JPH083521Y2 - バルコニーの取付構造 - Google Patents
バルコニーの取付構造Info
- Publication number
- JPH083521Y2 JPH083521Y2 JP1989148554U JP14855489U JPH083521Y2 JP H083521 Y2 JPH083521 Y2 JP H083521Y2 JP 1989148554 U JP1989148554 U JP 1989148554U JP 14855489 U JP14855489 U JP 14855489U JP H083521 Y2 JPH083521 Y2 JP H083521Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- balcony
- floor
- mounting member
- guide pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バルコニーの取付構造に係り、バルコニー
を工業化住宅に取り付ける構造として利用できる。
を工業化住宅に取り付ける構造として利用できる。
工業化住宅には、工場で予め生産された複数の住宅ユ
ニットを建設現場に輸送し、これを組み合わせることに
より建てられるものがある。この工業化住宅は、工場で
の施工部分を増加させて建設現場での作業を低減させ、
これにより品質の向上、均一化、および工期の短縮を図
ることを主要目的としたものである。
ニットを建設現場に輸送し、これを組み合わせることに
より建てられるものがある。この工業化住宅は、工場で
の施工部分を増加させて建設現場での作業を低減させ、
これにより品質の向上、均一化、および工期の短縮を図
ることを主要目的としたものである。
ところで、上記工業化住宅(以下、単に「住宅」と呼
ぶ)に取り付けられるバルコニーは、床部とその周囲に
コ字状等に立設された手摺部とによって構成される。そ
して、住宅に取り付けるために、床部の基端側端面には
取付部材が装備され、住宅の鉄骨軸組みの所定位置には
床部の取付部材に対応した取付部材が装備される。ま
た、住宅から張り出す量が大きなバルコニーにおいて
は、その先端部を下から支持する支柱が所定位置に立て
られる。そして、この支柱の上端にも取付部材が設けら
れ、これに対応してバルコニー床部にも取付部材が装備
される。
ぶ)に取り付けられるバルコニーは、床部とその周囲に
コ字状等に立設された手摺部とによって構成される。そ
して、住宅に取り付けるために、床部の基端側端面には
取付部材が装備され、住宅の鉄骨軸組みの所定位置には
床部の取付部材に対応した取付部材が装備される。ま
た、住宅から張り出す量が大きなバルコニーにおいて
は、その先端部を下から支持する支柱が所定位置に立て
られる。そして、この支柱の上端にも取付部材が設けら
れ、これに対応してバルコニー床部にも取付部材が装備
される。
このような従来のバルコニーの取付けは、以下に示す
ように行われていた。すなわち、まず、住宅の所定の取
付位置にバルコニーの床部を支持し、床部の取付部材の
ボルト穴と住宅の取付部材のボルト穴とを合わせ、各々
にボルトを挿入して締付固定する。支柱がある場合には
その上端面の取付部材と床部の取付部材とをボルト止め
する。そして、最後に、床部等に防水処理等を施して仕
上げる。
ように行われていた。すなわち、まず、住宅の所定の取
付位置にバルコニーの床部を支持し、床部の取付部材の
ボルト穴と住宅の取付部材のボルト穴とを合わせ、各々
にボルトを挿入して締付固定する。支柱がある場合には
その上端面の取付部材と床部の取付部材とをボルト止め
する。そして、最後に、床部等に防水処理等を施して仕
上げる。
ところで、前述した従来のバルコニーの取付けでは、
床部の取付部材のボルト穴と住宅の取付部材のボルト穴
とにボルトを挿入することにより位置決めを行い、締付
けにより固定する。この際、一方の作業員が床部を移動
させ、他方の作業員が常にボルト穴の位置を観察しなが
ら、ボルト穴が一致した時に速やかにボルトを挿入しな
ければならない。
床部の取付部材のボルト穴と住宅の取付部材のボルト穴
とにボルトを挿入することにより位置決めを行い、締付
けにより固定する。この際、一方の作業員が床部を移動
させ、他方の作業員が常にボルト穴の位置を観察しなが
ら、ボルト穴が一致した時に速やかにボルトを挿入しな
ければならない。
このため、ボルトを挿入する作業員と、床部を移動さ
せる作業員との連携が必要となり、両作業員の熟練が要
求されるという欠点があった。さらに、位置決めが試行
錯誤で行われるため、作業に時間を要するという問題が
あった。
せる作業員との連携が必要となり、両作業員の熟練が要
求されるという欠点があった。さらに、位置決めが試行
錯誤で行われるため、作業に時間を要するという問題が
あった。
なお、本考案と関連性を有する従来技術として実開昭
57-38401号、実公昭63-10003号及び実公昭64-2001号が
ある。
57-38401号、実公昭63-10003号及び実公昭64-2001号が
ある。
本考案の目的は、バルコニーに位置決めを容易に且つ
確実に行い、これによって取付け作業を速やかに行うこ
とのできるバルコニーの取付構造を提供することにあ
る。
確実に行い、これによって取付け作業を速やかに行うこ
とのできるバルコニーの取付構造を提供することにあ
る。
本考案は、工業化住宅の躯体の所定位置に設備された
第1の取付部材と、前記第1の取付部材に対応してバル
コニーに設けられた第2の取付部材とを設け、前記第1
の取付部材および第2の取付部材のいずれか一方に、先
端が円錐形となったガイドピンを設けるとともに、他方
に前記ガイドピンを嵌合するガイド穴を設けるという手
法を採用したものである。
第1の取付部材と、前記第1の取付部材に対応してバル
コニーに設けられた第2の取付部材とを設け、前記第1
の取付部材および第2の取付部材のいずれか一方に、先
端が円錐形となったガイドピンを設けるとともに、他方
に前記ガイドピンを嵌合するガイド穴を設けるという手
法を採用したものである。
ここで、バルコニー床部に装備される取付部材は、別
体の取付部材を床部を形成している骨組み等に固着させ
たものでもよいが、この骨組み自体を取付部材として用
いてもよい。ただし、この場合には、骨組みに穴を形成
することにより有効断面積が減少するため、適宜補強等
を行うことが望ましい。
体の取付部材を床部を形成している骨組み等に固着させ
たものでもよいが、この骨組み自体を取付部材として用
いてもよい。ただし、この場合には、骨組みに穴を形成
することにより有効断面積が減少するため、適宜補強等
を行うことが望ましい。
また、ガイドピンは、一時的に床部の重量を支えるこ
とになるため、溶接等によって強固に固定することが望
ましい。
とになるため、溶接等によって強固に固定することが望
ましい。
さらに、住宅側の取付け部が二か所以上ある場合で、
その各々にガイドピンを装備する場合、施工誤差を考慮
して一方のガイド穴を横長の長円形にする等の処置をと
ることが望ましい。
その各々にガイドピンを装備する場合、施工誤差を考慮
して一方のガイド穴を横長の長円形にする等の処置をと
ることが望ましい。
このような本考案においては、床部の位置決めを行う
にあたり、バルコニーを住宅の取付位置に支持し、一方
の取付部材のガイドピンが他方の取付部材のガイド穴に
合うように床部を移動させ、一方のガイドピンを他方の
ガイド穴に挿嵌することにより、床部の位置が決定され
る。
にあたり、バルコニーを住宅の取付位置に支持し、一方
の取付部材のガイドピンが他方の取付部材のガイド穴に
合うように床部を移動させ、一方のガイドピンを他方の
ガイド穴に挿嵌することにより、床部の位置が決定され
る。
この際、このガイドピンが一時的にバルコニーの重量
を支えるため、バルコニーを支持する人手等は取り除く
ことができる。
を支えるため、バルコニーを支持する人手等は取り除く
ことができる。
従って、従来に比べて容易かつ確実な位置決めおよび
迅速な取付けが可能となり、これらにより前記目的が達
成される。
迅速な取付けが可能となり、これらにより前記目的が達
成される。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図にはバルコニーが工業化住宅50に
取り付けられた状態が示されている。
取り付けられた状態が示されている。
これらの図に示されるように、バルコニーは、住宅50
の掃き出し窓51の下方に位置するように鉄骨軸組み52に
固定されている。また、住宅50から張り出したバルコニ
ーの先端付近には支柱53が設けられており、この支柱53
の上にバルコニーが固定される。ここで、住宅50の鉄骨
軸組み52の所定位置には、第1の取付部材40Aが予め装
備されており、支柱53の上端にもやはり第1の取付部材
41Aが予め装備されている。そして、これらの第1の取
付部材40A,41Aに対応して、バルコニーには第2の取付
部材40B,41Bが予め装備されている。
の掃き出し窓51の下方に位置するように鉄骨軸組み52に
固定されている。また、住宅50から張り出したバルコニ
ーの先端付近には支柱53が設けられており、この支柱53
の上にバルコニーが固定される。ここで、住宅50の鉄骨
軸組み52の所定位置には、第1の取付部材40Aが予め装
備されており、支柱53の上端にもやはり第1の取付部材
41Aが予め装備されている。そして、これらの第1の取
付部材40A,41Aに対応して、バルコニーには第2の取付
部材40B,41Bが予め装備されている。
一方、第3図および第4図にはバルコニーを取り付け
る際の全体の状態が示されている。
る際の全体の状態が示されている。
図において、バルコニーは、長方形状の床部10と、こ
の床部10の外周に沿って、一方の長辺側が開口するよう
にコ字状に立設された手摺部11とから構成されており、
工場において一体に製作されたものである。ここで、こ
れらのパルス10,11内部には、C型鋼やL字鋼等により
骨組み20が形成されている。
の床部10の外周に沿って、一方の長辺側が開口するよう
にコ字状に立設された手摺部11とから構成されており、
工場において一体に製作されたものである。ここで、こ
れらのパルス10,11内部には、C型鋼やL字鋼等により
骨組み20が形成されている。
また、バルコニーの床部10の建物側の2隅には、吊り
下げおよび取付け兼用の長方形状の開口部12が設けられ
ており、床部10の骨組み20が一部露出している。一方、
床部10の支柱53側の2隅には、支柱53の真上に取付け用
の円形の開口部12Aと、その近辺に吊り下げ用の同じく
円形の開口部12Bとがおのおの1個づつ設けられてい
る。これらの開口部12A,12Bでは、建物50側の開口部12
と同様に床部10の骨組み20が一部露出している。そし
て、これらの開口部12,12A,12Bの形状にあった蓋板13
が、予め工場で製作されている。
下げおよび取付け兼用の長方形状の開口部12が設けられ
ており、床部10の骨組み20が一部露出している。一方、
床部10の支柱53側の2隅には、支柱53の真上に取付け用
の円形の開口部12Aと、その近辺に吊り下げ用の同じく
円形の開口部12Bとがおのおの1個づつ設けられてい
る。これらの開口部12A,12Bでは、建物50側の開口部12
と同様に床部10の骨組み20が一部露出している。そし
て、これらの開口部12,12A,12Bの形状にあった蓋板13
が、予め工場で製作されている。
第5図には、床部10と建物50との取付け構造が示され
ている。図において、建物50の鉄骨軸組み52には、外壁
材55が取り付けられ、また、鉄骨軸組み52の所定箇所に
は、前述のように、箱状部材40Aが溶接によって固着さ
れている。
ている。図において、建物50の鉄骨軸組み52には、外壁
材55が取り付けられ、また、鉄骨軸組み52の所定箇所に
は、前述のように、箱状部材40Aが溶接によって固着さ
れている。
図に示すように、この箱状部材40Aの前方突出量は、
外壁材55の厚さ寸法よりも大きくなっており、このよう
な箱状部材40Aの床部10との取付け面には複数の貫通穴4
2Aが設けられ、その内部裏面には貫通穴42Aと同軸にナ
ット43Aが溶接にて固定されている。また、取付け面の
ほぼ中央には、先端が円錐形44Cとなったガイドピン44A
が外壁材55の面と直交する方向に装備されている。これ
に対応して、床部10の建物50側端面には、第2の取付部
材としての骨組み20の表面を用いた取付面40Bが形成さ
れている。取付面40Bは、複数のボルト43B用の貫通穴42
Bを有するとともに、ガイドピン44Aが嵌合されるガイド
穴44Bを備えている。また、取付面40Bは開口部12内に配
置され、ボルト43Bは開口部12を通して接続可能であ
る。
外壁材55の厚さ寸法よりも大きくなっており、このよう
な箱状部材40Aの床部10との取付け面には複数の貫通穴4
2Aが設けられ、その内部裏面には貫通穴42Aと同軸にナ
ット43Aが溶接にて固定されている。また、取付け面の
ほぼ中央には、先端が円錐形44Cとなったガイドピン44A
