JPH083514A - 粉体塗料組成物 - Google Patents
粉体塗料組成物Info
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- JPH083514A JPH083514A JP6166237A JP16623794A JPH083514A JP H083514 A JPH083514 A JP H083514A JP 6166237 A JP6166237 A JP 6166237A JP 16623794 A JP16623794 A JP 16623794A JP H083514 A JPH083514 A JP H083514A
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- epoxy resin
- bisphenol
- powder coating
- coating composition
- type epoxy
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 短時間焼き付けにおいて、缶用基材上への塗
面状態、密着性、加工性、耐水性、硬化性、耐腐食性、
風味保持性の優れた塗膜を形成できる粉体塗料組成物を
得る。 【構成】 (A)融点が50〜150℃でエポキシ当量
が600〜3,000のビスフェノール型エポキシ樹
脂、(B)アルキレングリコール又は3価のアルコール
と無水トリメリット酸との付加物である酸無水基含有エ
ステル化合物を主成分とする有機酸成分及び(C)塩化
コリンを含有し、樹脂(A)中のエポキシ基/有機酸成
分(B)中の酸基との当量比が2/1〜1/2である缶
用粉体塗料組成物。
面状態、密着性、加工性、耐水性、硬化性、耐腐食性、
風味保持性の優れた塗膜を形成できる粉体塗料組成物を
得る。 【構成】 (A)融点が50〜150℃でエポキシ当量
が600〜3,000のビスフェノール型エポキシ樹
脂、(B)アルキレングリコール又は3価のアルコール
と無水トリメリット酸との付加物である酸無水基含有エ
ステル化合物を主成分とする有機酸成分及び(C)塩化
コリンを含有し、樹脂(A)中のエポキシ基/有機酸成
分(B)中の酸基との当量比が2/1〜1/2である缶
用粉体塗料組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は缶体への塗膜形成用の粉
体塗料組成物に関し、特に材料を選択することによって
缶内面の塗膜形成に適した塗料とできる粉体塗料組成
物、およびこの粉体塗料組成物の缶内面への塗装方法に
関する。
体塗料組成物に関し、特に材料を選択することによって
缶内面の塗膜形成に適した塗料とできる粉体塗料組成
物、およびこの粉体塗料組成物の缶内面への塗装方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食用缶や飲料缶等の金属缶には金
属の溶出や缶の腐食を防止するために缶用塗料が塗装さ
れている。使用される塗料としてはエポキシ樹脂、塩化
ビニル系樹脂等の樹脂を溶剤に溶解ないしは分散させた
液体塗料が一般的である。
属の溶出や缶の腐食を防止するために缶用塗料が塗装さ
れている。使用される塗料としてはエポキシ樹脂、塩化
ビニル系樹脂等の樹脂を溶剤に溶解ないしは分散させた
液体塗料が一般的である。
【0003】近年これらの液体塗料に含まれる有機溶剤
が塗装時に大気中に揮散し大気汚染の原因となる問題
や、缶内面においては該有機溶剤が塗膜中に残留し、こ
れが加熱殺菌処理によって缶内容物に移行することによ
る衛生面における問題を有していることから、無公害、
無溶剤型塗料への移行が急速に進められている。
が塗装時に大気中に揮散し大気汚染の原因となる問題
や、缶内面においては該有機溶剤が塗膜中に残留し、こ
れが加熱殺菌処理によって缶内容物に移行することによ
る衛生面における問題を有していることから、無公害、
無溶剤型塗料への移行が急速に進められている。
【0004】また、従来の粉体塗料は、食品缶及び飲料
缶内面用として衛生性上不適切な材料が使用されてお
り、さらに製缶ライン速度上、その他工程上必要な短時
間焼き付けでは、良好なるなめらかな塗面、耐腐食性、
製缶加工性が得られないことから、食品及び飲料に直接
接触する缶内面用途料に適した粉体塗料の開発が望まれ
ていた。
缶内面用として衛生性上不適切な材料が使用されてお
り、さらに製缶ライン速度上、その他工程上必要な短時
間焼き付けでは、良好なるなめらかな塗面、耐腐食性、
製缶加工性が得られないことから、食品及び飲料に直接
接触する缶内面用途料に適した粉体塗料の開発が望まれ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
短時間焼き付けにおいて、缶用基材上へ塗面状態、密着
性、加工性、耐水性、硬化性、耐腐食性、風味保持性の
優れた塗膜を形成できる粉体塗料組成物を開発するた
め、さらに材料を選択することによって缶内面塗膜とし
ての衛生性にも優れた塗膜を形成できる粉体塗料組成物
を開発することを目的に鋭意研究の結果、これらの目的
を達成できる粉体塗料組成物を見出し本発明に到達し
た。
短時間焼き付けにおいて、缶用基材上へ塗面状態、密着
性、加工性、耐水性、硬化性、耐腐食性、風味保持性の
優れた塗膜を形成できる粉体塗料組成物を開発するた
め、さらに材料を選択することによって缶内面塗膜とし
ての衛生性にも優れた塗膜を形成できる粉体塗料組成物
を開発することを目的に鋭意研究の結果、これらの目的
を達成できる粉体塗料組成物を見出し本発明に到達し
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、1.
(A)融点が50〜150℃でエポキシ当量が600〜
3,000のビスフェノール型エポキシ樹脂、(B)下
記式〔1〕又は〔2〕で表される酸無水基含有エステル
化合物から選ばれる少なくとも1種のエステル化合物を
主成分とする有機酸成分及び(C)塩化コリンを含有
し、樹脂(A)中のエポキシ基/有機酸成分(B)中の
酸基との当量比が2/1〜1/2であることを特徴とす
る缶用粉体塗料組成物に関する。
(A)融点が50〜150℃でエポキシ当量が600〜
3,000のビスフェノール型エポキシ樹脂、(B)下
記式〔1〕又は〔2〕で表される酸無水基含有エステル
化合物から選ばれる少なくとも1種のエステル化合物を
主成分とする有機酸成分及び(C)塩化コリンを含有
し、樹脂(A)中のエポキシ基/有機酸成分(B)中の
酸基との当量比が2/1〜1/2であることを特徴とす
る缶用粉体塗料組成物に関する。
【0007】X−OR1 O−X 〔1〕
【0008】
【化3】
【0009】〔上記式〔1〕及び〔2〕の各式におい
て、R1 は炭素原子数2〜6の2価のアルキレン基を表
し、R2 は炭素原子数3〜6の3価の炭化水素基を表
し、Xは水素原子又は下記式で表される無水トリメリッ
ト酸残基を表し、各式において、Xの少なくとも一つは
該無水トリメリット酸残基である。〕
て、R1 は炭素原子数2〜6の2価のアルキレン基を表
し、R2 は炭素原子数3〜6の3価の炭化水素基を表
し、Xは水素原子又は下記式で表される無水トリメリッ
ト酸残基を表し、各式において、Xの少なくとも一つは
該無水トリメリット酸残基である。〕
【0010】
【化4】
【0011】また本発明は、2.ビスフェノール型エポ
キシ樹脂(A)がビスフェノールA型エポキシ樹脂及び
ビスフェノールF型エポキシ樹脂から選ばれる少なくと
も1種のエポキシ樹脂であることを特徴とする上記項1
記載の缶用粉体塗料組成物に関する。
キシ樹脂(A)がビスフェノールA型エポキシ樹脂及び
ビスフェノールF型エポキシ樹脂から選ばれる少なくと
も1種のエポキシ樹脂であることを特徴とする上記項1
記載の缶用粉体塗料組成物に関する。
【0012】さらに本発明は、3.ビスフェノール型エ
ポキシ樹脂(A)が、ダイマー酸変性ビスフェノールA
型エポキシ樹脂及びダイマー酸変性ビスフェノールF型
エポキシ樹脂から選ばれる少なくとも1種のエポキシ樹
脂であることを特徴とする上記項1記載の缶用粉体塗料
組成物に関する。
ポキシ樹脂(A)が、ダイマー酸変性ビスフェノールA
型エポキシ樹脂及びダイマー酸変性ビスフェノールF型
エポキシ樹脂から選ばれる少なくとも1種のエポキシ樹
脂であることを特徴とする上記項1記載の缶用粉体塗料
組成物に関する。
【0013】また本発明は、4.ビスフェノール型エポ
キシ樹脂(A)、酸成分(B)及び塩化コリン(C)の
他に、さらに(D)微粉末シリカを含有することを特徴
とする上記項1、2又は3記載の缶用粉体塗料組成物に
関する。
キシ樹脂(A)、酸成分(B)及び塩化コリン(C)の
他に、さらに(D)微粉末シリカを含有することを特徴
とする上記項1、2又は3記載の缶用粉体塗料組成物に
関する。
【0014】さらに本発明は、5.上記項2記載の缶用
粉体塗料組成物を2ピース缶内面に塗装し、焼き付ける
ことを特徴とする2ピース缶内面の塗装方法に関する。
粉体塗料組成物を2ピース缶内面に塗装し、焼き付ける
ことを特徴とする2ピース缶内面の塗装方法に関する。
【0015】また本発明は、6.上記項3記載の缶用粉
体塗料組成物を缶内面の缶胴溶接部に塗装し、焼き付け
ることを特徴とする缶内面の缶胴溶接部の塗装方法に関
する。
体塗料組成物を缶内面の缶胴溶接部に塗装し、焼き付け
ることを特徴とする缶内面の缶胴溶接部の塗装方法に関
する。
【0016】
【作用】本発明組成物において、(A)成分であるビス
フェノール型エポキシ樹脂は、融点が50〜150℃、
好ましくは80〜120℃でエポキシ当量が600〜
3,000、好ましくは900以上で且つ2,000未
満であるビスフェノール型エポキシ樹脂であり、エピハ
ロヒドリン、ビスフェノール類および必要に応じて飽和
脂肪族モノカルボン酸、二塩基酸、重合脂肪酸などの変
性剤を反応させて得ることができる。樹脂の融点が50
℃未満では貯蔵中に粉体塗料がブロッキングしやすくな
り、一方、150℃を超えると粉体塗料の加熱硬化時の
熱流動性が悪くなり平滑な塗膜が得られなくなる。また
樹脂のエポキシ当量が600未満では貯蔵中の耐ブロッ
キング性が悪くなり、一方3,000を超えると粉体塗
料の加熱硬化時の熱流動性が悪くなったり、得られる塗
膜の耐腐食性が悪くなったりするので好ましくない。
フェノール型エポキシ樹脂は、融点が50〜150℃、
好ましくは80〜120℃でエポキシ当量が600〜
3,000、好ましくは900以上で且つ2,000未
満であるビスフェノール型エポキシ樹脂であり、エピハ
ロヒドリン、ビスフェノール類および必要に応じて飽和
脂肪族モノカルボン酸、二塩基酸、重合脂肪酸などの変
性剤を反応させて得ることができる。樹脂の融点が50
℃未満では貯蔵中に粉体塗料がブロッキングしやすくな
り、一方、150℃を超えると粉体塗料の加熱硬化時の
熱流動性が悪くなり平滑な塗膜が得られなくなる。また
樹脂のエポキシ当量が600未満では貯蔵中の耐ブロッ
キング性が悪くなり、一方3,000を超えると粉体塗
料の加熱硬化時の熱流動性が悪くなったり、得られる塗
膜の耐腐食性が悪くなったりするので好ましくない。
【0017】上記エピハロヒドリンとしてはエピクロル
ヒドリンが好ましい。
ヒドリンが好ましい。
【0018】上記ビスフェノール類としては、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)メタン〔ビスフェノールF〕、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン〔ビスフ
ェノールA〕、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン〔ビスフェノールB〕、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロ
キシ−tert−ブチル−フェニル)−2,2−プロパン、
p−(4−ヒドロキシフェニル)フェノール、オキシビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)、スルホニルビス(4−
ヒドロキシフェニル)、4,4´−ジヒドロキシベンゾ
フェノンなどを挙げることができる。缶内面用として
は、これらのうちビスフェノールA、ビスフェノールF
が衛生性の点から好ましい。
−ヒドロキシフェニル)メタン〔ビスフェノールF〕、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン〔ビスフ
ェノールA〕、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン〔ビスフェノールB〕、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロ
キシ−tert−ブチル−フェニル)−2,2−プロパン、
p−(4−ヒドロキシフェニル)フェノール、オキシビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)、スルホニルビス(4−
ヒドロキシフェニル)、4,4´−ジヒドロキシベンゾ
フェノンなどを挙げることができる。缶内面用として
は、これらのうちビスフェノールA、ビスフェノールF
が衛生性の点から好ましい。
【0019】上記ビスフェノール型エポキシ樹脂の製造
に必要に応じて用いられる変性剤としては重合脂肪酸で
あるダイマー酸が得られる塗膜の加工性の点から好まし
い。
に必要に応じて用いられる変性剤としては重合脂肪酸で
あるダイマー酸が得られる塗膜の加工性の点から好まし
い。
【0020】上記ダイマー酸は、乾性油、半乾性油から
得られる精製植物油脂肪酸等の高級不飽和脂肪酸を二量
化したものである。不飽和脂肪酸としては、主としてC
18の不飽和脂肪酸、例えばリノール酸、リノレイン酸、
オレイン酸等が挙げられる。ダイマー酸は、上記不飽和
脂肪酸の二量体を主体とするが、場合により三量体等の
他のオリゴマーや、モノマー脂肪酸が含有されているこ
ともある。
得られる精製植物油脂肪酸等の高級不飽和脂肪酸を二量
化したものである。不飽和脂肪酸としては、主としてC
18の不飽和脂肪酸、例えばリノール酸、リノレイン酸、
オレイン酸等が挙げられる。ダイマー酸は、上記不飽和
脂肪酸の二量体を主体とするが、場合により三量体等の
他のオリゴマーや、モノマー脂肪酸が含有されているこ
ともある。
【0021】ダイマー酸の化学構造は、モノマー脂肪酸
の種類や重合法によっても相違するが、次の構造のもの
が知られており、これらは何れも上記変性剤として使用
することができる。
の種類や重合法によっても相違するが、次の構造のもの
が知られており、これらは何れも上記変性剤として使用
することができる。
【0022】
【化5】
【0023】
【化6】
【0024】
【化7】
【0025】(上記式〔3〕、〔4〕、〔5〕中におい
て、R3 はCH3 (CH2)4 −、R4は−(CH2)7 C
OOH、R5 はCH3 (CH2)7 −を示す。)
て、R3 はCH3 (CH2)4 −、R4は−(CH2)7 C
OOH、R5 はCH3 (CH2)7 −を示す。)
【0026】本発明組成物において、ビスフェノール型
エポキシ樹脂(A)のうち、変性剤で変性されていない
樹脂の市販品としては、エピコート #1001、同 #1
002、同 #1003、同 #1004、同 #1007
(以上、油化シェルエポキシ社製、商品名)、エピクロ
ン #1050、同 #3050、同 #4050、同 #70
50(以上、大日本インキ化学工業社製、商品名)、エ
ポトートYDF−2004(東都化成社製、商品名)な
どを挙げることができる。
エポキシ樹脂(A)のうち、変性剤で変性されていない
樹脂の市販品としては、エピコート #1001、同 #1
002、同 #1003、同 #1004、同 #1007
(以上、油化シェルエポキシ社製、商品名)、エピクロ
ン #1050、同 #3050、同 #4050、同 #70
50(以上、大日本インキ化学工業社製、商品名)、エ
ポトートYDF−2004(東都化成社製、商品名)な
どを挙げることができる。
【0027】本発明組成物において、ビスフェノール型
エポキシ樹脂(A)のうち、ダイマー酸変性ビスフェノ
ール型エポキシ樹脂は、一般には、比較的低分子量のビ
スフェノール型エポキシ樹脂、例えばエピコート828
(油化シェルエポキシ社製、商品名)、エピコート10
01、エピコート1002、エピコート1003、エピ
コート1004等とダイマー酸との反応によって得られ
るが、他に以下の方法によっても得ることができる。す
なわち、(1)ダイマー酸、(2)ビスフェノール類と
エピハロヒドリンとの縮合物、及び(3)ビスフェノー
ル類を反応させることによっても得ることができる。
エポキシ樹脂(A)のうち、ダイマー酸変性ビスフェノ
ール型エポキシ樹脂は、一般には、比較的低分子量のビ
スフェノール型エポキシ樹脂、例えばエピコート828
(油化シェルエポキシ社製、商品名)、エピコート10
01、エピコート1002、エピコート1003、エピ
コート1004等とダイマー酸との反応によって得られ
るが、他に以下の方法によっても得ることができる。す
なわち、(1)ダイマー酸、(2)ビスフェノール類と
エピハロヒドリンとの縮合物、及び(3)ビスフェノー
ル類を反応させることによっても得ることができる。
【0028】上記ダイマー酸変性ビスフェノール型エポ
キシ樹脂において、ダイマー酸変性量(変性エポキシ樹
脂基準)は1〜50重量%、特に10〜30重量%であ
ることが好ましい。
キシ樹脂において、ダイマー酸変性量(変性エポキシ樹
脂基準)は1〜50重量%、特に10〜30重量%であ
ることが好ましい。
【0029】本発明組成物において、(B)成分である
有機酸成分は、上記ビスフェノール型エポキシ樹脂
(A)の硬化剤として働く成分であり、前記式〔1〕又
は〔2〕で表わされる酸無水基含有エステル化合物から
選ばれる少なくとも1種のエステル化合物を主成分とす
る有機酸成分である。
有機酸成分は、上記ビスフェノール型エポキシ樹脂
(A)の硬化剤として働く成分であり、前記式〔1〕又
は〔2〕で表わされる酸無水基含有エステル化合物から
選ばれる少なくとも1種のエステル化合物を主成分とす
る有機酸成分である。
【0030】前記式〔1〕で表わされる酸無水基含有エ
ステル化合物において、R1 で表わされる炭素原子数2
〜6の2価のアルキレン基の具体例としては、エチレ
ン、1,2−プロピレン、トリメチレン、エチルエチレ
ン、テトラメチレン、ヘキサメチレンなどの基を挙げる
ことができる。
ステル化合物において、R1 で表わされる炭素原子数2
〜6の2価のアルキレン基の具体例としては、エチレ
ン、1,2−プロピレン、トリメチレン、エチルエチレ
ン、テトラメチレン、ヘキサメチレンなどの基を挙げる
ことができる。
【0031】前記式〔1〕で表わされる酸無水基含有エ
ステル化合物は、炭素原子数2〜6のアルキレングリコ
ールと無水トリメリット酸とのエステル化物であること
ができ、アルキレングリコールの2個の水酸基のうちの
1個の水酸基に無水トリメリット酸がエステル化してな
る酸無水基を1個含有する化合物、およびアルキレング
リコールの2個の水酸基に無水トリメリット酸がエステ
ル化してなる酸無水基を2個含有する化合物のいずれで
あってもよい。
ステル化合物は、炭素原子数2〜6のアルキレングリコ
ールと無水トリメリット酸とのエステル化物であること
ができ、アルキレングリコールの2個の水酸基のうちの
1個の水酸基に無水トリメリット酸がエステル化してな
る酸無水基を1個含有する化合物、およびアルキレング
リコールの2個の水酸基に無水トリメリット酸がエステ
ル化してなる酸無水基を2個含有する化合物のいずれで
あってもよい。
【0032】上記炭素原子数2〜6のアルキレングリコ
ールとしては、エチレングリコール、1,2−プロパン
ジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオールなどを挙げることができる。これらのうちエチ
レングリコールが特に好ましい。
ールとしては、エチレングリコール、1,2−プロパン
ジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオールなどを挙げることができる。これらのうちエチ
レングリコールが特に好ましい。
【0033】前記式〔2〕で表わされる酸無水基含有エ
ステル化合物において、R2 で表わされる炭素原子数2
〜6の3価の炭化水素基の具体例としては、1,2,3
−プロパントリイル、1,2,3−ブタントリイルおよ
び1,2,6−ヘキサントリイルなどの基を挙げること
ができる。
ステル化合物において、R2 で表わされる炭素原子数2
〜6の3価の炭化水素基の具体例としては、1,2,3
−プロパントリイル、1,2,3−ブタントリイルおよ
び1,2,6−ヘキサントリイルなどの基を挙げること
ができる。
【0034】前記式〔2〕で表わされる酸無水基含有エ
ステル化合物は、炭素原子数2〜6の3価のアルコール
と無水トリメリット酸とのエステル化物であることがで
き、3価のアルコールの3個の水酸基のうちの1個、2
個又は3個の水酸基に無水トリメリット酸のカルボキシ
ル基がエステル化した化合物、すなわち酸無水基を1個
含有する化合物、2個含有する化合物および3個含有す
る化合物のいずれであってもよい。
ステル化合物は、炭素原子数2〜6の3価のアルコール
と無水トリメリット酸とのエステル化物であることがで
き、3価のアルコールの3個の水酸基のうちの1個、2
個又は3個の水酸基に無水トリメリット酸のカルボキシ
ル基がエステル化した化合物、すなわち酸無水基を1個
含有する化合物、2個含有する化合物および3個含有す
る化合物のいずれであってもよい。
【0035】上記炭素原子数2〜6の3価のアルコール
としては、グリセリン、1,2,3−ブタントリオー
ル、1,1,1−トリメチロールプロパンおよび1,
2,6−ヘキサントリオールなどを挙げることができ
る。これらのうちグリセリンが特に好ましい。
としては、グリセリン、1,2,3−ブタントリオー
ル、1,1,1−トリメチロールプロパンおよび1,
2,6−ヘキサントリオールなどを挙げることができ
る。これらのうちグリセリンが特に好ましい。
【0036】本発明において、有機酸成分(B)は上記
式〔1〕又は〔2〕で表わされる酸無水基含有エステル
化合物を主成分とするものであって、上記酸無水基含有
エステル化合物のみからなっていてもよいが、このもの
以外に他の有機酸を有機酸成分(B)に対して50重量
%以下、好ましくは30重量%以下の量含有していても
よい。上記他の有機酸としては、例えば上記酸無水基含
有エステル化合物をアルキレングリコール又は3価のア
ルコールと無水トリメリット酸とのエステル化反応によ
って得る際に、未反応物として残存する無水トリメリッ
ト酸を挙げることができる。
式〔1〕又は〔2〕で表わされる酸無水基含有エステル
化合物を主成分とするものであって、上記酸無水基含有
エステル化合物のみからなっていてもよいが、このもの
以外に他の有機酸を有機酸成分(B)に対して50重量
%以下、好ましくは30重量%以下の量含有していても
よい。上記他の有機酸としては、例えば上記酸無水基含
有エステル化合物をアルキレングリコール又は3価のア
ルコールと無水トリメリット酸とのエステル化反応によ
って得る際に、未反応物として残存する無水トリメリッ
ト酸を挙げることができる。
【0037】有機酸成分(B)としては、特に前記式
〔1〕におけるR1 がエチレン基であって酸無水基を2
個有する化合物を有機酸成分(B)中、60重量%以上
含有するものが硬化性および塗膜の加工性のバランスの
点から特に好適である。
〔1〕におけるR1 がエチレン基であって酸無水基を2
個有する化合物を有機酸成分(B)中、60重量%以上
含有するものが硬化性および塗膜の加工性のバランスの
点から特に好適である。
【0038】本発明組成物において、(C)成分である
塩化コリンは、化学式〔HOCH2CH2 N(CH3)
3 〕+ Cl- で表わされる化合物であり、前記ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂(A)と上記有機酸成分(B)と
の反応の硬化触媒として働く。本発明粉体塗料組成物に
おいて、硬化触媒としては次の条件を満たす必要があ
る。即ち、塗料組成物の各成分を溶融混練する際(通
常、50℃〜160℃)にエポキシ樹脂(A)と有機酸
成分(B)との反応速度が小さく、塗装後の高温短時間
焼付(通常、160℃〜350℃で7秒〜180秒間焼
付)で硬化が充分に進む反応速度とすることができ、か
つ常温で貯蔵する際に硬化反応がほとんど進行しない反
応速度とすることができることが必要である。さらに缶
内面に使用する場合には食品や飲料と直接接触する塗膜
中にあって、衛生上問題のないことが必要である。
塩化コリンは、化学式〔HOCH2CH2 N(CH3)
3 〕+ Cl- で表わされる化合物であり、前記ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂(A)と上記有機酸成分(B)と
の反応の硬化触媒として働く。本発明粉体塗料組成物に
おいて、硬化触媒としては次の条件を満たす必要があ
る。即ち、塗料組成物の各成分を溶融混練する際(通
常、50℃〜160℃)にエポキシ樹脂(A)と有機酸
成分(B)との反応速度が小さく、塗装後の高温短時間
焼付(通常、160℃〜350℃で7秒〜180秒間焼
付)で硬化が充分に進む反応速度とすることができ、か
つ常温で貯蔵する際に硬化反応がほとんど進行しない反
応速度とすることができることが必要である。さらに缶
内面に使用する場合には食品や飲料と直接接触する塗膜
中にあって、衛生上問題のないことが必要である。
【0039】本発明者等は、前記ビスフェノール型エポ
キシ樹脂(A)と前記酸成分(B)との硬化触媒として
前記条件を全て満たすものを見出すべく研究の結果、塩
化コリンが前記条件を全て満たすことを見出したもので
ある。
キシ樹脂(A)と前記酸成分(B)との硬化触媒として
前記条件を全て満たすものを見出すべく研究の結果、塩
化コリンが前記条件を全て満たすことを見出したもので
ある。
【0040】本発明組成物において、前記ビスフェノー
ル型エポキシ樹脂(A)と前記酸成分(B)との配合割
合は、樹脂(A)中のエポキシ基/酸成分(B)中の酸
基との当量比が2/1〜1/2、好ましくは1.3/1
〜1/1.6となる範囲である。この範囲から外れると
硬化性が不十分となり、缶体への密着性、加工性、耐水
性、耐腐食性、風味保持性等が低下するので好ましくな
い。ここで酸成分(B)中の酸基の当量は、酸無水基1
モルを2当量とし、カルボキシル基1モルを1当量とし
て計算する。
ル型エポキシ樹脂(A)と前記酸成分(B)との配合割
合は、樹脂(A)中のエポキシ基/酸成分(B)中の酸
基との当量比が2/1〜1/2、好ましくは1.3/1
〜1/1.6となる範囲である。この範囲から外れると
硬化性が不十分となり、缶体への密着性、加工性、耐水
性、耐腐食性、風味保持性等が低下するので好ましくな
い。ここで酸成分(B)中の酸基の当量は、酸無水基1
モルを2当量とし、カルボキシル基1モルを1当量とし
て計算する。
【0041】本発明組成物において、塩化コリン(C)
の配合割合は、特に制限されるものではないが、通常、
前記ビスフェノール型エポキシ樹脂(A)と前記酸成分
(B)との総和100重量部に対して、0.01〜5重
量部、さらには0.1〜2重量部であることが触媒効
果、得られる塗膜の平滑性、耐水性などの点から好まし
い。
の配合割合は、特に制限されるものではないが、通常、
前記ビスフェノール型エポキシ樹脂(A)と前記酸成分
(B)との総和100重量部に対して、0.01〜5重
量部、さらには0.1〜2重量部であることが触媒効
果、得られる塗膜の平滑性、耐水性などの点から好まし
い。
【0042】本発明組成物は、前記ビスフェノール型エ
ポキシ樹脂(A)、前記酸成分(B)および塩化コリン
(C)のみからなっていてもよいが、必要に応じて、少
量の公知の塗面改良剤、固形ワックス類、着色顔料、体
質顔料、融点が50〜150℃の改質樹脂などを含有し
てもよい。体質顔料としてシリカ微粉末を配合すると、
塗料粉末の流動性が良くなるので有利である。シリカ微
粉末の配合量は、樹脂(A)と酸成分(B)との和10
0重量部に対して0.1〜5.0重量部の範囲が好まし
い。
ポキシ樹脂(A)、前記酸成分(B)および塩化コリン
(C)のみからなっていてもよいが、必要に応じて、少
量の公知の塗面改良剤、固形ワックス類、着色顔料、体
質顔料、融点が50〜150℃の改質樹脂などを含有し
てもよい。体質顔料としてシリカ微粉末を配合すると、
塗料粉末の流動性が良くなるので有利である。シリカ微
粉末の配合量は、樹脂(A)と酸成分(B)との和10
0重量部に対して0.1〜5.0重量部の範囲が好まし
い。
【0043】本発明の粉体塗料組成物を得るためには、
本発明組成物を形成する各成分を、例えば通常のニーダ
ーやエクストルーダーなどによって増粘、ゲル化現象の
起こらない温度、時間条件(通常、50℃〜160℃で
3秒〜60秒)にて溶融混練し、冷却後、粉砕し分級機
にかければよく、これによって所望の粒度分布の粉体塗
料を得ることができる。粉体塗料の粒径は通常1〜80
ミクロン程度であることが好ましい。
本発明組成物を形成する各成分を、例えば通常のニーダ
ーやエクストルーダーなどによって増粘、ゲル化現象の
起こらない温度、時間条件(通常、50℃〜160℃で
3秒〜60秒)にて溶融混練し、冷却後、粉砕し分級機
にかければよく、これによって所望の粒度分布の粉体塗
料を得ることができる。粉体塗料の粒径は通常1〜80
ミクロン程度であることが好ましい。
【0044】本発明の粉体塗料組成物を塗布する缶を形
成する金属素材としては、例えば無処理鋼板、スズめっ
き鋼板、亜鉛めっき鋼板、クロムめっき鋼板、リン酸処
理鋼板、クロム酸処理鋼板、無処理アルミニウム板、ク
ロム酸処理アルミニウム板等が挙げられる。金属素材へ
の本発明組成物の塗装は例えば静電塗装によって行なう
ことができ、塗装後、通常、約160℃〜350℃の温
度で約7秒〜180秒間焼き付け乾燥することによって
硬化塗膜を形成することができる。
成する金属素材としては、例えば無処理鋼板、スズめっ
き鋼板、亜鉛めっき鋼板、クロムめっき鋼板、リン酸処
理鋼板、クロム酸処理鋼板、無処理アルミニウム板、ク
ロム酸処理アルミニウム板等が挙げられる。金属素材へ
の本発明組成物の塗装は例えば静電塗装によって行なう
ことができ、塗装後、通常、約160℃〜350℃の温
度で約7秒〜180秒間焼き付け乾燥することによって
硬化塗膜を形成することができる。
【0045】本発明の粉体塗料組成物は、缶内面および
缶外面の塗装に使用される。缶内面および缶外面への塗
装としては、例えば2ピース缶や3ピース缶の内面およ
び外面への塗装、缶胴や蓋を形成するシート状金属板へ
の塗装、塗膜を形成したシート状金属板を切断し、その
両端を重ね合せて溶接した缶内面の缶胴溶接部(サイド
シーム部)の補修塗装などを挙げることができる。
缶外面の塗装に使用される。缶内面および缶外面への塗
装としては、例えば2ピース缶や3ピース缶の内面およ
び外面への塗装、缶胴や蓋を形成するシート状金属板へ
の塗装、塗膜を形成したシート状金属板を切断し、その
両端を重ね合せて溶接した缶内面の缶胴溶接部(サイド
シーム部)の補修塗装などを挙げることができる。
【0046】前記ビスフェノール型エポキシ樹脂(A)
としてビスフェノールA型及びビスフェノールF型エポ
キシ樹脂から選ばれる少なくとも1種の樹脂を使用する
ことによって衛生性に問題のない材料とすることがで
き、缶内面塗装、加工性が良好なことから2ピース缶内
面塗装にも適した組成物とすることができる。
としてビスフェノールA型及びビスフェノールF型エポ
キシ樹脂から選ばれる少なくとも1種の樹脂を使用する
ことによって衛生性に問題のない材料とすることがで
き、缶内面塗装、加工性が良好なことから2ピース缶内
面塗装にも適した組成物とすることができる。
【0047】本発明の粉体塗料組成物は、硬化塗膜厚
が、缶内面および缶外面の一般部においては通常2〜2
0ミクロン、サイドシーム部の補修塗装においては、溶
接段差を充分に被覆するため通常30〜100ミクロン
の範囲内となるように塗装される。
が、缶内面および缶外面の一般部においては通常2〜2
0ミクロン、サイドシーム部の補修塗装においては、溶
接段差を充分に被覆するため通常30〜100ミクロン
の範囲内となるように塗装される。
【0048】サイドシーム部の補修塗装においては、膜
厚が大きいため硬化時の残留応力を小さくできる組成と
すること、例えばビスフェノール型エポキシ樹脂(A)
としてダイマー酸変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂
及びダイマー酸変性ビスフェノールF型エポキシ樹脂か
ら選ばれる少なくとも1種のエポキシ樹脂を使用するこ
とが好ましい。
厚が大きいため硬化時の残留応力を小さくできる組成と
すること、例えばビスフェノール型エポキシ樹脂(A)
としてダイマー酸変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂
及びダイマー酸変性ビスフェノールF型エポキシ樹脂か
ら選ばれる少なくとも1種のエポキシ樹脂を使用するこ
とが好ましい。
【0049】
【発明の効果】本発明組成物は、短時間焼き付けにて缶
用基材上へ塗面状態、密着性、加工性、耐水性、硬化
性、耐腐食性、風味保持性等の優れた塗膜を形成するこ
とができ、残留溶剤がなく、材料を選択することによっ
て缶内面塗膜として食品、飲料に直接接触しても衛生上
問題のない塗膜を形成できる。またサイドシーム部の補
修塗装において、硬化時の発泡がなく、残留応力を小さ
くできる組成とすることによって性能の優れた塗膜を形
成することができる。また本発明組成物は粉体塗料であ
るため、塗装時に有機溶剤の揮散による大気汚染の問題
がないなどの効果を有する。
用基材上へ塗面状態、密着性、加工性、耐水性、硬化
性、耐腐食性、風味保持性等の優れた塗膜を形成するこ
とができ、残留溶剤がなく、材料を選択することによっ
て缶内面塗膜として食品、飲料に直接接触しても衛生上
問題のない塗膜を形成できる。またサイドシーム部の補
修塗装において、硬化時の発泡がなく、残留応力を小さ
くできる組成とすることによって性能の優れた塗膜を形
成することができる。また本発明組成物は粉体塗料であ
るため、塗装時に有機溶剤の揮散による大気汚染の問題
がないなどの効果を有する。
【0050】
【実施例】実施例により本発明を具体的に説明する。以
下、「部」および「%」はいずれも重量基準によるもの
とする。
下、「部」および「%」はいずれも重量基準によるもの
とする。
【0051】ダイマー酸変性エポキシ樹脂の製造 製造例1〜3 エピコート828EL〔油化シェルエポキシ社製、ビス
フェノールA型液状エポキシ樹脂、エポキシ当量約19
0〕、ビスフェノールAおよびダイマー酸を下記表1に
示す配合量とし、触媒を加え、窒素ガス気流下、150
℃に加熱、保持して酸価が実質的に0になるまで反応を
行なって各種ダイマー酸変性エポキシ樹脂を得た。
フェノールA型液状エポキシ樹脂、エポキシ当量約19
0〕、ビスフェノールAおよびダイマー酸を下記表1に
示す配合量とし、触媒を加え、窒素ガス気流下、150
℃に加熱、保持して酸価が実質的に0になるまで反応を
行なって各種ダイマー酸変性エポキシ樹脂を得た。
【0052】
【表1】
【0053】缶用粉体塗料組成物の製造
【0054】実施例1 エピコート1004〔油化シェルエポキシ(株)製、エ
ポキシ当量約920のビスフェノールA型エポキシ樹
脂、融点97℃、後記表2および表3中において「E1
004」と略記する。〕100部、リカシッドTMEG
200〔新日本理化(株)製、エチレングリコールと無
水トリメリット酸とのエステル化反応生成物であって、
前記式〔1〕においてR1 がエチレン基、Xが2個とも
無水トリメリット酸残基である酸無水基含有エステル化
合物を95%以上含有する有機酸成分、酸価約547、
後記表2および表3中において「TMEG200」と略
記する。〕11部、塩化コリン1部、モダフロー〔モン
サント社製、表面調整剤〕1部およびカープレックスF
PS500〔シオノギ製薬(株)製、シリカ微粉末、後
記表2および表3中において「FPS500」と略記す
る。〕0.4部をドライブレンドした後、ブスコニーダ
ーPR46(ブス社製)で溶融混練した。次いで冷却
後、粉砕機および分級機を用いて粒径5〜60ミクロ
ン、平均粒径約30ミクロンの粉体塗料を得た。
ポキシ当量約920のビスフェノールA型エポキシ樹
脂、融点97℃、後記表2および表3中において「E1
004」と略記する。〕100部、リカシッドTMEG
200〔新日本理化(株)製、エチレングリコールと無
水トリメリット酸とのエステル化反応生成物であって、
前記式〔1〕においてR1 がエチレン基、Xが2個とも
無水トリメリット酸残基である酸無水基含有エステル化
合物を95%以上含有する有機酸成分、酸価約547、
後記表2および表3中において「TMEG200」と略
記する。〕11部、塩化コリン1部、モダフロー〔モン
サント社製、表面調整剤〕1部およびカープレックスF
PS500〔シオノギ製薬(株)製、シリカ微粉末、後
記表2および表3中において「FPS500」と略記す
る。〕0.4部をドライブレンドした後、ブスコニーダ
ーPR46(ブス社製)で溶融混練した。次いで冷却
後、粉砕機および分級機を用いて粒径5〜60ミクロ
ン、平均粒径約30ミクロンの粉体塗料を得た。
【0055】実施例2〜12および比較例1〜6 実施例1において、原料配合を後記表2に示すとおりと
する以外は実施例1と同様に行なって粒径5〜60ミク
ロン、平均粒径約30ミクロンの粉体塗料を得た。
する以外は実施例1と同様に行なって粒径5〜60ミク
ロン、平均粒径約30ミクロンの粉体塗料を得た。
【0056】実施例13〜20および比較例7〜12 実施例1において、原料配合を後記表3に示すとおりと
し、粉砕機および分級機によって粒径1〜30ミクロ
ン、平均粒径約15ミクロンの粉体塗料とする以外は実
施例1と同様に行なって各種粉体塗料を得た。
し、粉砕機および分級機によって粒径1〜30ミクロ
ン、平均粒径約15ミクロンの粉体塗料とする以外は実
施例1と同様に行なって各種粉体塗料を得た。
【0057】後記表2および表3中における(註)は下
記のとおりである。 (注1)YDF2004:東都化成(株)製、ビスフェ
ノールF型エポキシ樹脂、商品名「エポトートYDF2
004」、エポキシ当量約1,000、融点85℃。
記のとおりである。 (注1)YDF2004:東都化成(株)製、ビスフェ
ノールF型エポキシ樹脂、商品名「エポトートYDF2
004」、エポキシ当量約1,000、融点85℃。
【0058】(注2)TMTA−C:新日本理化(株)
製、グリセリンと無水トリメリット酸とのエステル化反
応生成物であって、前記式〔2〕においてR2 が1,
2,3−プロパントリイル基であって、3個のXのうち
2個が無水トリメリット酸残基である酸無水基含有エス
テル化合物を約40%、3個のXのうち3個とも無水ト
リメリット酸残基である酸無水基含有エステル化合物を
約28%含有し、無水トリメリット酸を約23%含有す
る有機酸成分であり、全酸価約530、商品名「リカシ
ッドTMTA−C」である。
製、グリセリンと無水トリメリット酸とのエステル化反
応生成物であって、前記式〔2〕においてR2 が1,
2,3−プロパントリイル基であって、3個のXのうち
2個が無水トリメリット酸残基である酸無水基含有エス
テル化合物を約40%、3個のXのうち3個とも無水ト
リメリット酸残基である酸無水基含有エステル化合物を
約28%含有し、無水トリメリット酸を約23%含有す
る有機酸成分であり、全酸価約530、商品名「リカシ
ッドTMTA−C」である。
【0059】(注3)HT3380:チバ・ガイギー社
製、商品名「ハードナーHT3380」、前記式〔1〕
においてR1 がエチレン基、Xが2個とも無水トリメリ
ット酸残基である酸無水基含有エステル化合物を主成分
とし、2個のXのうち1個が無水トリメリット酸残基で
ある酸無水基含有エステル化合物、前記式〔2〕におい
てR2 が1,2−3−プロパントリイル基である酸無水
基含有エステル化合物および無水トリメリット酸を少量
含有する有機酸成分であり、全酸価約550である。
製、商品名「ハードナーHT3380」、前記式〔1〕
においてR1 がエチレン基、Xが2個とも無水トリメリ
ット酸残基である酸無水基含有エステル化合物を主成分
とし、2個のXのうち1個が無水トリメリット酸残基で
ある酸無水基含有エステル化合物、前記式〔2〕におい
てR2 が1,2−3−プロパントリイル基である酸無水
基含有エステル化合物および無水トリメリット酸を少量
含有する有機酸成分であり、全酸価約550である。
【0060】(注4)E1001:油化シェルエポキシ
(株)製、エポキシ当量約475のビスフェノールA型
エポキシ樹脂、融点約70℃。
(株)製、エポキシ当量約475のビスフェノールA型
エポキシ樹脂、融点約70℃。
【0061】実施例および比較例で得た粉体塗料につい
て下記に従って各種試験を行なった。
て下記に従って各種試験を行なった。
【0062】試験方法 実施例1〜12および比較例1〜6で得た粉体塗料につ
いては、缶内面のサイドシーム部の補修塗装用としての
適応性について試験するため下記方法(1)に従って塗
装板を作成した。
いては、缶内面のサイドシーム部の補修塗装用としての
適応性について試験するため下記方法(1)に従って塗
装板を作成した。
【0063】塗装板の作成方法(1) 実施例1〜12および比較例1〜6で得た各粉体塗料を
#25ブリキに乾燥塗膜厚が約45ミクロンとなるよう
に静電塗装し、240℃で15秒間焼付けて硬化させ各
塗装板を作成した。
#25ブリキに乾燥塗膜厚が約45ミクロンとなるよう
に静電塗装し、240℃で15秒間焼付けて硬化させ各
塗装板を作成した。
【0064】実施例13〜20および比較例7〜12で
得た粉体塗料については、2ピース缶などの缶胴内面部
の塗装用としての適応性について試験するため下記方法
(2)に従って塗装板を作成した。
得た粉体塗料については、2ピース缶などの缶胴内面部
の塗装用としての適応性について試験するため下記方法
(2)に従って塗装板を作成した。
【0065】塗装板の作成方法(2) 実施例13〜20および比較例7〜12で得た各粉体塗
料を #25ブリキに乾燥塗膜厚が約15ミクロンとなる
ように静電塗装し、215℃で60秒間焼付けて硬化さ
せ各塗装板を作成した。
料を #25ブリキに乾燥塗膜厚が約15ミクロンとなる
ように静電塗装し、215℃で60秒間焼付けて硬化さ
せ各塗装板を作成した。
【0066】上記塗装板の作成方法(1)および(2)
で得た各塗装板について、塗面状態、ゲル分率、加工
性、加工部の耐水性、耐水性(一般部)、密着性、耐水
試験後の密着性について下記方法に従って試験を行なっ
た。
で得た各塗装板について、塗面状態、ゲル分率、加工
性、加工部の耐水性、耐水性(一般部)、密着性、耐水
試験後の密着性について下記方法に従って試験を行なっ
た。
【0067】塗面状態:塗装板の塗面を目視観察し、下
記の基準によって評価した。 ○:塗面全面がなめらかで、発泡等も認められない。 △:塗面全面に僅かに凹凸がみられ、小さい発泡が認め
られる。 ×:塗面全面に僅かに凹凸がみられ、大きい発泡が認め
られる。
記の基準によって評価した。 ○:塗面全面がなめらかで、発泡等も認められない。 △:塗面全面に僅かに凹凸がみられ、小さい発泡が認め
られる。 ×:塗面全面に僅かに凹凸がみられ、大きい発泡が認め
られる。
【0068】ゲル分率:フラスコ内に、重量W2 の塗装
板を入れ、メチルエチルケトン/塗装板の塗装面積=1
00cc/100cm2 となるようにメチルエチルケトンを
入れ、加熱還流下で1時間抽出を行なった後、塗装板を
取出し120℃で30分間乾燥させ室温まで冷却後、重
量W3 を測定した。塗装板に塗料を塗装する前のブリキ
板の重量をW1 とし、ゲル分率(%)は下記式によって
求めた。 ゲル分率={(W3 −W1 )/(W2 −W1 )}×10
0
板を入れ、メチルエチルケトン/塗装板の塗装面積=1
00cc/100cm2 となるようにメチルエチルケトンを
入れ、加熱還流下で1時間抽出を行なった後、塗装板を
取出し120℃で30分間乾燥させ室温まで冷却後、重
量W3 を測定した。塗装板に塗料を塗装する前のブリキ
板の重量をW1 とし、ゲル分率(%)は下記式によって
求めた。 ゲル分率={(W3 −W1 )/(W2 −W1 )}×10
0
【0069】加工性:塗装板の下部に塗膜面を外側にし
て180°折曲げ部を設け、特殊ハゼ折り型デュポン衝
撃試験器を用いて、この折曲げ部に接触面が平らな重さ
1kgの鉄の錘を高さ50cmから落下させた時に生ずる折
曲げ部分の塗膜の亀裂の長さを測定し、以下の基準で評
価した。 ◎:5mm未満 ○:5〜10mm未満 △:10〜20mm未満 ×:20mm以上
て180°折曲げ部を設け、特殊ハゼ折り型デュポン衝
撃試験器を用いて、この折曲げ部に接触面が平らな重さ
1kgの鉄の錘を高さ50cmから落下させた時に生ずる折
曲げ部分の塗膜の亀裂の長さを測定し、以下の基準で評
価した。 ◎:5mm未満 ○:5〜10mm未満 △:10〜20mm未満 ×:20mm以上
【0070】加工部の耐水性:上記加工性の試験を行な
った塗装板をオートクレーブ中、125℃の熱水に35
分間浸漬し、引上げた後、塗膜の亀裂の長さを測定し
た。評価は上記加工性試験の評価基準にて行なった。
った塗装板をオートクレーブ中、125℃の熱水に35
分間浸漬し、引上げた後、塗膜の亀裂の長さを測定し
た。評価は上記加工性試験の評価基準にて行なった。
【0071】耐水性(一般部):塗装板を脱イオン水中
に浸漬し、オートクレーブ中で125℃−35分加圧沸
水処理を行い、塗膜の白化状態を観察し、以下の基準に
より評価した。 ○:塗膜に全く白化が認められない。 △:塗膜に僅かな白化が認められる。 ×:塗膜にひどい白化が認められる。
に浸漬し、オートクレーブ中で125℃−35分加圧沸
水処理を行い、塗膜の白化状態を観察し、以下の基準に
より評価した。 ○:塗膜に全く白化が認められない。 △:塗膜に僅かな白化が認められる。 ×:塗膜にひどい白化が認められる。
【0072】密着性:塗装板の塗膜にナイフを使用して
約1.5mmの幅で縦、横それぞれ11本の切り目をゴバ
ン目に入れ、24mm幅のセロハン粘着テープを密着さ
せ、強く剥離した時のゴバン目部の塗膜を観察し、以下
の基準により評価した。 ○:全く剥離が認められない。 △:僅かな剥離が認められる。 ×:ひどい剥離が認められる。
約1.5mmの幅で縦、横それぞれ11本の切り目をゴバ
ン目に入れ、24mm幅のセロハン粘着テープを密着さ
せ、強く剥離した時のゴバン目部の塗膜を観察し、以下
の基準により評価した。 ○:全く剥離が認められない。 △:僅かな剥離が認められる。 ×:ひどい剥離が認められる。
【0073】耐水試験後の密着性:塗装板を脱イオン水
中に浸漬し、オートクレーブ中で125℃−35分処理
を行った後、塗膜にナイフを使用して約1.5mmの幅で
縦、横それぞれ11本の切り目をゴバン目に入れ、24
mm幅のセロハン粘着テープを密着させ、強く剥離した時
のゴバン目部の塗膜を観察した。評価は上記密着性試験
の評価基準にて行なった。
中に浸漬し、オートクレーブ中で125℃−35分処理
を行った後、塗膜にナイフを使用して約1.5mmの幅で
縦、横それぞれ11本の切り目をゴバン目に入れ、24
mm幅のセロハン粘着テープを密着させ、強く剥離した時
のゴバン目部の塗膜を観察した。評価は上記密着性試験
の評価基準にて行なった。
【0074】耐腐食性および風味保持性試験のための缶
胴の作成 缶内面のサイドシーム部を補修塗装した缶胴の作成 # 25ブリキ板に溶接のためのマージン部を残し、缶内
面用溶液型エポキシ−フェノール樹脂塗料を乾燥膜厚が
5μm となる塗装、焼付けを行ない硬化塗膜を形成し
た。この塗板をスリーピース缶用缶胴に溶接し、この溶
接缶体の内面溶接部に実施例1〜12および比較例1〜
6で得た各粉体塗料を乾燥膜厚が約45ミクロン、塗布
幅が約15mmとなるように静電塗装し、240℃で15
秒間焼付け、硬化させて補修塗装した缶胴を作成した。
