JPH08302537A - 炭素繊維織物と、その製造方法および製造装置 - Google Patents
炭素繊維織物と、その製造方法および製造装置Info
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- JPH08302537A JPH08302537A JP7111935A JP11193595A JPH08302537A JP H08302537 A JPH08302537 A JP H08302537A JP 7111935 A JP7111935 A JP 7111935A JP 11193595 A JP11193595 A JP 11193595A JP H08302537 A JPH08302537 A JP H08302537A
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Landscapes
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取扱い中に目ずれを生じることがなく、効率
よく生産可能にする。 【構成】 無撚りのマルチフィラメント炭素繊維からな
る経糸1、1…、緯糸2、2…を粗い平織組織に製織
し、各交点3を熱融着する。各緯糸2は、緯入れに先き
立ち、熱融着性の添加糸2aを添加し、製織後、加熱処
理して添加糸2aを溶融させ、溶融樹脂を介して各交点
3を熱融着する。
よく生産可能にする。 【構成】 無撚りのマルチフィラメント炭素繊維からな
る経糸1、1…、緯糸2、2…を粗い平織組織に製織
し、各交点3を熱融着する。各緯糸2は、緯入れに先き
立ち、熱融着性の添加糸2aを添加し、製織後、加熱処
理して添加糸2aを溶融させ、溶融樹脂を介して各交点
3を熱融着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この出願は、プラスチックやコン
クリート等をマトリックス材とする複合強化材料の補強
材として好適に使用することができる炭素繊維織物と、
その製造方法および製造装置に関する。
クリート等をマトリックス材とする複合強化材料の補強
材として好適に使用することができる炭素繊維織物と、
その製造方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックやコンクリートをマトリッ
クス材とする複合強化材料の補強材として、炭素繊維の
絡み織物が提案されている(特開平3−40834号公
報)。
クス材とする複合強化材料の補強材として、炭素繊維の
絡み織物が提案されている(特開平3−40834号公
報)。
【0003】このものは、炭素繊維からなる経糸、緯糸
をメッシュ状に規則正しく配列し、各経糸に沿って絡み
糸を設け、絡み糸を介して経糸、緯糸の各交点を機械的
に結束する構造となっている。なお、絡み糸は、経糸、
緯糸よりも低剛性の糸を使用するものとする。そこで、
このものは、絡み糸が経糸、緯糸よりも低剛性であるか
ら、経糸、緯糸を不用に屈曲させることがなく、したが
って、経糸、緯糸の強度を損うおそれがない。また、経
糸、緯糸が各交点において絡み糸を介して結束されてい
るから、いわゆる目ずれがなく、取扱いし易いという。
をメッシュ状に規則正しく配列し、各経糸に沿って絡み
糸を設け、絡み糸を介して経糸、緯糸の各交点を機械的
に結束する構造となっている。なお、絡み糸は、経糸、
緯糸よりも低剛性の糸を使用するものとする。そこで、
このものは、絡み糸が経糸、緯糸よりも低剛性であるか
ら、経糸、緯糸を不用に屈曲させることがなく、したが
って、経糸、緯糸の強度を損うおそれがない。また、経
糸、緯糸が各交点において絡み糸を介して結束されてい
るから、いわゆる目ずれがなく、取扱いし易いという。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、経糸、緯糸は、単にメッシュ状に配列されてお
り、織組織を形成していない上、経糸、緯糸の各交点
は、絡み糸を介して結束するから、特殊な絡み織用の綜
絖などが必要であり、生産性が低いという問題が避けら
れなかった。また、絡み糸による結束強度は、必ずしも
十分ではなく、取扱い中に目ずれが生じ易いという問題
もあった。絡み糸は、炭素繊維に有害な屈曲が生じない
ように、緩く結束しなければならず、十分な結束強度を
得ることが困難であるからである。
ときは、経糸、緯糸は、単にメッシュ状に配列されてお
り、織組織を形成していない上、経糸、緯糸の各交点
は、絡み糸を介して結束するから、特殊な絡み織用の綜
絖などが必要であり、生産性が低いという問題が避けら
れなかった。また、絡み糸による結束強度は、必ずしも
十分ではなく、取扱い中に目ずれが生じ易いという問題
もあった。絡み糸は、炭素繊維に有害な屈曲が生じない
ように、緩く結束しなければならず、十分な結束強度を
得ることが困難であるからである。
【0005】そこで、この出願に係る各発明の目的は、
経糸と緯糸との各交点を熱融着することによって、炭素
繊維を過大に屈曲させることなく、目ずれを完全に防止
し、しかも、普通の織機と原理的に同等な織機を使用し
て効率よく生産することができる炭素繊維織物と、その
製造方法および製造装置を提供することにある。
経糸と緯糸との各交点を熱融着することによって、炭素
繊維を過大に屈曲させることなく、目ずれを完全に防止
し、しかも、普通の織機と原理的に同等な織機を使用し
て効率よく生産することができる炭素繊維織物と、その
製造方法および製造装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、無撚りのマルチ
フィラメント炭素繊維からなる経糸と緯糸とを粗い平織
組織に製織してなり、経糸、緯糸の各交点は、溶融樹脂
を介して熱融着することをその要旨とする。
めのこの出願に係る第1発明の構成は、無撚りのマルチ
フィラメント炭素繊維からなる経糸と緯糸とを粗い平織
組織に製織してなり、経糸、緯糸の各交点は、溶融樹脂
を介して熱融着することをその要旨とする。
【0007】第2発明の構成は、無撚りのマルチフィラ
メント炭素繊維からなる経糸と緯糸とを粗い平織組織に
製織し、加熱処理して経糸、緯糸の一方または双方に添
加する熱融着性の添加糸を溶融させ、経糸、緯糸の各交
点を熱融着することをその要旨とする。
メント炭素繊維からなる経糸と緯糸とを粗い平織組織に
製織し、加熱処理して経糸、緯糸の一方または双方に添
加する熱融着性の添加糸を溶融させ、経糸、緯糸の各交
点を熱融着することをその要旨とする。
【0008】なお、添加糸は、炭素繊維に対して螺旋状
に巻き付けてもよく、平行に添わせるようにしてもよ
い。
に巻き付けてもよく、平行に添わせるようにしてもよ
い。
【0009】また、添加糸は、炭素繊維に対して、溶融
温度が異なる複数本を添加することができる。
温度が異なる複数本を添加することができる。
【0010】さらに、経糸、緯糸は、炭素繊維に添加糸
を添加した後、糊付処理を施してもよい。
を添加した後、糊付処理を施してもよい。
【0011】第3発明の構成は、無撚りのマルチフィラ
メント炭素繊維からなる経糸と緯糸とを粗い平織組織に
製織する織機本体と、織機本体からの織布を加熱処理し
て経糸、緯糸の一方または双方に添加する熱融着性の添
加糸を溶融させ、経糸、緯糸の各交点を熱融着させる加
熱処理装置とを備えることをその要旨とする。
メント炭素繊維からなる経糸と緯糸とを粗い平織組織に
製織する織機本体と、織機本体からの織布を加熱処理し
て経糸、緯糸の一方または双方に添加する熱融着性の添
加糸を溶融させ、経糸、緯糸の各交点を熱融着させる加
熱処理装置とを備えることをその要旨とする。
【0012】なお、加熱処理装置は、織布の表面、裏面
に接触して加熱する一対の加熱ローラを備え、さらに、
加熱ローラは、織布を挟み込む押圧ローラを形成しても
よい。
に接触して加熱する一対の加熱ローラを備え、さらに、
加熱ローラは、織布を挟み込む押圧ローラを形成しても
よい。
【0013】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、経糸、緯
糸は、粗い平織組織に製織されており、各交点が熱融着
されているから、全体としての一体性に優れ、目ずれを
生じるおそれがない。なお、経糸、緯糸として使用する
無撚りのマルチフィラメント炭素繊維は、たとえば、ピ
ッチ系またはPAN系の炭素繊維フィラメント(直径5
〜10μm程度)を500〜12000本程度平行に引
き揃えて構成する。また、各交点を熱融着するための溶
融樹脂は、溶融温度が低い熱可塑性プラスチックであれ
ば、いずれの種類であっても使用可能である。たとえ
ば、ナイロン6等のポリアミドや、ポリエーテルイミ
ド、ポリスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
アミドイミド等のエンジニアリングプラスチックの他、
ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート等の一
般用プラスチックも広く使用可能である。
糸は、粗い平織組織に製織されており、各交点が熱融着
されているから、全体としての一体性に優れ、目ずれを
生じるおそれがない。なお、経糸、緯糸として使用する
無撚りのマルチフィラメント炭素繊維は、たとえば、ピ
ッチ系またはPAN系の炭素繊維フィラメント(直径5
〜10μm程度)を500〜12000本程度平行に引
き揃えて構成する。また、各交点を熱融着するための溶
融樹脂は、溶融温度が低い熱可塑性プラスチックであれ
ば、いずれの種類であっても使用可能である。たとえ
ば、ナイロン6等のポリアミドや、ポリエーテルイミ
ド、ポリスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
アミドイミド等のエンジニアリングプラスチックの他、
ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート等の一
般用プラスチックも広く使用可能である。
【0014】なお、平織組織における経糸の配列ピッ
チ、緯糸の打込みピッチは、それぞれ約10〜100mm
程度に粗く設定し、全体をメッシュ状に仕上げるものと
する。配列ピッチ、折込みピッチが細か過ぎると、マト
リックス材が通り難く、マトリックス材の連続性が損わ
れ、粗過ぎると、補強材として十分な強度が得られな
い。
チ、緯糸の打込みピッチは、それぞれ約10〜100mm
程度に粗く設定し、全体をメッシュ状に仕上げるものと
する。配列ピッチ、折込みピッチが細か過ぎると、マト
リックス材が通り難く、マトリックス材の連続性が損わ
れ、粗過ぎると、補強材として十分な強度が得られな
い。
【0015】第2発明の構成によるときは、経糸、緯糸
の少なくとも一方に添加する添加糸は、加熱処理するこ
とによって溶融し、経糸、緯糸の交点を熱融着する。そ
こで、このときの添加糸は、第1発明における溶融樹脂
を形成し、前述のとおりの任意の熱可塑性プラスチック
を使用することができる。ただし、添加糸は、単糸デニ
ールが数d程度、総合デニールが200〜500d程度
のマルチフィラメント糸とすることが好ましい。マルチ
フィラメント糸は、一般に、加熱処理の際に、大径の単
糸よりも良好な溶融性を示すからである。
の少なくとも一方に添加する添加糸は、加熱処理するこ
とによって溶融し、経糸、緯糸の交点を熱融着する。そ
こで、このときの添加糸は、第1発明における溶融樹脂
を形成し、前述のとおりの任意の熱可塑性プラスチック
を使用することができる。ただし、添加糸は、単糸デニ
ールが数d程度、総合デニールが200〜500d程度
のマルチフィラメント糸とすることが好ましい。マルチ
フィラメント糸は、一般に、加熱処理の際に、大径の単
糸よりも良好な溶融性を示すからである。
【0016】なお、添加糸は、経糸、緯糸を形成する炭
素繊維に対し、螺旋状に巻き付けてもよく、平行に添わ
せてもよい。前者によれば、経糸、緯糸としての一体性
に優れ、開口動作や緯入れ動作を安定にすることがで
き、後者によれば、経糸、緯糸の各準備工程の生産性を
高めることができる。一般に、後者の合糸工程は、前者
のカバーリング工程に比して生産性が格段に高いからで
ある。
素繊維に対し、螺旋状に巻き付けてもよく、平行に添わ
せてもよい。前者によれば、経糸、緯糸としての一体性
に優れ、開口動作や緯入れ動作を安定にすることがで
き、後者によれば、経糸、緯糸の各準備工程の生産性を
高めることができる。一般に、後者の合糸工程は、前者
のカバーリング工程に比して生産性が格段に高いからで
ある。
【0017】溶融温度が異なる複数本の添加糸を使用す
るときは、準備工程において低溶融温度の添加糸を溶融
させることにより、高溶融温度の添加糸を炭素繊維に一
体に融着させ、経糸、緯糸としての一体性を一層向上さ
せることができる。すなわち、開口時、緯入れ時におい
て、経糸や緯糸がばらけてしまったり、レピアによる緯
糸の把持が不確実になったりするトラブルを有効に防止
することができる。
るときは、準備工程において低溶融温度の添加糸を溶融
させることにより、高溶融温度の添加糸を炭素繊維に一
体に融着させ、経糸、緯糸としての一体性を一層向上さ
せることができる。すなわち、開口時、緯入れ時におい
て、経糸や緯糸がばらけてしまったり、レピアによる緯
糸の把持が不確実になったりするトラブルを有効に防止
することができる。
【0018】また、添加糸を添加して糊付処理を施せ
ば、糊を介して炭素繊維と添加糸とを一体に固化するこ
とができ、同様に、開口時、緯入れ時のトラブルを防止
することができる。
ば、糊を介して炭素繊維と添加糸とを一体に固化するこ
とができ、同様に、開口時、緯入れ時のトラブルを防止
することができる。
【0019】第3発明の構成によるときは、織機本体
は、無撚りのマルチフィラメント炭素繊維からなる経
糸、緯糸を粗い平織組織に製織する。ただし、このと
き、経糸、緯糸の少なくとも一方には、熱融着性の添加
糸が添加されている。一方、加熱処理装置は、織機本体
からの織布を加熱処理し、添加糸を溶融させることによ
り経糸、緯糸の各交点を熱融着させ、第1発明に係る炭
素繊維織物を完成することができる。なお、織機本体
は、経糸、緯糸に対して不用な屈曲や損傷を与えないよ
うに、最少の経糸張力にするとともに、経糸に接触しな
いようにして緯糸を緯入れすることが好ましい。また、
緯入れ方式は、バンドレピア、棒レピア等のレピア方式
が特に好適である。
は、無撚りのマルチフィラメント炭素繊維からなる経
糸、緯糸を粗い平織組織に製織する。ただし、このと
き、経糸、緯糸の少なくとも一方には、熱融着性の添加
糸が添加されている。一方、加熱処理装置は、織機本体
からの織布を加熱処理し、添加糸を溶融させることによ
り経糸、緯糸の各交点を熱融着させ、第1発明に係る炭
素繊維織物を完成することができる。なお、織機本体
は、経糸、緯糸に対して不用な屈曲や損傷を与えないよ
うに、最少の経糸張力にするとともに、経糸に接触しな
いようにして緯糸を緯入れすることが好ましい。また、
緯入れ方式は、バンドレピア、棒レピア等のレピア方式
が特に好適である。
【0020】加熱処理装置は、添加糸を溶融させ、経
糸、緯糸の交点を熱融着させることができれば、任意の
加熱方式が使用可能であるが、一般に、ホットエア等に
よる無接触形の間接加熱方式は、加熱ローラ等による接
触形の直接加熱方式よりも劣っている。間接加熱方式
は、織布の温度分布を十分均一にすることが難しい上、
溶融樹脂が交点から遠くに流れ去ってしまうことが少な
くないからである。なお、加熱ローラを押圧ローラとす
れば、製品の表面を美麗に仕上げ、溶融樹脂の流失を一
層少なくすることができる。
糸、緯糸の交点を熱融着させることができれば、任意の
加熱方式が使用可能であるが、一般に、ホットエア等に
よる無接触形の間接加熱方式は、加熱ローラ等による接
触形の直接加熱方式よりも劣っている。間接加熱方式
は、織布の温度分布を十分均一にすることが難しい上、
溶融樹脂が交点から遠くに流れ去ってしまうことが少な
くないからである。なお、加熱ローラを押圧ローラとす
れば、製品の表面を美麗に仕上げ、溶融樹脂の流失を一
層少なくすることができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0022】炭素繊維織物は、経糸1、1…、緯糸2、
2…を粗い平織組織に製織してなる(図1)。
2…を粗い平織組織に製織してなる(図1)。
【0023】経糸1、緯糸2は、それぞれ、無撚りのマ
ルチフィラメント炭素繊維からなっている。経糸1、1
…の配列ピッチWp 、緯糸2、2…の打込みピッチWf
は、それぞれ約10〜100mmとするのがよい。ただ
し、必ずしもWp =Wf に限定する必要はない。
ルチフィラメント炭素繊維からなっている。経糸1、1
…の配列ピッチWp 、緯糸2、2…の打込みピッチWf
は、それぞれ約10〜100mmとするのがよい。ただ
し、必ずしもWp =Wf に限定する必要はない。
【0024】経糸1、1…、緯糸2、2…の各交点3
は、図示しない溶融樹脂を介して熱融着されている。す
なわち、炭素繊維織物は、平織組織に製織されている
上、経糸1、1…、緯糸2、2…の各交点3が熱融着さ
れていることにより、全体としての形態を安定に保持す
ることができ、各交点3において経糸1、緯糸2が相対
移動することがなく、有害な目ずれを生じることがな
い。
は、図示しない溶融樹脂を介して熱融着されている。す
なわち、炭素繊維織物は、平織組織に製織されている
上、経糸1、1…、緯糸2、2…の各交点3が熱融着さ
れていることにより、全体としての形態を安定に保持す
ることができ、各交点3において経糸1、緯糸2が相対
移動することがなく、有害な目ずれを生じることがな
い。
【0025】かかる炭素繊維織物は、プラスチックまた
はコンクリート等のマトリックス材と組み合わせること
により、繊維強化複合材料の補強材として広く使用する
ことができる。炭素繊維は、重量が小さく、引張強度が
大きい上、高剛性であるために、軽量な高強度複合強化
材料を作ることができるからである。
はコンクリート等のマトリックス材と組み合わせること
により、繊維強化複合材料の補強材として広く使用する
ことができる。炭素繊維は、重量が小さく、引張強度が
大きい上、高剛性であるために、軽量な高強度複合強化
材料を作ることができるからである。
【0026】なお、このような炭素繊維織物は、緯糸準
備工程において、無撚りのマルチフィラメント炭素繊維
からなる緯糸2に対して熱融着性の添加糸2aを螺旋状
に巻き付けて添加し(図1、図2)、製織後、加熱処理
して添加糸2aを溶融させ、各交点3を熱融着すること
によって製造することができる。すなわち、添加糸2a
は、各交点3において経糸1、緯糸2を熱融着させる溶
融樹脂を形成するものであり、適当な低溶融温度の熱可
塑性プラスチック糸を使用すればよい。なお、添加糸2
aの巻付ピッチaは、経糸1、1…の配列ピッチWp 、
緯糸2、2…の打込みピッチWf に拘らず、数10mmな
いし100mm前後にすることが好ましい。添加糸2a
は、緯糸2を緯入れするに際し、緯糸2を形成するマル
チフィラメント炭素繊維を機械的に保持し、緯糸2がば
らけないように作用するからである。
備工程において、無撚りのマルチフィラメント炭素繊維
からなる緯糸2に対して熱融着性の添加糸2aを螺旋状
に巻き付けて添加し(図1、図2)、製織後、加熱処理
して添加糸2aを溶融させ、各交点3を熱融着すること
によって製造することができる。すなわち、添加糸2a
は、各交点3において経糸1、緯糸2を熱融着させる溶
融樹脂を形成するものであり、適当な低溶融温度の熱可
塑性プラスチック糸を使用すればよい。なお、添加糸2
aの巻付ピッチaは、経糸1、1…の配列ピッチWp 、
緯糸2、2…の打込みピッチWf に拘らず、数10mmな
いし100mm前後にすることが好ましい。添加糸2a
は、緯糸2を緯入れするに際し、緯糸2を形成するマル
チフィラメント炭素繊維を機械的に保持し、緯糸2がば
らけないように作用するからである。
【0027】炭素繊維織物は、綜絖11、11、筬1
2、巻取ローラ13を備える織機本体10と、織機本体
10からの織布Cを加熱処理する加熱処理装置20とを
備える製造装置により、連続的に生産することができる
(図3)。
2、巻取ローラ13を備える織機本体10と、織機本体
10からの織布Cを加熱処理する加熱処理装置20とを
備える製造装置により、連続的に生産することができる
(図3)。
【0028】図示しない送出ローラを介して引き出され
た経糸1、1…は、綜絖11、11を介して上下に開口
され、図示しない緯入れ装置によって緯糸2が緯入れさ
れると、筬12によって緯糸2を所定位置に駆動し、巻
取ローラ13を介し、織布Cとして加熱処理装置20に
送出する。なお、巻取ローラ13には、プレッシャロー
ラ13a、13aが付属している。また、経糸1、1…
は、不用に屈曲させないように、送出ローラから巻取ロ
ーラ13に至る走行距離を極端に長くとるとともに、こ
の間における経糸張力を殆ど無張力とし、さらに、綜絖
11、11は、経糸1、1…との接触部に格別な配慮を
加え、経糸1、1…を損傷させることがない構造にする
べきである。
た経糸1、1…は、綜絖11、11を介して上下に開口
され、図示しない緯入れ装置によって緯糸2が緯入れさ
れると、筬12によって緯糸2を所定位置に駆動し、巻
取ローラ13を介し、織布Cとして加熱処理装置20に
送出する。なお、巻取ローラ13には、プレッシャロー
ラ13a、13aが付属している。また、経糸1、1…
は、不用に屈曲させないように、送出ローラから巻取ロ
ーラ13に至る走行距離を極端に長くとるとともに、こ
の間における経糸張力を殆ど無張力とし、さらに、綜絖
11、11は、経糸1、1…との接触部に格別な配慮を
加え、経糸1、1…を損傷させることがない構造にする
べきである。
【0029】織機本体10からの織布Cは、ガイドロー
ラ21a、21aを介して一対の加熱ローラ21、21
に導き、別のガイドローラ21b、21bを介して織布
ビームCBに巻き取る。加熱ローラ21、21は、それ
ぞれ、織布Cの表面側、裏面側に接触し、織布Cを均一
に加熱することにより、各緯糸2に添加されている添加
糸2aを溶融させ、経糸1、1…、緯糸2、2…の各交
点3を熱融着させることができる。
ラ21a、21aを介して一対の加熱ローラ21、21
に導き、別のガイドローラ21b、21bを介して織布
ビームCBに巻き取る。加熱ローラ21、21は、それ
ぞれ、織布Cの表面側、裏面側に接触し、織布Cを均一
に加熱することにより、各緯糸2に添加されている添加
糸2aを溶融させ、経糸1、1…、緯糸2、2…の各交
点3を熱融着させることができる。
【0030】
【他の実施例】加熱処理装置20の加熱ローラ21、2
1…は、相対向して配設し、織布Cを挟み込む押圧ロー
ラを形成することができる(図4)。添加糸2aが溶融
して溶融樹脂となっても、それが各交点3から遠くに流
失してしまうことが一層少ない上、織布Cを屈曲させる
ことなく各交点3を熱融着し、表面を一層美麗に仕上げ
ることができる。
1…は、相対向して配設し、織布Cを挟み込む押圧ロー
ラを形成することができる(図4)。添加糸2aが溶融
して溶融樹脂となっても、それが各交点3から遠くに流
失してしまうことが一層少ない上、織布Cを屈曲させる
ことなく各交点3を熱融着し、表面を一層美麗に仕上げ
ることができる。
【0031】緯糸2に添加する添加糸2aは、緯糸2に
巻き付けるに代えて、緯糸2を形成するマルチフィラメ
ント炭素繊維に対して平行に添わせるようにしてもよい
(図5)。なお、添加糸2aは、同図に拘らず、緯糸2
の左右両側に添わせてもよく、上面または下面、あるい
は、上面および下面にそれぞれ各1本以上を添わせても
よい。すなわち、添加糸2aは、緯糸2の任意の位置に
任意の本数を添わせることができる。
巻き付けるに代えて、緯糸2を形成するマルチフィラメ
ント炭素繊維に対して平行に添わせるようにしてもよい
(図5)。なお、添加糸2aは、同図に拘らず、緯糸2
の左右両側に添わせてもよく、上面または下面、あるい
は、上面および下面にそれぞれ各1本以上を添わせても
よい。すなわち、添加糸2aは、緯糸2の任意の位置に
任意の本数を添わせることができる。
【0032】添加糸2aは、溶融温度が異なる添加糸2
a1 、2a1 、2a2 、2a2 を混合して添加すること
ができる(図6)。緯入れするに先き立ち、緯糸準備工
程において低溶融温度の添加糸2a1 、2a1 を溶融さ
せることにより、高溶融温度の添加糸2a2 、2a2 を
緯糸2に一体に融着させることができるから、緯入れ動
作を格段に安定化することができる。なお、添加糸2a
1 、2a2 の各溶融温度は、たとえば、約100℃、約
120℃程度に選定するのが好適である。高溶融温度の
添加糸2a2 、2a2 は、製織後、加熱処理装置20に
よって加熱処理して溶融させ、交点3、3…を熱融着す
ることができる。
a1 、2a1 、2a2 、2a2 を混合して添加すること
ができる(図6)。緯入れするに先き立ち、緯糸準備工
程において低溶融温度の添加糸2a1 、2a1 を溶融さ
せることにより、高溶融温度の添加糸2a2 、2a2 を
緯糸2に一体に融着させることができるから、緯入れ動
作を格段に安定化することができる。なお、添加糸2a
1 、2a2 の各溶融温度は、たとえば、約100℃、約
120℃程度に選定するのが好適である。高溶融温度の
添加糸2a2 、2a2 は、製織後、加熱処理装置20に
よって加熱処理して溶融させ、交点3、3…を熱融着す
ることができる。
【0033】なお、図6における各添加糸2a1 、2a
2 の配設位置や本数も、それぞれ任意に選定し得るもの
とする。また、各添加糸2a1 、2a2 も、図2に倣っ
て、それぞれ緯糸2に対して螺旋状に巻き付けてもよ
い。
2 の配設位置や本数も、それぞれ任意に選定し得るもの
とする。また、各添加糸2a1 、2a2 も、図2に倣っ
て、それぞれ緯糸2に対して螺旋状に巻き付けてもよ
い。
【0034】さらに、添加糸2a、2a1 、2a2 を添
加した緯糸2は、緯入準備工程において糊付処理するこ
とにより、緯糸2自体や、緯糸2と添加糸2a、2a1
、2a2 との一体性を一層向上させることができる。
加した緯糸2は、緯入準備工程において糊付処理するこ
とにより、緯糸2自体や、緯糸2と添加糸2a、2a1
、2a2 との一体性を一層向上させることができる。
【0035】以上の説明において、添加糸2a、2a1
、2a2 は、緯糸2に代えて、または、緯糸2に加え
て、経糸1に添加してもよい。すなわち、添加糸2a、
2a1、2a2 は、織布Cを形成する経糸1、1…、緯
糸2、2…の一方または双方に対して添加することがで
きる。
、2a2 は、緯糸2に代えて、または、緯糸2に加え
て、経糸1に添加してもよい。すなわち、添加糸2a、
2a1、2a2 は、織布Cを形成する経糸1、1…、緯
糸2、2…の一方または双方に対して添加することがで
きる。
【0036】また、図3、図4において、加熱処理装置
20は、織機本体10の前方に設置するに代えて、織機
本体10と分離して設置してもよい。このとき、織機本
体10からの織布Cは、一旦織布ビームに巻き取り、別
工程として加熱処理装置20に仕掛けることができる。
20は、織機本体10の前方に設置するに代えて、織機
本体10と分離して設置してもよい。このとき、織機本
体10からの織布Cは、一旦織布ビームに巻き取り、別
工程として加熱処理装置20に仕掛けることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、溶融樹脂を介して経糸、緯糸の各交点
が熱融着されているから、有害な目ずれを完全に防止す
ることができる上、粗い平織組織に製織されている経
糸、緯糸は、過大に屈曲することがなく、普通の織機と
原理的に同等な織機を使用して効率よく生産することが
できるという優れた効果がある。
1発明によれば、溶融樹脂を介して経糸、緯糸の各交点
が熱融着されているから、有害な目ずれを完全に防止す
ることができる上、粗い平織組織に製織されている経
糸、緯糸は、過大に屈曲することがなく、普通の織機と
原理的に同等な織機を使用して効率よく生産することが
できるという優れた効果がある。
【0038】第2発明によれば、製織後に全体を加熱処
理し、経糸、緯糸の一方または双方に添加する添加糸を
溶融させて経糸、緯糸の各交点を熱融着させることがで
きるから、第1発明に係る炭素繊維織物を効率よく生産
することができ、第3発明によれば、織機本体と加熱処
理装置とを組み合わせることにより、第2発明をそのま
ま実施することができる。
理し、経糸、緯糸の一方または双方に添加する添加糸を
溶融させて経糸、緯糸の各交点を熱融着させることがで
きるから、第1発明に係る炭素繊維織物を効率よく生産
することができ、第3発明によれば、織機本体と加熱処
理装置とを組み合わせることにより、第2発明をそのま
ま実施することができる。
【図1】 炭素繊維織物の平面図
【図2】 緯糸の拡大斜視図
【図3】 製造装置の概念図
【図4】 他の実施例を示す図3相当図
【図5】 他の実施例を示す緯糸の拡大断面図
【図6】 他の実施例を示す図5相当図
1…経糸 2…緯糸 2a、2a1 、2a2 …添加糸 3…交点 10…織機本体 20…加熱処理装置 21…加熱ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D03D 41/00 D03D 41/00 Z D04H 1/54 D04H 1/54 B D06M 15/00 D06M 15/00
Claims (9)
- 【請求項1】 無撚りのマルチフィラメント炭素繊維か
らなる経糸と緯糸とを粗い平織組織に製織してなり、前
記経糸、緯糸の各交点は、溶融樹脂を介して熱融着する
ことを特徴とする炭素繊維織物。 - 【請求項2】 無撚りのマルチフィラメント炭素繊維か
らなる経糸と緯糸とを粗い平織組織に製織し、加熱処理
して前記経糸、緯糸の一方または双方に添加する熱融着
性の添加糸を溶融させ、前記経糸、緯糸の各交点を熱融
着することを特徴とする炭素繊維織物の製造方法。 - 【請求項3】 前記添加糸は、前記炭素繊維に対して螺
旋状に巻き付けることを特徴とする請求項2記載の炭素
繊維織物の製造方法。 - 【請求項4】 前記添加糸は、前記炭素繊維に対して平
行に添わせることを特徴とする請求項2記載の炭素繊維
織物の製造方法。 - 【請求項5】 前記添加糸は、前記炭素繊維に対して、
溶融温度が異なる複数本を添加することを特徴とする請
求項2ないし請求項4のいずれか記載の炭素繊維織物の
製造方法。 - 【請求項6】 前記経糸、緯糸は、前記炭素繊維に前記
添加糸を添加した後、糊付処理を施すことを特徴とする
請求項2ないし請求項5のいずれか記載の炭素繊維織物
の製造方法。 - 【請求項7】 無撚りのマルチフィラメント炭素繊維か
らなる経糸と緯糸とを粗い平織組織に製織する織機本体
と、該織機本体からの織布を加熱処理して経糸、緯糸の
一方または双方に添加する熱融着性の添加糸を溶融さ
せ、経糸、緯糸の各交点を熱融着させる加熱処理装置と
を備えてなる炭素繊維織物の製造装置。 - 【請求項8】 前記加熱処理装置は、織布の表面、裏面
に接触して加熱する一対の加熱ローラを備えることを特
徴とする請求項7記載の炭素繊維織物の製造装置。 - 【請求項9】 前記加熱ローラは、織布を挟み込む押圧
ローラを形成することを特徴とする請求項8記載の炭素
繊維織物の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7111935A JPH08302537A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 炭素繊維織物と、その製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7111935A JPH08302537A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 炭素繊維織物と、その製造方法および製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08302537A true JPH08302537A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14573830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7111935A Pending JPH08302537A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 炭素繊維織物と、その製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08302537A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11293562A (ja) * | 1998-04-08 | 1999-10-26 | Ichinomiya Orimono:Kk | 炭素繊維糸 |
JP2003096643A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Ichinomiya Orimono:Kk | 補強用の繊維構造体と、それを使用する建築物の防水材料、防水工法 |
JP2006070396A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Nakatoshi Sakai | 不織布及びその製造方法 |
JP2012172281A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 二方向性強化繊維織物の製造方法 |
JP2015140503A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-03 | ヘラマンタイトン株式会社 | 織物及びホースカバー |
WO2016181556A1 (ja) * | 2015-05-14 | 2016-11-17 | 槌屋ティスコ 株式会社 | フレキシブルコンテナバッグ |
FR3054842A1 (fr) * | 2016-08-04 | 2018-02-09 | Hexcel Reinforcements | Materiau textile intermediaire sec avec des fils de liaison thermoplastiques, materiau pre-impregne et piece composite comportant un tel materiau, et procedes de fabrication |
CN108252010A (zh) * | 2018-03-07 | 2018-07-06 | 常州市新创智能科技有限公司 | 机织碳纤维单向布用加热展纤定型装置 |
CN111705469A (zh) * | 2020-06-22 | 2020-09-25 | 科纺勒特种纺织品(太仓)有限公司 | 一种碳纤维织物均匀处理方法及设备 |
JP2021524545A (ja) * | 2018-05-16 | 2021-09-13 | リンテック オブ アメリカ インクLintec Of America, Inc. | ナノファイバー布帛 |
-
1995
- 1995-05-10 JP JP7111935A patent/JPH08302537A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11293562A (ja) * | 1998-04-08 | 1999-10-26 | Ichinomiya Orimono:Kk | 炭素繊維糸 |
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JPWO2016181556A1 (ja) * | 2015-05-14 | 2018-03-01 | 槌屋ティスコ株式会社 | フレキシブルコンテナバッグ |
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CN111705469A (zh) * | 2020-06-22 | 2020-09-25 | 科纺勒特种纺织品(太仓)有限公司 | 一种碳纤维织物均匀处理方法及设备 |
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