JPH08299385A - 吸収性シート材料 - Google Patents
吸収性シート材料Info
- Publication number
- JPH08299385A JPH08299385A JP7105236A JP10523695A JPH08299385A JP H08299385 A JPH08299385 A JP H08299385A JP 7105236 A JP7105236 A JP 7105236A JP 10523695 A JP10523695 A JP 10523695A JP H08299385 A JPH08299385 A JP H08299385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet material
- absorbent
- sheet
- superabsorbent polymer
- corrugation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 すばやく尿や体液を吸収し、表面での液戻り
及び液残りを低減させ、ベタツキや漏れが少なく、使用
者が快適に使用できる吸収性シート材料の提供。 【構成】 シート断面が波形で波形の頂点から頂点まで
の距離が3〜50mmの複数の溝状構造に成形した坪量
20〜100g/m2 の第1シート材料の溝状構造内に
高吸収性ポリマーが20〜200g/m2 になるように
充填され、前記高吸収性ポリマーを充填した第1シート
材料の各溝状構造の波形の頂点で坪量20〜100g/
m2の第2シート材料が接着され、さらに第1シート材
料と第2シート材料の少なくとも一方が親水性処理され
た透水性のある熱可塑性乾式不織布のシート材料で構成
されたことを特徴とする吸収性シート材料。
及び液残りを低減させ、ベタツキや漏れが少なく、使用
者が快適に使用できる吸収性シート材料の提供。 【構成】 シート断面が波形で波形の頂点から頂点まで
の距離が3〜50mmの複数の溝状構造に成形した坪量
20〜100g/m2 の第1シート材料の溝状構造内に
高吸収性ポリマーが20〜200g/m2 になるように
充填され、前記高吸収性ポリマーを充填した第1シート
材料の各溝状構造の波形の頂点で坪量20〜100g/
m2の第2シート材料が接着され、さらに第1シート材
料と第2シート材料の少なくとも一方が親水性処理され
た透水性のある熱可塑性乾式不織布のシート材料で構成
されたことを特徴とする吸収性シート材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収性シート材料に関
するもので、使いすておむつ、失禁者用パッド、生理用
ナフキン、ベットシートの主要部分に使用し、使用者に
不必要の水分を吸収したり、また、食品、生け花、皮製
品等の保存性を大にするため、水分の調節を行って、そ
の変動を少なくするための吸収性物品に使用される吸収
性シート材料に関するものである。
するもので、使いすておむつ、失禁者用パッド、生理用
ナフキン、ベットシートの主要部分に使用し、使用者に
不必要の水分を吸収したり、また、食品、生け花、皮製
品等の保存性を大にするため、水分の調節を行って、そ
の変動を少なくするための吸収性物品に使用される吸収
性シート材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の吸収性シート材料の1つである使
いすておむつは、液透過性のトップシ−トと液不透過性
のバックシ−トの間に、綿状パルプ、高吸収性ポリマー
等からなる吸収性シート材料を配置した構成になってお
り、尿や体液は、トップシートを通って吸収性シート材
料に吸収される。この時、吸収性シート材料は、尿や体
液を受け取り、皮膚を逆に再び濡らすことなく保持する
必要があるが、ここで用いられる吸収性シート材料とし
ては、高吸収性ポリマーを綿状パルプ中に分散し全体を
圧縮してシートとするか、または、綿状パルプと綿状パ
ルプの間に高吸収性ポリマーを層状にはさみこんだシー
ト、2枚の吸収紙の間に高吸収性ポリマーをはさみこん
で固定したシート、吸収紙の表面に接着剤で高吸収性ポ
リマーを固着しシートとするなどにより製品内に使用さ
れる。
いすておむつは、液透過性のトップシ−トと液不透過性
のバックシ−トの間に、綿状パルプ、高吸収性ポリマー
等からなる吸収性シート材料を配置した構成になってお
り、尿や体液は、トップシートを通って吸収性シート材
料に吸収される。この時、吸収性シート材料は、尿や体
液を受け取り、皮膚を逆に再び濡らすことなく保持する
必要があるが、ここで用いられる吸収性シート材料とし
ては、高吸収性ポリマーを綿状パルプ中に分散し全体を
圧縮してシートとするか、または、綿状パルプと綿状パ
ルプの間に高吸収性ポリマーを層状にはさみこんだシー
ト、2枚の吸収紙の間に高吸収性ポリマーをはさみこん
で固定したシート、吸収紙の表面に接着剤で高吸収性ポ
リマーを固着しシートとするなどにより製品内に使用さ
れる。
【0003】しかし、従来の製品では、尿や体液が完全
に吸収されるまでの速度(以下、吸収速度という)が遅
く、吸収体から表面への尿や体液の戻り(以下、ウエッ
トバックという)も悪い。これは、特に乳児の場合に
は、皮膚かぶれの一因ともなっている。また、吸収性シ
ート材料の間で高吸収性ポリマーが移動して、液が十分
吸収されず漏れてしまったり、高吸収性ポリマーが外部
に漏れるなど、使用者に不快感を与える。
に吸収されるまでの速度(以下、吸収速度という)が遅
く、吸収体から表面への尿や体液の戻り(以下、ウエッ
トバックという)も悪い。これは、特に乳児の場合に
は、皮膚かぶれの一因ともなっている。また、吸収性シ
ート材料の間で高吸収性ポリマーが移動して、液が十分
吸収されず漏れてしまったり、高吸収性ポリマーが外部
に漏れるなど、使用者に不快感を与える。
【0004】これらの問題点を解決するためにさまざま
なものが提案されてきた。例えば、吸収速度について
は、上面液透過性のトップシートをできるだけ親水化す
る、薄くする、あるいは細孔を施すなどにより、また上
部綿状パルプの密度をできるだけ下げ0.08〜0.1
g/cm3 に調整するか、あるいは綿状パルプの表面の
性質をできるだけ親水性とすることが知られている。ウ
エットバックを少なくするためには、多孔性液透過性シ
ートをできるだけ疎水化したり、ある程度の厚みをもた
せるなどし、さらに綿状パルプの層中での液の拡散を速
める工夫により実施されており、具体的にはフラッフパ
ルプ間に有孔仕切層を配置することなどが提案されてい
る(特開昭61ー186505号公報)。上記の性質に
関する提案についてはそのほかに有孔構造体を上面シー
トと裏面シートの間に配置する(特開昭60ー2534
47号公報)、上部綿状パルプの密度を0.03〜0.
07g/cm3 にまで下げる(特開昭56ー85401
号公報)、一対の熱可塑性湿式不織布の間に高吸収性ポ
リマーを有して熱圧着して構成した吸収性シート材料
(特開昭63ー139741号公報)などが挙げられる
が、これらの最大の欠点は、前記要素のうち、特に吸収
能力の低下、高吸収性ポリマーが外部に漏れる、実用
上、接触している所が汚れるという現象が観察される。
なものが提案されてきた。例えば、吸収速度について
は、上面液透過性のトップシートをできるだけ親水化す
る、薄くする、あるいは細孔を施すなどにより、また上
部綿状パルプの密度をできるだけ下げ0.08〜0.1
g/cm3 に調整するか、あるいは綿状パルプの表面の
性質をできるだけ親水性とすることが知られている。ウ
エットバックを少なくするためには、多孔性液透過性シ
ートをできるだけ疎水化したり、ある程度の厚みをもた
せるなどし、さらに綿状パルプの層中での液の拡散を速
める工夫により実施されており、具体的にはフラッフパ
ルプ間に有孔仕切層を配置することなどが提案されてい
る(特開昭61ー186505号公報)。上記の性質に
関する提案についてはそのほかに有孔構造体を上面シー
トと裏面シートの間に配置する(特開昭60ー2534
47号公報)、上部綿状パルプの密度を0.03〜0.
07g/cm3 にまで下げる(特開昭56ー85401
号公報)、一対の熱可塑性湿式不織布の間に高吸収性ポ
リマーを有して熱圧着して構成した吸収性シート材料
(特開昭63ー139741号公報)などが挙げられる
が、これらの最大の欠点は、前記要素のうち、特に吸収
能力の低下、高吸収性ポリマーが外部に漏れる、実用
上、接触している所が汚れるという現象が観察される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記に示した従来の使
いすておむつにおいては、尿や体液を吸収性シート材料
へ吸収させるための吸収速度、吸収量が小さく、使用中
に高吸収性ポリマーが外部に漏れるという問題点があっ
た。
いすておむつにおいては、尿や体液を吸収性シート材料
へ吸収させるための吸収速度、吸収量が小さく、使用中
に高吸収性ポリマーが外部に漏れるという問題点があっ
た。
【0006】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決しようとするものである。すなわち、尿や体液の吸収
性および拡散性に優れ、高吸収性ポリマーが外部に漏れ
ることなく、また、カットシートとして使用可能であ
り、そして簡単なインラインで製造可能な吸収性シート
材料を提供することにある。
決しようとするものである。すなわち、尿や体液の吸収
性および拡散性に優れ、高吸収性ポリマーが外部に漏れ
ることなく、また、カットシートとして使用可能であ
り、そして簡単なインラインで製造可能な吸収性シート
材料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の吸収性シート材
料は、シート断面が波形で波形の頂点から頂点までの距
離が3〜50mmの複数の溝状構造に成形した坪量20
〜100g/m2 の第1シート材料の溝状構造内に高吸
収性ポリマーが20〜200g/m2 になるように充填
され、前記高吸収性ポリマーを充填した第1シート材料
の各溝状構造の波形の頂点で坪量20〜100g/m2
の第2シート材料が接着され、さらに第1シート材料と
第2シート材料の少なくとも一方が親水性処理された透
水性のある熱可塑性乾式不織布のシート材料で構成され
たことを特徴とする吸収性シート材料に存する。
料は、シート断面が波形で波形の頂点から頂点までの距
離が3〜50mmの複数の溝状構造に成形した坪量20
〜100g/m2 の第1シート材料の溝状構造内に高吸
収性ポリマーが20〜200g/m2 になるように充填
され、前記高吸収性ポリマーを充填した第1シート材料
の各溝状構造の波形の頂点で坪量20〜100g/m2
の第2シート材料が接着され、さらに第1シート材料と
第2シート材料の少なくとも一方が親水性処理された透
水性のある熱可塑性乾式不織布のシート材料で構成され
たことを特徴とする吸収性シート材料に存する。
【0008】本発明は、熱可塑性乾式不織布の第1シー
ト材料と第2シート材料の間に高吸収性ポリマーを封じ
込めているので、従来の綿状パルプ中に高吸収性ポリマ
ーを保持する場合よりも、高密度で多量の高吸収性ポリ
マーを熱可塑性乾式不織布のシート材料の間に入れるこ
とができ、吸収性シート材料の吸収能力を高めることが
できる。また、親水性の乾式不織布を使用することで、
水分浸透拡散に優れ、多量の水分に対しても、本発明の
吸収性シート材料は、波形に成形しているので、水分拡
散能力が低下せず、広い面積の高吸収性ポリマー対して
尿や体液を拡散させることができ、この点でも吸収性能
が著しく向上する。吸収性シート材料の波形に成形して
いる第1シート材料は、使用目的に応じて上面または下
面にすることができる。
ト材料と第2シート材料の間に高吸収性ポリマーを封じ
込めているので、従来の綿状パルプ中に高吸収性ポリマ
ーを保持する場合よりも、高密度で多量の高吸収性ポリ
マーを熱可塑性乾式不織布のシート材料の間に入れるこ
とができ、吸収性シート材料の吸収能力を高めることが
できる。また、親水性の乾式不織布を使用することで、
水分浸透拡散に優れ、多量の水分に対しても、本発明の
吸収性シート材料は、波形に成形しているので、水分拡
散能力が低下せず、広い面積の高吸収性ポリマー対して
尿や体液を拡散させることができ、この点でも吸収性能
が著しく向上する。吸収性シート材料の波形に成形して
いる第1シート材料は、使用目的に応じて上面または下
面にすることができる。
【0009】さらに、高吸収性ポリマーが第1シート材
料と第2シート材料の間に封じ込めているので、使用中
に高吸収性ポリマーが外部に漏れることなく、また、こ
の吸収性シート材料を使用する者が任意の場所を断裁
(カット)しても、その高吸収性ポリマーが吸収性シー
ト材料からこぼれ落ちる損はごく限られたものであり、
吸収性シート材料のカット使用が可能となった。さら
に、この吸収性シート材料は、熱圧着で簡単に成形され
るから、その熱圧着の段階で乾燥作用がなされ、特に乾
燥工程を設ける必要がないし、また熱圧着は、使いすて
おむつ、生理用ナフキン、ベットシート用品を製造する
インラインに馴染みやすい加熱ローラーによって簡単に
実施できるから、この吸収性シート材料の製造工程を使
いすておむつ、生理用ナフキン、ベットシート用品を製
造するラインに一連に組み込んで、全体をインラインで
実施できるメリットもある。
料と第2シート材料の間に封じ込めているので、使用中
に高吸収性ポリマーが外部に漏れることなく、また、こ
の吸収性シート材料を使用する者が任意の場所を断裁
(カット)しても、その高吸収性ポリマーが吸収性シー
ト材料からこぼれ落ちる損はごく限られたものであり、
吸収性シート材料のカット使用が可能となった。さら
に、この吸収性シート材料は、熱圧着で簡単に成形され
るから、その熱圧着の段階で乾燥作用がなされ、特に乾
燥工程を設ける必要がないし、また熱圧着は、使いすて
おむつ、生理用ナフキン、ベットシート用品を製造する
インラインに馴染みやすい加熱ローラーによって簡単に
実施できるから、この吸収性シート材料の製造工程を使
いすておむつ、生理用ナフキン、ベットシート用品を製
造するラインに一連に組み込んで、全体をインラインで
実施できるメリットもある。
【0010】以下、図面により、本発明の吸収性シート
材料を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。本発明の吸収性シート材料は、図1に示
すように、シート断面が波形で複数の溝状構造に成形し
た第1シート材料1の溝状構造内に高吸収性ポリマー3
が充填され、前記高吸収性ポリマー3を充填した第1シ
ート材料1の各溝状構造の波形の頂点4で第2シート材
料2が接着され、さらに第1シート材料1と第2シート
材料2の少なくとも一方が親水性処理された透水性のあ
る熱可塑性乾式不織布のシート材料からなる。
材料を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。本発明の吸収性シート材料は、図1に示
すように、シート断面が波形で複数の溝状構造に成形し
た第1シート材料1の溝状構造内に高吸収性ポリマー3
が充填され、前記高吸収性ポリマー3を充填した第1シ
ート材料1の各溝状構造の波形の頂点4で第2シート材
料2が接着され、さらに第1シート材料1と第2シート
材料2の少なくとも一方が親水性処理された透水性のあ
る熱可塑性乾式不織布のシート材料からなる。
【0011】吸収性シート材料の第1シート材料に使用
される繊維としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリエステル、または、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等で
も良く、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエ
ステル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン
の複合繊維が強度の面から好ましい。これを熱溶解して
繊維化した後に適度な密度で積層させた乾式不織布によ
り構成されており、親水性を有する。これらの繊維およ
び複合繊維の親水性処理方法としては、繊維および複合
繊維に親水化剤をスプレーで塗布したり、製造した乾式
不織布にスプレー塗布、泡塗工、含浸などによって処理
する方法がある。
される繊維としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリエステル、または、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等で
も良く、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエ
ステル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン
の複合繊維が強度の面から好ましい。これを熱溶解して
繊維化した後に適度な密度で積層させた乾式不織布によ
り構成されており、親水性を有する。これらの繊維およ
び複合繊維の親水性処理方法としては、繊維および複合
繊維に親水化剤をスプレーで塗布したり、製造した乾式
不織布にスプレー塗布、泡塗工、含浸などによって処理
する方法がある。
【0012】吸収性シート材料の第2シート材料は、第
1シート材料と同じ繊維を使用して熱可塑性乾式不織布
を構成しているが、第2シート材料の一方表面に薄い樹
脂層を密着させたフィルムを用いてもよい。なお、第2
シート材料に親水性をもたせない場合には、例えば、プ
ラスチックフィルムや薄い金属板などで構成してもよ
い。この第2シート材料を第1シート材料に接着するに
は、第1シート材料の各溝状構造の各波形の頂点を第2
シート材料に加熱(以下、ヒートシールという)して第
1シート材料と第2シート材料を溶着し、これにより各
溝状を塞ぎ、高吸収性ポリマーが外部に漏れないように
している。または、第1シート材料の各溝状構造の各波
形の頂点を第2シート材料の樹脂層に圧接するとともに
ヒートシールして第1シート材料と第2シート材料とを
樹脂層により溶着し、これにより各溝状を塞ぎ、高吸収
性ポリマーが外部に漏れないようにしている。
1シート材料と同じ繊維を使用して熱可塑性乾式不織布
を構成しているが、第2シート材料の一方表面に薄い樹
脂層を密着させたフィルムを用いてもよい。なお、第2
シート材料に親水性をもたせない場合には、例えば、プ
ラスチックフィルムや薄い金属板などで構成してもよ
い。この第2シート材料を第1シート材料に接着するに
は、第1シート材料の各溝状構造の各波形の頂点を第2
シート材料に加熱(以下、ヒートシールという)して第
1シート材料と第2シート材料を溶着し、これにより各
溝状を塞ぎ、高吸収性ポリマーが外部に漏れないように
している。または、第1シート材料の各溝状構造の各波
形の頂点を第2シート材料の樹脂層に圧接するとともに
ヒートシールして第1シート材料と第2シート材料とを
樹脂層により溶着し、これにより各溝状を塞ぎ、高吸収
性ポリマーが外部に漏れないようにしている。
【0013】そして、吸収性シート材料の各溝状をヒー
トシールによって仕切ってあるのは、各溝状ごとに尿や
体液を吸収拡散させるようにするためである。例えば、
吸収性シート材料を各溝状が横方向へ長くなるように各
溝状で横切りして使用する場合には、縦方向端部からの
液の漏れ防止に効果がある。また、各溝状が縦方向へ長
くなるように各溝状で縦仕切りして使用する場合には、
横方向端部からの尿や体液の漏れ防止に効果がある。吸
収性シート材料の中央部に横方向へ長くなるように横仕
切りし、かつ吸収性シート材料の両側部に縦方向へ長く
なるように各溝状で縦仕切りして、使用する場合でも前
記効果を併有する。
トシールによって仕切ってあるのは、各溝状ごとに尿や
体液を吸収拡散させるようにするためである。例えば、
吸収性シート材料を各溝状が横方向へ長くなるように各
溝状で横切りして使用する場合には、縦方向端部からの
液の漏れ防止に効果がある。また、各溝状が縦方向へ長
くなるように各溝状で縦仕切りして使用する場合には、
横方向端部からの尿や体液の漏れ防止に効果がある。吸
収性シート材料の中央部に横方向へ長くなるように横仕
切りし、かつ吸収性シート材料の両側部に縦方向へ長く
なるように各溝状で縦仕切りして、使用する場合でも前
記効果を併有する。
【0014】なお、各溝状に直交する方向に適度な間隔
でヒートシールを行うことにより区画部を成形し、各溝
状を適度な長さに区画してもよい。このように、各溝状
を適度な長さに区画すると、吸収性シート材料を所望の
長さで切断した場合に、両端に位置する各溝状中の高吸
収性ポリマーが漏れ出ても、他の溝状は区画されている
ので内部の高吸収性ポリマーが漏れ出ない。従って、高
吸収性ポリマーの損失するおそれがない。
でヒートシールを行うことにより区画部を成形し、各溝
状を適度な長さに区画してもよい。このように、各溝状
を適度な長さに区画すると、吸収性シート材料を所望の
長さで切断した場合に、両端に位置する各溝状中の高吸
収性ポリマーが漏れ出ても、他の溝状は区画されている
ので内部の高吸収性ポリマーが漏れ出ない。従って、高
吸収性ポリマーの損失するおそれがない。
【0015】吸収性シート材料の製造方法として、シー
ト断面が波形で成形した第1シート材料をガイドロール
に沿って移送しながら、高吸収性ポリマー散布器より高
吸収性ポリマーを第1シート材料上に均一に散布する。
第1シート材料の高吸収性ポリマーの不存在区域に相当
する区域を山状にし、かつ高吸収性ポリマーの存在区域
に相当する区域を谷状とし、そこへ第1シート材料上に
均一に高吸収性ポリマーを散布すれば山状の部分では高
吸収性ポリマーが谷状の区域にすべり落ち、高吸収性ポ
リマーの不存在区域及び存在区域を形成することができ
る。また、高吸収性ポリマーは水蒸気の付与により粘着
性を有することが多く、この粘着性を利用すれば積層物
の一体化にすることもできる。その後、第2シート材料
がその上に積層される。または、第2シート材料を積層
する前に薄い樹脂フィルムを積層してもよい。これらの
積層物を加熱ローラーで第1シート材料の波形の頂点と
第2シート材料を約150℃でヒートシールする。さら
に、各溝状に直交する方向に使用目的に応じて適度な間
隔で約150℃でヒートシールして、各溝状を仕切り
し、吸収性シート材料を成形する。第1シート材料の波
形の頂点と頂点との距離は、使用目的によって適宜に決
定すればよい。また、第1シート材料の波形の底部と頂
点との高さは、高吸収性ポリマーの充填量によって適宜
に決定すればよい。
ト断面が波形で成形した第1シート材料をガイドロール
に沿って移送しながら、高吸収性ポリマー散布器より高
吸収性ポリマーを第1シート材料上に均一に散布する。
第1シート材料の高吸収性ポリマーの不存在区域に相当
する区域を山状にし、かつ高吸収性ポリマーの存在区域
に相当する区域を谷状とし、そこへ第1シート材料上に
均一に高吸収性ポリマーを散布すれば山状の部分では高
吸収性ポリマーが谷状の区域にすべり落ち、高吸収性ポ
リマーの不存在区域及び存在区域を形成することができ
る。また、高吸収性ポリマーは水蒸気の付与により粘着
性を有することが多く、この粘着性を利用すれば積層物
の一体化にすることもできる。その後、第2シート材料
がその上に積層される。または、第2シート材料を積層
する前に薄い樹脂フィルムを積層してもよい。これらの
積層物を加熱ローラーで第1シート材料の波形の頂点と
第2シート材料を約150℃でヒートシールする。さら
に、各溝状に直交する方向に使用目的に応じて適度な間
隔で約150℃でヒートシールして、各溝状を仕切り
し、吸収性シート材料を成形する。第1シート材料の波
形の頂点と頂点との距離は、使用目的によって適宜に決
定すればよい。また、第1シート材料の波形の底部と頂
点との高さは、高吸収性ポリマーの充填量によって適宜
に決定すればよい。
【0016】吸収性シート材料の第1シート材料と第2
シート材料の坪量としては、20〜100g/m2 で好
ましくは30〜60g/m2 が最もよい。第1シート材
料、第2シート材料の坪量が100g/m2 を越える
と、尿、体液や水分がすばやく吸収できなく、吸収速度
に効果が見られないため適当ではない。また、20g/
m2 未満では、第1シート材料と第2シート材料をヒー
トシールする際に、熱可塑性乾式不織布が溶け、切断す
ることがあり、製造上好ましくない。
シート材料の坪量としては、20〜100g/m2 で好
ましくは30〜60g/m2 が最もよい。第1シート材
料、第2シート材料の坪量が100g/m2 を越える
と、尿、体液や水分がすばやく吸収できなく、吸収速度
に効果が見られないため適当ではない。また、20g/
m2 未満では、第1シート材料と第2シート材料をヒー
トシールする際に、熱可塑性乾式不織布が溶け、切断す
ることがあり、製造上好ましくない。
【0017】吸収性シート材料の第1シート材料の波形
の頂点から頂点までの距離としては、3〜50mmで好
ましくは、5〜30mmが最もよい。波形の頂点から頂
点までの距離が50mmを越えると、充填された高吸収
性ポリマーが溝状中を移動し、高吸収性ポリマーが存在
区域と、不存在区域ができ、均一に吸収することができ
ず、吸収性能に効果が見られないため適当ではない。ま
た、3mm未満では、第1シート材料の各溝状に高吸収
性ポリマーが均一に充填することができず、吸収性能に
効果が見られなく、さらに、製造上好ましくない。ま
た、吸収性シート材料の第1シート材料の波形の底部か
ら頂点までの高さとしては、3〜50mmで好ましく
は、5〜30mmが最もよい。波形の底部から頂点まで
の高さが50mmを越えると、充填された高吸収性ポリ
マーが溝状中を移動し、高吸収性ポリマーが存在区域
と、不存在区域ができ、均一に吸収することができず、
吸収性能に効果が見られないため適当ではない。また、
3mm未満では、第1シート材料の各溝状に高吸収性ポ
リマーが均一に充填することができず、吸収性能に効果
が見られなく、さらに、製造上好ましくない。
の頂点から頂点までの距離としては、3〜50mmで好
ましくは、5〜30mmが最もよい。波形の頂点から頂
点までの距離が50mmを越えると、充填された高吸収
性ポリマーが溝状中を移動し、高吸収性ポリマーが存在
区域と、不存在区域ができ、均一に吸収することができ
ず、吸収性能に効果が見られないため適当ではない。ま
た、3mm未満では、第1シート材料の各溝状に高吸収
性ポリマーが均一に充填することができず、吸収性能に
効果が見られなく、さらに、製造上好ましくない。ま
た、吸収性シート材料の第1シート材料の波形の底部か
ら頂点までの高さとしては、3〜50mmで好ましく
は、5〜30mmが最もよい。波形の底部から頂点まで
の高さが50mmを越えると、充填された高吸収性ポリ
マーが溝状中を移動し、高吸収性ポリマーが存在区域
と、不存在区域ができ、均一に吸収することができず、
吸収性能に効果が見られないため適当ではない。また、
3mm未満では、第1シート材料の各溝状に高吸収性ポ
リマーが均一に充填することができず、吸収性能に効果
が見られなく、さらに、製造上好ましくない。
【0018】高吸収性ポリマーの充填量としては、20
〜200g/m2 で、好ましくは30〜150g/m2
が最もよい。200g/m2 を越えると高吸収性ポリマ
ーが十分に吸収することができずに吸収量を低下した
り、高吸収性ポリマーが十分に吸収してもヒートシール
された所が剥がれ、高吸収性ポリマーが外部に漏れるこ
とになる。また、20g/m2 未満では、高吸収性ポリ
マーが均一に分布させることができず、吸収量を低下す
ることになる。
〜200g/m2 で、好ましくは30〜150g/m2
が最もよい。200g/m2 を越えると高吸収性ポリマ
ーが十分に吸収することができずに吸収量を低下した
り、高吸収性ポリマーが十分に吸収してもヒートシール
された所が剥がれ、高吸収性ポリマーが外部に漏れるこ
とになる。また、20g/m2 未満では、高吸収性ポリ
マーが均一に分布させることができず、吸収量を低下す
ることになる。
【0019】高吸収性ポリマーとしては、デンプン系、
セルロース系、合成ポリマー系が挙げられる。すなわ
ち、デンプンーアクリル酸(塩)グラフト共重合体、デ
ンプンーアクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化
物、デンプンーメタクル酸メチルグラフト共重合体のケ
ン化物、デンプンーアクリロニトリルグラフト共重合体
のケン化物、デンプンーアクリルアミドグラフト共重合
体のケン化物、デンプンーアクリロニトリルー2ーアク
リルアミドー2ーメチルプロパンスルホン酸グラフト共
重合体のケン化物、アクリル酸(塩)重合体、アクリル
酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカル
ボキシメチルセルローズの架橋物、ポリビニールアルコ
ールー無水マレイン酸反応物の架橋物などである。自重
の20倍以上の尿、体液及び水を吸収するもので、ポリ
アクリル酸ナトリウム系のものが吸収性能の点から最も
適当である。
セルロース系、合成ポリマー系が挙げられる。すなわ
ち、デンプンーアクリル酸(塩)グラフト共重合体、デ
ンプンーアクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化
物、デンプンーメタクル酸メチルグラフト共重合体のケ
ン化物、デンプンーアクリロニトリルグラフト共重合体
のケン化物、デンプンーアクリルアミドグラフト共重合
体のケン化物、デンプンーアクリロニトリルー2ーアク
リルアミドー2ーメチルプロパンスルホン酸グラフト共
重合体のケン化物、アクリル酸(塩)重合体、アクリル
酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカル
ボキシメチルセルローズの架橋物、ポリビニールアルコ
ールー無水マレイン酸反応物の架橋物などである。自重
の20倍以上の尿、体液及び水を吸収するもので、ポリ
アクリル酸ナトリウム系のものが吸収性能の点から最も
適当である。
【0020】次に、本発明に係わる吸収性シート材料を
使いすておむつに使用した場合について詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。図2お
よび図3に示すように、液透過性のトップシ−ト5と液
不透過性のバックシ−ト7の間に吸収性シート材料6を
含む吸収体10を有する。
使いすておむつに使用した場合について詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。図2お
よび図3に示すように、液透過性のトップシ−ト5と液
不透過性のバックシ−ト7の間に吸収性シート材料6を
含む吸収体10を有する。
【0021】トップシートとしては、坪量10〜100
g/m2 、好ましくは20〜40g/m2 で、構成繊維
の繊維径が6デニール以下の親水性繊維である。液透過
性の不織布、織布等が用いられる。さらに、詳しくは、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、また
は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
2成分以上からなる複合繊維等でも良く、特には、ポリ
エステル/ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレ
ン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の
面から好ましい。特に制限をうけるものではない。トッ
プシートの坪量が100g/m2 を越えると、尿や体液
がトップシートに保持してしまい、トップシートの表面
を手で触れるとかなり湿っていて、使用者に不快感を与
え、好ましくない。また、6デニールより大きな繊維を
用いると、使用者の触れる表面の肌触りが悪くなる。ま
た、トップシートの坪量が10g/m2 未満になると、
均一なシートに製造できないので適当ではない。
g/m2 、好ましくは20〜40g/m2 で、構成繊維
の繊維径が6デニール以下の親水性繊維である。液透過
性の不織布、織布等が用いられる。さらに、詳しくは、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、また
は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
2成分以上からなる複合繊維等でも良く、特には、ポリ
エステル/ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレ
ン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の
面から好ましい。特に制限をうけるものではない。トッ
プシートの坪量が100g/m2 を越えると、尿や体液
がトップシートに保持してしまい、トップシートの表面
を手で触れるとかなり湿っていて、使用者に不快感を与
え、好ましくない。また、6デニールより大きな繊維を
用いると、使用者の触れる表面の肌触りが悪くなる。ま
た、トップシートの坪量が10g/m2 未満になると、
均一なシートに製造できないので適当ではない。
【0022】バックシ−トとしては、ポリエチレン等の
液不透過性フィルム、液不透過性のフィルムに不織布、
織布等を貼り合わせている素材等からなる。吸収体とし
ては、使用目的、使用方法に応じて、図3に示すよう
に、綿状パルプと綿状パルプの間に吸収性シート材料を
設置し、ティシュなどで全体を包むもの、また、吸収性
シート材料の上層下層の少なくとも一方に綿状パルプを
設置したり、綿状パルプのかわりに乾式不織布、湿式不
織布、吸収紙等に置き換えて吸収体を設置してもよい。
液不透過性フィルム、液不透過性のフィルムに不織布、
織布等を貼り合わせている素材等からなる。吸収体とし
ては、使用目的、使用方法に応じて、図3に示すよう
に、綿状パルプと綿状パルプの間に吸収性シート材料を
設置し、ティシュなどで全体を包むもの、また、吸収性
シート材料の上層下層の少なくとも一方に綿状パルプを
設置したり、綿状パルプのかわりに乾式不織布、湿式不
織布、吸収紙等に置き換えて吸収体を設置してもよい。
【0023】吸収体に使用される綿状パルプとしては、
化学パルプシートもしくは、機械パルプシートを粉砕機
で解繊することにより得られる繊維長5mm以下のもの
である。パルプ原料としては、針葉樹に限らず、広葉
樹、わら、竹およびケフナも適用される。この綿状パル
プの使用量は、目的により、例えば、単独で用いるか、
複数積層して用いるか、他の不織布を併用するかなどに
より異なるが、一般的には、50〜500g/m2 であ
る。
化学パルプシートもしくは、機械パルプシートを粉砕機
で解繊することにより得られる繊維長5mm以下のもの
である。パルプ原料としては、針葉樹に限らず、広葉
樹、わら、竹およびケフナも適用される。この綿状パル
プの使用量は、目的により、例えば、単独で用いるか、
複数積層して用いるか、他の不織布を併用するかなどに
より異なるが、一般的には、50〜500g/m2 であ
る。
【0024】また、前記綿状パルプが使用中に崩れなく
するため、熱融着性物質を混合してもかまわない。熱融
着性物質としては、綿状パルプと混合することを考える
と繊維状のものが好ましい。更に詳しくは、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリビニリデン、
アクリル樹脂、ナイロン樹脂等があげられる。または、
ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の2成
分以上からなる複合繊維等でも良く、特には、ポリエス
テル/ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレン、ポ
リプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の面から
好ましい。繊維径は1〜5デニール程度が好ましく、繊
維長は3〜30mmのものが、綿状パルプと混合するの
に好適であるが、特に制限をうけるものではない。これ
らマット層を一定以上の圧力以上で熱圧着することによ
って、熱融着性物質による骨格構造を形成し、湿潤時に
おいてもマット層自体の強度を持つことが可能となる。
熱圧着の方法は、熱プレスロール、熱風乾燥機、マイク
ロ波加熱機、赤外線ヒーター等、特に限られていない
が、マット層に均一に熱が伝わり、熱融着性物質が融け
て骨格構造が形成することが出来れば良い。
するため、熱融着性物質を混合してもかまわない。熱融
着性物質としては、綿状パルプと混合することを考える
と繊維状のものが好ましい。更に詳しくは、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリビニリデン、
アクリル樹脂、ナイロン樹脂等があげられる。または、
ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の2成
分以上からなる複合繊維等でも良く、特には、ポリエス
テル/ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレン、ポ
リプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の面から
好ましい。繊維径は1〜5デニール程度が好ましく、繊
維長は3〜30mmのものが、綿状パルプと混合するの
に好適であるが、特に制限をうけるものではない。これ
らマット層を一定以上の圧力以上で熱圧着することによ
って、熱融着性物質による骨格構造を形成し、湿潤時に
おいてもマット層自体の強度を持つことが可能となる。
熱圧着の方法は、熱プレスロール、熱風乾燥機、マイク
ロ波加熱機、赤外線ヒーター等、特に限られていない
が、マット層に均一に熱が伝わり、熱融着性物質が融け
て骨格構造が形成することが出来れば良い。
【0025】吸収体に使用される乾式不織布としては、
構成繊維の繊維径が6デニール以下の親水性繊維であ
る。この繊維は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
エステル、または、ポリエステル、ポリプロピレン、ポ
リエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等でも良
く、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエステ
ル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複
合繊維が強度の面から好ましい。これを熱溶解して繊維
化した後に適度な密度で積層させた乾式不織布により構
成される。
構成繊維の繊維径が6デニール以下の親水性繊維であ
る。この繊維は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
エステル、または、ポリエステル、ポリプロピレン、ポ
リエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等でも良
く、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエステ
ル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複
合繊維が強度の面から好ましい。これを熱溶解して繊維
化した後に適度な密度で積層させた乾式不織布により構
成される。
【0026】吸収体に使用される湿式不織布としては、
綿状パルプと、熱可塑性および接着性を有するアクリル
系樹脂繊維とを原料として、ティシュペーパー状に成形
したものなどがある。
綿状パルプと、熱可塑性および接着性を有するアクリル
系樹脂繊維とを原料として、ティシュペーパー状に成形
したものなどがある。
【0027】吸収体に使用される吸収紙としては、ティ
シュペーパーような親水性シートである。
シュペーパーような親水性シートである。
【0028】吸収体の圧縮方法として、周面が平滑なロ
ールなどにより、吸収体の密度が全体にわたり実質的に
均等になるように連続する面状であってもよいし、周面
が凹凸状であるロールなどにより、吸収体の密度が部分
的に異なり、尿や体液を縦方向及び斜め方向に導く模様
配列のエンボスであってもよい。エンボスの場合、圧縮
部、非圧縮部は、連続、非連続のいずれであってもよ
い。
ールなどにより、吸収体の密度が全体にわたり実質的に
均等になるように連続する面状であってもよいし、周面
が凹凸状であるロールなどにより、吸収体の密度が部分
的に異なり、尿や体液を縦方向及び斜め方向に導く模様
配列のエンボスであってもよい。エンボスの場合、圧縮
部、非圧縮部は、連続、非連続のいずれであってもよ
い。
【0029】使いすておむつでは、液透過性のトップシ
ート、吸収性シート材料を含む吸収体、液不透過性のバ
ックシート等は、ホットメルト接着などによる接着が全
面もしくは部分的になされており、また、接着剤とし
て、澱粉系またはCMC(カルボキシメチルセルロー
ス)などの水溶性の糊又は、流動性の高い接着剤でもよ
い。
ート、吸収性シート材料を含む吸収体、液不透過性のバ
ックシート等は、ホットメルト接着などによる接着が全
面もしくは部分的になされており、また、接着剤とし
て、澱粉系またはCMC(カルボキシメチルセルロー
ス)などの水溶性の糊又は、流動性の高い接着剤でもよ
い。
【0030】使いすておむつの構成としては、綿状パル
プと綿状パルプの間に吸収性シート材料を設置し、ティ
シュなどで全体を包んだ吸収体を、液透過性のトップシ
−トと液不透過性のバックシ−トの間に配置するもの。
前記綿状パルプの替わりにティシュ、吸収紙、親水性不
織布などに置き換えてもよい。また、吸収体に綿状パル
プとティシュなどを使用しないで吸収シート材のみを液
透過性のトップシ−トと液不透過性のバックシ−トの間
に配置したり、吸収性シート材料の第2シート材料にポ
リエステルフィルムにして不透過性のバックシートの代
替えにする方法があるが、特に限定するものではない。
プと綿状パルプの間に吸収性シート材料を設置し、ティ
シュなどで全体を包んだ吸収体を、液透過性のトップシ
−トと液不透過性のバックシ−トの間に配置するもの。
前記綿状パルプの替わりにティシュ、吸収紙、親水性不
織布などに置き換えてもよい。また、吸収体に綿状パル
プとティシュなどを使用しないで吸収シート材のみを液
透過性のトップシ−トと液不透過性のバックシ−トの間
に配置したり、吸収性シート材料の第2シート材料にポ
リエステルフィルムにして不透過性のバックシートの代
替えにする方法があるが、特に限定するものではない。
【0031】液透過性のトップシ−トと液不透過性のバ
ックシ−トの間に吸収性シート材料を有する使いすてお
むつにおいて、トップシートにおける尿や体液などが、
いち早く吸収され、続いて、吸収性シート材料の第1シ
ート材料が直ちに拡散されて高吸収性ポリマーに至る。
したがって、トップシートに尿や体液などが停滞するこ
とがなく、該トップシートのドライタッチ性が著しく向
上する。
ックシ−トの間に吸収性シート材料を有する使いすてお
むつにおいて、トップシートにおける尿や体液などが、
いち早く吸収され、続いて、吸収性シート材料の第1シ
ート材料が直ちに拡散されて高吸収性ポリマーに至る。
したがって、トップシートに尿や体液などが停滞するこ
とがなく、該トップシートのドライタッチ性が著しく向
上する。
【0032】吸収性シート材料の第1シート材料と第2
シート材料の間に高吸収性ポリマーが充填しているた
め、使用者の動きが激しくなっても、高吸収性ポリマー
が外部に漏れ出ない。また、各溝状を適度な長さに区画
すると、吸収性シート材料を所望の長さで切断した場合
に、両端に位置する溝状内な高吸収性ポリマーが漏れ出
ても、他の溝状は区画されているので内部の高吸収性ポ
リマーが漏れ出ない。従って、高吸収性ポリマーの損失
するおそれがない。
シート材料の間に高吸収性ポリマーが充填しているた
め、使用者の動きが激しくなっても、高吸収性ポリマー
が外部に漏れ出ない。また、各溝状を適度な長さに区画
すると、吸収性シート材料を所望の長さで切断した場合
に、両端に位置する溝状内な高吸収性ポリマーが漏れ出
ても、他の溝状は区画されているので内部の高吸収性ポ
リマーが漏れ出ない。従って、高吸収性ポリマーの損失
するおそれがない。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を詳細に説
明する。なお、評価は、吸収速度、ウエットバック、サ
ラット感、吸収量および高吸収性ポリマーの外部漏れに
ついて行った。なお、使いすておむつの大きさは、外部
が30cm×40cm(長さ)、挟み込まれている吸収
体が15cm(一部分は20cm)×35cm(長さ)
である。
明する。なお、評価は、吸収速度、ウエットバック、サ
ラット感、吸収量および高吸収性ポリマーの外部漏れに
ついて行った。なお、使いすておむつの大きさは、外部
が30cm×40cm(長さ)、挟み込まれている吸収
体が15cm(一部分は20cm)×35cm(長さ)
である。
【0034】ここにおける吸収速度とは、人工尿50c
cが使いすておむつに吸収されるまでの時間であり、3
0分ごとに3回くりかえし測定したものである。ウエッ
トバックとは、吸収速度を測定した(50ccを3回吸
収させた)使いすておむつを30分間放置後、使いすて
おむつ中央部に10×10cm角の濾紙を10枚重ね、
更に0.05kg/cm2 の圧力をかけて5分間放置
後、濾紙に移行した液量を測定したものである。サラッ
ト感とは、吸収速度を測定した(50ccを3回吸収さ
せた)後、トップシート表面に手で軽く触れて、その乾
き具合(サラット感)を官能評価で判定した。判定基準
は、下記3段階(○、△、×)に分けた。 サラット感判断基準 ○:乾いている △:湿っている ×:かなり湿っている 吸収量とは、使いすておむつの長手方向の片面を吸収層
との境界部で切断し、傾斜角が45゜の傾斜板上に、切
断部が下方になるようにセットし、使いすておむつの中
央部に10ml/min.の速度で人工尿を滴下し、下
面の切断部から人工尿が漏れ出すまでに使いすておむつ
に吸収した液量で測定した。また、使いすておむつに人
工尿300mlを吸収させ、ダミー人形に装着させて、
脚を100回程ばたつかせた後、吸収体を観察し、高吸
収性ポリマーの外部漏れを官能評価で判定した。判定基
準は、下記3段階(○、△、×)に分けた。 高吸収性ポリマーの外部漏れ判断基準 ○:漏れていない △:少し漏れている ×:かなり漏れている ここで使用した人工尿は次の通りである。 人工尿組成 (重量%) 尿素 1.9% NaCl 0.8% CaCl2 0.1% MgSO4 0.1% 残部は水
cが使いすておむつに吸収されるまでの時間であり、3
0分ごとに3回くりかえし測定したものである。ウエッ
トバックとは、吸収速度を測定した(50ccを3回吸
収させた)使いすておむつを30分間放置後、使いすて
おむつ中央部に10×10cm角の濾紙を10枚重ね、
更に0.05kg/cm2 の圧力をかけて5分間放置
後、濾紙に移行した液量を測定したものである。サラッ
ト感とは、吸収速度を測定した(50ccを3回吸収さ
せた)後、トップシート表面に手で軽く触れて、その乾
き具合(サラット感)を官能評価で判定した。判定基準
は、下記3段階(○、△、×)に分けた。 サラット感判断基準 ○:乾いている △:湿っている ×:かなり湿っている 吸収量とは、使いすておむつの長手方向の片面を吸収層
との境界部で切断し、傾斜角が45゜の傾斜板上に、切
断部が下方になるようにセットし、使いすておむつの中
央部に10ml/min.の速度で人工尿を滴下し、下
面の切断部から人工尿が漏れ出すまでに使いすておむつ
に吸収した液量で測定した。また、使いすておむつに人
工尿300mlを吸収させ、ダミー人形に装着させて、
脚を100回程ばたつかせた後、吸収体を観察し、高吸
収性ポリマーの外部漏れを官能評価で判定した。判定基
準は、下記3段階(○、△、×)に分けた。 高吸収性ポリマーの外部漏れ判断基準 ○:漏れていない △:少し漏れている ×:かなり漏れている ここで使用した人工尿は次の通りである。 人工尿組成 (重量%) 尿素 1.9% NaCl 0.8% CaCl2 0.1% MgSO4 0.1% 残部は水
【0035】上記記載の吸収性シート材料を使用してを
それぞれ組み合わせた実施例1〜7と比較して、比較例
1〜4を使いすておむつについてテストを行なった。
それぞれ組み合わせた実施例1〜7と比較して、比較例
1〜4を使いすておむつについてテストを行なった。
【0036】実施例1 トップシート 親水性繊維として、ポリエステル/ポリエチレンからな
る繊維径2デニール、繊維長51mmの複合繊維を用
い、坪量25.0g/m2のトップシートを得た。 吸収性シート材料 親水性に処理されたポリプロピレンからなる熱可塑性乾
式不織布でシート断面形状が波形で、波形の頂点から頂
点までの距離が5mm、波形の底部から頂点までの高さ
が10mmに成形した坪量30g/m2 の第1シート材
料に、ポリアクリル酸ナトリウムからなる高吸収性ポリ
マーが溝状に70g/m2 充填され、さらに、親水性に
処理されたポリプロピレンからなる熱可塑性乾式不織布
坪量30g/m2 の第2シート材料を、第1シート材料
の各溝状構造の波形の頂点をヒートシールして、各溝状
に直交する方向に30mm間隔でヒートシールした坪量
130g/m2 の吸収性シート材料を得た。 吸収体 綿状パルプ100g/m2 と綿状パルプ100g/m2
の間に第1シート材料が尿や体液が入ってくる方向にな
るよう吸収性シート材料を設置して、ティシュで包み、
プレスロールにて綿状パルプの緊度が0.10g/cm
3 となるように調整した吸収体を得た。次いで、トップ
シ−トとポリエステルからなるバックシ−トの間に吸収
体を有する図3に示す構成の使いすておむつを作製し
た。
る繊維径2デニール、繊維長51mmの複合繊維を用
い、坪量25.0g/m2のトップシートを得た。 吸収性シート材料 親水性に処理されたポリプロピレンからなる熱可塑性乾
式不織布でシート断面形状が波形で、波形の頂点から頂
点までの距離が5mm、波形の底部から頂点までの高さ
が10mmに成形した坪量30g/m2 の第1シート材
料に、ポリアクリル酸ナトリウムからなる高吸収性ポリ
マーが溝状に70g/m2 充填され、さらに、親水性に
処理されたポリプロピレンからなる熱可塑性乾式不織布
坪量30g/m2 の第2シート材料を、第1シート材料
の各溝状構造の波形の頂点をヒートシールして、各溝状
に直交する方向に30mm間隔でヒートシールした坪量
130g/m2 の吸収性シート材料を得た。 吸収体 綿状パルプ100g/m2 と綿状パルプ100g/m2
の間に第1シート材料が尿や体液が入ってくる方向にな
るよう吸収性シート材料を設置して、ティシュで包み、
プレスロールにて綿状パルプの緊度が0.10g/cm
3 となるように調整した吸収体を得た。次いで、トップ
シ−トとポリエステルからなるバックシ−トの間に吸収
体を有する図3に示す構成の使いすておむつを作製し
た。
【0037】実施例2 吸収性シート材料として、シート断面形状を波形の頂点
から頂点までの距離を40mm、波形の底部から頂点ま
での高さが45mmにしたものに置き換えた以外は、実
施例1と同様にして、使いすておむつを作製した。
から頂点までの距離を40mm、波形の底部から頂点ま
での高さが45mmにしたものに置き換えた以外は、実
施例1と同様にして、使いすておむつを作製した。
【0038】実施例3 吸収性シート材料として、第1シート材料と第2シート
材料の坪量を90g/m2 にし、吸収性シート材料坪量
250g/m2 にしたものに置き換えた以外は、実施例
1と同様にして、使いすておむつを作製した。
材料の坪量を90g/m2 にし、吸収性シート材料坪量
250g/m2 にしたものに置き換えた以外は、実施例
1と同様にして、使いすておむつを作製した。
【0039】実施例4 吸収体として、綿状パルプをティシュ100g/m2 に
置き換えた以外は、実施例1と同様にして、使いすてお
むつを作製した。
置き換えた以外は、実施例1と同様にして、使いすてお
むつを作製した。
【0040】実施例5 吸収体として、吸収性シート材料の上に設置した綿状パ
ルプを親水性ポリエステル/ポリエチレンの複合繊維で
繊維径2デニール、繊維長51mmの円形断面繊維を1
00重量%使用して製造した乾式不織布坪量100g/
m2 に置き換えた以外は、実施例1と同様に、使いすて
おむつを作製した。
ルプを親水性ポリエステル/ポリエチレンの複合繊維で
繊維径2デニール、繊維長51mmの円形断面繊維を1
00重量%使用して製造した乾式不織布坪量100g/
m2 に置き換えた以外は、実施例1と同様に、使いすて
おむつを作製した。
【0041】実施例6 実施例1で用いた吸収体として、綿状パルプとティシュ
を使用しないで吸収性シート材料のみ使用し、トップシ
−トとポリエステルからなるバックシ−トの間に吸収性
シート材料を構成により、使いすておむつを作製した。
を使用しないで吸収性シート材料のみ使用し、トップシ
−トとポリエステルからなるバックシ−トの間に吸収性
シート材料を構成により、使いすておむつを作製した。
【0042】実施例7 実施例6で用いた吸収性シート材料の第2シート材料と
して、親水性をもたないプラスチックフィルム坪量30
g/m2 に置き換え以外は、実施例6と同様にして、使
いすておむつを作製した。
して、親水性をもたないプラスチックフィルム坪量30
g/m2 に置き換え以外は、実施例6と同様にして、使
いすておむつを作製した。
【0043】比較例1 実施例1で用いた吸収体として、吸収性シート材料の第
1シート材料と第2シート材料を用いないで綿状パルプ
と綿状パルプの間に高吸収性ポリマーを配置して置き換
えた以外は、実施例1と同様にして、使いすておむつを
作製した。
1シート材料と第2シート材料を用いないで綿状パルプ
と綿状パルプの間に高吸収性ポリマーを配置して置き換
えた以外は、実施例1と同様にして、使いすておむつを
作製した。
【0044】比較例2 実施例1で用いた吸収性シート材料として、第1シート
材料と第2シート材料の坪量を110g/m2 にしたも
のに置き換えた以外は、実施例1と同様にして、使いす
ておむつを作製した。
材料と第2シート材料の坪量を110g/m2 にしたも
のに置き換えた以外は、実施例1と同様にして、使いす
ておむつを作製した。
【0045】比較例3 実施例4で用いた吸収体として、吸収性シート材料の第
1シート材料と第2シート材料を用いないでティシュ1
00g/m2 とティシュ100g/m2 の間に高吸収性
ポリマーを配置して置き換えた以外は、実施例4と同様
にして、使いすておむつを作製した。
1シート材料と第2シート材料を用いないでティシュ1
00g/m2 とティシュ100g/m2 の間に高吸収性
ポリマーを配置して置き換えた以外は、実施例4と同様
にして、使いすておむつを作製した。
【0046】比較例4 実施例5で用いた吸収体として、吸収性シート材料の第
1シート材料と第2シート材料を用いないで乾式不織布
100g/m2 と乾式不織布100g/m2 の間に高吸
収性ポリマーを配置して置き換えた以外は、実施例5と
同様にして、使いすておむつを作製した。
1シート材料と第2シート材料を用いないで乾式不織布
100g/m2 と乾式不織布100g/m2 の間に高吸
収性ポリマーを配置して置き換えた以外は、実施例5と
同様にして、使いすておむつを作製した。
【0047】テスト結果を表1に示す。
【表1】
【0048】表1に示したように、実施例1〜7と比べ
て、比較例1〜4の性能は、かなり悪いものであった。
て、比較例1〜4の性能は、かなり悪いものであった。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の吸収性シ
ート材料を使用することにより、使用者の皮膚に触れる
トップシートにおける尿、体液や水分などが、吸収シー
ト材料の第1シート材料にいち早くスポット吸収されて
早い速度で通り、それが直ちに拡散されて高吸収性ポリ
マーに至る。したがって、トップシートに尿、体液や水
分などが停滞することがなく、トップシートのドライタ
ッチ性が著しく向上する効果を有する。また、各溝状を
適度な長さに区画すると、シート材料を所望の長さで切
断した場合に、両端に位置する溝状内の高吸収性ポリマ
ーが漏れ出ても、他の溝状は区画されているので内部の
高吸収性ポリマーが外部に漏れ出ない効果を有する。
ート材料を使用することにより、使用者の皮膚に触れる
トップシートにおける尿、体液や水分などが、吸収シー
ト材料の第1シート材料にいち早くスポット吸収されて
早い速度で通り、それが直ちに拡散されて高吸収性ポリ
マーに至る。したがって、トップシートに尿、体液や水
分などが停滞することがなく、トップシートのドライタ
ッチ性が著しく向上する効果を有する。また、各溝状を
適度な長さに区画すると、シート材料を所望の長さで切
断した場合に、両端に位置する溝状内の高吸収性ポリマ
ーが漏れ出ても、他の溝状は区画されているので内部の
高吸収性ポリマーが外部に漏れ出ない効果を有する。
図は本発明にかかる吸収性シート材料の実施例を示すも
のである。
のである。
【図1】本発明の吸収性シート材料で一部切り抜き平面
図を示す。
図を示す。
【図2】本発明の使いすておむつで一部切り抜き平面図
を示す。
を示す。
【図3】本発明の使いすておむつの図2のx−x’線断
面図を示す。
面図を示す。
1.第1シート材料 2.第2シート材料 3.高吸収性ポリマー 4.波形の頂点 5.液透過性のトップシート 6.吸収性シート材料 7.液不透過性のバックシート 8.薄い樹脂層のフィルム 9.伸縮性弾性体 10.吸収体 11.親水性シート 12.綿状パルプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 5/02 A61F 13/18 307C
Claims (1)
- 【請求項1】 シート断面が波形で波形の頂点から頂点
までの距離が3〜50mmの複数の溝状構造に成形した
坪量20〜100g/m2 の第1シート材料の溝状構造
内に高吸収性ポリマーが20〜200g/m2 になるよ
うに充填され、前記高吸収性ポリマーを充填した第1シ
ート材料の各溝状構造の波形の頂点で坪量20〜100
g/m2 の第2シート材料が接着され、さらに第1シー
ト材料と第2シート材料の少なくとも一方が親水性処理
された透水性のある熱可塑性乾式不織布のシート材料で
構成されたことを特徴とする吸収性シート材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7105236A JPH08299385A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 吸収性シート材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7105236A JPH08299385A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 吸収性シート材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08299385A true JPH08299385A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14402023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7105236A Pending JPH08299385A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 吸収性シート材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08299385A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1721735A2 (en) | 2001-06-15 | 2006-11-15 | Ole-Bendt Rasmussen | Laminates and methods and apparatus for their manufacture |
WO2013146928A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収体及び吸収性物品 |
JP2013255567A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2017042379A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
KR20210003926A (ko) * | 2018-05-31 | 2021-01-12 | 킴벌리-클라크 월드와이드, 인크. | 액체 취급이 개선된 여성 위생 용품 |
CN113180926A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-07-30 | 广东玛喜儿卫生用品有限公司 | 一种透气高吸收早产儿纸尿裤 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP7105236A patent/JPH08299385A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1721735A2 (en) | 2001-06-15 | 2006-11-15 | Ole-Bendt Rasmussen | Laminates and methods and apparatus for their manufacture |
US7820271B2 (en) * | 2001-06-15 | 2010-10-26 | Ole-Bendt Rasmussen | Laminates of films and methods and apparatus for their manufacture |
US8951376B2 (en) | 2001-06-15 | 2015-02-10 | Ole-Bendt Rasmussen | Method of manufacturing corrugated laminate made of films |
WO2013146928A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収体及び吸収性物品 |
JP2013208406A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Unicharm Corp | 吸収体及び吸収性物品 |
JP2013255567A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2017042379A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
WO2017034016A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
KR20210003926A (ko) * | 2018-05-31 | 2021-01-12 | 킴벌리-클라크 월드와이드, 인크. | 액체 취급이 개선된 여성 위생 용품 |
CN113180926A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-07-30 | 广东玛喜儿卫生用品有限公司 | 一种透气高吸收早产儿纸尿裤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3793228B2 (ja) | 高吸収性材料の層を有する吸収構造体の製造方法 | |
US5728084A (en) | Absorbent article with controlled distribution of liquid | |
US4681577A (en) | Disposable urinary and fecal waste containment product | |
FI100298B (fi) | Vähintään kaksi superabsorbenttia sisältävä imukykyinen tuote | |
RU2244535C2 (ru) | Объединенный покрывающий и передаточный слой нетканого материала для абсорбирующего изделия (варианты) и абсорбирующее изделие (варианты) | |
EP0214867A2 (en) | Absorbent pad | |
DK161664B (da) | Absorberende, komprimeret kompositlaminat til engangsbrug, engangsble og hygiejnebind indeholdende et saadant komposit og fremgangsmaade til dets fremstilling | |
PL186958B1 (pl) | Wyrób chłonny | |
KR20030027698A (ko) | 흡수 구조물 및 이 흡수 구조물을 포함한 흡수 용품 | |
WO2005120411A1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7149771B2 (ja) | 吸収体 | |
CA2185219C (en) | Improved absorbent article with controlled distribution of liquid | |
JP4536024B2 (ja) | 吸収性物品 | |
US20040087923A1 (en) | Core for an absorbent article and method for making the same | |
JPH09562A (ja) | 吸収性物品 | |
JPH08308873A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2021065433A (ja) | 吸収性物品 | |
JPH0956748A (ja) | 吸収性物品 | |
JP3427525B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JPH11318982A (ja) | 吸収性物品 | |
JPH10309298A (ja) | 吸収性物品 | |
JPH03173562A (ja) | 衛生物品用の吸収体 | |
JPH09117471A (ja) | 吸収性物品 | |
JPH08299385A (ja) | 吸収性シート材料 | |
JPH09156012A (ja) | 吸収性シート及びその製造方法並びに吸収性物品 |