が外壁材55の面と直交する方向に装備されている。これ
に対応して、床部10の建物50側端面には、第2の取付部
材としての骨組み20の表面を用いた取付面40Bが形成さ
れている。取付面40Bは、複数のボルト43B用の貫通穴42
Bを有するとともに、ガイドピン44Aが嵌合されるガイド
穴44Bを備えている。また、取付面40Bは開口部12内に配
置され、ボルト43Bは開口部12を通して接続可能であ
る。
第6図には、バルコニーの先端を支持する支柱53との
取付け構造が示されている。図において、支柱53の上端
面には、第1の取付部材である取付板41Aが形成されて
いる。この取付板41Aは、支柱53の上端面に支柱53の断
面と同じ形状の板材53Aを溶接にて固着したものであ
る。取付板41Aには複数の貫通穴45Aが設けられその裏面
には貫通穴45Aと同軸にナット47Aが溶接にて固定されて
いる。さらに、取付け面のほぼ中央には、先端が円錐形
46Cとなったガイドピン46Aが取付け面に直角に装備され
ている。これに対応して、床部10下面には支柱53の形状
と同一の凹部49が設けられ、その内側上面には第2の取
付部材である取付面41Bが形成されている。この取付面4
1Bは、支柱53上端の取付板41Aに当接してこれを係止す
る板材48Aと、この板材48Aを支持する板材48Bとから構
成されており、床部10内の骨組み20に固定されている。
そして、取付面41Bには、支柱53上端の取付板41Aの穴45
Aに対応してボルト47B用のガイド穴45Bが設けられてお
り、さらに、ガイドピン46Aに対応してガイド穴46Bが設
けられている。この取付面41Bは開口部12A内に配置さ
れ、ボルト47Bは開口部12Aを通して接続可能である。
取付け構造が示されている。図において、支柱53の上端
面には、第1の取付部材である取付板41Aが形成されて
いる。この取付板41Aは、支柱53の上端面に支柱53の断
面と同じ形状の板材53Aを溶接にて固着したものであ
る。取付板41Aには複数の貫通穴45Aが設けられその裏面
には貫通穴45Aと同軸にナット47Aが溶接にて固定されて
いる。さらに、取付け面のほぼ中央には、先端が円錐形
46Cとなったガイドピン46Aが取付け面に直角に装備され
ている。これに対応して、床部10下面には支柱53の形状
と同一の凹部49が設けられ、その内側上面には第2の取
付部材である取付面41Bが形成されている。この取付面4
1Bは、支柱53上端の取付板41Aに当接してこれを係止す
る板材48Aと、この板材48Aを支持する板材48Bとから構
成されており、床部10内の骨組み20に固定されている。
そして、取付面41Bには、支柱53上端の取付板41Aの穴45
Aに対応してボルト47B用のガイド穴45Bが設けられてお
り、さらに、ガイドピン46Aに対応してガイド穴46Bが設
けられている。この取付面41Bは開口部12A内に配置さ
れ、ボルト47Bは開口部12Aを通して接続可能である。
なお、第1図等に示すように、開口部12,12B内には骨
組み20に着脱自在なアイボルト等を用いた吊下部材30が
設けられ、当該部分にワイヤ61等を架けることで床部10
およびバルコニー全体がクレーン等で吊り下げられるよ
うに構成されている。
組み20に着脱自在なアイボルト等を用いた吊下部材30が
設けられ、当該部分にワイヤ61等を架けることで床部10
およびバルコニー全体がクレーン等で吊り下げられるよ
うに構成されている。
このように構成された本実施例においては、次のよう
な手順で床部10およびバルコニー全体が住宅50の鉄骨軸
組み52に取り付けられる。
な手順で床部10およびバルコニー全体が住宅50の鉄骨軸
組み52に取り付けられる。
まず、工場において、床部10の骨組み20に取付面40B,
41Bを形成する。一方、鉄骨軸組み52に箱状部材40Aを取
付け、支柱53に取付板41Aを取り付けておく(第5図お
よび第6図に示される状態)。
41Bを形成する。一方、鉄骨軸組み52に箱状部材40Aを取
付け、支柱53に取付板41Aを取り付けておく(第5図お
よび第6図に示される状態)。
次に、建設現場において、建物50を組み上げた後、支
柱53を立て、この後バルコニーを取り付ける。すなわ
ち、開口部12,12B内の吊下部材30に吊り下げ用のワイヤ
61のフック62を掛け、このワイヤ61をクレーンのフック
