JPH08267320A - ウォームラックの歯形加工ヘッド - Google Patents
ウォームラックの歯形加工ヘッドInfo
- Publication number
- JPH08267320A JPH08267320A JP7851695A JP7851695A JPH08267320A JP H08267320 A JPH08267320 A JP H08267320A JP 7851695 A JP7851695 A JP 7851695A JP 7851695 A JP7851695 A JP 7851695A JP H08267320 A JPH08267320 A JP H08267320A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting tool
- tooth profile
- worm rack
- head
- spindle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従前からある多軸工作機械を効果的に利用し
てウォームラックの歯形を加工することができる歯形加
工ヘッドを提供する。 【構成】 門形マシニングセンタの主軸100の回転を
ヘッド本体21に取り付けたバイト1へ伝達する伝達機
構と、前記バイト1の半径方向の送りを任意に調整可能
な調整機構と、前記バイト1をウォームラックWのリー
ド角に傾ける傾斜機構と、を具備した。
てウォームラックの歯形を加工することができる歯形加
工ヘッドを提供する。 【構成】 門形マシニングセンタの主軸100の回転を
ヘッド本体21に取り付けたバイト1へ伝達する伝達機
構と、前記バイト1の半径方向の送りを任意に調整可能
な調整機構と、前記バイト1をウォームラックWのリー
ド角に傾ける傾斜機構と、を具備した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の門形マシニ
ングセンタを利用してウォームラックの歯形加工を可能
にする加工ヘッドに関する。
ングセンタを利用してウォームラックの歯形加工を可能
にする加工ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、X,Y,Zの3軸直線移動の門
形マシニングセンタを示し、主軸100に取り付けられ
た刃物101はモータ102によって回転させられ、各
種ワークWの加工を行っていた。
形マシニングセンタを示し、主軸100に取り付けられ
た刃物101はモータ102によって回転させられ、各
種ワークWの加工を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
機械を使って図3及び図4に示すようなウォームラック
Wの歯形Waを加工しようとしても加工できなかった。
即ち、前記歯形Waを加工するためには、図3及び図4
に示す歯形Waと同じ形状の刃物101を回転させなが
らウォームラックWの中心Cを基点に旋回半径R上を旋
回させると共にX軸を旋回角αと同期させてリードに一
致させるよう動かすことが必要となり、それが不可能で
ある。また、ウォームラックの旋回半径Rはサイズによ
って変わるのでRに対応して調整も必要となる。更に、
ウォームラックのリード角βに一致させる角度割出しも
必要となる。等種々の課題がある。
機械を使って図3及び図4に示すようなウォームラック
Wの歯形Waを加工しようとしても加工できなかった。
即ち、前記歯形Waを加工するためには、図3及び図4
に示す歯形Waと同じ形状の刃物101を回転させなが
らウォームラックWの中心Cを基点に旋回半径R上を旋
回させると共にX軸を旋回角αと同期させてリードに一
致させるよう動かすことが必要となり、それが不可能で
ある。また、ウォームラックの旋回半径Rはサイズによ
って変わるのでRに対応して調整も必要となる。更に、
ウォームラックのリード角βに一致させる角度割出しも
必要となる。等種々の課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のウォームラック
の歯形加工ヘッドは、多軸制御工作機械の主軸に着脱自
在なウォームラック歯形加工用のヘッドであって、前記
主軸の回転をヘッドに取り付けたバイトへ伝達する伝達
機構と、前記バイトの半径方向の送りを任意に調整可能
な調整機構と、前記バイトをウォームラックのリード角
に傾ける傾斜機構と、を具備したことを特徴とする。
の歯形加工ヘッドは、多軸制御工作機械の主軸に着脱自
在なウォームラック歯形加工用のヘッドであって、前記
主軸の回転をヘッドに取り付けたバイトへ伝達する伝達
機構と、前記バイトの半径方向の送りを任意に調整可能
な調整機構と、前記バイトをウォームラックのリード角
に傾ける傾斜機構と、を具備したことを特徴とする。
【0005】
【作用】前記構成によれば、多軸制御工作機械の主軸に
ヘッドをアタッチメントとして取り付けることで、バイ
トがウォームラックの中心を基点に旋回半径上を旋回さ
せられ、ウォームラックの歯形が加工される。
ヘッドをアタッチメントとして取り付けることで、バイ
トがウォームラックの中心を基点に旋回半径上を旋回さ
せられ、ウォームラックの歯形が加工される。
【0006】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例
を詳細に説明する。図1は、ヘッド部の断面図である。
を詳細に説明する。図1は、ヘッド部の断面図である。
【0007】図示のように、ウォームラックWの歯形W
aを切削するためのバイト1がスライダ2に取り付けら
れており、このバイト1は旋回中心軸(ウォームラック
Wの中心)Cを中心に回転可能で且つ旋回半径Rの方向
にも調整機構により移動可能である。
aを切削するためのバイト1がスライダ2に取り付けら
れており、このバイト1は旋回中心軸(ウォームラック
Wの中心)Cを中心に回転可能で且つ旋回半径Rの方向
にも調整機構により移動可能である。
【0008】バイト1の回転運動は、後述の伝達機構に
よって達成される。即ち、門形マシニングセンタの主軸
100の回転力が該主軸100へ取り付けられたスプラ
インシャフト3からベベルギヤ4,5を介してヘッド主
軸6に伝達され、それに取り付けられている面板7に伝
達されると共に、旋回中心軸C上に設けられたベアリン
グ10,11によって支持されるのである。
よって達成される。即ち、門形マシニングセンタの主軸
100の回転力が該主軸100へ取り付けられたスプラ
インシャフト3からベベルギヤ4,5を介してヘッド主
軸6に伝達され、それに取り付けられている面板7に伝
達されると共に、旋回中心軸C上に設けられたベアリン
グ10,11によって支持されるのである。
【0009】前記調整機構によるバイト1の旋回半径R
方向の動きは、モータ12の回転力が差動歯車ユニット
13、伝達軸14及びベベルギヤ15,16を介して該
ベベルギヤ15,16に取り付けられているリードスク
リュ17に伝達され、それに噛み合っているナット18
の螺昇降によりスライダ2を動かすことで達成される。
方向の動きは、モータ12の回転力が差動歯車ユニット
13、伝達軸14及びベベルギヤ15,16を介して該
ベベルギヤ15,16に取り付けられているリードスク
リュ17に伝達され、それに噛み合っているナット18
の螺昇降によりスライダ2を動かすことで達成される。
【0010】前記差動歯車ユニット13の役割は、ヘッ
ド主軸6が回転運動を行っている時でもモータ12を止
めておけば旋回半径R方向の送りがかからないようにす
るために設けてあると同時にヘッド主軸6が回転中でも
停止中でもモータ12を回転させることによって旋回半
径R方向に動かすことができるようにすることにある。
ド主軸6が回転運動を行っている時でもモータ12を止
めておけば旋回半径R方向の送りがかからないようにす
るために設けてあると同時にヘッド主軸6が回転中でも
停止中でもモータ12を回転させることによって旋回半
径R方向に動かすことができるようにすることにある。
【0011】そして、ウォームラックWのリード角β
(図4の(b)参照)にバイト1を傾けるためには、門
形マシニングセンタ側にボルト19で取り付けられたサ
ポート20に対しヘッド本体21が旋回可能なように分
割形成されており、割出しハンドル22を操作すること
でサポート20に対して旋回でき、リード角βに見合う
傾きを得ることができるようになっている。この旋回機
構による旋回終了後は、クランプボルト23によって固
定できるようになっている。
(図4の(b)参照)にバイト1を傾けるためには、門
形マシニングセンタ側にボルト19で取り付けられたサ
ポート20に対しヘッド本体21が旋回可能なように分
割形成されており、割出しハンドル22を操作すること
でサポート20に対して旋回でき、リード角βに見合う
傾きを得ることができるようになっている。この旋回機
構による旋回終了後は、クランプボルト23によって固
定できるようになっている。
【0012】また、門形マシニングセンタの主軸100
とテーブル送りX軸(図2参照)は各々に移動量を検出
する検出器が各々のモータ軸端に一般的に取り付いてお
り、NC制御により回転と送りを同期させることができ
るようになっている。
とテーブル送りX軸(図2参照)は各々に移動量を検出
する検出器が各々のモータ軸端に一般的に取り付いてお
り、NC制御により回転と送りを同期させることができ
るようになっている。
【0013】このように構成されるため、ヘッド本体2
1をサポート20を介して門形マシニングセンタの主軸
100側に取り付けることによって、バイト1が傾斜機
構によりリード角βに見合うよう傾けられて伝達機構に
より旋回中心軸Cを中心に回転させられ、しかも調整機
構により旋回半径Rの送りも取り出されるため、門形マ
シニングセンタの回転とX軸送りの同期運転とを組み合
わせれば、ウォームラックの歯形を加工することができ
る。
1をサポート20を介して門形マシニングセンタの主軸
100側に取り付けることによって、バイト1が傾斜機
構によりリード角βに見合うよう傾けられて伝達機構に
より旋回中心軸Cを中心に回転させられ、しかも調整機
構により旋回半径Rの送りも取り出されるため、門形マ
シニングセンタの回転とX軸送りの同期運転とを組み合
わせれば、ウォームラックの歯形を加工することができ
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
軸工作機械の主軸の回転をヘッドに取り付けたバイトへ
伝達する伝達機構と、前記バイトの半径方向の送りを任
意に調整可能な調整機構と、前記バイトをウォームラッ
クのリード角に傾ける傾斜機構と、を具備したので、従
前からある多軸工作機械を効果的に利用してウォームラ
ックの歯形を加工することができるという効果が得られ
る。
軸工作機械の主軸の回転をヘッドに取り付けたバイトへ
伝達する伝達機構と、前記バイトの半径方向の送りを任
意に調整可能な調整機構と、前記バイトをウォームラッ
クのリード角に傾ける傾斜機構と、を具備したので、従
前からある多軸工作機械を効果的に利用してウォームラ
ックの歯形を加工することができるという効果が得られ
る。
【図1】本発明の一実施例を示すヘッド部の断面図であ
る。
る。
【図2】3軸直線移動の門形マシニングセンタの正面図
である。
である。
【図3】ウォームラックの斜視図である。
【図4】ウォームラックの歯形の詳細説明図である。
1 バイト 2 スライダ 3 スプラインシャフト 4,5 ベベルギヤ 6 ヘッド主軸 7 面板 10,11 ベアリング 12 モータ 13 差動歯車ユニット 14 伝達軸 15,16 ベベルギヤ 17 リードスクリュ 18 ナット 20 サポータ 21 ヘッド本体 22 割出しハンドル 100 主軸 W ワーク(ウォームラック)
Claims (1)
- 【請求項1】 多軸制御工作機械の主軸に着脱自在なウ
ォームラック歯形加工用のヘッドであって、前記主軸の
回転をヘッドに取り付けたバイトへ伝達する伝達機構
と、前記バイトの半径方向の送りを任意に調整可能な調
整機構と、前記バイトをウォームラックのリード角に傾
ける傾斜機構と、を具備したことを特徴とするウォーム
ラックの歯形加工ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7851695A JPH08267320A (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | ウォームラックの歯形加工ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7851695A JPH08267320A (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | ウォームラックの歯形加工ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08267320A true JPH08267320A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13664110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7851695A Withdrawn JPH08267320A (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | ウォームラックの歯形加工ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08267320A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7044693B2 (en) | 2003-09-30 | 2006-05-16 | Mori Seiki Co., Ltd. | Machine tool |
JP2015163420A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-09-10 | 東芝機械株式会社 | 歯切りアタッチメント、工作機械および歯切り加工方法 |
JP2015163418A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-09-10 | 東芝機械株式会社 | 歯切りアタッチメント、工作機械および歯切り加工方法 |
CN112792415A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-05-14 | 山东温岭精锻科技有限公司 | 一种高精度锥齿轮成型设备 |
-
1995
- 1995-04-04 JP JP7851695A patent/JPH08267320A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7044693B2 (en) | 2003-09-30 | 2006-05-16 | Mori Seiki Co., Ltd. | Machine tool |
JP2015163420A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-09-10 | 東芝機械株式会社 | 歯切りアタッチメント、工作機械および歯切り加工方法 |
JP2015163418A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-09-10 | 東芝機械株式会社 | 歯切りアタッチメント、工作機械および歯切り加工方法 |
CN112792415A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-05-14 | 山东温岭精锻科技有限公司 | 一种高精度锥齿轮成型设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |