JPH08252235A - 磁気共鳴映像装置 - Google Patents
磁気共鳴映像装置Info
- Publication number
- JPH08252235A JPH08252235A JP7057630A JP5763095A JPH08252235A JP H08252235 A JPH08252235 A JP H08252235A JP 7057630 A JP7057630 A JP 7057630A JP 5763095 A JP5763095 A JP 5763095A JP H08252235 A JPH08252235 A JP H08252235A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- magnetic field
- torque
- gradient magnetic
- shield
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/28—Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
- G01R33/38—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
- G01R33/385—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/28—Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
- G01R33/38—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
- G01R33/385—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils
- G01R33/3854—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils means for active and/or passive vibration damping or acoustical noise suppression in gradient magnet coil systems
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/28—Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
- G01R33/42—Screening
- G01R33/421—Screening of main or gradient magnetic field
- G01R33/4215—Screening of main or gradient magnetic field of the gradient magnetic field, e.g. using passive or active shielding of the gradient magnetic field
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の非対称型Gコイル並の大きな頭部撮像
視野と従来のASGC並の渦電流磁場抑制効果を有し、
かつトルクがキャンセルされた勾配磁場コイルを提供す
る。 【構成】 本発明に係る磁気共鳴映像装置は、電流リタ
ーン部が全て片側に集中した非対称電流分布を有する主
コイル13と、この主コイル13の漏洩磁場を外部にお
いて打ち消すための電流分布を有するシールドコイル1
4と、静磁場中において上記2コイルに作用するトルク
をキャンセルする電流分布を持ち、上記2コイルに隣接
して配置されたトルクキャンセルコイル15dとから構
成されたことを特徴とする。
視野と従来のASGC並の渦電流磁場抑制効果を有し、
かつトルクがキャンセルされた勾配磁場コイルを提供す
る。 【構成】 本発明に係る磁気共鳴映像装置は、電流リタ
ーン部が全て片側に集中した非対称電流分布を有する主
コイル13と、この主コイル13の漏洩磁場を外部にお
いて打ち消すための電流分布を有するシールドコイル1
4と、静磁場中において上記2コイルに作用するトルク
をキャンセルする電流分布を持ち、上記2コイルに隣接
して配置されたトルクキャンセルコイル15dとから構
成されたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴映像装置に係
り、特にアクティブシールド型非対称勾配磁場コイルを
備えた磁気共鳴映像装置に関する。
り、特にアクティブシールド型非対称勾配磁場コイルを
備えた磁気共鳴映像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴映像法はよく知られているよう
に、固有の磁気モーメントを持つ核スピンの集団が一様
な静磁場中に置かれた時に、特定の周波数で回転する高
周波磁場のエネルギーを共鳴的に吸収する現象を利用し
て、物質の化学的および物理的な微視的情報を映像化す
る方法である。同方法は、生体の形態情報を高コントラ
ストで画像化できるばかりではなく、血管造影(MR
A)、脳機能イメージング、血液等の流れイメージン
グ、拡散イメージング、化学シフトイメージング、及び
温度計測等のさまざまな機能情報も画像化できる方法と
して、大きな注目を集めている。
に、固有の磁気モーメントを持つ核スピンの集団が一様
な静磁場中に置かれた時に、特定の周波数で回転する高
周波磁場のエネルギーを共鳴的に吸収する現象を利用し
て、物質の化学的および物理的な微視的情報を映像化す
る方法である。同方法は、生体の形態情報を高コントラ
ストで画像化できるばかりではなく、血管造影(MR
A)、脳機能イメージング、血液等の流れイメージン
グ、拡散イメージング、化学シフトイメージング、及び
温度計測等のさまざまな機能情報も画像化できる方法と
して、大きな注目を集めている。
【0003】特に、EPI法に代表される超高速MR
I、Fast SE や GRASE等の高速スキャン等の発展はめざ
ましい。これらのイメージング法の画質向上と撮像時間
短縮のためには、勾配磁場性能の大幅アップ(磁場勾配
強度の大幅アップとスイッチングタイムの大幅短縮)が
要求される。最近になって、アクセラレータ等の勾配磁
場電源技術の進歩により、勾配磁場性能の大幅アップが
実現されつつある。
I、Fast SE や GRASE等の高速スキャン等の発展はめざ
ましい。これらのイメージング法の画質向上と撮像時間
短縮のためには、勾配磁場性能の大幅アップ(磁場勾配
強度の大幅アップとスイッチングタイムの大幅短縮)が
要求される。最近になって、アクセラレータ等の勾配磁
場電源技術の進歩により、勾配磁場性能の大幅アップが
実現されつつある。
【0004】ただし、超高速スキャンを実施するにあた
っては、(1)騒音レベル(振動レベル)の大幅アップ
(従来の10倍以上)による患者の心理的、肉体的負担
の増大、(2)勾配磁場時間変化率(dB/dt)の大
幅増大(従来の数倍以上)による磁気刺激の発生、
(3)抵抗発熱の大幅アップ(従来の数倍以上)による
リアルタイム性の制約、等の深刻かつ打開困難な問題が
生じる。これらの問題の抜本的解決なしには、臨床の場
のルーチン検査法として、超高速スキャン等が広く普及
する可能性は少ない。
っては、(1)騒音レベル(振動レベル)の大幅アップ
(従来の10倍以上)による患者の心理的、肉体的負担
の増大、(2)勾配磁場時間変化率(dB/dt)の大
幅増大(従来の数倍以上)による磁気刺激の発生、
(3)抵抗発熱の大幅アップ(従来の数倍以上)による
リアルタイム性の制約、等の深刻かつ打開困難な問題が
生じる。これらの問題の抜本的解決なしには、臨床の場
のルーチン検査法として、超高速スキャン等が広く普及
する可能性は少ない。
【0005】近年、頭部撮像に限って上記問題を打開す
る方法として、全身用MRIシステムにオプション搭載
可能な各種の頭部用小型勾配磁場コイル(小型Gコイ
ル)が提案されている。同Gコイルは、同一勾配磁場性
能を持つ全身用Gコイルと比べて、(電流ターン数と導
体長さの差により)騒音で10分の1以下、(勾配磁場
領域のサイズの差により)dB/dtで数分の1以下、
さらに(抵抗の差により)発熱で10分の1以下となり
リアルタイム性の大幅の向上等が予想される。大幅に向
上した勾配磁場コイル性能をベースとして、高精細MR
A、脳機能イメージング、及びDiffusion & Perfusion
イメージング等の次世代撮像法が、頭部ルーチン臨床検
査へ広く応用されていく可能性を秘めている。また、サ
イレントな従来頭部撮像法や、アクセラレータが搭載さ
れた全身用Gコイルシステムでも実現不可能な全く新し
い頭部パルスシーケンス等の実現も期待できる。
る方法として、全身用MRIシステムにオプション搭載
可能な各種の頭部用小型勾配磁場コイル(小型Gコイ
ル)が提案されている。同Gコイルは、同一勾配磁場性
能を持つ全身用Gコイルと比べて、(電流ターン数と導
体長さの差により)騒音で10分の1以下、(勾配磁場
領域のサイズの差により)dB/dtで数分の1以下、
さらに(抵抗の差により)発熱で10分の1以下となり
リアルタイム性の大幅の向上等が予想される。大幅に向
上した勾配磁場コイル性能をベースとして、高精細MR
A、脳機能イメージング、及びDiffusion & Perfusion
イメージング等の次世代撮像法が、頭部ルーチン臨床検
査へ広く応用されていく可能性を秘めている。また、サ
イレントな従来頭部撮像法や、アクセラレータが搭載さ
れた全身用Gコイルシステムでも実現不可能な全く新し
い頭部パルスシーケンス等の実現も期待できる。
【0006】しかし、従来の小型Gコイルには以下に述
べるような問題点があった。図32は、その概要を示し
ている。まず、短軸型ASGC(漏洩磁場シールド型勾
配磁場コイル=アクティブシールド勾配磁場コイル)
は、主コイルとシールドコイルからなり、従来問題であ
った渦電流磁場が大幅に抑制される特長を持つ。同Gコ
イルは、所望の勾配磁場を形成するための磁場形成電流
部と単にそれらの電流を帰すだけのリターン電流部とか
ら構成されており、頭部のように肩までの軸長(〜20
cm以下)が制限されている場合は、リターン電流部の
影響が深刻で頭部撮像領域が大幅に制限(大脳領域がや
っとで小脳や脳幹部までは撮像不可)されてしまうとい
う問題があった。
べるような問題点があった。図32は、その概要を示し
ている。まず、短軸型ASGC(漏洩磁場シールド型勾
配磁場コイル=アクティブシールド勾配磁場コイル)
は、主コイルとシールドコイルからなり、従来問題であ
った渦電流磁場が大幅に抑制される特長を持つ。同Gコ
イルは、所望の勾配磁場を形成するための磁場形成電流
部と単にそれらの電流を帰すだけのリターン電流部とか
ら構成されており、頭部のように肩までの軸長(〜20
cm以下)が制限されている場合は、リターン電流部の
影響が深刻で頭部撮像領域が大幅に制限(大脳領域がや
っとで小脳や脳幹部までは撮像不可)されてしまうとい
う問題があった。
【0007】第2の従来例として、Gコイル軸方向片側
(肩側=頭挿入側)の電流リターン部をもう一方の電流
リターン部の方へ集中配置した非対称型勾配磁場コイル
が提案されている。図33は、レーマーによって提案さ
れた横方向勾配磁場コイルの図であり、特開平5−26
9099にて開示されている。この非対称型勾配磁場コ
イルの採用により、撮像視野が軸長に対して占める割合
が大きくなり、肩までの軸長が制限されたGコイルの場
合に必要な頭部撮像視野を得ることが可能になった。し
かし、同Gコイルは、非対称な電流パスに働くローレン
ツ力によってトルクが発生するという深刻な問題があっ
た。また、アクティブシールド型でないため漏洩磁場が
全く抑制されておらず、残留渦電流磁場も問題となる。
(肩側=頭挿入側)の電流リターン部をもう一方の電流
リターン部の方へ集中配置した非対称型勾配磁場コイル
が提案されている。図33は、レーマーによって提案さ
れた横方向勾配磁場コイルの図であり、特開平5−26
9099にて開示されている。この非対称型勾配磁場コ
イルの採用により、撮像視野が軸長に対して占める割合
が大きくなり、肩までの軸長が制限されたGコイルの場
合に必要な頭部撮像視野を得ることが可能になった。し
かし、同Gコイルは、非対称な電流パスに働くローレン
ツ力によってトルクが発生するという深刻な問題があっ
た。また、アクティブシールド型でないため漏洩磁場が
全く抑制されておらず、残留渦電流磁場も問題となる。
【0008】第3の従来例として、非対称/トルクキャ
ンセルGコイルが提案されている。この方法の公知例と
して、 Abduljalil らと Petropoulost らが提案してい
るコイルがある(いずれも1993年の Society of Magnet
ic Resonance in Medicineで発表されている)。図34
に Abduljalil らが提案したコイルを示した。しかし、
同Gコイルもアクティブシールド型でないため漏洩磁場
が全く抑制されておらず、残留渦電流磁場の問題が残っ
ていた。以上のように、これまでのところ、撮像領域/
漏洩磁場シールド性能/トルクキャンセル等の条件を全
て満たす頭部用小型Gコイルは提案されていなかった。
ンセルGコイルが提案されている。この方法の公知例と
して、 Abduljalil らと Petropoulost らが提案してい
るコイルがある(いずれも1993年の Society of Magnet
ic Resonance in Medicineで発表されている)。図34
に Abduljalil らが提案したコイルを示した。しかし、
同Gコイルもアクティブシールド型でないため漏洩磁場
が全く抑制されておらず、残留渦電流磁場の問題が残っ
ていた。以上のように、これまでのところ、撮像領域/
漏洩磁場シールド性能/トルクキャンセル等の条件を全
て満たす頭部用小型Gコイルは提案されていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の頭
部用小型Gコイル、すなわち短軸型ASGC、非対称G
コイル、及び非対称/トルクキャンセルGコイルのいず
れも、撮像領域/漏洩磁場シールド性能/トルクキャン
セル等の条件を全ては満たしていなかった。
部用小型Gコイル、すなわち短軸型ASGC、非対称G
コイル、及び非対称/トルクキャンセルGコイルのいず
れも、撮像領域/漏洩磁場シールド性能/トルクキャン
セル等の条件を全ては満たしていなかった。
【0010】本発明は上記実状に観みてなされたもの
で、従来の非対称型Gコイル並の大きな頭部撮像視野と
従来のASGC並の渦電流磁場抑制効果を有し、かつト
ルクがキャンセルされた勾配磁場コイルを提供すること
を目的とする。
で、従来の非対称型Gコイル並の大きな頭部撮像視野と
従来のASGC並の渦電流磁場抑制効果を有し、かつト
ルクがキャンセルされた勾配磁場コイルを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気共鳴映
像装置は、電流リターン部が全て片側に集中した非対称
電流分布を有する主コイルと、前記主コイルの電流分布
が生成する漏洩磁場を外部において打ち消すための電流
分布を有するシールドコイルと、前記主コイル及び前記
シールドコイルに隣接して配置され、静磁場中において
前記主コイル及び前記シールドコイルに作用するトルク
をキャンセルする電流分布を有するトルクキャンセルコ
イルとにより構成される勾配磁場コイルを具備したこと
を特徴とする。
像装置は、電流リターン部が全て片側に集中した非対称
電流分布を有する主コイルと、前記主コイルの電流分布
が生成する漏洩磁場を外部において打ち消すための電流
分布を有するシールドコイルと、前記主コイル及び前記
シールドコイルに隣接して配置され、静磁場中において
前記主コイル及び前記シールドコイルに作用するトルク
をキャンセルする電流分布を有するトルクキャンセルコ
イルとにより構成される勾配磁場コイルを具備したこと
を特徴とする。
【0012】
【作用】磁気共鳴映像装置に備えられる勾配磁場コイル
を構成する主コイルは、電流リターン部が全て片側に集
中した非対称電流分布を有している。これに対して、同
じく勾配磁場コイルを構成するシールドコイルは、自己
の有する電流分布によって、主コイルの電流分布が生成
する漏洩磁場を外部において打ち消す。さらに、勾配磁
場コイルを構成するトルクキャンセルコイルは、主コイ
ル及びシールドコイルに隣接して配置されており、自己
の有する電流分布によってこれら主コイル及び前記シー
ルドコイルに作用するトルクをキャンセルする。
を構成する主コイルは、電流リターン部が全て片側に集
中した非対称電流分布を有している。これに対して、同
じく勾配磁場コイルを構成するシールドコイルは、自己
の有する電流分布によって、主コイルの電流分布が生成
する漏洩磁場を外部において打ち消す。さらに、勾配磁
場コイルを構成するトルクキャンセルコイルは、主コイ
ル及びシールドコイルに隣接して配置されており、自己
の有する電流分布によってこれら主コイル及び前記シー
ルドコイルに作用するトルクをキャンセルする。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例に係る磁気
共鳴映像装置の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、静磁場磁石11は励磁用電源12により駆動さ
れ、主勾配コイル(主コイル)13、シールドコイル1
4、及びトルクキャンセルコイル15は勾配コイル用電
源16により駆動される。これらにより、被検体17に
は、一様な静磁場とそれと同一方向で互いに直交する3
方向に線形磁場勾配を持つ勾配磁場が印加される。主コ
イル13、シールドコイル14、及びトルクキャンセル
コイル15は、直列接続され共通の勾配コイル用電源1
6により駆動される。シムコイル18は、シムコイル用
電源19により駆動され、静磁場の均一性が調整され
る。
する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例に係る磁気
共鳴映像装置の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、静磁場磁石11は励磁用電源12により駆動さ
れ、主勾配コイル(主コイル)13、シールドコイル1
4、及びトルクキャンセルコイル15は勾配コイル用電
源16により駆動される。これらにより、被検体17に
は、一様な静磁場とそれと同一方向で互いに直交する3
方向に線形磁場勾配を持つ勾配磁場が印加される。主コ
イル13、シールドコイル14、及びトルクキャンセル
コイル15は、直列接続され共通の勾配コイル用電源1
6により駆動される。シムコイル18は、シムコイル用
電源19により駆動され、静磁場の均一性が調整され
る。
【0014】送信部20は高周波信号を出力するもので
あり、この高周波信号はプローブ21に送られ、被検体
17に高周波磁場が印加される。この時、プローブ21
は送受両用に設けても送受信別々に設けてもよい。ま
た、プローブ21と主コイル13の間には、高周波シー
ルド22が設けられている。
あり、この高周波信号はプローブ21に送られ、被検体
17に高周波磁場が印加される。この時、プローブ21
は送受両用に設けても送受信別々に設けてもよい。ま
た、プローブ21と主コイル13の間には、高周波シー
ルド22が設けられている。
【0015】プローブ21で受信された磁気共鳴信号
は、受信部23で検波された後、データ収集部24に転
送され、さらにA/D変換後、データ処理部25に送ら
れる。そして、上述した励磁用電源12、勾配コイル用
電源16、シムコイル用電源19、送信部20、受信部
23、及びデータ収集部24は、全てシステムコントロ
ーラ26の制御下で動作するようになっている。システ
ムコントローラ26、及びデータ処理部25は、コンソ
ール27により制御されており、データ処理部25では
データ収集部24から送られたデータのフーリエ変換等
が行われ、被検体内部の所望原子核の密度分布などが計
算される。そして、得られた画像は画像ディスプレイ2
8に表示される。
は、受信部23で検波された後、データ収集部24に転
送され、さらにA/D変換後、データ処理部25に送ら
れる。そして、上述した励磁用電源12、勾配コイル用
電源16、シムコイル用電源19、送信部20、受信部
23、及びデータ収集部24は、全てシステムコントロ
ーラ26の制御下で動作するようになっている。システ
ムコントローラ26、及びデータ処理部25は、コンソ
ール27により制御されており、データ処理部25では
データ収集部24から送られたデータのフーリエ変換等
が行われ、被検体内部の所望原子核の密度分布などが計
算される。そして、得られた画像は画像ディスプレイ2
8に表示される。
【0016】図2は、この第1実施例で使用される完全
シールド型非対称/トルクキャンセルGコイル(Xチャ
ンネルとYチャンネル)の概念図である。なお、Zチャ
ンネルGコイルは、原理的に、X/YチャンネルGコイ
ルのようなリターンがないため、撮影領域の縮小は問題
にならない。
シールド型非対称/トルクキャンセルGコイル(Xチャ
ンネルとYチャンネル)の概念図である。なお、Zチャ
ンネルGコイルは、原理的に、X/YチャンネルGコイ
ルのようなリターンがないため、撮影領域の縮小は問題
にならない。
【0017】まず、図2に示すように、勾配磁場形成の
ための(撮影領域を決定する)非対称ASGC(図面左
側)2aが設けられる。この非対称ASGC2aには、
前述の主コイル13及びシールドコイル14が設けられ
る。なお、被検体の頭部に相当する領域は、撮影領域に
相当している。
ための(撮影領域を決定する)非対称ASGC(図面左
側)2aが設けられる。この非対称ASGC2aには、
前述の主コイル13及びシールドコイル14が設けられ
る。なお、被検体の頭部に相当する領域は、撮影領域に
相当している。
【0018】次に、非対称ASGC2aのトルクをキャ
ンセルするための完全シールド型トルクキャンセルコイ
ル(図面右側)2bが設けられる。このトルクキャンセ
ルコイル部2bは、非対称ASGC2aと同様に、トル
クキャンセル主コイル15aとトルクキャンセルシール
ドコイル15bから成り、勾配磁場形成に対する寄与は
ほとんど無視でき、一方、トルクキャンセルコイルから
の漏洩磁場はほとんどゼロとなっている。また、トルク
キャンセルコイル部2bの勾配磁場形成への寄与が無視
できない場合でも、あらかじめ当該トルクキャンセルコ
イル部2bの勾配磁場寄与成分を打ち消すように非対称
ASGCの設計を実施すればよい。以上より、同Gコイ
ルは、頭部全体の撮影領域/漏洩磁場シールド性能/ト
ルクキャンセルの3条件を全て満たすことがわかる。
ンセルするための完全シールド型トルクキャンセルコイ
ル(図面右側)2bが設けられる。このトルクキャンセ
ルコイル部2bは、非対称ASGC2aと同様に、トル
クキャンセル主コイル15aとトルクキャンセルシール
ドコイル15bから成り、勾配磁場形成に対する寄与は
ほとんど無視でき、一方、トルクキャンセルコイルから
の漏洩磁場はほとんどゼロとなっている。また、トルク
キャンセルコイル部2bの勾配磁場形成への寄与が無視
できない場合でも、あらかじめ当該トルクキャンセルコ
イル部2bの勾配磁場寄与成分を打ち消すように非対称
ASGCの設計を実施すればよい。以上より、同Gコイ
ルは、頭部全体の撮影領域/漏洩磁場シールド性能/ト
ルクキャンセルの3条件を全て満たすことがわかる。
【0019】図3は、上記Gコイル(図2)の電流パタ
ーンを表している。基本的に、どのコイルの電流パター
ンも指紋型パターンとなる。図中の矢印は電流方向の相
対関係を示している。
ーンを表している。基本的に、どのコイルの電流パター
ンも指紋型パターンとなる。図中の矢印は電流方向の相
対関係を示している。
【0020】図4は、上記Gコイル(図2)の電流分布
とローレンツ力に関する説明図である。同図において、
Fc は非対称ASGC2aの主コイル13に働くローレ
ンツ力、Fs はシールドコイル14に働くローレンツ
力、Ftc,c は完全シールド型トルクキャンセルコイル
部2bのトルクキャンセル主コイル15aに働くローレ
ンツ力、及び Ftc,s はトルクキャンセルシールドコ
イル15bに働くローレンツ力に相当している。また、
ρc は主コイル13及びトルクキャンセル主コイル15
aの導体重心半径、ρs はシールドコイル14及びトル
クキャンセルシールドコイル15bの導体重心半径であ
る。
とローレンツ力に関する説明図である。同図において、
Fc は非対称ASGC2aの主コイル13に働くローレ
ンツ力、Fs はシールドコイル14に働くローレンツ
力、Ftc,c は完全シールド型トルクキャンセルコイル
部2bのトルクキャンセル主コイル15aに働くローレ
ンツ力、及び Ftc,s はトルクキャンセルシールドコ
イル15bに働くローレンツ力に相当している。また、
ρc は主コイル13及びトルクキャンセル主コイル15
aの導体重心半径、ρs はシールドコイル14及びトル
クキャンセルシールドコイル15bの導体重心半径であ
る。
【0021】次に、図5の3次元座標を参照して、図4
に示す各ローレンツ力のトルクキャンセル条件の具体的
表式について簡単に説明する。図5に示すように、静磁
場B0 中においてφ方向の電流素片(Iρdφ)に作用
するローレンツ力dFは、以下の式(1)のように表現
できる。なお、一般にマグネット軸方向の静磁場は、一
様とは限らず、空間依存性がある場合も考えられるた
め、式(1)では静磁場をB0 (ρ,φ,z)で表現す
る。
に示す各ローレンツ力のトルクキャンセル条件の具体的
表式について簡単に説明する。図5に示すように、静磁
場B0 中においてφ方向の電流素片(Iρdφ)に作用
するローレンツ力dFは、以下の式(1)のように表現
できる。なお、一般にマグネット軸方向の静磁場は、一
様とは限らず、空間依存性がある場合も考えられるた
め、式(1)では静磁場をB0 (ρ,φ,z)で表現す
る。
【0022】
【数1】
【0023】ここで、kφ:φ方向電流密度(I=kφ
dz) また、図5に示されるrは、原点から上記電流素片をむ
すんだ位置ベクトルであり、以下の式(2)のように表
現できる。
dz) また、図5に示されるrは、原点から上記電流素片をむ
すんだ位置ベクトルであり、以下の式(2)のように表
現できる。
【0024】
【数2】 したがって、上記ローレンツ力の原点に関するトルクは
以下の式(3)のように表現できる。
以下の式(3)のように表現できる。
【0025】
【数3】 以上より、完全シールド型非対称/トルクキャンセルG
コイルのトルクキャンセル条件は、以下の式(4)のよ
うに表現できる。
コイルのトルクキャンセル条件は、以下の式(4)のよ
うに表現できる。
【0026】
【数4】
【0027】上式における添え字 c / s / tc,c / tc,s
は、それぞれ非対称ASGC2aの主コイル13、シ
ールドコイル14、完全シールド型トルクキャンセルコ
イル部2bのトルクキャンセル主コイル15a、及びト
ルクキャンセルシールドコイル15bに対応している。
また、各項のzに関する積分範囲は、上記各コイルの電
流分布のz方向範囲に対応している。式(4)は、Gコ
イル設計時の束縛条件となる。
は、それぞれ非対称ASGC2aの主コイル13、シ
ールドコイル14、完全シールド型トルクキャンセルコ
イル部2bのトルクキャンセル主コイル15a、及びト
ルクキャンセルシールドコイル15bに対応している。
また、各項のzに関する積分範囲は、上記各コイルの電
流分布のz方向範囲に対応している。式(4)は、Gコ
イル設計時の束縛条件となる。
【0028】(第2実施例)次に、第2実施例について
説明する。図6は、この第2実施例で使用される非シー
ルド指紋型非対称/トルクキャンセルGコイル(Xチャ
ンネルとYチャンネル)の概念図である。以下、第1実
施例と共通する構成要素については、同一の符号を用い
て説明する。
説明する。図6は、この第2実施例で使用される非シー
ルド指紋型非対称/トルクキャンセルGコイル(Xチャ
ンネルとYチャンネル)の概念図である。以下、第1実
施例と共通する構成要素については、同一の符号を用い
て説明する。
【0029】前述の第1実施例(図2)で使用したトル
クキャンセルコイル部2bが完全シールド型であるのに
対し、この第2実施例で使用されるトルクキャンセルコ
イル部2cは非シールド指紋型である。非シールド指紋
型トルクキャンセルコイル部2cは、図6に示すよう
に、1つのトルクキャンセルコイル15cを有してい
る。その他の構成については、第1実施例の場合と同じ
である。
クキャンセルコイル部2bが完全シールド型であるのに
対し、この第2実施例で使用されるトルクキャンセルコ
イル部2cは非シールド指紋型である。非シールド指紋
型トルクキャンセルコイル部2cは、図6に示すよう
に、1つのトルクキャンセルコイル15cを有してい
る。その他の構成については、第1実施例の場合と同じ
である。
【0030】前述の第1実施例では、トルクキャンセル
コイルからの漏洩磁場もほぼ完全にシールドされるとい
う特長がある。その一方で、図2等から明らかなよう
に、(1)トルクキャンセルコイルの重量(導体重量含
む)が大幅に増大するため、全身MRIオプション搭載
用としては操作性が低下する、(2)完全シールド型の
ため、トルクキャンセルコイルのインダクタンスが増大
し、勾配磁場スイッチング性能が低下する、(3)設計
や製造が容易とはいえず、コストアップ等の可能性があ
る、といった問題点を持っている。
コイルからの漏洩磁場もほぼ完全にシールドされるとい
う特長がある。その一方で、図2等から明らかなよう
に、(1)トルクキャンセルコイルの重量(導体重量含
む)が大幅に増大するため、全身MRIオプション搭載
用としては操作性が低下する、(2)完全シールド型の
ため、トルクキャンセルコイルのインダクタンスが増大
し、勾配磁場スイッチング性能が低下する、(3)設計
や製造が容易とはいえず、コストアップ等の可能性があ
る、といった問題点を持っている。
【0031】実際のところ、トルクキャンセルコイルの
勾配磁場寄与率と残留渦磁場は、その構成及び配置から
ほとんど問題とならない可能性が高い。したがって、こ
の第2実施例により(同コイルを非シールド型とするこ
とで)、トルクキャンセルという目的を達成しつつ、大
幅な軽量化,低インダクタンス化,及び低コスト化等を
実現することが可能となる。第2実施例においてトルク
キャンセルコイルがXチャンネルとYチャンネルのみに
対応している点は、第1実施例と同じである。
勾配磁場寄与率と残留渦磁場は、その構成及び配置から
ほとんど問題とならない可能性が高い。したがって、こ
の第2実施例により(同コイルを非シールド型とするこ
とで)、トルクキャンセルという目的を達成しつつ、大
幅な軽量化,低インダクタンス化,及び低コスト化等を
実現することが可能となる。第2実施例においてトルク
キャンセルコイルがXチャンネルとYチャンネルのみに
対応している点は、第1実施例と同じである。
【0032】図7は、上記Gコイルの電流パターンを表
している。基本的に、どのコイルの電流パターンも指紋
型となる点は、第1実施例の場合と同じである。また、
非対称ASGCの主コイル13のアンペアターンの方が
シールドコイル14のそれよりも大きいため、トルクキ
ャンセルコイル15cの電流方向は、非対称ASGCの
主コイル13のそれと逆になることがわかる。
している。基本的に、どのコイルの電流パターンも指紋
型となる点は、第1実施例の場合と同じである。また、
非対称ASGCの主コイル13のアンペアターンの方が
シールドコイル14のそれよりも大きいため、トルクキ
ャンセルコイル15cの電流方向は、非対称ASGCの
主コイル13のそれと逆になることがわかる。
【0033】図8は、上記Gコイルの電流分布とローレ
ンツ力に関する説明図である。同図において、Fc は非
対称ASGCの主コイル13に働くローレンツ力、Fs
はシールドコイル14に働くローレンツ力、Ftcはトル
クキャンセルコイル15cに働くローレンツ力である。
また、ρc は主コイル13の導体重心半径、ρs はシー
ルドコイル14の導体重心半径、さらにρtcはトルクキ
ャンセルコイル15cの導体重心半径である。したがっ
て、図8に示す各ローレンツ力のトルクキャンセル条件
の具体的表式は、第1実施例の場合と同様に、以下の式
(5)のように表現できる。
ンツ力に関する説明図である。同図において、Fc は非
対称ASGCの主コイル13に働くローレンツ力、Fs
はシールドコイル14に働くローレンツ力、Ftcはトル
クキャンセルコイル15cに働くローレンツ力である。
また、ρc は主コイル13の導体重心半径、ρs はシー
ルドコイル14の導体重心半径、さらにρtcはトルクキ
ャンセルコイル15cの導体重心半径である。したがっ
て、図8に示す各ローレンツ力のトルクキャンセル条件
の具体的表式は、第1実施例の場合と同様に、以下の式
(5)のように表現できる。
【0034】
【数5】
【0035】上式における添え字 c / s / tc は、それ
ぞれ非対称ASGCの主コイル13、シールドコイル1
4、及びトルクキャンセル15cに対応している。ま
た、各項のzに関する積分範囲は上記各コイルの電流分
布のz方向範囲に対応している。
ぞれ非対称ASGCの主コイル13、シールドコイル1
4、及びトルクキャンセル15cに対応している。ま
た、各項のzに関する積分範囲は上記各コイルの電流分
布のz方向範囲に対応している。
【0036】基本的に、非シールド指紋型トルクキャン
セルコイル部2cの重心が非対称ASGC2aから遠ざ
かると、トルク及びインダクタンス不変のまま同コイル
の勾配磁場寄与率と残留渦磁場強度が低下する。また、
上記重心一定のままトルクキャンセルコイルの電流分布
範囲を狭くすると、トルクキャンセルするために同コイ
ルのアンペアターン数が増大すなわちインダクタンスが
増大する。
セルコイル部2cの重心が非対称ASGC2aから遠ざ
かると、トルク及びインダクタンス不変のまま同コイル
の勾配磁場寄与率と残留渦磁場強度が低下する。また、
上記重心一定のままトルクキャンセルコイルの電流分布
範囲を狭くすると、トルクキャンセルするために同コイ
ルのアンペアターン数が増大すなわちインダクタンスが
増大する。
【0037】これらの各種依存性を十分考慮して非シー
ルド指紋型トルクキャンセルコイルを設計することによ
り、同コイルの勾配磁場寄与率と残留渦磁場強度が無視
でき、かつ大幅な軽量化、低インダクタンス化、及び低
コスト化が達成されたアクティブシールド型非対称/ト
ルクキャンセルGコイルが実現できる。なお、トルクキ
ャンセルコイルの導体重心半径ρtcも設定自由度があ
り、同コイルのインダクタンス、勾配磁場寄与率、残留
渦磁場強度、及び非対称ASGCの構造条件等を考慮し
て決定すればよい。
ルド指紋型トルクキャンセルコイルを設計することによ
り、同コイルの勾配磁場寄与率と残留渦磁場強度が無視
でき、かつ大幅な軽量化、低インダクタンス化、及び低
コスト化が達成されたアクティブシールド型非対称/ト
ルクキャンセルGコイルが実現できる。なお、トルクキ
ャンセルコイルの導体重心半径ρtcも設定自由度があ
り、同コイルのインダクタンス、勾配磁場寄与率、残留
渦磁場強度、及び非対称ASGCの構造条件等を考慮し
て決定すればよい。
【0038】(第3実施例)次に、第3実施例について
説明する。図9は、この第3実施例で使用される非シー
ルドくら型非対称/トルクキャンセルGコイル(Xチャ
ンネルとYチャンネル)の概念図である。
説明する。図9は、この第3実施例で使用される非シー
ルドくら型非対称/トルクキャンセルGコイル(Xチャ
ンネルとYチャンネル)の概念図である。
【0039】前述の第2実施例(図6)で使用したトル
クキャンセルコイル部2cが非シールド指紋型あるのに
対し、この第3実施例で使用されるトルクキャンセルコ
イル部2dは非シールドくら型である。非シールドくら
型トルクキャンセルコイル部2dは、図9に示すよう
に、1つのトルクキャンセルコイル15dを有してい
る。その他の構成については、第2実施例の場合と同じ
である。
クキャンセルコイル部2cが非シールド指紋型あるのに
対し、この第3実施例で使用されるトルクキャンセルコ
イル部2dは非シールドくら型である。非シールドくら
型トルクキャンセルコイル部2dは、図9に示すよう
に、1つのトルクキャンセルコイル15dを有してい
る。その他の構成については、第2実施例の場合と同じ
である。
【0040】したがって、第2実施例との違いは、非シ
ールド型トルクキャンセルコイルが指紋型からくら型に
変わったことである。これにより、第2実施例と比べ
て、(1)くら型に集中巻き線できるため、トルクキャ
ンセルコイルの軸長がさらに短くなり軽量化できる、
(2)くら型に集中巻き線できるため、トルクキャンセ
ルコイルの非対称ASGC側の電流部分が同ASGCか
ら遠ざかりトルクキャンセルコイルの勾配磁場寄与率と
残留渦磁場強度がさらに低下する、(3)設計と製造が
容易となりさらに低コスト化できる、等の特長がある。
ールド型トルクキャンセルコイルが指紋型からくら型に
変わったことである。これにより、第2実施例と比べ
て、(1)くら型に集中巻き線できるため、トルクキャ
ンセルコイルの軸長がさらに短くなり軽量化できる、
(2)くら型に集中巻き線できるため、トルクキャンセ
ルコイルの非対称ASGC側の電流部分が同ASGCか
ら遠ざかりトルクキャンセルコイルの勾配磁場寄与率と
残留渦磁場強度がさらに低下する、(3)設計と製造が
容易となりさらに低コスト化できる、等の特長がある。
【0041】図10は、上記Gコイルの電流パターンを
表している。基本的に、非対称ASGC2aの電流パタ
ーンが指紋型で、トルクキャンセルコイル部2dのそれ
はくら型である。また、非対称ASGC2aの主コイル
のアンペアターンの方がシールドコイルのそれよりも大
きいため、非シールドくら型トルクキャンセルコイル部
2dの電流方向が非対称ASGC2aの主コイルのそれ
と逆になる点は第2実施例の場合と全く同様である。
表している。基本的に、非対称ASGC2aの電流パタ
ーンが指紋型で、トルクキャンセルコイル部2dのそれ
はくら型である。また、非対称ASGC2aの主コイル
のアンペアターンの方がシールドコイルのそれよりも大
きいため、非シールドくら型トルクキャンセルコイル部
2dの電流方向が非対称ASGC2aの主コイルのそれ
と逆になる点は第2実施例の場合と全く同様である。
【0042】図11は、上記Gコイルの電流分布とロー
レンツ力に関する説明図である。非シールド型トルクキ
ャンセルコイル部2dの電流分布が違う以外は、トルク
キャンセル条件その他は第2実施例(図8)と全く同様
である。
レンツ力に関する説明図である。非シールド型トルクキ
ャンセルコイル部2dの電流分布が違う以外は、トルク
キャンセル条件その他は第2実施例(図8)と全く同様
である。
【0043】(第4実施例)次に、第4実施例について
説明する。図12は、この第4実施例で使用される完全
シールド型非対称/トルクキャンセルGコイルの概念図
である。図12に示すように、この第4実施例で使用す
るトルクキャンセルコイル部2eは、完全シールド型で
あり、この完全シールド型トルクキャンセルコイル部2
eは、くら型のトルクキャンセル主コイル15e及び指
紋型のトルクキャンセルシールドコイル15fを有して
いる。その他の構成については、第1実施例の場合と同
じである。
説明する。図12は、この第4実施例で使用される完全
シールド型非対称/トルクキャンセルGコイルの概念図
である。図12に示すように、この第4実施例で使用す
るトルクキャンセルコイル部2eは、完全シールド型で
あり、この完全シールド型トルクキャンセルコイル部2
eは、くら型のトルクキャンセル主コイル15e及び指
紋型のトルクキャンセルシールドコイル15fを有して
いる。その他の構成については、第1実施例の場合と同
じである。
【0044】上記Gコイルは、第1実施例(図2〜図
4)の場合と同様に、トルクキャンセルコイル由来の渦
磁場を完全に抑制できるとともに、主コイルがくら型で
あるため、第1実施例と比べて、(1)くら型に集中巻
き線ができるため、トルクキャンセルコイル部の軸長を
大幅に短くでき、軽量化が実現できる、(2)設計や製
造が容易で、コストを軽減させることもできる、等の特
徴を持つ。
4)の場合と同様に、トルクキャンセルコイル由来の渦
磁場を完全に抑制できるとともに、主コイルがくら型で
あるため、第1実施例と比べて、(1)くら型に集中巻
き線ができるため、トルクキャンセルコイル部の軸長を
大幅に短くでき、軽量化が実現できる、(2)設計や製
造が容易で、コストを軽減させることもできる、等の特
徴を持つ。
【0045】図13は、上記Gコイルの電流パターンを
表している。基本的に、非対称ASGC13の電流パタ
ーン及びトルクキャンセルシールドコイル15fの電流
パターンが指紋型で、トルクキャンセル主コイル15e
のそれはくら型である。
表している。基本的に、非対称ASGC13の電流パタ
ーン及びトルクキャンセルシールドコイル15fの電流
パターンが指紋型で、トルクキャンセル主コイル15e
のそれはくら型である。
【0046】図14は、上記Gコイルの電流分布とロー
レンツ力に関する説明図である。トルクキャンセル主コ
イル15eの電流分布が異なる以外は、トルクキャンセ
ル条件その他は第1実施例(図4)の場合と全く同様で
ある。なお、この第4実施例におけるGコイルは、後述
の図15,図17を用いて説明するGコイルの軽量化に
適用できる。
レンツ力に関する説明図である。トルクキャンセル主コ
イル15eの電流分布が異なる以外は、トルクキャンセ
ル条件その他は第1実施例(図4)の場合と全く同様で
ある。なお、この第4実施例におけるGコイルは、後述
の図15,図17を用いて説明するGコイルの軽量化に
適用できる。
【0047】(第5実施例)次に、第5実施例について
説明する。図15は、完全シールド型非対称/トルクキ
ャンセルGコイルの軽量化を示す図である。図15から
明かなように、非対称ASGCの主コイル13’及びシ
ールドコイル14’は、勾配磁場性能アップ、漏洩磁場
シールド性能アップ、及び抵抗低減等を目的として導体
埋め尽くしパターンとなっている。一方、漏洩磁場シー
ルド型トルクキャンセルコイル部のトルクキャンセル主
コイル15a’及びトルクキャンセルシールドコイル1
5b’は、軽量化を主目的として導体幅一定となってい
る。導体を銅で構成する場合、銅の比重が非常に大きい
ため、図15に示す方法により有意な軽量化が期待でき
る。
説明する。図15は、完全シールド型非対称/トルクキ
ャンセルGコイルの軽量化を示す図である。図15から
明かなように、非対称ASGCの主コイル13’及びシ
ールドコイル14’は、勾配磁場性能アップ、漏洩磁場
シールド性能アップ、及び抵抗低減等を目的として導体
埋め尽くしパターンとなっている。一方、漏洩磁場シー
ルド型トルクキャンセルコイル部のトルクキャンセル主
コイル15a’及びトルクキャンセルシールドコイル1
5b’は、軽量化を主目的として導体幅一定となってい
る。導体を銅で構成する場合、銅の比重が非常に大きい
ため、図15に示す方法により有意な軽量化が期待でき
る。
【0048】(第6実施例)次に、第6実施例について
説明する。図16は、非シールド指紋型非対称/トルク
キャンセルGコイルの軽量化を示す図である。非対称A
SGCの主コイル13’及びシールドコイル14’が導
体埋め尽くしパターンとなっている点、非シールド指紋
型トルクキャンセルコイル部のトルクキャンセルコイル
15c’が導体幅一定となっている点は、第5実施例
(図15)の場合と全く同様である。
説明する。図16は、非シールド指紋型非対称/トルク
キャンセルGコイルの軽量化を示す図である。非対称A
SGCの主コイル13’及びシールドコイル14’が導
体埋め尽くしパターンとなっている点、非シールド指紋
型トルクキャンセルコイル部のトルクキャンセルコイル
15c’が導体幅一定となっている点は、第5実施例
(図15)の場合と全く同様である。
【0049】(第7実施例)次に、第7実施例について
説明する。図17は、完全シールド型非対称/トルクキ
ャンセルGコイルの軽量化(第5実施例とは異なる)及
び冷媒方式を示す図である。図17の(a)は、非対称
ASGC2aの主コイルとシールドコイル間の構造的空
白部分、及び完全シールド型トルクキャンセルコイル部
2bのトルクキャンセル主コイルとシールドコイル間の
構造的空白部分に空洞スペーサ31を挿入する方法を示
している。また、図17(b)は、空洞スペーサ31の
代わりにテフロンチューブ等の空洞パイプ32を巻き付
ける方法を示している。この空洞パイプ32に水などを
流すことによりGコイルの冷媒方式としての兼用も可能
である。
説明する。図17は、完全シールド型非対称/トルクキ
ャンセルGコイルの軽量化(第5実施例とは異なる)及
び冷媒方式を示す図である。図17の(a)は、非対称
ASGC2aの主コイルとシールドコイル間の構造的空
白部分、及び完全シールド型トルクキャンセルコイル部
2bのトルクキャンセル主コイルとシールドコイル間の
構造的空白部分に空洞スペーサ31を挿入する方法を示
している。また、図17(b)は、空洞スペーサ31の
代わりにテフロンチューブ等の空洞パイプ32を巻き付
ける方法を示している。この空洞パイプ32に水などを
流すことによりGコイルの冷媒方式としての兼用も可能
である。
【0050】(第8実施例)次に、第8実施例について
説明する。図18は、非シールド指紋型非対称/トルク
キャンセルGコイルの軽量化(第6実施例とは異なる)
及び冷媒方式を示す図である。図18の(a)は、非対
称ASGC2aの主コイルとシールドコイル間の構造的
空白部分に空洞スペーサ31を挿入する方法を示してい
る。また、図18の(b)は、空洞スペーサ31の代わ
りにテフロンチューブ等の空洞パイプ32を巻き付ける
方法を示しており、Gコイルの冷媒方式として兼用でき
る点は図17(b)と全く同様である。
説明する。図18は、非シールド指紋型非対称/トルク
キャンセルGコイルの軽量化(第6実施例とは異なる)
及び冷媒方式を示す図である。図18の(a)は、非対
称ASGC2aの主コイルとシールドコイル間の構造的
空白部分に空洞スペーサ31を挿入する方法を示してい
る。また、図18の(b)は、空洞スペーサ31の代わ
りにテフロンチューブ等の空洞パイプ32を巻き付ける
方法を示しており、Gコイルの冷媒方式として兼用でき
る点は図17(b)と全く同様である。
【0051】また、図18の(a)と(b)において、
非シールド型トルクキャンセルコイル部2cにも軽量化
のための空洞スペーサや空洞パイプを装着する方法も考
えられる。
非シールド型トルクキャンセルコイル部2cにも軽量化
のための空洞スペーサや空洞パイプを装着する方法も考
えられる。
【0052】(第9実施例)次に、第9実施例について
説明する。図19は、非対称ASGCが鏡面対称に2個
配置された被検体2名の頭部を同時撮影可能なGコイル
を示している。図19に示すように、2個の非対称AS
GC2aは、互いにトルクキャンセルの関係にある。ま
た、上記Gコイルの電流パターンは、図20に示すよう
に両者を挟んで対称の関係にある。
説明する。図19は、非対称ASGCが鏡面対称に2個
配置された被検体2名の頭部を同時撮影可能なGコイル
を示している。図19に示すように、2個の非対称AS
GC2aは、互いにトルクキャンセルの関係にある。ま
た、上記Gコイルの電流パターンは、図20に示すよう
に両者を挟んで対称の関係にある。
【0053】上記Gコイルは単独の非対称ASGCと比
べてインダクタンスは2倍となり勾配磁場性能が劣化す
るが、小型のため、全身用ASGCと比べると数倍以上
優れた勾配磁場性能(同一の勾配磁場電源使用時)が期
待できる。そして、脳ドックのように全被検者に対して
同一のパルスシーケンスを実施可能な場合は、スループ
ットは2倍となり病院の収益性が大幅にアップする。従
って、将来脳ドック専用MRIを実現する際の不可欠な
要素技術となる可能性を秘めている。また、同Gコイル
は通常二つの非対称ASGCを直列接続して駆動される
が、それぞれ単独に駆動されてもよい。
べてインダクタンスは2倍となり勾配磁場性能が劣化す
るが、小型のため、全身用ASGCと比べると数倍以上
優れた勾配磁場性能(同一の勾配磁場電源使用時)が期
待できる。そして、脳ドックのように全被検者に対して
同一のパルスシーケンスを実施可能な場合は、スループ
ットは2倍となり病院の収益性が大幅にアップする。従
って、将来脳ドック専用MRIを実現する際の不可欠な
要素技術となる可能性を秘めている。また、同Gコイル
は通常二つの非対称ASGCを直列接続して駆動される
が、それぞれ単独に駆動されてもよい。
【0054】図21は、上記鏡面対称ASGCを磁気共
鳴映像装置に組み込んだ場合の概念図を示している。す
なわち、超電導マグネット41の内側に、2名同時に撮
影可能な鏡面対称頭部Gコイル42が設けられる。ま
た、各被検体の頭部の頭頂部が向かい合うように、それ
ぞれ頭部用RFコイル43に収納される。同図中には、
2名の被検者の間のプライバシーを保つための目隠し用
しきり構造が示されている。
鳴映像装置に組み込んだ場合の概念図を示している。す
なわち、超電導マグネット41の内側に、2名同時に撮
影可能な鏡面対称頭部Gコイル42が設けられる。ま
た、各被検体の頭部の頭頂部が向かい合うように、それ
ぞれ頭部用RFコイル43に収納される。同図中には、
2名の被検者の間のプライバシーを保つための目隠し用
しきり構造が示されている。
【0055】図21の(a)は鏡面対称頭部Gコイル4
2内のみに目隠ししきり構造44を設置する場合を、図
21の(b)は超電導マグネット41の室温ボア内部ま
で目隠ししきり構造45を拡張した場合を、さらに図2
1(c)は超電導マグネット41外部まで目隠ししきり
構造46を拡張した場合をそれぞれ示している。特に、
図21の(c)については、目隠ししきり構造46を部
屋の壁と兼用させることにより、見かけ上完全に分離し
た2つのシステムと見なすことができる。
2内のみに目隠ししきり構造44を設置する場合を、図
21の(b)は超電導マグネット41の室温ボア内部ま
で目隠ししきり構造45を拡張した場合を、さらに図2
1(c)は超電導マグネット41外部まで目隠ししきり
構造46を拡張した場合をそれぞれ示している。特に、
図21の(c)については、目隠ししきり構造46を部
屋の壁と兼用させることにより、見かけ上完全に分離し
た2つのシステムと見なすことができる。
【0056】ところで、図22(a)は、従来の超電導
マグネット41の超電導線材51と撮影領域(静磁場均
一領域)52を示している。これに対し、図22の
(b)は、上記鏡面対称頭部Gコイル42を組み込んだ
磁気共鳴映像装置(スループット2倍の脳ドック専用M
RIなど)に求められる超電導マグネットの概念図を示
している。図22(b)から明らかなように、超電導マ
グネット41は、鏡面対称ASGCの有する2つの撮影
領域52に対応した2つの分離した静磁場均一領域を持
っていなければならない。そのためには、超電導線材5
1を図22のように配置する必要がある。ただし、同図
中の2つの超電導線材51は図22の(a)のそれとは
異なっており、それぞれの超電導線材51が形成する静
磁場がもう一方の静磁場均一領域に及ぼす影響(寄与
分)も考慮して設計する必要がある。
マグネット41の超電導線材51と撮影領域(静磁場均
一領域)52を示している。これに対し、図22の
(b)は、上記鏡面対称頭部Gコイル42を組み込んだ
磁気共鳴映像装置(スループット2倍の脳ドック専用M
RIなど)に求められる超電導マグネットの概念図を示
している。図22(b)から明らかなように、超電導マ
グネット41は、鏡面対称ASGCの有する2つの撮影
領域52に対応した2つの分離した静磁場均一領域を持
っていなければならない。そのためには、超電導線材5
1を図22のように配置する必要がある。ただし、同図
中の2つの超電導線材51は図22の(a)のそれとは
異なっており、それぞれの超電導線材51が形成する静
磁場がもう一方の静磁場均一領域に及ぼす影響(寄与
分)も考慮して設計する必要がある。
【0057】図23は、上記鏡面対称ASGCを組み込
んだ磁気共鳴映像装置(スループット2倍の脳ドック専
用MRIなど)のシステムブロック図の一例を示す。図
19から明らかなように、通常、鏡面対称頭部Gコイル
内の2つのGコイルは、直列接続され勾配磁場電源61
にて駆動される。このとき、シーケンスコントローラ6
0は、勾配磁場電源61に対してパルスシーケンスを出
力している。また、RF系(送受信系)とデータ収集/
処理系は2系統からなる。なお、上記の場合に、図24
のようにスプリッタ71を導入することで、RFアンプ
62cに限って1系統で済ますことができる。
んだ磁気共鳴映像装置(スループット2倍の脳ドック専
用MRIなど)のシステムブロック図の一例を示す。図
19から明らかなように、通常、鏡面対称頭部Gコイル
内の2つのGコイルは、直列接続され勾配磁場電源61
にて駆動される。このとき、シーケンスコントローラ6
0は、勾配磁場電源61に対してパルスシーケンスを出
力している。また、RF系(送受信系)とデータ収集/
処理系は2系統からなる。なお、上記の場合に、図24
のようにスプリッタ71を導入することで、RFアンプ
62cに限って1系統で済ますことができる。
【0058】以上説明したように第9実施例によれば、
被検者のプライバシーを守るとともに、撮像にかけるコ
ストや手間を大幅に削減することができる。さらに、向
かい合う被検体の撮像内容が同じであれば、より一層本
装置のスループットを向上させることができる。
被検者のプライバシーを守るとともに、撮像にかけるコ
ストや手間を大幅に削減することができる。さらに、向
かい合う被検体の撮像内容が同じであれば、より一層本
装置のスループットを向上させることができる。
【0059】なお、図25に示すような、図24のシス
テムの変形例も考えられる。図25から明らかなよう
に、上記ASGCを構成する互いに鏡面対称かつトルク
キャンセルの関係にある2つのGコイルが2系統の勾配
磁場電源61a,61bによって駆動される場合が示さ
れている。また、同図から明らかなように、シーケンス
コントローラ60は、2つの独立した勾配磁場電源61
a,61bに対して2系統のパスルシーケンスを出力で
きるように構成されている。
テムの変形例も考えられる。図25から明らかなよう
に、上記ASGCを構成する互いに鏡面対称かつトルク
キャンセルの関係にある2つのGコイルが2系統の勾配
磁場電源61a,61bによって駆動される場合が示さ
れている。また、同図から明らかなように、シーケンス
コントローラ60は、2つの独立した勾配磁場電源61
a,61bに対して2系統のパスルシーケンスを出力で
きるように構成されている。
【0060】この場合、一般的には異なる2種類のパル
スシーケンス実行中にトルクが発生する可能性かある。
しかし、上記ASGCを組み込んだ頭部専用の磁気共鳴
映像装置の場合には、上記Gコイルをマグネットボア内
面に据置固定できるため、振動等の影響は問題とならな
い。
スシーケンス実行中にトルクが発生する可能性かある。
しかし、上記ASGCを組み込んだ頭部専用の磁気共鳴
映像装置の場合には、上記Gコイルをマグネットボア内
面に据置固定できるため、振動等の影響は問題とならな
い。
【0061】ところで、図6や図9等の非シールド型ト
ルクキャンセルコイルを用いた場合、当該コイルのつく
る漏洩磁場がその周囲に存在することになる。従来の磁
気共鳴映像装置においては、図27に示すように、マグ
ネットの静磁場均一性を向上させるために、通常、特定
の磁場分布を生成する複数チャンネルの電流シム83を
勾配磁場コイルとマグネットの間に配置し、常に電流を
流している。上記の漏洩磁場82が存在するため、勾配
磁場コイルを駆動する際に、電流シム83とトルクキャ
ンセルコイル81とがカップリングしてしまい、電流シ
ム83の電流が変動し、静磁場均一性が保たれないとい
う問題が発生する。この問題を解決するのが、図26を
用いて以下に説明する第10実施例である。
ルクキャンセルコイルを用いた場合、当該コイルのつく
る漏洩磁場がその周囲に存在することになる。従来の磁
気共鳴映像装置においては、図27に示すように、マグ
ネットの静磁場均一性を向上させるために、通常、特定
の磁場分布を生成する複数チャンネルの電流シム83を
勾配磁場コイルとマグネットの間に配置し、常に電流を
流している。上記の漏洩磁場82が存在するため、勾配
磁場コイルを駆動する際に、電流シム83とトルクキャ
ンセルコイル81とがカップリングしてしまい、電流シ
ム83の電流が変動し、静磁場均一性が保たれないとい
う問題が発生する。この問題を解決するのが、図26を
用いて以下に説明する第10実施例である。
【0062】(第10実施例)次に、第10実施例につ
いて説明する。図26に示すように、磁気共鳴映像装置
において、被検体の頭部が主コイル13及びシールドコ
イルからなる非対称ASGCの内側に収納されている。
いて説明する。図26に示すように、磁気共鳴映像装置
において、被検体の頭部が主コイル13及びシールドコ
イルからなる非対称ASGCの内側に収納されている。
【0063】本発明では、非対称電流シム83’を当該
電流シム83’の漏洩磁場82が存在する側(すなわ
ち、頭頂側)における電流リターンを被検体挿入側(肩
側)に寄せることにより、電流シム83’とトルクキャ
ンセルコイル81間のカップリングを防止している。こ
の非対称電流シムの各成分における具体的な電流分布を
図28に示す。被検体の頭頂から肩へ向かう方向をZ軸
とする。
電流シム83’の漏洩磁場82が存在する側(すなわ
ち、頭頂側)における電流リターンを被検体挿入側(肩
側)に寄せることにより、電流シム83’とトルクキャ
ンセルコイル81間のカップリングを防止している。こ
の非対称電流シムの各成分における具体的な電流分布を
図28に示す。被検体の頭頂から肩へ向かう方向をZ軸
とする。
【0064】図28の(イ)は、非対称ZXシムを示
す。(ロ)及び(ハ)は、非対称Z2Xシムを示す。
(ニ)及び(ホ)は、非対称XYシムを示す。(ヘ)
は、非対称Z2 −X2 シムを示す。
す。(ロ)及び(ハ)は、非対称Z2Xシムを示す。
(ニ)及び(ホ)は、非対称XYシムを示す。(ヘ)
は、非対称Z2 −X2 シムを示す。
【0065】図29は、それぞれ従来の、軸方向に対称
な電流分布を有するシムコイルを示す。図29の(イ)
において、a)部の電流分布がZXに比例する磁場分布
のほとんどを発生させ、b)部及びb’)部の電流分布
は、電流をa)部に戻しているにすぎない。このうち、
頭頂側(図の−Z側)のb)をb’)の側へ移動させた
ものが本発明に係る図28の(イ)である。このような
構成とすることにより、勾配磁場コイルの頭頂側での漏
洩磁場とシムコイルとのカップリングを低減できるわけ
である。
な電流分布を有するシムコイルを示す。図29の(イ)
において、a)部の電流分布がZXに比例する磁場分布
のほとんどを発生させ、b)部及びb’)部の電流分布
は、電流をa)部に戻しているにすぎない。このうち、
頭頂側(図の−Z側)のb)をb’)の側へ移動させた
ものが本発明に係る図28の(イ)である。このような
構成とすることにより、勾配磁場コイルの頭頂側での漏
洩磁場とシムコイルとのカップリングを低減できるわけ
である。
【0066】この非対称電流シムは、非シールド型トル
クキャンセルコイルの他にも、特願平6−222270
号において提案されているような、「二重円筒の内側円
筒に形成され、電流リターン配線の少なくとも一部が切
断された指紋状電流分布を有する主コイルと、前記二重
円筒の外側円筒に形成された電流分布を有するシールド
コイルと、前記主コイルの電流リターン配線を除去した
部位の切断点と前記シールドコイルとの間を接続する接
続用コイルと、を有し、前記シールドコイルは、前記主
コイルと前記接続用コイルが前記外側円筒の外側に形成
する磁場を消去すべく設置されたことを特徴とする」勾
配磁場コイルを用いた装置においても有用である。
クキャンセルコイルの他にも、特願平6−222270
号において提案されているような、「二重円筒の内側円
筒に形成され、電流リターン配線の少なくとも一部が切
断された指紋状電流分布を有する主コイルと、前記二重
円筒の外側円筒に形成された電流分布を有するシールド
コイルと、前記主コイルの電流リターン配線を除去した
部位の切断点と前記シールドコイルとの間を接続する接
続用コイルと、を有し、前記シールドコイルは、前記主
コイルと前記接続用コイルが前記外側円筒の外側に形成
する磁場を消去すべく設置されたことを特徴とする」勾
配磁場コイルを用いた装置においても有用である。
【0067】このタイプのコイルでは、上記接続用コイ
ル付近での漏洩磁場シールド性能が十分でない可能性が
ある。接続用コイルは、非シールド型トルクキャンセル
コイルと同様に、被検体の頭頂側に存在するので、非対
称電流シムを用いることで上記勾配磁場コイルとのカッ
プリングを低減することができる。
ル付近での漏洩磁場シールド性能が十分でない可能性が
ある。接続用コイルは、非シールド型トルクキャンセル
コイルと同様に、被検体の頭頂側に存在するので、非対
称電流シムを用いることで上記勾配磁場コイルとのカッ
プリングを低減することができる。
【0068】さて、これまで述べてきた非対称/トルク
キャンセルASGCを用いたシステムの一つとして、頭
部専用のMRIというものが考えられる。この勾配磁場
コイルは、頭部に接近するように径をできる限り小さく
構成することができる。また、頭部のみを撮像対称とす
ることにより、静磁場が均一な領域は従来の半分程度あ
ればよい。この2つの理由により、マグネット自体の径
を短くすることが可能となる。以下に、この点を利用し
た第11実施例を説明する。
キャンセルASGCを用いたシステムの一つとして、頭
部専用のMRIというものが考えられる。この勾配磁場
コイルは、頭部に接近するように径をできる限り小さく
構成することができる。また、頭部のみを撮像対称とす
ることにより、静磁場が均一な領域は従来の半分程度あ
ればよい。この2つの理由により、マグネット自体の径
を短くすることが可能となる。以下に、この点を利用し
た第11実施例を説明する。
【0069】(第11実施例)次に、第11実施例につ
いて説明する。従来の全身用磁気共鳴映像装置では、図
31に示すように、マグネット91自体の軸長が長く、
しかも腹部や下肢等をマグネット91の中心まで挿入す
る必要があったため、寝台92が患者ボア93に接触す
ることを避けられなかった。このため、超高速撮像実施
時の勾配磁場コイルの振動が患者ボアを介して患者に伝
わり、画像劣化を引き起こしていた。図30に示す本発
明の寝台では、同図のように、マグネット91の軸長が
長いこと、及び、被検体の頭部のみを磁場中心に送り込
むだけでよいことになり、寝台が患者ボア93’に接す
ることがないようい構成できる。
いて説明する。従来の全身用磁気共鳴映像装置では、図
31に示すように、マグネット91自体の軸長が長く、
しかも腹部や下肢等をマグネット91の中心まで挿入す
る必要があったため、寝台92が患者ボア93に接触す
ることを避けられなかった。このため、超高速撮像実施
時の勾配磁場コイルの振動が患者ボアを介して患者に伝
わり、画像劣化を引き起こしていた。図30に示す本発
明の寝台では、同図のように、マグネット91の軸長が
長いこと、及び、被検体の頭部のみを磁場中心に送り込
むだけでよいことになり、寝台が患者ボア93’に接す
ることがないようい構成できる。
【0070】このようにすることで、勾配磁場コイル駆
動時の振動が被検体に直接伝わることを回避でき、画質
劣化が生じなくなり、被検体に不快感や恐怖感を抱かせ
ることがない。
動時の振動が被検体に直接伝わることを回避でき、画質
劣化が生じなくなり、被検体に不快感や恐怖感を抱かせ
ることがない。
【0071】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、従
来の非対称型Gコイル並の大きな頭部撮像視野と従来の
ASGC並の渦電流磁場抑制効果を有し、かつトルクが
キャンセルされた勾配磁場コイル、すなわちアクティブ
シールド型非対称/トルクキャンセル勾配磁場コイルを
実現できる。
来の非対称型Gコイル並の大きな頭部撮像視野と従来の
ASGC並の渦電流磁場抑制効果を有し、かつトルクが
キャンセルされた勾配磁場コイル、すなわちアクティブ
シールド型非対称/トルクキャンセル勾配磁場コイルを
実現できる。
【0072】上記Gコイルにより、同一勾配磁場性能を
持つ全身用Gコイルと比べて、騒音が10分の1以下、
dB/dtが数分の1以下、さらに発熱が10分の1以
下(リアルタイム性アップ)となることが予想される。
このように、大幅に向上した勾配磁場コイル性能をベー
スとして、高精細MRA、脳機能イメージング、及びDi
ffusion & Perfusionイメージング等の次世代撮像法
が、頭部ルーチン臨床検査へ広く応用されていく可能性
が高まる。また、サイレントな従来の頭部撮像法や、ア
クセラレータが搭載された全身用Gコイルシステムでも
実現不可能な全く新しい頭部パルスシーケンス等の実現
も期待できる。
持つ全身用Gコイルと比べて、騒音が10分の1以下、
dB/dtが数分の1以下、さらに発熱が10分の1以
下(リアルタイム性アップ)となることが予想される。
このように、大幅に向上した勾配磁場コイル性能をベー
スとして、高精細MRA、脳機能イメージング、及びDi
ffusion & Perfusionイメージング等の次世代撮像法
が、頭部ルーチン臨床検査へ広く応用されていく可能性
が高まる。また、サイレントな従来の頭部撮像法や、ア
クセラレータが搭載された全身用Gコイルシステムでも
実現不可能な全く新しい頭部パルスシーケンス等の実現
も期待できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る磁気共鳴映像装置の
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施例における完全シールド型非
対称/トルクキャンセルGコイルの概念図。
対称/トルクキャンセルGコイルの概念図。
【図3】同実施例における完全シールド型非対称/トル
クキャンセルGコイルの電流パターン説明図。
クキャンセルGコイルの電流パターン説明図。
【図4】同実施例における完全シールド型非対称/トル
クキャンセルGコイルの電流分布とローレンツ力の説明
図。
クキャンセルGコイルの電流分布とローレンツ力の説明
図。
【図5】同実施例における完全シールド型非対称/トル
クキャンセルGコイルのローレンツ力の説明図。
クキャンセルGコイルのローレンツ力の説明図。
【図6】本発明の第2実施例における非シールド型トル
クキャンセルコイル(指紋パターン)を具備したアクテ
ィブシールド型非対称/トルクキャンセルGコイルの概
念図。
クキャンセルコイル(指紋パターン)を具備したアクテ
ィブシールド型非対称/トルクキャンセルGコイルの概
念図。
【図7】同実施例における非シールド型トルクキャンセ
ルコイル(指紋パターン)を具備したアクティブシール
ド型非対称/トルクキャンセルGコイルの電流パターン
説明図。
ルコイル(指紋パターン)を具備したアクティブシール
ド型非対称/トルクキャンセルGコイルの電流パターン
説明図。
【図8】同実施例における非シールド型トルクキャンセ
ルコイル(指紋パターン)を具備したアクティブシール
ド型非対称/トルクキャンセルGコイルの電流分布とロ
ーレンツ力の説明図。
ルコイル(指紋パターン)を具備したアクティブシール
ド型非対称/トルクキャンセルGコイルの電流分布とロ
ーレンツ力の説明図。
【図9】本発明の第3実施例における非シールド型トル
クキャンセルコイル(くら型)を具備したアクティブシ
ールド型非対称/トルクキャンセルGコイルの概念図。
クキャンセルコイル(くら型)を具備したアクティブシ
ールド型非対称/トルクキャンセルGコイルの概念図。
【図10】同実施例における非シールド型トルクキャン
セルコイル(くら型)を具備したアクティブシールド型
非対称/トルクキャンセルGコイルの電流パターン説明
図。
セルコイル(くら型)を具備したアクティブシールド型
非対称/トルクキャンセルGコイルの電流パターン説明
図。
【図11】同実施例における非シールド型トルクキャン
セルコイル(くら型)を具備したアクティブシールド型
非対称/トルクキャンセルGコイルの電流分布とローレ
ンツ力の説明図。
セルコイル(くら型)を具備したアクティブシールド型
非対称/トルクキャンセルGコイルの電流分布とローレ
ンツ力の説明図。
【図12】本発明の第4実施例におけるトルクキャンセ
ル主コイル(くら型)及びトルクキャンセルシールドコ
イル(指紋パターン)を具備した完全シールド型非対称
/トルクキャンセルGコイルの概念図。
ル主コイル(くら型)及びトルクキャンセルシールドコ
イル(指紋パターン)を具備した完全シールド型非対称
/トルクキャンセルGコイルの概念図。
【図13】同一実施例におけるトルクキャンセル主コイ
ル(くら型)及びトルクキャンセルシールドコイル(指
紋パターン)を具備した完全シールド型非対称/トルク
キャンセルGコイルの電流パターン説明図。
ル(くら型)及びトルクキャンセルシールドコイル(指
紋パターン)を具備した完全シールド型非対称/トルク
キャンセルGコイルの電流パターン説明図。
【図14】同一実施例におけるトルクキャンセル主コイ
ル(くら型)及びトルクキャンセルシールドコイル(指
紋パターン)を具備した完全シールド型非対称/トルク
キャンセルGコイルの電流分布とローレンツ力の説明
図。
ル(くら型)及びトルクキャンセルシールドコイル(指
紋パターン)を具備した完全シールド型非対称/トルク
キャンセルGコイルの電流分布とローレンツ力の説明
図。
【図15】第5実施例における完全シールド型非対称/
トルクキャンセルGコイルの軽量化を示す図。
トルクキャンセルGコイルの軽量化を示す図。
【図16】第6実施例における非シールド型トルクキャ
ンセルコイル(指紋パターン)を具備したアクティブシ
ールド型非対称/トルクキャンセルGコイルの軽量化を
示す図。
ンセルコイル(指紋パターン)を具備したアクティブシ
ールド型非対称/トルクキャンセルGコイルの軽量化を
示す図。
【図17】第7実施例における完全シールド型非対称/
トルクキャンセルGコイルの軽量化及び冷媒方式を示す
図。
トルクキャンセルGコイルの軽量化及び冷媒方式を示す
図。
【図18】第8実施例における非シールド型トルクキャ
ンセルコイル(指紋パターン)を具備したアクティブシ
ールド型非対称/トルクキャンセルGコイルの軽量化及
び冷媒方式を示す図。
ンセルコイル(指紋パターン)を具備したアクティブシ
ールド型非対称/トルクキャンセルGコイルの軽量化及
び冷媒方式を示す図。
【図19】第9実施例における完全シールド型非対称/
トルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同
時撮影用)の概念図。
トルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同
時撮影用)の概念図。
【図20】同実施例における完全シールド型非対称/ト
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)の電流パターン説明図。
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)の電流パターン説明図。
【図21】同実施例における完全シールド型非対称/ト
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)を具備した磁気共鳴映像装置の目隠ししきり構
造の概念図。
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)を具備した磁気共鳴映像装置の目隠ししきり構
造の概念図。
【図22】同実施例における完全シールド型非対称/ト
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)の二つの同一撮影領域に対応した二つの静磁場
均一領域を有する超電導マグネットの概念図。
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)の二つの同一撮影領域に対応した二つの静磁場
均一領域を有する超電導マグネットの概念図。
【図23】同実施例における完全シールド型非対称/ト
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)を具備した磁気共鳴映像装置を示すブロック
図。
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)を具備した磁気共鳴映像装置を示すブロック
図。
【図24】同実施例における完全シールド型非対称/ト
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)を具備した別の磁気共鳴映像装置を示すブロッ
ク図。
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)を具備した別の磁気共鳴映像装置を示すブロッ
ク図。
【図25】同実施例における完全シールド型非対称/ト
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)を具備した更なる別の磁気共鳴映像装置を示す
ブロック図。
ルクキャンセルGコイル(鏡面配置の2被検体頭部同時
撮影用)を具備した更なる別の磁気共鳴映像装置を示す
ブロック図。
【図26】本発明の第10実施例に係る、非対称電流シ
ムとトルクキャンセルコイル間のカップリングを防止す
る磁気共鳴映像装置の構成を示す図。
ムとトルクキャンセルコイル間のカップリングを防止す
る磁気共鳴映像装置の構成を示す図。
【図27】従来における電流シムとトルクキャンセルコ
イル間にカップリングが発生する磁気共鳴映像装置の構
成を示す図。
イル間にカップリングが発生する磁気共鳴映像装置の構
成を示す図。
【図28】第10実施例における非対称電流シムの構成
を示す図。
を示す図。
【図29】従来の電流シムの構成を示す図。
【図30】本発明の第11実施例に係る、寝台が患者ボ
アに接触しない磁気共鳴映像装置の構成を示す図。
アに接触しない磁気共鳴映像装置の構成を示す図。
【図31】従来における寝台が患者ボアに接触する磁気
共鳴映像装置の構成を示す図。
共鳴映像装置の構成を示す図。
【図32】従来の小型Gコイルの方式を比較するための
図。
図。
【図33】従来のレーマーにより提案された横方向勾配
磁場コイルの構成を示す図。
磁場コイルの構成を示す図。
【図34】従来のAbduljalilらにより提案した非対称/
トルクキャンセルGコイルの構成を示す図。
トルクキャンセルGコイルの構成を示す図。
2a…非対称ASGC、2b,2e…完全シールド型ト
ルクキャンセルコイル部、2c…非シールド指紋型トル
クキャンセルコイル部、2d…非シールドくら型トルク
キャンセルコイル部、2e… 11…静磁場磁石、12
…励磁用電源、13,13’…主コイル、14,14’
…シールドコイル、15,81…トルクキャンセルコイ
ル、15a,15a’…トルクキャンセル主コイル、1
5b,15b’…トルクキャンセルシールドコイル、1
5c,15c’…指紋型トルクキャンセルコイル、15
d…くら型トルクキャンセルコイル、15e…くら型ト
ルクキャンセル主コイル、15f…指紋型トルクキャン
セルシールドコイル、16…勾配コイル用電源、17…
被検体、18…シムコイル、19…シムコイル用電源、
20…送信部、21…プローブ、22…高周波シール
ド、23…受信部、24…データ収集部、25…データ
処理部、26…システムコントローラ、27…コンソー
ル、28…画像ディスプレイ、31…空洞スペーサ、3
2…空洞パイプ、41…超電導マグネット、42…鏡面
対称頭部Gコイル、43…頭部用RFコイル、44,4
5,46…目隠ししきり構造、51…超電導線材、52
…撮影領域、60…シーケンスコントローラ、61,6
1a,61b…勾配磁場電源、62a,62b,62c
…RFアンプ、63a,63b…T&Rスイッチ、64
a,64b…受信系、65a,65b…データ収集系、
66a,66b…データ処理系、67…表示系、71…
スプリッタ、82…漏洩磁場、83,83’…電流シ
ム、91…マグネット、92…寝台、93,93’…患
者ボア。
ルクキャンセルコイル部、2c…非シールド指紋型トル
クキャンセルコイル部、2d…非シールドくら型トルク
キャンセルコイル部、2e… 11…静磁場磁石、12
…励磁用電源、13,13’…主コイル、14,14’
…シールドコイル、15,81…トルクキャンセルコイ
ル、15a,15a’…トルクキャンセル主コイル、1
5b,15b’…トルクキャンセルシールドコイル、1
5c,15c’…指紋型トルクキャンセルコイル、15
d…くら型トルクキャンセルコイル、15e…くら型ト
ルクキャンセル主コイル、15f…指紋型トルクキャン
セルシールドコイル、16…勾配コイル用電源、17…
被検体、18…シムコイル、19…シムコイル用電源、
20…送信部、21…プローブ、22…高周波シール
ド、23…受信部、24…データ収集部、25…データ
処理部、26…システムコントローラ、27…コンソー
ル、28…画像ディスプレイ、31…空洞スペーサ、3
2…空洞パイプ、41…超電導マグネット、42…鏡面
対称頭部Gコイル、43…頭部用RFコイル、44,4
5,46…目隠ししきり構造、51…超電導線材、52
…撮影領域、60…シーケンスコントローラ、61,6
1a,61b…勾配磁場電源、62a,62b,62c
…RFアンプ、63a,63b…T&Rスイッチ、64
a,64b…受信系、65a,65b…データ収集系、
66a,66b…データ処理系、67…表示系、71…
スプリッタ、82…漏洩磁場、83,83’…電流シ
ム、91…マグネット、92…寝台、93,93’…患
者ボア。
Claims (13)
- 【請求項1】 電流リターン部が全て片側に集中した非
対称電流分布を有する主コイルと、 前記主コイルの電流分布が生成する漏洩磁場を外部にお
いて打ち消すための電流分布を有するシールドコイル
と、 前記主コイル及び前記シールドコイルに隣接して配置さ
れ、静磁場中において前記主コイル及び前記シールドコ
イルに作用するトルクをキャンセルする電流分布を有す
るトルクキャンセルコイルとにより構成される勾配磁場
コイルを具備したことを特徴とする磁気共鳴映像装置。 - 【請求項2】 前記トルクキャンセルコイルは、トルク
キャンセル主コイルとトルクキャンセルシールドコイル
とにより構成されていることを特徴とする請求項1記載
の磁気共鳴映像装置。 - 【請求項3】 前記トルクキャンセルコイルは、非シー
ルド型コイルにより構成されていることを特徴とする請
求項1記載の磁気共鳴映像装置。 - 【請求項4】 前記トルクキャンセルコイルは、くら型
電流分布を有する非シールド型コイルにより構成されて
いることを特徴とする請求項3記載の磁気共鳴映像装
置。 - 【請求項5】 前記トルクキャンセル主コイルは、くら
型電流分布を有しており、前記トルクキャンセルシール
ドコイルは、指紋型電流分布を有していることを特徴と
する請求項2記載の磁気共鳴映像装置。 - 【請求項6】 前記主コイルと前記シールドコイルで構
成される非対称アクティブシールド勾配磁場コイルの導
体部分が埋め尽くしパターン、トルクキャンセルコイル
の導体部分が導体幅一定となっていることを特徴とする
請求項1乃至3のいずれかに記載の磁気共鳴映像装置。 - 【請求項7】 前記トルクキャンセルコイルの構造的空
白部分に、空洞を有する構造物が備えられていることを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の磁気共鳴
映像装置。 - 【請求項8】 前記トルクキャンセルコイルの構造的空
白部分に、発生する熱を冷却する冷媒手段が備えられて
いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
の磁気共鳴映像装置。 - 【請求項9】 電流リターン部が全て片側に集中した非
対称電流分布を有する主コイルと、前記主コイルの電流
分布が生成する漏洩磁場を外部において打ち消すための
電流分布を有するシールドコイルとにより構成される第
1の勾配磁場コイルと、 前記第1の勾配磁場コイルを同一の構造を有し、当該第
1の勾配磁場コイルと鏡面対称となるように配置された
第2の勾配磁場コイルと、 前記第1の勾配磁場コイル及び第2の勾配磁場コイルに
対し、直列に駆動用電力を供給する勾配磁場電源とを具
備したことを特徴とする磁気共鳴映像装置。 - 【請求項10】 前記第1の勾配磁場コイル及び第2の
勾配磁場コイルの各々に接続される2系統の撮像用回線
をさらに具備したことを特徴とする請求項9記載の磁気
共鳴映像装置。 - 【請求項11】 RF信号を発生するRF電源と、 前記RF電源から発生されるRF信号を分割して前記第
1の勾配磁場コイル内のRFコイル及び第2の勾配磁場
コイル内のRFコイルに供給するスプリッタとをさらに
具備したことを特徴とする請求項9記載の磁気共鳴映像
装置。 - 【請求項12】 電流リターン部が全て片側に集中した
非対称電流分布を有する主コイルと、前記主コイルの電
流分布が生成する漏洩磁場を外部において打ち消すため
の電流分布を有するシールドコイルとにより構成される
第1の勾配磁場コイルと、 前記第1の勾配磁場コイルを同一の構造を有し、当該第
1の勾配磁場コイルと鏡面対称となるように配置された
第2の勾配磁場コイルと、 前記第1の勾配磁場コイルと第2の勾配磁場コイルの周
囲を覆う超電導磁石と、 前記第1の勾配磁場コイルと第2の勾配磁場コイルのそ
れぞれの撮像領域に対応して2つの均一静磁場空間が形
成されるように、前記超電導磁石に配置される超電導線
材とを具備したことを特徴とする磁気共鳴映像装置。 - 【請求項13】 静磁場均一性を向上させるための電流
シムコイルを有する磁気共鳴映像装置において、 前記電流シムコイルは、当該電流シムコイルの電流ルー
プが軸方向に対して非対称に配置されたことを特徴とす
る磁気共鳴映像装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7057630A JPH08252235A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 磁気共鳴映像装置 |
DE19610266A DE19610266B4 (de) | 1995-03-16 | 1996-03-15 | Gradientenspule zur Bilderzeugung und Bilderzeugungsvorrichtung mit kernmagnetischer Resonanz |
US08/616,805 US5793209A (en) | 1995-03-16 | 1996-03-15 | Nuclear magnetic resonance imaging apparatus using asymmetric torque-free active shield gradient coils |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7057630A JPH08252235A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 磁気共鳴映像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08252235A true JPH08252235A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13061220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7057630A Pending JPH08252235A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 磁気共鳴映像装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5793209A (ja) |
JP (1) | JPH08252235A (ja) |
DE (1) | DE19610266B4 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001212107A (ja) * | 2000-02-07 | 2001-08-07 | Toshiba Corp | Mri装置 |
JP2008000604A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | General Electric Co <Ge> | Mr超伝導マグネットコイルを局所的に遮蔽するための方法及び装置 |
JP2013013724A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | General Electric Co <Ge> | 傾斜コイルにおいて半径方向力を均衡させるためのシステム及び装置 |
JP2016131751A (ja) * | 2015-01-20 | 2016-07-25 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 傾斜磁場コイル及び磁気共鳴イメージング装置 |
JP2020036764A (ja) * | 2018-09-04 | 2020-03-12 | 株式会社日立製作所 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3702106B2 (ja) * | 1998-09-29 | 2005-10-05 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP3209982B2 (ja) * | 1999-06-18 | 2001-09-17 | ジーイー横河メディカルシステム株式会社 | Mri装置用勾配コイル、mri装置用勾配コイルの製造方法およびmri装置 |
AUPQ978700A0 (en) * | 2000-08-30 | 2000-09-21 | Nmr Holdings No. 2 Pty Limited | Asymmetric zonal shim coils for magnetic resonance |
US6664879B2 (en) * | 2001-12-04 | 2003-12-16 | Nmr Holdings No. 2 Pty Limited | Asymmetric tesseral shim coils for magnetic resonance |
US6982552B2 (en) * | 2003-05-27 | 2006-01-03 | General Electric Company | Methods and systems for fabricating magnetic resonance gradient coils |
US7015692B2 (en) * | 2003-08-07 | 2006-03-21 | Ge Electric Company | Apparatus for active cooling of an MRI patient bore in cylindrical MRI systems |
US7382133B1 (en) * | 2005-04-29 | 2008-06-03 | Fonar Corporation | Self-shielded gradients and method of designing and producing self-shielded gradients |
DE102005033955A1 (de) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Siemens Ag | Magnetresonanzeinrichtung umfassend eine zylindrische Gradientenspule |
US7511502B2 (en) * | 2007-01-05 | 2009-03-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic resonance imaging apparatus |
US9513353B2 (en) * | 2008-05-08 | 2016-12-06 | The University Of Queensland | Arrangement of coils for MRI apparatus |
US7902826B2 (en) * | 2008-12-12 | 2011-03-08 | General Electric Company | Transverse gradient coil for MRI systems and method for manufacturing the same |
JP6190809B2 (ja) | 2011-09-27 | 2017-08-30 | ザ マックリーン ホスピタル コーポレイション | 球状表面の構成部分の2つの層を有する磁気コイル |
DE102012203343B8 (de) * | 2012-03-02 | 2013-10-24 | Bruker Biospin Ag | Gradientenspulensystem mit Korrekturwicklungen und Verfahren zu deren Herstellung |
EP3736591A1 (de) * | 2019-05-09 | 2020-11-11 | Siemens Healthcare GmbH | Grundfeldmagnetanordnung für ein magnetresonanztomographie-system |
EP3736590B8 (de) * | 2019-05-09 | 2024-02-21 | Siemens Healthineers AG | Magnetresonanztomographiesystem zur simultanen messung mehrerer patienten |
EP3828574A1 (en) | 2019-11-27 | 2021-06-02 | Siemens Healthcare GmbH | Gradient system for a magnetic resonance imaging system with at least two examination areas |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8401550D0 (en) * | 1984-01-20 | 1984-02-22 | Picker Int Ltd | Nuclear magnetic resonance apparatus |
US4668915A (en) * | 1985-03-15 | 1987-05-26 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Non-uniform field magnetic resonance dual patient imaging system |
DE3677344D1 (de) * | 1985-06-04 | 1991-03-07 | Mitsubishi Electric Corp | Spule fuer diagnostikgeraet zur bilderzeugung mittels magnetischer kernresonanz. |
US4737716A (en) * | 1986-02-06 | 1988-04-12 | General Electric Company | Self-shielded gradient coils for nuclear magnetic resonance imaging |
DE4141514C2 (de) * | 1991-02-07 | 1997-04-10 | Siemens Ag | Gradientenspulensystem für ein Kernspin-Tomographiegerät |
US5177442A (en) * | 1991-07-01 | 1993-01-05 | General Electric Company | Transverse gradient coils for imaging the head |
DE4142263C2 (de) * | 1991-12-20 | 1994-03-24 | Bruker Analytische Messtechnik | Gradientenspulensystem |
US5545996A (en) * | 1994-03-15 | 1996-08-13 | Picker International, Inc. | Gradient coil with cancelled net thrust force |
US5581185A (en) * | 1994-03-15 | 1996-12-03 | Picker International, Inc. | Torque-balanced gradient coils for magnetic resonance imaging |
US5561371A (en) * | 1995-09-27 | 1996-10-01 | General Electric Company | Transverse gradient coil |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP7057630A patent/JPH08252235A/ja active Pending
-
1996
- 1996-03-15 US US08/616,805 patent/US5793209A/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-15 DE DE19610266A patent/DE19610266B4/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001212107A (ja) * | 2000-02-07 | 2001-08-07 | Toshiba Corp | Mri装置 |
JP4551522B2 (ja) * | 2000-02-07 | 2010-09-29 | 株式会社東芝 | Mri装置 |
JP2008000604A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | General Electric Co <Ge> | Mr超伝導マグネットコイルを局所的に遮蔽するための方法及び装置 |
JP2013013724A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | General Electric Co <Ge> | 傾斜コイルにおいて半径方向力を均衡させるためのシステム及び装置 |
JP2016131751A (ja) * | 2015-01-20 | 2016-07-25 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 傾斜磁場コイル及び磁気共鳴イメージング装置 |
JP2020036764A (ja) * | 2018-09-04 | 2020-03-12 | 株式会社日立製作所 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5793209A (en) | 1998-08-11 |
DE19610266A1 (de) | 1996-09-19 |
DE19610266B4 (de) | 2005-11-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08252235A (ja) | 磁気共鳴映像装置 | |
US6150820A (en) | Nuclear magnetic resonance apparatus and methods of use and facilities for incorporating the same | |
JP2980660B2 (ja) | 核スピントモグラフィ装置用テセラルグラジエントコイル | |
US5132618A (en) | Magnetic resonance imaging system including active shield gradient coils for magnetically canceling leakage gradient field | |
US20100060282A1 (en) | Three-dimensional asymmetric transverse gradient coils | |
JP4421079B2 (ja) | Mri用傾斜磁場コイル | |
JPH0884716A (ja) | 勾配磁場コイル | |
US5939882A (en) | Gradient coil arrangement for a nuclear magnetic resonance tomography apparatus | |
JP3702022B2 (ja) | 勾配磁場コイル | |
US11768263B2 (en) | Magnet system for a magnetic resonance imaging system | |
CN103123388B (zh) | 用于磁共振装置的局部线圈的与梯度无关的匀场线圈 | |
JP2005515051A (ja) | Mr装置用のコイルシステム及び上記コイルシステムを具備するmr装置 | |
JP3970972B2 (ja) | 診断用磁気共鳴装置のための磁石装置 | |
JPH0824240A (ja) | 磁気共鳴撮像装置 | |
US9753107B2 (en) | Magnetic resonance imaging (MRI) apparatus and manufacturing method thereof | |
JPH01227407A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置用磁石 | |
US20100007347A1 (en) | Split gradient coil for mri | |
JP3702047B2 (ja) | 勾配磁場コイル | |
US7271590B2 (en) | MRI magnet apparatus for vertically and circularly suppressing the magnetic fringe field | |
JP2002017705A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JP2002531196A (ja) | 磁気共鳴撮像システム | |
KR102290714B1 (ko) | Mri 시스템을 위한 전자파 간섭 차폐 코일 | |
US20100308831A1 (en) | Optimized flat/saddle coil cooling system | |
JP3372098B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置用静磁場発生装置 | |
US20240077555A1 (en) | Superconducting magnet and mri apparatus |