胴の作成 缶内面のサイドシーム部を補修塗装した缶胴の作成 # 25ブリキ板に溶接のためのマージン部を残し、缶内
面用溶液型エポキシ−フェノール樹脂塗料を乾燥膜厚が
5μm となる塗装、焼付けを行ない硬化塗膜を形成し
た。この塗板をスリーピース缶用缶胴に溶接し、この溶
接缶体の内面溶接部に実施例1〜12および比較例1〜
6で得た各粉体塗料を乾燥膜厚が約45ミクロン、塗布
幅が約15mmとなるように静電塗装し、240℃で15
秒間焼付け、硬化させて補修塗装した缶胴を作成した。
【0075】2ピース缶の缶胴の作成 内容量250ccのスチール製2ピース缶の内面に実施例
13〜20および比較例7〜12で得た各粉体塗料を乾
燥膜厚が約15ミクロンとなるように静電塗装し、21
5℃で60秒間焼付けて硬化させ2ピース缶の缶胴を作
成した。
13〜20および比較例7〜12で得た各粉体塗料を乾
燥膜厚が約15ミクロンとなるように静電塗装し、21
5℃で60秒間焼付けて硬化させ2ピース缶の缶胴を作
成した。
【0076】上記補修塗装した缶胴および2ピース缶の
缶胴に各試験液を入れ、巻締めして下記耐腐食性および
風味保持性の試験を行なった。なお補修塗装した缶胴に
ついては上下の蓋を巻締めし、2ピース缶の缶胴につい
ては上蓋を巻締めた。
缶胴に各試験液を入れ、巻締めして下記耐腐食性および
風味保持性の試験を行なった。なお補修塗装した缶胴に
ついては上下の蓋を巻締めし、2ピース缶の缶胴につい
ては上蓋を巻締めた。
【0077】耐腐食性:上記それぞれの缶胴を用い、1
0%パインジュースを98℃でホットパック充填巻き締
めし、37℃で6ケ月間保存後、開缶し、内面の腐食の
状態を観察し、以下の基準により評価した。 ○:腐食が認められない。 △:腐食が僅かに認められる。 ×:腐食が著しい。
0%パインジュースを98℃でホットパック充填巻き締
めし、37℃で6ケ月間保存後、開缶し、内面の腐食の
状態を観察し、以下の基準により評価した。 ○:腐食が認められない。 △:腐食が僅かに認められる。 ×:腐食が著しい。
【0078】風味保持性:上記それぞれの缶胴を用い、
水道水を活性炭で処理した水を250cc充填し、巻き締
めを行ない、125℃で30分間殺菌処理後、37℃で
6ケ月間保存した後、風味試験を実施し、以下の基準に
より評価した。 ○:全く変化が認められない。 △:若干変化が認められる。 ×:著しい変化が認められる。
水道水を活性炭で処理した水を250cc充填し、巻き締
めを行ない、125℃で30分間殺菌処理後、37℃で
6ケ月間保存した後、風味試験を実施し、以下の基準に
より評価した。 ○:全く変化が認められない。 △:若干変化が認められる。 ×:著しい変化が認められる。
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】
【表5】
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)融点が50〜150℃でエポキシ
当量が600〜3,000のビスフェノール型エポキシ
樹脂、(B)下記式〔1〕又は〔2〕で表される酸無水
基含有エステル化合物から選ばれる少なくとも1種のエ
ステル化合物を主成分とする有機酸成分及び(C)塩化
コリンを含有し、樹脂(A)中のエポキシ基/有機酸成
分(B)中の酸基との当量比が2/1〜1/2であるこ
とを特徴とする缶用粉体塗料組成物。 X−OR1 O−X 〔1〕 【化1】 〔上記式〔1〕及び〔2〕の各式において、R1 は炭素
原子数2〜6の2価のアルキレン基を表し、R2 は炭素
原子数3〜6の3価の炭化水素基を表し、Xは水素原子
又は下記式で表される無水トリメリット酸残基を表し、
各式において、Xの少なくとも一つは該無水トリメリッ
ト酸残基である。〕 【化2】 - 【請求項2】 ビスフェノール型エポキシ樹脂(A)が
ビスフェノールA型エポキシ樹脂及びビスフェノールF
型エポキシ樹脂から選ばれる少なくとも1種のエポキシ
樹脂であることを特徴とする請求項1記載の缶用粉体塗
料組成物。 - 【請求項3】 ビスフェノール型エポキシ樹脂(A)
が、ダイマー酸変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂及
びダイマー酸変性ビスフェノールF型エポキシ樹脂から
選ばれる少なくとも1種のエポキシ樹脂であることを特
徴とする請求項1記載の缶用粉体塗料組成物。 - 【請求項4】 ビスフェノール型エポキシ樹脂(A)、
酸成分(B)及び塩化コリン(C)の他に、さらに
(D)微粉末シリカを含有することを特徴とする請求項
1、2又は3記載の缶用粉体塗料組成物。 - 【請求項5】 請求項2記載の缶用粉体塗料組成物を2
ピース缶内面に塗装し、焼き付けることを特徴とする2
ピース缶内面の塗装方法。 - 【請求項6】 請求項3記載の缶用粉体塗料組成物を缶
内面の缶胴溶接部に塗装し、焼き付けることを特徴とす
る缶内面の缶胴溶接部の塗装方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6166237A JPH083514A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 粉体塗料組成物 |
TW084106419A TW291492B (ja) | 1994-06-23 | 1995-06-22 | |
KR1019950017028A KR0178804B1 (ko) | 1994-06-23 | 1995-06-23 | 캔 분말 코팅 조성물 |
GB9512858A GB2290544B (en) | 1994-06-23 | 1995-06-23 | Powder coating composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6166237A JPH083514A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 粉体塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH083514A true JPH083514A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15827657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6166237A Pending JPH083514A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 粉体塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083514A (ja) |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP6166237A patent/JPH083514A/ja active Pending
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