JPH0828159A - シャッター装置 - Google Patents
シャッター装置Info
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- JPH0828159A JPH0828159A JP16082194A JP16082194A JPH0828159A JP H0828159 A JPH0828159 A JP H0828159A JP 16082194 A JP16082194 A JP 16082194A JP 16082194 A JP16082194 A JP 16082194A JP H0828159 A JPH0828159 A JP H0828159A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- panel
- shutter panel
- rail
- belt
- Prior art date
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- Pending
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シャッターパネルの動作が確実で、信頼性
に優れ、しかもシャッターパネルの損傷・汚損が起き難
く、更には騒音の発生が少なく静寂性に優れたシャッタ
ー装置を提供することである。 【構成】 複数枚のシャッターパネルを有し、これら
シャッターパネルを昇降動作させることによってシャッ
ターの開閉を行う装置であって、前記シャッター開閉用
のエンドレス構成の帯状体と、この帯状体を駆動させる
駆動手段と、前記シャッターの開時にシャッターパネル
を収納する収納部と、前記シャッターパネルを前記帯状
体に着脱自在に係合させる係合手段とを具備してなるシ
ャッター装置。
に優れ、しかもシャッターパネルの損傷・汚損が起き難
く、更には騒音の発生が少なく静寂性に優れたシャッタ
ー装置を提供することである。 【構成】 複数枚のシャッターパネルを有し、これら
シャッターパネルを昇降動作させることによってシャッ
ターの開閉を行う装置であって、前記シャッター開閉用
のエンドレス構成の帯状体と、この帯状体を駆動させる
駆動手段と、前記シャッターの開時にシャッターパネル
を収納する収納部と、前記シャッターパネルを前記帯状
体に着脱自在に係合させる係合手段とを具備してなるシ
ャッター装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種構造物の出入口や
窓、特に現金自動支払機等に設けられるシャッター装置
に関するものである。
窓、特に現金自動支払機等に設けられるシャッター装置
に関するものである。
【0002】
【発明の背景】近年、シャッター装置に求められる信頼
性はますます高いものとなっており、こうした要求に応
じて、図9に示す如く、複数枚のシャッターパネル有
し、これらを上下方向に連結したり、集積格納すること
によってシャッターを開閉するよう構成したシャッター
装置が提案されている。
性はますます高いものとなっており、こうした要求に応
じて、図9に示す如く、複数枚のシャッターパネル有
し、これらを上下方向に連結したり、集積格納すること
によってシャッターを開閉するよう構成したシャッター
装置が提案されている。
【0003】尚、図9中、30はシャッターパネルであ
り、その両側部はピン31によってチェーン32に連結
されている。33はシャッターパネル30の上下方向動
作をガイドする縦レール、34はシャッターパネル30
の水平方向動作をガイドする横レール、35はチェーン
32と噛合するスプロケットである。即ち、シャッター
を開ける場合には、スプロケット35が図示していない
モータによって回転させられ、チェーン32が巻き上げ
られると、これに伴ってシャッターパネル30は縦レー
ル33に案内されて上方に搬送され、そしてスプロケッ
ト35を経て方向転換され、更に横レール34上を水平
方向に搬送されて集積され、格納状態となる。
り、その両側部はピン31によってチェーン32に連結
されている。33はシャッターパネル30の上下方向動
作をガイドする縦レール、34はシャッターパネル30
の水平方向動作をガイドする横レール、35はチェーン
32と噛合するスプロケットである。即ち、シャッター
を開ける場合には、スプロケット35が図示していない
モータによって回転させられ、チェーン32が巻き上げ
られると、これに伴ってシャッターパネル30は縦レー
ル33に案内されて上方に搬送され、そしてスプロケッ
ト35を経て方向転換され、更に横レール34上を水平
方向に搬送されて集積され、格納状態となる。
【0004】逆に、シャッターを閉鎖する場合には、ス
プロケット35が逆方向に回転して、チェーン32を繰
り出し、これによってシャッターパネル30は格納位置
から順次降下し、縦レール33に沿って上下方向に連結
する。ところで、上述した如く構成されたシャッター装
置は極めて重大な欠陥を有することが判って来た。
プロケット35が逆方向に回転して、チェーン32を繰
り出し、これによってシャッターパネル30は格納位置
から順次降下し、縦レール33に沿って上下方向に連結
する。ところで、上述した如く構成されたシャッター装
置は極めて重大な欠陥を有することが判って来た。
【0005】即ち、シャッターパネル30が集積格納さ
れた状態では、シャッターパネル30同士を連結するチ
ェーン32は、図から判るよう弛んで垂下しているので
あるが、この際、チェーン32の下端屈曲部分に折れを
生じることが多い。そして、このようなジャミングが発
生すると、スプロケット35が回転してもチェーン32
がスムーズに走行しないからシャッターパネル30が動
作不能となり、シャッター装置としての機能を発揮する
ことができない。
れた状態では、シャッターパネル30同士を連結するチ
ェーン32は、図から判るよう弛んで垂下しているので
あるが、この際、チェーン32の下端屈曲部分に折れを
生じることが多い。そして、このようなジャミングが発
生すると、スプロケット35が回転してもチェーン32
がスムーズに走行しないからシャッターパネル30が動
作不能となり、シャッター装置としての機能を発揮する
ことができない。
【0006】しかも、弛んだチェーン32がシャッター
パネル30の表裏面に接触して、これを損傷させたり、
又、チェーン32に塗布された潤滑剤が付着してシャッ
ターパネル30を汚損するといった問題点もあることが
判って来た。そして、シャッターパネル30の昇降時に
チェーン32の垂下部分同士が振れ合うので、大きな騒
音が発生するといった欠点もあった。
パネル30の表裏面に接触して、これを損傷させたり、
又、チェーン32に塗布された潤滑剤が付着してシャッ
ターパネル30を汚損するといった問題点もあることが
判って来た。そして、シャッターパネル30の昇降時に
チェーン32の垂下部分同士が振れ合うので、大きな騒
音が発生するといった欠点もあった。
【0007】
【発明の開示】本発明の目的は、シャッターパネルの動
作が確実で、信頼性に優れ、しかもシャッターパネルの
損傷・汚損が起き難く、更には騒音の発生が少なく静寂
性に優れたシャッター装置を提供することである。この
本発明の目的は、複数枚のシャッターパネルを有し、こ
れらシャッターパネルを昇降動作させることによってシ
ャッターの開閉を行う装置であって、前記シャッター開
閉用のエンドレス構成の帯状体と、この帯状体を駆動さ
せる駆動手段と、前記シャッターの開時にシャッターパ
ネルを収納する収納部と、前記シャッターパネルを前記
帯状体に着脱自在に係合させる係合手段とを具備してな
ることを特徴とするシャッター装置によって達成され
る。
作が確実で、信頼性に優れ、しかもシャッターパネルの
損傷・汚損が起き難く、更には騒音の発生が少なく静寂
性に優れたシャッター装置を提供することである。この
本発明の目的は、複数枚のシャッターパネルを有し、こ
れらシャッターパネルを昇降動作させることによってシ
ャッターの開閉を行う装置であって、前記シャッター開
閉用のエンドレス構成の帯状体と、この帯状体を駆動さ
せる駆動手段と、前記シャッターの開時にシャッターパ
ネルを収納する収納部と、前記シャッターパネルを前記
帯状体に着脱自在に係合させる係合手段とを具備してな
ることを特徴とするシャッター装置によって達成され
る。
【0008】即ち、本発明のシャッター装置では、循環
動するエンドレスな帯状体、例えばチェーンに対しシャ
ッターパネルを着脱自在に係合させ、このチェーンを駆
動させることによってシャッターパネルを上下方向に連
結したり、又、集積格納できるよう構成してなるから、
チェーンの走行が常時スムーズに行われ、シャッターパ
ネルが確実に動作するようになる。
動するエンドレスな帯状体、例えばチェーンに対しシャ
ッターパネルを着脱自在に係合させ、このチェーンを駆
動させることによってシャッターパネルを上下方向に連
結したり、又、集積格納できるよう構成してなるから、
チェーンの走行が常時スムーズに行われ、シャッターパ
ネルが確実に動作するようになる。
【0009】又、弛みがないので、チェーンがシャッタ
ーパネルに接触することがなく、シャッターパネルの損
傷や汚損が発生しない。更に、チェーンの垂下部分同士
の接触もないから、騒音の発生も抑えられ、静寂性が高
い。尚、本発明のシャッター装置では、特にエンドレス
構成の帯状体はシャッターパネルの両側に張設されてお
り、常に緊張状態が保持されるよう構成されてなること
が好ましく、これによって効果的に帯状体の不具合を排
除できる。
ーパネルに接触することがなく、シャッターパネルの損
傷や汚損が発生しない。更に、チェーンの垂下部分同士
の接触もないから、騒音の発生も抑えられ、静寂性が高
い。尚、本発明のシャッター装置では、特にエンドレス
構成の帯状体はシャッターパネルの両側に張設されてお
り、常に緊張状態が保持されるよう構成されてなること
が好ましく、これによって効果的に帯状体の不具合を排
除できる。
【0010】又、収納部にはシャッターパネルを案内す
る略逆L字形のレールが設けられてなることが好まし
い。又、係合手段としては、帯状体に所定間隔で設けら
れた凸部(又は凹部)と、この凸部(又は凹部)に対応
してシャッターパネル側に設けられた凹部(又は凸部)
とを具備してなるものを用いることでき、これによって
構造の簡素化が図れる。
る略逆L字形のレールが設けられてなることが好まし
い。又、係合手段としては、帯状体に所定間隔で設けら
れた凸部(又は凹部)と、この凸部(又は凹部)に対応
してシャッターパネル側に設けられた凹部(又は凸部)
とを具備してなるものを用いることでき、これによって
構造の簡素化が図れる。
【0011】又、シャッターパネル側面には帯状体を挟
むような位置関係でガイドローラが設けられ、前記ガイ
ドローラに対応した平行なレールによって前記シャッタ
ーパネルが案内されるよう構成してなることが好まし
く、これによって堅固なシャッターパネルの支持が可能
となり、一層安全性の向上が図れる。又、収納部の奥側
に位置するレールの先端側が低位置となるような傾斜状
態でレールが設けられてなることが好ましく、これによ
ってシャッターパネルの集積状態を容易に維持できるよ
うになる。
むような位置関係でガイドローラが設けられ、前記ガイ
ドローラに対応した平行なレールによって前記シャッタ
ーパネルが案内されるよう構成してなることが好まし
く、これによって堅固なシャッターパネルの支持が可能
となり、一層安全性の向上が図れる。又、収納部の奥側
に位置するレールの先端側が低位置となるような傾斜状
態でレールが設けられてなることが好ましく、これによ
ってシャッターパネルの集積状態を容易に維持できるよ
うになる。
【0012】又、収納部における帯状体は収納部の奥側
において低位置で、かつ、レールの傾斜角度よりも大き
い傾斜角度で帯状体が張設されてなることが好ましく、
これによってシャッターパネルを格納する際には帯状態
(チェーン)とシャッターパネルとが自然に分離するよ
うになり、又、シャッターパネルを降下させる際にもこ
れらが自然に係合するようになり、装置の簡略化が図れ
る。
において低位置で、かつ、レールの傾斜角度よりも大き
い傾斜角度で帯状体が張設されてなることが好ましく、
これによってシャッターパネルを格納する際には帯状態
(チェーン)とシャッターパネルとが自然に分離するよ
うになり、又、シャッターパネルを降下させる際にもこ
れらが自然に係合するようになり、装置の簡略化が図れ
る。
【0013】又、シャッターパネルと帯状体とが係合・
離間する位置には、帯状体の位置を規制する位置規制手
段が設けられてなることが好ましく、これによって正常
な軌道が得られるからシャッターパネルと帯状体(チェ
ーン)とが一層確実に係合するようになる。又、収納部
に収納されたシャッターパネルを前進させる押出機構が
設けられてなることが好ましく、これによってより迅速
なシャッターパネルの降下動作が可能となる。
離間する位置には、帯状体の位置を規制する位置規制手
段が設けられてなることが好ましく、これによって正常
な軌道が得られるからシャッターパネルと帯状体(チェ
ーン)とが一層確実に係合するようになる。又、収納部
に収納されたシャッターパネルを前進させる押出機構が
設けられてなることが好ましく、これによってより迅速
なシャッターパネルの降下動作が可能となる。
【0014】そして、シャッターパネルが水平動作から
垂直動作に転換される近傍の位置におけるレール曲部に
おいて、レール幅が拡大するような形状に構成されてな
ることが好ましく、これによってレール角部における走
行抵抗を低減でき、シャッターパネルの動作がスムーズ
なものとなる。
垂直動作に転換される近傍の位置におけるレール曲部に
おいて、レール幅が拡大するような形状に構成されてな
ることが好ましく、これによってレール角部における走
行抵抗を低減でき、シャッターパネルの動作がスムーズ
なものとなる。
【0015】
【実施例】図1〜図8は本発明に係るシャッター装置の
一実施例を示すもので、図1はシャッターパネルを格納
した状態でのシャッター装置の側面図、図2はシャッタ
ーパネルとチェーンとの係合状態を示す斜視図、図3は
シャッターパネルとチェーンとの係合状態を示す平面
図、図4はシャッター装置の要部側面図、図5及び図6
はシャッターパネルの昇動作状況を示す側面図、図7及
び図8はシャッターパネルの降動作を示す側面図であ
る。
一実施例を示すもので、図1はシャッターパネルを格納
した状態でのシャッター装置の側面図、図2はシャッタ
ーパネルとチェーンとの係合状態を示す斜視図、図3は
シャッターパネルとチェーンとの係合状態を示す平面
図、図4はシャッター装置の要部側面図、図5及び図6
はシャッターパネルの昇動作状況を示す側面図、図7及
び図8はシャッターパネルの降動作を示す側面図であ
る。
【0016】各図中、Kは装置の枠体、1はシャッター
パネルであり、このシャッターパネル1は、表面を覆う
化粧板2、内部補強板3及び裏面補強板4から構成され
ており、その内部には耐火材等が設けられている。尚、
本実施例のシャッター装置ではシャッターパネル1を5
枚使用しているので、以下では最上段のものを第1シャ
ッターパネル、次段のものから順に第2、第3、第4、
第5シャッターパネルと呼称する。
パネルであり、このシャッターパネル1は、表面を覆う
化粧板2、内部補強板3及び裏面補強板4から構成され
ており、その内部には耐火材等が設けられている。尚、
本実施例のシャッター装置ではシャッターパネル1を5
枚使用しているので、以下では最上段のものを第1シャ
ッターパネル、次段のものから順に第2、第3、第4、
第5シャッターパネルと呼称する。
【0017】第1シャッターパネル1を除く第2〜第5
シャッターパネル1の上端部には、図2に示す如く、化
粧板2を台状に折曲げ加工してなる凸部5が形成され、
又、第5シャッターパネル1を除く第1〜第4シャッタ
ーパネル1の下端部にも、化粧板2を台状に折曲げ加工
してなる凸部6が形成されており、即ちシャッターパネ
ル1同士を上下方向に連結した場合に、凸部5と凸部6
とが前後に重なり合い、密閉状態が得られる。
シャッターパネル1の上端部には、図2に示す如く、化
粧板2を台状に折曲げ加工してなる凸部5が形成され、
又、第5シャッターパネル1を除く第1〜第4シャッタ
ーパネル1の下端部にも、化粧板2を台状に折曲げ加工
してなる凸部6が形成されており、即ちシャッターパネ
ル1同士を上下方向に連結した場合に、凸部5と凸部6
とが前後に重なり合い、密閉状態が得られる。
【0018】内部補強板3の両側部分は直角に折り曲げ
られ、化粧板2よりも更に外側に延在させられており、
これによって形成された延在片部7には、図2に示す如
く、ボルト8によってプレート9が取り付けられてい
る。10はプレート9に取り付けられたガイドローラで
あり、この2個のガイドローラ10は同一線上ではな
く、図3に示す如く、プレート9の中心線を挟んでその
前後に位置させられている。
られ、化粧板2よりも更に外側に延在させられており、
これによって形成された延在片部7には、図2に示す如
く、ボルト8によってプレート9が取り付けられてい
る。10はプレート9に取り付けられたガイドローラで
あり、この2個のガイドローラ10は同一線上ではな
く、図3に示す如く、プレート9の中心線を挟んでその
前後に位置させられている。
【0019】11は後述するチェーンローラに係合する
ローラ受け部材であり、その中央部にはU形の切欠き
(凹部)12が形成されてなると共に、下端部にはチェ
ーンとの干渉を避ける為のテーパー面13が形成されて
いる。尚、図2や図4等からも判る通り、テーパー面1
3が形成されている側の方が下側に突出している。これ
によって、シャッターパネル1のチェーンローラに対す
る離間・係合がスムーズに行われる。
ローラ受け部材であり、その中央部にはU形の切欠き
(凹部)12が形成されてなると共に、下端部にはチェ
ーンとの干渉を避ける為のテーパー面13が形成されて
いる。尚、図2や図4等からも判る通り、テーパー面1
