JP3176819B2 - ケーブル布設方法及びこれに使用するマンホール - Google Patents
ケーブル布設方法及びこれに使用するマンホールInfo
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- Electric Cable Installation (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路下等の地中管路を
用いて電力・通信用等のケーブルを布設する方法及びこ
れに使用するマンホールに関するものである。
用いて電力・通信用等のケーブルを布設する方法及びこ
れに使用するマンホールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】空間利用等の要請から、最近では電力・
通信用等各種ケーブルの地下埋設方式への移行が盛んに
行われている。この際には、ケーブル接続用としてのマ
ンホールを所定間隔毎に複数設置し、これらマンホール
間にケーブルを延線布設し、マンホール内でケーブル同
士を接続することで、所定の回路網を形成することとし
ている。
通信用等各種ケーブルの地下埋設方式への移行が盛んに
行われている。この際には、ケーブル接続用としてのマ
ンホールを所定間隔毎に複数設置し、これらマンホール
間にケーブルを延線布設し、マンホール内でケーブル同
士を接続することで、所定の回路網を形成することとし
ている。
【0003】そして従来、地下或いは地中でのケーブル
布設方法としては次の二通りがある。
布設方法としては次の二通りがある。
【0004】 直埋型ケーブルを直接埋設する方法
(特開平6-109931号公報参照)。なお、マンホール内に
は接続箱が設けられ、その接続箱内でケーブル同士が接
続される。
(特開平6-109931号公報参照)。なお、マンホール内に
は接続箱が設けられ、その接続箱内でケーブル同士が接
続される。
【0005】 図8に示すように、約1km毎にケーブ
ル接続用のマンホール(以下第1マンホールという)1
を設置し、それらマンホール1間に約200m間隔で作業用
のマンホール(以下第2マンホールという)2を設置
し、これらマンホール間を地中管路3で結び、その管路
3を通じ第2マンホール2を通過させて、ケーブル4を
第1マンホール1,1間に布設する方法。なお、第1マ
ンホール1内には前記同様に接続箱5が設けられる。
ル接続用のマンホール(以下第1マンホールという)1
を設置し、それらマンホール1間に約200m間隔で作業用
のマンホール(以下第2マンホールという)2を設置
し、これらマンホール間を地中管路3で結び、その管路
3を通じ第2マンホール2を通過させて、ケーブル4を
第1マンホール1,1間に布設する方法。なお、第1マ
ンホール1内には前記同様に接続箱5が設けられる。
【0006】の方法において、地中管路3には波付硬
質可撓電線管等が用いられる。また第2マンホール2
は、ケーブル延線時に中間位置にてケーブル4を引っ張
り、或いは送り出すためのもので、ケーブル4と管路3
との摩擦力、ケーブル4の許容張力等の関係から、約20
0m以内の間隔で設置されるのが一般的である。
質可撓電線管等が用いられる。また第2マンホール2
は、ケーブル延線時に中間位置にてケーブル4を引っ張
り、或いは送り出すためのもので、ケーブル4と管路3
との摩擦力、ケーブル4の許容張力等の関係から、約20
0m以内の間隔で設置されるのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ケーブルの布設は道路の地下に行われることも多く、交
通規制との関係から、できるだけ短期に且つ短区間で工
事を行う要請がある。
ケーブルの布設は道路の地下に行われることも多く、交
通規制との関係から、できるだけ短期に且つ短区間で工
事を行う要請がある。
【0008】これに対しの方法だと、道路の掘削、ケ
ーブルの埋設、道路の復旧といった工程を短区間毎に繰
り返さざるを得ず、1日の進行距離も数100mと短いため
に工事の長期化、工事費増大等を招く。
ーブルの埋設、道路の復旧といった工程を短区間毎に繰
り返さざるを得ず、1日の進行距離も数100mと短いため
に工事の長期化、工事費増大等を招く。
【0009】他方、の方法の場合、第1及び第2マン
ホールを設置してしまえば、管路はマンホール内から掘
進装置等を用いて形成でき、ケーブルの延線もマンホー
ル内にて行えるため、大掛かりな土木工事も不要で、工
事が容易且つ短期に行えるメリットがある。また、工事
区間もマンホールの箇所のみとなるため、交通への影響
は最少限に抑えられる。
ホールを設置してしまえば、管路はマンホール内から掘
進装置等を用いて形成でき、ケーブルの延線もマンホー
ル内にて行えるため、大掛かりな土木工事も不要で、工
事が容易且つ短期に行えるメリットがある。また、工事
区間もマンホールの箇所のみとなるため、交通への影響
は最少限に抑えられる。
【0010】しかしながら、この方法の欠点としては、
多数の第2マンホールが必要となる一方、それらマンホ
ールを永久構造物として地中に残存させてしまう点にあ
る。前者は工事或いは材料コストの増大を招き、後者は
定期的な管理の必要性を生じさせる。
多数の第2マンホールが必要となる一方、それらマンホ
ールを永久構造物として地中に残存させてしまう点にあ
る。前者は工事或いは材料コストの増大を招き、後者は
定期的な管理の必要性を生じさせる。
【0011】そこで、上記課題を解決すべく本発明は創
案されたものであり、その目的は、地中に残存させる永
久構造物としてのマンホールの数を最少限に抑えられる
ケーブル布設方法及びこれに使用するマンホールを提供
することにある。
案されたものであり、その目的は、地中に残存させる永
久構造物としてのマンホールの数を最少限に抑えられる
ケーブル布設方法及びこれに使用するマンホールを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る請求項1記載のケーブル布設方法は、
ケーブル接続用としての第1マンホール間に、撤去可能
に形成した作業用としての第2マンホールを設置し、こ
れらマンホールを地中管路で結び、その管路を通じて上
記ケーブルを上記第1マンホール間に延線した後、上記
第2マンホール内に一方の管路から導入され他方の管路
に導出する上記ケーブルの通過部分を、それら両管路を
接続する保護管に収容して保護し、その後上記第2マン
ホールを撤去して、上記保護管を地中に埋めるようにし
たものである。
め、本発明に係る請求項1記載のケーブル布設方法は、
ケーブル接続用としての第1マンホール間に、撤去可能
に形成した作業用としての第2マンホールを設置し、こ
れらマンホールを地中管路で結び、その管路を通じて上
記ケーブルを上記第1マンホール間に延線した後、上記
第2マンホール内に一方の管路から導入され他方の管路
に導出する上記ケーブルの通過部分を、それら両管路を
接続する保護管に収容して保護し、その後上記第2マン
ホールを撤去して、上記保護管を地中に埋めるようにし
たものである。
【0013】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載のケーブル布設方法において、上記保護管が、上記
管路内に予めスライド移動可能に収納されるものであ
る。
記載のケーブル布設方法において、上記保護管が、上記
管路内に予めスライド移動可能に収納されるものであ
る。
【0014】また、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載のケーブル布設方法において、上記保護管が、上記
管路とその外側を覆う外管との間に予め挟まれてスライ
ド移動可能に収納されるものである。
記載のケーブル布設方法において、上記保護管が、上記
管路とその外側を覆う外管との間に予め挟まれてスライ
ド移動可能に収納されるものである。
【0015】また、請求項4記載の本発明に係るマンホ
ールは、埋設される管路の深さに相当する長さの側壁
と、側壁の下部に形成され上記管路を導入すると共に下
方に開放された導入口とを備えたものである。
ールは、埋設される管路の深さに相当する長さの側壁
と、側壁の下部に形成され上記管路を導入すると共に下
方に開放された導入口とを備えたものである。
【0016】また、請求項5記載の本発明は、請求項4
記載のマンホールにおいて、上記側壁が、下部側に向か
って順次小さくなるテーパ状に形成されたものである。
記載のマンホールにおいて、上記側壁が、下部側に向か
って順次小さくなるテーパ状に形成されたものである。
【0017】また、請求項6記載の本発明は、請求項4
記載のマンホールにおいて、上記側壁が、頂部側から底
部側にかけて複数に分割可能なものである。
記載のマンホールにおいて、上記側壁が、頂部側から底
部側にかけて複数に分割可能なものである。
【0018】また、請求項7記載の本発明は、請求項4
記載のマンホールが、底壁をさらに備え、その底壁に、
上記導入口の開放端部と連続し上記管路の外径と略同幅
のスリット状開口部が形成されたものである。
記載のマンホールが、底壁をさらに備え、その底壁に、
上記導入口の開放端部と連続し上記管路の外径と略同幅
のスリット状開口部が形成されたものである。
【0019】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、従来永久構造
物であった第2マンホールが撤去され、その内部のケー
ブルは保護管により保護されて地中に埋設される。
物であった第2マンホールが撤去され、その内部のケー
ブルは保護管により保護されて地中に埋設される。
【0020】また、請求項2,3記載の本発明によれ
ば、保護管は、第2マンホール内にて一方の管路から抜
き出され、ケーブルを収容しつつ他方の管路に接続され
る。
ば、保護管は、第2マンホール内にて一方の管路から抜
き出され、ケーブルを収容しつつ他方の管路に接続され
る。
【0021】また、請求項4記載の本発明によれば、導
入口を管路の通過部分としてマンホールを上方に移動で
きる。
入口を管路の通過部分としてマンホールを上方に移動で
きる。
【0022】また、請求項5記載の本発明によれば、土
圧の影響を減じ、マンホールの地中からの抜き出し力を
低減できる。
圧の影響を減じ、マンホールの地中からの抜き出し力を
低減できる。
【0023】また、請求項6記載の本発明によれば、マ
ンホールの取り出しに際しての重量を軽減できる。
ンホールの取り出しに際しての重量を軽減できる。
【0024】また、請求項7記載の本発明によれば、開
口部を保護管の通過部分とでき、その開口面積も最小と
できる。
口部を保護管の通過部分とでき、その開口面積も最小と
できる。
【0025】
【実施例】以下本発明の好適実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0026】前述した通り、図8を参照して、ケーブル
接続用としての第1マンホール1は約1km間隔毎に設置
されている。そしてそれらマンホール1間に、約200m間
隔で作業用としての第2マンホール2が設置される。こ
れらマンホール1,2は地中管路3で結ばれ、その管路
3を通じて、ケーブル4が第1マンホール1,1間に延
線される。
接続用としての第1マンホール1は約1km間隔毎に設置
されている。そしてそれらマンホール1間に、約200m間
隔で作業用としての第2マンホール2が設置される。こ
れらマンホール1,2は地中管路3で結ばれ、その管路
3を通じて、ケーブル4が第1マンホール1,1間に延
線される。
【0027】図1(a)は、特にこのときの第2マンホ
ール2周辺の状態を示している。図示するように、第2
マンホール2内には、対向位置から管路3a,3bが突
出されている。そしてケーブル4は管路3a,3bを渡
り、第2マンホール2内を露出状態で通過する。この通
過或いは露出部分に引張力等を与えれば、延線が容易と
なる。
ール2周辺の状態を示している。図示するように、第2
マンホール2内には、対向位置から管路3a,3bが突
出されている。そしてケーブル4は管路3a,3bを渡
り、第2マンホール2内を露出状態で通過する。この通
過或いは露出部分に引張力等を与えれば、延線が容易と
なる。
【0028】特に第2マンホール2は撤去可能に形成さ
れており、具体的には図2に示すような構造が採用され
ている。第2マンホール2は、コンクリート製で、上方
から下方、或いは頂部側から底部側にかけて分割可能と
なるよう、上下3段に積み重ねられたピース2a,2
b,2cから構成される。そして第2マンホール2は、
頂部側に対し底部側が小さくなる断面矩形のテーパ状に
形成される。第2マンホール2の側壁2dの長さ即ち高
さ方向の寸法は、地表面から管路3a,3bの底部まで
の深さ寸法とほぼ等しくされる。
れており、具体的には図2に示すような構造が採用され
ている。第2マンホール2は、コンクリート製で、上方
から下方、或いは頂部側から底部側にかけて分割可能と
なるよう、上下3段に積み重ねられたピース2a,2
b,2cから構成される。そして第2マンホール2は、
頂部側に対し底部側が小さくなる断面矩形のテーパ状に
形成される。第2マンホール2の側壁2dの長さ即ち高
さ方向の寸法は、地表面から管路3a,3bの底部まで
の深さ寸法とほぼ等しくされる。
【0029】上段ピース2aは、図示しない頂壁部を有
し、これは一部が開口されて人の出入りを許容する。そ
の開口は図示しない蓋により開閉自在である。中段ピー
ス2bは矩形枠状に形成される。
し、これは一部が開口されて人の出入りを許容する。そ
の開口は図示しない蓋により開閉自在である。中段ピー
ス2bは矩形枠状に形成される。
【0030】下段ピース2cは、矩形枠状に形成された
側壁部6aと、その底部に形成された底壁部6bとを有
する。側壁部6aの対向位置には、管路3a,3bの端
部を貫通状態に突出させる導入口7が形成されている。
導入口7は、従来では単なる円形の穴であったが、本実
施例においては底部側に開放する溝状に形成されてい
る。即ち、導入口7は、その上部が半円部8により区画
され、その下部が対向する平行部9により区画される。
半円部8の直径即ち平行部9のなす幅は、管路3a,3
bの外径に比べ若干大きい略等しい値とされる。底壁部
6bは、導入口7の開放端部即ち下端部に連続する同幅
スリット状の開口部10を有する。よって開口部10の
幅も、平行部9のなす幅と等しく、管路3a,3bの外
径に比べ若干大きい値とされる(図3参照)。このよう
に導入口7と開口部10とは、連続するコ字形スリット
状に形成されている。
側壁部6aと、その底部に形成された底壁部6bとを有
する。側壁部6aの対向位置には、管路3a,3bの端
部を貫通状態に突出させる導入口7が形成されている。
導入口7は、従来では単なる円形の穴であったが、本実
施例においては底部側に開放する溝状に形成されてい
る。即ち、導入口7は、その上部が半円部8により区画
され、その下部が対向する平行部9により区画される。
半円部8の直径即ち平行部9のなす幅は、管路3a,3
bの外径に比べ若干大きい略等しい値とされる。底壁部
6bは、導入口7の開放端部即ち下端部に連続する同幅
スリット状の開口部10を有する。よって開口部10の
幅も、平行部9のなす幅と等しく、管路3a,3bの外
径に比べ若干大きい値とされる(図3参照)。このよう
に導入口7と開口部10とは、連続するコ字形スリット
状に形成されている。
【0031】また図1(a)に示すように、管路3a内
には、ケーブル4の露出部分を収容するための保護管1
1が予め収納されている。保護管11は、管路3a内を
スライド移動可能であると共に、ケーブル4延線時には
収納状態が保持されるよう、図示しないストッパ等で管
路3a内に固定されている。
には、ケーブル4の露出部分を収容するための保護管1
1が予め収納されている。保護管11は、管路3a内を
スライド移動可能であると共に、ケーブル4延線時には
収納状態が保持されるよう、図示しないストッパ等で管
路3a内に固定されている。
【0032】図示する状態において、管路3a,3b
は、それら上側の表面部が導入口7の半円部8に当接す
るか或いは極めて近接して位置され、開口部10下の泥
土とはある程度の距離が隔てられている。
は、それら上側の表面部が導入口7の半円部8に当接す
るか或いは極めて近接して位置され、開口部10下の泥
土とはある程度の距離が隔てられている。
【0033】さて、かかる状態であるケーブル4の延線
後、こんどは図1(b)及び図3に示すように、保護管
11をスライド移動させて管路3a内から抜き出し、ケ
ーブル4の露出部分を収容しつつ、管路3b内に差し込
む。こうすると、管路3a,3bの端部と、保護管11
の端部とが重なり合って、保護管11が両管路3a,3
bを接続する。そしてこれら管路3a,3bと保護管1
1との隙間を、ビニルテープ等のシール部材12でシー
ルする。
後、こんどは図1(b)及び図3に示すように、保護管
11をスライド移動させて管路3a内から抜き出し、ケ
ーブル4の露出部分を収容しつつ、管路3b内に差し込
む。こうすると、管路3a,3bの端部と、保護管11
の端部とが重なり合って、保護管11が両管路3a,3
bを接続する。そしてこれら管路3a,3bと保護管1
1との隙間を、ビニルテープ等のシール部材12でシー
ルする。
【0034】次には、図1(c)に示す如く第2マンホ
ール2を撤去する。具体的には、上段ピース2a、中段
ピース2bを順番に引き上げて取り出し、最後に下段ピ
ース2cを地中から抜き出して取り出す。このとき特
に、溝状の導入口7とこれに連続する開口部10とが、
管路3a,3b及び保護管11の通過を許容する。なお
ピース2a…の引き上げは、各ピース2a…に設けられ
た図示しないフックにより容易に行われる。
ール2を撤去する。具体的には、上段ピース2a、中段
ピース2bを順番に引き上げて取り出し、最後に下段ピ
ース2cを地中から抜き出して取り出す。このとき特
に、溝状の導入口7とこれに連続する開口部10とが、
管路3a,3b及び保護管11の通過を許容する。なお
ピース2a…の引き上げは、各ピース2a…に設けられ
た図示しないフックにより容易に行われる。
【0035】そしてさらに、第2マンホール2を撤去す
ることにより形成された穴13内に泥土を投入して、図
1(d)に示すように、第2マンホール2内に存在した
管路3a,3b及び保護管11を地中に埋め込み、ケー
ブル4の布設を完了する。
ることにより形成された穴13内に泥土を投入して、図
1(d)に示すように、第2マンホール2内に存在した
管路3a,3b及び保護管11を地中に埋め込み、ケー
ブル4の布設を完了する。
【0036】かかるケーブル布設方法によれば、第2マ
ンホール2が撤去されるため、地中に残存させる永久構
造物としてのマンホールは第1マンホール1のみとな
り、その数を最少限に抑制することができる。従って、
第1マンホール1のみを管理すればよいので、管理が大
巾に容易となる。また地中にマンホールという空洞部を
最少数しか設けないため、地盤強度の低下を最小限にく
い止められる。
ンホール2が撤去されるため、地中に残存させる永久構
造物としてのマンホールは第1マンホール1のみとな
り、その数を最少限に抑制することができる。従って、
第1マンホール1のみを管理すればよいので、管理が大
巾に容易となる。また地中にマンホールという空洞部を
最少数しか設けないため、地盤強度の低下を最小限にく
い止められる。
【0037】また、保護管11をスライド移動させるよ
うにしたため、その接続作業が容易となって作業時間の
短縮等を図れる。
うにしたため、その接続作業が容易となって作業時間の
短縮等を図れる。
【0038】さらに、第2マンホール2は、上述の如き
導入口7と開口部10とを形成したことで撤去可能とな
り、再利用も可能となるため、工事或いは材料コストを
大巾に低減することができる。
導入口7と開口部10とを形成したことで撤去可能とな
り、再利用も可能となるため、工事或いは材料コストを
大巾に低減することができる。
【0039】加えて、第2マンホール2をテーパ状とし
たことで、土圧による影響を減じて抜き出しの際の力を
減じ、容易な抜き出し或いは取り出しが可能となる。ま
た、第2マンホール2を分割式としたので、取り出す際
の重量を軽減して撤去作業を容易にできる。さらに、開
口部10を管路3a,3bの外径と略同幅のスリット状
に形成したため、開口面積が最小となって、マンホール
が自重で沈降した場合にも泥土の混入を最小限にくい止
めることができ、作業の容易化を図れる。そして、導入
口7を第2マンホール2の底部付近に形成したため、取
り出す際の管路3a,3bの通過距離を最小にでき、取
り出しを容易にできる。
たことで、土圧による影響を減じて抜き出しの際の力を
減じ、容易な抜き出し或いは取り出しが可能となる。ま
た、第2マンホール2を分割式としたので、取り出す際
の重量を軽減して撤去作業を容易にできる。さらに、開
口部10を管路3a,3bの外径と略同幅のスリット状
に形成したため、開口面積が最小となって、マンホール
が自重で沈降した場合にも泥土の混入を最小限にくい止
めることができ、作業の容易化を図れる。そして、導入
口7を第2マンホール2の底部付近に形成したため、取
り出す際の管路3a,3bの通過距離を最小にでき、取
り出しを容易にできる。
【0040】次に変形実施例について説明する。
【0041】図4は保護管11の変形例を示し、本例に
おいて保護管11は、管路3aとその外側を覆う外管1
4との間に挟まれて収納されている。外管14は、適当
な手段により管路3aに固定されて管路3aとの間に隙
間15を形成する。この隙間15内に保護管11がスラ
イド移動可能に収納され((a)の状態)、使用時には
抜き出されて管路3bの外側に差し込まれる((b)の
状態)。そして前記同様、継ぎ目にはテーピング処理に
よるシール部材12が設けられる。
おいて保護管11は、管路3aとその外側を覆う外管1
4との間に挟まれて収納されている。外管14は、適当
な手段により管路3aに固定されて管路3aとの間に隙
間15を形成する。この隙間15内に保護管11がスラ
イド移動可能に収納され((a)の状態)、使用時には
抜き出されて管路3bの外側に差し込まれる((b)の
状態)。そして前記同様、継ぎ目にはテーピング処理に
よるシール部材12が設けられる。
【0042】本例によれば、外管14が土圧を遮断して
保護管11への外圧を減少する。これによって保護管1
1の滑りがスムーズとなり、接続作業は容易となる。
保護管11への外圧を減少する。これによって保護管1
1の滑りがスムーズとなり、接続作業は容易となる。
【0043】図5乃至図7は第2マンホールの変形例を
示し、図5は全体を示す斜視図、図6は部分縦断正面
図、図7は平面図である。
示し、図5は全体を示す斜視図、図6は部分縦断正面
図、図7は平面図である。
【0044】図示するように、第2マンホール15は、
上段ピース15a、中段ピース15b及び下段ピース1
5cを積み重ねて、略矩形箱状に形成されている。これ
らピース15a…は、互いの接合面が凹凸状に形成され
ること等より水平方向にはずれぬようになっているが、
積み重ねるだけの構成であり、上方に持ち上げれば簡単
に分割される。
上段ピース15a、中段ピース15b及び下段ピース1
5cを積み重ねて、略矩形箱状に形成されている。これ
らピース15a…は、互いの接合面が凹凸状に形成され
ること等より水平方向にはずれぬようになっているが、
積み重ねるだけの構成であり、上方に持ち上げれば簡単
に分割される。
【0045】上段ピース15aは、略平板状とされ、そ
の上面部には蓋16を嵌合させるためのリング状嵌合部
17を有する。嵌合部17はマンホールの中心からオフ
セットして設けられる。そして上段ピース15aには、
嵌合部17の内径と同径の出入口18が設けられて、人
の出入りを許容する。中段ピース15bは、枠状に形成
され、下段ピース15cに比べ高さ方向の寸法が短くな
っている。下段ピース15cは、有底筒体状に形成さ
れ、その底部側には、前記同様の導入口19及び開口部
20が形成されている。
の上面部には蓋16を嵌合させるためのリング状嵌合部
17を有する。嵌合部17はマンホールの中心からオフ
セットして設けられる。そして上段ピース15aには、
嵌合部17の内径と同径の出入口18が設けられて、人
の出入りを許容する。中段ピース15bは、枠状に形成
され、下段ピース15cに比べ高さ方向の寸法が短くな
っている。下段ピース15cは、有底筒体状に形成さ
れ、その底部側には、前記同様の導入口19及び開口部
20が形成されている。
【0046】この第2マンホール15は、その下段ピー
ス15cのみが、底部側が僅かに小さくなるテーパ状に
形成される。言い換えれば、下段ピース15cのテーパ
角は非常に小さい値である。中段及び下段ピース15
b,15cには、人の出入りの際に用いる梯子部材21
が設けられる。
ス15cのみが、底部側が僅かに小さくなるテーパ状に
形成される。言い換えれば、下段ピース15cのテーパ
角は非常に小さい値である。中段及び下段ピース15
b,15cには、人の出入りの際に用いる梯子部材21
が設けられる。
【0047】特に本例の場合、各ピース15a…は鉄筋
コンクリート製とされ、即ち内部には鉄筋による骨組2
2が埋設されて、特に上下方向の強度を格段と向上させ
ている。またこれにより、導入口19及び開口部20を
設けたことによる強度の低下も十分に補われる。こうす
ることで、道路運送車両の保安基準にある最大20トンの
大型トレーラ等による荷重にも十分耐えることができ
る。
コンクリート製とされ、即ち内部には鉄筋による骨組2
2が埋設されて、特に上下方向の強度を格段と向上させ
ている。またこれにより、導入口19及び開口部20を
設けたことによる強度の低下も十分に補われる。こうす
ることで、道路運送車両の保安基準にある最大20トンの
大型トレーラ等による荷重にも十分耐えることができ
る。
【0048】また他の変形例として、保護管を半割り状
としたり、これと管路との接続をコネクタ等で行うこと
も考えられる。また保護管をケーブル保護のための他の
部材で置き換えたり、マンホールを鉄製等とすることも
できる。
としたり、これと管路との接続をコネクタ等で行うこと
も考えられる。また保護管をケーブル保護のための他の
部材で置き換えたり、マンホールを鉄製等とすることも
できる。
【0049】そして、上記同様の考え方で、例えばケー
ブル布設のためだけに用いられるプルボックスやハンド
ホール等を撤去可能、分割可能等とすることもできる。
また本発明の方法は、ケーブルに限らず他の線材にも適
用可能である。
ブル布設のためだけに用いられるプルボックスやハンド
ホール等を撤去可能、分割可能等とすることもできる。
また本発明の方法は、ケーブルに限らず他の線材にも適
用可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【0051】(1)請求項1記載の本発明によれば、地
中に残存させる永久構造物としてのマンホールの数を最
少限に抑えられ、管理の容易化を図れる。
中に残存させる永久構造物としてのマンホールの数を最
少限に抑えられ、管理の容易化を図れる。
【0052】(2)請求項2記載の本発明によれば、保
護管の接続作業が容易となって作業時間の短縮等を図れ
る。
護管の接続作業が容易となって作業時間の短縮等を図れ
る。
【0053】(3)請求項3記載の本発明によれば、外
管が土圧を遮断して保護管の滑りをスムーズとし、接続
作業を容易とする。
管が土圧を遮断して保護管の滑りをスムーズとし、接続
作業を容易とする。
【0054】(4)請求項4記載の本発明によれば、マ
ンホールを撤去可能、再利用可能とすることができる。
ンホールを撤去可能、再利用可能とすることができる。
【0055】(5)請求項5記載の本発明によれば、土
圧による影響を減じてマンホールの抜き出しを容易にで
きる。
圧による影響を減じてマンホールの抜き出しを容易にで
きる。
【0056】(6)請求項6記載の本発明によれば、マ
ンホールを取り出す際の重量を軽減し、撤去作業を容易
にできる。
ンホールを取り出す際の重量を軽減し、撤去作業を容易
にできる。
【0057】(7)請求項7記載の本発明によれば、開
口部を保護管の通過部分としてマンホールを撤去可能に
すると共に、その開口面積を最小とし、泥土の混入を最
小限にくい止めて作業の容易化を図れる。
口部を保護管の通過部分としてマンホールを撤去可能に
すると共に、その開口面積を最小とし、泥土の混入を最
小限にくい止めて作業の容易化を図れる。
【図1】本発明に係るケーブル布設方法を示す縦断正面
図である。
図である。
【図2】本発明に係るマンホールを示す部分破断斜視図
である。
である。
【図3】保護管により管路が接続された状態を示す平面
図である。
図である。
【図4】保護管の変形例を示す概略縦断正面図である。
【図5】マンホールの変形例を示す斜視図である。
【図6】図5のマンホールの部分縦断正面図である。
【図7】図5のマンホールの平面図である。
【図8】従来例を示す概略平面図である。
【符号の説明】 1 第1マンホール 2 第2マンホール 2d 側壁 3,3a,3b 管路 4 ケーブル 6b 底壁部 7 導入口 10 開口部 11 保護管 14 外管
フロントページの続き (72)発明者 成田 芳大 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (56)参考文献 特開 平6−22423(JP,A) 特開 平8−130812(JP,A) 特開 昭58−39888(JP,A) 特開 昭56−38906(JP,A) 特開 昭56−115110(JP,A) 特開 平4−199104(JP,A) 特開 平1−304228(JP,A) 特開 昭60−184126(JP,A) 実開 平1−159519(JP,U) 実開 平5−74121(JP,U) 実開 昭57−8852(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/06 H02G 9/10
Claims (7)
- 【請求項1】 ケーブル接続用としての第1マンホール
間に、撤去可能に形成した作業用としての第2マンホー
ルを設置し、これらマンホールを地中管路で結び、その
管路を通じて上記ケーブルを上記第1マンホール間に延
線した後、上記第2マンホール内に一方の管路から導入
され他方の管路に導出する上記ケーブルの通過部分を、
それら両管路を接続する保護管に収容して保護し、その
後上記第2マンホールを撤去して、上記保護管を地中に
埋めるようにしたことを特徴とするケーブル布設方法。 - 【請求項2】 上記保護管が、上記管路内に予めスライ
ド移動可能に収納される請求項1記載のケーブル布設方
法。 - 【請求項3】 上記保護管が、上記管路とその外側を覆
う外管との間に予め挟まれてスライド移動可能に収納さ
れる請求項1記載のケーブル布設方法。 - 【請求項4】 埋設される管路の深さに相当する長さの
側壁と、該側壁の下部に形成され上記管路を導入すると
共に下方に開放された導入口とを備えたことを特徴とす
るマンホール。 - 【請求項5】 上記側壁が、下部側に向かって順次小さ
くなるテーパ状に形成された請求項4記載のマンホー
ル。 - 【請求項6】 上記側壁が、上部側から下部側にかけて
複数に分割可能な請求項4記載のマンホール。 - 【請求項7】 底壁をさらに備え、該底壁に、上記導入
口の開放端部と連続し上記管路の外径と略同幅のスリッ
ト状開口部が形成された請求項4記載のマンホール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4720095A JP3176819B2 (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | ケーブル布設方法及びこれに使用するマンホール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4720095A JP3176819B2 (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | ケーブル布設方法及びこれに使用するマンホール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08251743A JPH08251743A (ja) | 1996-09-27 |
JP3176819B2 true JP3176819B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=12768501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4720095A Expired - Fee Related JP3176819B2 (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | ケーブル布設方法及びこれに使用するマンホール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3176819B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007020344A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Kansai Electric Power Co Inc:The | ケーブルクリート |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP4720095A patent/JP3176819B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08251743A (ja) | 1996-09-27 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |