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JPH08269374A - 水性分散インク及び製造方法 - Google Patents

水性分散インク及び製造方法

Info

Publication number
JPH08269374A
JPH08269374A JP7763595A JP7763595A JPH08269374A JP H08269374 A JPH08269374 A JP H08269374A JP 7763595 A JP7763595 A JP 7763595A JP 7763595 A JP7763595 A JP 7763595A JP H08269374 A JPH08269374 A JP H08269374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
water
colorant
hydrophobic
organic solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7763595A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriko Oyama
紀子 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP7763595A priority Critical patent/JPH08269374A/ja
Publication of JPH08269374A publication Critical patent/JPH08269374A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水、蒸気圧が水よりも小さい水溶性有機溶
剤、前記水溶性有機溶剤に可溶な油溶染料、分散染料、
顔料から選ばれる少なくともひとつの疎水性着色剤、前
記水溶性有機溶剤に可溶な特定の疎水性樹脂を含み、前
記疎水性樹脂がインク中で分散していることを特徴と
し、着色剤と樹脂は溶液混合または分散混合してインク
製造する。 【効果】 インクに含まれる樹脂が前記水溶性有機溶剤
に可溶なため、インクジェット記録装置のノズル先端で
水分が乾燥しても樹脂は有機溶剤溶液となり造膜せず、
吐出安定性が得られる。着色剤を樹脂で印刷用紙に接着
するために、耐擦過性が得られる。疎水性着色剤を用い
るために、耐水性、耐光性等に優れた印刷物が得られ
る。着色剤及び樹脂を水溶性有機溶剤に溶かして製造す
ることにより容易に製造できるようなった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主としてインクジェット
記録方式に関し、特に耐擦過性、耐水性のある印刷物が
得られ吐出安定性に優れた水性分散インクおよびその容
易な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録方式は静電吸
引方式、空気圧送方式、圧電素子の電気的変形を利用し
た方式、加熱発泡時の圧力を利用した方式等でインク小
滴を発生・噴射させ、さらにこのインク小滴を印刷用紙
に付着させて記録を行っている。
【0003】前記の記録方式に用いる水性インクは、着
色剤に染料または顔料を用い、水にグリコール等の保湿
剤、アルコール等の浸透促進剤等を加えて構成されてい
る。着色剤に水溶性染料を用いた水性インクは、耐目詰
まり性、保存安定性等にすぐれた特性を有するが、耐水
性、耐光性等、印刷物の堅牢性が低いという問題があ
る。
【0004】この問題点を解決する方法として、着色剤
に水溶性染料と水不溶性の顔料を組み合わせる試みが特
開昭56−155260号公報、特開昭62−2747
6号公報に提案されている。着色剤として水不溶性の顔
料のみを使用した水性分散インクに関する試みが、特開
昭56−157468号公報、特開平2−255875
号公報、特開平3−134073号公報、特開平4−1
8463号公報、特開平4−18462号公報に提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の特開昭56
−155260号公報、特開昭62−27476号公報
では水溶性染料のみを使用した場合よりは耐水性が向上
するものの完全とはいえない。
【0006】特開昭56−157468号公報、特開平
2−255875号公報、特開平3−134073号公
報、特開平4−18463号公報に提案されている水性
顔料分散インクは、耐水性、耐光性を向上させるため着
色剤として水不溶性の顔料を使用し、耐擦過性を向上す
るために水溶性樹脂を用いて顔料を記録紙に接着する方
法をとっている。しかし、インク吐出ノズルから水分が
蒸発すると樹脂濃度が上昇して高粘度化、さらには被膜
化するために、乾燥目詰まりが生じ易いという課題があ
る。
【0007】また、特開平4−18462号公報に提案
されている水性顔料分散インクでは水溶性樹脂のかわり
に疎水性樹脂を用いてエマルジョンの形をとっており目
詰まりはやや改善されるもののまだ完全ではない。さら
に、着色剤を分散するために長時間の機械分散が必要で
あるという課題がある。
【0008】従って本発明は上述した従来技術の課題を
解決するものであり、耐擦過性、耐水性に優れた印刷物
が得られ、吐出安定性に優れた水性分散インクを提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の水性分散インク
は、少なくとも、(1)水、(2)蒸気圧が水よりも小
さい水溶性有機溶剤、(3)この水溶性有機溶剤に可溶
な油溶染料、分散染料、顔料から選ばれる少なくともひ
とつの疎水性着色剤、(4)前記水溶性有機溶剤に可溶
な疎水性樹脂からなり、この疎水性樹脂として、マレイ
ン酸樹脂、フェノール樹脂、スチレンアクリル系樹脂、
ケトン樹脂、クマロン樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリビニルホルマール樹脂、ε−カプロラクタム共
重合体、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エ
ステル、塩素化ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ酢
酸ビニル、無水マレイン酸ポリマー、アクリロニトリル
・ブタジエン・スチレン樹脂、DFK樹脂、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリアミドの少なくとも1つを使用
し、インク中でこの疎水性樹脂の分散状態が存在してい
ることを特徴とする。また、前記疎水性樹脂の添加量
が、インク全量に対して0.1wt%〜20wt%であ
る事を特徴とする。
【0010】本発明の第1の水性分散インクの製造方法
は、水、水溶性有機溶剤、疎水性着色剤、疎水性樹脂か
らなる水性分散インクの製造方法において、(1)前記
水溶性有機溶剤に前記疎水性着色剤及び前記疎水性樹脂
を溶解した着色剤樹脂溶液を作製する工程と、(2)続
いて前記着色剤樹脂溶液と少なくとも水を含む溶液を混
合して着色剤樹脂微粒子分散液を作製する工程を含むこ
とを特徴とする。
【0011】本発明の第2の水性分散インクの製造方法
は、水、水溶性有機溶剤、疎水性着色剤、疎水性樹脂か
らなる水性分散インクの製造方法において、(1)前記
水溶性有機溶剤に前記疎水性着色剤を溶解した着色剤溶
液を作製する工程と、(2)前記水溶性有機溶剤に前記
疎水性樹脂を溶解した樹脂溶液を作製する工程と、
(3)前記着色剤溶液と前記樹脂溶液と少なくとも水を
含む溶液を混合して樹脂微粒子分散液を作製する工程を
含むことを特徴とする。
【0012】本発明の第3の水性分散インクの製造方法
は、水、水溶性有機溶剤、疎水性着色剤、疎水性樹脂か
らなる水性分散インクの製造方法において、(1)前記
水溶性有機溶剤に前記疎水性着色剤を溶解した着色剤溶
液を作製し、この着色剤溶液と少なくとも水を含む溶液
を混合して着色剤微粒子分散液を作製する工程と、
(2)前記水溶性有機溶剤に前記疎水性樹脂を溶解した
樹脂溶液を作製し、この樹脂溶液と少なくとも水を含む
溶液を混合して樹脂微粒子分散液を作製する工程と、
(3)前記着色剤微粒子分散液と前記樹脂微粒子分散液
を混合し着色剤樹脂微粒子分散液を作製する工程を含む
ことを特徴とする。
【0013】本発明の第4の水性分散インクの製造方法
は、水、水溶性有機溶剤、疎水性着色剤、疎水性樹脂か
らなる水性分散インクの製造方法において、(1)前記
水溶性有機溶剤に前記疎水性着色剤を溶解した着色剤溶
液を作製する工程と、(2)水溶性有機溶剤に疎水性樹
脂を溶解した樹脂溶液を作製し、この樹脂溶液と少なく
とも水を含む溶液を混合して樹脂微粒子分散液を作製す
る工程と、(3)前記着色剤溶液と前記樹脂微粒子分散
液を混合し着色剤樹脂微粒子分散液を作製する工程を含
むことを特徴とする。
【0014】本発明の第5の水性分散インクの製造方法
は、水、水溶性有機溶剤、疎水性着色剤、疎水性樹脂か
らなる水性分散インクの製造方法において、(1)前記
水溶性有機溶剤に前記疎水性樹脂を溶解した樹脂溶液を
作製する工程と、(2)前記水溶性有機溶剤に前記疎水
性着色剤を溶解した着色剤溶液を作製し、この着色剤溶
液と少なくとも水を含む溶液を混合して着色剤微粒子分
散液を作製する工程と、(3)前記樹脂溶液と前記着色
剤微粒子分散液を混合し着色剤樹脂微粒子分散液を作製
する工程を含むことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の水性分散インクにより得られる印刷物
は、油溶染料もしくは分散染料、易溶性顔料から選ばれ
る疎水性着色剤を、マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、
スチレンアクリル系樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹脂、
ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹
脂、ε−カプロラクタム共重合体、ポリアクリル酸エス
テル、ポリメタクリル酸エステル、塩素化ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、無水マレイン酸ポ
リマー、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹
脂、DFK樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリア
ミドから選ばれる疎水性樹脂で印刷用紙に接着する事に
より得られる。疎水性樹脂はインク中では分散している
が、印刷後の紙上でインク乾燥に伴って水分が蒸発する
と、相対的に有機溶剤濃度が上昇して分散していた疎水
性樹脂が溶解し、樹脂溶液となる。樹脂溶液は着色剤と
共に印刷用紙を均一に濡らし、着色剤を接着し、耐擦過
性が得られる。また、疎水性着色剤を用いるために耐水
性、耐光性に優れた印刷物が得られる。
【0016】本発明のインクがインクジェット記録装置
の吐出ノズル先端で乾燥した場合、まず水分が蒸発して
水よりも蒸気圧が小さい有機溶剤が残る。これにインク
中では分散していた疎水性樹脂が溶解して樹脂有機溶剤
溶液となるために、容易には造膜・固着しない。また、
樹脂有機溶剤溶液であればインク吸引により吐出を回復
できるため、耐乾燥目詰まり性に優れる。
【0017】従って、印刷物の耐擦過性、耐水性、及び
吐出安定性を両立した水性分散インクを提供できる。
【0018】本発明の水性分散インクの構成では、イン
ク製造工程で長時間にわたり機械分散を行う必要がなく
容易な製造方法でインクを提供する事ができる。
【0019】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。
【0020】
【実施例】本発明の水性分散インクは、水と水溶性有機
溶剤からなる媒体中に、油溶染料もしくは分散染料、顔
料から選ばれる疎水性着色剤と疎水性樹脂を分散させて
構成されている。
【0021】水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透
水、蒸留水等の純水、超純水を用いることができる。ま
た、インクを長期保存する場合にカビやバクテリアの発
生を防止するために、紫外線照射、過酸化水素添加など
により滅菌した水を用いることもできる。
【0022】本発明において使用する水溶性有機溶剤の
少なくとも1つは、水よりも小さい蒸気圧を有する事が
必要である。その理由は以下の通りである。
【0023】まず、インクには本発明の疎水性着色剤・
疎水性樹脂を溶解し且つ水よりも蒸発し難い水溶性有機
溶剤が配合されている。このインクを乾燥すると、イン
ク先端部分で水溶性有機溶剤の濃度がインク内部より上
昇する。さらに、乾燥を進行させると、サスペンション
状態であった疎水性着色剤、疎水性樹脂あるいはこれら
の共存するコロイドが水溶性有機溶剤に溶解し始め、着
色剤樹脂溶液が生成する。水溶性有機溶剤は乾燥し難く
調整して有るため、インク先端部はこの溶液が覆うこと
となり、乾燥固化を防止し耐目詰まりを改善する。さら
に乾燥を進行させると、着色剤・樹脂を溶解している水
溶性有機溶剤中に溶け込んだ水が選択的に乾燥しはじめ
る。これは、インク内部からの水供給と平衡となること
から、インク乾燥目詰まりはおこりにくくなる。
【0024】また、耐擦過性は水溶性有機溶剤が着色剤
・樹脂を溶解することにより発現する。本発明の水溶性
有機溶剤は水より蒸気圧が低く調整されている。従っ
て、インクが紙上で乾燥するにつれ、水に対する水溶性
有機溶剤の濃度が徐々に上昇し、ついには粒子状態にあ
る着色剤・樹脂を溶解させる。着色剤・樹脂が膜化する
ことで、紙に固着させることができ擦過性を向上させ
る。
【0025】本発明において好ましい水溶性有機溶剤
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5
ーペンタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、
2−メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリン、
1,2,6−ヘキサントリオール等のアルコール類、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエー
テル類、アセトニルアセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、γ−ブチロラクトン、ジアセチン、エチレン
カーボネート、リン酸トリエチル等のエステル類、ホル
ムアミド、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、2−ピロリドン、N−メチ
ル−2−ピロリドン等の窒素化合物類、ジメチルスルホ
キシド、スルホラン、1,3−プロパンスルトン等の硫
黄化合物類、乳酸アミド、アセトアミド、N−メチルア
セトアミド、カルバミン酸メチル、カルバミン酸エチ
ル、ε−カプロラクタム、γ−バレロラクタム、α-ピ
リドン、イサチン等のカルボン酸アミド類、グルコノラ
クトン等のラクトン類のカルボン酸誘導体、2−アミノ
−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、テレフタ
ル酸ビス(ヒドロキシエチル)、N,N’−ジメチル−
1,3−プロパンジアミン、2,2−ジメチル−1,3
−プロパンジオール、炭酸エチレン、没食子酸エチル、
2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロ
パンジオール、無水グルタル酸、グリコールアミド、2
−ヒドロキシメチル−2−メチル−1,3−プロパンジ
オール、イミダゾール、2−イミダゾリジノン、ニコチ
ンアミド、1,1’,1’’−ニトロトリ−2−プロパ
ノール、コハク酸イミド、1,2,3,6−テトラヒド
ロフタルイミド、N,N,N’,N’−テトラキス(2
ーヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N,N,
N’,N’−テトラキス(2ーヒドロキシプロピル)エ
チレンジアミン、チオ尿素、2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタンジオール、2−メトキシエタノール、
2−エトキシエタノール、2−(メトキシメトキシ)エ
タノール、2−イソプロポキシエタノール、2−ブトキ
シエタノール、2−イソペンチルオキシエタノール、フ
ルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコー
ル、ジエチレングリコール、エチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリ
コール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、
テトラエチレングリコール、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエー
テル、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエ
チルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジアセトンアルコール、モノエタノールアミ
ン、チオジグリコール、モルホリン、N−エチルモルホ
リン、2−メトキシエチルアセテート、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテルアセテート、ヘキサメチルホ
スホルアミド等の多官能基化合物類が挙げられる。さら
に、上記の水溶性有機溶剤を2種類以上を組み合わせて
も良い。
【0026】水と水溶性有機溶剤の混合比率は特に限定
されないが、好ましくはインクの表面張力が30dyn
/cm以上、またインクの粘度が5℃にて50cPs以
下になる混合比率が望ましい。表面張力が30dyn/
cm未満では良好な印字が得られない。またインク粘度
が50cPsを越えればインク吐出が不安定になる。
【0027】本発明における着色剤は、水溶性有機溶剤
に可溶で、難水溶もしくは非水溶であればよく、油溶染
料、分散染料あるいは溶剤易溶性顔料等が挙げられる。
【0028】油溶染料は、黄色系としてオイルイエロー
105(商品名、オリエント化学工業株式会社製)、オ
イルイエロー107(商品名、オリエント化学工業株式
会社製)、オイルイエロー129(商品名、オリエント
化学工業株式会社製、C.I.ソルベントイエロー2
9)、オイルイエロー3G(商品名、オリエント化学工
業株式会社製、C.I.ソルベントイエロー16)、オ
イルイエローGGS(商品名、オリエント化学工業株式
会社製、C.I.ソルベントイエロー56)、バリファ
ストイエロー1101(商品名、オリエント化学工業株
式会社製)、バリファストイエロー1105(商品名、
オリエント化学工業株式会社製)、バリファストイエロ
ー4120(商品名、オリエント化学工業株式会社製、
C.I.ソルベントイエロー82)、オレオゾルブリリ
アントイエロー5G(商品名、田岡化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントイエロー150)、オレオゾル
ファストイエロー2G(商品名、田岡化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントイエロー21)、オレオゾルフ
ァストイエローGCN(商品名、田岡化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントイエロー151)、アイゼンゾ
ットイエロー1(商品名、保土谷化学工業株式会社製、
C.I.ソルベントイエロー56)、アイゼンゾットイ
エロー3(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.
I.ソルベントイエロー16)、アイゼンゾットイエロ
ー6(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.ソ
ルベントイエロー33)、アイゼンスピロンイエローG
RLH(商品名、保土谷化学工業株式会社製)、アイゼ
ンスピロンイエロー3RH(商品名、保土谷化学工業株
式会社製)、オラゾールイエロー2GLN(商品名、チ
バガイギー社製、C.I.ソルベントイエロー88)、
オラゾールイエロー2RLN(商品名、チバガイギー社
製、C.I.ソルベントイエロー89)、オラゾールイ
エロー3R(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソル
ベントイエロー25)、オラセットイエローGHS(商
品名、チバガイギー社製、C.I.ソルベントイエロー
163)、フィラミッドイエローR(商品名、チバガイ
ギー社製、C.I.ソルベントイエロー21)等が挙げ
られる。赤色系としてはオイルレッド5B(商品名、オ
リエント化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレッ
ド27)、オイルレッドRR(商品名、オリエント化学
工業株式会社製、C.I.ソルベントレッド24)、バ
リファストレッド1306(商品名、オリエント化学工
業株式会社製、C.I.ソルベントレッド109)、バ
リファストレッド1355(商品名、オリエント化学工
業株式会社製)、バリファストレッド2303(商品
名、オリエント化学工業株式会社製)、バリファストレ
ッド3304(商品名、オリエント化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントレッド8)、バリファストレッ
ド3306(商品名、オリエント化学工業株式会社
製)、バリファストレッド3320(商品名、オリエン
ト化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレッド13
2)、オイルピンク312(商品名、オリエント化学工
業株式会社製)、バリファストピンク2310N(商品
名、オリエント化学工業株式会社製、C.I.ソルベン
トレッド218)、オレオゾルファストレッドBL(商
品名、田岡化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレ
ッド132)、オレオゾルファストレッドRL(商品
名、田岡化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレッ
ド122)、オレオゾルファストレッドGL(商品名、
田岡化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレッド1
32)、オレオゾルレッド2G(商品名、田岡化学工業
株式会社製)、オレオゾルファストピンクFB(商品
名、田岡化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレッ
ド218)、アイゼンゾットレッド1(商品名、保土谷
化学工業株式会社製、C.I.ソルベントレッド2
4)、アイゼンゾットレッド2(商品名、保土谷化学工
業株式会社製、C.I.ソルベントレッド27)、アイ
ゼンゾットレッド3(商品名、保土谷化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントレッド18)、アイゼンスピロ
ンレッドBEH(商品名、保土谷化学工業株式会社
製)、アイゼンスピロンレッドGEH(商品名、保土谷
化学工業株式会社製)、アイゼンスピロンレッドC−G
H(商品名、保土谷化学工業株式会社製)、アイゼンゾ
ットピンク1(商品名、保土谷化学工業株式会社製、
C.I.ソルベントレッド49)、オラゾールレッド3
GL(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソルベント
レッド130)、オラゾールレッド2BL(商品名、チ
バガイギー社製、C.I.ソルベントレッド132)、
オラゾールレッドG(商品名、チバガイギー社製、C.
I.ソルベントレッド125)、オラゾールレッドB
(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソルベントレッ
ド7)、フィラミッドレッドGR(商品名、チバガイギ
ー社製、C.I.ソルベントレッド225)、フィレス
ターレッドGA(商品名、チバガイギー社製、C.I.
ソルベントレッド135)、フィレスターレッドRBA
(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソルベントレッ
ド230)、オラゾールピンク5BLG(商品名、チバ
ガイギー社製、C.I.ソルベントレッド127)等が
挙げられる。青色系としてはオイルブルー613(商品
名、オリエント化学工業株式会社製)、オイルブルー2
N(商品名、オリエント化学工業株式会社製、C.I.
ソルベントブルー35)、オイルブルーBOS(商品
名、オリエント化学工業株式会社製)、バリファストブ
ルー1603(商品名、オリエント化学工業株式会社
製)、バリファストブルー1605(商品名、オリエン
ト化学工業株式会社製、C.I.ソルベントブルー3
8)、バリファストブルー1607(商品名、オリエン
ト化学工業株式会社製)、バリファストブルー2606
(商品名、オリエント化学工業株式会社製、C.I.ソ
ルベントブルー70)、バリファストブルー2610
(商品名、オリエント化学工業株式会社製)、オレオゾ
ルファストブルーELN(商品名、田岡化学工業株式会
社製、C.I.ソルベントブルー70)、オレオゾルフ
ァストブルーGL(商品名、田岡化学工業株式会社製、
C.I.ソルベントブルー70)、オレオゾルブルーG
(商品名、田岡化学工業株式会社製)、アイゼンゾット
ブルー1(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.
I.ソルベントブルー25)、アイゼンゾットブルー2
(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.ソルベ
ントブルー14)、アイゼンスピロンブルーGNH(商
品名、保土谷化学工業株式会社製)、アイゼンスピロン
ブルー2BNH(商品名、保土谷化学工業株式会社
製)、アイゼンスピロンブルーBPNH(商品名、保土
谷化学工業株式会社製)、オラゾールブルーGN(商品
名、チバガイギー社製、C.I.ソルベントブルー6
7)、オラゾールブルー2GLN(商品名、チバガイギ
ー社製、C.I.ソルベントブルー48)、オラセット
ブルー2R(商品名、チバガイギー社製、C.I.ソル
ベントブルー68)、オイルブルーBO(商品名、中央
合成化学株式会社製)、フィラミッドブルーR(商品
名、チバガイギー社製、C.I.ソルベントブルー13
2)、フィレスターブルーGN(商品名、チバガイギー
社製、C.I.ソルベントブルー67)等が挙げられ
る。黒色系としてはオイルブラックHBB(商品名、オ
リエント化学工業株式会社製、C.I.ソルベントブラ
ック3)、オイルブラック860(商品名、オリエント
化学工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック
3)、オイルブラックBS(商品名、オリエント化学工
業株式会社製、C.I.ソルベントブラック7)、バリ
ファストブラック1802(商品名、オリエント化学工
業株式会社製)、バリファストブラック1807(商品
名、オリエント化学工業株式会社製)、バリファストブ
ラック3804(商品名、オリエント化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントブラック34)、バリファスト
ブラック3810(商品名、オリエント化学工業株式会
社製、C.I.ソルベントブラック29)、バリファス
トブラック3820(商品名、オリエント化学工業株式
会社製、C.I.ソルベントブラック27)、バリファ
ストブラック3830(商品名、オリエント化学工業株
式会社製)、スピリットブラックSB(商品名、オリエ
ント化学工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック
5)、スピリットブラックSSBB(商品名、オリエン
ト化学工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック
5)、スピリットブラックAB(商品名、オリエント化
学工業株式会社製、C.I.ソルベントブラック5)、
ニグロシンベース(商品名、オリエント化学工業株式会
社製、C.I.ソルベントブラック7)、オレオゾルフ
ァストブラックRL(商品名、田岡化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントブラック27)、オレオゾルブ
ラックAR(商品名、田岡化学工業株式会社製)、アイ
ゼンゾットブラック6(商品名、 保土谷化学工業株式
会社製、C.I.ソルベントブラック3)、アイゼンゾ
ットブラック8(商品名、 保土谷化学工業株式会社
製、C.I.ソルベントブラック7)、アイゼンスピロ
ンブラックMH(商品名、 保土谷化学工業株式会社
製)、アイゼンスピロンブラックGMHスペシャル(商
品名、 保土谷化学工業株式会社製)、アイゼンスピロ
ンブラックRLHスペシャル(商品名、 保土谷化学工
業株式会社製)、オラゾールブラックCN(商品名、チ
バガイギー社製、C.I.ソルベントブラック28)、
オラゾールブラックRLI(商品名、チバガイギー社
製、C.I.ソルベントブラック29)、オイルブラッ
クFSスペシャルA(商品名、中央合成化学社製)等が
挙げられる。
【0029】また、分散染料としてオラセットイエロー
8GF(商品名、チバガイギー社製、C.I.ディスパ
ースイエロー82)、アイゼンゾットイエロー5(商品
名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.ディスパース
イエロー3)、スミプラスイエローHLR(商品名、住
友化学工業株式会社製、C.I.ディスパースイエロー
54)、カヤセットイエローA−G(商品名、日本化薬
株式会社製、C.I.ディスパースイエロー54)、ス
ミプラスレッドB−2(商品名、住友化学工業株式会社
製、C.I.ディスパースレッド191)、カヤセット
レッドB(商品名、日本化薬株式会社製、C.I.ディ
スパースレッド60)、フィレスターバイオレットBA
(商品名、チバガイギー社製、C.I.ディスパースバ
イオレット57)等の分散染料が挙げられる。
【0030】さらに、前記水溶性有機溶剤に可溶な易溶
性顔料としてハンサイエローG(商品名、大同化成株式
会社製、C.I.ピグメントイエロー1)、ハンサイエ
ローGR(商品名、大同化成株式会社製、C.I.ピグ
メントイエロー2)、ハンサイエロー10G(商品名、
大同化成株式会社製、C.I.ピグメントイエロー
3)、フィレスターイエローRNB(商品名、チバガイ
ギー社製、C.I.ピグメントイエロー147)、カヤ
セットイエローE−AR(商品名、日本化薬株式会社
製、C.I.ピグメントイエロー147)、カヤセット
イエローE−L2R(商品名、日本化薬株式会社製、
C.I.ピグメントイエロー142)、イエローMY−
123(商品名、有本化学株式会社製)、パーマネント
レッド4R(商品名、大同化成株式会社製、C.I.ピ
グメントレッド3)、ポピイレッド(商品名、大日精化
工業株式会社製、C.I.ピグメントレッド17)、ブ
リリアントファストスカレーット(商品名、大同化成株
式会社製、C.I.ピグメントレッド22)、3040
レッド(商品名、大日精化工業株式会社製、C.I.ピ
グメントレッド23)、パープルローズEX(商品名、
野間化学工業株式会社製、C.I.ベイシックレッド1
2Lake)、ピンク6G#2186(商品名、野間化
学工業株式会社製、C.I.ピグメントレッド81.
1)、エオシンレーキ(商品名、有本化学工業株式会
社、C.I.ピグメントレッド90)、ファーナルロー
ズトナー(商品名、有本化学株式会社製)、マゼンタA
−53(商品名、有本化学株式会社製)、カヤセットレ
ッドE−CG(商品名、日本化薬株式会社製、C.I.
