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JPH08274559A - 出力電力制御装置 - Google Patents

出力電力制御装置

Info

Publication number
JPH08274559A
JPH08274559A JP7077552A JP7755295A JPH08274559A JP H08274559 A JPH08274559 A JP H08274559A JP 7077552 A JP7077552 A JP 7077552A JP 7755295 A JP7755295 A JP 7755295A JP H08274559 A JPH08274559 A JP H08274559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output power
control
signal
digital
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7077552A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Nakanishi
英一 中西
Tetsuo Onodera
哲雄 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP7077552A priority Critical patent/JPH08274559A/ja
Priority to CN96190539A priority patent/CN1077746C/zh
Priority to KR1019960706846A priority patent/KR970703654A/ko
Priority to PCT/JP1996/000851 priority patent/WO1996031954A1/ja
Priority to US08/750,268 priority patent/US5832373A/en
Publication of JPH08274559A publication Critical patent/JPH08274559A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. Transmission Power Control [TPC] or power classes
    • H04W52/04Transmission power control [TPC]
    • H04W52/52Transmission power control [TPC] using AGC [Automatic Gain Control] circuits or amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3036Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
    • H03G3/3042Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Microwave Amplifiers (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度補償範囲が広い、良好な出力電力制御を
実行できる出力電力制御装置を提供する。 【構成】 電力増幅器21によって電力増幅された送信
信号が、電力増幅器の出力側に接続された伝送線路22
を介して入力され、その進行波成分だけを通過させるア
イソレータ30と、このアイソレータの入力点から出力
電力の一部を取出して、現実の出力電力の検波信号を形
成する、フィードバック制御系の入力段を構成する検波
回路23とを備える。また、この検波回路の取出し部に
おける寄生リアクタンスをキャンセルする、アイソレー
タへの入力点に接続されたリアクタンス整合素子29を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目標送信出力電力が段
階的又は連続的に変化する無線装置の出力電力制御装置
に関し、例えば、自動車電話システムや携帯電話システ
ム等の移動端末に搭載する出力電力制御装置に適用し得
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車電話システム等の移動体
通信システムにおいては、消費電力の節約や他の移動端
末への干渉低減のために、移動端末の出力電力レベルを
基地局の指示によって多段階あるいは連続的に切り替え
るようになされている。例えば、北米のアナログセルラ
方式の自動車電話システム(クラスIII )では、最大出
力を+28dBmとして4dBステップで6段階(PL
2〜PL7)に出力電力を制御する。
【0003】図2は、このような電力制御を行なう従来
の出力電力制御装置の基本構成を示すブロック図であ
る。
【0004】図2において、発振器1で生成された搬送
波信号は、ドライバアンプ2等の各種処理回路を経て送
信信号に変換されて電力増幅器3に入力される。この電
力増幅器3で電力増幅された送信信号は、結合伝送路
(方向性結合器)4等を経てアンテナ共用器8に入力さ
れ、アンテナ共用器8において不要波が除去された後、
送受共用アンテナ(以下、単にアンテナと呼ぶ)9から
空間に放射される。
【0005】アンテナ9が電波を捕捉して電気信号に変
換した受信信号は、アンテナ共用器8において不要帯域
が除去され、プリアンプ10で前置増幅されて受信信号
処理系に入力される。このような基地局からの受信信号
に、送信出力電力レベルの指示情報が含まれている。
【0006】上述した結合伝送路4は、主伝送線路4
a、結合伝送線路4b及び終端抵抗4cからなり、電力
増幅器3からの送信信号のうち進行波のみが、結合伝送
線路4bの一端から取出されて検波回路5に入力され
る。検波回路5においては、この送信信号が結合コンデ
ンサ5bを介し、バイアス抵抗5aによってバイアスさ
れて検波ダイオード5cに入力されて整流され、その
後、平滑コンデンサ5d及び負荷抵抗5eによって平滑
直流化されて、検波電力出力(検波信号)が得られる。
この検波信号は、実際にアンテナ9から放射される電力
レベルに対応したTSSI(transmitting signal stre
ngth indicator)信号としてフィードバック制御回路6
に入力される。
【0007】制御部7は、図示しない基地局からの指示
に従って、所定の出力電力レベルを表す制御信号をフィ
ードバック制御回路6に与える。これにより、フィード
バック制御回路6は、TSSI信号から認識される現実
の出力電力レベルと、制御すべき目標電力レベルとの差
異を小さくするように作用するフィードバック信号(以
下、FB信号と呼ぶ)を形成して出力する。FB信号
は、例えば、電力増幅器3において出力電力レベルを可
変できるVcont入力端子に入力される。
【0008】以上のように、出力電力レベルのフィード
バックループを形成し、このフィードバックループに、
制御部7が制御すべき電力レベルの目標値を与えて、そ
の目標電力レベルになるように出力電力レベルを制御す
る。
【0009】また、近年においては、図3に示すよう
に、デジタル処理を一部利用した出力電力制御装置も適
用されることが多くなってきている。
【0010】すなわち、検波回路5からのTSSI信号
をA/D変換器11によってデジタルデータに変換して
制御部7に入力し、フィードバック制御回路(6)の機
能をも担う制御部7が演算処理によってFB信号データ
を形成し、このFB信号データをD/A変換器12がF
B信号に変換して出力する。このように、フィードバッ
ク制御回路6に比較用のオペアンプ等のアナログ回路を
使用せずに、デジタル信号に一旦変換して、制御部7の
演算処理で等価の作用(フィードバック制御回路6の作
用)を実現している。
【0011】ここで、制御部7は、A/D変換器11及
びD/A変換器12に制御信号(クロック信号等)を与
えて、その変換動作を制御する。
【0012】なお、A/D変換器11が、例えば0〜5
Vの入力範囲として8ビットの分解能を持つとすれば、
約0.019V(=5V/256)の検出分解能を有す
る。出力電力(W)と検波回路5からのTSSI信号と
は、一般に正比例の関係にある。一方、制御される出力
電力は、一般に対数的に等間隔で制御される(切替えら
れる)。すなわち、dBm単位で例えば4dB間隔で制
御される。従って、各制御レベルに対応するTSSI信
号レベルも対数的に変化することになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の出力電
力制御装置には以下のような課題がある。
【0014】(1) 第1に、温度安定性が低いという課題
があり、この課題は、図2に示した出力電力制御装置及
び図3に示した出力電力制御装置が共に有する。
【0015】例えば、セルラ自動車電話システムのよう
なシステムでは、加入者の容量を増加させるために、サ
ービスエリアの範囲(すなわちセル)が狭小化してい
く。このマイクロセル化に応じて、移動端末の出力電力
も従来よりも小さく絞るように制御することが要求され
る。例えば、北米のデジタルセルラ方式の移動端末(ク
ラスIII )においては、上述したアナログセルラ方式
(クラスIII )に比べて、さらに3ステップすなわち1
2dBだけ小さい電力レベルまで制御することが必要と
なる。従って、出力電力に対応するTSSI信号も、3
2dBの範囲で、リニアリティと温度安定度が必要とな
る。
【0016】しかしながら、結合伝送路4で出力電力を
取出す方法では、結合度を十分にとることが難しいた
め、十分に温度安定となるような検波電圧を得ることが
できない。携帯形の移動端末は電池駆動であるため、電
力増幅器3よりアンテナ9側での損失をできる限り小さ
くしないと、消費電力の増加につながり、使用時間から
の商品価値の低下に甘んじなければならない。また、結
合伝送路4の結合度を上げても、損失も増大するので、
検波電力を十分に大きくすることはできない。
【0017】例えば、800MHz帯での結合度が−1
6dBの場合、出力電力が1Wのときで、2V程度の検
波電圧しか得られない。図4に示すように、32dBの
電力制御を考えた場合、検波電圧は2Vから50mVに
渡って変化し、温度によって著しく検波特性が変動する
ことが避けられない。例えば、北米のデジタルセルラ方
式の移動端末(クラスIII )の最小電力のPL10の点
に対応したTSSI信号の電圧レベルを、−30°Cの
ときにとる出力電力強度レベル(X)と、+80°Cの
ときにとる出力電力強度レベル(Y)とに10dB以上
の差がある。すなわち、TSSI信号がPL10の点の
レベルをとっても、そのときの出力電力レベルは10d
B以上の範囲のいずれかになっており、PL10の点の
出力電力レベルになっているとは限らない。
【0018】(2) 第2に、図3に示す従来装置について
は、すなわちA/D変換器を用いてTSSI信号を認識
する装置においては、検出分解能の課題がある。
【0019】例えば、最小出力レベルのPL10の出力
電力レベルに対応する50mVのPSSI信号をA/D
変換する場合において、上述した8ビット、19mVの
分解能(量子化ステップ)を有するA/D変換器を使用
すると、50mVを中心とした19mVの範囲の値、又
は、50mVから69mVまでの値が同じデジタルデー
タに変換されるので、(50+19)/50=1.3
8、すなわち約4dBの検出分解能しか持っていない。
【0020】従って、このような検出誤差(量子化誤
差)を有するTSSIデータを処理してFB信号を形成
する場合、目標出力電力レベルが小さいほどA/D変換
器の検出分解能の影響が大きく、良好な制御を実行し得
ない。
【0021】上記課題(1) 及び(2) は共に、目標出力電
力レベルが小さいほど顕著であり、従って、広範囲な電
力範囲を良好に出力制御しようとすると、目標出力電力
レベルが小さい側での問題が大きい。
【0022】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明においては、送信出力電力を段階的又
は連続的に切り替える、出力電力のフィードバック制御
系を有する出力電力制御装置において、以下の構成要素
を備えるようにした。
【0023】すなわち、(a) 送信信号を電力増幅する電
力増幅器と、(b) この電力増幅器によって電力増幅され
た送信信号が、電力増幅器の出力側に接続された伝送線
路を介して入力され、その進行波成分だけを通過させる
アイソレータと、(c) このアイソレータの入力点から出
力電力の一部を取出して、現実の出力電力の検波信号を
形成する、フィードバック制御系の入力段を構成する検
波回路と、(d) この検波回路の取出し部における寄生リ
アクタンスをキャンセルする、アイソレータへの入力点
に接続されたリアクタンス整合素子とを備えるようにし
た。
【0024】また、上記課題を解決するため、第2の本
発明においては、送信出力電力を段階的又は連続的に切
り替える、出力電力のフィードバック制御系を有する出
力電力制御装置において、以下の構成要素を備えるよう
にした。
【0025】すなわち、(A) 出力電力をオープン制御す
るオープン制御系と、(B) 目標出力電力レベルが大きい
ときに、フィードバック制御系を機能させ、目標出力電
力レベルが小さいときに、オープン制御系を機能させる
制御系切替手段と、(C) 少なくともオープン制御時にお
ける出力電力の温度変動を補償する温度補償手段とを備
えるようにした。
【0026】
【作用】送信出力電力を段階的又は連続的に切り替え
る、出力電力のフィードバック制御系を有する出力電力
制御装置においては、アンテナへの出力電力にできるだ
け損失を与えずにフィードバック制御のための信号を検
波回路が取出して検波信号を形成することが好ましい。
また、目標出力電力が小さいときには、検波信号レベル
も小さくなり、温度変動の影響を大きく受けるので、目
標出力電力が小さいときの検波信号レベルを高めること
が好ましい。
【0027】第1の本発明は、このようなことに着目
し、電力増幅器の出力側に接続された伝送線路の後段に
アイソレータを設け、検波回路が、このアイソレータの
入力点から出力電力の一部を取出して、現実の出力電力
の検波信号を形成すると共に、この検波回路の取出し部
における寄生リアクタンスをキャンセルするリアクタン
ス整合素子をアイソレータへの入力点に接続して設け
た。
【0028】アイソレータは、従来適用されている結合
伝送路(方向性結合器)に比較して、出力電力に損失を
与えずに、検波回路への入力点での電力を高めること、
及び、検波信号の周波数特性の安定性等に機能する。リ
アクタンス整合素子は、検波回路の取出し部における寄
生リアクタンスをキャンセルするので、検波回路を見込
むインピーダンスを大きくできる。その結果、同一の目
標出力電力レベルにおける検波信号レベルを従来より大
きくでき、目標出力電力レベルが小さい場合でも温度変
動の影響を受けにくいレベルまで検波信号レベルを高め
ることができる。
【0029】上述したように、目標出力電力が小さいと
きには、検波信号レベルも小さくなり、温度変動の影響
を大きく受け、フィードバック制御が有効に機能しな
い。そうであるならば、検波信号レベルが温度変動の影
響を大きく受けるような目標出力電力では、検波信号レ
ベルを利用しなければ良い。
【0030】第2の本発明は、このような発想に立ち、
目標出力電力レベルが大きいときには、フィードバック
制御系を機能させ、目標出力電力レベルが小さいときに
は、オープン制御系を機能させることとした。オープン
制御によって、フィードバックループの温度補償を放棄
することは上記理由により問題は少ないが、単に、オー
プン制御だけを適用した場合には、送信信号の基本伝送
系での温度補償も実行できない。そこで、少なくともオ
ープン制御時における出力電力の温度変動を補償する温
度補償手段を備えるようにした。
【0031】
【実施例】
(A)第1実施例 以下、本発明による出力電力制御装置の第1実施例を図
面を参照しながら詳述する。ここで、図1がこの第1実
施例の構成を示すブロック図である。なお、この第1実
施例は、移動端末に搭載される出力電力制御装置を意図
している。
【0032】図1において、電力増幅器21は、送信信
号を電力増幅し、伝送線路22を介してアイソレータ3
0に入力する。アイソレータ30は、反射波成分が電力
増幅器側に戻ることを防止しつつ、電力増幅された送信
信号をアンテナ共用器26に入力する。アンテナ共用器
26は、入力された送信信号から不要波を除去した後、
アンテナ27から送信信号を空間に放射させる。
【0033】また、アンテナ共用器26は、アンテナ2
7が電波を捕捉して電気信号に変換した受信信号の不要
帯域を除去して、前置増幅するプリアンプ28を介して
受信信号を受信信号処理系に入力する。このような基地
局からの受信信号に、出力電力レベルの指示情報が含ま
れている。
【0034】伝送線路22のアイソレータ30側の端部
は、バイアス抵抗23a、結合コンデンサ23b、検波
ダイオード23c、平滑コンデンサ23d及び負荷抵抗
23eでなる検波回路23に接続されている。
【0035】検波回路23において、結合コンデンサ2
3bは、伝送線路22のアイソレータ30側の端部にお
ける送信信号の交流成分を取出すものである。バイアス
抵抗23bは、この交流成分にバイアス電圧Vbiasを重
畳させるために設けられており、バイアスされた交流信
号(電力増幅された送信信号の振幅情報をそのまま含
む)が検波ダイオード23cのアノード端子に印加され
る。検波ダイオード23cは、バイアスされた交流信号
を整流するものであり、そのカソード端子には平滑コン
デンサ23d及び負荷抵抗23eが接続されている。平
滑コンデンサ23d及び負荷抵抗23eは、整流信号を
平滑、直流電圧化するものであり、その直流電圧信号が
TSSI信号としてフィードバック制御回路24に入力
される。
【0036】制御部25は、所定の出力電力レベル(目
標出力電力レベル)を表す制御信号をフィードバック制
御回路24に与える。フィードバック制御回路24は、
TSSI信号から認識される現実の出力電力レベルと、
制御信号が指示する目標電力レベルとの差異を相殺する
FB信号を形成して、電力増幅器21の出力電力レベル
を可変できるVcont入力端子に印加する。
【0037】なお、制御部25からフィードバック制御
回路24への制御信号は、フィードバック制御回路24
がTSSI信号レベル及び基準電圧レベルを比較する比
較器を備える場合、その比較器に入力する基準電圧であ
っても良く、比較器の入力段にD/A変換器を備える場
合にはその基準電圧をD/A変換器から出力させるデジ
タルデータであっても良い。
【0038】以上の構成に加えて、第1実施例は、伝送
線路22のアイソレータ30側の端部に接続されたリア
クタンス整合素子29を備えている。リアクタンス整合
素子29は、検波回路23の等価的なリアクタンス成分
を相殺するために設けられている。
【0039】伝送線路22のアイソレータ30側の端部
点Aから検波回路23側を見込んだリアクタンス成分
は、部品の取付けパッドや引出し配線のために例えば容
量性のリアクタンスを持つ。この寄生リアクタンス成分
をキャンセルするために、リアクタンス整合素子29と
してインダクタ素子を付加して寄生リアクタンス成分を
キャンセルし、点Aより検波回路23を見たインピーダ
ンスを、伝送線路インピーダンス(50Ω)に比べて十
分に大きくしている。
【0040】この第1実施例の最も大きな特徴は、この
リアクタンス整合素子29を設けている点にあり、方向
性を与えるために上述したアイソレータ30を設けてい
ることも特徴をなしている。すなわち、第1実施例は、
電力増幅器21からアンテナ27に至る送信信号の基本
経路から、出力電力レベルの情報を取出す構成が従来と
異なっており、特徴をなしている。
【0041】以下、第1実施例の動作を説明し、また、
この第1実施例の特徴構成をなすリアクタンス整合素子
29やアイソレータ30等がどのように機能、作用する
かをも併せて説明する。
【0042】この第1実施例においても、出力電力を制
御する基本的な動作は従来と同様である。すなわち、電
力増幅器21において電力増幅した送信信号を、伝送線
路22、アイソレータ30、アンテナ共用器26を介し
てアンテナ27に与えて空間に放射させると共に、検波
回路23によって、出力電力レベルをTSSI信号とし
て取出し、フィードバック制御回路24において、この
TSSI信号のレベルと、制御部25からの制御信号と
に応じて、現実の出力電力レベルと目標の出力電力レベ
ルとの偏差を相殺するFB信号を形成して電力増幅器2
1の電力制御入力端子Vcontに印加し、かかるフィード
バックループによって、現実の出力電力レベルを目標と
する出力電力レベルに合せ込むようにしている。
【0043】ここで、基地局から目標の出力電力レベル
の変化が指示された場合には、制御部25からの制御信
号の指示内容が変化するが、この場合にも、上述したフ
ィードバックループによる動作により、現実の出力電力
レベルが新たな目標の出力電力レベルに収束し、この収
束状態においては、上述したフィードバックループによ
る動作により、出力電力レベルの安定化が実行される。
【0044】上述したように、電力増幅器21からアン
テナ27に至る送信信号の基本経路から、出力電力レベ
ルの情報を取出す構成に、この第1実施例の特徴があ
る。すなわち、リアクタンス整合素子29が接続されて
いる、伝送線路22のアイソレータ30側の端部から、
結合コンデンサ23aを介してその出力電力情報を取出
していることに特徴がある。
【0045】図2又は図3に示した従来の装置において
は、結合伝送路(方向性結合器)4によってその情報を
取出しているため、基本経路を進行する送信信号の損失
とのトレードオフから結合度を小さくしており、例え
ば、−13dBにしている。このとき、結合伝送路4の
結合伝送線路4bのインピーダンスを50Ωとすると、
検波回路5の検波効率が100%としても、1W出力時
に得られる最大検波電圧Vdet は2.2Vとなる。すな
わち、実効値で考えて、電力Pは電流I及び電圧Vの積
であり、しかも電流Iは電圧Vを抵抗Rで除算したもの
であるので、最大検波電圧Vdet は、√(2・P・R)
で表すことができ(なお、√2は実効値を最大値に変換
するピークファクタである)、Pに−13dBW=0.
05W、Rに50Ωを代入することで、1W出力時に得
られる最大検波電圧Vdet が2.2Vになることが求め
られる。
【0046】一方、第1実施例においては、結合伝送線
路を用いることなく、基本経路から送信信号(RF信
号)を取出しているので、1Wの電力がそのまま印加さ
れる。また、この第1実施例においては、リアクタンス
整合素子29を用いたことにより、検波回路23を見込
んだリアクタンス成分が0となっている。従って、検波
回路29を見込むインピーダンスは、尖鋭度Qが十分に
高いリアクタンス整合素子29を使うことで、数kΩに
上げることができる。そのため、伝送線路22のインピ
ーダンスを50Ωとして、最大検波電圧Vdet として、
Vdet =√(2×1×50=10Vが得られる。また、
検波回路23側への入力電力は、検波回路23を見込む
インピーダンスrを3kΩとすると、P=V2 /r=
0.033Wとなり、1Wの出力電力に対して0.14
dBの損失にしかなり得ない。
【0047】すなわち、この第1実施例においては、伝
送線路22の端部から送信信号を直接取出すことによ
り、非常に大きな検波電圧を取出しているにも拘らず、
電力増幅器23の出力の損失を小さく抑えることができ
ている。
【0048】このような場合において、例えば、32d
Bの出力電力範囲を考えると、TSSI信号は最大10
Vから最小250mVで変化し、TSSI信号が250
mVの最小電力レベルであるPL10の点の値をとる出
力電力レベルは、温度が−30°C〜+85°Cの範囲
で1dBしか変化しない(図4の範囲Z参照)。すなわ
ち、この第1実施例においては、TSSI信号の温度安
定度が非常に向上し、安定な電力制御を実行できる。
【0049】第1実施例の他の特徴は、アイソレータ3
0を使用して反射波の存在による定在波の発生を低減し
て、検波電圧の周波数特性を安定化している点にある。
すなわち、従来で用いていた結合伝送路(方向性結合
器)4の反射波防止機能をアイソレータ30に代替して
いると共に、このアイソレータ30を設けることによっ
て電力増幅器21の動作安定化を高めている。検波電圧
の周波数特性の安定化を効果的とするために、アイソレ
ータ30の入力点より結合コンデンサ23bを介して送
信信号(出力電力を表す信号)を取出している。
【0050】以上のように、第1実施例によれば、電
力増幅器21に続く伝送線路22及びアイソレータ30
間の接続点から検波回路23への信号を取出しているこ
と、取出し回路部分で発生する寄生リアクタンスを、
リアクタンス整合素子29によってキャンセルしている
こと、方向性結合器に代えてアイソレータ30を適用
していること等によって、以下の効果を奏することがで
きる。
【0051】十分に大きい検波電圧を取出すことがで
き、広範囲な出力電力レベルに渡って温度安定な検波電
圧が得られ、その結果、温度変化に拘らず安定な出力電
力制御を実行することができる。
【0052】アイソレータ30の使用により、検波特
性の周波数特性を安定化でき、その結果、安定な出力電
力制御を実行することができる。
【0053】アイソレータ30の使用により、電力増
幅器21の歪み特性の安定化や、動作安定化が期待でき
る。
【0054】(B)第2実施例 次に、本発明による出力電力制御装置の第2実施例を、
図1との同一、対応部分に同一符号を付して示す図5を
参照しながら説明する。
【0055】第1実施例の場合、フィードバック制御回
路24が形成したFB信号の、送信信号の基本伝送経路
への帰還先が電力増幅器21であった。この第2実施例
の出力電力制御装置は、電力増幅器21の前段側にゲイ
ン可変増幅器(減衰器を含む)31を設け、このゲイン
可変増幅器31の制御入力端子に、フィードバック制御
回路24が形成したFB信号を印加するようにした。こ
の他の点は、第1実施例と同様である。
【0056】第2実施例によっても、送信信号の基本経
路から、出力電力を検出するための信号の取出し方は第
1実施例と同様であるので、第1実施例と同様な効果を
得ることができる。これに加えて、第2実施例によれ
ば、FB信号の帰還先が電力増幅器21の前段側に設け
られたゲイン可変増幅器31であるので、帰還先として
電力増幅器21を用いる場合に比べ、電力増幅器21を
FB信号で制御する際の歪み発生を回避でき、より一層
の温度安定な出力電力制御が期待できる。
【0057】(C)第3実施例 次に、本発明による出力電力制御装置の第3実施例を、
図1、図5との同一、対応部分に同一符号を付して示す
図6を参照しながら説明する。
【0058】この第3実施例は、FB信号を形成するフ
ィードバック制御回路24が制御部25内に融合された
ものである。検波回路23からのTSSI信号は、A/
D変換器32によってデジタルデータに変換されて制御
部25に入力され、制御部25が入力されたTSSI信
号データと、内部管理する目標出力電力レベルデータと
に基いて、現実の出力電力レベルと目標出力電力レベル
との偏差をなくすようなFB信号データを形成し、この
FB信号データをD/A変換器33がFB信号(アナロ
グ信号)に変換してゲイン可変増幅器31(電力増幅器
21でも良い)に入力させるものである。また、この第
3実施例においては、検波回路23の負荷抵抗23eと
して、直列接続された2個の抵抗R1 及びR2 を用い、
これら抵抗R1 及びR2 の接続点電圧をTSSI信号と
している。その他の点は、第1及び第2実施例と同様で
ある。
【0059】仮に、A/D変換器32として、0〜5V
を8ビットに変換するものを適用するとする。
【0060】第1実施例の項や発明が解決しようとする
課題の項で説明したように、図3に示す従来装置のよう
な検波のための信号取出し方法では、北米のデジタルセ
ルラ方式(クラスIII )の最大出力電力レベルのPL2
の点で2.2V、最小出力電力レベルのPL10の点で
50mVの検波電圧が得られ、この場合には、A/D変
換器32の変換能力を十分には利用していない。十分に
利用しようとすると、温度変動の影響を受け易い能動素
子(例えばオペアンプ)を用いて増幅しなければならな
い。
【0061】一方、この第3実施例においても、第1及
び第2実施例と同様にして、送信信号の基本伝送経路か
ら検波のための信号を取出しており、そのため、検波ダ
イオード23cのカソード側(B点)の電圧として、北
米のデジタルセルラ方式(クラスIII )の最大出力電力
レベルのPL2の点で10V、最小出力電力レベルのP
L10の点で250mVの電圧が得られる。ここで、直
列接続された2個の抵抗R1 及びR2 でなる負荷抵抗2
3eの分圧比を例えば1/2とすると、A/D変換器3
2への入力電圧範囲を、能動素子を用いることなく、1
25mV〜5Vにでき、A/D変換器32の変換能力を
有効に利用できる。
【0062】また、上述したように、A/D変換器を有
する図3に示す従来装置においては、出力電力レベルが
小さい程、A/D変換後の相対的な検出分解能は低く、
同一のデジタルデータになる電圧範囲が0.019Vの
範囲のため、PL10の点では約4dBの検出分解能し
か持っておらず、細かい電力制御を行なうことができな
い。
【0063】これに対して、第3実施例においては、P
L2の点近傍においては、TSSI信号レベルが5Vで
あるため、検出分解能は(5+0.019)/5=1.
0038であって0.016dBであり、PL10の点
近傍においては、TSSI信号レベルが250mVであ
るため、検出分解能は(250+19)/250=1.
152であって0.61dBとなる。すなわち、従来装
置に比較すると、最小出力電力の制御時でも、電力検出
分解能が大幅に改善される。
【0064】以上のように、第3実施例によっても、送
信信号の基本経路から、出力電力を検出するための信号
の取出し方は第1実施例と同様であるので、第1実施例
と同様な効果を得ることができる。また、第2実施例と
同様に、FB信号の帰還先が電力増幅器21の前段側に
設けられたゲイン可変増幅器31であるので、帰還先と
して電力増幅器21を用いる場合に比べ、電力増幅器2
1をFB信号で制御する際の歪み発生を回避でき、より
一層の温度安定な出力電力制御を期待することができ
る。
【0065】さらに、第3実施例によれば、FB信号の
形成構成をデジタル構成とした場合でも、A/D変換器
のダイナミックレンジを有効に利用でき、十分な検出分
解能を得ることができると共に、A/D変換器に入力す
る電圧も、能動素子を用いた増幅によらず、単純な抵抗
分割で実現でき、温度安定な細かい電力制御を達成する
ことができる。
【0066】(D)第4実施例 次に、本発明による出力電力制御装置の第4実施例を、
図6との同一、対応部分に同一符号を付して示す図7を
参照しながら説明する。
【0067】この第4実施例においては、検波回路23
内の一方の分割抵抗R1 に並列にオンオフ切替スイッチ
34を設けている。このオンオフ切替スイッチ34に
は、制御部25からオンオフ制御信号が与えられる。
【0068】オンオフ切替スイッチ34がオン(閉成)
したときは、抵抗R1 が短絡されて負荷抵抗が抵抗R2
だけとなり、検波電圧は、抵抗R1 及びR2 で分圧され
ることなく、TSSI信号として出力される。一方、オ
ンオフ切替スイッチ34がオフ(開放)したときは、検
波電圧は、抵抗R1 及びR2 で分圧されて、TSSI信
号として出力される。
【0069】ここで、制御部25は、目標出力電力レベ
ルが大きいときに、オンオフ切替スイッチ34をオフさ
せるオンオフ制御信号を出力し、目標出力電力レベルが
小さいときに、オンオフ切替スイッチ34をオンさせる
オンオフ制御信号を出力する。また、制御部25は、オ
ンオフ制御信号の指示内容に応じて、A/D変換器32
からのTSSI信号データの取扱いを変更する。例え
ば、抵抗R1 及びR2 が同一抵抗値の場合には、スイッ
チ34がオンしたときのTSSI信号データと、スイッ
チ34がオフしたときのTSSI信号データとは、同じ
データ値であっても2倍の関係があり、制御部25はこ
の点を考慮してFB信号データの作成を行なう。
【0070】例えば、検波ダイオード23cのカソード
側の電圧として、北米のデジタルセルラ方式(クラスII
I )の最大出力電力レベルのPL2の点で10V、最小
出力電力レベルのPL10の点で250mVの電圧が得
られるとし、直列接続された2個の抵抗R1 及びR2 で
なる負荷抵抗23eの分圧比を1/2とする。
【0071】最大出力電力レベルのPL2の点が目標出
力電力レベルのときには、スイッチ34をオフさせて分
圧電圧5VのTSSI信号をA/D変換器32に入力さ
せる。これにより、検波電圧が、A/D変換器32の処
理し得る最大電圧(例えば5V)より大きい場合でも、
A/D変換器32を有効に機能させることができる。一
方、最小出力電力レベルのPL10の点が目標出力電力
レベルのときには、スイッチ34をオンさせて検波電圧
250mVそのものでなるTSSI信号をA/D変換器
32に入力させる。これにより、A/D変換器32から
のTSSI信号データの分解能を第3実施例以上に高め
ることができる。
【0072】従って、この第4実施例によれば、既述の
実施例の効果に加えて、A/D変換器32の変換可能範
囲を越えた電力制御範囲で電力制御を実行できると共
に、出力電力レベルが小さい範囲では一段と細かい電力
制御を実行できるという効果を奏することができる。
【0073】(E)第5実施例 次に、本発明による出力電力制御装置の第5実施例を、
図7との同一、対応部分に同一符号を付して要部を取出
して示す図8を参照しながら説明する。
【0074】この第5実施例は、上記第4実施例と同一
の技術思想に従うものである。第5実施例においては、
検波ダイオード23cのカソード側に得られた検波電圧
を、そのまま出力するか分圧して出力するかを切り替え
るスイッチ35が第4実施例のスイッチ34とは異なっ
ている。すなわち、第5実施例においては、2入力1出
力構成のいわゆるc接点構造のスイッチ35を適用して
おり、このスイッチ35の一方の入力端子35aを、検
波ダイオード23cのカソードと抵抗R1 との接続点に
接続し、スイッチ35の他方の入力端子35bを、両抵
抗R1 及びR2間の接続点に接続している。制御部25
は、目標出力電力レベルが大きいときに、スイッチ35
をその入力端子35bに接続させ、目標出力電力レベル
が小さいときに、スイッチ35を他方の入力端子35a
に接続させるスイッチ制御信号を出力する。
【0075】その他の点は第4実施例と同様であり、こ
の第5実施例によっても、第4実施例と同様な効果を得
ることができる。
【0076】なお、第4実施例及び第5実施例において
は、分圧比が2段階で切り替えられるものを示したが、
3段階以上で切り替えても良いことは勿論である。
【0077】(F)第6実施例 次に、本発明による出力電力制御装置の第6実施例を、
図6との同一、対応部分に同一符号を付して示す図9を
参照しながら説明する。
【0078】なお、第6実施例〜後述する第10実施例
においては、送信信号の基本経路から、出力電力制御の
ための信号を取出す方法が従来と同じであるとして説明
を行なうが、特徴はここにはなく、既述した第1実施例
〜第5実施例が採用している取出し方法を適用しても良
いことは勿論である。第6実施例〜後述する第10実施
例においては、結合伝送路(方向性結合器)43によっ
て、送信信号の基本経路から、出力電力制御のための信
号を取出すようになされている。
【0079】この第6実施例における特徴は、発振器4
0からの搬送波信号を増幅駆動するドライバアンプ41
に、サーミスタ等の感温素子42を接続している点と、
制御部25として、目標出力電力レベルが大きいときに
は、A/D変換器32からのTSSI信号データを取り
込んでFB信号データ(制御データ)を形成すると共
に、目標出力電力レベルが小さいときには、図9(B)
にイメージ的に示すように、A/D変換器32からのT
SSI信号データを取り込むことなく制御データを形成
するものを適用している点にある。制御部25は、目標
出力電力レベルが小さい場合用の固定の制御データを内
蔵する記憶部25aに格納している。
【0080】なお、図9においては、ドライバアンプ4
1の電源端子に感温素子42を接続しているように示し
ているが、ドライバアンプ41のゲインを制御できるよ
うに感温素子42を接続すれば良く、その接続端子が電
源端子に限定されるものではない。
【0081】ここで、感温素子42は、ドライバアンプ
41のゲインが温度補償されるように設けられたもので
ある。感温素子42の温度特性は、ドライバアンプ41
のゲインだけを考慮して定められたものではなく、発振
器40からアンテナ共用器26に至る経路上の全ての回
路(例えば無線周波数帯のフィルタ、増幅器、周波数変
換器等)による総合的なリニアゲインの温度変動を相殺
できるように、ドライバアンプ41のゲインを温度補償
できる特性に選定されている。
【0082】このように、無線周波数帯のリニアゲイン
を温度補償することにより、電力増幅器21の電力制御
端子Vcontの制御電圧を一定とした場合のアンテナ27
