JPH08315402A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
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- JPH08315402A JPH08315402A JP7139984A JP13998495A JPH08315402A JP H08315402 A JPH08315402 A JP H08315402A JP 7139984 A JP7139984 A JP 7139984A JP 13998495 A JP13998495 A JP 13998495A JP H08315402 A JPH08315402 A JP H08315402A
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- optical
- pickup device
- objective lens
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 2
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
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- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
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- Optical Head (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 対物レンズを多焦点レンズとすることによ
り、厚みの異なる複数種の光ディスクの各々に対し、フ
ォーカシングを良好なものとする。 【構成】 対物レンズ5を2焦点レンズとし、CDおよ
び幾何学的厚みが1.2mmのDVDに対しては長焦点光
が、また幾何学的厚みが0.6 mmのDVDに対しては短
焦点光が各々記録面6A,6B(図中破線は幾何学的厚
みが0.6 mmのDVDの記録面位置である)に集束する
ように設定されている。
り、厚みの異なる複数種の光ディスクの各々に対し、フ
ォーカシングを良好なものとする。 【構成】 対物レンズ5を2焦点レンズとし、CDおよ
び幾何学的厚みが1.2mmのDVDに対しては長焦点光
が、また幾何学的厚みが0.6 mmのDVDに対しては短
焦点光が各々記録面6A,6B(図中破線は幾何学的厚
みが0.6 mmのDVDの記録面位置である)に集束する
ように設定されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスクに記録された
信号の再生を行なうための光ピックアップ装置に関し、
詳しくは、厚みの異なる複数の光ディスクの各々につい
て信号再生が可能な光ピックアップ装置に関するもので
ある。
信号の再生を行なうための光ピックアップ装置に関し、
詳しくは、厚みの異なる複数の光ディスクの各々につい
て信号再生が可能な光ピックアップ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、記録密度が大きく大容量
であること、さらにはランダムアクセスに優れているこ
と等から種々の記録媒体として使用されている。したが
って、光ディスクの種類としては用途あるいは利用分野
に応じてCD(コンパクトディスク)、DVD(デジタ
ルビデオディスク)、LD(レーザディスク)等数多く
のものが知られている。このような各種の光ディスクに
対し信号の再生を行なう光ピックアップ装置は、光ディ
スクの種類に拘わらず図7に示す如く略同様の構成とさ
れている。
であること、さらにはランダムアクセスに優れているこ
と等から種々の記録媒体として使用されている。したが
って、光ディスクの種類としては用途あるいは利用分野
に応じてCD(コンパクトディスク)、DVD(デジタ
ルビデオディスク)、LD(レーザディスク)等数多く
のものが知られている。このような各種の光ディスクに
対し信号の再生を行なう光ピックアップ装置は、光ディ
スクの種類に拘わらず図7に示す如く略同様の構成とさ
れている。
【0003】すなわち、一般に光ピックアップ装置は半
導体レーザ101 から出力されたレーザ光102 をハーフミ
ラー103 およびコリメータレンズ104 を介して、対物レ
ンズ105 により光ディスク106 の記録面106 A上に集束
せしめ、この記録面106 Aからの戻り光を対物レンズ10
5 、コリメータレンズ104 およびハーフミラー103 を介
し4分割のフォトダイオード107 に入射せしめて、デー
タ信号およびエラー信号(フォーカスエラー信号、トラ
ッキングエラー信号)を得るようにしている。さらに、
このエラー信号に応じて上記対物レンズ105 を上下およ
び左右に移動させてフォーカス制御およびトラッキング
制御を行なうようにしている。
導体レーザ101 から出力されたレーザ光102 をハーフミ
ラー103 およびコリメータレンズ104 を介して、対物レ
ンズ105 により光ディスク106 の記録面106 A上に集束
せしめ、この記録面106 Aからの戻り光を対物レンズ10
5 、コリメータレンズ104 およびハーフミラー103 を介
し4分割のフォトダイオード107 に入射せしめて、デー
タ信号およびエラー信号(フォーカスエラー信号、トラ
ッキングエラー信号)を得るようにしている。さらに、
このエラー信号に応じて上記対物レンズ105 を上下およ
び左右に移動させてフォーカス制御およびトラッキング
制御を行なうようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように光ピックア
ップ装置は、各種光ディスクについて略同様の構成とさ
れるため、一つの光ピックアップ装置を用いて各種光デ
ィスクの信号再生を可能とする、いわゆるコンパチブル
プレーヤ装置を構成すれば光ディスクの種類に応じて各
プレーヤ装置をそろえる必要がなくなり、便利である。
ところで、上記光ディスクはその種類に応じて厚みやN
Aが異なる場合が多い。特に、厚みは、大きく異なる場
合があり、例えば、CDとDVDでは同じ120mm径で
ありながら、CDの厚みは1.2 mm規格であり、DVD
の厚みは0.6 mmもしくは1.2 mmのいずれか、もしく
は両者となる見込みである。
ップ装置は、各種光ディスクについて略同様の構成とさ
れるため、一つの光ピックアップ装置を用いて各種光デ
ィスクの信号再生を可能とする、いわゆるコンパチブル
プレーヤ装置を構成すれば光ディスクの種類に応じて各
プレーヤ装置をそろえる必要がなくなり、便利である。
ところで、上記光ディスクはその種類に応じて厚みやN
Aが異なる場合が多い。特に、厚みは、大きく異なる場
合があり、例えば、CDとDVDでは同じ120mm径で
ありながら、CDの厚みは1.2 mm規格であり、DVD
の厚みは0.6 mmもしくは1.2 mmのいずれか、もしく
は両者となる見込みである。
【0005】また、LDでは厚みが1.2 mmの単板ディ
スクを記録面を内側にして2枚貼り合わせた構成とされ
ており、片面の厚みは1.2 mmでCDの厚みと同じとな
るものの、CDおよびDVDの保護板の材質が一般にP
C(ポリカーボネート)樹脂であるのに対し、LDの保
護板の材質は一般にアクリル樹脂であって互いに屈折率
が異なるため結局光学的厚みにおいてCDおよびDVD
と相違する。このように、幾何学的厚みや光学的厚みが
異なる複数の光ディスクについて、光ピックアップ装置
を共用しようとするとフォーカシングが困難となる場合
も生じる。
スクを記録面を内側にして2枚貼り合わせた構成とされ
ており、片面の厚みは1.2 mmでCDの厚みと同じとな
るものの、CDおよびDVDの保護板の材質が一般にP
C(ポリカーボネート)樹脂であるのに対し、LDの保
護板の材質は一般にアクリル樹脂であって互いに屈折率
が異なるため結局光学的厚みにおいてCDおよびDVD
と相違する。このように、幾何学的厚みや光学的厚みが
異なる複数の光ディスクについて、光ピックアップ装置
を共用しようとするとフォーカシングが困難となる場合
も生じる。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、幾何学的厚みや光学的厚みの異なる複数の光ディ
スクの各々に対しフォーカシングを良好とし得る光ピッ
クアップ装置を提供することを目的とするものである。
ので、幾何学的厚みや光学的厚みの異なる複数の光ディ
スクの各々に対しフォーカシングを良好とし得る光ピッ
クアップ装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光ピックアップ
装置は、レーザ光源からの光ビームを光ディスク上に集
束せしめる対物レンズを備えた光ピックアップ装置にお
いて、前記対物レンズが、前記光ディスクを信号再生位
置に設定した場合に、前記光ビームを、光学的厚みの厚
い光ディスクの記録面上の第1の位置と、光学的厚みの
薄い光ディスクの記録面上の第2の位置との2位置に集
束させ得るように形成されてなることを特徴とするもの
である。
装置は、レーザ光源からの光ビームを光ディスク上に集
束せしめる対物レンズを備えた光ピックアップ装置にお
いて、前記対物レンズが、前記光ディスクを信号再生位
置に設定した場合に、前記光ビームを、光学的厚みの厚
い光ディスクの記録面上の第1の位置と、光学的厚みの
薄い光ディスクの記録面上の第2の位置との2位置に集
束させ得るように形成されてなることを特徴とするもの
である。
【0008】また、上記光ピックアップ装置の対物レン
ズとしては、長焦点フレネルレンズと短焦点フレネルレ
ンズを空間的に組み合わせたり、長焦点回折レンズと短
焦点回折レンズを空間的に組み合わせたりすることによ
り構成することが望ましい。上記「光学的厚み」とは、
実際の空間的厚みである幾何学的厚みに材質の屈折率を
乗じたものをいう。
ズとしては、長焦点フレネルレンズと短焦点フレネルレ
ンズを空間的に組み合わせたり、長焦点回折レンズと短
焦点回折レンズを空間的に組み合わせたりすることによ
り構成することが望ましい。上記「光学的厚み」とは、
実際の空間的厚みである幾何学的厚みに材質の屈折率を
乗じたものをいう。
【0009】
【作用および発明の効果】上記光ピックアップ装置によ
れば、対物レンズを多重焦点レンズにより構成し、光学
的厚みの厚い光ディスクの信号再生を行なう場合には該
対物レンズからの長焦点光がディスクの記録面上に集束
されるようにし、光学的厚みの薄い光ディスクの信号再
生を行なう場合には該対物レンズからの短焦点光がディ
スクの記録面上に集束されるようにしている。
れば、対物レンズを多重焦点レンズにより構成し、光学
的厚みの厚い光ディスクの信号再生を行なう場合には該
対物レンズからの長焦点光がディスクの記録面上に集束
されるようにし、光学的厚みの薄い光ディスクの信号再
生を行なう場合には該対物レンズからの短焦点光がディ
スクの記録面上に集束されるようにしている。
【0010】これにより、光学的厚みの厚い光ディスク
の信号再生を行なう場合と、光学的厚みの薄い光ディス
クの信号再生を行なう場合のいずれにおいても記録面上
に光ビームを集束させることができるのでフォーカシン
グの互換性を良好とすることができる。また、上記多重
焦点の対物レンズを、フレネルレンズあるいは回折レン
ズ(HOEレンズ)により構成すれば、レンズ厚みを薄
くすることができるので装置のコンパクト化を図ること
ができ、さらに収差も小さくすることが可能である。
の信号再生を行なう場合と、光学的厚みの薄い光ディス
クの信号再生を行なう場合のいずれにおいても記録面上
に光ビームを集束させることができるのでフォーカシン
グの互換性を良好とすることができる。また、上記多重
焦点の対物レンズを、フレネルレンズあるいは回折レン
ズ(HOEレンズ)により構成すれば、レンズ厚みを薄
くすることができるので装置のコンパクト化を図ること
ができ、さらに収差も小さくすることが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。図1は、本発明の一実施例に係る光ピックア
ップ装置を示す概略図である。すなわち、この光ピック
アップ装置は、LD電源1Aからの電力供給により半導
体レーザ1から出力されたレーザ光2(例えば波長が63
5 nm)はハーフミラー平面板3により反射され、コリ
メータレンズ4により平行光とされ、2焦点フレネルレ
ンズからなる対物レンズ5により遠近2位置への集束光
束とされ、そのうちの長焦点光が光ディスク6の記録面
6A上に照射される。なお、光ディスク6は図示されな
いチャッキング部材により下面位置が略一定となるよう
に設定されている。
説明する。図1は、本発明の一実施例に係る光ピックア
ップ装置を示す概略図である。すなわち、この光ピック
アップ装置は、LD電源1Aからの電力供給により半導
体レーザ1から出力されたレーザ光2(例えば波長が63
5 nm)はハーフミラー平面板3により反射され、コリ
メータレンズ4により平行光とされ、2焦点フレネルレ
ンズからなる対物レンズ5により遠近2位置への集束光
束とされ、そのうちの長焦点光が光ディスク6の記録面
6A上に照射される。なお、光ディスク6は図示されな
いチャッキング部材により下面位置が略一定となるよう
に設定されている。
【0012】この記録面6Aには信号情報を担持したピ
ットがトラック状に配列されており、この記録面6Aか
らの上記レーザ光2の反射光は信号情報を担持した状態
で対物レンズ5およびコリメータレンズ4を介してハー
フミラー平面板3に入射し、このハーフミラー平面板3
を透過して4分割のフォトダイオード7に入射する。こ
のフォトダイオード7では分割された4つのダイオード
位置の各受光量を演算してデータ信号、およびフォーカ
スとトラッキングの各エラー信号を得る。
ットがトラック状に配列されており、この記録面6Aか
らの上記レーザ光2の反射光は信号情報を担持した状態
で対物レンズ5およびコリメータレンズ4を介してハー
フミラー平面板3に入射し、このハーフミラー平面板3
を透過して4分割のフォトダイオード7に入射する。こ
のフォトダイオード7では分割された4つのダイオード
位置の各受光量を演算してデータ信号、およびフォーカ
スとトラッキングの各エラー信号を得る。
【0013】なお、ハーフミラー平面板3は光ディスク
6からの戻り光の光路に対して45°傾いた状態で挿入さ
れているのでシリンドリカルレンズと同等の作用をな
し、このハーフミラー平面板3を透過した光ビームは非
点収差を有することとなり、4分割のフォトダイオード
7上におけるこの戻り光のビームスポットの形状に応じ
てフォーカスのエラー量が決定されることとなる。な
お、上記コリメータレンズ104 は状況に応じて省略する
ことも可能であり、さらに半導体レーザ1とハーフミラ
ー平面板3との間にグレーティングレンズを挿入して3
ビームによりトラッキングエラーを検出することも可能
である。
6からの戻り光の光路に対して45°傾いた状態で挿入さ
れているのでシリンドリカルレンズと同等の作用をな
し、このハーフミラー平面板3を透過した光ビームは非
点収差を有することとなり、4分割のフォトダイオード
7上におけるこの戻り光のビームスポットの形状に応じ
てフォーカスのエラー量が決定されることとなる。な
お、上記コリメータレンズ104 は状況に応じて省略する
ことも可能であり、さらに半導体レーザ1とハーフミラ
ー平面板3との間にグレーティングレンズを挿入して3
ビームによりトラッキングエラーを検出することも可能
である。
【0014】ところで、この光ピックアップ装置ではC
DとDVDのいずれの光ディスク6についても信号再生
が可能となるように構成されている。CDは幾何学的厚
みが1.2 mmに規格統一されており、また、DVDは幾
何学的厚みが0.6 mmと1.2 mmのものが作成されてい
るが、これらいずれの光ディスク6についても確実にフ
ォーカシングがなされるようになっている。なお、C
D,DVDは共にPC(ポリカーボネート;屈折率nD
=1.584 )からなる保護板を有しており、またNAは、
前者が例えば0.45程度、後者が例えば0.6程度 もしくは
0.55程度となるように設定されている。
DとDVDのいずれの光ディスク6についても信号再生
が可能となるように構成されている。CDは幾何学的厚
みが1.2 mmに規格統一されており、また、DVDは幾
何学的厚みが0.6 mmと1.2 mmのものが作成されてい
るが、これらいずれの光ディスク6についても確実にフ
ォーカシングがなされるようになっている。なお、C
D,DVDは共にPC(ポリカーボネート;屈折率nD
=1.584 )からなる保護板を有しており、またNAは、
前者が例えば0.45程度、後者が例えば0.6程度 もしくは
0.55程度となるように設定されている。
【0015】上記CDとDVDの両者について確実にフ
ォーカシングを行なうためには両者の光学的厚みを略等
しくすることが望ましいが、上述したように光ディスク
6自体の幾何学的厚みが異なると結果として光学的厚み
も異なることとなるため、前述したように対物レンズ5
を2焦点レンズとし、CDおよび幾何学的厚みが1.2m
mのDVDに対しては長焦点光が、また幾何学的厚みが
0.6 mmのDVDに対しては短焦点光が各々記録面6
A,6B(図1中破線は幾何学的厚みが0.6 mmのDV
Dの記録面位置である)に集束するように設定されてい
る。
ォーカシングを行なうためには両者の光学的厚みを略等
しくすることが望ましいが、上述したように光ディスク
6自体の幾何学的厚みが異なると結果として光学的厚み
も異なることとなるため、前述したように対物レンズ5
を2焦点レンズとし、CDおよび幾何学的厚みが1.2m
mのDVDに対しては長焦点光が、また幾何学的厚みが
0.6 mmのDVDに対しては短焦点光が各々記録面6
A,6B(図1中破線は幾何学的厚みが0.6 mmのDV
Dの記録面位置である)に集束するように設定されてい
る。
【0016】この2焦点対物レンズ5は、図2(a)に
示す如き長焦点の非球面レンズ(NA大)と図2(b)
に示す如き短焦点の非球面レンズ(NA小)を各々フレ
ネル化した図2(c),(d)に示す如き2つのフレネ
ルレンズを空間的に組み合わせて構成したものである。
空間的に組み合わせる態様として、図2(e)に示す如
く、上記2つのフレネルレンズの一方により同心状の輪
帯の奇数番目部分を、他方により該同心状の輪帯の偶数
番目部分を各々形成するような構成としてもよいし、図
2(f)に示す如く、上記2つのフレネルレンズの一方
によりレンズ外周部分を、他方によりレンズ内周部分を
各々形成するような構成としてもよい。
示す如き長焦点の非球面レンズ(NA大)と図2(b)
に示す如き短焦点の非球面レンズ(NA小)を各々フレ
ネル化した図2(c),(d)に示す如き2つのフレネ
ルレンズを空間的に組み合わせて構成したものである。
空間的に組み合わせる態様として、図2(e)に示す如
く、上記2つのフレネルレンズの一方により同心状の輪
帯の奇数番目部分を、他方により該同心状の輪帯の偶数
番目部分を各々形成するような構成としてもよいし、図
2(f)に示す如く、上記2つのフレネルレンズの一方
によりレンズ外周部分を、他方によりレンズ内周部分を
各々形成するような構成としてもよい。
【0017】図2(f)に示す態様のレンズを拡大して
図3に示す。この2焦点対物レンズ15ではレンズ外周部
分15Aが長焦点のフレネルレンズで、またレンズ内周部
分15Bが短焦点のフレネルレンズで構成されており、こ
の対物レンズ15に入射した光ビーム2は、レンズ外周部
分15Aで長焦点光2Aとされるとともにレンズ内周部分
15Bで短焦点光2Bとされることとなる。したがって、
この光ピックアップ装置を用いれば、図4(a)に示す
如く、CDおよび幾何学的厚みが1.2 mmのDVD26に
対しては、長焦点光2Aがその記録面26A上に集束する
こととなり、図4(b)に示す如く幾何学的厚みが0.6
mmのDVD36に対しては短焦点光2Bがその記録面36
A上に集束することとなり、いずれの厚みの光ディスク
26,36においてもフォーカシングを良好なものとするこ
とができる。
図3に示す。この2焦点対物レンズ15ではレンズ外周部
分15Aが長焦点のフレネルレンズで、またレンズ内周部
分15Bが短焦点のフレネルレンズで構成されており、こ
の対物レンズ15に入射した光ビーム2は、レンズ外周部
分15Aで長焦点光2Aとされるとともにレンズ内周部分
15Bで短焦点光2Bとされることとなる。したがって、
この光ピックアップ装置を用いれば、図4(a)に示す
如く、CDおよび幾何学的厚みが1.2 mmのDVD26に
対しては、長焦点光2Aがその記録面26A上に集束する
こととなり、図4(b)に示す如く幾何学的厚みが0.6
mmのDVD36に対しては短焦点光2Bがその記録面36
A上に集束することとなり、いずれの厚みの光ディスク
26,36においてもフォーカシングを良好なものとするこ
とができる。
【0018】上記対物レンズ5としては光ビーム2を遠
近2つの所定位置に集束できればよく、上述した如くフ
レネルレンズに限られるものではない。例えば図5
(a)に示す如き長焦点の回折レンズA(HOEレン
ズ;NA大)と図5(b)に示す如き短焦点の回折レン
ズB(HOEレンズ;NA小)を空間的に組み合わせ
て、図5(c)に示す如く、上記2つの回折レンズの一
方により同心状の輪帯の奇数番目部分を、他方により該
同心状の輪帯の偶数番目部分を各々形成するような構成
としてもよく、また図5(d)に示す如く、上記2つの
回折レンズの一方によりレンズ外周部分を、他方により
レンズ内周部分を各々形成するような構成としてもよ
い。
近2つの所定位置に集束できればよく、上述した如くフ
レネルレンズに限られるものではない。例えば図5
(a)に示す如き長焦点の回折レンズA(HOEレン
ズ;NA大)と図5(b)に示す如き短焦点の回折レン
ズB(HOEレンズ;NA小)を空間的に組み合わせ
て、図5(c)に示す如く、上記2つの回折レンズの一
方により同心状の輪帯の奇数番目部分を、他方により該
同心状の輪帯の偶数番目部分を各々形成するような構成
としてもよく、また図5(d)に示す如く、上記2つの
回折レンズの一方によりレンズ外周部分を、他方により
レンズ内周部分を各々形成するような構成としてもよ
い。
【0019】さらに、図6に示す如く、レンズ外周部分
25Aを曲率の小さい長焦点レンズにより、またレンズ内
周部分25Bを曲率の大きい短焦点レンズにより形成し
た、いわゆる累進レンズ構成としてもよい。なお、本発
明の光ピックアップ装置としては上記実施例のものに限
られるものではなく、その他種々の態様の変更が可能で
ある。例えば、上記実施例においては光ディスクの下方
からレーザ光を照射するようにしているが、光ディスク
と光ピックアップの装置全体を上下逆に構成して上方か
らレーザ光を照射するように構成することも可能であ
る。
25Aを曲率の小さい長焦点レンズにより、またレンズ内
周部分25Bを曲率の大きい短焦点レンズにより形成し
た、いわゆる累進レンズ構成としてもよい。なお、本発
明の光ピックアップ装置としては上記実施例のものに限
られるものではなく、その他種々の態様の変更が可能で
ある。例えば、上記実施例においては光ディスクの下方
からレーザ光を照射するようにしているが、光ディスク
と光ピックアップの装置全体を上下逆に構成して上方か
らレーザ光を照射するように構成することも可能であ
る。
【0020】また、対象となる光ディスクの種類として
は、CDとDVDに限られるものではなく、LDやMD
(ミニディスク)等の他の光ディスクを対象とすること
ももちろん可能であり、さらに対物レンズが3つ以上の
焦点を有するようにして、光学的厚みの異なる3種以上
の光ディスクについて信号再生を可能としてもよい。な
お、上記実施例においては複数の光ビ−ムが互いに同軸
となるように構成されているが、もちろん互いに軸はず
しの関係となるように構成することも可能である。
は、CDとDVDに限られるものではなく、LDやMD
(ミニディスク)等の他の光ディスクを対象とすること
ももちろん可能であり、さらに対物レンズが3つ以上の
焦点を有するようにして、光学的厚みの異なる3種以上
の光ディスクについて信号再生を可能としてもよい。な
お、上記実施例においては複数の光ビ−ムが互いに同軸
となるように構成されているが、もちろん互いに軸はず
しの関係となるように構成することも可能である。
【図1】本発明の実施例に係る光ピックアップ装置を示
す概略図
す概略図
【図2】図1に示す対物レンズの構成を詳しく示す図
【図3】図1に示す対物レンズを拡大して示す図
【図4】図1に示す装置の作用を説明するための図
【図5】図1に示す対物レンズとは異なる形状の対物レ
ンズを示す図
ンズを示す図
【図6】図1に示す対物レンズとは異なる形状の対物レ
ンズを示す図
ンズを示す図
【図7】従来の光ピックアップ装置を示す概略図
1,101 半導体レーザ 2,102 レーザ光 2A 長焦点光 2B 短焦点光 3,103 ハーフミラー平面板 4,104 コリメータレンズ 5,15,25,105 対物レンズ 6,106 ,26,36 光ディスク 6A,6B,106A, 26A,36A 記録面 7,107 4分割のフォトダイオード 15A,25A レンズ外周部分 15B,25B レンズ内周部分
Claims (3)
- 【請求項1】 レーザ光源からの光ビームを光ディスク
上に集束せしめる対物レンズを備えた光ピックアップ装
置において、 前記対物レンズが、前記光ディスクを信号再生位置に設
定した場合に、前記光ビームを、光学的厚みの厚い光デ
ィスクの記録面上の第1の位置と、光学的厚みの薄い光
ディスクの記録面上の第2の位置との2位置に集束させ
得るように形成されてなることを特徴とする光ピックア
ップ装置。 - 【請求項2】 前記対物レンズが、長焦点フレネルレン
ズと短焦点フレネルレンズを空間的に組み合わせてなる
ことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項3】 前記対物レンズが、長焦点回折レンズと
短焦点回折レンズを空間的に組み合わせてなることを特
徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7139984A JPH08315402A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7139984A JPH08315402A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08315402A true JPH08315402A (ja) | 1996-11-29 |
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ID=15258239
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JP (1) | JPH08315402A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6010647A (en) * | 1997-06-30 | 2000-01-04 | Fuji Photo Optical Co., Ltd. | Multifocal lens and method of making the same |
JP2001235676A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-31 | Konica Corp | 光学素子、対物レンズ及び光ピックアップ装置 |
US6641878B2 (en) | 1997-04-18 | 2003-11-04 | Kureha Kagaku Kogyo K.K. | Optical pickup device holding container |
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WO2010116852A1 (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | コニカミノルタオプト株式会社 | 対物レンズ、カップリング素子及び光ピックアップ装置 |
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-
1995
- 1995-05-15 JP JP7139984A patent/JPH08315402A/ja not_active Withdrawn
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