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JPH08333327A - 1,4−架橋シクロヘキサン系カルボン酸誘導体の製造方法 - Google Patents

1,4−架橋シクロヘキサン系カルボン酸誘導体の製造方法

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JPH08333327A
JPH08333327A JP14324095A JP14324095A JPH08333327A JP H08333327 A JPH08333327 A JP H08333327A JP 14324095 A JP14324095 A JP 14324095A JP 14324095 A JP14324095 A JP 14324095A JP H08333327 A JPH08333327 A JP H08333327A
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JP
Japan
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compound
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carboxylic acid
salt
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JP14324095A
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Takazo Kawada
享三 河田
Tsuneichi Kamoto
庸市 加本
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Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Shionogi and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式VIII: 【化1】 で示される化合物をアミン化合物で処理することを含
む、式: 【化2】 で示されるZ型2,3−トランス−1,4−架橋シクロヘ
キサン系カルボン酸の塩の製造方法。 【効果】 臨床上、有用なトロンボキサンA2のアンタ
ゴニストを大量生産することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2,3−トランス−1,
4−架橋シクロヘキサン系カルボン酸誘導体のZ−型異
性体の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術と発明が解決すべき課題】式IX
【化8】 (式中、Rは置換されていてもよいアリール又はアラル
キル、nは2〜4の整数を表す)で示されるZ−型2,
3−トランス−1,4−架橋シクロヘキサン系カルボン
酸誘導体は、トロンボキサンA2のアンタゴニストとし
て臨床上有用な1,4−架橋シクロヘキサン系化合物
の、重要な合成中間体である(特公平5−79060号
公報)。プロスタグランジン類は、アラキドン酸のよう
なエイコサポリエン酸から、動物体内、即ち、血小板、
血管壁、並びに各種細胞で酵素的に産生される生理活性
物質である。中でも、トロンボキサンA2は、血小板の
凝集、並びに気管支、冠状動脈、肺動脈などの平滑筋の
収縮等の強力な生理作用を有することが知られており、
トロンボキサンA2が過剰に存在することは、心筋梗
塞、脳梗塞、気管支喘息および血栓症等の病因の1つで
あると考えられている。その作用の強力なことは、作用
発現濃度が10-11〜10-12Mとも言われていることか
ら容易に理解される。従って、トロンボキサンA2阻害
物質、即ち、該物質の生合成酵素の阻害物質(インヒビ
ター)または該物質のアンタゴニストが得られれば、そ
れは、上記各種疾患の治療または予防に有効であると予
測される。しかしながら、インヒビターは、プロスタグ
ランジン等、トロンボキサン類似の他の生理活性物質に
対しても阻害作用を示したり、不都合な前駆物質を蓄積
したりすることから、臨床上、トロンボキサンA2と競
合して受容体との結合を特異的に阻害するアンタゴニス
トがより望ましいとされている。
【0003】本発明者らは、上記の観点から、トロンボ
キサンA2のアンタゴニストの開発を目的として研究を
重ね、化学的、生化学的に安定な種々の化合物を合成
し、それらを開示した(特公平5−79060号公報)。
上記のZ−型の2,3−トランス−1,4−架橋シクロヘ
キサン系カルボン酸は、これら一連の化合物の内、特に
有用な化合物の製造中間体である。従来、これらの化合
物は、工業的スケールでの使用は極めて危険性が高い試
薬であるメタクロル過安息香酸(MCPBA)を用いた
酸化反応により得られる式で示される化合物を出発物
質として、例えば、下記の反応式:
【化9】 (式中、Prot−Nはベンジルオキシカルボニル、tert−
ブトキシカルボニルまたはトリフェニルメチルを表す)
に従い、ウイッチヒ反応によって生成物XIを製造する
ことにより得られた(特公平5−79060号公報)。ま
た、式:
【化10】 で示される様に、このウイッチヒ反応生成混合物XI
は、原料系の光学純度が100%eeに満たない場合、
3α−E,Z及び3β−Eをマイナーな不純物として含
み、使用目的に適した純度の3β−Z体を得るには、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーを用いることが必要
であった(特開平2−256650号公報)。このよう
に、従来の方法は、操作が繁雑な上、安全性も低いので
最終目的物質の工業生産には不適当であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するものであり、式VIIIで示される立体異性体の
混合物であるカルボン酸を、ある種のアミン化合物と反
応させると、目的のZ−体、特に3β−Z−体のカルボ
ン酸の塩が優先的に晶析し、他の異性体から容易に分離
できるという知見より、カラムクロマトグラフィー分離
の省略が可能となったこと、さらに爆発性の高いMCP
BAを用いないで、より安全に生産スケールで酸化を行
うためにはオゾンを用いればクリーンに酸化反応が達成
され所望の原料VIが容易かつ大量に得られるというこ
とにも基づいている。
【0005】即ち、本発明は、式II
【化11】 で示される化合物をオキシム化反応に付し式III
【化12】 で示される化合物を得、該化合物を還元反応に付し、式
IV
【化13】 で示される化合物を得、該化合物をスルホニル化反応に
付し、式
【化14】 (式中、Rは置換されていてもよいアリールまたはアラ
ルキルを表わす)で示される化合物を得、該化合物を酸
化反応に付し、式VI
【化15】 (式中、Rは前記と同意義である)で示される化合物を
得、該化合物と式VII: (R1)3P=CH(CH2)nCOOM VII (式中、R1は低級アルキルまたはアリール;Mはアル
カリ金属;nは2〜4の整数を表わす)で示されるイリ
ドとを、ウィッチヒ反応に付し、式VIII
【化16】 (式中、Rおよびnは前記と同意義である)で示される
化合物を得、該化合物にメトキシベンゼンエタンアミ
ン、フルフリルアミン、4−メチルベンジルアミンおよ
び4−メトキシベンジルアミンから選択されるアミン化
合物で処理し、式
【化17】 (式中、R2はアミン残基;Rおよびnは前記と同意義で
ある)で示されるZ型2,3−トランス−1,4−架橋シ
クロヘキサン系カルボン酸の塩を得、要すれば該塩を酸
処理し、遊離のカルボン酸とし、アルカリ金属またはア
ルカリ土類金属の塩を得ることを特徴とする製造方法を
提供するものである。
【0006】とりわけ本発明方法によれば、式VIII
で示される化合物にアミンを反応させることにより、効
率良く式で示されるZ型2,3−トランス−1,4−
架橋シクロヘキサン系カルボン酸の塩が製造される。な
お、目的に応じて化合物をメタノール−水等のアルコ
ール系溶媒から再結晶すれば、高純度の化合物を得る
ことができる。本発明方法に適用し得るアミンには、上
記のメトキシベンゼンエタンアミン(MBA)、フルフ
リルアミン、4−メチルベンジルアミン,4−メトキシ
ベンジルアミンが含まれるが、MBAが特に好ましい。
【0007】本明細書において用いられる語句を以下に
定義する。「低級アルキル」とはC1〜C8の直鎖状または
分岐状のアルキルを意味し、例えばメチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、ヘプチルまたはオクチルなどを挙げ
ることができる。「低級アルコキシ」とはC1〜C8の直鎖
状または分岐状のアルコキシを意味し、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シ、ヘプチルオキシまたはオクチルオキシなどを挙げる
ことができる。「アリール」とは芳香族炭化水素から水素
原子1個を除いた残りの原子団で、例えばフェニル、ナ
フチルなどが挙げられるが、フェニルが好ましい。「ア
ラルキル」とは側鎖をもつ芳香族炭化水素の側鎖から水
素原子1個を除いた残りの原子団で、アルキル基にアリ
ール基が置換したものを指し、例えば、ベンジル、メチ
ルベンジル、ナフチルメチルが挙げられる。
【0008】アリールまたはアラルキルにおける置換基
は、ヒドロキシ、ニトロ、ハロゲン、低級アルキル、低
級アルコキシなどが挙げられる。「アルカリ金属塩」と
してはリチウム塩、ナトリウム塩もしくはカリウム塩な
どが挙げられる。「アルカリ土類金属塩」としてはカル
シウム塩などが挙げられる。「ハロゲン」とはフッ素、
塩素、臭素またはヨウ素を意味する。本発明方法によっ
て製造される化合物の内、式においてRがフェニル、
nが3、R2が、MBA残基である化合物が好ましく、
(5Z)−7−[2−エキソ−3−エンド−3−フェニ
ルスルホニルアミノビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−イル]−5−ヘプテン酸(以下、本化合物と呼称す
る)のMBA塩が特に好ましい。
【0009】式VIIIで示されるカルボン酸とアミン
との反応は当業者既知の通常の反応条件下で行うことが
できる。溶媒としては、酢酸エチル−塩化メチレン、ト
ルエン−メタノール、アセトニトリル等が例示される。
カルボン酸VIIIに対してアミンを、1−3倍モル比
で用いて、適当な溶媒中、温度0−50℃で反応させる
と、Z−体のアミン塩のみが晶析し、その他のE−体か
ら分離する。生成物を濾取別し、必要に応じて再結晶を
行い、高純度のZ−体を容易に得ることができる。従っ
て、本発明方法によれば、カラムクロマト処理を経ず
に、E−/Z−体の混合物から、Z−体のアミン塩Iを
選択的に得ることができる。得られたアミン塩はそのま
ま、あるいは、常法に従って処理して遊離のカルボン
酸、又はその誘導体に変換し、最終目的物質であるトロ
ンボキサンA2のアンタゴニストの製造に用いられる。
以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明する。
【0010】
【実施例】
【化18】 実施例1 15.0g(91.4mmol)の硫酸ヒドロキシルアミンを
25mlの水に溶解し、75mlのメタノールを加えた。こ
の混合液中に25.0g(166.4mmol)の化合物II
−1を20〜40℃で加え、引き続いて14.0g(16
8mmol)の48%水酸化ナトリウムを20〜40℃で滴
下して加えた。室温で1時間反応熟成実施後、反応混合
物を水(120ml)−トルエン(75ml)の混液中に加
えて抽出した。有機層を減圧濃縮乾固し、油状残渣に5
0mlのエタノールを加えた後、再度濃縮乾固し、化合物
III−1を含む油状物を得た。この残渣は、そのまま
実施例2の原料として用いた。 化合物III−1:生成率96%,bp.120〜124
℃/2torr
【0011】実施例2 実施例1で得られた濃縮残渣(化合物III−1として
27g(163mmol)相当含む)を250mlのエタノー
ルに溶解し、70℃まで加熱した。ここに29g(1.2
6mol)の金属ナトリウムを内温105℃以下で投入
し、100〜110℃で1時間反応熟成後、27mlの水
を95℃以下で加えた。この混合物を室温まで冷却し、
引き続いて実施例3の反応を行なった。 化合物IV−1:生成率98%,bp.89〜93℃/1
5torr
【0012】実施例3 実施例2で得られた混合物(化合物IV−1として約2
5g(0.16mmol)相当含む)に54mlのエタノールを
加え、0〜15℃に冷却した。145g(1.39mol)
の35%塩酸を25℃以下で加えた後、41g(0.40
5mol)のトリエチルアミンを加え、引き続いて31g
(0.17mol)の塩化ベンゼンスルホニルを20℃以下
で加えて30分間撹拌した。反応混合物に416mlの水
を20℃以下で加え、30分間撹拌晶析した後、結晶を
ろ別し、水洗して乾燥した。 化合物V−1:収量45.1g,収率93%(化合物II
−1からの収率),mp.103℃
【0013】実施例4 45g(0.15mol)の化合物V−1に60mlのメタノ
ールおよび600mlのジクロルメタンを加え、−70℃
に冷却し、7.4gのオゾンを−65℃以下で導入し、反
応させた。この混合物から過剰のオゾンガスを除いた
後、48.6g(0.18mol)のトリフェニルホスフィン
のジクロルメタン溶液(50ml)を−60℃以下で加え
た。反応混合物を180mlの水で2回洗浄した後、18
0mlの5%塩化ナトリウム水で洗浄し、引き続いて抽出
液を減圧濃縮した。残渣に135mlのトルエンを加え、
再度濃縮乾固して化合物VI−1を含む固体(45g)
を得た。 化合物VI−1:生成率98〜100%,mp.107℃
【0014】実施例5 89.0g(0.2mol)の(4−カルボキシブチル)トリ
フェニルホスホニウムブロミドに135mlのトルエンお
よび45mlのジメチルスルホキシド(DMSO)を加
え、−5℃に冷却した。64.1g(0.57mol)のカリ
ウム−t−ブトキシドを35℃以下で投入し、1時間反
応させた。この反応液に前工程で得られた濃縮残渣(化
合物VI−1として45g;0.15mol相当含む)のD
MSO(90ml)−トルエン(90ml)混合溶媒溶液を
−15℃で加えた後、2時間反応熟成させた。反応混合
物は270mlの水で抽出した後、270mlのトルエンで
洗浄した。引き続いて抽出水層を酸性条件下450mlの
酢酸エチルで抽出し、有機層を225mlの飽和食塩水で
洗浄後、減圧濃縮乾固した。化合物VIII−1を含む
濃縮残渣はそのまま実施例6の原料として用いた。濃縮
残渣量80g。 化合物VIII−1;mp.66℃
【0015】実施例6 実施例5で得られた80g(化合物VIII−1として
58.1g;0.15mol相当含む)の濃縮残渣に32.7g
(0.22mol)のp−メトキシベンゼンエタンアミン
(MBA)と226mlのメタノールを加え、約120ml
まで減圧濃縮した。濃縮残渣を360mlのメタノールで
希釈した後、540mlの水を加え、32〜38℃で3時
間撹拌し、引き続いて0℃まで徐冷して晶析した。結晶
をろ別した後、500mlの75%含水メタノールで洗浄
した。得られた粗製の化合物I−1の未乾燥結晶120
gは、乾燥せずに実施例7の原料として用いた。 化合物I−1:乾燥物換算収量61g,収率85%
【0016】実施例7 (再結晶1回目)実施例6で得られた粗製の化合物I−
の未乾燥結晶120gに428mlのメタノールを加え
て溶解し、550mlの水を加えた後、40℃以下で3時
間撹拌し、さらに0℃まで徐冷して晶析した。結晶をろ
別し、500mlの75%含水メタノールで洗浄した。得
られた未乾燥結晶100g(乾燥物換算収量約55g:収
率約90%)は乾燥せずに2回目の再結晶工程原料とし
て用いた。 (再結晶2回目)未乾燥結晶100gに385mlのメタ
ノールを加えて溶解し、500mlの水を加えた。以後
は、第1回目の再結晶と同様の条件下、再結晶を繰り返
した。精製された化合物I−1の未乾燥結晶100g
(乾燥物換算収量 約49.4g,収率90%)は乾燥せ
ずに次工程原料として用いた。 精製された化合物I−1;mp.131℃
【0017】実施例8 実施例7で得られた、精製された化合物I−1の未乾燥
結晶100g(乾燥物換算収量49.4g;93.4mmol相
当含む)に168mlの水、198mlのトルエンおよび1
3.5g(0.13mol)の35%塩酸を加えて10分間撹
拌した。分液後、有機層を89mlの1%塩酸および84
mlの水で順次洗浄した。引き続いて、262mlのDIW
(脱イオン水)を加え、81.3g(96.6mol(純度8
6%))の7.7%水酸化カリウムを加えて、撹拌後分
液し、得られた水層を74mlのDIWで希釈した後、溶
解しているトルエンを減圧留去した。2N−塩酸でpH
を10に調整後、この溶液に13.7g(93.2mmol)
の塩化カルシウム2水和物を53mlのDIWに溶解して
加え、室温で1時間撹拌し、更に5℃で1時間晶析した
後、結晶をろ別し、400mlのDIWで洗浄した。得ら
れた粗製の化合物XII−1(本化合物のカルシウム
塩2水和物)の未乾燥結晶50gは乾燥せずに、水−メ
タノール混合溶媒中で再結晶し、化合物XII−1
3.1gを得た。 化合物XII−1;収率約90%,mp.300℃(de
c.),[α]24 D+21.3(c=1.0メタノール)
【0018】上記実施例6で得た粗製の化合物I−1
と、実施例7で得た再結晶後の化合物I−1の、Z体と
E体の組成比を以下に示す。
