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JPH08332948A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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Publication number
JPH08332948A
JPH08332948A JP16791895A JP16791895A JPH08332948A JP H08332948 A JPH08332948 A JP H08332948A JP 16791895 A JP16791895 A JP 16791895A JP 16791895 A JP16791895 A JP 16791895A JP H08332948 A JPH08332948 A JP H08332948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
train
traveling
steering
guide rail
Prior art date
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Granted
Application number
JP16791895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3331821B2 (ja
Inventor
Susumu Moriya
進 森屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP16791895A priority Critical patent/JP3331821B2/ja
Publication of JPH08332948A publication Critical patent/JPH08332948A/ja
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Publication of JP3331821B2 publication Critical patent/JP3331821B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送用電車の走行経路の切り換えを、レール
切換手段を使用せずに電車側で走行経路を選択させて、
目的の走行経路に分岐合流可能な搬送装置を提供するこ
と。 【構成】 搬送用電車1は、第一及び第二の各走行車輪
5,6と、第一及び第二の各操向用ガイドユニット7
A,8Aと、各ガイドユニットを作用位置と非作用位置
とに切り換える切換手段9Aとを備え、電車走行経路に
は、第一走行車輪5を介して電車1を支持するとともに
第一操向用ガイドユニット7Aを介して電車走行方向を
規制する第一ガイドレール2Aと、第二走行車輪6を介
して電車1を支持するとともに第二操向用ガイドユニッ
ト8Aを介して電車走行方向を規制する第二ガイドレー
ル2Bとを並設し、走行経路の分岐合流点25では、そ
の水平カーブ経路の内側になるガイドレール2Aまたは
2Bのみを両走行経路間で連続させて成る構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送用電車と当該電車
を支持案内するガイドレールとの組み合わせから成る搬
送装置、特に複数の異なる電車走行経路を備えた搬送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】複数の異なる電車走行経
路を備えた従来の搬送装置では、各電車走行経路間の電
車乗り移り部に分岐合流のためのレール切換手段が必要
であった。従って、電車乗り移り部(分岐合流箇所)が
多くなるほど設備コストの大幅アップにつながるばかり
でなく、電車走行経路のレイアウト変更も容易ではな
く、しかも、レール切り換え時に搬送用電車を手前で停
止待機させておく必要があるため、搬送効率が低下する
という問題点もあった。
【0003】本発明は、このような問題点を解消するこ
とのできる搬送装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の搬送装置は、後述する実施例の参照符号を付
して示すと、搬送用電車1と、ガイドレールとから成
り、搬送用電車1は、走行方向に対し左右一側方に位置
する第一走行車輪5と、左右他側方に位置する第二走行
車輪6と、第一操向用ガイドユニット7A,7Bと、第
二操向用ガイドユニット8A,8Bと、両ガイドユニッ
ト7A,7Bと8A,8Bの任意の一方を非作用位置に
切り換えるガイドユニット切換手段9A,9Bとを備
え、ガイドレールは、第一走行車輪5を介して搬送用電
車1を支持するとともに第一操向用ガイドユニット7
A,7Bを介して搬送用電車1の走行方向を規制する第
一ガイドレール2Aと、第二走行車輪6を介して搬送用
電車1を支持するとともに第二操向用ガイドユニット8
A,8Bを介して搬送用電車1の走行方向を規制する第
二ガイドレール2Bとを有し、両ガイドレール2A,2
Bは搬送用電車1の各走行経路22〜24において並設
されるとともに、走行経路の分岐合流点25,27で
は、その水平カーブ経路の内側になるガイドレール2A
または2Bのみを両走行経路間で連続させて成る構成と
なっている。
【0005】上記本発明を実施するに際し、搬送用電車
1には、各々垂直軸芯の周りに回転可能で且つ第一ガイ
ドレール2Aと第二ガイドレール2Bとの間に位置する
前後一対のトロリー3,4を設け、第一走行車輪5と第
二走行車輪6とは前記トロリー3,4の夫々に左右振り
分け状に軸支するもので、夫々に一方のトロリー3に軸
支されたモータ連動駆動輪11,13と、他方のトロリ
ー4に軸支された遊転輪12,14とを有せしめ、第一
及び第二各操向用ガイドユニット7A〜8Bとガイドユ
ニット切換手段9A,9Bは、前後一対のトロリー3,
4の各々に配設することができる。
【0006】また、第一及び第二各操向用ガイドユニッ
ト7A〜8Bには、第一及び第二各ガイドレール2A,
2Bを左右両側から挟む垂直軸ローラ15〜18を設
け、ガイドユニット切換手段9A,9Bには、第一及び
第二両ガイドレール2A,2Bの中間位置を支点にして
シーソー運動可能な切換レバー20a〜20cを有せし
め、この切換レバー20a〜20cの両端部に、前記垂
直軸ローラ15〜18の内、第一及び第二両ガイドレー
ル2A,2Bの外側面に当接する垂直軸ローラ16,1
8を軸支し、当該切換レバー20a〜20cのシーソー
運動によりその両端部の垂直軸ローラ16,18が択一
的に第一及び第二各ガイドレール2A,2Bの外側面に
当接するように構成することができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の好適実施例を添付図に基づい
て説明すると、図1〜図5において、1は搬送用電車で
あって、適当高さに互いに平行に並列架設された第一ガ
イドレール2Aと第二ガイドレール2Bとに駆動トロリ
ー3と遊動トロリー4とを介して走行可能に吊り下げら
れており、第一走行車輪5、第二走行車輪6、第一操向
用ガイドユニット7A,7B、第二操向用ガイドユニッ
ト8A,8B、及びガイドユニット切換手段9A,9B
を備えている。駆動トロリー3と遊動トロリー4とは夫
々、搬送用電車1を正面から見て重心位置を通る垂線1
a(図3B参照)と同心状の垂直支軸3a,4aの周り
に回転可能である。
【0008】第一走行車輪5は、駆動トロリー3の左右
一側方に軸支されてモータ10に連動連結された駆動輪
11と、この駆動輪11と同一側に位置するように遊動
トロリー4の左右一側方に軸支された遊転輪12とを有
し、第二走行車輪6は、駆動トロリー3の左右他側方に
前記駆動輪11と同心状に軸支されて前記モータ10に
連動連結された駆動輪13と、この駆動輪13と同一側
に位置するように遊動トロリー4の左右他側方に前記遊
転輪12と同心状に軸支された遊転輪14とを有する。
【0009】なお、モータ10の稼働により、第一走行
車輪5の駆動輪11と第二走行車輪6の駆動輪13の両
方が同一方向に回転駆動されるように構成しているが、
クラッチを介装して両駆動輪11,13を択一的に回転
駆動するように構成しても良い。
【0010】第一操向用ガイドユニット7Aと第二操向
用ガイドユニット8A、及びガイドユニット切換手段9
Aは、駆動トロリー3に配設され、第一操向用ガイドユ
ニット7Bと第二操向用ガイドユニット8B、及びガイ
ドユニット切換手段9Bは、遊動トロリー4に配設され
ている。しかして、第一操向用ガイドユニット7Aは、
駆動輪11の前方上下2箇所と後方下側の合計3箇所に
おいて、当該駆動輪11及び遊転輪12を支持する第一
ガイドレール2Aを左右両側から挟む垂直軸ローラ1
5,16を有し、第一操向用ガイドユニット7Bは、遊
転輪12の後方上下2箇所と前方下側の合計3箇所にお
いて、前記第一ガイドレール2Aを左右両側から挟む垂
直軸ローラ15,16を有する。
【0011】また、第二操向用ガイドユニット8Aは、
駆動輪13の前方上下2箇所と後方下側の合計3箇所に
おいて、当該駆動輪13及び遊転輪14を支持するよう
に配設される第二ガイドレール2B(図3〜図5参照)
を左右両側から挟む垂直軸ローラ17,18を有し、第
二操向用ガイドユニット8Bは、遊転輪14の後方上下
2箇所と前方下側の合計3箇所において、前記第二ガイ
ドレール2Bを左右両側から挟む垂直軸ローラ17,1
8を有する。
【0012】ガイドユニット切換手段9Aは、駆動トロ
リー3の前方上下2箇所と後方下側の合計3箇所におい
て、夫々前後方向水平支軸19の周りにシーソー運動可
能に支承された切換レバー20a〜20cを有し、この
各切換レバー20a〜20cの両端部に、第一操向用ガ
イドユニット7Aと第二操向用ガイドユニット8Aにお
ける垂直軸ローラ15〜18の内、外側に位置する垂直
軸ローラ16,18が軸支され、ガイドユニット切換手
段9Aは、遊動トロリー4の後方上下2箇所と前方下側
の合計3箇所において、夫々前後方向水平支軸19の周
りにシーソー運動可能に支承された切換レバー20a〜
20cを有し、この各切換レバー20a〜20cの両端
部に、第一操向用ガイドユニット7Bと第二操向用ガイ
ドユニット8Bにおける垂直軸ローラ15〜18の内、
外側に位置する垂直軸ローラ16,18が軸支されてい
る。
【0013】なお、前後方向水平支軸19は、第一ガイ
ドレール2Aと第二ガイドレール2Bとの間の中央位置
の上下に位置している。また、各操向用ガイドユニット
7A〜8Bにおける垂直軸ローラ15〜18の内、切換
レバー20a〜20cに軸支されない内側の垂直軸ロー
ラ15,17は、駆動トロリー3及び遊動トロリー4の
定位置に軸支されている。さらに、各ガイドユニット切
換手段9A,9Bは、各切換レバー20a〜20cをシ
ーソー運動させて、両端部に軸支されている垂直軸ロー
ラ16,18を択一的に、第一ガイドレール2Aの外側
または第二ガイドレール2Bの外側に当接する作用位置
に切り換える駆動源としてのアクチュエータ(例えばロ
ータリーソレノイドなど)21を備えている。
【0014】図5は電車走行経路(搬送経路)の一部分
を示し、主走行経路22、左側へ分岐する分岐走行経路
23、及び右側へ分岐する分岐走行経路24が示されて
いる。第一ガイドレール2Aと第二ガイドレール2Bと
は、各走行経路22〜24の全長にわたって連続的に配
設される。しかして、主走行経路22から分岐走行経路
23への分岐点25では、その水平カーブ経路の内側に
なる第二ガイドレール2Bのみが円弧状レール部分26
を介して連続し、主走行経路22から分岐走行経路24
への分岐点27では、その水平カーブ経路の内側になる
第一ガイドレール2Aのみが円弧状レール部分28を介
して連続している。
【0015】搬送用電車1が各走行経路22〜24にお
いて走行するときは、図2及び図3Bに示すように、駆
動トロリー3と遊動トロリー4の左右両側に位置する第
一ガイドレール2Aと第二ガイドレール2Bに、第一走
行車輪5の駆動輪11と遊転輪12、及び第二走行車輪
6の駆動輪13と遊転輪14を介して、搬送用電車1が
安定的に支持されている。そしてこのとき、第一ガイド
レール2Aに係合する第一操向用ガイドユニット7A,
7Bと第二ガイドレール2Bに係合する第二操向用ガイ
ドユニット8A,8Bの内、何れか一方が作用位置に切
り換えられ、他方が非作用位置に切り換えられている。
例えば、図3Bに示す例では、第一操向用ガイドユニッ
ト7A,7Bを作用位置に切り換えるため、ガイドユニ
ット切換手段9A,9Bの切換レバー20a〜20c
が、当該切換レバー20a〜20cに軸支されている垂
直軸ローラ16が位置固定の垂直軸ローラ15との間で
第一ガイドレール2Aを挟む作用姿勢に切り換えられて
おり、第一操向用ガイドユニット7A,7Bの各垂直軸
ローラ15,16が第一ガイドレール2Aを左右両側か
ら挟んでいるため、搬送用電車1の走行方向が第一ガイ
ドレール2Aに沿った方向に規制される。
【0016】搬送用電車1を各走行経路22〜24にお
いて走行させるときは、第一走行車輪5の駆動輪11と
第二走行車輪6の駆動輪13とをモータ10により回転
駆動して、搬送用電車1を両ガイドレール2A,2Bに
沿って前進走行させることができる。勿論、この両ガイ
ドレール2A,2Bが水平にカーブしていても、駆動ト
ロリー3及び遊動トロリー4は、作用位置に切り換えら
れている第一操向用ガイドユニット7A,7Bの垂直軸
ローラ15,16または第二操向用ガイドユニット8
A,8Bの垂直軸ローラ17,18により、当該両ガイ
ドレール2A,2Bのカーブに追従して垂直支軸3a,
4aの周りに回転するので、搬送用電車1は円滑に水平
カーブ部分を走行し得る。
【0017】主走行経路22を走行している搬送用電車
1を、図3A及び図5に示す左側へ分岐する分岐走行経
路23へ分岐走行させるときは、当該搬送用電車1が分
岐走行経路23との分岐点25に到達する前に、ガイド
ユニット切換手段9A,9Bの切換レバー20a〜20
cを図4に示すように逆姿勢に傾動させて、第二操向用
ガイドユニット8A,8Bにおける垂直軸ローラ17,
18で第二ガイドレール2Bを左右両側から挟ませると
ともに、第一操向用ガイドユニット7A,7Bにおける
垂直軸ローラ16を第一ガイドレール2Aから上下方向
に離間する非作用位置に切り換える。勿論、第二操向用
ガイドユニット8A,8Bが既に作用位置に切り換えら
れ、第一操向用ガイドユニット7A,7Bが非作用位置
にあれば、そのままで良い。
【0018】この結果、搬送用電車1は第二ガイドレー
ル2Bにのみ案内されて、当該第二ガイドレール2Bに
沿って走行することになるので、図3Aに仮想線で示す
ように、当該搬送用電車1は分岐点25で分岐走行経路
23の方へ分岐走行し、分岐走行経路23を走行するこ
とになる。この分岐走行時に、主走行経路22の第二ガ
イドレール2B上を転動する第二走行車輪6の駆動輪1
3と遊転輪14とは、当該第二ガイドレール2Bが円弧
状レール部分26を介して分岐走行経路23の第二ガイ
ドレール2Bと連続しているので、連続して第二ガイド
レール2B上を転動することになるが、主走行経路22
の第一ガイドレール2A上を転動していた第一走行車輪
5の駆動輪11と遊転輪12とは、当該第一ガイドレー
ル2Aと分岐走行経路23の第一ガイドレール2Aとが
分断されているので、主走行経路22の第一ガイドレー
ル2A上から外れた後、再び分岐走行経路23の第一ガ
イドレール2A上に乗り移ることになり、この間だけ、
搬送用電車1は第二走行車輪6の駆動輪13と遊転輪1
4とを介して第二ガイドレール2Bにのみ偏心状態で支
持されて走行することになる。そしてまた、この間は、
第二走行車輪6の駆動輪13のみで推進されることにな
る。
【0019】搬送用電車1をして分岐走行経路23に分
岐させないでそのまま主走行経路22を直進走行させる
ときは、第二操向用ガイドユニット8A,8Bを作用位
置に切り換えないで非作用位置のままとし、第一操向用
ガイドユニット7A,7Bのみを作用位置としておけば
良い。このとき、第二走行車輪6の駆動輪13と遊転輪
14とが一時的に主走行経路22における第二ガイドレ
ール2Bから外れることになり、この間、搬送用電車1
は第一走行車輪5の駆動輪11と遊転輪12とを介して
第一ガイドレール2Aにのみ偏心状態で支持され、第一
走行車輪5の駆動輪11のみで推進されることになる。
【0020】図5に示す右側への分岐走行経路24へ搬
送用電車1を分岐走行させるときは、その分岐点27に
搬送用電車1が到着する前に、ガイドユニット切換手段
9A,9Bにより第二操向用ガイドユニット8A〜8B
を非作用位置に切り換えるとともに、第一操向用ガイド
ユニット7A,7Bを作用位置に切り換える。勿論、こ
の状態にあれば、切り換えの必要はない。第一ガイドレ
ール2Aに係合する第一操向用ガイドユニット7A,7
Bのみが作用位置にあるため、搬送用電車1は、円弧状
レール部分28を介して連続する第一ガイドレール2A
にのみ案内されて、分岐点27で分岐走行経路24の方
へ分岐走行し、この分岐走行経路24を走行することに
なる。なお、分岐走行経路24へ分岐走行するときは、
分岐点25を通過して主走行経路22を直進する場合と
同様に、一時的に搬送用電車1が第一走行車輪5を介し
て第一ガイドレール2Aにのみ偏心状態で支持され、そ
してこの第一走行車輪5の駆動輪11のみによって推進
される。
【0021】搬送用電車1をして分岐走行経路24に分
岐させないでそのまま主走行経路22を直進走行させる
ときは、第二操向用ガイドユニット8A,8Bを作用位
置に切り換えるとともに第一操向用ガイドユニット7
A,7Bを非作用位置に切り換えれば良い。
【0022】なお、分岐走行経路23,24から主走行
経路22や他の分岐走行経路に搬送用電車1を合流させ
る合流点も、図5に示した構成と同様に構成することが
できる。即ち、その合流点における水平カーブ経路の内
側になるガイドレールのみを、円弧状レール部分26,
28を介して、合流手前の走行経路と合流後の走行経路
との間で連続させるように第一及び第二両ガイドレール
2A,2Bを配設すれば良い。
【0023】この分岐走行経路23,24から主走行経
路22や他の分岐走行経路に搬送用電車1を合流させる
電車乗り移り部においても、上記と同様にガイドユニッ
ト切換手段9A,9Bにより第一操向用ガイドユニット
7A,7Bと第二操向用ガイドユニット8A,8Bと
を、合流方向に応じて択一的に作用位置に切り換えれば
良い。
【0024】ガイドユニット切換手段9A,9Bの構成
は、上記実施例のものに限定されない。例えば、第一ガ
イドレール2Aと第二ガイドレール2Bとは互いに平行
に並列架設されているので、第一操向用ガイドユニット
7A,7Bを作用位置と非作用位置とに切り換える切換
手段と、第二操向用ガイドユニット8A,8Bを作用位
置と非作用位置とに切り換える切換手段とを各別に設け
ておき、両方の操向用ガイドユニット7A,7B及び8
A,8Bを何れもガイドレール2A,2Bに係合する作
用位置、即ち垂直軸ローラ15,16が第一ガイドレー
ル2Aを左右両側から挟むとともに垂直軸ローラ17,
18も第二ガイドレール2Bを左右両側から挟む状態、
に切り換えた状態で、搬送用電車1をして平行に並列す
る両ガイドレール2A,2Bに沿って走行させることが
できる。
【0025】また、上記実施例においては、切換レバー
20a〜20cが中立姿勢にあるとき、両端の垂直軸ロ
ーラ15〜18が何れもガイドレール2A,2Bから上
下に離間するように構成して、第一操向用ガイドユニッ
ト7A,7Bと第二操向用ガイドユニット8A,8Bの
両方を非作用位置に切り換え可能にすれば、切換レバー
20a〜20cを中立姿勢にして、両ガイドレール2
A,2Bの中間に位置する両操向用ガイドユニット7A
〜8Bの垂直軸ローラ15,17によって駆動トロリー
3と遊動トロリー4の位置と走行方向を規制し、以て、
搬送用電車1をガイドレール2A,2Bに沿って走行さ
せることができる。
【0026】また、ガイドレール2A,2Bの上側端面
の上を第一走行車輪5や第二走行車輪6が転動するよう
に構成したが、例えば断面コの字形のガイドレールを使
用し、このガイドレールの内側に第一走行車輪5や第二
走行車輪6が嵌合して転動するように構成することもで
きる。
【0027】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の搬送装置
によれば、搬送用電車は、常に第一及び第二の2本の並
列するガイドレールに第一走行車輪と第二走行車輪とを
介して安定的に支持させ、そして第一ガイドレールに係
合する第一操向用ガイドユニットと第二ガイドレールに
係合する第二操向用ガイドユニットの少なくとも一方に
より、第一及び第二の2本の並列するガイドレールに沿
って走行させることができる。
【0028】そして、走行経路の分岐合流点では、その
水平カーブ経路の内側にあって分岐合流点の前後で連続
する一方のガイドレールに係合する側の操向用ガイドユ
ニットのみを作用位置に切り換えるだけで、搬送用電車
をして自動的に目的の分岐走行経路へ分岐走行させた
り、合流相手側側の走行経路へ合流走行させることがで
きる。
【0029】従って、走行経路側の分岐合流箇所に従来
のようなレール切換手段を設ける必要がなくなり、第一
ガイドレールと第二ガイドレールとを並列状に配設する
だけで良いので、分岐合流箇所の多い大規模な搬送経路
を構成する場合でも、その全体をシンプル且つ安価に構
成することができるとともに、搬送経路レイアウトの変
更や規模の拡大縮小も容易に行うことができる。しか
も、走行経路上では搬送用電車をして常に左右2本のガ
イドレールを介して安定的に支持走行させることができ
るので、大重量物の搬送設備としても安全に活用するこ
とができる。
【0030】また、搬送用電車自体が走行するガイドレ
ールを選択しながら自走するのであるから、分岐合流箇
所において当該電車を一旦停止させる必要がなくなり、
無駄な待ち時間を無くして搬送作業全体を効率良く行う
ことができる。しかも、第一及び第二各操向用ガイドユ
ニットが係合する相手の第一及び第二両ガイドレール
は、走行経路の全長にわたって並設されているので、分
岐合流点の手前の任意の場所で走行中にガイドユニット
切換手段を作動させて、分岐合流の準備を完了させるこ
とができ、ガイドユニット切換手段の制御が簡単容易に
行える。
【0031】なお、請求項2に記載の構成によれば、各
々垂直軸芯の周りに回転可能な前後一対のトロリーによ
り搬送用電車をガイドレールに支持案内させるのである
から、全長の長い搬送用電車であっても、水平カーブ経
路部分を有する走行経路において円滑に当該搬送用電車
を走行させることができ、しかも、分岐合流も確実円滑
に行わせることができる。
【0032】また、請求項3に記載の構成によれば、ガ
イドユニット切換手段の切換レバーをシーソー運動させ
るだけで、一方の操向用ガイドユニットを非作用位置か
ら作用位置に切り換えるとともに他方の操向用ガイドユ
ニットを作用位置から非作用位置に切り換えることがで
きるので、各操向用ガイドユニットを各別に切り換える
切換手段を配設する場合よりも全体をシンプル且つ安価
に構成することができるとともに、両方の操向用ガイド
ユニットが非作用位置になってしまう恐れもなく、安全
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一ガイドレールとこれに支持案内される搬
送用電車を示す側面図である。
【図2】 同平面図である。
【図3】 A図は主走行経路から分岐走行経路への分岐
点と搬送用電車とを示す要部の平面図であり、B図は分
岐前の状態でのガイドレールと搬送用電車とを示す一部
縦断正面図である。
【図4】 分岐走行経路中の搬送用電車を示す一部縦断
正面図である。
【図5】 主走行経路と分岐走行経路とを示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 搬送用電車 2A 第一ガイドレール 2B 第二ガイドレール 3 駆動トロリー 3a 駆動トロリーの回転中心である垂直支軸 4 遊動トロリー 4a 遊動トロリーの回転中心である垂直支軸 5 第一走行車輪 6 第二走行車輪 7A 第一操向用ガイドユニット 7B 第一操向用ガイドユニット 8A 第二操向用ガイドユニット 8B 第二操向用ガイドユニット 9A ガイドユニット切換手段 9B ガイドユニット切換手段 10 モータ 11 駆動輪 12 遊転輪 13 駆動輪 14 遊転輪 15 垂直軸ローラ 16 垂直軸ローラ 17 垂直軸ローラ 18 垂直軸ローラ 19 前後方向水平支軸 20a 切換レバー 20b 切換レバー 20c 切換レバー 21 切換レバー駆動用アクチュエータ 22 主走行経路 23 左側への分岐走行経路 24 右側への分岐走行経路 25 分岐点 26 円弧状レール部分 27 分岐点 28 円弧状レール部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送用電車と、ガイドレールとから成り、 搬送用電車は、走行方向に対し左右一側方に位置する第
    一走行車輪と、左右他側方に位置する第二走行車輪と、
    第一操向用ガイドユニットと、第二操向用ガイドユニッ
    トと、各ガイドユニットを作用位置と非作用位置とに切
    り換えるガイドユニット切換手段とを備え、 ガイドレールは、第一走行車輪を介して搬送用電車を支
    持するとともに第一操向用ガイドユニットを介して搬送
    用電車の走行方向を規制する第一ガイドレールと、第二
    走行車輪を介して搬送用電車を支持するとともに第二操
    向用ガイドユニットを介して搬送用電車の走行方向を規
    制する第二ガイドレールとを有し、両ガイドレールは搬
    送用電車の各走行経路において並設されるとともに、走
    行経路の分岐合流点では、その水平カーブ経路の内側に
    なるガイドレールのみを両走行経路間で連続させて成る
    搬送装置。
  2. 【請求項2】搬送用電車は、各々垂直軸芯の周りに回転
    可能で且つ第一ガイドレールと第二ガイドレールとの間
    に位置する前後一対のトロリーを備え、 第一走行車輪と第二走行車輪とは前記トロリーの夫々に
    左右振り分け状に軸支されたもので、夫々が一方のトロ
    リーに軸支されたモータ連動駆動輪と、他方のトロリー
    に軸支された遊転輪とを有し、 第一及び第二各操向用ガイドユニットとガイドユニット
    切換手段は、前後一対のトロリーの各々に配設されてい
    る請求項1に記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】第一及び第二各操向用ガイドユニットは、
    第一及び第二各ガイドレールを左右両側から挟む垂直軸
    ローラを備え、 ガイドユニット切換手段は、第一及び第二両ガイドレー
    ルの中間位置を支点にしてシーソー運動可能な切換レバ
    ーを備え、この切換レバーの両端部に、前記垂直軸ロー
    ラの内、第一及び第二両ガイドレールの外側面に当接す
    る垂直軸ローラが軸支され、当該切換レバーのシーソー
    運動によりその両端部の垂直軸ローラが択一的に第一及
    び第二各ガイドレールの外側面に当接するようにした請
    求項1または2に記載の搬送装置。
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