JPH08265781A - 動きベクトル特定方法及び装置 - Google Patents
動きベクトル特定方法及び装置Info
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- JPH08265781A JPH08265781A JP18208895A JP18208895A JPH08265781A JP H08265781 A JPH08265781 A JP H08265781A JP 18208895 A JP18208895 A JP 18208895A JP 18208895 A JP18208895 A JP 18208895A JP H08265781 A JPH08265781 A JP H08265781A
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- H04N19/169—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 動きベクトルを正確に特定するための改善
された方法及び装置を提供すること。 【構成】 各特徴点を囲む4つの特徴点から前斜方形
を規定する手段と、特徴点に対する初期動きベクトルを
検出する手段と、初期動きベクトルの各々に対して変位
を加えてN個の候補動きベクトルを発生する手段と、前
斜方形に対応する現斜方形を現フレーム内に規定すると
共に、N個の候補動きベクトルに対応する、それぞれ4
つの三角形からなるN個の三角形セットを現斜方形内に
生成し、更に各三角形セットに対する予測画素値を発生
する手段と、各画素の画素値と予測画素値とから差分画
素値を発生する引き算器と、各三角形セットに対して差
分画素値を平均しN個のエラー値を算出する手段と、最
小エラー値を選択する手段と、最小エラー値に対応する
候補動きベクトルを選択する手段とを含む。
された方法及び装置を提供すること。 【構成】 各特徴点を囲む4つの特徴点から前斜方形
を規定する手段と、特徴点に対する初期動きベクトルを
検出する手段と、初期動きベクトルの各々に対して変位
を加えてN個の候補動きベクトルを発生する手段と、前
斜方形に対応する現斜方形を現フレーム内に規定すると
共に、N個の候補動きベクトルに対応する、それぞれ4
つの三角形からなるN個の三角形セットを現斜方形内に
生成し、更に各三角形セットに対する予測画素値を発生
する手段と、各画素の画素値と予測画素値とから差分画
素値を発生する引き算器と、各三角形セットに対して差
分画素値を平均しN個のエラー値を算出する手段と、最
小エラー値を選択する手段と、最小エラー値に対応する
候補動きベクトルを選択する手段とを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号を符号化する映
像信号符号化装置に関し、特に、現フレームとその前フ
レームとを用いて選択された画素に対する動きベクトル
を特定する方法及び装置に関する。
像信号符号化装置に関し、特に、現フレームとその前フ
レームとを用いて選択された画素に対する動きベクトル
を特定する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来のディジタル映像信
号の伝送はアナログ信号の伝送より良好な画質を保持し
うる。一連のイメージ「フレーム」から構成されたイメ
ージ信号がディジタル信号として表現される場合、特
に、高精細度テレビ(HDTV)システムの場合、大量のデ
ータが伝送されなければならない。しかし、従来の伝送
チャンネルの使用可能な周波数領域は制限されているの
で、大量のディジタルデータを圧縮してその量を低減す
る必要がある。多様な圧縮技法のうち、確率的符号化技
法と、時間的、空間的圧縮技法とを組み合わせた、いわ
ゆるハイブリッド符号化技法が最も効率的なものとして
知られている。
号の伝送はアナログ信号の伝送より良好な画質を保持し
うる。一連のイメージ「フレーム」から構成されたイメ
ージ信号がディジタル信号として表現される場合、特
に、高精細度テレビ(HDTV)システムの場合、大量のデ
ータが伝送されなければならない。しかし、従来の伝送
チャンネルの使用可能な周波数領域は制限されているの
で、大量のディジタルデータを圧縮してその量を低減す
る必要がある。多様な圧縮技法のうち、確率的符号化技
法と、時間的、空間的圧縮技法とを組み合わせた、いわ
ゆるハイブリッド符号化技法が最も効率的なものとして
知られている。
【0003】殆どのハイブリッド符号化技法は、動き補
償DPCM(差分パルス符号変調)、2次元DCT(離
散的コサイン変換)、DCT係数の量子化、VLC(可
変長符号化)などを用いる。
償DPCM(差分パルス符号変調)、2次元DCT(離
散的コサイン変換)、DCT係数の量子化、VLC(可
変長符号化)などを用いる。
【0004】動き補償DPCMは、現フレームとその前
フレームとの間の物体の動きを特定し、物体の動きに応
じて現フレームを予測して、現フレームとその予測値と
の間の差を表す差分信号を生成する方法である。この方
法は、例えば、Staffan Ericssonの論文“「Fixed and
Adaptive Predictors for Hybrid Predictive/Transfor
m Coding」,IEEE Transactions on Communications,COM
-33,NO.12(1985年12月)”、またはNinomiya及びOhtsu
kaの論文“「A Motion Compensated Interframe Coding
Scheme for Television Pictures」,IEEE Transaction
s on Communications,COM-30,NO.1(1982年1月)”に開
示されている。
フレームとの間の物体の動きを特定し、物体の動きに応
じて現フレームを予測して、現フレームとその予測値と
の間の差を表す差分信号を生成する方法である。この方
法は、例えば、Staffan Ericssonの論文“「Fixed and
Adaptive Predictors for Hybrid Predictive/Transfor
m Coding」,IEEE Transactions on Communications,COM
-33,NO.12(1985年12月)”、またはNinomiya及びOhtsu
kaの論文“「A Motion Compensated Interframe Coding
Scheme for Television Pictures」,IEEE Transaction
s on Communications,COM-30,NO.1(1982年1月)”に開
示されている。
【0005】詳述すると、動き補償DPCMに於いて
は、現フレームと前フレームとの間で推定された物体の
動きに基づいて、現フレームをその対応する前フレーム
から予測する。このような推定された動きは、前フレー
ムと現フレームとの間の変位を表す2次元動きベクトル
により表すことができる。
は、現フレームと前フレームとの間で推定された物体の
動きに基づいて、現フレームをその対応する前フレーム
から予測する。このような推定された動きは、前フレー
ムと現フレームとの間の変位を表す2次元動きベクトル
により表すことができる。
【0006】物体の画素の変位を推定するには、多様な
方法があるが、一般に2つのタイプに分類しうる。この
ような動き推定技法の一つは、特徴点を用いた、画素単
位による動き推定である。
方法があるが、一般に2つのタイプに分類しうる。この
ような動き推定技法の一つは、特徴点を用いた、画素単
位による動き推定である。
【0007】ここで、各特徴点は、周囲の画素を代表し
うる画素として定義される。特徴点に基づいた動き推定
技法に於いては、最初に、前フレーム内に含まれる全て
の画素から複数の特徴点が選択される。
うる画素として定義される。特徴点に基づいた動き推定
技法に於いては、最初に、前フレーム内に含まれる全て
の画素から複数の特徴点が選択される。
【0008】その次に、選択された特徴点に対する動き
ベクトルがブロック整合アルゴリズムを採用して特定さ
れるが、ここで、各々の動きベクトルは、前フレーム内
に於ける1つの特徴点と現フレーム内に於ける対応する
整合点、即ち、最も類似な画素との間の空間的変位を表
す。より詳しく述べると、各々の特徴点に対する整合点
は、現フレーム内において対応する特徴点の位置を囲
む、予め定められた領域として規定される探索領域で探
索される。しかし、画素単位の動き推定においては、ブ
ロック内の全画素が同一方向に移動しない場合、例えば
特徴点の正確な動きを推定しにくいという欠点を有す
る。
ベクトルがブロック整合アルゴリズムを採用して特定さ
れるが、ここで、各々の動きベクトルは、前フレーム内
に於ける1つの特徴点と現フレーム内に於ける対応する
整合点、即ち、最も類似な画素との間の空間的変位を表
す。より詳しく述べると、各々の特徴点に対する整合点
は、現フレーム内において対応する特徴点の位置を囲
む、予め定められた領域として規定される探索領域で探
索される。しかし、画素単位の動き推定においては、ブ
ロック内の全画素が同一方向に移動しない場合、例えば
特徴点の正確な動きを推定しにくいという欠点を有す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、選択された画素に対する真の動きベクトルを特
定する改善された方法及びその装置を提供することにあ
る。
目的は、選択された画素に対する真の動きベクトルを特
定する改善された方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、現フレームとその前フレームと
の間で、前フレーム上にマップピングされた四角形グリ
ッドのノード上に位置された画素の位置により規定され
る特徴点に対する真の動きベクトルを特定する動きベク
トル特定方法であって、(a)前記特徴点の各々を対象
特徴点として順次選択する過程であって、該対象特徴点
は、それに隣接する4つの特徴点により取り囲まれるこ
とによって前斜方形を規定し、該前斜方形は前記対象特
徴点とそれに隣接する2つの特徴点とを連結することに
よって形成される4つの三角形からなる三角形セットを
有する該過程と、(b)前記特徴点に対する1セットの
初期動きベクトルを、前記現フレームとその前フレーム
とを用いて検知する過程と、(c)前記対象特徴点の各
々に対応する初期動きベクトルの各々に、予め定められ
たN個の変位を加えることによって、N個の候補動きベ
クトルからなる候補動きベクトルのサブセットを発生す
る過程と、(d)前記前フレームに於ける前記前斜方形
の各々に対応する前記現フレームに於ける現斜方形を、
前記第1セットの初期動きベクトルを用いて規定する過
程と、(e)前記N個の候補動きベクトルに基づいて、
前記現斜方形内に形成される4つの三角形からなるN個
の三角形セットを発生する過程と、(f)前記各々の現
斜方形の前記4つの三角形からなるN個の三角形セット
の各々に対して、各三角形に含まれる各画素に対する予
測された画素を前記前フレームから取り出して、各画素
に対する予測画素値を発生する過程と、(g)前記各画
素の画素値から予測画素値を引き算することによって、
前記4つの三角形よりなる三角形セットの各々に含まれ
る前記各画素に対する差分画素値を発生する過程と、
(h)前記N個の三角形セットの各々に対して、前記差
分画素値を平均することによって、前記N個の三角形セ
ットの各々に対応するN個のエラー値を計算する過程
と、(i)前記N個のエラー値を比較して、最小のエラ
ー値を一つ選択する過程と、(j)前記選択された最小
のエラー値に対応する候補動きベクトルを真の動きベク
トルとして、前記N個の候補動きベクトルから選択する
過程とを含むことを特徴とする動きベクトル特定方法が
提供される。
めに、本発明によれば、現フレームとその前フレームと
の間で、前フレーム上にマップピングされた四角形グリ
ッドのノード上に位置された画素の位置により規定され
る特徴点に対する真の動きベクトルを特定する動きベク
トル特定方法であって、(a)前記特徴点の各々を対象
特徴点として順次選択する過程であって、該対象特徴点
は、それに隣接する4つの特徴点により取り囲まれるこ
とによって前斜方形を規定し、該前斜方形は前記対象特
徴点とそれに隣接する2つの特徴点とを連結することに
よって形成される4つの三角形からなる三角形セットを
有する該過程と、(b)前記特徴点に対する1セットの
初期動きベクトルを、前記現フレームとその前フレーム
とを用いて検知する過程と、(c)前記対象特徴点の各
々に対応する初期動きベクトルの各々に、予め定められ
たN個の変位を加えることによって、N個の候補動きベ
クトルからなる候補動きベクトルのサブセットを発生す
る過程と、(d)前記前フレームに於ける前記前斜方形
の各々に対応する前記現フレームに於ける現斜方形を、
前記第1セットの初期動きベクトルを用いて規定する過
程と、(e)前記N個の候補動きベクトルに基づいて、
前記現斜方形内に形成される4つの三角形からなるN個
の三角形セットを発生する過程と、(f)前記各々の現
斜方形の前記4つの三角形からなるN個の三角形セット
の各々に対して、各三角形に含まれる各画素に対する予
測された画素を前記前フレームから取り出して、各画素
に対する予測画素値を発生する過程と、(g)前記各画
素の画素値から予測画素値を引き算することによって、
前記4つの三角形よりなる三角形セットの各々に含まれ
る前記各画素に対する差分画素値を発生する過程と、
(h)前記N個の三角形セットの各々に対して、前記差
分画素値を平均することによって、前記N個の三角形セ
ットの各々に対応するN個のエラー値を計算する過程
と、(i)前記N個のエラー値を比較して、最小のエラ
ー値を一つ選択する過程と、(j)前記選択された最小
のエラー値に対応する候補動きベクトルを真の動きベク
トルとして、前記N個の候補動きベクトルから選択する
過程とを含むことを特徴とする動きベクトル特定方法が
提供される。
【0011】また、本発明の他の実施例によると、現フ
レームとその前フレームとの間で、前フレーム上にマッ
プピングされた四角形グリッドのノード上に位置された
画素の位置により規定される特徴点に対する真の動きベ
クトルを特定する動きベクトル特定装置であって、
(a)前記特徴点の各々を対象特徴点として順次選択す
る手段であって、該対象特徴点は、それに隣接する4つ
の特徴点により取り囲まれることによって前斜方形を規
定し、該前斜方形は前記対象特徴点とそれに隣接する2
つの特徴点とを連結することによって形成される4つの
三角形からなる三角形セットを有する該手段と、(b)
前記特徴点に対する1セットの初期動きベクトルを、前
記現フレームとその前フレームとを用いて検知する検知
手段と、(c)前記対象特徴点の各々に対応する初期動
きベクトルの各々に、予め定められたN個の変位を加え
ることによって、N個の候補動きベクトルからなる候補
動きベクトルのサブセットを発生する手段と、(d)前
記前フレームに於ける前記前斜方形の各々に対応する前
記現フレームに於ける現斜方形を、前記第1セットの初
期動きベクトルを用いて規定する手段と、(e)前記N
個の候補動きベクトルに基づいて、前記現斜方形内に形
成される4つの三角形からなるN個の三角形セットを発
生する手段と、(f)前記各々の現斜方形の前記4つの
三角形からなるN個の三角形セットの各々に対して、各
三角形に含まれる各画素に対する予測された画素を前記
前フレームから取り出して、各画素に対する予測画素値
を発生する手段と、(g)前記各画素の画素値から予測
画素値を引き算することによって、前記4つの三角形よ
りなる三角形セットの各々に含まれる前記各画素に対す
る差分画素値を発生する手段と、(h)前記N個の三角
形セットの各々に対して、前記差分画素値を平均するこ
とによって、前記N個の三角形セットの各々に対応する
N個のエラー値を計算する手段と、(i)前記N個のエ
ラー値を比較して、最小のエラー値を一つ選択する手段
と、(j)前記選択された最小のエラー値に対応する候
補動きベクトルを真の動きベクトルとして、前記N個の
候補動きベクトルから選択する手段とを含むことを特徴
とする動きベクトル特定装置が提供される。
レームとその前フレームとの間で、前フレーム上にマッ
プピングされた四角形グリッドのノード上に位置された
画素の位置により規定される特徴点に対する真の動きベ
クトルを特定する動きベクトル特定装置であって、
(a)前記特徴点の各々を対象特徴点として順次選択す
る手段であって、該対象特徴点は、それに隣接する4つ
の特徴点により取り囲まれることによって前斜方形を規
定し、該前斜方形は前記対象特徴点とそれに隣接する2
つの特徴点とを連結することによって形成される4つの
三角形からなる三角形セットを有する該手段と、(b)
前記特徴点に対する1セットの初期動きベクトルを、前
記現フレームとその前フレームとを用いて検知する検知
手段と、(c)前記対象特徴点の各々に対応する初期動
きベクトルの各々に、予め定められたN個の変位を加え
ることによって、N個の候補動きベクトルからなる候補
動きベクトルのサブセットを発生する手段と、(d)前
記前フレームに於ける前記前斜方形の各々に対応する前
記現フレームに於ける現斜方形を、前記第1セットの初
期動きベクトルを用いて規定する手段と、(e)前記N
個の候補動きベクトルに基づいて、前記現斜方形内に形
成される4つの三角形からなるN個の三角形セットを発
生する手段と、(f)前記各々の現斜方形の前記4つの
三角形からなるN個の三角形セットの各々に対して、各
三角形に含まれる各画素に対する予測された画素を前記
前フレームから取り出して、各画素に対する予測画素値
を発生する手段と、(g)前記各画素の画素値から予測
画素値を引き算することによって、前記4つの三角形よ
りなる三角形セットの各々に含まれる前記各画素に対す
る差分画素値を発生する手段と、(h)前記N個の三角
形セットの各々に対して、前記差分画素値を平均するこ
とによって、前記N個の三角形セットの各々に対応する
N個のエラー値を計算する手段と、(i)前記N個のエ
ラー値を比較して、最小のエラー値を一つ選択する手段
と、(j)前記選択された最小のエラー値に対応する候
補動きベクトルを真の動きベクトルとして、前記N個の
候補動きベクトルから選択する手段とを含むことを特徴
とする動きベクトル特定装置が提供される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながらより詳しく説明する。
ながらより詳しく説明する。
【0013】図1には、本発明による動き推定ブロック
200を用いた映像信号符号化システムのブロック図が
示されている。入力ディジタル映像信号は、第1フレー
ムメモリ100へ与えられて格納される。
200を用いた映像信号符号化システムのブロック図が
示されている。入力ディジタル映像信号は、第1フレー
ムメモリ100へ与えられて格納される。
【0014】動き推定ブロック200に於いては、第1
フレームメモリ100から取り出したラインL10上の
現フレームと、第2フレームメモリ124からラインL
12上に供給される再構成された前フレーム信号とを処
理して選択された画素、即ち、前フレームに於ける複数
の特徴点に対する第1セットの動きベクトルを特定す
る。動き推定ブロック200に関する詳細は、以後図2
を参照しつつより詳細に説明する。動き推定ブロック2
00からの動きベクトルは、現フレーム動きベクトル検
知ブロック126及びエントロピー符号化器107へラ
インL20を介して加えられて、また、特徴点に対する
位置データは、ラインL25を介して現フレーム動きベ
クトル検知ブロック126へ供給される。
フレームメモリ100から取り出したラインL10上の
現フレームと、第2フレームメモリ124からラインL
12上に供給される再構成された前フレーム信号とを処
理して選択された画素、即ち、前フレームに於ける複数
の特徴点に対する第1セットの動きベクトルを特定す
る。動き推定ブロック200に関する詳細は、以後図2
を参照しつつより詳細に説明する。動き推定ブロック2
00からの動きベクトルは、現フレーム動きベクトル検
知ブロック126及びエントロピー符号化器107へラ
インL20を介して加えられて、また、特徴点に対する
位置データは、ラインL25を介して現フレーム動きベ
クトル検知ブロック126へ供給される。
【0015】現フレーム動きベクトル検知ブロック12
6に於いては、動き推定ブロック200からの第1セッ
トの真の動きベクトル及び位置データを用いて、現フレ
ームに於ける全画素に対する第2セットの動きベクトル
が特定される。第2セットの動きベクトルを特定するた
めに、最初に、準特徴点が特定される。このような準特
徴点は前フレームの特徴点から第1セットの動きベクト