の端部に現れる出力電力は、温度が変化したときでもか
なり安定となる。例えば、送信系を構成するブロック
(回路)数にもよるが、上述のような簡単な温度補償に
より、温度が−30°C〜+85°Cの範囲で変動を±
2dB以内に抑えることができる。
【0083】次に、この第6実施例の出力電力制御装置
における出力電力の制御動作について説明する。
【0084】目標出力電力が大きい場合は、A/D変換
器32の電圧検出分解能が十分に良好なので、制御部2
5は、A/D変換器32からのTSSI信号データを取
り込んでフィードバック演算を行なってFB信号データ
を形成してD/A変換器31に出力する。
【0085】目標出力電力が小さい場合は、A/D変換
器32の電圧検出分解能が大きくなってしまい、発明が
解決しようとする課題の項で述べた課題が生じる。そこ
で、この第6実施例においては、制御部25は、目標出
力電力が小さい場合には、A/D変換器32からのTS
SI信号データを取込むことなく、記憶部25aからそ
のときの目標出力電力レベルに応じた固定の制御データ
を取出してD/A変換器33に出力し、固定の制御信号
を電力増幅器21の電力制御端子Vcontに印加させる。
なお、固定の制御データは、例えば装置の製造初期時に
所要の出力電力を達成するデータ値を検出して格納して
おけば良い。
【0086】従って、目標出力電力が小さい場合には、
フィードバック制御ではなく、オープン制御になるが、
送信系全体のリニアゲインは、上述したように、感温素
子42によって温度補償されているので、温度変動に対
しても安定である。また、オープン制御になっているの
で、A/D変換器32の検出分解能や検波電圧の温度変
動の問題は発生しない。
【0087】以上のように、第6実施例によれば、広い
出力電力制御範囲に渡って温度補償が良好なしかも細か
い出力電力制御を実行することができる。
【0088】(G)第7実施例 次に、本発明による出力電力制御装置の第7実施例を、
図9との同一、対応部分に同一符号を付して示す図10
を参照しながら説明する。
【0089】この第7実施例は、第6実施例と同じ技術
思想に従ってなされたものである。すなわち、目標出力
電力レベルに応じてフィードバック制御及びオープン制
御を切り替えると共に、感温素子42を利用して送信系
の温度補償を実行するものである。第6実施例との相違
は、感温素子42を電力増幅器21に接続した点、制御
信号の帰還先(印加先)を電力増幅器21より前段のゲ
イン可変の増幅器(例えばドライバアンプ)41aにし
た点にある。
【0090】このような相違はあるが、この第7実施例
によっても第6実施例と同様な作用、効果を奏する。
【0091】(H)第8実施例 次に、本発明による出力電力制御装置の第8実施例を、
図9との同一、対応部分に同一符号を付して示す図11
を参照しながら説明する。
【0092】この第8実施例も、第6実施例と同じ技術
思想に従ってなされたものである。第6実施例との相違
は、感温素子42からの制御電圧信号と、D/A変換器
33からのFB信号とを合成部44によって重畳して電
力増幅器21の電力制御端子Vcontに印加した点にあ
る。このような相違はあるが、この第8実施例によって
も第6実施例と同様な作用、効果を奏する。
【0093】なお、温度補償用の感温素子42の接続先
が任意であることを第6〜第8実施例を用いて示した
が、温度補償用の感温素子42の接続先としては、さら
に図示を省略しているフィルタやミキサであっても良
い。
【0094】(I)第9実施例 次に、本発明による出力電力制御装置の第9実施例を、
図11との同一、対応部分に同一符号を付して示す図1
2を参照しながら説明する。
【0095】この第9実施例においては、出力電力を制
御する制御電圧信号が印加され得る増幅器が2個になっ
ている。すなわち、ドライバアンプ41及び電力増幅器
21に制御電圧信号が印加され得るようになされてい
る。
【0096】電力増幅器21への第1の制御電圧信号の
印加構成は、既述の実施例と同様に、制御部25及びD
/A変換器33が該当する。一方、ドライバアンプ41
への第2の制御電圧信号の印加構成は、制御部25、D
/A変換器45及び合成部44が該当する。ここで、D
/A変換器45からの第2の制御電圧信号は、合成部4
4において、感温素子42からの制御電圧信号と重畳さ
れてドライバアンプ41の制御端子に印加される。
【0097】この第9実施例の制御部25は、目標出力
電力レベルが大きいときには、A/D変換器32からの
TSSI信号データを取り込んでFB信号データを形成
し、D/A変換器33に与えて電力増幅器21に第1の
制御電圧信号を印加させるものである。また、制御部2
5は、目標出力電力レベルが小さいときには、A/D変
換器32からのTSSI信号データを取り込むことな
く、内蔵する記憶部25bから、そのときの目標出力電
力レベルに応じた固定の第1及び第2の制御電圧信号デ
ータを取出し、第1の制御電圧信号データをD/A変換
器33に与え、第2の制御電圧信号データをD/A変換
器45に与えるものである。
【0098】なお、第1の制御電圧信号データは目標出
力電力レベルに応じて絶対的に定めた固定値であり、第
2の制御電圧信号データは、例えば装置の製造初期時に
所要の出力電力を達成すべく検出されたデータ値であ
り、これらが記憶部25bに格納されている。
【0099】次に、この第9実施例の出力電力制御装置
における出力電力の制御動作について説明する。
【0100】目標出力電力が大きい場合は、A/D変換
器32の電圧検出分解能が十分に小さいので、制御部2
5は、A/D変換器32からのTSSI信号データを取
り込んでフィードバック演算を行なってFB信号データ
を形成してD/A変換器33に出力し、電力増幅器21
に第1の制御電圧信号を印加させる。すなわち、この場
合には、通常のフィードバック制御が実行される。な
お、この場合には、制御部25からD/A変換器45へ
のデータの出力は実行されないが、感温素子42からの
制御電圧信号は合成部44を介してドライバアンプ41
の制御端子に印加され、フィードバックループによる温
度補償だけでなく、感温素子42を利用した温度補償も
実行される。
【0101】目標出力電力が小さい場合は、制御部25
は、A/D変換器32からのTSSI信号データを取込
むことなく、記憶部25bからそのときの目標出力電力
レベルに応じた固定の第1及び第2の制御電圧信号デー
タを取出し、第1の制御電圧信号データをD/A変換器
33に与え、第2の制御電圧信号データをD/A変換器
45に与える。これにより、電力増幅器21の電力制御
端子Vcontには第1の制御電圧信号が印加され、また、
ドライバアンプ41の制御端子には第2の制御電圧信号
と感温素子42からの制御電圧信号とが重畳された制御
電圧信号が印加される。すなわち、この第9実施例にお
いても、第6〜第8実施例と同様に、目標出力電力が小
さい場合には、オープン制御を採用している。
【0102】従って、この第9実施例によっても、目標
出力電力レベルに応じてフィードバック制御及びオープ
ン制御を切り替えると共に、感温素子42を利用した温
度補償を行なっているので、A/D変換器の検出分解能
や温度変動の課題を回避でき、広い出力電力制御範囲に
渡って温度補償が良好なしかも細かい安定した出力電力
制御を実行することができる。
【0103】この第9実施例によれば、オープン制御時
のゲイン制御部を2系に分散させているので、オープン
制御時においても、全体としてのゲイン制御特性の安定
化を図れるという効果をも奏する。
【0104】例えば、40dBを越えるゲイン制御を1
系統のゲイン制御部で実行しようとすると、そのゲイン
制御部において十分なゲインを得なければならず、ま
た、十分なアイソレーションを実現しなければならな
い。しかし、例えば100MHzを越える周波数帯域で
十分なゲイン及びアイソレーションを実現しようとする
と、発振等が起る恐れがあって安定度の点で問題があ
る。また、制御電圧に対するゲイン変化の感度が高くな
るので、ゲイン制御部自身の温度特性の変化量やそのバ
ラツキが大きくなる。そのため、感温素子42を利用し
た温度補償を行なっても、温度変動量のバラツキのため
に、温度補償の効果が阻害される。また、線形性が必要
な増幅を行なう場合、所要の歪みレベルを維持して広範
囲にゲインを変化させようとした場合に、1系統のゲイ
ン制御部では歪みレベルを所要値に維持し得ないゲイン
範囲が生じる問題がある。
【0105】2系のゲイン制御部にゲイン制御を分担さ
せることにより、これら問題を軽減でき、全体としての
ゲイン制御特性の安定化を図れる。
【0106】(J)第10実施例 次に、本発明による出力電力制御装置の第9実施例を、
図12との同一、対応部分に同一符号を付して示す図1
3を参照しながら説明する。
【0107】この第10実施例は、技術思想としては、
第9実施例とほぼ同様である。すなわち、目標出力電力
レベルに応じてフィードバック制御及びオープン制御を
切り替えること、感温素子42を利用した温度補償を行
なうこと、及び、オープン制御時のゲイン制御部を2系
に分散させていることを採用している。この第10実施
例は、オープン制御時に機能する2系統のゲイン制御部
の内、片方のゲイン制御部を構成する回路部分が第9実
施例と異なっている。
【0108】図13において、直交データ作成部(DS
P)46は、例えばDSP(デジタルシグナルプロセッ
サ)でなり、制御部25の制御下で、送信したい原デー
タからIデータ及びQデータを作成するものである。ま
た、D/A変換器47は、制御部25の制御下で、直交
データ作成部46からのIデータ及びQデータをそれぞ
れデジタル/アナログ変換してIベースバンド信号及び
Qベースバンド信号を形成して直交変調器48に入力す
るものである。直交変調器48は、発振器40からの搬
送波信号を、Iベースバンド信号及びQベースバンド信
号に基いて直交変調し、ドライバアンプ41に出力する
ものである。
【0109】なお、デジタル方式の無線機においては、
このような直交変調構成が採用されていることが多い。
【0110】この第10実施例の制御部25は、オープ
ン制御時においては、内蔵する記憶部25bに格納され
ている第2の制御電圧信号データを、直交データ作成部
46及び又はD/A変換器47に与えて、D/A変換器
47からのIベースバンド信号及びQベースバンド信号
の振幅を目標出力電力レベルに応じて可変させるように
なされている。
【0111】ここで、直交変調器48は、AM線形変調
器の一種であるので、Iベースバンド信号及びQベース
バンド信号の振幅に、直交変調器48からの出力電力は
比例する。従って、上述した直交変調構成は、一方のゲ
イン制御部をなしている。
【0112】次に、この第10実施例の出力電力制御装
置における出力電力の制御動作について説明する。
【0113】目標出力電力が大きい場合は、制御部25
は、A/D変換器32からのTSSI信号データを取り
込んでフィードバック演算を行なってFB信号データを
形成してD/A変換器33に出力し、電力増幅器21に
第1の制御電圧信号を印加させる。すなわち、この場合
には、通常のフィードバック制御が実行される。なお、
この場合には、制御部25は、D/A変換器47からの
Iベースバンド信号及びQベースバンド信号の振幅を、
直交変調器48からの変調信号が線形となり得る最大振
幅をとるようにさせる。
【0114】一方、目標出力電力が小さい場合には、制
御部25は、A/D変換器32からのTSSI信号デー
タを取込むことなく、記憶部25bからそのときの目標
出力電力レベルに応じた固定の第1及び第2の制御電圧
信号データを取出し、第1の制御電圧信号データをD/
A変換器33に与え、第2の制御電圧信号データを直交
データ作成部46に与える。これにより、電力増幅器2
1の電力制御端子Vcontには第1の制御電圧信号が印加
され、また、D/A変換器47からのIベースバンド信
号及びQベースバンド信号の振幅が可変される。すなわ
ち、この第10実施例においても、第6〜第9実施例と
同様に、目標出力電力が小さい場合には、オープン制御
を採用している。
【0115】この第10実施例においても、第9実施例
と同様な効果を奏することができる。これに加えて、以
下の効果を得ることができる。
【0116】D/A変換器47からのIベースバンド信
号及びQベースバンド信号の振幅を、DSP構成の直交
データ作成部46の演算処理によって可変しているの
で、非常に正確な振幅設定を行なうことが可能であり、
波形歪みが問題となるレベルまで振幅を制御できる。通
常、出力電力を小さく制御する場合は、移動端末と基地
局との距離が小さい場合であり、基地局受信側において
十分なC/N比を確保できる。従って、ベースバンド信
号の品質(波形歪み率等)を考慮したとしても、8〜1
2dB程度の振幅制御は実用的に可能である。振幅制御
を良好に実行できるので、ゲイン制御も当然に良好に行
なうことができる。
【0117】また、第2のゲイン制御部として機能する
直交データ作成部46、D/A変換器47及び直交変調
器48は、ゲイン制御に関係なく、無線機が備えている
ものである。言い換えると、既存構成をゲイン制御部と
しても利用している。従って、第9実施例とは異なっ
て、新たな構成を不要とすることができている。
【0118】(K)他の実施例 上記第6実施例〜第10実施例においては、制御構成と
してデジタル処理構成を用いたものを示したが、フィー
ドバック制御とオープン制御を切り替えて用いること、
感温素子42を利用した温度補償を行なうこと等を、ア
ナログ構成の制御構成を採用している出力電力制御装置
にも適用できる。
【0119】上記各実施例においては、本発明の出力電
力制御装置がデジタルセルラ方式又はアナログセルラ方
式に従う移動端末に搭載されることを前提として説明し
たが、本発明の出力電力制御装置を搭載する無線機の種
類はこれに限定されるものではない。例えば、基地局側
に設けても良い。また、自動車電話システムや携帯電話
システム以外の通信システム用の無線機に適用すること
ができる。
【0120】
【発明の効果】以上のように、第1の本発明によれば、
電力増幅器によって電力増幅された送信信号が、電力増
幅器の出力側に接続された伝送線路を介して入力され、
その進行波成分だけを通過させるアイソレータと、この
アイソレータの入力点から出力電力の一部を取出して、
現実の出力電力の検波信号を形成する、フィードバック
制御系の入力段を構成する検波回路と、この検波回路の
取出し部における寄生リアクタンスをキャンセルする、
アイソレータへの入力点に接続されたリアクタンス整合
素子とを有するので、温度補償範囲が広い、フィードバ
ック制御系がデジタル処理構成で構成されていたとして
も良好な出力電力制御を実行できる出力電力制御装置を
提供できる。
【0121】また、第2の本発明によれば、目標出力電
力レベルが大きいときに、フィードバック制御系を機能
させ、目標出力電力レベルが小さいときに、オープン制
御系を機能させると共に、少なくともオープン制御時に
おける出力電力の温度変動を補償する温度補償手段を設
けたので、温度補償範囲が広い、フィードバック制御系
がデジタル処理構成で構成されていたとしても良好な出
力電力制御を実行できる出力電力制御装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】従来装置(その1)を示すブロック図である。
【図3】従来装置(その2)を示すブロック図である。
【図4】従来の出力電力−検波電圧特性を示す説明図で
ある。
【図5】第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】第3実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】第4実施例の構成を示すブロック図である。
【図8】第5実施例の構成を示すブロック図である。
【図9】第6実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】第7実施例の構成を示すブロック図である。
【図11】第8実施例の構成を示すブロック図である。
【図12】第9実施例の構成を示すブロック図である。
【図13】第10実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
21…電力増幅器、22…伝送線路、23…検波回路、
24…フィードバック制御回路、25…制御部、29…
リアクタンス整合素子、30…アイソレータ、31…ゲ
イン可変増幅器、32…A/D変換器、33、45、4
7…D/A変換器、34…オンオフ切替スイッチ、35
…スイッチ、41…ドライバアンプ、42…感温素子、
44…合成部、46…直交データ作成部、48…直交変
調器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26 H04B 7/26 H H04L 27/00 H04L 27/00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信出力電力を段階的又は連続的に切り
    替える、出力電力のフィードバック制御系を有する出力
    電力制御装置において、 送信信号を電力増幅する電力増幅器と、 この電力増幅器によって電力増幅された送信信号が、電
    力増幅器の出力側に接続された伝送線路を介して入力さ
    れ、その進行波成分だけを通過させるアイソレータと、 このアイソレータの入力点から出力電力の一部を取出し
    て、現実の出力電力の検波信号を形成する、フィードバ
    ック制御系の入力段を構成する検波回路と、 この検波回路の取出し部における寄生リアクタンスをキ
    ャンセルする、上記アイソレータへの入力点に接続され
    たリアクタンス整合素子とを有することを特徴とする出
    力電力制御装置。
  2. 【請求項2】 現実の出力電力と目標出力電力との差分
    を除去させるためのフィードバック信号を上記電力増幅
    器の出力電力制御端子へ帰還させることを特徴とする請
    求項1に記載の出力電力制御装置。
  3. 【請求項3】 現実の出力電力と目標出力電力との差分
    を除去させるためのフィードバック信号を上記電力増幅
    器の前段側に設けられたゲイン可変増幅器又はゲイン可
    変減衰器の制御端子へ帰還させることを特徴とする請求
    項1に記載の出力電力制御装置。
  4. 【請求項4】 上記フィードバック制御系が、上記検波
    回路と、この検波回路からの検波信号をアナログ/デジ
    タル変換するアナログ/デジタル変換器と、このアナロ
    グ/デジタル変換器からの検波データに基いて、フィー
    ドバックデータを形成する制御部と、この制御部からの
    フィードバックデータをデジタル/アナログ変換して帰
    還先の制御端子に与えるデジタル/アナログ変換器とで
    なり、 上記検波回路が、検波ダイオードと、この検波ダイオー
    ドのカソード側に接続された負荷抵抗とを備え、この負
    荷抵抗が上記検波ダイオードのカソード側電圧を分圧し
    て検波信号として上記アナログ/デジタル変換器に与え
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の出
    力電力制御装置。
  5. 【請求項5】 上記制御部が、目標出力電力レベルに応
    じて、上記負荷抵抗における分圧比を2段階以上で切り
    替えることを特徴とする請求項4に記載の出力電力制御
    装置。
  6. 【請求項6】 送信出力電力を段階的又は連続的に切り
    替える、出力電力のフィードバック制御系を有する出力
    電力制御装置において、 出力電力をオープン制御するオープン制御系と、 目標出力電力レベルが大きいときに、上記フィードバッ
    ク制御系を機能させ、目標出力電力レベルが小さいとき
    に、上記オープン制御系を機能させる制御系切替手段
    と、 少なくともオープン制御時における出力電力の温度変動
    を補償する温度補償手段とを有することを特徴とした出
    力電力制御装置。
  7. 【請求項7】 上記フィードバック制御系が、出力電力
    を検波する検波回路と、この検波回路からの検波信号を
    アナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換器
    と、このアナログ/デジタル変換器からの検波データに
    基いて、制御データを形成する制御部と、この制御部か
    らの制御データをデジタル/アナログ変換するデジタル
    /アナログ変換器と、このデジタル/アナログ変換器か
    らの制御信号に応じて出力電力レベルを可変させるゲイ
    ン可変手段とでなり、 上記オープン制御系が、上記フィードバック制御系を構
    成する上記制御部、上記デジタル/アナログ変換器及び
    上記ゲイン可変手段とでなり、 上記制御部が上記制御系切替手段として動作することを
    特徴とする請求項6に記載の出力電力制御装置。
  8. 【請求項8】 上記制御部からの第2の制御データをデ
    ジタル/アナログ変換する第2のデジタル/アナログ変
    換器と、 この第2のデジタル/アナログ変換器からの第2の制御
    信号に応じて出力電力レベルを可変させる第2のゲイン
    可変手段とをさらに備え、 上記制御部が、 フィードバック制御時には、検波データに応じた制御デ
    ータを上記デジタル/アナログ変換器に与え、 オープン制御時には、目標出力電力レベルによって固定
    的に定まる制御データを上記デジタル/アナログ変換器
    に与えると共に、目標出力電力レベルによって固定的に
    定まる第2の制御データを上記第2のデジタル/アナロ
    グ変換器に与えることを特徴とする請求項7に記載の出
    力電力制御装置。
  9. 【請求項9】 送信情報に応じてIベースバンド信号及
    びQベースバンド信号を形成する直交信号形成手段と、 搬送波信号をこれらIベースバンド信号及びQベースバ
    ンド信号に応じて直交変調する直交変調器とをさらに備
    え、 上記制御部が、 フィードバック制御時には、検波データに応じた制御デ
    ータを上記デジタル/アナログ変換器に与え、 オープン制御時には、目標出力電力レベルによって固定
    的に定まる制御データを上記デジタル/アナログ変換器
    に与えると共に、上記直交信号形成手段からのIベース
    バンド信号及びQベースバンド信号の振幅を、目標出力
    電力レベルによって固定的に定まる振幅に制御すること
    を特徴とする請求項7に記載の出力電力制御装置。
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