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JPH08295195A - 自動車のエアバッグ装置 - Google Patents

自動車のエアバッグ装置

Info

Publication number
JPH08295195A
JPH08295195A JP8027978A JP2797896A JPH08295195A JP H08295195 A JPH08295195 A JP H08295195A JP 8027978 A JP8027978 A JP 8027978A JP 2797896 A JP2797896 A JP 2797896A JP H08295195 A JPH08295195 A JP H08295195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
foam
housing
air bag
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8027978A
Other languages
English (en)
Inventor
Sung-Kwang Byon
成光 卞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WiniaDaewoo Co Ltd
Original Assignee
Daewoo Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daewoo Electronics Co Ltd filed Critical Daewoo Electronics Co Ltd
Publication of JPH08295195A publication Critical patent/JPH08295195A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/217Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together
    • B60R21/2171Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together specially adapted for elongated cylindrical or bottle-like inflators with a symmetry axis perpendicular to the main direction of bag deployment, e.g. extruded reaction canisters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少量のエアバッグ膨張ガスによってエアバッ
グを迅速に膨張させ得るエアバッグモジュールを具備し
た自動車のエアバッグ装置を提供する。 【解決手段】 エアバッグモジュール200は、破裂可
能な覆い230を有するハウジング210と、ハウジン
グの底部に装着されたインフレータ300と、ハウジン
グ内に蛇腹状に折り畳まれていて外側にそこを覆う圧縮
性発泡体500を持つ膨張可能なエアバッグ400とを
含む。またインフレータと覆いとの間に配置されてハウ
ジングの底部に固定される支持部600が形成される。
圧縮性発泡体500は8〜12Kg/リットルの密度、
1000〜6500g/モルの分子量及び常圧下で10
乃至20cmの厚さを有する。圧縮性発泡体500はポ
リウレタンまたはスチレンのような硬質の発泡材料で形
成される。また、圧縮性発泡体500は1012乃至10
18g/ccの密度を有する超微細泡で形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のエアバッグ装置
に関するものであり、特に少量のエアバッグ膨張ガスに
よって迅速に膨張できるエアバッグモジュールを有した
自動車のエアバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日まで、多様な形態の自動車のエアバ
ッグ装置が提案されており、従来の自動車のエアバッグ
装置は一般的に、膨張可能なエアバッグ、自動車の衝突
事実を感知して衝突感知信号を発生させる衝突感知セン
サ、この衝突感知センサから送出された衝突感知信号を
伝達されエアバッグの作動を制御する電子制御ユニット
(以下ECUと称する)及び、このECUから伝達され
るエアバッグ作動開始信号に従って膨張可能なエアバッ
グ内にガスや空気を注入してエアバッグを展開させるイ
