[go: up one dir, main page]

JP4311258B2 - 係数データの生成装置および生成方法、係数種データの生成装置および生成方法、情報信号処理装置、並びにプログラムおよびそれを記録した記録媒体 - Google Patents

係数データの生成装置および生成方法、係数種データの生成装置および生成方法、情報信号処理装置、並びにプログラムおよびそれを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4311258B2
JP4311258B2 JP2004109718A JP2004109718A JP4311258B2 JP 4311258 B2 JP4311258 B2 JP 4311258B2 JP 2004109718 A JP2004109718 A JP 2004109718A JP 2004109718 A JP2004109718 A JP 2004109718A JP 4311258 B2 JP4311258 B2 JP 4311258B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
signal
information data
information
target position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004109718A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005295355A (ja
Inventor
哲二郎 近藤
大介 菊地
志津男 近岡
岳志 宮井
崇 中西
継彦 芳賀
芳晃 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004109718A priority Critical patent/JP4311258B2/ja
Priority to US11/096,044 priority patent/US7672914B2/en
Priority to KR20050027601A priority patent/KR101089853B1/ko
Priority to CNB2005100637932A priority patent/CN100361527C/zh
Publication of JP2005295355A publication Critical patent/JP2005295355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4311258B2 publication Critical patent/JP4311258B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0125Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level one of the standards being a high definition standard
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/59Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving spatial sub-sampling or interpolation, e.g. alteration of picture size or resolution
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/90Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using coding techniques not provided for in groups H04N19/10-H04N19/85, e.g. fractals
    • H04N19/98Adaptive-dynamic-range coding [ADRC]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0135Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0135Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes
    • H04N7/0145Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes the interpolation being class adaptive, i.e. it uses the information of class which is determined for a pixel based upon certain characteristics of the neighbouring pixels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

この発明は、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用される推定式の係数データあるいはこの係数データを生成するための生成式における係数データである係数種データを生成する装置および方法、これら係数データあるいは係数種データを用いて第1の情報信号を第2の情報信号に変換する装置、並びに係数データあるいは係数種データの生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体に関する。

詳しくは、この発明は、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用される推定式の係数データあるいはその係数データを生成するための係数種データを、第1の情報信号に対応した生徒信号および第2の情報信号に対応した教師信号を用いた学習により得る場合、教師信号の所定の特徴を持つ特徴位置の情報データからなる学習データのみを用いることによって、当該所定の特徴を持つ特徴位置の情報データを忠実に再現し得る係数データあるいは係数種データを得ることができ、第2の情報信号によって得られる出力の質の向上を図ることができるようにした係数データあるいは係数種データの生成装置等に係るものである。
近年において、画像信号や音声信号の解像度あるいはサンプリング周波数などを向上させる技術が種々提案されている。例えば、標準あるいは低解像度に相当する標準テレビジョン信号から、高解像度のいわゆるHDTV信号にアップコンバージョンを行う場合や、サブサンプル補間を行う場合には、従来の補間処理による手法よりも、クラス分類適応処理による手法の方が、性能的に良好な結果が得られることが知られている。
このクラス分類適応処理は、標準あるいは低解像度に相当する標準テレビジョン信号(SD信号)を高解像度の信号(HD信号)に変換する場合に、HD信号の注目画素位置の画素データが属するクラスを検出し、このクラスに対応した推定式の係数データを用い、当該推定式に基づいて、SD信号の複数の画素データから、HD信号の注目画素位置の画素データを生成するものである。そして、このクラス分類を伴う変換処理で使用される推定式の係数データは、クラス毎に最小二乗法等の学習によって決定される。
例えば、特許文献1には、学習の教師となる教師データと、学習の生徒となる生徒データとを用い、その教師データと生徒データに対して、生徒データから生成される予測タップのアクティビティ(ダイナミックレンジ)に基づく重み付けを行いながら、教師データと生徒データとの関係を学習することにより、予測タップのダイナミックレンジの全体に亘って、予測精度を高くする、タップ係数(係数データ)を得ることが記載されている。
また例えば、特許文献2には、低S/N画像から高S/N画像を得るための予測係数(係数データ)を、学習の教師となる高S/N画像と学習の生徒となる低S/N画像とを用いた学習によって得るものであって、最初は高S/N画像を構成する高S/N画素の全てに対応した学習データを用いて予測係数を取得し、次に、その取得された予測係数を用いて得られる予測値の予測誤差が小さくない予測値が得られる高S/N画素のみに対応した学習データを用いて予測係数を取得し、以下同様の処理を繰り返すことで、高S/N画像を構成する高S/N画素の全てについて、幾つかの高S/N画素のグループごとに、予測誤差を小さくする予測係数を求めることが記載されている。
特開2003−316760号公報(13頁〜17頁、図4〜図7参照) 特開2001−8056号公報(15頁〜20頁、図9〜図12参照)
特許文献1、特許文献2に記載されるように、従来の係数データの生成装置(学習装置)では、教師画像の各画素の特徴を無視して、教師画像を構成する各画素に対応した学習データを区別せずに用いて係数データを取得するものであり、HD画像あるいは高S/N画像の各画素が平均的な性能で予測される係数データを得る構造となっていた。
しかし、HD画像あるいは高S/N画像を構成する各画素の画質に対する寄与度は均一なものではない。そのため、画質への寄与の低い画素の予測性能を下げ、画質への寄与の高い画素の予測性能をその分上げることで、全体の画質を上げることができる。
この発明の目的は、第1の情報信号から係数データあるいは係数種データを用いた変換される第2の情報信号によって得られる出力の質の向上を図ることにある。
この発明に係る係数データ生成装置は、複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成手段と、上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定手段と、上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、上記判定手段で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択手段で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算手段とを備え、上記判定手段は、上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定するものである。
また、この発明に係る係数データ生成方法は、複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成工程と、上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定工程と、上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択工程と、上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出工程と、上記判定工程で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択工程で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算工程とを備え、上記判定工程では、上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定するものである。
また、この発明に係るプログラムは上述した係数データ生成方法をコンピュータに実行させるためのものである。また、この発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上述したプログラムを記録したものである。
また、この発明に係る情報信号処理装置は、複数の情報データからなる第1の情報信号から、上記第1の情報信号よりも質の高い第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、上記第1の情報信号のレベル分布から、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、上記第2の情報信号を示す教師信号における、情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置の情報データと、上記第1の情報信号を示す生徒信号から選択された、上記教師信号における特徴位置の周辺に位置する複数の情報データとの誤差を最小にする係数データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に記憶する記憶手段と、上記データ選択手段で選択された複数の情報データと、上記記憶手段に記憶されている係数データとを積和演算して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを算出して得る演算手段とを備え、上記特徴位置は、上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置が該特徴位置であると判定され、又は、上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置が該特徴位置であると判定されるものである。
この発明においては、第2の情報信号に対応した教師信号における注目位置が所定の特徴を持つ特徴位置であるか否かが判定される。ここで、情報信号は、例えば画像信号、音声信号等である。情報信号が画像信号であるとき情報データは各画素に対応した画素データを意味し、また情報信号が音声信号であるとき情報データはサンプルデータを意味している。
例えば、教師信号に基づいて選択された、教師信号における注目位置の情報データおよびその周辺に位置する複数の情報データが用いられて、当該注目位置が特徴位置であるか否かが判定される。この場合、注目位置の情報データおよび周辺に位置する情報データを、低域遮断フィルタを介して取得したものとすることで、高域成分のみで特徴位置であるか否かの判定が可能となる。
その場合、例えば注目位置の情報データが、周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、当該注目位置は特徴位置であると判定される。
また例えば、注目位置の情報データが、周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは注目位置の情報データおよび周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、当該注目位置は特徴位置であると判定される。ここで、一致は、完全に一致する場合の他、注目位置の情報データが中央値の上下所定範囲内にある場合も含むものとする。
また、第1の情報信号に対応した生徒信号に基づいて、教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データが選択される。そして、特徴位置であると判定された教師信号における注目位置の情報データおよびこの注目位置に対応して選択された複数の情報データを用いて、係数データが求められる。この場合、教師信号における注目位置の情報データが属するクラスがさらに検出されることで、クラス毎に、係数データが求められる。
例えば、特徴位置であると判定された教師信号における注目位置の情報データおよびこの注目位置に対応して選択された複数の情報データを用いて、係数データを求めるための正規方程式が生成されると共に、この正規方程式が解かれて係数データが求められる。
上述したように生成された係数データは、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用される。この場合、第1の情報信号に基づいて、第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データが選択される。そして、この複数の情報データおよび上述した係数データが用いられ、推定式に基づいて、第2の情報信号における注目位置の情報データが算出される。
このように、この発明においては、教師信号の所定の特徴を持つ特徴位置の情報データからなる学習データのみを用いて係数データを生成するものであり、その特徴を持つ特徴位置の情報データを忠実に再現し得る係数データを得ることができ、第1の情報信号から当該係数データを用いて変換された第2の情報信号によって得られる出力の質の向上を図ることができる。
この発明に係る係数種データ生成装置は、複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成手段と、上記生徒信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力手段と、上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定手段と、上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、上記パラメータ入力手段に入力されたパラメータの値と積和演算されて、上記判定手段で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択手段で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数種データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算手段とを備え、上記判定手段は、上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定するものである。
また、この発明に係る係数種データ生成方法は、複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成工程と、上記生徒信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値を取得するパラメータ取得工程と、上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定工程と、上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択工程と、上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出工程と、上記パラメータ取得工程で取得されたパラメータの値と積和演算されて、上記判定工程で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択工程で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数種データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算工程とを備え、上記判定工程は、上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定するものである。
また、この発明に係るプログラムは上述した係数種データ生成方法をコンピュータに実行させるためのものである。また、この発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上述したプログラムを記録したものである。
また、この発明に係る情報信号処理装置は、複数の情報データからなる第1の情報信号から、上記第1の情報信号よりも質の高い第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、上記第2の情報信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力手段と、上記第1の情報信号のレベル分布から、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、上記生徒信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値と積和演算されて、上記第2の情報信号を示す教師信号における、情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置の情報データと、上記第1の情報信号を示す生徒信号から選択された、上記教師信号における特徴位置の周辺に位置する複数の情報データとの誤差を最小にする係数種データを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶されている係数種データと上記パラメータ入力手段に入力されたパラメータの値を積和演算して、上記パラメータ入力手段に入力されたパラメータの値に対応した係数データを生成する係数データ生成手段と、上記データ選択手段で選択された複数の情報データと上記係数データ生成手段で生成された係数データを積和演算して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを算出して得る演算手段とを備え、上記特徴位置は、上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置が該特徴位置であると判定され、又は、上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置が該特徴位置であると判定されるものである。
この発明においては、第1の情報信号に対応する生徒信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値が入力される。また、第2の情報信号に対応した教師信号における注目位置が所定の特徴を持つ特徴位置であるか否かが判定される。ここで、情報信号は、例えば画像信号、音声信号等である。情報信号が画像信号であるとき情報データは各画素に対応した画素データを意味し、また情報信号が音声信号であるとき情報データはサンプルデータを意味している。
例えば、教師信号に基づいて選択された、教師信号における注目位置の情報データおよびその周辺に位置する複数の情報データが用いられて、当該注目位置が特徴位置であるか否かが判定される。この場合、注目位置の情報データおよび周辺に位置する情報データを、低域遮断フィルタを介して取得したものとすることで、高域成分のみで特徴位置であるか否かの判定が可能となる。
その場合、例えば注目位置の情報データが、周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、当該注目位置は特徴位置であると判定される。
また例えば、注目位置の情報データが、周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは注目位置の情報データおよび周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、当該注目位置は特徴位置であると判定される。ここでいう一致は、完全に一致する場合の他、注目位置の情報データが中央値の上下所定範囲内にある場合も含むものとする。
また、生徒信号に基づいて、教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データが選択される。そして、特徴位置であると判定された教師信号における注目位置の情報データ、この注目位置に対応して選択された複数の情報データ、およびパラメータの値を用いて、係数種データが求められる。この場合、教師信号における注目位置の情報データが属するクラスがさらに検出されることで、クラス毎に、係数データが求められる。
例えば、特徴位置であると判定された教師信号における注目位置の情報データ、この注目位置に対応して選択された複数の情報データ、およびパラメータの値を用いて、係数種データを求めるための正規方程式が生成されると共に、この正規方程式が解かれて係数種データが求められる。
上述したように生成された係数種データは、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用される。この場合、第2の情報信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値が入力される。そして、このパラメータの値および上述した係数種データが用いられ、生成式に基づいて、パラメータの値に対応した推定式の係数データが生成される。
また、第1の情報信号に基づいて、第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データが選択される。そして、この複数の情報データおよび上述した係数データが用いられ、推定式に基づいて、第2の情報信号における注目位置の情報データが算出される。
このように、この発明においては、教師信号の所定の特徴を持つ特徴位置の情報データからなる学習データのみを用いて係数種データを生成するものであり、その特徴を持つ特徴位置の情報データを忠実に再現し得る係数種データを得ることができ、第1の情報信号から当該係数種データを用いて変換された第2の情報信号によって得られる出力の質の向上を図ることができる。
この発明によれば、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用される推定式の係数データあるいはその係数データを生成するための係数種データを、第1の情報信号に対応した生徒信号および第2の情報信号に対応した教師信号を用いた学習により得る場合、教師信号の所定の特徴を持つ特徴位置の情報データからなる学習データのみを用いるものであり、その特徴を持つ特徴位置の情報データを忠実に再現し得る係数データあるいは係数種データを得ることができ、第2の情報信号によって得られる出力の質の向上を図ることができる。
この発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態としての画像信号処理装置100の構成を示している。この画像信号処理装置100は、525i信号というSD(Standard Definition)信号である画像信号Vaを、1050i信号というHD(High Definition)信号である画像信号Vbに変換する。ここで、画像信号Vaは第1の情報信号を構成し、画像信号Vbは第2の情報信号を構成している。525i信号は、1フレームのライン数が525本である、インタレース方式の画像信号である。1050i信号は、1フレームのライン数が1050本である、インタレース方式の画像信号である。
図2は、525i信号および1050i信号のあるフレーム(F)の画素位置関係を示すものであり、奇数(o)フィールドの画素位置を実線で示し、偶数(e)フィールドの画素位置を破線で示している。大きなドットが525i信号の画素であり、小さいドットが1050i信号の画素である。図2から分かるように、1050i信号の画素データとしては、525i信号のラインに近い位置のラインデータL1,L1′と、525i信号のラインから遠い位置のラインデータL2,L2′とが存在する。
ここで、L1,L2は奇数フィールドのラインデータ、L1′,L2′は偶数フィールドのラインデータである。また、1050i信号の各ラインの画素数は、525i信号の各ラインの画素数の2倍である。
図1に戻って、画像信号処理装置100は、入力端子101と、予測タップ選択回路102と、クラスタップ選択回路103とを有している。入力端子101は、画像信号Vaを入力するための端子である。これらタップ選択回路102,103は、それぞれ、入力端子に入力される画像信号Vaに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データを、予測タップ、クラスタップのデータとして選択的に抽出する。
図3Aは、予測タップのデータとして抽出される複数の画素データのパターン例を示している。図3Bは、クラスタップのデータとして抽出される複数の画素データ(実線部分)のパターン例を示している。なお、この図3A,Bでは、注目画素位置が存在する現フィールドから予測タップ、クラスタップのデータとしての複数の画素データを抽出するようになっているが、さらに時間方向の前後の所定数のフィールドからも抽出することも考えられる。
また、画像信号処理装置100は、クラス検出回路104を有している。このクラス検出回路104は、クラスタップ選択回路103で選択的に抽出されたクラスタップのデータとしての複数の画素データを処理して、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLを生成する。
すなわち、クラス検出回路104は、まず、複数の画素データにデータ圧縮処理を施し、例えば各画素データを8ビットデータから2ビットデータあるいは1ビットデータに圧縮する。このデータ圧縮は、例えばADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)によって行われる。このデータ圧縮を、ADRC以外、例えばDPCM(予測符号化)、VQ(ベクトル量子化)等を用いて行ってもよい。
ADRCを使用する場合、複数の画素データの最大値をMAX、その最小値をMIN、複数の画素データのダイナミックレンジをDR(=MAX−MIN+1)、再量子化ビット数をPとすると、各画素データkiに対して、(1)式の演算式に基づいて、圧縮データとしての再量子化コードqiが得られる。ただし、(1)式において、[ ]は切り捨て処理を意味している。クラスタップのデータとして、Na個の画素データがあるとき、i=1〜Naである。
qi=[(ki−MIN+0.5)*2P/DR] ・・・(1)
クラス検出回路104は、次に、クラスタップのデータとしての複数の画素データのそれぞれに対して得られた上述の再量子化コードqiを用い、(2)式の演算により、クラスコードCLを生成する。
Figure 0004311258
また、画像信号処理装置100は、記憶手段としての係数メモリ105を有している。この係数メモリ105は、後述する推定予測演算回路106で使用される推定式で用いられる係数データWi(i=1〜n)を、クラス毎に、格納している。この係数データWiは、画像信号Vaを(525i信号)を、画像信号Vb(1050i信号)に変換するための情報である。
なお、上述の図2に示すように、525i信号を1050i信号に変換する場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおいて、525i信号の1画素に対応して1050i信号の4画素を得る必要がある。この場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロックUB内の4画素は、それぞれ中心予測タップに対して異なる位相ずれを持っている。
図4は、奇数、偶数フィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素における中心予測タップからの位相ずれを示している。奇数フィールドの場合、単位画素ブロックUB内の4画素HD1〜HD4の位置は、それぞれ、中心予測タップSD0の位置から、水平方向にk1〜k4、垂直方向にm1〜m4だけずれている。偶数フィールドの場合、単位画素ブロックUB内の4画素HD1′〜HD4′の位置は、それぞれ、中心予測タップSD0′の位置から、水平方向にk1′〜k4′、垂直方向にm1′〜m4′だけずれている。
そのため、上述した各クラスの係数データWiは、8種類の出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)にそれぞれ対応した係数データWiからなっている。結局、係数メモリ105には、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数データWiが格納されている。
この係数データWiは、画像信号Vbに対応した教師信号としての画像信号Vb′と画像信号Vaに対応した生徒信号としての画像信号Va′とから学習によって予め生成されたものである。そしてその場合、係数データWiは、画像信号Vb′における、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置の画素データからなる学習データのみを用いて生成されたものである。これにより、画像信号Vbにおける画質への寄与の高い当該所定の特徴を持つ特徴位置の画素データを忠実に再現できるようになっており、画像信号Vbによって得られる画像の画質の向上が図られている。この係数データWiの生成方法の詳細については後述する。
この係数メモリ105には、上述したクラス検出回路104で生成されたクラスコードCLが、読み出しアドレス情報として供給される。この係数メモリ105からはクラスコードCLで示されるクラスに対応した係数データWiが読み出され、その係数データWiが推定予測演算回路106に供給される。
また、画像信号処理装置100は、推定予測演算回路106と、後処理回路107と、出力端子108とを有している。推定予測演算回路106は、予測タップ選択回路102で選択的に抽出された予測タップのデータとしての複数の画素データxiと、係数メモリ105から読み出された係数データWiとを用い、(3)式の推定式に基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データyを求める。
Figure 0004311258
上述したように、525i信号を1050i信号に変換する際には、各フィールドにおいて、525i信号の1画素(図4のSD0またはSD0′)に対して、1050i信号の4画素(図4のHD1〜HD4、またはHD1′〜HD4′)を得る必要がある。この推定予測演算回路106は、画像信号Vbにおける注目画素位置に存在する単位画素ブロックUB毎に、画素データを求める。
すなわち、この推定予測演算回路106には、予測タップ選択回路102より単位画素ブロックUB内の4画素(注目画素)に対応した、予測タップのデータxiが供給され、また係数メモリ105からその単位画素ブロックUB内の4画素に対応した4画素分の係数データWiが供給される。そして、この推定予測演算回路106は、単位画素ブロックUBを構成する4画素の画素データy1〜y4を、それぞれ上述した(3)式の推定式で、個別に演算する。
後処理回路107は、推定予測演算回路106より順次出力される、単位画素ブロックUB内の4画素の画素データy1〜y4を線順次化し、1050i信号のフォーマットで出力する。出力端子108は、後処理回路107から出力される画像信号Vb(1050i信号)を出力するための端子である。
次に、画像信号処理装置100の動作を説明する。
SD信号である画像信号Vaが入力端子101に入力される。そして、この画像信号Vaに基づいて、クラス分類適応処理により、画像信号Vbを構成する各画素データが生成される。
すなわち、クラスタップ選択回路103では、画像信号Vaに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データが、クラスタップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データは、クラス検出回路104に供給される。クラス検出回路104では、クラスタップのデータとしての複数の画素データkiのそれぞれに対して、例えばADRC処理が施されて再量子化コードqiが得られ、さらにこの再量子化コードqiを用いてクラスコードCLが生成される((1)式、(2)式参照)。
このクラスコードCLは、係数メモリ105に読み出しアドレス情報として供給される。この係数メモリ105からは、各フィールドにおいて、クラスコードCLで示されるクラスに対応した4出力画素(図4のHD1〜HD4、またはHD1′〜HD4′)分の係数データWiが読み出される。この係数データWiは、推定予測演算回路106に供給される。
また、予測タップ選択回路102では、画像信号Vaに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiが、予測タップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データxiは、推定予測演算回路106に供給される。
推定予測演算回路106では、予測タップ選択回路102で抽出された予測タップのデータとしての複数の画素データxiと、係数メモリ105から読み出された4出力画素分の係数データWiとから、画像信号Vbにおける注目画素位置に存在する単位画素ブロックUB内の4画素(注目画素)の画素データy1〜y4が、(3)式の推定式に基づいて、個別に演算される。
この推定予測演算回路106より順次出力される、画像信号Vbを構成する各単位画素ブロック内の4画素の画素データy1〜y4は、後処理回路107に供給される。この後処理回路107では、推定予測演算回路106より順次供給される単位画素ブロック内の4画素のデータy1〜y4が線順次化され、1050i信号のフォーマットで出力される。つまり、後処理回路107からは画像信号Vb(050i信号)が得られ、この画像信号Vbは出力端子108に出力される。
上述したように、係数メモリ105に格納されている係数データWi(i=1〜n)は、画像信号Vbに対応した教師信号としての画像信号Vb′における、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置の画素データからなる学習データのみを用いて生成されたものである。したがって、図1に示す画像信号処理装置100によれば、画像信号Vbにおける画質への寄与の高い当該所定の特徴を持つ特徴位置の画素データが忠実に再現されるため、この画像信号Vbによって得られる画像の画質が向上する。
次に、上述した画像信号処理装置100の係数メモリ105に格納される、係数データWi(i=1〜n)の生成方法について説明する。この係数データWiは、学習によって生成される。
まず、学習方法について説明する。上述の(3)式において、学習前は係数データW1,W2,‥‥,Wnは未定係数である。学習は、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、複数の学習データを用いることで行われる。学習データ数がmの場合、(3)式に従って、以下に示す(4)式が設定される。nは予測タップの数を示している。
k=W1×xk1+W2×xk2+‥‥+Wn×xkn ・・・(4)
(k=1,2,‥‥,m)
m>nの場合、係数データW1,W2,‥‥,Wnは、一意に決まらないので、誤差ベクトルeの要素ekを、以下の(5)式で定義し、(6)式のe2を最小にする係数データを求める。いわゆる最小二乗法によって係数データを一意に定める。
k=yk−{W1×xk1+W2×xk2+‥‥+Wn×xkn} ・・・(5)
(k=1,2,‥‥m)
Figure 0004311258
(6)式のe2を最小とする係数データを求めるための実際的な計算方法としては、まず、(7)式に示すように、e2を係数データWi(i=1〜n)で偏微分し、iの各値について偏微分値が0となるように係数データWiを求めればよい。
Figure 0004311258
(8)式、(9)式のようにXji,Yiを定義すると、(7)式は、(10)式の行列式の形に書くことができる。この(10)式が、係数データWiを算出するための正規方程式である。この正規方程式を掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)等の一般解法で解くことにより、係数データWiを求めることができる。
Figure 0004311258
Figure 0004311258
次に、図5を参照して、係数データWiを生成する係数データ生成装置150を説明する。
この係数データ生成装置150は、入力端子151と、SD信号生成回路152とを有している。入力端子151は、上述した画像信号Vbに対応した、教師信号としての画像信号Vb′を入力するための端子である。SD信号生成回路152は、この画像信号Vb′に対して水平および垂直の間引き処理を行って、上述した画像信号Vaに対応した、生徒信号としての画像信号Va′を生成する。
また、係数データ生成装置150は、予測タップ選択回路153と、クラスタップ選択回路154とを有している。これらタップ選択回路153,154は、それぞれ、SD信号生成回路152で生成された画像信号Va′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データを、予測タップ、クラスタップのデータとして選択的に抽出する。これらタップ選択回路153,154は、それぞれ、上述した画像信号処理装置100のタップ選択回路102,103に対応している。
また、係数データ生成装置150は、クラス検出回路155を有している。このクラス検出回路155は、クラスタップ選択回路154で選択的に抽出されたクラスタップのデータとしての複数の画素データを処理して、画像信号Vb′における注目画素位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLを生成する。このクラス検出回路155は、上述した画像信号処理装置100のクラス検出回路104に対応している。
また、係数データ生成装置150は、教師タップ選択回路156を有している。この教師タップ選択回路156は、画像信号Vb′に基づいて、当該画像信号Vb′における注目画素位置の画素データを選択的に抽出する。
また、係数データ生成装置150は、特徴タップ選択回路157と、特徴画素判定部158とを有している。特徴タップ選択回路157は、入力端子151に入力される画像信号Vb′に基づいて、この画像信号Vb′における注目画素位置の画素データ、およびその周辺に位置する複数の画素データを、特徴タップのデータとして選択的に抽出する。
図6は、特徴タップのデータとして抽出される複数の画素データのパターン例を示している。この例では、特徴タップのデータは、注目画素位置の画素データd0、およびその周辺に位置する8個の画素データd1〜d8で構成されている。特徴タップのパターンは、図6に示すパターンに限定されるものではない。しかし、説明の便宜上、以下では、特徴タップ選択回路157で選択される特徴タップのパターンが図6に示すものであるとして説明する。
特徴画素判定部158は、特徴タップ選択回路157で選択的に抽出された特徴タップのデータとしての複数の画素データd0〜d8に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置が、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定し、その結果を示す判定信号JRを出力する。
図7は、特徴画素判定部158の構成例を示している。この構成例では、注目画素位置の画素データd0が、周辺位置の画素データd1〜d8の、最大値MAXより大きいか、あるいは最小値MINより小さいとき、当該注目画素位置は特徴位置であると判定される。ここで、特徴画素判定部158は、入力端子160と、分離回路161と、最大値・最小値検出回路162と、比較器163と,164と、オア回路165と、出力端子166とから構成されている。
入力端子160は、特徴タップ選択回路157で特徴タップのデータとして抽出された画素データd0〜d8を入力するための端子である。分離回路161は、入力端子160に入力された画素データd0〜d8を、注目画素位置の画素データd0、およびその周辺に位置する8個の画素データd1〜d8に分離する。最大値・最小値検出回路162は、分離回路161で分離された周辺位置の画素データd1〜d8から、最大値MAXおよび最小値MINを検出する。
比較器163は、分離回路161で分離された注目画素位置の画素データd0と最大値・最小値検出回路162で検出された最大値MAXとを比較し、画像データd0が最大値MAXより大きいとき「1」を出力し、それ以外のとき「0」を出力する。一方、比較器164は、分離回路161で分離された注目画素位置の画素データd0と最大値・最小値検出回路162で検出された最小値MINとを比較し、画像データd0が最小値MINより小さいとき「1」を出力し、それ以外のとき「0」を出力する。
オア回路165は、比較器163,164の出力を入力とし、それらの出力の論理和を判定信号JRとして出力する。この判定信号JRは、「1」であるとき注目画素位置は特徴位置であると判定されたことを示し、「0」であるときは注目画素位置は特徴位置でないと判定されたことを示す。出力端子166は、オア回路165から出力される判定信号JRを出力する端子である。
図7に示す特徴画素判定部158の動作を説明する。入力端子160に入力された特徴タップのデータとしての画素データd0〜d8は分離回路161に供給される。この分離回路161では、画素データd0〜d8が、注目画素位置の画素データd0、および周辺位置の画素データd1〜d8に分離される。
分離回路161で分離された周辺位置の画素データd1〜d8は、最大値・最小値検出回路162に供給される。この検出回路162では、画素データd1〜d8から、最大値MAXおよび最小値MINが検出される。この検出回路162で検出された最大値MAXおよび最小値MINは、それぞれ比較器163および比較器164に供給される。これら比較器163,164には、それぞれ分離回路161で分離された注目画素位置の画素データd0も供給される。
そして、比較器163では、画素データd0が最大値MAXと比較され、d0>MAXであるとき「1」が出力され、それ以外のとき「0」が出力される。また、比較器164では、画素データd0が最小値MINと比較され、d0<MINであるとき「1」が出力され、それ以外のとき「0」が出力される。これら比較器163,164の出力の論理和がオア回路165でとられて判定信号JRが得られ、この判定信号JRが出力端子166に出力される。
この場合、注目画素位置の画素データd0が、周辺位置の画素データd1〜d8の、最大値MAXより大きいか、あるいは最小値MINより小さいとき、比較器163の出力または比較器164の出力が「1」となることから、オア回路165から出力される判定信号JRは「1」となり、従って当該注目画素位置は特徴位置であると判定される。
図5に戻って、係数データ生成装置150は、正規方程式生成回路171を有している。この正規方程式生成回路171は、教師タップ選択回路156で選択的に抽出された、画像信号Vb′における各注目画素位置の画素データyと、この各注目画素位置の画素データyにそれぞれ対応して予測タップ選択回路153で選択的に抽出された、予測タップのデータとしての複数の画素データxiと、各注目画素位置の画素データyにそれぞれ対応してクラス検出回路155で生成されたクラスコードCLとから、クラス毎に、係数データWiを得るための正規方程式((10)式参照)を生成する。ここで、画像信号Vb′における各注目画素位置は、特徴画素判定部158で特徴位置であると判定された注目画素位置である。
この場合、1個の画素データyとそれに対応する複数個の画素データxiとの組み合わせで1個の学習データが生成される。教師信号としての画像信号Vb′と、それに対応した生徒信号としての画像信号Va′との間で、クラス毎に、多くの学習データが生成されていく。これにより、正規方程式生成回路171では、画像信号Vb′における、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置の画素データyからなる学習データのみを用いて、クラス毎に、係数データWiを得るための正規方程式が生成される。
またこの場合、正規方程式生成部171では、出力画素(図4のHD1〜HD4,HD1′〜HD4′)毎に、正規方程式が生成される。すなわち、HD1〜HD4,HD1′〜HD4′に対応した正規方程式は、それぞれ、中心予測タップSD0,SD0′からのずれ値がHD1〜HD4,HD1′〜HD4′と同じ関係にある画素データyから構成される学習データを用いて生成される。結局、正規方程式生成部171では、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数データWiを得るための正規方程式が生成される。
また、係数データ生成装置150は、係数データ決定回路172と、係数メモリ173とを有している。係数データ決定回路172は、正規方程式生成回路171から正規方程式のデータの供給を受け、当該正規方程式を掃き出し法等によって解き、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数データWiを求める。係数メモリ173は、その係数データWiを格納する。
図5に示す係数データ生成装置150の動作を説明する。
入力端子151には、教師信号としての画像信号Vb′が入力される。この画像信号Vb′に対して、SD信号生成回路152で水平および垂直の間引き処理が行われて、生徒信号としての画像信号Va′が生成される。
クラスタップ選択回路154では、画像信号Va′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データがクラスタップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データはクラス検出回路155に供給される。そして、クラス検出回路155では、各画素データに対してADRC等のデータ圧縮処理が施されて、画像信号Vb′における注目画素位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLが生成される((1)式、(2)式参照)。このクラスコードCLは、正規方程式生成回路171に供給される。
予測タップ選択回路153では、画像信号Va′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiが予測タップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データxiは、正規方程式生成回路171に供給される。また、教師タップ選択回路156では、画像信号Vb′に基づいて、当該画像信号Vb′における注目画素位置の画素データyが選択的に抽出される。この画素データyは、正規方程式生成回路171に供給される。
また、特徴タップ選択回路157では、画像信号Vb′に基づいて、この画像信号Vb′における注目画素位置の画素データd0、およびその周辺に位置する複数の画素データd1〜d8が、特徴タップのデータとして選択的に抽出される。この画素データd0〜d8は、特徴画素判定部158に供給される。特徴画素判定部158では、複数の画素データd0〜d8に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置が、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置であるか否かが判定され、その結果を示す判定信号JRが得られる。例えば、注目画素位置の画素データd0が、周辺位置の画素データd1〜d8の、最大値MAXより大きいか、あるいは最小値MINより小さいとき、当該注目画素位置は特徴位置であると判定される。この判定信号JRは、正規方程式生成回路171に供給される。
正規方程式生成回路171では、特徴画素判定部158で特徴位置であると判定された、画像信号Vb′における各注目画素位置を対象として、当該各注目画素位置の画素データyと、この各注目画素位置の画素データyにそれぞれ対応した、予測タップのデータとしての複数の画素データxiと、各注目画素位置の画素データyが属するクラスを示すクラスコードCLとから、クラスおよび出力画素(図4のHD1〜HD4,HD1′〜HD4′)の組み合わせ毎に、係数データWiを得るための正規方程式((10)式参照)が生成される。
このように生成された正規方程式のデータは、係数データ決定回路172に供給される。この係数データ決定回路172では、それぞれの正規方程式が解かれ、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数データWiが求められる。そして、この係数データWiは、係数メモリ173に格納される。
このように、図5の係数データ生成装置150においては、上述した画像信号処理装置100の係数メモリ105に格納すべき、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数データWiを生成できる。
上述したように、この係数データWiは、教師信号としての画像信号Vb′における、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置の画素データからなる学習データのみを用いて生成されたものである。したがって、この係数データWiが図1に示す画像信号処理装置100の係数メモリ105に格納されて使用されることで、画像信号処理装置100では、画像信号Vbにおける画質への寄与の高い当該所定の特徴を持つ特徴位置の画素データが忠実に再現され、この画像信号Vbによって得られる画像の画質の向上を図ることができる。
なお、図5に示す係数データ生成装置150の特徴画素判定部158として図7の構成例を示したが、これに限定されるものではなく、注目画素位置が画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定できるものであれば、他の構成であってもよい。
図8は、特徴画素判定部158の他の構成例を示している。この構成例では、注目画素位置の画素データd0が、周辺位置の画素データd1〜d8の中央値と一致、あるいは注目画素位置の画素データd0および周辺位置の画素データd1〜d8の中央値と一致するとき、当該注目画素位置は特徴位置であると判定される。ここで、特徴画素判定部158は、入力端子190と、分離回路191と、中央値検出回路192と、比較器193と、出力端子194とから構成されている。
入力端子190は、特徴タップ選択回路157で特徴タップのデータとして抽出された画素データd0〜d8を入力するための端子である。分離回路191は、入力端子190に入力された画素データd0〜d8を、注目画素位置の画素データd0、およびその周辺に位置する8個の画素データd1〜d8に、あるいは画素データd0、および画素データd0〜d8に分離する。
中央値検出回路192は、分離回路191で分離された画素データd1〜d8、あるいは画素データd0〜d8から、中央値CENを検出する。ここで、画素データd1〜d8の中央値は、4番目および5番目に大きな画素データの平均値とされる。また、画素データd0〜d8の中央値は、5番目に大きな画素データとされる。
比較器193は、分離回路191で分離された注目画素位置の画素データd0と中央値検出回路192で検出された中央値CENとを比較し、画像データd0と中央値CENが一致したとき「1」を出力し、それ以外のとき「0」を出力する。ここでいう一致は、完全に一致する場合の他、注目画素位置の画素データd0が中央値CENの上下所定範囲内にある場合も含むものとする。
出力端子194は、比較器193の出力を、判定信号JRとして出力する。この判定信号JRは、図7に示す特徴判定部158におけると同様に、「1」であるとき注目画素位置は特徴位置であると判定されたことを示し、「0」であるときは注目画素位置は特徴位置でないと判定されたことを示す。
図8に示す特徴画素判定部158の動作を説明する。入力端子190に入力された特徴タップのデータとしての画素データd0〜d8は分離回路191に供給される。この分離回路191では、画素データd0〜d8が、注目画素位置の画素データd0、および周辺位置の画素データd1〜d8に、あるいは画素データd0、および画素データd0〜d8に分離される。
分離回路191で分離された周辺位置の画素データd1〜d8、あるいは画素データd0〜d8は、中央値検出回路192に供給される。この検出回路192では、画素データd1〜d8、あるいは画素データd0〜d8から、中央値CENが検出される。この検出回路192で検出された中央値CENは比較器193に供給される。この比較器193には、分離回路191で分離された注目画素位置の画素データd0も供給される。
そして、比較器193では、画素データd0が中央値CENと比較され、d0=CENであるとき「1」が出力され、それ以外のとき「0」が出力される。この比較器193の出力は判定信号JRとして出力端子194に出力される。
この場合、注目画素位置の画素データd0が、周辺位置の画素データd1〜d8の中央値CENと一致、あるいは注目画素位置の画素データd0および周辺位置の画素データd1〜d8の中央値CENと一致するとき、比較器193の出力は「1」となって判定信号JRは「1」となり、従って当該注目画素位置は特徴位置であると判定される。
また、図5に示す係数データ生成装置150において、特徴タップ選択回路157では、入力端子151に入力される画像信号Vb′そのものに基づいて、特徴タップのデータとしての画素データd0〜d8を選択的に抽出するものである。しかし、図5に破線で示すように、特徴タップ選択回路157の前段に、低域遮断フィルタ181を設け、特徴タップ選択回路157で選択的に抽出される画素データd0〜d8が、低域遮断フィルタ181を介したものとすることもできる。
この場合、画素データd0〜d8のそれぞれは高域成分のみとなり、特徴画素判定部158では、画質に特に寄与する高域成分のみで注目画素位置が特徴位置であるか否かの判定が行われるものであり、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置を、効果的に判定できる。
なお、図1の画像信号処理装置100における処理を、例えば図9に示すような画像信号処理装置500により、ソフトウェアで実現することも可能である。
まず、図9に示す画像信号処理装置500について説明する。この画像信号処理装置500は、装置全体の動作を制御するCPU501と、このCPU501の制御プログラムや係数データ等が格納されたROM(Read Only Memory)502と、CPU501の作業領域を構成するRAM(Random Access Memory)503とを有している。これらCPU501、ROM502およびRAM503は、それぞれバス504に接続されている。
また、画像信号処理装置500は、外部記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)505と、光ディスク、磁気ディスク、メモリカード等のリムーバブルな記憶媒体を取り扱うドライブ506とを有している。これらドライブ505,506は、それぞれバス504に接続されている。
また、画像信号処理装置500は、インターネット等の通信網507に有線または無線で接続する通信部508を有している。この通信部508は、インタフェース509を介してバス504に接続されている。
また、画像信号処理装置500は、ユーザインタフェース部を備えている。このユーザインタフェース部は、リモコン送信機510からのリモコン信号RMを受信するリモコン信号受信回路511と、LCD(liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)等からなるディスプレイ513とを有している。受信回路511はインタフェース512を介してバス504に接続され、同様にディスプレイ513はインタフェース514を介してバス504に接続されている。
また、画像信号処理装置500は、SD信号である画像信号Vaを入力するための入力端子515と、HD信号である画像信号Vbを出力するための出力端子517とを有している。入力端子515はインタフェース516を介してバス504に接続され、同様に出力端子517はインタフェース518を介してバス504に接続される。
ここで、上述したようにROM502に制御プログラムや係数データ等を予め格納しておく代わりに、これら制御プログラムや係数データを例えばインターネットなどの通信網507より通信部508を介してダウンロードし、ハードディスクドライブ505やRAM503に格納して使用することもできる。また、これら制御プログラムや係数データ等をリムーバブルな記憶媒体で提供するようにしてもよい。
また、処理すべき画像信号Vaを入力端子515より入力する代わりに、予めハードディスクドライブ505に記録しておき、あるいはインターネットなどの通信網507より通信部508を介してダウンロードしてもよい。また、処理後の画像信号Vbを出力端子517に出力する代わり、あるいはそれと並行してディスプレイ513に供給して画像表示をしたり、さらにはハードディスクドライブ505に格納したり、通信部508を介してインターネットなどの通信網507に送出するようにしてもよい。
図10のフローチャートを参照して、図9に示す画像信号処理装置500における、画像信号Vaから画像信号Vbを得るための処理手順を説明する。
まず、ステップST10で、処理を開始し、ステップST11で、例えば入力端子515より装置内に1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vaを入力する。このように入力される画像信号VaはRAM503に一時的に記憶される。なお、この画像信号Vaが装置内のハードディスクドライブ505に予め記録されている場合には、このドライブ505から画像信号Vaを読み出し、読み出された画像信号VaをRAM503に一時的に記憶する。
そして、ステップST12で、画像信号Vaの全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST13で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST14に進む。
このステップST14では、画像信号Vaに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データをクラスタップのデータとして取得し、ステップST15で、このクラスタップのデータに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データが属するクラスコードCLを生成する。
次に、ステップST16で、画像信号Vaに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiを予測タップのデータとして取得する。そして、ステップST17で、ステップST15で生成されたクラスコードCLに対応した係数データWiとステップST16で取得された複数の画素データxiを使用して、(3)式の推定式に基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データyを生成する。
次に、ステップST18で、ステップST11で入力された1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vaの画素データの全領域において画像信号Vbの画素データを得る処理が終了したか否かを判定する。終了しているときは、ステップST11に戻り、次の1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vaの入力処理に移る。一方、処理が終了していないときは、ステップST14に戻って、次の注目画素位置についての処理に移る。
このように、図10に示すフローチャートに沿って処理をすることで、入力された画像信号Vaの画素データを処理して、画像信号Vbの画素データを得ることができる。このように処理して得られた画像信号Vbは出力端子517に出力されたり、ディスプレイ513に供給されてそれによる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドライブ505に供給されて記録されたりする。
また、処理装置の図示は省略するが、図5の係数データ生成装置150における処理も、ソフトウェアで実現可能である。
図11のフローチャートを参照して、係数データを生成するための処理手順を説明する。
まず、ステップST20で、処理を開始し、ステップST21で、教師信号としての画像信号Vb′を1フレーム分または1フィールド分だけ入力する。そして、ステップST22で、画像信号Vb′の全フレームまたは全フィールドの処理が終了したか否かを判定する。終了していないときは、ステップST23で、ステップST21で入力された画像信号Vb′に対して水平および垂直の間引き処理を行って、生徒信号としての画像信号Va′を生成する。
次に、ステップST24で、画像信号Vb′に基づいて、当該画像信号Vb′における注目画素位置の画素データd0およびその周辺位置の画素データd1〜d8を、特徴タップのデータとして取得する。そして、ステップST25で、ステップST24で取得された画素データd0〜d8に基づいて、注目画素位置が、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する。例えば、注目画素位置の画素データd0が、周辺位置の画素データd1〜d8の、最大値MAXより大きいか、あるいは最小値MINより小さいとき、当該注目画素位置は特徴位置であると判定される。
注目画素位置が特徴位置であると判定されるとき、ステップST26に進む。このステップST26で、画像信号Va′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データをクラスタップのデータとして取得し、ステップST27で、このクラスタップのデータに基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の画素データが属するクラスコードCLを生成する。
次に、ステップST28で、画像信号Va′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiを予測タップのデータとして取得する。また、ステップST29で、画像信号Vb′に基づいて、当該画像信号Vb′における注目画素位置の画素データyを教師タップのデータとして取得する。
そして、ステップST30で、ステップST27で生成されたクラスコードCL、ステップST28で取得された複数の画素データxi、およびステップST29で取得された画素データyを用いて、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、(10)式に示す正規方程式を得るための加算(足し込み)をする((8)式、(9)式参照)。
このステップST30の処理の後、ステップST31に進む。なお、上述したステップST25で注目画素位置は特徴位置でないと判定されるときは、直ちにステップST31に進む。これにより、上述のステップST30では、教師信号としての画像信号Vb′における、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置の画素データからなる学習データのみを用いて正規方程式が生成されている。
ステップST31では、ステップST21で入力された1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vb′の画素データの全領域において学習処理が終了したか否かを判定する。学習処理を終了しているときは、ステップST21に戻って、次の1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vb′の入力を行って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、学習処理を終了していないときは、ステップST24に戻って、次の注目画素位置についての処理に移る。
上述したステップST22で、処理が終了したときは、ステップST32で、上述のステップST30の加算処理によって生成された、正規方程式を解いて、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数データWiを求める。そして、ステップST33で、その係数データWiを係数メモリにストアし、ステップST34で処理を終了する。
このように、図11に示すフローチャートに沿って処理をすることで、図5に示す係数データ生成装置150と同様の手法によって、係数データWiを生成できる。
次に、この発明の第2の実施の形態について説明する。図12は、第2の実施の形態としての画像信号処理装置200の構成を示している。この画像信号処理装置200も、525i信号というSD信号である画像信号Vaを、1050i信号というHD信号である画像信号Vbに変換する。ここで、画像信号Vaは第1の情報信号を構成し、画像信号Vbは第2の情報信号を構成している。この図12において、図1と対応する部分には同一符号を付して示し、適宜説明を省略する。
画像信号処理装置200は、入力端子101と、予測タップ選択回路102と、クラスタップ選択回路103とを有している。入力端子101は、画像信号Vaを入力するための端子である。タップ選択回路102,103は、それぞれ、入力端子に入力される画像信号Vaに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データを、予測タップ、クラスタップのデータとして選択的に抽出する。これら入力端子101およびタップ選択回路102,103は、図1に示す画像信号処理装置100におけるものと同様のものである。
また、画像信号処理装置200は、クラス検出回路104を有している。このクラス検出回路104は、クラスタップ選択回路103で選択的に抽出されたクラスタップのデータとしての複数の画素データを処理して、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLを生成する。このクラス検出回路104は、図1に示す画像信号処理装置100におけるものと同様のものである。
また、画像信号処理装置200は、係数データ生成回路109と、記憶手段としてのROM110とを有している。ROM110は、各クラスの係数種データを、格納している。この係数種データは、上述した(3)式の推定式の係数データWi(i=1〜n)を生成するための、パラメータr,zを含む生成式の係数データである。(11)式は、その生成式の一例を示しており、wi0〜wi9が係数種データである。ここで、パラメータrは解像度を決めるパラメータであり、パラメータzはノイズ除去度を決めるパラメータである。この係数種データwi0〜wi9は、画像信号Vaを(525i信号)を、画像信号Vb(1050i信号)に変換するための情報である。
Figure 0004311258
上述の図2に示すように、525i信号を1050i信号に変換する場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおいて、525i信号の1画素に対応して1050i信号の4画素を得る必要がある。この場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロックUB内の4画素は、それぞれ中心予測タップに対して異なる位相ずれを持っている(図4参照)。そのため、上述した各クラスの係数種データwi0〜wi9は、8種類の出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)にそれぞれ対応した係数種データwi0〜wi9からなっている。結局、ROM110には、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データwi0〜wi9が格納されている。
この係数種データwi0〜wi9は、画像信号Vbに対応した教師信号としての画像信号Vb′と画像信号Vaに対応した生徒信号としての画像信号Va′とから学習によって予め生成されたものである。そしてその場合、係数種データwi0〜wi9は、画像信号Vb′における、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置の画素データからなる学習データのみを用いて生成されたものである。これにより、画像信号Vbにおける、画質への寄与の高い当該所定の特徴を持つ特徴位置の画素データを忠実に再現できるようになっており、画像信号Vbによって得られる画像の画質の向上が図られている。この係数種データwi0〜wi9の生成方法の詳細については後述する。
係数データ生成回路109は、奇数、偶数の各フィールドにおいて、クラス検出回路104で得られたクラスコードCLが表すクラスの、4出力画素(図4のHD1〜HD4、またはHD1′〜HD4′)にそれぞれ対応した4画素分の係数種データwi0〜wi9をROM110から取得し、さらにユーザによって調整されたパラメータr,zの値を用い、(11)式の生成式に基づいて、4画素分の係数データWiを生成する。
また、画像信号処理装置200は、推定予測演算回路106を有している。この推定予測演算回路106は、画像信号Vbにおける注目画素位置に存在する単位画素ブロックUB毎に、画素データを求める。すなわち、推定予測演算回路106は、予測タップ選択回路102で抽出される単位画素ブロックUB内の4画素(注目画素)に対応した、予測タップのデータxi、および係数データ生成回路109で生成される、その単位画素ブロックUB内の4画素に対応した4画素分の係数データWiとを用い、その単位画素ブロックUBを構成する4画素の画素データy1〜y4を、それぞれ上述した(3)式の推定式で、個別に演算する。この推定予測演算回路106は、図1に示す画像信号処理装置100におけるものと同様のものである。
また、画像信号処理装置200は、後処理回路107と、出力端子108とを有している。後処理回路107は、推定予測演算回路106より順次出力される、単位画素ブロックUB内の4画素の画素データy1〜y4を線順次化し、1050i信号のフォーマットで出力する。出力端子108は、後処理回路107から出力される画像信号Vb(1050i信号)を出力するための端子である。これら後処理回路107および出力端子108は、図1に示す画像信号処理装置100におけるものと同様のものである。
次に、図12に示す画像信号処理装置200の動作を説明する。
SD信号である画像信号Vaが入力端子101に入力される。そして、この画像信号Vaに基づいて、クラス分類適応処理により、画像信号Vbを構成する各画素データが生成される。
すなわち、クラスタップ選択回路103では、画像信号Vaに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データが、クラスタップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データは、クラス検出回路104に供給される。クラス検出回路104では、クラスタップのデータとしての複数の画素データkiのそれぞれに対して、例えばADRC処理が施されて再量子化コードqiが得られ、さらにこの再量子化コードqiを用いてクラスコードCLが生成される((1)式、(2)式参照)。このクラスコードCLは、係数データ生成回路109に供給される。
この係数データ生成回路109では、奇数、偶数の各フィールドにおいて、クラスコードCLが表すクラスの、4出力画素(図4のHD1〜HD4、またはHD1′〜HD4′)にそれぞれ対応した4画素分の係数種データwi0〜wi9が、ROM110から取得される。また、この係数データ生成回路109には、ユーザによって調整されたパラメータr,zの値が供給される。そして、この係数データ生成部109では、各フィールドにおいて、4画素分の係数種データwi0〜wi9およびパラメータr,zの値が用いられ、(11)式の生成式に基づいて、4出力画素分の係数データWiが生成される。この係数データWiは、推定予測演算回路106に供給される。
また、予測タップ選択回路102では、画像信号Vaに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiが、予測タップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データxiは、推定予測演算回路106に供給される。
推定予測演算回路106では、予測タップ選択回路102で抽出された予測タップのデータとしての複数の画素データxiと、係数データ生成回路109で生成された4出力画素分の係数データWiとから、画像信号Vbにおける注目画素位置に存在する単位画素ブロックUB内の4画素(注目画素)の画素データy1〜y4が、(3)式の推定式に基づいて、個別に演算される。
この推定予測演算回路106より順次出力される、画像信号Vbを構成する各単位画素ブロック内の4画素の画素データy1〜y4は、後処理回路107に供給される。この後処理回路107では、推定予測演算回路106より順次供給される単位画素ブロック内の4画素のデータy1〜y4が線順次化され、1050i信号のフォーマットで出力される。つまり、後処理回路107からは画像信号Vb(050i信号)が得られ、この画像信号Vbは出力端子108に出力される。
上述したように、ROM110に格納されている係数種データwi0〜wi9(i=1〜n)は、画像信号Vbに対応した教師信号としての画像信号Vb′における、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置の画素データからなる学習データのみを用いて生成されたものである。したがって、図12に示す画像信号処理装置200によれば、画像信号Vbにおける、画質への寄与の高い当該所定の特徴を持つ特徴位置の画素データが忠実に再現されるため、この画像信号Vbによって得られる画像の画質が向上する。
次に、上述した画像信号処理装置200のROM110に格納される、係数種データの生成方法について説明する。この係数種データは、学習によって生成される。ここでは、(11)式の生成式における係数データである係数種データwi0〜wi9(i=1〜n)を求める例を示すものとする。
ここで、以下の説明のため、(12)式のように、tj(j=0〜9)を定義する。
0=1,t1=r,t2=z,t3=r2,t4=rz,t5=z2,t6=r3
7=r2z,t8=rz2,t9=z3
・・・(12)
この(12)式を用いると、(11)式は、(13)式のように書き換えられる。
Figure 0004311258
最終的に、学習によって未定係数wijを求める。すなわち、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、複数の学習データを用いて、二乗誤差を最小にする係数値を決定する。いわゆる最小二乗法による解法である。学習数をm、k(1≦k≦m)番目の学習データにおける残差をek、二乗誤差の総和をEとすると、(3)式および(11)式を用いて、Eは(14)式で表される。ここで、xikはSD信号のi番目の予測タップ位置におけるk番目の画素データ、ykはそれに対応するk番目のHD信号の画素データを表している。
Figure 0004311258
最小二乗法による解法では、(14)式のwijによる偏微分が0になるようなwijを求める。これは、(15)式で示される。
Figure 0004311258
ここで、(16)式、(17)式のように、Xipjq、Yipを定義すると、(15)式は、行列を用いて、(18)式のように書き換えられる。
Figure 0004311258
Figure 0004311258
この(18)式が、係数種データwi0〜wi9を算出するための正規方程式である。この正規方程式を掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)等の一般解法で解くことにより、係数種データwi0〜wi9を求めることができる。
図13は、上述した係数種データの生成方法の概念を示している。教師信号としてのHD信号から、生徒信号としての複数のSD信号を生成する。ここで、HD信号からSD信号を生成する際に使用する間引きフィルタの周波数特性を変えることにより、解像度の異なるSD信号を生成する。
解像度の異なるSD信号によって、解像度を上げる効果の異なる係数種データを生成できる。例えばボケ具合の大きな画像が得られるSD信号とボケ具合の小さな画像が得られるSD信号があった場合、ボケ具合の大きな画像が得られるSD信号による学習で、解像度を上げる効果の強い係数種データが生成され、ボケ具合の小さな画像が得られるSD信号による学習で、解像度を上げる効果の弱い係数種データが生成される。
また、解像度の異なるSD信号の各々に対してノイズを加えることで、ノイズの加わったSD信号を生成する。ノイズを加える量を可変することでノイズ量が異なるSD信号が生成され、それによってノイズ除去効果の異なる係数種データが生成される。例えばノイズをたくさん加えたSD信号とノイズを少し加えたSD信号とがあった場合、ノイズをたくさん加えたSD信号による学習でノイズ除去効果の強い係数種データが生成され、ノイズを少し加えたSD信号による学習でノイズ除去効果の弱い係数種データが生成される。
ノイズを加える量としては、例えば(19)式のように、SD信号の画素値xに対して、ノイズnを加えてノイズの加わったSD信号の画素値x′を生成する場合、Gを可変することでノイズ量を調整する。
x′=x+G・n ・・・(19)
例えば、周波数特性を可変するパラメータrの値を0〜1.0まで0.1のステップで11段階に可変し、ノイズを加える量を可変するパラメータzの値を0〜1.0まで0.1のステップで11段階に可変し、合計121種類のSD信号を生成する。このようにして生成した複数のSD信号とHD信号との間で学習を行って係数種データを生成する。このパラメータr,zは、図12の係数データ生成回路109に供給されるパラメータr,zに対応したものである。
次に、上述した係数種データwi0〜wi9(i=1〜n)を生成するための係数種データ生成装置250について説明する。図14は、この係数種データ生成装置250の構成を示している。この図14において、図5と対応する部分には同一符号を付して示し、適宜説明を省略する。
この係数種データ生成装置250は、入力端子151と、SD信号生成回路152Aとを有している。入力端子151は、上述した画像信号Vbに対応した、教師信号としての画像信号Vb′を入力するための端子である。SD信号生成回路152Aは、この画像信号Vb′に対して、水平および垂直の間引き処理を行って、上述した画像信号Vaに対応した、生徒信号としての画像信号Va′を生成する。このSD信号生成回路152Aには、パラメータr,zが供給される。パラメータrの値に対応して、画像信号Vb′から画像信号Vaを生成する際に使用する間引きフィルタの周波数特性が可変される。また、パラメータzの値に対応して、SD信号に加えるノイズの量が可変される。
また、係数種データ生成装置250は、予測タップ選択回路153と、クラスタップ選択回路154とを有している。これらタップ選択回路153,154は、それぞれ、SD信号生成回路152で生成された画像信号Va′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データを、予測タップ、クラスタップのデータとして選択的に抽出する。これらタップ選択回路153,154は、それぞれ、上述した画像信号処理装置200のタップ選択回路102,103に対応している。
また、係数種データ生成装置250は、クラス検出回路155を有している。このクラス検出回路155は、クラスタップ選択回路154で選択的に抽出されたクラスタップのデータとしての複数の画素データを処理して、画像信号Vb′における注目画素位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLを生成する。このクラス検出回路155は、上述した画像信号処理装置200のクラス検出回路104に対応している。
また、係数データ生成装置250は、教師タップ選択回路156を有している。この教師タップ選択回路156は、画像信号Vb′に基づいて、当該画像信号Vb′における注目画素位置の画素データを選択的に抽出する。
また、係数種データ生成装置250は、特徴タップ選択回路157と、特徴画素判定部158とを有している。特徴タップ選択回路157は、入力端子151に入力される画像信号Vb′に基づいて、この画像信号Vb′における注目画素位置の画素データd0、およびその周辺に位置する複数の画素データd1〜d8を、特徴タップのデータとして選択的に抽出する(図6参照)。特徴画素判定部158は、特徴タップ選択回路157で選択的に抽出された特徴タップのデータとしての複数の画素データd0〜d8に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置が、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定し、その結果を示す判定信号JRを出力する。
これら特徴タップ選択回路157および特徴画素判定部158は、図5に示す係数データ生成装置150におけるものと同様のものである。特徴画素判定部158は、例えば上述の図7あるいは図8に示すように構成される。また、特徴タップ選択回路157の前段に、低域遮断フィルタ181を設け(図5参照)、特徴タップ選択回路157で選択的に抽出される画素データd0〜d8が、低域遮断フィルタ181を介したものとすることもできる。
また、係数種データ生成装置250は、正規方程式生成回路185を有している。この正規方程式生成回路185は、教師タップ選択回路156で選択的に抽出された、画像信号Vb′における各注目画素位置の画素データyと、この各注目画素位置の画素データyにそれぞれ対応して予測タップ選択回路153で選択的に抽出された、予測タップのデータとしての複数の画素データxiと、各注目画素位置の画素データyにそれぞれ対応してクラス検出回路155で生成されたクラスコードCLと、パラメータr,zの値とから、クラス毎に、係数種データwi0〜wi9を得るための正規方程式((18)式参照)を生成する。ここで、画像信号Vb′における各注目画素位置は、特徴画素判定部158で特徴位置であると判定された注目画素位置である。
この場合、1個の画素データyとそれに対応する複数個の画素データxiとの組み合わせで1個の学習データが生成される。教師信号としての画像信号Vb′と、それに対応した生徒信号としての画像信号Va′との間で、クラス毎に、多くの学習データが生成されていく。これにより、正規方程式生成回路185では、画像信号Vb′における、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置の画素データyからなる学習データのみを用いて、クラス毎に、係数種データwi0〜wi9を得るための正規方程式が生成される。
またこの場合、正規方程式生成回路185では、出力画素(図4のHD1〜HD4,HD1′〜HD4′)毎に、正規方程式が生成される。すなわち、HD1〜HD4,HD1′〜HD4′に対応した正規方程式は、それぞれ、中心予測タップSD0,SD0′からのずれ値がHD1〜HD4,HD1′〜HD4′と同じ関係にある画素データyから構成される学習データを用いて生成される。結局、正規方程式生成回路185では、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データwi0〜wi9を得るための正規方程式が生成される。
また、係数種データ生成装置250は、係数種データ決定回路186と、係数種メモリ187とを有している。係数種データ決定回路186は、正規方程式生成回路185から正規方程式のデータの供給を受け、当該正規方程式を掃き出し法等によって解き、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データwi0〜wi9を求める。係数種メモリ187は、係数種データ決定回路186で求められた係数種データwi0〜wi9を格納する。
次に、図14に示す係数種データ生成装置250の動作を説明する。
入力端子151には、教師信号としての画像信号Vb′が入力される。この画像信号Vb′に対して、SD信号生成回路152Aで水平および垂直の間引き処理が行われて、生徒信号としての画像信号Va′が生成される。この場合、SD信号生成回路152Aにはパラメータr,zが制御信号として供給され、周波数特性およびノイズ加算量が段階的に変化した複数の画像信号Va′が順次生成されていく。
クラスタップ選択回路154では、画像信号Va′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データがクラスタップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データはクラス検出回路155に供給される。そして、クラス検出回路155では、各画素データに対してADRC等のデータ圧縮処理が施されて、画像信号Vb′における注目画素位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLが生成される((1)式、(2)式参照)。このクラスコードCLは、正規方程式生成回路185に供給される。
予測タップ選択回路153では、画像信号Va′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiが予測タップのデータとして選択的に抽出される。この複数の画素データxiは、正規方程式生成回路185に供給される。また、教師タップ選択回路156では、画像信号Vb′に基づいて、当該画像信号Vb′における注目画素位置の画素データyが選択的に抽出される。この画素データyは、正規方程式生成回路185に供給される。
また、特徴タップ選択回路157では、画像信号Vb′に基づいて、この画像信号Vb′における注目画素位置の画素データd0、およびその周辺に位置する複数の画素データd1〜d8が、特徴タップのデータとして選択的に抽出される。この画素データd0〜d8は、特徴画素判定部158に供給される。特徴画素判定部158では、複数の画素データd0〜d8に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置が、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置であるか否かが判定され、その結果を示す判定信号JRが得られる。この判定信号JRは、正規方程式生成回路185に供給される。
正規方程式生成回路185では、特徴画素判定部158で特徴位置であると判定された、画像信号Vb′における各注目画素位置を対象として、当該各注目画素位置の画素データyと、この各注目画素位置の画素データyにそれぞれ対応した、予測タップのデータとしての複数の画素データxiと、各注目画素位置の画素データyが属するクラスを示すクラスコードCLと、SD信号生成回路152Aに供給されているパラメータr,zの値とから、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データwi0〜wi9を得るための正規方程式((18)式参照)が生成される。
そして、係数種データ決定回路186では、正規方程式生成回路185から正規方程式のデータが供給され、当該正規方程式が掃き出し法等によって解かれ、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データwi0〜wi9が求められる。この係数種データwi0〜wi9は、係数種メモリ187に格納される。
このように、図14に示す係数種データ生成装置250においては、上述した画像信号処理装置200のROM110に格納すべき、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数種データwi0〜wi9を生成できる。
上述したように、この係数種データwi0〜wi9は、教師信号としての画像信号Vb′における、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置の画素データからなる学習データのみを用いて生成されたものである。したがって、この係数種データwi0〜wi9が図12に示す画像信号処理装置200のROM110に格納されて使用されることで、画像信号処理装置200では、画像信号Vbにおける、画質への寄与の高い当該所定の特徴を持つ特徴位置の画素データが忠実に再現され、この画像信号Vbによって得られる画像の画質の向上を図ることができる。
なお、図12の画像信号処理装置200における処理を、上述した図9に示すような画像信号処理装置500により、ソフトウェアで実現することも可能である。図15のフローチャートを参照して、その処理手順を説明する。
まず、ステップST40で、処理を開始し、ステップST41で、例えば入力端子515より装置内に1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vaを入力する。このように入力される画像信号VaはRAM503に一時的に記憶される。なお、この画像信号Vaが装置内のハードディスクドライブ505に予め記録されている場合には、このドライブ505から画像信号Vaを読み出し、読み出された画像信号VaをRAM503に一時的に記憶する。
そして、ステップST42で、画像信号Vaの全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST43で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST44に進む。
このステップST44では、ユーザが調整し、RAM503に記憶されている、パラメータr,zの値を取得する。そして、ステップST45で、画像信号Vaに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データをクラスタップのデータとして取得し、ステップST46で、このクラスタップのデータに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データが属するクラスコードCLを生成する。
次に、ステップST47で、ステップST46で生成されたクラスコードCLで示されるクラスの係数種データwi0〜wi9およびステップST44で取得されたパラメータr,zの値を使用し、(11)式の生成式に基づいて、推定式の係数データWiを生成する。
次に、ステップST48で、画像信号Vaに基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiを予測タップのデータとして取得する。そして、ステップST49で、ステップST47で生成された係数データWiおよびステップST48で取得された複数の画素データxiを使用して、(3)式の推定式に基づいて、画像信号Vbにおける注目画素位置の画素データyを生成する。
次に、ステップST50で、ステップST41で入力された1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vaの画素データの全領域において画像信号Vbの画素データを得る処理が終了したか否かを判定する。終了しているときは、ステップST41に戻り、次の1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vaの入力処理に移る。一方、処理が終了していないときは、ステップST45に戻って、次の注目画素位置についての処理に移る。
このように、図15に示すフローチャートに沿って処理をすることで、入力された画像信号Vaの画素データを処理して、画像信号Vbの画素データを得ることができる。このように処理して得られた画像信号Vbは出力端子517に出力されたり、ディスプレイ513に供給されてそれによる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドライブ505に供給されて記録されたりする。
また、処理装置の図示は省略するが、図14の係数種データ生成装置250における処理も、ソフトウェアで実現可能である。
図16のフローチャートを参照して、係数種データを生成するための処理手順を説明する。
まず、ステップST60で、処理を開始し、ステップST61で、画質パターンを特定するパラメータr,zの値を選択する。そして、ステップST62で、パラメータr,zの値の全組み合わせに対して学習が終わったか否かを判定する。全組み合わせに対して学習が終わっていないときは、ステップST63で、教師信号としての画像信号Vb′を1フレーム分または1フィールド分だけ入力する。
そして、ステップST64で、画像信号Vb′の全フレームまたは全フィールドの処理が終了したか否かを判定する。処理が終了したときは、ステップST61に戻って、次のパラメータr,zの値を選択し、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、処理が終了していないときは、ステップST65で、ステップST63で入力された画像信号Vb′に対して水平および垂直の間引き処理を行って、生徒信号としての画像信号Va′を生成する。この場合、パラメータrの値に対応して、画像信号Vb′から画像信号Vaを生成する際に使用する間引きフィルタの周波数特性が可変される。また、パラメータzの値に対応して、画像信号Va′に加えるノイズの量が可変される。
次に、ステップST66で、画像信号Vb′に基づいて、当該画像信号Vb′における注目画素位置の画素データd0およびその周辺位置の画素データd1〜d8を、特徴タップのデータとして取得する。そして、ステップST67で、ステップST66で取得された画素データd0〜d8に基づいて、注目画素位置が、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する。例えば、注目画素位置の画素データd0が、周辺位置の画素データd1〜d8の、最大値MAXより大きいか、あるいは最小値MINより小さいとき、当該注目画素位置は特徴位置であると判定される。
注目画素位置が特徴位置であると判定されるとき、ステップST68に進む。このステップST68で、画像信号Va′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データをクラスタップのデータとして取得し、ステップST69で、このクラスタップのデータに基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の画素データが属するクラスコードCLを生成する。
次に、ステップST70で、画像信号Va′に基づいて、画像信号Vb′における注目画素位置の周辺に位置する複数の画素データxiを予測タップのデータとして取得する。また、ステップST71で、画像信号Vb′に基づいて、当該画像信号Vb′における注目画素位置の画素データyを教師タップのデータとして取得する。
そして、ステップST72で、ステップST69で生成されたクラスコードCL、ステップST70で取得された複数の画素データxi、ステップST71で取得された画素データy、およびステップST61で選択されたパラメータr,zの値を用いて、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、(18)式に示す正規方程式を得るための加算をする((16)式、(17)式参照)。
このステップST72の処理の後、ステップST73に進む。なお、上述したステップST67で注目画素位置が特徴位置でないと判定されるときは、直ちにステップST73に進む。これにより、上述のステップST72では、教師信号としての画像信号Vb′における、画質への寄与の高い所定の特徴を持つ特徴位置の画素データからなる学習データのみを用いて正規方程式が生成される。
ステップST73では、ステップST63で入力された1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vb′の画素データの全領域において学習処理が終了したか否かを判定する。学習処理を終了しているときは、ステップST63に戻って、次の1フレーム分または1フィールド分の画像信号Vb′の入力を行って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、学習処理を終了していないときは、ステップST66に戻って、次の注目画素位置についての処理に移る。
また、上述したステップST62で、パラメータr,zの値の組み合わせに対して学習が終わっているときは、ステップST74で、上述のステップST72の加算処理によって生成された、正規方程式を解いて、クラスおよび出力画素の各組み合わせの係数種データwi0〜wi9を求める。そして、ステップST75で、その係数種データwi0〜wi9を係数種メモリにストアし、ステップST76で処理を終了する。
このように、図16に示すフローチャートに沿って処理をすることで、図14に示す係数データ生成装置250と同様の手法によって、係数種データwi0〜wi9を生成できる。
なお、上述実施の形態においては、情報信号が画像信号である場合を示したが、この発明はこれに限定されない。例えば、情報信号が音声信号である場合にも、この発明を同様に適用することができる。
この発明は、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用される推定式の係数データあるいはその係数データを生成するための係数種データを、所定の特徴を持つ特徴位置の情報データを忠実に再現し得るように得ることができ、例えばSD信号をHD信号に変換する際に使用する係数データあるいは係数種データを生成する用途に適用できる。
第1の実施の形態としての画像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 SD信号(525i信号)とHD信号(1050i信号)の画素位置関係を示す図である。 予測タップ、クラスタップのパターン例を示す図である。 HD信号の単位画素ブロック内の4画素の中心予測タップからの位相ずれを示す図である。 係数データ生成装置の構成を示すブロック図である。 特徴タップのパターン例を示す図である。 特徴画素判定部の構成を示すブロック図である。 特徴画素判定部の他の構成を示すブロック図である。 ソフトウェアで実現するための画像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 画像信号処理の処理手順を示すフローチャートである。 係数データ生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態としての画像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 係数種データ生成方法を説明するための図である。 係数種データ生成装置の構成を示すブロック図である。 画像信号処理の処理手順を示すフローチャートである。 係数種データ生成処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100,200・・・画像信号処理装置、101・・・入力端子、102・・・予測タップ選択回路、103・・・クラスタップ選択回路、104・・・クラス検出回路、105・・・係数メモリ、106・・・推定予測演算回路、107・・・後処理回路、108・・・出力端子、109・・・係数データ生成回路、110・・・ROM、150・・・係数データ生成装置、151・・・入力端子、152,152A・・・SD信号生成回路、153・・・予測タップ選択回路、154・・・クラスタップ選択回路、155・・・クラス検出回路、156・・・教師タップ選択回路、157・・・特徴タップ選択回路、158・・・特徴画素判定部、160・・・入力端子、161・・・分離回路、162・・・最大値・最小値検出回路、163,164・・・比較器、165・・・オア回路、166・・・出力端子、171・・・正規方程式生成回路、172・・・係数データ決定回路、173・・・係数メモリ、185・・・正規方程式生成回路、186・・・係数種データ決定回路、187・・・係数種メモリ、190・・・入力端子、191・・・分離回路、192・・・中央値検出回路、193・・・比較器、194・・・出力端子、250・・・係数種データ生成装置

Claims (14)

  1. 複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成手段と、
    上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定手段と、
    上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、
    上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、
    上記判定手段で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択手段で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算手段とを備え
    上記判定手段は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定する係数データ生成装置。
  2. 上記演算手段は、
    上記判定手段で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと該注目位置に対応して上記データ選択手段で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数データを求めるための正規方程式を生成する正規方程式生成部と、
    上記正規方程式生成部で生成された上記正規方程式を解いて、上記係数データを求める係数データ演算部とを有する請求項1に記載の係数データ生成装置。
  3. 上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する情報データは、低域遮断フィルタを介して取得される請求項に記載の係数データ生成装置。
  4. 複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成工程と、
    上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定工程と、
    上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択工程と、
    上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出工程と、
    上記判定工程で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択工程で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算工程とを備え
    上記判定工程では、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定する係数データ生成方法。
  5. 複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成工程と、
    上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定工程と、
    上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択工程と、
    上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出工程と、
    上記判定工程で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択工程で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算工程とを備え
    上記判定工程では、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定する係数データ生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成工程と、
    上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定工程と、
    上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択工程と、
    上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出工程と、
    上記判定工程で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択工程で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算工程とを備え
    上記判定工程では、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定する係数データ生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 複数の情報データからなる第1の情報信号から、上記第1の情報信号よりも質の高い第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、
    上記第1の情報信号のレベル分布から、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、
    上記第2の情報信号を示す教師信号における、情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置の情報データと、上記第1の情報信号を示す生徒信号から選択された、上記教師信号における特徴位置の周辺に位置する複数の情報データとの誤差を最小にする係数データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に記憶する記憶手段と、
    上記データ選択手段で選択された複数の情報データと、上記記憶手段に記憶されている係数データとを積和演算して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを算出して得る演算手段とを備え、
    上記特徴位置は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置が該特徴位置であると判定され、又は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置が該特徴位置であると判定される情報信号処理装置。
  8. 複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成手段と、
    上記生徒信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力手段と、
    上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定手段と、
    上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、
    上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、
    上記パラメータ入力手段に入力されたパラメータの値と積和演算されて、上記判定手段で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択手段で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数種データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算手段とを備え
    上記判定手段は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定する係数種データ生成装置。
  9. 上記演算手段は、
    上記パラメータ入力手段に入力されたパラメータの値と積和演算されて、上記判定手段で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択手段で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数種データを求めるための正規方程式を生成する正規方程式生成部と、
    上記正規方程式生成部で生成された上記正規方程式を解いて、上記係数種データを求める係数種データ演算部とを有する請求項に記載の係数種データ生成装置。
  10. 上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する情報データは、低域遮断フィルタを介して取得される請求項に記載の係数種データ生成装置。
  11. 複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成工程と、
    上記生徒信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値を取得するパラメータ取得工程と、
    上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定工程と、
    上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択工程と、
    上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出工程と、
    上記パラメータ取得工程で取得されたパラメータの値と積和演算されて、上記判定工程で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択工程で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数種データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算工程とを備え
    上記判定工程は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定する係数種データ生成方法。
  12. 複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成工程と、
    上記生徒信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値を取得するパラメータ取得工程と、
    上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定工程と、
    上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択工程と、
    上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出工程と、
    上記パラメータ取得工程で取得されたパラメータの値と積和演算されて、上記判定工程で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択工程で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数種データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算工程とを備え
    上記判定工程は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定する係数種データ生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 複数の情報データからなる第2の情報信号を示す教師信号から、上記第2の情報信号よりも質の低い複数の情報データからなる第1の情報信号を示す生徒信号を生成する信号生成工程と、
    上記生徒信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値を取得するパラメータ取得工程と、
    上記教師信号における注目位置が情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置であるか否かを判定する判定工程と、
    上記生徒信号から、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択工程と、
    上記生徒信号のレベル分布から、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出工程と、
    上記パラメータ取得工程で取得されたパラメータの値と積和演算されて、上記判定工程で特徴位置であると判定された上記教師信号における注目位置の情報データと、該注目位置に対応して上記データ選択工程で選択された複数の情報データとの誤差を最小にする係数種データを、上記クラス検出手段で検出されたクラス毎に求める演算工程とを備え
    上記判定工程は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定し、又は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置は上記特徴位置であると判定する係数種データ生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 複数の情報データからなる第1の情報信号から、上記第1の情報信号よりも質の高い第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、
    上記第2の情報信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力手段と、
    上記第1の情報信号のレベル分布から、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、
    上記生徒信号によって得られる出力の質を定めるパラメータの値と積和演算されて、上記第2の情報信号を示す教師信号における、情報データへの寄与の高い特徴を持つ特徴位置の情報データと、上記第1の情報信号を示す生徒信号から選択された、上記教師信号における特徴位置の周辺に位置する複数の情報データとの誤差を最小にする係数種データを記憶する記憶手段と、
    上記記憶手段に記憶されている係数種データと上記パラメータ入力手段に入力されたパラメータの値を積和演算して、上記パラメータ入力手段に入力されたパラメータの値に対応した係数データを生成する係数データ生成手段と、
    上記データ選択手段で選択された複数の情報データと上記係数データ生成手段で生成された係数データを積和演算して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを算出して得る演算手段とを備え
    上記特徴位置は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、該注目位置の周辺に位置する複数の情報データの最大値より大きいか、あるいは上記周辺に位置する複数の情報データの最小値より小さいとき、上記注目位置が該特徴位置であると判定され、又は、
    上記教師信号における注目位置の情報データが、上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致、あるいは上記注目位置の情報データおよび上記周辺に位置する複数の情報データの中央値と一致するとき、上記注目位置が該特徴位置であると判定される情報信号処理装置。
JP2004109718A 2004-04-02 2004-04-02 係数データの生成装置および生成方法、係数種データの生成装置および生成方法、情報信号処理装置、並びにプログラムおよびそれを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP4311258B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004109718A JP4311258B2 (ja) 2004-04-02 2004-04-02 係数データの生成装置および生成方法、係数種データの生成装置および生成方法、情報信号処理装置、並びにプログラムおよびそれを記録した記録媒体
US11/096,044 US7672914B2 (en) 2004-04-02 2005-03-31 Apparatus and method for generating coefficient data, apparatus and method for generating coefficient-seed data, information-signal processing apparatus, program, and medium having recorded the program thereon
KR20050027601A KR101089853B1 (ko) 2004-04-02 2005-04-01 계수 데이터의 생성 장치 및 생성 방법, 계수종 데이터의 생성 장치 및 생성 방법, 정보 신호 처리 장치, 및 프로그램을 기록한 매체
CNB2005100637932A CN100361527C (zh) 2004-04-02 2005-04-04 数据产生设备和方法、信号处理设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004109718A JP4311258B2 (ja) 2004-04-02 2004-04-02 係数データの生成装置および生成方法、係数種データの生成装置および生成方法、情報信号処理装置、並びにプログラムおよびそれを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005295355A JP2005295355A (ja) 2005-10-20
JP4311258B2 true JP4311258B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=35050329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004109718A Expired - Fee Related JP4311258B2 (ja) 2004-04-02 2004-04-02 係数データの生成装置および生成方法、係数種データの生成装置および生成方法、情報信号処理装置、並びにプログラムおよびそれを記録した記録媒体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7672914B2 (ja)
JP (1) JP4311258B2 (ja)
KR (1) KR101089853B1 (ja)
CN (1) CN100361527C (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3596770B2 (ja) * 2001-12-28 2004-12-02 ソニー株式会社 記憶装置、データ処理装置およびデータ処理方法、プログラムおよび記録媒体、並びにデータ処理システム
JP4265291B2 (ja) * 2003-06-06 2009-05-20 ソニー株式会社 情報信号の処理装置および処理方法、並びに情報信号の処理方法を実行するためのプログラム
JP5029869B2 (ja) * 2006-11-09 2012-09-19 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法、学習装置および学習方法、並びにプログラム
JP4978378B2 (ja) * 2007-08-31 2012-07-18 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置
GB2534790B (en) 2013-12-03 2020-06-03 Mitsubishi Electric Corp Image processing apparatus and image processing method

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4881270A (en) * 1983-10-28 1989-11-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Automatic classification of images
KR0171146B1 (ko) * 1995-03-18 1999-03-20 배순훈 특징점을 이용한 움직임 벡터 검출 장치
DE69838536T2 (de) * 1997-05-06 2008-07-24 Sony Corp. Bildwandler und bildwandlungsverfahhren
US6519715B1 (en) * 1998-05-22 2003-02-11 Hitachi, Ltd. Signal processing apparatus and a data recording and reproducing apparatus including local memory processor
JP4131048B2 (ja) * 1998-10-01 2008-08-13 ソニー株式会社 画像情報変換装置、変換方法および画像表示装置
JP4078806B2 (ja) * 1998-10-26 2008-04-23 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、学習装置および学習方法
JP4337186B2 (ja) 1998-10-29 2009-09-30 ソニー株式会社 画像情報変換装置および画像情報変換方法、学習装置および学習方法
US6987884B2 (en) * 2000-08-07 2006-01-17 Sony Corporation Image processing device and method, and recorded medium
JP4670169B2 (ja) * 2000-11-15 2011-04-13 ソニー株式会社 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、それに使用される係数種データ生成装置、並びに情報記録媒体
JP4517264B2 (ja) * 2000-12-26 2010-08-04 ソニー株式会社 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、並びに情報提供媒体
JP4691835B2 (ja) * 2001-06-12 2011-06-01 ソニー株式会社 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数データの取得装置および取得方法、並びに情報記録媒体
JP4066146B2 (ja) * 2002-04-26 2008-03-26 ソニー株式会社 データ変換装置およびデータ変換方法、学習装置および学習方法、並びにプログラムおよび記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
US7672914B2 (en) 2010-03-02
CN100361527C (zh) 2008-01-09
CN1678058A (zh) 2005-10-05
KR101089853B1 (ko) 2011-12-05
JP2005295355A (ja) 2005-10-20
US20050226537A1 (en) 2005-10-13
KR20060045430A (ko) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4696388B2 (ja) 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、それに使用される係数種データ生成装置、係数データ生成装置、並びに情報記録媒体
JP4670169B2 (ja) 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、それに使用される係数種データ生成装置、並びに情報記録媒体
JP4277446B2 (ja) 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、それに使用される係数種データ生成装置および生成方法、並びに記録媒体
JP4311258B2 (ja) 係数データの生成装置および生成方法、係数種データの生成装置および生成方法、情報信号処理装置、並びにプログラムおよびそれを記録した記録媒体
JP4310689B2 (ja) 信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4055655B2 (ja) 係数の生成装置および生成方法、クラス構成の生成装置および生成方法、情報信号処理装置、並びに各方法を実行するためのプログラム
WO2002058386A1 (fr) Dispositif et procede de traitement de signal d'information, dispositif de traitement de signal d'image, procede de traitement de signal d'image et procede d'affichage d'image l'utilisant, dispositif de generation de donnees de type coefficient et procede associe, support informatique de lecture et logiciel
JP4691835B2 (ja) 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数データの取得装置および取得方法、並びに情報記録媒体
JP4441860B2 (ja) 情報信号の処理装置および処理方法、並びにプログラムおよびそれを記録した媒体
JP4311166B2 (ja) 情報信号の処理装置および処理方法、それに使用される係数種データの生成装置および生成方法、並びに各方法を実行するためのプログラム、そのプログラムを記録した媒体
JP4265291B2 (ja) 情報信号の処理装置および処理方法、並びに情報信号の処理方法を実行するためのプログラム
JP4649786B2 (ja) 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数種データの生成装置および生成方法
JP2001298713A (ja) 画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体
JP4692800B2 (ja) 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数種データの生成装置および生成方法、並びに記録媒体
JP4534422B2 (ja) 半導体装置
JP4692798B2 (ja) 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、並びに記録媒体
JP2001203986A (ja) データ処理装置およびデータ処理方法、並びに記録媒体
JP2004140559A (ja) コンテンツ処理装置および方法、記録媒体、並びに、プログラム
JP2002359821A (ja) 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数情報の生成装置および生成方法、並びに情報提供媒体
JP2006067346A (ja) 画像信号処理装置および画像信号処理方法並びにプログラムおよびそれを記録した媒体
JP2004208045A (ja) 動き判定装置および動き判定方法、それを使用した画像信号処理装置、および各方法を実行するためのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060502

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090421

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090504

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees