JPH08220935A - 像担持体の膜厚測定方法、及び画像形成装置 - Google Patents
像担持体の膜厚測定方法、及び画像形成装置Info
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- JPH08220935A JPH08220935A JP7055006A JP5500695A JPH08220935A JP H08220935 A JPH08220935 A JP H08220935A JP 7055006 A JP7055006 A JP 7055006A JP 5500695 A JP5500695 A JP 5500695A JP H08220935 A JPH08220935 A JP H08220935A
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Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 像担持体の寿命判定等のための、電流測定に
よる像担持体の膜厚検知精度の向上を図ること、画像形
成装置本体に対する像担持体あるいは像担持体を含むプ
ロセスカートリッジの装着有無検知と、像担持体あるい
は像担持体を含むプロセスカートリッジの寿命検知の両
検知を共通の手段構成で行なわせて、装置の簡素化・低
価格化・小型化を図ること。 【構成】 像担持体に流れる電流の測定による像担持体
の膜厚測定時、像担持体1に当接している部材3s・5
の少なくとも1つを像担持体から離間すること、あるい
は像担持体に当接あるいは近接している部材を像担持体
表面と同電位の電位ないし0Vにすること。像担持体を
流れる電流を測定する手段と、その測定電流により像担
持体あるいは像担持体を含むプロセスカートリッジの装
置本体に対する装着の有無を判断する手段を有するこ
と。
よる像担持体の膜厚検知精度の向上を図ること、画像形
成装置本体に対する像担持体あるいは像担持体を含むプ
ロセスカートリッジの装着有無検知と、像担持体あるい
は像担持体を含むプロセスカートリッジの寿命検知の両
検知を共通の手段構成で行なわせて、装置の簡素化・低
価格化・小型化を図ること。 【構成】 像担持体に流れる電流の測定による像担持体
の膜厚測定時、像担持体1に当接している部材3s・5
の少なくとも1つを像担持体から離間すること、あるい
は像担持体に当接あるいは近接している部材を像担持体
表面と同電位の電位ないし0Vにすること。像担持体を
流れる電流を測定する手段と、その測定電流により像担
持体あるいは像担持体を含むプロセスカートリッジの装
置本体に対する装着の有無を判断する手段を有するこ
と。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体・静電
記録誘電体等の像担持体の膜厚測定方法、及び該像担持
体に作像プロセスを適用して画像形成を実行させ、像担
持体は繰り返して作像に供する、複写機・プリンター・
ファクシミリ・画像表示装置(ディスプレー装置)等の
画像形成装置に関する。
記録誘電体等の像担持体の膜厚測定方法、及び該像担持
体に作像プロセスを適用して画像形成を実行させ、像担
持体は繰り返して作像に供する、複写機・プリンター・
ファクシミリ・画像表示装置(ディスプレー装置)等の
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真方式(ex.カールソ
ンプロセス)のプリンタ・複写機等の画像形成装置は、
像担持体として回転ドラム型を一般的とする電子写真感
光体を用い、これに公知の帯電・露光・現像の作像プロ
セスを適用して目的の画像情報に対応したトナー画像を
形成担持させ、そのトナー画像を転写手段で転写材に転
写させ、その転写トナー画像を定着手段にて転写材に永
久固着像として定着させ、該転写材を画像形成物(プリ
ント・コピー)として出力させる。また転写材に対する
トナー画像転写後の感光体はクリーニング手段により表
面から転写残りトナー等が除去されて清掃され、繰り返
して作像に使用される。
ンプロセス)のプリンタ・複写機等の画像形成装置は、
像担持体として回転ドラム型を一般的とする電子写真感
光体を用い、これに公知の帯電・露光・現像の作像プロ
セスを適用して目的の画像情報に対応したトナー画像を
形成担持させ、そのトナー画像を転写手段で転写材に転
写させ、その転写トナー画像を定着手段にて転写材に永
久固着像として定着させ、該転写材を画像形成物(プリ
ント・コピー)として出力させる。また転写材に対する
トナー画像転写後の感光体はクリーニング手段により表
面から転写残りトナー等が除去されて清掃され、繰り返
して作像に使用される。
【0003】近年、この種の画像形成装置は、パーソナ
ルユーザー向けの小型機種が広く普及している。このよ
うな機種においては、トナー、像担持体としての感光体
等の消耗品の交換や廃トナーの処理等がユーザーが行え
るように、取り扱いやメンテナンスが容易なプロセスカ
ートリッジを用いるものが広く実用化されている。
ルユーザー向けの小型機種が広く普及している。このよ
うな機種においては、トナー、像担持体としての感光体
等の消耗品の交換や廃トナーの処理等がユーザーが行え
るように、取り扱いやメンテナンスが容易なプロセスカ
ートリッジを用いるものが広く実用化されている。
【0004】プロセスカートリッジとは、帯電手段、現
像手段またはクリーニング手段と像担持体とを一体的に
カートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本
体に着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手
段、クリーニング手段の少なくとも一つと像担持体とを
一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可
能とするものである。更に、少なくとも現像手段と像担
持体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体
に着脱可能とするものである。
像手段またはクリーニング手段と像担持体とを一体的に
カートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本
体に着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手
段、クリーニング手段の少なくとも一つと像担持体とを
一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可
能とするものである。更に、少なくとも現像手段と像担
持体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体
に着脱可能とするものである。
【0005】より具体的には、プロセスカートリッジ内
には主に、トナー収容部を含む現像装置、像担持体であ
る感光ドラム、感光ドラムを帯電するための帯電器、廃
トナー収容部を含むクリーナー等が含まれており、ユー
ザーが定期的に新しいカートリッジに交換することによ
り、従来サービスマンが行っていたメンテナンスをユー
ザーが行うことが可能となった。
には主に、トナー収容部を含む現像装置、像担持体であ
る感光ドラム、感光ドラムを帯電するための帯電器、廃
トナー収容部を含むクリーナー等が含まれており、ユー
ザーが定期的に新しいカートリッジに交換することによ
り、従来サービスマンが行っていたメンテナンスをユー
ザーが行うことが可能となった。
【0006】一方、プロセスカートリッジの使用に伴い
画像形成装置には幾つかの機能を設けなければならな
い。
画像形成装置には幾つかの機能を設けなければならな
い。
【0007】第1に、プロセスカートリッジは装置本体
への収納時には外から見えないので、ユーザーはカート
リッジが装置本体に装着されているか否かを確認しずら
い。このため、カートリッジ未装着の状態ではプリント
が行えないように、カートリッジの有無を装置本体で検
知する手段が必要になる。その検知手段としては、機械
式、或は光学式センサーを用いるものが一般的である。
への収納時には外から見えないので、ユーザーはカート
リッジが装置本体に装着されているか否かを確認しずら
い。このため、カートリッジ未装着の状態ではプリント
が行えないように、カートリッジの有無を装置本体で検
知する手段が必要になる。その検知手段としては、機械
式、或は光学式センサーを用いるものが一般的である。
【0008】第2に、プロセスカートリッジは消耗品で
あるため、何らかの手段でユーザーにカートリッジ寿命
を知らせる機能を設ける必要があり、多くの画像形成装
置に於いては、トナーの残量検知機能を設け、トナー残
量によりカートリッジ寿命をユーザーに知らせている。
あるため、何らかの手段でユーザーにカートリッジ寿命
を知らせる機能を設ける必要があり、多くの画像形成装
置に於いては、トナーの残量検知機能を設け、トナー残
量によりカートリッジ寿命をユーザーに知らせている。
【0009】上記のカートリッジ有無検知とトナー残量
検知の2つの検知手段を別々に設けることは装置の複雑
化につながり、装置の低価格化・小型化への妨げになる
ので、カートリッジ有無検知とトナー残量検知に同一の
光学式センサーを用いる事によって装置を簡素化する方
式が実用化されている。
検知の2つの検知手段を別々に設けることは装置の複雑
化につながり、装置の低価格化・小型化への妨げになる
ので、カートリッジ有無検知とトナー残量検知に同一の
光学式センサーを用いる事によって装置を簡素化する方
式が実用化されている。
【0010】しかし、プロセスカートリッジには前述の
一体型タイプのほかに、現像カートリッジ(トナー容器
を含む)と感光ドラムカートリッジが別体のタイプもあ
り、特に近年実用化されているカラー画像形成装置では
殆ど別体カートリッジが使用されている。この場合、各
々のカートリッジ毎に有無検知と、寿命検知を行なわな
ければならない。
一体型タイプのほかに、現像カートリッジ(トナー容器
を含む)と感光ドラムカートリッジが別体のタイプもあ
り、特に近年実用化されているカラー画像形成装置では
殆ど別体カートリッジが使用されている。この場合、各
々のカートリッジ毎に有無検知と、寿命検知を行なわな
ければならない。
【0011】ここで、像担持体としての感光体の寿命に
ついて説明する。像担持体としての感光体は繰り返し使
用で次第にすり減っていく。感光体は前述のように転写
工程後にクリーニング手段で転写残りトナー等が除去さ
れて清掃され繰り返して作像に使用されるけれども、繰
り返して使用されるうちには、その表面が、融着トナ
ー、転写材の成分、帯電時の放電生成物などの強固な汚
れで次第に汚染されていく。感光体表面が汚染されてく
ると、感光体の所定の表面抵抗が下がって静電潜像が乱
されたり、融着トナー等のために、出力画像が損なわれ
るようになる。そこで、現像剤に研磨剤を含ませたり、
クリーニング手段のクリーニングブレード等で感光体表
面を積極的に研磨する構成にして、感光体の繰り返し使
用過程で感光体表面を少しずつ削らせることで、感光体
表面を常に新しい表面状態に保たせるという方法が従来
より実施されている。これによれば、感光体表面は常に
リフレッシュされるので、初期と同等の表面状態が維持
され、従って良好な画像の出力が維持される。
ついて説明する。像担持体としての感光体は繰り返し使
用で次第にすり減っていく。感光体は前述のように転写
工程後にクリーニング手段で転写残りトナー等が除去さ
れて清掃され繰り返して作像に使用されるけれども、繰
り返して使用されるうちには、その表面が、融着トナ
ー、転写材の成分、帯電時の放電生成物などの強固な汚
れで次第に汚染されていく。感光体表面が汚染されてく
ると、感光体の所定の表面抵抗が下がって静電潜像が乱
されたり、融着トナー等のために、出力画像が損なわれ
るようになる。そこで、現像剤に研磨剤を含ませたり、
クリーニング手段のクリーニングブレード等で感光体表
面を積極的に研磨する構成にして、感光体の繰り返し使
用過程で感光体表面を少しずつ削らせることで、感光体
表面を常に新しい表面状態に保たせるという方法が従来
より実施されている。これによれば、感光体表面は常に
リフレッシュされるので、初期と同等の表面状態が維持
され、従って良好な画像の出力が維持される。
【0012】しかしながら、感光体表面が繰り返し使用
に伴い少しずつ削られて感光体(感光層)膜厚が次第に
薄くなっていくことで、感光体としての寿命が生じてし
まうことになる。
に伴い少しずつ削られて感光体(感光層)膜厚が次第に
薄くなっていくことで、感光体としての寿命が生じてし
まうことになる。
【0013】感光体は、暗部(光を当てない部分)で
は、コンデンサーとして働くので、暗所で感光体表面に
電荷を与えるとそれが保持され、表面電位として現れ
る。電子写真方式の場合、この表面電位を一定に保つた
めに、感光体の膜厚に応じて与える電荷量を変えてい
る。
は、コンデンサーとして働くので、暗所で感光体表面に
電荷を与えるとそれが保持され、表面電位として現れ
る。電子写真方式の場合、この表面電位を一定に保つた
めに、感光体の膜厚に応じて与える電荷量を変えてい
る。
【0014】つまり、感光体の膜厚が変わるとコンデン
サーとしての容量が変わる。すなわち、膜厚が厚いと容
量が減り、薄いと容量が増えるので、電位を一定にする
ために電荷量を変えるわけである。膜厚が薄くなっても
与える電荷量を増やせば一定の表面電位を保つことが出
来、良好な画像を維持することが出来る。
サーとしての容量が変わる。すなわち、膜厚が厚いと容
量が減り、薄いと容量が増えるので、電位を一定にする
ために電荷量を変えるわけである。膜厚が薄くなっても
与える電荷量を増やせば一定の表面電位を保つことが出
来、良好な画像を維持することが出来る。
【0015】しかし、あまり薄くなると、帯電器で与え
られる電荷量には限度があるので、電位低下を招いた
り、また、感光体の膜にも多少の欠陥があるので、局所
的に電荷が逃げてしまい著しく画像品位を損ねてしまう
結果となる。
られる電荷量には限度があるので、電位低下を招いた
り、また、感光体の膜にも多少の欠陥があるので、局所
的に電荷が逃げてしまい著しく画像品位を損ねてしまう
結果となる。
【0016】したがって、良好な画像を維持するために
は最低限必要な感光体膜厚がある。例えば後述する実施
例で用いたOPC感光体では感光層(最上層の電荷輸送
層;CT層、Carrier Transfer Layer)の初期厚さは約
25μmであるが、一般に良好な画像を得るためには感
光層の厚みが15μm以上必要であり、これ以上の削れ
を生じた場合には安定した画像を保証することができ
ず、感光ドラムの寿命を越えたと考えることができる。
は最低限必要な感光体膜厚がある。例えば後述する実施
例で用いたOPC感光体では感光層(最上層の電荷輸送
層;CT層、Carrier Transfer Layer)の初期厚さは約
25μmであるが、一般に良好な画像を得るためには感
光層の厚みが15μm以上必要であり、これ以上の削れ
を生じた場合には安定した画像を保証することができ
ず、感光ドラムの寿命を越えたと考えることができる。
【0017】そこで、感光体膜厚を検知することで像担
持体としての感光体あるいは該感光体を含むプロセスカ
ートリッジの寿命を判断させることができる。
持体としての感光体あるいは該感光体を含むプロセスカ
ートリッジの寿命を判断させることができる。
【0018】感光体の膜厚を検知する方法は、感光体の
前述のコンデンサーとしての特性を利用した方法などが
提案されている(例えば特開平5−53488号公
報)。これは、感光体を帯電した状態から、電荷を除去
したとき(あるいは、電荷を除去した状態から帯電した
とき)に流れる電流を検出し、そこからコンデンサーと
しての容量を計測して感光体の膜厚を算出する方法であ
る。
前述のコンデンサーとしての特性を利用した方法などが
提案されている(例えば特開平5−53488号公
報)。これは、感光体を帯電した状態から、電荷を除去
したとき(あるいは、電荷を除去した状態から帯電した
とき)に流れる電流を検出し、そこからコンデンサーと
しての容量を計測して感光体の膜厚を算出する方法であ
る。
【0019】感光体表面電位を0→Vd に上昇、或はV
d →0に下降させるときに、感光体に流れるDC電流I
DCは、感光体の膜厚をd、比誘電率をε、真空中の誘電
率をε0 、1次帯電器の有効帯電幅をL、プロセススピ
ードをvpとすると、以下の関係式で表される。
d →0に下降させるときに、感光体に流れるDC電流I
DCは、感光体の膜厚をd、比誘電率をε、真空中の誘電
率をε0 、1次帯電器の有効帯電幅をL、プロセススピ
ードをvpとすると、以下の関係式で表される。
【0020】 |IDC|=ε・ε0 ・L・vp・Vd /d ・・・・・・ ε、ε0 、L、vp、Vd は定数とみなすことができるの
で、DC電流IDCは感光体の膜厚に反比例することがわ
かる。従って、DC電流IDCを測定することにより感光
体の膜厚を検知することができる(特開平5−2235
13号公報)。
で、DC電流IDCは感光体の膜厚に反比例することがわ
かる。従って、DC電流IDCを測定することにより感光
体の膜厚を検知することができる(特開平5−2235
13号公報)。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述の電流測定による
像担持体としての感光体の膜厚検知は、実際には非常に
微弱な電流を測定するため高精度の電流検知が必要であ
る。本発明はその検知精度の向上を図ることを目的とす
る。
像担持体としての感光体の膜厚検知は、実際には非常に
微弱な電流を測定するため高精度の電流検知が必要であ
る。本発明はその検知精度の向上を図ることを目的とす
る。
【0022】また本発明は、画像形成装置本体に対する
像担持体あるいは像担持体を含むプロセスカートリッジ
の装着有無検知と、像担持体あるいは像担持体を含むプ
ロセスカートリッジの寿命検知の両検知を共通の手段構
成で行なわせて、装置の簡素化・低価格化・小型化を図
ることを目的とする。
像担持体あるいは像担持体を含むプロセスカートリッジ
の装着有無検知と、像担持体あるいは像担持体を含むプ
ロセスカートリッジの寿命検知の両検知を共通の手段構
成で行なわせて、装置の簡素化・低価格化・小型化を図
ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は下記を特徴とす
る、像担持体の膜厚測定方法、及び画像形成装置であ
る。
る、像担持体の膜厚測定方法、及び画像形成装置であ
る。
【0024】(1)像担持体に流れる電流の測定による
像担持体の膜厚測定時、像担持体に当接している部材の
少なくとも1つを像担持体から離間することを特徴とす
る像担持体の膜厚測定方法。
像担持体の膜厚測定時、像担持体に当接している部材の
少なくとも1つを像担持体から離間することを特徴とす
る像担持体の膜厚測定方法。
【0025】(2)像担持体に流れる電流の測定による
像担持体の膜厚測定時、像担持体に当接あるいは近接し
ている部材を像担持体表面と同電位の電位ないし0Vに
することを特徴とする像担持体の膜厚測定方法。
像担持体の膜厚測定時、像担持体に当接あるいは近接し
ている部材を像担持体表面と同電位の電位ないし0Vに
することを特徴とする像担持体の膜厚測定方法。
【0026】(3)像担持体が電子写真感光体あるいは
静電記録誘電体であることを特徴とする(1)または
(2)に記載の像担持体の膜厚測定方法。
静電記録誘電体であることを特徴とする(1)または
(2)に記載の像担持体の膜厚測定方法。
【0027】(4)像担持体に作像プロセスを適用して
画像形成を実行させ、像担持体は繰り返して作像に供す
る画像形成装置において、像担持体を流れる電流を測定
する手段と、その測定電流により像担持体あるいは像担
持体を含むプロセスカートリッジの装置本体に対する装
着の有無を判断する手段を有することを特徴とする画像
形成装置。
画像形成を実行させ、像担持体は繰り返して作像に供す
る画像形成装置において、像担持体を流れる電流を測定
する手段と、その測定電流により像担持体あるいは像担
持体を含むプロセスカートリッジの装置本体に対する装
着の有無を判断する手段を有することを特徴とする画像
形成装置。
【0028】(5)測定電流により像担持体の膜厚を測
定して像担持体あるいは像担持体を含むプロセスカート
リッジの寿命を判断する手段を有することを特徴とする
(4)に記載の画像形成装置。
定して像担持体あるいは像担持体を含むプロセスカート
リッジの寿命を判断する手段を有することを特徴とする
(4)に記載の画像形成装置。
【0029】(6)像担持体に流れる電流の測定時、像
担持体に当接している部材の少なくとも1つを像担持体
から離間することを特徴とする(4)に記載の画像形成
装置。
担持体に当接している部材の少なくとも1つを像担持体
から離間することを特徴とする(4)に記載の画像形成
装置。
【0030】(7)像担持体に流れる電流の測定時、像
担持体に当接あるいは近接している部材を像担持体表面
と同電位の電位ないし0Vにすることを特徴とする
(4)に記載の画像形成装置。
担持体に当接あるいは近接している部材を像担持体表面
と同電位の電位ないし0Vにすることを特徴とする
(4)に記載の画像形成装置。
【0031】(8)像担持体が電子写真感光体あるいは
静電記録誘電体であることを特徴とする(4)に記載の
画像形成装置。
静電記録誘電体であることを特徴とする(4)に記載の
画像形成装置。
【0032】(9)プロセスカートリッジは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と像担持体とを一
体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成
装置本体に着脱可能とするものであることを特徴とする
(4)に記載の画像形成装置。
段、現像手段またはクリーニング手段と像担持体とを一
体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成
装置本体に着脱可能とするものであることを特徴とする
(4)に記載の画像形成装置。
【0033】(10)プロセスカートリッジは、帯電手
段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと像
担持体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本
体に着脱可能とするものであることを特徴とする(4)
に記載の画像形成装置。
段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと像
担持体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本
体に着脱可能とするものであることを特徴とする(4)
に記載の画像形成装置。
【0034】(11)プロセスカートリッジは、少なく
とも現像手段と像担持体とを一体的にカートリッジ化し
て画像形成装置本体に着脱可能とするものであることを
特徴とする(4)に記載の画像形成装置。
とも現像手段と像担持体とを一体的にカートリッジ化し
て画像形成装置本体に着脱可能とするものであることを
特徴とする(4)に記載の画像形成装置。
【0035】
a)像担持体に流れる電流の測定による像担持体の膜厚
測定は、非常に微弱な電流を測定するため、像担持体に
導電部材や他の電荷を帯びた部材、例えば現像部材・転
写部材などが当接しているとき、該部材と像担持体の間
に電流が生じてしまい、正確な電流検知・像担持体膜厚
測定が困難である。像担持体に流れる電流の測定による
像担持体の膜厚測定の際は、像担持体に当接している上
記のような部材を像担持体から離間させることで、もし
くは像担持体に当接あるいは近接している部材を像担持
体表面電位と同電位の電位ないし0Vにすることで、該
部材と像担持体の間に電流が生じることを防止できるの
で、正確な電流検知ができ、像担持体の膜厚検知精度が
向上する。
測定は、非常に微弱な電流を測定するため、像担持体に
導電部材や他の電荷を帯びた部材、例えば現像部材・転
写部材などが当接しているとき、該部材と像担持体の間
に電流が生じてしまい、正確な電流検知・像担持体膜厚
測定が困難である。像担持体に流れる電流の測定による
像担持体の膜厚測定の際は、像担持体に当接している上
記のような部材を像担持体から離間させることで、もし
くは像担持体に当接あるいは近接している部材を像担持
体表面電位と同電位の電位ないし0Vにすることで、該
部材と像担持体の間に電流が生じることを防止できるの
で、正確な電流検知ができ、像担持体の膜厚検知精度が
向上する。
【0036】b)画像形成装置に、像担持体に流れる電
流を測定する手段を具備させることで、その測定電流に
基づいて、像担持体の膜厚を測定して像担持体あるいは
像担持体を含むプロセスカートリッジの寿命検知を行な
うことができ、また像担持体あるいは像担持体を含むプ
ロセスカートリッジが装着されていなければ検知電流が
0となることに着目してこれに基づいて装着なしの判断
を行なわせることができる。この際、像担持体に当接し
ている部材を像担持体から離間させることで、もしくは
像担持体に当接あるいは近接している部材を像担持体表
面電位と同電位の電位ないし0Vにすることで、該部材
と像担持体の間に電流が生じることを防止できるので、
正確な電流検知ができ、像担持体の膜厚検知精度が向上
する。
流を測定する手段を具備させることで、その測定電流に
基づいて、像担持体の膜厚を測定して像担持体あるいは
像担持体を含むプロセスカートリッジの寿命検知を行な
うことができ、また像担持体あるいは像担持体を含むプ
ロセスカートリッジが装着されていなければ検知電流が
0となることに着目してこれに基づいて装着なしの判断
を行なわせることができる。この際、像担持体に当接し
ている部材を像担持体から離間させることで、もしくは
像担持体に当接あるいは近接している部材を像担持体表
面電位と同電位の電位ないし0Vにすることで、該部材
と像担持体の間に電流が生じることを防止できるので、
正確な電流検知ができ、像担持体の膜厚検知精度が向上
する。
【0037】即ち、像担持体に流れる電流を測定する方
式により、像担持体やプロセスカートリッジの寿命検知
と有無検知との両方を兼用手段で行なうことができて、
従来のように像担持体やプロセスカートリッジの有無検
知は機械的センサーによって行なう場合のような装置の
複雑化を回避でき、装置の簡素化、・低価格化・小型化
が可能となる。
式により、像担持体やプロセスカートリッジの寿命検知
と有無検知との両方を兼用手段で行なうことができて、
従来のように像担持体やプロセスカートリッジの有無検
知は機械的センサーによって行なう場合のような装置の
複雑化を回避でき、装置の簡素化、・低価格化・小型化
が可能となる。
【0038】
(1)画像形成装置の概略構成 図1は本発明に従う画像形成装置の概略構成図である。
本例の画像形成装置は、転写式電子写真プロセス利用
の、プロセスカートリッジ着脱式(別体カートリッジ
式)、レーザービーム走査型のカラー画像形成装置(プ
リンター)である。
本例の画像形成装置は、転写式電子写真プロセス利用
の、プロセスカートリッジ着脱式(別体カートリッジ
式)、レーザービーム走査型のカラー画像形成装置(プ
リンター)である。
【0039】1は像担持体としての感光ドラムである。
不図示の駆動手段によって矢示の反時計方向に所定のプ
ロセススピード(周速度)をもって回転駆動される。本
例の感光ドラム1は、導電性基体としての直径40mm
のアルミニウムドラム1a(図3)の外周面に負帯電の
OPC感光体層(有機光導電体層)1bを塗工したもの
である。該感光体層1bは電荷発生層の上に最上層とし
て厚さd=25μmの電荷輸送層(CT層)を配したも
のである。本実施例ではそのCT層のバインダーとして
ポリカーボネート樹脂を用いている。
不図示の駆動手段によって矢示の反時計方向に所定のプ
ロセススピード(周速度)をもって回転駆動される。本
例の感光ドラム1は、導電性基体としての直径40mm
のアルミニウムドラム1a(図3)の外周面に負帯電の
OPC感光体層(有機光導電体層)1bを塗工したもの
である。該感光体層1bは電荷発生層の上に最上層とし
て厚さd=25μmの電荷輸送層(CT層)を配したも
のである。本実施例ではそのCT層のバインダーとして
ポリカーボネート樹脂を用いている。
【0040】2は帯電手段であり、本例はローラ帯電帯
電器(接触帯電ローラ)である。この帯電ローラ2は芯
金の両端部を回転自由に軸受させて所定の押圧力をもっ
て感光ドラム1の外面に圧接させてあり、本例では感光
ドラム1の回転に従動して回転する。帯電ローラ2には
バイアス電源20(図5)より、−700Vの直流電圧
に、交流周波数1000Hzでピーク間電圧VPP=20
00Vの交流電圧が重畳された振動電圧が印加されるこ
とで、回転感光ドラム1の感光体層1bの外面がほぼ−
700Vに均一に一次帯電処理される。
電器(接触帯電ローラ)である。この帯電ローラ2は芯
金の両端部を回転自由に軸受させて所定の押圧力をもっ
て感光ドラム1の外面に圧接させてあり、本例では感光
ドラム1の回転に従動して回転する。帯電ローラ2には
バイアス電源20(図5)より、−700Vの直流電圧
に、交流周波数1000Hzでピーク間電圧VPP=20
00Vの交流電圧が重畳された振動電圧が印加されるこ
とで、回転感光ドラム1の感光体層1bの外面がほぼ−
700Vに均一に一次帯電処理される。
【0041】4は画像情報露光手段としてのレーザース
キャナである。このレーザースキャナ4は、不図示の画
像読取り装置・コンピュータ等のホスト装置から入力さ
れる目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対
応して変調されたレーザー光9を出力して、回転感光ド
ラム1の帯電処理面を走査露光し、感光ドラム1面の走
査露光部分の電位が略−100Vに減衰することで、感
光体層1b面に露光パターンに対応した静電潜像が形成
される。
キャナである。このレーザースキャナ4は、不図示の画
像読取り装置・コンピュータ等のホスト装置から入力さ
れる目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対
応して変調されたレーザー光9を出力して、回転感光ド
ラム1の帯電処理面を走査露光し、感光ドラム1面の走
査露光部分の電位が略−100Vに減衰することで、感
光体層1b面に露光パターンに対応した静電潜像が形成
される。
【0042】カラー画像形成の場合は、目的のカラー画
像の例えばイエロー成分像に対応した走査露光・潜像形
成がなされ、その潜像が回転切換え式現像装置3のイエ
ロートナー現像器3aによりイエロートナーで反転現像
される。そのイエロートナー像が回転転写ドラム5に巻
き付け保持させた転写材面に転写される。転写後の感光
ドラム1面はファーブラシ・ブレード手段等のクリーニ
ング装置7で清掃され、帯電ローラ2で再び帯電処理さ
れる。
像の例えばイエロー成分像に対応した走査露光・潜像形
成がなされ、その潜像が回転切換え式現像装置3のイエ
ロートナー現像器3aによりイエロートナーで反転現像
される。そのイエロートナー像が回転転写ドラム5に巻
き付け保持させた転写材面に転写される。転写後の感光
ドラム1面はファーブラシ・ブレード手段等のクリーニ
ング装置7で清掃され、帯電ローラ2で再び帯電処理さ
れる。
【0043】このような作像サイクルが、引続いて目的
のカラー画像の例えばマゼンタ成分像・シアン成分像・
黒成分像について順次に実行され、そのサイクル毎に現
像装置3の現像器がマゼンタトナー現像器3b・シアン
トナー現像器3c・黒トナー現像器3dと順に切り換わ
り、転写ドラム5に巻き付け保持されている同一の転写
材面に対して最初の転写済みイエロートナー像に次い
で、マゼンタトナー像、シアントナー像、黒トナー像が
順次に位置合せされて転写されることで、転写材面に目
的のカラー画像に対応したカラートナー画像が重畳転写
で合成形成される。
のカラー画像の例えばマゼンタ成分像・シアン成分像・
黒成分像について順次に実行され、そのサイクル毎に現
像装置3の現像器がマゼンタトナー現像器3b・シアン
トナー現像器3c・黒トナー現像器3dと順に切り換わ
り、転写ドラム5に巻き付け保持されている同一の転写
材面に対して最初の転写済みイエロートナー像に次い
で、マゼンタトナー像、シアントナー像、黒トナー像が
順次に位置合せされて転写されることで、転写材面に目
的のカラー画像に対応したカラートナー画像が重畳転写
で合成形成される。
【0044】最終の黒トナー像の転写を受けた転写材は
転写ドラム5の面から分離爪14によって分離され、加
熱・加圧定着装置6へ搬送導入されてトナー像の溶融固
着を受け、カラープリントとして出力される。
転写ドラム5の面から分離爪14によって分離され、加
熱・加圧定着装置6へ搬送導入されてトナー像の溶融固
着を受け、カラープリントとして出力される。
【0045】現像装置3は回転体8に対して上記4つの
トナー現像器3a〜3dを配置保持させてあり、回転体
8が90°回転駆動される毎に感光ドラム1に対する作
用現像器の切り換えがなされる。各現像器3a〜3dは
現像用開口面(現像ローラ3c部)が感光ドラム面の現
像部位に対向するように姿勢制御される。現像器3a〜
3dはカートリッジ形態をとっており、各々交換可能に
なっている。
トナー現像器3a〜3dを配置保持させてあり、回転体
8が90°回転駆動される毎に感光ドラム1に対する作
用現像器の切り換えがなされる。各現像器3a〜3dは
現像用開口面(現像ローラ3c部)が感光ドラム面の現
像部位に対向するように姿勢制御される。現像器3a〜
3dはカートリッジ形態をとっており、各々交換可能に
なっている。
【0046】転写ドラム5は、直径160mmの金属シ
リンダー5aに、厚さ2mmの弾性層5bを巻き付け、
更に上層には厚さ100μmのPVDF層5cを巻き付
けて構成されており、感光ドラム1に対して転写部位に
て接触もしくは近接しており、矢示の時計方向に感光ド
ラム1と略同じ周速度をもって回転駆動される。
リンダー5aに、厚さ2mmの弾性層5bを巻き付け、
更に上層には厚さ100μmのPVDF層5cを巻き付
けて構成されており、感光ドラム1に対して転写部位に
て接触もしくは近接しており、矢示の時計方向に感光ド
ラム1と略同じ周速度をもって回転駆動される。
【0047】所定の給紙タイミングにて給紙カセット1
0内の転写材がピックアップローラ11により給紙され
てその先端部が転写ドラム5のグリッパー12によって
保持され、転写ドラム5の回転に伴い該ドラム5の周面
に巻き付くと共に、電圧を印加した吸着ローラ13によ
って転写ドラム5に静電吸着状態となる。感光ドラム1
上の形成トナー像は、不図示の電源から転写ドラム5に
印加された電圧によって転写ドラム5上の転写材面に転
写部位において順次に転写される。
0内の転写材がピックアップローラ11により給紙され
てその先端部が転写ドラム5のグリッパー12によって
保持され、転写ドラム5の回転に伴い該ドラム5の周面
に巻き付くと共に、電圧を印加した吸着ローラ13によ
って転写ドラム5に静電吸着状態となる。感光ドラム1
上の形成トナー像は、不図示の電源から転写ドラム5に
印加された電圧によって転写ドラム5上の転写材面に転
写部位において順次に転写される。
【0048】転写ドラム5上に付着したトナーも、必要
に応じて、ファーブラシ、ウェブなどの転写ドラムクリ
ーニング装置15によって清掃することが好ましい。本
例のプリンターは、感光ドラム1・帯電ローラ2・クリ
ーニング装置7の3つのプロセス機器を一括してプリン
ター本体に対して着脱交換自在のプロセスカートリッジ
Aとしてある。
に応じて、ファーブラシ、ウェブなどの転写ドラムクリ
ーニング装置15によって清掃することが好ましい。本
例のプリンターは、感光ドラム1・帯電ローラ2・クリ
ーニング装置7の3つのプロセス機器を一括してプリン
ター本体に対して着脱交換自在のプロセスカートリッジ
Aとしてある。
【0049】(2)制御系 本例プリンターにおいては、像担持体としての感光ドラ
ム1の感光体層1bに流れる電流を測定する手段を具備
させて、 イ)感光ドラム1の寿命、即ち該感光ドラム1を含むプ
ロセスカートリッジAの寿命検知、 ロ)該感光ドラム1を含むプロセスカートリッジAのプ
リンター本体に対する装着有無検知とを行なわせてい
る。
ム1の感光体層1bに流れる電流を測定する手段を具備
させて、 イ)感光ドラム1の寿命、即ち該感光ドラム1を含むプ
ロセスカートリッジAの寿命検知、 ロ)該感光ドラム1を含むプロセスカートリッジAのプ
リンター本体に対する装着有無検知とを行なわせてい
る。
【0050】イ)プロセスカートリッジAの寿命検知 本例で用いている感光ドラム1のOPC感光体層1bの
最上層である電荷輸送層(CT層)の初期膜厚は25μ
mであるが、前述したようにこの層はプリンターの繰り
返し使用に伴い少しずつ削られて厚さが薄くなる。良好
な画像を得るためにはCT層の厚みは15μm以上必要
であり、これ以上の削れが生じた場合には感光ドラム1
即ち該感光ドラム1を含むプロセスカートリッジAは寿
命に達したものと判断させて、その旨を表示するランプ
等の警告手段を作動させ、ユーザーにカートリッジAの
交換を促す。
最上層である電荷輸送層(CT層)の初期膜厚は25μ
mであるが、前述したようにこの層はプリンターの繰り
返し使用に伴い少しずつ削られて厚さが薄くなる。良好
な画像を得るためにはCT層の厚みは15μm以上必要
であり、これ以上の削れが生じた場合には感光ドラム1
即ち該感光ドラム1を含むプロセスカートリッジAは寿
命に達したものと判断させて、その旨を表示するランプ
等の警告手段を作動させ、ユーザーにカートリッジAの
交換を促す。
【0051】感光体の膜厚検知の基本的技術は、感光体
表面電位をVd →0下降させるときに感光体に流れるD
C電流IDCを図3のように感光ドラム1の導電性基体と
してのアルミニウムドラム1aと接地間に介在させた検
出回路21で測定し、DC電流値IDCより膜厚dを算出
するものである。
表面電位をVd →0下降させるときに感光体に流れるD
C電流IDCを図3のように感光ドラム1の導電性基体と
してのアルミニウムドラム1aと接地間に介在させた検
出回路21で測定し、DC電流値IDCより膜厚dを算出
するものである。
【0052】上記のDC電流IDCの測定は、プリンター
の前回転期間・紙間・後回転期間などにおいて、図2の
ように、感光ドラム1から該感光ドラム1に対応位置し
ている現像器3(a〜d)及び転写ドラム5を離間動作
させて、感光ドラム1から現像器の現像ローラ3c及び
転写ドラム5を非接触状態にして行なわせる。このよう
な離間は現像器及び転写ドラム5の揺動手段(不図示)
を駆動させて自動的に行なわせることができる。このよ
うな離間により感光体を流れる電流の測定、従って感光
体の膜厚検知の精度を向上させることができる。
の前回転期間・紙間・後回転期間などにおいて、図2の
ように、感光ドラム1から該感光ドラム1に対応位置し
ている現像器3(a〜d)及び転写ドラム5を離間動作
させて、感光ドラム1から現像器の現像ローラ3c及び
転写ドラム5を非接触状態にして行なわせる。このよう
な離間は現像器及び転写ドラム5の揺動手段(不図示)
を駆動させて自動的に行なわせることができる。このよ
うな離間により感光体を流れる電流の測定、従って感光
体の膜厚検知の精度を向上させることができる。
【0053】即ち、現像器の現像ローラ3s及び転写ド
ラム5は不図示の高圧電源より電圧を印加し機能させる
もので、バイアスの非印加時に於いても帯電している可
能性がある。更に現像ローラ3sはその表面に電荷を帯
びたトナーTを常に塗布してある。電流IDCの検知時、
これらの電荷を帯びた部材3sや5が感光ドラム1に接
していると、該部材3sや5と感光ドラム1の間に電流
Is 及びIt が生じてしまい、正確な電流検知が行なえ
なくなってしまう。本例装置では電流IDCを感光ドラム
1の下流側(感光ドラム下層アルミ部分と本体アースと
の間)にて測定するので、この電流IS 及びIt の影響
を特に受けやすい。また、除電前の感光体表面に転写ド
ラム等の部材が当接するとニップ部で電荷の受け渡しが
生じ、感光体の表面電位Vd が変化してしまう可能性も
ある。
ラム5は不図示の高圧電源より電圧を印加し機能させる
もので、バイアスの非印加時に於いても帯電している可
能性がある。更に現像ローラ3sはその表面に電荷を帯
びたトナーTを常に塗布してある。電流IDCの検知時、
これらの電荷を帯びた部材3sや5が感光ドラム1に接
していると、該部材3sや5と感光ドラム1の間に電流
Is 及びIt が生じてしまい、正確な電流検知が行なえ
なくなってしまう。本例装置では電流IDCを感光ドラム
1の下流側(感光ドラム下層アルミ部分と本体アースと
の間)にて測定するので、この電流IS 及びIt の影響
を特に受けやすい。また、除電前の感光体表面に転写ド
ラム等の部材が当接するとニップ部で電荷の受け渡しが
生じ、感光体の表面電位Vd が変化してしまう可能性も
ある。
【0054】以下、感光体に流れるDC電流IDCの測定
について説明する。最初に帯電ローラ2に、周波数10
00Hz、Vpp=2000Vの交流電圧を印加し感光
ドラム1の表面電位を0Vにする。その後、感光体表面
を一定電位Vd に帯電する。この帯電は、帯電ローラ2
に 周波数1000Hz、Vpp2000Vの交流電圧
に−700Vの直流電圧を重畳した電圧を印加した状態
で感光ドラム1を2周以上回転させて行なう。この帯電
により感光ドラム表面はほぼ−700Vに均一に帯電さ
れる。次に帯電ローラ2に周波数1000Hz、Vpp
=2000Vの交流電圧を印加した状態で感光ドラムを
1回転させて感光ドラム表面を除電する。この時に感光
ドラム1に流れる直流電流IDCと帯電ローラ2への印加
電圧を図4に示す。図中、0→Vd の帯電時と、Vd →
0の除電時に電流が流れており、両者の電流値は原理的
には等しいはずであるが、帯電時の電流を測定した場
合、感光体上にピンホール等の欠陥が生じていると、こ
の部分に実際に帯電に寄与しないリーク電流が過大に流
れ込み、誤測定を引き起こす。このため直流電流IDCの
測定は、除電時に測定する(図中P部)。
について説明する。最初に帯電ローラ2に、周波数10
00Hz、Vpp=2000Vの交流電圧を印加し感光
ドラム1の表面電位を0Vにする。その後、感光体表面
を一定電位Vd に帯電する。この帯電は、帯電ローラ2
に 周波数1000Hz、Vpp2000Vの交流電圧
に−700Vの直流電圧を重畳した電圧を印加した状態
で感光ドラム1を2周以上回転させて行なう。この帯電
により感光ドラム表面はほぼ−700Vに均一に帯電さ
れる。次に帯電ローラ2に周波数1000Hz、Vpp
=2000Vの交流電圧を印加した状態で感光ドラムを
1回転させて感光ドラム表面を除電する。この時に感光
ドラム1に流れる直流電流IDCと帯電ローラ2への印加
電圧を図4に示す。図中、0→Vd の帯電時と、Vd →
0の除電時に電流が流れており、両者の電流値は原理的
には等しいはずであるが、帯電時の電流を測定した場
合、感光体上にピンホール等の欠陥が生じていると、こ
の部分に実際に帯電に寄与しないリーク電流が過大に流
れ込み、誤測定を引き起こす。このため直流電流IDCの
測定は、除電時に測定する(図中P部)。
【0055】感光体を流れる直流電流IDCは前記の関係
式で表され、DC電流IDCを測定することにより感光
体の膜厚を検知できる。本実施例では、ε=3、ε0 =
8.85×10-12[F/m]、L=230mm、vp=
100[mm/sec]、Vd=−700Vであるた
め、d=15μmの時、IDC=27μAとなる。
式で表され、DC電流IDCを測定することにより感光
体の膜厚を検知できる。本実施例では、ε=3、ε0 =
8.85×10-12[F/m]、L=230mm、vp=
100[mm/sec]、Vd=−700Vであるた
め、d=15μmの時、IDC=27μAとなる。
【0056】ここで電流IDCは図5に示す装置により測
定する。15μmの膜厚時の電流量IDCは27μAであ
るため、図5に示すように電流IDCによって10kΩの
抵抗器R1の両端に発生する電圧が27μAに相当する
0.27Vをこえた時に、これに連動した、装置本体面
に配設の不図示の警告灯を点灯する。具体的には、10
kΩの抵抗器R1の両端の電圧Vを基準電圧源22の基
準電圧Vref.=0.27Vと比較し、コンパレータ
Yの出力があった時にDCコントローラ23に感光ドラ
ム寿命すなわちプロセスカートリッジ寿命の信号を送
る。
定する。15μmの膜厚時の電流量IDCは27μAであ
るため、図5に示すように電流IDCによって10kΩの
抵抗器R1の両端に発生する電圧が27μAに相当する
0.27Vをこえた時に、これに連動した、装置本体面
に配設の不図示の警告灯を点灯する。具体的には、10
kΩの抵抗器R1の両端の電圧Vを基準電圧源22の基
準電圧Vref.=0.27Vと比較し、コンパレータ
Yの出力があった時にDCコントローラ23に感光ドラ
ム寿命すなわちプロセスカートリッジ寿命の信号を送
る。
【0057】本実施例に於いて、感光体の膜厚検知時
に、感光ドラム1より当接部材を離間させて電流測定す
なわち膜厚検知の精度を向上させるために、現像ローラ
3s及び転写ドラム5を離間させたけれども、ブレード
やローラ等を用いたクリーニング装置や中間転写方式に
用いる中間転写体など、感光体に当接するすべての部材
についても、感光体膜厚検知時に、感光ドラムより離間
することにより膜厚検知の精度を向上できることは言う
までもない。
に、感光ドラム1より当接部材を離間させて電流測定す
なわち膜厚検知の精度を向上させるために、現像ローラ
3s及び転写ドラム5を離間させたけれども、ブレード
やローラ等を用いたクリーニング装置や中間転写方式に
用いる中間転写体など、感光体に当接するすべての部材
についても、感光体膜厚検知時に、感光ドラムより離間
することにより膜厚検知の精度を向上できることは言う
までもない。
【0058】ロ)プロセスカートリッジAの装着有無検
知 感光ドラム1に流れる直流電流IDCにより、感光ドラム
1を含むプロセスカートリッジAの装着の有無を検知す
る手段について説明する。この検知はプリンター本体の
電源投入時及び、本体のドア開閉時毎に行なえば良い。
知 感光ドラム1に流れる直流電流IDCにより、感光ドラム
1を含むプロセスカートリッジAの装着の有無を検知す
る手段について説明する。この検知はプリンター本体の
電源投入時及び、本体のドア開閉時毎に行なえば良い。
【0059】検知の基本的思想は上述イ)で説明した感
光体膜厚の検知方法と同じで、感光体表面電位をVd →
0下降させるときに感光体に流れるDC電流IDCを測定
する方式であり、電流IDCは感光ドラム1より現像ロー
ラ3s及び転写ドラム5を離間し測定する。図6は感光
体(プロセスカートリッジ)の有無検知回路である。
光体膜厚の検知方法と同じで、感光体表面電位をVd →
0下降させるときに感光体に流れるDC電流IDCを測定
する方式であり、電流IDCは感光ドラム1より現像ロー
ラ3s及び転写ドラム5を離間し測定する。図6は感光
体(プロセスカートリッジ)の有無検知回路である。
【0060】感光体に流れるDC電流IDCの測定方法は
前述と同様であり、最初に帯電ローラ2によって感光体
表面を一定電位ほぼ−700Vに均一に帯電した後、感
光ドラム1を除電する。
前述と同様であり、最初に帯電ローラ2によって感光体
表面を一定電位ほぼ−700Vに均一に帯電した後、感
光ドラム1を除電する。
【0061】除電時、感光ドラム1に流れる直流電流I
DCは前述の関係式で表される。図7に、ε=3、ε0
=8.85×10-12[F/m]、L=230mm、vp
=100[mm/sec]、Vd =−700Vのとき
の、IDCとdの関係を示す。本実施例に用いる感光体の
CT層の初期膜厚は25μmであり、この膜厚に対する
電流量IDCは図7より17μAに相当する。感光体CT
層は通紙耐久によって削れ膜厚が減少するため電流値は
増加する。
DCは前述の関係式で表される。図7に、ε=3、ε0
=8.85×10-12[F/m]、L=230mm、vp
=100[mm/sec]、Vd =−700Vのとき
の、IDCとdの関係を示す。本実施例に用いる感光体の
CT層の初期膜厚は25μmであり、この膜厚に対する
電流量IDCは図7より17μAに相当する。感光体CT
層は通紙耐久によって削れ膜厚が減少するため電流値は
増加する。
【0062】一方、この電流の検知時に感光ドラム1を
含むプロセスカートリッジAが装置内に配置されていな
ければ検知電流IDCは0になる点に注目し、0と17μ
Aの間に閾値を定め、電流値が閾値以下の時、カートリ
ッジAが装置内に配設されていないものと判断し、プリ
ントを行なわず、カートリッジ装着なしをユーザーに知
らせる。本実施例では電流の閾値を10μAに定めた。
具体的には、図6の回路に於いて10kΩの抵抗器R1
の両端の電圧Vを基準電圧源24の基準電圧Vref.
=0.10Vと比較し、コンパレータXの出力によりD
Cコントローラ23にてカートリッジAの有無を判断す
る。
含むプロセスカートリッジAが装置内に配置されていな
ければ検知電流IDCは0になる点に注目し、0と17μ
Aの間に閾値を定め、電流値が閾値以下の時、カートリ
ッジAが装置内に配設されていないものと判断し、プリ
ントを行なわず、カートリッジ装着なしをユーザーに知
らせる。本実施例では電流の閾値を10μAに定めた。
具体的には、図6の回路に於いて10kΩの抵抗器R1
の両端の電圧Vを基準電圧源24の基準電圧Vref.
=0.10Vと比較し、コンパレータXの出力によりD
Cコントローラ23にてカートリッジAの有無を判断す
る。
【0063】このように、プロセスカートリッジAの装
着有無検知に、感光体に流れる電流を測定する方式を用
いることにより、装置の低価格化、小型化を実現でき
た。
着有無検知に、感光体に流れる電流を測定する方式を用
いることにより、装置の低価格化、小型化を実現でき
た。
【0064】更に本実施例のように感光体膜厚検知手段
と併用する場合、膜厚検知回路にわずかな変更を加える
だけで行なえるので、装置の更なる低価格化、小型化が
実現できる。
と併用する場合、膜厚検知回路にわずかな変更を加える
だけで行なえるので、装置の更なる低価格化、小型化が
実現できる。
【0065】像担持体としての感光体に流れる電流の測
定時に、感光体に当接している部材を感光体から離間さ
せず、感光体に当接あるいは近接している部材を感光体
表面電位と同電位の電位ないし0Vにすることで、これ
によっても該部材と感光体の間に電流が生じることを防
止できるので、正確な電流検知ができ、感光体の膜厚検
知精度が向上する。
定時に、感光体に当接している部材を感光体から離間さ
せず、感光体に当接あるいは近接している部材を感光体
表面電位と同電位の電位ないし0Vにすることで、これ
によっても該部材と感光体の間に電流が生じることを防
止できるので、正確な電流検知ができ、感光体の膜厚検
知精度が向上する。
【0066】像担持体としての電子写真感光体の層構
成、適用する作像プロセス等は実施例のものに限定され
るものではない。像担持体はドラム型に限らず、回動ベ
ルト型、走行ウエブ型などとすることもできる。像担持
体が静電記録誘電体等であってもよい。像担持体を単独
に交換する構成の装置についても本発明を適用できるこ
とは勿論である。
成、適用する作像プロセス等は実施例のものに限定され
るものではない。像担持体はドラム型に限らず、回動ベ
ルト型、走行ウエブ型などとすることもできる。像担持
体が静電記録誘電体等であってもよい。像担持体を単独
に交換する構成の装置についても本発明を適用できるこ
とは勿論である。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、像担持体
の寿命判定等のための、電流測定による像担持体の膜厚
検知精度の向上を図ることができる。
の寿命判定等のための、電流測定による像担持体の膜厚
検知精度の向上を図ることができる。
【0068】またこの像担持体に流れる電流を測定する
方式を用いることにより、画像形成装置本体に対する像
担持体あるいは像担持体を含むプロセスカートリッジの
装着有無検知と、像担持体あるいは像担持体を含むプロ
セスカートリッジの寿命検知の両検知を共通の手段構成
で行なわせて、装置の簡素化・低価格化・小型化を図る
ことができる。
方式を用いることにより、画像形成装置本体に対する像
担持体あるいは像担持体を含むプロセスカートリッジの
装着有無検知と、像担持体あるいは像担持体を含むプロ
セスカートリッジの寿命検知の両検知を共通の手段構成
で行なわせて、装置の簡素化・低価格化・小型化を図る
ことができる。
【図1】実施例の画像形成装置の概略構成図
【図2】現像器の現像ローラ及び転写ドラムを感光ドラ
ムから離間させた状態時の概略構成図
ムから離間させた状態時の概略構成図
【図3】感光体を流れる電流の説明図
【図4】感光体を流れる直流電流IDCと帯電ローラへの
印加電圧の図
印加電圧の図
【図5】感光体膜厚検知回路図
【図6】感光ドラムを含むプロセスカートリッジの装着
有無検知回路図
有無検知回路図
【図7】直流電流IDCと感光体膜厚dの関係グラフ
1 像担持体としての感光ドラム 2 帯電手段としての帯電ローラ 3 回転切換え式の現像装置 3a〜3d 現像器 3s 現像ローラ 4 露光手段としてのレーザースキャナ 5 転写ドラム 6 定着装置 7 クリーニング装置 A プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/18 G03G 15/00 556 (72)発明者 斎藤 益朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 榎本 直樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 笹目 裕志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 達也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 藤井 春夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 像担持体に流れる電流の測定による像担
持体の膜厚測定時、像担持体に当接している部材の少な
くとも1つを像担持体から離間することを特徴とする像
担持体の膜厚測定方法。 - 【請求項2】 像担持体に流れる電流の測定による像担
持体の膜厚測定時、像担持体に当接あるいは近接してい
る部材を像担持体表面と同電位の電位ないし0Vにする
ことを特徴とする像担持体の膜厚測定方法。 - 【請求項3】 像担持体が電子写真感光体あるいは静電
記録誘電体であることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の像担持体の膜厚測定方法。 - 【請求項4】 像担持体に作像プロセスを適用して画像
形成を実行させ、像担持体は繰り返して作像に供する画
像形成装置において、 像担持体を流れる電流を測定する手段と、その測定電流
により像担持体あるいは像担持体を含むプロセスカート
リッジの装置本体に対する装着の有無を判断する手段を
有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】 測定電流により像担持体の膜厚を測定し
て像担持体あるいは像担持体を含むプロセスカートリッ
ジの寿命を判断する手段を有することを特徴とする請求
項4に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 像担持体に流れる電流の測定時、像担持
体に当接している部材の少なくとも1つを像担持体から
離間することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装
置。 - 【請求項7】 像担持体に流れる電流の測定時、像担持
体に当接あるいは近接している部材を像担持体表面と同
電位の電位ないし0Vにすることを特徴とする請求項4
に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 像担持体が電子写真感光体あるいは静電
記録誘電体であることを特徴とする請求項4に記載の画
像形成装置。 - 【請求項9】 プロセスカートリッジは、帯電手段、現
像手段またはクリーニング手段と像担持体とを一体的に
カートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本
体に着脱可能とするものであることを特徴とする請求項
4に記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 プロセスカートリッジは、帯電手段、
現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと像担持
体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に
着脱可能とするものであることを特徴とする請求項4に
記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 プロセスカートリッジは、少なくとも
現像手段と像担持体とを一体的にカートリッジ化して画
像形成装置本体に着脱可能とするものであることを特徴
とする請求項4に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7055006A JPH08220935A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 像担持体の膜厚測定方法、及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7055006A JPH08220935A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 像担持体の膜厚測定方法、及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08220935A true JPH08220935A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12986579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7055006A Pending JPH08220935A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 像担持体の膜厚測定方法、及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08220935A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5907739A (en) * | 1996-03-05 | 1999-05-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
US6591072B2 (en) | 2000-10-31 | 2003-07-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with changeable toner returning electric field application period |
JP2007187931A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 膜厚測定装置及び膜厚測定方法 |
JP2010139778A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2011138129A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Xerox Corp | スコロトロン帯電器を用いて装置の感光体電荷輸送層の厚さを判定する装置および方法 |
US9891561B2 (en) | 2016-02-04 | 2018-02-13 | Konica Minolta, Inc. | Image forming device and method of acquiring photoreceptor layer thickness |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05223513A (ja) * | 1992-02-07 | 1993-08-31 | Canon Inc | 被帯電体の厚み検知装置、帯電装置、及び画像形成装置 |
JPH063891A (ja) * | 1992-06-19 | 1994-01-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JPH06348083A (ja) * | 1993-06-07 | 1994-12-22 | Stanley Electric Co Ltd | 複写機感光体の劣化検出方法及び検出装置 |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP7055006A patent/JPH08220935A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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