ンフレータを含んでいる。
【0003】図4は従来のエアバッグ装置の構成を表す
概略図である。図4に表しているように、車両の運行中
に他の車両または物体との衝突によって車体に衝撃が加
えられる場合、車両の前面部に装着された衝突感知セン
サ10によって車両の衝突事実が感知される。衝突感知
センサ10はエアバッグ40の膨張に要求される予め設
定された衝撃値以上の衝撃量が車体に加えられる場合に
衝突感知信号を発生させECU20に伝達する。ECU
20は衝突感知センサ10から衝突感知信号が入力され
たか否かを判別してインフレータ30にエアバッグ作動
開始信号を印加する。エアバッグ作動開始信号が印加さ
れると、インフレータ30は膨張可能なエアバッグ40
内に窒素N2 やアルゴンArのような不活性ガスまたは
空気を注入してエアバッグ40を瞬間的に膨張させる。
その結果、膨張したエアバッグ40によって、車両の搭
乗者が車両の構造的な部分にぶつかることが防止され
る。
【0004】ところで、前記のように作動される従来の
エアバッグ装置では、インフレータに内蔵された点火材
料と発火性材料であるガス発生材料の爆発的な燃焼によ
って形成された高温高圧の膨張ガスが、60〜120リ
ットルの容量を有する畳まれたエアバッグ内に瞬間的に
供給されてエアバッグが膨張する。従って、エアバッグ
の完全な展開のためには多量の点火材料とガス発生材料
が必要である。また、高温高圧の膨張ガスはエアバッグ
40が膨張する瞬間にエアバッグ40と接触する運転者
または搭乗者に火傷を負わせる可能性が有り、高い圧力
によって運転者または搭乗者に2次衝撃を加える可能性
も有る。また、エアバッグが展開された後に膨張ガスの
圧力減少によってエアバッグの膨張力が低下するという
欠点もある。
【0005】エリック・ダブリュー・ライト(Eric W.W
right )などに1993年2月16日付で許与された米
国特許第5,186,492号には、自動車のエアバッ
グ装置に採用可能なエアバッグモジュールが開示されて
いる。ここで開示されたエアバッグモジュールは、反応
装置とこの反応装置に固定された覆いとを含むコンテナ
ー、コンテナー内に折り畳まれて配置されたエアバッグ
及び、コンテナーに連結されたインフレータを含んでい
る。このようなエアバッグモジュールによれば、エアバ
ッグをコンテナーに効率的に固定することができ、予め
組み立てられたエアバッグを比較的少ない部品を使用し
てコンテナー内に位置させることができる。また、この
ようなエアバッグモジュールは、ステアリングホイール
内の限定された有効空間内に簡便に装着することができ
る。しかし、上記ライトなどのエアバッグモジュール
は、組立が簡単で設置が容易であるが、従来のエアバッ
グ及びインフレータを採用しているために前述したよう
な問題点をそのまま内包している。
【0006】一方、自動車の運転席以外の前方搭乗者シ
ート用に設置されるエアバッグは、前方搭乗者シートを
占有する搭乗客の体格が運転席を占有する運転者の体格
に比べてかなり可変的であるために、運転席に装着され
るエアバッグ容量の約2.5倍の大きな容量を有しなけ
ればならない。言い換えれば、運転席の隣の席、つまり
助手席の搭乗者シートを占有する乗客は子供から大人ま
で多様で運転者に比べて相対的に不安定な姿勢をとるこ
とが有り得るために、前方搭乗者を衝突などの事故から
安全に保護するためには運転席に装着されるエアバッグ
より大きな容量のエアバッグが必然的に要求される。従
って、従来は運転席のエアバッグ容量より大きな容量の
エアバッグを前方搭乗者のシート用に装着していた。
【0007】このように相対的に大きな容量のエアバッ
グ内に大きな体積のガスを供給して所望の膨張力を得る
ために、従来大きな体積のガスが発生できるように考案
されたインフレータが採用されたことがある。
【0008】コバリヒロカズ(Hirokazu Kobari)など
に1993年6月15日付で許与された米国特許第5,
219,178号には、大きな体積のガスが発生できる
ように考案された従来のエアバッグ膨張ガス発生器が開
示されており、この膨張ガス発生器は中間にガス排出口
が形成された円筒形シリンダを含んでいる。円筒形シリ
ンダの両端部には分離部材によって形成された2個の燃
焼室が具備されている。また、円筒形シリンダの内部に
は、中央部に円筒形シリンダと同軸に設置された円筒形
最終フィルター、前記分離部材と前記最終フィルターの
間に設置された中間フィルター及び、前記中間フィルタ
ーを指向するオリフィスが具備されている。このように
構成された膨張ガス発生器の目的は、ガス発生材料の燃
焼表面積を増加させることにより、より大きな体積の燃
焼ガスを発生させてエアバッグの展開を最適の状態に調
節することにある。
【0009】しかし、上記コバリヒロカズなどの膨張ガ
ス発生器は、大きな体積の燃焼ガスを供給できるが、大
きな体積の燃焼ガスを発生させるために2個の燃焼室と
多数のフィルターを採用しているので、多量の点火材料
とガス発生材料が必要であり、構成が複雑で製造費用が
多くかかるという欠点がある。
【0010】図5には従来のエアバッグ装置に採用され
てきたエアバッグモジュール100が図示されている。
このエアバッグモージュール100は、コンテナー11
0、コンテナー110内に配置されたエアバッグ40及
び、コンテナー110に固定された円筒形インフレータ
30を含む。コンテナー110はまた、反応装置120
及びこの反応装置に固定された覆い130を含んでい
る。コンテナー110は、第1内部空洞112を画成す
る。
【0011】通常60〜120リットルの容量を有する
エアバッグ40は、第1内部空洞112内に配置され
る。エアバッグ40の一部分は、覆い130と反応装置
120との間に配置されて、コンテナー110の外部に
位置したリテーナフレーム48に固定される。また、エ
アバッグ40の残り部分は、コンテナー110の内部空
洞112内に配置される。
【0012】覆い130は可とう性プラスチック材料で
製造される。覆い130の内部には所定の形状を有する
内部破裂線132が形成される。
【0013】インフレータ30は、コンテナー110が
予備組み立てされた後にコンテナー110に付着され
る。インフレータ30は円筒形外部ハウジング32を有
する。円筒形外部ハウジング32は多数のガス分配ノズ
ル34を有する。多数のガス分配ノズル34は自動車が
衝突した時に窒素のような不活性ガスをエアバッグ40
内の第2内部空洞114内に急激に排出することによ
り、エアバッグ40を膨張させる。
【0014】一般的に、エアバッグ40とインフレータ
30とは反応装置120に連結され、その反応装置12
0は車両の構造的部分に連結される。反応装置120
は、薄鋼板で形成された反応板122を含む。反応板1
22は、平板状の主本体124、一対の互いに離隔され
たアーチ形バンド126及び、一組の第1フランジ12
8を含んでいる。平板状の主本体124には中央開口部
140が形成され、その中央開口部140は一対のアー
チ形バンド126の間で延在している。第1フランジ1
28は、平板状の主本体124の周辺部に形成され、そ
の平板状の主本体124に対し垂直に延在している。
【0015】4本のネジ軸142(図面上には2本のみ
図示する)は、エアバッグモジュール100を車両の構
造的な部分に連結するために使用される。ネジ軸142
は、主本体124に一体的に連結されて主本体124か
ら遠ざかる方向に延在している。第1フランジ128
は、コンテナー110の外壁116から遠ざかる方向に
延在している。
【0016】アーチ形バンド126は、円筒形インフレ
ータ30を収容するためのクレードルを形成している。
インフレータ30がアーチ形バンド126によって形成
されたクレードル内に適当に整列されると、インフレー
タ30の円筒形外部ハウジング32に形成された多数の
ガス分配ノズル34は、インフレータ30によって排出
されたガスが中央開口部140を通じてエアバッグ40
の第2内部空洞114内に注入されるように主本体12
4の中央開口部140と整列される。主本体124の周
辺部に位置した第1フランジ128は覆い130を反応
板122に固定するのに好適なものとされている。
【0017】覆い130はカップ形の部材であり、覆い
130の周辺部には4枚の第2フランジ150(図面上
には2個のみ図示される)が形成されている。第2フラ
ンジ150は覆い130との境界と一体に形成される。
覆い130上の第2フランジ150と反応板122上の
第1フランジ128とにはそれぞれ、リベット穴152
及び154が形成され、それらのリベット穴は、覆い1
30を反応板122上に固定するためにリベット156
や他の固定部材が通過できるように互いに整列される。
【0018】図6は、図5に図示されたエアバッグモジ
ュール100の中でエアバッグ40のみを表しているも
のである。エアバッグ40はマウス42を有する。マウ
ス42はエアバッグ40内の第2内部空洞114と連通
する流入開口部を限定する。エアバッグ織物は、エアバ
ッグ40のマウス42の部分で織物筒44として形成さ
れる。リテーナフレーム48は、織物筒44内に配置さ
れるのに好適な連続的なフレーム部材46を含んでい
る。
【0019】織物筒44に隣接した部分のエアバッグ織
物は、図5に図示されているように覆い130上の第2
フランジ150と反応板122上の第1フランジ128
との間に配置される。エアバッグ織物は、覆い130上
の第2フランジ150と反応板122上の第1フランジ
128を一緒に固定することにより、第1フランジ12
2と第2フランジ150との間に固定される。
【0020】以上説明したように構成された従来のエア
バッグモジュール100は、通常60〜120リットル
の容量を有するエアバッグ40内に高温高圧の膨張ガス
を急速に注入してエアバッグ40を膨張させるので、エ
アバッグ40の完全な膨張のために多量の点火材料とガ
ス発生材料が必要である。また、エアバッグ40が完全
に膨張した後には、高温高圧の膨張ガスによってエアバ
ッグ40に接触する運転者や搭乗者に火傷を負わせたり
2次衝撃を加える可能性がある。また、エアバッグ40
が完全に膨張した後には膨張ガスの圧力低下によりエア
バッグ40の膨張力が急速に低下する可能性がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の問題点を解決するためのものであり、本発明の目
的は、少量のエアバッグ膨張ガスによってエアバッグを
迅速に膨張させることができ、エアバッグを膨張させる
のに要求される点火材料とガス発生材料の量を節減で
き、エアバッグの大きさにかかわりなく所望の膨張力が
得られ、火傷の危険性や2次衝撃の危険性が除去できる
ように改善されたエアバッグモジュールを具備するエア
バッグ装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、上部に車両の衝突時に破られる覆いを有す
るハウジングと、ハウジングの底部に装着されていて、
内部に不活性ガスを発生させるための爆発性物質が充填
されており、車両の衝突時に発生する衝突感知信号によ
り爆発性物質を燃焼させて不活性ガスを発生させるイン
フレータと、ハウジング内に蛇腹状に折り畳まれて配置
されていて、外側にそこを覆う圧縮性発泡体を持ち膨張
時に人体と接する前面部、インフレータを包んでいて膨
張時に不活性ガスが注入される入口部及び、入口部と前
面部との間の中間部を有しており、不活性ガスを注入さ
れると膨張するエアバッグと、を具える、自動車のエア
バッグ装置を提供する。
【0023】本自動車のエアバッグ装置はまた、上記覆
い及び圧縮性発泡体に圧力を加えて圧縮性発泡体の体積
を減少させた状態で上記エアバッグを上記ハウジング内
に内蔵するために、上記インフレータと覆いとの間に配
置されて上記ハウジングの底部に固定される支持部をさ
らに具えても良い。
【0024】上記支持部は合成樹脂で形成しても良く、
好ましくはその合成樹脂はナイロン系合成樹脂とする。
上記圧縮性発泡体は8〜12Kg/リットルの密度、1
000〜6500g/モルの分子量及び常圧下で10〜
20cmの厚さを有するものとしても良く、好ましく
は、その圧縮性発泡体はポリウレタンまたはスチレンの
ような硬質の発泡材料で形成する。また好ましくは、そ
の圧縮性発泡体は1012〜1018g/ccの密度を有す
る超微細泡で形成する。さらにその圧縮性発泡体の常圧
下での体積はエアバッグの膨張時の総体積の1/6〜1
/2、好ましくは1/3とする。
【0025】以上説明したように、本発明のエアバッグ
装置は、外側に圧縮性発泡体を持つエアバッグを採用
し、好ましくはインフレータと覆いとの間に支持部を設
置することによって、少量の膨張ガスでエアバッグを迅
速に膨張させることができるので、点火材料とガス発生
材料の量を節減することができる。また、エアバッグの
大きさによってそれぞれ異なる大きさの圧縮性発泡体を
採用できるので、エアバッグの大きさにかかわりなく一
定の膨張力が得られ、高温高圧の膨張ガスの量を減らし
得るようになって、火傷の危険性や2次衝撃の危険性を
除去することができる。
【0026】
【実施例】以上のような本発明の目的とは別の特徴及び
長所などは、参照した本発明のいくつかの好適な実施例
に対する以下の説明から明白になるであろう。以下、本
発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1には、
本発明の望ましい一実施例によるエアバッグモジュール
200が図示されている。エアバッグモジュール200
は、ハウジングとしてのコンテナー210、そのコンテ
ナー210内に折り畳まれて配置されたエアバッグ40
0及び、そのコンテナー210に固定された円筒形イン
フレータ300を含んでいる。コンテナー210は、自
動車の外部で組み立てられ、完全なユニットとして自動
車内に配置される。コンテナー210は、インフレータ
300から分離して輸送及び貯蔵できる部品として形成
される。コンテナー210は、エアバッグモジュール2
00の最終的な組立段階でインフレータ300と結合さ
れる。コンテナー210は、反応装置220及び、その
反応装置220に固定された覆い230を含んでいる。
コンテナー210は、折り畳まれた膨張可能なエアバッ
グ400が位置する第1内部空洞212を画成する。
【0027】エアバッグ400は通常、ナイロンのよう
な強く耐久性がある織物材料で形成された連続的な織物
部材とされる。エアバッグ400は、そのエアバッグ4
00の膨脹時に人体と接する前面部、インフレータ30
0を包んでいて膨張時に不活性ガスが注入される入口部
及び、中間部を具備する。中間部は、前面部と入口部の
間に形成される。エアバッグ400は、その外側に前面
部を覆う圧縮性発泡体500を持っている。圧縮性発泡
体500は、8〜12Kg/リットルの密度及び100
0〜6500g/mol(モル)の分子量を有する。ま
た圧縮性発泡体500は、常圧下で10〜20cmの厚
さを有する。その圧縮性発泡体500は常圧下で、エア
バッグ400が完全に膨張した時の総体積の1/6〜1
/2、望ましくは1/3に該当する体積を有する。かか
る圧縮性発泡体500は、エアバッグ400の膨脹時に
人体と接触するようになる。
【0028】望ましくは、圧縮性発泡体500は、経済
性を考慮してポリウレタンフォームまたはスチレンフォ
ームのような硬質の発泡材料で形成される。また望まし
くは圧縮性発泡体は、1012〜1018g/ccの密度を
有する超微細泡で形成される。
【0029】圧縮性発泡体500は大きな体積を有する
ので、圧力を加えてエアバッグ400をコンテナー21
2内に内蔵させる。このためこの実施例では、コンテナ
ー212の内側底部に支持部600を設置する。支持部
600はナイロン系合成樹脂で製造される。
【0030】エアバッグ400の一部分は支持部600
と反応装置220との間に配置されて、コンテナー21
0の外部に位置するリテーナフレーム248によって固
定される。また、エアバッグ400の残り部分はコンテ
ナー210の第1内部空洞212内に位置する。第1内
部空洞212内で、エアバッグ400は一定空間を占め
るように蛇腹状に折り畳まれた状態とされる。
【0031】覆い230は、車両の計器板を製造する際
に通常使用される硬質の可とう性プラスチック材料、た
とえばポリエチレンで製造される。覆い230の内部に
は、所定の形状を有する内部破裂線232が形成され
る。内部破裂線232は、エアバッグ400の膨脹時に
覆い230が破られ得るように覆い230の所定位置に
形成される。
【0032】インフレータ300は、蛇腹状に折り畳ま
れたエアバッグ400を内部に具備するコンテナー21
0が予備的に組み立てられた後に、そのコンテナー21
0に装着される。つまり、予備的に組み立てられたコン
テナー210にインフレータ400を装着すると、エア
バッグモジュール200が完成される。インフレータ3
00は円筒形外部ハウジング320を有し、その円筒形
外部ハウジング320は多数のガス分配ノズル340を
有している。多数のガス分配ノズル340は、自動車が
衝突した時に窒素のような不活性の非毒性ガスをエアバ
ッグ400内の第2内部空洞214内に急激に排出す
る。これによりエアバッグ400は、ガスが充填される
につれて覆い230の内部破裂線232のまわりの脆弱
な部分を貫通して、自動車の搭乗客の前面で膨張する。
【0033】図2は本実施例によるエアバッグ400が
完全に膨張された状態を表した図面である。前述したよ
うに、エアバッグ400の外側には、完全に膨張したエ
アバッグ400の体積の約1/2〜1/6の部分を占有
する圧縮性発泡体500が位置する。従って、インフレ
ータ300によって少量のエアバッグ膨張ガスを注入し
ても、エアバッグ400を充分に迅速に膨張させること
ができる。また、エアバッグ400を膨張させるのに要
求される高温高圧の膨張ガス含有量が減られるようにな
って、火傷の危険性や2次衝撃による負傷の危険性が軽
減される。
【0034】図1を参照すると、エアバッグ400を膨
張させる高温高圧のガスを噴出する反応装置220は、
薄鋼板で形成された反応板222を含んでおり、その反
応板222は、平板状の主本体224、その平板状の主
本体224と一体に形成された一対の互いに離隔された
アーチ形バンド226及び、一組の第1フランジ228
を含んでいる。平板状の主本体224には中央開口部2
40が形成され、その中央開口部240は、一対のアー
チ形バンド226の間で延在している。第1フランジ2
28は、平板状の主本体224の周辺部に形成され、そ
の平板状の主本体224に対し垂直に延在している。平
板状の主本体224と第1フランジ228との連結部及
び第1フランジ228の末端部218は、エアバッグの
織物を破裂させ得る尖ったコーナーを形成し得ないよう
にするために、湾曲された形状を有する。
【0035】4本のネジ軸242は、エアバッグモジュ
ール200を車両の構造的な部分に連結するために使用
される。ネジ軸242は、主本体224に一体的に連結
されて主本体224から遠ざかる方向に延在している。
反応板222がコンテナー210内に組込まれる際に、
主本体224の図では下側の表面は、コンテナー210
の外壁216を形成する。第1フランジ228は、コン
テナー210の外壁216から遠ざかる方向に延在して
いる。
【0036】アーチ形バンド226は、円筒形インフレ
ータ300を収容するためのクレードルを形成してい
る。インフレータ300がアーチ形バンド226によっ
て形成されたクレードル内に適正に整列されると、イン
フレータ300の円筒形外部ハウジング320に形成さ
れた多数のガス分配ノズル340は、インフレータ30
0によって排出されたガスが中央開口部240を通じて
エアバッグ400の第2内部空洞214内に注入される
ように主本体224の中央開口部240と整列される。
主本体224の周辺部に位置した第1フランジ228
は、覆い230を反応板222に固定するのに好適なも
のとされている。また、第1フランジ228は、エアバ
ッグ400の展開時にそのエアバッグ400を反応板2
22に固定された状態に維持するための反応構造物を形
成する。
【0037】覆い230はカップ形の部材であり、その
覆い230の周辺部には4枚の第2フランジ250が形
成されている。第2フランジ250は、覆い230との
境界と一体に形成される。第2フランジ250は、反応
板222の外側周辺部にて第1フランジ228の周りに
密に嵌め合わされる大きさを有する。覆い230上の第
2フランジ250と反応板222上の第1フランジ22
8とにはそれぞれ、リベット穴252及び254が形成
されている。リベット穴252及び254は、覆い23
0を反応板222上に固定するためにリベット256や
他の固定部材が通過できるように互いに整列される。
【0038】図3を参照すると、エアバッグ400はそ
の入口部を形成するマウス243を有する。マウス24
3はエアバッグ400内の第2内部空洞214と連通す
る流入開口部を限定する。エアバッグ織物には、エアバ
ッグ400のマウス243の部分で織物材料の2重層を
形成するように織物で輪をつくることにより、織物筒2
44が形成される。先に記したリテーナフレーム248
は、その織物筒244内に配置されるのに好適な連続的
なフレーム部材246を含む。この連続的なフレーム部
材246は、金属、ナイロンまたはこれと類似な材料で
製造することができる。
【0039】織物筒244は、その織物筒244が形成
されるように一緒に織られたエアバッグ織物の2重層及
び連続的なフレーム部材246のまわりに形成しても良
い。織物筒244に隣接した2重層をなす部分のエアバ
ッグ織物は、覆い230上の第2フランジ250と反応
板222上の第1フランジ228との間に配置される。
エアバッグ織物は、覆い230上の第2フランジ250
と反応板222上の第1フランジ228を一緒に固定す
ることにより、第1フランジ222と第2フランジ25
0との間に固定される。それ故、エアバッグ400は、
覆い230が反応装置222に固定される際にそれと一
緒にコンテナー200に固定される。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアバッ
グ装置は、外側に圧縮性発泡体を持つエアバッグを採用
し、好ましくはインフレータと覆いとの間に支持部を設
置することによって、少量の膨張ガスでエアバッグを迅
速に膨張させることができるので、点火材料とガス発生
材料の量を節減することができる。また、エアバッグの
大きさによってそれぞれ異なる大きさの圧縮性発泡体を
採用できるので、エアバッグの大きさにかかわりなく一
定の膨張力が得られ、高温高圧の膨張ガスの量を減らし
得るようになって、火傷の危険性や2次衝撃の危険性を
除去することができる。なお、本発明は上述した実施例
によって限定されるものでなく、本発明の属する技術分
野の通常の知識を有するものなら特許請求の範囲記載の
範囲内で修正または変更し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の望ましい一実施例によるエアバッグモ
ジュールの断面図である。
【図2】図1に示したエアバッグモジュールのエアバッ
グが膨張した状態を表した説明図である。