ピグメントレッド250)、カヤセットレッドE−BG
(商品名、日本化薬株式会社製、C.I.ピグメントレ
ッド249)、カーミンBS(商品名、大日本インキ化
学工業株式会社製、C.I.ピグメントレッド11
4)、オラセットピンクRF(商品名、チバガイギー社
製、C.I.ピグメントレッド181)、ブロンズバイ
オレットGI(商品名、野間化学工業株式会社製、C.
I.ピグメントバイオレット3)、P.ブルーBO−R
P(商品名、野間化学工業株式会社製、C.I.ピグメ
ントブルー1)、ブルーA−48(商品名、有本化学株
式会社製)等が挙げられる。これらの着色剤を単独また
は複数混合して使用することができる。
【0031】着色剤の添加量はインク全体に対して0.
5〜20wt%の範囲にあれば好ましい。0.5wt%
以上であればインクジェット記録方法により印刷して十
分な光学濃度が得られる。着色剤量が20wt%を越え
る場合はインク粘度が高く、インクジェット記録方式で
は吐出が困難になる。
【0032】本発明の疎水性樹脂は、マルキードNO.
31(商品名、荒川化学工業株式会社製)、マルキード
NO.32(商品名、荒川化学工業株式会社製)、マル
キードNO.33(商品名、荒川化学工業株式会社
製)、マルキードNO.32〜30WS(商品名、荒川
化学工業株式会社製)等のマレイン酸樹脂、タマノリ7
51(商品名、荒川化学工業株式会社製)、タマノルP
A(商品名、荒川化学工業株式会社製)等のフェノール
樹脂、ジョンクリル682(商品名)等のスチレンアク
リル系樹脂、ハイラック111(商品名、日立化成工業
株式会社製)、ハイラック110H(商品名、日立化成
工業株式会社製)等のケトン樹脂、エスクロンG90
(商品名、新日鐵化学株式会社製)、エスクロンV12
0(商品名、新日鐵化学株式会社製)等のクマロン樹
脂、ビニレックEタイプ(商品名、チッソ株式会社
製)、ビニレックKタイプ(商品名、チッソ株式会社
製)等のポリビニルホルマール樹脂、ナイロン6(商品
名、宇部興産株式会社製)等のε−カプロラクタム共重
合体)、エスレックBL−1(商品名、積水化学工業株
式会社)、エスレックBL−2(商品名、積水化学工業
株式会社)等のポリビニルブチラール樹脂、スタイラッ
ク−AS767(商品名、旭化成工業株式会社)等のポ
リスチレン、ポリアクリル酸メチル等のポリアクリル酸
エステル、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
プロピル等のポリメタクリル酸エステル、塩素化ポリプ
ロピレン、ポリ酢酸ビニル、無水マレイン酸ポリマー等
の付加重合樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチ
レン樹脂、塩素化ポリプロピレン、DFK樹脂、ポリエ
ステル、ポリウレタン、ポリアミド等の縮重合樹脂等が
挙げられる。
【0033】疎水性樹脂の添加量は、インク全体に対し
て0.1〜20wt%の範囲が好ましい。0.1wt%
以上であれば印刷物で十分な耐擦過性が得られ、20w
t%を越える場合はインク粘度が高くインクジェット記
録方式では吐出が困難になる。
【0034】着色剤及び樹脂の粒子径は、粒子径が5μ
mを越える粒子を個数分布で1ppm未満に調製するこ
とが好ましい。この粒度分布であれば、インクジェット
記録時にノズルに目詰まりを生じること無く印字でき
る。
【0035】本発明のインクの必須成分は上記の通りで
あるが、その他に水性分散インクに一般的に用いられて
いる分散剤、浸透促進剤、表面張力調整剤、アミン類等
のpH調整剤、尿素およびその誘導体等のヒドロトロピ
ー剤、防カビ・防腐剤、エチレンジアミン4酢酸等のキ
レート剤、防錆剤等を必要に応じて添加することも可能
である。さらに、インクを帯電するインクジェット記録
方式に使用する場合は、塩化リチウム、塩化ナトリウ
ム、塩化アンモニウム等の無機塩類から選ばれる比抵抗
調製剤を添加する。
【0036】着色剤微粒子の分散を安定にするために必
要に応じて添加し得る分散剤としては、脂肪酸塩、硫酸
エステル塩、スルホン酸塩、燐酸エステル塩等のアニオ
ン性界面活性剤、アミン塩、4級アンモニウム塩、ピリ
ジニウム塩等のカチオン性界面活性剤、ポリエチレング
リコールまたはポリプロピレングリコール誘導体、多価
アルコール脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、
アミノ酸誘導体、ベタイン誘導体、ポリエチレングリコ
ールまたはポリプロピレングリコールのアミン誘導体等
の両性界面活性剤等が挙げられる。分散剤の添加量は、
着色剤微粒子に吸着していない分散剤の量が用いた分散
剤の臨界ミセル濃度未満で有れば、分散可能な限り少な
い濃度が好ましい。臨界ミセル濃度を越えて分散剤を使
用した場合は、界面活性剤による疎水性着色剤の水可溶
化が生じて印字物の耐水性が悪化する。
【0037】浸透促進剤としては、エタノール、イソプ
ロパノール、ブタノール、ペンタノール、ノニオン性界
面活性剤等が好ましい。本発明のインクの浸透速度は、
これらの浸透促進剤を添加して、あるいは添加せずに
2.5mg/cm2の印刷インク量において20秒以下
であることが好ましい。
【0038】表面張力調整剤としては、ノニオン、カチ
オンあるいはアニオン界面活性剤、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等のアルコール類が好まし
い。本発明のインクの表面張力は、これらの表面張力調
整剤を使用して、あるいは使用せずに30〜70dyn
/cmの範囲であることが好ましい。表面張力が30d
yn/cm未満であると印刷用紙上の文字のにじみが大
きくなる。70dyn/cmを越えると罫線印刷時に罫
線に沿ってインク滴の偏析が生じ、印刷濃度ムラが大き
くなる。
【0039】本発明のインクは凝集分散法で作製するこ
とができる。これは、機械分散を用いずに単分散化でき
る等の理由から、特に好適な方法である。
【0040】本発明の水性分散インクは以下の各手順に
よって作製される。
【0041】第1の工程として水溶性有機溶剤に疎水性
着色剤及び疎水性樹脂を溶解した着色剤樹脂溶液を作製
する、第2の工程として前記着色剤樹脂溶液と少なくと
も水を含む溶液を混合して着色剤樹脂微粒子分散液を作
製する。
【0042】第1の工程として水溶性有機溶剤に疎水性
着色剤を溶解した着色剤溶液を作製する、第2の工程と
して水溶性有機溶剤に疎水性樹脂を溶解した樹脂溶液を
作製する、第3の工程として前記着色剤溶液と前記樹脂
溶液と少なくとも水を含む溶液を混合して樹脂微粒子分
散液を作製する。
【0043】第1の工程として水溶性有機溶剤に疎水性
着色剤を溶解した着色剤溶液を作製し、この着色剤溶液
と少なくとも水を含む溶液を混合して着色剤微粒子分散
液を作製する、第2の工程として水溶性有機溶剤に疎水
性樹脂を溶解した樹脂溶液を作製し、この樹脂溶液と少
なくとも水を含む溶液を混合して樹脂微粒子分散液を作
製する、前記着色剤微粒子分散液と前記樹脂微粒子分散
液を混合し着色剤樹脂微粒子分散液を作製する。
【0044】第1の工程として水溶性有機溶剤に疎水性
着色剤を溶解した着色剤溶液を作製する、第2の工程と
して水溶性有機溶剤に疎水性樹脂を溶解した樹脂溶液を
作製し、この樹脂溶液と少なくとも水を含む溶液を混合
して樹脂微粒子分散液を作製する、第3の工程として前
記着色剤溶液と前記樹脂微粒子分散液を混合し着色剤樹
脂微粒子分散液を作製する。
【0045】第1の工程として水溶性有機溶剤に疎水性
樹脂を溶解した樹脂溶液を作製する、第2の工程として
水溶性有機溶剤に疎水性着色剤を溶解した着色剤溶液を
作製し、この着色剤溶液と少なくとも水を含む溶液を混
合して着色剤微粒子分散液を作製する、第3の工程とし
て前記樹脂溶液と前記着色剤微粒子分散液を混合し着色
剤樹脂微粒子分散液を作製する。
【0046】ここで、油溶染料、分散染料、顔料から選
ばれる疎水性着色剤もしくは/および疎水性樹脂を水溶
性有機溶剤に溶解する方法は、水溶性有機溶剤に溶解で
きればいかなる方法を用いても良い。例としては、着色
剤に水溶性有機溶剤を添加して攪拌を行うか、攪拌を行
いながら着色剤を添加していく。この際、溶解しにくい
場合には加熱を行っても良い。これによって作製された
着色剤もしくは/および樹脂溶液に、不純物あるいは不
溶物がある場合には濾過、遠心分離等を行い除去するこ
とができる。
【0047】前記着色剤もしくは/および樹脂溶液と少
なくとも水を含む液を混合して着色剤樹脂微粒子分散液
を作製する方法は、一定量の、少なくとも水を含む液
に、着色剤もしくは/および樹脂溶液を少量ずつ加え
る、あるいは反対に一定量の着色剤もしくは/および樹
脂溶液に少なくとも水を含む液を少量づつ加える、ある
いは一定量の着色剤溶液と水または水溶液を同時混合す
る方式によっても作製可能である。
【0048】必要に応じて添加する助剤は、着色剤溶液
と混合する前に水に添加する、あるいは着色剤溶液と水
を混合して作製した着色剤微粒子分散液に添加すること
ができる。さらに、水溶性有機溶剤に可溶な助剤は、水
との混合前に着色剤溶液に添加することもできる。
【0049】また、インク中の着色剤濃度を0.5〜2
0wt%の範囲にするために、分散時に20wt%を越
える濃縮液を調製し、後から水あるいは必要に応じて助
材を添加した水溶液を加えて希釈することもできる。反
対に、0.5wt%未満の分散液を調製し、液体分を蒸
発手段、限外濾過手段等で除いて濃縮することも可能で
ある。さらに得られた分散液を、必要に応じて遠心分離
手段、濾過手段等の分級手段により粒度分布を調製する
ことも可能である。
【0050】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に
説明する。
【0051】さらに以下に述べる個々の実施例及び比較
例で得られたインクを、以下に示す方法で評価した。
【0052】<1.画像の耐擦過性評価>得られたイン
クをMJ−500に充填し、記録紙として上質紙である
XEROX−P(商品名、富士ゼロックス株式会社製)
上に画像形成を行った。そして、得られた画像をゼムク
リップの長端に600、100gの荷重をかけながら擦
り、擦った後の画像の乱れを目視で確認した。評価基準
は、 ○:600gの荷重で画像の乱れが認められなかった。 △:100gの荷重で画像の乱れが認められなかった。 ×:100gの荷重で画像の乱れが認められた。 尚、実際爪で擦過を行った場合にかかる荷重は200〜
400gである。
【0053】<2.画像の耐水性評価>得られたインク
をMJ−500に充填し、記録紙として再生紙であるX
EROX−R(商品名、富士ゼロックス株式会社製)上
に画像形成を行った。この画像に、純水0.3mlを付
着させて、そのまま自然乾燥させた後の画像の乱れを目
視で観察した。評価基準は、画像の乱れが、 ○:認められなかった。 ×:認められた。
【0054】<3.インクの目詰まり特性>得られたイ
ンクをMJ−500(商品名、セイコーエプソン株式会
社製)のヘッドに充填し、40℃・30%RHの恒温槽
に7日間キャップ無しで放置した後、ヘッドをMJ−5
00に搭載してインク吐出を行った。評価基準は、 ○:クリーニング1回で全てのヘッドノズルでインクが
吐出。 △:クリーニング10回で全てのヘッドノズルでインク
が吐出。 ×:クリーニング10回で1つでも吐出しないヘッドノ
ズルがある。
【0055】(実施例1)60℃で加熱しながらスター
ラーで攪拌しているN−メチル−2−ピロリドン80g
に、疎水性樹脂ビニレックKタイプ(商品名、チッソ株
式会社製、ポリビニルホルマール樹脂)15gを少量ず
つ添加し完全溶解する。さらに黒色系染料オレオゾルブ
ラックAR(商品名、田岡化学工業株式会社製)20g
を少量ずつ添加し溶解し、着色剤樹脂溶液を作製した。
スターラーで攪拌している超純水500gに着色剤樹脂
溶液を1時間かけて加え、黒色分散インクを得た。
【0056】(実施例2)熱しながらスターラーで攪拌
している炭酸エチレン10gとN−メチル−2−ピロリ
ドン80gからなる水溶性有機溶剤混合液に、疎水性樹
脂ハイラック111(商品名、日立化成工業株式会社
製、ケトン樹脂)10g、黄色系染料オラセットイエロ
ー8GF(商品名、チバガイギー社製、C.I.ディス
パースイエロー82)30gを少量ずつ添加し溶解させ
着色剤樹脂溶液を作製した。スターラーで攪拌してい
る、超純水400gに着色剤樹脂溶液全量を1時間かけ
て加え、黄色分散インクを得た。
【0057】(実施例3)疎水性樹脂ビニレックEタイ
プ(商品名、チッソ株式会社製、ポリビニルホルマール
樹脂)15gと青色系油溶染料アイゼンゾットブルー1
(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.I.ソルベ
ントブルー25)25gをγ−ブチロラクトン50gと
グリセリン20gからなる水溶性有機溶剤混合液に加熱
しながら混合・攪拌し、着色剤樹脂溶液を調製した。ス
ターラーで攪拌している蒸留水400gに着色剤溶液全
量を2時間かけて加え、青色油溶染料からなるインクを
得た。
【0058】(実施例4)疎水性樹脂スタイラック−A
S767(商品名、旭化成工業株式会社、ポリスチレ
ン)15gと赤色系顔料パーマネントレッド4R(商品
名、大同化成株式会社製、C.I.ピグメントレッド
3)30gにテトラヒドロフラン80gを加え、加熱し
ながら混合・溶解し着色剤溶液を作製した。スターラー
で攪拌している超純水500gに着色剤溶液全量を1時
間かけて加え、赤色分散インクを得た。
【0059】(実施例5)疎水性樹脂ナイロン6(商品
名、宇部興産株式会社製、ε−カプロラクタム共重合
体)15gを水溶性有機溶剤N−メチル−2−ピロリド
ン30gに加熱しながら混合・溶解し樹脂溶液を作製し
た。次にスターラーで攪拌している超純水100gに樹
脂溶液を30分かけて加え樹脂分散液を作製した。赤色
系染料オイルピンク312(商品名、オリエント化学工
業株式会社製)30gを水溶性有機溶剤エチレングリコ
ールモノメチルエーテル60gに加え、加熱しながら混
合・溶解し着色剤溶液を作製した。スターラーで攪拌し
ている超純水400gに着色剤溶液全量を1時間かけて
加え、着色剤分散液を作製した。その後、樹脂分散液と
着色剤分散液を混合攪拌し赤色分散インクを得た。
【0060】(実施例6)青色系染料オイルブルーBO
(商品名、中央合成化学株式会社製)20gにアセトニ
ルアセトン55gを加え、加熱しながら混合・溶解し着
色剤溶液を得た。疎水性樹脂エスクロンV120(商品
名、旭化成工業株式会社製、クマロン樹脂)12gをN
−メチル−2−ピロリドン25gに添加し加熱しながら
混合・溶解し樹脂溶液を得た。スターラーで攪拌してい
る蒸留水500gに着色剤溶液全量を30分間かけて加
え、その後樹脂溶液を30分かけて添加し青色分散イン
クを得た。
【0061】(実施例7)メチルエチルケトン10gに
疎水性樹脂エスクロンG90(商品名、旭化成工業株式
会社製、クマロン樹脂)12gを加え加熱溶解し樹脂溶
液を得た。2−ピロリドン80gに黄色系染料オレオゾ
ルブリリアントイエロー5G(商品名、田岡化学工業株
式会社製、C.I.ソルベントイエロー150)30g
を混合して加熱溶解し着色剤溶液を得た。スターラーで
攪拌している蒸留水500gに樹脂溶液全量を30分間
かけて加え、その後着色剤溶液を30分かけて添加し青
色分散インクを得た。
【0062】(実施例8)60℃で加熱しながらスター
ラーで攪拌している、ε−カプロラクタム40gとエタ
ノール40gの混合液に黒色系染料オレオゾルブラック
AR(商品名、田岡化学工業株式会社製)30gを少量
ずつ添加し溶解し、着色剤溶液を作製した。同様に60
℃で加熱しているジメチルホルムアミド50gに、疎水
性樹脂エスレックBL−1(商品名、積水化学工業株式
会社、ポリビニルホルマール樹脂)15gを少量ずつ添
加し溶解し、樹脂溶液を作製した。スターラーで攪拌し
ている超純水500gに、この着色剤溶液と樹脂溶液を
同時に1持間かけて加え、黒色分散インクを得た。
【0063】(実施例9)黒色系油溶染料オイルブラッ
クFSスペシャルA(商品名、中央合成化学社製)25
gとタマノルPA(商品名、荒川化学工業株式会社製、
フェノール樹脂)10gを水溶性有機溶剤N−メチル−
2−ピロリドン70gに加熱しながら混合・攪拌し、着
色剤樹脂溶液を調製した。スターラーで攪拌しているト
リエタノールアミン0.02mol/l水溶液400g
に加熱しながら着色剤溶液全量を1時間かけて加え、黒
色インクを得た。
【0064】(比較例1)水溶性有機溶剤ジメチルホル
ムアミド85g、スチレンーアクリル酸ーアクリル酸エ
チル共重合体(分子量約10000)5g、蒸留水39
5g、黒色系顔料MA7(商品名、三菱化成工業株式会
社製、C.I.ピグメントブラック7(カーボンブラッ
ク))10g、黒色水溶性染料ダイレクトディープブラ
ックEX(商品名、日本化薬株式会社製、C.I.ダイ
レクトブラック38)5gを混合して、超音波分散器に
て冷却しながら5時間分散を行って赤色分散インクを得
た。本比較例は水溶性樹脂を用いた顔料分散インクの例
である。
【0065】(比較例2)水溶性有機溶剤ジメチルホル
ムアミド85g、スチレンーアクリル酸ーアクリル酸エ
チル共重合体(分子量約10000)10g、蒸留水3
95g、黒色系顔料MA7(商品名、三菱化成工業株式
会社製、C.I.ピグメントブラック7(カーボンブラ
ック))15gを混合して、超音波分散器にて冷却しな
がら5時間分散を行って赤色分散インクを得た。本比較
例は水溶性樹脂を用いた顔料分散インクの例である。
【0066】(比較例3)スチレン−アクリル酸−アク
リル酸ブチル共重合体(平均分子量11400)6g、
モノエタノールアミン3g、イオン交換水66g、エチ
レングリコール5gを加熱混合し樹脂を完全溶解した。
これに、ダイニチファーストイエロー10G(商品名、
大日精化工業株式会社製、C.I.ピグメントイエロー
3)、15g、エタノール5gを添加し、アジテーター
ミルで3時間分散し、その後、イオン交換水58gを添
加してインクを得た。本比較例は疎水性樹脂を用いた顔
料分散インクの例である。
【0067】(比較例4)青色系油溶染料アイゼンゾッ
トブルー1(商品名、保土谷化学工業株式会社製、C.
I.ソルベントブルー25)25gをγ−ブチロラクト
ン50gとグリセリン20gからなる水溶性有機溶剤混
合液に加熱しながら混合・攪拌し、着色剤樹脂溶液を調
製した。エポミンSP−012(商品名、株式会社日本
触媒、ポリエテレンイミン)15gを蒸留水400gに
溶解させ水溶性樹脂溶液を作製した。スターラーで攪拌
している水溶性有機溶剤溶液に着色剤溶液全量を2時間
かけて加え、青色油溶染料からなるインクを得た。本比
較例は疎水性染料、水溶性樹脂を用いた例である。
【0068】以上述べた実施例で調製したインク1〜
9、比較例でのインク1〜4についての評価結果を、表
1に示す。
【0069】
【表1】
【0070】上記に示す様に本発明の水性分散インク
は、少なくとも、水、水溶性有機溶剤、疎水性着色剤、
疎水性樹脂を含んでいるため、安定した吐出を確保しつ
つ耐擦過性、耐水性を向上させることができた。
【0071】これに対して、比較例1の水溶性染料を含
むインクでは耐水性が悪く、比較例2、3の顔料を使用
したインクでは目詰まり特性が悪く、製造時間も多くか
かる。また、比較例4の水溶性樹脂を用いた例では、ノ
ズル先端の水分が蒸発しても、着色剤が水溶性有機溶剤
に溶け、この溶液がノズル先端を覆うため強固な乾燥固
化は起こらないが、水溶性樹脂の析出が起きるためクリ
ーニング回数が少ないときには多少の飛行曲がりが生じ
た。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、少な
くとも(1)水、(2)蒸気圧が水よりも小さい水溶性
有機溶剤、(3)前記水溶性有機溶剤に可溶な油溶染
料、分散染料、顔料から選ばれる少なくともひとつの疎
水性着色剤、(4)前記水溶性有機溶剤に可溶な疎水性
樹脂を含み、前記疎水性樹脂として、マレイン酸樹脂、
フェノール樹脂、スチレンアクリル系樹脂、ケトン樹
脂、クマロン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビ
ニルホルマール樹脂、ε−カプロラクタム共重合体、ポ
リアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、塩
素化ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、
無水マレイン酸ポリマー、アクリロニトリル・ブタジエ
ン・スチレン樹脂、DFK樹脂、ポリエステル、ポリウ
レタン、ポリアミドの少なくとも1つを使用し、製造過
程で本発明の方法を取ることにより、分散の安定した粒
径の小さいインクを簡単に得ることができ、実印時では
非常に吐出が安定していた。さらにインクジェット記録
で得られた印字物は耐擦過性、耐水性等に優れたもので
あった。
【0073】さらに、本発明により得られる水性分散イ
ンクは、インクジェット記録方式を用いたプリンター、
複写機、ファクシミリ等に幅広く応用することが可能で
ある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、(1)水、(2)蒸気圧が
    水よりも小さい水溶性有機溶剤、(3)この水溶性有機
    溶剤に可溶な油溶染料、分散染料、顔料から選ばれる少
    なくともひとつの疎水性着色剤、(4)前記水溶性有機
    溶剤に可溶な疎水性樹脂からなり、この疎水性樹脂とし
    て、マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、スチレンアクリ
    ル系樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹脂、ポリビニルブチ
    ラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ε−カプロラ
    クタム共重合体、ポリアクリル酸エステル、ポリメタク
    リル酸エステル、塩素化ポリプロピレン、ポリスチレ
    ン、ポリ酢酸ビニル、無水マレイン酸ポリマー、アクリ
    ロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、DFK樹脂、
    ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミドの少なくとも
    1つを使用し、インク中でこの疎水性樹脂の分散状態が
    存在していることを特徴とする水性分散インク。
  2. 【請求項2】 前記疎水性樹脂の添加量が、インク全量
    に対して0.1wt%〜20wt%である事を特徴とす
    る請求項1記載の水性分散インク。
  3. 【請求項3】 少なくとも、水、水溶性有機溶剤、疎水
    性着色剤、疎水性樹脂からなる水性分散インクの製造方
    法において、(1)前記水溶性有機溶剤に前記疎水性着
    色剤及び前記疎水性樹脂を溶解した着色剤樹脂溶液を作
    製する工程と、(2)続いて前記着色剤樹脂溶液と少な
    くとも水を含む溶液を混合して着色剤樹脂微粒子分散液
    を作製する工程を含むことを特徴とする水性分散インク
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも、水、水溶性有機溶剤、疎水
    性着色剤、疎水性樹脂からなる水性分散インクの製造方
    法において、(1)前記水溶性有機溶剤に前記疎水性着
    色剤を溶解した着色剤溶液を作製する工程と、(2)前
    記水溶性有機溶剤に前記疎水性樹脂を溶解した樹脂溶液
    を作製する工程と、(3)前記着色剤溶液と前記樹脂溶
    液と少なくとも水を含む溶液を混合して樹脂微粒子分散
    液を作製する工程を含むことを特徴とする水性分散イン
    クの製造方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも、水、水溶性有機溶剤、疎水
    性着色剤、疎水性樹脂からなる水性分散インクの製造方
    法において、(1)前記水溶性有機溶剤に前記疎水性着
    色剤を溶解した着色剤溶液を作製し、この着色剤溶液と
    少なくとも水を含む溶液を混合して着色剤微粒子分散液
    を作製する工程と、(2)前記水溶性有機溶剤に前記疎
    水性樹脂を溶解した樹脂溶液を作製し、この樹脂溶液と
    少なくとも水を含む溶液を混合して樹脂微粒子分散液を
    作製する工程と、(3)前記着色剤微粒子分散液と前記
    樹脂微粒子分散液を混合し着色剤樹脂微粒子分散液を作
    製する工程を含むことを特徴とする水性分散インクの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも、水、水溶性有機溶剤、疎水
    性着色剤、疎水性樹脂からなる水性分散インクの製造方
    法において、(1)前記水溶性有機溶剤に前記疎水性着
    色剤を溶解した着色剤溶液を作製する工程と、(2)水
    溶性有機溶剤に疎水性樹脂を溶解した樹脂溶液を作製
    し、この樹脂溶液と少なくとも水を含む溶液を混合して
    樹脂微粒子分散液を作製する工程と、(3)前記着色剤
    溶液と前記樹脂微粒子分散液を混合し着色剤樹脂微粒子
    分散液を作製する工程を含むことを特徴とする水性分散
    インクの製造方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも、水、水溶性有機溶剤、疎水
    性着色剤、疎水性樹脂からなる水性分散インクの製造方
    法において、(1)前記水溶性有機溶剤に前記疎水性樹
    脂を溶解した樹脂溶液を作製する工程と、(2)前記水
    溶性有機溶剤に前記疎水性着色剤を溶解した着色剤溶液
    を作製し、この着色剤溶液と少なくとも水を含む溶液を
    混合して着色剤微粒子分散液を作製する工程と、(3)
    前記樹脂溶液と前記着色剤微粒子分散液を混合し着色剤
    樹脂微粒子分散液を作製する工程を含むことを特徴とす
    る水性分散インクの製造方法。
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