60に掛けて吊り上げる(第3図の状態)。そして、バル
コニーを移動させながら、床部10端面の取付面40Bのガ
イド穴44Bに、鉄骨軸組み52の箱状部材40Aのガイドピン
44Aを挿嵌させる。さらに、床部10下面の取付面41Bのガ
イド穴46Bに、支柱53の取付板41Aのガイドピン46Aを挿
嵌させる(第4図の状態)。この状態で、床部10は基端
側をガイドピン44Aを介して鉄骨軸組み52に支持され、
先端側を支柱53に支持されるため、吊下部材30からクレ
ーンのワイヤ61を除去する。
柱53を立て、この後バルコニーを取り付ける。すなわ
ち、開口部12,12B内の吊下部材30に吊り下げ用のワイヤ
61のフック62を掛け、このワイヤ61をクレーンのフック
60に掛けて吊り上げる(第3図の状態)。そして、バル
コニーを移動させながら、床部10端面の取付面40Bのガ
イド穴44Bに、鉄骨軸組み52の箱状部材40Aのガイドピン
44Aを挿嵌させる。さらに、床部10下面の取付面41Bのガ
イド穴46Bに、支柱53の取付板41Aのガイドピン46Aを挿
嵌させる(第4図の状態)。この状態で、床部10は基端
側をガイドピン44Aを介して鉄骨軸組み52に支持され、
先端側を支柱53に支持されるため、吊下部材30からクレ
ーンのワイヤ61を除去する。
続いて、箱状部材40Aと取付面40Bとをボルト43Bで締
付けて床部10と鉄骨軸組み52とを接合し、さらに、取付
板41Aと取付面41Bとをボルト47Bで締付けて床部10と支
柱53とを接合する。これにより床部10が固定され、その
後、開口部12,12A,12Bに、各々に対応した形状の蓋板13
を被せて密閉する。最後に、床部10上面に防水シートを
敷設する等のを防水処理を施して仕上げる。
付けて床部10と鉄骨軸組み52とを接合し、さらに、取付
板41Aと取付面41Bとをボルト47Bで締付けて床部10と支
柱53とを接合する。これにより床部10が固定され、その
後、開口部12,12A,12Bに、各々に対応した形状の蓋板13
を被せて密閉する。最後に、床部10上面に防水シートを
敷設する等のを防水処理を施して仕上げる。
このような本実施例によれば、次に示すような効果が
ある。
ある。
すなわち、床部10の箱状部材40Aおよび取付板41Aに装
備されているガイドピン44A,46Aを、鉄骨軸組み52およ
び支柱53の取付面40B,41Bに装備されているガイド穴44
B,46Bに挿嵌することにより、バルコニーの設置位置が
決定される。特に、ガイドピン44A,46Aの先端は円錐形4
4C,46Cとなっており、ガイド穴44B,46Bに上下左右とも
にスムーズにガイドされるため、容易に確実に位置決め
を行うことができる。
備されているガイドピン44A,46Aを、鉄骨軸組み52およ
び支柱53の取付面40B,41Bに装備されているガイド穴44
B,46Bに挿嵌することにより、バルコニーの設置位置が
決定される。特に、ガイドピン44A,46Aの先端は円錐形4
4C,46Cとなっており、ガイド穴44B,46Bに上下左右とも
にスムーズにガイドされるため、容易に確実に位置決め
を行うことができる。
さらに、ガイドピン44A,46Aによってバルコニーが仮
固定されるため、位置決めが完了した時点で、クレーン
のワイヤ61等を取り外すことができる。このため、以後
の作業性が向上する。
固定されるため、位置決めが完了した時点で、クレーン
のワイヤ61等を取り外すことができる。このため、以後
の作業性が向上する。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、以下のような変形をも含むものである。
く、以下のような変形をも含むものである。
すなわち、前記実施例では、建物50側の取付部材40A
および支柱53側の第1の取付部材41Aにガイドピン44A,4
6Aを設け、対応する床部10の取付部材40B,41Bにガイド
ピン44A,46Aを挿嵌するガイド穴44B,46Bを設けたが、ど
ちら側にガイドピンを設けるかは任意であり、運搬およ
び取付け作業の作業性を考慮して適宜決定すればよい。
および支柱53側の第1の取付部材41Aにガイドピン44A,4
6Aを設け、対応する床部10の取付部材40B,41Bにガイド
ピン44A,46Aを挿嵌するガイド穴44B,46Bを設けたが、ど
ちら側にガイドピンを設けるかは任意であり、運搬およ
び取付け作業の作業性を考慮して適宜決定すればよい。