【図3】図1に示したエアバッグモジュールのエアバッ
グを表した斜視図である。
【図4】従来のエアバッグ装置の構成を概略的に表した
構成図である。
【図5】従来のエアバッグモジュールの断面図である。
【図6】図5に示したエアバッグモジュールのエアバッ
グを表した斜視図である。
【符号の説明】
200 エアバッグモジュール 210 コンテナー 212 第1内部空洞 214 第2内部空洞 220 反応装置 230 覆い 232 内部破裂線 300 円筒形インフレータ 320 円筒形外部ハウジング 340 ガス分配ノズル 400 エアバッグ 500 圧縮性発泡体 600 支持部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に車両の衝突時に破られる覆いを有
    するハウジングと、 前記ハウジングの底部に装着されていて、内部に不活性
    ガスを発生させるための爆発性物質が充填されており、
    前記車両の衝突時に発生する衝突感知信号により前記爆
    発性物質を燃焼させて前記不活性ガスを発生させるイン
    フレータと、 前記ハウジング内に蛇腹状に折り畳まれて配置されてい
    て、外側にそこを覆う圧縮性発泡体を持ち膨張時に人体
    と接する前面部、前記インフレータを包んでおり前記不
    活性ガスが注入される入口部及び、前記入口部と前記前
    面部との間の中間部を有しており、前記不活性ガスが注
    入されると膨張するエアバッグと、を具える、自動車の
    エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記覆い及び前記圧縮性発泡体に圧力を
    加えて前記圧縮性発泡体の体積を減少させた状態で前記
    エアバッグを前記ハウジング内に内蔵するために、前記
    インフレータと前記覆いとの間に配置されて前記ハウジ
    ングの底部に固定される支持部をさらに具えることを特
    徴とする請求項1記載の自動車のエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部が合成樹脂で形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の自動車のエアバッグ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂がナイロン系合成樹脂であ
    ることを特徴とする請求項3記載の自動車のエアバッグ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮性発泡体は8乃至12Kg/リ
    ットルの密度、1000乃至6500g/モルの分子量
    及び常圧下で10乃至20cmの厚さを有することを特
    徴とする請求項1記載の自動車のエアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 前記圧縮性発泡体は硬質の発泡材料で形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の自動車の
    エアバッグ装置。
  7. 【請求項7】 前記硬質の発泡材料がポリウレタンフォ
    ームであることを特徴とする請求項6記載の自動車のエ
    アバッグ装置。
  8. 【請求項8】 前記硬質の発泡材料がスチレンフォーム
    であることを特徴とする請求項6記載の自動車のエアバ
    ッグ装置。
  9. 【請求項9】 前記圧縮性発泡体は超微細泡の発泡材料
    で形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動
    車のエアバッグ装置。
  10. 【請求項10】 前記超微細泡の発泡材料は1012〜1
    18g/ccの密度を有することを特徴とする請求項9
    記載の自動車のエアバッグ装置。
  11. 【請求項11】 前記圧縮性発泡体の常圧下での体積は
    前記エアバッグの膨張時の総体積の1/6乃至1/2で
    あることを特徴とする請求項1記載の自動車のエアバッ
    グ装置。
  12. 【請求項12】 前記圧縮性発泡体の常圧下での体積は
    前記エアバッグの膨張時の総体積の1/3であることを
    特徴とする請求項11記載の自動車のエアバッグ装置。
JP8027978A 1995-04-25 1996-02-15 自動車のエアバッグ装置 Pending JPH08295195A (ja)

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