JPH08313896A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH08313896A JPH08313896A JP7116804A JP11680495A JPH08313896A JP H08313896 A JPH08313896 A JP H08313896A JP 7116804 A JP7116804 A JP 7116804A JP 11680495 A JP11680495 A JP 11680495A JP H08313896 A JPH08313896 A JP H08313896A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】コントラストが正面以外でも十分に良好で駆動
電圧も高くならず、望ましくない液晶ドメインの発生を
抑えた液晶表示装置を提供する。 【構成】一画素内の液晶の配向が分割され、複数の液晶
ドメインが存在する広視野角の液晶表示装置で、液晶層
のツイスト角φを90°<φ≦120°にする。また、
一対の偏光板間にリターデーションを調整する少なくと
も1枚の位相差板を挿入したり、遮光膜,蓄積容量電極
を適切な位置に配置する。更に、コントラストをより改
善する視界制御板を用いる。
電圧も高くならず、望ましくない液晶ドメインの発生を
抑えた液晶表示装置を提供する。 【構成】一画素内の液晶の配向が分割され、複数の液晶
ドメインが存在する広視野角の液晶表示装置で、液晶層
のツイスト角φを90°<φ≦120°にする。また、
一対の偏光板間にリターデーションを調整する少なくと
も1枚の位相差板を挿入したり、遮光膜,蓄積容量電極
を適切な位置に配置する。更に、コントラストをより改
善する視界制御板を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は階調反転せず広視野角を
有し、かつ視角方向を変えても十分なコントラストを得
られる液晶表示装置に関する。
有し、かつ視角方向を変えても十分なコントラストを得
られる液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画素内の液晶の配向を分割して複
数の液晶ドメインを存在させて広視野角化する液晶表示
装置としては、例えば、レジスト等を用いて画素内の配
向膜を部分的に被い、ラビングを行う操作を複数回繰返
して画素内の液晶の配向方向を分割する方法(特開平5
−107544号公報,特開平5−173135号公報,特開平5−17
3136号公報,特開平5−173137号公報,特開平5−173138
号公報,特開平5−173139号公報),液晶のツイスト方
向を同一画素内で逆転(リバースツイストモード)させ
る方法(特開平5−34695号公報,特開平5−303118号公
報),上下基板のプレチルト角に大小をつけ、電圧を印
加時の液晶分子の立上り方向を同一画素内で2通り(リ
バースチルトモード)にする方法(特開平6−222366号公
報)などがある。
数の液晶ドメインを存在させて広視野角化する液晶表示
装置としては、例えば、レジスト等を用いて画素内の配
向膜を部分的に被い、ラビングを行う操作を複数回繰返
して画素内の液晶の配向方向を分割する方法(特開平5
−107544号公報,特開平5−173135号公報,特開平5−17
3136号公報,特開平5−173137号公報,特開平5−173138
号公報,特開平5−173139号公報),液晶のツイスト方
向を同一画素内で逆転(リバースツイストモード)させ
る方法(特開平5−34695号公報,特開平5−303118号公
報),上下基板のプレチルト角に大小をつけ、電圧を印
加時の液晶分子の立上り方向を同一画素内で2通り(リ
バースチルトモード)にする方法(特開平6−222366号公
報)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画素内の液晶の配向方
向を多重ラビングで分割する方法,リバースツイストモ
ードの方法,リバースチルトモードの方法においては程
度の差はあるものの配向膜へのダメージ,汚染,工程数
の増加,液晶の配向の不安定さ等の問題点を残し、それ
と同時に、ドメイン間からの光漏れによるコントラスト
の低下(特に正面以外),駆動電圧の増加といった本質
的な問題も存在する。また、これらの方法による液晶パ
ネルでは黒表示に十分な電圧をかけた後、印加する電圧
を下げると所望の液晶ドメインとは異なる第3のドメイ
ンが発生することもあり、広視野角特性を悪化させた
り、コントラストを低下させる。
向を多重ラビングで分割する方法,リバースツイストモ
ードの方法,リバースチルトモードの方法においては程
度の差はあるものの配向膜へのダメージ,汚染,工程数
の増加,液晶の配向の不安定さ等の問題点を残し、それ
と同時に、ドメイン間からの光漏れによるコントラスト
の低下(特に正面以外),駆動電圧の増加といった本質
的な問題も存在する。また、これらの方法による液晶パ
ネルでは黒表示に十分な電圧をかけた後、印加する電圧
を下げると所望の液晶ドメインとは異なる第3のドメイ
ンが発生することもあり、広視野角特性を悪化させた
り、コントラストを低下させる。
【0004】本発明の目的は一画素内の液晶の配向が分
割され、複数の液晶ドメインが存在する広視野角の液晶
表示装置において、コントラストが正面以外でも十分に
良好で駆動電圧も高くならず、望ましくない液晶ドメイ
ンの発生を抑えた液晶表示装置を提供することにある。
割され、複数の液晶ドメインが存在する広視野角の液晶
表示装置において、コントラストが正面以外でも十分に
良好で駆動電圧も高くならず、望ましくない液晶ドメイ
ンの発生を抑えた液晶表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】対向面に電極を有する一
対の基板と、前記一対の基板の電極面に配置された配向
膜と、前記配向膜間に挟持された液晶層と、前記液晶層
を挟んで配置されたそれぞれある一方向に偏光軸を有す
る一対の偏光板と、前記液晶層に電圧を印加するための
駆動回路とで構成され、一画素内の液晶の配向が分割さ
れ、複数の液晶ドメインが存在する液晶表示装置におい
て、前記液晶層のツイスト角φを90°<φ≦120°
にする手段を講じて電圧−透過率曲線を急峻にして黒表
示の電圧での透過率を低くし、コントラストを高くでき
る。ツイスト角を上記範囲に限定しているのは120°
より大きくなると偏光板の偏光軸との関係により黒表示
での透過率が高くなり、通常液晶表示装置が使用され程
度の低電圧で十分なコントラスを達成できなくなるから
である。また、高ツイスト化と組み合わせて、一対の偏
光板間に少なくとも1枚の位相差板を導入して黒表示の
電圧での透過率の上昇を防ぐ。微小なリターデーション
を有する位相差板を単独で用いてもよいし、2枚以上の
位相差板を組み合わせて用いてもよい。透過率の上昇分
の補正を考慮してΔndの範囲としては0.005μm
≦Δnd≦0.2μmであることが望ましい。画素内の
表示部で液晶ドメイン間の境界からの光漏れを遮蔽する
ためブラックマトリックスや補助容量を液晶ドメイン間
の境界に合わせて設けることができる。視界制御板を偏
光板の外側に配置し、更にコントラストの向上を図るこ
とができる。この場合視界を広げる方向は左右方向であ
るように視界制御板を配置することが望ましい。
対の基板と、前記一対の基板の電極面に配置された配向
膜と、前記配向膜間に挟持された液晶層と、前記液晶層
を挟んで配置されたそれぞれある一方向に偏光軸を有す
る一対の偏光板と、前記液晶層に電圧を印加するための
駆動回路とで構成され、一画素内の液晶の配向が分割さ
れ、複数の液晶ドメインが存在する液晶表示装置におい
て、前記液晶層のツイスト角φを90°<φ≦120°
にする手段を講じて電圧−透過率曲線を急峻にして黒表
示の電圧での透過率を低くし、コントラストを高くでき
る。ツイスト角を上記範囲に限定しているのは120°
より大きくなると偏光板の偏光軸との関係により黒表示
での透過率が高くなり、通常液晶表示装置が使用され程
度の低電圧で十分なコントラスを達成できなくなるから
である。また、高ツイスト化と組み合わせて、一対の偏
光板間に少なくとも1枚の位相差板を導入して黒表示の
電圧での透過率の上昇を防ぐ。微小なリターデーション
を有する位相差板を単独で用いてもよいし、2枚以上の
位相差板を組み合わせて用いてもよい。透過率の上昇分
の補正を考慮してΔndの範囲としては0.005μm
≦Δnd≦0.2μmであることが望ましい。画素内の
表示部で液晶ドメイン間の境界からの光漏れを遮蔽する
ためブラックマトリックスや補助容量を液晶ドメイン間
の境界に合わせて設けることができる。視界制御板を偏
光板の外側に配置し、更にコントラストの向上を図るこ
とができる。この場合視界を広げる方向は左右方向であ
るように視界制御板を配置することが望ましい。
【0006】
【作用】一画素内の液晶の配向が分割され、複数の液晶
ドメインが存在する液晶表示装置において、液晶層のツ
イスト角φを90°<φ≦120°にすることは電圧−
透過率曲線を急峻にして黒表示の電圧での透過率を低く
し、結果的に通常(ノートパソコン等)の液晶表示装置
として使用される低電圧での駆動でコントラストを高く
するように作用する。90°ツイストで複数の液晶ドメ
インが存在する液晶表示装置では視角方向を正面からず
らすと極端にコントラストが低下するが、ツイスト角を
大きくすることにより正面以外のコントラストが改善す
る方向に作用する。特に上下方向のコントラストが大幅
に改善される。また、液晶の捩じれが90°を越えるの
でほどけにくく、広視野角化や高コントラスト化には望
ましくない第3のドメインの発生を抑えることができ
る。一対の偏光板間に少なくとも1枚の位相差板を導入
することは更に黒表示の電圧での透過率の上昇を防ぎ、
高コントラスト化と結果的に駆動電圧を下げることを可
能にする。画素内の表示部での液晶ドメイン間の境界か
らの光漏れは本方式では避けられず、これをブラックマ
トリックスや補助容量で遮蔽することは全方位角でのコ
ントラスト向上をもたらす。表示のための開口部が減少
する短所はあるが、付加容量型から蓄積容量型の補助容
量にすることによりゲートラインに影響を与えず、表示
の均一性を確保しやすくなる。視界制御板を偏光板の外
側に配置することによって視界が広がり、正面近傍の高
いコントラストの範囲が広がり、コントラストを向上さ
せるように作用する。特に、視界制御方向を左右方向に
することにより高ツイスト角化との組み合わせで上下,
左右いずれの方向でもコントラストを向上させることが
できる。
ドメインが存在する液晶表示装置において、液晶層のツ
イスト角φを90°<φ≦120°にすることは電圧−
透過率曲線を急峻にして黒表示の電圧での透過率を低く
し、結果的に通常(ノートパソコン等)の液晶表示装置
として使用される低電圧での駆動でコントラストを高く
するように作用する。90°ツイストで複数の液晶ドメ
インが存在する液晶表示装置では視角方向を正面からず
らすと極端にコントラストが低下するが、ツイスト角を
大きくすることにより正面以外のコントラストが改善す
る方向に作用する。特に上下方向のコントラストが大幅
に改善される。また、液晶の捩じれが90°を越えるの
でほどけにくく、広視野角化や高コントラスト化には望
ましくない第3のドメインの発生を抑えることができ
る。一対の偏光板間に少なくとも1枚の位相差板を導入
することは更に黒表示の電圧での透過率の上昇を防ぎ、
高コントラスト化と結果的に駆動電圧を下げることを可
能にする。画素内の表示部での液晶ドメイン間の境界か
らの光漏れは本方式では避けられず、これをブラックマ
トリックスや補助容量で遮蔽することは全方位角でのコ
ントラスト向上をもたらす。表示のための開口部が減少
する短所はあるが、付加容量型から蓄積容量型の補助容
量にすることによりゲートラインに影響を与えず、表示
の均一性を確保しやすくなる。視界制御板を偏光板の外
側に配置することによって視界が広がり、正面近傍の高
いコントラストの範囲が広がり、コントラストを向上さ
せるように作用する。特に、視界制御方向を左右方向に
することにより高ツイスト角化との組み合わせで上下,
左右いずれの方向でもコントラストを向上させることが
できる。
【0007】
(実施例1)本実施例の液晶表示装置の構成を図1に示
す。図1は本実施例の液晶表示装置の断面図である。図
1に示すように、光学的に透明な基板30,31上に透
明電極40,41が形成され、基板30,31の外側に
それぞれ偏光板10,11が配置される。また、電極の
内側にはそれぞれ一方向にラビングされた配向膜50,
51,52,53が設けられ、これらの配向膜間にネマ
チック液晶層60が挾持される。更にネマチック液晶層
60に電圧を印加するため電源に接続した駆動回路90
を透明電極40,41につなぐ。図2は偏光板の偏光軸
とラビング方向の関係を示す図である。12,13は基
板30,31に貼付した偏光板の偏光軸、54,55は
基板30,31上にある配向膜に施したラビングのラビ
ング方向(矢印の方向がラビング方向)、14は液晶層
のツイスト角、15は二つの偏光軸のなす角度、16は
偏光軸12とラビング方向54の示す軸とのなす角度で
ある。本実施例ではツイスト角14を100°,角度1
5を90°,角度16を5°とした。
す。図1は本実施例の液晶表示装置の断面図である。図
1に示すように、光学的に透明な基板30,31上に透
明電極40,41が形成され、基板30,31の外側に
それぞれ偏光板10,11が配置される。また、電極の
内側にはそれぞれ一方向にラビングされた配向膜50,
51,52,53が設けられ、これらの配向膜間にネマ
チック液晶層60が挾持される。更にネマチック液晶層
60に電圧を印加するため電源に接続した駆動回路90
を透明電極40,41につなぐ。図2は偏光板の偏光軸
とラビング方向の関係を示す図である。12,13は基
板30,31に貼付した偏光板の偏光軸、54,55は
基板30,31上にある配向膜に施したラビングのラビ
ング方向(矢印の方向がラビング方向)、14は液晶層
のツイスト角、15は二つの偏光軸のなす角度、16は
偏光軸12とラビング方向54の示す軸とのなす角度で
ある。本実施例ではツイスト角14を100°,角度1
5を90°,角度16を5°とした。
【0008】本実施例の液晶表示装置の作製方法は次の
とおりである。配向膜は日産化学社製RN−422を使
用し、250℃30分間焼成した。クロムを蒸着した石
英製のマスクを用い、図1における配向膜低プレチルト
角部分50,53の部分にのみラビング前に水銀ランプ
によって紫外線を300mJ/cm2 照射し、プレチルト
角が1°以下になる処理を施した。配向膜高プレチルト
角部分51,52の部分のプレチルト角は約5°であ
る。上下の基板を配向膜高プレチルト角部分51,52
が配高膜低プレチルト角部分50,53と対向するよう
に組立て、周辺部を封入口を除いてシール剤で閉じた。
液晶を封入してから封入口を封止剤で密閉した。液晶は
カイラル剤として左捩じれのコレステリルノナネートを
0.35 重量%含むメルク社製ZLI4792(Δn=0.09
7)を使用し、ネマチック液晶層の厚みは5.1μm
で、ネマチック液晶層のΔndは0.49μmとした。
偏光板は日東電工製G1220DU(偏光度99.95%)を使
用した。
とおりである。配向膜は日産化学社製RN−422を使
用し、250℃30分間焼成した。クロムを蒸着した石
英製のマスクを用い、図1における配向膜低プレチルト
角部分50,53の部分にのみラビング前に水銀ランプ
によって紫外線を300mJ/cm2 照射し、プレチルト
角が1°以下になる処理を施した。配向膜高プレチルト
角部分51,52の部分のプレチルト角は約5°であ
る。上下の基板を配向膜高プレチルト角部分51,52
が配高膜低プレチルト角部分50,53と対向するよう
に組立て、周辺部を封入口を除いてシール剤で閉じた。
液晶を封入してから封入口を封止剤で密閉した。液晶は
カイラル剤として左捩じれのコレステリルノナネートを
0.35 重量%含むメルク社製ZLI4792(Δn=0.09
7)を使用し、ネマチック液晶層の厚みは5.1μm
で、ネマチック液晶層のΔndは0.49μmとした。
偏光板は日東電工製G1220DU(偏光度99.95%)を使
用した。
【0009】本実施例では、画素内の液晶の配向は図3
に示すように一画素(200×100μm)内では二つの
ドメインにより左右に2分割されている。実線で示す6
1,63は上基板近傍の液晶分子の配向方向を示す。6
1の矢印は矢印の方向に液晶分子が立上り、プレチルト
角を有することを示す。63は液晶分子が配向はするも
ののプレチルト角は非常に小さいことを示す。同様に点
線で示す62,64は下基板近傍の液晶分子の配向方向
を示し、64の矢印は矢印の方向に液晶分子が立上り、
プレチルト角を有していることを示す。62は液晶分子
が配向はするもののプレチルト角は非常に小さいことを
示す。電圧印加時の液晶分子の立上り方向は高プレチル
ト角を有する側の液晶分子の立上り方向で決まり、それ
ぞれのドメインはリバースチルトモードとなっている。
に示すように一画素(200×100μm)内では二つの
ドメインにより左右に2分割されている。実線で示す6
1,63は上基板近傍の液晶分子の配向方向を示す。6
1の矢印は矢印の方向に液晶分子が立上り、プレチルト
角を有することを示す。63は液晶分子が配向はするも
ののプレチルト角は非常に小さいことを示す。同様に点
線で示す62,64は下基板近傍の液晶分子の配向方向
を示し、64の矢印は矢印の方向に液晶分子が立上り、
プレチルト角を有していることを示す。62は液晶分子
が配向はするもののプレチルト角は非常に小さいことを
示す。電圧印加時の液晶分子の立上り方向は高プレチル
ト角を有する側の液晶分子の立上り方向で決まり、それ
ぞれのドメインはリバースチルトモードとなっている。
【0010】ツイスト角14を90°,角度15を90
°,角度16を0°にした比較例の液晶表示装置の上下
方向のコントラストを本実施例と比較すると図4のよう
になる。正面でコントラストが100になる電圧(本実
施例5.20V,比較例5.30V)でそれぞれの角度の
コントラストを示した。比較例のコントラストは正面以
外で急に低下しているが、本実施例の場合、上下方向の
角度±40°でもコントラスト35以上と十分改善され
た。左右方向のコントラストには大きな差異はなかっ
た。また、比較例で5.30 V以上の電圧を印加すると
しばしば発生した上記以外のドメインは本実施例では全
く発生せず、コントラスト5以上で階調反転しない範囲
は上下,左右方向で±40°以上あり、広視野角を有す
る液晶表示装置を得ることができた。
°,角度16を0°にした比較例の液晶表示装置の上下
方向のコントラストを本実施例と比較すると図4のよう
になる。正面でコントラストが100になる電圧(本実
施例5.20V,比較例5.30V)でそれぞれの角度の
コントラストを示した。比較例のコントラストは正面以
外で急に低下しているが、本実施例の場合、上下方向の
角度±40°でもコントラスト35以上と十分改善され
た。左右方向のコントラストには大きな差異はなかっ
た。また、比較例で5.30 V以上の電圧を印加すると
しばしば発生した上記以外のドメインは本実施例では全
く発生せず、コントラスト5以上で階調反転しない範囲
は上下,左右方向で±40°以上あり、広視野角を有す
る液晶表示装置を得ることができた。
【0011】(比較例)図2でツイスト角14を90
°,角度15を90°,角度16を0°にし、他は実施
例1と同様に作製したリバースチルトモードの液晶表示
装置を比較例とする。
°,角度15を90°,角度16を0°にし、他は実施
例1と同様に作製したリバースチルトモードの液晶表示
装置を比較例とする。
【0012】(実施例2)本実施例の液晶表示装置は図
2でツイスト角14を95°,角度15を90°,角度
16を2.5° とし、他の条件は実施例1と同様にし
た。正面でコントラスト100になる電圧5.25 Vで
上下方向±20°以内でコントラスト100以上とな
り、上下方向の角度±40°でもコントラスト20以上
と改善された。左右方向のコントラストは比較例と大き
な差異はなかった。コントラスト5以上で階調反転しな
い範囲は上下,左右方向で±40°以上あり、広視野角
を有する液晶表示装置を得ることができた。
2でツイスト角14を95°,角度15を90°,角度
16を2.5° とし、他の条件は実施例1と同様にし
た。正面でコントラスト100になる電圧5.25 Vで
上下方向±20°以内でコントラスト100以上とな
り、上下方向の角度±40°でもコントラスト20以上
と改善された。左右方向のコントラストは比較例と大き
な差異はなかった。コントラスト5以上で階調反転しな
い範囲は上下,左右方向で±40°以上あり、広視野角
を有する液晶表示装置を得ることができた。
【0013】(実施例3)本実施例の液晶表示装置は図
2でツイスト角14を110°,角度15を90°,角度
16を10°とし、他の条件は実施例1と同様にした。
正面でコントラスト100になる電圧5.50 Vで上下
方向の角度±40°以内でコントラスト20以上となっ
た。左右方向のコントラストは比較例と大きな差異はな
く、比較例で5.30 V以上の電圧を印加するとしばし
ば発生した望ましくない第3の液晶ドメインは本実施例
では全く発生しなかった。コントラスト5以上で階調反
転しない範囲は上下,左右方向で±40°以上あり、広
視野角を有する液晶表示装置を得ることができた。
2でツイスト角14を110°,角度15を90°,角度
16を10°とし、他の条件は実施例1と同様にした。
正面でコントラスト100になる電圧5.50 Vで上下
方向の角度±40°以内でコントラスト20以上となっ
た。左右方向のコントラストは比較例と大きな差異はな
く、比較例で5.30 V以上の電圧を印加するとしばし
ば発生した望ましくない第3の液晶ドメインは本実施例
では全く発生しなかった。コントラスト5以上で階調反
転しない範囲は上下,左右方向で±40°以上あり、広
視野角を有する液晶表示装置を得ることができた。
【0014】(実施例4)本実施例の液晶表示装置は図
2でツイスト角14を120°,角度15を90°,角度
16を15°とし、他の条件は実施例1と同様にした。
正面でコントラスト100になる電圧5.75 Vで上下
方向の角度±40°以内でコントラスト10以上となっ
た。左右方向のコントラストは比較例と大きな差異はな
く、比較例で5.30 V以上の電圧を印加するとしばし
ば発生した望ましくない第3の液晶ドメインは本実施例
では全く発生しなかった。コントラスト5以上で階調反
転しない範囲は上下,左右方向で±40°以上あり、広
視野角を有する液晶表示装置を得ることができた。
2でツイスト角14を120°,角度15を90°,角度
16を15°とし、他の条件は実施例1と同様にした。
正面でコントラスト100になる電圧5.75 Vで上下
方向の角度±40°以内でコントラスト10以上となっ
た。左右方向のコントラストは比較例と大きな差異はな
く、比較例で5.30 V以上の電圧を印加するとしばし
ば発生した望ましくない第3の液晶ドメインは本実施例
では全く発生しなかった。コントラスト5以上で階調反
転しない範囲は上下,左右方向で±40°以上あり、広
視野角を有する液晶表示装置を得ることができた。
【0015】(実施例5)本実施例ではクロムを蒸着し
た石英製のマスクを用い、紫外線照射領域を制御するこ
とにより、画素内の液晶の配向は図5に示すように一画
素内の二つのドメインにより上下に2分割した。実線で
示す61,63は上基板近傍の液晶分子の配向方向を示
す。61の矢印は矢印の方向に液晶分子が立上り、プレ
チルト角を有することを示す。63は液晶分子が配向は
するもののプレチルト角は非常に小さいことを示す。同
様に点線で示す62,64は下基板近傍の液晶分子の配
向方向を示し、64の矢印は矢印の方向に液晶分子が立
上り、プレチルト角を有していることを示す。62は液
晶分子が配向はするもののプレチルト角は非常に小さい
ことを示す。電圧印加時の液晶分子の立上り方向は高プ
レチルト角を有する側の液晶分子の立上り方向で決ま
り、それぞれのドメインはリバースチルトモードとなっ
ている。他の構成,作製条件は実施例1と同様にした。
た石英製のマスクを用い、紫外線照射領域を制御するこ
とにより、画素内の液晶の配向は図5に示すように一画
素内の二つのドメインにより上下に2分割した。実線で
示す61,63は上基板近傍の液晶分子の配向方向を示
す。61の矢印は矢印の方向に液晶分子が立上り、プレ
チルト角を有することを示す。63は液晶分子が配向は
するもののプレチルト角は非常に小さいことを示す。同
様に点線で示す62,64は下基板近傍の液晶分子の配
向方向を示し、64の矢印は矢印の方向に液晶分子が立
上り、プレチルト角を有していることを示す。62は液
晶分子が配向はするもののプレチルト角は非常に小さい
ことを示す。電圧印加時の液晶分子の立上り方向は高プ
レチルト角を有する側の液晶分子の立上り方向で決ま
り、それぞれのドメインはリバースチルトモードとなっ
ている。他の構成,作製条件は実施例1と同様にした。
【0016】正面でコントラスト100になる電圧5.
15 Vで上下方向±20°以内でコントラスト100
以上となり、上下方向の角度±40°でもコントラスト
35以上を確保できた。左右方向のコントラストは比較
例と大きな差異はなく、比較例で5.30 V以上の電圧
を印加するとしばしば発生した望ましくない第3の液晶
ドメインは本実施例では全く発生しなかった。コントラ
スト5以上で階調反転しない範囲は上下,左右方向で±
40°以上あり、広視野角を有する液晶表示装置を得る
ことができた。
15 Vで上下方向±20°以内でコントラスト100
以上となり、上下方向の角度±40°でもコントラスト
35以上を確保できた。左右方向のコントラストは比較
例と大きな差異はなく、比較例で5.30 V以上の電圧
を印加するとしばしば発生した望ましくない第3の液晶
ドメインは本実施例では全く発生しなかった。コントラ
スト5以上で階調反転しない範囲は上下,左右方向で±
40°以上あり、広視野角を有する液晶表示装置を得る
ことができた。
【0017】(実施例6)本実施例の液晶表示装置は下
記に示す条件,構成以外は実施例5と同様である。図1
で配向膜低プレチルト角部分50,53の部分に日産化
学社製RN−1008を、配向膜高プレチルト角部分51,
52の部分に日産化学社製RN−1006を印刷により
塗布した。180℃10分焼成し、実施例1と同様に図
2に示すようにラビング処理を行い、配向膜低プレチル
ト角部分50,53の部分のプレチルト角が約1.9°
に、配向膜高プレチルト角部分51,52の部分のプレ
チルト角が約6.8° になった。一画素の大きさは2×
1mmである。本実施例では実施例5と同様に液晶の配向
は図5に示すような一画素内の二つのドメインにより上
下に2分割される。
記に示す条件,構成以外は実施例5と同様である。図1
で配向膜低プレチルト角部分50,53の部分に日産化
学社製RN−1008を、配向膜高プレチルト角部分51,
52の部分に日産化学社製RN−1006を印刷により
塗布した。180℃10分焼成し、実施例1と同様に図
2に示すようにラビング処理を行い、配向膜低プレチル
ト角部分50,53の部分のプレチルト角が約1.9°
に、配向膜高プレチルト角部分51,52の部分のプレ
チルト角が約6.8° になった。一画素の大きさは2×
1mmである。本実施例では実施例5と同様に液晶の配向
は図5に示すような一画素内の二つのドメインにより上
下に2分割される。
【0018】正面でコントラスト100になる電圧5.
15 Vで上下方向±20°以内でコントラスト100
以上となり、上下方向の角度±40°でもコントラスト
30以上を確保できた。左右方向のコントラストは比較
例と大きな差異はなく、比較例で5.30 V以上の電圧
を印加するとしばしば発生した望ましくない第3の液晶
ドメインは本実施例では全く発生しなかった。コントラ
スト5以上で階調反転しない範囲は上下,左右方向で±
40°以上あり、広視野角を有する液晶表示装置を得る
ことができた。
15 Vで上下方向±20°以内でコントラスト100
以上となり、上下方向の角度±40°でもコントラスト
30以上を確保できた。左右方向のコントラストは比較
例と大きな差異はなく、比較例で5.30 V以上の電圧
を印加するとしばしば発生した望ましくない第3の液晶
ドメインは本実施例では全く発生しなかった。コントラ
スト5以上で階調反転しない範囲は上下,左右方向で±
40°以上あり、広視野角を有する液晶表示装置を得る
ことができた。
【0019】(実施例7)本実施例の液晶表示装置は下
記に示す条件,構成以外は実施例6と同様である。図6
で配向膜低プレチルト角部分50,53の部分全面に日
産化学社製RN−1008を印刷塗布し、180℃5分
焼成した。更に配向膜高プレチルト角部分51,52の
部分に日産化学社製RN−1006を印刷により塗布し
た。180℃5分焼成し、実施例1と同様に図2に示す
ようにラビング処理を行い、配向膜低プレチルト角部分
50,53の部分のプレチルト角が約1.9° に、配向
膜高プレチルト角部分51,52の部分のプレチルト角
が約6.8° になった。一画素の大きさは2×1mmであ
る。本実施例では実施例5と同様に液晶の配向は図5に
示すような一画素内の二つのドメインにより上下に2分
割される。
記に示す条件,構成以外は実施例6と同様である。図6
で配向膜低プレチルト角部分50,53の部分全面に日
産化学社製RN−1008を印刷塗布し、180℃5分
焼成した。更に配向膜高プレチルト角部分51,52の
部分に日産化学社製RN−1006を印刷により塗布し
た。180℃5分焼成し、実施例1と同様に図2に示す
ようにラビング処理を行い、配向膜低プレチルト角部分
50,53の部分のプレチルト角が約1.9° に、配向
膜高プレチルト角部分51,52の部分のプレチルト角
が約6.8° になった。一画素の大きさは2×1mmであ
る。本実施例では実施例5と同様に液晶の配向は図5に
示すような一画素内の二つのドメインにより上下に2分
割される。
【0020】正面でコントラスト100になる電圧5.
20 Vで上下方向±20°以内でコントラスト100
以上となり、上下方向の角度±40°でもコントラスト
30以上を確保できた。左右方向のコントラストは比較
例と大きな差異はなく、比較例で5.30 V以上の電圧
を印加するとしばしば発生した望ましくない第3の液晶
ドメインは本実施例では全く発生しなかった。コントラ
スト5以上で階調反転しない範囲は上下,左右方向で±
40°以上あり、広視野角を有する液晶表示装置を得る
ことができた。
20 Vで上下方向±20°以内でコントラスト100
以上となり、上下方向の角度±40°でもコントラスト
30以上を確保できた。左右方向のコントラストは比較
例と大きな差異はなく、比較例で5.30 V以上の電圧
を印加するとしばしば発生した望ましくない第3の液晶
ドメインは本実施例では全く発生しなかった。コントラ
スト5以上で階調反転しない範囲は上下,左右方向で±
40°以上あり、広視野角を有する液晶表示装置を得る
ことができた。
【0021】(実施例8)本実施例の液晶表示装置は下
記に示す条件,構成以外は実施例5と同様である。配向
膜は日立化成社製LQ1800とPIQを混合して塗布し、2
50℃30分間焼成した。配向膜は相分離状態を示し、
実施例1と同様に図2に示すようにラビング処理を行
い、上下基板を合わせると図7に示すように配向膜高プ
レチルト角部分51,52(プレチルト角約4.5°)と
低プレチルト角部分50,53(プレチルト角約1.2
°)が発生した。画素内の液晶の配向は図8に示すよう
に一画素(200×100μm)内では複数のドメイン
により多分割される。実線で示す矢印61,63,6
5,67は上基板近傍の液晶分子の配向方向を示す。実
線で示す61,63は上基板近傍の液晶分子の配向方向
を示す。61,65の矢印は矢印の方向に液晶分子が立
上り、プレチルト角を有することを示す。63,67は
液晶分子が配向はするもののプレチルト角は非常に小さ
いことを示す。同様に点線で示す62,64,66,6
8は下基板近傍の液晶分子の配向方向を示し、64,6
6の矢印は矢印の方向に液晶分子が立上り、プレチルト
角を有していることを示す。62,68は液晶分子が配
向はするもののプレチルト角は非常に小さいことを示
す。電圧印加時の液晶分子の立上り方向は高プレチルト
角を有する側の液晶分子の立上り方向で決まる。図8に
示す領域C,Dは領域A,Dに比べてやや不安定になる
が、一画素内でリバースチルトの領域がいくつかできる
ことになる。
記に示す条件,構成以外は実施例5と同様である。配向
膜は日立化成社製LQ1800とPIQを混合して塗布し、2
50℃30分間焼成した。配向膜は相分離状態を示し、
実施例1と同様に図2に示すようにラビング処理を行
い、上下基板を合わせると図7に示すように配向膜高プ
レチルト角部分51,52(プレチルト角約4.5°)と
低プレチルト角部分50,53(プレチルト角約1.2
°)が発生した。画素内の液晶の配向は図8に示すよう
に一画素(200×100μm)内では複数のドメイン
により多分割される。実線で示す矢印61,63,6
5,67は上基板近傍の液晶分子の配向方向を示す。実
線で示す61,63は上基板近傍の液晶分子の配向方向
を示す。61,65の矢印は矢印の方向に液晶分子が立
上り、プレチルト角を有することを示す。63,67は
液晶分子が配向はするもののプレチルト角は非常に小さ
いことを示す。同様に点線で示す62,64,66,6
8は下基板近傍の液晶分子の配向方向を示し、64,6
6の矢印は矢印の方向に液晶分子が立上り、プレチルト
角を有していることを示す。62,68は液晶分子が配
向はするもののプレチルト角は非常に小さいことを示
す。電圧印加時の液晶分子の立上り方向は高プレチルト
角を有する側の液晶分子の立上り方向で決まる。図8に
示す領域C,Dは領域A,Dに比べてやや不安定になる
が、一画素内でリバースチルトの領域がいくつかできる
ことになる。
【0022】正面でコントラスト100になる電圧5.
30 Vで上下方向の角度±40°でもコントラスト3
0以上を確保できた。左右方向のコントラストは比較例
と大きな差異はなかった。コントラスト5以上で階調反
転しない範囲は上下,左右方向で±40°以上あり、広
視野角を有する液晶表示装置を得ることができた。
30 Vで上下方向の角度±40°でもコントラスト3
0以上を確保できた。左右方向のコントラストは比較例
と大きな差異はなかった。コントラスト5以上で階調反
転しない範囲は上下,左右方向で±40°以上あり、広
視野角を有する液晶表示装置を得ることができた。
【0023】(実施例9)本実施例の液晶表示装置の構
成を図9に示す。図9は本実施例の液晶表示装置の断面
図である。図9に示すように、光学的に透明な基板3
0,31上に透明な電極40,41が形成され、基板3
0,31の外側にそれぞれ偏光板10,11が配置され
る。また、電極の内側にはそれぞれ一方向にラビングさ
れた配向膜50,51,52,53が設けられ、これら
の配向膜間にネマチック液晶層60が挾持される。更に
ネマチック液晶層60に電圧を印加するため電源に接続
した駆動回路90を透明電極40,41につなぐ構成と
なっている。図10は偏光板の偏光軸とラビング方向の
関係を示す説明図である。12,13は基板30,31
に貼付した偏光板の偏光軸、54,55は基板30上に
ある配向膜に、56,57は基板31上にある配向膜に
施したラビングのラビング方向(矢印の方向がラビング
方向)、14は液晶層のツイスト角、15は二つの偏光
軸のなす角度、16は偏光軸12とラビング方向54の
示す軸とのなす角度である。本実施例ではツイスト角1
4を100°,角度15を90°,角度16を5°とし
た。
成を図9に示す。図9は本実施例の液晶表示装置の断面
図である。図9に示すように、光学的に透明な基板3
0,31上に透明な電極40,41が形成され、基板3
0,31の外側にそれぞれ偏光板10,11が配置され
る。また、電極の内側にはそれぞれ一方向にラビングさ
れた配向膜50,51,52,53が設けられ、これら
の配向膜間にネマチック液晶層60が挾持される。更に
ネマチック液晶層60に電圧を印加するため電源に接続
した駆動回路90を透明電極40,41につなぐ構成と
なっている。図10は偏光板の偏光軸とラビング方向の
関係を示す説明図である。12,13は基板30,31
に貼付した偏光板の偏光軸、54,55は基板30上に
ある配向膜に、56,57は基板31上にある配向膜に
施したラビングのラビング方向(矢印の方向がラビング
方向)、14は液晶層のツイスト角、15は二つの偏光
軸のなす角度、16は偏光軸12とラビング方向54の
示す軸とのなす角度である。本実施例ではツイスト角1
4を100°,角度15を90°,角度16を5°とし
た。
【0024】本実施例の液晶表示装置の作製方法は次の
とおりである。配向膜は日産化学社製RN−422を使
用し、250℃30分間焼成する。この配向膜上に一画
素の1/2が開口部となる厚さ100μmのステンレス
製のマスクを設置し、図9の上基板の配向膜高プレチル
ト角部分51には図10の54の方向にラビング処理
し、図9の下基板の配向膜低プレチルト角部分53には
図10の55の方向にラビング処理を施す。その後、マ
スクをずらし、一画素の残りの1/2が開口部となるよ
うにする。図9の上基板の配向膜低プレチルト角部分5
0には図10の56の方向にラビング処理し、図9の下
基板の配向膜高プレチルト角部分52には図10の57
の方向にラビング処理を施して、配向膜の51と53
が、配向膜の50と52が対向するように組立てる。周
辺部を封入口を除いてシール剤で閉じ、液晶を封入して
から封入口を封止剤で密閉した。液晶はカイラル剤とし
て左捩じれのコレステリルノナネートを0.35重量%
含むメルク社製ZLI4792(Δn=0.097)を使用し、
ネマチック液晶層の厚みは5.1μmで、ネマチック液
晶層のΔndは0.49 μmとした。偏光板は日東電工
製G1220DU(偏光度99.95%)を使用した。
とおりである。配向膜は日産化学社製RN−422を使
用し、250℃30分間焼成する。この配向膜上に一画
素の1/2が開口部となる厚さ100μmのステンレス
製のマスクを設置し、図9の上基板の配向膜高プレチル
ト角部分51には図10の54の方向にラビング処理
し、図9の下基板の配向膜低プレチルト角部分53には
図10の55の方向にラビング処理を施す。その後、マ
スクをずらし、一画素の残りの1/2が開口部となるよ
うにする。図9の上基板の配向膜低プレチルト角部分5
0には図10の56の方向にラビング処理し、図9の下
基板の配向膜高プレチルト角部分52には図10の57
の方向にラビング処理を施して、配向膜の51と53
が、配向膜の50と52が対向するように組立てる。周
辺部を封入口を除いてシール剤で閉じ、液晶を封入して
から封入口を封止剤で密閉した。液晶はカイラル剤とし
て左捩じれのコレステリルノナネートを0.35重量%
含むメルク社製ZLI4792(Δn=0.097)を使用し、
ネマチック液晶層の厚みは5.1μmで、ネマチック液
晶層のΔndは0.49 μmとした。偏光板は日東電工
製G1220DU(偏光度99.95%)を使用した。
【0025】本実施例では、画素内の液晶の配向は図1
1に示すように一画素(2×1mm)内では二つのドメイ
ンにより上下に2分割されている。実線で示す61,6
3は上基板近傍の液晶分子の配向方向を示し、矢印の方
向に液晶分子が立上り、プレチルト角を有する。同様に
点線で示す62,64は下基板の近くの液晶分子の配向
方向を示し、矢印の方向に液晶分子が立上り、プレチル
ト角を有している。電圧印加時の液晶分子の立上り方向
は各ドメインで逆になり、それぞれのドメインはリバー
スチルトモードとなっている。
1に示すように一画素(2×1mm)内では二つのドメイ
ンにより上下に2分割されている。実線で示す61,6
3は上基板近傍の液晶分子の配向方向を示し、矢印の方
向に液晶分子が立上り、プレチルト角を有する。同様に
点線で示す62,64は下基板の近くの液晶分子の配向
方向を示し、矢印の方向に液晶分子が立上り、プレチル
ト角を有している。電圧印加時の液晶分子の立上り方向
は各ドメインで逆になり、それぞれのドメインはリバー
スチルトモードとなっている。
【0026】正面でコントラスト100になる電圧5.
1 Vで上下方向±20°以内でコントラスト100以
上となり、上下方向の角度±40°でもコントラスト3
5以上と改善された。左右方向のコントラストは比較例
と大きな差異はなく、比較例で5.30 V以上の電圧を
印加するとしばしば発生した望ましくない第3の液晶ド
メインは本実施例では全く発生しなかった。コントラス
ト5以上で階調反転しない範囲は上下,左右方向で±4
0°以上あり、広視野角を有する液晶表示装置を得るこ
とができた。
1 Vで上下方向±20°以内でコントラスト100以
上となり、上下方向の角度±40°でもコントラスト3
5以上と改善された。左右方向のコントラストは比較例
と大きな差異はなく、比較例で5.30 V以上の電圧を
印加するとしばしば発生した望ましくない第3の液晶ド
メインは本実施例では全く発生しなかった。コントラス
ト5以上で階調反転しない範囲は上下,左右方向で±4
0°以上あり、広視野角を有する液晶表示装置を得るこ
とができた。
【0027】(実施例10)本実施例の液晶表示装置は
下記に示す条件,構成以外は実施例5と同様である。
下記に示す条件,構成以外は実施例5と同様である。
【0028】図12は本実施例の液晶表示装置の断面図
であり、本実施例の液晶表示装置の構成を示す。実施例
5と異なる点は偏光板10と基板30間に位相差板20
が配置される点である。位相差板20はΔndが0.5
6 μmと0.50 μmの一軸延伸ポリカーボネートフ
ィルムを2枚接着して用い、フィルムの延伸方向を直交
させて積層し、形成した。2枚のフィルムからなる位相
差板20のトータルのΔndは0.06μmであり、Δ
ndが0.56μmのフィルムの延伸方向に光学軸を有
する。図13は偏光板の偏光軸とラビング方向と位相差
板の光学軸との関係を示す図である。位相差板20の光
学軸22は二つのラビング方向(矢印の方向がラビング
方向)のベクトル和の方向と90°の角度をなすように
配置した。本実施例ではツイスト角14を100°,角
度15を90°,角度16を5°である。
であり、本実施例の液晶表示装置の構成を示す。実施例
5と異なる点は偏光板10と基板30間に位相差板20
が配置される点である。位相差板20はΔndが0.5
6 μmと0.50 μmの一軸延伸ポリカーボネートフ
ィルムを2枚接着して用い、フィルムの延伸方向を直交
させて積層し、形成した。2枚のフィルムからなる位相
差板20のトータルのΔndは0.06μmであり、Δ
ndが0.56μmのフィルムの延伸方向に光学軸を有
する。図13は偏光板の偏光軸とラビング方向と位相差
板の光学軸との関係を示す図である。位相差板20の光
学軸22は二つのラビング方向(矢印の方向がラビング
方向)のベクトル和の方向と90°の角度をなすように
配置した。本実施例ではツイスト角14を100°,角
度15を90°,角度16を5°である。
【0029】正面でコントラスト100になる電圧は
5.05 Vになり、実施例5より更に低電圧化となり、
結果的にコントラストを向上させることも可能となっ
た。5.05Vで上下方向±20°以内でコントラスト10
0以上となり、上下方向の角度±40°でもコントラス
ト35以上を確保できた。コントラスト5以上で階調反
転しない範囲は上下,左右方向で±40°以上あり、広
視野角を有する液晶表示装置を得ることができた。
5.05 Vになり、実施例5より更に低電圧化となり、
結果的にコントラストを向上させることも可能となっ
た。5.05Vで上下方向±20°以内でコントラスト10
0以上となり、上下方向の角度±40°でもコントラス
ト35以上を確保できた。コントラスト5以上で階調反
転しない範囲は上下,左右方向で±40°以上あり、広
視野角を有する液晶表示装置を得ることができた。
【0030】(実施例11)本実施例の液晶表示装置は
下記に示す条件,構成以外は実施例5と同様である。
下記に示す条件,構成以外は実施例5と同様である。
【0031】図14は本実施例の液晶表示装置の断面図
であり、本実施例の液晶表示装置の構成を示す。実施例
5と異なる点は偏光板10と基板30間に位相差板2
0,偏光板11と基板31間に位相差板21が配置され
る点である。位相差板20,21はΔndが0.06μ
mと0.08μmの一軸延伸ポリカーボネートフィルム
を用いた。図15は偏光板の偏光軸とラビング方向と位
相差板の光学軸との関係を示す図である。位相差板20
の光学軸22はラビング方向54と、位相差板21の光
学軸23はラビング方向55とそれぞれ直交するように
配置した。本実施例ではツイスト角14を110°,角
度15を90°,角度16を10°である。
であり、本実施例の液晶表示装置の構成を示す。実施例
5と異なる点は偏光板10と基板30間に位相差板2
0,偏光板11と基板31間に位相差板21が配置され
る点である。位相差板20,21はΔndが0.06μ
mと0.08μmの一軸延伸ポリカーボネートフィルム
を用いた。図15は偏光板の偏光軸とラビング方向と位
相差板の光学軸との関係を示す図である。位相差板20
の光学軸22はラビング方向54と、位相差板21の光
学軸23はラビング方向55とそれぞれ直交するように
配置した。本実施例ではツイスト角14を110°,角
度15を90°,角度16を10°である。
【0032】正面でコントラスト100になる電圧は
5.30 Vになり、この電圧で上下方向の角度±40°
でもコントラスト25以上を確保できた。コントラスト
5以上で階調反転しない範囲は上下,左右方向で±40
°以上あり、広視野角を有する液晶表示装置を得ること
ができた。
5.30 Vになり、この電圧で上下方向の角度±40°
でもコントラスト25以上を確保できた。コントラスト
5以上で階調反転しない範囲は上下,左右方向で±40
°以上あり、広視野角を有する液晶表示装置を得ること
ができた。
【0033】(実施例12)本実施例の液晶表示装置は
下記に示す条件以外は実施例5と同様である。
下記に示す条件以外は実施例5と同様である。
【0034】本実施例の液晶表示装置の構成を図16に
示す。図16は本実施例の液晶表示装置の断面図であ
る。光学的に透明な基板30上に透明電極40が形成さ
れ、基板31には各画素ごとに印加電圧をコントロール
するアクティブ素子42を設け、画素電極41に接続し
ている。コモン電圧供給回路91,走査及び信号電圧供
給回路92,回路91,92に制御信号,データ信号及
び電源電圧を供給する電源電圧供給源93を具備する。
基板30,31の外側にそれぞれ偏光板10,11が配
置される。電極の内側にはそれぞれ一方向にラビングさ
れた配向膜50,51,52,53が設けられ、これら
の配向膜間にネマチック液晶層60が挾持される構成と
なっている。
示す。図16は本実施例の液晶表示装置の断面図であ
る。光学的に透明な基板30上に透明電極40が形成さ
れ、基板31には各画素ごとに印加電圧をコントロール
するアクティブ素子42を設け、画素電極41に接続し
ている。コモン電圧供給回路91,走査及び信号電圧供
給回路92,回路91,92に制御信号,データ信号及
び電源電圧を供給する電源電圧供給源93を具備する。
基板30,31の外側にそれぞれ偏光板10,11が配
置される。電極の内側にはそれぞれ一方向にラビングさ
れた配向膜50,51,52,53が設けられ、これら
の配向膜間にネマチック液晶層60が挾持される構成と
なっている。
【0035】本実施例では、特に上下方向の視野角が広
がり、コントラストも良好で、また、アクティブ素子に
より高速応答で高精細の液晶表示装置になった。
がり、コントラストも良好で、また、アクティブ素子に
より高速応答で高精細の液晶表示装置になった。
【0036】(実施例13)本実施例の液晶表示装置の
構成を図17(断面図)に示す。基板30と透明電極4
0の間にカラーフィルタ70を設け、それ以外は実施例
12と同様の構成条件となる。
構成を図17(断面図)に示す。基板30と透明電極4
0の間にカラーフィルタ70を設け、それ以外は実施例
12と同様の構成条件となる。
【0037】本実施例では実施例12と同様、特に上下
方向の視野角が広がり、コントラストも良好で、アクテ
ィブ素子により高速応答で高精細の液晶表示装置になっ
た。また、カラーフィルタの設置により鮮明で良好なカ
ラー表示のディスプレイとすることが可能となった。
方向の視野角が広がり、コントラストも良好で、アクテ
ィブ素子により高速応答で高精細の液晶表示装置になっ
た。また、カラーフィルタの設置により鮮明で良好なカ
ラー表示のディスプレイとすることが可能となった。
【0038】(実施例14)本実施例の液晶表示装置は
下記に示す条件,構成以外は実施例13と同様である。
下記に示す条件,構成以外は実施例13と同様である。
【0039】本実施例の液晶表示装置の構成を図18
(断面図)に示す。基板30とカラーフィルタ70の間
に幅15μmの遮光膜80をクロムで形成する。遮光膜
は一画素の中央部にある二つのドメインの境界部分に位
置するようになる。画素の有効部分以外からの光漏れや
薄膜トランジスタ等のアクティブ素子における光誘起に
よるリーク電流の防止のために設けられるブラックマト
リックスとともに遮光膜を形成することもできる。
(断面図)に示す。基板30とカラーフィルタ70の間
に幅15μmの遮光膜80をクロムで形成する。遮光膜
は一画素の中央部にある二つのドメインの境界部分に位
置するようになる。画素の有効部分以外からの光漏れや
薄膜トランジスタ等のアクティブ素子における光誘起に
よるリーク電流の防止のために設けられるブラックマト
リックスとともに遮光膜を形成することもできる。
【0040】本実施例では実施例13に比べ、特にコン
トラストが向上し、結果的により低電圧で駆動する高速
応答で高精細のカラー表示の液晶表示装置になった。
トラストが向上し、結果的により低電圧で駆動する高速
応答で高精細のカラー表示の液晶表示装置になった。
【0041】(実施例15)本実施例の液晶表示装置は
下記に示す条件,構成以外は実施例13と同様である。
下記に示す条件,構成以外は実施例13と同様である。
【0042】図19は薄膜トランジスタを含む基板の図
である。実施例13と同様通常の薄膜トランジスタを装
着した液晶表示装置のようにゲート線43,ドレイン線
44,ソース電極45,薄膜トランジスタ42を備え、
ソース電極は画素電極41に接続している。本実施例で
は更に20μm幅の蓄積容量電極81を二つの液晶ドメ
インの境界を遮蔽するように画素電極の下に絶縁膜Si
Nを介してクロムで形成した。蓄積容量電極を形成した
場合も実施例14で示した遮光膜をカラーフィルタ側の
基板に設けてもよい。
である。実施例13と同様通常の薄膜トランジスタを装
着した液晶表示装置のようにゲート線43,ドレイン線
44,ソース電極45,薄膜トランジスタ42を備え、
ソース電極は画素電極41に接続している。本実施例で
は更に20μm幅の蓄積容量電極81を二つの液晶ドメ
インの境界を遮蔽するように画素電極の下に絶縁膜Si
Nを介してクロムで形成した。蓄積容量電極を形成した
場合も実施例14で示した遮光膜をカラーフィルタ側の
基板に設けてもよい。
【0043】本実施例では実施例13に比べ、特にコン
トラストが向上し、結果的により低電圧で駆動する高速
応答で高精細のカラー表示の液晶表示装置になった。
トラストが向上し、結果的により低電圧で駆動する高速
応答で高精細のカラー表示の液晶表示装置になった。
【0044】(実施例16)本実施例の液晶表示装置の
構成を図20(断面図)に示す。偏光板10の外側に住
友化学製の視角制御板100を左右方向に視野角が広が
るように貼付する。上記以外の条件,構成は実施例5と
同様である。実施例5の場合、左右方向のコントラスト
は比較例と大差なかったが、本実施例の場合、左右±1
0°で7割,±20°で2割,±30°と±40°で1
割コントラストが向上した。上下,左右方向にコントラ
ストの高い広視野角の液晶表示装置を得ることができ
た。
構成を図20(断面図)に示す。偏光板10の外側に住
友化学製の視角制御板100を左右方向に視野角が広が
るように貼付する。上記以外の条件,構成は実施例5と
同様である。実施例5の場合、左右方向のコントラスト
は比較例と大差なかったが、本実施例の場合、左右±1
0°で7割,±20°で2割,±30°と±40°で1
割コントラストが向上した。上下,左右方向にコントラ
ストの高い広視野角の液晶表示装置を得ることができ
た。
【0045】
【発明の効果】本発明によるマルチドメイン法と高ツイ
スト角を組み合わせることにより正面以外でのコントラ
ストが大幅に改善され、望ましくない液晶ドメインの発
生も抑制された。また、位相差板,遮光膜,蓄積容量電
極,視界制御板を適切に配置することにより同様にコン
トラストの改善が可能となり、結果的に低電圧駆動にも
効果があった。
スト角を組み合わせることにより正面以外でのコントラ
ストが大幅に改善され、望ましくない液晶ドメインの発
生も抑制された。また、位相差板,遮光膜,蓄積容量電
極,視界制御板を適切に配置することにより同様にコン
トラストの改善が可能となり、結果的に低電圧駆動にも
効果があった。
【図1】本発明の一実施例の液晶表示装置の断面図。
【図2】本発明の一実施例の液晶表示装置の偏光軸とラ
ビング方向の関係を示す説明図。
ビング方向の関係を示す説明図。
【図3】本発明の一実施例の液晶の配向を示す説明図。
【図4】本発明の一実施例のコントラストの視角依存性
を示す説明図。
を示す説明図。
【図5】本発明の一実施例の液晶の配向を示す説明図。
【図6】本発明の第二実施例の液晶表示装置の断面図。
【図7】本発明の第三実施例の液晶表示装置の断面図。
【図8】本発明の第三実施例の液晶の配向を示す説明
図。
図。
【図9】本発明の第四実施例の液晶表示装置の断面図。
【図10】本発明の第四実施例の液晶表示装置の偏光軸
とラビング方向の関係を示す説明図。
とラビング方向の関係を示す説明図。
【図11】本発明の第四実施例の液晶の配向を示す説明
図。
図。
【図12】本発明の第五実施例の液晶表示装置の断面
図。
図。
【図13】本発明の第五実施例の液晶表示装置の偏光
軸,ラビング方向,光学軸の関係を示す説明図。
軸,ラビング方向,光学軸の関係を示す説明図。
【図14】本発明の第六実施例の液晶表示装置の断面
図。
図。
【図15】本発明の第六実施例の液晶表示装置の偏光
軸,ラビング方向,光学軸の関係を示す説明図。
軸,ラビング方向,光学軸の関係を示す説明図。
【図16】本発明の第七実施例の液晶表示装置の断面
図。
図。
【図17】本発明の第八実施例の液晶表示装置の断面
図。
図。
【図18】本発明の第九実施例の液晶表示装置の断面
図。
図。
【図19】本発明の第九実施例の基板の説明図。
【図20】本発明の第十実施例の液晶表示装置の断面
図。
図。
10,11…偏光板、30,31…基板、40,41…
透明電極、42…薄膜トランジスタ、50,53…配向
膜低プレチルト角部分、51,52…配向膜高プレチル
ト角部分、70…カラーフィルタ、80…遮光膜、81
…蓄積容量電極、91…コモン電圧供給回路、92…走
査及び信号電圧供給回路、93…電源電圧供給源。
透明電極、42…薄膜トランジスタ、50,53…配向
膜低プレチルト角部分、51,52…配向膜高プレチル
ト角部分、70…カラーフィルタ、80…遮光膜、81
…蓄積容量電極、91…コモン電圧供給回路、92…走
査及び信号電圧供給回路、93…電源電圧供給源。
Claims (6)
- 【請求項1】対向面に電極を有する一対の基板と、前記
一対の基板の電極面に配置された配向膜と、前記配向膜
間に挟持された液晶層と、前記液晶層を挟んで配置され
たそれぞれある一方向に偏光軸を有する一対の偏光板
と、前記液晶層に電圧を印加するための駆動回路とを備
え、一画素内の液晶の配向が分割され、複数の液晶ドメ
インが存在する液晶表示装置において、前記液晶層のツ
イスト角φが90°<φ≦120°であることを特徴と
する液晶表示装置。 - 【請求項2】前記一対の偏光板間に少なくとも1枚の位
相差板を備える請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】前記位相差板の屈折率異方性Δnと厚さd
の積が0.005μm≦Δnd≦ 0.2 μmである請
求項2に記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】前記複数の液晶ドメインの境界部分をブラ
ックマトリックスで遮蔽する請求項1に記載の液晶表示
装置。 - 【請求項5】前記複数の液晶ドメインの境界部分を補助
容量部分で遮蔽する請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項6】前記偏光板の外側に視界制御板を配置する
請求項1に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7116804A JPH08313896A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7116804A JPH08313896A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08313896A true JPH08313896A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14696082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7116804A Pending JPH08313896A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08313896A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6421036B1 (en) | 1998-06-02 | 2002-07-16 | Nec Corporation | Active matrix type liquid crystal display |
JP2003043472A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Optrex Corp | 液晶表示装置 |
US7355664B2 (en) | 2002-08-30 | 2008-04-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Multi-domain liquid crystal display device |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP7116804A patent/JPH08313896A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6421036B1 (en) | 1998-06-02 | 2002-07-16 | Nec Corporation | Active matrix type liquid crystal display |
JP2003043472A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Optrex Corp | 液晶表示装置 |
US7355664B2 (en) | 2002-08-30 | 2008-04-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Multi-domain liquid crystal display device |
US7619708B2 (en) | 2002-08-30 | 2009-11-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | Multi-domain liquid crystal display device |
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