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JPH08328439A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH08328439A
JPH08328439A JP15220595A JP15220595A JPH08328439A JP H08328439 A JPH08328439 A JP H08328439A JP 15220595 A JP15220595 A JP 15220595A JP 15220595 A JP15220595 A JP 15220595A JP H08328439 A JPH08328439 A JP H08328439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
charging
control
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15220595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Honda
孝男 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP15220595A priority Critical patent/JPH08328439A/ja
Publication of JPH08328439A publication Critical patent/JPH08328439A/ja
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  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動可能な像担持体1に作像手段により画像
形成し、画像形成後の像担持体はこれに当接させた可撓
性清掃部材13aで清掃して繰り返し使用する方式の画
像形成装置において、清掃部材13aに異常が発生して
も装置に適切な対処動作を行わせて、清掃部材13aの
異常に基づく、画像障害の発生、ミスコピーによる被記
録材の無駄消費を無くすこと。 【構成】 可撓性清掃部材13aの正常・異常判別手段
100〜103と、該手段の判別情報に応じて装置の運
転を制御する手段100を有すること、可撓性清掃部材
が異常と判別された場合において、装置を画像形成不能
とする制御と、リカバリー動作制御と、画像形成を再開
させる制御の一連の自動制御であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動可能な像担持体に
作像手段により画像形成し、画像形成後の像担持体はこ
れに当接させた可撓性清掃部材で清掃して繰り返し使用
する方式の電子写真装置(複写機・光プリンタなど)・
静電記録装置等の画像形成装置に関する。
【0002】上記において、像担持体は例えば回転ドラ
ム型・回動ベルト型等の電子写真感光体・静電記録誘電
体等である。
【0003】作像手段は例えば電子写真プロセス手段・
静電記録プロセス手段等である。
【0004】可撓性清掃部材はゴム・合成樹脂等のクリ
ーニングブレードである。
【0005】画像形成装置には、像担持体に形成させた
画像を被記録材に転写し定着させて該被記録材をプリン
トとして出力し、像担持体は清掃部材で清掃して繰り返
し使用する転写方式の画像形成装置の他にも、像担持体
面に形成担持させた画像をモニター部に位置させて表示
・閲読に供し、その後その画像を清掃部材で清掃消去し
て、像担持体は繰り返して表示画像の作像に供するよう
な画像表示装置・ディスプレイ装置等も含む。
【0006】
【従来の技術】転写方式の電子写真装置を例にして説明
する。該装置は、像担持体としての回転ドラム型等の電
子写真感光体に電子写真プロセス手段にて目的の画像情
報に対応した可転写画像としてのトナー画像を形成さ
せ、そのトナー画像を被記録材としての転写材に転写手
段にて転写させ、その転写材を定着手段へ導入して転写
トナー画像を定着させてプリントアウトする。転写材に
対するトナー画像転写後の感光体はクリーニング手段に
より転写の残りトナーなどの付着残留汚染物が清掃除去
されて清浄面化されて繰り返して作像に供される。
【0007】電子写真プロセス手段は、一般的には、感
光体面を所定の極性・電位に一様に帯電処理する帯電手
段、その感光体帯電面に目的の画像情報の画像露光を行
なって静電潜像を形成させる露光手段、その静電潜像を
トナー現像する現像手段を有する。
【0008】帯電手段は、非接触式のコロナ放電装置が
一般的であるが、近時は、電圧を印加した帯電部材を感
光体に当接させて帯電処理する接触式の帯電装置が実用
化されている。この接触式の帯電装置はコロナ放電器と
の対比において、電源の低圧化が図れる、オゾンの発生
は極微量である等の長所がある。
【0009】クリーニング手段はブレードクリーニング
式が一般的である。これは清掃部材としてゴム・合成樹
脂等のクリーニングブレード(可撓性清掃部材)を用
い、このクリーニングブレードをその先端部を感光体面
に対して感光体面移動方向とはカウンターの方向に所定
の侵入量で圧接させて配設して感光体面を拭掃させ感光
体面の転写残留トナー等をかき落すことで感光体面を清
掃させるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】クリーニング手段によ
る感光体面の清掃は重要である。
【0011】クリーニング手段で捕獲されるべきトナー
のすり抜けは、帯電手段が接触帯電部材であるときには
該接触帯電部材をトナー汚れさせて感光体面に帯電ムラ
を生じさせ、画像障害となってあらわれる。帯電手段が
非接触のコロナ放電器である場合も、感光体に接触させ
た転写ローラをトナー汚れさせたり、転写材に飛び散り
トナーとして転写され、画像障害となってあらわれる。
【0012】ブレードクリーニング方式はクリーニング
効率のよい手段である。しかし、特に高温高湿環境下で
画像形成装置が長期間放置された後において装置稼働が
なされたときには、感光体とクリーニングブレードとの
摩擦係数が増大した状態になっているため、感光体面の
移動につられてブレード当接部先端が変位し(ブレード
のめくれ、ブレード先端の変形;以下、清掃部材の異常
と称す)、ブレード先端周辺に存在していた微量のトナ
ーがブレードと感光体間を一瞬のうちにすり抜け、上述
のような画像障害を発生し易くなることがあった。
【0013】この問題は、上述例の転写式電子写真装置
に限らず、移動可能な像担持体に作像手段により画像形
成し、その形成画像を被記録材に転写した後、あるいは
モニター部で表示・閲読に供した後、像担持体はこれに
当接させた可撓性清掃部材で清掃して繰り返し使用する
方式の画像形成装置に共通の事項である。
【0014】本発明は、清掃部材に上記のような異常が
発生しても装置に適切な対処動作を行わせて、清掃部材
の異常に基づく、画像障害の発生、ミスコピーによる被
記録材の無駄消費を無くすことを可能にした画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0016】(1)移動可能な像担持体に作像手段によ
り画像形成し、画像形成後の像担持体はこれに当接させ
た可撓性清掃部材で清掃して繰り返し使用する方式の画
像形成装置において、可撓性清掃部材の正常・異常判別
手段と、該手段の判別情報に応じて装置の運転を制御す
る手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0017】(2)前記の判別手段は、可撓性清掃部材
又はその支持部材の変位状態を検知する手段、像担持体
の移動時の駆動負荷状態を検知する手段の少なくとも1
つを有し、該検知手段の検知情報から可撓性清掃部材の
正常・異常を判別することを特徴とする(1)に記載の
画像形成装置。
【0018】(3)前記の装置運転制御手段は、前記判
別手段の判別情報に応じて、装置の画像形成条件と、装
置の作動状態を制御することを特徴とすることを特徴と
する(1)に記載の画像形成装置。
【0019】(4)前記の画像形成条件の制御は、像担
持体上を帯電する帯電手段への印加電圧又は電圧印加時
間もしくはその両方の制御、像担持体上に現像剤を供給
する現像手段への印加電圧又は電圧印加時間もしくはそ
の両方の制御の少なくとも1つであることを特徴とする
(3)に記載の画像形成装置。
【0020】(5)前記の装置作動状態制御は、前記判
別手段で可撓性清掃部材が異常と判別された場合におい
て装置の緊急停止制御であることを特徴とする(3)に
記載の画像形成装置。
【0021】(6)前記の装置作動状態制御は、前記判
別手段で可撓性清掃部材が異常と判別された場合におい
て装置を画像形成不能とする制御と、装置のリカバリー
動作制御と、画像形成を再開させる制御の一連の自動制
御であることを特徴とする(3)に記載の画像形成装
置。
【0022】(7)前記の装置を画像形成不能とする制
御は、像担持体の移動を停止させる制御、像担持体帯電
手段への印加電圧を、像担持体電位が低下するか又は帯
電停止となるようにする制御、像担持体現像手段への印
加電圧を対像担持体間電界が現像性能低下又は現像停止
となるようにする制御、被記録材供給搬送動作を停止さ
せる制御の少なくとも1つであることを特徴とする
(6)に記載の画像形成装置。
【0023】(8)前記のリカバリー動作制御は、可撓
性清掃部材を正常状態に復帰させる制御を含むことを特
徴とする(6)に記載の画像形成装置。
【0024】(9)前記リカバリー動作制御は、可撓性
清掃部材を正常状態に復帰させる制御と、像担持体上を
帯電する帯電手段が像担持体に当接又は近接する帯電部
材である場合において該帯電部材を清掃する手段の動作
制御を含むことを特徴とする(6)に記載の画像形成装
置。
【0025】(10)前記の可撓性清掃部材を正常状態
に復帰させる制御は、像担持体の移動方向を画像形成時
と逆方向にする制御、可撓性清掃部材を対像担持体侵入
量を減少させる方向へ移動させる手段の動作制御の少な
くとも1つの制御でなされることを特徴とする(8)又
は(9)に記載の画像形成装置。
【0026】(11)前記の画像形成を再開させる制御
は、前記のリカバリー制御後に、前記判別手段で可撓性
清掃部材が異常と判別されて装置を画像形成不能とする
制御がなされた時点での画像形成条件の設定において装
置に画像形成動作を再開始させる制御であることを特徴
とする(6)に記載の画像形成装置。
【0027】(12)可撓性清掃部材の像担持体上に対
する当接側先端部位置を可変する手段を有することを特
徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0028】(13)移動可能な像担持体に画像形成す
る作像手段は像担持体上を帯電する帯電手段を有し、該
帯電手段は表面に高抵抗層を有し、像担持体上に接触
し、電圧が印加される接触帯電部材であることを特徴と
する(1)に記載の画像形成装置。
【0029】(14)前記帯電部材が円柱状部材である
ことを特徴とする(13)に記載の画像形成装置。
【0030】
【作用】 .可撓性清掃部材(クリーニングブレード)に異常が
発生すると、該可撓性清掃部材又はその支持部材が大き
く変位した状態となるし、また可撓性清掃部材の先端変
形により、像担持体を一定速度で移動させるための駆動
負荷(トルク)が増大することから、その可撓性清掃部
材変位状態又は/及び像担持体駆動負荷状態を検知手段
で検知することで、清掃部材の異常を検知・判別でき
る。
【0031】.そこでその検知・判別手段にて可撓性
清掃部材に異常が発生したと判別されたときには、装置
運転制御手段により、装置を画像形成不能とする制御
と、リカバリー動作制御と、装置に画像形成を再開させ
る制御の一連の装置作動状態自動制御を実行させる。
【0032】.装置を画像形成不能とする制御で、不
良画像の形成・出力が停止される。
【0033】.リカバリー動作制御において、像担持
体の移動方向を画像形成時とは逆方向にする制御や、可
撓性清掃部材を対像担持体侵入量を減少させる方向へ移
動させる手段の動作制御を行わせることで、異常となっ
ている可撓性清掃部材を正常状態に復帰させる。また可
撓性清掃部材の異常発生で汚れた帯電部材を清掃する動
作制御を行わせる。更に必要に応じては可撓性清掃部材
の像担持体への侵入量を調整制御して可撓性清掃部材の
異常再発防止をはかる。
【0034】.このようなリカバリー動作制御後に、
前記の可撓性清掃部材が異常と判別されて装置を画像
形成不能とする制御がなされた時点での画像形成条件の
設定において装置に画像形成動作を再開始させる制御を
実行させる。
【0035】.このような対処制御により、清掃部材
に異常が発生しても、常に汚れやムラのない安定した均
一な帯電部材表面状態と像担持体表面電位を形成するこ
とが可能となり、均一性の高い高画質画像を常に出力さ
せることができる。
【0036】また、不良画像は出力されなくなるため、
ミスコピー等での被記録材の無駄も無くすことが可能と
なる。
【0037】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図4) (1)画像形成装置例 図1は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成を示
している。本例の画像形成装置は、転写式電子写真プロ
セス利用の、原稿台固定−光学系移動式、接触帯電式、
ブレードクリーニング式の複写機である。
【0038】1は像担持体であり、本例のものはアルミ
ニウム等の導電性基体層1bと、その外周面に形成した
光導電層1aを基本構成層とするドラム型の電子写真感
光体である。例えば、表面材質としてポリカーボネート
系のバインダー中にポリテトラフルオロエチレン(テフ
ロン)等を分散させた機能分離型有機半導体感光体ドラ
ムや、更にその表面に硬化樹脂をコーティングしたもの
や、アモルファスシリコン感光体ドラム等である。
【0039】この感光体ドラム1(以下、感光体と略記
する)にはドラム駆動モータMが不図示の駆動ギアユニ
ット等を介して不図示のドラム回転駆動軸ギアに連結さ
れており、感光体1はモータMにより支軸1dを中心に
図面上時計方向に所定の周速度(プロセススピード)を
もって回転駆動される。
【0040】2はこの感光体1面に接して感光体面を所
定の極性・電位に一様に1次帯電処理する接触帯電部材
であり、本例はローラタイプのもの(帯電ローラ)であ
る。この帯電ローラ2は、中心芯金2cと、その外周に
形成した導電層2bと、更にその外周に順次形成した2
層の抵抗層2a2 ・2a1 とから成り、芯金2cの両端
部を不図示の軸受部材に回転自由に軸受させて感光体1
に並行に配置して不図示の押圧手段で感光体1面に対し
て所定の押圧力をもって圧接され、感光体1の回転駆動
に伴い従動回転する。
【0041】而して、電源3Aから摺動接点4を介して
芯金2cに所定の帯電バイアスが印加される。本例では
直流(DC)バイアスを印加して回転感光体1の周面を
所定の極性・電位に接触帯電(1次帯電)させている。
【0042】帯電部材2で均一に帯電処理を受けた感光
体1面は次いで露光手段10により目的画像情報の露光
L(原稿画像の結像スリット露光)を受けることで、そ
の周面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成され
る。
【0043】本例装置における露光手段10は、公知の
原稿台固定−光学系移動型の原稿画像結像スリット露光
手段である。該露光手段10において、20は固定の原
稿台ガラス、Oは該原稿台ガラス上に画像面下向きで載
置セットされた原稿、21は原稿押え板、22は原稿照
明ランプ(露光用ランプ)、23はスリット板、24〜
26は移動第1〜第3ミラー、27は結像レンズ、28
は固定ミラーである。ランプ22・スリット板23・移
動第1ミラー24は原稿台ガラス20の下面を一端側か
ら他端側へ所定の速度Vで、また移動第2・第3ミラー
25・26はV/2の速度で移動駆動されて原稿台ガラ
ス20上の下向き原稿面が一端辺側から他端辺側に走査
され、原稿画像が回転感光体1面に結像スリット露光L
される。
【0044】感光体1面の形成潜像は次いで現像手段1
1によりトナー画像として順次に可視像化されていく。
この現像手段11の現像ローラもしくは現像スリーブ1
1aには電源3Bから所定の現像バイアスが印加され
る。本例では現像スリーブ11a上の粉体トナーを該ス
リーブにAC+DCバイアスを印加して感光体に飛翔さ
せて潜像を可視化させている。
【0045】このトナー画像は、不図示の給紙手段部か
らレジストローラ対40を介して感光体1の回転と同期
どりされて適正なタイミングをもって感光体1と転写手
段12との間の転写部へ搬送された被記録材としての転
写材14の面に順次に転写されていく。本例の転写手段
12は転写ローラであり、転写材14の裏からトナーと
逆極性の帯電を行なうことで感光体1面側のトナー画像
が転写材14の表面側に転写されていく。3Cはこの転
写ローラ12に所定の転写バイアスを印加する電源であ
る。
【0046】トナー画像の転写を受けた転写材14は感
光体1面から分離されて不図示の像定着手段へ搬送され
て像定着を受け、画像形成物として出力される。或いは
裏面にも像形成するものでは転写部への再搬送手段へ搬
送される。
【0047】像転写後の感光体1面はクリーニング手段
13で転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清
浄面化され、更に除電露光装置15により除電されて、
繰り返して作像に供される。
【0048】本例において該クリーニング手段13はブ
レードクリーニング方式のクリーニングユニットであ
り、可撓性清掃部材としての、ゴム・合成樹脂等のクリ
ーニングブレード13aを、その先端部を感光体1面に
対して感光体面移動方向とはカウンターの方向に所定の
侵入量(当接での仮想食い込み量)圧接させて配設して
感光体面を拭掃させる。ブレード13aで掻き取られた
感光体面の転写残りトナー等はクリーニングユニット1
3の容器中に収納される。
【0049】クリーニングブレード13aはブレード支
持板13bに一体成形されたウレタンゴム注型ブレード
や、板状ゴムの支持板貼りつけタイプ等である。ゴム材
質としてはウレタン系・ナイロン系・シリコン系等が使
用される。
【0050】(2)クリーニングブレード13aの正常
・異常検知判別手段 クリーニングブレード13と感光体1の摩擦係数増大に
よるクリーニングブレード13aに異常(ブレードめく
れ、ブレード先端の変位・変形)が発生すると、該ブレ
ード13aやその支持板13bが大きく変位する。また
ブレード先端の変形により感光体1の回転が抑制される
ため、感光体1を一定速度で回転駆動させようとする駆
動モータMの駆動負荷が増大する。
【0051】そこで本実施例ではこれらからクリーニン
グブレード13aの正常・異常を検知・判別する。
【0052】即ち、101はクリーニングブレード13
a上に設置した変位センサーである。ブレード13aの
変位状態が該センサー101により検知され、その検知
値が判別装置100に入力される。変位センサー101
としては、加速度ピックアップ等の振動解析用素子や、
光学式の変位測定装置等が使用できる。ブレード支持板
13bに該変位センサー101を配置しても同効であ
る。
【0053】102は感光体回転駆動モータMに設置し
た、該モータの回転負荷を検知するトルク検知器であ
る。モータMの回転負荷が該検知器102で検知され、
その検知値が判別装置100に入力される。
【0054】判別装置100は、上記の変位センサー1
01からのブレード変位状態検知値を既知の標準値と比
較し、またトルク検知器102からのモータ回転負荷検
知値を既知の標準値と比較する。本例では判別装置10
0は、図2のグラフの斜線領域のように、ブレード変位
状態検知値と、モータ回転負荷検知値の両方が同時に特
定値以上となった場合において、クリーニングブレード
13aに異常が発生したと判別する。
【0055】ブレード変位状態とモータ回転負荷の何れ
か一方の検知値と特定標準値との比較でブレードの正常
・異常判別をさせることもできるが、上記のように2種
類を同時に検知し、両者の検知値をそれぞれ特定標準値
と比較することによってブレードの正常・異常判別をさ
せる方が判断の性格性が格段に向上する。
【0056】ブレード変位状態検知値やモータ回転負荷
検知値の比較用の特定標準値は、ブレード13aや感光
体ドラム1の種類に応じて任意に設定可能である。
【0057】判別装置100は、本例の場合、上記のよ
うにクリーニングブレード13aの正常・異常を判別す
る判別機能部を有するとともに、画像形成装置の通常時
の運転シーケンス制御、クリーニングブレード異常発生
時の運転シーケンス制御等を行う装置運転制御機能部等
を含むCPU(中央制御装置)である。装置運転制御機
能部により、前記の帯電バイアス印加電源3A・現像バ
イアス印加電源3B・転写バイアス印加電源3C、感光
体駆動モータM、レジストローラ対40、次の帯電ロー
ラ清掃手段の駆動手段103、その他の作動装置が制御
される。
【0058】(3)帯電ローラ2の清掃手段 104は帯電ローラ2の清掃部材であり、駆動手段10
3により帯電ローラ2に対して接離される。清掃部材1
04は帯電ローラ表面への接触面に超微細繊維を含んだ
布状部材が適している。この清掃部材104を帯電ロー
ラ2に接離させる駆動手段103は電磁ソレノイド等が
適している。
【0059】駆動手段103は判別装置100により制
御され、通常は清掃部材104を帯電ローラ2に非接触
としたOFF状態に保持されている。
【0060】(4)画像形成装置の通常時の運転シーケ
ンス制御(図3) 図3は、画像形成装置の通常時、即ちクリーニングブレ
ード13aに異常が検知されず、判別装置100の判別
機能部出力OFFのときの運転シーケンス制御例であ
る。本例は2枚連続プリントの場合を示している。
【0061】.プリント(コピー)開始信号にもとづ
き、それまでスタンバイ状態にある装置の感光体1の回
転駆動が開始されて前回転期間が開始される。この感光
体1の回転開始と同時に除電露光15がONとなり、区
間A1において感光体1の一周面以上が除電される。
【0062】.次に接触帯電部材である帯電ローラ2
に対する1次帯電バイアスであるDC(直流)バイアス
がONとなる。
【0063】.この1次帯電バイアスは、はじめに区
間B1で定電圧制御され、その間にDC電流の検知がな
され、次に該検知したDC電流に対応した帯電ローラD
C定電圧制御がなされる。
【0064】画像形成が始まるまでが感光体1の前回転
期間であり、その間の感光体1面は非画像域面であり、
従って帯電ローラ2は感光体1の非画像域面に対応して
いる前回転期間の区間B1において帯電ローラDC定電
圧制御がなされ、このときのDC電流の検知と1次電圧
補正(帯電ローラ2に対する1次帯電バイアス補正)が
なされる。
【0065】.1次補正電圧で帯電ローラDC定電圧
制御が始まったら画像露光(原稿画像の結像スリット露
光)による1枚目の画像形成が行なわれる。帯電ローラ
2は感光体1の画像形成域対応面をDC定電圧制御状態
にて帯電処理する。現像スリーブ11aに対する印加現
像バイアスの直流電圧は、感光体1の非画像域ではバイ
アスHに、画像形成域ではバイアスMに制御される。バ
イアスHは感光体面をトナー現像しないバイアスであ
り、バイアスMはトナー現像するバイアスである。
【0066】.1枚目のプリントについての画像形成
が終了し、次の2枚目のプリントについての画像形成が
開始されるまでの間の所謂紙間の感光体面は非画像域面
であり、本実施例ではこの紙間でも再び帯電ローラ2の
DC定電圧制御・DC電流検知・DC定電圧制御を実行
させている。
【0067】即ち、1枚目のプリントが終了したら1次
帯電バイアスを紙間の区間B2において再び帯電ローラ
DC定電圧制御となし、DC電流検知を実行させ、次い
でその検知DC電流に応じた帯電ローラ定電圧制御を実
行させて2枚目のプリントについての画像形成を実行さ
せている。3枚以上の連続プリントのときも各紙間にお
いて同様に帯電ローラDC定電圧制御・DC電流検知・
DC定電圧制御のシーケンスを行なう。
【0068】.最終枚目のプリントの画像形成が終了
したら感光体1は後回転期間に入り、この後回転期間の
区間A2において除電露光装置15による感光体1の一
周面以上の除電露光がなされて除電され、感光体1の回
転と除電露光がOFFとなり、装置は次のプリント開始
信号の入力までスタンバイ状態に入る。
【0069】上記の構成において、耐久によって感光体
表面が削れて感光体膜厚が薄くなった場合には帯電ロー
ラ2が感光体1の非画像域面に対応しているときになさ
れているDC定電圧制御期間B1やB2の検知DC電流
が高くなり、その検知DC電流に応じた低下補正電圧で
の帯電ローラDC定電圧制御のもとで感光体1の画像形
成域面に対する帯電処理が帯電ローラ2によりなされて
画像形成が実行される。また、低湿環境にて特に帯電ロ
ーラ2の抵抗が下がり、上記期間B1やB2の帯電ロー
ラDC定電圧制御の検知DC電流が低くなる。その検知
DC電流に応じた増加補正電圧での帯電ローラDC定電
圧制御のもとで感光体1の画像形成域面に対する帯電処
理が帯電ローラ2によりなされて画像形成が実行される
ので、帯電ローラ2の環境での抵抗変動にかかわらず感
光体1の帯電電位は一定化される。 (5)クリーニングブレード異常発生時の運転シーケン
ス制御(図4) 図4は、クリーニングブレード異常発生時、即ちクリー
ニングブレード13aの異常が検知・判別されて、判別
装置100の判別機能部出力ONのときの運転シーケン
ス制御例である。
【0070】.プリント開始信号(コピーON信号)
により、前記の通常時と同様に、感光体回転、除電露
光、1次帯電手段によるDC定電圧制御、現像バイアス
の直流バイアスH(非画像域用)の印加等が開始され
る。
【0071】.クリーニングブレード13aの異常発
生により、判別装置100の判別機能部からON信号が
出力されると、直後に感光体駆動モータが停止し、これ
と同時に1次帯電がOFF状態となる。
【0072】但し、現像バイアスのDCバイアスHは非
画像域バイアスのままなので、感光体上へのトナー現像
は行わないバイアス設定Hとなっているためそのまま出
力されている。もっとも、感光体回転停止等と同時に全
ての現像バイアス(AC+DC)をOFFしてもよい。
【0073】ここまでが、装置を画像形成不能とする制
御である。
【0074】.感光体回転停止後、一時的に感光体1
が逆方向に回転する期間Rを有するように感光体駆動モ
ータMが制御され、一定時間後停止する。この感光体1
の逆回転Mにより、異常を生じたクリーニングブレード
13aが正常状態に復帰する。
【0075】.次に、感光体駆動モータMが正転駆動
に制御されて、正規方向への感光体回転が始まると同時
に帯電ローラ清掃手段104の駆動手段103がON状
態となり、清掃手段104が回転する帯電ローラ1面に
当接するように押圧され、帯電ローラ面が清掃される。
そして一定時間後に駆動手段103はOFF状態となり
清掃手段104が帯電ローラ1面から離れて清掃が終了
する。
【0076】ここまでが、リカバリー動作制御(画像形
成準備をする作動制御)である。
【0077】.感光体の正規方向への回転は継続して
行われ、帯電ローラ2に対して帯電バイアス印加電源3
Aから先程の電圧制御値によって制御されつつ電圧印加
がされ、回転感光体1の1次帯電が実行される。
【0078】.被記録材としての転写材14の搬送タ
イミング合わせのレジストローラ40が画像タイミング
に合わせて作動制御され、回転感光体1の画像形成域面
に対する画像形成用画像露光が行われ、且つ現像バイア
ス印加電源3Bの現像バイアスが非画像域用バイアスH
から画像域用バイアスMに切り換わり現像が行われる。
【0079】この後は前記通常時のシーケンス(図3)
と同様に制御が行われることとなる。ここの通常時の画
像形成はもともと最初に設定された画像形成条件による
制御、即ち装置を再運転させる制御(画像を再形成をす
る制御)である。
【0080】このように、クリーニングブレード13a
に異常が発生しても、上記のような装置を画像形成不能
とする制御と、リカバリー動作制御と、画像形成を再開
させる制御の一連の対処自動制御が実行されて、常に汚
れやムラのない安定した均一な帯電部材表面状態と感光
体表面電位を形成することが可能となり、均一性の高い
高画質画像を常に出力させることができる。、また、不
良画像は出力されなくなるため、ミスコピー等での被記
録材14の無駄もなくすことが可能である。
【0081】〈実施例2〉(図5・図6) 本実施例は、クリーニングブレード異常発生時の運転シ
ーケンス制御のリカバリー制御において、異常を生じた
クリーニングブレード13aの正常状態への復帰をより
確実化させるようにしたものである。またクリーニング
ブレード13aの異常再発防止をはかったものである。
【0082】即ち本実施例では、ブレード先端変位値と
感光体回転トルク値が共に限界点を越えた場合にはクリ
ーニングブレードの感光体面への侵入量(当接での仮想
食い込み量)を減少させる方向へブレード先端を移動可
能とするブレード位置可変手段を具備させてブレード設
定条件を最適調整するものである。
【0083】図5の装置は、クリーニングユニット13
を変位手段105により全体的に感光体1に対して接近
方向及び離れ方向に並行移動させることができるように
してある。変位手段105は例えばステッピングモータ
とねじ杆等から構成することができ、判別装置100に
より制御される。クリーニングユニット13が変位手段
105で位置変位制御されることでクリーニングブレー
ド先端の感光体面への侵入量が制御される。またブレー
ド位置の可変構成は、クリーニングブレードの支持板1
3b自体をを並行移動させたり、回動移動させたりする
等の手段構成とすることもできる。その他の装置構成は
図1のものと同じである。
【0084】クリーニングブレード異常発生時の運転シ
ーケンス制御のリカバリー制御において、上記の変位手
段105は、図6のシーケンス図に示すように、クリー
ニングブレード13aの異常が検知・判別されて、判別
装置100の判別機能部出力ON信号により感光体1の
回転停止後、感光体1の逆回転Mが開始する前に、可変
動作が始まる。
【0085】これはブレード13aの変形状態が予想不
能な状態に陥っている場合でもブレードの感光体1への
当接圧を弱めることによってブレード自身の復元力で元
の形状に戻すことを先に行い、ブレードの損傷等を避け
るためのものである。
【0086】ブレード位置の最適調整は例えば0.1m
m単位でブレード侵入量を減少させながら、その都度ブ
レード変位とトルク検知を行いそれを繰り返して標準値
に近づけていく方法等が有効である。
【0087】調整が終了してからの動作制御は、図3で
の説明内容と同様である。
【0088】本実施例によれば、異常を生じたクリーニ
ングブレード13aの正常状態への復帰をより確実化さ
せ得る。またクリーニングブレード13aに生じた異常
の程度に応じて、ブレード設定条件を最適に調整するた
め、異常の再発を防止できる。
【0089】〈実施例3〉(図7) 図7は本実施例の画像形成装置の概略図である。本実施
例は、図1に示したアナログ光学系に代えてデジタル光
学系を用いたレーザービームプリンターである。画像信
号発生器53からの画像信号に応じてレーザー51の光
発振をポリゴンミラー(回転鏡)52によって反射し、
感光体面上を光走査して回転感光体1の面に静電潜像を
形成させるものである。他の装置構成・制御は前述の図
1や図5の装置と同様である。
【0090】本実施例の画像形成装置の場合は、ブレー
ド変位量と感光体回転トルクの情報により、感光体回転
のムラ等の状況予想をし、その予想値に基づき画像信号
発生器53側で感光体回転ムラを補正する光量補正をか
けることが可能となる。
【0091】これにより、トナーのすり抜けや、回転ム
ラ等の異常が発生しても常に良好なる画像形成を行うこ
とができる。
【0092】LEDアレーの点滅制御による露光方式の
画像形成装置の場合も本実施例と同様の制御構成とする
ことができる。
【0093】〈実施例4〉(図8) 図8は本実施例の画像形成装置の概略図である。本実施
例ではクリーニングブレード13aを、感光体1を1次
帯電処理する接触帯電部材として兼用させたものであ
る。即ちクリーニングブレード13aは半導電性材料で
形成されており、支持板13bに接続した電源3Aから
帯電バイアスを印加することにより、感光体1面のクリ
ーニングと同時に帯電を行うものである。他の装置構成
・制御は前述の図1や図5や図7の装置と同様である。
【0094】本実施例では変位センサ101及び感光体
回転トルク検知器102からの検知情報によりブレード
13aの異常を検知すると共に、感光体1の回転ムラを
予想し、ムラ補正をすべく電源3Aからの印加電圧を補
正することができる。
【0095】また、帯電に最適なブレード設定条件とな
るようにブレード位置変位手段105によりブレード位
置を調整することも可能である。
【0096】回転可能なローラタイプの帯電部材の場合
には必要であった給電用摺動接点なしに給電できるか
ら、給電用摺動接点から発生する可能性のある電気ノイ
ズをなくすことができる。
【0097】また、クリーニングブレードと帯電部材と
を兼用させたことにより省スペース及び簡素化が図れ
る。
【0098】なお本発明において、可撓性清掃部材の異
常検知・判断、リカバリー、再運転の制御は、実施例の
ような前多回転や前回転期間中だけでなく、非画像域で
あれば通紙間中にも適用可能なことは自明である。
【0099】帯電手段は、帯電ローラ・帯電ブレード・
帯電シート等の接触帯電手段に限らず、帯電部材を像担
持体に極近接させて帯電処理する帯電手段であってもよ
いし、コロナ放電器等の非接触タイプの帯電手段であて
もよい。
【0100】〈接触帯電について〉(図9〜図17) 以下に接触帯電の少し詳しい説明をする。
【0101】画像形成装置において、被帯電体としての
像担持体面を帯電処理する手段機器としては従来よりコ
ロナ放電装置が広く利用されている。
【0102】コロナ放電装置は像担持体等の被帯電体面
を所定の電位に均一に帯電処理する手段として有効であ
る。しかし、高圧電源を必要とし、コロナ放電のために
好ましくないオゾンが発生するなどの問題点を有してい
る。
【0103】このようなコロナ放電装置に対して、前記
のように電圧を印加した帯電部材を被帯電体面に接触さ
せて被帯電体面を帯電処理する接触式帯電装置は、電源
の低圧化が図れ、オゾンの発生量が少ない等の長所を有
していることから、例えば画像形成装置に於いてコロナ
放電装置にかえて感光体・誘電体等の像担持体、その他
の被帯電体面の帯電処理手段として注目され、その実用
化研究が進められている。
【0104】例えば、本出願人が先に提案(特願昭62-5
1492号・同62-230334 号など)したように、接触式帯電
装置に於いて直流電圧を帯電部材に印加したときの被帯
電体の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有する
振動電界(交互電界、時間とともに電圧値が周期的に変
化する電界(電圧))を帯電部材と被帯電体との間に形
成すること、更には表層に高抵抗層を設けた帯電部材を
用いることにより、被帯電体の帯電均一性、感光体等の
被帯電体表面のピンホール・傷等によるリーク防止等を
図ることができる。
【0105】また、帯電部材として導電性繊維毛ブラシ
あるいは導電性弾性ローラ等の導電性部材(導電性電位
維持部材)を被帯電体と接触させ、外部から直流電圧を
印加することにより被帯電体表面に電荷を直接注入して
被帯電体表面を所定の電位に帯電させるものもある。
【0106】図9は接触式帯電装置の一例の概略構成の
横断面図である。
【0107】1は被帯電体である。本例では回転ドラム
型の電子写真感光体(以下、感光体と記す)である。本
例の該感光体1はアルミニウム等の導電性基層1bと、
その外面に形成した光導電層1aとを基本構成層とする
ものである。
【0108】2は帯電部材である。本例はローラタイプ
である(帯電ローラ)。該帯電ローラ2は中心の芯金2
cと、その外周に形成した導電層2bと、更にその外周
に形成した抵抗層2aとからなる。
【0109】帯電ローラ2は芯金2cの両端部を不図示
の軸受部材に回転自由に軸受させて、ドラム型の感光体
1に並行に配置して不図示の押圧手段で感光体1面に対
して所定の押圧力をもって圧接され、感光体1の回転駆
動に伴い従動回転する。ギア等を取り付け、モータから
駆動力を伝達させて強制回転駆動させることも可能であ
る。
【0110】3Aは帯電ローラ2に対するバイアス印加
電源である。この電源3Aと帯電ローラ2の芯金2cと
が電気的に接続されていて電源3Aにより帯電ローラ2
に対して所定のバイアスが印加される。このバイアスと
しては直流電圧のみの印加でもよいが、前述のように交
流電圧に直流電圧を重畳した振動電圧を印加するのが好
ましい。
【0111】そして、被帯電体たる感光体1が回転駆動
されると、該感光体1に圧接され且つバイアス電圧が印
加された帯電部材としての帯電ローラ2により感光体1
の外周面が所定の極性・電位に帯電処理される。
【0112】感光体1の周囲・周辺には前記図1のよう
に、上記の帯電手段としての帯電ローラ2の他に露光手
段・現像手段・転写手段・クリーニング手段、画像定着
手段等の所要の作像プロセス機器が配設されて画像形成
機構が構成されていて画像形成が実行されるが、この図
にはそれ等のプロセス機器を省略してある。
【0113】帯電部材2はローラタイプ以外にも、ブレ
ード状タイプ・ブロック状タイプ・ロッド状タイプ・ベ
ルト状タイプなどの形態に構成できる。
【0114】図10の(a)はブレード状タイプとした
ものの一例の横断面模型図を示している。この場合、感
光体1面に当接されるブレード状帯電部材2の向きは感
光体1面の面移動方向に順方向又は逆方向のどちらでも
よい。(b)はブロック状もしくはロッド状としたもの
の一例の横断面模型図を示している。
【0115】各タイプの帯電部材2において、2cは導
電性の芯金部材、2bは導電層、2aは抵抗層を示して
いる。
【0116】ブロック状もしくはロッド状としたもの
は、回転可能としたローラタイプのものにおいては芯金
部材2cに対してバイアス電圧を印加するために必要と
する給電用摺動接点なしに芯金部材2cに対して電源3
Aに通じるリード線を直接に接続することができ、給電
用摺動接点から発生する可能性のある電気ノイズがなく
なるという利点とともに、省スペース化、さらには前記
実施例4のように被帯電体面のクリーニングブレードを
兼用させる構成のものとすることも可能である。
【0117】次に、直流電源3Aを用いて最適な帯電を
行なう方法について説明する。
【0118】まず、帯電ローラ2に直流電源により直流
電圧を印加する場合の帯電メカニズムについて説明す
る。
【0119】感光体1としては負極性のOPC感光ドラ
ムを用いた。具体的には感光体層としてアゾ顔料をCG
L層(キャリア発生層)とし、その上にヒドラゾンと樹
脂を混合したものをCTL層(キャリア輸送層)として
24μmの厚さに積層した負極性有機半導体層(OPC
層)とし、このOPC感光ドラム1を回転駆動させ、そ
の表面に帯電ローラ2を接触させ、該帯電ローラ2に直
流電圧VDCを印加して暗所でOPC感光ドラム1に接触
させて帯電を行なわせるものとし、帯電ローラ2通過後
の帯電されたOPC感光ドラム1の表面電位VD と、帯
電ローラ2に対する印加直流電圧VDCとの関係を測定し
た。
【0120】図11の(a)の24μmの直線グラフは
その測定結果を示すものである。印加直流電圧VDCに対
して帯電は図11の(a)のようにドラム膜厚ごとに閾
値を有し、特定電圧から帯電が開始し、その帯電開始電
圧以上の絶対値の電圧印加に対しては、得られる表面電
位VD はグラフ上傾き1の直線的な関係が得られた。
【0121】ここで、帯電開始電圧は以下に示すように
定義する。即ち、電位が0の像担持体に対して帯電部材
へ直流電圧のみを印加してそれを徐々に大きくしていっ
た時、その印加直流電圧に対する像担持体たる感光体の
表面電位のグラフを書いてみる。この時、DC電位を1
00Vごとに取っていくが、表面電位0に対して表面電
位が現れた時を第1の点として100Vごとに10点と
る。この10点より統計学でいう最小2乗法で直線を書
き、この直線上で表面電位0のときの印加直流電圧の値
を帯電開始電圧とする。図11のグラフの直線は上記最
小2乗法により作成したものである。
【0122】即ち、帯電ローラ2への直流印加電圧をV
DCとし、OPC感光ドラム1表面に得られる表面電位を
D 、帯電開始電圧をVTHとすると、 VD =VDC−VHT ‥‥‥(1) の関係がある。
【0123】上記の(1)式はパッシェン(Paschen) の
法則を用いて導出できる。
【0124】図12に帯電ローラ2とOPC感光体層及
びその両者の接触部の微視的空間Zの形成する等価回路
を示す。帯電ローラ2の総抵抗Rr が小さい場合、感光
体層1aに流れる電流ID により生じる電圧降下ID
rはVDCに比べて十分に小さいので無視できる。まず、
r を無視すると、空間Zにかかる電圧Vgは以下の式
で表される。
【0125】 Vg= VDC・Z/(LS /KS +Z) ‥‥‥(2) VDC:印加電圧 Z :空隙 LS :感光体層厚み KS :感光体層比誘電率 一方、空隙Zにおける放電現象はパッシェンの法則によ
り、Z=8μ以上では放電破壊電圧Vbは次の1次式
(3)及び(4)で近似できる。
【0126】 Vb=312+6.2Z (Vb>0の場合) ‥‥‥(3) Vb=−(312+6.2Z)(Vb<0の場合) ‥‥‥(4) Vb<0であるから(2)・(4)式をグラフに書く
と、図13のグラフのようになる。横軸は空隙距離Z、
縦軸は空隙破壊電圧を示し、下に凸の曲線がパッシェ
ンの曲線、上に凸の曲線・・が夫々Zをパラメー
タとした空隙電圧Vgの特性を示す。
【0127】パッシェンの曲線と、曲線〜が交点
を有するとき放電が生ずるものであり、放電が開始する
点においてはVg=Vbとして得られるZに関する2次
方程式の判別式が0になる。このときが放電開始限界で
あるから、VDC=VTHとなる。
【0128】パッシェンの法則は空隙での放電現象に関
するものであるが、上記帯電ローラ2を用いた帯電過程
においても帯電部のすぐ近傍で微少ながらオゾンの発生
(コロナ放電に比較して10-2〜10-3)が認められ、
帯電ローラによる帯電が放電現象に関係しているものと
考えられる。従ってVDCによりVD を制御するために
は、 VDC=VR +VTH ‥‥‥(5) VR :目標表面電位 を用い、電位目標値VR を設定して(5)式によりVTH
を求めて加えればVD をVR に近づけることができる。
【0129】ここで、(5)式からわかるように閾値電
圧VTHは、 D=LS /KS ‥‥‥(6) により決定されるわけであるが、このとき感光体層の比
誘電率KS は感光体周囲の温度・湿度等による影響を受
けて変化し、また感光体層の厚みLS は耐久により減少
する方向に変化する。
【0130】従って周囲環境や耐久状況で、表面電位V
D は閾値電圧VTHの変化に伴い、変動することになる。
換言すればKS 及びLS の値を知れば、表面電位VD
適正値とするための直流電圧値VDCを求めることができ
る。
【0131】ここで、感光ドラム1と帯電ローラ2によ
り形成される静電容量CP は図14の(a)・(b)に
示すように両者1・2の当接部のニップnにより形成さ
れており、ニップ部での当接面積をSP とすると図12
の等価回路から CP =SP ×KS /LS =S/D ‥‥‥(7) となる。
【0132】つまりCP ∝1/Dである。従ってCP
求めれば適正な直流電圧VDCを(5)式により求めるこ
とができる。
【0133】本実施例では、ドラム(感光体)のCP
特定する代わりに、簡易的に図15に示すようにドラム
の電荷輸送層(CT層)の膜厚(前述のLs )によって
放電インピーダンスが変化することによる帯電特性の変
化を測定し、感光体CP の変化を推定し印加電圧を補正
する方法をとっている。
【0134】図15の(a)は、帯電ローラ2への印加
電圧とドラム表面電位の関係をドラムCT層厚ごとに測
定したものである。また同様にそのときの直流電流量を
図15の(b)に示してある。この図からわかるよう
に、ドラムCT層厚によって帯電特性、電圧電流特性及
び放電開始電圧が変化することが読み取れる。
【0135】この特性を任意電圧の定電圧印加時のドラ
ムCT層厚に対してのドラム表面電位と直流電流として
表したものが図15の(a)・(b)である。CT層厚
に応じてのドラム表面電位と直流電流の関係が読み取れ
る。CT層厚が薄くなるにつれてドラム表面電位(黒電
位VD と白電位VL )と直流電流量が上昇することがわ
かる。つまり、特定な定電圧印加時の直流電流量を測定
することでドラムCPに応じた表面電位を推定すること
が可能なことがわかる。
【0136】図16は、以上の関係からドラムCT層厚
変化によるCP 変化があっても、ドラム表面電位を制御
するための検知電流量とそのときの補正電圧出力に関す
る図である。検知電流量の増加と共に電圧出力を低下さ
せるように補正をかける。この補正をかけた実験結果を
図17の(a)・(b)に示す。
【0137】横軸に画像形成回数として耐久枚数をと
り、その時どきのドラム表面電位の変化を示している。
従来の特定定電圧印加のみの場合の表面電位推移はLで
表されるが、定電圧印加時の直流電流量を検知し、その
電流量に応じて印加電圧を補正して定電圧印加すると、
Mで表されるように耐久枚数が増えても常に一定のドラ
ム表面電位が確保できる。
【0138】この実験には、前述したOPC感光ドラム
を使用した。また図1に示した画像形成装置において耐
久テストを行った。
【0139】帯電ローラ2は、図1に層構成模型を示し
たように、芯金2cの上にEPDM等の104 〜105
Ωcmの導電ゴム層2bを設け、その上にヒドリンゴム
等からなる107 〜109 Ωcm程度の中抵抗層2a2
を設け、その上にトレジン(注:帝国化学(株)の商
標)等のナイロン系物質からなる107 〜1010Ωcm
のブロッキング層2a1 を表層として設けた、硬度がA
sker−C測定で50°〜70°程度のものを用い
た。そしてこの帯電ローラ2を感光ドラム1に総圧16
00gで当接させ、従動回転させて帯電を行った。
【0140】帯電部材の抵抗層の環境湿度変動や耐久変
動で、抵抗値が上昇した場合には検知電流量が減少し、
画像部印加電圧値に電圧増加補正を加えるため、帯電不
足が発生せず、良好な帯電が行える。
【0141】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、移動可能
な像担持体に作像手段により画像形成し、画像形成後の
像担持体はこれに当接させた可撓性清掃部材で清掃して
繰り返し使用する方式の画像形成装置について、清掃部
材に異常が発生しても装置に適切な対処動作を行わせ
て、清掃部材の異常に基づく、画像障害の発生、ミスコ
ピーによる被記録材の無駄消費を無くすことが可能とな
る。また異常発生の再発も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の概略構成図
【図2】クリーニングブレードの正常・異常判別条件の
説明図
【図3】装置の通常時の動作シーケンス図
【図4】クリーニングブレードの異常判別時の装置の動
作シーケンス図
【図5】実施例2の画像形成装置の概略構成図
【図6】クリーニングブレードの異常判別時の装置の動
作シーケンス図
【図7】実施例3の画像形成装置の概略構成図
【図8】実施例4の画像形成装置の概略構成図
【図9】接触帯電装置の一例の概略図
【図10】(a)・(b)はそれぞれローラタイプ以外
の形態の接触帯電部材横断面模型図
【図11】(a)・(b)はそれぞれ帯電特性グラフ
【図12】感光体層と帯電ローラ及び両者の接触部の微
視的空間の形成する等価回路図
【図13】空隙ギャップと空隙破壊電圧の関係グラフ
【図14】(a)は感光体と帯電ローラの当接ニップ部
を示した図、(b)は等価回路図
【図15】(a)・(b)は帯電能膜厚依存性を示した
グラフ
【図16】検知電圧と補正電圧出力値の関係グラフ
【図17】(a)・(b)は効果の説明図
【符号の説明】
1 像担持体(電子写真感光体) 2 帯電部材(接触帯電ローラ) 3(A,B,C) 帯電、現像、転写の各バイアス印加
電源 10 画像露光手段 11 現像手段 12 転写手段(転写ローラ) 13 クリーニング手段(クリーニングブレード) 14 被記録材 100 判別装置(CPU) 101 ブレード変位センサー 102 トルク検知器 103 帯電ローラ清掃部材 104 清掃部材駆動手段 105 クリーニングブレード変位手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な像担持体に作像手段により画
    像形成し、画像形成後の像担持体はこれに当接させた可
    撓性清掃部材で清掃して繰り返し使用する方式の画像形
    成装置において、 可撓性清掃部材の正常・異常判別手段と、 該手段の判別情報に応じて装置の運転を制御する手段を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記の判別手段は、 可撓性清掃部材又はその支持部材の変位状態を検知する
    手段、 像担持体の移動時の駆動負荷状態を検知する手段の少な
    くとも1つを有し、該検知手段の検知情報から可撓性清
    掃部材の正常・異常を判別することを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記の装置運転制御手段は、前記判別手
    段の判別情報に応じて、装置の画像形成条件と、装置の
    作動状態を制御することを特徴とすることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記の画像形成条件の制御は、 像担持体上を帯電する帯電手段への印加電圧又は電圧印
    加時間もしくはその両方の制御、 像担持体上に現像剤を供給する現像手段への印加電圧又
    は電圧印加時間もしくはその両方の制御の少なくとも1
    つであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記の装置作動状態制御は、前記判別手
    段で可撓性清掃部材が異常と判別された場合において装
    置の緊急停止制御であることを特徴とする請求項3に記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記の装置作動状態制御は、前記判別手
    段で可撓性清掃部材が異常と判別された場合において装
    置を画像形成不能とする制御と、 装置のリカバリー動作制御と、 画像形成を再開させる制御の一連の自動制御であること
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記の装置を画像形成不能とする制御
    は、 像担持体の移動を停止させる制御、 像担持体帯電手段への印加電圧を、像担持体電位が低下
    するか又は帯電停止となるようにする制御、 像担持体現像手段への印加電圧を対像担持体間電界が現
    像性能低下又は現像停止となるようにする制御、 被記録材供給搬送動作を停止させる制御の少なくとも1
    つであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記のリカバリー動作制御は、可撓性清
    掃部材を正常状態に復帰させる制御を含むことを特徴と
    する請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記リカバリー動作制御は、可撓性清掃
    部材を正常状態に復帰させる制御と、像担持体上を帯電
    する帯電手段が像担持体に当接又は近接する帯電部材で
    ある場合において該帯電部材を清掃する手段の動作制御
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記の可撓性清掃部材を正常状態に復
    帰させる制御は、 像担持体の移動方向を画像形成時と逆方向にする制御、 可撓性清掃部材を対像担持体侵入量を減少させる方向へ
    移動させる手段の動作制御の少なくとも1つの制御でな
    されることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の
    画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記の画像形成を再開させる制御は、
    前記のリカバリー制御後に、前記判別手段で可撓性清掃
    部材が異常と判別されて装置を画像形成不能とする制御
    がなされた時点での画像形成条件の設定において装置に
    画像形成動作を再開始させる制御であることを特徴とす
    る請求項6に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 可撓性清掃部材の像担持体上に対する
    当接側先端部位置を可変する手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 移動可能な像担持体に画像形成する作
    像手段は像担持体上を帯電する帯電手段を有し、該帯電
    手段は表面に高抵抗層を有し、像担持体上に接触し、電
    圧が印加される接触帯電部材であることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記帯電部材が円柱状部材であること
    を特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020148849A (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 株式会社リコー 画像形成装置および異常判定方法
JP2020149025A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社リコー 画像形成装置

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