3が形成されている側の方が下側に突出している。これ
によって、シャッターパネル1のチェーンローラに対す
る離間・係合がスムーズに行われる。
【0020】14はガイドローラ10を案内する略逆L
字形のレールであり、枠体Kの左右位置に平行状態で設
けられている。レール14のほぼ水平部分については、
図4に示す如く、収納部の奥側に位置するレールの先端
側が低位置となるような傾斜状態で設けられている。
尚、レール14は、曲部分14aの幅が急拡大した構造
となっており、ガイドローラ10の走行が円滑に行われ
るようになっている。
字形のレールであり、枠体Kの左右位置に平行状態で設
けられている。レール14のほぼ水平部分については、
図4に示す如く、収納部の奥側に位置するレールの先端
側が低位置となるような傾斜状態で設けられている。
尚、レール14は、曲部分14aの幅が急拡大した構造
となっており、ガイドローラ10の走行が円滑に行われ
るようになっている。
【0021】15はシャッターパネル1を動作させるエ
ンドレスなチェーンであり、枠体Kの四隅部分に設けら
れたスプロケット16〜19に緊張状態で張設されてい
る。そして、このチェーン15にはシャッターパネル1
の縦寸法に等しい間隔で、ローラ受け部材11と係合す
るチェーンローラ20が設けられている。21はスプロ
ケット16を回転させるモータであり、その回転力はチ
ェーン22を介してスプロケット16と同軸の大スプロ
ケット23に伝達される。
ンドレスなチェーンであり、枠体Kの四隅部分に設けら
れたスプロケット16〜19に緊張状態で張設されてい
る。そして、このチェーン15にはシャッターパネル1
の縦寸法に等しい間隔で、ローラ受け部材11と係合す
るチェーンローラ20が設けられている。21はスプロ
ケット16を回転させるモータであり、その回転力はチ
ェーン22を介してスプロケット16と同軸の大スプロ
ケット23に伝達される。
【0022】尚、スプロケット16が取り付けられた軸
の逆端にも、このスプロケット16と同寸法のスプロケ
ットが取り付けられており、図示する側と同様にチェー
ンが走行するよう構成している。スプケット16以外の
スプロケット17〜19については、チェーン15の走
行に伴ってフリーに回転できるよう枠体Kに取り付けら
れている。
の逆端にも、このスプロケット16と同寸法のスプロケ
ットが取り付けられており、図示する側と同様にチェー
ンが走行するよう構成している。スプケット16以外の
スプロケット17〜19については、チェーン15の走
行に伴ってフリーに回転できるよう枠体Kに取り付けら
れている。
【0023】24はチェーン15の逃げを防止する位置
規制機構であり、この位置規制機構24の作用によって
チェーン15が正規の位置に誘導され、シャッターパネ
ル1に確実に係合するよう構成されている。尚、この位
置規制機構24はシャッターパネルの降動作時にのみ作
動し、シャッターパネル1の昇動作時にはチェーンロー
ラ20の進行を妨げないよう方向選択機能を有してい
る。
規制機構であり、この位置規制機構24の作用によって
チェーン15が正規の位置に誘導され、シャッターパネ
ル1に確実に係合するよう構成されている。尚、この位
置規制機構24はシャッターパネルの降動作時にのみ作
動し、シャッターパネル1の昇動作時にはチェーンロー
ラ20の進行を妨げないよう方向選択機能を有してい
る。
【0024】25はプッシュロッドであり、このプッシ
ュロッド25の上面部には、モータ26によって回転さ
せられるピニオン27と噛合するラックが形成されてお
り、プッシュロッド25はモータ26を回転させること
によって、リミットスイッチ(図示せず)によって位置
を検出しながら支持台28上を必要な距離だけ水平方向
に突出し、又、モータ26を逆転させることによって元
も位置まで退避できるよう構成されている。
ュロッド25の上面部には、モータ26によって回転さ
せられるピニオン27と噛合するラックが形成されてお
り、プッシュロッド25はモータ26を回転させること
によって、リミットスイッチ(図示せず)によって位置
を検出しながら支持台28上を必要な距離だけ水平方向
に突出し、又、モータ26を逆転させることによって元
も位置まで退避できるよう構成されている。
【0025】次に、本発明のシャッター装置の作動状況
を図5〜図8を用いて説明する。先ず、閉状態となって
いるシャッターを開く際には、モータ21が作動し、ス
プロケット16が、図5中、反時計方向に回転する。こ
れに伴ってチェーン15も矢印方向に循環動させられ、
チェーン15に吊下された状態のシャッターパネル1は
レール14に案内されて引き上げられる。
を図5〜図8を用いて説明する。先ず、閉状態となって
いるシャッターを開く際には、モータ21が作動し、ス
プロケット16が、図5中、反時計方向に回転する。こ
れに伴ってチェーン15も矢印方向に循環動させられ、
チェーン15に吊下された状態のシャッターパネル1は
レール14に案内されて引き上げられる。
【0026】そして、第1シャッターパネル1はスプロ
ケット17を経た後、レール14の水平部分に案内され
てパネル格納用の空間内へと送られるのであるが、スプ
ロケット16及びスプロケット17間におけるチェーン
15の傾斜角度がレール14における水平部分の傾斜角
度よりも大きなものとなっているので、第2シャッター
パネル1がレール14の水平部分に載る前に、チェーン
ロ−ラ20はローラ受け部材11の切欠き12から離間
し、係合が解除される。従って、第1シャッターパネル
1はレール14の水平部分をある距離だけ前進した、図
5に示すような状態で停止する。
ケット17を経た後、レール14の水平部分に案内され
てパネル格納用の空間内へと送られるのであるが、スプ
ロケット16及びスプロケット17間におけるチェーン
15の傾斜角度がレール14における水平部分の傾斜角
度よりも大きなものとなっているので、第2シャッター
パネル1がレール14の水平部分に載る前に、チェーン
ロ−ラ20はローラ受け部材11の切欠き12から離間
し、係合が解除される。従って、第1シャッターパネル
1はレール14の水平部分をある距離だけ前進した、図
5に示すような状態で停止する。
【0027】この後、第2シャッターパネル1が第1シ
ャッターパネル1と同様にしてパネル格納室内に送られ
て、第1シャッターパネル1を、図6に示す如く奥方に
押し込む。そして、チェーンロ−ラ20がローラ受け部
材11の切欠き12から離間することによって係合が解
除され、第2シャッターパネル1はその地点で停止す
る。
ャッターパネル1と同様にしてパネル格納室内に送られ
て、第1シャッターパネル1を、図6に示す如く奥方に
押し込む。そして、チェーンロ−ラ20がローラ受け部
材11の切欠き12から離間することによって係合が解
除され、第2シャッターパネル1はその地点で停止す
る。
【0028】更に、第3〜第5シャッターパネル1につ
いても、上段のシャッターパネル1を押し込みながら順
次パネル格納室内に送られ、これによってシャッターが
開状態となる。開状態のシャッターを閉じる際には、モ
ータ21を逆転させることでチェーン15を逆走させ、
第1〜第5シャッターパネル1を順に降下させる。
いても、上段のシャッターパネル1を押し込みながら順
次パネル格納室内に送られ、これによってシャッターが
開状態となる。開状態のシャッターを閉じる際には、モ
ータ21を逆転させることでチェーン15を逆走させ、
第1〜第5シャッターパネル1を順に降下させる。
【0029】即ち、先ず第5シャッターパネル1のチェ
ーンローラ20は、ローラ受け部材11を通過する直前
に位置規制機構24によって、その切欠き12に係合さ
せられる。このようにして第5シャッターパネル1はチ
ェーン15の走行に伴ってレールに案内されて降下す
る。そして、第5シャッターパネル1がチェーン15に
連動すると同時に、図7に示す如く、プッシュロッド2
5がパネル格納室内に突出し、第1〜第4シャッターパ
ネル1をパネル1枚の厚み分だけ変位させる。
ーンローラ20は、ローラ受け部材11を通過する直前
に位置規制機構24によって、その切欠き12に係合さ
せられる。このようにして第5シャッターパネル1はチ
ェーン15の走行に伴ってレールに案内されて降下す
る。そして、第5シャッターパネル1がチェーン15に
連動すると同時に、図7に示す如く、プッシュロッド2
5がパネル格納室内に突出し、第1〜第4シャッターパ
ネル1をパネル1枚の厚み分だけ変位させる。
【0030】これによって第5シャッターパネル1の存
在位置まで押し出された第4シャッターパネル1は、対
応するチェーンローラ20によって、第5シャッターパ
ネル1と同様に動作させられ降下する。以下、図8に示
す如く、シャッターパネル1が1枚降下する毎にプッシ
ュロッド25がパネル1枚の厚み分だけ突出して、シャ
ッターパネル1を押し出してチェーンに係合させ、レー
ル14の沿って降下させる。
在位置まで押し出された第4シャッターパネル1は、対
応するチェーンローラ20によって、第5シャッターパ
ネル1と同様に動作させられ降下する。以下、図8に示
す如く、シャッターパネル1が1枚降下する毎にプッシ
ュロッド25がパネル1枚の厚み分だけ突出して、シャ
ッターパネル1を押し出してチェーンに係合させ、レー
ル14の沿って降下させる。
【0031】第1〜第5シャッターパネル1が上下方向
に連結した後、第1シャッターパネル1の上端部に設け
たロック機構(図示せず)が作動してシャッターパネル
を固定し、シャッター機能が発揮される。上述したよう
に本発明のシャッター装置では、シャッターパネルを駆
動する為にエンドレスなチェーンを用い、これを循環動
させることによってシャッターパネルを駆動するよう構
成してなるから、チェーンのジャミングが発生せず、チ
ェーンが常時スムーズに走行し、シャッターパネルの動
作が確実なものである。
に連結した後、第1シャッターパネル1の上端部に設け
たロック機構(図示せず)が作動してシャッターパネル
を固定し、シャッター機能が発揮される。上述したよう
に本発明のシャッター装置では、シャッターパネルを駆
動する為にエンドレスなチェーンを用い、これを循環動
させることによってシャッターパネルを駆動するよう構
成してなるから、チェーンのジャミングが発生せず、チ
ェーンが常時スムーズに走行し、シャッターパネルの動
作が確実なものである。
【0032】又、チェーンの弛みに起因したシャッター
パネルの損傷や汚損もなく、しかも低騒音であって使用
場所の制限を受けない。
パネルの損傷や汚損もなく、しかも低騒音であって使用
場所の制限を受けない。
【0033】
【効果】本発明によれば、シャッターパネルの動作が確
実で、信頼性に優れ、しかもシャッターパネルの損傷・
汚損が起き難く、更には騒音の発生が少なく静寂性にも
優れる。
実で、信頼性に優れ、しかもシャッターパネルの損傷・
汚損が起き難く、更には騒音の発生が少なく静寂性にも
優れる。
【図1】シャッターパネルを格納した状態でのシャッタ
ー装置の側面図である。
ー装置の側面図である。
【図2】シャッターパネルとチェーンとの係合状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】シャッターパネルとチェーンとの係合状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】シャッター装置の要部側面図である。
【図5】シャッターパネルの昇動作状況を示す側面図で
ある。
ある。
【図6】シャッターパネルの昇動作状況を示す側面図で
ある。
ある。
【図7】シャッターパネルの降動作状況を示す側面図で
ある。
ある。
【図8】シャッターパネルの降動作状況を示す側面図で
ある。
ある。
【図9】従来のシャッター装置の要部斜視図である。
1 シャッターパネル 10 ガイドローラ 11 ローラ受け部材 12 切欠き 13 テーパー面 14 レール 15 チェーン 16〜19 スプロケット 20 チェーンローラ 21 モータ 24 位置規制機構 25 プッシュロッド 27 ピニオン
Claims (10)
- 【請求項1】 複数枚のシャッターパネルを有し、これ
らシャッターパネルを昇降動作させることによってシャ
ッターの開閉を行う装置であって、前記シャッター開閉
用のエンドレス構成の帯状体と、この帯状体を駆動させ
る駆動手段と、前記シャッターの開時にシャッターパネ
ルを収納する収納部と、前記シャッターパネルを前記帯
状体に着脱自在に係合させる係合手段とを具備してなる
ことを特徴とするシャッター装置。 - 【請求項2】 エンドレス構成の帯状体はシャッターパ
ネルの両側に張設されており、常に緊張状態が保持され
るよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載の
シャッター装置。 - 【請求項3】 収納部にはシャッターパネルを案内する
略逆L字形のレールが設けられてなることを特徴とする
請求項1記載のシャッター装置。 - 【請求項4】 係合手段は、帯状体に所定間隔で設けら
れた凸部(又は凹部)と、この凸部(又は凹部)に対応
してシャッターパネル側に設けられた凹部(又は凸部)
とを具備してなることを特徴とする請求項1記載のシャ
ッター装置。 - 【請求項5】 シャッターパネル側面には帯状体を挟む
ような位置関係でガイドローラが設けられ、前記ガイド
ローラに対応した平行なレールによって前記シャッター
パネルが案内されるよう構成してなることを特徴とする
請求項1記載のシャッター装置。 - 【請求項6】 収納部の奥側に位置するレールの先端側
が低位置となるような傾斜状態でレールが設けられてな
ることを特徴とする請求項1記載のシャッター装置。 - 【請求項7】 収納部における帯状体は収納部の奥側に
おいて低位置で、かつ、レールの傾斜角度よりも大きい
傾斜角度で帯状体が張設されてなることを特徴とする請
求項1〜請求項6いずれかに記載のシャッター装置。 - 【請求項8】 シャッターパネルと帯状体とが係合・離
間する位置には、帯状体の位置を規制する位置規制手段
が設けられてなることを特徴とする請求項1〜請求項7
いずれかに記載のシャッター装置。 - 【請求項9】 収納部に収納されたシャッターパネルを
前進させる押出機構が設けられてなることを特徴とする
請求項1〜請求項8いずれかに記載のシャッター装置。 - 【請求項10】 シャッターパネルが水平動作から垂直
動作に転換される近傍の位置におけるレール曲部におい
て、レール幅が拡大するような形状に構成されてなるこ
とを特徴とする請求項1〜請求項9いずれかに記載のシ
ャッター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16082194A JPH0828159A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | シャッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16082194A JPH0828159A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | シャッター装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0828159A true JPH0828159A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15723149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16082194A Pending JPH0828159A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | シャッター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0828159A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19652577C2 (de) * | 1996-12-17 | 1999-05-20 | Kaeuferle Gmbh & Co Kg | Sektionaltor zum Verschließen einer Wandöffnung |
JP2008069518A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Sugatsune Ind Co Ltd | シャッタ装置及びシャッタ装置用金物 |
JP2022520155A (ja) * | 2018-12-28 | 2022-03-29 | マウラー,サイモン-アンドレアス | 格納式仕切壁 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP16082194A patent/JPH0828159A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19652577C2 (de) * | 1996-12-17 | 1999-05-20 | Kaeuferle Gmbh & Co Kg | Sektionaltor zum Verschließen einer Wandöffnung |
JP2008069518A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Sugatsune Ind Co Ltd | シャッタ装置及びシャッタ装置用金物 |
JP4699318B2 (ja) * | 2006-09-12 | 2011-06-08 | スガツネ工業株式会社 | シャッタ装置及びシャッタ装置用金物 |
JP2022520155A (ja) * | 2018-12-28 | 2022-03-29 | マウラー,サイモン-アンドレアス | 格納式仕切壁 |
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