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JPH08312517A - ポンプ水車のランナ - Google Patents

ポンプ水車のランナ

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Publication number
JPH08312517A
JPH08312517A JP7119590A JP11959095A JPH08312517A JP H08312517 A JPH08312517 A JP H08312517A JP 7119590 A JP7119590 A JP 7119590A JP 11959095 A JP11959095 A JP 11959095A JP H08312517 A JPH08312517 A JP H08312517A
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JP
Japan
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runner
blade
turbine
band
vane
Prior art date
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Application number
JP7119590A
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English (en)
Other versions
JP3688342B2 (ja
Inventor
Eizo Kita
英 三 北
Yasuteru Ono
野 泰 照 大
Takahiko Yoshimori
森 隆 彦 吉
Toshiaki Suzuki
木 敏 暁 鈴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Kansai Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Kansai Electric Power Co Inc filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11959095A priority Critical patent/JP3688342B2/ja
Publication of JPH08312517A publication Critical patent/JPH08312517A/ja
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Publication of JP3688342B2 publication Critical patent/JP3688342B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Hydraulic Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 揚程特性やポンプキャビテ−ション特性に影
響を与えずに水車部分負荷効率を向上させることができ
るポンプ水車ランナを提供する。 【構成】 ランナクラウンとランナバンドとの間に固定
保持されたランナ羽根の水車流れ方向における羽根出口
端のランナバンドに近い領域が水車流れの下流方向に向
かって延長されている。この延長部は、ランナバンドに
接近するに従い漸次長くなり、さらに水車羽根出口端近
くのランナ羽根の羽根厚中心を結んでできるそり線の羽
根先端でのランナ円周方向となす角度をβとしたとき、
上記延長した羽根先端のβがランナバンドに接近するに
従い小さくなるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポンプ水車のランナに係
り、特に水車の部分負荷効率性能を改善したランナの羽
根形状に関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプ水車のランナはその回転方向を変
えることにより発電及び揚水運転を行うことができる。
図9はポンプ水車の構造の概略を示しており、発電運転
中ケーシング1に流入した水はランナ2に流入し、これ
を回転駆動して吸出し管3から排出される。逆に揚水運
転中、図示しない発電電動機により発電運転時とは逆方
向にランナ2が回転駆動され、吸出し管3を通してラン
ナ室内へ導かれた水はランナ2でエネルギを与えられ、
ケーシング1を介して上池(図示せず)に揚水される。
【0003】この種のポンプ水車のランナ2は円周方向
に等配された複数枚のランナ羽根4を有し、これらのラ
ンナ羽根4は、主軸5の下端に結合されたランナクラウ
ン6とランナバンド7との間に固定されている。図10
はランナ2を水車出口側から見た図を示しているが、ラ
ンナ羽根の水車流れ方向の出口側先端(以下水車羽根出
口端という)8はほぼ半径方向に放射状に延在してい
る。
【0004】上述のように、ポンプ水車は1個のランナ
で発電運転と揚水運転を行うが、両運転時の最高効率点
は一致せず、揚水運転時の最高効率点の方が低落差側に
位置する。揚水発電所では揚水運転時のポンプ特性が最
も重要であることから、ランナはポンプ特性の最高効率
点である低い揚程で大流量の条件で設計される。したが
って、水車運転範囲は水車最高効率点から離れている。
図11はこの説明のために定性的に表した水車特性を示
す。ここで横軸は、単位落差当りのランナ回転速度n11
を、縦軸は、単位落差当たりの流量Q11を表す。図中、
2点鎖線は等効率曲線を示し、これは、最高効率点η
tmax点から離れるほど水車効率が低下することを意味す
る。また、斜線部分は水車運転範囲を示している。以上
のことから、水車運転範囲の水車効率は低くなり、特に
流量の小さい部分負荷時の効率低下が大きくなる。
【0005】発電専用機の場合、この水車特性を改善す
る方法として、一般にランナ水車羽根入口角度を小さく
して、羽根入口角度と流入角度とのアンマッチングによ
り生ずるエネルギ−損出(以下入口衝突損失という)特
性を高回転速度側に移動させ、水車最高効率点を高回転
速度側に移動させる方法や、羽根出口角度を小さくして
水車出口の旋回成分により吸い出し菅内で生ずるエネル
ギ損失(以下出口損失という)特性を低流量側に移動さ
せ、部分負荷効率を向上させる方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ポンプ水車
の場合、ランナ水車羽根入口角度を小さくすると、揚程
が小さくなってしまうと言う問題がある。この理由は次
の通りである。ランナ水車出口側の流入する流れが、旋
回成分を持たないとすると、理論揚程Hthは角運動量理
論より次式で示される。ここで、U2はランナ水車羽根
入口での周速度、Vm2は入口の速度の半径方向速度、β
2は羽根入口角度を示す。 Hth=U2 ・Vu2/g (1) Vu2=U2 −Vm2/tan(β2 ) (2) 上式より、羽根入口角度β2 が小さくなると、Vu2が小
さくなり、理論揚程Hthが小さくなり、所定の揚水運転
が不可能となる。したがって、水車性能向上のために羽
根入口角度をむやみに小さくすることはできない。
【0007】次に、水車羽根出口角度を小さくした場
合、ポンプ運転時でのキャビテ−ション特性が問題とな
る。図12は揚水運転時における図9のA−A線に沿っ
た断面の水車羽根出口における流れの速度三角形を示
し、流れの絶対速度Cは、ランナ周速U及び相対速度W
に分解される。図12(a)は、小流量である高揚程運
転時の状態を示している。この状態では、羽根角度β0
に対しランナ周速Uと相対速度Wとのなす相対流入角β
が小さくなる。その結果、羽根裏面4aで圧力が大きく
低下し、そしてこの圧力が蒸気圧以下になるとキャビテ
ーション(一般にこの位置で発生するキャビテーション
をK2 と呼ぶ)が発生するようになる。このキャビテー
ションが長時間発生するとキャビテーション発生部付近
で壊食が起こるようになる。
【0008】これに対して、図12(b)は、大流量で
ある低揚程運転時の状態を示している。この状態では、
水の相対流入角βは羽根角度β0 より大きくなって、羽
根表面4bで圧力が大きく低下し、高揚程運転時とは逆
に羽根表面4b側にキャビテーション(一般にこの位置
で発生するキャビテーションをK1 という)が発生する
ようになる。
【0009】この羽根角度β0 を単純に小さくした場
合、高揚程側のK2 キャビテ−ションは発生しにくくな
るが、K1 低揚程側のキャビテ−ションは逆に発生しや
すくなり、揚水運転範囲とキャビテ−ション特性との関
係が悪くなり、揚水運転範囲が狭くなる。このため、発
電運転および揚水運転での運転時間が短くなり、運用効
率が悪くなり、また、ダムの有効に利用できない貯水量
が多くなり、資源を有効に利用できないと言った問題が
あった。そこで、本発明の目的は、揚程特性やポンプキ
ャビテ−ション特性に影響を与えずに水車部分負荷効率
を向上させることができるポンプ水車ランナを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、ランナクラウンとランナバンドとの間に複
数枚のランナ羽根を円周方向に等間隔をおいて固定保持
したポンプ水車のランナにおいて、水車流れ方向におけ
る羽根出口端のランナバンドに近い領域が水車流れの下
流方向に向かって延長され、この延長部は、ランナバン
ドに接近するに従い漸次長くなり、さらに水車羽根出口
端近くのランナ羽根の羽根厚中心を結んでできるそり線
の羽根先端でのランナ円周方向となす角度をβとしたと
き、上記延長した羽根先端のβがランナバンドに接近す
るに従い小さくなることを特徴とするものである。
【0011】この構成にあっては、前記延長部が、水車
流れの下流方向に向かって延長を開始する位置とランナ
バンドの内面のランナ出口端との半径方向の距離をH、
ランナバンドの内面の出口端の直径をDとしたとき、H
が、0.02≦H/D≦0.10の関係にあることが望
ましい。また、前記延長部がランナバンド上で終端する
位置と、ランナクラウンに近いランナ羽根の延長されて
いない羽根先端との円周方向の距離をLとしたとき、L
は、0.5≦L/H≦2.3の関係にあることが望まし
い。
【0012】
【作用】本発明のポンプ水車ランナでは、バンド付近の
水車羽根角度のみを小さくすることにより、揚水運転時
において吸出し管壁面の境界層の発達により、ランナに
流入する相対流入角度が小さくなることから、低揚程側
のキャビテ−ションに対する性能は低下せず、発電運転
時は、羽根出口側角度が小さくなるため、ランナ出口渦
損失特性が部分負荷側に移動するため部分負荷効率が向
上する。
【0013】
【実施例】以下本発明によるポンプ水車のランナの一実
施例を図1乃至3を参照して説明する。図1はランナク
ラウン6とランナバンド7との間に挟持された1枚のラ
ンナ羽根4を示している。図2はランナ2の水車出口方
向から見た複数枚のランナ羽根4の構成を示している。
また、図3は図1のランナバンド7の近くに設定された
A−A線に沿って切断して示した隣り合った一対のラン
ナ羽根を断面で示している。本発明によれば、図1およ
び図2から明らかなように、ランナ羽根4の水車羽根出
口端8のランナバンド7に近い領域が、水車流れ方向下
流側に向かって曲線状の輪郭を成すようにして延長され
ている。図1における点Gは、水車羽根出口端8が水車
方向出口に向かって延長を開始する点を示しており、こ
の点G位置における水車羽根出口端8の輪郭形状は、図
3中破線で示されている。その部分における羽根先端部
の羽根厚中心を結んでできるそり線T0 の円周方向から
の角度を羽根出口角度β0 と定義する。本発明によれ
ば、点Gからランナバンド7に向かう部分の羽根先端部
が、実線で示したように水車流れ方向下流側に向かって
延長され、そのそり線T1 と円周方向となす羽根出口角
度をβ1 とすると、β1<β0 となるように延長されて
いる。
【0014】また、図1から明らかなように、上記ラン
ナ羽根の水車羽根出口端の延長量は、ランナバンド7に
向かうに従い大きくなっている。本願発明はこのように
構成されているから、揚水運転時、図9に示したよう
に、吸出し管3から導かれた水がランナ2に流入する
が、このランナに流入する水は境界層が発達し、ランナ
バンド7の側の流速は遅くなる。
【0015】図4は、境界層がなく一様絶対速度Cであ
るとして求めた相対流入角度βと、境界層が完全に発達
した場合の絶対速度分布を使って同様に求めた流入角度
βとの差Δβの分布を示している。横軸は図1に示すよ
うに、ランナ出口径Dで無次元化したランナバンド7の
出口端から羽根出口端8の延長開始点Gまでの半径方向
長さHを表し、縦軸は上記Δβを表す。このグラフから
わかるように、ランナバンド7の付近のΔβが大きくな
っており、これは実際の流入角度βは小さくなっている
ことを意味する。したがって、K1 キャビテーションに
対する性能を低下させずにランナバンド7の付近のラン
ナ羽根表面側の羽根角度を小さくすることが可能であ
る。この時、上述のように本発明の実施例の羽根出口角
度β1 は揚水運転条件から決まる羽根出口角度β0 に比
べ小さく設定してあるため、羽根裏面4aの先端角度は
揚水運転条件から決められた角度とほぼ同一となり、K
2 キャビテーションに対する性能はほとんど変わらな
い。
【0016】次に、発電運転における部分負荷時のラン
ナバンド7に近い水車羽根出口端部8の流れを図5に示
す。破線は従来の水車羽根出口端の形状および速度三角
形を示し、実線は本発明の場合を示している。従来の場
合は、羽根出口角度が大きいため、ランナ出口の流れ
は、ランナ回転方向N側に大きな周方向速度成分Vu1
持つ。これに対して、本発明の場合は羽根出口角度が小
さいため、ランナ出口の流れは従来の場合に比べ周方向
速度成分Vu1は小さくなる。この差は流量が小さくなる
に従い大きくなる。したがって、本発明の場合は、従来
に比べ、ランナ出口の旋回によって生じる出口渦損失特
性が低流量側に移動し、部分負荷側の水車効率が向上す
る。
【0017】図6は、上述の実施例による効果を検証す
るための模型試験結果を示したグラフである。横軸は、
設計点流量Q0 で無次元化した水車流量Qを表し、縦軸
は、羽根出口端の延長の無い場合の水車最高効率η0
無次元化した水車効率ηを表す。このグラフから、破線
で示した水車羽根出口端に延長の無い場合の効率に比
べ、実線で示した羽根先端延長のある場合の方が水車効
率が向上し、特に部分負荷側の効率が大幅に向上してい
ることがわかる。この実施例によれば、揚水運転時のキ
ャビテ−ションに対する性能を低下させずに、水車効率
を向上できる。
【0018】本発明の好ましい実施例によれば、図1で
ランナバンド出口端直径Dに対し、羽根出口端延長部の
半径方向長さをHとした時、Hは下記の範囲を満足する
ように選定される。 H=(0.02〜0.10)D
【0019】図7は、羽根出口端8のランナバンド上の
水車下流側への延長距離を一定にした状態で延長部の半
径方向長さHを変化させた時の水車効率への影響を実験
的に調べた結果を示している。左側の縦軸は延長のない
場合の水車最高効率η0 で無次元化した、流量比Q/Q
0 =0.8での羽根先端延長のある場合とない場合との
水車効率差Δηを表す。また、右側の縦軸は、羽根先端
延長のある場合と無い場合とのK1キャビテ−ション係
数差Δσi 1 を表している。
【0020】これにより、H/D<0.02では水車効
率への影響は大きいが、H/D>0.02になると、水
車効率の変化は、比較的小さくなり高い効率が得られる
ことがわかる。部分負荷運転の場合、水の流れがランナ
バンド7の側に偏るようになるため、ランナバンド7に
近い部分の羽根形状が効率性能に与える影響が大きくな
る。
【0021】一方、図4から明らかなように、H/D>
0.1では境界層の影響が小さくなるため、K1 キャビ
テーションが発生しやすくなる。従って、本実施例によ
れば、揚水運転時のキャビテーションに対する性能を低
下させずに水車効率を最大限に向上できる。図1に示す
ランナ羽根先端延長部の半径方向長さHに対し、ランナ
バンド上の延長開始点Gから円周方向への距離をLとし
た時、Lは下記の範囲を満足するように選定される。 L=(0.5〜2.3)H
【0022】次に本実施例の作用を図8を参照して説明
する。このグラフは羽根先端延長距離Lを種々変えた時
の水車効率及びK1キャビテーションに対する性能への
影響を実験的に調査したものである。横軸は羽根先端突
出し高さHで無次元化した先端突出し長さLを表し、縦
軸の左側は突出しのない場合の水車最高効率η0 で無次
元化した、流量比Q/Q0 =0.8での羽根先端突出し
のある場合とない場合との水車効率差Δηを表し、右側
は図1で示したように、羽根先端突出しのない場合とあ
る場合とのK1 キャビテーション係数の差Δσi 1
表す。
【0023】図12に示すように、羽根先端延長距離L
が大きくなるに従い、羽根表面の出口角度が相対的に小
さくなるため、第2の実施例と同様に、部分負荷での効
率が上昇し、L/H≧0.5で水車効率上昇が比較的小
さくなる。一方、Lが大きくなると、逆に羽根先端表面
側の羽根角度が小さくなるためK1キャビテーションが
発生しやすくなり、L>2.3Hでその影響が大きくな
る。従って、本実施例によれば、揚水運転時のキャビテ
ーション性能を低下させずに水車効率を最大限に向上で
きる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ランナ羽根の水車羽根出口端のランナバンド
付近に羽根先端延長部を設けたので、揚水運転時のキャ
ビテーション性能を低下させずに水車出口流れ渦損失特
性を低流量側に移動させることができ、これによって、
水車運転時の水車効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるによるポンプ水車のラ
ンナを示した部分断面図。
【図2】図1に示したランナ羽根を水車出口側から見た
部分正面図。
【図3】図1のA−A線に沿って切断して示した一対の
ランナ羽根を示した断面図。
【図4】羽根出口のランナバンド側からの半径方向によ
るランナ流入角度の変化を示したグラフ。
【図5】発電運転の部分負荷時におけるランナバンド付
近の羽根出口の流れを速度三角形で模式的に示した説明
図。
【図6】相対流量と相対効率との関係を示したグラフ。
【図7】羽根先端延長部の半径方向長さと水車効率およ
びキャビテ−ション性能への影響について示したグラ
フ。
【図8】ランナバンド上の羽根延長部の円周方向距離と
水車効率および揚水運転時の羽根先端表面に発生するキ
ャビテ−ションに対する性能への影響について示したグ
ラフ。
【図9】従来のポンプ水車の構造を概略的に示した断面
図。
【図10】従来のポンプ水車のランナ羽根を水車出口側
から見た部分正面図。
【図11】単位落差当りの回転速度と単位落差当りの流
量との関係を示した水車特性図。
【図12】(a) 高揚程運転時のランナ羽根流入状態
を速度三角形で模式的に示した概略図。 (b) 低揚程運転時のランナ羽根流入状態を速度三角
形で模式的に示した概略図。
【符号の説明】 1 ケーシング 2 ランナ 3 吸出し管 4 ランナ羽根 4a ランナ羽根裏面 4b ランナ羽根表面 6 ランナクラウン 7 ランナバンド 8 水車羽根出口端
フロントページの続き (72)発明者 吉 森 隆 彦 大阪府大阪市北区中之島三丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 鈴 木 敏 暁 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランナクラウンとランナバンドとの間に複
    数枚のランナ羽根を円周方向に等間隔をおいて固定保持
    したポンプ水車のランナにおいて、水車流れ方向におけ
    る羽根出口端のランナバンドに近い領域が水車流れの下
    流方向に向かって延長され、この延長部は、ランナバン
    ドに接近するに従い漸次長くなり、さらに水車羽根出口
    端近くのランナ羽根の羽根厚中心を結んでできるそり線
    の羽根先端でのランナ円周方向となす角度をβとしたと
    き、上記延長した羽根先端のβがランナバンドに接近す
    るに従い小さくなることを特徴とするポンプ水車のラン
    ナ。
  2. 【請求項2】前記延長部が、水車流れの下流方向に向か
    って延長を開始する位置とランナバンドの内面のランナ
    出口端との半径方向の距離をH、ランナバンドの内面の
    出口端の直径をDとしたとき、Hが、0.02≦H/D
    ≦0.10の関係にあることを特徴とする請求項1に記
    載のポンプ水車のランナ。
  3. 【請求項3】前記延長部がランナバンド上で終端する位
    置と、ランナクラウンに近いランナ羽根の延長されてい
    ない羽根先端との円周方向の距離をLとした時、Lは、
    0.5≦L/H≦2.3の関係にあることを特徴とする
    請求項1に記載のポンプ水車のランナ。
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