JPH08265948A - H型鋼を利用した地中ケーブル管路 - Google Patents
H型鋼を利用した地中ケーブル管路Info
- Publication number
- JPH08265948A JPH08265948A JP6383795A JP6383795A JPH08265948A JP H08265948 A JPH08265948 A JP H08265948A JP 6383795 A JP6383795 A JP 6383795A JP 6383795 A JP6383795 A JP 6383795A JP H08265948 A JPH08265948 A JP H08265948A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- steel
- shaped steel
- cables
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 39
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 39
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 11
- 238000004891 communication Methods 0.000 abstract description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 abstract 1
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4439—Auxiliary devices
- G02B6/4459—Ducts; Conduits; Hollow tubes for air blown fibres
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電力ケーブル、光ファイバー等の通信ケーブ
ルの電線地中敷設管路に関するものである。 【構成】 地表面から掘削した溝内にH型鋼を長手方向
に接続し、開放面を蓋4で閉鎖したケーブル管路のウエ
ブ材で仕切られた複数の空間にそれぞれ異種ケーブルを
配線し、ケーブル管路の底面および両側面の回りにコン
クリートを打設したH型鋼を利用した地中ケーブル管
路。
ルの電線地中敷設管路に関するものである。 【構成】 地表面から掘削した溝内にH型鋼を長手方向
に接続し、開放面を蓋4で閉鎖したケーブル管路のウエ
ブ材で仕切られた複数の空間にそれぞれ異種ケーブルを
配線し、ケーブル管路の底面および両側面の回りにコン
クリートを打設したH型鋼を利用した地中ケーブル管
路。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブル、光ファ
イバー等の通信ケーブルの電線地中敷設に関するもので
ある。
イバー等の通信ケーブルの電線地中敷設に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルや通信ケーブル等の電線
は、一部地中に埋設、敷設されているものもあるがほと
んどは道路に沿って設けられた電線に架空配線されてお
り、交通の妨げ、消防活動の支障、降雪時の切断トラブ
ル等の問題が多く、また都市景観を損なうものである。
このような背景から、近年、電線地中化のニーズが高ま
ってきており、今後のマルチメディアの進展に伴い、ま
すますその重要性が高まることは間違いない。従来の電
線地中化の技術は、直埋方式、管路方式、共同溝方式の
他、キャブシステム(Cable Box Network System)があ
る。直埋方式は最も安価であるが維持管理が困難で配線
量の増設の度に道路の掘削が必要となる。管路方式は電
線の防護機能があり、配線に余裕を持たしておけば増設
引込みも可能で、支線の地中埋設に適したものと言え
る。共同溝は、電線に加えて、上下水道、ガス配管等を
同時に埋設できるが、大規模なものとなり、多額の費用
が必要で幹線向けである。キャブシステムは、複数の電
線を同時に埋設することができ、また増設も容易である
が、比較的大きな空間を有するために設置に際し、多額
の費用や長い工期が必要である。本発明は、中規模の電
線地中化に適したもので、従来の管路方式とキャブシス
テムの良い点を取り入れたものである。本発明に類似し
た先行技術として、U字断面の鋼板製トラフを用いた地
中管路方式が特開平06−217442に開示されてい
る。このトラフは、図3に示すように地表面20に穿っ
た溝21に波付鋼板からなる外側縦板22を一定間隔で
相対向させ、この間にU字型の波付鋼板からなるトラフ
本体23を挿入し、このトラフ本体の上端23aを外側
に折り曲げ、前記外側縦板22に当接固定し、隙間にコ
ンクリート24を充填し、上面の開口部に蓋体25を載
せて塞ぎケーブル収納空間26を形成しケーブル27を
配線したものである。このトラフは、従来のコンクリー
ト製トラフに較べて軽量であるため取り扱いが簡便であ
る利点を有し、外側縦板22とトラフの間に流し込んだ
コンクリート24の荷重受材でトラフ上を通過する車輪
荷重を負担する構造となっている。
は、一部地中に埋設、敷設されているものもあるがほと
んどは道路に沿って設けられた電線に架空配線されてお
り、交通の妨げ、消防活動の支障、降雪時の切断トラブ
ル等の問題が多く、また都市景観を損なうものである。
このような背景から、近年、電線地中化のニーズが高ま
ってきており、今後のマルチメディアの進展に伴い、ま
すますその重要性が高まることは間違いない。従来の電
線地中化の技術は、直埋方式、管路方式、共同溝方式の
他、キャブシステム(Cable Box Network System)があ
る。直埋方式は最も安価であるが維持管理が困難で配線
量の増設の度に道路の掘削が必要となる。管路方式は電
線の防護機能があり、配線に余裕を持たしておけば増設
引込みも可能で、支線の地中埋設に適したものと言え
る。共同溝は、電線に加えて、上下水道、ガス配管等を
同時に埋設できるが、大規模なものとなり、多額の費用
が必要で幹線向けである。キャブシステムは、複数の電
線を同時に埋設することができ、また増設も容易である
が、比較的大きな空間を有するために設置に際し、多額
の費用や長い工期が必要である。本発明は、中規模の電
線地中化に適したもので、従来の管路方式とキャブシス
テムの良い点を取り入れたものである。本発明に類似し
た先行技術として、U字断面の鋼板製トラフを用いた地
中管路方式が特開平06−217442に開示されてい
る。このトラフは、図3に示すように地表面20に穿っ
た溝21に波付鋼板からなる外側縦板22を一定間隔で
相対向させ、この間にU字型の波付鋼板からなるトラフ
本体23を挿入し、このトラフ本体の上端23aを外側
に折り曲げ、前記外側縦板22に当接固定し、隙間にコ
ンクリート24を充填し、上面の開口部に蓋体25を載
せて塞ぎケーブル収納空間26を形成しケーブル27を
配線したものである。このトラフは、従来のコンクリー
ト製トラフに較べて軽量であるため取り扱いが簡便であ
る利点を有し、外側縦板22とトラフの間に流し込んだ
コンクリート24の荷重受材でトラフ上を通過する車輪
荷重を負担する構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、ひとつ
のケーブル収納空間26しかないため、例えば、電力ケ
ーブルや通信、制御ケーブル等の異種ケーブルを同一管
路に配線すると電力ケーブルから生じる誘導磁界が通
信、制御ケーブルに障害を与える場合がある。この障害
を回避するためには、障害を受けない重層シールドを施
したケーブルを用いるか、複数のトラフを並行して配設
することによりそれぞれのケーブルを分離して配線する
等の対策が必要となるため不経済である。本発明は、極
めて簡単な手段でこの課題を解消した地中ケーブル管路
構造を提供するものである。
のケーブル収納空間26しかないため、例えば、電力ケ
ーブルや通信、制御ケーブル等の異種ケーブルを同一管
路に配線すると電力ケーブルから生じる誘導磁界が通
信、制御ケーブルに障害を与える場合がある。この障害
を回避するためには、障害を受けない重層シールドを施
したケーブルを用いるか、複数のトラフを並行して配設
することによりそれぞれのケーブルを分離して配線する
等の対策が必要となるため不経済である。本発明は、極
めて簡単な手段でこの課題を解消した地中ケーブル管路
構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構成の要旨は以
下の通りである。
下の通りである。
【0005】地表面から掘削した溝内に、H型鋼を長手
方向に接続し開放面を閉鎖したケーブル管路のウエブ材
で仕切られた複数の空間に、それぞれ異種ケーブルを配
線し、ケーブル管路の底面および両側面の回りにコンク
リートを打設したことを特徴とする地中ケーブル管路。
方向に接続し開放面を閉鎖したケーブル管路のウエブ材
で仕切られた複数の空間に、それぞれ異種ケーブルを配
線し、ケーブル管路の底面および両側面の回りにコンク
リートを打設したことを特徴とする地中ケーブル管路。
【0006】なお、ケーブル管路に市販の規格サイズの
H型鋼を用い、これを横向き(H状)または縦向き(I
状)に配設した上記の管路である。
H型鋼を用い、これを横向き(H状)または縦向き(I
状)に配設した上記の管路である。
【0007】
【作用】本発明のケーブル管路は、断面H形の鋼製長尺
材からなるH型鋼を用いて、この開放面を蓋で閉塞して
いるため1本の管路がウエブ材で仕切られて上下、また
は左右に複数の空間を形成することができる。従って、
それぞれの管路に電力、または通信、制御ケーブルを分
離して収納配線することによりウエブ材のシールド作用
で誘導磁界の影響をなくすことができる。また、使用す
るH型鋼は、地表面の走行車両等の荷重に対応した必要
な剛性を有するサイズ、板厚のものを市販の規格品から
自由に選択することが容易にできる。ケーブル管路の底
部および両面側の回りに打設するコンクリートは、主と
して、防食を目的として施すものであるが、H型鋼との
合成作用による管路の剛性増大、周囲地盤とのなじみ作
用による安定化の働きもある。
材からなるH型鋼を用いて、この開放面を蓋で閉塞して
いるため1本の管路がウエブ材で仕切られて上下、また
は左右に複数の空間を形成することができる。従って、
それぞれの管路に電力、または通信、制御ケーブルを分
離して収納配線することによりウエブ材のシールド作用
で誘導磁界の影響をなくすことができる。また、使用す
るH型鋼は、地表面の走行車両等の荷重に対応した必要
な剛性を有するサイズ、板厚のものを市販の規格品から
自由に選択することが容易にできる。ケーブル管路の底
部および両面側の回りに打設するコンクリートは、主と
して、防食を目的として施すものであるが、H型鋼との
合成作用による管路の剛性増大、周囲地盤とのなじみ作
用による安定化の働きもある。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。
に説明する。
【0009】図1は、本発明の第1実施例を示す図でH
型鋼を掘削溝8内にH状に埋設し、上側の開放面に蓋4
を設けて、ウエブ2で仕切られる上下2段の空間1a,
1bをケーブル管路1としたものである。それぞれのケ
ーブル管路1a,1bには、例えば、上側に通信ケーブ
ル11、下側に電力ケーブル10の異種ケーブルが配線
される。また、H型鋼からなるケーブル管路1の底面、
左右の側面と掘削溝底、溝壁との隙間には、コンクリー
ト5が充填されている。本発明に使用するH型鋼は、新
規に所望断面形状のものを作成してもよいが、市販の規
格品を利用することにより、コストおよび品質管理面で
有利となる。この際、将来のケーブル増設を見込んで、
余裕のあるサイズを選択しておく方がよい。市販されて
いるH型鋼は、ウエブ高とフランジ幅のサイズが100
×100mm〜400×400mmの広幅系と150×
100mm〜900×300mm中幅系、100×50
mm〜600×200mmの細幅系がある。これら多種
なサイズの中から、収納するケーブルサイズと本数およ
び管路の断面剛性等を考慮して適切なものを選択する。
なお、通常のH型鋼は、一般構造用材質のものに塗装し
て使用するが、特に防食性が要求される場合はステンレ
ス製のものにすることができる。ケーブル管路となるH
型鋼は、掘削溝の底部に打設されたコンクリート5面の
上に載置して、下側開放面を閉塞する。上側の開放面に
は、蓋4を被せて閉塞する。この蓋4は、地表面9から
の上載圧、土圧に充分耐えるような板厚の鋼板、コンク
リート板またはこれを合成したものとし、両端部に段差
4aを形成してずれが生じないようにするとともに、ゴ
ムパッキン4b等を介在させて止水処理をする。H型鋼
のフランジ3と掘削溝壁7の隙間には、コンクリート5
を充填して、H型鋼と周囲地盤と一体化させ、安定化さ
せるとともに防食する。本発明における掘削溝の幅は、
設置するH型鋼の幅にコンクリート幅(片側50mm以
上)を加えたものにすればよいため、従来の開削溝に較
べて大幅に狭くすることができる。この結果、掘削土
量、埋戻し土量が大幅に低減できる。H型鋼は、長手方
向が6m、9mまたは12mの定尺であるため、これら
を接続延長して埋設することになる。接続手段は、溶接
やボルト接合とすればよい。
型鋼を掘削溝8内にH状に埋設し、上側の開放面に蓋4
を設けて、ウエブ2で仕切られる上下2段の空間1a,
1bをケーブル管路1としたものである。それぞれのケ
ーブル管路1a,1bには、例えば、上側に通信ケーブ
ル11、下側に電力ケーブル10の異種ケーブルが配線
される。また、H型鋼からなるケーブル管路1の底面、
左右の側面と掘削溝底、溝壁との隙間には、コンクリー
ト5が充填されている。本発明に使用するH型鋼は、新
規に所望断面形状のものを作成してもよいが、市販の規
格品を利用することにより、コストおよび品質管理面で
有利となる。この際、将来のケーブル増設を見込んで、
余裕のあるサイズを選択しておく方がよい。市販されて
いるH型鋼は、ウエブ高とフランジ幅のサイズが100
×100mm〜400×400mmの広幅系と150×
100mm〜900×300mm中幅系、100×50
mm〜600×200mmの細幅系がある。これら多種
なサイズの中から、収納するケーブルサイズと本数およ
び管路の断面剛性等を考慮して適切なものを選択する。
なお、通常のH型鋼は、一般構造用材質のものに塗装し
て使用するが、特に防食性が要求される場合はステンレ
ス製のものにすることができる。ケーブル管路となるH
型鋼は、掘削溝の底部に打設されたコンクリート5面の
上に載置して、下側開放面を閉塞する。上側の開放面に
は、蓋4を被せて閉塞する。この蓋4は、地表面9から
の上載圧、土圧に充分耐えるような板厚の鋼板、コンク
リート板またはこれを合成したものとし、両端部に段差
4aを形成してずれが生じないようにするとともに、ゴ
ムパッキン4b等を介在させて止水処理をする。H型鋼
のフランジ3と掘削溝壁7の隙間には、コンクリート5
を充填して、H型鋼と周囲地盤と一体化させ、安定化さ
せるとともに防食する。本発明における掘削溝の幅は、
設置するH型鋼の幅にコンクリート幅(片側50mm以
上)を加えたものにすればよいため、従来の開削溝に較
べて大幅に狭くすることができる。この結果、掘削土
量、埋戻し土量が大幅に低減できる。H型鋼は、長手方
向が6m、9mまたは12mの定尺であるため、これら
を接続延長して埋設することになる。接続手段は、溶接
やボルト接合とすればよい。
【0010】以上の如く手段で埋設したH型鋼からなる
ケーブル管路1は、ウエブ材2で仕切られた上、下段の
空間1a,1bが形成されるため、それぞれ空間に通信
ケーブル11、電力ケーブル10等の異種ケーブルを分
けて配線することができる。この結果、例えば電力ケー
ブルから発生する誘導磁界の影響を受けない通信ケーブ
ル11の配線を行うことができる。異種ケーブルとして
分けて配線するものは、この他、制御ケーブル、低圧電
力、高圧電力用ケーブル、光ファイバーケーブル等があ
る。ケーブルの配線は、H型鋼の埋設作業と同時に行う
か、またはケーブル管路1を完成後、途中に設けるマン
ホール等から行うこととする。なお、配線後メンテナン
スが必要となるものや、将来増設が予測されるケーブル
に属するものは、上段に配線しておくと蓋4を開いてこ
れらの作業が容易にできる。本実施例に示すケーブル管
路1は土被りを有する地中に埋設したものとしている
が、上蓋の状面を地表面と同レベルにして適宜開閉でき
るようにすることにしてもよい。なお、掘削溝とH型鋼
の隙間にコンクリート5を打設する際、溝底と溝壁には
止水性を有する布製のシート型枠6を設けて行うと品質
の良いコンクリート打設を行うことができる。また、ケ
ーブル相互の接触を防ぐため、適当な位置にラックを取
り付けてもよい。図2は、H型鋼をI状に配設した本発
明の第2実施例を示すものある。この例では、開放面が
左右両側にできるため、この位置に蓋4を設け閉塞し、
ウエブ2で仕切られる左右の空間1a,1bがケーブル
管路1となる。この例では左右の蓋4の外側と溝壁7の
隙間にはコンクリート5が打設されるため、ケーブル管
路を完成後、蓋4の開閉を行うことができない。
ケーブル管路1は、ウエブ材2で仕切られた上、下段の
空間1a,1bが形成されるため、それぞれ空間に通信
ケーブル11、電力ケーブル10等の異種ケーブルを分
けて配線することができる。この結果、例えば電力ケー
ブルから発生する誘導磁界の影響を受けない通信ケーブ
ル11の配線を行うことができる。異種ケーブルとして
分けて配線するものは、この他、制御ケーブル、低圧電
力、高圧電力用ケーブル、光ファイバーケーブル等があ
る。ケーブルの配線は、H型鋼の埋設作業と同時に行う
か、またはケーブル管路1を完成後、途中に設けるマン
ホール等から行うこととする。なお、配線後メンテナン
スが必要となるものや、将来増設が予測されるケーブル
に属するものは、上段に配線しておくと蓋4を開いてこ
れらの作業が容易にできる。本実施例に示すケーブル管
路1は土被りを有する地中に埋設したものとしている
が、上蓋の状面を地表面と同レベルにして適宜開閉でき
るようにすることにしてもよい。なお、掘削溝とH型鋼
の隙間にコンクリート5を打設する際、溝底と溝壁には
止水性を有する布製のシート型枠6を設けて行うと品質
の良いコンクリート打設を行うことができる。また、ケ
ーブル相互の接触を防ぐため、適当な位置にラックを取
り付けてもよい。図2は、H型鋼をI状に配設した本発
明の第2実施例を示すものある。この例では、開放面が
左右両側にできるため、この位置に蓋4を設け閉塞し、
ウエブ2で仕切られる左右の空間1a,1bがケーブル
管路1となる。この例では左右の蓋4の外側と溝壁7の
隙間にはコンクリート5が打設されるため、ケーブル管
路を完成後、蓋4の開閉を行うことができない。
【0011】
【発明の効果】本発明の地中ケーブル管路は、掘削溝内
にH型鋼を配設して開放面を蓋で閉塞して得られるウエ
ブ材で仕切られた複数の空間からなるケーブル管路にそ
れぞれ異種ケーブルを配線できるため、ケーブルの誘導
磁気障害等の影響を避ける配線ができる。また、ケーブ
ル管路となるH型鋼のサイズにコンクリート厚さを加え
た幅の極めて狭い掘削溝幅にすればよいため、掘削、埋
戻し土量が著しく低減でき、コスト低減、工期短縮が図
れる。更にH型鋼はケーブル配線量、必要断面剛性に応
じて、市販されている豊富なサイズから自由に選択でき
る。
にH型鋼を配設して開放面を蓋で閉塞して得られるウエ
ブ材で仕切られた複数の空間からなるケーブル管路にそ
れぞれ異種ケーブルを配線できるため、ケーブルの誘導
磁気障害等の影響を避ける配線ができる。また、ケーブ
ル管路となるH型鋼のサイズにコンクリート厚さを加え
た幅の極めて狭い掘削溝幅にすればよいため、掘削、埋
戻し土量が著しく低減でき、コスト低減、工期短縮が図
れる。更にH型鋼はケーブル配線量、必要断面剛性に応
じて、市販されている豊富なサイズから自由に選択でき
る。
【図1】本発明の第1実施例でH型鋼をH状に埋設した
地下ケーブル管路の説明図。
地下ケーブル管路の説明図。
【図2】本発明の第2実施例でH型鋼をI状に埋設した
地下ケーブル管路の説明図。
地下ケーブル管路の説明図。
【図3】従来例管路の説明図。
1…ケーブル管路 2…ウエブ材 3…フランジ材 4…蓋 5…コンクリート 6…シート型枠 8…掘削溝 9…地表面 10…電力ケーブル 11…通信ケーブル
Claims (3)
- 【請求項1】 地表面から掘削した溝内に、H型鋼を長
手方向に接続し開放面を閉鎖したケーブル管路のウエブ
材で仕切られた複数の空間にそれぞれ異種ケーブルが配
線され、ケーブル管路の底面および両側面の回りにコン
クリートを打設したことを特徴とするH型鋼を利用した
地中ケーブル管路。 - 【請求項2】 ケーブル管路に市販のH型鋼をH状に配
設し、上方に蓋を設けたことを特徴とする請求項1記載
のH型鋼を利用した地中ケーブル管路。 - 【請求項3】 ケーブル管路に市販のH型項をI状に配
設し、両側面に蓋を設けたことを特徴とする請求項1記
載のH型鋼を利用した地中ケーブル管路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6383795A JPH08265948A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | H型鋼を利用した地中ケーブル管路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6383795A JPH08265948A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | H型鋼を利用した地中ケーブル管路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08265948A true JPH08265948A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13240870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6383795A Withdrawn JPH08265948A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | H型鋼を利用した地中ケーブル管路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08265948A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2470977A (en) * | 2009-06-11 | 2010-12-15 | Richard David Brook | Cable shield apparatus |
JP2013150445A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Haneda Concrete Industrial Co Ltd | 電線共同溝の管路部及び設置構造 |
CN105782596A (zh) * | 2016-04-12 | 2016-07-20 | 百盛联合建设集团有限公司 | 地下综合管道 |
WO2019037034A1 (zh) * | 2017-08-24 | 2019-02-28 | 海门市采薇纺织科技有限公司 | 具有保护结构的直埋式电缆沟 |
CN110460005A (zh) * | 2019-09-23 | 2019-11-15 | 中铁四院集团西南勘察设计有限公司 | 综合管沟及其实施方法 |
CN110838704A (zh) * | 2019-11-19 | 2020-02-25 | 北京城建设计发展集团股份有限公司 | 共享空间缆线井及其排线方法 |
CN113078605A (zh) * | 2021-03-26 | 2021-07-06 | 北京城建设计发展集团股份有限公司 | 嵌套式工作井及其排线方法 |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP6383795A patent/JPH08265948A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2470977A (en) * | 2009-06-11 | 2010-12-15 | Richard David Brook | Cable shield apparatus |
GB2470977B (en) * | 2009-06-11 | 2012-11-14 | Richard David Brook | Cable shield apparatus |
JP2013150445A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Haneda Concrete Industrial Co Ltd | 電線共同溝の管路部及び設置構造 |
CN105782596A (zh) * | 2016-04-12 | 2016-07-20 | 百盛联合建设集团有限公司 | 地下综合管道 |
WO2019037034A1 (zh) * | 2017-08-24 | 2019-02-28 | 海门市采薇纺织科技有限公司 | 具有保护结构的直埋式电缆沟 |
CN110460005A (zh) * | 2019-09-23 | 2019-11-15 | 中铁四院集团西南勘察设计有限公司 | 综合管沟及其实施方法 |
CN110838704A (zh) * | 2019-11-19 | 2020-02-25 | 北京城建设计发展集团股份有限公司 | 共享空间缆线井及其排线方法 |
CN113078605A (zh) * | 2021-03-26 | 2021-07-06 | 北京城建设计发展集团股份有限公司 | 嵌套式工作井及其排线方法 |
CN113078605B (zh) * | 2021-03-26 | 2022-09-16 | 北京城建设计发展集团股份有限公司 | 嵌套式工作井及其排线方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2005300344B2 (en) | Communications ducting system and method of laying same | |
JPH0718716B2 (ja) | 集合メーターボックス用基礎ブロック及びその埋設構造 | |
CN113404062B (zh) | 一种地下电缆及pe导管回填敷设的防排水施工方法 | |
JPH08265948A (ja) | H型鋼を利用した地中ケーブル管路 | |
MXPA00009236A (es) | Resguardo protector para instalaciones subterraneas alargadas. | |
JP2002233019A (ja) | 電線類管路 | |
KR102170561B1 (ko) | 관로보호 pc암거를 이용한 친환경 개착식 전력관로 하천횡단공법 | |
KR101624518B1 (ko) | 활선 프리캐스트맨홀 및 이의 시공방법 | |
JP2835939B2 (ja) | ライフライン収容ボックス | |
JPS60115987U (ja) | 排水路付き共同溝ボツクスカルバ−ト | |
JPH03270613A (ja) | 流体輸送管を利用した通信線の地下配線方法 | |
AU2020103734A4 (en) | An underground work bay | |
KR100613394B1 (ko) | 맨홀 인출구 관로 침하방지용 배전 맨홀 | |
JP3009597U (ja) | 地中埋設用鋼板製ケーブル函 | |
AU667441B2 (en) | Joint trenching | |
Maugain | Basics on Construction and Installation Methods | |
JPH01226980A (ja) | キャプシステム用枠およびその構築方法 | |
JP2997734B2 (ja) | 地中配線用管路ブロックの耐震継手構造 | |
JP3176819B2 (ja) | ケーブル布設方法及びこれに使用するマンホール | |
JP2003274546A (ja) | コンクリート製ボックスの組み立て方法およびプレハブユニット | |
JPS62268429A (ja) | 複合機能管路 | |
JPS61294042A (ja) | 複合機能管路 | |
JP4535480B2 (ja) | 地下埋設構造物の撤去方法 | |
JPH08326043A (ja) | 電線共同溝とそれを構築する埋設溝 | |
Harrington | Underground Conduit Construction |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |