の受信。応答信号S5
に基づいてTr2,Tr3を交互にオンオフ制御。ダイオー
ド23は逆バイアス、順バイアスと状態を交互に反転。
前者の時、無変調搬送波S2はダイオード23の入力端
子aで反射。後者の時、波S2は発振器25の入力端子
bで反射。伝送路24の実効線路長はλ/4。反射点a
で反射された波と反射点bで反射された波の位相差は
π。この結果、応答信号S5によって受信した無変調搬
送波は位相変調(PSK) される。一方、復調信号S4がL
レベル固定なら無変調搬送波の送信がない。Tr1はオン
状態、発振器25から搬送波が送出。以下、上記と同様
に応答信号S5に応じて、ダイオード23を逆バイアス
又は順バイアスする。振幅変調(ASK) された応答信号S
3が放射。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体識別装置における
応答器に関する。本発明の応答器は自動車等の移動体に
設置され、有料道路等においてゲートで停止することな
く通過する自動車に対して課金するシステムに応用でき
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、有料道路の自動課金システムと
して、有料道路の料金所に質問器を配設し、応答器を自
動車に配設した移動体識別装置が知られている。このシ
ステムでは、質問器によって搬送波をASK 又はPSK 変調
した質問信号を送信し、その質問信号を応答器で受信
し、その質問信号に答える形式で自己車両の識別コード
を応答器から質問器へ送信し、質問器を制御するコンピ
ュータで各車両毎に課金管理を行うものである。
【0003】この場合、応答器から質問器への応答信号
を送信する場合の搬送波の生成方法に2つの方法があ
る。1つの方法は、質問器が変調された質問信号に対し
て無変調搬送波を時分割方式で挿入し、応答器はこの無
変調搬送波を受信して、この無変調搬送波をASK 又はPS
K 変調して質問器に再送信するという方法である。この
方法は応答器に搬送波を生成する発振器を設ける必要が
なく、従って、電力損失が少なく、自由に電源をとれな
い移動体に設置するには望ましい方法である。
【0004】又、他の方法は、質問器は無変調搬送波を
送信することなく、応答器に搬送波を生成する発振器を
設けて、この発振器で生成された搬送波をASK 又はPSK
変調して質問器に送信するという方法である。この方法
は質問器の構成が簡単となるが、応答器に発振器が必要
となり応答器の電力損失が大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、搬送波を
生成することに関して2つの方法が存在し、何方の方法
を採用するかは高速道路毎に異なる。従って、移動体に
設置される応答器はいずれの方法にも対応できるよう
に、質問器から送信される無変調搬送波を変調する方式
の回路と、自己の発振器で生成した搬送波を変調して送
信する方式の回路との2系統の回路を必要とした。
【0006】よって、製造工程が複雑になると共に製造
コストが高くなり、回路の設備利用効率の点で問題があ
った。又、検波回路と変調回路とはダイオード等により
共通化される場合が多い。しかし、この場合には、検波
回路と変調回路とを別々に調整する必要があり、共通の
アンテナに接続する場合の調整が困難であった。本発明
は上記の課題を解決するために成されたものであり、そ
の第1目的は、応答器を簡便な構成で、上記の2つの方
式に適応できるようにすることである。又、第2目的
は、応答器の調整を容易にすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め請求項1の発明の構成は、質問信号、又は質問信号と
第1搬送波とを受信し、応答信号を送信するためのアン
テナと、第2搬送波を生成する発振器と、アンテナと発
振器との間に配設され、2値の変調信号に応じて通過状
態と非通過状態とを切り換える変調器と、発振器の入力
インピーダンスを線路インピーダンスと無限大との間で
切り換える切換手段と、変調器が非通過状態の時の第1
搬送波の反射点から変調信号が通過状態で且つ発振器の
入力インピーダンスが無限大の時の第1搬送波の反射点
までの実効線路長を第1搬送波の線路波長λに対して
(2n−1)λ/4(nは整数)とする位相推移手段と
を有し、質問器が第1搬送波を送信する方式の場合に
は、発振器の入力インピーダンスを無限大とし、変調器
の通過状態と非通過状態に応じて切り換わる反射点の移
動により受信された第1搬送波を位相変調して送信し、
質問器が第1搬送波を送信しない方式の場合には、発振
器の入力インピーダンスを線路インピーダンスにすると
共に発振器から出力される第2搬送波を2値の変調信号
に応じて変調器を通過状態と非通過状態とに切り換える
ことで、第2搬送波を振幅変調して送信することを特徴
とする。
【0008】又、請求項2、3の発明は、切換手段を無
変調搬送波の受信の有無、質問信号の指令により制御す
る制御手段を設けたことである。
【0009】又、請求項4の発明は、質問器から質問信
号及び無変調搬送波を受信するアンテナと、質問信号を
検波する検波回路と、質問器から受信した無変調搬送波
を応答信号に基づいて変調する変調回路と、アンテナに
対して検波回路と変調回路とを、それぞれ、線路インピ
ーダンスに対してインピーダンス整合させた状態で接続
し、検波回路、変調回路の一方を選択し、非選択の回路
はアンテナに対する接続点からその回路を見たインピー
ダンスを無限大とし、選択された回路はアンテナに対す
る接続点からその回路を見たインピーダンスを線路イン
ピーダンスとする切換回路とを有することを特徴とす
る。
【0010】
【作用及び発明の効果】
請求項1の発明 質問器から送信される無変調搬送波を用いる第1方式の
場合 質問器からはASK 又はPSK 変調した応答信号と無変調搬
送波である第1搬送波とが時分割方式で一定の時間間隔
で交互に送信される。応答器はこの方式の場合には、発
振器の入力インピーダンスが無限大となるような切換手
段により制御される。この時、変調器には2値信号の変
調信号が入力し、この信号レベルに応じて、変調器は通
過状態と非通過状態との2つの状態とが切り換えられ
る。
【0011】よって、変調器が非通過状態の時には、ア
ンテナを介して受信された無変調搬送波は、変調器の入
力側の反射点(第1反射点)で反射して、アンテナを介
して空間に送信される。一方、変調器が通過状態の時に
は、アンテナを介して受信された無変調搬送波は、変調
器を通過して発振器の入力側の反射点(第2反射点)で
反射され、反射波は変調器を通過して、アンテナから空
間に放射される。この時、位相推移手段における第1反
射点と第2反射点との実効線路長は線路波長λを用い
て、(2n−1)λ/4(nは整数)に設定されてい
る。尚、位相推移手段は単なる線路の他、位相推移回路
で構成しても良い。
【0012】よって、第2反射点で反射した波の第1反
射点における位相は、第1反射点で反射した波の位相に
対してπの位相差を有する。従って、変調信号のLレベ
ル、Hレベルに応じて、搬送波を位相がπだけ異なる2
つの状態に変調することが可能となる。このようにPSK
変調が可能となる。
【0013】質問器から送信される無変調搬送波を用い
ないで自己の応答器で発生した搬送波を用いる第2方式
の場合 質問器からはASK 又はPSK 変調した応答信号だけが発信
され、無変調搬送波が発信されない。応答器はこの第2
方式の場合には、発振器の入力インピーダンスを線路イ
ンピーダンスとし、発振器の出力する第2搬送波を変調
器に出力する。変調器は2値の変調信号に応じて、その
第2搬送波をアンテナに対して通過、遮断することで振
幅変調(ASK) してアンテナから送信する。
【0014】このように、回路構成を共通にでき、切換
手段による制御だけで、両方式で共に使用できる応答器
を簡単に構成することができる。よって、有料道路の課
金システムのように両システムが混在する場合にも、簡
単な装置構成で有効に機能する応答器を構成することが
できる。
【0015】請求項2、3の発明 制御手段は質問信号の解読の後、無変調搬送波が受信さ
れたか否かを判定する。そして、その判定結果に応じて
切換手段を制御する。又、制御手段は質問信号の指令に
応じて切換手段を制御する。この場合には質問器は質問
信号に第1方式か第2方式かを示す識別データを組み込
みことになる。このようにして、質問器の採用する方式
に係わらず、応答器は自動的にその方式に適応した回路
に組み換えて、応答信号を発信することが可能となる。
【0016】請求項4の発明 応答器の調整時には、アンテナの代わりに計測器を接続
する。そして、切換回路を作動させて、検波回路と変調
回路との特性を独立して測定する。この時、検波回路又
は変調回路の特性を測定器で測定する場合には、それぞ
れの状態で、検波回路と、変調回路は、それぞれ、線路
とインピーダンス整合がとれているので、正確な特性の
測定が可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本実施例の応答器20の構成を示したブ
ロック図である。質問器10は、質問器10の信号の送
信形態に応じて、次の2つの送信方式に分類される。即
ち、図2に示すように、質問器10が期間T1で変調さ
れた搬送波を送信し、期間T2で無変調搬送波を送信す
るということを交互に行う第1方式と、図3に示すよう
に質問器10が期間T1で変調された搬送波を送信し、
期間T2では応答器20からの応答信号を受信するだけ
で搬送波を送信しないということを交互に行う第2方式
とが存在する。
【0018】質問器10はアンテナ12と変調/制御装
置11を有している。この変調/制御装置11により搬
送波は2値の変調信号でASK 又はPSK 変調されたDSB
信号として、アンテナ12から空間に送信される。
【0019】応答器20は質問信号S1と無変調搬送波
S2、又は、質問信号S1だけを受信し、変調された応
答信号S3を送信するアンテナ21を有している。その
アンテナ21は伝送路22を介してダイオード23のア
ノードに接続されており、ダイオード23のカソードは
伝送路24を介して発振器25に接続されている。この
伝送路24の長さは、搬送波の線路波長λに対してλ/
4に設定されている。ダイオード23のアノード、カソ
ードは、それぞれ、コイル28と抵抗29、コイル30
と抵抗31を介して接地されている。又、コイル28と
コンデンサ32、コイル30とコンデンサ33はローパ
スフィルタを構成し、ダイオード23と共に受信信号の
包絡線検波回路を構成している。又、ダイオード23の
アノードは抵抗34、トランジスタTr3を介して電源V
DDに接続されている。
【0020】又、発振器25はトランジスタTr1を介し
て電源VDDから給電され、コイル30と抵抗31との接
続点はトランジスタTr2を介して電源VDDから給電され
ている。そして、トランジスタTr1,Tr2のベースはC
PU26に接続され、CPU26に接続されたROM2
7には自己の応答器に固有の識別コードが記憶されてい
る。
【0021】次に、本応答器20の動作について説明す
る。図2に示すように、質問器10が応答用の搬送波と
して無変調搬送波(第1搬送波)を発信する第1方式の
場合について説明する。応答器20はリセット状態で、
トランジスタTr1,Tr2,Tr3をオフとしている。この
結果、ダイオード23のカソードは抵抗31を介して接
地されていることから、このダイオード23にはバイア
ス電圧が印加されていない。よって、図2の期間T1で
示す質問信号S1がアンテナ21から受信されると、そ
の質問信号S1はダイオード23、コイル28,30、
コンデンサ32,33で示す包絡線検波回路により包絡
線検波される(即ち、搬送波が遮断される)。その復調
信号S4(2値レベル信号)はCPU26に入力する。
【0022】この復調信号S4はコンピュータで解析さ
れ、質問信号であると判別されると、図2に示す期間T
2において変調された応答信号S3をアンテナ21から
発信する。この手順は次の通りである。質問信号S1の
受信が終了し、期間T2が始まった時に、復調信号S4
がHレベルに固定されているか否かが判定され、Hレベ
ルに固定されておれば、無変調搬送波S2が受信されて
いることを示しているので、質問器10は第1方式のも
のであると判定される。
【0023】この場合には、トランジスタTr1はオフ状
態が継続され、発振器25は給電されない。そして、そ
の後、CPU26は自己の識別コードをROM27から
読み取り、その識別コードを含む2値データの応答信号
S5(図4の(b))を生成する。そして、トランジス
タTr2,Tr3をその応答信号S5に基づいてオンオフ制
御する。この時、トランジスタTr2とトランジスタTr3
とは交互にオンオフするように制御される。トランジス
タTr2がオンしてトランジスタTr3がオフする時、ダイ
オード23のカソードには電源電圧VDDが印加され、抵
抗29を介して、ダイオード23は逆方向にバイアスさ
れる。従って、ダイオード23は非通過状態となり、ア
ンテナ21で受信された無変調搬送波S2はダイオード
23の入力端子(第1反射点)aで反射して、アンテナ
21から変調された応答信号S3として空間に発信され
る。
【0024】又、トランジスタTr2がオフし、トランジ
スタTr3がオンする時、ダイオード23は順バイアス状
態となる。よって、無変調搬送波S2はダイオード23
を通過して、伝送路24を伝搬して、入力インピーダン
スが無限大となている発振器25の入力端子(第2反射
点)bで反射する。そして、この反射波はダイオード2
3を逆方向に通過して、伝送路22を伝搬してアンテナ
21から発信される。
【0025】この時、伝送路24の実効線路長はλ/4
であるので、第1反射点aで反射された波と第2反射点
bで反射された波の位相差はπとなる。この結果、図4
の(a)に示すように、応答信号S5によって搬送波は
位相変調(PSK) される。この変調された応答信号S3が
アンテナ21から発信されて質問器10で受信される。
【0026】次に、図3に示すように、質問器10が応
答用の搬送波として無変調搬送波が送信されない第2方
式の場合について説明する。期間T1の質問信号S1の
受信については上述した通りである。復調信号S4の解
析後、その信号が質問信号であると判別されると、図3
に示す期間T2において変調された応答信号S3をアン
テナ21から発信する。この手順は次の通りである。質
問信号S1の受信が終了し、期間T2が始まった時に、
復調信号S4がLレベルに固定されているか否かが判定
され、Lレベルに固定されておれば、無変調搬送波が受
信されていないことを示しているので、質問器10は第
2方式のものであると判定される。
【0027】この場合には、トランジスタTr1はオン状
態にされ、発振器25に給電される。そして、発振器2
5から搬送波(第2搬送波)が送出される。その後、C
PU26は自己の識別コードをROM27から読み取
り、その識別コードを含む2値データの応答信号S5を
生成する。そして、トランジスタTr2,Tr3をその応答
信号S5に基づいてオンオフ制御する。この時、トラン
ジスタTr2とトランジスタTr3とは交互にオンオフする
ように制御される。
【0028】トランジスタTr2がオンしてトランジスタ
Tr3がオフする時、ダイオード23のカソードには電源
電圧VDDが印加され、抵抗29を介して、ダイオード2
3は逆方向にバイアスされる。従って、ダイオード23
は非通過状態となり、発振器25の出力する搬送波はダ
イオード23で遮断される。
【0029】又、トランジスタTr2がオフし、トランジ
スタTr3がオンする時、ダイオード23は順バイアス状
態となる。よって、発振器25で発生された搬送波はダ
イオード23を通過して、変調された応答信号S3とし
てアンテナ21から空間に発信される。
【0030】結局、応答信号S5によって搬送波は振幅
変調(ASK) される。この変調された応答信号S3がアン
テナ21から発信されて質問器10で受信される。
【0031】尚、上記実施例では、期間T2における無
変調搬送波の有無に応じて、第1方式と第2方式とを識
別している。しかし、質問信号S1にこの方式を識別す
るコードを含ませて送信し、この質問信号S1を受信し
て解読することで、この2つの方式を識別するようにし
ても良い。又、第1方式の無変調搬送波の質問器からの
送信は質問信号に対して時分割で挿入しているが、質問
信号の搬送波と異なる周波数の搬送波や90度位相差を
有する搬送波を用いて、質問信号と並行して発信するよ
うにしても良い。
【0032】上記実施例において、変調器はダイオード
23、抵抗34、29、31、トランジスタTr2、Tr3
で、切換手段はトランジスタTr1で、位相推移手段は伝
送路24で、制御手段はCPU26、ROM27とで構
成されている。
【0033】別の変調器として図5に示す回路を用いる
ことができる。即ち、相互に向きを逆にしたPINダイ
オード54,55を直列に接続し、ダイオード54のカ
ソードを伝送路22に、ダイオード55のカードを伝送
路24に、ダイオード54、55のアノードをコイル5
8を介してCPU26の変調信号出力端子D1に接続して
いる。又、ダイオード54,55のカソードは、それぞ
れ、コイル56、57を介して接地されている。
【0034】コイル56,57は、直流をカットするた
めのローパスフィルタを構成し、コイル58はCPU2
6から応答信号(変調信号)S5を印加するためのロー
パスフィルタを構成する。又、アンテナ21には包絡線
検波回路である復調回路60が接続されており、復調信
号S4はCPU26に入力している。
【0035】上記の回路構成において、CPU26から
出力される応答信号S5がHレベルのとき、コイル58
を介してダイオード54,55は共に順方向にバイアス
される。この結果、ダイオード54,55は導通状態と
なり、無変調搬送波は第2反射点bで反射されることに
なる。又、応答信号S5がLレベル(アースレベル)の
とき、ダイオード54,55はバイアスが除去され、伝
送路22と伝送路24とはダイオード54によって分離
される。この結果、無変調搬送波は第1反射点aにおい
て反射されることになる。このようにして、CPU26
から出力される2値の応答信号S5に基づいて、受信さ
れた搬送波はPSK 変調されて、アンテナ21から応答信
号S3として発信される。
【0036】次ぎに、第2実施例につてい説明する。図
6において、受信及び送信共通アンテナ41は線路イン
ピーダンス50Ωの同軸ケーブルに接続されている。
又、A点は同軸ケーブルの分岐点であり、A点で2分岐
されて、一方は変調回路42に、他方は検波回路43に
接続されている。そして、変調回路42と検波回路43
とに給電するための切換回路44が設けられている。
【0037】変調回路42、検波回路43は給電されて
いる時、入力インピーダンスは50Ωであり、給電され
ていない時、入力インピーダンスは無限大となる。そし
て、A点において、入力インピーダンスが無限大となっ
た回路側を見たインピーダンスは線路インピーダンスの
50Ωになるように設計されている。
【0038】この回路で、アンテナ41の代わりに測定
器を接続する。そして、切換回路44を動作させて、一
方の回路だけを作動させる。例えば、変調回路42だけ
に給電する場合しても、A点から回路側を見たインピー
ダンスは線路インピーダンスの50Ωでありた、入力イ
ンピーダンス50Ωの測定器とインピーダンス整合がと
れている。よって、各回路42、43の回路特性の測定
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例にかかる応答器の構成
を示したブロック図。
【図2】第1方式において質問器から発信される波形を
示した波形図。
【図3】第2方式において質問器から発信される波形を
示した波形図。
【図4】応答器から発信される変調された応答信号を示
した波形図。
【図5】応答器に用いられる他の変調器の構成を示した
回路図。
【図6】他の実施例の構成を示したブロック図。
【符号の説明】
20…応答器 24…伝送路 23…ダイオード 54,55…PINダイオード 26…CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体に配設され、地上局である質問器か
    ら受信した質問信号に応答して、前記質問器から受信し
    た無変調搬送波である第1搬送波又は自ら生成した送信
    搬送波である第2搬送波を変調して応答信号として前記
    質問器に送信する応答器において、 質問信号、又は質問信号と前記第1搬送波とを受信し、
    前記応答信号を送信するためのアンテナと、 前記第2搬送波を生成する発振器と、 前記アンテナと前記発振器との間に配設され、2値の変
    調信号に応じて通過状態と非通過状態とを切り換える変
    調器と、 前記発振器の入力インピーダンスを線路インピーダンス
    と無限大との間で切り換える切換手段と、 前記変調器が非通過状態の時の前記第1搬送波の反射点
    から前記変調信号が通過状態で且つ前記発振器の入力イ
    ンピーダンスが無限大の時の前記第1搬送波の反射点ま
    での実効線路長を第1搬送波の線路波長λに対して(2
    n−1)λ/4(nは整数)とする位相推移手段と、 を有し、 前記質問器が前記第1搬送波を送信する方式の場合に
    は、前記発振器の入力インピーダンスを無限大とし、前
    記変調器の通過状態と非通過状態に応じて切り換わる反
    射点の移動により受信された前記第1搬送波を位相変調
    して送信し、 前記質問器が前記第1搬送波を送信しない方式の場合に
    は、前記発振器の入力インピーダンスを線路インピーダ
    ンスにすると共に発振器から出力される前記第2搬送波
    を2値の変調信号に応じて前記変調器を通過状態と非通
    過状態とに切り換えることで、前記第2搬送波を振幅変
    調して送信することを特徴とする移動体識別装置の応答
    器。
  2. 【請求項2】前記応答器は、前記質問信号を受信の後、
    前記第1搬送波が受信された時には、前記発振器の入力
    インピーダンスを無限大とし、前記第1搬送波が受信さ
    れない時には、前記発振器の入力インピーダンスを線路
    インピーダンスとするように前記切換手段を制御する制
    御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の移動
    体識別装置の応答器。
  3. 【請求項3】前記応答器は、前記質問信号の指令によ
    り、前記切換手段を制御する制御手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載の移動体識別装置の応答器。
  4. 【請求項4】移動体に配設され、地上局である質問器か
    ら受信した質問信号に応答して、前記質問器から受信し
    た無変調搬送波を変調して応答信号として前記質問器に
    送信する応答器において、 前記質問器から前記質問信号及び前記無変調搬送波を受
    信するアンテナと、 前記質問信号を検波する検波回路と、 前記質問器から受信した前記無変調搬送波を応答信号に
    基づいて変調する変調回路と、 前記アンテナに対して前記検波回路と前記変調回路と
    を、それぞれ、線路インピーダンスに対してインピーダ
    ンス整合させた状態で接続し、前記検波回路、前記変調
    回路の一方を選択し、非選択の回路は前記アンテナに対
    する接続点からその回路を見たインピーダンスを無限大
    とし、選択された回路は前記アンテナに対する接続点か
    らその回路を見たインピーダンスを線路インピーダンス
    とする切換回路とを有することを特徴とする移動体識別
    装置の応答器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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