また、床部10および手摺部11を一体に形成したバルコ
ニーについて述べたが、これに限らず、床部10および手
摺部11を別個に製作、運搬し、建設現場において組み立
てるバルコニーでもよい。
ニーについて述べたが、これに限らず、床部10および手
摺部11を別個に製作、運搬し、建設現場において組み立
てるバルコニーでもよい。
さらに、住宅50から張り出したバルコニーの先端付近
を支持する支柱53が無いようなカンチ式バルコニーにお
いては、床部10の先端側の取付部材41Bが不要となるこ
とは言うまでもない。ただし、この場合には、住宅50側
の取付け部だけでは床部10が仮固定されないため、ボル
ト43Bによって取付部材40A,40Bが固定されるまで、床部
10を吊り下げた状態で作業する必要がある。
を支持する支柱53が無いようなカンチ式バルコニーにお
いては、床部10の先端側の取付部材41Bが不要となるこ
とは言うまでもない。ただし、この場合には、住宅50側
の取付け部だけでは床部10が仮固定されないため、ボル
ト43Bによって取付部材40A,40Bが固定されるまで、床部
10を吊り下げた状態で作業する必要がある。
また、床部10に設けられた開口部12,12A,12Bの形状は
全く任意であり、作業性のよい形状を選択して使用すれ
ばよい。
全く任意であり、作業性のよい形状を選択して使用すれ
ばよい。
さらに、上記実施例においては、クレーンを用いた吊
り込み式の取付けについて説明したが、これに限らず、
人力または別の機材を用いてバルコニーを取付ける場合
にも同様に取付けを行うことができる。
り込み式の取付けについて説明したが、これに限らず、
人力または別の機材を用いてバルコニーを取付ける場合
にも同様に取付けを行うことができる。
以上に説明したように、本考案のバルコニーの取付構
造によれば、一方の取付部材に装備されているガイドピ
ンを、他方の取付部材に装備されているガイド穴に挿嵌
することにより、バルコニーの設置位置が決定される。
特に、ガイドピンの先端は円錐形となっており、ガイド
穴に上下左右ともスムーズにガイドされるため、容易に
且つ確実に位置決めを行うことができ、取付け作業を速
やかに行うことができる。
造によれば、一方の取付部材に装備されているガイドピ
ンを、他方の取付部材に装備されているガイド穴に挿嵌
することにより、バルコニーの設置位置が決定される。
特に、ガイドピンの先端は円錐形となっており、ガイド
穴に上下左右ともスムーズにガイドされるため、容易に
且つ確実に位置決めを行うことができ、取付け作業を速
やかに行うことができる。
第1図は本考案の一実施例のバルコニーを工業化住宅に
取り付けた状態を示す平面図、第2図は同じく側面図、
第3図はバルコニーを吊り下げた状態を示す全体図、第
4図はバルコニーを固定する時の状態を示す全体図、第
5図は住宅側の取付構造を示す詳細断面図、第6図は同
じく支柱側の取付構造を示す詳細断面図である。 10……床部、40A,41A……第1の取付部材である箱状部
材および取付板、40B,41B……第2の取付部材である取
付面、44A,46A……ガイドピン、44B,46B……ガイド穴、
44C,46C……円錐形、50……住宅建物、52……鉄骨軸組
み。
取り付けた状態を示す平面図、第2図は同じく側面図、
第3図はバルコニーを吊り下げた状態を示す全体図、第
4図はバルコニーを固定する時の状態を示す全体図、第
5図は住宅側の取付構造を示す詳細断面図、第6図は同
じく支柱側の取付構造を示す詳細断面図である。 10……床部、40A,41A……第1の取付部材である箱状部
材および取付板、40B,41B……第2の取付部材である取
付面、44A,46A……ガイドピン、44B,46B……ガイド穴、
44C,46C……円錐形、50……住宅建物、52……鉄骨軸組
み。
Claims (1)
- 【請求項1】ユニット式住宅の躯体に外壁材を取り付け
るとともに、前記躯体の所定位置に装備された第1の取
付部材と、前記第1の取付部材に対応してバルコニーに
設けられた第2の取付部材とを設け、前記第1の取付部
材および第2の取付部材のいずれか一方に、先端が円錐
形となったガイドピンを前記外壁の面と直交する方向に
設けるとともに、他方に前記ガイドピンを嵌合するガイ
ド穴を設けたことを特徴とするバルコニーの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989148554U JPH083521Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | バルコニーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989148554U JPH083521Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | バルコニーの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0387701U JPH0387701U (ja) | 1991-09-06 |
JPH083521Y2 true JPH083521Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31694999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989148554U Expired - Lifetime JPH083521Y2 (ja) | 1989-12-21 | 1989-12-21 | バルコニーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083521Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008114852A (ja) * | 2008-01-29 | 2008-05-22 | Seirei Ind Co Ltd | 旋回作業車のキャノピー支持構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH076241Y2 (ja) * | 1989-01-30 | 1995-02-15 | 文化シヤッター株式会社 | バルコニーの取付構造 |
-
1989
- 1989-12-21 JP JP1989148554U patent/JPH083521Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0387701U (ja) | 1991-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH083521Y2 (ja) | バルコニーの取付構造 | |
JP2693846B2 (ja) | バルコニー付組立住宅 | |
JP2517132B2 (ja) | バルコニ―取付方法 | |
JP2530213Y2 (ja) | バルコニーの取付構造 | |
JP2557161B2 (ja) | パラペット付屋根ユニット | |
JP2000001911A (ja) | 屋根付き建物ユニット | |
JP2559216Y2 (ja) | 外設構造材の固定構造 | |
JP2517128B2 (ja) | バルコニ―の設置方法 | |
JP2806276B2 (ja) | 袖壁バルコニー及びその施工方法 | |
JPH0738511Y2 (ja) | 屋根パネルと小屋裏界壁パネルの支持金具 | |
JP2517130B2 (ja) | バルコニ―の防水処理方法 | |
JPH0849389A (ja) | 外壁パネルの取付構造 | |
JP2532912Y2 (ja) | 階段装置 | |
JP3756268B2 (ja) | 突設物ユニットの取付構造 | |
JPH0210221Y2 (ja) | ||
JPH08401Y2 (ja) | 玄関ポーチ取付構造 | |
JP2001040774A (ja) | ボックス式建築物及びその部屋ボックス | |
JP2001065049A (ja) | ルーフバルコニーユニット | |
JPH06123151A (ja) | 外壁コーナーパネルの支持装置 | |
JP2000096703A (ja) | 玄関ポーチ取付け構造 | |
JPH031529Y2 (ja) | ||
JP2795025B2 (ja) | 屋根ユニットの吊り部構造 | |
JPH04213645A (ja) | 外壁パネルの取付け方法 | |
JPH01219255A (ja) | 足場の架設工法及び足場装置 | |
JPH1162077A (ja) | 壁板の取付施工工法およびそれに用いる取付具 |