【表1】 HPLC(面積百分率組成比) (Z) (E) 実施例1(1)の生成物 (粗製の化合物I−1) 97.3% 2.7% 実施例1(2)の生成物 (精製された化合物I−1) 再結晶1回目 99.4% 0.6% 再結晶2回目 99.8% 0.2% 上記の結果は、本発明方法に従い、実施例6で得られた
アミン塩には高含有率でZ−体の塩が含有されている
が、再結晶を2回行うことにより、さらに高純度の化合
I−1を得ることができることを示している。
【0019】
【発明の効果】トロンボキサンA2のアンタゴニストと
して臨床上有用な2,3−トランス−1,4−架橋シク
ロヘキサン系化合物の重要な合成中間体を容易に製造す
ることができ、該アンタゴニストの大量生産に寄与し得
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式II: 【化1】 で示される化合物をオキシム化反応に付し式III: 【化2】 で示される化合物を得、該化合物を還元反応に付し、式
    IV: 【化3】 で示される化合物を得、該化合物をスルホニル化反応に
    付し、式: 【化4】 (式中、Rは置換されていてもよいアリールまたはアラ
    ルキルを表わす)で示される化合物を得、該化合物を酸
    化反応に付し、式VI: 【化5】 (式中、Rは前記と同意義である)で示される化合物を
    得、該化合物と式VII: (R1)3P=CH(CH2)nCOOM VII (式中、R1は低級アルキルまたはアリール;Mはアル
    カリ金属;nは2〜4の整数を表わす)で示されるイリ
    ドとを、ウィッチヒ反応に付し、式VIII: 【化6】 (式中、Rおよびnは前記と同意義である)で示される
    化合物を得、該化合物にメトキシベンゼンエタンアミ
    ン、フルフリルアミン、4−メチルベンジルアミンおよ
    び4−メトキシベンジルアミンから選択されるアミン化
    合物で処理し、式: 【化7】 (式中、R2はアミン残基;Rおよびnは前記と同意義で
    ある)で示されるZ型2,3−トランス−1,4−架橋シ
    クロヘキサン系カルボン酸の塩を得、要すれば該塩を酸
    処理し、遊離のカルボン酸とし、アルカリ金属またはア
    ルカリ土類金属の塩を得ることを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】 式VIIIで示される化合物にメトキシベン
    ゼンエタンアミンを反応させることを特徴とする式
    示されるZ型2,3−トランス−1,4−架橋シクロヘ
    キサン系カルボン酸の塩の製造方法。
  3. 【請求項3】 式で示される化合物をアルコール系溶
    媒から再結晶することを含む請求項1または2記載の製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022140654A1 (en) * 2020-12-23 2022-06-30 The Broad Institute, Inc. Compositions and methods related to bicyclo[2.2.1] heptanamine-containing compounds
US11840495B2 (en) 2020-12-23 2023-12-12 The Broad Institute, Inc. Compositions and methods related to di-substituted bicyclo[2.2.1] heptanamine-containing compounds

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WO2022140654A1 (en) * 2020-12-23 2022-06-30 The Broad Institute, Inc. Compositions and methods related to bicyclo[2.2.1] heptanamine-containing compounds
US11840495B2 (en) 2020-12-23 2023-12-12 The Broad Institute, Inc. Compositions and methods related to di-substituted bicyclo[2.2.1] heptanamine-containing compounds

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