ルだけシフトされた現フレームの画素を表す。準特徴点
が特定された後、現フレームに於ける残りの画素点であ
る非特徴点に対する動きベクトルが、次のように特定さ
れる。
6に於いては、動き推定ブロック200からの第1セッ
トの真の動きベクトル及び位置データを用いて、現フレ
ームに於ける全画素に対する第2セットの動きベクトル
が特定される。第2セットの動きベクトルを特定するた
めに、最初に、準特徴点が特定される。このような準特
徴点は前フレームの特徴点から第1セットの動きベクト
ルだけシフトされた現フレームの画素を表す。準特徴点
が特定された後、現フレームに於ける残りの画素点であ
る非特徴点に対する動きベクトルが、次のように特定さ
れる。
【0016】最初、準特徴点を連結するラインセグメン
トによって複数の重複しない多角形、例えば、三角形が
規定される。その後、これらの多角形の各々を形成する
準特徴点と対応する特徴点との間の位置関係に基づい
て、現フレームの各多角形に含まれる各画素に対する前
フレーム上の予測位置が特定される。これらの予測位置
に基づいて、各画素に対する予測画素値が前フレームか
ら得られる。その後、現フレームの画素と前フレームか
ら予測された画素との間の変位から、現フレームの各画
素に対する動きベクトルが特定される。特定された第2
セットの動きベクトルは、動き補償ブロック130へ提
供され、画素単位で現フレームを予測する。
トによって複数の重複しない多角形、例えば、三角形が
規定される。その後、これらの多角形の各々を形成する
準特徴点と対応する特徴点との間の位置関係に基づい
て、現フレームの各多角形に含まれる各画素に対する前
フレーム上の予測位置が特定される。これらの予測位置
に基づいて、各画素に対する予測画素値が前フレームか
ら得られる。その後、現フレームの画素と前フレームか
ら予測された画素との間の変位から、現フレームの各画
素に対する動きベクトルが特定される。特定された第2
セットの動きベクトルは、動き補償ブロック130へ提
供され、画素単位で現フレームを予測する。
【0017】この動き補償ブロック130は、予測され
た現フレームに含まれるべき各画素の値を、第2フレー
ムメモリ124から第2セットに含まれる動きベクトル
の各々を用いて取り出すことによって、予測された現フ
レーム信号をラインL30を介して減算器102及び加
算器115へ提供する。
た現フレームに含まれるべき各画素の値を、第2フレー
ムメモリ124から第2セットに含まれる動きベクトル
の各々を用いて取り出すことによって、予測された現フ
レーム信号をラインL30を介して減算器102及び加
算器115へ提供する。
【0018】減算器102は、ラインL11上の現フレ
ーム信号からラインL30上の予測された現フレーム信
号を引き算すると共に、その結果データ、即ち、現フレ
ームと予測された現フレームの間の差分画素値を表すフ
レーム間差分信号を映像信号符号化器105へ伝達す
る。ここで、このフレーム間差分信号は、例えば、離散
的コサイン変換(DCT)及び公知の量子化技法の何れ
かを用いて量子化された一組の変換係数に符号化され
る。
ーム信号からラインL30上の予測された現フレーム信
号を引き算すると共に、その結果データ、即ち、現フレ
ームと予測された現フレームの間の差分画素値を表すフ
レーム間差分信号を映像信号符号化器105へ伝達す
る。ここで、このフレーム間差分信号は、例えば、離散
的コサイン変換(DCT)及び公知の量子化技法の何れ
かを用いて量子化された一組の変換係数に符号化され
る。
【0019】その後、その量子化された変換係数は、エ
ントロピー符号化器107及び映像信号復号化器113
へ伝送される。エントロピー符号化器107に於いて
は、映像信号符号化器105からの量子化された変換係
数とラインL20を通じて供給された第1セットの動き
ベクトルとが、効果的に伝送されるように、例えば、ラ
ンレングス法と可変長符号化技法との組み合わせを用い
て符号化される。一方、映像信号復号化器113は、映
像信号符号化器105からの量子化された変換係数を逆
量子化及び逆離散的コサイン変換を用いて再構成された
フレーム間差分信号に再度変換する。
ントロピー符号化器107及び映像信号復号化器113
へ伝送される。エントロピー符号化器107に於いて
は、映像信号符号化器105からの量子化された変換係
数とラインL20を通じて供給された第1セットの動き
ベクトルとが、効果的に伝送されるように、例えば、ラ
ンレングス法と可変長符号化技法との組み合わせを用い
て符号化される。一方、映像信号復号化器113は、映
像信号符号化器105からの量子化された変換係数を逆
量子化及び逆離散的コサイン変換を用いて再構成された
フレーム間差分信号に再度変換する。
【0020】映像信号復号化器113からの再構成され
たフレーム間差分信号、及び動き補償ブロック130か
らの予測された現フレーム信号は、加算器115にて組
み合わせられることによって、第2フレームメモリ12
4に前フレームとして書き込まれる再構成された現フレ
ーム信号を発生する。
たフレーム間差分信号、及び動き補償ブロック130か
らの予測された現フレーム信号は、加算器115にて組
み合わせられることによって、第2フレームメモリ12
4に前フレームとして書き込まれる再構成された現フレ
ーム信号を発生する。
【0021】本発明の動き推定ブロック200を除く、
上述した映像信号符号化システムの詳細な説明は、本特
許出願と出願人を同じくする係属中の米国特許出願「ME
THODAND APPARATUS FOR ENCODING/DECODING A VIDEO SI
GNAL」の明細書に開示されており、本明細書に引証とし
て加えられる。
上述した映像信号符号化システムの詳細な説明は、本特
許出願と出願人を同じくする係属中の米国特許出願「ME
THODAND APPARATUS FOR ENCODING/DECODING A VIDEO SI
GNAL」の明細書に開示されており、本明細書に引証とし
て加えられる。
【0022】非特徴点に対する動きベクトルを特定する
映像信号符号化装置の他の例も、1994年12月30日に本特
許出願と同一出願人により出願された、係属中の米国特
許出願第08/367,520号「METHOD AND APPARATUS FOR ENC
ODING A VIDEO SIGNAL USINGPIXEL-BY-PIXEL MOTION PR
EDICTION」明細書に開示されている。この文献も本明細
書に引証として加えられる。
映像信号符号化装置の他の例も、1994年12月30日に本特
許出願と同一出願人により出願された、係属中の米国特
許出願第08/367,520号「METHOD AND APPARATUS FOR ENC
ODING A VIDEO SIGNAL USINGPIXEL-BY-PIXEL MOTION PR
EDICTION」明細書に開示されている。この文献も本明細
書に引証として加えられる。
【0023】映像信号符号化装置に於いては、非特徴点
に対する画素位置の動きベクトルは、その画素位置に最
も近い準特徴点までの距離と、動きベクトルを計算する
のに用いられる別の準特徴点を含むように予め定められ
た拡張半径との和により定義される半径を有する円形境
界内に位置する非特徴点を平均することによって、特定
される。
に対する画素位置の動きベクトルは、その画素位置に最
も近い準特徴点までの距離と、動きベクトルを計算する
のに用いられる別の準特徴点を含むように予め定められ
た拡張半径との和により定義される半径を有する円形境
界内に位置する非特徴点を平均することによって、特定
される。
【0024】図2を参照すると、図1に示した本発明の
動き推定ブロック200の詳細なブロック図が示されて
いる。
動き推定ブロック200の詳細なブロック図が示されて
いる。
【0025】図2に示したように、第2フレームメモリ
124からのラインL12上の前フレーム信号は特徴点
選択ブロック210、特徴点動きベクトル検知ブロック
212及び動き予測ブロック230へ入力される。ま
た、ラインL10上の現フレーム信号は第3フレームメ
モリ205へ入力される。
124からのラインL12上の前フレーム信号は特徴点
選択ブロック210、特徴点動きベクトル検知ブロック
212及び動き予測ブロック230へ入力される。ま
た、ラインL10上の現フレーム信号は第3フレームメ
モリ205へ入力される。
【0026】特徴点選択ブロック210に於いては、前
フレームに含まれる画素の中から複数の特徴点が選択さ
れる。特徴点の各々はフレーム内の物体の動きを表し得
る画素として定義される。図3には、10×7画素のフ
レームが例として示されている。フレームの中心付近に
動く物体が存在し、この動く物体の動きをA乃至Iの一
組の画素により表現することができる場合、これらの画
素がそのフレームの特徴点として選択される。本発明の
好適実施例では、図4に示したような四角形グリッドを
用いたグリッド技法によって特徴点が特定される。図中
で、特徴点はグリッドのノード上に位置する。
フレームに含まれる画素の中から複数の特徴点が選択さ
れる。特徴点の各々はフレーム内の物体の動きを表し得
る画素として定義される。図3には、10×7画素のフ
レームが例として示されている。フレームの中心付近に
動く物体が存在し、この動く物体の動きをA乃至Iの一
組の画素により表現することができる場合、これらの画
素がそのフレームの特徴点として選択される。本発明の
好適実施例では、図4に示したような四角形グリッドを
用いたグリッド技法によって特徴点が特定される。図中
で、特徴点はグリッドのノード上に位置する。
【0027】図2を再度参照すると、特徴点選択ブロッ
ク210からの選択された特徴点の位置データは、図1
に示したラインL25を通じて現フレーム動きベクトル
検知ブロック126へ供給されると共に、特徴点動きベ
クトル検知ブロック212と斜方形発生器216へ入力
され格納される。
ク210からの選択された特徴点の位置データは、図1
に示したラインL25を通じて現フレーム動きベクトル
検知ブロック126へ供給されると共に、特徴点動きベ
クトル検知ブロック212と斜方形発生器216へ入力
され格納される。
【0028】斜方形発生器216は、特徴点の各々を以
後処理対象とする特徴点(対象特徴点)として順次選択
する。図5に例示したように、対象特徴点、例えば、
「E」は、対象特徴点として選択されなかった隣接する
4つの特徴点A、B、C、Dにより取り囲まれており、
それによって、例えば中央に対象特徴点Eが位置し、4
つの三角形ABE、BCE、CDE、及びDAEからな
る三角形セットを有する“前斜方形(a previo
us rhombus)”52のような前斜方形が形成
される。各々の対象特徴点(例えば、E)に対する情報
はラインL52を通じて動きベクトル変位発生器218
へ供給され、一方、前斜方形を形成する対象特徴点とそ
れに隣接する特徴点(例えば、A、B、C、D)の情報
は、ラインL54を通じて動き予測ブロック230へ送
られる。
後処理対象とする特徴点(対象特徴点)として順次選択
する。図5に例示したように、対象特徴点、例えば、
「E」は、対象特徴点として選択されなかった隣接する
4つの特徴点A、B、C、Dにより取り囲まれており、
それによって、例えば中央に対象特徴点Eが位置し、4
つの三角形ABE、BCE、CDE、及びDAEからな
る三角形セットを有する“前斜方形(a previo
us rhombus)”52のような前斜方形が形成
される。各々の対象特徴点(例えば、E)に対する情報
はラインL52を通じて動きベクトル変位発生器218
へ供給され、一方、前斜方形を形成する対象特徴点とそ
れに隣接する特徴点(例えば、A、B、C、D)の情報
は、ラインL54を通じて動き予測ブロック230へ送
られる。
【0029】特徴点動きベクトル検知ブロック212に
於いては、特徴点に対する第1セットの初期動きベクト
ルが、第3フレームメモリ205内に格納された現フレ
ーム信号と特徴点選択ブロック210からの特徴点の位
置データとに基づいて検知される。第1セットの初期動
きベクトルの各々は、前フレームに於ける特徴点と現フ
レームに於ける最も類似した画素との間の空間的変位を
表す。画素単位で動きベクトルを検出するのに、利用可
能な処理アルゴリズムは多数あるが、本発明の好適実施
例に於いては、ブロック整合アルゴリズムが用いられて
いる。即ち、特徴点の位置データが特徴点選択ブロック
210から受信されると、その中心に特徴点を有する、
例えば5×5画素からなる前フレームの特徴点ブロック
が第2フレームメモリ124(図1)からラインL12
を通じて取り出される。然る後に、第1フレームメモリ
100(図1)から取り出される、例えば10×10画
素からなる現フレームの探索領域に含まれる同一の大き
さの複数の候補ブロックの各々と特徴点ブロックとの類
似度を、平均絶対エラー(MAE)あるいは平均2乗エ
ラー(MSE)のようなエラー関数を用いて計算して、
特徴点ブロックに対する初期の動きベクトルを特定す
る。ここで、その動きベクトルは、特徴点ブロックと最
小エラー値をもたらす候補ブロックとの間の変位として
特定される。特定された動きベクトルは、特徴点の動き
ベクトルに設定される。
於いては、特徴点に対する第1セットの初期動きベクト
ルが、第3フレームメモリ205内に格納された現フレ
ーム信号と特徴点選択ブロック210からの特徴点の位
置データとに基づいて検知される。第1セットの初期動
きベクトルの各々は、前フレームに於ける特徴点と現フ
レームに於ける最も類似した画素との間の空間的変位を
表す。画素単位で動きベクトルを検出するのに、利用可
能な処理アルゴリズムは多数あるが、本発明の好適実施
例に於いては、ブロック整合アルゴリズムが用いられて
いる。即ち、特徴点の位置データが特徴点選択ブロック
210から受信されると、その中心に特徴点を有する、
例えば5×5画素からなる前フレームの特徴点ブロック
が第2フレームメモリ124(図1)からラインL12
を通じて取り出される。然る後に、第1フレームメモリ
100(図1)から取り出される、例えば10×10画
素からなる現フレームの探索領域に含まれる同一の大き
さの複数の候補ブロックの各々と特徴点ブロックとの類
似度を、平均絶対エラー(MAE)あるいは平均2乗エ
ラー(MSE)のようなエラー関数を用いて計算して、
特徴点ブロックに対する初期の動きベクトルを特定す
る。ここで、その動きベクトルは、特徴点ブロックと最
小エラー値をもたらす候補ブロックとの間の変位として
特定される。特定された動きベクトルは、特徴点の動き
ベクトルに設定される。
【0030】全ての特徴点に対する初期動きベクトルを
検知した後、第1セットの初期動きベクトルは、動きベ
クトル格納ユニット214へ加えられ格納される。動き
ベクトル格納ユニット214内に格納された初期動きベ
クトルは、次いで、動きベクトル変位発生器218と動
き予測ブロック230とへ提供される。
検知した後、第1セットの初期動きベクトルは、動きベ
クトル格納ユニット214へ加えられ格納される。動き
ベクトル格納ユニット214内に格納された初期動きベ
クトルは、次いで、動きベクトル変位発生器218と動
き予測ブロック230とへ提供される。
【0031】動きベクトル変位発生器218は、予め定
められたN個の変位を斜方形発生器216により選択さ
れた対象特徴点の各々に対応する初期動きベクトルへ与
えることによって、1つの初期動きベクトルにつきN個
の候補動きベクトルからなる候補動きベクトルのサブセ
ットを生成する。本発明の好適実施例に於いては、変位
を各初期動きベクトルに対して水平及び垂直方向に
(0,0)から(±2,±2)の範囲内で設定すること
が好ましい。この場合、上記Nは25となる。N個の候
補動きベクトルからなる候補動きベクトルのサブセット
は、セレクタ242と動き予測ブロック230へ提供さ
れる。
められたN個の変位を斜方形発生器216により選択さ
れた対象特徴点の各々に対応する初期動きベクトルへ与
えることによって、1つの初期動きベクトルにつきN個
の候補動きベクトルからなる候補動きベクトルのサブセ
ットを生成する。本発明の好適実施例に於いては、変位
を各初期動きベクトルに対して水平及び垂直方向に
(0,0)から(±2,±2)の範囲内で設定すること
が好ましい。この場合、上記Nは25となる。N個の候
補動きベクトルからなる候補動きベクトルのサブセット
は、セレクタ242と動き予測ブロック230へ提供さ
れる。
【0032】動き予測ブロック230は、現在の斜方形
に含まれる画素に対する予測値を前フレームから求める
ために、前斜方形に対応する現フレームの斜方形(現斜
方形)を発生する。現斜方形を発生するために、動きベ
クトル格納ユニット214から前斜方形を形成する4つ
の頂点に対する動きベクトルを取り出し、これらの4つ
の特徴点、即ち、前斜方形上の4つの頂点(例えば、
A、B、C、及びD)からそれらの各々に対応する動き
ベクトルだけシフトされた現フレームの画素を表す準特
徴点(例えば、A′、B′、C′及びD′)を特定す
る。準特徴点を特定した後、4つの準特徴点を連結する
ことによって現斜方形(例えば、図6の62)が規定さ
れる。これに関連して、現斜方形の生成に関する情報
は、現斜方形発生器206へ提供される。
に含まれる画素に対する予測値を前フレームから求める
ために、前斜方形に対応する現フレームの斜方形(現斜
方形)を発生する。現斜方形を発生するために、動きベ
クトル格納ユニット214から前斜方形を形成する4つ
の頂点に対する動きベクトルを取り出し、これらの4つ
の特徴点、即ち、前斜方形上の4つの頂点(例えば、
A、B、C、及びD)からそれらの各々に対応する動き
ベクトルだけシフトされた現フレームの画素を表す準特
徴点(例えば、A′、B′、C′及びD′)を特定す
る。準特徴点を特定した後、4つの準特徴点を連結する
ことによって現斜方形(例えば、図6の62)が規定さ
れる。これに関連して、現斜方形の生成に関する情報
は、現斜方形発生器206へ提供される。
【0033】しかる後、前斜方形に於ける対象特徴点に
対するN個の候補動きベクトルからなる候補動きベクト
ルのサブセットによって、現斜方形内に発生されるN個
の対象準特徴点からなる対象準特徴点のサブセットが特
定される。準特徴点及びN個の対象準特徴点を特定した
後、N個の対象準特徴点の各々とその各々に隣接する2
つの準特徴点とを連結することによって、N個の対象準
特徴点の各々に対して、4つの三角形よりなる三角形セ
ットが特定される。図6に、4つの準特徴点A′、
B′、C′及びD′を連結して現斜方形(例えば、6
2)を発生するプロセスが例示されている。現斜方形6
2は、対象準特徴点E′を有しており、例えば、図5に
示した前斜方形52に対応する4つの三角形A′B′
E′、B′C′E′、C′D′E′及びD′A′E′か
らなる三角形セットを有している。同図では詳細に示さ
れていないが、各々の現斜方形は、前斜方形に於ける特
徴点Eから求められたN個の候補動きベクトルによっ
て、このように4つの三角形からなるN個の三角形セッ
トを有する。
対するN個の候補動きベクトルからなる候補動きベクト
ルのサブセットによって、現斜方形内に発生されるN個
の対象準特徴点からなる対象準特徴点のサブセットが特
定される。準特徴点及びN個の対象準特徴点を特定した
後、N個の対象準特徴点の各々とその各々に隣接する2
つの準特徴点とを連結することによって、N個の対象準
特徴点の各々に対して、4つの三角形よりなる三角形セ
ットが特定される。図6に、4つの準特徴点A′、
B′、C′及びD′を連結して現斜方形(例えば、6
2)を発生するプロセスが例示されている。現斜方形6
2は、対象準特徴点E′を有しており、例えば、図5に
示した前斜方形52に対応する4つの三角形A′B′
E′、B′C′E′、C′D′E′及びD′A′E′か
らなる三角形セットを有している。同図では詳細に示さ
れていないが、各々の現斜方形は、前斜方形に於ける特
徴点Eから求められたN個の候補動きベクトルによっ
て、このように4つの三角形からなるN個の三角形セッ
トを有する。
【0034】しかる後、N個の対象準特徴点の各々に対
して、アフィン変換技法を用いて現斜方形内の画素の予
測を行う。本技術分野では知られているように、動く物
体の回転、変換及び大きさ変更などの任意の処理はアフ
ィン変換技法により表すことができる。
して、アフィン変換技法を用いて現斜方形内の画素の予
測を行う。本技術分野では知られているように、動く物
体の回転、変換及び大きさ変更などの任意の処理はアフ
ィン変換技法により表すことができる。
【0035】図5及び図6に示したように、現フレーム
に於ける3つの画素、即ち、2つの頂点(例えばA′、
B′)と対象準特徴点の一つ(例えばE′)とが、前斜
方形に於けるそれら各々の特徴点(例えばA、B及び
E)に対応する準特徴点として特定されるとすると、現
斜方形の三角形(例えば三角形A′B′E′)内の画素
は、次のようなアフィン変換式(1)により前斜方形の
三角形(例えば三角形ABE)内の画素に対応付けられ
る。
に於ける3つの画素、即ち、2つの頂点(例えばA′、
B′)と対象準特徴点の一つ(例えばE′)とが、前斜
方形に於けるそれら各々の特徴点(例えばA、B及び
E)に対応する準特徴点として特定されるとすると、現
斜方形の三角形(例えば三角形A′B′E′)内の画素
は、次のようなアフィン変換式(1)により前斜方形の
三角形(例えば三角形ABE)内の画素に対応付けられ
る。
【0036】
【数1】
【0037】ここで、(x,y)は現フレーム内の画素
のx及びy座標を、(x′,y′)は前フレーム上の予
測された画素の座標を、そしてa、b、c、d、e、及
びfはアフィン変換係数を表す。
のx及びy座標を、(x′,y′)は前フレーム上の予
測された画素の座標を、そしてa、b、c、d、e、及
びfはアフィン変換係数を表す。
【0038】これらの6つのアフィン変換係数は、特徴
点と準特徴点の3つのセット(例えば、A−A′、B−
B′、及びE−E′)から得られる6つの線形方程式を
計算することによって得られる。一旦、6つのアフィン
変換係数が求められると、三角形(例えば三角形A′
B′E′)内の残りの画素の各々はアフィン変換式を用
いて前フレーム内の三角形(例えば三角形ABE)内の
1画素とマッチングされる。このようにして、現斜方形
内に含まれる各三角形内の画素は、前斜方形上で予測さ
れる。2つの連続する三角形の境界上の画素は、2つの
三角形の何れか1つから予測し得る。4つの三角形から
なる各三角形セットに対応する、予測された画素に対す
る値は、第2フレームメモリ124から取り出され、動
き予測ブロック230から減算器232へ提供される。
現斜方形内の画素を予測するプロセスは、4つの三角形
からなるN個の三角形セット全てに対して繰り返しされ
る。
点と準特徴点の3つのセット(例えば、A−A′、B−
B′、及びE−E′)から得られる6つの線形方程式を
計算することによって得られる。一旦、6つのアフィン
変換係数が求められると、三角形(例えば三角形A′
B′E′)内の残りの画素の各々はアフィン変換式を用
いて前フレーム内の三角形(例えば三角形ABE)内の
1画素とマッチングされる。このようにして、現斜方形
内に含まれる各三角形内の画素は、前斜方形上で予測さ
れる。2つの連続する三角形の境界上の画素は、2つの
三角形の何れか1つから予測し得る。4つの三角形から
なる各三角形セットに対応する、予測された画素に対す
る値は、第2フレームメモリ124から取り出され、動
き予測ブロック230から減算器232へ提供される。
現斜方形内の画素を予測するプロセスは、4つの三角形
からなるN個の三角形セット全てに対して繰り返しされ
る。
【0039】一方、現斜方形発生器206は、動き予測
ブロック230から提供された現斜方形情報に応じて、
現斜方形の各々に対する画素値を第3フレームメモリ2
05から減算器232へ提供する。
ブロック230から提供された現斜方形情報に応じて、
現斜方形の各々に対する画素値を第3フレームメモリ2
05から減算器232へ提供する。
【0040】しかる後、減算器232は、各現斜方形の
画素値から、動き予測ブロック230から提供される予
測された画素値を引き算することによって、現斜方形の
4つの三角形からなる各三角形セットに対して、差分画
素値を計算する。
画素値から、動き予測ブロック230から提供される予
測された画素値を引き算することによって、現斜方形の
4つの三角形からなる各三角形セットに対して、差分画
素値を計算する。
【0041】エラー値計算器234は、4つの三角形か
らなるN個の三角形セットの各々に対して、差分画素値
を平均することによって、現斜方形のN個の三角形セッ
トの各々に対するエラー値を計算して、現斜方形の各々
に対してN個のエラー値からなるエラー値のセットを生
成する。
らなるN個の三角形セットの各々に対して、差分画素値
を平均することによって、現斜方形のN個の三角形セッ
トの各々に対するエラー値を計算して、現斜方形の各々
に対してN個のエラー値からなるエラー値のセットを生
成する。
【0042】コンパレータ240は、各セットに於ける
N個のエラー値を比較し、各セットから最小のエラー値
を選択する。この比較結果に基づいて、コンパレータ2
40は各現斜方形に対して最小のエラー値を表す選択信
号を発生した後、その信号をセレクタ242に加える。
セレクタ242は、コンパレータ240からの選択信号
に応じて、動きベクトル変位発生器218からの対応す
るN個の候補動きベクトルからなる候補動きベクトルの
サブセットから、選択されたエラー値に対応する候補動
きベクトルを、各特徴点に対する真の動きベクトルとし
て選択する。その後、その選択された各特徴点の真の動
きベクトルの各々は、図1に示したラインL20を通じ
て現フレーム動きベクトル検知ブロック126へ提供さ
れる。
N個のエラー値を比較し、各セットから最小のエラー値
を選択する。この比較結果に基づいて、コンパレータ2
40は各現斜方形に対して最小のエラー値を表す選択信
号を発生した後、その信号をセレクタ242に加える。
セレクタ242は、コンパレータ240からの選択信号
に応じて、動きベクトル変位発生器218からの対応す
るN個の候補動きベクトルからなる候補動きベクトルの
サブセットから、選択されたエラー値に対応する候補動
きベクトルを、各特徴点に対する真の動きベクトルとし
て選択する。その後、その選択された各特徴点の真の動
きベクトルの各々は、図1に示したラインL20を通じ
て現フレーム動きベクトル検知ブロック126へ提供さ
れる。
【0043】上記に於いて、本発明の特定の実施例につ
いて説明したが、請求項に記載の本発明の範囲を逸脱す
ることなく当業者は種々の改変をなし得るであろう。
いて説明したが、請求項に記載の本発明の範囲を逸脱す
ることなく当業者は種々の改変をなし得るであろう。
【0044】
【発明の効果】従って、本発明によれば、現フレームと
その以前フレームとを用いて、選択された画素の動きベ
クトルを正確に特定することができる。
その以前フレームとを用いて、選択された画素の動きベ
クトルを正確に特定することができる。
【図1】本発明の動き推定装置(動き推定ブロック)を
採用した映像信号符号化器のブロック図である。
採用した映像信号符号化器のブロック図である。
【図2】図1に示された動き推定装置(動き推定ブロッ
ク)の詳細ブロック図である。
ク)の詳細ブロック図である。
【図3】特徴点を規定する例示的なフレームを示した図
である。
である。
【図4】本発明の好適な実施例により、特徴点を選択す
るための四角形グリッドの形態を例示する図である。
るための四角形グリッドの形態を例示する図である。
【図5】前フレームに於ける斜方形の形成を例示する図
である。
である。
【図6】現フレームに於ける斜方形の形成を例示する図
である。
である。
52 前斜方形 62 現斜方形 100 第1フレームメモリ 102 減算器 105 映像信号符号化器 107 エントロピー符号化器 113 映像信号復号化器 115 加算器 124 第2フレームメモリ 126 現フレーム動きベクトル検知ブロック 130 動き補償ブロック 200 動き推定ブロック 205 第3フレームメモリ 206 現斜方形発生器 210 特徴点選択ブロック 212 特徴点動きベクトル検知ブロック 216 斜方形発生器 214 動きベクトル格納ユニット 218 動きベクトル変位発生器 230 動き予測ブロック 232 減算器 234 エラー値計算器 240 コンパレータ 242 セレクタ A 特徴点 B 特徴点 C 特徴点 D 特徴点 E 対象特徴点 A′ 準特徴点 B′ 準特徴点 C′ 準特徴点 D′ 準特徴点 E′ 対象準特徴点
Claims (6)
- 【請求項1】 現フレームとその前フレームとの間
で、前記前フレーム上にマップピングされた四角形グリ
ッドのノード上に位置する画素の位置により規定される
特徴点に対する真の動きベクトルを特定する動きベクト
ル特定方法であって、 (a)前記特徴点の各々を対象特徴点として順次選択す
る過程であって、該対象特徴点は、それに隣接する4つ
の特徴点により取り囲まれることによって前斜方形を規
定し、該前斜方形は前記対象特徴点とそれに隣接する2
つの特徴点とを連結することによって形成される4つの
三角形からなる三角形セットを有する該過程と、 (b)前記特徴点に対する1セットの初期動きベクトル
を、前記現フレームとその前フレームとを用いて検知す
る過程と、 (c)前記対象特徴点の各々に対応する初期動きベクト
ルの各々に、予め定められたN個の変位を加えることに
よって、N個の候補動きベクトルからなる候補動きベク
トルのサブセットを発生する過程と、 (d)前記前フレームに於ける前記前斜方形の各々に対
応する前記現フレームに於ける現斜方形を、前記第1セ
ットの初期動きベクトルを用いて規定する過程と、 (e)前記N個の候補動きベクトルに基づいて、前記現
斜方形内に形成される4つの三角形からなるN個の三角
形セットを発生する過程と、 (f)前記各々の現斜方形の前記4つの三角形からなる
N個の三角形セットの各々に対して、各三角形に含まれ
る各画素に対する予測された画素を前記前フレームから
取り出して、各画素に対する予測画素値を発生する過程
と、 (g)前記各画素の画素値から予測画素値を引き算する
ことによって、前記4つの三角形よりなる三角形セット
の各々に含まれる前記各画素に対する差分画素値を発生
する過程と、 (h)前記N個の三角形セットの各々に対して、前記差
分画素値を平均することによって、前記N個の三角形セ
ットの各々に対応するN個のエラー値を計算する過程
と、 (i)前記N個のエラー値を比較して、最小のエラー値
を一つ選択する過程と、 (j)前記選択された最小のエラー値に対応する候補動
きベクトルを真の動きベクトルとして、前記N個の候補
動きベクトルから選択する過程とを含むことを特徴とす
る動きベクトル特定方法。 - 【請求項2】 前記現斜方形を規定する過程(d)
が、 前記特徴点及びその動きベクトルに基づいて前記現フレ
ーム内の対応する準特徴点を特定し、前記前斜方形を規
定する特徴点に対応する準特徴点を連結することにより
前記現斜方形を形成する過程を含むことを特徴とする請
求項1に記載の動きベクトル特定方法。 - 【請求項3】 前記予測画素値の生成過程(f)が、 前記各三角形を形成する準特徴点とそれらの準特徴点に
対応する特徴点との間の位置関係に基づいて、前記各三
角形内の画素に対する予測された位置を前記前フレーム
上で特定する過程と、 前記予測された位置に基づいて、前記各画素に対する予
測画素値を提供する過程とを含むことを特徴とする請求
項2に記載の動きベクトル特定方法。 - 【請求項4】 現フレームとその以前フレームとの間
で、前記前フレーム上にマップピングされた四角形グリ
ッドのノード上に位置する画素の位置により規定される
特徴点に対する真の動きベクトルを特定するための動き
ベクトル特定装置であって、 (a)前記特徴点の各々を対象特徴点として順次選択す
る手段であって、該対象特徴点は、それに隣接する4つ
の特徴点により取り囲まれることによって前斜方形を規
定し、該前斜方形は前記対象特徴点とそれに隣接する2
つの特徴点とを連結することによって形成される4つの
三角形からなる三角形セットを有する該手段と、 (b)前記特徴点に対する1セットの初期動きベクトル
を、前記現フレームとその前フレームとを用いて検知す
る検知手段と、 (c)前記対象特徴点の各々に対応する初期動きベクト
ルの各々に、予め定められたN個の変位を加えることに
よって、N個の候補動きベクトルからなる候補動きベク
トルのサブセットを発生する手段と、 (d)前記前フレームに於ける前記前斜方形の各々に対
応する前記現フレームに於ける現斜方形を、前記第1セ
ットの初期動きベクトルを用いて規定する手段と、 (e)前記N個の候補動きベクトルに基づいて、前記現
斜方形内に形成される4つの三角形からなるN個の三角
形セットを発生する手段と、 (f)前記各々の現斜方形の前記4つの三角形からなる
N個の三角形セットの各々に対して、各三角形に含まれ
る各画素に対する予測された画素を前記前フレームから
取り出して、各画素に対する予測画素値を発生する手段
と、 (g)前記各画素の画素値から予測画素値を引き算する
ことによって、前記4つの三角形よりなる三角形セット
の各々に含まれる前記各画素に対する差分画素値を発生
する手段と、 (h)前記N個の三角形セットの各々に対して、前記差
分画素値を平均することによって、前記N個の三角形セ
ットの各々に対応するN個のエラー値を計算する手段
と、 (i)前記N個のエラー値を比較して、最小のエラー値
を一つ選択する手段と、 (j)前記選択された最小のエラー値に対応する候補動
きベクトルを真の動きベクトルとして、前記N個の候補
動きベクトルから選択する手段とを含むことを特徴とす
る動きベクトル特定装置。 - 【請求項5】 前記現斜方形を規定する手段が、 前記特徴点及びその動きベクトルに基づいて前記現フレ
ーム内の対応する準特徴点を特定し、前記前斜方形を規
定する特徴点に対応する準特徴点を連結することにより
前記現斜方形を形成する手段を含むことを特徴とする請
求項4に記載の動きベクトル特定装置。 - 【請求項6】 前記予測画素値の生成手段が、 前記各三角形を形成する準特徴点とそれらの準特徴点に
対応する特徴点との間の位置関係に基づいて、前記各三
角形内の画素に対する予測された位置を前記前フレーム
上で特定する手段と、 前記予測された位置に基づいて、前記各画素に対する予
測画素値を提供する手段とを含むことを特徴とする請求
項5に記載の動きベクトル特定装置。
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