JPH08305240A - 電子写真装置用クリーニングブレードの製造方法 - Google Patents
電子写真装置用クリーニングブレードの製造方法Info
- Publication number
- JPH08305240A JPH08305240A JP13718595A JP13718595A JPH08305240A JP H08305240 A JPH08305240 A JP H08305240A JP 13718595 A JP13718595 A JP 13718595A JP 13718595 A JP13718595 A JP 13718595A JP H08305240 A JPH08305240 A JP H08305240A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 短時間で製造することができ、経済性に優
れ、しかも、高い接着力を有する電子写真装置用クリー
ニングブレードの製造方法を提供する。 【構成】 ブレード部材と支持部材とを接着させること
よりなる電子写真装置用クリーニングブレードの製造方
法において、前記支持部材の前記ブレード部材との接着
面に、溶融粘度が5000〜10000cpsであるホ
ットメルト接着剤を溶融塗布し、前記ブレード部材の接
着面を重ね合わせ、加熱・加圧して接着する電子写真装
置用クリーニングブレードの製造方法。
れ、しかも、高い接着力を有する電子写真装置用クリー
ニングブレードの製造方法を提供する。 【構成】 ブレード部材と支持部材とを接着させること
よりなる電子写真装置用クリーニングブレードの製造方
法において、前記支持部材の前記ブレード部材との接着
面に、溶融粘度が5000〜10000cpsであるホ
ットメルト接着剤を溶融塗布し、前記ブレード部材の接
着面を重ね合わせ、加熱・加圧して接着する電子写真装
置用クリーニングブレードの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生産効率に優れた電子
写真装置用クリーニングブレードの製造方法に関する。
写真装置用クリーニングブレードの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置は、表面に光導電体層を設
けた感光体を有しており、作動の際、上記感光体の外周
面が一様に帯電され、ついで被模写体の被模写像を介し
てその外周面を露光することにより、静電潜像を形成
し、この静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成
し、これを紙等に転写し、定着させるものである。
けた感光体を有しており、作動の際、上記感光体の外周
面が一様に帯電され、ついで被模写体の被模写像を介し
てその外周面を露光することにより、静電潜像を形成
し、この静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成
し、これを紙等に転写し、定着させるものである。
【0003】この過程において、転写後の感光体の外周
上にはトナーが一部残留するので、この残留トナーを除
去する必要がある。このようなトナーの除去は、クリー
ニングブレードにより行われている。クリーニングブレ
ードは、通常、金属板よりなる支持部材、弾性体よりな
るブレード部材、及び、支持部材にブレード部材を取り
付けるための接着剤層より形成されている。
上にはトナーが一部残留するので、この残留トナーを除
去する必要がある。このようなトナーの除去は、クリー
ニングブレードにより行われている。クリーニングブレ
ードは、通常、金属板よりなる支持部材、弾性体よりな
るブレード部材、及び、支持部材にブレード部材を取り
付けるための接着剤層より形成されている。
【0004】クリーニングブレードが長期間安定した性
能を発揮し続けるには、ブレード部材先端縁の感光体表
面への接触が常時適切な圧力で均一になされていること
が必要であり、このためにはブレード部材先端縁の平滑
性が良好であることはもちろんのこと、ブレード部材の
支持部材への取付が位置ずれのない高い精度で行われ、
かつ、支持部材からの剥離、支持部材からの浮き上がり
等が生じないように強固に固定されている必要がある。
能を発揮し続けるには、ブレード部材先端縁の感光体表
面への接触が常時適切な圧力で均一になされていること
が必要であり、このためにはブレード部材先端縁の平滑
性が良好であることはもちろんのこと、ブレード部材の
支持部材への取付が位置ずれのない高い精度で行われ、
かつ、支持部材からの剥離、支持部材からの浮き上がり
等が生じないように強固に固定されている必要がある。
【0005】支持部材にブレード部材を固定する方法と
しては、例えば、特開昭61−130975号公報には
粘着テープによる方法、特開昭63−269188号公
報には瞬間接着剤による方法、特公平6−5439号公
報及び特開昭61−145578号公報にはホットメル
ト接着剤による方法等が開示されている。
しては、例えば、特開昭61−130975号公報には
粘着テープによる方法、特開昭63−269188号公
報には瞬間接着剤による方法、特公平6−5439号公
報及び特開昭61−145578号公報にはホットメル
ト接着剤による方法等が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粘着テ
ープによる方法は、高精度の初期固定が容易に行える
が、支持部材とブレード部材との接着力が小さく、特に
高温時の接着性が充分でなく、クリーニング性に問題が
ある。瞬間接着剤による方法は、粘着テープの場合と同
様の問題があるほか、耐衝撃性、耐久性に劣る等の欠点
がある。
ープによる方法は、高精度の初期固定が容易に行える
が、支持部材とブレード部材との接着力が小さく、特に
高温時の接着性が充分でなく、クリーニング性に問題が
ある。瞬間接着剤による方法は、粘着テープの場合と同
様の問題があるほか、耐衝撃性、耐久性に劣る等の欠点
がある。
【0007】ホットメルト接着剤による方法は、ホット
メルト接着剤が支持部材に濡れ易いように、予め支持部
材の温度を昇温させておき、フィルム状のホットメルト
接着剤を目的の幅にスリットし、テープ状にしたものを
支持部材に貼り付け、ブレード部材の上に支持部材の接
着部を位置決め、固定した後、加熱、加圧により溶融圧
着させ、冷却硬化する方法等により接着させるものであ
り、充分な接着力が得られる。
メルト接着剤が支持部材に濡れ易いように、予め支持部
材の温度を昇温させておき、フィルム状のホットメルト
接着剤を目的の幅にスリットし、テープ状にしたものを
支持部材に貼り付け、ブレード部材の上に支持部材の接
着部を位置決め、固定した後、加熱、加圧により溶融圧
着させ、冷却硬化する方法等により接着させるものであ
り、充分な接着力が得られる。
【0008】しかし、この方法は、支持部材へのホット
メルト接着剤の濡れ性をよくするため予め支持部材を昇
温させなければならず、また、加熱、加圧により溶融圧
着させるのに時間がかかるので生産性効率が悪い。更
に、ホットメルト接着剤をフィルム状に薄層化した後、
スリットカットする工程を伴うので、接着剤のコストが
高くなり、更に、ホットメルト接着剤を薄いテープ状に
するので、昇温させた支持部材に貼り付ける位置を一定
にすることが困難であるので、しわになる等して均一な
厚みをもたせるのが難しい等の問題がある。
メルト接着剤の濡れ性をよくするため予め支持部材を昇
温させなければならず、また、加熱、加圧により溶融圧
着させるのに時間がかかるので生産性効率が悪い。更
に、ホットメルト接着剤をフィルム状に薄層化した後、
スリットカットする工程を伴うので、接着剤のコストが
高くなり、更に、ホットメルト接着剤を薄いテープ状に
するので、昇温させた支持部材に貼り付ける位置を一定
にすることが困難であるので、しわになる等して均一な
厚みをもたせるのが難しい等の問題がある。
【0009】本発明は、上記に鑑み、短時間で製造する
ことができ、経済性に優れ、しかも、高い接着力を有す
る電子写真装置用クリーニングブレードの製造方法を提
供することを目的とするものである。
ことができ、経済性に優れ、しかも、高い接着力を有す
る電子写真装置用クリーニングブレードの製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ブレー
ド部材と支持部材とを接着させることよりなる電子写真
装置用クリーニングブレードの製造方法において、上記
支持部材の上記ブレード部材との接着面に、溶融粘度が
5000〜10000cpsであるホットメルト接着剤
を溶融塗布し、上記ブレード部材の接着面を重ね合わ
せ、加熱・加圧して接着するところにある。
ド部材と支持部材とを接着させることよりなる電子写真
装置用クリーニングブレードの製造方法において、上記
支持部材の上記ブレード部材との接着面に、溶融粘度が
5000〜10000cpsであるホットメルト接着剤
を溶融塗布し、上記ブレード部材の接着面を重ね合わ
せ、加熱・加圧して接着するところにある。
【0011】本発明で使用されるブレード部材としては
通常用いられているものであれば特に限定されず、例え
ば、ウレタンエラストマー、ふっ素ゴム等を挙げること
ができる。上記ウレタンエラストマーとしては、例え
ば、イソシアネート化合物、高分子量ポリオール、及
び、架橋剤からなり、熱硬化反応したもの等を挙げるこ
とができる。
通常用いられているものであれば特に限定されず、例え
ば、ウレタンエラストマー、ふっ素ゴム等を挙げること
ができる。上記ウレタンエラストマーとしては、例え
ば、イソシアネート化合物、高分子量ポリオール、及
び、架橋剤からなり、熱硬化反応したもの等を挙げるこ
とができる。
【0012】上記イソシアネート化合物としては、例え
ば、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ト
リレンジイソシアネート(TDI)、ナフチレンジイソ
シアネート(NDI)、トリジンジイソシアネート(T
ODI)等を挙げることができる。
ば、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ト
リレンジイソシアネート(TDI)、ナフチレンジイソ
シアネート(NDI)、トリジンジイソシアネート(T
ODI)等を挙げることができる。
【0013】上記高分子量ポリオールとしては、例え
ば、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオ
ール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートエー
テルポリオール等を挙げることができる。上記架橋剤と
しては、例えば、ブタンジオール、エチレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリン等の多価アル
コール等を挙げることができる。
ば、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオ
ール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートエー
テルポリオール等を挙げることができる。上記架橋剤と
しては、例えば、ブタンジオール、エチレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリン等の多価アル
コール等を挙げることができる。
【0014】上記ブレード部材は、例えば、遠心成形
法、金型成形法等により得られたウレタンエラストマー
シートを所定サイズに裁断し、必要に応じて洗浄を行う
こと等により得られる。
法、金型成形法等により得られたウレタンエラストマー
シートを所定サイズに裁断し、必要に応じて洗浄を行う
こと等により得られる。
【0015】本発明で使用される支持部材としては通常
用いられているものであれば特に限定されず、例えば、
剛体の金属、弾性を有する金属、プラスチック、セラミ
ック等から製造されたもの等が挙げられ、なかでも、経
時変化せず、耐腐食性を有するので、無処理の鋼板;リ
ン酸亜鉛処理、クロメート処理等の表面処理が施された
鋼板;その他メッキ処理が施された鋼板等から製造され
たものが好ましい。上記支持部材は、溶剤等により脱脂
処理を予め実施してもよい。
用いられているものであれば特に限定されず、例えば、
剛体の金属、弾性を有する金属、プラスチック、セラミ
ック等から製造されたもの等が挙げられ、なかでも、経
時変化せず、耐腐食性を有するので、無処理の鋼板;リ
ン酸亜鉛処理、クロメート処理等の表面処理が施された
鋼板;その他メッキ処理が施された鋼板等から製造され
たものが好ましい。上記支持部材は、溶剤等により脱脂
処理を予め実施してもよい。
【0016】本発明の製造方法は、上記支持部材の上記
ブレード部材との接着面に、溶融粘度が5000〜10
000cpsであるホットメルト接着剤を溶融塗布し、
上記ブレード部材の接着面を重ね合わせ、加熱・加圧し
て接着する。
ブレード部材との接着面に、溶融粘度が5000〜10
000cpsであるホットメルト接着剤を溶融塗布し、
上記ブレード部材の接着面を重ね合わせ、加熱・加圧し
て接着する。
【0017】上記ホットメルト接着剤の溶融粘度が50
00cps未満であると、流動性が高くなりすぎ、加
熱、加圧時に接着部より接着剤がはみ出してしまい、充
分な接着力が得られず、10000cpsを超えると、
必要な厚みに塗布することが困難となるので、上記範囲
に限定される。
00cps未満であると、流動性が高くなりすぎ、加
熱、加圧時に接着部より接着剤がはみ出してしまい、充
分な接着力が得られず、10000cpsを超えると、
必要な厚みに塗布することが困難となるので、上記範囲
に限定される。
【0018】上記ホットメルト接着剤としては、例え
ば、ポリアミド、ダイマー酸ベースの熱可塑性ポリアミ
ド、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を挙げることがで
きる。なかでも、ダイマー酸ベースのポリアミド系のも
のが好ましく、例えば、ヘンケル白水社製、マクロメル
ト6239、6238等を挙げることができる。
ば、ポリアミド、ダイマー酸ベースの熱可塑性ポリアミ
ド、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を挙げることがで
きる。なかでも、ダイマー酸ベースのポリアミド系のも
のが好ましく、例えば、ヘンケル白水社製、マクロメル
ト6239、6238等を挙げることができる。
【0019】上記溶融塗布は、上記ホットメルト接着剤
を加熱溶融した後、均一な厚みになるように塗布して行
う。上記溶融塗布において用いられる装置としては、ノ
ズルと支持部材との相対位置関係が保持され、相対移動
速度が一定に保たれるものであれば特に限定されず、例
えば、市販のアプリケータ等を用いることができる。
を加熱溶融した後、均一な厚みになるように塗布して行
う。上記溶融塗布において用いられる装置としては、ノ
ズルと支持部材との相対位置関係が保持され、相対移動
速度が一定に保たれるものであれば特に限定されず、例
えば、市販のアプリケータ等を用いることができる。
【0020】本発明においては、溶融塗布の後、上記支
持部材と上記ブレード部材とを重ね合わせ、加熱・加圧
する。上記加熱及び加圧は、同時に行うことが好まし
い。同時に行わないと時間を要し、効率が悪い。上記加
熱及び加圧としては、高周波誘導加熱及びエアシリンダ
ーによる加圧が好ましい。
持部材と上記ブレード部材とを重ね合わせ、加熱・加圧
する。上記加熱及び加圧は、同時に行うことが好まし
い。同時に行わないと時間を要し、効率が悪い。上記加
熱及び加圧としては、高周波誘導加熱及びエアシリンダ
ーによる加圧が好ましい。
【0021】
【作用】本発明の製造方法は、溶融粘度が5000〜1
0000cpsであるホットメルト接着剤を、アプリケ
ータ等で溶融塗布するので、支持部材を加熱しなくても
ホットメルト接着剤の支持部材への濡れ性がよく、短い
加圧、加熱時間で強固に接着することができる。また、
ホットメルト接着剤を均一な厚みに塗布することができ
るので、高い接着力を有する。
0000cpsであるホットメルト接着剤を、アプリケ
ータ等で溶融塗布するので、支持部材を加熱しなくても
ホットメルト接着剤の支持部材への濡れ性がよく、短い
加圧、加熱時間で強固に接着することができる。また、
ホットメルト接着剤を均一な厚みに塗布することができ
るので、高い接着力を有する。
【0022】また、ホットメルト接着剤をフィルム状に
する工程、テープ状にスリットする工程、離形紙の付い
たテープを引き出して、支持部材の接着部に沿わせて仮
付けし、離形紙を剥がす工程等が不要であるので、接着
剤のコストを下げることができる。
する工程、テープ状にスリットする工程、離形紙の付い
たテープを引き出して、支持部材の接着部に沿わせて仮
付けし、離形紙を剥がす工程等が不要であるので、接着
剤のコストを下げることができる。
【0023】更に、ホットメルト接着剤として、ダイマ
ー酸ベースのポリアミド系のものを用いた場合、分子間
の水素結合により、比較的低分子量での接着剤層の強度
が大きく、強固な接着力を得ることができる。
ー酸ベースのポリアミド系のものを用いた場合、分子間
の水素結合により、比較的低分子量での接着剤層の強度
が大きく、強固な接着力を得ることができる。
【0024】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0025】実施例1 電気亜鉛メッキ鋼板に特殊クロメート処理した鋼板(S
ECC−C、板厚1.0mm)を用いて製造した支持部
材を塩化メチレンにて洗浄し、図1に示すように、この
支持部材の接着面に、ギアポンプ駆動により加熱溶融さ
せたホットメルト接着剤を定量吐出可能なアプリケータ
を用い、ダイマー酸ベースのポリアミド系ホットメルト
接着剤(ヘンケル白水社製、マクロメルト6239、溶
融粘度7000cps(190℃))を用いて、190
℃に加熱溶融させ、ノズルより厚さが100μmになる
ように塗布した。
ECC−C、板厚1.0mm)を用いて製造した支持部
材を塩化メチレンにて洗浄し、図1に示すように、この
支持部材の接着面に、ギアポンプ駆動により加熱溶融さ
せたホットメルト接着剤を定量吐出可能なアプリケータ
を用い、ダイマー酸ベースのポリアミド系ホットメルト
接着剤(ヘンケル白水社製、マクロメルト6239、溶
融粘度7000cps(190℃))を用いて、190
℃に加熱溶融させ、ノズルより厚さが100μmになる
ように塗布した。
【0026】次に、支持部材の接着面に硬度がJIS
Aで65度のポリウレタンエラストマー製の厚さ2mm
のブレード部材の接着面を重ね、高周波誘導加熱装置
(出力3kW、周波数40.6MHz、印加時間5秒)
で加熱し、同時に245kPaにて加圧し、クリーニン
グブレードを得た。得られたクリーニングブレードを、
図2に示したように、矢印方向に引張速度20mm/分
での90°剥離荷重をかけ、接着力を測定し、その結果
を表1に示した。
Aで65度のポリウレタンエラストマー製の厚さ2mm
のブレード部材の接着面を重ね、高周波誘導加熱装置
(出力3kW、周波数40.6MHz、印加時間5秒)
で加熱し、同時に245kPaにて加圧し、クリーニン
グブレードを得た。得られたクリーニングブレードを、
図2に示したように、矢印方向に引張速度20mm/分
での90°剥離荷重をかけ、接着力を測定し、その結果
を表1に示した。
【0027】実施例2 ホットメルト接着剤として、ポリアミド系のもの(積水
化学工業社製、エスダイン9886、溶融粘度6500
cps(190℃))を用いた以外は、実施例1と同様
に行い、クリーニングブレードを得た。接着力を測定し
た結果を表1に示した。
化学工業社製、エスダイン9886、溶融粘度6500
cps(190℃))を用いた以外は、実施例1と同様
に行い、クリーニングブレードを得た。接着力を測定し
た結果を表1に示した。
【0028】比較例1 ホットメルト接着剤として、ポリアミド系のもの(ダイ
アボンド工業社製、メルトロンA−703T、溶融粘度
4000cps(190℃))を用いた以外は、実施例
1と同様に行い、クリーニングブレードを得た。接着力
を測定した結果を表1に示した。この場合、高周波誘導
加熱時に、接着剤のはみ出しが認められた。
アボンド工業社製、メルトロンA−703T、溶融粘度
4000cps(190℃))を用いた以外は、実施例
1と同様に行い、クリーニングブレードを得た。接着力
を測定した結果を表1に示した。この場合、高周波誘導
加熱時に、接着剤のはみ出しが認められた。
【0029】比較例2 ホットメルト接着剤として、ポリアミド系のもの(積水
化学工業社製、エスダイン9888、溶融粘度約120
00cps(190℃))を用いた以外は、実施例1と
同様に行い、クリーニングブレードを得た。接着力を測
定した結果を表1に示した。この場合、接着剤塗布表面
に波打ちが認められた。
化学工業社製、エスダイン9888、溶融粘度約120
00cps(190℃))を用いた以外は、実施例1と
同様に行い、クリーニングブレードを得た。接着力を測
定した結果を表1に示した。この場合、接着剤塗布表面
に波打ちが認められた。
【0030】比較例3 ホットメルト接着剤として、変性ポリオレフィン−ポリ
アミド系のフィルム状のもの(武田薬品工業社製、溶融
粘度5500cps(190℃))を用い、予め190
℃に加熱した支持部材に貼り付け、ブレード部材の上に
支持部材を位置決め、固定した後、高周波誘導加熱(出
力3kW、周波数40.6MHz、印加時間30秒)で
加熱し、同時に245kPaにて加圧し、クリーニング
ブレードを得た。接着力を測定した結果を表1に示し
た。
アミド系のフィルム状のもの(武田薬品工業社製、溶融
粘度5500cps(190℃))を用い、予め190
℃に加熱した支持部材に貼り付け、ブレード部材の上に
支持部材を位置決め、固定した後、高周波誘導加熱(出
力3kW、周波数40.6MHz、印加時間30秒)で
加熱し、同時に245kPaにて加圧し、クリーニング
ブレードを得た。接着力を測定した結果を表1に示し
た。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明の電子写真装置用クリーニングブ
レードは、上述の方法により製造するので、支持部材予
め昇温させる必要がなく、濡れ性がよいので、加熱、加
圧時間を短縮することができ、ホットメルト接着剤をテ
ープ状に加工する必要がないので、経済性に優れ、しか
も、接着力が高い。
レードは、上述の方法により製造するので、支持部材予
め昇温させる必要がなく、濡れ性がよいので、加熱、加
圧時間を短縮することができ、ホットメルト接着剤をテ
ープ状に加工する必要がないので、経済性に優れ、しか
も、接着力が高い。
【図1】本発明の電子写真装置用クリーニングブレード
の製造方法の1実施例を示す図。
の製造方法の1実施例を示す図。
【図2】電子写真装置用クリーニングブレードの接着力
の評価方法を示す図。
の評価方法を示す図。
1 支持部材 2 アプリケータノズル 3 ブレード部材 4 接着剤層
Claims (2)
- 【請求項1】 ブレード部材と支持部材とを接着させる
ことよりなる電子写真装置用クリーニングブレードの製
造方法において、前記支持部材の前記ブレード部材との
接着面に、溶融粘度が5000〜10000cpsであ
るホットメルト接着剤を溶融塗布し、前記ブレード部材
の接着面を重ね合わせ、加熱・加圧して接着することを
特徴とする電子写真装置用クリーニングブレードの製造
方法。 - 【請求項2】 ホットメルト接着剤が、ダイマー酸ベー
スのポリアミド系のものである請求項1記載の電子写真
装置用クリーニングブレードの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13718595A JPH08305240A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 電子写真装置用クリーニングブレードの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13718595A JPH08305240A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 電子写真装置用クリーニングブレードの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08305240A true JPH08305240A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=15192795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13718595A Pending JPH08305240A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 電子写真装置用クリーニングブレードの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08305240A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0593064A (ja) * | 1991-03-18 | 1993-04-16 | Union Camp Corp | 三成分系アミノアミドアクリレート樹脂組成物 |
JPH05311138A (ja) * | 1992-05-07 | 1993-11-22 | Sekisui Chem Co Ltd | ホットメルト接着剤 |
JPH0643796A (ja) * | 1992-07-27 | 1994-02-18 | Bando Chem Ind Ltd | 電子写真複写機用クリーニングブレードおよびその製造法ならびに該クリーニングブレードを備えたクリーニング装置 |
JPH0726233A (ja) * | 1993-07-08 | 1995-01-27 | Sony Chem Corp | ホットメルト接着剤組成物 |
-
1995
- 1995-05-10 JP JP13718595A patent/JPH08305240A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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